JP2013248112A - パチンコ遊技機 - Google Patents

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Abstract

【課題】複数種の始動口を備えた構成であって、現に実行されている図柄生成行程が、いずれの始動口種に起因するものであるかを遊技者が容易に知り得るパチンコ遊技機を提案する。
【解決手段】入賞した始動口種が異なっている保留灯17a〜17dと保留灯17e〜17hとを、相互に異なる点灯色によって始動記憶表示するようにし、さらに多色指標灯16を設け、該多色指標灯16で実行中の図柄生成行程が、いずれの始動口種の入賞に起因するかを、当該始動口種に対応する保留灯の点灯色と同じ点灯色で点灯表示することにより示すようにしたものであるから、遊技者は、多色指標灯の点灯態様により、現に実行されている図柄生成行程が、いずれの始動口種への入賞に起因するものかを容易に知ることもできる。
【選択図】図8

Description

本発明は、複数種の始動口を備えたパチンコ遊技機に関する。
始動口への遊技球入賞により図柄表示装置で特別図柄を変動表示して停止表示する一連の図柄生成行程を実行し、当り態様で停止表示した場合に所定の利得を供与するようにしたパチンコ遊技機が広く知られている。ここで、パチンコ遊技機では、始動口に遊技球が入賞することにより始動記憶を生成して記憶し、該始動記憶を生成した順序に従って消化することにより、前記一連の図柄生成行程を実行する。
こうしたパチンコ遊技機には、複数の始動口を備えた構成も知られている。例えば特許文献1の構成では、二つの始動口が設けられており、第一の始動口に遊技球が入賞することにより第一の始動記憶を生成して記憶し、第二の始動口に遊技球が入賞することにより第二の始動記憶を生成して記憶する。そして、第一の始動記憶の個数と同数の保留灯を点灯表示し、第二の始動記憶の個数と同数の保留灯を点灯表示することによって、各始動記憶の個数を遊技者に報知している。ここで、第一の始動記憶と第二の始動記憶とは区別されていると共に、第一の始動記憶を示す保留灯と第二の始動記憶を示す保留灯とは、それぞれ別々に分けられて表示される。保留灯を備えた始動記憶数表示装置としては、複数のLEDから構成されるもの等がある。そして、新たな始動記憶が生成されて記憶される毎に、LEDを一個追加点灯し、始動記憶が消化される毎に、LEDを一個消灯することによって、保留数が表示される。
特開2010−193932号公報
上述した二つの始動口を備えた従来構成では、通常、第一の始動記憶を消化することにより遊技者が獲得可能な利益と、第二の始動記憶を消化することにより遊技者が獲得可能な利益とに、差が設けられていることから、獲得可能な利益の高い始動記憶が消化されることを望む遊技者の感情が強くなる。ところで、こうした従来構成の場合、第一の始動記憶と第二の始動記憶との両方が記憶されている状態では、予め定められた順序に従って消化されるが、各始動記憶の個数を示す夫々の保留灯が表示されているだけでは、始動記憶が消化されても、その消灯は瞬時であるから、いずれの始動記憶が消化されて図柄生成行程が進行しているのかを判断し難い場合が多い。また、一般的には、前記獲得可能な利益の高い始動記憶が消化された場合には、図柄生成行程で興趣性の高い演出が実行されるように設定されている。そのため、いずれの始動記憶が消化されているかを遊技者がわかっていなければ、前記した図柄生成行程の演出を見逃す等してしまい易く、その興趣性を十分に楽しめ無いという虞もある。以上のことから、例え遊技経験が浅い遊技者であっても、いずれの始動記憶が消化されているかを容易に知り得る構成が求められる。
本発明は、複数の始動口を備えた構成であって、現に実行されている図柄生成行程が、いずれの始動記憶に起因するものであるかを遊技者が容易に知り得るパチンコ遊技機を提案するものである。
本発明は、
特別図柄を変動表示する図柄表示装置と、
遊技球の入賞を検知する球検知手段を具備する複数種の始動口と、
各始動口の球検知手段が遊技球を検知することにより、所定数を上限として始動記憶を生成して記憶し、順次始動記憶消化して、始動記憶の未消化数を保持する始動記憶生成手段と、
未消化の始動記憶の消化により、図柄表示装置で特別図柄を変動して、その停止図柄態様によって当り又はハズレを確定する一連の図柄生成行程を実行し、当りの場合に所定利得を供与する特別遊技制御手段と、
機台前面に配設され、始動記憶の生成に伴って保留灯を点灯表示し、当該始動記憶の消化により当該保留灯の前記点灯を解消する始動記憶数表示装置と、
始動記憶生成手段により記憶された始動記憶の未消化数に基づいて、始動記憶数表示装置を駆動する始動記憶表示手段と
を備えたパチンコ遊技機において、
始動記憶表示手段は、始動記憶数表示装置を駆動して、各始動口への遊技球入賞により生成された始動記憶の保留灯を、入賞した始動口種毎で相互に異なる色によって点灯するものであり、
さらに、実行中の図柄生成行程が、いずれの始動口種の入賞に起因するかを、当該始動口種に対応する保留灯の点灯色と同じ点灯色で点灯表示することにより示す多色指標灯を備えたことを特徴とするパチンコ遊技機である。
ここで後述する実施例のように、始動口は第一種始動口と第二種始動口が提案されるが、複数の第一種始動口と、複数の第二種始動口を備えた構成の場合にも、二種類の始動口であり、二つの異なる点灯色により判別される。
ここで、始動記憶表示手段は、各始動口種ごとに、異なる始動記憶数表示装置を備え、各始動記憶数表示装置は、各始動口種への遊技球入賞により生成された始動記憶の保留を、相互に異なる点灯色によって点灯表示するものが提案される。
始動記憶数表示装置を構成する保留灯としては、LEDやランプ等が好適に用いられる。また、保留灯の点灯色としては、一方が赤色、他方が青色等が提案され、多色指標灯は、保留灯の点灯色と同じ点灯色である、青色と赤色の選択的点灯が可能となっており、無点灯、赤色又は青色での点灯により、状態表示をすることとなる。
かかる構成にあっては、図柄が変動していない状態では、多色指標灯は無点灯となり、図柄変動(図柄生成行程)が実行されると、当該変動の起因となる始動口に対応して、同じ色の点灯色が選定されて、点灯することとなる。これにより、遊技者は多色指標灯の色を見極めることにより、いずれの始動口への入賞に由来するものかを知得することができる。
尚、本発明は、入賞順に始動記憶が消化される構成だけではなく、多様な消化順序を設定した構成にも、現に実行されている図柄生成行程がどの種の始動記憶によるものかを知得できる点において有用である。また、本発明は単一の始動記憶数表示装置を備え、かつ複数の保留灯を設け、夫々を起因となる始動口に対応して、点灯色を変化させるようにした構成も含まれるものである。
本発明のパチンコ遊技機は、上述したように、各始動口への遊技球入賞により生成された始動記憶の保留灯を、入賞した始動口種毎で相互に異なる点灯色によって表示するようにし、さらに、実行中の図柄生成行程が、いずれの始動口種の入賞に起因するかを、当該始動口種に対応する保留灯の点灯色と同じ点灯色で点灯表示することにより示す多色指標灯を備えたものであるから、遊技者は、多色指標灯の点灯態様により、現に実行されている図柄生成行程が、いずれの始動口種への入賞に起因するものかを容易に知ることもできる。そのため、例えば、各始動口種により生成される始動記憶に応じて獲得可能な利益に差を設けた構成に適用した場合に、高い利益を獲得可能な始動記憶が消化されつつあることを、遊技者は安定かつ容易に知ることができるため、遊技性を一層向上することができる。さらに、高い利益を獲得可能な始動記憶の消化による図柄生成行程に伴って行われる演出を、遊技者が見逃してしまうことを可及的に抑制でき、該演出による興趣性を遊技者が十分に満喫でき得る。
本実施例のパチンコ遊技機1の斜視図である。 パチンコ遊技機1の遊技盤10の正面図である。 図2のX部拡大図である。 パチンコ遊技機1の制御回路のブロック回路図である。 始動口処理を示すフロー図である。 特別図柄処理を示すフロー図である。 始動記憶表示処理を示すフロー図である。 図3のY部を拡大して示す、特別始動記憶表示手段の表示態様を示す説明図である。
本発明の実施例を、添付図面を用いて詳述する。
パチンコ遊技機1は、図1に示すように、遊技島設備(図示省略)に固定される外枠2と、この外枠2の前面開口部を覆う遊技機本体3とからなる。遊技機本体3は、中央上部の略円形の開口部に遊技盤10(図2参照)が取り付けられた前枠5を備え、この前枠5の一側縁がヒンジ部材4を介して外枠2に開閉可能に枢着されている。さらに前枠5には、遊技盤10を覆うガラス板6が設けられている。また、前枠5の下部には、上受皿7と下受皿8とが上下に列設されており、下受皿8の右側方に発射ハンドル9が突設される。尚、本実施例にあって、遊技機本体3により本発明にかかる機台が構成されている。
図2は、遊技盤10の正面図である。遊技盤10の前面には、ガイドレール11によって略円形の遊技領域12が区画形成されている。遊技領域12の中央には、画像表示器14等の各種遊技部材を組み込んだセンターケース13が配設される。画像表示器14は、液晶表示器又はドットマトリクス表示器等からなり、その表示画面には演出図柄や各種演出画像等が表示される。
センターケース13の左上部には、三個のLED(発光ダイオード)が配設されており、これら三個のLEDにより第一特別図柄表示装置15aが構成されている。また、センターケース13の右上部には、三個のLEDから構成された第二特別図柄表示装置15bが配設されている。各特別図柄表示装置15a,15bは、後述するように、所定契機によって、各LEDを点滅させることにより夫々の特別図柄を変動させ、その後にいずれかのLEDが点灯した態様で特別図柄を停止表示する。本実施例では、各特別図柄表示装置15a,15bのいずれも、夫々の上端のLEDが点灯した態様がハズレ態様、真ん中と下端の二つのLEDのいずれかが点灯した態様が当り態様として設定されている。そして、いずれかの特別図柄が当り態様で停止表示された場合に、いわゆる「大当り」となって後述の特別遊技作動を実行する。尚、この「大当り」が本発明にかかる「当り」に相当する。
センターケース13の左下部には、図3のように、四個のLEDからなる保留灯17a〜17dが横一列に配設されていると共に、センターケース13の右下部には、四個のLEDからなる保留灯17e〜17hが横一列に配設されている。ここで、左側の四個の保留灯17a〜17dが、上記した第一特別図柄表示装置15aを変動させる第一特別始動記憶(後述の第一特別始動データ)の未消化数を、点灯数によって表示するものであり、第一始動記憶数表示装置18aを構成している。この点灯色は青色に定められている。
一方、右側の四個の保留灯17e〜17hが、上記した第二特別図柄表示装置15bを変動させる第二特別始動記憶(後述の第二特別始動データ)の未消化数を、点灯数によって表示するものであり、第二始動記憶数表示装置18bを構成している。この点灯色は赤色に定められている。このように、第一特別始動記憶の未消化数を表示する第一始動記憶数表示装置18aと、第二特別始動記憶の未消化数を表示する第二始動記憶数表示装置18bとが、左右に分かれて配設されており、それぞれの未消化数を分別して表示する。
また、第一始動記憶数表示装置18aと第二始動記憶数表示装置18bとの間には、多色指標灯16が配設されている。この多色指標灯16は青色発光ダイオードと赤色発光ダイオードとを備えてなり、発光時には、保留灯17a〜17dと同色の青色又は保留灯17e〜17hと同色の赤色で発光する。後述するように、現に実行されている図柄生成行程に由来する始動記憶に従って発光色が選定される。すなわち第一特別始動記憶に基づいて図柄生成行程が実行されている場合には、青色に発光し、第二特別始動記憶に基づいて図柄生成行程が実行されている場合には、赤色に発光する。この多色指標灯16及び特別始動記憶数表示装置18a,18bは、本発明の要部に係り、その詳細については後述する。
図2に示すように、センターケース13の左側方には普通始動ゲート19が設けられており、該普通始動ゲート19を遊技球が通過すると、この普通始動ゲート19に具備された普通始動スイッチS3が球検知信号を出力し、かかる球検知信号に基づいてセンターケース13の上部に設けられた二個の普通図柄表示装置(図示せず)が点滅開始して所定点灯態様で停止する。
また、図3のように、センターケース13の直下位置には第一種特別始動口20aを有する特別入賞装置22が配設されている。かかる特別入賞装置22は開口の大きさを変化させないタイプであり、遊技球は第一種特別始動口20aを常時流入可能となっている。そして、第一種特別始動口20aに遊技球が流入(入賞)すると、特別入賞装置22に内蔵された第一特別始動スイッチS1が球検知信号を出力し、かかる球検知信号に基づいて第一特別図柄表示装置15aのLEDが点滅開始する。
さらに、センターケース13の直下位置には第二種特別始動口20bを有する普通電動役物23が配設され、該普通電動役物23は開閉翼片24を備えている。開閉翼片24は、ソレノイド(図示省略)によって駆動されるものであり、開閉翼片24の定常位置で第二種特別始動口20bは遊技球が流入不能な閉塞状態であるが、ソレノイドによって開閉翼片24が拡開駆動されると第二種特別始動口20bは遊技球が流入可能な開放状態となる。第二種特別始動口20bは、通常は閉塞状態であるが、上記した普通図柄表示装置で普通図柄が当り態様で停止表示されると、所定時間開閉翼片24が拡開駆動されて第二種特別始動口20bが所定時間開放状態となる。そして、開放された第二種特別始動口20bに遊技球が流入すると、普通電動役物23に内臓された第二特別始動スイッチS2が球検知信号を出力し、かかる球検知信号に基づいて第二特別図柄表示装置15bのLEDが点滅開始する。
普通電動役物23の直下、かつアウト口30の直上方位置には、図2のように、大入賞口25を有する特別電動役物26が配設されている。この特別電動役物26は横長矩形状の開閉片27を具備し、この開閉片27は内蔵するソレノイドにより開閉制御されることによって大入賞口25が開放状態又は閉鎖状態に変換される。また、特別電動役物26の内部には入賞した遊技球を検知するカウントスイッチS4が設けられている。
また、遊技領域12の下部には一般入賞口28を有する一般入賞装置29が四個配設されており、遊技球が一般入賞口28に入賞すると、一般入賞装置29に内蔵された一般検知スイッチS5が球検知信号を出力し、かかる球検知信号に基づいて所定数の賞球が払い出される。
次に、本実施例のパチンコ遊技機1の遊技作動を制御する制御回路を、図4を参照して説明する。
マイクロコンピュータを構成する主制御基板60には、パチンコ遊技機1の遊技作動等を制御するための基板回路が設けられている。この主制御基板60は、遊技の統括的な制御を実行するものである。この基板回路上には主制御用中央制御装置CPUが配設されている。この主制御用中央制御装置CPUには、演算処理に用いる動作プログラムを格納する記憶装置ROMと、必要なデータを随時読み書きできる記憶装置RAMとが、データを読み書きするアドレスを指定する情報を一方的に伝えるアドレスバス(図示省略)と、データのやり取りを行うデータバス(図示省略)とを介して接続され、主制御基板60の基板回路を構成している。記憶装置ROMには、制御プログラムや、第一種特別始動口20aや第二種特別始動口20bへの遊技球入賞時に生成される第一又は第二特別始動データを参照して、当落判定や図柄の変動・停止態様等を決定するための各種テーブルが格納されている。
上記の記憶装置RAMには、各種球検知スイッチからの球検知信号等が一時的に記憶される記憶エリア、各種のタイマや乱数カウンタ、計数カウンタ等を構成するレジスタ領域、及びワークエリア等が設けられている。
さらに、この主制御基板60の基板回路には、所定のクロックパルスを出力するクロック装置(図示省略)が設けられ、主制御用中央制御装置CPUに接続されている。そして主制御用中央制御装置CPUは、一定間隔のクロックパルスによって時系列的に演算処理を行い、一連の処理作動を順次実行する。また、このクロック装置により出力されたクロックパルスをカウントして、時間を計測するタイマTMも接続されている。
主制御用中央制御装置CPU、及び後述する各制御基板62〜68に設置される各中央制御装置CPUは、所定のデータの処理を行う演算ユニット(ALU)を連成した演算装置と、この演算装置に入出力するデータや読み込んだ命令を保管しておくレジスタと、命令を解読するデコーダ等によって構成されている。そして、この主制御用中央制御装置CPUは、所定の形式で生成したデータ又はコマンドを四つの制御基板62,63,64,68へ出力し、これらの制御基板62,63,64,68の中央制御装置CPUがこのデータ等に従って所定の制御を処理実行することとなる。
ここで、主制御基板60の記憶装置RAMの記憶領域に設けられる各乱数カウンタについて説明する。
大当りカウンタは0〜299の範囲の値を取るものであり、第一種特別始動口20a又は第二種特別始動口20bへ流入した遊技球を第一特別始動スイッチS1又は第二特別始動スイッチS2により検知すると、その時点の大当りカウンタの値が抽出される。そして、抽出された大当りカウンタ値は、予め定められた当選値と比較され、該当選値と一致していた場合には「大当り(特別図柄の当選)」となり、不一致であった場合には「ハズレ」となる。ここで、当選値は、高確率の場合と通常確率の場合とが夫々設定されており、高確率の場合では「大当り」となる当選確率が1/30、通常確率の場合では当選確率が1/300となっている。
図柄カウンタは0〜7の範囲の値を取るものであり、上記の大当りカウンタと同様に第一種特別始動口20a又は第二種特別始動口20bへ遊技球が流入した時点の図柄カウンタの値が抽出される。上記大当りカウンタ値の判定結果が「大当り」である場合に、抽出された図柄カウンタの抽出値が、当選種類に対応する所定の当選種別判定値と一致するか否かによって当選種類が決定される。当選種別判定値との一致判定により、「通常大当り」、「突確大当り」、「確変大当り」のいずれかを決定する。本実施例では、第一種特別始動口20aに係る「大当り」の25%が「通常大当り」に、25%が「突確大当り」に、50%が「確変大当り」に振り分けられる一方、第二種特別始動口20bに係る「大当り」の25%が「通常大当り」に、75%が「確変大当り」に振り分けられる。
さらに、乱数カウンタとしては、リーチカウンタや変動態様カウンタなども設定されており、第一種特別始動口20a又は第二種特別始動口20bに流入した遊技球を検知することにより夫々抽出される。図柄生成行程での第一特別図柄、第二特別図柄、および演出画像の変動態様等を決定する第一特別始動データと第二特別始動データは、これら乱数カウンタから夫々抽出した複数のカウンタ値の集合であり、第一種特別始動口20aへの入賞により各カウンタから夫々抽出された複数のカウンタ値は、一個の第一特別始動データとして纏められ、第二種特別始動口20bへの入賞により各カウンタから夫々抽出された複数のカウンタ値は、一個の第二特別始動データとして纏められて記憶装置RAMに保持される。そして、各特別始動データに基づいて図柄生成行程が開始されると、当該特別始動データが消去される。
尚ここで、本発明の始動記憶として、第一特別始動記憶と第二特別始動記憶とが設定されており、第一特別始動記憶が上記の第一特別始動データにより実現され、第二特別始動記憶が上記の第二特別始動データにより実現される。
こうして各カウンタ値により構成される第一特別始動データおよび第二特別始動データは、記憶装置RAMに設けられた始動記憶領域に記憶される。この始動記憶領域には、八個の記憶領域(1)〜(8)が設けられており、第一特別始動データまたは第二特別始動データが生成される毎に、いずれかの記憶領域(1)〜(8)に記憶される。そして、記憶領域(1)〜(8)の順序で、夫々に記憶された特別始動データを順次消化するようにしている。記憶領域(1)〜(8)に第一特別始動データと第二特別始動データを記憶する処理は、本発明の要部に係り、詳細は後述する。
上記の記憶装置RAMの記憶領域(1)〜(8)に第一特別始動データが記憶される毎に、第一特別始動記憶数P1に1加算し(図5参照)、記憶されている第一特別始動データが消化される毎に、第一特別始動記憶数P1から1減算する(図6参照)。この第一特別始動記憶数P1により、記憶装置RAMに記憶されている第一特別始動データ(第一特別始動記憶)の個数(未消化数)が管理記憶される。同様に、第二特別始動データが記憶される毎に第二特別始動記憶数P2に1加算し(図5参照)、消化される毎に第二特別始動記憶数P2から1減算する(図6参照)。この第二特別始動記憶数P2により、第二特別始動データ(第二特別始動記憶)の個数(未消化数)が管理記憶される。
一方、上述した主制御基板60の基板回路には、主制御用中央制御装置CPUが周辺機器とデータ通信を行う入力ポート(図示省略)及び出力ポート(図示省略)が設けられており、この出力ポートを介して主制御基板60からの制御指令信号が、演出制御基板62、図柄制御基板63、払出制御基板64、及び発射制御基板68の各入力ポートに向け、一方向に出力されるように接続されている。また、主制御基板60の入力ポートには、盤面中継基板61を介して、普通始動ゲート19、特別入賞装置22、普通電動役物23、特別電動役物26、一般入賞装置29等に設けられた各種スイッチやセンサ等が接続されている。そして、主制御基板60が2msごとに、これらに内蔵された各スイッチの遊技球検出状態を調べ、遊技球検出があると、その球検出信号が波形整形回路により波形整形されて主制御用中央制御装置CPUに入力され、その情報を記憶装置RAMに記憶する。また、主制御基板60の出力ポートには、盤面中継基板61を介して普通電動役物23や特別電動役物26等に内臓されたソレノイドやモータが接続されており、主制御用中央制御装置CPUが所定の条件を選出した場合に、これらソレノイドやモータを作動させる。
上記の演出制御基板62には、パチンコ遊技機1で実行される演出全般を制御するための基板回路が設けられる。この基板回路は、演出を制御処理する演出制御用中央制御装置CPUに、多岐にわたる演出態様に関する固定データが格納された記憶装置ROMと、必要なデータを読み書きできる記憶装置RAMと、入力ポート及び出力ポートとが接続されて構成されている。演出制御基板62の出力ポートには、画像表示器14を制御する画像制御基板65、音声演出を制御する音源制御基板66、及びLEDランプによる演出を制御する光源制御基板67が接続されている。そして、演出制御基板62は、主制御基板60からの演出コマンドが入力ポートに入力されると、演出制御用中央制御装置CPUにおいて演算処理し、該演出コマンドで指示された演出態様を実行するために、画像制御基板65、音源制御基板66、及び光源制御基板67へ向けて制御コマンドを送信する。
上記の画像制御基板65には、画像表示器14の表示態様を制御するための基板回路が設けられる。画像制御基板65は、演出制御基板62から入力されたデータ又はコマンドを演算処理し、所定の表示態様を表示するデータにしたがって表示用ドライバにより画像表示器14で所定態様を表出させる。
上記の音源制御基板66には、図示しないスピーカから発生する効果音等を制御するための基板回路が設けられる。この音源制御基板66は、演出制御基板62から入力されたデータ又はコマンドを演算処理し、所定の音データにしたがってサウンドジェネレータによりスピーカで効果音を出力させる。
上記の光源制御基板67には、遊技機本体3に配設された演出用ランプを制御するための基板回路が設けられている。この光源制御基板67は、演出制御基板62から入力されたデータ又はコマンドを演算処理し、所定の光データにしたがって光源作動基板により各種の演出用ランプを点灯、点滅させる。
上記の図柄制御基板63には、第一および第二特別図柄表示装置15a,15b、第一および第二特別始動記憶数表示装置18a,18b、普通図柄表示装置を制御するための基板回路が設けられている。この基板回路は、図柄制御用中央制御装置CPUに、各装置の動作プログラムや発光パターン等の固定データが格納された記憶装置ROMと、必要なデータを読み書きする記憶装置RAMと、入力ポート及び出力ポートとが接続されて構成されている。この図柄制御基板63は、図柄制御用中央制御装置CPUで、上記の主制御基板60から入力ポートを介して入力されたデータ又はコマンドを演算処理し、所定の光データを、出力ポートを介して、各装置のLEDを発光作動するドライバを配した図柄作動基板に出力し、この図柄作動基板が、各装置のLEDを点灯、点滅させる。
上記の払出制御基板64には、遊技球の貸球や賞球等の払出しを制御するための基板回路が設けられている。この払出制御基板64は、主制御基板60から入力されたデータ又はコマンドを演算処理し、所定のデータにしたがって貸球ユニットや賞球ユニット等の各種ソレノイドを作動し、所定の貸球や賞球の払出しを実行する。また、払出制御基板64は、プリペイドカードの読込みや書込みを行うプリペイドカードユニットがCR接続基板を介して接続され、遊技球の残球データ等をやり取りする。
上記の発射制御基板68には、図示しない球発射装置を制御するための基板回路が設けられている。この発射制御基板68は、発射ハンドル9からの入力信号に応じた電圧強度で球発射装置を駆動することにより、発射ハンドル9の回動角度に応じた強さで遊技球を打圧発射する。
次に、本実施例のパチンコ遊技機1の作動概要について説明する。なお、本実施例のパチンコ遊技機1の基本的な作動は、既存のパチンコ遊技機と同様であるため詳細な説明は省略する。
本実施例の構成では、上記した第一又は第二特別始動記憶(特別始動データ)を消化して図柄生成行程を実行する通常の遊技状態と、特別図柄の「大当り」確定によって特別遊技作動を実行する特別遊技状態とに変換するようにしている。ここで、通常の遊技状態には、上記した当選確率を通常確率(=1/300)とする通常確率遊技状態と、当選確率を高確率(=1/30)とする確変遊技状態とが設定されている。また、特別遊技状態には、多くの賞球を獲得可能な通常の特別遊技状態と、ほとんど賞球を獲得できない突確特別遊技状態とが設定されている。
上記の通常確率遊技状態または確変遊技状態では、球発射装置により遊技領域12に発射された遊技球が第一又は第二種特別始動口20a,20bに流入すると、上記した乱数カウンタの抽選が行われて第一又は第二特別始動データ(特別始動記憶)が生成される(図5参照)。そして、生成された第一又は第二特別始動データの消化により、該データに基づいて図柄生成行程が順次実行される(図6参照)。図柄生成行程では、いずれかの特別図柄表示装置15a,15bでLEDが点滅し、第一又は第二特別図柄が変動開始する。そして、点滅を停止していずれかのLEDが点灯すると、該LEDの点灯した態様により特別図柄の停止図柄態様を確定し、該特別図柄の停止図柄態様を遊技者に認識させるため、該特別図柄を一定時間(約1秒)停止表示する。ここで、特別図柄の停止図柄態様が当り態様であれば大当りとなり、後述の特別遊技状態に移行する。
ここで、図柄生成行程は二つの特別図柄表示装置15a,15bで同時並行して実行されることはなく、いずれかの特別図柄表示装置15a,15bで実行中の図柄生成行程が満了すると、次の図柄生成行程がいずれかの特別図柄表示装置15a,15bで開始されるといった具合に一つずつ実行される(図6参照)。そして、上記した第一特別始動データと第二特別始動データとは、それぞれのデータに基づく図柄生成行程が開始されるまで、上記した記憶装置RAMの記憶領域(1)〜(8)で夫々記憶保持される(図5参照)。ここで、各特別始動データはそれぞれ四個を上限として記憶保持される。すなわち、第一特別始動記憶数P1=4となっている状態では、新たに第一特別始動データを生成せず、第二特別始動記憶数P2=4となっている状態では、新たに第二特別始動データを生成しない(図5参照)。
特別図柄が変動する図柄生成行程により「大当り」となると、上記した「通常大当り」、「突確大当り」、「確変大当り」のいずれかが決定される。ここで、「通常大当り」であれば、上記した通常の特別遊技状態へ移行し、大入賞口25を開閉する開閉ラウンドを15回繰返し実行する通常の特別遊技作動を実行する。そして、通常の特別遊技作動が満了した後に、上記した通常遊技状態へ移行する。また、「確変大当り」であれば、通常の特別遊技状態へ移行して15回の開閉ラウンドを繰り返す通常の特別遊技作動を実行し、該特別遊技作動が満了した後に上記した確変遊技状態へ移行する。また、「突確大当り」であれば、上記した突確特別遊技状態へ移行し、大入賞口25を瞬間的に二回開放する突確特別遊技作動を実行する。そして、突確特別遊技作動が満了した後に、上記した確変遊技状態へ移行する。このように、特別図柄がいずれの大当りとなるかによって、遊技者が獲得可能な利益に差が生ずるようにしている。
尚、本実施例の構成にあって、上記した主制御基板60により、本発明にかかる始動記憶生成手段が構成されており、主制御基板60と図柄制御基板63とにより、本発明にかかる特別遊技制御手段と始動記憶表示手段とが構成されている。また、第一種特別始動口20aと第二種特別始動口20bにより、本発明の始動口が構成されており、第一特別始動スイッチS1と第二特別始動スイッチS2により、本発明にかかる始動口の球検知手段が構成されている。また、第一特別図柄表示装置15aと第二特別図柄表示装置15bとにより、本発明にかかる図柄表示装置が構成されている。
次に本発明の要部について説明する。
上述したように、第一種特別始動口20aと第二種特別始動口20bへの遊技球入賞に伴って第一特別始動データと第二特別始動データとが夫々生成されると、主制御基板60の記憶装置RAMの記憶領域(1)〜(8)へ記憶される。そして、記憶領域(1)〜(8)に記憶された第一特別始動データと第二特別始動データは、記憶領域(1)から記憶領域(8)の順番で、図6の特別図柄処理により順次消化される。すなわち、記憶領域(1)に記憶された特別始動データを消化することにより図柄生成行程が実行されると、記憶領域(2)の特別始動データを記憶領域(1)に記憶し、記憶領域(3)の特別始動データを記憶領域(2)に記憶するように、各記憶領域(2)〜(8)の特別始動データをそれぞれ一つ前の記憶領域(1)〜(7)にシフトする(図6中の記憶領域シフト処理)。このように、記憶領域(1)から記憶領域(8)へ向かう順番が、未消化の特別始動データの消化順序となっている。
ここで、本実施例にあっては、第一特別始動データと第二特別始動データとが生成された順序に従って、記憶領域(1)から記憶領域(8)へ向かって順次記憶されるようにしている。すなわち、第一特別始動データまたは第二特別始動データが生成される毎に、先に記憶されている記憶領域の次の記憶領域に新たに記憶される(図5参照)。これにより、記憶領域(1)〜(8)に記憶されている全ての第一および第二特別始動データは、生成順序に従って記憶されており、生成順序により消化順序を定めている。
また、図3のように、横一列に配設された四個の保留灯17a〜17d(第一始動記憶数表示装置18a)と、横一列に配設された四個の保留灯17e〜17h(第二始動記憶数表示装置18b)とが、左右に分け隔てられて配設されている。そして、第一始動記憶数表示装置18aの保留灯17a〜17dは青色で発光するダイオードを用い、第二始動記憶数表示装置18bの保留灯17e〜17hは赤色で発光するダイオードを用いている。
本発明の特別始動記憶表示手段では、上記した第一種特別始動口20aに遊技球が入賞することにより第一特別始動データ(第一特別始動記憶)が生成されて記憶されると、第一始動記憶数表示装置18aの保留灯17a〜17dを左から順番に青色点灯する(図8(A)参照)。一方、上記した第二種特別始動口20bに遊技球が入賞することにより第二特別始動データ(第二特別始動記憶)が生成されて記憶されると、第二始動記憶数表示装置18bの保留灯17e〜17hを左から順番に赤色点灯する(図8(A)参照)。こうした各保留灯17a〜17hを青色又は赤色で点灯する点灯態様を制御する処理を、図柄制御基板63が主制御基板60からのコマンド信号に従って実行する。
ここで、特別始動記憶表示手段の保留灯17a〜17hの点灯態様を制御処理する方法について説明する。
上述したように、第一特別始動データ(第一特別始動記憶)、第二特別始動データ(第二特別始動記憶)、第一特別始動記憶数P1、第二特別始動記憶数P2が、主制御基板60に記憶保持されており、該主制御基板60は、各特別始動記憶数P1,P2の増減に合わせて、特別始動記憶数表示装置18a,18bの保留灯17a〜17hを点灯制御するためのコマンド信号を図柄制御基板63へ送信する。
具体的には、第一特別始動記憶数P1が増加すると、主制御基板60は、第一保留灯追加コマンド信号を図柄制御基板63へ送信する。図柄制御基板63は、第一保留灯追加コマンド信号を受信すると、図7のように、第一始動記憶数表示装置18a(第一LED群18a)を構成する保留灯17a〜17dのなかで、点灯していない最も左側のLED、すなわち、最も右側で点灯しているLEDの右隣りのLEDを青色で点灯させる。
同様に、第二特別始動記憶数P2が増加すると、第二保留灯追加コマンド信号を図柄制御基板63へ送信する。図柄制御基板63は、第二保留灯追加コマンド信号を受信すると、図7のように、第二始動記憶数表示装置18b(第二LED群18b)を構成する保留灯17e〜17hのなかで、点灯していない最も左側のLED、すなわち最も右側で点灯しているLEDの右隣りのLEDを赤色点灯させる。
一方、主制御基板60の記憶装置RAMに記憶している第一特別始動データまたは第二特別始動データを消化して図柄生成行程を実行する場合には、図6のように、記憶領域(1)に記憶されている第一又は第二特別始動データを消化することにより、第一又は第二特別始動記憶数P1,P2が減少して、主制御基板60から保留灯減少コマンド信号を図柄制御基板63へ送信する。図柄制御基板63は、保留灯減少コマンド信号を受信すると、第一特別始動記憶数P1が減少した場合には、図8の(A)から(B)のように第一始動記憶数表示装置18aで最も右側で点灯しているLEDを消灯する。これにより、あたかも、最も左側の保留灯17aを消灯すると同時に保留灯17b〜17dの点灯態様を左側へ一つずつシフトしたかのようにみせる。第二始動記憶数表示装置18bも同様である。
尚、記憶領域(1)の第一又は第二特別始動データを消化すると、上述したように、記憶領域(2)に記憶されている第一又は第二特別始動データを、記憶領域(1)へシフトする。
そして記憶領域(1)に格納されていた第一又は第二特別始動データを消化すると同時に、多色指標灯16を、青色又は赤色で発光させる。記憶領域(1)に格納されていたデータが第一特別始動データであった場合には、多色指標灯16を青色で発光し、かつ当該第一特別始動データに基づいて、図柄生成行程が実行開始される。または、記憶領域(1)に格納されていたデータが第二特別始動データであった場合には、多色指標灯16を赤色で発光し、かつ当該第二特別始動データに基づいて、図柄生成行程が実行開始される。
ここで第一始動記憶数表示装置18aの保留灯17a〜17dと第二始動記憶数表示装置18bの保留灯17e〜17hの消化と、多色指標灯16との関係を図8に従って、改めて説明する。この図8において、青色での点灯状態としては塗り潰しで(図8(A)における保留灯17a,17bの記載形態)で表し、赤色での点灯状態としては網点で(図8(A)における保留灯17e,17fの記載形態)で表している。
図8(A)の状態は、第一始動記憶数表示装置18aの保留灯17a,17bが青色点灯し、第二始動記憶数表示装置18bの保留灯17e,17fが赤色点灯して、始動記憶が夫々二個ある状態を示す。また図柄生成行程が休止して、多色指標灯16dが無点灯となっている状態を示す。
この状態から、第一始動記憶数表示装置18aの始動記憶が消化された状態を(B)で示す。この状態では、第一始動記憶数表示装置18aは保留灯17aのみが青色点灯し、多色指標灯16が青色に発光する。これと同時に、第一始動記憶数表示装置18aの始動記憶に基づき、図柄生成行程が実行される。これにより遊技者は、多色指標灯16の(第一始動記憶数表示装置18aの発光色と同じである)青色発光により、第一始動記憶数表示装置18aの消化に伴って、図柄生成行程が実行されていることを知得する。
次にこの状態から、第二始動記憶数表示装置18bの始動記憶が消化された状態を(C)で示す。この状態では、第二始動記憶数表示装置18bは保留灯17eのみが赤色点灯し、多色指標灯16が赤色に発光する。これと同時に、第二始動記憶数表示装置18bの始動記憶に基づき、図柄生成行程が実行される。遊技者は、多色指標灯16の(第二始動記憶数表示装置18bの発光色と同じである)赤色発光により、第一始動記憶数表示装置18bの消化に伴って、図柄生成行程が実行されていることを知得する。
このように、遊技者は多色指標灯16の発光色により、現に実行されている図柄生成行程が第一種特別始動口20aへの入賞に係る始動記憶に起因するものか、第二種特別始動口20bへの入賞に係る始動記憶に起因するものかを、第一始動記憶数表示装置18aの保留灯17a〜17dと第二始動記憶数表示装置18bの保留灯17e〜17hとの発光色の一致性を感得することにより、瞬間的に知得することができる。
このように本実施例の構成によれば、記憶消化すると同時に、その第一または第二特別始動データに対応して多色指標灯16を青色又は赤色点灯させた。これにより、現に実行している図柄生成行程が第一種特別始動口への入賞(第一特別始動データ)によるものか第二種特別始動口への入賞(第二特別始動データ)によるものかを容易かつ確実に認識できる。
また、本実施例では、第二特別始動データの消化により「大当り」となった場合に、第一特別始動データに比して「確変大当り」となる確率が高いことから、遊技者の獲得可能な利益が高くなる。そのため、遊技者は、第二始動記憶数表示装置18bを構成する保留灯17e〜17hの消化を望む感情が強くなる。本実施例の構成によれば、現に実行されている図柄生成行程の種類を多色指標灯16の点灯色により知得できるから、その期待感を刺激できる。また、獲得可能な利益の高い第二種特別始動口に係る始動記憶が消化されることを、遊技者が見逃してしまうことを可及的に抑制することができ、高い利益が供与されることを期待する遊技者の感情を一層刺激できる。このように消化される特別始動口がいずれの種類であるかを明確に報知することにより、遊技者の利益獲得に向けた期待感を効果的に刺激できることから、獲得利益に差を設けるという遊技性を一層向上することができる。
尚、本発明は、上述の実施例のように入賞順に始動記憶が消化される構成だけではなく、多様な消化順序を設定した構成にも適用され得る。
1 パチンコ遊技機
15a 第一特別図柄表示装置(図柄表示装置)
15b 第二特別図柄表示装置(図柄表示装置)
16 多色指標灯
17a〜17h 保留灯
18a 第一特別始動記憶数表示装置
18b 第二特別始動記憶数表示装置
20a 第一種特別始動口
20b 第二種特別始動口

Claims (2)

  1. 特別図柄を変動表示する図柄表示装置と、
    遊技球の入賞を検知する球検知手段を具備する複数種の始動口と、
    各始動口の球検知手段が遊技球を検知することにより、所定数を上限として始動記憶を生成して記憶し、順次始動記憶消化して、始動記憶の未消化数を保持する始動記憶生成手段と、
    未消化の始動記憶の消化により、図柄表示装置で特別図柄を変動して、その停止図柄態様によって当り又はハズレを確定する一連の図柄生成行程を実行し、当りの場合に所定利得を供与する特別遊技制御手段と、
    機台前面に配設され、始動記憶の生成に伴って保留灯を点灯表示し、当該始動記憶の消化により当該保留灯の前記点灯を解消する始動記憶数表示装置と、
    始動記憶生成手段により記憶された始動記憶の未消化数に基づいて、始動記憶数表示装置を駆動する始動記憶表示手段と
    を備えたパチンコ遊技機において、
    始動記憶表示手段は、始動記憶数表示装置を駆動して、各始動口への遊技球入賞により生成された始動記憶の保留灯を、入賞した始動口種毎で相互に異なる色によって点灯するものであり、
    さらに、実行中の図柄生成行程が、いずれの始動口種の入賞に起因するかを、当該始動口種に対応する保留灯の点灯色と同じ点灯色で点灯表示することにより示す多色指標灯を備えたことを特徴とするパチンコ遊技機。
  2. 始動記憶表示手段は、各始動口種ごとに、異なる始動記憶数表示装置を備え、各始動記憶数表示装置は、各始動口種への遊技球入賞により生成された始動記憶の保留を、相互に異なる点灯色によって点灯表示するものであることを特徴とする請求項1に記載のパチンコ遊技機。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015036053A (ja) * 2013-08-13 2015-02-23 株式会社サンセイアールアンドディ 遊技機
JP2016097097A (ja) * 2014-11-21 2016-05-30 株式会社三共 遊技機

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