JP2001352957A - ねぎ選別機 - Google Patents

ねぎ選別機

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JP2001352957A JP2000178975A JP2000178975A JP2001352957A JP 2001352957 A JP2001352957 A JP 2001352957A JP 2000178975 A JP2000178975 A JP 2000178975A JP 2000178975 A JP2000178975 A JP 2000178975A JP 2001352957 A JP2001352957 A JP 2001352957A
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conveyors
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green onion
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Toshihiko Miyawaki
利彦 宮脇
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ねぎの長さにかかわらず、良好な選別作業を
行うねぎ選別機を提供する。 【解決手段】 長さが異なるねぎの選別作業を行う際に
は、コンベア間隔調整手段19によって、移動板19a
に取り付けられた第2の挟持コンベア13,14をY方
向に移動させる。これにより、第1の挟持コンベア1
1,12と第2の挟持コンベアとの間隔を調整すること
ができる。その結果、ねぎの長さにかかわらず、常時、
ねぎ選別機10によって、良好なねぎの選別作業を行う
ことができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は収穫されたねぎの
根部に付着した泥や、葉部についた枯葉および外皮など
の不要な葉を除去するねぎ選別機に関する。
【0002】
【従来の技術】収穫されたねぎは、所定の選別作業を行
ってから市場に出荷される。選別作業は、ねぎの根部に
付着した泥を落としたり、ねぎの葉部についた枯葉や外
皮などの不要な葉を剥ぎとったりする作業をいう。従
来、この選別作業を自動化したねぎ選別機が開発されて
いる。例えば、特開平9−206049号公報の「小ね
ぎ選別機」などである。
【0003】従来の選別機を以下に概説する。すなわ
ち、上下一対の第1の挟持ベルトコンベアで水平状態の
小ねぎの中間部を挟持する。次いで、そのまま下流へ移
動させる。途中で、小ねぎの元部に向かって圧縮空気や
水などの流体を噴出し、小ねぎの根部の皮むき、根洗
い、泥落としを行う。続いて、このコンベアの下流端付
近まで達すると、このコンベアに重ね継ぎされた上下一
対の第2の挟持ベルトコンベアによって小ねぎの根部を
挟持する。そして、この受け渡し位置からやや下流に行
ったところで、小ねぎの中間部を第1の挟持ベルトコン
ベアから開放し、根部だけを第2の挟持ベルトコンベア
で挟持し、移送を続行する。この途中、小ねぎの葉部に
向けて圧縮空気を噴出し、不要な葉を吹き飛ばす。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来手段にあっては、ねぎの葉部を挟持する第1の
挟持コンベアと、このコンベアに重ね継ぎされてねぎの
根部を挟持する第2の挟持コンベアとの間隔は、常に一
定であった。このため、処理されるねぎの長さも一定の
ものでなければ、取り扱うことができなかった。その結
果、ねぎの根部の泥などを充分に落とせなかったり、ね
ぎの葉部の不要な部分をきれいに剥がせなかったりする
おそれがあった。
【0005】そこで、発明者は、鋭意研究の結果、第1
の挟持コンベアの側面と、これに対向する第2の挟持コ
ンベアの側面との間隔を調整することができるようにす
れば、ねぎの長さにかかわらず、常に良好なねぎの選別
作業を行うことができることを見出し、この発明を完成
させた。
【0006】
【発明の目的】この発明は、ねぎの長さにかかわらず、
良好な選別作業を行うことができるねぎ選別機を提供す
ることを、その目的としている。また、この発明は、コ
ンプレッサの小型化を図ることができるねぎ選別機を提
供することを、その目的としている。さらに、メンテナ
ンスが容易なねぎ選別機を提供することを、その目的と
している。さらにまた、不要葉除去時の葉部の垂れ下が
りを防ぐことができるねぎ選別機を提供することを、そ
の目的としている。そして、圧縮空気によるねぎの選別
作業を効果的に行うことができるねぎ選別機を提供する
ことを、その目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明
は、ねぎの葉部を挟持して移送する一対の第1の挟持コ
ンベアと、該第1の挟持コンベアの下流の側方に重ね継
ぎ状態で並設されて、該第1の挟持コンベアから受け渡
されたねぎの根部を挟持して移送する一対の第2の挟持
コンベアと、前記第1の挟持コンベアによるねぎ移送中
に、第1のノズルを介して、ねぎの根部に圧縮空気を噴
出して、この根部についた泥などを除去する泥落とし手
段と、前記第2の挟持コンベアによるねぎの移送中に、
第2のノズルを介して、ねぎの葉部に圧縮空気を噴出し
て、この葉部の不要な葉などを除去する不要葉除去手段
と、前記第1の挟持コンベアの側面と、これに対向する
第2の挟持コンベアの側面との間隔を調整するコンベア
間隔調整手段とを備えたねぎ選別機である。
【0008】ねぎの種類は限定されない。例えば大ね
ぎ、小ねぎ、わけぎ、あさつきなどが挙げられる。その
ほか、ねぎに類似したニラなども含まれる。第1の挟持
コンベアにより挟持されるねぎの部分は、通常、葉部で
ある。ただし、品種改良により白根部が長いねぎの場合
には、この白根部のときもある。第1の挟持コンベアお
よび第2の挟持コンベアは、ねぎを傷めないコンベアで
あれば限定されない。ただし、通常はベルトコンベアで
ある。無端ベルトの表面にスポンジを貼着するようにす
れば、ねぎの傷み方がさらに弱まる。また、ここでいう
重ね継ぎ状態とは、ねぎの搬送ライン上の第1の挟持コ
ンベアの側方において、第1の挟持コンベアの下流部
と、第2の挟持コンベアの上流部とが重なっている状態
をいう。泥落とし手段および不要葉除去手段の圧縮空気
供給源は限定されない。例えば、高圧の圧縮空気を発生
するコンプレッサでもよい。または、比較的低圧の圧縮
空気を発生させるブロア装置でもよい。不要葉除去手段
における圧縮空気の噴出方向は、ねぎの葉先方向であ
る。コンベア間隔調整手段によるコンベア間隔の調整構
造は限定されない。例えば、ハンドル操作などによる手
動装置でもよい。また、電動モータなどの駆動源による
自動装置でもよい。
【0009】請求項2の発明は、前記泥落とし手段が、
第1のノズルに圧縮空気を供給するコンプレッサを有
し、前記不要葉除去手段が、第2のノズルに圧縮空気を
供給するブロア装置を有している請求項1に記載のねぎ
選別機である。
【0010】請求項3の発明は、前記各第1の挟持コン
ベアおよび各第2の挟持コンベアが無端ベルトを有する
ベルトコンベアで、前記各第1の挟持コンベアはコンベ
ア上流側のプーリに駆動部が設けられ、前記各第2の挟
持コンベアはコンベア下流側のプーリに駆動部が設けら
れた請求項1または請求項2に記載のねぎ選別機であ
る。駆動部の種類は限定されない。ただし、通常は、電
動モータである。なお、ともに一対ずつ配されている第
1の挟持コンベアと第2の挟持コンベアとは、それぞれ
別個の駆動部で駆動させてもよい。もしくは、それぞれ
1個の駆動部で駆動させてもよい。
【0011】請求項4の発明は、前記第2の挟持コンベ
アの側方には、移送中のねぎの葉部が垂れてしまうのを
防止する補助ベルトコンベアが設けられた請求項1〜請
求項3のうち、何れか1項に記載のねぎ選別機である。
この補助ベルトコンベアの使用本数は、1本でも複数本
でもよい。
【0012】請求項5の発明は、前記第1のノズルおよ
び/または第2のノズルが、圧縮空気の噴出口の向きを
変更自在な噴出角度変更構造を有している請求項1〜請
求項4のうち、何れか1項に記載のねぎ選別機である。
【0013】
【作用】この発明によれば、長さが異なるねぎの選別作
業を行う場合には、コンベア間隔調整手段によって、第
1の挟持コンベアと第2の挟持コンベアとの間隔を調整
する。これにより、ねぎの長さにかかわらず、常時、良
好なねぎの選別作業を行うことができる。
【0014】特に、請求項2の発明によれば、不要葉除
去作業時に用いられる圧縮空気の供給源としてブロア装
置を採用する。これによって、設備コストとランニング
コストとが高くなるコンプレッサを、小型化することも
できる。
【0015】また、請求項3の発明によれば、従来の駆
動部は、第1の挟持コンベアと第2の挟持コンベアとの
重ね継ぎ部分のプーリに配されていた。これを、各第
1,第2の挟持コンベアの重ね継ぎ部分とは反対側のプ
ーリに連結している。これにより、ねぎ選別機のメンテ
ナンス時、それぞれの無端ベルトを完全に取り外す必要
がなくなる。よって、メンテナンスが簡単になる。
【0016】さらに、請求項4の発明によれば、第2の
挟持コンベアでのねぎの移送は、根部が挟持された安定
感のない片持ち状態での移送となる。そこで、移送中の
ねぎの葉部を補助ベルトコンベアが受ける。これによ
り、葉部が垂れることで、ねぎの根部付近が折れるのを
防ぐ。
【0017】そして、請求項5の発明によれば、ねぎの
根部や葉部に圧縮空気を噴出する際に、噴出角度変更構
造によって、第1のノズルの噴出口および/または第2
のノズルの噴出口の向きを変更する。このため、圧縮空
気によるねぎの選別作業を効果的に行うことができる。
噴出角度変更構造によって噴出口の向きが変更されるの
は、第1のノズルの噴出口だけでもよいし、第2のノズ
ルの噴出口だけでもよいし、両方のノズルの噴出口でも
よい。その具体的な構造は限定されない。例えば、複数
の噴出口を並設し、いずれのノズルを使用するかを選択
する構造でもよい。また、ノズルを手動によってまたは
自動的に回動させて、噴出口の角度を変更してもよい。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施例を図面を
参照して説明する。なお、説明の都合上、機長方向をX
方向、この方向に垂直面内で直交する方向をY方向、上
下方向をZ方向とする。図1は、この発明の一実施例に
係るねぎ選別機の正面図である。図2は、この発明の一
実施例に係るねぎ選別機の平面図である。図3は、この
発明の一実施例に係るねぎ選別機の泥落とし手段を示す
拡大平面図である。図4は、この発明の一実施例に係る
ねぎ選別機の泥落とし手段を示す拡大縦断面図である。
図5は、この発明の一実施例に係るねぎ選別機の不要葉
除去手段を示す拡大平面図である。図6は、この発明の
一実施例に係るねぎ選別機の不要葉除去手段の拡大縦断
面図である。図7は、この発明の一実施例に係るねぎ選
別機の補助ベルトコンベアと第2の挟持コンベアとの位
置関係を示す説明図である。
【0019】図1および図2において、10はねぎ選別
機であり、このねぎ選別機10は、ねぎ(小ねぎ)の葉
部を挟持して移送する上下一対の第1の挟持コンベア1
1,12と、この第1の挟持コンベア11,12の下流
の側方に重ね継ぎ状態で並設されて、第1の挟持コンベ
ア11,12から受け渡されたねぎの根部を挟持して移
送する一対の第2の挟持コンベア13,14と、第1の
挟持コンベア11,12によるねぎ移送中に、上下一対
の第1のノズル15A,15Bを介して、ねぎの根部に
圧縮空気を噴出して、この根部についた泥などを除去す
る泥落とし手段16と、第2の挟持コンベア13,14
によるねぎの移送中に、上下一対の第2のノズル17
A,17Bを介して、ねぎの葉部に葉先方向に圧縮空気
を噴出して、この葉部の不要な葉などを除去する不要葉
除去手段18と、第2の挟持コンベア13,14をY方
向に移動させることで、第1の挟持コンベア11,12
の側面と、これに対向する第2の挟持コンベア13,1
4の側面との間隔を調整するコンベア間隔調整手段19
と、これらが搭載される架台20を備えている。
【0020】この架台20は、平面視して横L字形の鉄
製の枠台である。その底面の各隅部には、手押しできる
ように複数個のキャスタ20aが設けられている。架台
20のL字形の屈曲部の領域は、ねぎ移送ラインa上で
の上流部である。一方、架台20の屈曲部とはX方向で
反対側の領域が、ねぎ移送ラインa上での下流部とな
る。すなわち、第1の挟持コンベア11,12(上流
側)と、第2の挟持コンベア13,14(下流側)と
は、この架台20のX方向に沿って配置されている。各
コンベア11〜14は、架台20のX方向の略半分の長
さを有している。
【0021】また、この架台20のねぎ移送ラインa側
の縁部上には、X方向に長い取り付け板21が立設され
ている。取り付け板21の上流部から中央部にかけて
は、Y方向に大きな隙間をあけて、第1の挟持コンベア
11,12が直接取り付けられている。一方、取り付け
板21の中央部から下流部にかけては、第2の挟持コン
ベア13,14がコンベア間隔調整手段19の移動板1
9aを介して間接的に取り付けられている。この際、第
2の挟持コンベア13,14は、取り付け板21と第1
の挟持コンベア11,12との大きな隙間に重ね継ぎ状
態で配置されている。ここでいう重ね継ぎ状態とは、ね
ぎ移送ラインaにおいて、第1の挟持コンベア11,1
2の下流部と第2の挟持コンベア13,14の上流部と
が重なっている状態をいう。なお、各コンベア11〜1
4の具体的な取り付け方は、以下、順次説明する。
【0022】第1の挟持コンベア11,12は、それぞ
れ上流側に配された駆動プーリ11a,12aと、それ
ぞれ下流側に配された従動プーリ11b,12bと、対
応するプーリ11a−11b,プーリ12a−12bの
間に架け渡される無端ベルト11c,12cとを有して
いる。また、駆動プーリ11a,12aには、対応する
駆動モータ(駆動部)11d,12dの出力軸がそれぞ
れ取り付けられている。駆動モータ11d,12dは、
前記取り付け板21の上流部に上下に片持ち状態で固着
されている。一方、従動プーリ11b,12bは、後述
するプーリ取り付け板26a,26bの下流側の端部に
それぞれ軸支されている。なお、無端ベルト11c,1
2cは幅が広いベルトで、その外周面にはねぎの葉部を
傷めないためにスポンジが貼着されている。
【0023】駆動モータ12dの出力軸の途中部には、
短尺な搬入ベルトコンベア22の大径な駆動プーリ22
aが固着されている。搬入ベルトコンベア22は、第1
の挟持コンベア11,12によるねぎの移送中、ねぎの
根部を下方から支持するためのコンベアである。その構
成は駆動プーリ22aのほか、小径な従動プーリ22b
と、両プーリ22a,22bに架け渡された無端ベルト
22cとを有している。この従動プーリ22bは、軸線
がY方向に向いた短尺な固定軸22dを介して、プーリ
取り付け板26bに固着されている。駆動モータ12d
を駆動すれば、第1の挟持コンベア12の無端ベルト1
2cとともに、搬入ベルトコンベア22の無端ベルト2
2cが周転する。
【0024】第2の挟持コンベア13,14は、それぞ
れ下流側に配された駆動プーリ13a,14aと、それ
ぞれ上流側に配された従動プーリ13b,14bと、対
応するプーリ13a−13b,プーリ14a−14bの
間に架け渡される無端ベルト13c,14cとを有して
いる。無端ベルト13c,14cは幅の狭いゴムベルト
である。これらの第2の挟持コンベア13,14は、前
述したようにコンベア間隔調整手段19の移動板19a
に取り付けられている。すなわち、移動板19の上流部
に従動プーリ13b,14bがそれぞれ軸支されてい
る。また、移動板19の下流部には、上下配置された駆
動モータ13d,14dがそれぞれ片持ち状態で固着さ
れている。各駆動モータ13d,14dの出力軸には駆
動プーリ13a,14aが固着されている。なお、上方
配置された駆動モータ13dの出力軸は、駆動プーリ1
3aからさらに外方に突出している。この突出部分に
は、自在継ぎ手を介して、後述する補助ベルトコンベア
23の駆動プーリ23aが固着されている。
【0025】次に、図1〜図4を参照して、泥落とし手
段16を説明する。泥落とし手段16は、主に、第1の
挟持コンベア11,12の中央部と取り付け板21との
間に配された上下複数本ずつの第1のノズル15A,1
5Bと、これらの第1のノズル15A,15Bに圧縮空
気を一括して供給する外設されたコンプレッサ24と、
各第1のノズル15A,15Bから噴出された圧縮空気
によってねぎの根部から吹き飛ばされた泥などを外方へ
導く泥受け筒25とを有している。各第1のノズル15
A,15Bは、それぞれ軸線をX方向に向け、しかもY
方向に6列ずつ配されている。上側の各第1のノズル1
5Aは、ねぎ移送ラインaより若干上方に配置されたノ
ズル装着部材26Aに、それぞれの噴出口15aを架台
20の下部に向けて固着されている。これらの第1のノ
ズル15A,15Bの軸線方向の長さは、取り付け板2
1に近い2本が同じ長さで、かつ最小サイズとなってい
る。これら以外の各ノズル15A,15Bは、取り付け
板21からの距離が長くなるごとに、順次その長さを増
すように設計されている。
【0026】また、下側の各第1のノズル15Bは、ね
ぎ移送ラインaより若干下方に配置されたノズル装着部
材26Bに、それぞれの噴出口15bを架台20の上部
に向けて固着されている。これらのノズル装着部材26
A,26Bは平面視してY方向に長い矩形状を有してい
る。なお、両ノズル装着部材26A,26Bの隙間は、
通過するねぎのサイズに合わせて調整することができ
る。また、両ノズル装着部材26A,26Bの先端面に
は、それぞれX方向に長いプーリ取り付け板26a,2
6bが固着されている。このうち、下側のプーリ取り付
け板26bには、第2の挟持コンベア13,14に受け
渡されたねぎの葉部が下方に垂れるのを防ぐための葉部
支え棒26Cの元部が固着されている。この葉部支え棒
26Cは、X方向に長い棒部材であり、その長さは、先
端が第2の挟持コンベア13,14の下流部付近に達す
る長さである。
【0027】各6本の第1のノズル15A,15Bのう
ち、取り付け板21に近い側の3本には、それぞれ軸線
に沿って2個の圧縮空気の噴出口15a,15bが設け
られている。一方、残りの3本の第1のノズル15A,
15Bには、それぞれ軸線に沿って3個の噴出口15
a,15bが設けられている。各列の噴出口15a,1
5bは、それぞれ圧縮空気の噴出角度が異なるように形
成されている。コンプレッサ24に連結されたホースを
各第1のノズル15A,15Bのいずれの噴出口15
a,15bに連結するかで、圧縮空気の噴出角度を変更
することができる。すなわち、これらが圧縮空気の噴出
口の向きを変更する噴出角度変更構造を構成している。
なお、前記泥受け筒25は、Y方向に長い矩形状の筒体
である。この泥受け筒25は支持材20bを介して下方
傾斜されている。泥受け筒25の上面中央部には、把手
25aが設けられている。泥受け筒25の後側の開口部
には、泥を収めるための袋ネットNが着脱自在に装着さ
れている。
【0028】次に、図1,図2,図5,図6を参照し
て、前記不要葉除去手段18を説明する。この不要葉除
去手段18は、ねぎ移送ラインa上において、第2のノ
ズル17A,17Bの中間部の位置に配されている。不
要葉除去手段18は、前記上下の第2のノズル17A,
17Bと、架台20の下流部内に収納されて、両第2の
ノズル17A,17Bにそれぞれ一括して圧縮空気を供
給するブロア装置27とを有している。上側のノズル1
7Aは、ねぎ移送ラインaより若干上方に配置されて、
取り付け板21の下流部付近の上部に固着された短尺な
3本の蛇腹管28Aに元部が連結されている。この第2
のノズル17Aの噴出口17aは、第2の挟持コンベア
13の無端ベルト13cの内部空間に差し込まれてい
る。
【0029】また、下側の第2のノズル17Bは、ねぎ
移送ラインaより若干下方に配置されて、取り付け板2
1の下流部付近の下部に固着された短尺な3本の蛇腹管
28Bに元部が連結されている。この第2のノズル17
Bの噴出口17bは、第2の挟持コンベア14の無端ベ
ルト14cの内部空間に差し込まれている。これらの噴
出口17a,17bは、それぞれねぎ移送ラインaに向
けて下方傾斜または上方傾斜されている。これらの上下
3本ずつの蛇腹管28A,28Bは、前記ブロア装置2
7の圧縮空気の噴出部に元部が連結された3本ずつ2組
の長尺な蛇腹管29A,29Bの先端部に連通されてい
る。さらに、各第2のノズル17A,17Bの元部付近
は、それぞれ前記移動板19aの中央部付近に固着され
ている。したがって、移動板19aの移動によって第2
の挟持コンベア13,14がY方向に移動すると、これ
らの第2のノズル17A,17Bも同じ長さだけ移動す
る。なお、移動板19aの外面には、上下一対配置され
た支持体30を介して、無端ベルト13c,14cのね
ぎ移送ラインa側の面を互いに押しつける上下一対のガ
イドレール31が配設されている。両ガイドレール31
は断面L字形を有して、ねぎ移送ラインaに平行に配置
されている。
【0030】次に、図1,図2および図5を参照して、
コンベア間隔調整手段19を説明する。このコンベア間
隔調整手段19は、前記移動板19aのほか、互いにX
方向に離間した状態で取り付け板21に固着された軸線
がY方向に向いた一対のガイドリング32と、これらの
ガイドリング32に遊挿されて、それぞれの先端が移動
板19aのX方向の両端部に固着された一対のガイドロ
ッド33と、取り付け板21に形成された貫通孔の形成
部に設けられたナット34と、このナット34に螺合さ
れ、しかも先端が移動板19aに固着された移動ねじ3
5と、この移動ねじ35を回転させるハンドル36と、
このナット34の外周部に設けられて、移動ねじ35の
回転を停止させる移動停止レバー37とを有している。
ハンドル36を所定方向に回転すると移動ねじ35が回
転し、これにより両ガイドロッド33が各ガイドリング
32に沿ってY方向に移動する。その結果、第1の挟持
コンベア11,12と第2の挟持コンベア13,14と
の間隔が調整される。なお、移動停止レバー37を固定
側に回動することで、このコンベア間隔が固定される。
【0031】次に、図5および図7を参照して、前記補
助ベルトコンベア23を説明する。この補助ベルトコン
ベア23は、これらの第2の挟持コンベア13,14に
よって移送中のねぎの葉部が下方に垂れるのを防ぐため
の簡易なベルトコンベアである。両第2の挟持コンベア
13,14は、下流側へ向かって徐々に上方傾斜してい
る。補助ベルトコンベア23は、前記駆動プーリ23a
のほか、小径な従動プーリ23bと、これらのプーリ2
3a,23bに架け渡されたゴム製の無端ベルト23c
とを有している。
【0032】駆動プーリ23aは、第2の挟持コンベア
13,14より機体外方に配されている。一方、従動プ
ーリ23bは、移動板19aの裏面に固着されたブラケ
ット38を介して、第2の挟持コンベア13,14より
機体内方に配されている。すなわち、この補助ベルトコ
ンベア23は、第2の挟持コンベア13,14の内部を
交差して設けられている。具体的には、無端ベルト23
cの表ベルトが無端ベルト13cの内部空間を通り、無
端ベルト23cの裏ベルトが無端ベルト14cの内部空
間を通るように配されている。これにより、第2の挟持
コンベア13,14間で根部が挟持されているねぎは、
移送途中で、葉部が補助ベルトコンベア23によって徐
々にせり上げられていく。これにより、葉部の垂れなど
が防止される。なお、図1および図3中、39はベルト
コンベア式のねぎの搬入装置、40は搬入装置39によ
って搬入されたねぎを第1の挟持コンベア11,12間
に導くねぎ導入ガイド板である。
【0033】次に、この一実施例に係るねぎ選別機10
の作動を説明する。図1〜図7に示すように、搬入装置
39によって機内に搬入されたねぎは、ねぎ導入ガイド
板40によって第1の挟持コンベア11,12間に導か
れる。その後、ねぎはその葉部が第1の挟持コンベア1
1,12の無端ベルト11c,12c間で挟持された状
態で下流に移送される。その際、ねぎの根部は搬入ベル
トコンベア22の無端ベルト22cによって下方から支
えられる。その後、ねぎが泥落とし手段16の設置位置
まで達すると、ねぎ移送ラインaの上下方向に配された
第1のノズル15A,15Bを介して、コンプレッサ2
4からの圧縮空気が吹きつけられる。このとき、各列の
第1のノズル15A,15Bは、選別されるねぎにあわ
せてあらかじめ選択された所定の噴出口15a,15b
から噴出される。これにより、根部に付着した泥やごみ
などがY方向の機外方向へ吹き飛ばされて、泥受け筒2
5または袋ネットNに捕集される。
【0034】こうして泥が落とされたねぎは、その後、
第1の挟持コンベア11,12の下流部あたりで、ねぎ
の根部が、第2の挟持コンベア13,14の無端ベルト
13c,14cによって挟持される。続いて、第1の挟
持コンベア11,12の挟持から開放されたねぎは、葉
部支え棒26Cによって葉部が垂れるのを防止されなが
ら、第2の挟持コンベア13,14により根部が挟持さ
れる。その後、ねぎは下流へ移送される。次いで、ねぎ
が不要葉除去手段18の設置位置に達したとき、ねぎの
葉部に向かって、ブロア装置27からの圧縮空気が、上
下の第2のノズル17A,17Bから同時に吹きつけら
れる。その結果、葉部のうち、枯れ葉などの不要な葉が
外部に吹き飛ばされる。このエア噴出中、ねぎは補助ベ
ルトコンベア23により徐々にせりあげられていく。こ
れにより、葉部の細部まで圧縮空気が吹きつけられ、不
要葉の除去作業を十分に行うことができる。その後、不
要葉が除去されたねぎは、第2の挟持コンベア13,1
4による挟持から開放される。
【0035】ここで、長さが異なるねぎを選別する場合
について説明する。長さが異なるねぎを取り扱う際に
は、コンベア間隔調整手段19によって、第1の挟持コ
ンベア11,12と第2の挟持コンベア13,14との
間隔を調整する。具体的には、ハンドル36を所定方向
に回転させる。これにより、移動ねじ35が所定方向に
回転し、その結果、一対のガイドロッド33およびガイ
ドリング32を介して、第2の挟持コンベア13,14
が移動板19aとともにY方向に移動する。これによ
り、第1の挟持コンベア11,12と第2の挟持コンベ
ア13,14との間隔が調整される。なお、コンベア間
隔を固定する場合には、移動停止レバー37を固定側に
回動する。その後、同じように機内にねぎを搬入して、
ねぎの選別作業を行う。
【0036】このように、コンベア間隔調整手段19に
よって、第1の挟持コンベア11,12と第2の挟持コ
ンベア13,14との間隔を調整するようにしたので、
ねぎの長さにかかわらず、常時、良好なねぎの選別作業
を行うことができる。また、不要葉除去作業時の圧縮空
気の供給源としてブロア装置27を採用したので、設備
コストおよびランニングコストが高くつくコンプレッサ
24の小型化を図ることができる。そして、各コンベア
11〜14において、それぞれ重ね継ぎ部分とは反対側
のプーリ11a〜14aに駆動部を連結するようにした
ので、メンテナンス時に、各コンベア11〜14の無端
ベルト11c〜14cを完全に取り外さなくても、ねぎ
選別機10のメンテナンスを行うことができる。
【0037】第2の挟持コンベア13,14による移送
中、ねぎの葉部を補助ベルトコンベア23が受けるよう
にしたので、葉部が垂れてしまって、ねぎの根部付近が
折れたり傷ついたりするおそれが減少する。さらに、噴
出角度変更構造によって第1のノズル15A,15Bの
噴出口15a,15bの向きを変更するようにしたの
で、圧縮空気による根部の泥落とし作業を効果的に行う
ことができる。
【0038】
【発明の効果】この発明によれば、長さが異なるねぎを
選別するときには、コンベア間隔調整手段を用いて、第
1の挟持コンベアと第2の挟持コンベアとの間隔を調整
するので、ねぎの長さにかかわらず、常時、良好なねぎ
の選別作業を行うことができる。
【0039】特に、請求項2の発明によれば、不要葉除
去作業時の圧縮空気の供給源にブロア装置を採用したの
で、設備コストおよびランニングコストが高くなるコン
プレッサを小型化できる。
【0040】また、請求項3の発明によれば、各第1,
第2の挟持コンベアの重ね継ぎ部分とは反対側のプーリ
に駆動部を連結したので、メンテナンス時に、各ベルト
コンベアの無端ベルトを完全に取り外さなくても、この
機内のメンテナンスを行うことができる。
【0041】さらに、請求項4の発明によれば、第2の
挟持コンベアによる移送中、ねぎの葉部を補助ベルトコ
ンベアが受けるので、この葉部が垂れてしまって、その
根部付近が折れたり傷がついたりするのを防げる。
【0042】そして、請求項5の発明によれば、噴出角
度変更構造によって第1のノズルの噴出口および/また
は第2のノズルの噴出口の向きを変更するので、圧縮空
気でのねぎの選別作業を効果的に行える。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例に係るねぎ選別機の正面図
である。
【図2】この発明の一実施例に係るねぎ選別機の平面図
である。
【図3】この発明の一実施例に係るねぎ選別機の泥落と
し手段を示す拡大平面図である。
【図4】この発明の一実施例に係るねぎ選別機の泥落と
し手段を示す拡大縦断面図である。
【図5】この発明の一実施例に係るねぎ選別機の不要葉
除去手段を示す拡大平面図である。
【図6】この発明の一実施例に係るねぎ選別機の不要葉
除去手段の拡大縦断面図である。
【図7】この発明の一実施例に係るねぎ選別機の補助ベ
ルトコンベアと第2の挟持コンベアとの位置関係を示す
説明図である。
【符号の説明】
10 ねぎ選別機、 11,12 第1の挟持コンベア、 11a,12a,13a,14a 駆動プーリ、 11c,12c,13c,14c 無端ベルト、 13,14 第2の挟持コンベア、 15A,15B 第1のノズル、 15a,15b 噴出口、 16 泥落とし手段、 17A,17B 第2のノズル、 17a,17b 噴出口、 18 不要葉除去手段、 19 コンベア間隔調整手段、 23 補助ベルトコンベア、 24 コンプレッサ、 27 ブロア装置。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ねぎの葉部を挟持して移送する一対の第
    1の挟持コンベアと、 該第1の挟持コンベアの下流の側方に重ね継ぎ状態で並
    設されて、該第1の挟持コンベアから受け渡されたねぎ
    の根部を挟持して移送する一対の第2の挟持コンベア
    と、 前記第1の挟持コンベアによるねぎ移送中に、第1のノ
    ズルを介して、ねぎの根部に圧縮空気を噴出して、この
    根部についた泥などを除去する泥落とし手段と、 前記第2の挟持コンベアによるねぎの移送中に、第2の
    ノズルを介して、ねぎの葉部に圧縮空気を噴出して、こ
    の葉部の不要な葉などを除去する不要葉除去手段と、 前記第1の挟持コンベアの側面と、これに対向する第2
    の挟持コンベアの側面との間隔を調整するコンベア間隔
    調整手段とを備えたねぎ選別機。
  2. 【請求項2】 前記泥落とし手段が、第1のノズルに圧
    縮空気を供給するコンプレッサを有し、前記不要葉除去
    手段が、第2のノズルに圧縮空気を供給するブロア装置
    を有している請求項1に記載のねぎ選別機。
  3. 【請求項3】 前記各第1の挟持コンベアおよび各第2
    の挟持コンベアが無端ベルトを有するベルトコンベア
    で、 前記各第1の挟持コンベアはコンベア上流側のプーリに
    駆動部が設けられ、 前記各第2の挟持コンベアはコンベア下流側のプーリに
    駆動部が設けられた請求項1または請求項2に記載のね
    ぎ選別機。
  4. 【請求項4】 前記第2の挟持コンベアの側方には、移
    送中のねぎの葉部が垂れてしまうのを防止する補助ベル
    トコンベアが設けられた請求項1〜請求項3のうち、何
    れか1項に記載のねぎ選別機。
  5. 【請求項5】 前記第1のノズルおよび/または第2の
    ノズルが、圧縮空気の噴出口の向きを変更自在な噴出角
    度変更構造を有している請求項1〜請求項4のうち、何
    れか1項に記載のねぎ選別機。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015051001A (ja) * 2014-09-26 2015-03-19 ヤマト商工有限会社 韮洗浄装置
CN108514131A (zh) * 2018-04-27 2018-09-11 长兴创智科技有限公司 一种全自动蔬菜清洗切根系统

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