JP2001353344A - パチンコ機 - Google Patents

パチンコ機

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JP2001353344A JP2001187514A JP2001187514A JP2001353344A JP 2001353344 A JP2001353344 A JP 2001353344A JP 2001187514 A JP2001187514 A JP 2001187514A JP 2001187514 A JP2001187514 A JP 2001187514A JP 2001353344 A JP2001353344 A JP 2001353344A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 所謂「ぶらさげ基板」による不正行為の防止
を図ったパチンコ機を提供すること。 【解決手段】 パチンコ機の当たり判定の処理(S6)
の際に使用される第1計数RNDの値は、「リセット割
込み」毎に加算値が加算されることによって、第1範囲
内を周期的かつ順次に変化している。また、第2計数S
YCの値は、最後の動作処理プログラムの実行が終了し
た後から新たな「リセット割込み」が発生するまでの待
機時間内において、第1範囲内において変化している。
第2計数SYCの値の変化を外部から予測することは不
可能となる。さらに、第2計数SYCの値を第1計数R
NDに代入することによって(S9)、第1計数RND
の値を代入時の値から第2計数SYCの値まで飛び越し
て変化させており、第1計数RNDの値の変化も外部か
ら予測することは不可能となる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、当たり判定の際に
使用する計数の値の取得タイミングを外部から制御する
ことによって、パチンコ機を不正に当たり状態にする所
謂「ぶらさげ基板」による不正を防止するパチンコ機に
関する。
【0002】
【従来の技術】従来、パチンコ機においては、ハード構
成により一定間隔で発生するリセット信号毎に、蛍光管
表示データ転送の処理、スイッチ入力の処理、当たり判
定の処理等の各動作処理プログラムを順次に実行するこ
とにより、パチンコ機を動作させている。そして、当た
り判定の処理においては、リセット信号毎に変化する計
数の値に基づいて当たり判定を行っている。
【0003】例えば、第1種パチンコ機の場合では、第
1始動口にパチンコ球が入球したときに取得される計数
の値が、予め設定された「当たり値」であるか否かを判
断することにより、当たり判定の処理を行っている。
【0004】従って、リセット信号毎に変化する計数の
値が「当たり値」であるときに、第1始動口にパチンコ
球が入球しなければ、パチンコ機を当たりの状態にさせ
ることはできない。また、リセット信号は「msec」
単位の一定間隔で発生しており、「msec」単位で変
化する計数の値を遊技者が認識することはできないの
で、計数の値が「当たり値」であるときを狙って、遊技
者が第1始動口にパチンコ球を入球させることは不可能
である。すなわち、遊技者側からするならば、パチンコ
機を当たりの状態にするには、第1始動口にパチンコ球
を次々に入球させる以外に方法がなく、言い換えれば、
当たり判定の処理の際に使用する計数の値として「当た
り値」が取得されたか否かは、第1始動口に入球するパ
チンコ球の偶然性に大きく左右されていた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、当たり
判定の処理の際に使用する計数の値は、一定間隔で発生
するリセット信号毎に一定の加算値が加算されることに
より一定範囲内を周期的かつ順次に変化するものである
から、計数の値が「当たり値」に変化する時点は周期的
に訪れることになり、計数の値が「当たり値」になる時
点を何らかのハードウエアで認識することができれば、
その後に計数の値が「当たり値」になる時点を予測する
ことも可能となる。
【0006】そして、近年においては、所謂「ぶらさげ
基板」を主基板に不正に接続して、計数の値が「当たり
値」になる時点をハード構成により認識し、計数の値が
「当たり値」になると予測した時点に、第1始動口にパ
チンコ球が入球したことを示す信号を主基板へ送信し
て、当たり判定の処理の際に使用する計数の値として
「当たり値」を取得させることにより、パチンコ機を当
たりの状態にする不正行為が多発しており、かかる不正
を防止する必要性が生じていた。
【0007】そこで、本発明は、上述した問題点を解決
するためになされたものであり、当たり判定の処理の際
に使用する計数の値の変化を外部から予測することを不
可能にすることによって、所謂「ぶらさげ基板」による
不正行為の防止を図ったパチンコ機を提供することを目
的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に成された請求項1に係るパチンコ機は、遊技状況によ
り処理時間が異なる各動作処理プログラムを一定間隔で
発生する開始信号毎に順次に実行するとともに、前記開
始信号毎に所定の加算値が加算されることにより第1範
囲内を周期的かつ順次に第1計数の値が変化し、所定の
遊技状況で取得される前記第1計数の値が当たり値と一
致するときに特別遊技状態を発生させるパチンコ機であ
って、所定の動作処理プログラムの実行が終了した後か
ら新たな開始信号が発生するまでの間に第2範囲内で周
期的かつ順次に第2計数の値を変化させる一方、所定の
条件の下で前記第2計数の値を前記第1計数に代入する
ことを特徴とする。
【0009】また、請求項2に係るパチンコ機は、請求
項1に記載するパチンコ機であって、前記一定間隔がm
sec単位のものであることを特徴とする。
【0010】このような構成を有する本発明のパチンコ
機においては、一定間隔で発生する開始信号毎に各動作
処理プログラムを順次に実行することによって、パチン
コ機の動作を行っており、かかる動作処理プログラムの
一つである当たり判定の処理においては、第1計数の値
に基づいて行っている。
【0011】このとき、第1計数の値は、原則として、
開始信号毎に加算値が加算されることによって、第1範
囲内を周期的かつ順次に変化している。また、第2計数
の値は、所定の動作処理プログラムの実行が終了した後
から新たな開始信号が発生するまでの間において、第2
範囲内において変化している。尚、各動作処理プログラ
ムはパチンコ機の状況によって実行されるものと実行さ
れないものがあり、開始信号毎の第2計数の変化時間は
ランダムになることから、第2計数の値の変化を外部か
ら予測することは不可能となる。
【0012】さらに、第2計数の値から算出された第1
範囲内の算出値を第1計数に代入することによって、第
1計数の値を代入時の値から算出値まで飛び越して変化
させたり、第2計数の値に基づいて加算値を変更するこ
とによって、第1計数の値を不規則に変化させたりすれ
ば、第1計数の値の変化も外部から予測することは不可
能となる。
【0013】すなわち、本発明のパチンコ機は、その変
化を外部から予測することができない第2計数の値を第
1計数の値に、所定の条件の下で、代入しており、当た
り判定の処理の際に使用する第1計数の値の変化を外部
から予測することを不可能にしているので、所謂「ぶら
さげ基板」による不正行為を防止することができる。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照にして説明する。第1実施の形態のパチンコ機
を、図1〜図3を参照にして説明する。第1実施の形態
のパチンコ機は、第1種パチンコ機である。そして、ハ
ード構成により「msec」単位の一定間隔で発生す
る、リセット信号である「リセット割込み」毎に、各動
作処理プログラムを順次に実行することによって、パチ
ンコ機自身を動作させるものである。
【0015】先ず、第1実施の形態のパチンコ機の動作
について説明する前に、動作処理プログラムの一つであ
る当たり判定の処理について説明する。第1実施の形態
のパチンコ機においては、当たり判定の処理のために、
変数である第1計数RNDをRAMに設けている。かか
る第1計数RNDは、電源投入時に値「AX」からスタ
ートし、以後、「msec」単位の一定間隔で発生する
「リセット割込み」毎に加算値Nである値「N1」が加
算され、値「AY」になれば値「AX」に書き換えられ
て、第1範囲である値「AX」から値「AY」の間を変化
するものである。尚、このような第1計数RNDの値の
変化は、後述する図1のS7の第1計数更新の処理が
「リセット割込み」毎に実行されることによって、行わ
れる。
【0016】このように、「リセット割込み」毎に値
「N1」が加算されることにより値「AX」から値「A
Y」の間を周期的かつ順次に変化する第1計数RND
を、第1始動口にパチンコ球が入球した際に取得し、そ
の取得値が「当たり値」として予め設定されていた値
「AM」と一致するか否かによって、当たり判定の処理
を行っている。尚、当たり判定の処理は、後述する図1
のS6の中の動作処理プログラムの一つとして、「リセ
ット割込み」毎に実行される。また、第1計数RNDの
値を取得する動作は、第1始動口にパチンコ球が入球し
たか否かを「リセット割込み」毎に判断し、第1始動口
にパチンコ球が入球したと判断した場合のみ、その「リ
セット割込み」内で行われる。
【0017】次に、第1実施の形態のパチンコ機の動作
について説明する。図1に示すように、第1実施の形態
のパチンコ機においては、「msec」単位の一定間隔
で発生する「リセット割込み」毎に、各動作処理プログ
ラムを順次に実行している。すなわち、「リセット割込
み」が発生すると、S1において、現在の「リセット割
込み」が電源投入直後のものであるか否かを判断する。
【0018】現在の「リセット割込み」が電源投入直後
のものであると判断した場合には(S1:Yes)、S
3において、第1計数RNDに値「AX」を代入する等
の処理を行うことにより、RAMを初期化する。そし
て、S5において、第2計数更新の処理を、動作処理プ
ログラムの一部として、実行する。
【0019】ここで、S5の第2計数更新の処理につい
て、図2を参照にして説明する。第2計数更新の処理
(図1のS5)においては、RAMに設けられた変数で
ある第2計数SYCを、第1範囲である値「AX」から
値「AY」の間で変化させている。すなわち、図2に示
すように、S20において、第2計数SYCが値「A
Y」以上であるか否かを判断し、第2計数SYCが値
「AY」以上であると判断した場合には(S20:Ye
s)、S21において、第2計数SYCに値「AX」を
代入する一方、第2計数SYCが値「AY」以上でない
と判断した場合には(S20:No)、S22におい
て、第2計数SYCに値「N1」を加算する。このよう
に、第2計数SYCを値「AX」から値「AY」の間で変
化させる第2計数更新の処理(図1のS5)は、図1の
S3の実行が終了した後から新たなリセット信号が発生
するまでの待機時間内において、繰り返し行われる。
【0020】図1に戻り、現在の「リセット割込み」が
電源投入直後のものでないと判断した場合には(S1:
No)、S2において、蛍光管表示データ転送の処理等
の動作処理プログラムの一部を順次に実行し、S6にお
いて、当たり判定の処理や停止図柄作成の処理等の動作
処理プログラムの一部を順次に実行し、S7において、
第1計数更新の処理を、動作処理プログラムの一部とし
て、実行する。
【0021】ここで、S7の第1計数更新の処理につい
て、図3を参照にして説明する。第1計数更新の処理
(図1のS7)においては、RAMに設けられた変数で
ある第1計数RNDを、第1範囲である値「AX」から
値「AY」の間で変化させている。すなわち、図3に示
すように、S30において、第1計数RNDに値「N
1」を加算し、その後のS31において、第1計数RN
Dが値「AY+N1」以上であるか否かを判断し、第1計
数RNDが値「AY+N1」以上であると判断した場合の
み(S31:Yes)、S32において、第1計数RN
Dに値「(AY−AX)+N1」を減算する。かかる第1
計数更新の処理(図1のS7)が実行されると、図1の
S8に進む。
【0022】図1のS8においては、現在の「リセット
割込み」における、S6の中の当たり判定の処理におい
て、当たりと判定されたか否かを判断し、当たり判定の
処理で当たりと判定されたと判断した場合には(S8:
Yes)、S9において、第1計数RNDに第2計数S
YCの値を代入した後に、S10に進む。一方、当たり
判定の処理で当たりと判定されたと判断しない場合には
(S8:No)、何もすることなく、S10に進む。
【0023】次のS10においては、既に述べたS5の
第2計数更新の処理と同様な、第2計数更新の処理を行
う(図2参照)。S5と同様にして、第2計数SYCを
値「AX」から値「AY」の間で変化させる第2計数更新
の処理(S10)は、S8又はS9の実行が終了した後
から新たなリセット信号が発生するまでの待機時間内に
おいて、繰り返し行われる。
【0024】以上詳細に説明したように、第1実施の形
態のパチンコ機においては、「msec」単位の一定間
隔で発生する「リセット割込み」毎に、現在の「リセッ
ト割込み」が電源投入直後のものであると判断した場合
には(S1:Yes)、S3とS5の各動作処理プログ
ラムを順次に実行することによって、また、現在の「リ
セット割込み」が電源投入直後のものであると判断しな
い場合には(S1:No)、S2とS6からS10まで
の各動作処理プログラムを順次に実行することによっ
て、パチンコ機の動作を行っており(図1参照)、かか
る動作処理プログラムの一つである当たり判定の処理に
おいては(S6)、第1始動口にパチンコ球が入球した
際に取得された第1計数RNDの値に基づいて行ってい
る。
【0025】このとき、第1計数RNDは、原則とし
て、「リセット割込み」毎に値「N1」が加算されるこ
とによって、値「AX」から値「AY」の間を周期的かつ
順次に変化している(図1のS7、図3のS30〜S3
2)。また、第2計数SYCは、図1のS3の実行が終
了した後から新たなリセット信号が発生するまでの待機
時間内において(S5)、また、S8又はS9の実行が
終了した後から新たなリセット信号が発生するまでの待
機時間内において(S10)、値「AX」から値「AY」
の間において変化している。尚、S2、S3、S6等の
各動作処理プログラムはパチンコ機の状況によって実行
されるものと実行されないものがあり、「リセット割込
み」毎の待機時間はランダムになることから、第2計数
SYCの値の変化を外部から予測することは不可能であ
る。
【0026】さらに、S6の中の当たり判定の処理にお
いて、当たりと判定されたと判断した場合に(S8:Y
es)、第2計数SYCの値を第1計数RNDに代入す
ることによって(S9)、第1計数RNDの値を代入時
の値から第2計数SYCの値まで飛び越して変化させて
いるので、第1計数RNDの値の変化も外部から予測す
ることは不可能となる。
【0027】すなわち、第1実施の形態のパチンコ機
は、その変化を外部から予測することができない第2計
数SYCに基づいて第1計数RNDの値を変更してお
り、当たり判定の処理の際に使用する第1計数RNDの
値の変化を外部から予測することを不可能にしているの
で、所謂「ぶらさげ基板」による不正行為を防止するこ
とができる。
【0028】次に、第2実施の形態のパチンコ機を、図
4〜図7を参照にして説明する。第2実施の形態のパチ
ンコ機は、第1種パチンコ機である。そして、ハード構
成により「msec」単位の一定間隔で発生する、リセ
ット信号である「リセット割込み」毎に、各動作処理プ
ログラムを順次に実行することによって、パチンコ機自
身を動作させるものである。
【0029】先ず、第2実施の形態のパチンコ機の動作
について説明する前に、動作処理プログラムの一つであ
る当たり判定の処理について説明する。第2実施の形態
のパチンコ機においては、当たり判定の処理のために、
変数である第1計数RNDをRAMに設けている。かか
る第1計数RNDは、電源投入時に値「AX」からスタ
ートし、以後、「msec」単位の一定間隔で発生する
「リセット割込み」毎に加算値Nが加算され、値「A
Y」になれば値「AX」に書き換えられて、第1範囲であ
る値「AX」から値「AY」の間を変化するものである。
尚、このような第1計数RNDの値の変化は、後述する
図4のS47の第1計数更新の処理が「リセット割込
み」毎に実行されることによって、行われる。
【0030】このように、「リセット割込み」毎に加算
値Nが加算されることにより値「AX」から値「AY」の
間を周期的かつ順次に変化する第1計数RNDを、第1
始動口にパチンコ球が入球した際に取得し、その取得値
が「当たり値」として予め設定されていた値「AM」と
一致するか否かによって、当たり判定の処理を行ってい
る。尚、当たり判定の処理は、後述する図4のS46の
中の動作処理プログラムの一つとして、「リセット割込
み」毎に実行される。また、第1計数RNDの値を取得
する動作は、第1始動口にパチンコ球が入球したか否か
を「リセット割込み」毎に判断し、第1始動口にパチン
コ球が入球したと判断した場合のみ、その「リセット割
込み」内で行われる。
【0031】次に、第2実施の形態のパチンコ機の動作
について説明する。図4に示すように、第2実施の形態
のパチンコ機においては、「msec」単位の一定間隔
で発生する「リセット割込み」毎に、各動作処理プログ
ラムを順次に実行している。すなわち、「リセット割込
み」が発生すると、S41において、現在の「リセット
割込み」が電源投入直後のものであるか否かを判断す
る。
【0032】現在の「リセット割込み」が電源投入直後
のものであると判断した場合には(S41:Yes)、
S43において、第1計数RNDに値「AX」を代入す
る等の処理を行うことにより、RAMを初期化する。そ
して、S45において、第2計数更新の処理を、動作処
理プログラムの一部として、実行する。
【0033】ここで、S45の第2計数更新の処理につ
いて、図5を参照にして説明する。第2計数更新の処理
(図4のS45)においては、RAMに設けられた変数
である第2計数CTNを、値「BX」から値「BY」の間
で変化させている。すなわち、図5に示すように、S5
0において、第2計数CTNが値「BY」以上であるか
否かを判断し、第2計数CTNが値「BY」以上である
と判断した場合には(S50:Yes)、S51におい
て、第2計数CTNに値「BX」を代入する一方、第2
計数CTNが「BY」以上でないと判断した場合には
(S50:No)、S52において、第2計数CTNに
加算値Nである値「N1」を加算する。このように、第
2計数CTNを値「BX」から値「BY」の間で変化させ
る第2計数更新の処理(図4のS45)は、図4のS4
4の最後の動作処理プログラムの実行が終了した後から
新たなリセット信号が発生するまでの待機時間内におい
て、繰り返し行われる。
【0034】図4に戻り、現在の「リセット割込み」が
電源投入直後のものでないと判断した場合には(S4
1:No)、S42において、蛍光管表示データ転送の
処理等の動作処理プログラムの一部を順次に実行し、S
46において、当たり判定の処理や停止図柄作成の処理
等の動作処理プログラムの一部を順次に実行し、S47
において、第1計数更新の処理を、動作処理プログラム
の一部として、実行する。
【0035】ここで、S47の第1計数更新の処理につ
いて、図6を参照にして説明する。第1計数更新の処理
(図4のS47)においては、RAMに設けられた変数
である第1計数RNDに、第2計数CTNの値に一対一
に対応する加算値Nを加算することにより、かかる第1
計数RNDを値「AX」から値「AY」の間で変化させて
いる。すなわち、図6に示すように、S60において、
第2計数CTNの値に一対一に対応する加算値Nを取得
する。尚、加算値Nは値「N1」又は値「N2」であり、
RAMに記憶された図7のテーブルによって、第2計数
CTNの値である「BX」、「BX+N1」、「BX+2N
1」…「BY」に一対一に対応するように規定されてい
る。
【0036】そして、S61において、S60で取得し
た加算値Nを第1計数RNDに加算し、その後のS62
において、第1計数RNDが値「AY+N」以上である
か否かを判断し、第1計数RNDが値「AY+N」以上
であると判断した場合のみ(S62:Yes)、S63
において、第1計数RNDに値「(AY−AX)+N」を
減算する。かかる第1計数更新の処理(図4のS47)
が実行されると、図4のS48に進む。
【0037】次のS48においては、既に述べたS45
の第2計数更新の処理と同様な、第2計数更新の処理を
行う(図5参照)。S45と同様にして、第2計数CT
Nを値「BX」から値「BY」の間で変化させる第2計数
更新の処理(S48)は、S47の第1計数更新の処理
の実行が終了した後から新たなリセット信号が発生する
までの待機時間内において、繰り返し行われる。
【0038】以上詳細に説明したように、第2実施の形
態のパチンコ機においては、「msec」単位の一定間
隔で発生する「リセット割込み」毎に、現在の「リセッ
ト割込み」が電源投入直後のものであると判断した場合
には(S41:Yes)、S43とS45の各動作処理
プログラムを順次に実行することによって、また、現在
の「リセット割込み」が電源投入直後のものであると判
断しない場合には(S41:No)、S42とS46か
らS48までの各動作処理プログラムを順次に実行する
ことによって、パチンコ機の動作を行っており(図4参
照)、かかる動作処理プログラムの一つである当たり判
定の処理においては(S46)、第1始動口にパチンコ
球が入球した際に取得された第1計数RNDの値に基づ
いて行っている。
【0039】このとき、第2計数CTNは、図4のS4
3の実行が終了した後から新たなリセット信号が発生す
るまでの待機時間内において(S45)、また、S47
の第1計数更新の処理の実行が終了した後から新たなリ
セット信号が発生するまでの待機時間内において(S4
8)、値「BX」から値「BY」の間において変化してい
る。尚、S42、S43、S46等の各動作処理プログ
ラムはパチンコ機の状況によって実行されるものと実行
されないものがあり、「リセット割込み」毎の待機時間
はランダムになることから、第2計数CTNの値の変化
を外部から予測することは不可能である。
【0040】さらに、一定間隔で発生するリセット信号
毎に、第2計数CTNの値に基づいて加算値Nを値「N
1」又は値「N2」に変更することによって(S60、図
7)、第1計数RNDの値を不規則に変化させているの
で、第1計数RNDの値の変化も外部から予測すること
は不可能となる。
【0041】すなわち、第2実施の形態のパチンコ機
は、その変化を外部から予測することができない第2計
数CTNに基づいて第1計数RNDの値を変更してお
り、当たり判定の処理の際に使用する第1計数RNDの
値の変化を外部から予測することを不可能にしているの
で、所謂「ぶらさげ基板」による不正行為を防止するこ
とができる。
【0042】尚、本発明は上記実施の形態に限定される
ものでなく、その趣旨を逸脱しない範囲で様々な変更が
可能である。例えば、第1実施の形態のパチンコ機にお
いては、S6の中の当たり判定の処理において、当たり
と判定されたと判断したときに(S8:Yes)、第2
計数SYCの値を第1計数RNDに代入しているが(S
9)、パチンコ機の動作に悪影響が出なければ、第2計
数SYCの値を第1計数RNDに代入するときは、いつ
でもよい。
【0043】また、第1実施の形態のパチンコ機におい
ては、第2計数SYCの値を第1計数RNDにそのまま
代入しているが(S9)、第2計数SYCの値からの算
出値を、第1範囲と同じ値「AX」から値「AY」の間で
算出するならば、かかる算出値を第1計数RNDに代入
してもよい。
【0044】また、第1実施の形態のパチンコ機におい
ては、第2計数更新の処理において(S5、S10)、
第2計数SYCを、第1範囲と同じ値「AX」から値
「AY」の間で変化させているが、第1範囲と異なる第
2範囲内で変化させてもよい。ただし、S9において、
第1計数RNDに第2計数SYCの値を代入する前に、
第2計数SYCを第1範囲の値「AX」から値「AY」の
間の値に変更する。
【0045】また、第2実施の形態のパチンコ機におい
ては、S47の第1計数更新の処理において、加算値N
を必ず新たに取得しているが(S60)、一定条件を満
たした場合にのみ、加算値Nを新たに取得してもよい。
【0046】また、第1実施の形態のパチンコ機の加算
値Nである値「N1」と、第2実施の形態のパチンコ機
の加算値Nである値「N1」又は値「N2」について、両
者の加算値Nは正又は負のいずれの値をとってもかまわ
ない。
【0047】また、第1実施の形態のパチンコ機と第2
実施の形態のパチンコ機は、第1種パチンコ機であった
が、第2種パチンコ機や第3種パチンコ機などのその他
の機種のパチンコ機であってもよい。
【0048】また、第1実施の形態のパチンコ機の特徴
である、第1計数RNDの値を代入時の値から第2計数
SYCの値まで飛び越して変化させることと、第2実施
の形態のパチンコ機の特徴である、第1計数RNDの値
に加算値Nの値「N1」又は値「N2」を加算して不規則
に変化させることを併用して、第1計数RNDの値の変
化を外部から予測することを不可能にしてもよい。
【0049】
【発明の効果】本発明のパチンコ機は、その変化を外部
から予測することができない第2計数の値を第1計数の
値に、所定の条件の下で、代入しており、当たり判定の
処理の際に使用する第1計数の値の変化を外部から予測
することを不可能にしているので、所謂「ぶらさげ基
板」による不正行為を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施の形態のパチンコ機の動作のフローチ
ャート図である。
【図2】第1実施の形態のパチンコ機の第2計数更新の
処理のフローチャート図である。
【図3】第1実施の形態のパチンコ機の第1計数更新の
処理のフローチャート図である。
【図4】第2実施の形態のパチンコ機の動作のフローチ
ャート図である。
【図5】第2実施の形態のパチンコ機の第2計数更新の
処理のフローチャート図である。
【図6】第2実施の形態のパチンコ機の第1計数更新の
処理のフローチャート図である。
【図7】第2実施の形態のパチンコ機において、第2計
数の値と加算値の関係を示した図である。
【符号の説明】
RND 第1計数 SYC、CTN 第2計数 N 加算値

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 遊技状況により処理時間が異なる各動作
    処理プログラムを一定間隔で発生する開始信号毎に順次
    に実行するとともに、前記開始信号毎に所定の加算値が
    加算されることにより第1範囲内を周期的かつ順次に第
    1計数の値が変化し、所定の遊技状況で取得される前記
    第1計数の値が当たり値と一致するときに特別遊技状態
    を発生させるパチンコ機であって、 所定の動作処理プログラムの実行が終了した後から新た
    な開始信号が発生するまでの間に第2範囲内で周期的か
    つ順次に第2計数の値を変化させる一方、所定の条件の
    下で前記第2計数の値を前記第1計数に代入することを
    特徴とするパチンコ機。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載するパチンコ機であっ
    て、 前記一定間隔がmsec単位のものであることを特徴と
    するパチンコ機。
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JP2018015474A (ja) * 2016-07-15 2018-02-01 株式会社三洋物産 遊技機

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