JP2001353638A - 工作機械のテーブル往復運動装置 - Google Patents

工作機械のテーブル往復運動装置

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JP2001353638A
JP2001353638A JP2000178894A JP2000178894A JP2001353638A JP 2001353638 A JP2001353638 A JP 2001353638A JP 2000178894 A JP2000178894 A JP 2000178894A JP 2000178894 A JP2000178894 A JP 2000178894A JP 2001353638 A JP2001353638 A JP 2001353638A
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hydraulic oil
reciprocating
machine tool
rod cylinders
rod
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JP2000178894A
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English (en)
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Shinya Matsuda
信哉 松田
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Mitsui High Tec Inc
Original Assignee
Mitsui High Tec Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 工作機械のテーブルを往復動させるための
装置において、テーブルを短いストロークで高速走行さ
せても走行向きで変更時にショックを生じることがな
く、走行反転にズレがなく静かに作動でき、しかも、コ
スト低下も期待できるようにする。 【解決手段】テーブルを往復動する両ロッドシリンダー
2への作動油送給配管6,7にそれぞれ逆止弁15,1
6を設け、この作動油送給配管6,7のそれぞれと連通
する取り込み配管17,18を介して、メータリングシ
リンダー14を設け、両ロッドシリンダー2とメータリ
ングシリンダー14との間は、作動油の閉鎖循環ループ
が形成されている。テーブルを短いストロークで往復動
させる場合は、タンク12からの作動油の供給を切り、
メータリングシリンダー14を作動させ、両ロッドシリ
ンダー2との作動油の送給、取り込みを行い、往復動さ
せる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、工作機械のテーブ
ルを往復動させる装置に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば、平面研削盤のような工作機械の
テーブルの往復動させるための駆動には、油圧シリンダ
ーが用いられ、そのストローク両端でのショックを低減
させるため、電磁弁による油圧バルブが用いられてい
る。
【0003】ところが、油圧の作動の向きを電磁弁で切
り換える際に大きなショックが発生し、テーブルの往復
動のための走行向きが反転する際にスピードを減速する
必要があり、そのため、研削加工に要するストローク以
上にテーブルを動かしており、さらには、走行反転位置
にズレを生じるという問題がある。
【0004】また、テーブルを短いストローク、例えば
100mm以下のストロークで高速で往復動しようとす
ると、反転に際してのショックが激しいという問題もあ
る。
【0005】この対策として、例えば、サーボ弁を用い
た制御が試みられている。しかし、サーボ弁は高価であ
り、さらに作動油の清浄度を保持していないと誤作動す
る恐れがあり、保守点検も大変である。
【0006】また、テーブルの往復動に、例えば、ベル
トによって、作動する方式があるが、機械的な摩耗のた
めにその作動寿命が油圧による方式には及ばない。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明が解決しようと
する課題は、係る工作機械のテーブルを往復動させるた
めの装置における欠点を解消するもので、テーブルを短
いストロークで高速走行させても走行向きで変更時にシ
ョックを生じることがなく、走行反転にズレがなく静か
に作動でき、しかも、コスト低下も期待できるようにす
ることにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、被加工材を載
置し工具に対して往復運動するテーブルを両ロッドシリ
ンダーに連結し、駆動切換装置に連結されたポンプによ
って、両ロッドシリンダーの左右のシリンダー室の各々
に、作動油を送給する作動油送給配管を介して交互に作
動油を送給し、両ロッドシリンダーのロッドを往復動す
ることによってテーブルを往復動させる工作機械のテー
ブル装置において、両ロッドシリンダーの左右のシリン
ダー室の各々に作動油を送給する作動油送給配管に逆止
弁を設け、前記両ロッドシリンダーの左右のシリンダー
室とそれぞれの逆止弁との間で各々の作動油送給配管と
連通する作動油取り込み配管を介して、メータリングシ
リンダーを配置したことを特徴とする。
【0009】前記メータリングシリンダーは、工作機械
装置を小型化するために、工作機械の機外に設置するの
がよい。
【0010】メータリングシリンダーの作動ロッドを左
右動させる駆動装置としては、スライダック機構、カム
クランク機構等の正弦波形の加減速機構を有する装置と
することで、走行方向が変わるストローク端でのショッ
クを低減することができる。
【0011】本発明のテーブル装置は、両ロッドシリン
ダーのロッドを往復動するためのメータリングシリンダ
ーを設け、このメータリングシリンダーのロッドを往復
動させることによって取り込み配管を介して作動油が両
ロッドシリンダーの一方のシリンダー室に取込み、同時
に、メータリングシリンダーの隔壁が移動した側の反対
側には、取り込み配管を介して両ロッドシリンダーの他
方のシリンダー室から作動油がメータリングシリンダー
の他の側のシリンダー室に取り込まれることによって、
両ロッドシリンダーの作動ロッドに連結されたテーブル
はスムーズに往復運動することができる。
【0012】このように、メータリングシリンダーの動
きによる両ロッドシリンダーの動きは両ロッドシリンダ
ーとメータリングシリンダーとの閉鎖ループ内の作動油
を介してなされるので、両ロッドシリンダーの作動ロッ
ドに連結されたテーブルは、高速での往復運動が可能に
なり、また、走行向き反転位置にズレができず、短スト
ローク例えば20mm以下ストロークでも、ショックを
発生することなく240spm以上の高速往復動が可能
となる。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明を実施例に基づいて
実施の形態を説明する。
【0014】図1は、本発明の往復動テーブル装置を平
板状の被加工材wを、固定した工具gによって研削する
加工機械に適用した例を示す。
【0015】同図において、1は、被加工材wを載置
し、工具gに対して往復運動するテーブルを示す。2は
両ロッドシリンダーを示す。3は、その中央に両ロッド
シリンダーを左右のシリンダー室8,9に分離する摺動
可能なシリンダー分離壁4を固定した作動ロッドを示
す。この作動ロッド3の両端は、テーブル1の支持フレ
ーム5の両下端に固定されている。6と7は、作動油を
両ロッドシリンダー2の摺動可能なシリンダー分離壁4
によって分離された左右のシリンダー室8,9に、駆動
切換装置11によって作動する電磁切換弁10によって
タンク12内からポンプPにて送給する作動油送給配管
を示す。
【0016】この構造は、基本的には従来の往復動テー
ブル装置と同様であって、ポンプPの作動によって、電
磁切換弁10により切換えられた作動油送給配管6,7
の何れかへの作動油の供給によって作動ロッド3は往復
動し、これに伴って、テーブル1も往復動するものであ
る。
【0017】この発明は、両ロッドシリンダー2への作
動油送給配管6,7にそれぞれ逆止弁15,16を設
け、この作動油送給配管6,7のそれぞれと連通する作
動油の取り込み配管17,18を介して、メータリング
シリンダー14を設け、両ロッドシリンダー2とメータ
リングシリンダー14との間は、電磁切換弁10を切っ
た場合において作動油の閉鎖循環ループが形成されてい
る。
【0018】作動油送給配管6,7のそれぞれの作動ポ
ンプ13の近くには、逆止弁15,16が設けられ、メ
ータリングシリンダー14の作動時も、作動ポンプ13
による作動油の加圧を続ける。また作動ポンプ13を廃
し、ポンプPから圧力を得ることも可である。
【0019】21は、駆動切換装置11と連動する駆動
装置であって、メータリングシリンダー14を作動ロッ
ド往復動させる当該駆動装置21がスライダック機構、
カムクランク機構等の正弦波形の加減速機構を有する回
転駆動機構22を作動して、メータリングシリンダー1
4の作動ロッド23を往復動させる。この作動ロッド2
3のほぼ中央には、メータリングシリンダー14の内壁
を摺動する分離板24が固定され、この分離板24を挟
んで、メータリングシリンダー14は、作動油を収納し
た左右のシリンダー室19,20に分離され、作動ロッ
ド23の往復動によって分離板24が移動し、分離板2
4によって分離された左右のシリンダー室19,20の
何れか一方から、作動油を押し出すようになっている。
【0020】このような、両ロッドシリンダー2とメー
タリングシリンダー14との間は、それぞれ逆止弁1
5,16を設けた作動油送給配管6,7と、これに連通
した作動油の取り込み配管17,18によって作動油の
閉鎖循環ループを形成した本発明の作動は、以下の要領
で行われる。
【0021】駆動切換装置11によって、ポンプPが作
動して作動油送給配管6,7の何れかへの作動油の供給
によって作動ロッド3は往復動し、これに伴って、テー
ブル1が往復動し通常の加工が工具gにより行われる。
短いストロークで高速にて往復動させて、加工する必要
が生じた場合には、駆動切換装置11によって電磁切換
弁10を作動させてポンプPによる収納タンク12から
送給を止めるとともに駆動装置21を作動させ、メータ
リングシリンダー14から両ロッドシリンダー2に作動
油を送給する一方で、取込み、前記両ロッドシリンダー
2を往復動させる。この際、作動油送給配管6,7には
逆止弁15,16が設けられているので、メーターリン
グシリンダー14と両ロッドシリンダー2は、閉鎖循環
ループでつながれていることになるから、両ロッドシリ
ンダー2を短いストロークでも、高速にて往復動でき
る。
【0022】また、メータシリンダー14が走行向きを
変える位置で、両ロッドシリンダー2の往復動の走行向
きが変わるので、走行反転位置は常に一定となる。
【0023】また、前記両ロッドシリンダー2の往復動
ストローク長を変える場合は、メータリングシリンダー
14を往復動させる回転駆動機構22のリンク長を調整
することで簡単に行うことができる。
【0024】
【発明の効果】本発明の工作機械のテーブル往復運動装
置は、テーブルを短いストロークで高速走行させても走
行向きで変更時にショックを生じることがなく、走行反
転にズレがなく静かに作動できる。しかも、サーボ弁や
その制御装置は不要でコストが低減し、また保守点検も
容易にできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のテーブル往復動装置の実施例を示す。
【符号の説明】
1 テーブル 2 両ロッドシリンダー 3
作動ロッド 4 シリンダー分離壁 5支持フレーム 6,
7 作動油送給配管 8,9 両ロッドシリンダーの左右のシリンダー室 10 電磁切換弁 11 駆動切換装置 12 タンク 13 作動ポンプ 14 メータリングシリンダー 15,16 逆止弁 17,18 作動油の取り込み配管 19,20 メータリングシリンダー14の左右のシリ
ンダー室 21 駆動切換装置11と連動する駆動装置 22 回転駆動機構 23 メータリングシリンダーの作動ロッド 24 作動ロッドに固定された摺動分離板 w 被加工材 g 工具 P ポンプ

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被加工材を載置し工具に対して往復運動
    するテーブルを両ロッドシリンダーに連結し、駆動切換
    装置に連結されたポンプによって、両ロッドシリンダー
    の左右のシリンダー室の各々に、作動油を送給する作動
    油送給配管を介して交互に作動油を送給し、両ロッドシ
    リンダーのロッドを往復動することによってテーブルを
    往復動させる工作機械のテーブル装置において、 両ロッドシリンダーの左右のシリンダー室の各々に作動
    油を送給する作動油送給配管に逆止弁を設け、 前記両ロッドシリンダーの左右のシリンダー室とそれぞ
    れの逆止弁との間で各々の作動油送給配管と連通する作
    動油取り込み配管を介して、メータリングシリンダーを
    配置したことを特徴とする工作機械のテーブル往復運動
    装置。
  2. 【請求項2】 メータリングシリンダーを工作機械の機
    外に設置した請求項1記載の工作機械のテーブル往復運
    動装置。
  3. 【請求項3】 メータリングシリンダーを作動ロッド往
    復動させる駆動装置がスライダック機構、カムクランク
    機構等の正弦波形の加減速機構を有する請求項1に記載
    の工作機械のテーブル往復運動装置。
JP2000178894A 2000-06-14 2000-06-14 工作機械のテーブル往復運動装置 Pending JP2001353638A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN102179704A (zh) * 2011-04-21 2011-09-14 湖南大学 一种精密可调液压工作台
JP2016133173A (ja) * 2015-01-20 2016-07-25 ダイキン工業株式会社 液圧装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN102179704A (zh) * 2011-04-21 2011-09-14 湖南大学 一种精密可调液压工作台
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