JP2001351870A - 基板処理装置 - Google Patents

基板処理装置

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JP2001351870A
JP2001351870A JP2000174330A JP2000174330A JP2001351870A JP 2001351870 A JP2001351870 A JP 2001351870A JP 2000174330 A JP2000174330 A JP 2000174330A JP 2000174330 A JP2000174330 A JP 2000174330A JP 2001351870 A JP2001351870 A JP 2001351870A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 装置全体をコンパクトにすることができると
共に、基板と各構成部分や真空排気部との位置関係の最
適化を図った基板処理装置を提供する。 【解決手段】 真空ポンプ2により容器1の内部を減圧
し、容器1の内部に導入された基板Wを低圧下で処理す
る基板処理装置において、真空ポンプ2を容器1に隣接
して配置し、真空ポンプ2の容器側に形成される吸込口
3を閉塞可能なバルブ体4を容器1の内部に設けた。バ
ルブ体4は、基板を保持する機能、基板を回転させる機
能、基板の温度を調節する機能、容器1内にガスを導入
する機能の少なくとも1つの機能を併せ持つ。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、半導体基板などの
基板の処理を行う基板処理装置、特に真空ポンプにより
容器の内部を減圧し、該容器内で半導体基板の薄膜形成
や研磨などの処理を行う基板処理装置に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】一般に、大気圧よりも低い圧力下(以
下、真空という)で基板の処理を行う場合には、真空ポ
ンプにより減圧された真空容器内に基板を導入し、この
真空容器内で基板表面の薄膜形成やめっき処理、研磨加
工などの基板の処理が行われる。例えば、基板表面の薄
膜形成方法として、スパッタリングやイオンプレーティ
ング等の物理的気相法(PVD)、真空蒸着や低圧下に
おける熱反応やプラズマ励起などによる化学的気相法
(CVD)などが行われる。また薄膜形成の他にも、ド
ライエッチングによる表面加工や露光・描画処理、レジ
スト処理、洗浄・乾燥処理、熱処理、イオン注入処理、
検査・測定処理など、低圧下で種々の基板処理が行われ
ている。
【0003】ここで、従来の基板処理装置の全体構成の
一例を図7に示す。図7は、CVD法によって、チタン
酸バリウム/ストロンチウム等の高誘電体又は強誘電体
薄膜を形成するための成膜装置を示すものである。この
基板処理装置(成膜装置)においては、図7に示すよう
に、液体原料を気化させる気化器(ガス発生装置)10
0の後流側に気密な真空容器(成膜室)110が設けら
れ、成膜室110に設けられた吸込口111の後流側に
開閉弁112と圧力調整弁113とが設けられている。
更に、その後流側に、真空ポンプとしてのターボ分子ポ
ンプ120及び粗引ポンプ120aが配置されている。
成膜室110内には、基板Wを保持する基板保持部(サ
セプタ)114と、成膜室110の頂部より基板Wに向
けて成膜ガスを噴射するガス導入部としてのガス噴射ヘ
ッド(シャワーヘッド)115とが設けられており、成
膜室110には、酸素等の酸化ガスを供給する酸化ガス
配管130が接続されている。
【0004】このような基板処理装置においては、ま
ず、ロボットハンド等を用いて処理基板Wを基板保持部
114に載せ、真空ポンプ120,120aによって成
膜室110内を真空引きする。次に、基板保持部114
に連結された図示しない昇降機構を駆動させ、基板保持
部114を成膜位置まで上昇させる。そして、図示しな
い温度調節機構により基板Wを所定温度に維持しつつガ
ス噴射ヘッド115のノズル穴から原料ガスと酸化ガス
との混合ガスを基板Wに向けて噴射する。噴射された原
料ガスと反応ガスは、基板W上で反応して成膜し、反応
済みガスは吸込口111から真空ポンプ120,120
aによって排気される。なお、回転機構により基板保持
部114上の基板Wを回転させて成膜処理を行う場合も
ある。
【0005】ここで、成膜室110内の圧力の制御は、
吸込口111に連結された開閉弁112及び圧力調整弁
113の開度と、ガス噴射ヘッド115から噴射するガ
スの量とを調節することにより行われる。また、真空ポ
ンプ120,120aを交換する場合には、開閉弁11
2を閉めて成膜室110内の真空封止が行われ、また、
複数の真空ポンプ120,120aが配置される場合に
は、運転しない真空ポンプ120,120aの開閉弁1
12が閉められる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら従来の基
板処理装置においては、ターボ分子ポンプなどの真空ポ
ンプ(真空排気部)、容器内の圧力を調節するための開
閉弁及び圧力調整弁、基板を保持する基板保持台などが
それぞれ別々に構成されていたため、各部分の配置スペ
ースにより装置全体や真空容器が大きくなってしまうと
いう問題点があった。
【0007】また、基板と各構成部分(特にガス導入
部)や真空排気部との位置関係は、良好な基板加工を行
う上で適切な位置関係となるようにする必要がある。特
に、ガス導入部から導入されるガスが基板全体に均一に
散布されるような位置関係とするのが好ましい。
【0008】本発明は、このような従来技術の問題点に
鑑みてなされたもので、装置全体をコンパクトにするこ
とができると共に、基板と各構成部分や真空排気部との
位置関係の最適化を図った基板処理装置を提供すること
を目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】このような従来技術にお
ける問題点を解決するために、請求項1に記載の本発明
は、真空ポンプにより容器の内部を減圧し、上記容器の
内部に導入された基板を低圧下で処理する基板処理装置
において、上記真空ポンプを上記容器に隣接して配置
し、上記真空ポンプの上記容器側に形成される吸込口を
閉塞可能なバルブ体を上記容器の内部に設けたことを特
徴とする。好ましくは、上記バルブ体が上下動により真
空ポンプの吸込口を開閉する。より好ましくは、真空ポ
ンプと上記バルブ体とを一体構造とする。このバルブ体
は、真空ポンプ内又は真空ポンプ外の駆動源に接続さ
れ、駆動される。
【0010】このような低圧下で基板の処理が行われる
容器の内部を減圧する真空ポンプとして、中空状のロー
タの内部に支持軸を挿通し、上記容器側に形成される吸
込口を閉塞可能なバルブ体を上記支持軸に連結し、上記
支持軸を上下に昇降させる昇降機構を設けたものが考え
られる。
【0011】また、請求項2に記載の本発明は、バルブ
の開度及び/又はガス導入量により上記容器の内部の圧
力を制御し、該容器の内部に導入された基板を低圧下で
処理する基板処理装置において、上記バルブが基板を保
持する機能を併せ持つことを特徴とする。
【0012】更に、請求項3に記載の本発明は、上記バ
ルブが基板を回転させる機能を併せ持つことを特徴とす
る。
【0013】また、請求項4に記載の本発明は、上記バ
ルブが基板の温度を調節する機能を併せ持つことを特徴
とする。
【0014】更に、請求項5に記載の本発明は、上記バ
ルブが、上記容器内にガスを導入する機能を併せ持つこ
とを特徴とする。
【0015】このような構成により、容器の内部の圧力
を制御するバルブ機構を容器の内部に配置することがで
き、基板の保持、基板の回転、容器内や基板の温度の調
節、容器内へのガスの導入などの諸機能をこのバルブ機
構に付加することができるので、装置全体をコンパクト
にすることができる。また、従来は、これらの諸機能を
別々の構成部分により構成していたが、上述した構成に
より、これらの構成部分の取付部や支持部を簡素化し又
はなくすことができるので、真空ポンプによる排気や導
入されるガスの流れに対して障害になるものを減少させ
又はなくすことができる。従って、基板に対して均一又
は軸対象なガスの流れを実現でき、良好な基板処理が可
能となる。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る基板処理装置
の第1の実施形態について図1を参照して詳細に説明す
る。なお、以下では、基板処理装置として、CVD法に
よる成膜装置を用いた例について説明するが、これに限
られず、あらゆる基板処理装置に本発明を適用すること
ができる。図1は、本実施形態に係る基板処理装置の全
体構成を示す図である。図1及び後述する図2乃至図5
においては、基板処理装置の成膜室及びその後流の部分
のみを示す。
【0017】図1に示すように、成膜室(真空容器)1
の下流にはターボ分子ポンプ2が隣接して配置されてお
り、更にその下流に粗引ポンプ2aが設けられている。
ターボ分子ポンプ2と成膜室1とは、ターボ分子ポンプ
2の成膜室1側に形成された吸込口3を介して連絡され
ており、吸込口3の上方には、この吸込口3を塞ぐこと
ができる円板状のバルブ体4が配置されている。
【0018】バルブ体4は、基板Wを保持する基板保持
部5と一体となっており、その外周部において支持棒6
により支持されている。この支持棒6は成膜室1の下方
に配置された昇降装置7に連結されており、昇降装置7
を駆動することによりバルブ体4及びこのバルブ体4と
一体になった基板保持部5を上下に昇降させることがで
きる。基板保持部5の上面に配置される基板Wの成膜を
行う際には、昇降装置7により基板保持部5を所定の成
膜位置まで上昇させ、成膜室1の頂部に設けられたガス
噴射ヘッド8から基板Wに向けて成膜ガスを噴射し、基
板保持部5上の基板Wの成膜処理を行う。この状態で
は、バルブ体4は吸込口3から上方に離れた位置にあ
り、吸込口3は開口した状態となるので、ターボ分子ポ
ンプ2及び粗引ポンプ2aによって成膜室1内の排気を
行うことができる。
【0019】一方、成膜室1内の真空封止が必要となっ
た場合には、昇降装置7によりバルブ体4を最下点、す
なわち、吸込口3を塞ぐ位置まで下降させる。これによ
り、上記吸込口3がバルブ体4によって塞がれるので、
成膜室1内の真空封止が可能となる。なお、図1に示す
ように、バルブ体4の吸込口3側の面にはOリング41
が設けられており、このOリング41によって成膜室1
とターボ分子ポンプ2とがシールされる。
【0020】このように、本実施形態の基板処理装置で
は、真空ポンプ2の吸込口3を閉塞可能なバルブ体4
と、基板Wを保持する基板保持部5とを一体化すること
ができるので、同じ機能を持った従来の基板処理装置
(図7参照)よりも装置全体をコンパクトに構成するこ
とができると共に、基板Wに対する均一なガスの散布が
可能となる。
【0021】次に、本発明に係る基板処理装置の第2の
実施形態について図2を参照して詳細に説明する。な
お、特に説明しない部分については、上記第1の実施形
態と同様である。図2は、本実施形態に係る基板処理装
置の全体構成を示す図である。
【0022】図2に示すように、バルブ体4は、その外
周部において支持棒6によって回転可能に把持されてお
り、歯車やベルトなどの動力伝達機構又は磁石等を用い
た非接触式の動力伝達機構を介して外部の駆動源から伝
達される動力によって回転する。これにより、バルブ体
4と一体となった基板保持部5を回転させながら、その
上に置かれた基板Wの成膜処理を行うことができる。な
お、図2では、モータ10の軸に取り付けられた歯車1
1によって動力がバルブ体4に伝達されており、この歯
車11は、バルブ体4が成膜位置に上昇したときに基板
保持部5に動力を伝達するようになっている。
【0023】このように、本実施形態の基板処理装置で
は、バルブ体4と基板Wを保持する基板保持部5とを一
体化し、更に、基板を回転させることもできるので、同
じ機能を持った従来の基板処理装置よりも装置全体をコ
ンパクトに構成することができると共に、基板Wに対す
るより一層均一なガスの散布が可能となる。
【0024】次に、本発明に係る基板処理装置の第3の
実施形態について図3を参照して詳細に説明する。な
お、特に説明しない部分については、上記第1の実施形
態と同様である。図3は、本実施形態に係る基板処理装
置の全体構成を示す図である。
【0025】図3に示すように、本実施形態の基板保持
部には基板Wを加熱するためのヒータ12が設けられ、
このヒータ12は支持棒6上の電線13を介して温度調
節装置14に接続されている。温度調節装置14は、所
定位置に取り付けられた基板温度センサ(図示せず)の
検出値に基づいてヒータ12への電力を調整し、基板W
の温度を一定に維持することができる。
【0026】このように、本実施形態の基板処理装置で
は、バルブ体4と基板Wを保持する基板保持部5とを一
体化し、更に、温度を調節することもできるので、同じ
機能を持った従来の基板処理装置よりも装置全体をコン
パクトに構成することができると共に、基板Wに対する
均一なガスの散布と特定温度での基板Wの処理とが可能
となる。
【0027】次に、本発明に係る基板処理装置の第4の
実施形態について図4を参照して詳細に説明する。な
お、特に説明しない部分については、上記第1の実施形
態と同様である。図4は、本実施形態に係る基板処理装
置の全体構成を示す図である。
【0028】図4に示すように、本実施形態におけるバ
ルブ体4は、上方に成膜ガスを噴射するガス噴射ヘッド
8と一体となっており、このガス噴射ヘッド8の上方に
基板保持部5が配置されている。この基板保持部5は下
向きに基板Wを保持し、バルブ体4上のガス噴射ヘッド
8から噴射される成膜ガスによって基板Wの成膜処理が
行われる。なお、成膜ガスは図示しないガス経路を介し
てガス噴射ヘッド8に導入される。
【0029】図4に示すように、バルブ体4及び基板保
持部5は、支持棒6を介して昇降装置7に連結されてお
り、バルブ体4及びこのバルブ体4の上に配置されたガ
ス噴射ヘッド8と基板保持部5は、昇降装置7の駆動に
より一体となって上下に昇降する。この場合において、
吸込口3を塞ぐことができるようにバルブ体4を上下動
させることができれば、必ずしもバルブ体4と基板保持
部5とを一体に昇降させる必要はなく、ガス噴射ヘッド
8と基板保持部5とを相対的に移動させるようにしても
よい。
【0030】このように、本実施形態の基板処理装置で
は、バルブ体4とガス噴射ヘッド8及び基板Wを保持す
る基板保持部5とを一体化することができるので、同じ
機能を持った従来の基板処理装置よりも装置全体をコン
パクトに構成することができる。また、バルブ体4の開
度に関係なく、基板Wとガス噴射ヘッド8との位置関係
を最適に保つことができるので、良好なガスの散布によ
る基板Wの処理が可能となる。
【0031】次に、本発明に係る基板処理装置の第5の
実施形態について図5及び図6を参照して詳細に説明す
る。なお、特に説明しない部分については、上記第1の
実施形態と同様である。図5は、本実施形態に係る基板
処理装置の全体構成を示す図、図6は、図5に示すター
ボ分子ポンプ2の縦断面図である。
【0032】図5に示すように、本実施形態において
は、ターボ分子ポンプ2とバルブ体4とが一体となって
いる。以下、このターボ分子ポンプ2の詳細を説明す
る。図6に示すように、ターボ分子ポンプ2は、筒状の
ポンプケーシング50の内部に、ロータ(回転部)Rと
ステータ(固定部)Sにより翼排気部L1及び溝排気部
L2が構成されている。ポンプケーシング50の下部は
基部51によって覆われ、これには排気ポート51aが
設けられている。ポンプケーシング50の上部には成膜
室1に接続されるフランジ52が設けられており、この
フランジ52には開口が設けられ吸込口3が形成されて
いる。ステータSは、基部51の中央に立設された固定
筒状部53と、翼排気部L1及び溝排気部L2の固定側
部分とから主に構成されている。
【0033】ロータRは、固定筒状部53の内部に挿入
された中空軸60と、それに取り付けられた回転筒状部
61とから構成されている。中空軸60と固定筒状部5
3の間には駆動用モータ54と、その上下に上部ラジア
ル軸受62及び下部ラジアル軸受63が設けられてい
る。そして、中空軸60の下部には、中空軸60の下端
のターゲットディスク64aと、ステータS側の上下の
電磁石64bを有するアキシャル軸受64が配置されて
いる。このような構成によって、ロータRが5軸の能動
制御を受けながら高速回転するようになっている。
【0034】回転筒状部61の上部外周には、回転翼6
5が一体に設けられて羽根車を構成し、ポンプケーシン
グ50の内面には、回転翼65と交互に配置される固定
翼55が設けられ、これらが、高速回転する回転翼65
と静止している固定翼55との相互作用によって排気を
行う翼排気部L1を構成している。
【0035】更に、翼排気部L1の下方には溝排気部L
2が設けられている。すなわち、回転筒状部61には、
外周面にねじ溝66aが形成されたねじ溝部66が固定
筒状部53を囲むように設けられ、一方、ステータSに
は、このねじ溝部66の外周を囲むねじ溝部スペーサ5
8が配置されている。溝排気部L2は、高速回転するね
じ溝部66のねじ溝66aのドラッグ作用によって排気
を行う。このように翼排気部L1の下流側にねじ溝排気
部L2を有することで、広い流量範囲に対応可能な広域
型ターボ分子ポンプが構成されている。
【0036】ここで、上記中空軸60の内周側には、支
持軸(支持棒)70が挿通されており、該支持軸70は
上下に移動できるようになっている。この支持軸70の
上端には、吸込口3を塞ぐことのできる円板状のバルブ
体4が取り付けられている。また、図5及び図6に示す
ように、このバルブ体4の上部には、基板保持部5が配
置されている。なお、支持軸70は、ロータRの高速回
転に付随して回転することはない。
【0037】支持軸70の下端には、ボールねじ機構を
備えたナット71が取り付けられており、このナット7
1に雄ねじ72が挿入されている。この雄ねじ72は、
ベルト73及びプーリ74に連結されており、プーリ7
4に取り付けられたモータ80の駆動により所定の方向
に回転する。モータ80の駆動によりプーリ74,ベル
ト73を介して雄ねじ72が回転すると、上述のボール
ねじ機構によりナット71及び中空軸60が上方又は下
方に押され、これらが移動する。従って、モータ80,
プーリ74,ベルト73及びボールねじ機構により構成
される昇降機構により、中空軸60に取り付けられたバ
ルブ体4を上下に昇降させることができる。
【0038】基板保持部5の上面に配置された基板Wの
成膜を行う際には、モータ80を駆動し、ボールねじ機
構により支持軸70及びバルブ体4、基板保持部5を所
定の成膜位置まで上昇させると共に、ターボ分子ポンプ
2のロータRを回転させて成膜室の排気を行う。そし
て、ガス噴射ヘッド8から基板Wに向けて成膜ガスを噴
射し、基板保持部5上の基板Wの成膜処理を行う。この
状態では、バルブ体4は吸込口3から上方に離れた位置
にあり、吸込口3は開口した状態となるので、ターボ分
子ポンプ2によって成膜室1内の排気を行うことができ
る。
【0039】一方、成膜室1内の真空封止が必要となっ
た場合には、モータ80を駆動し、ボールねじ機構によ
り支持軸70及びバルブ体4、基板保持部5を最下点、
すなわち、吸込口3を塞ぐ位置まで下降させる(図6は
このときの状態を示している)。この状態では、図6に
示すように、バルブ体4に設けられたOリング41によ
り上記吸込口3がバルブ体4によって塞がれるので、成
膜室1内の真空封止が可能となる。なお、ターボ分子ポ
ンプ2のフランジ52の吸込口3の周囲にシールを設け
ることによって成膜室1内の真空封止を行うこととして
もよく、あるいは、成膜室1側にシールを設けることに
よって成膜室1内の真空封止を行うこととしてもよい。
【0040】このように、本実施形態の基板処理装置で
は、ターボ分子ポンプ2とバルブ体4及び基板Wを保持
する基板保持部5とを一体化することができるので、同
じ機能を持った従来の基板処理装置よりも装置全体をコ
ンパクトに構成することができると共に、基板Wに対す
るガスの流れが均一となり、良好な基板処理が可能とな
る。
【0041】
【発明の効果】上述したように本発明は、真空ポンプを
容器に隣接して配置し、上記真空ポンプの上記容器側に
形成される吸込口を閉塞可能なバルブ体を上記容器の内
部に設けたこととしたため、容器の内部の圧力を制御す
るバルブ機構を容器の内部に配置することができ、基板
の保持、基板の回転、容器内や基板の温度の調節、容器
内や基板へのガスの導入などの諸機能をこのバルブ機構
に付加することができるので、装置全体をコンパクトに
することができる。また、このようなバルブ体を設ける
ことにより、真空ポンプの吸込口のコンダクタンスを大
きくすることができるので、結果的に、小さな真空ポン
プで大きな排気速度を確保することが可能となり、更に
装置のコンパクト化を図ることができる。
【0042】更に、バルブ体が基板の保持、基板の回
転、容器内へのガスの導入などの諸機能を併せ持つこと
により、ガスの導入部と基板との位置関係をガスが基板
に対して均一に散布されるように最適化することができ
る。即ち、バルブ体の周囲の排気流れは均一な流れとな
るので、バルブ体の上に基板保持部を設けることによっ
て、導入ガスをよどみなく均一に基板に対して散布する
ことができる。また、バルブ体が容器内や基板の温度を
調節する機能を併せ持つことにより、特定温度での基板
の処理が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態における基板処理装置
の全体構成を示す図である。
【図2】本発明の第2の実施形態における基板処理装置
の全体構成を示す図である。
【図3】本発明の第3の実施形態における基板処理装置
の全体構成を示す図である。
【図4】本発明の第4の実施形態における基板処理装置
の全体構成を示す図である。
【図5】本発明の第5の実施形態における基板処理装置
の全体構成を示す図である。
【図6】図5に示すターボ分子ポンプの縦断面図であ
る。
【図7】従来の基板処理装置の全体構成を示す図であ
る。
【符号の説明】
W 基板 R ロータ S ステータ L1 翼排気部 L2 溝排気部 1 成膜室(真空容器) 2 ターボ分子ポンプ 3 吸込口 4 バルブ体 5 基板保持部 6 支持棒 7 昇降装置 8 ガス噴射ヘッド 10 モータ 12 ヒータ 13 電線 14 温度調節装置 21 粗引ポンプ 41 Oリング 50 ポンプケーシング 51 基部 52 フランジ 53 固定筒状部 54 駆動用モータ 55 固定翼 58 ねじ溝部スぺーサ 60 中空軸 61 円筒筒状部 62,63 ラジアル軸受 64 アキシャル軸受 65 回転翼 66 ねじ溝部 70 支持軸 71 ナット 72 雄ねじ 73 ベルト 74 プーリ 80 モータ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H01L 21/68 H01L 21/68 P Fターム(参考) 4K029 DA02 DA05 DA08 EA03 JA02 4K030 CA04 CA12 EA05 EA11 GA02 GA06 KA11 KA23 5F031 CA02 HA53 HA58 MA23 MA26 MA27 MA28 MA29 MA30 MA31 NA05 5F045 AA06 BB01 EB10 EF05 EG02 EG03 EG06 EK07 EK25 EM01 EM10 GB05

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 真空ポンプにより容器の内部を減圧し、
    上記容器の内部に導入された基板を低圧下で処理する基
    板処理装置において、 上記真空ポンプを上記容器に隣接して配置し、 上記真空ポンプの上記容器側に形成される吸込口を閉塞
    可能なバルブ体を上記容器の内部に設けたことを特徴と
    する基板処理装置。
  2. 【請求項2】 バルブの開度及び/又はガス導入量によ
    り上記容器の内部の圧力を制御し、該容器の内部に導入
    された基板を低圧下で処理する基板処理装置において、
    上記バルブは、基板を保持する機能を併せ持つことを特
    徴とする基板処理装置。
  3. 【請求項3】 バルブの開度及び/又はガス導入量によ
    り上記容器の内部の圧力を制御し、該容器の内部に導入
    された基板を低圧下で処理する基板処理装置において、
    上記バルブは、基板を回転させる機能を併せ持つことを
    特徴とする基板処理装置。
  4. 【請求項4】 バルブの開度及び/又はガス導入量によ
    り上記容器の内部の圧力を制御し、該容器の内部に導入
    された基板を低圧下で処理する基板処理装置において、
    上記バルブは、基板の温度を調節する機能を併せ持つこ
    とを特徴とする基板処理装置。
  5. 【請求項5】 バルブの開度及び/又はガス導入量によ
    り上記容器の内部の圧力を制御し、該容器の内部に導入
    された基板を低圧下で処理する基板処理装置において、
    上記バルブは、上記容器内にガスを導入する機能を併せ
    持つことを特徴とする基板処理装置。
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