JP2001352605A - パラレルハイブリッド車両 - Google Patents

パラレルハイブリッド車両

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JP2001352605A JP2000167934A JP2000167934A JP2001352605A JP 2001352605 A JP2001352605 A JP 2001352605A JP 2000167934 A JP2000167934 A JP 2000167934A JP 2000167934 A JP2000167934 A JP 2000167934A JP 2001352605 A JP2001352605 A JP 2001352605A
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torque
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motor
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Masahito Fujikawa
雅人 藤川
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JATCO Ltd
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  • Control Of Vehicle Engines Or Engines For Specific Uses (AREA)
  • Control Of Transmission Device (AREA)
  • Electric Propulsion And Braking For Vehicles (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】手動変速装置を搭載した車両をハイブリッド化
し、高効率な走行を可能とし、同時にエンジンの出力を
断続するクラッチ或いはその操作を不要とする。 【解決手段】トルク合成機構である差動装置3内の直結
クラッチ36を締結したまま、エンジン1、モータ/発
電機2、手動変速機4の入力軸を直結した状態で手動変
速操作に対応する。ギヤを抜くときには、エンジントル
クTE と同じ大きさで逆向きのモータ/発電機トルクT
M/G を発生させる。ギヤを入れるときには、モータ/発
電機トルクTM/G 及びエンジントルクTE を制御して、
変速装置入力軸回転数を車速、目標変速比に応じた回転
数にシンクロさせる。変速レバー並びにその周囲にスイ
ッチを設け、変速の意思、ギヤ抜け、要求ギヤ段、ギヤ
入りを検出する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、エンジンと、発電
機を兼ねる電動機とを備えたパラレルハイブリッド車両
に関し、特に変速装置が手動変速装置であるパラレルハ
イブリッド車両に好適なものである。
【0002】
【従来の技術】従来のパラレルハイブリッド車両として
は、例えば特開平10−304513号公報に記載され
るものがある。この従来例に記載されるものは、エンジ
ンの出力トルクと、電動発電機の出力トルクとを、遊星
歯車機構からなるトルク合成機構によって合成し、それ
を変速装置を介して駆動輪に伝達する。このパラレルハ
イブリッド車両では、例えば発進加速は、低回転で出力
トルクが大きい電動発電機を電動機として用いて行い、
その後、前述のように電動発電機の出力トルクとエンジ
ンの出力トルクとを合成して用い、更に高速領域になる
と、電動発電機をオフとし、エンジンの出力トルクだけ
で走行する。このようなパラレルハイブリッド車両で
は、電動発電機の回転数がエンジンの回転数に到達した
ら、両者、より具体的には両者に連結されている遊星歯
車機構の各要素を直結クラッチで直結し、出力トルク制
御の応答性を高めるようにしている。また、車両減速時
には、路面反力トルクで電動発電機を回転させ、当該電
動発電機を発電機として機能させることで電力を蓄え
る、所謂回生作動させるように構成されている。即ち、
パラレルハイブリッド車両では、電動発電機の運転状
態、即ち回転数や出力トルクを制御することにより、よ
り効率のよい走行、例えば高い加速力や低燃費を達成す
ることを目的としている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、前記従来の
パラレルハイブリッド車両は、原則的に変速装置が自動
変速装置である。しかしながら、車種によっては、未だ
変速装置の自動化がさほど要求されていないものもあ
り、そうした車両では、当然ながら手動変速装置が用い
られるため、パラレルハイブリッド化が困難である。即
ち、手動変速装置では、運転者がどのタイミングで手動
変速操作を行うか分からない、運転者が次にどの変速段
を選択する(要求する)か分からない、などの問題があ
り、少なくともこれらが明確にならないと、少なくとも
電動発電機の運転状態、即ち回転数やトルクの制御がで
きず、パラレルハイブリッド化する目的を失う。また、
手動変速装置を搭載する車両では、一般的に、動力源と
手動変速装置との間に、両者を断続するためのクラッチ
を介装しており、一般的に手動変速操作時には、このク
ラッチを断続しているが、このクラッチの操作が面倒で
あるという問題もある。また、慣性トルクの大きいエン
ジンと手動変速装置との間に介装するクラッチは大きな
容量が必要であり、容積も大きく、レイアウト上の制約
も多い。
【0004】本発明は、前記諸問題を解決すべく開発さ
れたものであり、エンジンに並設された電動発電機を制
御することにより、少なくともエンジンと手動変速装置
との間を断続するためのクラッチ或いはその手動変速操
作時の断続操作を不要とし、同時に手動変速装置を搭載
する車両をパラレルハイブリッド化して、高効率な走行
を可能とするパラレルハイブリッド車両を提供すること
を目的とするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明のうち請求項1に係るパラレルハイブリッド
車両は、エンジンと、発電機及び電動機の両機能を備え
た電動発電機と、手動変速装置と、少なくとも前記電動
発電機の運転状態を制御する制御手段とを備え、前記制
御手段は、手動変速操作時に、前記エンジン及び電動発
電機及び手動変速装置の入力軸を直結した状態で、前記
電動発電機の運転状態を制御することを特徴とするもの
である。
【0006】また、本発明のうち請求項2に係るパラレ
ルハイブリッド車両は、前記請求項1の発明において、
前記エンジンの出力及び電動発電機の出力トルクを合成
して出力するトルク合成機構を備え、このトルク合成機
構は、遊星歯車機構と、当該遊星歯車機構の少なくとも
二つの要素を締結する直結クラッチとを備え、前記制御
手段は、前記手動変速操作時に、前記直結クラッチを締
結した状態で、前記電動発電機の運転状態を制御するこ
とを特徴とするものである。
【0007】また、本発明のうち請求項3に係るパラレ
ルハイブリッド車両は、前記請求項1又は2の発明にお
いて、運転者の前記手動変速操作の意思を検出する変速
操作意思検出手段を備え、前記制御手段は、前記エンジ
ンのトルクを算出するエンジントルク算出手段と、前記
変速操作意思検出手段で運転者の手動変速操作意思が検
出されたときに、前記エンジントルク算出手段で算出さ
れたエンジンのトルクに対し、当該エンジンに直結され
ている前記手動変速装置の入力軸のトルクが相殺される
ように、前記電動発電機のトルクを制御する電動発電機
トルク制御手段とを備えたことを特徴とするものであ
る。
【0008】また、本発明のうち請求項4に係るパラレ
ルハイブリッド車両は、前記請求項3の発明において、
前記変速操作意思検出手段は、変速レバーへの入力を検
出するセンサ又はスイッチで構成されることを特徴とす
るものである。また、本発明のうち請求項5に係るパラ
レルハイブリッド車両は、前記請求項1乃至4の発明に
おいて、運転者の前記手動変速操作によってギヤが抜け
たことを検出するギヤ抜け検出手段と、当該手動変速操
作によって運転者が次に要求しているギヤ段を検出する
要求ギヤ段検出手段と、車速を検出する車速検出手段
と、前記手動変速装置の入力軸の回転数を検出する変速
装置入力軸回転数検出手段とを備え、前記制御手段は、
前記エンジンのトルクを算出するエンジントルク算出手
段と、前記ギヤ抜け検出手段でギヤ抜けが検出されたと
きに、前記要求ギヤ段検出手段で検出された要求ギヤ段
に応じた目標変速比及び前記車速検出手段で検出された
車速及び前記変速装置入力軸回転数検出手段で検出され
た手動変速装置入力軸回転数及び前記エンジントルク算
出手段で算出されたエンジントルクに基づいて、前記手
動変速機の入力軸の回転数が、前記要求ギヤ段と車速と
に応じた回転数になるように、前記電動発電機のトルク
を制御する電動発電機トルク制御手段とを備えたことを
特徴とするものである。
【0009】また、本発明のうち請求項6に係るパラレ
ルハイブリッド車両は、前記請求項5の発明において、
前記制御手段は、前記ギヤ抜け検出手段でギヤ抜けが検
出されたときに、前記要求ギヤ段検出手段で検出された
要求ギヤ段に応じた目標変速比及び前記車速検出手段で
検出された車速及び前記変速装置入力軸回転数検出手段
で検出された手動変速装置入力軸回転数に基づいて、前
記エンジンのトルクを制御するエンジントルク制御手段
を備えたことを特徴とするものである。
【0010】また、本発明のうち請求項7に係るパラレ
ルハイブリッド車両は、前記請求項5又は6の発明にお
いて、前記ギヤ抜け検出手段は、変速レバーの位置を検
出するセンサ又はスイッチで構成されることを特徴とす
るものである。また、本発明のうち請求項8に係るパラ
レルハイブリッド車両は、前記請求項5乃至7の発明に
おいて、前記要求ギヤ段検出手段は、変速レバーの位置
を検出するセンサ又はスイッチと、変速レバーへの入力
を検出するセンサ又はスイッチとで構成されることを特
徴とするものである。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明のパラレルハイブリ
ッド車両駆動装置の実施の形態を図面に基づいて説明す
る。図1は、本発明の一実施形態を示す概略構成図であ
り、エンジン1及び発電機及び電動機として作用する電
気的回転駆動源としての3相誘導モータ/発電機で構成
される交流式のモータ/発電機(電動発電機)2の出力
側が、夫々、トルク合成機構である差動装置3の入力側
に連結され、この差動装置3の出力側がトルクコンバー
タ等の発進装置を搭載していない手動変速装置4の入力
側に接続され、変速装置4の出力側が図示しない終減速
装置等を介して駆動輪5に連結されている。ちなみに、
本実施形態では、後述するようにエンジンの出力を切断
するためのクラッチが必要ないので、ダミーのクラッチ
ペダルを設ける場合を除いて、運転席にはアクセルペダ
ルとブレーキペダルしか配置されていない。
【0012】ここで、エンジン1はエンジン用コントロ
ーラECによって制御され、モータ/発電機2は、ステ
ータとロータとを有し、充電可能なバッテリやコンデン
サで構成される蓄電装置6に接続されたモータ/発電機
駆動回路7によって駆動制御される。モータ/発電機駆
動回路7は、蓄電装置6に接続されたチョッパ7aと、
このチョッパ7aとモータ/発電機2との間に接続され
た例えば6つのサイリスタを有し直流を3相交流に変換
するインバータ7bとで構成され、チョッパ7aに後述
するモータ/発電機用コントローラ12からのデューテ
ィ制御信号DSが入力されることにより、このデューテ
ィ制御信号DSに応じたデューティ比のチョッパ信号を
インバータ7bに出力する。このインバータ7bは、図
示しないモータ/発電機2のロータの回転位置を検出す
る位置センサの回転位置検出信号に基づいて、モータ/
発電機2の正回転時には電動機として作用させ、逆回転
時には発電機として作用させるように、その回転に同期
した周波数で駆動する3相交流を形成するように、例え
ば前記各サイリスタのゲート制御信号を形成する。ちな
みに、モータ/発電機2はエンジン1同様、車両を駆動
するためにも用いられるので、車両を駆動する側への回
転方向を正回転とし、その逆方向への回転方向を逆回転
と定義する。
【0013】また、差動装置3は、図2に示すように、
トルク合成機構として遊星歯車機構21を備えて構成さ
れている。この遊星歯車機構21は、エンジン1とモー
タ/発電機2との間で差動機能を発現しながらトルク合
成機構をなすものである。そして、サンギヤSと、その
外周側に等角間隔で噛合する複数のピニオンPと、各ピ
ニオンPを連結するピニオンキャリアCと、ピニオンP
の外側に噛合するリングギヤRとを備え、この遊星歯車
機構21のリングギヤRがエンジン1(図ではENG)
に連結され、同じく遊星歯車機構21のサンギヤSがモ
ータ/発電機2のロータに連結され、同じく遊星歯車機
構21のピニオンキャリアCが手動変速装置4(図では
T/M)の入力軸22に連結されている。
【0014】また、前記遊星歯車機構21のサンギヤ
S、即ちモータ/発電機2とキャリアC、即ち手動変速
装置3との間には、両者を締結することでモータ/発電
機2とエンジン1とを直結する直結クラッチ36が介装
されている。なお、前記直結クラッチ36の締結解放
は、当該直結クラッチ36への作動流体圧を制御する圧
力制御弁のソレノイド36aへの制御信号によって制御
されており、当該ソレノイド36aへの直結クラッチ制
御信号CSが高レベルにあるとき、直結クラッチ36が
締結され、当が直結クラッチ制御信号CSが低レベルに
あるとき、直結クラッチ36が解放される。また、前記
直結クラッチ制御信号CSは、前記低レベルと高レベル
との間で無段階に調整可能であり(実質的にはディジタ
ル化される)、直結クラッチ36の締結状態は、半締結
の状態で、種々の締結力を発現することができる。ま
た、前記遊星歯車機構21のピニオンキャリヤC、即ち
変速装置4の入力側とケース14との間には、当該ピニ
オンキャリヤC、及び変速装置4の回転方向を正回転に
のみ規制し、逆回転では締結して、当該逆回転を許容し
ないワンウエイクラッチOWCが介装されている。
【0015】また、本実施形態では、エンジン1内での
爆発振動を抑制するために、本実施形態では、エンジン
1の出力側にダンパー17を介装している。さらに、前
記手動変速装置4は、この実施形態では、5つの前進用
ギヤ段と、1つの後退用ギヤ段とを有する。なお、この
手動変速装置4は、後述するように運転席近傍に設けら
れた変速レバーを手動操作することにより、ギヤを入れ
たり(ギヤ段を選択する)、ギヤを抜いたり(ギヤ段の
選択を外す、又はギヤ段を選択しない)して手動変速操
作する。
【0016】また、エンジン1及びモータ/発電機2に
は、その出力軸の回転数を検出するエンジン回転数セン
サ8及びモータ/発電機回転数センサ9が設けられてお
り、これら回転数センサ8及び9の回転数検出値NE
びNM/G は、前記モータ/発電機2及び直結クラッチ3
6を制御するモータ/発電機用コントローラ12に供給
される。また、後述する変速レバー位置検出スイッチ1
0の検出信号並びに変速レバー入力方向検出スイッチ1
5の検出信号も、このモータ/発電機用コントローラ1
2に供給される。
【0017】また、このモータ/発電機用コントローラ
12は、前記エンジン用コントローラECとも相互通信
を行い、例えばエンジン1の運転状態、即ちスロットル
開度TVOや吸入空気量、空燃比、点火時期、冷却水温
などの情報を、エンジン信号ESとして入力するように
構成されている。また、このエンジン用コントローラE
Cは、前記モータ/発電機用コントローラ12からエン
ジントルクの要求があった場合には、その要求に応じて
エンジントルクを制御するように構成されている。な
お、前記モータ/発電機回転数センサ9では、モータ/
発電機2の正回転、逆回転も検出することができる。
【0018】前記変速レバー位置検出スイッチ10は、
例えば図3に示すように、選択可能なギヤ段として、図
示左側上段に1速段、左側下段に2速段、中側上段に3
速段、中側下段に4速段、右側上段に5速段、右側下段
に後退段が配置してあるとき、上段の1速段位置、3速
段位置、5速段位置をロッドで連結し、そのロッドに取
付けられた上段完全変速位置変速レバー位置検出スイッ
チ10Aと、下段の2速段位置、4速段位置、後退段位
置をロッドで連結し、そのロッドに取付けられた下段完
全変速位置変速レバー位置検出スイッチ10Bと、左側
中段部、つまりニュートラル位置の左方に設けられた左
側不完全変速位置変速レバー位置検出スイッチ10L
と、中側中段部、つまりニュートラル位置の中央に設け
られた中側不完全変速位置変速レバー位置検出スイッチ
10Cと、右側中段部、つまりニュートラル位置の右方
に設けられた右側不完全変速位置変速レバー位置検出ス
イッチ10Rとで構成される。
【0019】つまり、例えば1速段から2速段に手動シ
フトアップ操作する場合には、まずON状態にある上段
完全変速位置変速レバー位置検出スイッチ10AがOF
Fとなり、次いで左側不完全変速位置変速レバー位置検
出スイッチ10LがOFFから一時的にONになって更
にOFFとなり、次に下段完全変速位置変速レバー位置
検出スイッチ10BがONとなる。また、例えば4速段
から5速段に手動シフトアップ操作する場合には、まず
ON状態にある下段完全変速位置変速レバー位置検出ス
イッチ10BがOFFとなり、次いで中側不完全変速位
置変速レバー位置検出スイッチ10CがOFFから一時
的にONになって更にOFFとなり、次いで右側不完全
変速位置変速レバー位置検出スイッチ10RがOFFか
ら一時的にONになって更にOFFとなり、次に上段完
全変速位置変速レバー位置検出スイッチ10AがONと
なる。また、例えば4速段から3速段に手動シフトダウ
ン操作する場合には、まずまずON状態にある下段完全
変速位置変速レバー位置検出スイッチ10BがOFFと
なり、次いで中側不完全変速位置変速レバー位置検出ス
イッチ10CがOFFから一時的にONになって更にO
FFとなり、次に上段完全変速位置変速レバー位置検出
スイッチ10AがONとなる。
【0020】これに対して、前記変速レバー入力方向検
出スイッチ15は、図4に示すように、変速レバーの握
り部30の内部に、当該握り部30を運転者が握り、変
速レバーを前記図3のギヤ段に向けて操作したとき、そ
れと同じ方向に縦横に配設された4つのスイッチ15
A、15B、15L、15Rからなる。このうち、上方
変速レバー入力方向検出スイッチ15Aは、変速レバー
を図示上方(図3にも同様に対応)に操作しようとする
ときにONとなり、同様に下方変速レバー入力方向検出
スイッチ15Bは変速レバーを図示下方に操作しようと
するときにONとなり、左方変速レバー入力方向検出ス
イッチ15Lは変速レバーを図示左方に操作しようとす
るときにONとなり、右方変速レバー入力方向検出スイ
ッチ15Rは変速レバーを図示右方に操作しようとする
ときにONとなる。
【0021】従って、例えば前記1速段から2速段に手
動シフトアップ操作するとき、まず前記上段完全変速位
置変速レバー位置検出スイッチ10AがONの状態で、
前記下方変速レバー入力方向検出スイッチ15BがON
になれば、運転者はこれから1速段をギヤ抜きしようと
している、つまり変速しようとしていると判定でき、更
に前記左側不完全変速位置変速レバー位置検出スイッチ
10LがOFFから一時的にONになった後、前記下方
変速レバー入力方向検出スイッチ15BがONであれ
ば、運転者はこれから2速段を選択(要求)しようとし
ていると判定できる。また、例えば前記4速段から5速
段に手動シフトアップ操作するとき、まず前記下段完全
変速位置変速レバー位置検出スイッチ10BがONの状
態で、前記上方変速レバー入力方向検出スイッチ15B
がONになれば、運転者はこれから4速段をギヤ抜きし
ようとしている、つまり変速しようとしていると判定で
き、更に前記右側不完全変速位置変速レバー位置検出ス
イッチ10RがOFFから一時的にONになった後、前
記上方変速レバー入力方向検出スイッチ15AがONで
あれば、運転者はこれから5速段を選択(要求)しよう
としていると判定できる。また、例えば前記4速段から
3速段に手動シフトダウン操作するとき、まず前記下段
完全変速位置変速レバー位置検出スイッチ10BがON
の状態で、前記上方変速レバー入力方向検出スイッチ1
5BがONになれば、運転者はこれから4速段をギヤ抜
きしようとしている、つまり変速しようとしていると判
定でき、更に前記中側不完全変速位置変速レバー位置検
出スイッチ10CがOFFから一時的にONになった
後、前記上方変速レバー入力方向検出スイッチ15Aが
ONであれば、運転者はこれから3速段を選択(要求)
しようとしていると判定できる。なお、運転者が選択
(要求)使用としているギヤ段の判定(検出)方法は、
必ずしもこれに限定されるものではない。例えば、前記
4速段から5速段に手動シフトアップ操作するとき、前
記中側不完全変速位置変速レバー位置検出スイッチ10
CがOFFから一時的にONになった後、前記左方変速
レバー入力方向検出スイッチ15RがONであれば、運
転者はこれから5速段を選択(要求)しようとしている
と判定できる。
【0022】前記モータ/発電機用コントローラ12
は、少なくとも入力側インタフェース回路12a、演算
処理装置12b、記憶装置12c及び出力側インタフェ
ース回路12dを有するマイクロコンピュータ12eで
構成されている。入力側インタフェース回路12aに
は、エンジン回転数センサ8のエンジン回転数検出値N
E 、モータ/発電機回転数センサ9のモータ/発電機回
転数検出値NM/G 、変速レバー位置検出スイッチ10の
変速レバー位置検出信号RS、変速レバー入力方向検出
スイッチ15の変速レバー入力方向検出信号DS、及び
エンジン用コントローラECのエンジン信号ESが入力
されている。
【0023】演算処理装置12bは、例えばキースイッ
チ(図示せず)がオン状態となって所定の電源が投入さ
れることにより作動状態となり、先ず初期化を行って、
モータ/発電機2への駆動デューティ制御信号MS及び
発電デューティ制御信号GSをオフ状態とすると共に、
直結クラッチ36へのクラッチ制御信号CSもオフ状態
とし、その後、発進加速時や減速時にエンジン回転数検
出値NE 、モータ/発電機回転数検出値NM/G 、変速レ
バー位置検出信号RS及び変速レバー入力方向検出信号
DS等に基づいてモータ/発電機2及び直結クラッチ3
6を制御する。
【0024】記憶装置12cは、演算処理装置12bの
演算処理に必要な処理プログラムを予め記憶していると
共に、演算処理装置12bの演算過程で必要な各種デー
タを記憶する。出力側インタフェース回路12dは、演
算処理装置12bの演算結果である駆動デューティ制御
信号MS及び発電デューティ制御信号GSと直結クラッ
チ制御信号CSとをモータ/発電機駆動回路7及びソレ
ノイド36aに供給する。ちなみに、前記モータ/発電
機2では、逆起電圧を利用することにより、車両に制動
力を付与することも可能である。このモータ/発電機2
の制動トルク増加制御は、モータ/発電機2が発電機と
して作用しているときにはモータ/発電機駆動回路7の
チョッパ7aに供給するデューティ制御信号DSのデュ
ーティ比を大きくして発生する逆起電圧を増加させるこ
とにより制動トルクを増加させる。また、モータ/発電
機2が電動機として作用しているときには、デューティ
制御信号DSのデューティ比を小さくして駆動トルクを
減少させることにより制動トルクを増加させる。また、
モータ/発電機2の制動トルク減少制御は、上記とは逆
に、モータ/発電機2が発電機として作用しているとき
には、デューティ制御信号DSのデューティ比を小さく
して発生する逆起電力を減少させることにより制動トル
クを減少させ、モータ/発電機2が電動機として作用し
ているときには、デューティ制御信号DSのデューティ
比を大きくして駆動トルクを増加させることにより制動
トルクを減少させる。
【0025】次に、前記モータ/発電機用コントローラ
12内で行われる数ある演算処理のうちから、前記手動
変速装置4の手動変速操作時に行われる演算処理につい
て、図5のフローチャートを伴って説明する。この演算
処理は、前記モータ/発電機用コントローラ12内の演
算処理装置12bで、所定制御時間ΔT毎のタイマ割込
によって行われる。また、このフローチャートでは特に
通信のステップを設けていないが、必要な情報やプログ
ラムは随時入力インターフェース12aを介して外部や
記憶装置12cから読込まれ、演算処理中の情報は随時
記憶装置12cに記憶される。
【0026】この演算処理では、まずステップS1で、
ギヤ抜け完了フラグF2 が“0”のリセット状態である
か否かを判定し、当該ギヤ抜け完了フラグF2 がリセッ
ト状態である場合にはステップS2に移行し、そうでな
い場合にはステップS3に移行する。前記ステップS2
では、変速操作意思フラグF1 が“0”のリセット状態
であるか否かを判定し、当該変速操作意思フラグF1
リセット状態である場合にはステップS4に移行し、そ
うでない場合にはステップS5に移行する。
【0027】前記ステップS4では、同ステップ内で行
われる個別の演算処理に従って、例えば前記何れかの方
向の変速レバー入力方向検出スイッチ15がON状態で
あるか否かなどを用いて、運転者が変速操作しようとし
ているか否かを判定し、運転者が変速操作しようとして
いるときにはステップS6に移行し、そうでない場合に
はステップS7に移行する。この変速操作意思の検出
は、前述したように何れかの完全変速位置の変速レバー
位置検出スイッチ10がONの状態で、何れかの方向の
変速レバー入力方向検出スイッチ15がONである、つ
まり何れかのギヤ段が選択されている状態で、運転者が
変速レバーの握り部に手をかけていることで検出され
る。なお、変速操作意思の検出手段としては、これ以外
にも、後述するように本実施形態ではエンジンの出力を
断続するためのクラッチが必要ないので、例えばダミー
のクラッチペダルを設け、運転者が当該クラッチペダル
を踏み込んだら、変速操作の意思があると判定するよう
にしてもよい。
【0028】前記ステップS6では、前記変速操作意思
フラグF1 を“1”にセットしてからステップS8に移
行する。一方、前記ステップS7では、同ステップ内で
行われる個別の演算処理に従って、エンジントルク
E 、モータ/発電機トルクTM/G を通常制御してから
メインプログラムに復帰する。このトルク通常制御と
は、例えば前述のように、運転者によるアクセル開度か
ら要求する駆動トルクを求め、その駆動トルクを、車速
に応じて、エンジンとモータ/発電機とにどのように配
分すべきかを求め、夫々のトルクが得られるように制御
すると共に、それらの出力トルクの組合せの割合を、前
記差動装置3の直結クラッチ36の締結力で制御して、
所望する駆動トルクが得られるようにする。
【0029】また、前記ステップS5では、同ステップ
内で行われる個別の演算処理に従って、前記直結クラッ
チ36を締結状態に維持(ホールド)する、つまり前記
直結クラッチ制御信号CSを高レベルに維持してから前
記ステップS8に移行する。前記ステップS8では、同
ステップ内で行われる個別の演算処理に従って、推定エ
ンジントルクTE を算出してからステップS9に移行す
る。具体的には、例えば周知のエンジン回転数NE を変
数とし、スロットル開度TVOをパラメータとする二次
元マップによって凡そのエンジントルクを推定し、更に
エンジンへの吸入空気量、空燃比、点火時期、或いは冷
却水温などを用いて、それを補正することで、そのとき
のエンジントルクTE を推定することができる。
【0030】前記ステップS9では、同ステップ内で行
われる個別の演算処理に従って、変速装置入力軸トルク
を“0”にする、つまりモータ/発電機2の出力トルク
M/ G を、前記推定エンジントルクTE と同じ大きさで
且つ逆向きにする(=ーTE)に制御してからステップ
S10に移行する。前記ステップS10では、前記ギヤ
抜け完了フラグF2 が“0”のリセット状態であるか否
かを判定し、当該ギヤ抜け完了フラグF2 がリセット状
態である場合にはステップS11に移行し、そうでない
場合にはステップS12に移行する。
【0031】前記ステップS11では、同ステップ内で
行われる個別の演算処理に従って、例えば前記完全変速
位置の変速レバー位置検出スイッチ10がすべてOFF
状態であることなどを用いて、ギヤ抜けが完了したか否
かを判定し、ギヤ抜けが完了している場合にはステップ
S13に移行し、そうでない場合にはメインプログラム
に復帰する。具体的には、前記二つの完全変速位置の変
速レバー位置検出スイッチ10が何れもOFF状態であ
ることは、運転者が変速レバーを操作して、ギヤを抜い
てしまったことに他ならないから、それを用いてギヤ抜
けの完了を判定すればよい。
【0032】前記ステップS13では、前記ギヤ抜け完
了フラグF2 を“1”にセットしてから前記ステップS
12に移行する。また、前記ステップS3では、同ステ
ップ内で行われる個別の演算処理に従って、前記ステッ
プS5と同様に、前記直結クラッチ36を締結状態に維
持(ホールド)する、つまり前記直結クラッチ制御信号
CSを高レベルに維持してから前記ステップS12に移
行する。
【0033】前記ステップS12では、同ステップ内で
行われる個別の演算処理に従って、例えば前記不完全変
速位置の変速レバー位置検出スイッチ10及び変速レバ
ー入力方向検出スイッチ15の検出信号を用いて、運転
者の次の要求ギヤ段を検出してからステップS14に移
行する。要求ギヤ段の検出方法は前述の通りである。
【0034】前記ステップS14では、同ステップ内で
行われる個別の演算処理に従って、図6に示す手法を用
いて、変速装置入力回転数を、要求ギヤ段、車速に応じ
た回転数にシンクロ(同期)させてからステップS15
に移行する。この処理の詳細は後段に詳述するが、必要
なのは回転数の同期であるものの、重要なのはモータ/
発電機2並びにエンジン1の出力トルクの制御である。
即ち、所謂ギヤを入れるためには、前記手動変速装置4
の入力軸回転数を、車速及び次の要求ギヤ段に応じた回
転数に同期又は略同期させる必要があるが、それはエン
ジン1の出力トルク並びに特にモータ/発電機2の出力
トルクを制御することによって成立するのである。
【0035】前記ステップS15では、同ステップ内で
行われる個別の演算処理に従って、例えば前記完全変速
位置及び不完全変速位置の変速レバー位置検出スイッチ
10の検出信号から、ギヤ入りが完了したか否かを判定
し、ギヤ入りが完了している場合にはステップS16に
移行し、そうでない場合にはメインプログラムに復帰す
る。
【0036】前記ステップS16では、前記変速操作意
思フラグF1 及びギヤ抜け完了フラグF2 を共に“0”
にリセットしてからステップS17に移行する。前記ス
テップS17では、前記ステップ7と同様に、エンジン
トルクTE 、モータ/発電機トルクTM/G を通常制御に
戻してからメインプログラムに復帰する。
【0037】次に、前記ステップS14で行われる個別
の演算処理について、図6を用いて説明する。図6は、
演算処理の内容をブロック化したものである。この演算
処理では、前記要求ギヤ段から次の目標変速比が得られ
るから、この目標変速比を用い、それを車速に乗じ、更
に二次減速比(最終減速比)を乗じたものを、タイヤ転
がり動半径で除して変速装置入力軸目標回転数が得られ
る。本実施形態では、手動変速操作中、常時、前記直結
クラッチ36を締結して、エンジン1、モータ/発電機
2、手動変速装置4の入力軸を直結状態に維持している
ので、実際の変速装置入力軸実回転数はエンジン回転数
E 又はモータ/発電機回転数NM/G と同じであり、こ
れを前記変速装置入力軸目標回転数から減じて変速装置
入力軸回転数差を得る。
【0038】この変速装置入力軸回転数差に対し、PI
D制御、即ち比例・積分・微分制御の各ゲインを乗じ
て、変速装置入力軸目標トルクを得る。この変速装置入
力軸目標トルクから、前記推定エンジントルクを減じた
ものが目標モータ/発電機トルクになるから、この目標
モータ/発電機トルクを指令値として出力する。一方、
前記変速装置入力軸回転数差に対し、個別のPID制御
の各ゲインを乗じて、目標エンジントルクを得ることも
可能であるので、エンジントルクを制御可能である場合
には、それを指令値として出力する。
【0039】前記図5及び図6の演算処理によれば、前
記直結クラッチ36が締結されており、前記変速操作意
思フラグF1 もギヤ抜け完了フラグF2 もリセットされ
ている状態で、運転者が変速レバーに手をかけると、ス
テップS1からステップS2、ステップS4を経てステ
ップS6に移行し、ここで変速操作意思フラグF1 をセ
ットする。従って、これ以後は、ステップS2からステ
ップS5に移行し、常時、直結クラッチ36を締結状態
に維持する。また、前記変速操作意思は、運転者が変速
レバーに手をかけ、握り部に何らかの入力を及ぼした時
点で、前記変速レバー入力方向検出スイッチ15によっ
て迅速且つ正確に検出される。
【0040】一方、前記ステップS8で推定エンジント
ルクTE を算出した後、ステップS9では変速装置入力
軸トルクを“0”とする、つまりモータ/発電機トルク
M/ G を逆向きのエンジントルク(−TE )とすること
により、例えば手動変速装置内で噛合するギヤ段を結合
するためのギヤスプラインとスリーブスプラインとの歯
面圧が低減され、当該スリーブが移動可能となるので、
運転者はギヤを抜くことが可能となる。但し、この時点
で、俄に変速装置入力軸トルクが“0”になっているわ
けではないので、運転者はギヤを抜くことはできず、ま
た前記ギヤ抜け完了フラグF2 もリセットされたままで
あるから、ステップS10からステップS11を経てメ
インプログラムに復帰する。
【0041】前記フローを繰り返すうちに、モータ/発
電機トルクTM/G が逆向きのエンジントルク(−TE
となり、変速装置入力軸トルクが“0”となるので、そ
の時点で運転者はギヤを抜くことが可能となる。実際の
ギヤ抜けは、前記完全変速位置の変速レバー位置検出ス
イッチ10で迅速且つ正確に検出することができる。こ
のようにしてギヤ抜け完了が検出されたら、ステップS
11からステップS13に移行し、ここでギヤ抜け完了
フラグF2 をセットする。従って、これ以後は前記ステ
ップS1からステップS3を経てステップS12に移行
するフローになり、これ以後も直結クラッチ36は締結
状態に維持される。
【0042】前記ステップS12では、例えば前述のよ
うに、ONとなる不完全変速位置の変速レバー位置検出
スイッチ10及びその後のON状態の変速レバー入力方
向検出スイッチ15から、迅速且つ正確に要求ギヤ段を
検出する。次いで、ステップS14で、前記図6の演算
処理に従ってモータ/発電機トルクTM/G 及びエンジン
トルクTE を制御することにより、変速装置入力軸回転
数のシンクロ制御を行う。前述のように、車速、目標変
速比に応じた回転数に手動変速装置4の入力軸回転数に
同期又は略同期すれば、例えば運転者が要求するギヤ段
のギヤとスリーブとを同じ又は略同じ回転速度とし、当
該スリーブスプラインをギヤスプラインに噛合可能とす
ることで、運転者はギヤを入れることが可能となる。但
し、この時点で、俄に変速装置入力軸回転数が、要求ギ
ヤ段及び車速に応じた回転数に同期又は略同期するわけ
ではないので、運転者はギヤを入れることができず、ス
テップS15からメインプログラムに復帰するフローが
繰り返される。
【0043】なお、前記図6に示すエンジントルクTE
の制御については、例えば運転者が手動変速操作に適す
るアクセル操作、つまりアクセルペダルの踏込みを緩め
る、或いはアクセルペダルから足離しするなどすればよ
いが、例えばアクセルペダルを踏込んだまま、手動変速
操作を行おうとするような場合、エンジン1の回転数が
増加し、それと共にエンジントルクTE が増大すると、
図6の演算処理では、目標モータ/発電機トルクが負の
方向に大きくなりすぎてしまう。モータ/発電機2に十
分な容量があれば、その大きな目標モータ/発電機トル
クを発生させることも可能であるが、そのようなモータ
/発電機2は容積も大きく、コストも高い。モータ/発
電機2の容積やコストを低減しようとするならば、逆に
エンジントルクを制御する必要があるので、本実施形態
では、アップシフトの場合に、所定値以上に大きくなら
ないようにエンジントルクを制御している。また、この
ようにエンジントルクを制御することで、効率を向上す
ることができると共に、運転者がギヤを入れることがで
きるようになるタイミングを早めることが可能となる。
【0044】一方、前記フローを繰り返すうちに、変速
装置入力軸回転数が、要求ギヤ段及び車速に応じた回転
数に同期又は略同期し、運転者がギヤ入りを完了する
と、前記完全変速位置或いは不完全変速位置の変速レバ
ー位置検出スイッチ10の検出信号から、当該ギヤ入り
が迅速且つ正確に検出される。そして、図5の演算処理
では、ステップS15からステップS16に移行して、
変速操作意思フラグF1並びにギヤ抜け完了フラグF2
を共にリセットし、次いでステップS17でエンジント
ルクTE 、モータ/発電機トルクTM/G を通常制御に戻
して、一連の手動変速操作時の制御を完了する。
【0045】この実施形態による手動シフトアップ時の
変速装置出力トルク、変速装置出力軸回転数(車速に比
例)、変速装置入力軸回転数の経時変化を図7に示す。
図中の時刻t01、前記モータ/発電機トルクTM/G が逆
向きのエンジントルク(−T E )となり、ギヤが抜けた
時刻であるから、実際にはこれ以前に手動変速操作が開
始されている。このようにギヤが抜けてから次のギヤが
入るまでは、すべての動力源と変速装置出力軸とは切断
されているから、変速装置出力軸トルクは零になり、そ
の回転数、即ち車速も略一定(厳密には走行抵抗によっ
て僅かに減速する)。
【0046】一方、時刻t01でギヤが抜けた後、運転者
が次に要求しているギヤ段が検出されると、当該要求ギ
ヤ段に応じた目標変速比及び車速に応じた変速装置入力
軸目標回転数が設定される。そして、前述のようにモー
タ/発電機トルクTM/G 及び本実施形態ではエンジント
ルクTE も合わせて制御することにより、変速装置入力
軸回転数を当該目標回転数に同期又は略同期させる。そ
の結果、時刻t02でギヤが入り、その後は、運転者の意
思に応じた、即ちアクセルペダルの踏込み量に応じた駆
動トルクで車両を加速する。
【0047】このように、本実施形態では、モータ/発
電機2の運転状態、例えば回転数やトルクを制御するこ
とにより、エンジン1、モータ/発電機2、手動変速装
置4の入力軸と直結した状態で手動変速操作に対応する
ことができ、エンジンの出力を切断するクラッチを不要
としたり、或いはその断続操作を不要とすることでクラ
ッチの耐久性を向上したりするができると共に、手動変
速装置を搭載した車両をパラレルハイブリッド化して、
高効率な走行を可能とすることができる。
【0048】また、トルク合成機構である差動装置3内
の直結クラッチ36、つまり遊星歯車機構締結用直結ク
ラッチを締結することで、エンジン1、モータ/発電機
2、手動変速装置4の入力軸を直結することができるの
で、手動変速装置の入力軸に、エンジン回転始動用のク
ラッチを介装する必要がなく、その分だけレイアウトの
自由度が高まる。例えば、図8には、トルク合成機構で
ある差動装置がないパラレルハイブリッド車両の概略構
成を示しており、図8aはエンジンの出力を切断するた
めのクラッチがないもの、図8bはエンジンの出力を切
断するためのクラッチがあるものを示している。この種
のパラレルハイブリッド車両は、前述のようにエンジン
の回転を停止した状態で、モータ/発電機の出力トルク
だけで車両を発進し、車速がある程度になったら、当該
モータ/発電機の回転トルクでエンジンの回転を始動
し、その後、エンジンとモータ/発電機の合成トルク、
或いはエンジンの出力トルクのみで車両を走行させるよ
うな制御を行うことで、走行効率を高め、高い加速力、
低燃費、排ガスのクリーン化を図っている。すると、ト
ルク合成機構内に、遊星歯車機構の要素締結用クラッ
チ、本実施形態の直結クラッチ36がない場合、どうし
ても手動変速装置の入力軸に、それを動力源と断続する
ためのクラッチが必要になる。その点、本実施形態で
は、前記差動装置3内の直結クラッチ36で、それを代
用することにより、手動変速装置4の入力軸にクラッチ
を設ける必要がないのである。
【0049】ちなみに、本実施形態の演算処理では、エ
ンジン、モータ/発電機、手動変速装置の入力軸を直結
状態に維持したまま、手動変速操作に対応できるので、
前記図8のようなタイプのパラレルハイブリッド車両に
も、同様に展開することが可能である。また、トルク合
成機構である差動装置3内の直結クラッチ36を締結し
たまま、手動変速操作に対応できる、つまり手動変速操
作後に直結クラッチを再締結する必要がないので、その
再締結後に駆動力が変動するということもない。例え
ば、手動変速操作時に、前記差動装置3内の直結クラッ
チ36を解放し、ギヤが入ってから直結クラッチ36を
再締結するようにすることも可能である。この場合に
は、前述のように変速装置入力軸回転数をシンクロさせ
るのにモータ/発電機トルクしか利用できないので、例
えば遊星歯車機構のギヤ比(サンギヤ/リングギヤ)が
αであるとき、エンジントルクTE に対し、モータ/発
電機トルクTM/ G はそのギヤ比α倍が必要となる。そし
て、変速装置入力軸回転数をシンクロさせ、ギヤが入っ
てから、差動装置内のクラッチを再締結すると、変速装
置入力軸には、エンジントルクTE とそのギヤ比α倍さ
れたモータ/発電機トルクTM/Gとが入力されることに
なるので、変速装置出力軸に伝達される駆動力が変動す
る恐れがある。勿論、この変動は、エンジントルクTE
を制御することにより、抑制防止することができるが、
変速という短時間にエンジントルクTE を大幅に変更す
るのは困難であるし、またモータ/発電機に要求される
トルクも大きくなり、サイズも大きくなりがちである。
エンジン、モータ/発電機、手動変速装置の入力軸を直
結したまま、手動変速操作に対応できることは、これら
の問題を未然に防ぐことにもなるのである。
【0050】以上において、変速レバー位置検出スイッ
チ10及び変速レバー入力方向検出スイッチ15及び図
5の演算処理のステップS4が本発明の変速操作意思検
出手段を構成し、以下同様に、変速レバー位置検出スイ
ッチ10及び図5の演算処理のステップS11がギヤ抜
け検出手段を構成し、変速レバー位置検出スイッチ10
及び変速レバー入力方向検出スイッチ15及び図5の演
算処理のステップS12が要求ギヤ段検出手段を構成し
ている。
【0051】なお、前記各実施形態では、コントローラ
にマイクロコンピュータを用いた場合について説明した
が、これに代えて各種の演算回路を使用することも可能
である。
【0052】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のうち請求
項1に係るパラレルハイブリッド車両によれば、例えば
ギヤを抜くときには、エンジンのトルクと同じ大きさで
逆向きのトルクを発生するとか、ギヤを入れるときに
は、手動変速装置の入力軸回転数を、要求するギヤ段に
応じた回転数にするといったように、電動発電機の運転
状態を制御することにより、エンジン及び電動発電機及
び手動変速装置の入力軸を直結した状態で手動変速操作
に対応することができ、手動変速操作時にエンジンと手
動変速装置との間に介装したクラッチの断続操作を不要
としてクラッチの耐久性を向上させたり、或いはクラッ
チそのものを不要としたりすることができ、同時に手動
変速装置を搭載した車両をパラレルハイブリッド化し
て、高効率な走行を可能とすることができる。
【0053】また、本発明のうち請求項2に係るパラレ
ルハイブリッド車両によれば、手動変速操作時に、トル
ク合成機構の遊星歯車機構締結用直結クラッチを締結す
ることで、エンジン及び電動発電機及び手動変速装置の
入力軸を直結する構成としたため、手動変速装置の入力
軸に、エンジン回転始動用のクラッチを介装する必要が
なく、その分だけレイアウトの自由度が高まる。また、
前記直結クラッチを手動変速操作時に再締結する必要が
ないので、その再締結後に駆動力が変動するということ
もない。
【0054】また、本発明のうち請求項3に係るパラレ
ルハイブリッド車両によれば、運転者の手動変速操作意
思が検出されたときに、算出されたエンジンのトルクに
対し、当該エンジンに直結されている手動変速装置の入
力軸のトルクが相殺されるように、電動発電機のトルク
を制御する構成としたため、例えば手動変速装置内のギ
ヤスプラインとスリーブスプラインとの歯面圧を低減
し、当該スリーブを移動可能とすることができ、運転者
はギヤを容易に抜くことができる。
【0055】また、本発明のうち請求項4に係るパラレ
ルハイブリッド車両によれば、変速レバーへの入力を検
出するセンサ又はスイッチで変速操作意思を検出する構
成としたため、迅速且つ正確に変速操作意思を検出する
ことが可能となる。また、本発明のうち請求項5に係る
パラレルハイブリッド車両によれば、ギヤ抜けが検出さ
れたときに、目標変速比及び車速及び手動変速装置入力
軸回転数及びエンジントルクに基づいて、手動変速機の
入力軸の回転数が、要求ギヤ段と車速とに応じた回転数
になるように、電動発電機のトルクを制御する構成とし
たため、例えば運転者が要求するギヤとスリーブとを同
じ又は略同じ回転速度とし、当該スリーブスプラインを
ギヤスプラインに噛合可能とすることができ、運転者は
ギヤを容易に入れることができる。
【0056】また、本発明のうち請求項6に係るパラレ
ルハイブリッド車両によれば、ギヤ抜けが検出されたと
きに、目標変速比及び車速及び手動変速装置入力軸回転
数に基づいて、エンジンのトルクを制御する構成とした
ため、例えば運転の不要なアクセル操作に伴って発生す
るエンジントルク相当のトルクを電動発電機で発生する
必要がなくなり、その分だけ効率を向上することができ
ると共に、運転者がギヤを入れることができるようにな
るタイミングを早めることが可能となる。
【0057】また、本発明のうち請求項7に係るパラレ
ルハイブリッド車両によれば、変速レバーの位置を検出
するセンサ又はスイッチでギヤ抜けを検出する構成とし
たため、ギヤが抜けたことを迅速且つ正確に検出するこ
とができる。また、本発明のうち請求項8に係るパラレ
ルハイブリッド車両によれば、変速レバーの位置を検出
するセンサ又はスイッチと、変速レバーへの入力を検出
するセンサ又はスイッチとで、運転者の要求するギヤ段
を検出する構成としたため、要求ギヤ段を迅速且つ正確
に検出することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のパラレルハイブリッド車両の一実施形
態を示す概略構成図である。
【図2】図1のパラレルハイブリッド車両の模式図であ
る。
【図3】変速レバー位置検出スイッチの概略構成図であ
る。
【図4】変速レバー入力方向検出スイッチの概略構成図
である。
【図5】図1のコントローラ内で行われる手動変速操作
時の演算処理のフローチャートである。
【図6】図5の演算処理内で行われるマイナプログラム
のブロック図である。
【図7】図5、図6の演算処理による手動変速操作時の
トルク並びに回転数の経時変化を示すタイミングチャー
トである。
【図8】他のパラレルハイブリッド車両の模式図であ
る。
【符号の説明】
1はエンジン 2はモータ/発電機(電動発電機) 3は差動装置 4は変速装置 5は駆動輪 6は蓄電装置 7はモータ/発電機駆動回路 8はエンジン回転数センサ 9はモータ/発電機回転数センサ 10は変速レバー位置検出スイッチ 11はスロットル開度センサ 12はモータ/発電機用コントローラ 15は変速レバー入力方向検出スイッチ 17はダンパー 21は遊星歯車機構 36は直結クラッチ Sはサンギヤ Pはピニオン Rはリングギヤ Cはピニオンキャリア
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) B60K 41/28 B60K 41/28 F02D 29/02 F02D 29/02 D F16H 61/02 F16H 61/02 // B60K 6/02 59:04 F16H 59:04 59:24 59:24 59:42 59:42 59:44 59:44 59:70 59:70 B60K 9/00 E Fターム(参考) 3D041 AA21 AA32 AA51 AA55 AA57 AB01 AC01 AC07 AC16 AC18 AD01 AD02 AD14 AD31 AE00 AE02 AE03 AE14 AE30 AF01 AF03 3G093 BA15 BA19 CB08 DA00 DA01 DA05 DA06 DA09 DA11 DB01 DB05 DB11 EA02 EB01 EB08 FA05 3J552 MA04 MA13 NA01 NB09 PA32 PA59 PA67 RA12 SA22 SB02 UA03 UA08 VA32W VA62W VA74W VA74Y VB01W VB10Z VC01Z VC02W VC03Z VC05Z VC07Z 5H115 PA12 PG04 PI16 PU09 PU22 PU25 PV03 PV09 PV25 QE10 QI04 QN03 QN12 QN22 QN23 QN24 RB08 RE03 SE04 SE05 SE08 TB01 TE02 TE03 TE06 TE08 TO01 TO30

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 エンジンと、発電機及び電動機の両機能
    を備えた電動発電機と、手動変速装置と、少なくとも前
    記電動発電機の運転状態を制御する制御手段とを備え、
    前記制御手段は、手動変速操作時に、前記エンジン及び
    電動発電機及び手動変速装置の入力軸を直結した状態
    で、前記電動発電機の運転状態を制御することを特徴と
    するパラレルハイブリッド車両。
  2. 【請求項2】 前記エンジンの出力及び電動発電機の出
    力トルクを合成して出力するトルク合成機構を備え、こ
    のトルク合成機構は、遊星歯車機構と、当該遊星歯車機
    構の少なくとも二つの要素を締結する直結クラッチとを
    備え、前記制御手段は、前記手動変速操作時に、前記直
    結クラッチを締結した状態で、前記電動発電機の運転状
    態を制御することを特徴とする請求項1に記載のパラレ
    ルハイブリッド車両。
  3. 【請求項3】 運転者の前記手動変速操作の意思を検出
    する変速操作意思検出手段を備え、前記制御手段は、前
    記エンジンのトルクを算出するエンジントルク算出手段
    と、前記変速操作意思検出手段で運転者の手動変速操作
    意思が検出されたときに、前記エンジントルク算出手段
    で算出されたエンジンのトルクに対し、当該エンジンに
    直結されている前記手動変速装置の入力軸のトルクが相
    殺されるように、前記電動発電機のトルクを制御する電
    動発電機トルク制御手段とを備えたことを特徴とする請
    求項1又は2に記載のパラレルハイブリッド車両。
  4. 【請求項4】 前記変速操作意思検出手段は、変速レバ
    ーへの入力を検出するセンサ又はスイッチで構成される
    ことを特徴とする請求項3に記載のパラレルハイブリッ
    ド車両。
  5. 【請求項5】 運転者の前記手動変速操作によってギヤ
    が抜けたことを検出するギヤ抜け検出手段と、当該手動
    変速操作によって運転者が次に要求しているギヤ段を検
    出する要求ギヤ段検出手段と、車速を検出する車速検出
    手段と、前記手動変速装置の入力軸の回転数を検出する
    変速装置入力軸回転数検出手段とを備え、前記制御手段
    は、前記エンジンのトルクを算出するエンジントルク算
    出手段と、前記ギヤ抜け検出手段でギヤ抜けが検出され
    たときに、前記要求ギヤ段検出手段で検出された要求ギ
    ヤ段に応じた目標変速比及び前記車速検出手段で検出さ
    れた車速及び前記変速装置入力軸回転数検出手段で検出
    された手動変速装置入力軸回転数及び前記エンジントル
    ク算出手段で算出されたエンジントルクに基づいて、前
    記手動変速機の入力軸の回転数が、前記要求ギヤ段と車
    速とに応じた回転数になるように、前記電動発電機のト
    ルクを制御する電動発電機トルク制御手段とを備えたこ
    とを特徴とする請求項1乃至4の何れかに記載のパラレ
    ルハイブリッド車両。
  6. 【請求項6】 前記制御手段は、前記ギヤ抜け検出手段
    でギヤ抜けが検出されたときに、前記要求ギヤ段検出手
    段で検出された要求ギヤ段に応じた目標変速比及び前記
    車速検出手段で検出された車速及び前記変速装置入力軸
    回転数検出手段で検出された手動変速装置入力軸回転数
    に基づいて、前記エンジンのトルクを制御するエンジン
    トルク制御手段を備えたことを特徴とする請求項5に記
    載のパラレルハイブリッド車両。
  7. 【請求項7】 前記ギヤ抜け検出手段は、変速レバーの
    位置を検出するセンサ又はスイッチで構成されることを
    特徴とする請求項5又は6に記載のパラレルハイブリッ
    ド車両。
  8. 【請求項8】 前記要求ギヤ段検出手段は、変速レバー
    の位置を検出するセンサ又はスイッチと、変速レバーへ
    の入力を検出するセンサ又はスイッチとで構成されるこ
    とを特徴とする請求項5乃至7の何れかに記載のパラレ
    ルハイブリッド車両。
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