JP2001351770A - 誘導加熱装置 - Google Patents

誘導加熱装置

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JP2001351770A
JP2001351770A JP2000165494A JP2000165494A JP2001351770A JP 2001351770 A JP2001351770 A JP 2001351770A JP 2000165494 A JP2000165494 A JP 2000165494A JP 2000165494 A JP2000165494 A JP 2000165494A JP 2001351770 A JP2001351770 A JP 2001351770A
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JP
Japan
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switching element
capacitor
power failure
induction heating
closing
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JP2000165494A
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Inventor
Taizo Ogata
大象 緒方
Kenji Hattori
憲二 服部
Yuji Fujii
裕二 藤井
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 停電後の停電復帰時に安定に再起動できるイ
ンバータ回路を備えた誘導加熱装置を提供する。 【解決手段】 商用電源1を整流した直流電源にコイル
3と第1コンデンサ4との並列回路を開閉接続する第1
スイッチング素子6と、前記並列回路の両端を第2コン
デンサ5を介して開閉する第2スイッチング素子7とを
備えたインバータ回路において、制御手段8は、第1ス
イッチング素子6と第2スイッチング素子7を開閉制御
してコイル3に載置された被加熱物(図示せず)を誘導
加熱しているとき、商用電源1の停電を停電検知手段9
により検知した場合には、第1スイッチング素子6と第
2スイッチング素子7とを所定時間駆動したのち停止さ
せるように制御する。これにより、第2コンデンサ5の
電圧が放電され、停電復帰後の再起動動作が安定し、誤
動作によるインバータ回路の破損の恐れをなくすること
ができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、一般家庭およびレ
ストランなどで使用される誘導加熱調理器に代表される
誘導加熱装置、とくに、その誘導加熱用のインバータ回
路における制御回路の制御方法、および前記インバータ
回路の構成に関する。
【0002】
【従来の技術】以下、従来の誘導加熱装置について図面
を参照しながら説明する。図1は、従来のインバータ回
路を備えた誘導加熱装置の構成を示す回路図である。
【0003】図1において、1は商用電源、2は整流器
であり、整流器2の負荷側は直流電源となる。3は加熱
コイルであり、この上に鍋などの被加熱物(図示せず)
が置かれる。4は第1コンデンサであり、加熱コイル3
に並列接続されて共振回路を構成している。5は第2コ
ンデンサ、6は第1スイッチング素子、7は第2スイッ
チング素子であり、第2コンデンサ5は、第2スイッチ
ング素子7と直列に接続され、第1スイッチング素子6
は、加熱コイル3と第1コンデンサ4との並列回路に直
列接続されている。第2コンデンサ5と第2スイッチン
グ素子7との直列回路は、加熱コイル3と第1コンデン
サ4との並列回路に並列接続されている。
【0004】第1スイッチング素子6および第2スイッ
チング素子7は、それぞれIGBTと逆導通ダイオード
とにより構成されており、制御回路8により交互に開閉
制御され、加熱コイル3に高周波電流を発生させてい
る。また、制御回路8は停電検知手段9を有している。
【0005】図2は、図1に示したインバータ回路の定
常加熱時の動作を示す波形図であり、商用電源1の電圧
が最大となる付近における第1スイッチング素子6と第
2スイッチング素子7の電圧波形および電流波形と、第
2コンデンサ5の電圧波形とを示している。図2におい
て、vge1は第1スイッチング素子6のゲート・エミ
ッタ間電圧、vge2は第2スイッチング素子7のゲー
ト・エミッタ間電圧、ic1とvce1は、それぞれ第
1スイッチング素子6のコレクタ電流とコレクタ・エミ
ッタ間電圧、ic2とvce2は、それぞれ第2スイッ
チング素子7のコレクタ電流とコレクタ・エミッタ間電
圧、vcsは第2コンデンサ5の電圧を示しており、第
1スイッチング素子6の解放時のvce1が、第2スイ
ッチング素子7の導通期間に第2コンデンサ5によりク
ランプされている状態を示している。
【0006】図7は、商用電源1の電圧が最大となる位
相で停電が発生してから停電復帰後に再起動するまでの
間の第2コンデンサ5の電圧を示す波形図であり、停電
発生時の第2コンデンサ5の電圧が停電復帰時まで保持
され、停電復帰時の加熱動作は第2コンデンサ5が充電
された状態から始まることを示す。
【0007】上記構成における動作について説明する。
制御回路8は、第1スイッチング素子6を所定時間導通
させたのち、開放して加熱コイル3と第1コンデンサ4
とによる共振回路を共振させる。第1スイッチング素子
6を開放後、vce1の立ち上がり時間を経て、第2ス
イッチング素子7が導通を開始し、制御回路8は第2ス
イッチング素子7が内蔵するIGBTのドライブ信号v
ge2を出力し、第1スイッチング素子6のvce1を
第2コンデンサ5によりクランプする共振動作を行う。
第2スイッチング素子7を所定時間導通後、開放して加
熱コイル3と第1コンデンサ4とによる共振回路を動作
させる。第2スイッチング素子7の解放後、vce2立
ち上がり時間を経て、再度、第1スイッチング素子6は
導通を開始する。
【0008】また、制御回路8は、停電検知手段9によ
り商用電源1の停電を検知した場合、IGBTのドライ
ブ信号であるvge1とvge2の出力を停止し、第1
スイッチング素子6および第2スイッチング素子7の開
閉制御を即座に停止する。このとき、図7に示したよう
に、第2コンデンサ5の電圧が最大となったまま再起動
することになる。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】このような従来のイン
バータ回路において、制御回路8は、商用電源1の停電
発生時に、第1スイッチング素子6と第2スイッチング
素子7の開閉制御を即座に停止するため、商用電源1の
電圧が最大となる位相で停電が発生した場合に、第2コ
ンデンサ5には数百ボルトの電圧が充電されたままで停
止する。この電圧が初期状態に戻らないまま再起動すれ
ば、図2に示したような正常な発振が行われず、定常動
作より大きいvce1やノイズが発生するため、誤動作
によりインバータ回路の破壊を招く恐れがあると言う問
題があった。
【0010】本発明は上記の課題を解決するもので、商
用電源の停電が発生したのちの停電復帰時に安定に再起
動でき、誤動作による破壊を招く恐れのないインバータ
回路を備えた誘導加熱装置を提供することを目的とす
る。
【0011】
【課題を解決するための手段】請求項1に係わる本発明
は、商用電源を整流した直流電源にコイルと第1コンデ
ンサとの並列回路を開閉接続する第1スイッチング素子
と、前記並列回路の両端を第2コンデンサを介して開閉
する第2スイッチング素子と、前記第1スイッチング素
子と前記第2スイッチング素子とを交互に開閉制御する
制御回路とを備えたインバータ回路を備え、前記第1ス
イッチング素子と前記第2スイッチング素子の開閉によ
り前記コイルに載置された被加熱物を誘導加熱する誘導
加熱装置において、前記制御回路は、前記商用電源の停
電を検知する停電検知手段を備え、加熱動作中に停電を
検知したとき、前記第1スイッチング素子と前記第2ス
イッチング素子とを所定時間駆動したのちに停止するよ
うに制御する誘導加熱装置である。
【0012】本発明により、第2コンデンサの電圧が再
起動までに充分に放電されて安定に再起動し、インバー
タ回路が破損する恐れをなくすることができる。
【0013】請求項2に係わる本発明は、制御回路は、
加熱動作中に停電を検知して第1スイッチング素子と第
2スイッチング素子とを所定時間駆動するとき、加熱出
力が小さくなる導通時間設定のもとに駆動するように制
御する請求項1に係わる誘導加熱装置である。
【0014】本発明により、第2コンデンサの電圧が再
起動までにより速やかに放電され、安定に再起動してイ
ンバータ回路が破損する恐れをなくすることができる。
【0015】請求項3に係わる本発明は、商用電源を整
流した直流電源にコイルと第1コンデンサとの並列回路
を開閉接続する第1スイッチング素子と、前記並列回路
の両端を第2コンデンサと放電抵抗との並列回路を介し
て開閉する第2スイッチング素子と、前記第1スイッチ
ング素子と前記第2スイッチング素子を交互に通電制御
する制御回路とを備えたインバータ回路を備え、前記第
1スイッチング素子と前記第2スイッチング素子の開閉
により前記コイルに載置される被加熱物を誘導加熱する
誘導加熱装置において、前記第2コンデンサと前記放電
抵抗との時定数の値が、停電発生から再起動するまでの
時間以下の大きさに設定された誘導加熱装置である。
【0016】本発明により、再起動までに第2コンデン
サの電圧が放電抵抗を介して充分に放電されて安定に再
起動し、簡単な構成でありながらインバータ回路が破損
する恐れをなくすることができる。
【0017】
【発明の実施の形態】請求項1に係わる本発明は、コイ
ルと第1コンデンサとの並列回路を商用電源を整流した
直流電源に開閉接続する第1スイッチング素子と、前記
並列回路の両端を第2コンデンサを介して開閉する第2
スイッチング素子と、前記第1スイッチング素子と前記
第2スイッチング素子とを交互に開閉制御する制御回路
とを備えたインバータ回路を備え、前記第1スイッチン
グ素子と前記第2スイッチング素子の開閉により前記コ
イルに載置された被加熱物を誘導加熱する誘導加熱装置
において、前記制御回路は、前記商用電源の停電を停電
検知手段により検知したとき、前記第1スイッチング素
子と前記第2スイッチング素子とを所定時間駆動したの
ちに停止するように制御する誘導加熱装置である。
【0018】本発明において、制御回路は、商用電源の
停電を検知したとき、第1スイッチング素子と第2スイ
ッチング素子とを所定時間駆動して停止する。これによ
り、停電発生時点で保持した第2コンデンサの電圧を充
分に放電させ、停電復帰後には前記電圧が残存しない状
態から安定に再起動する。
【0019】請求項2に係わる本発明は、制御回路は、
加熱動作中に停電を検知して第1スイッチング素子と第
2スイッチング素子とを所定時間駆動するとき、加熱出
力が小さくなる導通時間設定で駆動するように制御する
請求項1に係わる誘導加熱装置である。
【0020】本発明において、制御回路は、商用電源の
停電を検知して第1スイッチング素子と第2スイッチン
グ素子とを所定時間駆動するとき、その駆動における通
電時間設定は加熱出力が通常加熱時よりも小さくなる設
定とする。これにより、停電発生時点で保持した第2コ
ンデンサの電圧をより速やかに放電させ、停電復帰後に
は前記電圧が残存しない状態から安定に再起動して、イ
ンバータ回路が破損する恐れをさらに低減する。
【0021】請求項3に係わる本発明は、商用電源を整
流した直流電源にコイルと第1コンデンサとの並列回路
を開閉接続する第1スイッチング素子と、前記並列回路
の両端を第2コンデンサと放電抵抗との並列回路を介し
て開閉する第2スイッチング素子と、前記第1スイッチ
ング素子と前記第2スイッチング素子とを交互に通電制
御する制御回路とを備えたインバータ回路を備え、前記
第1スイッチング素子と前記第2スイッチング素子の開
閉により前記コイルに載置された被加熱物を誘導加熱す
る誘導加熱装置において、前記第2コンデンサと前記放
電抵抗との時定数の値が、停電発生から再起動するまで
の時間以下の大きさに設定された誘導加熱装置である。
【0022】本発明において、第2コンデンサと放電抵
抗の時定数の値は、停電発生から再起動するまでの時間
以内に設定されるため、複雑な制御を必要とせず、第2
コンデンサは再起動時までに充分に放電され、安定に再
起動する。
【0023】以下、本発明の実施例について説明する。
【0024】
【実施例】(実施例1)以下、本発明の誘導加熱装置の
実施例1について、図面を参照しながら説明する。本実
施例は請求項1に係わる。
【0025】本実施例の構成を回路図で示すと図1と同
じであり、同じ構成要素には同一符号を付与している。
本実施例が従来例と異なる点は、制御回路8の制御動作
にある。
【0026】図1において、1は商用電源、2は整流器
であり、整流器2の負荷側は直流電源と同等の機能を持
っている。3は加熱コイルであり、この上に鍋などの被
加熱物(図示せず)が置かれる。4は第1コンデンサで
あり、加熱コイル3と共振回路を構成している。6は第
1スイッチング素子であり、加熱コイル3と直列に接続
されている。5は第2コンデンサであり、第2スイッチ
ング素子7と直列に接続され、第2コンデンサ5と第2
スイッチング素子7の直列回路は、加熱コイル3に並列
接続されている。また、第1スイッチング素子6および
第2スイッチング素子7は制御回路8により交互に開閉
制御され、加熱コイル3に高周波電流を発生させてい
る。また、制御回路8は停電検知手段9を備えている。
【0027】上記構成における動作について説明する。
制御回路8は、第1スイッチング素子6を所定時間導通
させたのち、開放して加熱コイル3と第1コンデンサ4
による共振回路を共振させる。その後、第2スイッチン
グ素子7は導通を開始し、第1スイッチング素子6のコ
レクタ・エミッタ間電圧を第2コンデンサ5によりクラ
ンプする共振動作を行う。第2スイッチング素子7を所
定時間導通後、開放して加熱コイル3と第1コンデンサ
4とによる共振回路を動作させ、再度、第1スイッチン
グ素子6は導通を開始する。
【0028】また、制御回路8は、停電検知手段9によ
り商用電源1の停電を検知した場合、第1スイッチング
素子6と第2スイッチング素子7のIGBTのドライブ
信号であるvge1およびvge2を所定時間出力した
のち開閉制御を停止する。
【0029】図3は、このときの第2コンデンサ5の電
圧を示す波形図である。図3に示したように、再起動す
る前に第2コンデンサ5の電圧は充分低下している。
【0030】以上のように本実施例によれば、制御回路
8は、商用電源1の停電検知した場合、すぐに第1スイ
ッチング素子および第2スイッチング素子7の駆動を停
止せず、所定時間駆動したのち停止するように制御する
ことにより、定常動作よりも大きい共振電圧やノイズの
発生でインバータ回路が誤動作して破壊に至ることを防
止でき、信頼性の高い誘導加熱装置を実現することがで
きる。
【0031】(実施例2)以下、本発明の実施例2につ
いて図面を参照しながら説明する。本発明は請求項2に
係わる。
【0032】本実施例の構成を回路図で示すと図1と同
じである。また、定常時の動作も実施例1と同じであ
り、その構成や基本動作については説明は省略する。
【0033】商用電源1が停電したとき、制御回路8は
停電検知手段9により停電を検知し、第1スイッチング
素子6と第2スイッチング素子7のIGBTのドライブ
信号であるvge1とvge2を加熱出力が最小となる
設定値に変更して所定時間駆動したのち、開閉制御を停
止する。
【0034】図4は、このときの第2コンデンサ5の電
圧を示す波形図である。図4に示したように、実施例1
の場合よりも急峻に放電が行われており、再起動時にお
いて定常動作よりも大きい共振電圧やノイズが発生する
機会を少なくするとともに、第1スイッチング素子6の
導通時間を短くすることで、不安定な状態にある商用電
源1に対して破壊し難い発振動作となる。
【0035】以上のように本実施例によれば、停電が発
生した場合には、第1スイッチング素子6と第2スイッ
チング素子7のIGBTのドライブ信号であるvge1
とvge2を加熱出力が最小となる設定値に変更して所
定時間駆動したのち、開閉制御を停止することにより、
第2コンデンサ5の電圧が速やかに放電され、さらに信
頼性の高い誘導加熱装置を実現することができる。
【0036】(実施例3)以下、本発明の実施例3につ
いて図面を参照しながら説明する。本実施例は請求項3
に係わる。
【0037】図5は、本実施例の構成を示す回路図であ
る。図5に示したように、図1に示した構成に加えて、
放電抵抗10を第2コンデンサ5と並列接続して設けて
いる。
【0038】上記構成における動作について説明する。
なお、定常時の動作は実施例1ないし実施例2と同じで
あり、説明を省略する。
【0039】商用電源1が停電したとき、制御回路8
は、停電検知手段9により停電を検知し、第1スイッチ
ング素子6と第2スイッチング素子7のIGBTのドラ
イブ信号であるvge1とvge2の出力を停止したの
ち、第2コンデンサ5と放電抵抗10とによる時定数よ
りも充分に時間経過したのちに再起動を行う。
【0040】図6は、このときの第2コンデンサ5の電
圧を示す波形図である。この場合、実施例1および実施
例2の場合よりも緩慢に放電が行われるが、第2コンデ
ンサ5と放電抵抗10とによる時定数に対して充分に時
間経過してから再起動するため、再起動時において定常
動作よりも大きい共振電圧やノイズが発生する機会が少
なくなるとともに、インバータ回路の動作を停止するこ
とで、不安定な状態にある商用電源1に対して破壊し難
い制御となる。
【0041】以上のように本実施例によれば、第2コン
デンサ5の両端に放電抵抗10を接続して設け、停電発
生時には第2コンデンサ5と放電抵抗10とによる時定
数よりも大きい時間を経過したのち再起動することによ
り、信頼性の高い誘導加熱装置を実現することができ
る。
【0042】なお、実施例1および実施例2において
は、第1スイッチング素子6および第2スイッチング素
子7を停電検知後に所定時間駆動する制御方法としてい
るが、第2スイッチング素子7が導通することで第2コ
ンデンサ5を放電することが本発明の要旨であり、第1
スイッチング素子6の導通については第2スイッチング
素子7が継続して導通可能であれば拘るものではない。
【0043】
【発明の効果】請求項1に係わる本発明は、商用電源を
整流した直流電源にコイルと第1コンデンサとの並列回
路を開閉接続する第1スイッチング素子と、前記並列回
路の両端を第2コンデンサを介して開閉する第2スイッ
チング素子と、前記第1スイッチング素子と前記第2ス
イッチング素子とを交互に開閉制御する制御回路とを備
えたインバータ回路を備え、前記第1スイッチング素子
と前記第2スイッチング素子の開閉により前記コイルに
載置された被加熱物を誘導加熱する誘導加熱装置におい
て、前記制御回路は、前記商用電源の停電を検知する停
電検知手段を備え、加熱動作中に停電を検知したとき、
前記第1スイッチング素子と前記第2スイッチング素子
とを所定時間駆動したのちに停止するように制御する誘
導加熱装置とすることにより、再起動時に安定な動作を
行う信頼性の高い誘導加熱装置を提供することができ
る。
【0044】請求項2に係わる本発明は、制御回路は、
加熱動作中に停電を検知して第1スイッチング素子と第
2スイッチング素子とを所定時間駆動するとき、加熱出
力が小さくなる導通時間設定のもとに駆動するように制
御する請求項1に係わる誘導加熱装置とすることによ
り、第2コンデンサの電圧低下がより速やかであり、早
期に再起動時の安定な動作を確保できる信頼性の高い誘
導加熱装置を提供することができる。
【0045】請求項3に係わる本発明は、商用電源を整
流した直流電源にコイルと第1コンデンサとの並列回路
を開閉接続する第1スイッチング素子と、前記並列回路
の両端を第2コンデンサと放電抵抗との並列回路を介し
て開閉する第2スイッチング素子と、前記第1スイッチ
ング素子と前記第2スイッチング素子とを交互に通電制
御する制御回路とを備えたインバータ回路を備え、前記
第1スイッチング素子と前記第2スイッチング素子の開
閉により前記コイルに載置された被加熱物を誘導加熱す
る誘導加熱装置において、前記第2コンデンサと前記放
電抵抗との時定数の値が、停電発生から再起動するまで
の時間以下の大きさに設定された誘導加熱装置とするこ
とにより、複雑な制御を必要とせず、第2コンデンサの
電圧が再起動時までに充分に放電され、簡単な構成であ
りながら安定な動作を確保できる信頼性の高い誘導加熱
装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例1の誘導加熱装置におけるイン
バータ回路の構成を示す回路図
【図2】同実施例の定常加熱時の動作を示す波形図
【図3】同実施例の制御手法を用いた第2コンデンサの
電圧を示す波形図
【図4】本発明の実施例2の制御手法を用いた第2コン
デンサの電圧を示す波形図
【図5】本発明の実施例3の構成を示す回路図
【図6】本発明の実施例3の制御手法を用いた第2コン
デンサの電圧を示す波形図
【図7】従来の制御手法を用いた第2コンデンサの電圧
を示す波形図
【符号の説明】
1 商用電源 2 整流器 3 加熱コイル 4 第1コンデンサ 5 第2コンデンサ 6 第1スイッチング素子 7 第2スイッチング素子 8 制御回路 9 停電検知手段 10 放電抵抗
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 藤井 裕二 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 Fターム(参考) 3K051 AA02 AB08 AC05 AD16 AD17 AD25 AD26 CD10 CD32 CD37 3K059 AA02 AA03 AB08 AC03 AD16 AD17 AD26 AD34 CD10 CD32 CD37 5H007 AA06 BB04 CA01 CB06 CB09 FA02

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 商用電源を整流した直流電源にコイルと
    第1コンデンサとの並列回路を開閉接続する第1スイッ
    チング素子と、前記並列回路の両端を第2コンデンサを
    介して開閉する第2スイッチング素子と、前記第1スイ
    ッチング素子と前記第2スイッチング素子とを交互に開
    閉制御する制御回路とを備えたインバータ回路を備え、
    前記第1スイッチング素子と前記第2スイッチング素子
    の開閉により前記コイルに載置された被加熱物を誘導加
    熱する誘導加熱装置において、前記制御回路は、前記商
    用電源の停電を検知する停電検知手段を備え、加熱動作
    中に停電を検知したとき、前記第1スイッチング素子と
    前記第2スイッチング素子とを所定時間駆動したのちに
    停止するように制御する誘導加熱装置。
  2. 【請求項2】 制御回路は、加熱動作中に停電を検知し
    て第1スイッチング素子と第2スイッチング素子とを所
    定時間駆動するとき、加熱出力が小さくなる導通時間設
    定のもとに駆動するように制御する請求項1記載の誘導
    加熱装置。
  3. 【請求項3】 コイルと第1コンデンサとの並列回路を
    商用電源を整流した直流電源に開閉接続する第1スイッ
    チング素子と、前記並列回路の両端を第2コンデンサと
    放電抵抗との並列回路を介して開閉する第2スイッチン
    グ素子と、前記第1スイッチング素子と前記第2スイッ
    チング素子とを交互に通電制御する制御回路とを備えた
    インバータ回路を備え、前記第1スイッチング素子と前
    記第2スイッチング素子の開閉により前記コイルに載置
    された被加熱物を誘導加熱する誘導加熱装置において、
    前記第2コンデンサと前記放電抵抗との時定数の値が、
    停電発生から再起動するまでの時間以下の大きさに設定
    された誘導加熱装置。
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