JP2001350396A - 筆順・画数の教示装置,方法、及びその方法を含む記録媒体 - Google Patents

筆順・画数の教示装置,方法、及びその方法を含む記録媒体

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JP2001350396A
JP2001350396A JP2000174193A JP2000174193A JP2001350396A JP 2001350396 A JP2001350396 A JP 2001350396A JP 2000174193 A JP2000174193 A JP 2000174193A JP 2000174193 A JP2000174193 A JP 2000174193A JP 2001350396 A JP2001350396 A JP 2001350396A
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JP2000174193A
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English (en)
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Keiko Abe
圭子 安部
Toshimi Yokota
登志美 横田
Soshiro Kuzunuki
壮四郎 葛貫
Ryunosuke Murao
龍之介 村尾
Yukio Saito
幸夫 斉藤
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Hitachi Ltd
Hitachi Information Systems Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
Hitachi Information Systems Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】オンライン文字認識技術を利用し、入力された
文字の筆順、および、画数をチェックし、誤っている場
合、間違い個所を教示するシステムを提供する。 【解決手段】文字を入力する文字入力部と、入力された
文字を認識する文字認識部と、入力された文字の筆順と
正解の筆順が一致しているか判定する筆順判定部、およ
び、入力された文字の画数と正解の画数が一致している
か判定する画数判定部、の一方、または両方、入力され
た文字の筆順,画数の一方、および両方を教示する教示
部とを備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、オンライン文字認
識技術を利用して入力された文字の筆順・画数をチェッ
クし、誤っている場合、間違いの部分を教示する筆順・
画数教示方法及びそれを用いた装置、またそれが記憶さ
れた媒体に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、文字の筆順・画数の教育をする場
合、教えられる側は、紙に1画ずつ書く(1画,1+2
画,1+2+3画、…で場所を変えて書く)、あるい
は、1画ずつ、色を変え(例:1画は赤、2画目は青
…)、画数の番号を振って書くなどし、教師は、それを
チェックするという方法が用いられてきた。しかし、こ
の方法では、教えられる側が1画ずつ場所を変えて何度
も書くのは効率が悪いし、ペンを持ち替えて色を変えた
り、画数の番号を振ったりするのも大変であった。さら
に、それをチェックする教師側も、画数を辿ってチェッ
クする必要があり、効率が悪かった。
【0003】また、コンピュータを利用した筆順学習方
法としては、特開平9−138635 号に、筆順に従って、1
画ずつ文字を表示する方法があった。また、特開平7−9
701号に、1画ずつ別のフォントを用意し、漢字を筆順
に従ったフォントで表示する方法が開示されている。こ
れらは、正しい筆順を表示できるが、ユーザが正しい筆
順・学習で文字を書けるかどうか、チェックすることが
できなかった。また、筆順・画数の誤り箇所を特定し
て、誤り箇所を教示することができなかった。
【0004】一方、従来、オンライン手書き文字認識の
技術が開発され、ペン入力携帯端末などに利用されてい
る。オンラインでは、入力されたストロークの順番が分
かるため、一般に、入力されたストロークの各画のスト
ロークと、辞書に登録されたストロークの各画どうし
(1画は1画、2画は2画…)の差分(距離値)を求め
て、距離値の小さいパターンの文字を、認識結果とする
方法が用いられている。これは、高速に認識できる一方
で、筆順を誤って入力すると、正しく認識できない問題
があった。
【0005】しかし、その一方で、OCRなどの筆順フ
リーの文字認識技術も開発されている。これらは、独自
の技術で、筆順を考慮しなくても、実用的な時間で認識
結果を得られるようになっている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】従来の方法である、文
字の筆順・画数の教育で、教えられる側の、1画ずつ何
度も書く、あるいは、ペンを持ち替えて色を変えたり、
画数の番号を振ったりするという手間を省き、さらに、
筆順・画数をチェックする教師側の手間も省き、自動で
文字の筆順・画数を判定する教育システムを構築するこ
とを、本発明の1つ目の目的とする。つまり、紙に書い
た後では判定できない文字の筆順・画数を自動で判定
し、筆順・画数の誤り箇所を指摘しながら正しい筆順を
教示することを、第一の目的とする。
【0007】従来のオンライン文字認識は、筆順が分か
るため、一般に、入力されたストロークの各画のストロ
ークと、辞書に登録されたストロークの各画どうし(1
画は1画、2画は2画…)の差分を求めて認識結果を得
る方法が取られているが、その場合、筆順を誤って入力
すると、正しく認識できない。しかし、筆順を全て入れ
替えて、辞書パターンとマッチングすると、その組合せ
は、認識対象文字数がN個,画数K画、1文字あたりの
マッチングコストがMの場合、N×K!×Mという、膨
大な回数のマッチングを必要とし、とても実用的な認識
時間で認識することができなかった。
【0008】一方で、実用的な認識時間で、筆順を考慮
せずに認識できる文字認識(OCR方式等)が実用化さ
れている。
【0009】本発明の他の目的は、実用的な時間で、正
しい文字の筆順・画数と、入力された文字の筆順・画数
の誤り個所を教えるシステムを提供することである。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は、文字を入力
し、入力された文字に対応する筆順,画数の一方、また
は、両方出力する構成とする。
【0011】また、文字を手書き入力し、入力された文
字を文字認識して候補文字を得て、入力された文字の入
力ストロークと、前記候補文字に対応する、あらかじめ
筆順が定められた正解の文字の正解ストロークの対応を
組み替えて、組み替えられた入力ストロークと正解スト
ロークの距離を求め、求められた距離に基づき、入力ス
トロークと正解ストロークの画を対応づけ、対応付けら
れた結果から、正しい筆順,筆順の誤り情報の一方、ま
たは、両方を出力する構成とする。
【0012】また、文字を手書き入力し、入力された文
字を文字認識して候補文字を得て、入力された文字の入
力ストロークと、前記候補文字に対応する、あらかじめ
筆順が定められた正解の文字の正解ストロークの対応を
組み替えて、組み替えられた入力ストロークと正解スト
ロークの距離を求め、求められた距離に基づき、入力ス
トロークと正解ストロークの画を対応づけ、対応付けら
れた結果から、正しい画数,画数の誤り情報の一方、ま
たは、両方を出力する構成とする。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、図面を用いて、本発明の一
実施例である「文字認識を利用した筆順・画数教示シス
テム」を説明する。
【0014】図1に、本発明の一実施例である「文字認
識を利用した筆順・画数教示システム」の構成を示す。
手書き文字を入力する手書き入力部(101)、入力し
た文字を筆順フリーで認識する文字認識部(102)、
入力されたストロークと、前記、文字認識部で認識結果
となった文字の辞書パターンのストロークの対応を組み
替えて、入力ストロークと辞書ストロークの距離を求め
る、ストローク対応組替部(103)、ストロークを組
み替えて距離を求めた結果から、入力ストロークと辞書
のストロークの画の対応関係を求める、ストローク対応
判定部(104)、前記ストローク対応判定部(104)
により求めた入力ストロークと辞書のストロークの画の
対応関係から、正しい筆順・画数や筆順・画数の誤り個
所を教示する、筆順教示部(105),筆順教示部(1
05)の教示内容を表示する、表示部(106)により
構成される。なお、文字認識部(102)の構成によっ
ては、ストローク対応組替部(103)、および、スト
ローク対応判定部(104)の処理を含んでいる場合もあ
る。その場合は、ストローク対応組替部(103)、お
よび、ストローク対応判定部(104)を別に設けなく
てもよい。また、教示する内容を表示部(106)に表
示せず、ファイルなどに出力してもよい。
【0015】動作を説明する。ユーザが手書き入力部
(101)により手書き文字を入力すると、入力した文
字を文字認識部(102)で筆順フリーに文字認識し
て、認識結果の文字を得る。次に、ストローク対応組替
部(103)で、入力されたストロークと、前記、文字
認識部で認識結果となった文字の辞書パターン(正解パ
ターン)のストロークの対応を組み替えて、入力ストロ
ークと辞書ストロークの距離を求める。さらに、ストロ
ーク対応判定部(104)で、ストローク対応組替部
(103)により、ストロークを組み替えて求めた距離
値から、ストローク毎の距離値の和が最小となる、入力
ストロークと辞書のストロークの対応関係(画の対応関
係)を求める。そして、筆順教示部(105)は、前
記、ストローク対応判定部(104)により求めた、入
力ストロークと辞書のストロークの画の対応関係から、
正しい筆順・画数や筆順・画数の誤り個所の情報を得
て、それを表示部(106)に表示してユーザ教示す
る。なお、文字認識部(102)の構成によって、スト
ローク対応組替部(103)、および、ストローク対応
判定部(104)の処理が文字認識部(102)に含ま
れている場合は、筆順教示部(105)は、文字認識部
(102)から正しい筆順・画数や筆順・画数の誤り個
所の情報を得て、表示部(106)にそれを表示してユ
ーザに教示する。また、正しい筆順・画数や筆順・画数
の誤り個所の情報は、表示部(106)に表示する以外
にも、例えば、ファイルに出力してもよい。
【0016】図14を用いて、本発明の一実施例である
「文字認識を利用した筆順・画数教示システム」のハー
ドウェア構成を説明する。ハードウェアは、CPU(140
1),RAM(1402),ROM(1403),入力装
置(1404),出力装置(1405)により構成され
る。「文字認識を利用した筆順・画数教示システム」は、
入力装置(1404)から入力した入力ストロークに対
し、記憶装置(ROM(1403)やRAM(140
2))に記憶してある、文字認識部(102),ストロ
ーク対応組替部(103),ストローク対応判定部(1
04)、および、筆順教示部(105)のプログラム
を、CPU(1401)が読み出し、RAM(102)
を使って処理し、処理した結果(正しい文字の筆順・画
数と誤り個所)を出力装置(1405)に表示すること
によって実行する。なお、各処理の流れについては、次
に、図2を用いて説明する。
【0017】図2を用いて、処理の流れを説明する。ユ
ーザが手書き入力部(101)により手書き文字を入力
すると(201)、入力した文字を文字認識部(10
2)で筆順フリーに文字認識して、認識結果の文字を得
る(202)。認識結果の文字の画数と入力されたスト
ロークの画数が合っていなければ(203)、正しい画
数や画数の間違い個所(続け書き個所)を教示してもよ
い(208)。この時、画数の情報は、文字認識の辞書
から取得すればよい。また、画数の間違い個所(続け書
き個所)は、文字認識部(102)から取得する。も
し、認識結果の文字の画数と入力されたストロークの画
数が合っていれば(203)、ストローク対応組替部
(103)で、入力されたストロークと、前記、文字認
識部で認識結果となった文字の辞書パターンのストロー
クの対応を組み替えて、入力ストロークと辞書ストロー
クのマッチングをし、距離を求める(204)。さら
に、ストローク対応判定部(104)で、ストローク対
応組替部(103)により、ストロークを組み替えて求
めた距離値から、ストロークの距離値の和が最小とな
る、入力ストロークと辞書のストロークの対応を求める
(205)。ストロークの距離値の和が最小となる、入
力ストロークと辞書のストロークの対応から、入力され
たストロークと辞書(正解)のストロークの画の対応関
係や、対応が間違っている画の情報を得る(206)。
そして、筆順教示部(105)で、正しい筆順や、筆順
の誤り個所を表示部(106)に表示して教示する(2
07)。なお、文字認識部(102)の構成によって、
ストローク対応組替部(103)、および、ストローク
対応判定部(104)の処理が文字認識部(102)に
含まれている場合は、筆順教示部(105)は、文字認
識部(102)から正しい筆順や筆順の誤り個所の情報
を得て(206)、表示部(106)にそれを表示して
ユーザに教示する(207)。なお、教示する内容は、
表示部(206)に表示する以外に、ファイルに出力す
る方法などもある。
【0018】次に、図3を用いて、ストローク対応組替
部(103)、ストローク対応判定部(104)、およ
び、筆順教示部(105)で、ストローク教示のための
情報を得る方法の概要を説明する。入力パターン
(「あ」)は、図のように、1画:縦棒,2画:横棒,
3画:丸型の順に入力されたとする。このパターンが
「あ」であるということは、文字認識部(102)で、
筆順フリーの文字認識(例:OCR,筆順フリー文字認
識など)をすることにより求められる。そこで、この文
字「あ」のオンライン認識用の辞書パターン(1画:横
棒,2画:縦棒,3画:丸型)を抽出する。この段階で
は、実際には、1画が縦棒、2画が横棒のようにコード
化はされていないため、入力の画と辞書の画の対応は分
からない(逆に、文字認識部(102)等でコード化する
方式ならば、対応が分かることもある)。そこで、図の
中段のように、入力パターンのストロークの筆順を組み
替えたパターン((1画:縦棒,2画:横棒,3画:丸
型)、(1画:縦棒,2画:丸型,3画:横棒)…)を
生成し、それを、筆順を固定した(正解の)辞書パター
ンと、1画は1画どうし、2画は2画どうし、3画は3
画どうしマッチングする。そして、組み替えしたそれぞ
れの入力パターンと辞書パターンの距離値を求め、最も
距離値が小さくなったときの組み替え入力パターンが、
辞書と筆順が一致する、正しい筆順であることが分か
る。図の例では、3番目の組み替えパターン(1画:横
棒,2画:縦棒,3画:丸型)と辞書パターン(1画:
横棒,2画:縦棒,3画:丸型)の距離値が最小(6
0)となり、それが、正解の筆順である事が分かる。そ
して、筆順教示情報である、入力パターンの正解の筆順
と、筆順が誤っている対応違いの画(ストローク)の情
報を得ることが出来る。
【0019】以上のように、入力パターンのストローク
(画)を、全て組み替えしたパターンを生成し、それを
正解の筆順で登録してある辞書パターンと、1画は1画
どうし、2画は2画どうし、3画は3画どうし…マッチ
ングし、距離値が最小になる組み替えパターンが正解の
筆順であると求めることができる。但し、この場合、筆
順の組み替えパターンは、画数をN画とすると、N!個
の組が存在し、画数が大きくなると、組合せが爆発す
る。この膨大な組合せパターンの各々と辞書パターンと
の距離値を求めるため、各画毎に、距離パラメータ数分
の距離を計算し、距離パラメータ数−1回加算して各画
毎の距離値を求め、さらに、各画毎の距離値を、画数−
1回加算して、組合せパターンと辞書パターンの距離値
を求めるのを繰り返す。そして求められた、その組合せ
パターンの中と辞書パターンとの距離値の中で、最小の
距離値となる組み合わせパターンを選択する必要があ
る。従って、計算量は、 (((画数)×((足し算のコスト)×(パラメータ数−1)+(引き算の コスト)×(パラメータ数))+(画数−1)×(足し算のコスト))×(画数)! +(log(画数))!×(比較コスト) =((画数)×(各画の距離値計算コスト)+(画数−1)×(足し算のコス ト))×(画数)!+(log(画数))!×(比較コスト) =(画数)×(各画の距離値計算コスト)×(画数)!+(画数−1)×(足 し算のコスト)×(画数)!+(log(画数))!×(比較コスト) =(画数)×(画数)×(各画の距離値計算コスト)×(画数−1)!+(画 数−1)×(足し算のコスト)×(画数)!+(log(画数))!×(比較コスト) と、画数が大きくなると、非常に大きくなってしまう
(図5の上枠)。
【0020】そこで、次に、画数が増えても、計算量が
少なくてすむ方式について説明する。図3のように、ス
トローク(画)を全て組み替えたパターンは、N画の場
合、N!通りと、画数が大きくなると膨大な数になる。
しかし、結局のところ、これらの組合せのパターンマッ
チングをするとき、組み合わせパターンと辞書パターン
の距離値を求めるには、各々の画どうしの距離値を求
め、それらの和を求める。この各々の画どうしの距離値
を求める計算は、各組み合わせパターンと辞書パターン
の距離値を求める際に、同じ計算を何度も繰り返すこと
になる。
【0021】そこで、図4(a)のように、予め、各画
どうしの距離値を求めてそれをテーブル化し、各組み合
わせパターンと辞書パターンの距離値を求める際には、
その各画どうしの距離値を組合せて足した値を求めるよ
うにすれば、計算量を非常に節約することができる。そ
の場合の計算量は、 (画数)×(画数)×((足し算のコスト)×(パラメータ数−1)+(引 き算のコスト)×(パラメータ数))+((画数−1)×(足し算のコスト)) ×(画数)!+(log(画数))!×(比較コスト) =(画数)×(画数)×(各画の距離値計算コスト)+((画数−1)×(足 し算のコスト))×(画数)!+(log(画数))!×(比較コスト) となる(図5の下枠)。つまり、図3のように、ストロ
ーク(筆順)を全て組み替えたパターンを生成してか
ら、入力パターンと辞書(正解)のパターンマッチング
をし、最小の距離値を求める場合に比べて、 (画数)×(画数)×(各画の距離値計算コスト)−(画数)×(各画の距 離値計算コスト)×(画数)! =(画数)×(画数)×各画の距離値計算コスト)×((画数−1)!−1) だけ計算量が少なくて済む。
【0022】さらに、一般には、筆順を誤ることは少な
いため、図4(b)のように、1画は1画どうし、2画
は2画どうし…N画はN画どうしの距離値を足し合わせ
値をMinの基準値(初期の基準値)とすることができ
る。そして、その他の画の組合せについては、図4
(c)のように、その他の画の組の距離値を加算してゆ
き、途中で、Minの基準値よりも超えてしまった段階
で、求めたい画の組合せ(画どうしの距離値の和が最小
となる組合せ)でないため、計算を打ち切ることもで
き、さらに、計算量を減らすことが期待できる。
【0023】それでは、次に、図6〜図13を用いて、
本方式を使った、筆順教示方法の一例を説明する。
【0024】図6は、筆順教示システムの画面の例(6
01)である。[私の書き方]の枠(602)に、筆順を
調べたい文字をユーザが入力する。そして、左下の[答
え]のボタン(603)を押すと、図7のように、[文
字]の欄(604)に認識結果の文字「あ」が表示され
る。そして、[私の書き方]の枠(605)内で、ユー
ザの書いた文字の筆跡(ストローク)が筆順にトレース
され、ストロークの書き始めに画数の番号が表示され
る。続いて、[正しい書き方]の枠(右下の枠)には、
前述のストローク対応判定処理で得られた、正しい筆順
で文字の筆跡(ストローク)を筆順にトレースし、スト
ロークの書き始めに画数の番号を表示する。この時、入
力と辞書(正解)で筆順の対応が違った個所(筆順を間
違った所)のストロークは、太く表示する、色を変える
など強調表示すると、より、ユーザに分かりやすくな
り、教示効果をあげることができる。また、「筆順まち
がい」であったという、判定結果のメッセージ(70
4)を表示する。
【0025】図8は、筆順教示システムの[私の書き
方]の枠(602)に、ユーザが間違った画数で入力し
た例である。図では、「あ」の文字を2画で入力し、
[答え]のボタン(603)を押した。すると、図9の
ように、[文字]の欄(604)に認識結果の文字
「あ」を表示するとともに、「画数がちがうよ!」とい
うメッセージと、正解の画数は「3画」であるというヒ
ント(704)を表示する。そして、再度、3画で書い
てもらうようにユーザに促す。(さらに、この時、筆順
教示部(105)が文字認識部(102)より得た画数
の誤り個所(続け書き個所)の情報をもとに、「1画目
を切って書いてネ」というようなメッセージも表示して
もよい。)さて、筆順を間違った場合、入力と辞書(正
解)で筆順の対応が違った個所(筆順を間違った所)の
ストロークを、太く表示する、色を変えるなど強調表示
すると、より、ユーザに分かりやすくなり、教示効果を
あげられることを説明したが、例えば、図10の画面
(601)の[私の書き方](602)のように、
「邦」という字の入力を間違えた場合(4画目の縦棒
を、1〜3画の横棒の前に書いてしまった)、画数の対
応は、1画〜4画まで異なる。この場合、図10の画面
(601)の[正しい書き方](605)のように、1
画〜4画まで、対応の異なる画を全て強調表示してもよ
い。他にも、図11のように、対応間違いのストローク
のうち、[私の書き方]で1画目に相当する画(縦棒)
の入る順番が間違っているので、縦棒のみを強調表示す
るようにしてもよい。また、図12のように、間違って
いる筆順の最初の1画のみを強調表示し、次々に、間違
っている画を強調表示してもよい。また、誤った個所の
強調表示は、[正しい書き方](605)のストローク
側を強調表示してもよいし、図13のように、[私の書
き方](602)のストロークの方を強調表示してもよ
い。これらは、ユーザの好みに合わせて設定できるよう
にしてもよい。
【0026】筆順を教示する場合、[正しい書き方]
(605)のストロークは、[私の書き方](602)
に書かれたユーザのストロークを、ストローク対応判定
処理で得られた正しい筆順に並べ替えて、並べ替えたス
トロークを筆順にトレースしてもよい。
【0027】あるいは、辞書パターン(正解パターン)
のストロークを用いて、筆順にトレースしてもよい。そ
の場合、辞書パターンが近似パターンで、特徴点しかな
い場合には、特徴点をつかって間を補完するような処理
をしてから表示するとよい。例えば、スプライン補完、
ベージュ補完などを使って、近似パターンを滑らかに補
完するとよい。このように、辞書パターンの形状を表示
に用いると、筆順・画数の誤りのばかりでなく、正しい
文字の形も学習することができる。また、さらに、入力
パターンと辞書パターンの距離値を測定し、距離値が大
きい場合には、「文字の形が悪い」というメッセージをユ
ーザに送ることもできる。
【0028】図25では、ユーザが私の書き方の欄(1
603)に「あ」を潰れた形で書いて、判定ボタン(1
604)を押した。そこで、ユーザが書いた「あ」を、
きれいな形で書かれた辞書パターンとマッチングしたと
ころ、距離値があらかじめ定めた基準値よりも大きくな
った。そこで、「変形がひどい。1画目が長い。3画目
が潰れている。」というメッセージを出した。さらに、
きれいな書き方の欄(1605)に、きれいな形で書か
れた辞書パターンをスプライン補完、ベージュ補完など
を使って滑らかに補完したストロークで表示した。な
お、1画目が長いという情報は、パターンマッチング
で、ユーザの書いたストロークの1画目ときれいに書い
てある辞書のストローク(各々、サイズ・位置を正規化
したもの)を比較することにより、求められる。同様
に、3画目が潰れているという情報も、正規化後のスト
ロークのXY方向のサイズを比較することにより、求め
られる。
【0029】図26では、私の書き方の欄(1603)
に、きれいな書き方の欄のストロークを重ねて表示し
た。このように、ストロークを重ねて表示すると、「変
形がひどい。1画目が長い。3画目が潰れている。」と
いうメッセージに相当する情報が、直感的に分かるよう
になる。
【0030】ところで、筆順教示に話を戻すと、筆順を
分かりやすく表示するには、画数毎にストロークの色を
変えたり、順番を振って表示してもよい。入力の場合に
は、ストロークのペンが下ろされ(ペンダウン)、ペン
が上がる(ペンアップ)毎に、ストロークの色と番号を
切りかえればよい。
【0031】図9でも説明したとおり、入力パターンの
画数を間違った時に、どの部分のストロークが続け書き
されたかも指摘してもよい。その場合、「画数がちがう
よ!」というメッセージと正しい画数を表示するのみで
なく、どの画が続け書きされたかという情報も表示する
とよい。
【0032】図35に、図2の筆順対応判定処理に、ど
の画が続け書きされたかという情報も判定する処理(3
501〜3504)を加えた、筆順対応・画続け書き判
定処理の処理フローを示す。ユーザが手書き入力部(1
01)により手書き文字を入力すると(201)、入力
した文字を文字認識部(102)で筆順フリーに文字認
識して、認識結果の文字を得る(202)。認識結果の
文字の画数と入力されたストロークの画数が合っていな
ければ(203)、ストローク対応組替え部(103)
で画数の多いストロークの画どうしを繋ぎ替え、入力の
認識結果の文字の辞書パターンのストロークと、入力の
ストロークを、順番を組替えてマッチングし、距離値を
得る(3501)。そして、距離値の小さい(確信度の
高い)辞書と入力のストロークの対応情報をが得る(3
502)。そして、正しい筆順・画数と筆順・画数の対
応間違い箇所を、ストローク対応判定部(104)が得
る(3503)。そして、筆順教示部(105)が、正
しい画数と画数の間違い箇所を教示する(3504)。
もし、認識結果の文字の画数と入力されたストロークの
画数が合っていれば(203)、以下、図2と同様の処理
(204〜207)を行うので、省略する。なお、文字認
識部(102)の構成によって、文字認識(102)
が、どの画が続け書きされたかという情報を出力する場
合には、筆順教示部(105)は、文字認識(102)
から取得した、文字の続け書き個所の情報から、「何画
目のストロークが続け書きされている」というメッセー
ジを表示してもよい。
【0033】次に、図36を用いて、画数の間違い箇所
を求める方法の概要を説明する。入力パターン
(「あ」)は、図のように、1画:横・縦棒,2画:丸
型の順に入力されたとする。このパターンが「あ」であ
るということは、文字認識部(102)で、筆順フリーの
文字認識(例:OCR、筆順フリー文字認識など)をす
ることにより求められる。そこで、この文字「あ」のオ
ンライン認識用の辞書パターン(1画:横棒,2画:縦
棒,3画:丸型)を抽出する。この段階では、実際に
は、1画が横棒、2画が縦棒のようにコード化はされて
いないため、入力の画と辞書の画の対応は分からない
(逆に、文字認識(102)等でコード化する方式なら
ば、対応が分かることもある)。図の例では、入力パタ
ーンと正解の辞書パターンで画数が異なるので、図の中
段のように、画数の多い辞書パターンの画を繋いで、筆
順を組替えてマッチングする。図の中段のように、入力
パターンのストロークの筆順を組み替えたパターン
((1画:横・縦棒,2画:丸型),(1画:丸型,2
画:横・縦棒)…)(図の左側)と、正解で、画数の多い
辞書パターンの画と画を組合せて繋いだパターン((1
画と2画を繋いだ、2画のパターン)、(1画と3画を
繋いだ、2画のパターン)…)(図の右側)を生成し、
それを、筆順を固定して、1画は1画どうし、2画は2
画どうしマッチングする。そして、組み替えした入力パ
ターンと辞書パターンの距離値を求め、最も距離値が小
さくなったときの辞書の続けパターンが、入力の続け書
きに対応したパターンであることがわかる。図の例で
は、1番目の、入力パターンの筆順はそのままで、辞書
の1画目と2画目を繋いだ辞書パターンの距離値が最小
(60)となる。従って、入力の1画目と2画目を切っ
たパターンが、正しい筆順・画数である事が分かる。そ
して、筆順教示情報である、入力パターンの正解の画数
と、誤って続け書きされて画の情報を得ることが出来
る。以上により、続け書きされた箇所を特定することが
できた。なお、この図の例では、画数の多い方のストロ
ークを繋いで少ない方に合わせてマッチングしたが、画
数の少ない方のストロークを切ってマッチングしてもよ
い。
【0034】ところで、筆順・画数の教示システムで、
辞書をレベル別(例:小学校の学年別、中学、漢字検定
の級毎等)に作成しておき、ユーザが自分のレベルを入
力すると、その対象となった文字を問題として出題し、
ユーザが、同様に筆順を入力するようにしてもよい。
【0035】また、ユーザの正解と誤りをカウントして
おき、最後に、点数を表示できるようにしてもよい。ま
た、ユーザが間違えた文字は記憶しておき、度々間違え
る文字を表示したり、間違えた文字とその頻度を表示し
てもよい。間違える頻度の高い文字を指摘することで、
ユーザは、自分の筆順を誤りやすい文字を効率良く学習
することができる。
【0036】図15〜図24を用いて、レベル別の漢字
の筆順テストが出来る学習装置の例について説明する。
【0037】図15は、漢字テストの初期入力画面(1
501)を示す。漢字テストの装置を複数のユーザが使
用する場合、今回、テストを受けている人が誰なのか分
かるように、ユーザ名(あなたのお名前)(1502)
や、パスワード(1503)を入力するようにしてもよ
い。また、ユーザが学習したい文字のレベル(150
4)を指定できるようにしてもよい。レベルは、デフォ
ルトのレベルを設けておいて、指定されない時にはデフ
ォルトのレベルとしてもよい。(レベルの指定やユーザ
名の指定は、必須ではない。)図16は、漢字テストの
テスト画面(1601)を示す。漢字テストでは、レベ
ルが指定された時には、指定されたレベルに応じた文字
を、筆順テスト問題(1602)として出題する。次
に、図17のように、ユーザは、私の書き方の欄(16
03)に、手書きの文字を入力すし、判定ボタン(16
04)を押す。すると、図1〜図5で説明したような方
法で筆順を判定し、私の書き方の欄(1603)に、ユ
ーザの書いた筆順で筆跡をトレースするとともに、筆順
の誤り箇所を、色を変える、太線で表示するなどの強調
表示をする。さらに、正解の欄(1605)に、正しい
筆順で筆跡をトレース表示する。そして、正解、不正解
などのメッセージ(1801)を表示する。また、この
時、正解・不正解数をカウントしておき、これまでの正
解数などを表示してもよい。
【0038】図19は、以上のような漢字テストを終了
した時の結果の画面(1901)を示す。点数や、何問
中何問が正解かというような成績情報(1902)を表
示する。また、テストで間違った文字(1903)を表
示すると、ユーザは、自分の間違った文字を確認するこ
とができる。さらに、[誤った文字を再学習]するボタ
ン(1904)や、[これまで誤りの多い字]を表示す
るボタン(1905)を設けて、誤った文字、誤りやす
い文字を繰り返して学習できるようにすると、効率よく
学習できる。
【0039】図20は、[誤った文字を再学習]するボ
タン(1904)を押したときの画面(1901)を示
す。[全ての誤った文字を再学習](2002)を選択
してもよい。あるいは、誤った文字の中からユーザが再
学習したい文字を選択できるようなボタン等(2001)
を設けておき、[選択した文字を再学習](2003)す
るようにしてもよい。
【0040】図21は、図19の画面で、[これまで誤
りの多い字](1905)のボタンを押したときの画面
を示す(1901)。誤りの多い文字は、ユーザ名が指
定してあれば、そのユーザが過去に実施したテスト結果
を累積した正解・誤りのデータから求めるとよい。図2
1は、ユーザ名(1502)「日立花子」さんの過去ワ
ースト5の文字と、その誤り回数を示す。この文字を再
学習したい時には、[文字を再学習](2102)を押
せば、過去に誤る頻度が高い文字を効率よく学習するこ
とができる。
【0041】図22のように、漢字テストを出題する時
に、時間制限のメッセージ(1602)を出してもよい。時間
になると図23のように、時間切れのメッセージ(18
01)を出して、次の問題にすすむ。これは、ユーザ
が、カンニング(本で調べて回答)するのを防止すること
が出来るとともに、複数のユーザで使用する時には、一
人が独占しないようにすることもできる。
【0042】図24は、漢字テストの実施の一つの形態
で、「馬」の筆順をテストする際に、誤りやすそうな複
数の筆順をトレース表示し、正しい方をボタン(240
1,2402)で選択させる方法を示す。以上、漢字テ
ストの様々な例を示した。
【0043】次に、インターネットを使って、端末から
入力された手書きデータの筆順を教示するシステムを説
明する。(筆順教示の例で説明するが、画数の教示や、
文字の形の教示なども同様に行うことが出来る。)図2
7を用いて説明する。端末(2701)から手書き文字
を入力すると、その手書きデータ(2702)(ストロ
ーク)をサーバー(2703)に送信する。サーバーに
は、図1〜図5で説明した筆順教示システムがあり、図
3に示した筆順教示情報(303)を生成する。そし
て、筆順教示情報(303)を端末(2701)に返
す。このように、端末(2701)から入力した手書き
データをサーバー(2703)に送り、処理性能の高い
サーバーで筆順教示情報(303)を生成すれば、端末
側は、処理性能の低いマシンでも、高速に精度の高い筆
順教示情報を得ることができる。
【0044】なお、通信時間を減らして、通信料を削減
するという観点では、サーバー(2703)にある筆順
教示のソフトを、端末(2701)側にダウンロードし
て、端末側で使用することも可能である。この場合、サ
ーバー側で筆順教示のソフトに課金をしていれば、ユー
ザは、そのソフトの料金と最初にダウンロードする通信
料がかかるものの、何回テストをしても、その度に通信
料が発生することはない。
【0045】図28〜図30は、レベル別の筆順問題を
インターネット上に提供し、ユーザは、自分の学習した
いレベルを選択すると、そのレベルに応じた課金をされ
るシステムを示す。図28を説明する。サーバー(27
03)には、筆順教示システムと、筆順教示用にレベル
別の問題出題システム、および、料金課金システムを備
えておく。端末(2701)からは、ユーザの名前やパ
スワード、学習したいレベルなどの情報をサーバー(2
703)に送信する。サーバー(2703)は、ユーザ
名とパスワードを確認し、ユーザ側(端末)(270
1)に、ユーザの希望するレベルの問題を送信する。こ
のレベルは、小学1年,小学2年,中学生、などの学年
別や、漢字検定1級,2級などのレベル分けでもよい。
【0046】サーバー(2703)から端末(270
1)に、問題が送信されると、図29のように、ユーザ
は、その問題に対応する文字を手書き入力し、その手書
きデータ(2702)をサーバー(2703)に送信す
る。サーバー(2703)は、図3と同様の筆順教示情
報(303)を生成し、端末(2701)に返すことに
より、ユーザに正しい筆順を教示する。
【0047】このようなテストをサーバー(2703)
と端末(2701)間で繰り返し、問題が終了する、あ
るいは、ユーザが終了を希望すると、図30のように、
サーバーからは、端末側に課金情報(3002)を送信
する。図の例では、日立花子さんが5分間、筆順教示シ
ステムを利用しており、レベルは、小1だったため、5
00円と課金した。課金の料金は、利用した時間,レベ
ル,利用した人数,利用する頻度などにより決めること
ができる。使用料(3001)は、端末(2701)からサー
バー(2703)に、電子マネーで支払ったり、クレジ
ット会社,銀行、電話会社などを通して支払う事が出来
る。例えば、電話会社を通す場合、あらかじめ、通信時
間にそのシステムの使用料を上乗せした料金を課金する
などする。以上により、課金も含めて、サーバーで筆順
教示システムを提供することができる。
【0048】なお、通信時間を減らして、通信料を削減
するという観点で、サーバー(2703)にある筆順教示のソ
フトを、端末(2701)側にダウンロードして、端末
側で使用する場合も、同様に、レベル別の課金や、通信
時間による課金などをすることができる。
【0049】図31は、図28〜図30の筆順教示サー
バーに、ユーザの筆順データ(筆順違いの箇所)を記憶
しておく部分と、筆順教示システムの筆順判定処理を使
った本人判定システムを追加したサーバー(2703)
の例を示す。ユーザの筆順データは、例えば、ユーザの
好きなキーワードを、ユーザが指定した筆順で登録して
おく。サーバーは、ユーザがそのキーワードを、ユーザ
が登録した筆順で入力したかどうかチェックし、本人と
照合された場合だけ、筆順教示システムをユーザに使わ
せて、そのユーザに料金を課金するようにすることもで
きる。
【0050】図32は、図31で説明した本人判定を、
サイン認証のように使用して、本人と確認できたときだ
け、クレジット会社・銀行・電話会社などから、お金や
サービスを提供するというシステムである。もし、認証
に失敗すると、図33のように、本人とは認められませ
んでしたと判定される。なお、ユーザの筆順・画数デー
タとしては、例えば、図33の場合は、「米」の筆順
を、正しい筆順との画の対応情報「3,4,1,2,
5,6」(横棒,縦棒,左上斜め棒,右上斜め棒,左下
斜め棒,右下斜め棒)として登録しておくことができ
る。「田」の場合は、続け書きされているので、「1,
2,3−5」(縦棒、四画の上と右、3画〜5画は連
続)というように、続け書き情報も含めて、画の対応情
報とすることができる。このように、ユーザのパターン
を登録しておくのでなく、その文字の筆順と正しい筆順
のパターンの筆順の対応情報や、続け書き部の情報とし
て記憶すると、パターンを登録するのに比べて、非常に
少ないデータで本人の情報が登録できる。
【0051】図34は、筆順・画数・文字の形の学習装
置を、筆圧も取れる手書き入力装置で使った場合に、筆
圧情報も加えて、毛筆の書き方練習に使用した例であ
る。この場合、正しいきれいなパターンは、ストローク
の各部分の筆圧情報も加えて記憶しておく。(例えば、
止めや、ハネのところは、筆圧が高く、はらいのところ
は、筆圧が少しずつ弱くなる。)図1〜図5で説明した
ような筆順チェックをした後で、各、ストロークの筆圧
分布が、正解のパターンと類似していれば、上手いと判
定すればよい。図の例では、「山」の3画目(右の縦
棒)の書き始めの筆圧がきれいな書き方に比べて低く、
止めが悪いと指摘した。
【0052】以上のように、筆順・画数を教示する本シ
ステムは、筆順・画数の判定技術を応用して、さまざま
なサービスとして利用することが可能である。本システ
ムは、パソコンや端末単体で利用可能だが、インターネ
ットに筆順判定するサーバーとして提供したり、複数人
からの筆順を判定するように使用することも可能であ
る。
【0053】本発明を利用すれば、紙に書いた後では判
定できない筆順・画数を自動でチェックし、正しい筆順
・画数を示すとともに、筆順・画数の誤り箇所を指摘し
て、効果的に文字の学習をすることが可能である。な
お、実施例では、文字の例で示したが、記号や図形など
にも応用することが可能であることは、同業者には容易
に分かる。
【0054】
【発明の効果】本発明によれば、紙に書いた後では判別
できない文字の筆順,画数を自動でチェックし、筆順・
画数の誤り個所を分かりやすく表示することで、正しい
筆順,画数を効率良く学ぶことが出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】文字認識を利用した筆順教示システムの機能ブ
ロック図。
【図2】文字認識を利用した筆順教示システムの処理フ
ロー図。
【図3】文字認識を利用した筆順教示システムで、画数
の対応を得る処理の概要図。
【図4】文字認識を利用した筆順教示システムで、画数
の対応を得る高速な処理方法の概要図。
【図5】文字認識を利用した筆順教示システムで、画数
の対応を得るための処理量の比較図。
【図6】文字認識を利用した筆順教示システムの第1の
入力画面例を示す図。
【図7】文字認識を利用した筆順教示システムの第1の
出力画面例を示す図。
【図8】文字認識を利用した筆順教示システムの第2の
入力画面例を示す図。
【図9】文字認識を利用した筆順教示システムの第2の
出力画面例を示す図。
【図10】文字認識を利用した筆順教示システムの第3
の出力画面例を示す図。
【図11】文字認識を利用した筆順教示システムの第4
の出力画面例を示す図。
【図12】文字認識を利用した筆順教示システムの第5
の出力画面例を示す図。
【図13】文字認識を利用した筆順教示システムの第6
の出力画面例を示す図。
【図14】文字認識を利用した筆順教示システムのハー
ドウェア構成図。
【図15】筆順教示システムを利用した漢字テストの初
期画面例を示す図。
【図16】筆順教示システムを利用した漢字テストの第
1の画面例を示す図。
【図17】筆順教示システムを利用した漢字テストの第
2の画面例を示す図。
【図18】筆順教示システムを利用した漢字テストの第
3の画面例を示す図。
【図19】筆順教示システムを利用した漢字テストの成
績の第1の画面例を示す図。
【図20】筆順教示システムを利用した漢字テストの成
績の第2の画面例を示す図。
【図21】筆順教示システムを利用した漢字テストの成
績の第3の画面例を示す図。
【図22】筆順教示システムを利用した漢字テストの第
4の画面例を示す図。
【図23】筆順教示システムを利用した漢字テストの第
5の画面例を示す図。
【図24】筆順教示システムを利用した漢字テストの第
6の画面例を示す図。
【図25】書き方テストの第1の画面例を示す図。
【図26】書き方テストの第2の画面例を示す図。
【図27】ネットワークを介して筆順教示するシステム
の第1の例を示す図。
【図28】ネットワークを介して筆順教示するシステム
の第2の例を示す図。
【図29】ネットワークを介して筆順教示するシステム
の第3の例を示す図。
【図30】ネットワークを介して筆順教示するシステム
の第4の例を示す図。
【図31】筆順教示システムを認証に利用する第1の例
を示す図。
【図32】筆順教示システムを認証に利用する第2の例
を示す図。
【図33】筆順教示システムを認証に利用する第2の例
の画面を示す図。
【図34】筆順教示システムを毛筆練習に利用する例を
示す図。
【図35】文字認識を利用した筆順・画数教示システム
の処理フロー図。
【図36】文字認識を利用した筆順・画数教示システム
で、画の対応を得る処理の概要。
【符号の説明】
101…手書き文字入力部、102…文字認識部、10
3…ストローク対応組替部、104…ストローク対応判
定部、105…筆順教示部、106…表示部、601…
筆順教示ソフトの画面例、602…ユーザの文字入力
枠、603…正解表示ボタン、604…認識結果の表示
欄、605…正しい筆順の表示枠、701…正解・不正
解に関するメッセージ、1401…CPU、1402…
RAM、1403…ROM、1404…入力装置、14
05…出力装置。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 横田 登志美 茨城県日立市大みか町七丁目1番1号 株 式会社日立製作所日立研究所内 (72)発明者 葛貫 壮四郎 茨城県日立市大みか町七丁目1番1号 株 式会社日立製作所日立研究所内 (72)発明者 村尾 龍之介 東京都渋谷区道玄坂一丁目16番5号 株式 会社日立情報システムズ内 (72)発明者 斉藤 幸夫 東京都渋谷区道玄坂一丁目16番5号 株式 会社日立情報システムズ内 Fターム(参考) 2C028 AA02 BA01 BB04 BC01 BD01 CA13 5B064 AB04 BA05 DD07 DD10 FA05 FA10 FA18 5E501 AA30 AC15 BA05 BA09 BA20 CA02 CB12 CC04 EA05 EA10 EA33 EB05 EB19 FA03 FA13 FA14 FA42 FB27 FB28 FB44 FB46

Claims (68)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】文字を入力し、 入力された文字に対応する筆順,画数の一方、または、
    両方を出力することを特徴とする、筆順・画数教示方
    法。
  2. 【請求項2】請求項1の筆順・画数教示方法において、 入力された文字の筆順と、あらかじめ定められた正解の
    筆順を比較し、比較結果を含む筆順教示情報、 入力された文字の画数と、あらかじめ定められた正解の
    画数を比較し、比較結果を含む画数教示情報の一方、ま
    たは、両方を出力することを特徴とする、筆順・画数教
    示方法。
  3. 【請求項3】請求項2の筆順・画数教示方法において、 入力された文字を文字認識し、文字認識結果の文字に対
    応する筆順・画数情報を出力することを特徴とする、筆
    順・画数教示方法。
  4. 【請求項4】請求項2の筆順・画数教示方法において、 前記筆順教示情報は、入力された文字の筆順と、あらか
    じめ定められた正解の筆順の画を対応付けた筆順対応情
    報、 前記画数教示情報は、入力された文字の画と、あらかじ
    め定められた正解の画を対応付けた画対応情報、の一
    方、または、両方を出力することを特徴とする、筆順・
    画数教示方法。
  5. 【請求項5】請求項4の筆順・画数教示方法において、 入力された文字を文字認識し、文字認識結果の文字に対
    応する筆順・画数情報を出力することを特徴とする、筆
    順・画数教示方法。
  6. 【請求項6】請求項4、または、請求項5の筆順・画数
    教示方法において、 筆順対応情報に基づく正しい筆順,筆順の誤り個所の一
    方、または、両方、を出力することを特徴とする、筆順
    ・画数教示方法。
  7. 【請求項7】請求項4、または、請求項5の筆順・画数
    教示方法において、 画対応情報に基づく正しい画数,画数の誤り個所の一
    方、または、両方、を出力することを特徴とする、筆順
    ・画数教示方法。
  8. 【請求項8】文字を手書き入力し、 入力された文字を文字認識して候補文字を得て、 入力された文字の入力ストロークと、前記候補文字に対
    応する、あらかじめ筆順が定められた正解の文字の正解
    ストロークの対応を組み替えて、 組み替えられた入力ストロークと正解ストロークの距離
    を求め、 求められた距離に基づき、入力ストロークと正解ストロ
    ークの画を対応づけ、 対応付けられた結果から、正しい筆順,筆順の誤り情報
    の一方、または、両方を出力することを特徴とする、筆
    順・画数教示方法。
  9. 【請求項9】文字を手書き入力し、 入力された文字を文字認識して候補文字を得て、 入力された文字の入力ストロークと、前記候補文字に対
    応する、あらかじめ筆順が定められた正解の文字の正解
    ストロークの対応を組み替えて、 組み替えられた入力ストロークと正解ストロークの距離
    を求め、 求められた距離に基づき、入力ストロークと正解ストロ
    ークの画を対応づけ、 対応付けられた結果から、正しい画数,画数の誤り情報
    の一方、または、両方を出力することを特徴とする、筆
    順・画数教示方法。
  10. 【請求項10】請求項2,請求項3のいずれか1つの、
    筆順・画数教示方法において、 入力された文字の筆順、あらかじめ定められた正解の筆
    順に基づいて入力された文字と正解の文字の一方、また
    は、両方を表示することを特徴とする、筆順・画数教示
    方法。
  11. 【請求項11】請求項8,請求項9のいずれか1つの、
    筆順・画数教示方法において、 入力ストローク,正解ストロークの一方、または、両方
    を入力ストロークの筆順,正解ストロークの筆順に基づ
    いて表示することを特徴とする、筆順・画数教示方法。
  12. 【請求項12】請求項2,請求項3のいずれか1つの、
    筆順・画数教示方法において、 入力された文字と入力された文字の筆順に対応した筆順
    番号、 あらかじめ定められた正解の筆順と正解の筆順に対応し
    た筆順番号の一方、または、両方を表示することを特徴
    とする、筆順・画数教示方法。
  13. 【請求項13】請求項8,請求項9のいずれか1つの、
    筆順・画数教示方法において、 入力ストロークと入力ストロークの筆順に対応した筆順
    番号、 正解ストロークと正解ストロークの筆順に対応した筆順
    番号の一方、または、両方を表示することを特徴とす
    る、筆順・画数教示方法。
  14. 【請求項14】請求項10の筆順・画数教示方法におい
    て、 入力された文字の筆順、あらかじめ定められた正解の筆
    順に基づいて入力された文字と正解の文字の一方、また
    は、両方をトレース表示することを特徴とする、筆順・
    画数教示方法。
  15. 【請求項15】請求項11の筆順・画数教示方法におい
    て、 入力ストローク,正解ストロークの一方、または、両方
    を入力ストロークの筆順,正解ストロークの筆順に基づ
    いてトレース表示することを特徴とする、筆順・画数教
    示方法。
  16. 【請求項16】請求項8の筆順・画数教示方法におい
    て、 入力ストローク,正解ストロークの一方、または、両方
    を筆順誤り情報に基づいて、誤ったストロークの少なく
    とも1つを強調表示することを特徴とする、筆順・画数
    教示方法。
  17. 【請求項17】請求項9の筆順・画数教示方法におい
    て、 入力ストローク,正解ストロークの一方、または、両方
    を画数誤り情報に基づいて、誤ったストロークの少なく
    とも1つを強調表示することを特徴とする、筆順・画数
    教示方法。
  18. 【請求項18】請求項6〜請求項9のいずれかの筆順・
    画数教示方法において、 筆順誤り情報,画数誤り情報の一方、または、両方の情
    報に基づいた値を出力することを特徴とする、筆順・画
    数教示方法。
  19. 【請求項19】請求項6〜請求項9のいずれかの筆順・
    画数教示方法において、 筆順誤り情報,画数誤り情報の一方、または、両方の情
    報に基づき、 誤った文字、または、正解の文字を出力することを特徴
    とする、筆順・画数教示方法。
  20. 【請求項20】請求項18、または、請求項19の筆順
    ・画数教示方法において、 筆順誤り情報,画数誤り情報の一方、または、両方の情
    報に基づき、 頻度の高い誤った文字、または、頻度の高い正解の文字
    を出力することを特徴とする、筆順・画数教示方法。
  21. 【請求項21】請求項8,請求項9のいずれかの筆順・
    画数教示方法において、 前記入力ストロークと前記正解ストロークの一方、また
    は両方をストロークデータの画数に対応して、異なる色
    で表示することを特徴とする、筆順・画数教示方法。
  22. 【請求項22】文字を入力する入力手段と、 入力された文字に対応する筆順,画数の一方または、両
    方を出力する出力手段とを有することを特徴とする筆順
    ・画数教示装置。
  23. 【請求項23】請求項22の筆順・画数教示装置におい
    て、 予め複数の文字に対応する正解の筆順と正解の画数が記
    憶された記憶手段と、 前記入力された文字の筆順と前記正解の筆順を比較した
    結果を含む筆順教示情報と、前記入力された文字の画数
    と前記正解の画数を比較した結果を含む画数教示情報の
    一方、または両方を出力する出力手段を有することを特
    徴とする筆順・画数教示装置。
  24. 【請求項24】請求項23の筆順・画数教示装置におい
    て、 入力された文字を文字認識する文字認識手段を有し、 前記出力手段は、文字認識された結果に基づいて前記入
    力された文字の筆順と前記正解の筆順が比較された結果
    を含む筆順教示情報と、文字認識された結果に基づいて
    前記入力された文字の画数と前記正解の画数が比較され
    た結果を含む画数教示情報の一方、または両方を出力す
    ることを特徴とする筆順・画数教示装置。
  25. 【請求項25】請求項23の筆順・画数教示装置におい
    て、 前記筆順教示情報は、入力された文字の筆順と、あらか
    じめ定められた正解の筆順の画を対応付けた筆順対応情
    報、 前記画数教示情報は、入力された文字の画と、あらかじ
    め定められた正解の画を対応付けた画対応情報、 の一方、または、両方を出力する出力手段を有すること
    を特徴とする筆順・画数教示装置。
  26. 【請求項26】請求項25の筆順・画数教示装置におい
    て、 入力された文字を文字認識し、文字認識結果の文字に対
    応する筆順・画数情報を出力する手段を有することを特
    徴とする筆順・画数教示装置。
  27. 【請求項27】請求項25、または、請求項26の筆順
    ・画数教示装置において、 筆順対応情報に基づく正しい筆順,筆順の誤り個所の一
    方、または、両方を出力する手段を有することを特徴と
    する筆順・画数教示装置。
  28. 【請求項28】請求項25、または、請求項26の筆順
    ・画数教示装置において、 画対応情報に基づく正しい画数,画数の誤り個所の一
    方、または、両方、を出力する手段を有することを特徴
    とする筆順・画数教示装置。
  29. 【請求項29】文字を入力する入力手段と、 入力された文字を文字認識して候補文字を出力する文字
    認識手段と、 複数の文字に対応する辞書パターンが記憶された記憶手
    段と、 入力された文字の入力ストロークと、前記候補文字に対
    応する前記辞書パターンの正解ストロークの対応を組み
    替え、組み替えられた前記入力ストロークと前記正解ス
    トロークの距離を算出するストローク対応組替手段と、 算出された距離に基づいて前記入力ストロークと前記正
    解ストロークの画を対応づけ、筆順誤り情報を出力する
    ストローク対応判定手段と、 対応づけられた結果から入力された文字に対する正しい
    筆順と前記筆順誤り情報の一方、または両方を出力する
    出力手段とを有することを特徴とする筆順・画数教示装
    置。
  30. 【請求項30】文字を入力する入力手段と、 入力された文字を文字認識して候補文字を出力する文字
    認識手段と、 複数の文字に対応する辞書パターンが記憶された記憶手
    段と、 入力された文字の入力ストロークと、前記候補文字に対
    応する前記辞書パターンの正解ストロークの対応を組み
    替え、組み替えられた前記入力ストロークと前記正解ス
    トロークの距離を算出するストローク対応組替手段と、 算出された距離に基づいて前記入力ストロークと前記正
    解ストロークの画を対応づけ、画数誤り情報を出力する
    ストローク対応判定手段と、 対応づけられた結果から入力された文字に対する正しい
    画数と前記画数誤り情報の一方、または両方を出力する
    出力手段とを有することを特徴とする筆順・画数教示装
    置。
  31. 【請求項31】請求項23,請求項24のいずれか1つ
    の、筆順・画数教示装置において、 入力された文字の筆順、予め記憶された正解の筆順に基
    づいて入力された文字と正解の文字の一方、または、両
    方を表示する手段を有することを特徴とする筆順・画数
    教示装置。
  32. 【請求項32】請求項29,請求項30のいずれか1つ
    の、筆順・画数教示装置において、 入力ストローク,正解ストロークの一方、または、両方
    を入力ストロークの筆順,正解ストロークの筆順に基づ
    いて表示する手段を有することを特徴とする筆順・画数
    教示装置。
  33. 【請求項33】請求項23,請求項24のいずれか1つ
    の、筆順・画数教示装置において、 入力された文字と入力された文字の筆順に対応した筆順
    番号、 予め記憶された正解の筆順と正解の筆順に対応した筆順
    番号の一方、または、両方を表示する手段を有すること
    を特徴とする筆順・画数教示装置。
  34. 【請求項34】請求項29,請求項30のいずれか1つ
    の、筆順・画数教示装置において、 入力ストロークと入力ストロークの筆順に対応した筆順
    番号、 正解ストロークと正解ストロークの筆順に対応した筆順
    番号の一方、または、両方を表示する手段を有すること
    を特徴とする筆順・画数教示装置。
  35. 【請求項35】請求項31の、筆順・画数教示装置にお
    いて、 入力された文字の筆順、あらかじめ定められた正解の筆
    順に基づいて入力された文字と正解の文字の一方、また
    は、両方をトレース表示する手段を有することを特徴と
    する筆順・画数教示装置。
  36. 【請求項36】請求項32の、筆順・画数教示装置にお
    いて、 入力ストローク,正解ストロークの一方、または、両方
    を入力ストロークの筆順,正解ストロークの筆順に基づ
    いてトレース表示する手段を有することを特徴とする筆
    順・画数教示装置。
  37. 【請求項37】請求項29の筆順・画数教示装置におい
    て、 入力ストローク,正解ストロークの一方、または、両方
    を筆順誤り情報に基づいて、誤ったストロークの少なく
    とも1つを強調表示する手段を有することを特徴とする
    筆順・画数教示装置。
  38. 【請求項38】請求項30の筆順・画数教示装置におい
    て、 入力ストローク,正解ストロークの一方、または、両方
    を画数誤り情報に基づいて、誤ったストロークの少なく
    とも1つを強調表示する手段を有することを特徴とする
    筆順・画数教示装置。
  39. 【請求項39】請求項27〜請求項30のいずれかの筆
    順・画数教示装置において、 筆順誤り情報,画数誤り情報の一方、または、両方の情
    報に基づいた値を出力する手段を有することを特徴とす
    る筆順・画数教示装置。
  40. 【請求項40】請求項27〜請求項30のいずれかの筆
    順・画数教示装置において、 筆順誤り情報,画数誤り情報の一方、または、両方の情
    報に基づき、 誤った文字、または、正解の文字を出力する手段を有す
    ることを特徴とする筆順・画数教示装置。
  41. 【請求項41】請求項29、または、請求項30の筆順
    ・画数教示装置において、 筆順誤り情報,画数誤り情報の一方、または、両方の情
    報に基づき、 頻度の高い誤った文字、または、頻度の高い正解の文字
    を出力する手段を有することを特徴とする筆順・画数教
    示装置。
  42. 【請求項42】請求項29,請求項30のいずれかの筆
    順・画数教示装置において、 前記入力ストロークと前記正解ストロークの一方、また
    は両方をストロークデータの画数に対応して、異なる色
    で表示する手段を有することを特徴とする、筆順・画数
    教示装置。
  43. 【請求項43】文字が入力され、入力された文字に対応
    する筆順,画数の一方、または、両方を出力するプログ
    ラムを有する記憶媒体。
  44. 【請求項44】請求項43の記憶媒体において、 入力された文字の筆順とあらかじめ定められた正解の筆
    順を比較した結果を含む筆順教示情報と、入力された文
    字の画数とあらかじめ定められた正解の画数を比較した
    結果を含む画数教示情報の一方、または両方を出力する
    プログラムを有する記憶媒体。
  45. 【請求項45】請求項44の記憶媒体において、 入力された文字が文字認識され、文字認識結果に基づい
    て入力された文字の筆順とあらかじめ定められた正解の
    筆順を比較され、比較結果を含む筆順教示情報と、文字
    認識結果に基づいて入力された文字の画数とあらかじめ
    定められた正解の画数を比較した結果を含む画数教示情
    報の一方、または両方を出力するプログラムを有する記
    憶媒体。
  46. 【請求項46】請求項44の記憶媒体において、 前記筆順教示情報は、入力された文字の筆順と、あらか
    じめ定められた正解の筆順の画を対応付けた筆順対応情
    報、 前記画数教示情報は、入力された文字の画と、あらかじ
    め定められた正解の画を対応付けた画対応情報、の一
    方、または、両方を出力するプログラムを有する記憶媒
    体。
  47. 【請求項47】請求項46の記憶媒体において、 入力された文字を文字認識し、文字認識結果の文字に対
    応する筆順・画数情報を出力するプログラムを有する記
    憶媒体。
  48. 【請求項48】請求項46、または、請求項47の記憶
    媒体において、 筆順対応情報に基づく正しい筆順,筆順の誤り個所の一
    方、または、両方、を出力するプログラムを有する記憶
    媒体。
  49. 【請求項49】請求項46、または、請求項47の記憶
    媒体において、 画対応情報に基づく正しい画数,画数の誤り個所の一
    方、または、両方、を出力するプログラムを有する記憶
    媒体。
  50. 【請求項50】入力された文字を文字認識して候補文字
    を出力する文字認識処理と、 入力された文字の入力ストロークと前記候補文字に対応
    する予め記憶された複数の文字に対応する辞書パターン
    の正解ストロークとの対応を組み替え、組み替えられた
    前記入力ストロークと前記正解ストロークの距離を算出
    するストローク対応組替処理と、 算出された距離に基づいて前記入力ストロークと前記正
    解ストロークの画を対応づけ、筆順誤り情報を出力する
    ストローク対応判定処理と、 対応づけられた結果から入力された文字に対する正しい
    筆順と前記筆順誤り情報の一方、または両方を出力する
    出力処理が記憶された記憶媒体。
  51. 【請求項51】入力された文字を文字認識して候補文字
    を出力する文字認識処理と、 入力された文字の入力ストロークと前記候補文字に対応
    する予め記憶された複数の文字に対応する辞書パターン
    の正解ストロークとの対応を組み替え、組み替えられた
    前記入力ストロークと前記正解ストロークの距離を算出
    するストローク対応組替処理と、 算出された距離に基づいて前記入力ストロークと前記正
    解ストロークの画を対応づけ、画数誤り情報を出力する
    ストローク対応判定処理と、 対応づけられた結果から入力された文字に対する正しい
    画数と前記画数誤り情報の一方、または両方を出力する
    出力処理が記憶された記憶媒体。
  52. 【請求項52】請求項44,請求項45のいずれか1つ
    の記憶媒体において、 入力された文字の筆順、予め記憶された正解の筆順に基
    づいて入力された文字と正解の文字の一方、または、両
    方を表示するプログラムを有する記憶媒体。
  53. 【請求項53】請求項50,請求項51のいずれか1つ
    の記憶媒体において、 入力ストローク,正解ストロークの一方、または、両方
    を入力ストロークの筆順,正解ストロークの筆順に基づ
    いて表示するプログラムを有する記憶媒体。
  54. 【請求項54】請求項44,請求項45のいずれか1つ
    の記憶媒体において、 入力された文字と入力された文字の筆順に対応した筆順
    番号、 あらかじめ定められた正解の筆順と正解の筆順に対応し
    た筆順番号の一方、または、両方を表示するプログラム
    を有する記憶媒体。
  55. 【請求項55】請求項50,請求項51のいずれか1つ
    の記憶媒体において、 入力ストロークと入力ストロークの筆順に対応した筆順
    番号、 正解ストロークと正解ストロークの筆順に対応した筆順
    番号の一方、または、両方を表示するプログラムを有す
    る記憶媒体。
  56. 【請求項56】請求項52の記憶媒体において、 入力された文字の筆順、あらかじめ定められた正解の筆
    順に基づいて入力された文字と正解の文字の一方、また
    は、両方をトレース表示するプログラムを有する記憶媒
    体。
  57. 【請求項57】請求項53の記憶媒体において、 入力ストローク,正解ストロークの一方、または、両方
    を入力ストロークの筆順,正解ストロークの筆順に基づ
    いてトレース表示するプログラムを有する記憶媒体。
  58. 【請求項58】請求項50の記憶媒体において、 入力ストローク,正解ストロークの一方、または、両方
    を筆順誤り情報に基づいて、誤ったストロークの少なく
    とも1つを強調表示するプログラムを有する記憶媒体。
  59. 【請求項59】請求項51の記憶媒体において、 入力ストローク,正解ストロークの一方、または、両方
    を画数誤り情報に基づいて、誤ったストロークの少なく
    とも1つを強調表示するプログラムを有する記憶媒体。
  60. 【請求項60】請求項48〜請求項51のいずれかの記
    憶媒体において、 筆順誤り情報,画数誤り情報の一方、または、両方の情
    報に基づいた値を出力するプログラムを有する記憶媒
    体。
  61. 【請求項61】請求項48〜請求項51のいずれかの記
    憶媒体において、 筆順誤り情報,画数誤り情報の一方、または、両方の情
    報に基づき、 誤った文字、または、正解の文字を出力するプログラム
    を有する記憶媒体。
  62. 【請求項62】請求項50、または、請求項51の記憶
    媒体において、 筆順誤り情報,画数誤り情報の一方、または、両方の情
    報に基づき、 頻度の高い誤った文字、または、頻度の高い正解の文字
    を出力するプログラムを有する記憶媒体。
  63. 【請求項63】請求項50,請求項51のいずれかの記
    憶媒体において、 前記入力ストロークと前記正解ストロークの一方、また
    は両方をストロークデータの画数に対応して、異なる色
    で表示するプログラムを有する記憶媒体。
  64. 【請求項64】入力された手書き文字ストロークから文
    字の筆順及び/または画数を自動で判定し、 判定結果に基づいて、筆順及び/または画数の誤り箇所
    の情報を出力手段へ出力するとともに正しい筆順及び/
    または画数の情報を前記出力手段へ出力することを特徴
    とする、筆順・画数教示方法。
  65. 【請求項65】手書き文字ストロークを入力する手段
    と、 入力された文字の筆順及び/または画数を自動で判定す
    る判定手段と、 前記判定手段の判定結果に基づいて、筆順及び/または
    画数の誤り箇所の情報を出力手段へ出力するとともに正
    しい筆順及び/または画数の情報を前記出力手段へ出力
    する手段とを有することを特徴とする、筆順・画数教示
    装置。
  66. 【請求項66】入力された手書き文字ストロークから文
    字の筆順及び/または画数を自動で判定し、 判定結果に基づいて、筆順及び/または画数の誤り箇所
    の情報を出力手段へ出力するとともに正しい筆順及び/
    または画数の情報を前記出力手段へ出力するプログラム
    が記憶された記憶媒体。
  67. 【請求項67】端末で入力された文字入力ストロークを
    前記端末からサーバーへ送信し、 前記サーバーにおいて受信した前記文字入力ストローク
    を、 予め記憶された正しい筆順の正解ストロークと比較し、 前記文字入力ストロークと前記正解ストロークとの対応
    情報を含む筆順・画数教示情報を求め、 前記筆順・画数教示情報を前記サーバーから前記端末に
    送信することを特徴とする、筆順・画数教示方法。
  68. 【請求項68】ストロークを入力する手段と、前記入力
    ストロークを送信する手段とを有する端末と、 前記入力ストロークを受信する手段と、 予め正しい筆順の正解ストロークが記憶された記憶装置
    と、 前記入力ストロークと前記正解ストロークとを比較する
    手段と、 前記入力ストロークと前記正解ストロークの対応情報を
    含む筆順・画数教示情報を求める手段と、 前記筆順・画数教示情報を前記端末に送信する送信手段
    を備えたサーバーとを有し、 前記サーバーから送信された筆順・画数教示情報に基づ
    いて、前記端末は、筆順及び/または画数の誤り箇所の
    情報を表示するとともに正しい筆順及び/または画数の
    情報を表示することを有することを特徴とする、筆順・
    画数教示システム。
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