JP2001352126A - バースト伝送用光送信器 - Google Patents

バースト伝送用光送信器

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JP2001352126A
JP2001352126A JP2000171371A JP2000171371A JP2001352126A JP 2001352126 A JP2001352126 A JP 2001352126A JP 2000171371 A JP2000171371 A JP 2000171371A JP 2000171371 A JP2000171371 A JP 2000171371A JP 2001352126 A JP2001352126 A JP 2001352126A
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optical
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Tadamasa Matsuo
忠政 松尾
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NEC Engineering Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 周囲温度変動による光出力波形のデュ−ティ
比の劣化を防止する。 【解決手段】 発光素子21の光出力は受光素子22に
よりモニタされ、モニタ出力には抵抗器52,サ−ミス
タ53及び電圧制御型遅延回路54により周囲温度に応
じた遅延が付与される。この遅延が付与されたモニタ出
力は、比較器55、ボトムホ−ルド回路56を介してバ
イアス電流印加回路6に入力され、バイアス電流印加回
路6からは周囲温度に応じたバイアス電流が発光素子2
1に出力される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はバースト伝送用光送
信器に関し、特に時分割多元接続(TDMA:Time
Division Multiple Acces
s)等のバースト状のデータを送信する光送信器に関す
る。
【0002】
【従来の技術】図8は従来の光送信システムの一例の構
成図、図9は特開平9−266353号公報開示の光送
信システムの構成図、図10は特開平4−346526
号公報開示の光送信システムの構成図、図11は特開平
4−84479号公報開示の光送信システムの構成図、
図12及び図13は従来の光送信システムの動作の一例
を示す波形図である。
【0003】図8に示す1局の親局101に対して多数
の子局ユニット102(102−1〜102−x)が1
対x(xは正の整数)の光カプラ103を介して接続さ
れ、親局101及び子局ユニット102からの上下の各
信号は、夫々バースト光信号で同一の光波長を用いた一
芯双方向のシステムにおいて、図10に示す特開平4−
346526号公報(以下、文献1という)に開示され
た光送信器では、温度変動におけるLDモジュール10
5のI−L(電流対光出力)特性の変動に対応できず、
光出力が周囲温度変動に対して安定しない。
【0004】又、図11に示す特開平4−84479号
公報(以下、文献2という)に開示された光送信器で
は、周囲温度変動によるLDモジュール107のI−L
特性の変動に対応して光出力レベルを安定に出力するこ
とができ、バイアス電流を印加しているため、LDモジ
ュール107の発光遅延による影響を受けないため光出
力波形のデュ−ティ(Duty)比の変動も抑えられる
が、バイアス電流を定常的に流している。バイアス電流
を定常的に流すことは、1:x接続のシステムの場合、
文献16に開示されているようにシステム内で雑音信号
となり、システム内の消光比劣化を起こす。
【0005】図9に示す特開平9−266353号公報
(以下、文献3という)に開示された方式での光送信器
では、周囲温度変動によるLDモジュール109のI−
L特性の変動に対応して光出力レベルを安定に出力する
ことができる。しかし、バイアス電流を印加していない
ためLDモジュール109の発光遅延の影響を受け、光
出力波形のデュ−ティ比の変動が大きくなる。
【0006】LDモジュールは、時間t1で瞬時に立ち
上がる駆動電流を流した場合(図12(a)参照)、注
入キャリア密度nはバイアス状態Nbから時定数nで増
加し時間td経過後、しきい値注入キャリア密度Nth
に達する(図12(b)参照)。ここで、初めてレーザ
ー光が出始める。即ち、光子密度Nphの増加が始まる
(図12(c)参照)。上記時間tdが発光遅延とな
り、しきい値電流が大きければ大きいほど発光遅延が大
きくなり光出力波形のデュ−ティ比が劣化する。
【0007】次に、図13を参照して、I―L特性と
の場合について考える。I―L特性とのしきい値
電流はIth1,Ith2となっている。T1のデュ−
ティ比を持つ駆動電流(図13(M),(N))参照)
をI―L特性、夫々に流す。バイアス電流は加えな
い。
【0008】このような場合、光出力波形はI―L特性
の場合図13(P)が、I―L特性の場合図13
(Q)が出力される。そのときのデュ−ティ比は駆動電
流パルスのデュ−ティ比T1に対してT2、T3となり
T1>T2>T3となる。これは、図12にて説明した
しきい値電流による発光遅延の差である。又、周囲温度
変動においてもI−L特性が変わり、しきい値電流も変
化するため発光遅延の影響が現れる。
【0009】このような特性を持つLDモジュールを使
用する上記の光送信器では、バ一スト光伝送において周
囲温度による光出力レベルの安定性及び、光出力波形の
デュ−ティ比変動の両特性を満足するのが困難である。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】以上述べたように、従
来のバースト光伝送では周囲温度変動により光出力波形
のデュ−ティ比が劣化するという欠点があった。バース
ト光伝送の送信側のデュ−ティ比が劣化すると受信側で
のアイ開口率が劣化し、結果的に受信感度劣化につなが
るため、長距離を伝送することができなくなる。
【0011】そこで本発明の目的は、周囲温度変動によ
る光出力波形のデュ−ティ比の劣化及びバイアス電流に
よる消光比劣化を防止することが可能なバースト伝送用
光送信器を提供することにある。
【0012】なお、本発明と同様に、周囲温度変動によ
る光出力波形のデュ−ティ比の劣化を防止することを目
的とする技術が特開平9−307505号公報(以下、
文献4という)に開示されている。文献4開示の技術
は、伝送信号のデュ−ティを所定のデュ−ティに補正す
るためのデュ−ティ調整回路と、デュ−ティ調整回路に
接続されたフィ−ドバックループとを備えてなり、フィ
−ドバックループは高速デュ−ティ変動検出回路と、サ
ンプルホールド回路から構成されており、伝送信号をフ
ォトダイオ−ドでモニタした電流信号のデュ−ティ劣化
量を補正するためのデュ−ティ制御信号を生成するとと
もに、デュ−ティ制御信号をデュ−ティ調整回路に出力
してデュ−ティ補正を実行する、というものである。
【0013】これに対し、本発明は文献4開示の技術と
全く異なる構成のバースト伝送用光送信器を提供する。
さらに、本発明は文献4で開示されていないバイアス電
流による消光比劣化を防止する構成をも提供する。
【0014】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
に本発明は、光送信モジュールと、前記光送信モジュー
ルに駆動電流を供給する駆動電流供給手段と、前記光送
信モジュールにバイアス電流を供給するバイアス電流供
給手段とを含むバースト伝送用光送信器であって、前記
光送信モジュールの光出力をモニタするモニタ手段と、
前記モニタ手段にてモニタした光出力レベル及び周囲温
度に応じて前記バイアス電流供給手段を制御するバイア
ス電流制御手段とを含むことを特徴とする。
【0015】又、本発明による他の発明は、前記駆動電
流供給手段、前記駆動電流制御手段、前記バイアス電流
供給手段及び前記バイアス電流制御手段は入力データ信
号が存在するときのみ電流供給及び電流制御を行うよう
構成されることを特徴とする。
【0016】本発明によれば、モニタした光出力レベル
及び周囲温度に応じて光送信モジュールに供給するバイ
アス電流を制御するため、周囲温度変動による光出力波
形のデュ−ティ比の劣化を防止することが可能となる。
【0017】又、本発明による他の発明によれば、入力
データ信号が存在するときのみ各手段が作動するため、
バイアス電流による消光比劣化を防止することが可能と
なる。
【0018】
【発明の実施の形態】まず、本発明の概要について説明
する。図1を参照すると、LD駆動回路1にデータ(D
ATA)信号7、クロック(CLOCK)信号8、制御
信号9が入力される。制御信号9はバイアス電流調整回
路5、バイアス電流印加回路6、駆動電流調整回路3に
も入力される。制御信号9は、データ信号7が入力され
た場合のみ各回路を動作させる。駆動電流調整回路3は
初期設定された駆動電流を流し、駆動電流によりLDモ
ジュール2内の発光素子21が発光し送出する。発光素
子21をモニタしている受光素子22は受光した光を電
気変換し、電流電圧変換回路4に入力する。そして、電
流電圧変換回路4の出力は、駆動電流回路3、バイアス
電流調整回路5に入カされる。駆動電流調整回路3は電
流電圧変換回路4の情報を元に駆動電流を調整する。
【0019】又、電流電圧変換回路4からの信号を入力
したバイアス電流調整回路5は、バイアス電流印加回路
6を通して、周囲温度変動に対してバイアス電流を調整
しLDモジュール2にバイアス電流を流す。このように
バイアス電流を調整することで、しきい値の大きさによ
るLDモジュール2の発光遅延による影響を抑え,LD
モジュール2の光出力波形のデュ−ティ比劣化を起こさ
ない。
【0020】以下、本発明の実施の形態について添付図
面を参照しながら説明する。まず、第1の実施の形態に
ついて説明する。図1は本発明に係るバースト伝送用光
送信器の第1の実施の形態の構成図である。同図を参照
すると、バースト伝送用光送信器は電気−光変換を行う
発光素子21と発光素子21の光出力をモニタし光−電
気変換を行う受光素子22とで構成されたLDモジュー
ル2と、LDモジュール2を駆動するLD駆動回路1
と、LD駆動回路1を動作させるために必要な入力信号
であるデータ信号7及びクロック信号8と、データ信号
7が入力している場合のみLD駆動回路1を動作させる
制御信号9と、受光素子22の出力を電流−電圧変換す
る電流電圧変換回路4と、その電流電圧変換回路4から
の出力によりLDモジュール2に流す駆動電流を変化さ
せる駆動電流調整回路3と、上記電流電圧変換回路4の
出力からLDモジュール2に流すしきい値を決めるバイ
アス電流調整回路5と、バイアス電流を流すバイアス電
流印加回路6とから構成されている。
【0021】さらに、電流電圧変換回路4は増幅器41
と、増幅器41の入力端子と出力端子間に接続された抵
抗器42とから構成されている。
【0022】又、バイアス電流調整回路5は、電流電圧
変換回路4からの出力を周囲温度によって抵抗値が変化
するサーミスタ53とサーミスタ53と直列に接続され
た抵抗器52との電圧の変化により遅延量を変化させる
電圧制御型遅延回路54と、電圧源51と、電圧制御型
遅延回路54の出力を負極側に、電圧源51を正極側に
入力し、その入力を比較し出力する比較器55と、比較
器55の出力のボトム値を保持するボトムホールド回路
56とから構成されている。この電圧制御型遅延回路5
4は公知の遅延回路であり、具体的に説明すると、入力
される電圧(本実施例では、サーミスタ53と抵抗器5
2の接続点における電圧)に応じて、電圧制御型遅延回
路54からの入力信号の立上がりもしくは立下がりタイ
ミングを遅延させるものである。
【0023】次に、バイアス電流印加回路6の構成につ
いて説明する。図2はバイアス電流可変回路6の一例の
構成図である。同図を参照すると、バイアス電流可変回
路6は制御信号9(信号A)を入力とし、ボトムホール
ド回路56の出力(信号B)によりオン/オフ(ON/
OFF)されるトランジスタ61と、トランジスタ61
の出力を蓄電するためのコンデンサ62と、制御信号9
を反転させるインバータ65と、インバータ65の出力
がそのベースに入力され、バイアス電流印加回路6のオ
ン/オフを行うトランジスタ63と、コンデンサ62の
出力電圧を電流に変換する電圧電流変換回路64とから
構成されている。
【0024】次に、バースト伝送用光送信器の動作を図
5を参照しながら説明する。図5はバースト伝送用光送
信器の動作を示すタイミングチャートである。同図を参
照すると、本光送信器は、LD駆動回路1にバースト状
のデータ信号(DATA信号)7(図5のa参照)と、
連続クロック信号(CLOCK信号)8(図5のb参
照)と、制御信号9(図5のc参照)とが入力される。
又、制御信号9は、バイアス電流(換言すると、しきい
値電流)調整回路5と、駆動電流調整回路3にも入力さ
れる。
【0025】駆動電流調整回路3は、制御信号9が入力
されると、初期設定された駆動電流によりLDモジュー
ル2内の発光素子21を発光させる。そして、発光した
発光素子21を受光素子22がモ二夕し光電気変換す
る。光電気変換された信号は、電流電圧変換回路4によ
り電圧変換される(図5のd参照)。そのとき、電流電
圧変換回路4出力は回路遅延とLDモジュール2の発光
遅延分遅れて出力される。
【0026】電流電圧変換回路4の出力は分岐されその
一方は、駆動電流調整回路3に入力され、電流電圧変換
回路4の出力値により駆動電流を可変させる。電流電圧
変換回路4からのもう一方の出力は、バイアス電流調整
回路5に入力され、バイアス電流を決め、バイアス電流
印加回路6でバイアス電流をLDモジュール2に流し、
LDモジュール2の発光遅延によるデュ−ティ比劣化を
補正する。
【0027】ここで、バイアス電流調整回路5について
説明する。電流電圧変換回路4の出力(図5d参照)
は、周囲温度により抵抗値が変化するサーミスタ53と
抵抗52によって分圧された電圧値によって遅延量の制
御を行う電圧制御型遅延回路54に入力される(図5の
e参照)。
【0028】電圧制御型遅延回路54からの出力は比較
器55の負極に入力される。比較器55の正極側には、
定電圧源51が入力されており、電圧制御型遅延回路5
4の出力を反転させて出力する(図5のf参照)。
【0029】比較器55から出力された信号(図5のf
参照)はボトムホールド回路56に入力され、ボトムホ
ールド回路56は信号のボトム値(底値)を検出し出力
する(図5のg参照;以下、信号Bという)。
【0030】信号Bは、バイアス電流印加回路6に入力
され周囲温度に対応したバイアス電流(図5のh参照)
をLDモジュール2に流す。
【0031】一方、バイアス電流と駆動電流が加算され
た電流値(図5のi参照)がLDモジュール2に印可さ
れ、LDモジュール2は、バイアス電流により発光遅延
の影響が抑えられ2ビット目以降のデュ−ティ比を補正
して出力する(図5のj参照)。なお、1ビット目は、
バイアス電流が設定電流値まで上がりきっていないため
発光遅延による影響が多少残る。
【0032】又、バイアス電流(図5のh参照)は制御
信号9が低レベル(LOW)になるとバイアス電流印加
回路6をオフ(OFF)にするため、システム内の消光
比劣化を抑えることができる。
【0033】ここで、バイアス電流と駆動電流の加算に
ついて図7を用いて説明する。図7は本発明に係るバー
スト伝送用光送信器の駆動電流対光出力レベル(I―
L)特性図である。同図を参照すると、二つのI−L特
性の異なったしきい値電流Ith1,Ith2を持つL
Dモジュール、について、駆動電流調整回路3から
は、時間T1のデュ−ティ比を持った駆動電流(図7の
H及びI参照)をLDモジュール、に流す。同様に
バイアス電流調整回路5は、各LDモジュールのしきい
値に対応したバイアス電流(図7のJ及びK参照)をL
Dモジュールに流す。
【0034】LDモジュールの場合には、駆動電流
(図7のH参照)とバイアス電流(図7のJ参照)と
が、LDモジユールの場合には、駆動電流(図7のI
参照)とバイアス電流(図7のK参照)とが加算され
る。以上のように、駆動電流とバイアス電流が加算され
LDモジュール2に流れる。LDモジユール2は、
ともに同じデュ−ティ比T1の光出力波形(図7のL参
照)を出力する。
【0035】次に、バイアス電流印加回路6の動作につ
いて図2を参照しながら説明する。バイアス電流印加回
路6に制御信号9(以下、信号Aという)が入力される
と、ボトムホールド回路56からの信号B(高レベル)
が入力され、トランジスタ61がオンになる。そして、
信号Aはトランジスタ61を通過しコンデンサ62に蓄
積される。次に、信号Bが電圧制御型遅延回路54によ
り与えられた遅延時間分だけ遅れて低レベル(LOW)
になると、トランジスタ61がオフになりコンデンサ6
2に蓄積されていた電圧値が電圧電流変換回路64(例
えば、エミッタフォロア等)に入力される。このコンデ
ンサ62からの電圧を入力した電圧電流変換回路64は
電圧を電流に変換しLDモジュール2のバイアス電流と
なる。
【0036】又、信号Aはインバータ65で反転しトラ
ンジスタ63のベース側に入力される。トランジスタ6
3は、信号Aが高レベル(HIGH)の時にオフとな
り、このときコンデンサ62に蓄積された電圧が電圧電
流変換回路64に送られる。一方、トランジスタ63
は、信号Aが低レベル(LOW)の時にオンとなり、こ
のときコンデンサ62に蓄積された電圧はキャンセルさ
れ電圧電流変換回路64に送られない。
【0037】以上のようにバイアス電流印加回路6はデ
ータ信号7が入力されているとき以外はバイアス電流を
流さないためシステム内の消光比を劣化することがな
い。
【0038】次に、第2の実施の形態について説明す
る。図3は第2の実施の形態の構成図である。なお、第
1の実施の形態と同様の構成部分(図1参照)について
は同一番号を付し、その説明を省略する。第2の実施の
形態の構成が第1の実施の形態のそれと異なる点は、新
たに逓倍回路10を追加し、クロック信号8の周波数を
この逓倍回路10で逓倍し、その逓倍したクロック信号
をバイアス電流印加回路16に入力した点と、バイアス
電流印加回路の構成を変えたことである。そのため、バ
イアス電流印加回路の番号を6から16に変更してい
る。
【0039】次に、バイアス電流印加回路16の構成に
ついて説明する。図4はバイアス電流印加回路16の構
成図である。同図を参照すると、バイアス電流印加回路
16は信号A(制御信号9)及び信号D(逓倍回路10
の出力信号)が入力されると動作を開始するアップカウ
ンタ66と、このアップカウン夕66の出力が入力さ
れ、カウンタの値に予め書き込まれた電圧値を出力する
可変電圧出力回路67と、ボトムホールド回路56の信
号により可変電圧出力回路67の出力を固定するホール
ド回路68と、制御信号9が高レベル(HIGH)の時
にだけオン(ON)となる切替えスイッチ69と、ホー
ルド回路68の出力をバイアス電流に変換する電圧電流
変換回路610とから構成されている。
【0040】次に、バイアス電流印加回路16の動作に
ついて説明する。図6はバイアス電流印加回路16の動
作を示すタイミングチャートである。信号Aがアップカ
ウンタ66、可変電圧出力回路67、切替えスイッチ6
9の各々に入力され、信号Dがアップカウンタ66に入
力されている。
【0041】同図を参照すると、アップカウンタ66に
信号A(図6のk参照)及び信号D(図6のm参照)が
入力されると、アップカウンタ66は0,1,2,…・
n´−1,n´,n´+1(n´は正の整数)とカウン
トを開始し出力する(図6のq参照)。可変電圧出力回
路67はアップカウンタ66の値が入力されると可変電
圧出力器67の内部で読出し専用メモリ(ROM)71
に入力され,ROM17の出力をD/A変換器72にて
デジタル値からアナログ値に変換し、アップカウンタ6
6の値に応じV0,V1,V2…Vn−1,Vn,Vn
+1と予め読み込まれた電圧を出力する(図6のs参
照)。
【0042】即ち、読出し専用メモリ(ROM)71に
は、入力されるカウント値に対応した電圧値が予め書込
まれており、入力されるカウント値に対する電圧値が読
出し専用メモリ(ROM)71から読み出されるよう構
成されている。
【0043】信号B(図6のp参照)はホールド回路6
8に入力され、信号Bが電圧制御型遅延回路54により
与えられた遅延時間分だけ遅れて低レベル(LOW)に
なると、ホールド回路68は信号Bが低レベルになった
時の可変電圧出力器67の電圧値Vnを保持して切り替
えスイッチ69を通して電圧電流変換回路610に入力
される(図6のu参照)。ホールド回路68から入力さ
れた電圧値は電圧電流変換回路610によって電流変換
され、出力される(図6のv参照)。
【0044】
【発明の効果】本発明によれば、光送信モジュールと、
前記光送信モジュールに駆動電流を供給する駆動電流供
給手段と、前記光送信モジュールにバイアス電流を供給
するバイアス電流供給手段とを含むバースト伝送用光送
信器であって、前記光送信モジュールの光出力をモニタ
するモニタ手段と、前記モニタ手段にてモニタした光出
力レベル及び周囲温度に応じて前記バイアス電流供給手
段を制御するバイアス電流制御手段とを含むため、周囲
温度変動による光出力波形のデュ−ティ比の劣化を防止
することが可能となる。
【0045】又、本発明による他の発明によれば、前記
駆動電流供給手段、前記駆動電流制御手段、前記バイア
ス電流供給手段及び前記バイアス電流制御手段は入力デ
ータ信号が存在するときのみ電流供給及び電流制御を行
うよう構成されるため、バイアス電流による消光比劣化
を防止することが可能となる。
【0046】具体的には、第一の効果は、LDモジュー
ルのしきい値に関係なくLDモジュールの発光遅延を抑
え、光出力のデュ−ティ比を抑えることである。この効
果が得られる理由は、バイアス電流を流すことでLDの
発光遅延を小さくできるからである。
【0047】第二の効果は、LDモジュールの温度変動
によるしきい値変動に対しても光出力のデュ−ティ比を
抑えることである。この効果が得られる理由は、温度変
動に対応したバイアス電流を流すことができるからであ
る。
【0048】第三の効果は、バイアス電流によるバース
ト光伝送システムの消光比劣化を軽減できることであ
る。この効果が得られる理由は、データ信号が入力され
たときのみLDモジュールにバイアス電流を流すことが
できるからである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るバースト伝送用光送信器の第1の
実施の形態の構成図である。
【図2】バイアス電流可変回路6の一例の構成図であ
る。
【図3】第2の実施の形態の構成図である。
【図4】バイアス電流印加回路16の構成図である。
【図5】バースト伝送用光送信器の動作を示すタイミン
グチャートである。
【図6】バイアス電流印加回路16の動作を示すタイミ
ングチャートである。
【図7】本発明に係るバースト伝送用光送信器の駆動電
流対光出力レベル(I―L)特性図である。
【図8】従来の光送信システムの一例の構成図である。
【図9】特開平9−266353号公報開示の光送信シ
ステムの構成図である。
【図10】特開平4−346526号公報開示の光送信
システムの構成図である。
【図11】特開平4−84479号公報開示の光送信シ
ステムの構成図である。
【図12】従来の光送信システムの動作の一例を示す波
形図である。
【図13】従来の光送信システムの動作の一例を示す波
形図である。
【符号の説明】
1 LD駆動回路 2 LDモジュール 3 駆動電流調整回路 4 電流電圧変換回路 5 バイアス電流調整回路 6,16 バイアス電流印加回路 10 逓倍回路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H04B 10/14 10/04 10/06

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光送信モジュールと、前記光送信モジュ
    ールに駆動電流を供給する駆動電流供給手段と、前記光
    送信モジュールにバイアス電流を供給するバイアス電流
    供給手段とを含むバースト伝送用光送信器であって、 前記光送信モジュールの光出力をモニタするモニタ手段
    と、前記モニタ手段にてモニタした光出力レベル及び周
    囲温度に応じて前記バイアス電流供給手段を制御するバ
    イアス電流制御手段とを含むことを特徴とするバースト
    伝送用光送信器。
  2. 【請求項2】 前記モニタ手段にてモニタした光出力レ
    ベルに応じて前記駆動電流供給手段を制御する駆動電流
    制御手段を含むことを特徴とする請求項1記載のバース
    ト伝送用光送信器。
  3. 【請求項3】 前記バイアス電流制御手段は前記モニタ
    手段にてモニタした光出力を周囲温度に応じて遅延させ
    て出力する遅延手段と、前記遅延手段の出力を基準値と
    比較する比較手段と、前記比較手段での比較結果信号を
    所定信号に変換する信号変換手段とを含むことを特徴と
    する請求項1又は2記載のバースト伝送用光送信器。
  4. 【請求項4】 前記バイアス電流供給手段は前記バイア
    ス電流制御手段からの制御信号に応じて一定のバイアス
    電流を出力することを特徴とする請求項1乃至3いずれ
    かに記載のバースト伝送用光送信器。
  5. 【請求項5】 前記バイアス電流供給手段は前記バイア
    ス電流制御手段からの制御信号に応じて所定電荷を充放
    電する充放電手段と、前記充放電手段の出力を前記光送
    信モジュールに供給し得る信号に変換する信号変換手段
    とを含むことを特徴とする請求項1乃至4いずれかに記
    載のバースト伝送用光送信器。
  6. 【請求項6】 前記バイアス電流供給手段は所定クロッ
    クを計数する計数手段と、前記計数手段での計数値に応
    じた電圧を出力する可変電圧出力手段と、前記バイアス
    電流制御手段からの制御信号に応じて前記可変電圧出力
    手段から出力される電圧のうちの所定値を保持する電圧
    保持手段と、前記電圧保持手段の出力を前記光送信モジ
    ュールに供給し得る信号に変換する信号変換手段とを含
    むことを特徴とする請求項1乃至4いずれかに記載のバ
    ースト伝送用光送信器。
  7. 【請求項7】 前記駆動電流供給手段、前記駆動電流制
    御手段、前記バイアス電流供給手段及び前記バイアス電
    流制御手段は入力データ信号が存在するときのみ電流供
    給及び電流制御を行うよう構成されることを特徴とする
    請求項1乃至6いずれかに記載のバースト伝送用光送信
    器。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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