JP2001352531A - ケーブルテレビの限定受信システムとその送信装置ならびに受信装置 - Google Patents

ケーブルテレビの限定受信システムとその送信装置ならびに受信装置

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JP2001352531A JP2000175548A JP2000175548A JP2001352531A JP 2001352531 A JP2001352531 A JP 2001352531A JP 2000175548 A JP2000175548 A JP 2000175548A JP 2000175548 A JP2000175548 A JP 2000175548A JP 2001352531 A JP2001352531 A JP 2001352531A
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JP2000175548A
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Tsutomu Noda
勉 野田
Takatoshi Shirosugi
孝敏 城杉
Tomohito Yamashita
山下  智史
Toru Yamada
徹 山田
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Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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Publication date
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  • Time-Division Multiplex Systems (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】BSデジタル放送をケーブルテレビで再送信す
るための、ケーブルテレビの限定受信方式とその送受信
装置を提供する。 【解決手段】CATV局の送信装置100は、衛生放送
アンテナ10によって受信したBSデジタル放送を、複
数のTSに分離し、必要な処理が施され多重化されてC
ATV伝送路を通じて契約者たる受信装置200に再送
信する。この際、一つのTSにCATV顧客契約情報管
理サーバ105から、デジタル放送の限定受信方式の鍵
情報を含む個別情報EMMが付加され多重化される。受
信側ではこのEMMはTSパケット分離回路205で分
離され、ICカード206のマスター鍵Kmとで、20
7でワーク鍵Kwが復号され、スクランブル鍵Ksの復
号に使われる。 【効果】CATV経由でのBSデジタル放送視聴者の管
理をCATV局ごとに少い設備投資で把握できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、テレビジョン放送
の受信者を特定して受信許可する限定受信方式に関わ
り、特にケーブルテレビ(以下、CATVという)伝送
路などを使用したデジタルのケーブルテレビの限定受信
方式に関するものである。
【0002】
【従来の技術】CATVのデジタル伝送については、1
995年9月21日に発表されたテレビジョン学会技術
報告(vol.19,No.42)19頁から24頁の
「電気通信技術審議会暫定方式デジタル有線テレビジョ
ン放送伝送実験」に示されている。この報告によれば、
エムペグ2(MPEG2)と呼ばれるデジタル画像圧縮
技術によって圧縮された画像などのデジタルデータが多
重されたトランスポートストリームと(以下、TSとい
う)呼ばれる形式のデータ系列とされ、毎秒29.16
2メガビット(29.162Mbps)のデジタルデー
タにリードソロモン誤り訂正などの信号処理をされ、6
4QAM(64値直交振幅変調)と呼ばれるデジタル変
調技術によって変調され、毎秒31.644メガビット
(31.644Mbps)の伝送速度でCATV伝送路
へ伝送される。
【0003】また、デジタルCATVの入力となる多チ
ャネルのデジタル化された映像の配信方式としては、通
信衛星によるCSデジタルテレビジョン放送があり、そ
の放送については、日経エレクトロニクス1996年9
月2日号149頁の論文「70近くの多チャンネルを実
現する日本初のディジタル衛星放送」に記載されている
ように、複数のデジタル圧縮(MPEG2)した番組や
データをパケット多重し、スクランブルを施して訂正符
号化した単一のTSをQPSKのデジタル変調で伝送す
る。このような単一のTSを用いたデジタル放送サービ
スなどの複数のビットストリームで構成されたデジタル
データを再多重する再多重化装置については、特開平1
0−41909に示されている。この公報によれば、単
一のTSは188バイトのTSパケットで構成され、T
Sパケットは184バイトのパケットデータと4バイト
のパケットヘッダで構成されることが示され、再多重化
においてパケットヘッダ内の番組制御情報などを再編集
して伝送することで受信端末で複数の放送事業者からの
TSを同時に受信することを可能にしている。
【0004】上記、CSデジタルテレビジョン放送のC
ATV伝送路への伝送を考慮したCATVのデジタルテ
レビジョン放送における限定受信方式については、
(社)日本CATVのデジタル伝送技術協会 規格・標
準化委員会において標準化方式が検討され、1997年
4月に規格書JCTEA STD 001−1.0が発行
された。
【0005】一方、新しく計画されているBSデジタル
放送では、従来のBSアナログ放送の伝送チャンネル1
チャンネルに、複数のデジタル化された放送を伝送し、
従来の標準テレビジョン放送だけではなく、高精細テレ
ビジョン放送を伝送する計画である。BSデジタル放送
の伝送については、1998年11月の映像メディア学
会誌(vol.52 No.11 1998)24頁か
ら31頁の「BSディジタル放送の方式と設備」に示さ
れている。BSデジタル放送では、約60Mbpsの伝
送容量を持ち、1トランスポンダ(一中継器)の中で複
数の変調方式が使用できることや、映像や音声、データ
などのTSにフレーム構成を持たせることで複数のTS
(以下、複数TSという)を伝送できるように新しいデ
ータ形式で送られる。このデータ形式では、フレーム内
の変調方式や複数TSの構成の制御情報伝送には伝送多
重制御信号(以下、TMCC信号という)を用いてい
る。TMCC信号は郵政省令第57号より、TSの同期
信号部分を用いて、主信号の前に1フレーム毎(=48
スロット、1スロット=204バイト)に分割伝送さ
れ、1スーパフレーム(=8フレーム)を周期として伝
送される。その構成は郵政省告示第260号に示され、
伝送モード/スロット情報はデジタル復調手段の選択に
用いられ、相対TS/スロット情報と相対TS/TSI
D対応は希望するTSのID(TSID)の選択出力に用
いる。その他、変更指示番号、緊急情報等の送受信制御
情報や拡張情報領域がある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ここで、BSデジタル
放送の限定受信方式を検討してみる。
【0007】このBSデジタル放送でも、有料放送事業
を行う場合にはデジタル放送の限定受信方式が用いられ
る。その限定受信方式はCSデジタル放送と同様で、放
送局に相当する送信側では映像や音声などのTSをスク
ランブル鍵ksを用いてスクランブルして受信者に送ら
れる。スクランブル鍵ksはワーク鍵Kwで暗号化され
て共通情報(ECM)に含まれて映像や音声などのTS
と時分割多重伝送されて受信者に送られ、ワーク鍵kw
はマスター鍵Kmで暗号化されて個別情報(EMM)に
含まれて映像や音声などのTSと時分割多重伝送されて
受信者に送られる。マスター鍵KmはICカードなどに
記憶させておく方法が考えられている。受信側では周波
数多重されて伝送されたデジタル放送の被変調波を復調
手段により復調し、誤り訂正を施した後MPEG分離回
路で多重されているTSを分離する。分離されたトラン
スポートストリームに含まれるEMMの暗号化されたワ
ーク鍵kwを、予めICカードから得られたマスター鍵
Kmを用いて復号し、分離されたTSに含まれるECM
の暗号化されたスクランブル鍵ksを復号されたワーク
鍵kwを用いて復号する。この復号されたスクランブル
鍵ksを用いることでスクランブルされた映像や音声を
復号することが可能となる。復号された映像や音声のT
SはMPEG分離回路で分離されそれぞれデコーダで再
生される。
【0008】図6は上記BSデジタル放送の限定受信方
式の要点を示す送信側のブロック図である。601は無
料放送を行うBSデジタル放送事業者の処理部分を中心
に示し、MPEG映像や音声の信号611および612
を多重化装置613で多重化して単一のTS信号に生成
している。602は有料放送を行うBSデジタル放送事
業者の処理部分を模擬し、MPEG映像や音声の信号6
21および622を多重化装置623で多重化して単一
のTS信号に生成するが、顧客管理等の情報からマスタ
ー鍵Km、ワーク鍵Kw、スクランブル鍵Ksを生成す
る暗号化管理装置625の情報に応じてスクランブル装
置624で限定受信方式の送り側の処理がされる。スク
ランブル装置624では、映像音声スクランブル回路6
26においてMPEG映像や音声の信号621および6
22のどちらかの映像や音声をスクランブル鍵Ksでス
クランブル(暗号化)し、スクランブル鍵Ksを暗号化
器627においてワーク鍵Kwで暗号化してECMの一
部として多重化装置623で多重化され、ワーク鍵Kw
を暗号化器628においてマスター鍵Kmで暗号化して
EMMの一部として多重化装置623で多重化される。
これらの多重化された無料放送を行うBSデジタル放送
事業者からの単一のTSと有料放送を行うBSデジタル
放送事業者からの単一のTSが送信局603に送られて
複数TS多重化装置631においてTS多重されて複数
のTSとされ、デジタル変調器632で8PSKなどの
デジタル変調をされてアンテナ633からBSデジタル
放送を送り出す放送衛星に送られる。その多重化された
複数TSを分離するための情報を含むTMCCは複数T
S多重化装置631で多重化される。
【0009】図7は上記BSデジタル放送の限定受信方
式の要点を示す受信側のブロック図である。BSデジタ
ル放送の電波をアンテナ701で受けて限定受信を解除
する機能を有した受信機702で復号された映像と音声
が映像音声表示器703で表示され視聴者にサービスが
提供できる。限定受信を解除する機能を有した受信機7
02では、選局復調回路711でデジタル放送の被変調
波を復調し、誤り訂正を施した後、TS分離回路713
でBS特有の複数TS分離を行い、MPEG分離回路7
15でTSに含まれるEMM情報を分離して復号器71
7で暗号化されたワーク鍵Kwを予めICカード716
から得られたマスター鍵Kmを用いて復号し、TSに含
まれるECMを分離して復号器718で暗号化されたス
クランブル鍵Ksを復号器717で復号されたワーク鍵
kwを用いて復号する。この復号されたスクランブル鍵
Ksをデスクランブラ714に加えてTS分離回路71
3の出力のスクランブルされた映像や音声を復号するこ
とが可能となる。復号された映像や音声のTSはMPE
G分離回路715で分離され、映像デコーダ719で映
像が復号され、音声デコーダ720で音声が復号されて
映像音声表示器703で表示再生される。
【0010】前述の従来デジタルCATV技術では、B
Sデジタル放送で計画されている複数TS伝送の送出や
受信が考慮されていなかったため、1999年7月27
日に発表された映像情報メディア学会技術報告(vo
l.23,No.48)の7頁から12頁の「ケーブル
テレビ複数MPEG−TS多重方式の一提案」ならびに
同報告の13頁から18頁の「複数MPEG−TSのケ
ーブルテレビ伝送実験」に提案がある。これらの報告で
は、N個の188バイトで構成されるTSパケットを集
めて多重フレームとし、先頭のパケットにフレーム内T
S配置情報などを記述するTSMFヘッダが提案されて
いる。この提案によって、複数TS信号によるBSデジ
タル放送を効率よくケーブルテレビにも伝送できる。こ
れらの報告では、伝送速度52.17MbpsのBSデ
ジタル放送を伝送速度29.162Mbpsのデジタル
CATVの2つの搬送波で伝送する提案がある。その例
として、4TSのBSデジタル放送の中継器情報を2つ
の64QAM信号で各々2TSづつ伝送する場合が示さ
れており、その提示例である1つのフレーム構成の例を
図4と図5に示す。図5では、BSデジタル放送とデジ
タルCATVの伝送速度の違いを整合させるためのヌル
TSを多重化することで実現している。
【0011】ここで、BSデジタル放送をCATV伝送
するための複数TS方式では、限定受信方式については
記述されていない。また、CATVのデジタルテレビジ
ョン放送における限定受信方式JCTEA STD 00
1−1.0では、CSやBSのデジタル放送事業者の局
設備と同程度の暗号鍵発生やスクランブル装置などの限
定受信方式の放送設備をCATV局のヘッドエンド設備
(再送信のための設備)に導入する必要があり、全国規
模のCSやBSのデジタル放送に比べて契約者(視聴
者)の数が少ないCATV局では設備投資の面で実施で
きない状況にある。
【0012】一方、多くのCATV局では、BSデジタ
ル放送の限定受信方式のままで、上記複数TS方式など
でBSデジタル放送のPSK変調を復調して再度CAT
V用の64QAMに変調する変調方式変換方式(トラン
スモジュレーションとも呼ばれる)で再送信すること
で、設備投資を低減することも考えられている。この方
式を用いると、全国の視聴者を対象に放送されているB
Sデジタル放送の有料放送を行う放送事業者の限定受信
方式を用いて、CATV経由でも全国の視聴者を対象に
契約の有無によって視聴の許可制御ができ、BSデジタ
ル放送の有料放送と同等の限定受信が可能となる。
【0013】ここで、CATV経由で視聴している契約
者が転居などで異なるCATV局のサービス地域に移る
場合を考えてみる。転居先のCATV局でも変調方式変
換方式を用いていれば、同一の受信装置と限定受信用の
ICカードを転居先でも使用しても視聴できる。しか
し、視聴者はBSデジタル放送の有料放送を契約してい
る意識であるため、CATV局には連絡せずに転居する
可能性が高く、この場合には、視聴者までのCATV伝
送路の障害による有料放送の受信不可などの障害に対処
するための連絡先がBSデジタル放送事業者になり、原
因追求や障害復旧までの時間が長くかかる恐れがある。
また、CATV経由の視聴者に対するCATV独自サー
ビスや新サービスなどの宣伝の機会がなくなるなどの理
由で、CATV経由での視聴者(契約者)の把握や管理
ができない方式に対しての弊害を恐れる声がある。その
ような点から、CATV経由でBSデジタル放送事業者
のサービスを受ける有料放送視聴者をサービスを提供し
ているCATV局ごとに把握ができ、BSデジタル放送
の再送信のための設備投資がなるべく少ない限定受信方
式が望まれている。
【0014】本発明の目的は、有料放送を行うBSデジ
タル放送事業者のサービスをCATV伝送して、CAT
V局ごとで契約者管理のできるケーブルテレビ放送の限
定受信方式を提供することにある。
【0015】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明の第1の発明では、複数の鍵情報と前記鍵情
報の少なくとも一つの鍵情報を暗号化した関連情報を多
重化して伝送する限定受信方式を用いている衛星や地上
などのデジタル放送をケーブルテレビに再送信するため
にトランスポートストリーム形式のデジタルデータを介
して変調方式を変換するケーブルテレビ再送信装置にお
いて、前記トランスポートストリーム形式のデジタルデ
ータに前記限定受信方式の視聴者の契約情報に関連した
鍵情報を含む個別情報を多重化個別契約情報として多重
化する個別情報多重化手段を備え、受信装置において、
前記多重化個別契約情報を分離するトランスポートスト
リームパケット分離手段を備えている。
【0016】上記のように、本発明の第1の発明では、
衛星や地上などのデジタル放送の限定受信方式の鍵情報
を含む個別情報をケーブルテレビ再送信装置内の個別情
報多重化手段で多重化個別契約情報として多重化してケ
ーブルテレビ伝送路に再送信するので、受信側ではトラ
ンスポートストリームパケット分離手段で前記多重化個
別契約情報を分離することができ、限定受信方式の復号
ができる。その結果、現在契約しているCATV局から
他のCATV局の施設に転居しても視聴者が視聴できな
くなる限定受信方式を実現できる。
【0017】上記課題を解決するために、本発明の第2
の発明では、複数の鍵情報と前記鍵情報の少なくとも一
つの鍵情報を暗号化した関連情報を多重化して伝送する
限定受信方式を用いている衛星や地上などのデジタル放
送をケーブルテレビに再送信するためにトランスポート
ストリーム形式のデジタルデータを介して変調方式を変
換するケーブルテレビ再送信装置において、前記トラン
スポートストリーム形式のデジタルデータに前記限定受
信方式の視聴者の契約情報に関連した鍵情報を含む個別
情報を別トランスポートストリーム多重化個別契約情報
として多重化する別トランスポートストリーム個別情報
多重化手段を備え、受信装置において、前記別トランス
ポートストリーム多重化個別契約情報を分離する複数ト
ランスポートストリーム形式個別契約情報分離手段を備
えている。
【0018】上記のように、本発明の第2の発明では、
衛星や地上などのデジタル放送の限定受信方式の鍵情報
を含む個別情報をケーブルテレビ再送信装置内の別トラ
ンスポートストリーム個別情報多重化手段で別トランス
ポートストリーム多重化個別契約情報として多重化して
ケーブルテレビ伝送路に再送信するので、受信側では複
数トランスポートストリーム形式個別契約情報分離手段
で前記別トランスポートストリーム多重化個別契約情報
を分離することができ、限定受信方式の復号ができる。
その結果、現在契約しているCATV局から他のCAT
V局の施設に転居しても視聴者が視聴できなくなる限定
受信方式を実現できる。
【0019】上記課題を解決するために、本発明の第3
の発明では、複数の鍵情報と前記鍵情報の少なくとも一
つの鍵情報を暗号化した関連情報を多重化して伝送する
限定受信方式を用いている衛星や地上などのデジタル放
送をケーブルテレビに再送信するためにトランスポート
ストリーム形式のデジタルデータを介して変調方式を変
換するケーブルテレビ再送信装置において、前記トラン
スポートストリーム形式のデジタルデータに前記限定受
信方式の視聴者の契約情報に関連した鍵情報を含む個別
情報をヘッダ多重化個別契約情報として多重化するトラ
ンスポートストリームヘッダ個別契約情報多重化手段を
備え、受信装置において、前記ヘッダ多重化個別契約情
報を分離するトランスポートストリームヘッダ分離手段
を備えている。
【0020】上記のように、本発明の第3の発明では、
衛星や地上などのデジタル放送の限定受信方式の鍵情報
を含む個別情報をケーブルテレビ再送信装置内のトラン
スポートストリームヘッダ個別契約情報多重化手段でト
ランスポートストリームヘッダ多重化個別契約情報とし
て多重化してケーブルテレビ伝送路に再送信するので、
受信側ではトランスポートストリームヘッダ分離手段で
前記トランスポートストリームヘッダ多重化個別契約情
報を分離することができ、限定受信方式の復号ができ
る。その結果、現在契約しているCATV局から他のC
ATV局の施設に転居しても視聴者が視聴できなくなる
限定受信方式を実現できる。
【0021】上記課題を解決するために、本発明の第4
の発明では、複数の鍵情報と前記鍵情報の少なくとも一
つの鍵情報を暗号化した関連情報を多重化して伝送する
限定受信方式を用いている衛星や地上などのデジタル放
送をケーブルテレビに再送信するためにトランスポート
ストリーム形式のデジタルデータを介して変調方式を変
換する送信装置であって、前記トランスポートストリー
ム形式のデジタルデータに前記限定受信方式の視聴者の
契約情報に関連した鍵情報を含む個別情報を多重化個別
契約情報として多重化する個別契約情報多重化手段を備
えている。
【0022】上記のように、本発明の第4の発明では、
衛星や地上などのデジタル放送の限定受信方式の鍵情報
を含む個別情報を個別契約情報多重化手段で多重化個別
契約情報として多重化してケーブルテレビ伝送路に再送
信するので、受信側で限定受信方式の制御ができる。そ
の結果、現在契約しているCATV局から他のCATV
局の施設に転居しても視聴者が視聴できなくなる限定受
信方式を実現できる。
【0023】上記課題を解決するために、本発明の第5
の発明では、複数の鍵情報と前記鍵情報の少なくとも一
つの鍵情報を暗号化した関連情報を多重化して伝送する
限定受信方式を用いている衛星や地上などのデジタル放
送をケーブルテレビに再送信するためにトランスポート
ストリーム形式のデジタルデータを介して変調方式を変
換する送信装置であって、前記トランスポートストリー
ム形式のデジタルデータに前記限定受信方式の視聴者の
契約情報に関連した鍵情報を含む個別情報を別トランス
ポートストリーム多重化個別契約情報として多重化する
別トランスポートストリーム個別情報多重化手段を備え
ている。
【0024】上記のように、本発明の第5の発明では、
衛星や地上などのデジタル放送の限定受信方式の鍵情報
を含む個別情報を別トランスポートストリーム個別情報
多重化手段で別トランスポートストリーム多重化個別契
約情報として多重化してケーブルテレビ伝送路に再送信
するので、受信側で限定受信方式の制御ができる。その
結果、現在契約しているCATV局から他のCATV局
の施設に転居しても視聴者が視聴できなくなる限定受信
方式を実現できる。
【0025】上記課題を解決するために、本発明の第6
の発明では、複数の鍵情報と前記鍵情報の少なくとも一
つの鍵情報を暗号化した関連情報を多重化して伝送する
限定受信方式を用いている衛星や地上などのデジタル放
送をケーブルテレビに再送信するためにトランスポート
ストリーム形式のデジタルデータを介して変調方式を変
換する送信装置であって、前記トランスポートストリー
ム形式のデジタルデータに前記限定受信方式の視聴者の
契約情報に関連した鍵情報を含む個別情報をヘッダ多重
化個別契約情報として多重化するトランスポートストリ
ームヘッダ個別契約情報多重化手段を設けている。
【0026】上記のように、本発明の第6の発明では、
衛星や地上などのデジタル放送の限定受信方式の鍵情報
を含む個別情報をトランスポートストリームヘッダ個別
契約情報多重化手段でヘッダ多重化個別契約情報として
多重化してケーブルテレビ伝送路に再送信するので、受
信側で限定受信方式の制御ができる。その結果、現在契
約しているCATV局から他のCATV局の施設に転居
しても視聴者が視聴できなくなる限定受信方式を実現で
きる。
【0027】上記課題を解決するために、本発明の第7
の発明では、複数の鍵情報と前記鍵情報の少なくとも一
つの鍵情報を暗号化した関連情報を多重化して伝送する
限定受信方式を用いている衛星や地上などのデジタル放
送をケーブルテレビに再送信するためにトランスポート
ストリーム形式のデジタルデータに前記限定受信方式の
視聴者の契約情報に関連した鍵情報を含む個別情報を多
重化個別契約情報として多重化して変調方式を変換して
伝送された信号を受信する受信装置であって、受信され
た信号内の前記多重化個別契約情報を分離するトランス
ポートストリームパケット分離手段を備えている。
【0028】上記のように、本発明の第7の発明では、
受信装置のトランスポートストリームパケット分離手段
で前記多重化個別契約情報を分離することができるの
で、トランスポートストリーム形式のデジタルデータに
視聴者の契約情報に関連した鍵情報を含む個別情報が多
重化個別契約情報として多重化され、変調方式が変換さ
れて伝送された信号を受信して限定受信方式の復号がで
きる。その結果、現在契約しているCATV局で視聴で
きるとともに、同方式で再送信している他のCATV局
の施設に転居してもその局との契約を結ぶことで視聴で
きる限定受信方式を実現できる。
【0029】上記課題を解決するために、本発明の第8
の発明では、複数の鍵情報と前記鍵情報の少なくとも一
つの鍵情報を暗号化した関連情報を多重化して伝送する
限定受信方式を用いている衛星や地上などのデジタル放
送をケーブルテレビに再送信するためにトランスポート
ストリーム形式のデジタルデータに前記限定受信方式の
視聴者の契約情報に関連した鍵情報を含む個別情報を別
トランスポートストリーム多重化個別契約情報として多
重化して変調方式を変換して伝送された信号を受信する
受信装置であって、受信された信号内の前記別トランス
ポートストリーム多重化個別契約情報を分離する複数ト
ランスポートストリーム形式個別契約情報分離手段を備
えている。
【0030】上記のように、本発明の第8の発明では、
受信装置の複数トランスポートストリーム形式個別契約
情報分離手段で別トランスポートストリーム多重化個別
契約情報を分離することができるので、トランスポート
ストリーム形式のデジタルデータに視聴者の契約情報に
関連した鍵情報を含む個別情報が別トランスポートスト
リーム多重化個別契約情報として多重化され、変調方式
が変換されて伝送された信号を受信して限定受信方式の
復号ができる。その結果、現在契約しているCATV局
で視聴できるとともに、同方式で再送信している他のC
ATV局の施設に転居してもその局との契約を結ぶこと
で視聴できる限定受信方式を実現できる。
【0031】上記課題を解決するために、本発明の第9
の発明では、複数の鍵情報と前記鍵情報の少なくとも一
つの鍵情報を暗号化した関連情報を多重化して伝送する
限定受信方式を用いている衛星や地上などのデジタル放
送をケーブルテレビに再送信するためにトランスポート
ストリーム形式のデジタルデータに前記限定受信方式の
視聴者の契約情報に関連した鍵情報を含む個別情報をヘ
ッダ多重化個別契約情報として多重化して変調方式を変
換して伝送された信号を受信する受信装置であって、受
信された信号内の前記ヘッダ多重化個別契約情報を分離
するトランスポートストリームヘッダ分離手段を備えて
いる。
【0032】上記のように、本発明の第9の発明では、
受信装置のトランスポートストリームヘッダ分離手段で
ヘッダ多重化個別契約情報を分離することができるの
で、トランスポートストリーム形式のデジタルデータに
視聴者の契約情報に関連した鍵情報を含む個別情報がヘ
ッダ多重化個別契約情報として多重化され、変調方式が
変換されて伝送された信号を受信して限定受信方式の復
号ができる。その結果、現在契約しているCATV局で
視聴できるとともに、同方式で再送信している他のCA
TV局の施設に転居してもその局との契約を結ぶことで
視聴できる限定受信方式を実現できる。
【0033】
【発明の実施の形態】本発明の実施例を図を用いて詳細
に説明する。
【0034】図1は本発明の一実施形態であるケーブル
テレビの限定受信方式の送信装置ならびにその受信装置
の構成を示すブロック図である。図1において、10は
衛星放送用アンテナ、100は送信装置、101はCA
TV局用BSデジタル受信機、102は時分割多重化装
置、103a、103bは64QAM変調回路、104
は信号合成回路、105はCATV顧客契約情報管理サ
ーバ、111はデジタル復調/復号ならびにTS分離回
路、112はTMCC復号回路、121a、121bは
TSMF生成回路、122a、122bはTS合成回
路、123は個別情報多重化回路、150はCATV伝
送路、200は受信装置、201は周波数多重分離回
路、202は64QAM復調回路、203はTSMF復
号/TS分離回路、204はデスクランブル回路、20
5はTSパケット分離回路、206はICカード、20
7はKw鍵復号回路、208はKs鍵復号回路、209
はMPEGビデオデコーダ回路、210はオーディオデ
コーダ回路、211は映像音声表示器である。本実施例
では、主要な機能部のみを示しており制御マイコンなど
の周辺回路ブロックは略している。
【0035】衛星放送用アンテナ10によって受信され
たBSデジタル放送の変調信号は、ケーブルによってC
ATV局の送信装置100内のCATV局用BSデジタ
ル受信機101内のデジタル復調/復号ならびにTS分
離回路111で決められているチャネルのデジタル復
調、誤り訂正やエネルギー拡散等の伝送路復号処理がさ
れ、受信されたBSデジタル放送のTSに分割(本実施
例では4TS)されて、時分割多重化装置102内のT
S合成回路122aならびにTS合成回路122bに加
えられる。TS合成回路122aではTS分離回路11
1からの2TSにTSMF生成回路121aからのTS
MF信号が時分割多重されて64QAM変調回路103
aで64QAM変調される。TS合成回路122bでは
TS分離回路111からの2TSにTSMF生成回路1
21bからのTSMF信号が時分割多重されて64QA
M変調回路103bで64QAM変調される。なお、T
S分離回路111からの2TSの一方のTSにはCAT
V顧客契約情報管理サーバ105からの情報が個別情報
多重化回路123で多重化される。64QAM変調回路
103aならびに64QAM変調回路103bの出力が
信号合成回路104で周波数多重されてCATV伝送路
150に伝送される。なお、BSデジタル放送とデジタ
ルCATVの伝送速度の違いを整合させるためにTS内
にヌルパケットを多重化したりヌルTSを多重化したり
するが、その多重化はTS合成回路122aおよびTS
合成回路122bの内部で行われる。
【0036】CATV顧客契約情報管理サーバ105か
ら個別情報多重化回路123で多重される情報は、BS
デジタル放送の有料放送事業者から得た限定受信方式の
マスター鍵Kmで暗号化されたワーク鍵Kwの情報を含
む個別情報(EMM)であり、従来例の図6で示したB
Sデジタル放送を直接受信する視聴者には直接伝送され
る電波の中の信号として多重伝送されているものであ
る。
【0037】TS分離回路111からの2TSの一方の
TS内には、スクランブル鍵Ksでスクランブル(暗号
化)された映像や音声データとワーク鍵Kwで暗号化さ
れたスクランブル鍵Ksを含む共通情報(ECM)が多
重化されており、マスター鍵Kmで暗号化されたワーク
鍵Kwの情報を含む個別情報(EMM)はCATV顧客
契約情報管理サーバ105から個別情報多重化回路12
3で多重化個別契約情報として多重されることで、BS
デジタル放送の限定受信方式のスクランブルされた映像
や音声データと共通情報(ECM)、個別情報(EM
M)が整う。これらの情報とICカードによって配布さ
れたマスター鍵Kmによって受信装置では限定受信方式
による解読が可能となる。
【0038】受信装置200では、CATV伝送路15
0の信号を周波数多重分離回路201に入力して希望す
るチャネルを選局し、選局出力は64QAM復調回路2
02で復調され、伝送による誤りが訂正された後にTS
MF復号/TS分離回路203でトランスポートストリ
ーム形式のスクランブルされた映像や音声データと共通
情報(ECM)、個別情報(EMM)が得られる。スク
ランブルされた映像や音声データはデスクランブル回路
204でデスクランブルされるが、そのための鍵情報で
あるところのスクランブルを施されずに伝送されている
共通情報(ECM)、多重化個別契約情報として多重化
されて伝送された個別情報(EMM)はTSパケット分
離回路205で分離され、ICカード206からのマス
ター鍵Kmと個別情報(EMM)からKw鍵復号回路2
07でワーク鍵Kwが復号され、ワーク鍵Kwと共通情
報(ECM)からKs鍵復号回路208でスクランブル
鍵Ksが復号される。スクランブル鍵Ksを得て、スク
ランブルされた映像や音声データはデスクランブル回路
204でデスクランブルされる。デスクランブルされた
映像と音声のそれぞれのパケットはTSパケット分離回
路205で分離され、映像パケットデータはMPEGビ
デオデコーダ209でデコードされ、音声パケットはオ
ーディオデコーダ210でデコードされて、映像音声表
示器211に入力されて、視聴される。
【0039】本実施の形態では、TS分離回路111か
らのTSが、スクランブル鍵Ksでスクランブルされた
映像や音声データとワーク鍵Kwで暗号化されたスクラ
ンブル鍵Ksを含む共通情報(ECM)が時分割多重さ
れてBSデジタル放送で送られてきたTSであり、その
TSに個別情報多重化回路123でBSデジタル放送の
限定受信方式のマスター鍵kmで暗号化されたワーク鍵
Kwの鍵情報を含む個別情報(EMM)が多重化個別契
約情報として多重化されて、ケーブルテレビ伝送路に再
送信される。このため、配布されるなどして契約視聴者
に渡されたICカード206からのマスター鍵Kmと個
別情報(EMM)からKw鍵復号回路207でワーク鍵
Kwを得て、ワーク鍵Kwと共通情報(ECM)からK
s鍵復号回路208で復号されたスクランブル鍵Ksを
得て、スクランブルされた映像や音声データはデスクラ
ンブル回路204でデスクランブルされ、限定受信方式
による解読が可能となる。このように本実施の形態で
は、BSデジタル放送の有料放送事業者の限定受信方式
に係わる情報の一部である鍵情報を含む個別情報を多重
化個別契約情報としてケーブルテレビの再送信設備で多
重化して再送信するので、現在契約しているCATV局
から他のCATV局の施設に転居した視聴者は視聴がで
きなくなる。限定受信方式が非契約で視聴ができない場
合には、「契約がされていません」などの表示などで視
聴者に知らせることができ、CATV局への転居などの
連絡が速やかにされる可能性が高い。また、同方式で再
送信している他のCATV局の施設に転居した場合に
は、そのCATV局との契約を結ぶことで、BSデジタ
ル放送の有料放送事業者の限定受信方式に係わる情報の
一部である鍵情報を含む個別情報を多重化個別契約情報
として、契約が結ばれたCATV局のケーブルテレビの
再送信設備で多重化して再送信することで視聴できる限
定受信方式を実現できる。
【0040】以上のように、CATV事業者はCATV
経由でBSデジタル放送事業者のサービスを受ける有料
放送視聴者をサービスを提供しているCATV局ごとに
把握することができ、BSデジタル放送の再送信を行う
のに設備投資がなるべく少ない限定受信方式を提供可能
となる。
【0041】図2は本発明の一実施形態であるケーブル
テレビの限定受信方式の送信装置ならびにその受信装置
の構成を示すブロック図である。図2において、124
は別TS個別情報多重化回路、213はTSMF復号/
複数TS個別契約情報分離回路であり、図1と同じ番号
は同一の機能ブロックを示す。
【0042】本実施形態では、送信装置100におい
て、CATV顧客契約情報管理サーバ105からのBS
デジタル放送の限定受信方式のマスター鍵kmで暗号化
されたワーク鍵Kwの鍵情報を含む個別情報(EMM)
が別TS個別情報多重化回路124で多重化される点
と、受信装置200において、別TSで伝送された鍵情
報を含む個別情報(EMM)をTSMF復号/複数TS
個別契約情報分離回路213で分離して、Kw鍵復号回
路207に送る点で図1に示した実施形態と異なる。複
数TS伝送方式の別TSにおいて、図5で示すようにB
Sデジタル放送の複数TS(この例では2TS)では、
パケット番号1から28でTS3、パケット番号29か
ら44でTS4、パケット番号45から52がヌルTS
となっている。そのヌルTSの領域に鍵情報を含む個別
情報(EMM)をTS形式にして多重化している。な
お、図4に示すように、TS1とTS2でパケット番号
1から52の全てが使用されていてヌルTSが無い場合
には、本実施形態の採用は困難である。
【0043】その結果、本実施形態では、図1に示す実
施形態と同様に、BSデジタル放送の再送信においてケ
ーブルテレビの限定受信方式を提供することができる。
【0044】図3は本発明の一実施形態であるケーブル
テレビの限定受信方式の送信装置ならびにその受信装置
の構成を示すブロック図である。図3において、125
は複数TSヘッダ個別契約情報多重化回路、223は複
数TSヘッダ個別契約情報分離回路であり、図1と同じ
番号は同一の機能ブロックを示す。
【0045】本実施形態では、送信装置において、CA
TV顧客契約情報管理サーバ105からのBSデジタル
放送の限定受信方式のマスター鍵kmで暗号化されたワ
ーク鍵Kwの鍵情報を含む個別情報(EMM)が複数T
Sヘッダ個別契約情報多重化回路125で多重化される
点と、受信装置200において、別TSで伝送された鍵
情報を含む個別情報(EMM)を複数TSヘッダ個別契
約情報分離回路223で分離して、Kw鍵復号回路20
7に送る点で図1に示した実施形態と異なる。複数TS
伝送方式では、図4あるいは図5で示すように、パケッ
ト番号0にヘッダがあって複数TSに多重化状態の情報
やその他のデータが遅れる領域を有している。その領域
に鍵情報を含む個別情報(EMM)を多重化するもので
ある。
【0046】その結果、本実施形態では、図1に示す実
施形態と同様に、BSデジタル放送の再送信においてケ
ーブルテレビの限定受信方式を提供することができる。
【0047】
【発明の効果】本発明によれば、スクランブル鍵Ksで
スクランブルされた映像や音声データとワーク鍵Kwで
暗号化されたスクランブル鍵Ksを含む共通情報(EC
M)が時分割多重されてBSデジタル放送で送られてき
たTSであり、そのTSあるいは別のTSあるいは複数
TSのヘッダ領域を用いてBSデジタル放送の限定受信
方式のマスター鍵kmで暗号化されたワーク鍵Kwの鍵
情報を含む個別情報(EMM)が多重化されてケーブル
テレビ伝送路に再送信される。このため、配布されるな
どして契約視聴者に渡されたICカード206からのマ
スター鍵Kmと個別情報(EMM)からKw鍵復号回路
207でワーク鍵Kwを得て、ワーク鍵Kwと共通情報
(ECM)からKs鍵復号回路208で復号されたスク
ランブル鍵Ksを得て、スクランブルされた映像や音声
データはデスクランブル回路204でデスクランブルさ
れ、限定受信方式による解読が可能となる。このように
本発明では、BSデジタル放送の有料放送事業者の限定
受信方式に係わる情報の一部である鍵情報を含む個別情
報をケーブルテレビの再送信設備で多重化して再送信す
るので、現在契約しているCATV局から他のCATV
局の施設に転居した視聴者は視聴ができなくなる。限定
受信方式が非契約で視聴ができない場合には、「契約が
されていません」などの表示などで視聴者に知らせるこ
とができ、CATV局への転居などの連絡が速やかにさ
れる可能性が高い。また、同方式で再送信している他の
CATV局の施設に転居した場合には、そのCATV局
との契約を結ぶことで、BSデジタル放送の有料放送事
業者の限定受信方式に係わる情報の一部である鍵情報を
含む個別情報を多重化個別契約情報として、契約が結ば
れたCATV局のケーブルテレビの再送信設備で多重化
して再送信することで視聴できる限定受信方式を実現で
きる。
【0048】以上のように、CATV事業者は、CAT
V経由でBSデジタル放送事業者のサービスを受ける有
料放送視聴者をサービスを提供しているCATV局ごと
に把握することができ、BSデジタル放送の再送信を行
うための設備投資がなるべく少ない限定受信方式を提供
可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態であるケーブルテレビの限
定受信方式の送信装置ならびにその受信装置の構成を示
すブロック図である。
【図2】本発明の一実施形態であるケーブルテレビの限
定受信方式の送信装置ならびにその受信装置の構成を示
すブロック図である。
【図3】本発明の一実施形態であるケーブルテレビの限
定受信方式の送信装置ならびにその受信装置の構成を示
すブロック図である。
【図4】BSデジタル放送をケーブルテレビで再送信す
るための複数TS方式による一フレーム構成例の図であ
る。
【図5】BSデジタル放送をケーブルテレビで再送信す
るための複数TS方式による一フレーム構成例の図であ
る。
【図6】BSデジタル放送の限定受信方式の送信装置の
構成を示すブロック図である。
【図7】BSデジタル放送の限定受信方式の受信装置の
構成を示すブロック図である。
【符号の説明】
10…衛星放送用アンテナ、100…送信装置、101
…CATV局用BSデジタル受信機、102…時分割多
重化装置、103a、103b…64QAM変調回路、
104…信号合成回路、105…CATV顧客契約情報
管理サーバ、111…デジタル復調/復号ならびにTS
分離回路、112…TMCC復号回路、121a、12
1b…TSMF生成回路、122a、122b…TS合
成回路、123…個別情報多重化回路、124…別TS
個別情報多重化回路、125…複数TSヘッダ個別契約
情報多重化回路、150…CATV伝送路、200…受
信装置、201…周波数多重分離回路、202…64Q
AM復調回路、203…TSMF復号/TS分離回路、
204…デスクランブル回路、205…TSパケット分
離回路、206…ICカード、207…Kw鍵復号回
路、208…Ks鍵復号回路、209…MPEGビデオ
デコーダ回路、210…オーディオデコーダ回路、21
1…映像音声表示器、213…TSMF復号/複数TS
個別契約情報分離回路、223…複数TSヘッダ個別契
約情報分離回路
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H04L 9/14 H04L 9/00 621A 9/36 641 H04N 5/44 685 7/167 H04N 7/167 Z (72)発明者 山下 智史 神奈川県横浜市戸塚区吉田町292番地 株 式会社日立製作所デジタルメディアシステ ム事業部内 (72)発明者 山田 徹 東京都千代田区神田駿河台四丁目6番地 株式会社日立製作所放送・通信システム推 進事業部内 Fターム(参考) 5C025 BA25 BA28 DA01 5C064 BA01 BB02 BC16 BC20 BD14 CA14 CB01 CC04 5J104 AA01 AA16 EA07 EA18 EA22 NA02 NA35 NA37 PA06 5K028 AA00 CC05 DD01 DD02 EE03 KK01 KK03 KK32 MM04 MM05 SS21

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数の鍵情報と前記鍵情報の少なくとも一
    つの鍵情報を暗号化した関連情報を多重化して伝送する
    限定受信方式を用いている衛星や地上などのデジタル放
    送をケーブルテレビに再送信するためにトランスポート
    ストリーム形式のデジタルデータを介して変調方式を変
    換するケーブルテレビ再送信装置において、前記トラン
    スポートストリーム形式のデジタルデータに前記限定受
    信方式の視聴者の契約情報に関連した鍵情報を含む個別
    情報を多重化個別契約情報として多重化する個別情報多
    重化手段を設け、受信装置において、前記多重化個別契
    約情報を分離するトランスポートストリームパケット分
    離手段を設けたことを特徴とするケーブルテレビの限定
    受信システム。
  2. 【請求項2】複数の鍵情報と前記鍵情報の少なくとも一
    つの鍵情報を暗号化した関連情報を多重化して伝送する
    限定受信方式を用いている衛星や地上などのデジタル放
    送をケーブルテレビに再送信するためにトランスポート
    ストリーム形式のデジタルデータを介して変調方式を変
    換するケーブルテレビ再送信装置において、前記トラン
    スポートストリーム形式のデジタルデータに前記限定受
    信方式の視聴者の契約情報に関連した鍵情報を含む個別
    情報を別トランスポートストリーム多重化個別契約情報
    として多重化する別トランスポートストリーム個別情報
    多重化手段を設け、受信装置において、前記別トランス
    ポートストリーム多重化個別契約情報を分離する複数ト
    ランスポートストリーム形式個別契約情報分離手段を設
    けることを特徴とするケーブルテレビの限定受信システ
    ム。
  3. 【請求項3】複数の鍵情報と前記鍵情報の少なくとも一
    つの鍵情報を暗号化した関連情報を多重化して伝送する
    限定受信方式を用いている衛星や地上などのデジタル放
    送をケーブルテレビに再送信するためにトランスポート
    ストリーム形式のデジタルデータを介して変調方式を変
    換するケーブルテレビ再送信装置において、前記トラン
    スポートストリーム形式のデジタルデータに前記限定受
    信方式の視聴者の契約情報に関連した鍵情報を含む個別
    情報をヘッダ多重化個別契約情報として多重化するトラ
    ンスポートストリームヘッダ個別契約情報多重化手段を
    設け、受信装置において、前記ヘッダ多重化個別契約情
    報を分離するトランスポートストリームヘッダ分離手段
    を設けたことを特徴とするケーブルテレビの限定受信シ
    ステム。
  4. 【請求項4】複数の鍵情報と前記鍵情報の少なくとも一
    つの鍵情報を暗号化した関連情報を多重化して伝送する
    限定受信方式を用いている衛星や地上などのデジタル放
    送をケーブルテレビに再送信するためにトランスポート
    ストリーム形式のデジタルデータを介して変調方式を変
    換する送信装置であって、前記トランスポートストリー
    ム形式のデジタルデータに前記限定受信方式の視聴者の
    契約情報に関連した鍵情報を含む個別情報を多重化個別
    契約情報として多重化する個別契約情報多重化手段を設
    けたことを特徴とするケーブルテレビの送信装置。
  5. 【請求項5】複数の鍵情報と前記鍵情報の少なくとも一
    つの鍵情報を暗号化した関連情報を多重化して伝送する
    限定受信方式を用いている衛星や地上などのデジタル放
    送をケーブルテレビに再送信するためにトランスポート
    ストリーム形式のデジタルデータを介して変調方式を変
    換する送信装置であって、前記トランスポートストリー
    ム形式のデジタルデータに前記限定受信方式の視聴者の
    契約情報に関連した鍵情報を含む個別情報を別トランス
    ポートストリーム多重化個別契約情報として多重化する
    別トランスポートストリーム個別情報多重化手段を設け
    たことを特徴とするケーブルテレビの送信装置。
  6. 【請求項6】複数の鍵情報と前記鍵情報の少なくとも一
    つの鍵情報を暗号化した関連情報を多重化して伝送する
    限定受信方式を用いている衛星や地上などのデジタル放
    送をケーブルテレビに再送信するためにトランスポート
    ストリーム形式のデジタルデータを介して変調方式を変
    換する送信装置であって、前記トランスポートストリー
    ム形式のデジタルデータに前記限定受信方式の視聴者の
    契約情報に関連した鍵情報を含む個別情報をヘッダ多重
    化個別契約情報として多重化するトランスポートストリ
    ームヘッダ個別契約情報多重化手段を設けたことを特徴
    とするケーブルテレビの送信装置。
  7. 【請求項7】複数の鍵情報と前記鍵情報の少なくとも一
    つの鍵情報を暗号化した関連情報を多重化して伝送する
    限定受信方式を用いている衛星や地上などのデジタル放
    送をケーブルテレビに再送信するためにトランスポート
    ストリーム形式のデジタルデータに前記限定受信方式の
    視聴者の契約情報に関連した鍵情報を含む個別情報を多
    重化個別契約情報として多重化して変調方式を変換して
    伝送された信号を受信する受信装置であって、受信され
    た信号内の前記多重化個別契約情報を分離するトランス
    ポートストリームパケット分離手段を設けたことを特徴
    とするケーブルテレビの受信装置。
  8. 【請求項8】複数の鍵情報と前記鍵情報の少なくとも一
    つの鍵情報を暗号化した関連情報を多重化して伝送する
    限定受信方式を用いている衛星や地上などのデジタル放
    送をケーブルテレビに再送信するためにトランスポート
    ストリーム形式のデジタルデータに前記限定受信方式の
    視聴者の契約情報に関連した鍵情報を含む個別情報を別
    トランスポートストリーム多重化個別契約情報として多
    重化して変調方式を変換して伝送された信号を受信する
    受信装置であって、受信された信号内の前記別トランス
    ポートストリーム多重化個別契約情報を分離する複数ト
    ランスポートストリーム形式個別契約情報分離手段を設
    けたことを特徴とするケーブルテレビの受信装置。
  9. 【請求項9】複数の鍵情報と前記鍵情報の少なくとも一
    つの鍵情報を暗号化した関連情報を多重化して伝送する
    限定受信方式を用いている衛星や地上などのデジタル放
    送をケーブルテレビに再送信するためにトランスポート
    ストリーム形式のデジタルデータに前記限定受信方式の
    視聴者の契約情報に関連した鍵情報を含む個別情報をヘ
    ッダ多重化個別契約情報として多重化して変調方式を変
    換して伝送された信号を受信する受信装置であって、受
    信された信号内の前記ヘッダ多重化個別契約情報を分離
    するトランスポートストリームヘッダ分離手段を設けた
    ことを特徴とするケーブルテレビの受信装置。
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