JP2001354027A - 車両用空調装置 - Google Patents

車両用空調装置

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JP2001354027A
JP2001354027A JP2000173319A JP2000173319A JP2001354027A JP 2001354027 A JP2001354027 A JP 2001354027A JP 2000173319 A JP2000173319 A JP 2000173319A JP 2000173319 A JP2000173319 A JP 2000173319A JP 2001354027 A JP2001354027 A JP 2001354027A
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JP
Japan
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evaporator
expansion valve
air conditioner
refrigerant
air
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JP2000173319A
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Hideki Nagano
秀樹 長野
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Valeo Thermal Systems Japan Corp
Original Assignee
Zexel Valeo Climate Control Corp
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F25REFRIGERATION OR COOLING; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS; MANUFACTURE OR STORAGE OF ICE; LIQUEFACTION SOLIDIFICATION OF GASES
    • F25BREFRIGERATION MACHINES, PLANTS OR SYSTEMS; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS
    • F25B2309/00Gas cycle refrigeration machines
    • F25B2309/06Compression machines, plants or systems characterised by the refrigerant being carbon dioxide
    • F25B2309/061Compression machines, plants or systems characterised by the refrigerant being carbon dioxide with cycle highest pressure above the supercritical pressure
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F25REFRIGERATION OR COOLING; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS; MANUFACTURE OR STORAGE OF ICE; LIQUEFACTION SOLIDIFICATION OF GASES
    • F25BREFRIGERATION MACHINES, PLANTS OR SYSTEMS; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS
    • F25B9/00Compression machines, plants or systems, in which the refrigerant is air or other gas of low boiling point
    • F25B9/002Compression machines, plants or systems, in which the refrigerant is air or other gas of low boiling point characterised by the refrigerant
    • F25B9/008Compression machines, plants or systems, in which the refrigerant is air or other gas of low boiling point characterised by the refrigerant the refrigerant being carbon dioxide

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Abstract

(57)【要約】 【課題】冷媒が車室内に流出することを防止し、また性
能の向上を図る。 【解決手段】冷媒としてフロン以外の物質が用いられる
冷凍サイクルの一部を構成する膨張弁4及び蒸発器5を
備えると共に、温度調節された空気を車室内に導くため
の送風路24を備える車両用空調装置であって、前記蒸
発器5を前記送風路24内に配置すると共に、前記膨張
弁4を前記送風路24外に配置する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、自動車等に用い
られる空調装置に関し、特に冷媒としてフロンを使用し
ないノンフロン・タイプの冷凍サイクルを利用したもの
に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、フロンの環境への悪影響から、冷
媒としてフロン以外の物質を用いた冷凍サイクルを利用
したノンフロン・タイプの空調装置の研究が盛んであ
り、その代表的なものとして二酸化炭素を冷媒とするも
のがある。この二酸化炭素を冷媒とする冷凍サイクル
は、例えば圧縮機、放熱器(ガスクーラ)、膨張弁、蒸
発器が配管接続されて構成される超臨界蒸気圧縮サイク
ルである。
【0003】従来の空調ユニットは、例えば図9に示す
ように、ブロワユニット21と、クーリングユニット2
2と、ヒーティングユニット23とが連結されて送風路
24が形成されており、ブロワユニット21内のファン
27の回転により発生した空気流は、クーリングユニッ
ト22内の蒸発器5により冷却された後、ヒーティング
ユニット23内の加熱器33により適温に調節され、ベ
ント吹き出し口、デフ吹き出し口、フット吹出し口等か
ら車室内に吹き出されるようになされている。
【0004】また、従来の空調ユニットにおいては、膨
張弁4が送風路24内に配置されると共に蒸発器5の通
風方向上流側に配置されている。そして、図10に示す
ように、送風路24内に、冷凍サイクルの上流側の機関
(放熱器、内部熱交換器等)と連通する配管64と膨張
弁4との接続部67、膨張弁4と蒸発器5の冷媒流入側
のヘッダタンク30aと連通する配管65との接続部6
8、蒸発器5の冷媒流出側のヘッダタンク30bと連通
する配管66と膨張弁4との接続部69が入り込んでお
り、これらの接続部67,68,69は、締付けやカシ
メ等により行なわれている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】冷媒をフロンから他の
物質に変更するのに伴い、ユニット構造等の変更も必要
となってくる。例えば、上記のように冷媒として二酸化
炭素を用いた場合、冷房作動時に発生する冷媒圧力がフ
ロンを用いた場合に比べて4倍以上にもなることから、
配管の接続部分等からの冷媒の漏洩に対する配慮が必要
となってくる。ここで、上記図9及び図10に示すよう
な従来の空調ユニットにおいては、送風路24内に、冷
媒の漏洩が発生しやすい膨張弁4や各配管の接続部6
7,68,69が入り込んでいるため、漏洩冷媒が車室
内に流出する可能性が高いという不具合がある。
【0006】また、膨張弁4や配管64,65,66等
が蒸発器の通風方向上流側、即ち蒸発器のコア部に流入
する空気を塞ぐかたちで配置されていることから、コア
部前面の空気の乱流化を招き、送風音の増加や風量の低
下等の性能低下を引き起こすという不具合もある。
【0007】そこで、この発明は、冷媒が車室内に流出
することを防止することができ、また性能の向上が図ら
れた車両用空調装置を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、この発明は、冷媒としてフロン以外の物質が循環さ
れる冷凍サイクルの一部を構成する膨張弁及び蒸発器を
備え、温度調節された空気を車室内に導くための送風路
を備える車両用空調装置であって、前記蒸発器を前記送
風路内に配置すると共に、前記膨張弁を前記送風路外に
配置するものである(請求項1)。
【0009】これによれば、冷媒の漏洩が生じる原因と
なり易い膨張弁が送風路外に配されるので、漏洩冷媒が
車室内に吹き出される可能性を低減させることができ
る。
【0010】また、前記膨張弁と前記蒸発器とを連通さ
せる配管は、前記送風路内において配管同士の接続部分
を持たないとよい(請求項2)。
【0011】配管同士の締付け、カシメ等の接続部分か
らは冷媒が漏洩しやすいことから、このような接続部分
を送風路内に置かないようにすることにより、漏洩冷媒
が車室内に吹き出される可能性をより低くすることがで
きる。尚、上記配管と蒸発器との接続はろう付けにより
行うのが効果的である。
【0012】また、前記送風路内において、前記膨張弁
と蒸発器とを連通させる配管を前記蒸発器の通風方向下
流側に配するとよく(請求項3)、また前記蒸発器の通
風方向上流側にフィルタを配してもよい(請求項4)。
【0013】上記のように、膨張弁と蒸発器とを連通さ
せる配管を蒸発器の通風方向下流側に配することによ
り、上流側に配した時よりも通過空気の乱流化が抑えら
れるので、騒音の低減、風量の増加を実現することがで
きる。また、配管を圧力の低い蒸発器の下流側において
送風路の外側に貫通させればよいので、この貫通部分の
気密性が向上する。更に、蒸発器の前面に障害物がなく
なることにより、蒸発器のコア部と同等の面積を有する
フィルタを設置することができ、集塵性能を向上させる
ことができる。
【0014】また、前記蒸発器は、前記冷媒が流れるチ
ューブ部材と、前記チューブ部材に連通するヘッダタン
クとを有して構成され、前記膨張弁と蒸発器とを連通さ
せる配管は、前記蒸発器のヘッダタンクと連通している
とよく(請求項5)、また前記チューブ部材は、蛇行状
に形成されているとよい(請求項6)。
【0015】これによれば、上記配管を蒸発器のヘッダ
タンクにろう付け等により接続させることができる。ま
た、蛇行状に形成されたチューブ部材を用いた蒸発器、
いわゆるサーペンタイン型の蒸発器が、この発明を実施
するのに好適である。
【0016】また、前記膨張弁と蒸発器とを連通させる
配管は、ブロック状に形成され内部に前記膨張弁と連通
する複数の通路が形成されたブロック状接続部材を介し
て、前記膨張弁に連通しているとよい(請求項7)。
【0017】膨張弁から吐出された冷媒は、膨張弁の開
度調整等のために、通常蒸発器内に流入した後に再び膨
張弁に流入されるため、冷媒が膨張弁から蒸発器へ向か
うための配管と、蒸発器から膨張弁へ向かうための配管
とが必要となる。また、蒸発器のチューブ部材が複数あ
れば、ヘッダタンクも複数となり、これに伴い上記配管
も複数となる。そこで、上記のように、それぞれの配管
の膨張弁と接続する側の部分を、ブロック状接続部に接
続することにより、膨張弁と配管との接続部分をすっき
りさせることができると共に、冷媒が漏洩しにくくな
る。
【0018】また、前記ブロック状接続部は、前記蒸発
器を収納するユニットケースの内外の仕切り部分に配置
されているとよい(請求項8)。
【0019】上記ユニットケースは、上記送風路の外郭
の少なくとも一部を形成するものであり、上記ブロック
状接続部は、ユニットケースの内外を連通するように、
例えばユニットケースに穿設された通孔にシール材等を
介して固定することができる。これにより、複数の配管
が個々にユニットケースを貫通する必要がなくなるの
で、組付け性が向上すると共に気密性が向上する。
【0020】また、前記ブロック状接続部の前記ユニッ
トケースの外部に位置する部分には、所定の条件下で開
放する冷媒放出弁が備えられているとよい(請求項
9)。
【0021】これによれば、所定の条件下で冷媒を大気
中に放出することができるので、より高い安全性を確保
することができる。尚、上記冷媒放出弁としては、冷媒
圧力が所定値以上となった時に開放する機械作動式の弁
であってもよいし、又は所定のセンサ類により冷媒の漏
洩等の異常を検知しこの異常が検知された場合に開放す
る電磁作動式の弁であってもよい。
【0022】また、前記膨張弁と蒸発器とを連通させる
配管のうち少なくとも1本の配管の径を10mm以下と
するとよい(請求項10)。
【0023】現行では、上記膨張弁と蒸発器とを連通さ
せる配管として径が13〜16mm程度のものを使用す
るのが普通であるが、この径の配管では、たわむことが
ほとんどできないので、変形を吸収することができな
い。そこで、径を10mm以下とすることにより、適度
にたわむことによりパイプの変形を吸収することができ
るので、パイプに亀裂等が生じにくくなり、冷媒の漏洩
を低減させることができる。
【0024】また、前記冷媒は、二酸化炭素であるとよ
い(請求項11)。
【0025】通常、二酸化炭素を冷媒とした場合、二酸
化炭素は超臨界状態となって循環されることから、運転
時の冷媒圧力がかなり高くなる。従って、この発明の一
形態として好適である。
【0026】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態を図
面に基づいて説明する。
【0027】図1に示すのは、この発明に係る車両用空
調装置に用いられる冷凍サイクル1である。この冷凍サ
イクル1は、冷媒として二酸化炭素を用いるものであ
り、圧縮機2、放熱器3、膨張弁4、蒸発器5、アキュ
ムレータ6、内部熱交換器7が配管接続されている。
【0028】上記構成により、冷媒は圧縮機2において
超臨界領域内に圧縮され、この圧縮された高温高圧の気
相冷媒は、放熱器3において外気との熱交換により冷却
される。前記放熱器3で冷却された気相冷媒は、内部熱
交換器7の高圧側の流路内に流入し、この内部熱交換器
7の低圧側の流路内を流通する低温の冷媒と熱交換する
ことにより更に冷却された後、膨張弁4において減圧さ
れて気液混合冷媒となる。前記膨張弁4により減圧され
た気液混合冷媒は、蒸発器5において後述する送風路2
4(図2参照)内の空気の熱を奪って蒸発する。蒸発器
5から流出した冷媒はアキュムレータ6において気液分
離され、気相冷媒だけが前記内部熱交換器7の低圧側の
流路に流入され、前記高圧側の流路内を流通する高温の
冷媒と熱交換した後、圧縮機2に吸引される。
【0029】図2において、この発明の車両用空調装置
の第1の実施の形態に係る空調ユニット20を示す。こ
の空調ユニット20は、所定の駆動原により回転するフ
ァン27が設置されたブロワユニット21と、蒸発器5
が設置されたクーリングユニット22と、加熱器33、
第1、第2及び第3のエアミックスドア32,35,3
6が設置され車室内に連通するベント吹出し口37、デ
フ吹出し口38、フット吹出し口39が形成されたヒー
ティングユニット23とにより構成されている。前記第
1のエアミックスドア32の位置により、蒸発器5によ
り冷却された空気の加熱器5への通過量を決定し、第2
及び第3のエアミックスドア35,36の位置により、
調温された空気をどの吹き出し口から車室内に吹き出さ
せるかを決定する。上記ブロワユニット21、クーリン
グユニット22、ヒーティングユニット23の連結によ
り、送風路24が形成されている。
【0030】また、図3に示すように、膨張弁4には、
前記内部熱交換器7(図1参照)と連通する配管54
と、膨張弁4から蒸発器5へ冷媒を流出させるための流
出用配管30aと、蒸発器5から膨張弁4へ冷媒を流入
させるための流入用配管30bとが接続されている。こ
の第1の実施の形態において使用される蒸発器5は、図
4(a),(b)に示すように、蛇行状に形成された中
空状のチューブ45と、このチューブ45の両端部にそ
れぞれ連結された中空状の第1及び第2のヘッダタンク
46a,46bと、前記チューブ45の対面する直線部
間にろう付け等により固定された熱交換効率を向上させ
るためのコルゲートフィン47とから構成されるもので
あり、いわゆるサーペンタイン型蒸発器(熱交換器)と
称されるものである。この実施の形態においては、冷媒
は、第1のヘッダタンク46aから流入しチューブ45
内を通り第2のヘッダタンク46bから流出する。
【0031】そして、図3に示すように、この第1の実
施の形態においては、前記蒸発器5は送風路24内に配
置されると共に、前記膨張弁4は送風路24外に配置さ
れており、前記流出及び流入用配管30a,30bは、
前記送風路24の外郭の一部をなすユニットケース28
に穿設された通孔29を介して送風路24内に貫通し、
蒸発器5の通風方向上流側に配され(図2参照)、それ
ぞれが蒸発器5のヘッダタンク46a,46bにろう付
けにより接続されている。また、前記通孔29と配管3
0a,30bとの間には、シール材49が配されてお
り、ユニットケース28内の気密性が保たれている。
【0032】上記第1の実施の形態によれば、膨張弁
4、及びこの膨張弁4と前記流出及び流入用配管30
a,30bとの接続部分が、送風路24外に配されてい
るので、膨張弁4の周囲から漏洩した冷媒が車室内に流
出することを防ぐことができる。また、この形態は、送
風路24内において、前記配管30a,30bに締付
け、カシメ等の接続部がないことも特徴とするものであ
り、これにより送風路24内で冷媒が漏洩する可能性が
更に低減されている。
【0033】以下に、この発明の他の実施の形態につい
て図を参照して説明するが、上記第1の実施の形態と同
一又は同様の作用効果を奏する個所には同一の符号を付
してその説明を省略する。
【0034】図5に示す第2の実施の形態に係る空調ユ
ニット20は、前記クーリングユニット22に穿設され
た通孔29から前記送風路24内に入る前記膨張弁4と
蒸発器5とを連通させる配管30a,30bが、前記蒸
発器5の通風方向下流側に配されているものである。ま
た、送風路24内において蒸発器5の通風方向上流側に
は、集塵機能を有するフィルタ50が設置されている。
【0035】上記第2の実施の形態によれば、前記配管
30a,30bが蒸発器5の通風方向上流側に配されて
いる場合よりも、通過空気の乱流化が低減されるので、
騒音の低減、また風量の増加による空調性能の向上が実
現される。また、前記通孔29を介しての配管30a,
30bの貫通が、圧力の低い蒸発器5の下流側において
行なわれるので、蒸発器5の上流側で行なわれる場合よ
りも送風路24内の気密性が向上する。更に、蒸発器5
の前面(通風方向上流側)にスペースが確保されるの
で、蒸発器5のコア部と同等の面積を有するフィルタ5
0を設置することができ、集塵性能を向上させることが
できる。
【0036】以下に、図6乃至図8において、第3の実
施の形態について説明する。図6(a),(b)に示す
第3の実施の形態に係る蒸発器5は、蛇行状に形成され
た中空状の第1及び第2のチューブ45a,45bと、
これらのチューブ45a,45bの端部と連通する第
1、第2及び第3のヘッダタンク46a,46b,46
cと、前記チューブ45a,45bの直線部間に配され
る前記コルゲートフィン47とから構成される。第1の
チューブ45aの一端には第1のヘッダタンク46aが
連結され、第2のチューブ45bの一端には第2のヘッ
ダタンク46bが連結され、第1のチューブ45aの他
端及び第2のチューブ45bの他端には第3のヘッダタ
ンク46cが連結している。この実施の形態において
は、冷媒は、第3のヘッダタンク46cから流入し両チ
ューブ45a,45b内を通り第1及び第2のヘッダタ
ンク45a,45bから流出する。
【0037】また、図7に示すように、膨張弁4と蒸発
器5とを連通させる配管として、膨張弁4から蒸発器5
へ冷媒を流出させるための流出用配管30cと、蒸発器
5から膨張弁へ冷媒を流入させる第1及び第2の流入用
配管30a,30bとがある。これらの配管30a,3
0b,30cの蒸発器5側の端部は、それぞれ前記ヘッ
ダタンク46a,46b,46cとろう付けにより連結
しており、膨張弁4側の端部は、後述するブロック状接
続部52に連結している。
【0038】前記ブロック状接続部52は、図8に示す
ように、ケーシング55内に、冷媒を膨張弁4から蒸発
器5へ導く流出路57、蒸発器5からの冷媒を膨張弁4
へ導く第1及び第2の流入路58,59が形成されたも
のであり、前記流出路57には前記流出用配管30c
が、前記第1の流入路58には前記第1の流入用配管3
0aが、そして前記第2の流入路59には前記第2の流
入用配管30bが接続されている。また、前記第1及び
第2の流入用配管30a,30bとしては、そのパイプ
径が8〜10mmのものを使用するとよい。
【0039】また、このブロック状接続部52は、ユニ
ットケース28に穿設された通孔29にシール材49を
介して固定されており、そのユニットケース28の外側
に位置する部分には、冷媒放出弁60が設置されてい
る。この冷媒放出弁60は、例えば前記流出路57内の
圧力が所定値以上となった時に開放する機械作動式の弁
でもよいし、又は所定のセンサ類(図示せず)により冷
媒の漏洩等の異常を検知しこの異常が検知された場合に
開放する電磁作動式の弁であってもよい。
【0040】上記第3の実施の形態によれば、前記流出
用配管30c、前記第1及び第2の流入用配管30a,
30bの膨張弁4側の端部が、ブロック状接続部52に
より一箇所にまとめられて接続されるので、すっきりし
た構造になると共に冷媒が漏洩しにくくなる。また、上
記配管30a,30b,30cが個々にユニットケース
28を貫通する必要がなくなるので、組付け性が向上す
ると共に、ユニットケース28内の気密性が向上する。
【0041】また、前記ブロック状接続部52には冷媒
放出弁60が設置されていることにより、何らかの異常
が発生した場合に、冷媒を大気中に放出することができ
るので、高い安全性を確保することができる。更に、前
記第1及び第2の流入用配管30a,30bは、従来普
通に用いられる配管の径(13〜16mm)よりも細い
径が8〜10mmのものを使用していることにより、配
管が適度にたわむことにより配管にかかる変形力を吸収
することができるので、配管に亀裂等が生じにくくな
り、冷媒の漏洩を低減させることができる。
【0042】
【発明の効果】以上のように、この発明によれば、冷媒
が車室内に流出することを防止することができる。ま
た、性能の向上を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、この発明の車両用空調装置において利
用される冷凍サイクルを示す図である。
【図2】図2は、この発明の第1の実施の形態に係る空
調ユニットを示す図である。
【図3】図3は、第1の実施の形態に係る送風路内の構
造、及び膨張弁の位置を示す図である。
【図4】図4(a)は、第1の実施の形態に係る蒸発器
の構造を示す正面断面図であり、図4(b)は、図4
(a)に示す蒸発器の上面図である。
【図5】図5は、この発明の第2の実施の形態に係る空
調ユニットを示す図である。
【図6】図6(a)は、この発明の第3の実施の形態に
係る蒸発器の構造を示す正面断面図であり、図6(b)
は、図6(a)に示す蒸発器の上面図である。
【図7】図7は、第3の実施の形態に係る送風路内の構
造、及び膨張弁の位置を示す図である。
【図8】図8は、第3の実施の形態に係るブロック状接
続部の構造を示す一部断面図である。
【図9】図9は、従来の空調ユニットを示す図である。
【図10】図10は、従来の空調ユニットにおける送風
路内の構造、及び膨張弁の位置を示す図である。
【符号の説明】
1 冷凍サイクル 2 圧縮機 3 放熱器 4 膨張弁 5 蒸発器 6 アキュムレータ 7 内部熱交換器 20 空調ユニット 21 ブロワユニット 22 クーリングユニット 23 ヒーティングユニット 24 送風路 28 ユニットケース 29 通孔 30a,30b,30c 配管 45,45a,45b チューブ 46a,46b,46c ヘッダタンク 49 シール材 50 フィルタ 52 ブロック状接続部 55 ケーシング 57,58,59 流路 60 冷媒放出弁

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 冷媒としてフロン以外の物質が用いられ
    る冷凍サイクルの一部を構成する膨張弁及び蒸発器を備
    えると共に、温度調節された空気を車室内に導くための
    送風路を備える車両用空調装置であって、 前記蒸発器を前記送風路内に配置すると共に、前記膨張
    弁を前記送風路外に配置することを特徴とする車両用空
    調装置。
  2. 【請求項2】 前記膨張弁と前記蒸発器とを連通させる
    配管は、前記送風路内において配管同士の接続部分を持
    たないことを特徴とする請求項1記載の車両用空調装
    置。
  3. 【請求項3】 前記送風路内において、前記膨張弁と蒸
    発器とを連通させる配管を前記蒸発器の通風方向下流側
    に配したことを特徴とする請求項1又は2記載の車両用
    空調装置。
  4. 【請求項4】 前記送風路内において、前記蒸発器の通
    風方向上流側にフィルタを配したことを特徴とする請求
    項3記載の車両用空調装置。
  5. 【請求項5】 前記蒸発器は、前記冷媒が流れるチュー
    ブ部材と、前記チューブ部材に連通するヘッダタンクと
    を有して構成され、 前記膨張弁と蒸発器とを連通させる配管は、前記蒸発器
    のヘッダタンクと連通していることを特徴とする請求項
    1〜4のいずれか1つに記載の車両用空調装置。
  6. 【請求項6】 前記チューブ部材は、蛇行状に形成され
    ていることを特徴とする請求項5記載の車両用空調装
    置。
  7. 【請求項7】 前記膨張弁と蒸発器とを連通させる配管
    は、ブロック状に形成され内部に前記膨張弁と連通する
    複数の通路が形成されたブロック状接続部材を介して、
    前記膨張弁に連通していることを特徴とする請求項1〜
    5のいずれか1つに記載の車両用空調装置。
  8. 【請求項8】 前記ブロック状接続部は、前記蒸発器を
    収納するユニットケースの内外の仕切り部分に配置され
    ていることを特徴とする請求項7記載の車両用空調装
    置。
  9. 【請求項9】 前記ブロック状接続部の前記ユニットケ
    ースの外側に位置する部分には、所定の条件下で開放す
    る冷媒放出弁が備えられていることを特徴とする請求項
    7又は8記載の車両用空調装置。
  10. 【請求項10】 前記膨張弁と蒸発器とを連通させる配
    管のうち少なくとも1本の配管の径を10mm以下とし
    たことを特徴とする請求項1〜9のいずれか1つに記載
    の車両用空調装置。
  11. 【請求項11】 前記冷媒は、二酸化炭素であることを
    特徴とする請求項1〜10のいずれか1つに記載の車両
    用空調装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010203652A (ja) * 2009-03-02 2010-09-16 Fuji Electric Retail Systems Co Ltd ピッキング用冷凍冷蔵倉庫
JP2012167879A (ja) * 2011-02-15 2012-09-06 Showa Denko Kk エバポレータおよび車両用空調装置

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