JP2001351111A - 画像処理装置及び描画処理装置 - Google Patents

画像処理装置及び描画処理装置

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JP2001351111A
JP2001351111A JP2000172331A JP2000172331A JP2001351111A JP 2001351111 A JP2001351111 A JP 2001351111A JP 2000172331 A JP2000172331 A JP 2000172331A JP 2000172331 A JP2000172331 A JP 2000172331A JP 2001351111 A JP2001351111 A JP 2001351111A
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bit
rop
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JP2000172331A
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Masahiko Koyanagi
雅彦 小柳
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Fuji Xerox Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ROP処理を正確にかつ高速に実行すること
ができ、かつ構成が簡単な画像処理装置と、その画像処
理装置を用いた描画処理装置を提供する。 【解決手段】 コマンド生成部12からメモリアドレ
ス、描画データ、ROPコードを含む描画処理コマンド
17を受け取ると、メモリアクセス部21は、メモリ装
置14の指定されたメモリアドレスから下地データを読
み出す。ROP処理部22は、描画データと必要に応じ
てメモリアクセス部21から受け取った下地データに対
して、ROPコードが示すROP処理を実行する。RO
P処理後の画像データはメモリアクセス部21に返さ
れ、メモリ装置14の指定されたメモリアドレスに書き
込まれる。ROP処理部22は、描画データと下地デー
タの対応するビット位置の値に応じてROPコード中の
1ビットを選択する選択手段程度の構成でよく、簡単な
構成で高速かつ正確にROP処理を行うことができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、1ないし複数の描
画データと下地データとの間のラスタオペレーションを
行う画像処理装置、および、その画像処理装置を用いて
CRTディスプレイやプリンタ装置などのビットマップ
出力デバイスに表示あるいは印刷するためのディジタル
データを生成する描画処理装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、CRTディスプレイへの表示や
プリンタ装置への印刷など、出力デバイスへの出力を行
なう場合、ホストコンピュータに搭載されているユーザ
アプリケーションで作成された文字、図形、ラスタイメ
ージなどを含む画像データは、オペレーティングシステ
ム(以下OSと記す)で規定されたインタフェースを介
してそれらの出力デバイスを制御するためのドライバソ
フトウェアに渡される。
【0003】例えばマイクロソフト社のOSであるWi
ndows(登録商標)では、画像データはGDIと呼
ばれるインタフェースを介して描画情報としてドライバ
ソフトウェアに渡される。ドライバソフトウェアは、受
け取った描画情報に基づいて、出力デバイスが表示ある
いは印刷可能な形式に画像データを変換して出力デバイ
スに供給する。これによって、表示あるいは印刷が実行
される。
【0004】この描画情報には、画像データの他にラス
タオペレーション(以下ROPと記す)を行うためのコ
マンドが含まれている。ROPとは、2つ以上のラスタ
画像を重ね合わせるときに、単に上下関係をつけて上書
きするのではなく、それらの画像を表すビットマップデ
ータに様々な論理演算を施し、その論理演算によってラ
スタ画像の重なり方のバリエーションを得るためのもの
である。前述のGDIでは、複雑さの異なる数種類のR
OPが用意されている。ROP2は、描画データ(ペ
ン)のビットマップデータと下地データ(デスティネー
ション)のビットマップデータとの間で演算を施した結
果をデスティネーションとして格納する。ROP2で
は、16種類の論理演算が指定できる。ROP2にはミ
ックスモードと呼ばれるモードがあり、このときは、デ
スティネーションのビットマップデータの他に2つの描
画データ(前景用ペンと背景用ペン)、それにバイナリ
のイメージマスクが使用され、イメージマスクの値によ
って画素毎に前景ペンを用いたROP2と背景ペンを用
いたROP2の2種類のROP2を切り替えることがで
きる。
【0005】ROP3は、2つの描画データ(ブラシと
ソース)のビットマップデータと下地データ(デスティ
ネーション)のビットマップデータの3つの入力に対し
て演算を施した結果をデスティネーションとして格納す
る。ROP3では、256種類の論理演算が指定でき
る。ROP4では、ROP3にさらにバイナリのイメー
ジマスクが加わり、このマスクの値によって前景と背景
の2種類のROP3を切り替えることができる。
【0006】このようなROPを実行可能な描画処理装
置として、従来より、数多くの処理系が提案されてい
る。例えば、特開平10−51636号公報には、印刷
データにROPが含まれている場合のみ、ROPを実行
してラスタライズするプリンタドライバが記載されてい
る。この構成では、ROPのない印刷データに対しては
高速に処理することができ、またROPが含まれている
印刷データに対してはROPを正確に処理することがで
きる。しかし、すべての処理がホストコンピュータ上の
マイクロプロセッサおよびシステムメモリを使用して実
行されるので、処理性能が悪いという問題がある。
【0007】また特開平10−21384号公報には、
DDA処理回路とROP処理回路を統合したレンダリン
グ専用のプロセッサの構成が記載されている。この専用
レンダリングプロセッサは、特定の処理(ROP2)に
対してはホストコンピュータで処理する場合に比較して
高速であるが、GDIで提供されるその他の種類のRO
Pに対しては効果がないという問題がある。また、RO
P2を実行するにしても、専用のレンダリングプロセッ
サ及び対応するフレームメモリが必要であり、大規模な
ハードウェアシステムとならざるを得ないという問題が
ある。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上述した事
情に鑑みてなされたもので、ラスタオペレーションを正
確にかつ高速に実行することができ、かつ構成が簡単な
画像処理装置と、その画像処理装置を用いた描画処理装
置を提供することを目的とするものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、例えばROP
2に対しては、描画データと下地データの対応するビッ
ト位置の値に応じて、ROPコード中の1ビットをそれ
ぞれのビット位置ごとに選択して出力する選択手段を含
む構成とすることを特徴としている。このような選択手
段は、描画データの第iビット目の値を上位ビットと
し、下地データの第iビット目の値を下位ビットして結
合した2ビット幅の信号を選択入力信号として、4ビッ
トのROPコード中の1ビットを選択して出力する4ビ
ット入力1ビット出力のマルチプレクサ回路を、前記描
画データおよび前記下地データのビット幅に等しい個数
だけ設けることによって実現可能である。このように簡
単な回路構成によって、ROP2を正確かつ高速に実行
可能な画像処理装置を得ることができる。
【0010】なお、ROP2のミックスモードでは、第
1の描画データと第2の描画データに対して上述のよう
な選択手段をそれぞれ設け、それぞれの選択手段で第
1、第2のROPコードのビットを選択し、2つの選択
手段から出力される出力結果をイメージマスクデータに
よって合成するように構成すればよい。この場合も、簡
単な回路構成によりROP2のミックスモードを正確か
つ高速に実行可能である。
【0011】またROP3に対しては、第1及び第2の
描画データと下地データの対応するビット位置の値に応
じて、ROPコード中の1ビットをそれぞれのビット位
置ごとに選択して出力する選択手段を含む構成とするこ
とを特徴としている。このような選択手段としては、例
えば第1の描画データの第iビット目の値を最上位ビッ
トとし、第2の描画データの第iビット目の値を中間ビ
ットとし、下地データの第iビット目の値を最下位ビッ
トして結合した3ビット幅の信号を選択入力信号とし
て、8ビットのROPコード中の1ビットを選択して出
力する8ビット入力1ビット出力のマルチプレクサ回路
を、第1,第2の描画データおよび下地データのビット
幅に等しい個数だけ設けることによって実現可能であ
る。このように簡単な回路構成によって、ROP3を正
確かつ高速に実行可能な画像処理装置を得ることができ
る。
【0012】あるいは、選択手段として、次のような第
1乃至第3のマルチプレクサ回路の組を、第1,第2の
描画データおよび下地データのビット幅に等しい個数だ
け設けることによって構成することもできる。第1のマ
ルチプレクサ回路は、第1の描画データの第iビット目
の値を上位ビットとし、第2の描画データの第iビット
目の値を下位ビットとして結合した2ビット幅の信号を
選択入力信号selとしたとき、sel=00のときに
はROPコードの第1ビット目の値を選択し、sel=
01のときにはROPコードの第3ビット目の値を選択
し、sel=10のときにはROPコードの第5ビット
目の値を選択し、sel=11のときにはROPコード
の第7ビット目の値を選択して出力する4ビット入力1
ビット出力のマルチプレクサ回路で構成することができ
る。第2のマルチプレクサ回路は、同じ選択入力信号s
elが入力されたとき、sel=00のときにはROP
コードの第0ビット目の値を選択し、sel=01のと
きにはROPコードの第2ビット目の値を選択し、se
l=10のときにはROPコードの第4ビット目の値を
選択し、sel=11のときにはROPコードの第6ビ
ット目の値を選択して出力する4ビット入力1ビット出
力のマルチプレクサ回路により構成することができる。
さらに第3のマルチプレクサ回路は、下地データの第i
ビット目の値を選択入力信号として、1ならば第1のマ
ルチプレクサ回路の出力を、0ならば第2のマルチプレ
クサ回路の出力を選択して選択回路の第iビット目の出
力として出力する2ビット入力1ビット出力のマルチプ
レクサ回路により構成することができる。この場合も、
マルチプレクサという簡単な回路によって構成すること
が可能であり、正確かつ高速にROP3を実行可能であ
る。
【0013】なお、ROP4については、第1の描画デ
ータと第2の描画データに対して実行する2つのROP
コードについてそれぞれ上述のROP3のような選択手
段を設け、2つの選択手段から出力される出力結果をイ
メージマスクデータによって合成するように構成すれば
よい。この場合も、簡単な回路構成によりROP4を正
確かつ高速に実行可能である。
【0014】さらに、いずれのROPでも実行可能な構
成として、ROP3を実行する上述の構成を2組用意
し、それぞれの組の選択手段から出力される出力結果を
イメージマスクデータによって合成するように構成すれ
ばよい。ROP2やROP3ではいずれか一方を利用
し、利用した側の選択手段からの出力を選択するように
イメージマスクデータを与えればよい。また、ROP4
やROP2のミックスモードでは、両方の選択手段を用
いることによって実行可能である。このような構成によ
れば、例えばマルチプレクサ回路を多数設ける程度の簡
単な構成によって、すべてのROPを高速かつ正確に実
行することができる。
【0015】このような構成の画像処理装置を、メモリ
装置のアクセスを行うメモリアクセス手段とともに用い
ることによって、メモリ装置へデジタル画像を描画する
描画処理装置を構成することができる。画像処理装置が
正確かつ高速にROP処理を行うので、描画処理装置全
体としても高速な処理が可能となる。また、画像処理装
置が簡単な回路によって構成できるので、描画処理装置
としても小さなハードウェア規模で実現可能である。
【0016】このような描画処理装置は、1回の描画処
理につき複数画素ずつ同時に描画可能に構成したり、例
えばプリンタに出力する場合のように、描画するデジタ
ル画像とROP処理の際の色空間が異なる場合に、相互
の色空間の変換を行う色変換手段を設けた構成とするこ
とができる。
【0017】
【発明の実施の形態】図1は、本発明の描画処理装置を
備えるシステムの一例を示す全体構成図である。図中、
11はユーザアプリケーション、12はコマンド生成
部、13は描画処理装置、14はメモリ装置、15は出
力デバイス、16は描画情報、17は描画処理コマン
ド、18は画像データ、19は出力データである。ワー
ドプロセッサや表計算ソフトウェアに代表されるユーザ
ーアプリケーション11によって文書や表、画像などが
生成され、それが表示あるいは印刷されるよう指示され
ると、文字、図形、ラスタ、ROPコマンドなどを含む
描画情報16がOSのインタフェースを介してコマンド
生成部12へ渡される。
【0018】コマンド生成部12は、一般的にホストコ
ンピュータに搭載されたマイクロプロセッサ上で動作す
るドライバソフトウェアの形態をとるが、その機能の一
部がASICやASSPなどの専用ハードウェアを用い
て実装されることもある。コマンド生成部12は描画情
報16に対して、その描画情報16の解釈、曲線の微小
直線化、DDA処理、ソート処理などの一連の画像展開
処理を行って、描画処理装置13が処理可能な形式の描
画処理コマンド17を生成する。描画処理コマンド17
には、メモリアドレス、ROPコードを含む描画命令、
描画データなどが含まれる。描画処理コマンド17は、
メモリのアクセス単位である1ワード毎に1コマンドが
生成され、描画処理装置13へ入力される。
【0019】描画処理装置13は、描画処理コマンド1
7を逐次入力し、メモリ装置14上に設けられたバッフ
ァ領域に画像データ18を描画する。このとき、例えば
ROP処理によって下地データが必要な場合には、メモ
リ装置14から必要な画像データ18を読み出し、RO
P処理後に書き戻すことも行われる。この描画処理装置
13の詳細については後述する。
【0020】出力デバイス15がプリンタエンジンの場
合は、1ページ分の画像データがメモリ装置14上に生
成された時点で、出力データ19として出力デバイス1
5へ転送されることにより印刷が行われる。また、出力
デバイス15がCRTディスプレイ装置である場合は、
決められた時間間隔で定期的にメモリ装置14上の画像
データが出力データ19として読み出され、出力デバイ
ス15へ転送されることにより表示が行われる。
【0021】以下、本発明の描画処理装置の第1,第2
の実施の形態の説明においては、CRTディスプレイへ
の表示を例にとり、1画素を赤、緑、青の3色について
各8ビット幅のデータで表現する。すなわち1画素24
ビットのフルカラー表示である。説明を簡単にするため
にメモリ装置14のアクセス単位であるメモリワード幅
も24ビットとする。もちろんこれに限られるものでは
なく、画像データのビット幅やメモリのワード幅などは
任意に構成することが可能である。また、色について
も、本発明の描画処理装置の第1,第2の実施の形態に
おいては色変換を含まなければいずれの色であってもよ
く、例えば白黒であってもよい。
【0022】図2は、本発明の描画処理装置の第1の実
施の形態を示すブロック図である。図中、21はメモリ
アクセス部、22はROP処理部である。なお、ここで
は、この描画処理装置の第1の実施の形態が、図1にお
ける描画処理装置13として適用されるものとして説明
してゆく。
【0023】描画処理装置13は、メモリアクセス部2
1とROP処理部22を含んで構成されている。メモリ
アクセス部21は、コマンド生成部12から描画処理コ
マンド17の一部を受け取って、指定されたメモリアド
レスに対するリードおよびライトのアクセスを実行する
機能を持つ。ROP処理部22は、本発明の画像処理装
置であり、コマンド生成部12から描画処理コマンド1
7を受け取り、また必要に応じてメモリアクセス部21
から下地データを受け取って、指定されたROP処理を
実行する機能を持つ。
【0024】まずメモリアクセス部21について説明す
る。図3は、本発明の描画処理装置の第1の実施の形態
におけるメモリアクセス部21の一例を示すブロック図
である。図中、31,32はレジスタ回路、33は制御
回路である。メモリアクセス部21は、レジスタ回路3
1と、レジスタ回路32と、制御回路33とを含んで構
成されている。レジスタ回路31は、メモリアドレスを
格納する。レジスタ回路32は、ROPコードを含む描
画命令を格納する。制御回路33は、メモリアクセス部
21全体の動作をコントロールし、メモリ装置14のリ
ードあるいはライトアクセスなども行う。制御回路33
には、状態保持レジスタ回路や状態遷移回路などが含ま
れる。
【0025】図4は、本発明の描画処理装置の第1の実
施の形態におけるメモリアクセス部21の動作の一例を
示すフローチャートである。コマンド生成部12から描
画処理コマンド17が入力されると、そのうちのメモリ
アドレスがレジスタ回路31へ、描画データやROPコ
ードを含む描画命令がレジスタ回路32へ格納される。
制御回路33は、S1において、レジスタ回路32に格
納されている描画命令を解釈して、今回の描画処理に下
地データ(図中ではDと記す)が必要か否かを判断す
る。もし下地データ(D)が必要でなければS3へ進
み、ROP処理部22によるROP処理を行う。下地デ
ータ(D)が必要ならば、S2において、レジスタ回路
31に格納されているアドレスをもとにメモリ装置14
をリードアクセスして下地データ(D)を読み出し、R
OP処理部22へ読み出した下地データ(D)を渡す。
S3では、後述するROP処理部22にROP処理を行
わせ、その処理の終了を待つ。ROP処理部22からR
OP後の画像データ(図中ではRと記す)が返される
と、S4において、ROP処理部22から受け取ったR
OP処理後の画像データ(R)を、レジスタ回路31に
格納されているメモリ装置14のアドレスへ書き込む。
以上で1ワード分の描画処理が終了する。このような処
理を、入力されるすべての描画処理コマンド17に対し
て次々と繰り返し実行する。
【0026】次にROP処理部22について、いくつか
の構成例を説明する。上述のようにROP処理部22は
本発明の画像処理装置が適用される。そのため、以下の
ROP処理部22の構成例は、そのまま本発明の画像処
理装置の実施の形態を示すものである。
【0027】図5は、ROP処理部22の第1の構成例
を示すブロック図である。図中、41〜43,45はレ
ジスタ回路、44は組合せ回路である。このROP処理
部22の第1の構成例は、描画データと下地データに対
してROPコードに従ったROP処理を行う、ROP2
を実行する機能を持っている。そのための構成として、
入力側のレジスタ回路41〜43と、ROPを実行する
組み合わせ回路44と、出力側のレジスタ45を有して
いる。レジスタ回路41は、ROPコードを格納する。
レジスタ回路42は、ペンまたはブラシと呼ばれる描画
データを格納する。レジスタ回路43は、メモリアドレ
ス部21を経由して入力される下地データを格納する。
組合せ回路44は、レジスタ回路42に格納されている
描画データとレジスタ回路43に格納されている下地デ
ータとの論理演算を、レジスタ回路41に格納されてい
るROPコードに従って実行する。レジスタ回路45
は、ROP後の画像データを格納する。
【0028】上述のように、このROP処理部22の第
1の構成例では、ROP2を実行する機能を持つ。図6
は、ROP2で定義される論理演算とROPコードの対
応の説明図である。図6において、論理演算は逆ポーラ
ンド語記法で表している。ペンまたはブラシ(描画デー
タ)の画素の状態をP、Pと重なる下地データの画素の
状態をDとし、論理積をa、論理和をo、論理否定をn
と表せば、DPoは下地とペンの論理和をとることを表
す。PとDはそれぞれ1と0の2種類の値を取るので、
それらの組合せは全部で4通りとなる。それぞれについ
てROP2の結果は必ず1か0になるので、結果の種類
もまた2通りである。PとDのすべての組合せに対する
結果の全体では、図6に示すように16通りの演算が可
能である。図6において例えばDPo(DとPの論理和
演算)の行を見ると1110と読める。これをそのまま
2進数として読んだものがROP2におけるROPコー
ドとなる。したがって、ROPコードが1110であれ
ば、DPoの論理演算を実行することを示している。上
述のようにPとDの値の組合せに対する論理演算の結果
は16通りであるので、ROP2におけるROPコード
は4ビット長である。
【0029】図7は、組合せ回路44の一例を示す構成
図である。図中、46−0〜46−23は選択回路であ
る。図7に示すように組合せ回路44は、同一の選択回
路46が出力ビット幅に等しい個数(この例では24
個)だけ配置されている。i番目の選択回路46−iに
は、ROPコード(C)と、描画データ(P)の第iビ
ット目の値P(i)と、下地データ(D)の第iビット
目の値D(i)が入力され、ROP処理後の画像データ
(R)の第iビット目の値R(i)が出力される。
【0030】図8は、選択回路46−iの一例を示す構
成図である。図中、47はマルチプレクサ回路である。
選択回路46−iは4ビット入力1ビット出力のマルチ
プレクサ回路47により構成することができる。マルチ
プレクサ回路47の選択信号入力端子selには、P
(i)を上位ビット、D(i)を下位ビットとして結合
した2ビットの信号が入力される。入力信号として4ビ
ットのROPコードが入力されている。そして、sel
=00のときは、ROPコード(C)の第0ビット目の
値C(0)が選択されてR(i)として出力される。s
el=01のときは、ROPコード(C)の第1ビット
目の値C(1)が選択されてR(i)として出力され
る。sel=10のときは、ROPコード(C)の第2
ビット目の値C(2)が選択されてR(i)として出力
される。sel=11のときは、ROPコード(C)の
第3ビット目の値C(3)が選択されてR(i)として
出力される。
【0031】例えば図6に示すDPoを演算するROP
コード1110が入力されているとき、P=1,D=1
であればROPコードの第3ビット目の1が出力され
る。同様に、P=1,D=0の場合にはROPコードの
第2ビット目の1が出力され、P=0,D=1の場合に
はROPコードの第1ビット目の1が出力され、P=
0,D=0の場合にはROPコードの第0ビット目の0
が出力される。これは、PとDの論理和演算の結果に他
ならない。他のROP処理についても同様である。
【0032】このような図8に示す選択回路46−i
を、図7に示すように描画データや下地データ、出力デ
ータのビット幅と等しい数だけ配置することにより、指
定されたROPコード(C)に対応した描画データ
(P)と下地データ(D)に対する論理演算を非常に高
速に実行することができる。
【0033】図9は、ROP処理部22の第2の構成例
を示すブロック図である。図中、51〜54,56はレ
ジスタ回路、55は組合せ回路である。このROP処理
部22の第2の構成例は、2つの描画データと下地デー
タに対してROPコードに従ったROP処理を行う、R
OP3を実行する機能を持っている。そのための構成と
して、入力側のレジスタ回路51〜54と、ROPを実
行する組み合わせ回路55と、出力側のレジスタ56を
有している。レジスタ回路51は、ROPコードを格納
する。レジスタ回路52は、ペンまたはブラシと呼ばれ
る描画データを格納する。レジスタ回路53は、ソース
と呼ばれる描画データを格納する。レジスタ回路54
は、メモリアドレス部21を経由して入力される下地デ
ータを格納する。組合せ回路55は、レジスタ回路52
及びレジスタ回路53に格納されている2つの描画デー
タとレジスタ回路54に格納されている下地データとの
論理演算を、レジスタ回路51に格納されているROP
コードに従って実行する。レジスタ回路56は、ROP
後の画像データを格納する。
【0034】上述のように、このROP処理部22の第
2の構成例では、ROP3を実行する機能を持つ。図1
0は、ROP3で定義される論理演算とROPコードの
対応の説明図である。ROP3では重なりあう3つの画
像に対する論理演算を定義している。図10において、
パターンまたはブラシの描画データの画素の状態をP、
ソースの画像データの画素の状態をS、下地の画素の状
態をDとし、論理積をa、論理和をo、論理否定をnと
表し、論理演算は逆ポーランド語記法で表している。例
えばDPSooは、まずPとSの論理和をとり、続いて
その結果とDとの論理和をとることを表す。これは重な
り合う3つの画素全部の論理和をとることと等価であ
る。PとSとDはそれぞれ1と0の2種類の値を取るの
で、それらの組合せは全部で8通りとなる。この組合せ
のそれぞれについてROPの結果は必ず1か0になるの
で、結果の種類もまた2通りである。PとSとDのすべ
ての組合せとその組合せに対する結果との全体の組合せ
は、図10に示すように256通りとなり、256通り
の演算が可能である。図10において、例えばDPSo
onの行を見ると00000001と読める。これをそ
のまま2進数として読んだものがROP3のROPコー
ドとなる。したがってROP3におけるROPコードは
8ビット長である。
【0035】図11は、組合せ回路55の一例を示す構
成図である。図中、57−0〜57−23は選択回路で
ある。図11に示すように、組合せ回路55は、同一の
選択回路57が出力ビット幅に等しい個数(この例では
24個)だけ設けられている。i番目の選択回路57−
iにはROPコード(C)と、ペンの描画データ(P)
の第iビット目の値P(i)と、ソースの描画データ
(S)の第iビット目の値S(i)と、下地データ
(D)の第iビット目の値D(i)が入力され、ROP
処理後の画像データ(R)の第iビット目の値R(i)
が出力される。
【0036】図12は、組合せ回路55の選択回路57
−iの一例を示す構成図である。図中、58〜60はマ
ルチプレクサ回路である。図12に示す例では、選択回
路57−iは、4ビット入力1ビット出力の2個のマル
チプレクサ回路58,59と2ビット入力1ビット出力
のマルチプレクサ回路60から構成されている。マルチ
プレクサ回路58の入力端子には、8ビットのROPコ
ードのうち、第1,3,5,7番目のビットが入力され
ている。また、マルチプレクサ回路58の入力端子に
は、8ビットのROPコード(C)のうち、第0,2,
4,6番目のビットが入力されている。さらに、マルチ
プレクサ回路58,59の選択信号入力端子selAお
よびselBには、ペンの描画データ(P)の第iビッ
ト目の値P(i)を上位ビット、ソースの描画データ
(S)の第iビット目の値S(i)を下位ビットとして
結合した2ビットの信号が入力される。
【0037】そしてマルチプレクサ回路58では、se
lA=00のときは、ROPコード(C)の第1ビット
目の値C(1)が選択されて出力される。selA=0
1のときは、ROPコード(C)の第3ビット目の値C
(3)が選択されて出力される。selA=10のとき
は、ROPコード(C)の第5ビット目の値C(5)が
選択されて出力される。selA=11のときは、RO
Pコード(C)の第7ビット目の値C(7)が選択され
て出力される。またマルチプレクサ回路59では、se
lB=00のときは、ROPコード(C)の第0ビット
目の値C(0)が選択されて出力される。selB=0
1のときは、ROPコード(C)の第2ビット目の値C
(2)が選択されて出力される。selB=10のとき
は、ROPコード(C)の第4ビット目の値C(4)が
選択されて出力される。selB=11のときは、RO
Pコード(C)の第6ビット目の値C(6)が選択され
て出力される。
【0038】マルチプレクサ回路60の入力端子にはマ
ルチプレクサ回路58及びマルチプレクサ回路59の出
力が入力されており、また、選択信号入力端子selC
には、下地データ(D)の第iビット目の値D(i)が
入力されている。そして、selC=0のときは、マル
チプレクサ回路59の出力が選択されて、ROP処理後
の画像データ(R)の第iビット目の値R(i)として
出力される。またselC=1のときは、マルチプレク
サ回路58の出力が選択されてR(i)として出力され
る。
【0039】例えば図10に示すROP3のROPコー
ドの表において、ペンの描画データの値Pとソースの描
画データSが決まれば、ROPコードの隣接する2つの
ビットのいずれかがROP後の値となることが分かる。
具体的には、P=0,S=0であれば、ROPコードの
第0ビットか第1ビットのいずれかである。同様に、P
=0,S=1であればROPコードの第2ビットか第3
ビットのいずれか、P=1,S=0であればROPコー
ドの第4ビットか第5ビットのいずれか、P=1,S=
1であればROPコードの第6ビットか第7ビットのい
ずれかである。いずれの値をとるかは、下地データの値
(D)によって決定される。マルチプレクサ回路58,
59では、ペンの描画データの値Pとソースの描画デー
タSによって限定されるROPコードの2ビットを選択
し、そのいずれかをマルチプレクサ回路60によって選
択している。
【0040】このような図12に示す選択回路57−i
を、図11に示すように2つの描画データや下地デー
タ、出力データのビット幅と等しい数だけ配置すること
により、指定されたROP3のROPコード(C)に対
応した2つの描画データ(P,S)と下地データ(D)
に対する論理演算を非常に高速に実行することができ
る。
【0041】また、このROP処理部22の第2の構成
例は、描画処理コマンド17に対して以下に述べる2つ
の処置を施すことで、ROP2の処理をも実行すること
ができるようになる。 (1)PおよびSの両方に、ROP2のペンを表す描画
データをセットする。 (2)ROPコード(C)の上位4ビットと下位4ビッ
トに共にROP2コードをセットする。
【0042】図13は、ROP処理部22の第3の構成
例を示すブロック図、図14は、ROP4の概念図であ
る。図中、61〜66,70はレジスタ回路、67,6
8は組合せ回路、69は合成回路である。このROP処
理部22の第3の構成例は、ROP4を実行する機能を
持っている。ROP4は、例えば図14に示すように、
ROP3にもう1つのROPコードと、イメージマスク
IMが加わる。これにより、ROP3の3つの画像デー
タに対して2種類の論理演算を切替えて適用することが
可能となっている。2種類のROP3は、それぞれ前景
と背景に適用され、2つの描画データと下地データに対
して前景用のROPコードに従ったROP3処理と背景
用のROPコードに従ったROP3処理を行い、両者を
イメージマスクIMによって合成することになる。前景
と背景を区別するのがイメージマスクIMであり、例え
ばIM=1の画素が前景、IM=0の画素が背景にな
る。図14(B)に示す例では、イメージマスクIMの
黒く塗りつぶした部分がIM=1の部分、白い部分がI
M=0の部分である。これによって、図14(C)に示
すように前景用のROPコードに従ったROP3(前景
ROP3)が施された画像領域と、背景用のROPコー
ドに従ったROP3(背景ROP3)が施された画像領
域とが合成された画像データを得ることができる。な
お、画素同士の論理演算機能(すなわちROPコード)
としてはROP3と同じ256通りのうち2種類が指定
できる。また、イメージマスクIMの値として、IM=
0の画素が前景、IM=1の画素が背景としてもよい。
【0043】このようなROP4の機能を実現するた
め、図13に示したROP処理部22の第3の構成例で
は、入力側のレジスタ回路61〜66と、ROP3を実
行する2つの組み合わせ回路67,68と、合成回路6
9と、出力側のレジスタ70を有している。レジスタ回
路61は、前景用のROPコードを格納する。またレジ
スタ回路62は、背景用のROPコードを格納する。レ
ジスタ回路63は、ペンまたはブラシと呼ばれる描画デ
ータを格納する。レジスタ回路64は、ソースと呼ばれ
る描画データを格納する。レジスタ回路65は、メモリ
アドレス部21を経由して入力される下地データを格納
する。レジスタ回路66は、イメージマスクを格納す
る。
【0044】組合せ回路67は、レジスタ回路63及び
レジスタ回路64に格納されている2つの描画データと
レジスタ回路65に格納されている下地データとの論理
演算(ROP3)を、レジスタ回路61に格納されてい
る前景用のROPコードに従って実行する。また組合せ
回路68は、レジスタ回路63及びレジスタ回路64に
格納されている2つの描画データとレジスタ回路65に
格納されている下地データとの論理演算(ROP3)
を、レジスタ回路62に格納されている背景用のROP
コードに従って実行する。合成回路69は、組合せ回路
67から出力される前景用のROPコードに従ってRO
P3処理を行った結果と、組合せ回路68から出力され
る背景用のROPコードに従ってROP3処理を行った
結果とを、レジスタ回路66に格納されているイメージ
マスクIMに従って合成する。レジスタ回路70は、前
景用のROP処理及び背景用のROP処理の結果を合成
した(すなわちROP4後の)画像データを格納する。
【0045】組合せ回路67および68の構成は、上述
のROP処理部22の第2の構成例において図11およ
び図12を用いて説明したものと同一である。組合せ回
路67,68への2つの描画データ(P、S)と下地デ
ータ(D)の入力は共通であり、ROPコード(C)だ
けが異なっている。
【0046】図15は、合成回路69の一例を示す構成
図である。図中、71−0〜71−23は選択回路であ
る。合成回路69は、例えば図15に示すように、同一
の選択回路71が出力ビット幅に等しい個数(この例で
は24個)だけ設けられている。i番目の選択回路71
−iには、イメージマスクIMと、組合せ回路67から
出力される前景ROP3の実行結果FRの第iビット目
の値FR(i)と、組合せ回路68から出力される背景
ROP3の実行結果BRの第iビット目の値BR(i)
が入力され、Rの第iビット目の値R(i)が出力され
る。個々の選択回路71−iは、R(i)=(IM a
nd FR(i)) or (notIM and B
R(i))の演算を実行する。
【0047】図16は、選択回路71−iの一例を示す
構成図である。図中、72、74,75はNAND回
路、73はNOT回路である。NAND回路72は、イ
メージマスクIMと、組合せ回路67から出力される前
景ROP3の実行結果FRの第iビット目の値FR
(i)が入力され、その論理積、すなわち(IM an
dFR(i))を演算して演算結果の反転信号を出力す
る。NAND回路74は、イメージマスクIMのNOT
回路73で論理が反転された信号(すなわちnotI
M)と、組合せ回路68から出力される背景ROP3の
実行結果BRの第iビット目の値BR(i)が入力さ
れ、その論理積、すなわち(not IM and B
R(i))を演算して演算結果の反転信号を出力する。
NAND回路75は、NAND回路72の出力とNAN
D回路74の出力との論理積を演算して、演算結果の反
転信号を出力する。NAND回路72及びNAND回路
74の反転とNAND回路75の論理積及び反転によっ
て、実質的にNAND回路72及びNAND回路74に
おける論理積の結果の論理和が演算され、R(i)=
(IM and FR(i)) or (not IM
and BR(i))の演算が実行される。合成回路
69は、このような図16に示す選択回路71−iを、
図15に示すように出力データのビット幅と等しい数だ
け配置すればよい。
【0048】なお、上述の例ではイメージマスクIMの
値として、IM=1の画素が前景、IM=0の画素が背
景とした場合について示したが、イメージマスクIMの
値としてIM=0の画素が前景、IM=1の画素が背景
とする場合には、図15における個々の選択回路71−
iは、R(i)=(not IM and FR
(i)) or (IM and BR(i))の演算
を実行すればよい。この場合の選択回路71−iの回路
構成としては、図16におけるNOT回路73をNAN
D回路72の入力側に設け、NAND回路74にはイメ
ージマスクIMが直接入力されるように構成すればよ
い。
【0049】上述した構成とすることにより、指定され
た2種類のROP3のROPコード(FC、BC)に対
応した2つの描画データ(P,S)と下地データ(D)
に対する2種類の論理演算を並列に実行するため、RO
P4の処理を非常に高速に実行することができる。
【0050】なお、このようなROP4を実行する構成
においてROP3を実行することも可能であり、例えば
イメージマスクIMを省略するか、あるいはイメージマ
スクIMの値を、前景を選択する値または背景を選択す
る値のいずれかにより全画素を構成するようにし、RO
P3のROPコードをイメージマスクIMの値に応じて
前景用のROPコードあるいは背景用のROPコードの
いずれかとして入力すればよい。これにより、ROP処
理部22の第3の構成例でも、ROP3の処理を高速に
実行することができる。もちろん、ROP処理部22の
第2の構成例でも述べたように、ROP2の処理を高速
に実行することも可能である。
【0051】図17は、ROP処理部22の第4の構成
例を示すブロック図、図18は、ROP2ミックスモー
ドの概念図である。図中、81〜86,90はレジスタ
回路、87,88は組合せ回路、89は合成回路であ
る。このROP処理部22の第4の構成例は、ROP2
ミックスモードを実行する機能を持っている。ROP2
ミックスモードは、例えば図18に示すように、ROP
2にもう1つのROPコードと、もう1つのペンを表す
描画データと、イメージマスクIMが加わる。これによ
り、2種類のROP2を切り替えて適用することが可能
となっている。画素同士の論理演算機能(すなわちRO
Pコード)としてはROP2と同じ16通りのうち2種
類が指定できる。2種類のROP2は、それぞれ前景と
背景に適用され、前景用の描画データ(図18(A)に
おけるFP)と下地データ(D)に対して前景用のRO
Pコードに従ったROP2処理と、背景用の描画データ
(図18(A)におけるBP)と下地データ(D)に対
して背景用のROPコードに従ったROP2処理が行わ
れる。そして、両者をイメージマスクIMによって合成
することになる。前景と背景を区別するのがイメージマ
スクIMであり、例えばIM=1の画素が前景、IM=
0の画素が背景になる。図18(B)に示す例では、イ
メージマスクIMの黒く塗りつぶした部分がIM=1の
部分、白い部分がIM=0の部分である。これによっ
て、図18(C)に示すように前景用のROPコード及
び前景用の描画データを用いたROP2(前景ROP
2)の画像領域と、背景用のROPコード及び背景用の
描画データを用いたROP2(背景ROP2)の画像領
域とが合成された画像データを得ることができる。この
ROP2ミックスモードは、ペンの描画データが前景用
と背景用の2種類使用される点でROP4と異なってい
る。なお、イメージマスクIMの値として、IM=0の
画素が前景、IM=1の画素が背景としてもよい。
【0052】このようなROP2ミックスモードの機能
を実現するため、図17に示したROP処理部22の第
4の構成例では、入力側のレジスタ回路81〜86と、
ROP2を実行する2つの組み合わせ回路87,88
と、合成回路89と、出力側のレジスタ90を有してい
る。レジスタ回路81は、前景用のROPコードを格納
する。またレジスタ回路82は、背景用のROPコード
を格納する。レジスタ回路83は、前景用ペンを表す描
画データを格納する。レジスタ回路84は、背景用ペン
を表す描画データを格納する。レジスタ回路85は、メ
モリアドレス部21を経由して入力される下地データを
格納する。レジスタ回路86は、イメージマスクを格納
する。
【0053】組合せ回路87は、レジスタ回路83に格
納されている前景用の描画データとレジスタ回路85に
格納されている下地データとの論理演算(ROP2)
を、レジスタ回路81に格納されている前景用のROP
コードに従って実行する。また組合せ回路88は、レジ
スタ回路84に格納されている背景用の描画データとレ
ジスタ回路85に格納されている下地データとの論理演
算(ROP2)を、レジスタ回路82に格納されている
背景用のROPコードに従って実行する。合成回路89
は、組合せ回路87から出力される前景用のROP2処
理を行った結果と、組合せ回路88から出力される背景
用のROP2処理を行った結果とを、レジスタ回路86
に格納されているイメージマスクIMに従って合成す
る。レジスタ回路90は、前景用のROP処理及び背景
用のROP処理の結果を合成した(すなわちROP2ミ
ックスモードで処理後の)画像データを格納する。
【0054】組合せ回路87および88の構成は、上述
のROP処理部22の第1の構成例において図7および
図8を用いて説明したものと同一である。組合せ回路8
7,88への下地データ(D)の入力は共通であり、描
画データ(P)、ROPコード(C)の入力が異なって
いる。また合成回路89は、上述のROP処理部22の
第3の構成例において図15および図16を用いて説明
したものと同一であるのでここでは説明を省略する。
【0055】このような構成とすることにより、指定さ
れた前景用のROP2のROPコード(FC)に対応し
た前景用の描画データ(FP)と下地データ(D)に対
する論理演算と、背景用のROP2のROPコード(B
C)に対応した背景用の描画データ(BP)と下地デー
タ(D)に対する論理演算とを並列に実行するため、R
OP2ミックスモードの処理を非常に高速に実行するこ
とができる。なおイメージマスクIMを省略するか、あ
るいはイメージマスクIMの全画素を、前景を選択する
値あるいは背景を選択する値にするとともに、ROP2
のROPコード及び描画データをイメージマスクIMの
値に応じて前景用あるいは背景用として入力することに
より、ROP2の処理をも高速に実行することができ
る。
【0056】図19は、ROP処理部22の第5の構成
例を示すブロック図である。図中、91〜98,102
はレジスタ回路、99,100は組合せ回路、101は
合成回路である。このROP処理部22の第5の構成例
は、ROP2、ROP2のミックスモード、ROP3、
およびROP4のすべてを実行する機能を持った例を示
している。そのための構成として、入力側のレジスタ回
路91〜98と、ROP3を実行可能な組み合わせ回路
99,100と、合成回路101と、出力側のレジスタ
102を有している。
【0057】組合せ回路99は、前景のROP3を実行
する。この組合せ回路99に入力されるデータがレジス
タ回路91〜94に格納されている。レジスタ回路91
は、前景用のROPコードを格納する。レジスタ回路9
2は、前景用のペンまたはブラシあるいはパターンを表
す描画データを格納する。レジスタ回路93は、ソース
を表す描画データを格納する。レジスタ回路94は、メ
モリアドレス部21を経由して入力される下地データを
格納する。
【0058】組合せ回路100は、背景のROP3を実
行する。この組合せ回路100に入力されるデータがレ
ジスタ回路94〜97に格納されている。なお、レジス
タ回路94は、組合せ回路99と共用される。レジスタ
回路95は、背景用のROPコードを格納する。レジス
タ回路96は、背景用のペンまたはブラシあるいはパタ
ーンを表す描画データを格納する。レジスタ回路97
は、ソースを表す描画データを格納する。
【0059】レジスタ回路98にはイメージマスクが格
納される。合成回路101は、組合せ回路99から出力
される前景用のROP処理を行った結果と、組合せ回路
100から出力される背景用のROP処理を行った結果
とを、レジスタ回路98に格納されているイメージマス
クに従って合成する。レジスタ回路102は、前景用の
ROP処理及び背景用のROP処理の結果を合成した画
像データを格納する。
【0060】なお、組合せ回路99,100に入力され
る下地データ以外の各データは、例えば図1や図2に示
すコマンド生成部12で生成され、各レジスタ回路へ入
力されるものとする。
【0061】組合せ回路99および組合せ回路100の
構成は、上述のROP処理部22の第2の構成例におい
て図11および図12に示した構成と同一である。両者
の下地データ(D)の入力は共通であり、描画データ
(P、S)およびROPコード(C)の入力が異なって
いる。また、合成回路101は上述のROP処理部22
の第3の構成例において図15および図16に示した構
成と同一であるのでここでは説明を省略する。
【0062】以下、このROP処理部22の第5の構成
例においてROPの種類毎に入力される描画処理コマン
ド17の内容と処理の流れを説明する。通常のROP2
の場合、前景用のROPコード(FC)の上位4ビット
と下位4ビットの両方にROP2のROPコードがセッ
トされる。また、ROP2のペンを表す描画データは、
前景用のペンを表す描画データ(FP)と前景用のソー
スを表す描画データ(FS)の両方にセットされる。さ
らに下地データ(D)には、(もし必要ならば)メモリ
アクセス部21によってメモリ装置14から読み出され
た下地データがセットされる。これにより、上述のRO
P処理部22の第2の構成例で説明したように、組合せ
回路99の出力(FR)がROP2の結果と一致する。
さらに合成回路101で常に組合せ回路99の出力(F
R)が選択されるように、イメージマスクIMには1を
セットしておく。これによって、ROP2の結果がレジ
スタ回路102に格納され、メモリアクセス部21へ出
力される。
【0063】なお、背景用のペンを表す描画データ(B
P)、背景用のソースを表す描画データ(BS)、背景
用のROPコード(BC)には任意の値がセットされて
良い。ROP2に関しては、ROP処理部22の出力は
これらのレジスタの値に依存しない。
【0064】ミックスモードのROP2の場合、前景用
のROPコード(FC)の上位4ビットと下位4ビット
の両方に前景用のROP2のROPコードがセットされ
る。また、背景用のROPコード(BC)の上位4ビッ
トと下位4ビットの両方に背景用のROP2のROPコ
ードがセットされる。さらに、前景用の描画データは前
景用のペンを表す描画データ(FP)及び前景用のソー
スを表す描画データ(FS)の両方にセットされ、背景
用の描画データは背景用のペンを表す描画データ(B
P)及び背景用のソースを表す描画データ(BS)の両
方にセットされる。下地データ(D)には、(もし必要
ならば)メモリアクセス部21によってメモリ装置14
から読み出された下地データがセットされる。
【0065】組合せ回路99の出力(FR)は前景用R
OP2の結果と一致し、組合せ回路100の出力(B
R)は背景用ROP2の結果と一致する。イメージマス
クIMの値に応じて合成回路101で組合せ回路99の
出力(FR)あるいは組合せ回路100の出力(BR)
が選択され、ROP2のミックスモードでの結果(R)
がレジスタ回路102に格納され、メモリアクセス部2
1へ出力される。
【0066】ROP3の場合、ROP3のROPコード
は前景用のROPコード(FC)としてセットされ、パ
ターンまたはブラシを表す描画データは前景用のペンを
表す描画データ(FP)としてセットされ、ソースを表
す描画データは前景用のソースを表す描画データ(F
S)としてセットされる。下地データ(D)には、(も
し必要ならば)メモリアクセス部21によってメモリ装
置14から読み出された下地データがセットされる。組
合せ回路99の出力(FR)がROP3の結果となる。
合成回路101で常に組合せ回路99からの出力(F
R)が選択されるように、イメージマスクIMに1をセ
ットしておけば、ROP3の結果がレジスタ回路102
に格納され、メモリアクセス部21へ出力される。
【0067】なお、背景用のペンを表す描画データ(B
P)、背景用のソースを表す描画データ(BS)、背景
用のROPコード(BC)には任意の値がセットされて
良い。ROP3に関しては、ROP処理部22の出力は
これらのレジスタの値に依存しない。
【0068】ROP4の場合、前景用ROP3のROP
コードは前景用のROPコード(FC)にセットされ、
背景用ROP3のROPコードは背景用のROPコード
(BC)としてセットされる。パターンまたはブラシを
表す描画データは、前景用のペンを表す描画データ(F
P)と、背景用のペンを表す描画データ(BP)の両方
へセットされる。ソースを表す描画データは前景用のソ
ースを表す描画データ(FS)と、背景用のソースを表
す描画データ(BS)の両方へセットされる。下地デー
タ(D)には、(もし必要ならば)メモリアクセス部2
1によってメモリ装置14から読み出された下地データ
がセットされる。
【0069】組合せ回路99の出力(FR)は、前景の
ROP3の結果となり、組合せ回路100の出力(B
R)は背景のROP3の結果となる。イメージマスクI
Mの値に応じて合成回路101で組合せ回路99の出力
(FR)または組合せ回路100の出力(BR)が選択
され、ROP4の結果がレジスタ回路102に格納さ
れ、メモリアクセス部21へ出力される。
【0070】以上説明したように、このROP処理部2
2の第5の構成例においては、ROP2、ミックスモー
ドのROP2、ROP3、およびROP4のすべてを実
行できる。それとともに、ミックスモードのROP2や
ROP4における2種類の論理演算を並列に実行するた
め、すべてのROP処理を非常に高速に実行することが
できる。
【0071】以上、本発明の画像処理装置の実施の形態
であるROP処理部22の構成についていくつか示し
た。これらの構成はいずれも非常に簡単な構成であり、
正確かつ高速にROP処理を実行できる。例えば図2に
示すような本発明の描画処理装置の第1の実施の形態に
組み込んだ場合でも、メモリアクセス部21やその他の
回路とともにASICなどの専用ハードウェアを用いて
実装することが可能である。この場合、相対的に動作が
遅いメモリへのアクセス時間の中へROP処理時間を隠
してしまうことも可能となる。
【0072】次に、本発明の描画処理装置の第2の実施
の形態について説明する。上述の描画処理装置の第1の
実施の形態では、メモリ装置14のワード幅と画素デー
タ幅が一致した、1回の処理で1画素を処理するものと
して説明した。この第2の実施の形態では、メモリワー
ド幅が画素データ幅のM倍(Mは2以上の整数)となる
ような、複数画素を同時に処理できる描画処理装置およ
びそれを用いたシステムの例を示す。なお、基本的な構
成は上述の図2に示した構成と同様である。
【0073】以下の説明では、一例として4画素96ビ
ットを同時に処理する例を示す。メモリ装置14と描画
処理装置13の間は96ビット幅のデータバスで結ばれ
ている。1つのコマンドで4画素を処理するため、描画
処理コマンド17にワードマスク情報MMが追加され
る。ワードマスク情報MMは、1ワード4画素中の実際
に描画する画素を指定する4ビット幅のマスク情報であ
り、ワードマスク情報MMが1の画素は描画されるが0
の画素は描画されず下地データがそのまま残るよう処理
される。
【0074】メモリアクセス部21は、コマンド生成部
12から描画処理コマンド17の一部を受け取って、指
定されたメモリアドレスに対するリードおよびライトの
アクセス、およびワードマスク情報に基づいたMM合成
処理を実行する機能を持つ。図20は、本発明の描画処
理装置の第2の実施の形態におけるメモリアクセス部2
1の一例を示すブロック図である。図中、図3と同様の
部分には同じ符号を付してある。34はレジスタ回路で
ある。メモリアクセス部21は、メモリアドレスを格納
するレジスタ回路31と、ROPコードを含む描画命令
を格納するレジスタ回路32と、ワードマスク情報を格
納するレジスタ回路34と、全体の動作をコントロール
し、メモリ装置14のリードあるいはライトアクセスな
どを行う制御回路33とから構成されている。制御回路
33には、状態保持レジスタ回路や状態遷移回路などが
含まれている。
【0075】図21は、本発明の描画処理装置の第2の
実施の形態におけるメモリアクセス部21の動作の一例
を示すフローチャートである。コマンド生成部12から
描画処理コマンド17が各レジスタへ入力されると、制
御回路33は、S11においてレジスタ回路32に格納
されている描画命令を解釈して、今回の描画処理に下地
データ(図中ではDとして示す)が必要か否かを判断す
る。もし下地データ(D)が必要でなければS13へ進
み、ROP処理部22によるROP処理を行う。
【0076】S11で下地データ(D)が必要であると
判断された場合は、S12において、レジスタ回路31
に格納されているアドレスにから4画素分の下地データ
(D)を1回のリードアクセスでメモリ装置14から読
み出し、ROP処理部22へ渡す。S13ではROP処
理部22においてROP処理を行う処理ステップであ
り、メモリアクセス部21はROP処理部22の処理が
終了するのを待つ。ROP処理部22からROP後の画
像データ(R)が入力されると、S14において、S1
2で読み出した下地データ(D)とROP処理部22か
ら受け取ったROP処理後の画像データ(R)、および
レジスタ回路34に格納されているワードマスク情報
(MM)を用いて合成処理を実行する。具体的には、下
地データ(D)およびROP後の画像データ(R)の4
画素それぞれに対して、R’=(MMand R) o
r (not MM and D)の演算を実行する。
次にS15において、S14の演算結果(R’)を、レ
ジスタ回路31に格納されているアドレスに従い、メモ
リ装置14へ書き込む。以上で1ワード分の描画処理が
終了する。このような処理を入力されるすべての描画処
理コマンド17に対して次々と繰り返し実行する。
【0077】なお、ROP処理部22の構成は、上述の
描画処理装置の第1の実施の形態においてROP処理部
22の第1ないし第5の構成例として説明した構成と同
様であるが、各描画データ、下地データの画素数が1で
はなく4となる点が異なっている。
【0078】この描画処理装置の第2の実施の形態によ
れば、複数画素の描画処理を並列に実行するため、すべ
てのROP処理を非常に高速に実行することができる。
【0079】次に、本発明の描画処理装置の第3の実施
の形態について説明する。上述の描画処理装置の第1の
実施の形態では、CRTディスプレイへの表示を行うシ
ステムを前提として示したが、この第3の実施の形態で
はプリンタ装置で印刷を行うシステムに描画処理装置を
適用した場合の構成を示す。
【0080】まず、プリンタ装置に印刷する場合のシス
テムの動作について、図1を用いて説明する。ユーザア
プリケーション11によって画像が生成され、その画像
を印刷するよう指示されると、文字、図形、ラスタイメ
ージ、ROPコマンドなどを含む描画情報16がOSの
インタフェースを介してコマンド生成部12へ渡され
る。コマンド生成部12は、一般的にホストコンピュー
タに搭載されたマイクロプロセッサ上で動作するドライ
バソフトウェアの形態をとるが、その機能の一部がAS
ICやASSPなどの専用ハードウェアを用いて実装さ
れることもある。また、機能の一部あるいは大部分がプ
リンタ側に設けられた特別なハードウェア上に実装され
ることもある。
【0081】コマンド生成部12は、描画情報16に対
して、その描画情報16を解釈し、また、曲線の微小直
線化、DDA処理、ソート処理などの一連の画像展開処
理を行う。そして、描画処理装置13が処理可能な形式
の描画処理コマンド17を生成する。OSから渡される
描画情報16はCRTディスプレイの色空間であるRG
B(赤、緑、青)色空間で表現される。しかし、出力デ
バイス15であるプリンタ装置中のプリンタエンジンが
印刷可能な印刷データはCMYK(シアン、マゼンタ、
イエロー、黒)色空間で表現しなければならない場合が
多い。このような場合、コマンド生成部12はRGB色
空間からCMYK色空間への色変換処理も実行する。ま
た、RGB色空間で定義されたROPコードをCMY色
空間のROPコードへ変換する処理も実行する。このと
き、RGB色空間で定義されたROP処理をCMYK色
空間で行うことは、色空間の次元が異なるため正確性を
欠くので、通常は行われない。描画処理コマンド17に
はメモリアドレス、CMY色空間でのROPコードを含
む描画命令、CMYK色空間で表現された描画データな
どが含まれる。
【0082】描画処理コマンド17は、メモリのアクセ
ス単位である1ワード毎に1コマンドが生成され、描画
処理装置13へ入力される。以下で説明する本発明の描
画処理装置の第3の実施の形態によって構成されている
描画処理装置13は、描画処理コマンド17を逐次入力
し、メモリ装置14上に設けられたバッファ領域に画像
データを描画する。このバッファ領域は、1ページ分の
容量がある場合はページバッファと呼ばれ、ページをタ
ンザク状に分割したバンドが格納できるだけの容量であ
る場合はバンドバッファと呼ばれる。1ページあるいは
1バンド分の画像データがメモリ装置14上に生成され
た時点で出力データ19が印刷データとして出力デバイ
ス15であるプリンタ装置へ転送されることにより印刷
が行われる。
【0083】なお、以下の説明では、一例として1画素
をCMYK各1ビット幅、合計4ビット幅のデータで表
現する。説明を簡単にするためにメモリ装置14のアク
セス単位であるメモリワード幅も4ビットとする。もち
ろんこれに限られるものではない。
【0084】図22は、本発明の描画処理装置の第3の
実施の形態を示すブロック図である。図中、図2と同様
の部分には同じ符号を付して詳細な説明を省略する。2
3は色変換処理部である。この第3の実施の形態におけ
る描画処理装置13は、メモリアクセス部21とROP
処理部22とともに、色変換処理部23を含んで構成さ
れている。
【0085】メモリアクセス部21は、コマンド生成部
12から描画処理コマンド17の一部を受け取って、指
定されたメモリアドレスに対するリードおよびライトの
アクセスを実行する機能を持つ。メモリ装置14から読
み出した下地データは色変換処理部23へ送られる。ま
た、メモリ装置14へ書き込む画像データは色変換処理
部23から受け取る。
【0086】色変換処理部23は、メモリアクセス部2
1からCMYK各1ビットで表現された下地データを入
力して、CMY各1ビットの下地データに変換してRO
P処理部22へ出力する。また、コマンド生成部12か
らCMYK各1ビットで表現された描画データを入力し
て、CMY各1ビットの描画データに変換してROP処
理部22へ出力する。さらに、ROP処理部22でRO
Pが適用された後の画像データを入力して、CMY各1
ビットの画像データからCMYK各1ビットの画像デー
タへ変換してメモリアクセス部21へ出力する。CMY
K色空間のデータからCMY色空間のデータへの変換
は、例えば各CMYに対してKと論理積をとることによ
り実行することができる。また、CMY色空間のデータ
からCMYK色空間のデータへの変換は、例えばCMY
すべてが1の画素のみKを1にしてCMYを0にするこ
とにより実行することができる。
【0087】ROP処理部22は、色変換処理部23か
らCMY各1ビットで表現された描画データと下地デー
タを入力し、コマンド生成部12から受け取ったROP
コードにしたがって、描画データと下地データに対する
論理演算を実行する機能を持つ。
【0088】なお、上述のメモリアクセス部21および
ROP処理部22の構成は、上述の描画処理装置の第
1,第2の実施の形態で説明したものと同様であるの
で、ここでは説明を省略する。ただし、各描画データ、
下地データがRGB各8ビットではなくCMYK各1ビ
ットあるいはCMY各1ビットで表現される点が異なっ
ている。
【0089】特にROP処理部22は、上述の描画処理
装置の第1の実施の形態のいてROP処理部22の第1
ないし第5の構成例として説明した本発明の画像処理装
置が適用可能であり、簡単な構成によって高速かつ正確
にROP処理を行うことができる。また、上述の描画処
理装置の第2の実施の形態を適用すれば、複数画素分の
描画処理を並列して実行できるため、ROP処理、さら
には描画処理全体を高速に実行することができる。その
ため、プリンタへの印刷処理を高速に行うことができ、
かつ画面表示と印刷結果が一致した美しい印刷を行うこ
とができる。
【0090】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
によれば、従来のソフトウェアによる処理に比較して非
常に高速にROP処理を実行することができるととも
に、従来のレンダリングプロセッサを複数設けるような
システムと比べて格段に簡単なハードウェア構成によっ
て、正確にROP処理を実行できる画像処理装置を実現
することができる。
【0091】このような本発明の画像処理装置を用いて
描画処理装置を構成することによって、ROP処理を含
む描画処理を高速に実行することが可能になる。さら
に、プリンタ装置のようなディスプレイ表示と異なる色
空間を有する出力デバイスに対しても、色変換処理とR
OP処理とメモリアクセス処理を並列にしかもシームレ
スに実行することにより、正確かつ高速な描画処理を達
成することができ、美しい印刷結果を得ることができる
という効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の描画処理装置を備えるシステムの一
例を示す全体構成図である。
【図2】 本発明の描画処理装置の第1の実施の形態を
示すブロック図である。
【図3】 本発明の描画処理装置の第1の実施の形態に
おけるメモリアクセス部21の一例を示すブロック図で
ある。
【図4】 本発明の描画処理装置の第1の実施の形態に
おけるメモリアクセス部21の動作の一例を示すフロー
チャートである。
【図5】 ROP処理部22の第1の構成例を示すブロ
ック図である。
【図6】 ROP2で定義される論理演算とROPコー
ドの対応の説明図である。
【図7】 組合せ回路44の一例を示す構成図である。
【図8】 選択回路46−iの一例を示す構成図であ
る。
【図9】 ROP処理部22の第2の構成例を示すブロ
ック図である。
【図10】 ROP3で定義される論理演算とROPコ
ードの対応の説明図である。
【図11】 組合せ回路55の一例を示す構成図であ
る。
【図12】 組合せ回路55の選択回路57−iの一例
を示す構成図である。
【図13】 ROP処理部22の第3の構成例を示すブ
ロック図である。
【図14】 ROP4の概念図である。
【図15】 合成回路69の一例を示す構成図である。
【図16】 選択回路71−iの一例を示す構成図であ
る。
【図17】 ROP処理部22の第4の構成例を示すブ
ロック図である。
【図18】 ROP2ミックスモードの概念図である。
【図19】 ROP処理部22の第5の構成例を示すブ
ロック図である。
【図20】 本発明の描画処理装置の第2の実施の形態
におけるメモリアクセス部21の一例を示すブロック図
である。
【図21】 本発明の描画処理装置の第2の実施の形態
におけるメモリアクセス部21の動作の一例を示すフロ
ーチャートである。
【図22】 本発明の描画処理装置の第3の実施の形態
を示すブロック図である。
【符号の説明】
11…ユーザアプリケーション、12…コマンド生成
部、13…描画処理装置、14…メモリ装置、15…出
力デバイス、16…描画情報、17…描画処理コマン
ド、18…画像データ、19…出力データ、21…メモ
リアクセス部、22…ROP処理部、23…色変換処理
部、31,32…レジスタ回路、33…制御回路、34
…レジスタ回路、41〜43,45…レジスタ回路、4
4…組合せ回路、46−0〜46−23…選択回路、4
7…マルチプレクサ回路、51〜54,56…レジスタ
回路、55…組合せ回路、57−0〜57−23…選択
回路、58〜60…マルチプレクサ回路、61〜66,
70…レジスタ回路、67,68…組合せ回路、69…
合成回路、71−0〜71−23…選択回路、72、7
4,75…NAND回路、73…NOT回路、81〜8
6,90…レジスタ回路、87,88…組合せ回路、8
9…合成回路、91〜98,102…レジスタ回路、9
9,100…組合せ回路、101…合成回路。

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 描画データと下地データとラスタオペレ
    ーションの種類を表すROPコードを受け取って前記R
    OPコードに従って前記描画データと前記下地データの
    論理演算を実行する画像処理装置において、前記描画デ
    ータを格納する第1の記憶手段と、前記下地データを格
    納する第2の記憶手段と、前記ROPコードを格納する
    第3の記憶手段と、前記描画データと前記下地データの
    対応するビット位置の値に応じて前記ROPコード中の
    1ビットをそれぞれのビット位置ごとに選択して出力す
    る選択手段を有することを特徴とする画像処理装置。
  2. 【請求項2】 第1及び第2の描画データと下地データ
    とラスタオペレーションの種類を表すROPコードを受
    け取って前記ROPコードに従って前記第1,第2の描
    画データ及び前記下地データの論理演算を実行する画像
    処理装置において、前記第1の描画データを格納する第
    1の記憶手段と、前記第2の描画データを格納する第2
    の記憶手段と、前記下地データを格納する第3の記憶手
    段と、前記ROPコードを格納する第4の記憶手段と、
    前記第1及び第2の描画データと前記下地データの対応
    するビット位置の値に応じて前記ROPコード中の1ビ
    ットをそれぞれのビット位置ごとに選択して出力する選
    択手段を有することを特徴とする画像処理装置。
  3. 【請求項3】 第1及び第2の描画データと下地データ
    とラスタオペレーションの種類を表す第1及び第2のR
    OPコードと使用する前記第1または第2のROPコー
    ドを選択するためのイメージマスクデータを受け取って
    該イメージマスクデータに従って前記第1または第2の
    ROPコードが示す論理演算を前記第1,第2の描画デ
    ータ及び前記下地データに対して実行する画像処理装置
    において、前記第1の描画データを格納する第1の記憶
    手段と、前記第2の描画データを格納する第2の記憶手
    段と、前記下地データを格納する第3の記憶手段と、前
    記第1のROPコードを格納する第4の記憶手段と、前
    記第2のROPコードを格納する第5の記憶手段と、前
    記イメージマスクデータを格納する第6の記憶手段と、
    前記第1及び第2の描画データと前記下地データの対応
    するビット位置の値に応じて前記第1のROPコード中
    の1ビットをそれぞれのビット位置ごとに選択して出力
    する第1の選択手段と、前記第1及び第2の描画データ
    と前記下地データの対応するビット位置の値に応じて前
    記第2のROPコード中の1ビットをそれぞれのビット
    位置ごとに選択して出力する第2の選択手段と、前記第
    1の選択手段の出力結果及び前記第2の選択手段の出力
    結果を前記イメージマスクデータに基づいて合成処理す
    る合成手段を有することを特徴とする画像処理装置。
  4. 【請求項4】 第1及び第2の描画データと下地データ
    と前記第1の描画データ及び前記下地データに対するラ
    スタオペレーションの種類を表す第1のROPコードと
    前記第2の描画データ及び前記下地データに対するラス
    タオペレーションの種類を表す第2のROPコードと前
    記第1または第2のROPコードを用いたラスタオペレ
    ーション結果を選択するためのイメージマスクデータを
    受け取って該イメージマスクデータに従って前記第1ま
    たは第2のROPコードが示す論理演算を前記第1また
    は第2の描画データと前記下地データに対して実行する
    画像処理装置において、前記第1の描画データを格納す
    る第1の記憶手段と、前記第2の描画データを格納する
    第2の記憶手段と、前記下地データを格納する第3の記
    憶手段と、前記第1のROPコードを格納する第4の記
    憶手段と、前記第2のROPコードを格納する第5の記
    憶手段と、前記イメージマスクデータを格納する第6の
    記憶手段と、前記第1の描画データと前記下地データの
    対応するビット位置の値に応じて前記第1のROPコー
    ド中の1ビットをそれぞれのビット位置ごとに選択して
    出力する第1の選択手段と、前記第2の描画データと前
    記下地データの対応するビット位置の値に応じて前記第
    2のROPコード中の1ビットをそれぞれのビット位置
    ごとに選択して出力する第2の選択手段と、前記第1の
    選択手段の出力結果及び前記第2の選択手段の出力結果
    を前記イメージマスクデータに基づいて合成処理する合
    成手段を有することを特徴とする画像処理装置。
  5. 【請求項5】 第1ないし第4の描画データと下地デー
    タと前記第1,第2の描画データ及び下地データに対し
    て行うラスタオペレーションの種類を表す第1のROP
    コードと前記第3,第4の描画データ及び下地データに
    対して行うラスタオペレーションの種類を表す第2のR
    OPコードと使用する前記第1または第2のROPコー
    ドを選択するためのイメージマスクデータを受け取って
    該イメージマスクデータに従って前記第1または第2の
    ROPコードが示す論理演算を前記第1,第2の描画デ
    ータ及び前記下地データあるいは前記第3,第4の描画
    データ及び前記下地データに対して実行する画像処理装
    置において、前記第1の描画データを格納する第1の記
    憶手段と、前記第2の描画データを格納する第2の記憶
    手段と、前記第3の描画データを格納する第3の記憶手
    段と、前記第4の描画データを格納する第4の記憶手段
    と、前記下地データを格納する第5の記憶手段と、前記
    第1のROPコードを格納する第6の記憶手段と、前記
    第2のROPコードを格納する第7の記憶手段と、前記
    イメージマスクデータを格納する第8の記憶手段と、前
    記第1及び第2の描画データと前記下地データの対応す
    るビット位置の値に応じて前記第1のROPコード中の
    1ビットをそれぞれのビット位置ごとに選択して出力す
    る第1の選択手段と、前記第3及び第4の描画データと
    前記下地データの対応するビット位置の値に応じて前記
    第2のROPコード中の1ビットをそれぞれのビット位
    置ごとに選択して出力する第2の選択手段と、前記第1
    の選択手段の出力結果及び前記第2の選択手段の出力結
    果を前記イメージマスクデータに基づいて合成処理する
    合成手段を有することを特徴とする画像処理装置。
  6. 【請求項6】 前記選択手段または前記第1,第2の選
    択手段は、前記描画データの第iビット目の値を上位ビ
    ットとし前記下地データの第iビット目の値を下位ビッ
    トして結合した2ビット幅の信号を選択入力信号として
    4ビットのROPコード中の1ビットを選択して出力す
    る4ビット入力1ビット出力のマルチプレクサ回路を、
    前記描画データおよび前記下地データのビット幅に等し
    い個数だけ有すること特徴とする請求項1または請求項
    4に記載の画像処理装置。
  7. 【請求項7】 前記選択手段または前記第1,第2の選
    択手段は、前記第1の描画データの第iビット目の値を
    最上位ビットとし前記第2の描画データの第iビット目
    の値を中間ビットとし前記下地データの第iビット目の
    値を最下位ビットして結合した3ビット幅の信号を選択
    入力信号として8ビットのROPコード中の1ビットを
    選択して出力する8ビット入力1ビット出力のマルチプ
    レクサ回路を、前記第1,第2の描画データおよび前記
    下地データのビット幅に等しい個数だけ有することを特
    徴とする請求項2または請求項3または請求項5に記載
    の画像処理装置。
  8. 【請求項8】 前記選択手段または前記第1,第2の選
    択手段は、前記第1の描画データの第iビット目の値を
    上位ビットとし前記第2の描画データの第iビット目の
    値を下位ビットとして結合した2ビット幅の信号が選択
    入力信号selとして入力されsel=00のときには
    前記ROPコードの第1ビット目の値を選択しsel=
    01のときには前記ROPコードの第3ビット目の値を
    選択しsel=10のときには前記ROPコードの第5
    ビット目の値を選択しsel=11のときには前記RO
    Pコードの第7ビット目の値を選択して出力する4ビッ
    ト入力1ビット出力の第1のマルチプレクサ回路、同じ
    く前記選択入力信号selが入力されsel=00のと
    きには前記ROPコードの第0ビット目の値を選択しs
    el=01のときには前記ROPコードの第2ビット目
    の値を選択しsel=10のときには前記ROPコード
    の第4ビット目の値を選択しsel=11のときには前
    記ROPコードの第6ビット目の値を選択して出力する
    4ビット入力1ビット出力の第2のマルチプレクサ回
    路、および、前記下地データの第iビット目の値を選択
    入力信号として1ならば前記第1のマルチプレクサ回路
    の出力を0ならば前記第2のマルチプレクサ回路の出力
    を選択して選択回路の第iビット目の出力として出力す
    る2ビット入力1ビット出力の第3のマルチプレクサ回
    路からなるマルチプレクサ回路の組を、前記第1,第2
    の描画データおよび前記下地データのビット幅に等しい
    個数だけ有していることを特徴とする請求項2または請
    求項3または請求項5に記載の画像処理装置。
  9. 【請求項9】 1つ以上の描画データと、メモリアドレ
    スと、ラスタオペレーションの種類を表すROPコード
    とを含む描画処理コマンドを入力して、前記描画処理コ
    マンドに基づいてメモリ装置へディジタル画像データを
    描画する描画処理装置において、前記メモリ装置の前記
    メモリアドレスからの下地データの読み出しおよびラス
    タオペレーション後の描画データの前記メモリアドレス
    への書き込みを実行するメモリアクセス手段と、入力さ
    れた前記描画データと前記メモリアクセス手段から受け
    取った前記下地データとの論理演算を前記ROPコード
    にしたがって実行して結果をメモリアクセス手段へ返す
    請求項1ないし請求項8のいずれか1項に記載の画像処
    理装置を有することを特徴とする描画処理装置。
  10. 【請求項10】 1組以上の連続する複数画素分の描画
    データと、メモリアドレスと、ラスタオペレーションの
    種類を表すROPコードと、前記複数画素分の描画デー
    タのうち有効な画素を示すマスク情報とを含む描画処理
    コマンドを入力して、前記描画処理コマンドに基づいて
    メモリ装置へディジタル画像データを描画する描画処理
    装置において、前記メモリ装置の前記メモリアドレスか
    ら複数画素分の下地データを読み出す処理とラスタオペ
    レーション後の複数画素の描画データについて有効画素
    と有効でない画素に対応する下地データとを合成するマ
    スク処理と該マスク処理を行って合成した結果の複数画
    素のデータを前記メモリアドレスへ書き込む処理を実行
    するメモリアクセス手段と、入力された前記描画データ
    とメモリアクセス手段から受け取った下地データとの論
    理演算を前記ROPコードにしたがって実行して結果を
    メモリアクセス手段へ返す請求項1ないし請求項8のい
    ずれか1項に記載の画像処理装置を有し、1回の描画処
    理につき複数画素ずつ同時に描画することを特徴とする
    描画処理装置。
  11. 【請求項11】 1つ以上の描画データと、メモリアド
    レスと、ラスタオペレーションの種類を表すROPコー
    ドとを含む描画処理コマンドを入力して、前記描画処理
    コマンドに基づいてメモリ装置へ第1の色空間で表現さ
    れるディジタル画像データを描画する描画処理装置にお
    いて、前記メモリ装置の前記メモリアドレスからの下地
    データの読み出しおよび第1の色空間で表現された描画
    データの前記メモリアドレスへの書き込みを実行するメ
    モリアクセス手段と、該メモリアクセス手段から受け取
    った前記下地データに対する第1の色空間から第2の色
    空間への色空間変換及びラスタオペレーション後の描画
    データに対する第2の色空間から第1の色空間への色空
    間変換を少なくとも実行する色変換処理手段と、入力さ
    れた第2の色空間の前記描画データと第2の色空間に変
    換された下地データとの第2の色空間上で定義される論
    理演算を前記ROPコードにしたがって実行して結果を
    色変換処理手段へ返す請求項1ないし請求項8のいずれ
    か1項に記載の画像処理装置を有することを特徴とする
    描画処理装置。
  12. 【請求項12】 1組以上の連続する複数画素分の描画
    データと、メモリアドレスと、ラスタオペレーションの
    種類を表すROPコードと、前記複数画素分の描画デー
    タのうち有効な画素を示すマスク情報とを含む描画処理
    コマンドを入力して、前記描画処理コマンドに基づいて
    メモリ装置へ第1の色空間で表現されるディジタル画像
    データを描画する描画処理装置において、前記メモリ装
    置の前記メモリアドレスから複数画素分の下地データを
    読み出す処理と第1の色空間で表現された描画データに
    ついて有効画素と有効でない画素に対応する前記下地デ
    ータとを合成するマスク処理と該マスク処理を行って合
    成した結果の複数画素のデータを前記メモリアドレスへ
    書き込む処理を実行するメモリアクセス手段と、該メモ
    リアクセス手段から受け取った前記下地データに対する
    前記第1の色空間から第2の色空間への色空間変換及び
    ラスタオペレーション後の描画データに対する第2の色
    空間から第1の色空間への色空間変換を少なくとも実行
    する色変換処理手段と、入力された第2の色空間の前記
    描画データと第2の色空間に変換された下地データとの
    第2の色空間上で定義される論理演算を前記ROPコー
    ドにしたがって実行して結果を色変換処理手段へ返す請
    求項1ないし請求項8のいずれか1項に記載の画像処理
    装置を有し、1回の描画処理につき複数画素ずつ同時に
    描画することを特徴とする描画処理装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2011000860A (ja) * 2009-06-22 2011-01-06 Ricoh Co Ltd 画像形成装置、画像データ処理方法及び制御プログラム
JP2014110602A (ja) * 2012-12-04 2014-06-12 Canon Inc 画像処理装置、画像処理方法、コンピュータプログラム

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