JP2001351732A - ロック機構付きコネクタ - Google Patents
ロック機構付きコネクタInfo
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- JP2001351732A JP2001351732A JP2000172271A JP2000172271A JP2001351732A JP 2001351732 A JP2001351732 A JP 2001351732A JP 2000172271 A JP2000172271 A JP 2000172271A JP 2000172271 A JP2000172271 A JP 2000172271A JP 2001351732 A JP2001351732 A JP 2001351732A
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- socket
- plug
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- Details Of Connecting Devices For Male And Female Coupling (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 ソケット(10)に対して斜めにプラグ(2
0)を挿入しても、確実にソケット(10)と係合し、
ロック状態を保つことができるロック機構付きコネクタ
を提供する。 【解決手段】 係合の際に、嵌合突部(21)のロック
凹部(24)に係合するロック突部(9)を備えた弾性
接続舌片(19)の外周面をスライダリング(27)で
覆い、係合が不用意に外れないようにし、待機の際に
は、嵌合突部(21)とスライダリング(27)の間に
介在していた弾性接続舌片(19)の隙間にガイドリン
グ(25)を配置し、プラグ(20)を傾斜して挿入し
ても、弾性接続舌片(19)を隙間に入り込ませない。
0)を挿入しても、確実にソケット(10)と係合し、
ロック状態を保つことができるロック機構付きコネクタ
を提供する。 【解決手段】 係合の際に、嵌合突部(21)のロック
凹部(24)に係合するロック突部(9)を備えた弾性
接続舌片(19)の外周面をスライダリング(27)で
覆い、係合が不用意に外れないようにし、待機の際に
は、嵌合突部(21)とスライダリング(27)の間に
介在していた弾性接続舌片(19)の隙間にガイドリン
グ(25)を配置し、プラグ(20)を傾斜して挿入し
ても、弾性接続舌片(19)を隙間に入り込ませない。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ソケットとプラグ
の嵌合を維持するロック機構を備えたロック機構付きコ
ネクタに関し、更に詳しくは、ロック機構を構成する弾
性接続舌片の外周面をスライダリングで覆い、容易にそ
のロックが解除されないようにしたロック機構付きコネ
クタに関する。
の嵌合を維持するロック機構を備えたロック機構付きコ
ネクタに関し、更に詳しくは、ロック機構を構成する弾
性接続舌片の外周面をスライダリングで覆い、容易にそ
のロックが解除されないようにしたロック機構付きコネ
クタに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、ソケットとプラグとの嵌合接続の
際に、ロック突部を有する弾性接続舌片の外周面を、操
作リングに連動するスライダリングで覆い、ロック突部
の係合が簡単に解かれないように工夫したロック機構付
きコネクタは、例えば、実公昭61−15576号で知
られている。
際に、ロック突部を有する弾性接続舌片の外周面を、操
作リングに連動するスライダリングで覆い、ロック突部
の係合が簡単に解かれないように工夫したロック機構付
きコネクタは、例えば、実公昭61−15576号で知
られている。
【0003】この従来のロック機構付きコネクタ100
の構成と作用を、図6乃至図8で説明する。これらの図
に示すように、ロック機構付きコネクタ100は、互い
に嵌合接続するソケット110とプラグ120から構成
される。
の構成と作用を、図6乃至図8で説明する。これらの図
に示すように、ロック機構付きコネクタ100は、互い
に嵌合接続するソケット110とプラグ120から構成
される。
【0004】ソケット110は、ソケットハウジング1
11の外周部の端面からプラグ120との接続方向に突
設された円筒状部112を一体に備え、円筒状部112
にコの字状に形成したすり割りによって、先端が弾性接
続舌片113が切り出され、その先端は内方に膨出する
ロック突部114となっている。
11の外周部の端面からプラグ120との接続方向に突
設された円筒状部112を一体に備え、円筒状部112
にコの字状に形成したすり割りによって、先端が弾性接
続舌片113が切り出され、その先端は内方に膨出する
ロック突部114となっている。
【0005】一方、プラグ120には、ソケット110
の円筒状部112に内嵌合する円筒状の嵌合突部123
が、プラグハウジング121に一体に形成され、その外
周面の位置には、ロック突部114と係合するロック凹
部124が凹設されている。
の円筒状部112に内嵌合する円筒状の嵌合突部123
が、プラグハウジング121に一体に形成され、その外
周面の位置には、ロック突部114と係合するロック凹
部124が凹設されている。
【0006】嵌合突部123の外方には、プラグハウジ
ング121の抜け止め突起121aの後端面に当接し、
ソケット110との接続方向に抜け止めされる操作リン
グ124が、接続方向に沿って進退自在に取り付けられ
ている。
ング121の抜け止め突起121aの後端面に当接し、
ソケット110との接続方向に抜け止めされる操作リン
グ124が、接続方向に沿って進退自在に取り付けられ
ている。
【0007】操作リング124の先端は、内方に突出す
る抜け止めリング124aとなっていて、この抜け止め
リング124aと抜け止め突起121aの前面との間
に、操作リング124の内面に沿って、圧縮コイルスプ
リング125と、スライダリング122が配設され、前
方に付勢されたスライダリング122の先端は、取り付
けられた状態で、内方に突出する抜け止めリング124
aより、更に内方に僅かに突き出るようになっている。
る抜け止めリング124aとなっていて、この抜け止め
リング124aと抜け止め突起121aの前面との間
に、操作リング124の内面に沿って、圧縮コイルスプ
リング125と、スライダリング122が配設され、前
方に付勢されたスライダリング122の先端は、取り付
けられた状態で、内方に突出する抜け止めリング124
aより、更に内方に僅かに突き出るようになっている。
【0008】スライダリング122の内径は、前述の円
筒状部112の外径より僅かに幅広に形成され、従っ
て、嵌合突部123との間の間隙は、円筒状部112の
肉厚より僅かに幅広となっている。
筒状部112の外径より僅かに幅広に形成され、従っ
て、嵌合突部123との間の間隙は、円筒状部112の
肉厚より僅かに幅広となっている。
【0009】このように構成されたソケット110に
は、プラグ120の操作リング124を持って、嵌合接
続する。図7に示すように、ソケット110の円筒状部
112へ嵌合突部123を挿入すると、嵌合突部123
の外径は、円筒状部112に内嵌合する長さとなってい
るので、内方に膨出するロック突部114が嵌合突部1
23の外周面に当接し、弾性接続舌片113の先端側が
外方に偏倚した状態となる。従って、そのまま更に挿入
し続けると、弾性接続舌片113の先端が、抜け止めリ
ング124aより僅かに突き出たスライダリング122
に当接し、スライダリング122を圧縮コイルスプリン
グ125の弾性に抗して後退させる。
は、プラグ120の操作リング124を持って、嵌合接
続する。図7に示すように、ソケット110の円筒状部
112へ嵌合突部123を挿入すると、嵌合突部123
の外径は、円筒状部112に内嵌合する長さとなってい
るので、内方に膨出するロック突部114が嵌合突部1
23の外周面に当接し、弾性接続舌片113の先端側が
外方に偏倚した状態となる。従って、そのまま更に挿入
し続けると、弾性接続舌片113の先端が、抜け止めリ
ング124aより僅かに突き出たスライダリング122
に当接し、スライダリング122を圧縮コイルスプリン
グ125の弾性に抗して後退させる。
【0010】ロック凹部124がロック突部114の位
置まで達すると、両者は係合し、偏倚していた弾性接続
舌片113は、自らの弾性で円筒状部112と同一の外
周面内に復帰する。その結果、スライダリング122
は、圧縮コイルスプリング125によって前方に移動
し、抜け止めリング124aに当接位置に復帰する。
置まで達すると、両者は係合し、偏倚していた弾性接続
舌片113は、自らの弾性で円筒状部112と同一の外
周面内に復帰する。その結果、スライダリング122
は、圧縮コイルスプリング125によって前方に移動
し、抜け止めリング124aに当接位置に復帰する。
【0011】スライダリング122が復帰した状態で
は、図8に示すように、スライダリング122が弾性接
続舌片113の外周面を覆うので、ロック突部114と
ロック凹部124の係合は、簡単に解かれない。
は、図8に示すように、スライダリング122が弾性接
続舌片113の外周面を覆うので、ロック突部114と
ロック凹部124の係合は、簡単に解かれない。
【0012】プラグ120をソケット110から抜き去
る際にも、プラグ120の操作リング124を持って引
き抜く。
る際にも、プラグ120の操作リング124を持って引
き抜く。
【0013】操作リング124を後方に移動させると、
弾性接続舌片113の外周面を覆っていたスライダリン
グ122も、抜け止めリング124aによって後退す
る。
弾性接続舌片113の外周面を覆っていたスライダリン
グ122も、抜け止めリング124aによって後退す
る。
【0014】その結果、弾性接続舌片113は、外方に
偏倚自在となり、また、操作リング124の後方への移
動によって、ロック凹部124に後方への抜去力が伝達
され、ロック突部114は、ロック凹部124から外方
に移動し、両者の係合が解除される。従って、プラグ1
20の全体が、ソケット110から引き抜かれる。
偏倚自在となり、また、操作リング124の後方への移
動によって、ロック凹部124に後方への抜去力が伝達
され、ロック突部114は、ロック凹部124から外方
に移動し、両者の係合が解除される。従って、プラグ1
20の全体が、ソケット110から引き抜かれる。
【0015】このように、従来のロック機構付きコネク
タ100によれば、操作リング124を持つだけで、プ
ラグ120とソケット110の嵌合接続、及びその解除
が可能となり、嵌合接続の際のロックが不用意に外れる
ことがない。特に、プラグ120とソケット110は、
小型化することが要望されているが、その外径を可能な
限り小さしてロック突部114とロック凹部124との
係合を浅くしても、簡単に係合が解かれることがないの
で、小型化したプラグ120とソケット110のロック
機構として好適なものである。
タ100によれば、操作リング124を持つだけで、プ
ラグ120とソケット110の嵌合接続、及びその解除
が可能となり、嵌合接続の際のロックが不用意に外れる
ことがない。特に、プラグ120とソケット110は、
小型化することが要望されているが、その外径を可能な
限り小さしてロック突部114とロック凹部124との
係合を浅くしても、簡単に係合が解かれることがないの
で、小型化したプラグ120とソケット110のロック
機構として好適なものである。
【0016】
【発明が解決しようとする課題】この従来のロック機構
付きコネクタ100では、係合と係合解除の過程で、弾
性接続舌片113が外方に偏倚し、また、復帰するもの
であり、できるだけ柔らかいバネとして弾性変形させる
ため、その厚みを薄くしている。
付きコネクタ100では、係合と係合解除の過程で、弾
性接続舌片113が外方に偏倚し、また、復帰するもの
であり、できるだけ柔らかいバネとして弾性変形させる
ため、その厚みを薄くしている。
【0017】また、ロック突部114の膨出量(高さ)
は、上述の小型化の要請とともに、弾性接続舌片113
の外方への偏倚をできるだけ少なくし、ロック解除の際
に、ロック凹部124から外れやすく、軽操作力で挿抜
操作が可能なように、僅かなものとなっている。
は、上述の小型化の要請とともに、弾性接続舌片113
の外方への偏倚をできるだけ少なくし、ロック解除の際
に、ロック凹部124から外れやすく、軽操作力で挿抜
操作が可能なように、僅かなものとなっている。
【0018】この為、プラグ120を傾斜させて、ソケ
ット110へ嵌合接続しようとすると、偏倚した弾性接
続舌片113が、スライダリング122を後退させず
に、スライダリング122と嵌合突部123との隙間に
入り込んでしまうことがあった。その結果、ロック突部
114は、ロック凹部124に達することなく、プラグ
120の挿入は規制され、嵌合接続しようとする操作者
は、あたかもロックされたものと認識して、挿入操作を
停止してしまう。しかしながら、ロック突部114とロ
ック凹部124は係合していないので、軽い外力でプラ
グ120がソケット110から外れてしまうという問題
があった。
ット110へ嵌合接続しようとすると、偏倚した弾性接
続舌片113が、スライダリング122を後退させず
に、スライダリング122と嵌合突部123との隙間に
入り込んでしまうことがあった。その結果、ロック突部
114は、ロック凹部124に達することなく、プラグ
120の挿入は規制され、嵌合接続しようとする操作者
は、あたかもロックされたものと認識して、挿入操作を
停止してしまう。しかしながら、ロック突部114とロ
ック凹部124は係合していないので、軽い外力でプラ
グ120がソケット110から外れてしまうという問題
があった。
【0019】また、スライダリング122が嵌合突部1
23の軸方向に対して傾斜した状態となると、スライダ
リング122と操作リング124の間に、偏倚した弾性
接続舌片113が入り込んでしまうこともあり、この場
合にも、ロック突部114とロック凹部124が係合し
ないまま、見掛け上、プラグ120とソケット110が
接続することとなった。
23の軸方向に対して傾斜した状態となると、スライダ
リング122と操作リング124の間に、偏倚した弾性
接続舌片113が入り込んでしまうこともあり、この場
合にも、ロック突部114とロック凹部124が係合し
ないまま、見掛け上、プラグ120とソケット110が
接続することとなった。
【0020】本発明は、このような従来の問題点を考慮
してなされたものであり、ロック突部がロック凹部に係
合するまでは、偏倚した弾性接続舌片がスライダリング
の上下の隙間に入り込まず、斜めにプラグを挿入して
も、確実にソケットと係合し、ロック状態を保つことが
できるロック機構付きコネクタを提供することを目的と
する。
してなされたものであり、ロック突部がロック凹部に係
合するまでは、偏倚した弾性接続舌片がスライダリング
の上下の隙間に入り込まず、斜めにプラグを挿入して
も、確実にソケットと係合し、ロック状態を保つことが
できるロック機構付きコネクタを提供することを目的と
する。
【0021】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明のロック
機構付きコネクタは、互いに嵌合接続するソケット及び
プラグからなり、ソケットは、ソケットハウジングと、
ソケットハウジングの端面からプラグとの接続方向に一
体に突設される筒状部と、筒状部内面から更に内方に膨
出するロック突部が形成され、筒状部に形成したすり割
りにより、筒状部の突設方向に沿って一体に切り出され
た弾性接続舌片とを備え、プラグは、プラグハウジング
と、筒状部に内嵌合するようにプラグハウジングに一体
に形成され、外周面にロック突部と係合するロック凹部
が凹設され、ロック凹部を除く外周面に、ロック突部が
当接した際に弾性接続舌片を外方に偏倚させる嵌合突部
と、ソケットとの接続方向に進退自在に、嵌合突部の外
周面上を摺動し、弾性接続舌片とほぼ等しい厚さに形成
されたガイドリングと、ガイドリングを、ソケットとの
接続方向へ付勢する第1スプリングと、ソケットとの接
続方向に進退自在に、ガイドリングの外周面上を摺動
し、接続方向に付勢されたガイドリングを当接させるこ
とによって、ガイドリングを、その先端が接続方向に突
き出した状態で抜け止めする第1当接部を有するスライ
ダリングと、スライダリングを、ソケットとの接続方向
へ付勢する第2スプリングと、スライダリングの外方
で、ソケットとの接続方向に抜け止めされるロック位置
とロック位置から後退したロック解除位置の間で進退自
在に、プラグハウジングに取り付けられ、ロック位置
で、接続方向に付勢されたスライダリングを当接させる
ことによって、スライダリングを、その先端が接続方向
に突き出した状態で抜け止する第2当接部を有する操作
リングと、を備え、ソケットとプラグを嵌合させる際
は、操作リングをロック位置に保ち、接続方向に突き出
されたスライダリングとガイドリングの先端を、外方に
偏倚した弾性接続舌片に当接させて後退させ、ロック凹
部にロック突部が係合した後は、弾性接続舌片の外周面
を覆うように、スライダリングのみを復帰させ、ソケッ
トとプラグの嵌合を解除させる際は、操作リングをロッ
ク解除位置へ後退し、第2当接部に当接させたスライダ
リングを第2スプリングに抗して、弾性接続舌片の外周
面から後退させ、弾性接続舌片を外方に偏倚自在とし
て、ロック突部とロック凹部の係合を解くことを特徴と
する。
機構付きコネクタは、互いに嵌合接続するソケット及び
プラグからなり、ソケットは、ソケットハウジングと、
ソケットハウジングの端面からプラグとの接続方向に一
体に突設される筒状部と、筒状部内面から更に内方に膨
出するロック突部が形成され、筒状部に形成したすり割
りにより、筒状部の突設方向に沿って一体に切り出され
た弾性接続舌片とを備え、プラグは、プラグハウジング
と、筒状部に内嵌合するようにプラグハウジングに一体
に形成され、外周面にロック突部と係合するロック凹部
が凹設され、ロック凹部を除く外周面に、ロック突部が
当接した際に弾性接続舌片を外方に偏倚させる嵌合突部
と、ソケットとの接続方向に進退自在に、嵌合突部の外
周面上を摺動し、弾性接続舌片とほぼ等しい厚さに形成
されたガイドリングと、ガイドリングを、ソケットとの
接続方向へ付勢する第1スプリングと、ソケットとの接
続方向に進退自在に、ガイドリングの外周面上を摺動
し、接続方向に付勢されたガイドリングを当接させるこ
とによって、ガイドリングを、その先端が接続方向に突
き出した状態で抜け止めする第1当接部を有するスライ
ダリングと、スライダリングを、ソケットとの接続方向
へ付勢する第2スプリングと、スライダリングの外方
で、ソケットとの接続方向に抜け止めされるロック位置
とロック位置から後退したロック解除位置の間で進退自
在に、プラグハウジングに取り付けられ、ロック位置
で、接続方向に付勢されたスライダリングを当接させる
ことによって、スライダリングを、その先端が接続方向
に突き出した状態で抜け止する第2当接部を有する操作
リングと、を備え、ソケットとプラグを嵌合させる際
は、操作リングをロック位置に保ち、接続方向に突き出
されたスライダリングとガイドリングの先端を、外方に
偏倚した弾性接続舌片に当接させて後退させ、ロック凹
部にロック突部が係合した後は、弾性接続舌片の外周面
を覆うように、スライダリングのみを復帰させ、ソケッ
トとプラグの嵌合を解除させる際は、操作リングをロッ
ク解除位置へ後退し、第2当接部に当接させたスライダ
リングを第2スプリングに抗して、弾性接続舌片の外周
面から後退させ、弾性接続舌片を外方に偏倚自在とし
て、ロック突部とロック凹部の係合を解くことを特徴と
する。
【0022】スライダリングの内側は、ガイドリングに
よって支持されているので、接続方向と平行に保たれ、
操作リングとの間に弾性接続舌片が入り込むような隙間
は生じない。また、スライダリングと嵌合突部の隙間
に、スライダリングの先端より先端を突き出したガイド
リングが配置されるので、この隙間に弾性接続舌片が入
り込むこともない。
よって支持されているので、接続方向と平行に保たれ、
操作リングとの間に弾性接続舌片が入り込むような隙間
は生じない。また、スライダリングと嵌合突部の隙間
に、スライダリングの先端より先端を突き出したガイド
リングが配置されるので、この隙間に弾性接続舌片が入
り込むこともない。
【0023】従って、プラグをソケットに対して傾斜さ
せて嵌合接続させても、外方に偏倚した弾性接続舌片の
先端は、接続方向に突き出されたスライダリングの先端
に確実に当接し、ガイドリングとともにスライダリング
を後退させる。スライダリングは、ロック突部がロック
凹部に係合するまで後退し、係合した後に弾性接続舌片
の外周面を覆い、ソケットとプラグの嵌合接続の際に、
係合が簡単に解除されないように作用する。
せて嵌合接続させても、外方に偏倚した弾性接続舌片の
先端は、接続方向に突き出されたスライダリングの先端
に確実に当接し、ガイドリングとともにスライダリング
を後退させる。スライダリングは、ロック突部がロック
凹部に係合するまで後退し、係合した後に弾性接続舌片
の外周面を覆い、ソケットとプラグの嵌合接続の際に、
係合が簡単に解除されないように作用する。
【0024】操作リングを後退させると、弾性接続舌片
の外周面を覆っていたスライダリングが後退し、弾性接
続舌片が外方に偏倚自在となり、嵌合突部が後退するこ
とによって、ロック突部がロック凹部から外れる。従っ
て、操作リングを持って後退させるだけで、プラグをソ
ケットから抜き去ることができる。
の外周面を覆っていたスライダリングが後退し、弾性接
続舌片が外方に偏倚自在となり、嵌合突部が後退するこ
とによって、ロック突部がロック凹部から外れる。従っ
て、操作リングを持って後退させるだけで、プラグをソ
ケットから抜き去ることができる。
【0025】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係るロック機構付
きコネクタの一実施の形態を、図1乃至図6で説明す
る。図1は、本発明の一実施の形態に係るロック機構付
きコネクタの接続前の状態を示す部分縦断面図、図2、
図3は、プラグとソケットの嵌合接続過程を示す要部縦
断面図、図4は、嵌合接続したロック機構付きコネクタ
の部分縦断面図、図5は、接続解除の過程を示す要部縦
断面図である。
きコネクタの一実施の形態を、図1乃至図6で説明す
る。図1は、本発明の一実施の形態に係るロック機構付
きコネクタの接続前の状態を示す部分縦断面図、図2、
図3は、プラグとソケットの嵌合接続過程を示す要部縦
断面図、図4は、嵌合接続したロック機構付きコネクタ
の部分縦断面図、図5は、接続解除の過程を示す要部縦
断面図である。
【0026】図1に示すように、ロック機構付きコネク
タ1は、互いに嵌合接続するソケット10とプラグ20
からなり、ソケット10は、円柱状のコンタクト収容部
12の中心軸に沿ってソケットコンタクト11が取り付
けられた絶縁ソケットハウジング13と、コンタクト収
容部12の基端周囲の絶縁ソケットハウジング13の端
面から、プラグ20との接続方向に突設された円筒状部
14とを、合成樹脂で一体に成形して備えている。ま
た、円筒状部14の更に外側に、絶縁ソケットハウジン
グ13の端面から外筒部15が一体に成形され、これに
よって、内側からコンタクト収容部12、円筒状部1
4、外筒部15が、リング状の内側凹溝と外側凹溝17
を介して、同軸状に配置される。
タ1は、互いに嵌合接続するソケット10とプラグ20
からなり、ソケット10は、円柱状のコンタクト収容部
12の中心軸に沿ってソケットコンタクト11が取り付
けられた絶縁ソケットハウジング13と、コンタクト収
容部12の基端周囲の絶縁ソケットハウジング13の端
面から、プラグ20との接続方向に突設された円筒状部
14とを、合成樹脂で一体に成形して備えている。ま
た、円筒状部14の更に外側に、絶縁ソケットハウジン
グ13の端面から外筒部15が一体に成形され、これに
よって、内側からコンタクト収容部12、円筒状部1
4、外筒部15が、リング状の内側凹溝と外側凹溝17
を介して、同軸状に配置される。
【0027】円筒状部14には、円筒状部14の突設方
向、すなわちプラグ20との接続方向に沿って切り欠か
れたすり割り18によって、円筒状部14と一体の弾性
接続舌片19が切り出され、その中間は、外力が加わら
ない自由状態で、円筒状部14の内面から更に内方に膨
出するロック突部9となっている。
向、すなわちプラグ20との接続方向に沿って切り欠か
れたすり割り18によって、円筒状部14と一体の弾性
接続舌片19が切り出され、その中間は、外力が加わら
ない自由状態で、円筒状部14の内面から更に内方に膨
出するロック突部9となっている。
【0028】弾性接続舌片19の数は、任意であるが、
ここでは、4カ所の位置にすり割り18を切り欠いて、
上下の2カ所に弾性接続舌片19を形成している。
ここでは、4カ所の位置にすり割り18を切り欠いて、
上下の2カ所に弾性接続舌片19を形成している。
【0029】一方、プラグ20は、ソケット10の円筒
状部14に内嵌合する嵌合突部21を、ソケット10と
の接続方向である前方に、合成樹脂で一体に成形した絶
縁プラグハウジング22を備えている。
状部14に内嵌合する嵌合突部21を、ソケット10と
の接続方向である前方に、合成樹脂で一体に成形した絶
縁プラグハウジング22を備えている。
【0030】嵌合突部21には、コンタクト収容部12
を挿入させる嵌合凹部13が前端面から凹設され、絶縁
プラグハウジング22の中心軸に沿って取り付けられた
プラグピン23を、前方に突出するように臨ませてい
る。従って、嵌合凹部13にコンタクト収容部12が挿
入されると、プラグピン23とソケットコンタクト11
が接触し、相互に電気接続する。
を挿入させる嵌合凹部13が前端面から凹設され、絶縁
プラグハウジング22の中心軸に沿って取り付けられた
プラグピン23を、前方に突出するように臨ませてい
る。従って、嵌合凹部13にコンタクト収容部12が挿
入されると、プラグピン23とソケットコンタクト11
が接触し、相互に電気接続する。
【0031】ソケット10側のロック突部9と対応する
ように、嵌合突部21の外周面21aの上下位置には、
ロック突部9と係合するロック凹部24が凹設されてい
る。嵌合突部21の外径は、円筒状部14に内嵌合する
長さとなっているので、ロック突部9がロック凹部24
に係合せず、嵌合突部21の外周面21aに当接してい
る間は、弾性接続舌片19の先端側は外方に偏倚した状
態となる。
ように、嵌合突部21の外周面21aの上下位置には、
ロック突部9と係合するロック凹部24が凹設されてい
る。嵌合突部21の外径は、円筒状部14に内嵌合する
長さとなっているので、ロック突部9がロック凹部24
に係合せず、嵌合突部21の外周面21aに当接してい
る間は、弾性接続舌片19の先端側は外方に偏倚した状
態となる。
【0032】嵌合突部21の外側には、小径部25aと
その後方の大径部25bとからなる円筒状のガイドリン
グ25が取り付けられている。小径部25aは、嵌合突
部21の外径より僅かに幅広の内径で、弾性接続舌片1
9とほぼ等しい厚さに形成され、従って、この小径部2
5aが、嵌合突部21の外周面21a上を摺動すること
によって、ガイドリング25は、ソケット10との接続
方向に沿って進退自在となっている。また、大径部25
bは、小径部25aより内径が拡径することによって、
絶縁プラグハウジング22との間で、第1スプリング2
6の前端を収容するようになっている。
その後方の大径部25bとからなる円筒状のガイドリン
グ25が取り付けられている。小径部25aは、嵌合突
部21の外径より僅かに幅広の内径で、弾性接続舌片1
9とほぼ等しい厚さに形成され、従って、この小径部2
5aが、嵌合突部21の外周面21a上を摺動すること
によって、ガイドリング25は、ソケット10との接続
方向に沿って進退自在となっている。また、大径部25
bは、小径部25aより内径が拡径することによって、
絶縁プラグハウジング22との間で、第1スプリング2
6の前端を収容するようになっている。
【0033】第1スプリング26は、ガイドリング25
と絶縁プラグハウジング22との間に圧縮した状態で配
設されるコイルスプリングであり、ガイドリング25
を、常に、ソケット10との接続方向(前方)へ付勢し
ている。
と絶縁プラグハウジング22との間に圧縮した状態で配
設されるコイルスプリングであり、ガイドリング25
を、常に、ソケット10との接続方向(前方)へ付勢し
ている。
【0034】ガイドリング25の更に外側には、後端に
フランジ部27aが形成された円筒状のスライダリング
27が取り付けられている。スライダリング27は、ガ
イドリング25の小径部25aを挿通させることによっ
て、ガイドリング25の外周面上で摺動し、ソケット1
0との接続方向に進退自在となっている。また、その厚
さは、ソケット10側の外側凹溝17の溝幅より僅かに
薄く、ソケット10とプラグ20が嵌合接続する際に、
外側凹溝17内に挿入されるようになっている。
フランジ部27aが形成された円筒状のスライダリング
27が取り付けられている。スライダリング27は、ガ
イドリング25の小径部25aを挿通させることによっ
て、ガイドリング25の外周面上で摺動し、ソケット1
0との接続方向に進退自在となっている。また、その厚
さは、ソケット10側の外側凹溝17の溝幅より僅かに
薄く、ソケット10とプラグ20が嵌合接続する際に、
外側凹溝17内に挿入されるようになっている。
【0035】前方に付勢されるガイドリング25は、大
径部25bの前面が、このスライダリング27のフラン
ジ部27aに当接し、前方へ抜け止めされる。ガイドリ
ング25が抜け止めされた状態で、その先端(前端)
は、図1に示すように、スライダリング27の先端より
突き出る。
径部25bの前面が、このスライダリング27のフラン
ジ部27aに当接し、前方へ抜け止めされる。ガイドリ
ング25が抜け止めされた状態で、その先端(前端)
は、図1に示すように、スライダリング27の先端より
突き出る。
【0036】また、このように構成されたスライダリン
グ27も、ガイドリング25を抜け止めしつつ、フラン
ジ部27aの後面と絶縁プラグハウジング22間に圧縮
して配設されるコイルスプリングである第2スプリング
28によって、前方へ付勢されている。前方へ付勢され
るスライダリング27は、操作リング29の内面に突設
された当接突部30に後方から当接し、抜け止めされ
る。
グ27も、ガイドリング25を抜け止めしつつ、フラン
ジ部27aの後面と絶縁プラグハウジング22間に圧縮
して配設されるコイルスプリングである第2スプリング
28によって、前方へ付勢されている。前方へ付勢され
るスライダリング27は、操作リング29の内面に突設
された当接突部30に後方から当接し、抜け止めされ
る。
【0037】操作リング29は、プラグ20の最も外側
に取り付けられる円筒体で、当接突部30がスライダリ
ング27の外周面上を摺動し、また、後方内面が、絶縁
プラグハウジング22の外方に突設された抜け止め突部
31の外側面上を摺動することによって、ソケット10
との接続方向に沿って進退自在となっている。
に取り付けられる円筒体で、当接突部30がスライダリ
ング27の外周面上を摺動し、また、後方内面が、絶縁
プラグハウジング22の外方に突設された抜け止め突部
31の外側面上を摺動することによって、ソケット10
との接続方向に沿って進退自在となっている。
【0038】操作リング29は、前方に付勢されたスラ
イダリング27が当接突部30の後方から当接すること
によって、前方に付勢され、外力が加わらない図1に示
す状態では、内方に折り曲げられた後端が、抜け止め突
部31に当接することによって、前方に抜け止めされ
る。以下、この抜け止め突部31に当接して抜け止めさ
れる操作リング29の位置を、ロック位置として説明す
る。
イダリング27が当接突部30の後方から当接すること
によって、前方に付勢され、外力が加わらない図1に示
す状態では、内方に折り曲げられた後端が、抜け止め突
部31に当接することによって、前方に抜け止めされ
る。以下、この抜け止め突部31に当接して抜け止めさ
れる操作リング29の位置を、ロック位置として説明す
る。
【0039】ロック位置において、操作リング29の先
端は、嵌合突部21の先端とほぼ同じ位置まで前方に突
出し、ソケット10と接続する際に、ソケット10の外
筒部15の外側に嵌合する形状となっている。
端は、嵌合突部21の先端とほぼ同じ位置まで前方に突
出し、ソケット10と接続する際に、ソケット10の外
筒部15の外側に嵌合する形状となっている。
【0040】また、ロック位置において、スライダリン
グ27の先端は、当接突部30より前方に突出し、ガイ
ドリング25の先端は、更にスライダリング27の先端
より前方に突出した状態で、停止している。
グ27の先端は、当接突部30より前方に突出し、ガイ
ドリング25の先端は、更にスライダリング27の先端
より前方に突出した状態で、停止している。
【0041】以下、このように構成されたソケット10
とプラグ20の嵌合接続及び接続の解除を、図に従って
説明する。
とプラグ20の嵌合接続及び接続の解除を、図に従って
説明する。
【0042】ソケット10にプラグ20を嵌合接続し、
又ソケット10からプラグ20を抜き去る一連の操作
は、全てプラグ20の操作リング29を持って行う。
又ソケット10からプラグ20を抜き去る一連の操作
は、全てプラグ20の操作リング29を持って行う。
【0043】嵌合接続前のソケット10とプラグ20
は、図1に示す状態で、プラグ20の各部は、操作リン
グ29がロック位置にある上述の状態で停止している。
は、図1に示す状態で、プラグ20の各部は、操作リン
グ29がロック位置にある上述の状態で停止している。
【0044】操作リング29を持ったままプラグ20を
ソケット10へ突き合わせると、弾性接続舌片19の先
端が、嵌合突部21の外周面21aに当接し、弾性接続
舌片19が、基端から外方に撓み、偏倚する。
ソケット10へ突き合わせると、弾性接続舌片19の先
端が、嵌合突部21の外周面21aに当接し、弾性接続
舌片19が、基端から外方に撓み、偏倚する。
【0045】更に、プラグ20をソケット10へ挿入す
ると、プラグピン23とソケットコンタクト11が接触
した後、図2に示すように、偏倚した弾性接続舌片19
の先端に、ガイドリング25の先端が当接し、ガイドリ
ング25が、第1スプリング26の弾性に抗して後退す
る(プラグ20全体に対して図中左方に相対移動す
る)。
ると、プラグピン23とソケットコンタクト11が接触
した後、図2に示すように、偏倚した弾性接続舌片19
の先端に、ガイドリング25の先端が当接し、ガイドリ
ング25が、第1スプリング26の弾性に抗して後退す
る(プラグ20全体に対して図中左方に相対移動す
る)。
【0046】更なるプラグ20の挿入によって、図3に
示すように、偏倚した弾性接続舌片19は、スライダリ
ング27の先端にも当接し、ガイドリング25とスライ
ダリング27がともに後退する。
示すように、偏倚した弾性接続舌片19は、スライダリ
ング27の先端にも当接し、ガイドリング25とスライ
ダリング27がともに後退する。
【0047】このプラグ20の挿入過程で、スライダリ
ング27は、ガイドリング25によって、接続方向と平
行に移動するように案内され、また、スライダリング2
7と嵌合筒部21との間にガイドリング25が配置され
るので、スライダリング27の上下の隙間に、偏倚した
弾性接続舌片19が入り込むことがなく、ソケット10
に対して傾斜する状態であっても、スライダリング27
の先端に確実に弾性接続舌片19の先端が当接する。
ング27は、ガイドリング25によって、接続方向と平
行に移動するように案内され、また、スライダリング2
7と嵌合筒部21との間にガイドリング25が配置され
るので、スライダリング27の上下の隙間に、偏倚した
弾性接続舌片19が入り込むことがなく、ソケット10
に対して傾斜する状態であっても、スライダリング27
の先端に確実に弾性接続舌片19の先端が当接する。
【0048】弾性接続舌片19のロック突部9が、ロッ
ク凹部24の位置まで達すると、弾性接続舌片19の弾
性によって、ロック突部9はロック凹部24内に落ち込
み、両者が係合する。ロック突部9の落ち込みで、弾性
接続舌片19は、円筒状部14の外周面内に復帰し、弾
性接続舌片19が当接しなくなったスライダリング27
のみが、第2スプリング28によって前方に付勢され復
帰する。また、ガイドリング28の先端には、弾性接続
舌片19が当接しているので、後退した位置で停止して
いる。
ク凹部24の位置まで達すると、弾性接続舌片19の弾
性によって、ロック突部9はロック凹部24内に落ち込
み、両者が係合する。ロック突部9の落ち込みで、弾性
接続舌片19は、円筒状部14の外周面内に復帰し、弾
性接続舌片19が当接しなくなったスライダリング27
のみが、第2スプリング28によって前方に付勢され復
帰する。また、ガイドリング28の先端には、弾性接続
舌片19が当接しているので、後退した位置で停止して
いる。
【0049】復帰したスライダリング27は、図4に示
すように、外側凹溝17内に侵入し、係合する弾性接続
舌片19の外周面を覆うこととなる。
すように、外側凹溝17内に侵入し、係合する弾性接続
舌片19の外周面を覆うこととなる。
【0050】このようにして、ソケット10とプラグ2
0は、嵌合接続し、嵌合接続状態は、ロック突部9とロ
ック凹部24の係合によって維持される。操作リング2
9を手に持った操作者は、スライダリング27が復帰し
て操作リング29の当接突部30に衝突する衝突音及び
その際の振動で、ロック突部9とロック凹部24が係合
したことを知ることができる。
0は、嵌合接続し、嵌合接続状態は、ロック突部9とロ
ック凹部24の係合によって維持される。操作リング2
9を手に持った操作者は、スライダリング27が復帰し
て操作リング29の当接突部30に衝突する衝突音及び
その際の振動で、ロック突部9とロック凹部24が係合
したことを知ることができる。
【0051】尚、ロック突部9を備えた弾性接続舌片1
9の外方への偏倚は、スライダリング27によって規制
されるので、ロック突部9とロック凹部24の係合が浅
いものであっても、簡単に係合が解除されることがな
い。
9の外方への偏倚は、スライダリング27によって規制
されるので、ロック突部9とロック凹部24の係合が浅
いものであっても、簡単に係合が解除されることがな
い。
【0052】ソケット10からプラグ20を引き抜く際
には、図5に示すように、操作リング29を、ロック位
置から後方のロック解除位置まで後退操作する。操作リ
ング29の後退移動によって、当接突部30に当接して
いたスライダリング27も第2スプリング28に抗し
て、弾性接続舌片19の外周面から後退する。
には、図5に示すように、操作リング29を、ロック位
置から後方のロック解除位置まで後退操作する。操作リ
ング29の後退移動によって、当接突部30に当接して
いたスライダリング27も第2スプリング28に抗し
て、弾性接続舌片19の外周面から後退する。
【0053】その結果、弾性接続舌片19は、外方に偏
倚自在となり、ロック凹部24の後退によって、ロック
突部9が外れる。従って、操作リング29を持ってプラ
グ20を引き抜くだけで、係合が解除され、ソケット1
0から抜き去ることができる。
倚自在となり、ロック凹部24の後退によって、ロック
突部9が外れる。従って、操作リング29を持ってプラ
グ20を引き抜くだけで、係合が解除され、ソケット1
0から抜き去ることができる。
【0054】引き抜いたプラグ20は、第1スプリング
26及び第2スプリング28の弾性によって、ガイドリ
ング25、スライダリング27に、それぞれ図1に示す
位置まで復帰し、これらの復帰に連動して操作リング2
9は、ロック位置に復帰する。
26及び第2スプリング28の弾性によって、ガイドリ
ング25、スライダリング27に、それぞれ図1に示す
位置まで復帰し、これらの復帰に連動して操作リング2
9は、ロック位置に復帰する。
【0055】本発明は以上の実施の形態に限定されるこ
となく、種々変形が可能である。例えば、ソケット10
の外筒部15は、弾性接続舌片19を保護し、操作リン
グ29に内嵌合して、プラグ20の挿入を平行にガイド
するように作用しているが、必要に応じて取り除いても
よい。
となく、種々変形が可能である。例えば、ソケット10
の外筒部15は、弾性接続舌片19を保護し、操作リン
グ29に内嵌合して、プラグ20の挿入を平行にガイド
するように作用しているが、必要に応じて取り除いても
よい。
【0056】また、ソケットコンタクト11とプラグピ
ン23は、一対であったが、複数本配設したソケット1
0及びプラグ20であってもよい。
ン23は、一対であったが、複数本配設したソケット1
0及びプラグ20であってもよい。
【0057】更に、ソケット10とプラグ20の各部
は、互いに嵌合する円柱若しくは円筒形状で説明した
が、相互に嵌合接続する形状であれば、角柱など輪郭が
多角形状のものであってもよい。
は、互いに嵌合する円柱若しくは円筒形状で説明した
が、相互に嵌合接続する形状であれば、角柱など輪郭が
多角形状のものであってもよい。
【0058】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
プラグ20がソケット10の接続方向に対して傾斜して
挿入されても、確実に両者を係合させることができ、係
合不良のまま不用意にプラグ20がソケット10から外
れてしまうということを防止できる。
プラグ20がソケット10の接続方向に対して傾斜して
挿入されても、確実に両者を係合させることができ、係
合不良のまま不用意にプラグ20がソケット10から外
れてしまうということを防止できる。
【0059】特に、プラグ20とソケット10を小型化
して、ロック作用をさせる弾性接続舌片19が薄肉とな
っても、確実にスライダリング27を後退させ、ロック
突部9とロック凹部24を係合させることができる。
して、ロック作用をさせる弾性接続舌片19が薄肉とな
っても、確実にスライダリング27を後退させ、ロック
突部9とロック凹部24を係合させることができる。
【0060】
【図1】本発明の一実施の形態に係るロック機構付きコ
ネクタ1の接続前の状態を示す部分縦断面図である。
ネクタ1の接続前の状態を示す部分縦断面図である。
【図2】ソケット10へプラグ20を嵌合接続する挿入
過程を示す要部縦断面図である。
過程を示す要部縦断面図である。
【図3】図2から更にプラグ20を挿入した挿入過程を
示す要部縦断面図である。
示す要部縦断面図である。
【図4】嵌合接続したロック機構付きコネクタ1の部分
縦断面図である。
縦断面図である。
【図5】プラグ20を抜き去る操作過程を示す要部縦断
面図である。
面図である。
【図6】従来のロック機構付きコネクタ100の構成を
示す部分縦断面図である。
示す部分縦断面図である。
【図7】ロック機構付きコネクタ100のソケット11
0へプラグ120を嵌合接続する過程を示す要部縦断面
図である。
0へプラグ120を嵌合接続する過程を示す要部縦断面
図である。
【図8】ロック機構付きコネクタ100のソケット11
0とプラグ120が嵌合接続した状態を示す要部縦断面
図である。
0とプラグ120が嵌合接続した状態を示す要部縦断面
図である。
1 ロック機構付きコネクタ 9 ロック突部 10 ソケット 13 ソケットハウジング 14 筒状部(円筒状部) 18 すり割り 19 弾性接続舌片 20 プラグ 21 嵌合突部 21a 嵌合筒部の外周面 22 プラグハウジング 24 ロック凹部 25 ガイドリング 26 第1スプリング 27 スライダリング 27a 第1当接部(フランジ部) 28 第2スプリング 29 操作リング 30 第2当接部(当接突部)
Claims (1)
- 【請求項1】 互いに嵌合接続するソケット(10)及
びプラグ(20)からなり、 ソケット(10)は、 ソケットハウジング(13)と、 ソケットハウジング(13)の端面からプラグ(20)
との接続方向に一体に突設される筒状部(14)と、 筒状部(14)内面から更に内方に膨出するロック突部
(9)が形成され、筒状部(14)に形成したすり割り
(18)により、筒状部(14)の突設方向に沿って一
体に切り出された弾性接続舌片(19)とを備え、 プラグ(20)は、 プラグハウジング(22)と、 筒状部(14)に内嵌合するようにプラグハウジング
(22)に一体に形成され、外周面(21a)にロック
突部(9)と係合するロック凹部(24)が凹設され、
ロック凹部(24)を除く外周面(21a)に、ロック
突部(9)が当接した際に弾性接続舌片(19)を外方
に偏倚させる嵌合突部(21)と、 ソケット(10)との接続方向に進退自在に、嵌合突部
(21)の外周面(21a)上を摺動し、弾性接続舌片
(19)とほぼ等しい厚さに形成されたガイドリング
(25)と、 ガイドリング(25)を、ソケット(10)との接続方
向へ付勢する第1スプリング(26)と、 ソケット(10)との接続方向に進退自在に、ガイドリ
ング(25)の外周面上を摺動し、接続方向に付勢され
たガイドリング(25)を当接させることによって、ガ
イドリング(25)を、その先端が接続方向に突き出し
た状態で抜け止めする第1当接部(27a)を有するス
ライダリング(27)と、 スライダリング(27)を、ソケット(10)との接続
方向へ付勢する第2スプリング(28)と、 スライダリング(27)の外方で、ソケット(10)と
の接続方向に抜け止めされるロック位置とロック位置か
ら後退したロック解除位置の間で進退自在に、プラグハ
ウジング(22)に取り付けられ、ロック位置で、接続
方向に付勢されたスライダリング(27)を当接させる
ことによって、スライダリング(27)を、その先端が
接続方向に突き出した状態で抜け止する第2当接部(3
0)を有する操作リング(29)と、を備え、 ソケット(10)とプラグ(20)を嵌合させる際は、
操作リング(29)をロック位置に保ち、接続方向に突
き出されたスライダリング(27)とガイドリング(2
5)の先端を、外方に偏倚した弾性接続舌片(19)に
当接させて後退させ、ロック凹部(24)にロック突部
(9)が係合した後は、弾性接続舌片(19)の外周面
を覆うように、スライダリング(27)のみを復帰さ
せ、 ソケット(10)とプラグ(20)の嵌合を解除させる
際は、操作リング(29)をロック解除位置へ後退し、
第2当接部(30)に当接させたスライダリング(2
7)を第2スプリング(28)に抗して、弾性接続舌片
(19)の外周面から後退させ、弾性接続舌片(19)
を外方に偏倚自在として、ロック突部(9)とロック凹
部(24)の係合を解くことを特徴とするロック機構付
きコネクタ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000172271A JP2001351732A (ja) | 2000-06-08 | 2000-06-08 | ロック機構付きコネクタ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000172271A JP2001351732A (ja) | 2000-06-08 | 2000-06-08 | ロック機構付きコネクタ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001351732A true JP2001351732A (ja) | 2001-12-21 |
Family
ID=18674695
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2000172271A Pending JP2001351732A (ja) | 2000-06-08 | 2000-06-08 | ロック機構付きコネクタ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2001351732A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN113597161A (zh) * | 2021-07-23 | 2021-11-02 | 衡东光通讯技术(深圳)有限公司 | 壳体、回路器及回路连接组件 |
-
2000
- 2000-06-08 JP JP2000172271A patent/JP2001351732A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN113597161A (zh) * | 2021-07-23 | 2021-11-02 | 衡东光通讯技术(深圳)有限公司 | 壳体、回路器及回路连接组件 |
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