JP2001353790A - 包装容器成形装置及び包装容器 - Google Patents

包装容器成形装置及び包装容器

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JP2001353790A
JP2001353790A JP2000181372A JP2000181372A JP2001353790A JP 2001353790 A JP2001353790 A JP 2001353790A JP 2000181372 A JP2000181372 A JP 2000181372A JP 2000181372 A JP2000181372 A JP 2000181372A JP 2001353790 A JP2001353790 A JP 2001353790A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】包装容器を安定した状態で立てることができ、
樹脂切れが発生するのを十分に防止することができるよ
うにする。 【解決手段】回転自在に配設されたマンドレルユニット
と、マンドレルにセットされた筒状カートンのカートン
ボトム部を折り曲げる加工手段と、カートンボトム部の
折曲げに伴って形成されたオーバラップ部分をマンドレ
ルの当接面に押し付けて融着するシール部材とを有す
る。そして、当接面は窪(くぼ)ませて形成され、シー
ル部材のシール面SL1は突出させて形成される。有底
カートンを形成した時点において、有底カートンの底壁
はシール面SL1及び当接面によって内方に向けて湾曲
させられる。包装容器の底壁が内方に向けて球面状に湾
曲させられているので、充填(てん)後の液体食品の重
量が底壁に加わったときでも底壁はほぼ平坦(たん)に
なり、外側に膨らむことがない。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、包装容器成形装置
及び包装容器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、例えば、牛乳、清涼飲料等の液体
食品を収容するゲーブルトップ型の包装容器を製造する
場合、断面が四角形の筒状カートンに包装容器成形装置
によって成形加工を施し、有底カートンを形成するよう
になっている。
【0003】この場合、多層構造を有し、板紙等の支持
材にポリオレフィン系樹脂の樹脂フィルムを被覆するこ
とによって最内層及び最外層が形成された板状の包材
を、折目に沿って折り曲げ、所定の融着部分を融着する
ことによって筒状カートンが形成される。そして、該筒
状カートンが、前記包装容器成形装置において回転自在
に配設されたマンドレルにセットされると、該マンドレ
ルの回動に伴い、前記筒状カートンにおける包装容器の
底壁を構成する部分、すなわち、カートンボトム部が折
目に沿って折り曲げられて所定の融着部分が融着され、
筒状カートンは有底カートンになる。
【0004】その後、該有底カートンは、前記マンドレ
ルから取り外され、充填(てん)機に送られ、液体食品
が充填される。そして、有底カートンにおける包装容器
の傾斜上壁を構成する部分、すなわち、カートントップ
部が折目に沿って折り曲げられて所定の融着部分が融着
され、有底カートンは包装容器になる。
【0005】そのために、前記マンドレルの先端にマン
ドレルフェースが取り付けられるようになっている。
【0006】図2は従来のマンドレルフェースの斜視
図、図3は従来のマンドレルフェースの側面図である。
【0007】図において、11はマンドレルフェース、
13は該マンドレルフェース11の当接面である。
【0008】この場合、図示されない筒状カートンのカ
ートンボトム部に、図示されない熱風ノズルから熱風を
噴射させた後、前記カートンボトム部を折目に沿って折
り曲げ、折曲げに伴って形成されたオーバラップ部分を
図示されないシールプレートによって当接面13に押し
付けることにより、底壁が形成され、筒状カートンが有
底カートンになる。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記従
来の包装容器においては、前記有底カートンに液体食品
が充填されると、前記オーバラップ部分が外側に膨らん
でしまう。
【0010】図4は従来の包装容器の底壁を示す図であ
る。
【0011】図において、51は包装容器、52は該包
装容器51の底壁、53はオーバラップ部分である。こ
の場合、充填された液体食品によって底壁52が外側に
膨らむとともに、オーバラップ部分53も外側に膨らん
でしまう。したがって、包装容器51を安定した状態で
立てることができない。
【0012】また、図示されないクレートによって包装
容器51を搬送する際に、前記オーバラップ部分53が
クレートによって突き上げられることになるので、オー
バラップ部分53、又はその近傍における内周面におい
て図示されない支持材に被覆された樹脂フィルムに樹脂
切れが発生することがあり、樹脂切れが発生すると、底
壁52から液体食品が漏れてしまう。
【0013】そこで、熱風ノズルの熱風吹出穴を少なく
することによって、加熱する必要がない部分に熱風を吹
き付けないようにしたり、内周面側の樹脂フィルムを厚
くしたりすることが考えられるが、樹脂切れが発生する
のを十分に防止することができない。
【0014】本発明は、前記従来の包装容器の問題点を
解決して、包装容器を安定した状態で立てることがで
き、樹脂切れが発生するのを十分に防止することができ
る包装容器成形装置及び包装容器を提供することを目的
とする。
【0015】
【課題を解決するための手段】そのために、本発明の包
装容器成形装置においては、回転自在に配設され、複数
のマンドレルを備えたマンドレルユニットと、前記マン
ドレルにセットされた筒状カートンのカートンボトム部
を折り曲げる加工手段と、前記カートンボトム部の折曲
げに伴って形成されたオーバラップ部分を前記マンドレ
ルの当接面に押し付けて融着するシール部材とを有す
る。
【0016】そして、前記当接面は窪(くぼ)ませて形
成され、前記シール部材のシール面は突出させて形成さ
れる。
【0017】本発明の他の包装容器成形装置において
は、さらに、前記当接面は、中央に近くなるほど低くさ
れ、球面状に窪ませて形成される。そして、前記シール
面は、中央に近くなるほど高くされ、球面状に突出させ
て形成される。
【0018】本発明の更に他の包装容器成形装置におい
ては、さらに、前記シール面にエンボスが形成される。
【0019】本発明の包装容器成形装置によって製造さ
れた包装容器においては、さらに、有底カートンを形成
した時点で、底壁が内方に向けて湾曲させられる。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面を参照しながら詳細に説明する。
【0021】図5は本発明の実施の形態における包装容
器成形装置の概略図、図6は本発明の実施の形態におけ
る筒状カートンの展開図、図7は本発明の実施の形態に
おける筒状カートンの要部斜視図、図8は本発明の実施
の形態における包装容器の底壁を形成する状態を示す図
である。
【0022】図5において、17はシャフト、18はボ
スであり、該ボス18は、図示されない駆動手段によっ
て矢印A方向に間欠的に回転させられる。そして、前記
ボス18の外周縁に等角度の間隔で6本のマンドレル2
1が径方向外方に向けて配設され、該各マンドレル21
は、前記ボス18の回転に伴って回動させられ、包装容
器成形装置に設定された位置S1〜S6に順次置かれ
る。なお、前記マンドレル21は、断面が、前記筒状カ
ートン16の断面よりわずかに小さい正方形にされる。
また、シャフト17、ボス18及びマンドレル21によ
ってマンドレルユニットが構成される。
【0023】図6において、15は包材であり、該包材
15は、多層構造を有し、板紙等の支持材にポリオレフ
ィン系樹脂の樹脂フィルムを被覆することによって最内
層及び最外層が形成される。また、必要に応じて前記支
持材と最内層との間にガスバリヤ性の樹脂、アルミ箔
(はく)等から成るガスバリヤ層を形成することもでき
る。
【0024】この場合、前記包材15は、互いに隣接さ
せて形成された第1パネルP1、第2パネルP2、第3
パネルP3、第4パネルP4及び第5パネルP5、並び
に前記第3パネルP3から突出させて形成された第6パ
ネルP6から成り、ゲーブルトップ型の包装容器を製造
するためのものである。
【0025】そして、前記第1パネルP1は、包装容器
の側壁を構成する矩(く)形部a1、包装容器の傾斜上
壁を構成する矩形部b1、包装容器の底壁を構成する矩
形部c1、及び包装容器の尾根部を構成する矩形部d1
から成る。
【0026】また、前記第2パネルP2は、包装容器の
側壁を構成する矩形部a2、包装容器の傾斜上壁を構成
する三角形部e2、f2、g2、包装容器の底壁を構成
する三角形部h2、i2、j2、及び包装容器の尾根部
を構成する矩形部k2、m2から成る。
【0027】さらに、前記第3パネルP3は、包装容器
の側壁を構成する矩形部a3、包装容器の傾斜上壁を構
成する矩形部b3、包装容器の底壁を構成する矩形部c
3、及び包装容器の尾根部を構成する矩形部d3から成
る。
【0028】そして、前記第4パネルP4は、包装容器
の側壁を構成する矩形部a4、包装容器の傾斜上壁を構
成する三角形部e4、f4、g4、包装容器の底壁を構
成する三角形部h4、i4、j4、及び包装容器の尾根
部を構成する矩形部k4、m4から成る。
【0029】なお、xは山折りの折目を、yは谷折りの
折目である。また、線z1、z2は、包装容器を開封す
る際に開け口を形成するための谷折りの折目である。
【0030】前記構成の包材15において、前記第1パ
ネルP1と第5パネルP5とを融着すると、前記包材1
5は、図7に示されるような筒状カートン16になる。
なお、筒状カートン16になったとき、矩形部b1、b
3、d1、d3、k2、k4、m2、m4及び三角形部
e2、e4、f2、f4、g2、g4によってカートン
トップ部22が、矩形部c1、c3、三角形部h2、h
4、i2、i4、j2、j4及び第6パネルP6によっ
てカートンボトム部23がそれぞれ構成される。
【0031】続いて、前記筒状カートン16は、図5に
示される包装容器成形装置に送られ、該包装容器成形装
置によって前記カートンボトム部23の所定のオーバラ
ップ部分が融着され、包装容器の底壁が形成されて有底
カートンになる。
【0032】すなわち、前記包装容器成形装置におい
て、図8に示されるように、三角形部h2、h4が中央
に向けて押し込まれ、三角形部h2と三角形部i2、j
2とが、また、三角形部h4と三角形部i4、j4とが
合わせられ、かつ、前記矩形部c1と 矩形部c3及び
第6パネルP6とが合わせられることによって包装容器
の底壁が形成される。このとき、矩形部c1と三角形部
i2、j4とが、矩形部c3と三角形部i4、j2と
が、三角形部h2と三角形部i2、j2とが、三角形部
h4と三角形部i4、j4とが、矩形部c1と矩形部c
3及び第6パネルP6とがそれぞれ融着される。したが
って、液体食品が底壁から漏れ出すことはない。
【0033】次に、前記包装容器成形装置の動作につい
て説明する。
【0034】前記マンドレル21が装填部としての位置
S1に置かれると、図示されない装填装置によって、矢
印B方向に前記筒状カートン16がマンドレル21にセ
ットされる。この場合、前記筒状カートン16は、カー
トントップ部22がボス18側に、カートンボトム部2
3が径方向外方に向くように、マンドレル21に対して
外嵌(かん)される。
【0035】続いて、前記マンドレル21が加熱部とし
ての位置S2に置かれると、該位置S2に配設された加
熱手段としての熱風ノズル24から熱風が噴射させら
れ、該熱風によってカートンボトム部23の表裏が加熱
され、オーバラップ部分における包材15の最内層及び
最外層が溶融させられる。そのために、前記熱風ノズル
24は管25を介して図示されない空気加熱装置と接続
され、該空気加熱装置によって熱風が発生させられるよ
うになっている。
【0036】次に、前記マンドレル21が加工部として
の位置S3に置かれると、前記カートンボトム部23
は、加工手段としての折曲装置26にセットされ、折目
x、yに沿って折り曲げられ、図8に示されるように、
三角形部h2、h4が中央に向けて押し込まれる。
【0037】続いて、前記マンドレル21が位置S3か
らシール部としての位置S4に移動させられる間に、位
置S3、S4間に配設されたガイド27によって、前記
カートンボトム部23が更に折り曲げられる。そして、
前記マンドレル21が位置S4に置かれると、シール部
材としてのシールプレート30が径方向内方に向けて前
進させられ、前記オーバラップ部分が前記マンドレル2
1の図示されない当接面に押し付けられて融着され、底
壁が形成される。このようにして、筒状カートン16は
有底カートン31になる。
【0038】その後、前記マンドレル21が位置S4か
ら冷却部としての位置S5を経て位置S6に移動させら
れる間に、前記オーバラップ部分が冷却される。
【0039】そして、前記マンドレル21が取出部とし
ての位置S6に置かれると、図示されない取出手段とし
ての吸引装置が前記有底カートン31を吸引し、マンド
レル21から取り外す。また、前記位置S6にはコンベ
ヤ32が配設され、前記マンドレル21から取り外され
た有底カートン31はコンベヤ32によって図示されな
い充填機に送られる。
【0040】ところで、前記マンドレル21の先端に図
示されないマンドレルフェースが取り付けられ、シール
プレート30によって前記オーバラップ部分がマンドレ
ルフェースの当接面に押し付けられるようになってい
る。
【0041】図1は本発明の実施の形態におけるシール
プレートの側面図、図9は本発明の実施の形態における
シールプレートの平面図、図10は本発明の実施の形態
におけるマンドレルフェースの平面図、図11は本発明
の実施の形態におけるマンドレルフェースの側面図、図
12は図10のX−X断面図である。
【0042】図1及び9において、30はシールプレー
ト、31aはマンドレル21(図5)にセットされた有
底カートン31の底壁であり、前記シールプレート30
は、マンドレル21のマンドレルフェースと対向させて
形成されたシール面SL1を備える。該シール面SL1
の各コーナの近傍に弧状の線q1〜q4が、シール面S
L1のほぼ中央に、互いに平行に延びる直線状の線q
5、q6が、線q6の一方の端部から直角の方向に、互
いに平行に延びる直線状の線q7が設定され、線q1、
q2、q5間に領域AR1が、線q4、q6、q7間に
領域AR2が、線q3、q5〜q7間に領域AR3が、
線q1〜q4とシールプレート30の外周縁との間に領
域AR5〜AR8が形成される。なお、該領域AR5〜
AR8はシールプレート30の基準面である。また、底
壁31aは、前記線q1〜q4によって包囲されるほぼ
円形の部分内に納まるように位置させられる。
【0043】ところで、前記シール面SL1は、図1に
示されるように、中央に近くなるほど高くされ、球面状
に突出させて形成される。そして、領域AR1〜AR3
は領域AR5〜AR8より高くなるように、前記領域A
R1、AR2は同じ高さになるように、領域AR3は領
域AR1、AR2より低くなるように形成される。
【0044】したがって、前記シールプレート30を底
壁31aに当てると、領域AR3に矩形部c1(図6)
と矩形部c3及び第6パネルP6とのオーバラップ部
分、及び矩形部c1と第5パネルP5とのオーバラップ
部分が収容される。
【0045】また、前記領域AR1〜AR3における線
q1〜q4に隣接する部分にエンボスr1〜r4が、線
q6上にエンボスr5〜r8が、線q7上にエンボスr
9、r10が、領域AR3における線q6の延長線上に
エンボスr13、r14が形成される。前記エンボスr
1〜r4によって底壁31aの各コーナ部分のシール性
を、エンボスr5〜r10、r13、r14によってオ
ーバラップ部分のシール性を向上させることができる。
また、エンボスr5〜r10、r13、r14が形成さ
れるので、有底カートン31に液体食品が充填された後
に液体食品の重量によって底壁31aがほぼ平坦(た
ん)になった場合でも、オーバラップ部分のスライド変
形に対抗する力が蓄えられる。したがって、シール効果
を高くすることができる。なお、δは包装容器を特定す
るための刻印である。
【0046】図10〜12において、55はマンドレル
フェースであり、該マンドレルフェース55は、前記シ
ール面SL1(図9)に対応する形状を有する当接面S
L2を備えた本体部分56、及び該本体部分56の中央
からボス18側に向けて突出させて形成された雄ねじ5
7を有し、該雄ねじ57を介して前記マンドレル21の
図示されないマンドレル本体に固定される。前記本体部
分56の裏面には、位置決め用の穴58、59が形成さ
れ、前記マンドレル本体に形成された突起を穴58、5
9に挿入することによって、マンドレルフェース55を
マンドレル本体に対して位置決めすることができる。
【0047】前記当接面SL2は周縁から中央に近くな
るほど低くされ、球面状に窪ませて形成される。また、
前記当接面SL2の中央部に、押当部としての、高さが
0.4〔mm〕の三角形の形状を有する突出部61が形
成される。該突出部61は、前記有底カートン31を形
成したとき、底壁31aにおける前記第1パネルP1と
前記第6パネルP6とのオーバラップ部分に対応させて
設定される。したがって、前記シールプレート30によ
ってオーバラップ部分が当接面SL2に押し付けられる
と、前記突出部61によって融着部分に十分な圧力を加
えることができる。その結果、シール不良が発生するの
を防止することができる。
【0048】また、前記マンドレルフェース55の二つ
の縁部は、凹部R1〜R4を備え、直線状には形成され
ない。したがって、底壁31aが形成された後に有底カ
ートン31をマンドレル21から容易に取り外すことが
できる。
【0049】このように、前記シール面SL1が中央に
近くなるほど高くなるように、前記当接面SL2が中央
に近くなるほど低くなるように形成されるので、充填さ
れた液体食品によって前記オーバラップ部分が外側に膨
らむことがない。したがって、包装容器を安定した状態
で立てることができる。
【0050】また、図示されないクレートによって包装
容器を搬送する際に、前記オーバラップ部分がクレート
によって突き上げられることがないので、オーバラップ
部分、又はその近傍における内周面において前記支持材
に被覆された樹脂フィルムに樹脂切れが発生するのを十
分に防止することができる。したがって、包装容器の底
壁から液体食品が漏れるのを防止することができる。
【0051】図13は本発明の実施の形態における包装
容器の底壁を示す図である。
【0052】図において、51は包装容器、52は該包
装容器51の底壁、73はオーバラップ部分である。
【0053】この場合、有底カートン31(図5)を形
成した時点において、有底カートン31の底壁31a
(図9)は前記シール面SL1及び当接面SL2(図1
0)によって内方に向けて湾曲させられる。したがっ
て、包装容器51の底壁52が内方に向けて球面状に湾
曲させられているので、充填後の液体食品の重量が底壁
52に加わったときでも底壁52はほぼ平坦になり、外
側に膨らむことがない。
【0054】なお、本発明は前記実施の形態に限定され
るものではなく、本発明の趣旨に基づいて種々変形させ
ることが可能であり、それらを本発明の範囲から排除す
るものではない。
【0055】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明によ
れば、包装容器成形装置においては、回転自在に配設さ
れ、複数のマンドレルを備えたマンドレルユニットと、
前記マンドレルにセットされた筒状カートンのカートン
ボトム部を折り曲げる加工手段と、前記カートンボトム
部の折曲げに伴って形成されたオーバラップ部分を前記
マンドレルの当接面に押し付けて融着するシール部材と
を有する。
【0056】そして、前記当接面は窪ませて形成され、
前記シール部材のシール面は突出させて形成される。
【0057】この場合、当接面は窪ませて形成され、シ
ール面は突出させて形成されるので、有底カートンを形
成した時点において、有底カートンの底壁は前記シール
面及び前記当接面によって内方に向けて湾曲させられ
る。したがって、包装容器の底壁が内方に向けて球面状
に湾曲させられているので、充填後の液体食品の重量が
底壁に加わったときでも底壁はほぼ平坦になり、外側に
膨らむことがない。その結果、包装容器を安定した状態
で立てることができる。
【0058】また、クレートによって包装容器を搬送す
る際に、前記オーバラップ部分がクレートによって突き
上げられることがないので、オーバラップ部分、又はそ
の近傍における内周面において支持材に被覆された樹脂
フィルムに樹脂切れが発生するのを十分に防止すること
ができる。したがって、包装容器の底壁から液体食品が
漏れるのを防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態におけるシールプレートの
側面図である。
【図2】従来のマンドレルフェースの斜視図である。
【図3】従来のマンドレルフェースの側面図である。
【図4】従来の包装容器の底壁を示す図である。
【図5】本発明の実施の形態における包装容器成形装置
の概略図である。
【図6】本発明の実施の形態における筒状カートンの展
開図である。
【図7】本発明の実施の形態における筒状カートンの要
部斜視図である。
【図8】本発明の実施の形態における包装容器の底壁を
形成する状態を示す図である。
【図9】本発明の実施の形態におけるシールプレートの
平面図である。
【図10】本発明の実施の形態におけるマンドレルフェ
ースの平面図である。
【図11】本発明の実施の形態におけるマンドレルフェ
ースの側面図である。
【図12】図10のX−X断面図である。
【図13】本発明の実施の形態における包装容器の底壁
を示す図である。
【符号の説明】
16 筒状カートン 17 シャフト 18 ボス 21 マンドレル 23 カートンボトム部 26 折曲装置 30 シールプレート 31 有底カートン 51 包装容器 52 底壁 73 オーバラップ部分 r1〜r10、r13、r14 エンボス SL1 シール面 SL2 当接面

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 (a)回転自在に配設され、複数のマン
    ドレルを備えたマンドレルユニットと、(b)前記マン
    ドレルにセットされた筒状カートンのカートンボトム部
    を折り曲げる加工手段と、(c)前記カートンボトム部
    の折曲げに伴って形成されたオーバラップ部分を前記マ
    ンドレルの当接面に押し付けて融着するシール部材とを
    有するとともに、(d)前記当接面は窪ませて形成さ
    れ、前記シール部材のシール面は突出させて形成される
    ことを特徴とする包装容器成形装置。
  2. 【請求項2】 (a)前記当接面は、中央に近くなるほ
    ど低くされ、球面状に窪ませて形成され、(b)前記シ
    ール面は、中央に近くなるほど高くされ、球面状に突出
    させて形成される請求項1に記載の包装容器成形装置。
  3. 【請求項3】 前記シール面にエンボスが形成される請
    求項1又は2に記載の包装容器成形装置。
  4. 【請求項4】 有底カートンを形成した時点で、底壁が
    内方に向けて湾曲させられる請求項1〜3のいずれか1
    項に記載の包装容器成形装置によって製造された包装容
    器。
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