JP2001351591A - 電子機器用ケーシング、バッテリー端子及びバッテリー端子取付構造 - Google Patents
電子機器用ケーシング、バッテリー端子及びバッテリー端子取付構造Info
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- Y02E—REDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
- Y02E60/00—Enabling technologies; Technologies with a potential or indirect contribution to GHG emissions mitigation
- Y02E60/10—Energy storage using batteries
Abstract
(57)【要約】
【課題】 バッテリー端子を簡単且つ適切に固定する。
【解決手段】 背面ケース２において、バッテリー端子
を取り付けるために貫通口が穿設された位置の近傍に
は、フック１０が形成されている。フック１０は、可撓
性を有し、バッテリー端子を取り付ける際に、バッテリ
ー端子のハウジング２０がリブ１１、１２と凹部４との
間に差し込まれると、ハウジング２０から受ける力によ
り撓む。ハウジング２０の差込が完了し、バッテリー端
子が取付位置に到達すると、フック１０は、弾性復元力
により、ハウジング２０が有する固定用リブ２８と係合
する。この際、フック１０は、弾性復元力により固定用
リブ２８と係合することから、例えば固定用リブ２８に
衝突し、クリック感を発生させることができる。
を取り付けるために貫通口が穿設された位置の近傍に
は、フック１０が形成されている。フック１０は、可撓
性を有し、バッテリー端子を取り付ける際に、バッテリ
ー端子のハウジング２０がリブ１１、１２と凹部４との
間に差し込まれると、ハウジング２０から受ける力によ
り撓む。ハウジング２０の差込が完了し、バッテリー端
子が取付位置に到達すると、フック１０は、弾性復元力
により、ハウジング２０が有する固定用リブ２８と係合
する。この際、フック１０は、弾性復元力により固定用
リブ２８と係合することから、例えば固定用リブ２８に
衝突し、クリック感を発生させることができる。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】この発明は、プリント基板に
配置された内部回路を格納する移動電話装置に好適な電
子機器用ケーシングと、その内部回路に配送する電力を
バッテリーパックから受給するためのバッテリー端子に
係り、特に、簡単且つ適切にバッテリー端子を固定する
ことができる取付構造を有する電子機器用ケーシング及
びバッテリー端子に関する。
配置された内部回路を格納する移動電話装置に好適な電
子機器用ケーシングと、その内部回路に配送する電力を
バッテリーパックから受給するためのバッテリー端子に
係り、特に、簡単且つ適切にバッテリー端子を固定する
ことができる取付構造を有する電子機器用ケーシング及
びバッテリー端子に関する。
【０００２】
【従来の技術】従来、携帯電話機やＰＨＳ（Personal H
andy-phone System）といった移動電話装置には、ケー
シングの背面部分に、バッテリーパックを着脱可能に搭
載する部位を備えているものがある。こうした移動電話
装置がバッテリーパックから電力を受給するために設置
するバッテリー端子は、例えば図１１に示すバッテリー
端子２００のように、背面ケース２０１のバッテリー端
子取付位置に形成したリブ２０２によって固定される。
これにより、バッテリー端子２００は、バッテリーパッ
クからの電力を受給し、プリント基板ＰＢに配置された
内部回路に配送する。ここで、従来の移動電話装置は、
バッテリー端子２００が抜け落ちることを防止するた
め、組立時に、移動電話装置の背面ケース２０１が備え
るリブ２０２と、バッテリー端子２００のハウジングと
を強い力で嵌合して固定する。
andy-phone System）といった移動電話装置には、ケー
シングの背面部分に、バッテリーパックを着脱可能に搭
載する部位を備えているものがある。こうした移動電話
装置がバッテリーパックから電力を受給するために設置
するバッテリー端子は、例えば図１１に示すバッテリー
端子２００のように、背面ケース２０１のバッテリー端
子取付位置に形成したリブ２０２によって固定される。
これにより、バッテリー端子２００は、バッテリーパッ
クからの電力を受給し、プリント基板ＰＢに配置された
内部回路に配送する。ここで、従来の移動電話装置は、
バッテリー端子２００が抜け落ちることを防止するた
め、組立時に、移動電話装置の背面ケース２０１が備え
るリブ２０２と、バッテリー端子２００のハウジングと
を強い力で嵌合して固定する。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】上記従来技術では、バ
ッテリー端子のハウジングをリブのみで固定するため、
組立時に強い力を加えて嵌合させなければならず、取付
が困難であった。また、一旦取り付けると、取り外すこ
とも困難であった。さらに、バッテリー端子をリブとの
嵌合により固定すると、正しい位置に取り付けられたか
否かを確認することが困難であった。
ッテリー端子のハウジングをリブのみで固定するため、
組立時に強い力を加えて嵌合させなければならず、取付
が困難であった。また、一旦取り付けると、取り外すこ
とも困難であった。さらに、バッテリー端子をリブとの
嵌合により固定すると、正しい位置に取り付けられたか
否かを確認することが困難であった。
【０００４】この発明は、上記実状に鑑みてなされたも
のであり、バッテリー端子を簡単且つ適切に固定するこ
とができる取付構造を有する電子機器用ケーシングと、
バッテリー端子を提供することを目的とする。
のであり、バッテリー端子を簡単且つ適切に固定するこ
とができる取付構造を有する電子機器用ケーシングと、
バッテリー端子を提供することを目的とする。
【０００５】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、この発明の第１の観点に係る電子機器用ケーシング
は、内部回路が配置されたプリント基板を格納し、所定
のバッテリー端子取付位置にバッテリー端子を取り付け
て、バッテリーパックから受給した電力を内部回路に配
送可能としたものであって、バッテリー端子取付位置の
内壁に、バッテリー端子のハウジングと係合してバッテ
リー端子を固定するフックを備える、ことを特徴とす
る。
め、この発明の第１の観点に係る電子機器用ケーシング
は、内部回路が配置されたプリント基板を格納し、所定
のバッテリー端子取付位置にバッテリー端子を取り付け
て、バッテリーパックから受給した電力を内部回路に配
送可能としたものであって、バッテリー端子取付位置の
内壁に、バッテリー端子のハウジングと係合してバッテ
リー端子を固定するフックを備える、ことを特徴とす
る。
【０００６】この発明によれば、フックをバッテリー端
子のハウジングと係合させることで、バッテリー端子を
固定することができる。これにより、バッテリー端子を
簡単に取り付けて固定することができる。
子のハウジングと係合させることで、バッテリー端子を
固定することができる。これにより、バッテリー端子を
簡単に取り付けて固定することができる。
【０００７】また、バッテリー端子を取り付ける際にバ
ッテリー端子のハウジングを前記フックと係合させるた
めの差込方向を規定するリブを備えることが望ましい。
これにより、バッテリー端子を正しい差込方向に案内す
ることができ、バッテリー端子を適切な位置に取り付け
て固定することができる。
ッテリー端子のハウジングを前記フックと係合させるた
めの差込方向を規定するリブを備えることが望ましい。
これにより、バッテリー端子を正しい差込方向に案内す
ることができ、バッテリー端子を適切な位置に取り付け
て固定することができる。
【０００８】前記フックは、バッテリー端子のハウジン
グ外壁上に形成された凸部又は凹部と係合することによ
り、バッテリー端子を固定することが望ましい。
グ外壁上に形成された凸部又は凹部と係合することによ
り、バッテリー端子を固定することが望ましい。
【０００９】また、前記フックは、バッテリー端子を取
り付ける際に、バッテリー端子のハウジングから力を受
けることにより撓み、バッテリー端子が所定のバッテリ
ー端子取付位置に到達すると、弾性復元力により、バッ
テリー端子のハウジングと係合することが望ましい。こ
れにより、フックは、バッテリー端子が正しい位置に取
り付けられると、弾性復元力によりバッテリー端子のハ
ウジングと係合してクリック感を発生させることがで
き、バッテリー端子が適切に取り付けられたことを容易
に確認することができる。また、フックを撓ませること
により、簡単にバッテリー端子を取り外すことができ
る。
り付ける際に、バッテリー端子のハウジングから力を受
けることにより撓み、バッテリー端子が所定のバッテリ
ー端子取付位置に到達すると、弾性復元力により、バッ
テリー端子のハウジングと係合することが望ましい。こ
れにより、フックは、バッテリー端子が正しい位置に取
り付けられると、弾性復元力によりバッテリー端子のハ
ウジングと係合してクリック感を発生させることがで
き、バッテリー端子が適切に取り付けられたことを容易
に確認することができる。また、フックを撓ませること
により、簡単にバッテリー端子を取り外すことができ
る。
【００１０】この発明の第２の観点に係るバッテリー端
子は、内部回路が配置されたプリント基板を格納するケ
ーシングに設置されてバッテリーパックからの電力を受
給し、内部回路に配送するためのものであって、ケーシ
ングの内壁に形成されたフックと係合することにより取
付位置への固定を可能とした形状を有するハウジングを
備える、ことを特徴とする。
子は、内部回路が配置されたプリント基板を格納するケ
ーシングに設置されてバッテリーパックからの電力を受
給し、内部回路に配送するためのものであって、ケーシ
ングの内壁に形成されたフックと係合することにより取
付位置への固定を可能とした形状を有するハウジングを
備える、ことを特徴とする。
【００１１】この発明によれば、ハウジングが、フック
と係合することにより取付位置への固定を可能とした形
状を有している。これにより、ケーシングの内壁に設け
られたフックとの係合を可能にし、簡単に取り付けて固
定することができる。
と係合することにより取付位置への固定を可能とした形
状を有している。これにより、ケーシングの内壁に設け
られたフックとの係合を可能にし、簡単に取り付けて固
定することができる。
【００１２】この発明の第３の観点に係るバッテリー端
子取付構造は、プリント基板に配置された内部回路を格
納するケーシングに、バッテリーパックから電力を受給
するバッテリー端子を取り付けるための構造であって、
前記ケーシングの内壁に形成されたフックと、前記バッ
テリー端子のハウジングとを係合させることにより、前
記ケーシングの端子取付位置に前記バッテリー端子を固
定する、ことを特徴とする。
子取付構造は、プリント基板に配置された内部回路を格
納するケーシングに、バッテリーパックから電力を受給
するバッテリー端子を取り付けるための構造であって、
前記ケーシングの内壁に形成されたフックと、前記バッ
テリー端子のハウジングとを係合させることにより、前
記ケーシングの端子取付位置に前記バッテリー端子を固
定する、ことを特徴とする。
【００１３】
【発明の実施の形態】以下に、図面を参照して、この発
明の実施の形態に係るバッテリー端子取付構造を、移動
電話装置１００と、それに取り付けられるバッテリー端
子１０１とに適用した場合を例に、詳細に説明する。
明の実施の形態に係るバッテリー端子取付構造を、移動
電話装置１００と、それに取り付けられるバッテリー端
子１０１とに適用した場合を例に、詳細に説明する。
【００１４】図１に示す移動電話装置１００は、入力キ
ーや表示パネルを備えた前面ケース１と、背面ケース２
とを組み合わせることにより構成したケーシング３を有
している。
ーや表示パネルを備えた前面ケース１と、背面ケース２
とを組み合わせることにより構成したケーシング３を有
している。
【００１５】背面ケース２には、例えばリチウムイオン
二次電池等のバッテリーパックを搭載するための凹部４
が形成されている。凹部４には、図４に示すようなバッ
テリー端子１０１を設置してバッテリーパックから電力
を受給するための貫通口５が穿設されている。
二次電池等のバッテリーパックを搭載するための凹部４
が形成されている。凹部４には、図４に示すようなバッ
テリー端子１０１を設置してバッテリーパックから電力
を受給するための貫通口５が穿設されている。
【００１６】図２は、背面ケース２において、貫通口５
が穿設された部位を、背面ケース２の内壁方向から見た
場合の図である。図示するように、背面ケース２にて貫
通口５が穿設された部位、すなわち、ケーシング３の内
壁におけるバッテリー端子１０１の取付位置には、バッ
テリー端子１０１を固定するため、フック１０と、リブ
１１、１２とが形成されている。
が穿設された部位を、背面ケース２の内壁方向から見た
場合の図である。図示するように、背面ケース２にて貫
通口５が穿設された部位、すなわち、ケーシング３の内
壁におけるバッテリー端子１０１の取付位置には、バッ
テリー端子１０１を固定するため、フック１０と、リブ
１１、１２とが形成されている。
【００１７】フック１０は、バッテリー端子１０１のハ
ウジング２０に係合してバッテリー端子１０１を背面ケ
ース２に固定するためのものである。フック１０は、可
撓性を有し、バッテリー端子１０１を取り付ける際に、
バッテリー端子１０１のハウジング２０がリブ１１、１
２と凹部４との間に差し込まれると、バッテリー端子１
０１のハウジング２０から受ける力により撓む。バッテ
リー端子１０１のハウジング２０の差込が完了し、バッ
テリー端子１０１が所定の取付位置に到達すると、フッ
ク１０がハウジング２０から受けていた力が軽減され、
フック１０は、弾性復元力により、バッテリー端子１０
１が備える固定用リブ２８と係合する。フック１０は、
残存する弾性復元力により、バッテリー端子１０１のハ
ウジング２０を凹部４の方向に押し付けるなどして、バ
ッテリー端子１０１のがたつきを防止する。
ウジング２０に係合してバッテリー端子１０１を背面ケ
ース２に固定するためのものである。フック１０は、可
撓性を有し、バッテリー端子１０１を取り付ける際に、
バッテリー端子１０１のハウジング２０がリブ１１、１
２と凹部４との間に差し込まれると、バッテリー端子１
０１のハウジング２０から受ける力により撓む。バッテ
リー端子１０１のハウジング２０の差込が完了し、バッ
テリー端子１０１が所定の取付位置に到達すると、フッ
ク１０がハウジング２０から受けていた力が軽減され、
フック１０は、弾性復元力により、バッテリー端子１０
１が備える固定用リブ２８と係合する。フック１０は、
残存する弾性復元力により、バッテリー端子１０１のハ
ウジング２０を凹部４の方向に押し付けるなどして、バ
ッテリー端子１０１のがたつきを防止する。
【００１８】リブ１１、１２は、バッテリー端子１０１
を保持するためのものであり、バッテリー端子１０１を
取り付ける際に、バッテリー端子１０１のハウジング２
０を差し込む方向を規定し、適切な位置への取付を可能
とする。図３は、フック１０とリブ１１、１２との位置
関係を示す図であり、図示するように、リブ１１、１２
は、フック１０がバッテリー端子１０１のハウジング２
０と係合すると、バッテリー端子１０１のハウジング２
０との間に隙間を持つ位置に設けられる。
を保持するためのものであり、バッテリー端子１０１を
取り付ける際に、バッテリー端子１０１のハウジング２
０を差し込む方向を規定し、適切な位置への取付を可能
とする。図３は、フック１０とリブ１１、１２との位置
関係を示す図であり、図示するように、リブ１１、１２
は、フック１０がバッテリー端子１０１のハウジング２
０と係合すると、バッテリー端子１０１のハウジング２
０との間に隙間を持つ位置に設けられる。
【００１９】次に、この移動電話装置１００に取り付け
られるバッテリー端子１０１の構成について説明する。
図４は、バッテリー端子１０１の外観を示す斜視図であ
る。図示するように、バッテリー端子１０１は、ハウジ
ング２０と、金属端子２１、２２とから構成される。
られるバッテリー端子１０１の構成について説明する。
図４は、バッテリー端子１０１の外観を示す斜視図であ
る。図示するように、バッテリー端子１０１は、ハウジ
ング２０と、金属端子２１、２２とから構成される。
【００２０】ハウジング２０は、金属端子２１、２２を
保持するためのものであり、金属端子２１、２２を嵌め
込んで固定するスリット部２３、２４が形成されてい
る。
保持するためのものであり、金属端子２１、２２を嵌め
込んで固定するスリット部２３、２４が形成されてい
る。
【００２１】金属端子２１、２２は、バッテリーパック
から電力を受給して移動電話装置１００の内部回路が設
置されたプリント基板に配送するためのものである。金
属端子２１、２２は、図５に示すような形状を有し、導
体板を彎曲させて形成したバネ接点２５、２６と、スリ
ット部２３、２４に嵌め込んで固定するための胴体部２
７とを備えている。
から電力を受給して移動電話装置１００の内部回路が設
置されたプリント基板に配送するためのものである。金
属端子２１、２２は、図５に示すような形状を有し、導
体板を彎曲させて形成したバネ接点２５、２６と、スリ
ット部２３、２４に嵌め込んで固定するための胴体部２
７とを備えている。
【００２２】バネ接点２５は、スリット部２３、２４の
一端に取り付けられ、バッテリー端子１０１が背面ケー
ス２に設置されると、貫通口５からケーシング３の外部
に露出し、バッテリーパックの出力端子と接触して電力
を受給する。バネ接点２６は、スリット部２３、２４に
おいて、バネ接点２５が取り付けられる一端と反対側の
他の一端（図４に示すバッテリー端子１０１の底面部
分）に取り付けられる。バネ接点２６は、ケーシング３
に格納された内部回路を実装するプリント基板と接触し
て、バネ接点２５がバッテリーパックから受給した電力
を、プリント基板に配置された内部回路に配送する。
一端に取り付けられ、バッテリー端子１０１が背面ケー
ス２に設置されると、貫通口５からケーシング３の外部
に露出し、バッテリーパックの出力端子と接触して電力
を受給する。バネ接点２６は、スリット部２３、２４に
おいて、バネ接点２５が取り付けられる一端と反対側の
他の一端（図４に示すバッテリー端子１０１の底面部
分）に取り付けられる。バネ接点２６は、ケーシング３
に格納された内部回路を実装するプリント基板と接触し
て、バネ接点２５がバッテリーパックから受給した電力
を、プリント基板に配置された内部回路に配送する。
【００２３】図６は、バッテリー端子１０１を図４に示
す位置Ａから見た場合の外観を示す図である。図示する
ように、バッテリー端子１０１のハウジング２０には、
背面ケース２に形成されたフック１０と係合することに
より、バッテリー端子１０１をケーシング３の内壁に固
定するための凸部として、固定用リブ２８を有してい
る。
す位置Ａから見た場合の外観を示す図である。図示する
ように、バッテリー端子１０１のハウジング２０には、
背面ケース２に形成されたフック１０と係合することに
より、バッテリー端子１０１をケーシング３の内壁に固
定するための凸部として、固定用リブ２８を有してい
る。
【００２４】以下に、この発明の実施の形態に係る移動
電話装置１００にバッテリー端子１０１を取り付ける際
の動作について説明する。バッテリー端子１０１は、凹
部４とフック１０との間に、背面ケース２の内壁に形成
されたリブ１１、１２により規定される差込方向に向け
て押し込まれることにより、背面ケース２に設けられた
所定の取付位置に取り付けることができる。
電話装置１００にバッテリー端子１０１を取り付ける際
の動作について説明する。バッテリー端子１０１は、凹
部４とフック１０との間に、背面ケース２の内壁に形成
されたリブ１１、１２により規定される差込方向に向け
て押し込まれることにより、背面ケース２に設けられた
所定の取付位置に取り付けることができる。
【００２５】この際、ハウジング２０は、例えば固定用
リブ２８が、図７（ａ）に例示するように、フック１０
に力を加える。フック１０は、ハウジング２０から受け
た力により撓み、バッテリー端子１０１の差込を可能と
する。
リブ２８が、図７（ａ）に例示するように、フック１０
に力を加える。フック１０は、ハウジング２０から受け
た力により撓み、バッテリー端子１０１の差込を可能と
する。
【００２６】バッテリー端子１０１が所定の取付位置に
到達すると、ハウジング２０からフック１０に加えられ
ていた力が低減し、フック１０は、弾性復元力により、
図７（ｂ）に示すように、ハウジング２０に形成された
固定用リブ２８と係合する。この際、フック１０は、弾
性復元力により固定用リブ２８と係合することから、例
えば固定用リブ２８に衝突し、クリック感を発生させる
ことができる。これにより、バッテリー端子１０１が取
付位置まで差し込まれたことを容易に確認することがで
きる。
到達すると、ハウジング２０からフック１０に加えられ
ていた力が低減し、フック１０は、弾性復元力により、
図７（ｂ）に示すように、ハウジング２０に形成された
固定用リブ２８と係合する。この際、フック１０は、弾
性復元力により固定用リブ２８と係合することから、例
えば固定用リブ２８に衝突し、クリック感を発生させる
ことができる。これにより、バッテリー端子１０１が取
付位置まで差し込まれたことを容易に確認することがで
きる。
【００２７】また、バッテリー端子１０１を差し込む
際、リブ１１、１２が、差込方向を規定して、ハウジン
グ２０を案内するので、所定の取付位置に適切に取り付
けることができる。図８は、バッテリー端子１０１を取
り付けたのち、背面ケース２において貫通口５が穿設さ
れた部位を、背面ケース２の内壁方向から見た場合の図
である。
際、リブ１１、１２が、差込方向を規定して、ハウジン
グ２０を案内するので、所定の取付位置に適切に取り付
けることができる。図８は、バッテリー端子１０１を取
り付けたのち、背面ケース２において貫通口５が穿設さ
れた部位を、背面ケース２の内壁方向から見た場合の図
である。
【００２８】このようにしてバッテリー端子１０１が所
定の取付位置に取り付けられたのち、図７（ｂ）に示す
ようなプリント基板ＰＢがケーシング３の内部に格納さ
れると、金属端子２１、２２のバネ接点２６がプリント
基板ＰＢに接触し、バッテリーパックからの電力を配送
可能とする。
定の取付位置に取り付けられたのち、図７（ｂ）に示す
ようなプリント基板ＰＢがケーシング３の内部に格納さ
れると、金属端子２１、２２のバネ接点２６がプリント
基板ＰＢに接触し、バッテリーパックからの電力を配送
可能とする。
【００２９】ケーシング３に取り付けられたバッテリー
端子１０１を取り外す際には、例えばマイナス・ドライ
バー等をフック１０とハウジング２０との間に差し込ん
でフック１０を撓ませておき、ハウジング２０を引き抜
くことで、簡単に取り外すことができる。
端子１０１を取り外す際には、例えばマイナス・ドライ
バー等をフック１０とハウジング２０との間に差し込ん
でフック１０を撓ませておき、ハウジング２０を引き抜
くことで、簡単に取り外すことができる。
【００３０】以上説明したように、この発明によれば、
背面ケース２の内壁に形成されたフック１０が、バッテ
リー端子１０１のハウジング２０に形成された固定用リ
ブ２８と係合して、バッテリー端子１０１を所定の取付
位置に固定する。これにより、バッテリー端子１０１を
ケーシング３に簡単に取り付けることができる。また、
バッテリー端子１０１を取り付ける際には、リブ１１、
１２がハウジング２０の差込方向を規定するので、適切
な取付が可能となる。
背面ケース２の内壁に形成されたフック１０が、バッテ
リー端子１０１のハウジング２０に形成された固定用リ
ブ２８と係合して、バッテリー端子１０１を所定の取付
位置に固定する。これにより、バッテリー端子１０１を
ケーシング３に簡単に取り付けることができる。また、
バッテリー端子１０１を取り付ける際には、リブ１１、
１２がハウジング２０の差込方向を規定するので、適切
な取付が可能となる。
【００３１】この発明は、上記実施の形態に限定され
ず、さまざま変形及び応用が可能である。例えば、上記
実施の形態では、バッテリー端子１０１のハウジング２
０が、フック１０と係合するための凸部として固定用リ
ブ２８を有するものとして説明したが、これに限定され
ない。すなわち、ハウジング２０は、図９（ａ）に示す
ように、フック１０と係合するための凹部３０を有して
いてもよく、また、図９（ｂ）に示すように、ハウジン
グ２０の角を階段状に形成した切欠部３１を設け、フッ
ク１０と係合するようにしてもよい。
ず、さまざま変形及び応用が可能である。例えば、上記
実施の形態では、バッテリー端子１０１のハウジング２
０が、フック１０と係合するための凸部として固定用リ
ブ２８を有するものとして説明したが、これに限定され
ない。すなわち、ハウジング２０は、図９（ａ）に示す
ように、フック１０と係合するための凹部３０を有して
いてもよく、また、図９（ｂ）に示すように、ハウジン
グ２０の角を階段状に形成した切欠部３１を設け、フッ
ク１０と係合するようにしてもよい。
【００３２】また、フック１０とハウジング２０とを係
合するための形状は任意に変更可能であり、例えば、図
９（ｃ）に示すように、フック１０の先端を円筒形状と
し、固定用リブ２８の形状を、フック１０の形状に適合
させてもよい。
合するための形状は任意に変更可能であり、例えば、図
９（ｃ）に示すように、フック１０の先端を円筒形状と
し、固定用リブ２８の形状を、フック１０の形状に適合
させてもよい。
【００３３】さらに、フック１０を設ける位置も変更可
能であり、例えば図１０（ａ）に示すように、背面ケー
ス２が形成する側壁との間でハウジング２０を固定する
位置に設けてもよい。また、例えば図１０（ｂ）に示す
ように、フック１０を複数設けてもよい。
能であり、例えば図１０（ａ）に示すように、背面ケー
ス２が形成する側壁との間でハウジング２０を固定する
位置に設けてもよい。また、例えば図１０（ｂ）に示す
ように、フック１０を複数設けてもよい。
【００３４】また、この発明は、移動電話装置に限定さ
れず、バッテリーパックから電力を受給して内部回路に
配送するためのバッテリー端子を取付可能な、任意の電
子機器に適用可能である。
れず、バッテリーパックから電力を受給して内部回路に
配送するためのバッテリー端子を取付可能な、任意の電
子機器に適用可能である。
【００３５】
【発明の効果】以上の説明のように、この発明によれ
ば、ケーシングの内壁に形成したフックと、バッテリー
端子のハウジングとを係合させることにより、バッテリ
ー端子を取り付けて固定することができる。これによ
り、バッテリー端子を簡単且つ適切に固定することがで
きる。
ば、ケーシングの内壁に形成したフックと、バッテリー
端子のハウジングとを係合させることにより、バッテリ
ー端子を取り付けて固定することができる。これによ
り、バッテリー端子を簡単且つ適切に固定することがで
きる。
【図１】この発明の実施の形態に係るバッテリー端子取
付構造を適用した移動電話装置の外観を示す図である。
付構造を適用した移動電話装置の外観を示す図である。
【図２】背面ケースにおいて貫通口が穿設された部位を
内壁方向から見た場合の図である。
内壁方向から見た場合の図である。
【図３】フックとリブの位置関係を説明するための図で
ある。
ある。
【図４】バッテリー端子の外観を示す斜視図である。
【図５】金属端子の形状を説明するための図である。
【図６】バッテリー端子の外観を示す図である。
【図７】バッテリー端子を取り付ける際の動作について
説明するための図である。
説明するための図である。
【図８】背面ケースにおいて貫通口が穿設された部位を
内壁方向から見た場合の図である（バッテリー端子取付
後）。
内壁方向から見た場合の図である（バッテリー端子取付
後）。
【図９】フックを係合するためのハウジングの形状の変
形例を示す図である。
形例を示す図である。
【図１０】フックの設置位置を変形した例を示す図であ
る。
る。
【図１１】従来のバッテリー端子取付構造を説明するた
めの図である。
めの図である。
１ 前面ケース ２、２０１ 背面ケース ３ ケーシング ４ 凹部 ５ 貫通口 １０ フック １１、１２、２０２ リブ ２０ ハウジング ２１、２２ 金属端子 ２３、２４ スリット部 ２５、２６ バネ接点 ２７ 胴体部 ２８ 固定用リブ ３０ 凹部 ３１ 切欠部 １００ 移動電話装置 １０１、２００ バッテリー端子 ＰＢ プリント基板
Claims (6)
- 【請求項１】内部回路が配置されたプリント基板を格納
し、所定のバッテリー端子取付位置にバッテリー端子を
取り付けて、バッテリーパックから受給した電力を内部
回路に配送可能とした電子機器用ケーシングであって、 バッテリー端子取付位置の内壁に、バッテリー端子のハ
ウジングと係合してバッテリー端子を固定するフックを
備える、 ことを特徴とする電子機器用ケーシング。 - 【請求項２】バッテリー端子を取り付ける際にバッテリ
ー端子のハウジングを前記フックと係合させるための差
込方向を規定するリブを備える、 ことを特徴とする請求項１に記載の電子機器用ケーシン
グ。 - 【請求項３】前記フックは、バッテリー端子のハウジン
グ外壁上に形成された凸部又は凹部と係合することによ
り、バッテリー端子を固定する、 ことを特徴とする請求項１又は２に記載の電子機器用ケ
ーシング。 - 【請求項４】前記フックは、バッテリー端子を取り付け
る際に、バッテリー端子のハウジングから力を受けるこ
とにより撓み、バッテリー端子が所定のバッテリー端子
取付位置に到達すると、弾性復元力により、バッテリー
端子のハウジングと係合する、 ことを特徴とする請求項１、２又は３に記載の電子機器
用ケーシング。 - 【請求項５】プリント基板に配置された内部回路を格納
するケーシングに設置されてバッテリーパックからの電
力を受給し、内部回路に配送するためのバッテリー端子
であって、 ケーシングの内壁に形成されたフックと係合することに
より取付位置への固定を可能とした形状を有するハウジ
ングを備える、 ことを特徴とするバッテリー端子。 - 【請求項６】内部回路が配置されたプリント基板を格納
するケーシングに、バッテリーパックから電力を受給す
るバッテリー端子を取り付けるためのバッテリー端子取
付構造であって、 前記ケーシングの内壁に形成されたフックと、前記バッ
テリー端子のハウジングとを係合させることにより、前
記ケーシングの端子取付位置に前記バッテリー端子を固
定する、 ことを特徴とするバッテリー端子取付構造。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2000169328A JP2001351591A (ja) | 2000-06-06 | 2000-06-06 | 電子機器用ケーシング、バッテリー端子及びバッテリー端子取付構造 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2000169328A JP2001351591A (ja) | 2000-06-06 | 2000-06-06 | 電子機器用ケーシング、バッテリー端子及びバッテリー端子取付構造 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2001351591A true JP2001351591A (ja) | 2001-12-21 |
Family
ID=18672205
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2000169328A Pending JP2001351591A (ja) | 2000-06-06 | 2000-06-06 | 電子機器用ケーシング、バッテリー端子及びバッテリー端子取付構造 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2001351591A (ja) |
Cited By (12)
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-
2000
- 2000-06-06 JP JP2000169328A patent/JP2001351591A/ja active Pending
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