JP2001353307A - 遊技機 - Google Patents

遊技機

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JP2001353307A
JP2001353307A JP2001151926A JP2001151926A JP2001353307A JP 2001353307 A JP2001353307 A JP 2001353307A JP 2001151926 A JP2001151926 A JP 2001151926A JP 2001151926 A JP2001151926 A JP 2001151926A JP 2001353307 A JP2001353307 A JP 2001353307A
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JP2001151926A
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Fumihiro Okado
文宏 岡戸
Hikonori Tatematsu
彦則 立松
Tatsunori Taketomi
辰徳 武臣
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Sanyo Bussan Co Ltd
Original Assignee
Sanyo Bussan Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】遊技装置を備えた他の遊技機に対し、少なくと
も一部の遊技内容が異なり、かつ、前記他の遊技機の遊
技装置と同一又は類似の遊技装置を備えてなる遊技機に
おいて、制御基板等の部品の誤った装着を防止し、遊技
内容の誤認に基づく各種不具合の抑制を図る。 【解決手段】パチンコ機1の遊技盤2には作動口3及び
大入賞口4が設けられ、遊技盤2の中央部分には表示部
13aを備えた表示装置13が組込まれている。表示部
13aには複数の図柄列が表示され、図柄列は複数種類
の図柄によって構成されている。制御装置24の主基板
は、電源投入時に他のパチンコ機と識別するための機種
固有の情報を判別可能な態様で表示部13aに表示す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複数の図柄が変動
表示される表示装置を備えたパチンコ機等の遊技機に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、遊技機の一種として、複数種類の
図柄等を、予め定められた配列で変動表示するための特
別図柄表示装置を備えたパチンコ機が知られている。
【0003】この種のパチンコ機では、表示装置での変
動表示停止時の表示図柄(停止図柄)に応じて、リーチ
状態を経た後に遊技者に有利な状態となる「特別遊技状
態」、リーチ状態を経た後に特別遊技状態とはならない
「外れリーチ状態」、又は、リーチ状態を経ず、かつ、
特別遊技状態ともならない「外れ状態」が発生させられ
る。停止図柄には、特別遊技状態(大当たり状態)を発
生させるための特別遊技図柄(大当たり図柄)、外れリ
ーチを発生させるための外れリーチ図柄、及び、外れ状
態を発生させるための外れ図柄がある。
【0004】前記のようなパチンコ機では、遊技者の操
作に応じて変化する遊技状況が、所定の条件を満たすこ
と(例えば、遊技球が作動口に入賞すること等)に基づ
いて、特別図柄表示装置において、図柄の変動表示が開
始される。また、上記大当たり図柄、外れリーチ図柄、
及び、外れ図柄の中から、遊技状況に応じた停止図柄が
選択され、その選択された停止図柄で前記変動表示が停
止させられる。そして、大当たり図柄で停止した場合に
は、特別変動入賞装置が遊技者にとって有利な状態(大
当たり状態)となるように切換えられる。より詳しく
は、大入賞口が開放される等によって、遊技者は大量の
景品球を獲得することが可能となる。
【0005】ところで、近年、この種のパチンコ機にお
いては、別途設けられた普通図柄始動口(又はゲート)
の通過に基づき、普通図柄表示装置による補助可変表示
制御(例えば7セグ表示制御)が行われる。そして、そ
の表示結果が予め定められた所定の停止状態となった場
合(例えば「7」で停止した場合)に、普通図柄当たり
となって、作動口を兼ねた普通変動入賞装置が開放され
て、作動口への入賞率が高められる。
【0006】また、最近では、確率変動モードの設定さ
れてなるパチンコ機が知られるようになってきている。
当該確率変動モードというのは、大当たり図柄が、例え
ば「3」「3」「3」、「7」「7」「7」の如き特別
図柄であった場合に、その大当たり状態の終了後、次回
の大当たり状態が1回(又は2回)発生するまで、大当
たり状態の発生確率が高められるものであり、前記特別
図柄以外の非特別図柄である場合には通常モードが選択
される。また、これに加えて、特別図柄変動表示装置の
変動時間が短縮されたり、或いは、普通図柄可変表示装
置における普通図柄当たりとなる確率が高められたりす
る。
【0007】ところで、上記大当たり図柄、又は外れリ
ーチ図柄にて図柄が停止する場合には、必ずリーチ状態
を経ることとなる。リーチ状態とは、例えば左・中・右
と3つの図柄列がある場合において左・右図柄列の図柄
がそれぞれ「7」、「7」の数字図柄で停止しており、
かつ、中図柄列が未だ変動しているような状態をいう。
この状態下で、もしも中図柄列の図柄が「7」の数字図
柄で停止すると、上述した特別遊技状態が発生する。従
って、このようなリーチ状態の間、遊技者は、図柄が大
当たり図柄で停止することを願って、わくわくどきどき
しながら遊技を行うこととなる。
【0008】昨今では、上記のようなリーチ状態におけ
る演出効果を高めるべく、多種多様なリーチパターンが
採用されるようになってきている。例えば、図柄がスク
ロール変動するタイプのパチンコ機にあって、「ノーマ
ルリーチ」と称されるリーチパターンにおいては、スク
ロール変動中の図柄が何ら特段の変化を起こすことなく
そのまま停止する。また、「スーパーリーチ」と称され
るリーチパターンにおいては、表示される図柄がフラッ
シュしたり、コマ送り状態で変動したり、拡大されて変
動したり、図柄が高速又は低速で変動したり、或いは種
々のキャラクタが種々の動作を行う等、表示装置上にお
いて、「ノーマルリーチ」とは異なる何らかの演出が行
われる。
【0009】一般に、「ノーマルリーチ」よりも「スー
パーリーチ」の方が大当たり状態が発生させられる期待
値が高く設定されている。このため、遊技者は、リーチ
状態の中でも、「ノーマルリーチ」よりもむしろ「スー
パーリーチ」が出現することを期待するとともに、もし
「スーパーリーチ」が出現した場合には、大当たり状態
が発生することを期待感をもって切望する。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】近年、特別図柄表示装
置として、同一の又は類似のものを採用して、遊技内容
の一部を異ならせたシリーズ機種なるものが知られるよ
うになってきている。かかるシリーズ機種においては、
特別図柄表示装置が互いに同一又は類似であることか
ら、各機種とも、特別図柄表示装置等にて同様の図柄が
表示され、同様の演出表示が行われる場合がほとんどで
ある。なお、異なった遊技内容というのは、例えば、1
入賞当たりの景品球の払出個数の相違(ある機種は1入
賞当たり13個であるのに対し、別の機種では1入賞当
たり15個である等)、大当たり状態が発生した場合の
ラウンド継続回数の相違(ある機種は大入賞口の開放が
最高で14ラウンドまでしか行われないのに対し、別の
機種では最高で16ラウンドまで行われる等)、大当た
り図柄で停止する確率の相違(ある機種は250分の1
であるのに、別の機種では350分の1である等)、遊
技球の購入方法の相違(ある機種は現金の投入によって
のみ遊技球の購入が可能であるのに対し、別の機種では
プリぺイドカードを挿入した上で所定の操作を行うこと
により遊技球の購入が可能である等)をはじめ、様々な
遊技内容の相違が挙げられる。このようなシリーズ機種
においては、用いられる特別図柄表示装置は同一又は類
似であるものの、遊技内容が少なくとも一部異なるた
め、パチンコ機本体に装着される制御基板は各機種毎に
異なっている。
【0011】ところが、上記従来のシリーズ機種におい
ては、次に記すような課題があった。すなわち、従来で
は、パチンコ機の製造時において、遊技盤に対し、特別
図柄表示装置や、主基板等の制御基板を組み付けるので
あるが、かかる組み付け作業に際し、上述した遊技内容
の異なった制御基板等を誤って装着してしまうおそれが
あった。特に、制御基板等に付されることのある機種固
有の表示(シール等で付されている表示)は、小さいの
が通例であり、その表示を見落としたり、見誤ったりす
るケースも起こっていた。そして、制御基板等が誤って
装着されてしまった場合、それを確認することが著しく
困難であり、場合によっては、誤って装着されたまま最
終製品として出荷されてしまうおそれがあった。
【0012】さらに、遊技内容が異なり、かつ、同一の
特別図柄表示装置を備えたシリーズ機種については、製
造後のパチンコ機において、一見して機種を判別するこ
とが困難な場合があった。特に、同一の又は類似のセル
板(遊技盤の表面に取着される機種特有の絵模様の付さ
れた樹脂製のシート板)が取着されている場合には、遊
技者にとって、或いは、遊技場関係者にとって、その機
種がいかなる機種であるのかを把握することができない
場合が生じていた。その結果、遊技者が、真に遊技をし
たいと望むパチンコ機について遊技を堪能できずに、異
なる遊技内容を伴ったパチンコ機について遊技を行って
しまうという問題が生じるおそれがあった。また、遊技
場関係者が、遊技内容を的確に把握できないまま、誤っ
たサービスを提供してしまうおそれがあった(例えば、
必要以上のサービス球を補償してしまう等)。
【0013】本発明は、上述した課題に鑑みてなされた
ものであって、その目的は、遊技装置を備えた他の遊技
機に対し、少なくとも一部の遊技内容が異なり、かつ、
前記他の遊技機の遊技装置と同一又は類似の遊技装置を
備えてなる遊技機において、制御基板等の部品の誤った
装着を防止することができるとともに、遊技内容の誤認
に基づく各種不具合の抑制を図ることのできる遊技機を
提供することにある。
【0014】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに有効な手段を以下に示す。なお、必要に応じてその
作用等についても説明する。
【0015】手段1.他の遊技機の遊技装置と同一又は
類似の遊技装置を備えてなる遊技機であって、前記他の
遊技機と識別するための機種固有の情報を判別可能な態
様で報知する報知手段を設けたことを特徴とする遊技
機。上記手段によれば、報知手段によって、他の遊技機
と識別するための機種固有の情報が判別可能な態様で報
知される。従って、遊技機の製造時においては、他の遊
技機と同一又は類似の遊技装置を装着するとともに、特
定の遊技内容を実行しうる制御基板等の部品を装着(接
続をも含む、以下同様)する必要があるのであるが、こ
の際、前記報知よって提供された機種固有の情報に基づ
き、他の遊技機の制御基板等と識別することができる。
そのため、前記情報を確認することで、他の遊技機の制
御基板等を誤って装着してしまうといった不具合が防止
される。
【0016】また、製造後においては、前記報知よって
提供された機種固有の情報を遊技者、或いは遊技場関係
者が判別することにより、当該遊技機を、他の遊技機と
間違えてしまうといった事態が回避されうる。
【0017】手段2.遊技装置を備えた他の遊技機に対
し、少なくとも一部の遊技内容が異なり、かつ、前記他
の遊技機の遊技装置と同一又は類似の遊技装置を備えて
なる遊技機であって、前記他の遊技機と識別するための
機種固有の情報を判別可能な態様で報知する報知手段を
設けたことを特徴とする遊技機。上記手段によれば、他
の遊技機の遊技装置と同一又は類似の遊技装置を備えた
遊技機において、前記他の遊技機に対し、少なくとも一
部の遊技内容が異なっており、遊技者は、当該遊技内容
を堪能しうる。そして、報知手段によって、他の遊技機
と識別するための機種固有の情報が判別可能な態様で報
知される。
【0018】従って、遊技機の製造時においては、他の
遊技機と同一又は類似の遊技装置を装着するとともに、
特定の遊技内容を実行しうる制御基板等の部品を装着す
る必要があるのであるが、この際、前記報知よって提供
された機種固有の情報に基づき、他の遊技機の制御基板
等と識別することができる。そのため、前記情報を確認
することで、他の遊技機の制御基板等を誤って装着して
しまうといった不具合が防止される。
【0019】また、製造後においては、前記報知よって
提供された機種固有の情報を遊技者、或いは遊技場関係
者が判別することにより、当該遊技機を、他の遊技機と
間違えてしまうといった事態が回避されうる。
【0020】手段3.上記手段1又は2において、前記
報知手段は、少なくとも外部操作に基づいて前記機種固
有の情報を報知するものであることを特徴とする遊技
機。上記手段によれば、当該情報を必要とする者が外部
操作を行うことを契機として情報が報知されることとな
り、多様なニーズに対応可能となる。
【0021】手段4.上記手段3において、前記外部操
作は、電源投入を含むことを特徴とする遊技機。上記手
段によれば、電源を投入することに基づいて情報が報知
される。
【0022】手段5.上記手段1〜4のいずれかにおい
て、前記遊技装置に遊技用信号を送信可能な制御基板が
装着されてなる遊技機。上記手段によれば、機種毎に少
なくとも一部が異なった遊技内容を実行しうるようにす
るため、制御基板が機種毎に異なるのであるが、かかる
制御基板を誤って装着してしまうことが確実に防止され
る。
【0023】手段6.上記手段5において、前記制御基
板が誤って装着された場合には、前記報知手段は、警告
を促す報知を行うようにしたことを特徴とする。上記手
段によれば、上記警告に基づき、正しい制御基板を装着
し直す機会が付与されることとなる。
【0024】手段7.上記手段5又は6において、前記
制御基板が誤って装着された場合には、少なくとも遊技
不能又は遊技困難な状態とするようにしたことを特徴と
する遊技機。
【0025】手段8.上記手段1〜7のいずれかにおい
て、前記遊技装置は、少なくとも複数の図柄を可変表示
しうる表示装置を含むことを特徴とする遊技機。
【0026】手段9.上記手段8において、前記報知手
段は、少なくとも前記表示装置に表示される情報を報知
することを特徴とする遊技機。上記手段によれば、当該
情報を必要とする者は、表示装置に表示される情報を視
認することで、識別が可能となる。
【0027】手段10.上記手段9において、前記情報
は、前記表示装置に予め備えられたデータが、制御基板
より送信される信号に基づいて報知されるものであるこ
とを特徴とする遊技機。従って、制御基板より送信され
る信号に基づく情報が固有の情報であれば、当該情報
が、機種固有のものであるため、より一層識別が容易か
つ確実なものとなる。
【0028】手段11.上記手段1〜10のいずれかに
おいて、前記遊技装置は、少なくとも遊技媒体の入賞可
能な第1の状態と、第1の状態よりも入賞困難な第2の
状態とをとりうる可変入賞装置を含むことを特徴とする
遊技機。
【0029】手段12.上記手段1〜11のいずれかに
おいて、前記報知手段は、視覚的に機種固有の情報を判
別可能な態様で報知するものであることを特徴とする遊
技機。
【0030】手段13.上記手段1〜12のいずれかに
おいて、前記報知手段は、聴覚的に機種固有の情報を判
別可能な態様で報知するものであることを特徴とする遊
技機。
【0031】
【発明の実施の形態】以下に、パチンコ遊技機(以下、
単に「パチンコ機」という)を具体化した一実施の形態
を、図面に基づいて詳細に説明する。
【0032】図1に示すように、パチンコ機1の遊技盤
2には、作動口3及び大入賞口4が設けられている。作
動口3は、遊技球5の通路を備えており、その通路入口
には羽根6が開閉可能に支持されている。大入賞口4の
奥の右側にはVゾーンが、左側には入賞通路が設けられ
ている(図示略。また、左右逆でもよい)。そして、大
入賞口4に入賞した遊技球5は、Vゾーン又は入賞通路
のいずれか一方を通って図示しない入賞球処理装置の方
へと導かれる。また、大入賞口4の前には、シャッタ1
1が設けられている。このシャッタ11は、大入賞口4
の側部に設けられた大入賞口用ソレノイド12により作
動させられ、大入賞口4を開閉する。詳しくは、当該ソ
レノイド12が励磁状態となることにより、シャッタ1
1が略水平に傾き、これにより大入賞口4が開かれる。
また、ソレノイド12が非励磁状態となることにより、
シャッタ11が略垂直状態となり、これにより大入賞口
4は閉鎖される。
【0033】遊技盤2の中央部分には、特別図柄表示装
置(以下、単に「表示装置」という)13が組込まれて
いる。表示装置13は、液晶ディスプレイ(LCD)よ
りなる表示部13aを備えており、ここに複数の図柄列
が表示される。図2に示すように、本実施の形態では、
これらの図柄列として上図柄列14、中図柄列15及び
下図柄列16の3つの図柄列が表示されるが、それ以外
の数の図柄列が表示されてもよい。なお、前記表示部1
3aには、背景画面等が適宜表示されるようになってい
る。
【0034】各図柄列14〜16は、基本的には、図
2,3に示すように、複数種類で複数個の図柄17A〜
17Hと、1種類で複数個の図柄17Kとによって構成
されている。各図柄17A〜17Hは、各種「犬」の絵
図柄DG1〜DG8と、「1」〜「8」の数字図柄N1
〜N8との組合せによって構成されている。「1」〜
「8」の数字は、上図柄列14については降順に、中、
下図柄列15,16については昇順にそれぞれ配列され
ている。より詳しくは、図柄17Aは「1」の数字図柄
N1及び「ドーベルマン」の絵図柄DG1の組み合わせ
によって構成されている。また、図柄17Bは「2」の
数字図柄N2及び「ダックスフンド」の絵図柄DG2、
図柄17Cは「3」の数字図柄N3及び「プードル」の
絵図柄DG3、図柄17Dは「4」の数字図柄N4及び
「オールドシープドッグ」の絵図柄DG4、図柄17E
は「5」の数字図柄N5及び「土佐犬」の絵図柄DG
5、図柄17Fは「6」の数字図柄N6及び「テリア」
の絵図柄DG6、図柄17Gは「7」の数字図柄N7及
び「ブルドッグ」の絵図柄DG7、図柄17Hは「8」
の数字図柄N8及び「セントバーナード」の絵図柄DG
8の組み合わせによって、それぞれ構成されている。こ
れらの図柄17A〜17Hは、特別遊技図柄としての大
当たり図柄、外れリーチ図柄及び外れ図柄のいずれかに
なりうる(これらについては後述する)。
【0035】また、図柄17Kは「ハート」のマークに
よって構成されており、前記図柄17A〜17H間に配
置される。さらに、当該図柄17Kは、外れ図柄にのみ
なりうる。
【0036】図4に示すように、各々の図柄列14〜1
6においては、あたかも草原(背景画面)を、表示され
る図柄17A〜17H,17Kが、右から左方向へと駆
け抜けるかのごとく表示される。
【0037】表示装置13の表示部13aでは、各図柄
列14〜16の図柄変動(回転変動)が、遊技球5の作
動口3への入賞に基づいて開始させられる。また、大当
たり図柄、外れリーチ図柄、外れ図柄の中から1つが選
択され、これが停止図柄として設定される。停止図柄と
は、各図柄列14〜16が図柄変動を停止したときに表
示される図柄である。本実施の形態では、図柄変動は、
上図柄列14、下図柄列16、中図柄列15の順に停止
させられるが、これはあくまでも1例にすぎず、別の順
序で停止させられるようにしてもよい。
【0038】図5,6は、表示部13aにおける大当た
り時の画面を示す図である。同図に示すように、大当た
り図柄は、リーチ遊技状態(リーチ状態)を経た後、遊
技者に有利な特別遊技状態としての大当たり状態を発生
させるための図柄である。詳しくは、全ての図柄列14
〜16の変動が停止させられたとき、表示されている図
柄17A〜17Hの組合せが、予め定められた大当たり
の組合せ、すなわち、同一種類の図柄17A〜17Hが
大当たりラインL1〜L5に沿って並んでいるときの同
図柄17A〜17Hの組合せとなる場合がある。この組
合せを構成する図柄が「大当たり図柄」である。
【0039】本実施の形態では、左右の縦ラインL1,
L2(図5(a),(b)参照)、中央の縦ラインL3
(図6(a)参照)、及び斜めの2本のラインL4,L
5(図6(b)参照)によって大当たりラインLが構成
されている(5ラインと称される)。大当たりの組合せ
が成立すると、特別電動役物が作動し(大入賞口4が開
かれ)、遊技者にとって有利な大当たり状態の到来、す
なわち、より多くの景品球を獲得することが可能とな
る。
【0040】また、図7(a)〜(d)に示すように、
リーチ状態とは、大当たり直前の状態をいう(もちろん
大当たり状態に至らない場合もある)。リーチ状態に
は、下図柄列16の図柄変動が、大当たりラインL1〜
L5上において上図柄列14の停止図柄と同一種類の図
柄で停止する状態が含まれる。例えば図7(a)に示す
例では、大当たりラインL1上において、上図柄列14
及び下図柄列16が同一の図柄17Aで停止しており、
中図柄列15の図柄17A〜17H,17Kが未だ変動
中の状態を示している。この場合において、中図柄列1
5の大当たりラインL1上における停止図柄が図柄17
Aであることを必要条件に、大当たり状態が発生させら
れる。
【0041】上記のリーチ状態には、中図柄列15の図
柄変動が、最終的に上・下両図柄列14,16の停止図
柄と同一種類の図柄(大当たり図柄)で停止して大当た
り状態になるもの以外にも、異なる種類の図柄(これを
「外れリーチ図柄」という)で停止して、大当たり状態
とならないもの(以下、「外れリーチ状態」という)が
含まれる。さらには、中図柄列15の図柄変動が一旦停
止した後、再度全図柄列(或いは一部の図柄列)が変動
し、その後全図柄列14〜16の図柄17A〜17H,
17Kが停止するような場合(再変動リーチとも称され
る)も含まれる。
【0042】上記リーチ状態においては、種々のリーチ
パターンが設定されている。リーチパターンとしては、
中図柄列15の図柄17A〜17H,17Kが単にスク
ロールする「ノーマルリーチ」の外に、図5に示すよう
に、キャラクタとしてどろぼうが表示される「どろぼう
リーチ(図7(a)参照)」、川及び丸太が表示される
「丸太リーチ(図7(b)参照)」、背景画面に氷が表
示される「氷リーチ(図7(c)参照)」、キャラクタ
として女の子が表示される「女の子リーチ(図7(d)
参照)」等が設定されている。これらリーチパターンの
うち、「ノーマルリーチ」以外のリーチパターンは、い
わゆる「スーパーリーチ」と称されるものである。「ス
ーパーリーチ」の動作が開始された場合には、「ノーマ
ルリーチ」の場合に比べて、大当たり状態が発生する期
待値(大当たり期待値)が高くなるようになっている。
また、「スーパーリーチ」においても、各リーチパター
ンによって大当たり期待値が異なったものとなっている
(例えば、「どろぼうリーチ」よりも「女の子リーチ」
の方が大当たり期待値は高い)。
【0043】なお、図2、図4〜図7及び後述する図1
0については、省略されているものの、本実施の形態に
おいては、表示部13a(図柄17A〜17H,17K
の奥側)には、図8に示すような背景画面LYが表示さ
れるようになっている。本実施の形態では、表示部13
aの約2倍の横幅を有する背景画面LYが連続的に、か
つ、ゆっくりと繰り返しスクロール表示されるようにな
っている。
【0044】さて、遊技球5の作動口3への入賞に基づ
いて各図柄列14〜16の図柄変動が開始させられるこ
とはすでに説明したが、この変動表示中にさらに遊技球
5が作動口3に入賞した場合には、その分の変動表示
は、現在行われている変動表示の終了後に行われる。つ
まり、変動表示が待機(保留)される。この保留される
変動表示の最大回数は、パチンコ機の機種毎に決められ
ている。本実施の形態では保留最大回数が4回に設定さ
れているが、これに限られるものではない。
【0045】図1に示すように、表示装置13におい
て、表示部13aの上方には、発光ダイオード(LE
D)からなる保留ランプ18a,18b,18c,18
dが組み込まれている。保留ランプ18a〜18dの数
は、前述した保留最大回数と同じ(この場合4個)であ
る。保留ランプ18a〜18dは、変動表示の保留毎に
点灯させられ、その保留に対応した変動表示の実行に伴
い消灯させられる。このほかにも、パチンコ機1の複数
箇所には、遊技効果を高めるための各種ランプが取付け
られている。これらのランプは、遊技の進行に応じて点
灯状態(消灯、点灯、点滅等)が変えられる。さらに、
パチンコ機1には、遊技の進行に応じて効果音を発生す
る図示しないスピーカが設けられている。
【0046】遊技者の操作に応じて変化するパチンコ機
1の遊技状態を検出するべく、本実施の形態では、遊技
盤2には、作動口用スイッチ21、Vゾーン用スイッチ
22及びカウントスイッチ23等がそれぞれ取付けられ
ている。作動口用スイッチ21は、遊技球5の作動口3
への入賞を検出し、Vゾーン用スイッチ22は遊技球5
の大入賞口4のうちのVゾーンへの入賞を検出し、カウ
ントスイッチ23は、遊技球5の大入賞口4への入賞を
検出する。
【0047】本実施の形態では、各スイッチ21〜23
の検出結果に基づき大入賞口用ソレノイド12、表示装
置13(表示部13a)、各保留ランプ18a〜18
d、スピーカ等をそれぞれ駆動制御するために制御装置
24が設けられている。制御装置24は、図9に示すよ
うに、主基板61及び表示装置制御基板62等を備えて
いる。主基板61はパチンコ機1の裏側の図示しない基
板ボックス内に封印された状態で装着されている。ま
た、表示装置制御基板62は、前記特別図柄表示装置1
3に組み込まれている。
【0048】制御装置24の主基板61は、演算手段で
ある中央処理装置(CPU)と、各種制御プログラム等
を記憶した読み出し専用メモリ(ROM)と、各種デー
タ等を記憶するためのランダムアクセスメモリ(RA
M)とを備えている(いずれも図示略)。RAMには、
コマンドバッファとコマンドカウンタとが設けられてい
る。コマンドバッファは、制御データを一時的に記憶す
るためのバッファである。コマンドバッファの制御デー
タは、所定の契機に基づいて実行される表示データ作成
処理によって更新され、タイマ割込処理によって、表示
装置制御基板62、ひいては表示部13aへと出力(送
信)される。コマンドカウンタは、タイマ割込処理によ
って表示装置制御基板62へ送信される制御データの番
号を示すカウンタである。コマンドバッファに書き込ま
れた制御データは、1回のタイマ割込処理により1バイ
トずつ表示装置制御基板62へ送信されるが、その送信
される制御データの番号を示すものがコマンドカウンタ
である。
【0049】また、RAMは、大当たりの発生を決定す
るための乱数カウンタをも備えている。この乱数カウン
タは、乱数更新処理により、所定(例えば「0」〜「1
99」)の範囲で、例えば2ms毎に、1カウントずつ
更新される。本実施の形態では、乱数カウンタの値が例
えば「7」であるときに、遊技球5が作動口3に入賞
し、それが作動口用スイッチ21にて検出される(保留
最大回数時は除く)ことに基づいて、前記大当たり状態
が発生させられるようになっている。
【0050】これらのCPU、ROM、RAMは、バス
ラインを介して互いに接続されている。バスラインは、
また、主基板61の入出力ポート(図示略)にも接続さ
れている。この入出力ポートは、コネクタ及びケーブル
を介して、表示装置制御基板62の画像コントローラ6
8の入出力ポート69や他の入出力装置と接続されてい
る。また、もちろん主基板61の入出力ポートは、コネ
クタを介して、前記作動口スイッチ21等に接続されて
いる。すなわち、制御装置24の主基板61は、作動口
スイッチ21等から入出力ポートを介して入力される入
賞信号等に基づいて、入出力ポートを介して表示装置制
御基板62や他の入出力装置(他の基板を含む)へ、制
御データ等の各種の動作コマンドを送って、各装置を制
御するのである。
【0051】また、表示装置制御基板62は、上述した
表示部13aに加えて、CPU63と、プログラムRO
M64と、ワークRAM65と、ビデオRAM66と、
キャラクタROM67と、入出力ポート69を内蔵して
なる画像コントローラ68とを備えている。表示装置制
御基板62のCPU63は、主基板61から送信される
制御データに応じて、表示部13aの表示を制御するも
のであり、プログラムROM64には、このCPU63
により実行されるプログラムが記憶されている。ワーク
RAM65には、CPU63によるプログラムの実行時
に使用されるワークデータが記憶されている。
【0052】また、ビデオRAM66は、表示部13a
に表示されるデータを記憶するメモリであり、このビデ
オRAM66の内容を書き換えることにより、表示部1
3aの表示内容が変更される。キャラクタROM67
は、表示部13aに表示される図柄、背景、キャラクタ
などの各データを記憶するメモリである。画像コントロ
ーラ68は、CPU63、ビデオRAM66、入出力ポ
ート69のそれぞれのタイミングを調整して、データの
読み書きを介在するとともに、ビデオRAM65に記憶
される表示データを、キャラクタROM67を参照して
所定のタイミングで表示部13aに表示させるものであ
る。
【0053】次に、本実施の形態の特徴的部分について
説明する。
【0054】本実施の形態におけるパチンコ機1は、従
来の技術で説明したいわゆるシリーズ機種の1つであっ
て、当該機種名を例えば「シリーズA」とする。シリー
ズ機種としては、その外にも2種類(合計3種類)あっ
て、これら他の機種名をそれぞれ例えば「シリーズ
B」、「シリーズC」とする。「シリーズA」〜「シリ
ーズC」は、いずれも同一のセル板が取着されていると
ともに、同一の特別図柄表示装置13が装着されてい
る。つまり、「シリーズA」は、「シリーズB」、「シ
リーズC」と同様の図柄17A〜17H,17Kが表示
されるとともに、同様のリーチ演出が行われる。しか
も、「シリーズA」〜「シリーズC」は、いずれも遊技
球5の購入方法は同じであって、現金の投入によっての
み遊技球5の購入が可能となっている。このため、一見
しただけでは「シリーズA」のパチンコ機1は、「シリ
ーズB」、「シリーズC」のパチンコ機と区別がつきに
くいようになっている。
【0055】但し、「シリーズA」及び「シリーズB」
については、大入賞口4への1入賞当たりの景品球の払
出個数は15個であるのに対し、「シリーズC」につい
ては1入賞当たりの景品球の払出個数は13個に設定さ
れている。また、「シリーズA」については、大当たり
状態が発生した場合のラウンド継続回数(大入賞口4の
最高開放回数)が16ラウンドであるのに対し、「シリ
ーズB」及び「シリーズC」については、大当たり状態
が発生した場合のラウンド継続回数が14ラウンドに設
定されている。従って、1回の大当たり状態発生につき
獲得可能な景品球の総数が個々に異なっている。
【0056】さらに、「シリーズA」の大当たり状態の
発生確率は「350分の1」であるのに対し、「シリー
ズB」の大当たり状態の発生確率は「300分の1」
に、「シリーズC」の大当たり状態の発生確率は「25
0分の1」にそれぞれ設定されている。つまり、「シリ
ーズC」については、大当たり発生時の獲得可能な景品
球の総数が少ない分、大当たりが発生しやすく設定され
ている。このように、「シリーズA」、「シリーズ
B」、「シリーズC」間では、遊技内容という点で、そ
れぞれ少しずつ異なったものとなっており、使用に供さ
れる主基板も各シリーズ毎に異なったものとなってい
る。
【0057】さて、上記のように遊技内容が機種間にお
いて相違するシリーズ機種において、「シリーズA」の
パチンコ機1の主基板61は、メインルーチンにおい
て、電源投入後、最初の処理において、初期化処理を実
行する。この初期化処理としては乱数カウンタの値を
「0」にクリヤしたり、コマンドカウンタの値を「0」
にクリヤしたりすることが挙げられるが、これらに加え
て、初期画面として、特定の図柄情報(他のパチンコ機
(「シリーズB,C」)と識別するための機種固有の情
報)を表示部13aに表示すべき旨の信号を出力する。
そして、本実施の形態では、当該特定の図柄として、図
10(a)に示すように、表示部13aの左側の大当た
りラインL1に沿って、「3」「4」「1」の図柄17
C,17D,17Aを上図柄列14、中図柄列15、下
図柄列16に表示させる。
【0058】また、「シリーズB」のパチンコ機の主基
板は、図10(b)に示すように、表示部13aの中央
の大当たりラインL3に沿って、「3」「4」「1」の
図柄17C,17D,17Aを上図柄列14、中図柄列
15、下図柄列16に表示させる。さらに、「シリーズ
C」のパチンコ機の主基板は、図10(c)に示すよう
に、表示部13aの右側の大当たりラインL2に沿っ
て、「3」「4」「1」の図柄17C,17D,17A
を上図柄列14、中図柄列15、下図柄列16に表示さ
せる。
【0059】このように、本実施の形態によれば、各シ
リーズ機種間によって一部の遊技内容が異なっており、
例えば「シリーズA」のパチンコ機1を製造しようとし
た場合には、その遊技内容に適合した主基板61が装着
される。そして、電源投入時には、当該遊技内容を実行
することを示し、かつ、他の機種(「シリーズB」、
「シリーズC」)と識別するための機種固有の情報が判
別可能な態様で報知される。
【0060】従って、遊技機の製造に際しては、「シリ
ーズB,C」と同一の表示装置13を装着するととも
に、特定の遊技内容を実行しうる主基板61等の部品を
装着する必要があるのであるが、この際、前記報知よっ
て提供された機種固有の情報に基づき、より詳しくは、
表示部13aの左側の大当たりラインL1に沿って、
「3」「4」「1」の図柄17C,17D,17Aが上
図柄列14、中図柄列15、下図柄列16にて表示させ
られていることを確認することに基づき、他のシリーズ
機種の主基板と識別することができる。そのため、前記
情報を確認することで、他の機種の主基板を誤って装着
しようとした場合には、容易にそのことに気付きうるた
め、即座に交換することが可能となる。その結果、他の
機種の主基板を誤って装着してしまうこと、及び、誤装
着されたまま最終的に出荷されてしまうといった事態を
防止することができる。
【0061】また、製造後においては、前記報知よって
提供された機種固有の情報を遊技者、或いは遊技場関係
者が判別することができる。つまり、電源投入に際し、
初期画面として、表示部13aの左側の大当たりライン
L1に沿って、「3」「4」「1」の図柄17C,17
D,17Aが上図柄列14、中図柄列15、下図柄列1
6にて表示させられることから、そのことを知っている
遊技者、或いは遊技場関係者は、当該パチンコ機1を、
他の機種と間違えてしまうといった事態が回避されう
る。その結果、遊技者が他の機種と勘違いしたまま遊戯
を行ってしまう事態や、遊技場関係者が他の機種と勘違
いしたサービスを実施してしまうといった事態を回避す
ることができる。
【0062】さらに、本実施の形態では、電源を投入す
ることに基づいて前記機種固有の情報が表示される。従
って、当該情報を必要とする者が、電源投入という外部
操作を行うことを契機として情報が報知される。そのた
め、種々のニーズに応じた対応が可能となる。
【0063】併せて、本実施の形態では、「シリーズA
〜C」において、特別図柄表示装置13の共通化を図る
ことともに、当該表示装置13の表示部13aに表示さ
れる情報(主基板より送信される図柄に関する信号に基
づく情報)を報知することとした。従って、当該情報を
必要とする者(例えば製造者)は、表示装置13の表示
部13aに表示される図柄に関する情報(どの大当たり
ラインL1〜L3に「3」「4」「1」の図柄17C,
17D,17Aが表示されるか)を視認することで、識
別が可能となる。特に、当該情報は、各シリーズ機種共
通の表示装置制御基板ではなく、主基板によって送信さ
れる図柄に関する信号に基づく情報であるため、より一
層識別が容易かつ確実なものとなる。
【0064】尚、上記実施の形態の記載内容に限定され
ず、例えば次のように実施してもよい。
【0065】(a)上記実施の形態では、シリーズ機種
の種類を3種類としたが、2種類であっても、4種類以
上であっても差し支えない。
【0066】(b)上記実施の形態では、表示部13a
に表示される図柄17A〜17H,17Kについての情
報(どの大当たりラインL1〜L3に「3」「4」
「1」の図柄17C,17D,17Aが表示されるか)
を機種固有の情報としたが、図柄に関する他の情報を機
種固有の機能としてもよい。例えば、機種毎に異なる外
れリーチ図柄を表示することとしてもよい。
【0067】(c)また、他の情報を表示部13aに表
示することとしてもよい。他の情報としては、例えば、
機種毎に異なる背景(予め表示装置制御基板62に背景
データ等が備えられていてもよい)としたり、同様に、
機種毎に図柄の色を異ならせたり、シリーズ機種名を表
示したり、デモンストレーション画面を異ならせたりす
ることが考えられる。
【0068】(d)上記実施の形態では、いずれのシリ
ーズ機種についても同一の特別図柄表示装置13を装着
することとしたが、類似の又は全く別の表示装置をシリ
ーズ機種に装着することとしてもよい。
【0069】(e)また、表示装置制御基板を機種毎に
異ならせてもよい。すなわち、上記実施の形態では、主
基板の誤った装着を防止することに着目したが、本構成
及び上記(c)の如き構成を採用することで、セル板及
び表示装置間での誤装着を防止することができる。
【0070】(f)さらに、(e)の場合には、主基板
から表示装置制御基板に送信されてきたコマンドを、表
示装置制御基板側で判別チェックすることとしてもよ
い。そして、誤った装着がなされた場合に、「エラー」
画面を表示(或いは音声等で誤っている旨を知らせる
等)して警告を促すこととしてもよい。このような構成
とすることにより、上記警告に基づき、正しい主基板等
を装着し直す機会が付与され、より一層上記作用効果が
確実に奏されることとなる。
【0071】また、主基板等が誤って装着された場合に
は、少なくとも遊技不能又は遊技困難な状態とするよう
にしてもよい。かかる構成を採用することで、機種を誤
認したまま遊技が継続されてしまうといった事態を抑制
することができる。
【0072】(g)上記実施の形態では、機種固有の情
報を、表示部13aに表示される図柄17A〜17H,
17Kについての情報としたが、他の情報であってもよ
い。例えば、視覚的に認識可能な態様としては、遊技盤
2上に設けられた発光部材(装飾ランプ、表示ランプ
等)の点灯方法や点滅方法を異ならせたり、点灯点滅個
数や点灯箇所等を異ならせたりすることが考えられる。
【0073】また、電源投入時に大入賞口4のシャッタ
11をかちゃかちゃと開閉させるようにして、その開閉
回数をもって機種固有の情報としてもよい(可変入賞装
置を遊技装置としてとらえた場合)。
【0074】(h)さらに、聴覚的に機種固有の情報を
判別可能な態様で報知するようにしてもよい。例えば、
機種毎に発信音の回数や音種を異ならせたり、シリーズ
機種名を発生させたりすることが考えられる。
【0075】(i)併せて、遊技者に対して機種固有の
情報を提供したくない場合には、パチンコ機の裏側に前
記情報を報知させることとしてもよい。かかる構成とす
ることで、遊技場側は、同じような外見を持った異なる
機種について、1つの島で遊技者に遊技をさせることが
できるとともに、遊技者は、自分が今いかなる機種で遊
技を行っているのかあれこれ考えつつ、わくわくどきど
きしながら遊技を堪能することができる。かかる点で、
一層の興趣の向上を図ることができる。
【0076】(j)上記実施の形態では、電源投入時に
機種固有の情報が報知されることとなっていたが、他の
外部操作に基づいて機種固有の情報を報知可能としても
よい。例えば、遊技場関係者側のみが操作可能なボタン
を押圧することで、機種固有の情報(異種パターンのラ
ンプが点灯する等)が判別できるような機構を採用して
もよい。このような構成としてば、電源投入時以外でも
任意のタイミングにおいて、機種固有の情報を知ること
ができる。
【0077】(k)異なった遊技内容としては、上記実
施の形態や従来の技術で説明したもの以外の事項を適宜
採用しうる。例えば、リミッタ制御(このリミッタ制御
は、遊技者にとっての射幸心を抑制するために実行され
るものであって、予め定められた所定回数を超えて確率
変動モードが継続しないように制御するものである。よ
り詳しくは、制御装置24は、リミット回数続けて確率
変動モードとなった場合には、リミット回数目の大当た
り時(リミッタ時)においては、確率変動モード以外の
モード、つまり、通常モードとなるように制御する。)
が行われる場合のリミッタ回数を異ならせたり、時間短
縮モードや確率変動モードが採用された場合の当該モー
ドの継続回数(又は継続時間)を異ならせたり、大入賞
口4の1回の開放時間や1回の開放についての最大入賞
個数を異ならせたりすることが挙げられる。また、場合
によっては、図柄の種類や数を異ならせたり、リーチパ
ターンの種類や数を異ならせたりすることも考えられ
る。
【0078】(l)表示装置13としては、上述した液
晶ディスプレイ以外にも、CRT、ドットマトリック
ス、LED、エレクトロルミネセンス(EL)、蛍光表
示菅等を用いてもよい。
【0079】(m)上記実施の形態とは異なるタイプの
パチンコ機等にも適用できる。例えば、大当たり図柄が
表示された後に所定の領域に遊技球を入賞させることを
必要条件として特別遊技状態となるパチンコ機として実
施してもよい。
【0080】(n)また、表示装置13を有しないタイ
プのパチンコ機にも適用可能である。さらに、他の可動
入賞装置(開閉可能な羽根を有するタイプの入賞装置)
を有するタイプのパチンコ機にも適用可能である。
【0081】(o)また、パチンコ機以外にも、アレパ
チ、雀球、スロットマシン等の各種遊技機として実施す
ることも可能である。なお、スロットマシンは、例えば
コインを投入して図柄有効ラインを決定させた状態で操
作レバーを操作することにより図柄が変動され、ストッ
プボタンを操作等することで図柄が停止されて確定され
る周知のものである。従って、スロットマシンの基本概
念としては、「複数の図柄からなる図柄列を変動表示し
た後に確定図柄を表示する図柄表示手段を備え、始動用
操作手段(例えば操作レバー)の操作に起因して図柄変
動が開始され、停止用操作手段(例えばストップボタ
ン)の操作に起因して或いは所定時間が経過することに
より図柄変動が停止され、その停止時の確定図柄が特定
図柄であることを必要条件として遊技者に有利な特別遊
技状態を発生させる特別遊技状態発生手段とを備えたス
ロットマシン」となる。
【0082】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明によれば、
遊技装置を備えた他の遊技機に対し、少なくとも一部の
遊技内容が異なり、かつ、前記他の遊技機の遊技装置と
同一又は類似の遊技装置を備えてなる遊技機において、
制御基板等の部品の誤った装着を防止することができる
とともに、遊技内容の誤認に基づく各種不具合の抑制を
図ることができるという優れた効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】一実施の形態におけるパチンコ機を示す正面図
である。
【図2】(a),(b)ともに表示部の表示状態の例を
示す模式図である。
【図3】表示部に表示されうる図柄の種類を説明する図
である。
【図4】(a),(b)ともに表示部における図柄列の
変動状態を示す図である。
【図5】(a),(b)ともに表示部における大当たり
ライン及び大当たり状態を示す図である。
【図6】(a),(b)ともに表示部における大当たり
ライン及び大当たり状態を示す図である。
【図7】(a)は表示部におけるどろぼうリーチ状態を
示す図であり、(b)は丸太リーチ状態を示す図であ
り、(c)は氷リーチ状態を示す図であり、(d)は女
の子リーチ状態を示す図である。
【図8】表示部に図柄とともに表示される背景画面の一
例を示す図である。
【図9】制御装置の電気的構成を示すブロック図であ
る。
【図10】機種毎に相違する初期画面の例を示す図であ
る。
【符号の説明】
1…パチンコ機、2…遊技盤、3…作動口、4…大入賞
口、5…遊技球、13…表示装置、13a…表示部、1
4…上図柄列、15…中図柄列、16…下図柄列、17
A〜17H,17K…図柄、24…制御装置、61…主
基板、62…表示装置制御基板。
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成13年5月22日(2001.5.2
2)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】特許請求の範囲
【補正方法】変更
【補正内容】
【特許請求の範囲】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 武臣 辰徳 愛知県名古屋市千種区春岡通7丁目49番地 株式会社ジェイ・ティ内 Fターム(参考) 2C088 AA35 AA42 BC15 DA21

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 他の遊技機の遊技装置と同一又は類似の
    遊技装置を備えてなる遊技機であって、 前記他の遊技機と識別するための機種固有の情報を判別
    可能な態様で報知する報知手段を設けたことを特徴とす
    る遊技機。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008002146A (ja) * 2006-06-22 2008-01-10 Toto Ltd 衛生洗浄装置
JP2017056098A (ja) * 2015-09-18 2017-03-23 株式会社サンセイアールアンドディ 遊技機
JP2020156991A (ja) * 2019-03-28 2020-10-01 株式会社サンセイアールアンドディ 遊技機

Cited By (4)

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