JP2008108177A - 始点・終点・折れ点・制御点などの点をストロークの特徴点として表示を行なう手書き文字入力システム - Google Patents

始点・終点・折れ点・制御点などの点をストロークの特徴点として表示を行なう手書き文字入力システム Download PDF

Info

Publication number
JP2008108177A
JP2008108177A JP2006292211A JP2006292211A JP2008108177A JP 2008108177 A JP2008108177 A JP 2008108177A JP 2006292211 A JP2006292211 A JP 2006292211A JP 2006292211 A JP2006292211 A JP 2006292211A JP 2008108177 A JP2008108177 A JP 2008108177A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
point
stroke
input
curve
character input
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2006292211A
Other languages
English (en)
Inventor
Nobuhiko Ido
伸彦 井戸
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Individual
Original Assignee
Individual
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Individual filed Critical Individual
Priority to JP2006292211A priority Critical patent/JP2008108177A/ja
Publication of JP2008108177A publication Critical patent/JP2008108177A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Character Discrimination (AREA)
  • User Interface Of Digital Computer (AREA)

Abstract

【課題】 従来の手書き文字入力システムは、手書き入力したポインティングデバイスの軌跡のぶれや癖のノイズにより、操作者の意図とは異なる折れ点等が文字のストローク中にシステムが認識しても、これを視認して訂正する手段が無かった。
【解決手段】 手書き文字入力システムにより入力された文字のストロークを、直線と2次ベジェ曲線とを連ねたパスとして入力実施中にディスプレイに表示する際に、該ストロークの始点・終点・折れ点・曲線の描き方を決める点などの特徴点を図形による印として表示する。筆順を示すラベルも同時に表示する。また、曲線の描き方を決める点は、2次ベジェ曲線の両端をA,B,制御点をCとした際、A/4+B/4+C/2と表される点とする。表示されたそれらの印をポインティングデバイスで操作することにより、特徴点の追加・削除・移動を可能とする。筆順のラベルについても変更する手段を与える。
【選択図】 図1

Description

本発明は、漢字の書き取り問題などの手書き文字を解答とする学習問題を、パーソナルコンピュータや携帯ビデオゲーム機などの電子端末にて実施する際に特に効果的な、手書き文字入力システムに関する。
漢字の書き取り問題などの手書き文字を入力する方法は、タブレットPCなどのタブレット上で電子ペンを操作し、電子ペンの軌跡をディスプレイに表示する方法などがある(非特許文献1参照。2006年10月時点で、http://www.cec.or.jp/e2e/symp/kyotosymponew.htmlよりアクセス可能)。この際、タブレットPCではタブレットとディスプレイとを兼ねた入力および表示兼用デバイスを用いることがよくある。
また、タブレットPCなどの電子端末で手書き入力された文字を表示する方法としては、電子ペンの軌跡から、入力時の手ぶれや癖などのノイズに対して安定させるために、文字のストロークを代数的曲線で表現する方法がある。例えば特許文献1では、三次スプライン関数を用いてストロークを表現することとしている。
また、漢字の書き取り問題などの手書き文字の入力に対して、文字の筆順の正誤を判定する特許文献2に記されたシステムでは、手書き入力された文字の正誤を判定した後に、正しい文字と手書き文字を重ね合わせて表示し、尚且つそれぞれの文字を筆順に従って一画毎に色分け表示している。また、特許文献3に記されたシステムでは、ストロークからなる漢字の形状は出題の中で与えられていて、各ストロークを学習者がなぞる順が正しい筆順に一致するか否かを反映して、各ストロークが緑色と赤色とに区別して表示される。
「手書き電子教材を使った漢字徹底反復学習の効果」先進IT活用教育シンポジウムin京都 分科会E、p92−93、財団法人コンピュータ教育開発センター(CEC)、2005年10月29日 特許公開平11−143354号公報 特開平5−297793号公報(特許2688032) 特開平9−222846号公報
以上に記した従来の手書き文字入力システムにおける文字入力に対応する表示では、入力した文字のストローク中の文字の書き方を表す点について、入力を行なったシステム利用者が考えていたものと、システムが該入力から判断するものとが一致しているか否かを、該利用者は知ることができない。例えば、非特許文献1に記されたシステムのように電子ペンの軌跡が表示されている場合では、該軌跡中の手振れによるゆがみが、システムによりストロークの折れ点と解釈される恐れがあるが、電子ペンの軌跡のみの表示を見ても、折れ点と解釈されているか否かを利用者は判断できない。また、特許文献1に記されたシステムのように3次スプライン曲線によりノイズが平滑化されて表示されている場合でも、鈍角の折れ線があるのか否かの判断や、漢字の画としてストロークが続いているのか否かの判断を、システムがどのように行なっているかを利用者は知ることができない。
また、特許文献2や特許文献3に記されたシステムでは、漢字の書き取りの正解が示された時点で、入力した手書き文字の筆順が示されている。すなわち、書き取りの試験で手書き文字入力システムにより解答の入力を行なった場合には、採点して正解が示される前に、入力した解答の漢字の筆順を表示から確認することができない。試験において自らの解答のチェックが出来ないことは不便であり、チェックできないままシステムから解答の誤りと正解とを示されても、釈然としない思いが残る恐れがある。
さらに、手書き文字入力を用いて書き取り問題を実施する場合の正誤判定を行なうシステムでは、問題解答者の意図と手書き文字入力システムの解釈との違いがある可能性を考慮する必要があり、これに起因して処理量が増加し、さらに正誤の判定を誤る恐れがある。例えば、ストローク中のある折れ点について、問題解答者が意図したものか、問題解答者が意図していないのに手書き文字入力システムがそれと解釈したものか、いずれであるかシステムでは判断がつかない。このため正誤判断においては、両方の場合について入力が正解である可能性を探る必要が生じ、問題解答者が意図していない解釈に対して正解や不正解の判断を与える恐れも生じる。
また、システムが判断しているストローク中の文字の書き方を表す特徴点、および、筆順は、もとよりシステム利用者が表示より読み取ることができないので、システムの判断を利用者が考えるとおりに修正することも、当然出来ない。
本発明は、電子端末に付属したポインティングデバイスを用いて手書き文字入力を行なう際に、該入力を行なう操作者の意図のとおりに正しく手書き文字が入力されたことを確認出来るようにし、意図のとおりに正しく入力されたことを前提として手書き文字をより効率よく利用することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明では、パーソナルコンピュータや携帯ビデオゲーム機を含む電子端末にて、付属したマウス・トラックパッド・トラックボール・電子ペンを含むポインティングデバイスを用いて手書き文字入力を行なう際に、操作者が、自らの入力を電子端末がどのようなストロークの文字と解釈したかを視認できるように、ストローク中の始点、終点、折れ点、曲線の描き方を決める点を含む、文字の書き方を表す特徴点を表示する。
また、入力した各ストロークに、筆順にあたる順番を示す番号を付加して表示する。
また、手書き文字入力により解答となる文字もしくは文字列を入力する学習システムにおいて、上記の手書き文字入力システムを用い、学習者が入力した際に見て確認できるように表示されている各々の文字のストロークとその前記特徴点とが、正解となる文字のストロークとそれらの前記特徴点とに一致する度合いを判断して解答の正誤を判定する。
また、前記手書き文字入力システムに、前記特徴点を追加・削除・移動する機能を設ける。
また、漢字のストロークの曲線部分に対しては、2次ベジェ曲線を用いて表し、始点Aと終点B,および、2次ベジェ曲線の制御点をCとした際に、A/4+B/4+C/2の座標で表される点を、該曲線部分の前記特徴点として用いる。
本発明は、以上説明したように構成されているので、以下に記載されるような効果がある。
ポインティングデバイスを付属した電子端末にて手書き文字入力を行なう操作者が、自ら入力したストロークとそれらの始点、終点、折れ点、曲線の描き方を決める点を含む、文字の書き方を表す特徴点を視認できるので、入力した文字のストロークの特徴について、操作者の意図に反した解釈を電子端末が行なう恐れを排除できる。
また、入力した文字の各ストロークには筆順が表示されているので、筆順が問われる漢字の書き取り問題などにて、自ら入力した文字の筆順が正しいか否かをチェックすることが出来る。
また、解答の入力に本発明による手書き文字入力システムを用いた学習システムでは、学習者が視認した各文字のストロークとそれらの前記特徴点が、正解となる各文字のストロークとそれらの前記特徴点とに比較されるので、学習者の意識するものと異なる前記特徴点を想定して学習システムが正誤判定を行なう恐れがなく、また、学習システムでは学習者がどのような入力を行ないたかったかについて様々な解釈での正誤判定を行なう必要がなくなる。
また、前記特徴点を追加・削除・移動する機能を設けているので、手書き文字入力システムが操作者の意図とは異なる前記特徴点を表示したような場合にも、これを修正することにより操作者の意図に沿ったものに変更することが容易であり、文字全体を再入力する手間を省くことが出来る。
また、漢字のストロークの曲線部分に対し、2次ベジェ曲線を用いて表し、始点Aと終点B,および、2次ベジェ曲線の制御点をCとした際のA/4+B/4+C/2で表される座標を持つ点を前記特徴点としているので、次のような効果がある。
漢字には極少数の例外的なものを除いて、曲線部にS字形状の画は現れないため、2次ベジェ曲線を漢字中の曲線部分と対応させることが出来る。すなわち、2次ベジェ曲線が一辺としては表現できないS字形状を表現出来る3次ベジェ曲線を用いた場合では、S字形状が表現出来ることが漢字入力に際しては余分な自由度となってしまう。さらに、2次ベジェ曲線は制御点が1点であり、制御点が2点の3次ベジェ曲線などより扱いが単純である。
2次ベジェ曲線の制御点は、描かれる曲線上にないため、文字のストロークの通過点でないことになり、文字の特徴点とは直感的に理解しがたく、また、文字を収める枠の外側に位置する可能性もある点であるため扱いにくい。始点をA、終点をB、制御点をCとした際にA/4+B/4+C/2で表される点は、描かれる2次ベジェ曲線上にあるので文字のストロークの通過点であり、曲線の膨らみの先端という直感的な理解が得やすい点である。
発明の実施の形態を、実装例にもとづき図面を参照して説明する。
図1は、本発明を適用した実施例での、手書き文字を入力する各過程での電子端末上の表示を示した図である。図1では、“与”という漢字の入力を扱っている。
図1中、101から106までの矩形は、電子端末のディスプレイ上の手書き文字入力用の表示画面を表し、番号順に手書き入力が行なわれる過程を示す。191から195までの矢印は、それら画面の遷移を示す。
101の画面内では、手描き入力にて電子ペンを含むポインティングデバイスが操作され、その動きの軌跡(111)が示されている。手書き文字入力システムでは、該軌跡(111)を解釈して、102の画面を表示する。
102の画面内では、ポインティングデバイスによる軌跡(111)を解釈した直線121が表示されている。直線121の始点と終点とは、始点を示す丸印(131)と、終点を示す四角(132)により表示されている。
103の画面では、続いて行われた入力操作によるポインティングデバイスの軌跡(112)が示されている。手書き文字入力システムでは、再び該軌跡(112)を解釈して、104の画面を表示する。
104の画面内では、ポインティングデバイスによる軌跡(112)を解釈したパス122が表示されている。該パス中には、始点を示す丸印(141)と、終点ならびに複数の折れ点が、四角(143、144、146)により表示されている。始点141と折れ点143の間は曲線により描かれており、該曲線の特徴点として、ハート形142が表示されている。同様に、折れ点144と終点146との間の曲線上には、ハート形145が表示されている。
105の画面では、続いて行われた入力操作によるポインティングデバイスの軌跡(113)が示され、106の画面では該軌跡による直線123、および、その始点(151)と終点(152)とが表示されている。
なお、図1の実施例では、文字の書き方を表す点として、ストローク、すなわち、画の、始点・終点・折れ点・曲線の特徴点を表示することとしている。この他、画の終わり方(とめ・はね・はらい)を区別した点などを加えて表示する方法も可能である。また、折れ点と終点との表示を同じ四角で行うこととしたが、これは別の図形とする方法もあり、始点などと合わせて同じ図形とする方法もある。図形の形ではなく、色で識別する方法もある。
図2は、本発明を適用した実施例での、図1に示した手書き文字を入力する過程のうち、“与”という漢字の第2画に対する始点・終点・折れ点・曲線およびその特徴点の表示の方法を説明する図である。
図2中、103と104との矩形は、図1に示した電子端末ディスプレイ上の手書き文字入力用の表示画面と同じものである。但し、“与”という漢字の1画目の表示は、煩雑さを避けるために、記していない。202の画面は、“与”という漢字の第2画の始点・終点・折れ点を表示した過渡的な画面である。これに加えて、104の画面では、曲線を含むパスと曲線の特徴点とが表示されている。291と292との矢印は、それら画面の遷移を示す。
図2中、201は、画面103から画面202への遷移の際に、始点・終点・折れ点を抽出する方法を説明した図である。同様に、203は、画面202から画面104への遷移の際に、曲線およびその特徴点を抽出する方法を説明した図である。
画面103から画面202への遷移(291)では、ポインティングデバイスにより入力された軌跡(112)から、始点・終点・折れ点を抽出する。始点と終点とは、軌跡の始点と終点に他ならない。折れ点は、軌跡の中で一定以上の狭い角度で進行方向が変化した点として抽出する。軌跡は、201内に示すように、ポインティングデバイスの移動を表す移動ベクトル(211)の連続と捉えられる。狭い角度で軌跡の進行方向が変化した場合、ひとつ前の移動ベクトル(221)との差分ベクトル(231)は大きくなる。201内には、移動ベクトルを実線、ひとつ前の移動ベクトルを破線、差分ベクトルを点線で示してある。図では232の差分ベクトルが大きくなっており、該差分ベクトルに対応する移動ベクトルの基点144が、折れ点として抽出される。
なお、折れ点の抽出に正確を期すためには、ポインティングデバイスの移動速度やその変化等を考慮する必要があるが、これらの考慮は本発明には直接関係ないので、説明は省略する。
画面202から画面104への遷移(292)では、ポインティングデバイスにより入力された軌跡(112)の、始点・終点・折れ線により区切られた区間から、直線、もしくは、曲線の特徴点を抽出する。203内は、折れ点144から終点146までの区間についての曲線の特徴点の抽出方法を示している。折れ点144から終点146までのポインティングデバイスの軌跡は、移動ベクトル(251)の連続として捉えられる。移動ベクトルの各始点・終点が、軌跡の通過点となる。各通過点から、折れ点144と終点146とを結んだ直線(240)への距離は、通過点より該直線240へ下ろした垂線(261)となる。203内には、移動ベクトルを実線、垂線を点線で示してある。これら垂線のうち、262の垂線が最長であり、これに対応する軌跡の通過点145を、折れ点144と終点146とを結ぶ曲線の特徴点とする。
なお、最長の垂線の長さが、曲線の両端間の距離(203内では、折れ点144と終点146とを結んだ線分240)との比率として一定以下の小さな値の場合、該当する区間は直線であると解釈される。図2中104の折れ点143と144とを結ぶ直線は、このような解釈によるものである。
なお、図2で説明した曲線の特徴点の抽出は、簡易な方法を採っている。軌跡と曲線との差分図形の面積が最小となるような曲線の特徴点を抽出するような方法も考えられるが、これらの方法は本発明には直接関係ない。
図3は、曲線の特徴点から曲線を描く方法を説明する図である。本発明では、曲線には2次ベジェ曲線を用いる。2次ベジェ曲線は、2つの端点(図3中、点A(144)、点B(146))と、制御点(図3中、点C(301))により決定される。すなわち、点E(302)、F(303)、D(145)を次のように定めた際、tが0から1まで変化する際の点Dの軌跡が2次ベジェ曲線となる。
・点E:線分ACを、t対1−tの比率に分ける点。
・点F:線分CBを、t対1−tの比率に分ける点。
・点D:線分EFを、t対1−tの比率に分ける点。
今、tの値を1/2とすると、点C(301)より点D(145)は一意に決まり、逆に、点D(145)より点C(301)も一意に決まる。すなわち、点C,および、点Dの座標を、それぞれ(xc、yc)、(xd、yd)としたとき、次のような関係がある(310)。
・cx=2dx−ax/2−bx/2、cy=2dy−ay/2−by/2
・dx=(2cx+ax+bx)/4、dy=(2cy+ay+by)/4
請求項5では、このt=1/2時の点Dを曲線の特徴点とすることとしている。以下、便宜的に、2次ベジェ曲線に対して上記のように定義されるt=1/2時の点Dを、“t−half点”と記すこととする。
以上より、図2に示した手順で求めた折れ点144と終点146との間の曲線の特徴点145をt−half点とすることにより、点C(301)を求め、2次ベジェ曲線(322)を作図することとなる。
点C(301)のような制御点がベジェ曲線から離れているのに対し、点D(145)のようなt−half点は、2次ベジェ曲線上の点である。すなわち、手書き文字入力においては、ポインティングデバイスの通過点となり、図1、図2、図3中に示したように、文字の書き方を表す特徴点として自然に表示でき、入力領域からはみ出すこともない。また、t−half点は曲線の膨らみの先端と意識されることも、表示する点として都合が良い。
ひらがなの画には、S字の曲線形状、両端にいたるまでに交差点を持つ曲線形状や、優弧(major arc、円周を2分した際の、大きいほうの円弧)のように口が窄まったような曲線形状が現れる。したがって、これらの形状を表すことができない2次ベジェ曲線1本では、ひらがなの画を表すことは不適切である。しかしながら、一般に漢字には、極一部の例外を除き、上記のような曲線形状は現れない。すなわち、漢字は2次ベジェ曲線により十分表現可能である。さらに、漢字の形状としては適切でない上記のような曲線形状が入力出来ないことは、漢字の手書き文字入力システムとしては利点となる。
なお、SVG(Scalable Vector Graph)などの画像データフォーマットに2次ベジェ曲線は定義されており、SVGの処理系によりWeb画面上などで容易に作図が可能である。
図4は、手書き入力した文字に対して筆順を表示した場合の画面を示す図である。図4中、画面102、104、106は、図1中の画面に対応する。491と492との矢印は、画面の遷移を示す。
102の画面では、入力された第1画の直線(121)に対して、第1画であることを示す筆順のラベル(401)が表示される。同様に、104の画面では、第2画のパスに対して、第2画であることを示す筆順のラベル(402)が、106の画面では、第3画の直線に対して、第3画であることを示す筆順のラベル(403)が、入力に従って追加されて表示される。
図5は、手書き文字入力画面中のストロークに表示された特徴点を用いて入力の修正を行う画面を示す図である。501、502、503の画面は、修正すべき箇所を持つ文字入力を表示しており、500の画面が修正により得られる画面である。503の画面は、504の画面を経由して、500の画面にいたる。591から594までの矢印は、画面の遷移を示す。いずれの画面も、“与”の文字の第2画を入力した後の状態を示している。
501の画面では、画122中の折れ点の位置が好ましくない文字入力が表示されている。このような際には、位置が好ましくない折れ点を表す四角(144)にポインティングデバイスのポインタ(511)を当て、折れ点の好ましい位置にポインタ(512)が移動するまでドラッグする。この操作により(591)、画面500の手書き入力文字が得られる。
502の画面では、画122中に不要な折れ点が示されている。このような際には、不要な折れ点を示す四角(521)にポインティングデバイスを当てて右クリックを行う。これにより、ポップアップメニュー(522)が現れるので、「点を消す」の項目をポインタ(523)でクリックする。この操作により(592)、画面500の手書き入力文字が得られる。
503の画面では、画122中に、曲げ点、すなわち、t−half点を伴う曲線部が足りない様子が示されている。このような際には、該画の曲げ点を追加する箇所にポインティングデバイスを当てて右クリックを行う。これにより、ポップアップメニュー(531)が現れるので、「曲げ点追加」の項目(532)をポインタ(533)でクリックする。この操作により(593)、画面504のように曲げ点が追加され、該曲げ点を表すハート形(145)が表示される。
続いて、追加された曲げ点を表すハート形(145)にポインティングデバイスのポインタ(541)を当て、曲げ点の好ましい位置にポインタ(542)が移動するまでドラッグする。この操作により(594)、画面500の手書き入力文字が得られる。
図6は、手書き文字入力画面中の文字に表示された筆順を表すラベルに対する修正を行う画面を示す図である。601の画面は、修正すべき筆順を持つ文字入力を表示しており、602の画面が修正により得られる画面である。691の矢印は、画面の遷移を示す。いずれの画面も、“与”の文字の全3画を入力した後の状態を示している。
601の画面では、画121に“2”の値を表示したラベル(401)が付与され、画122に“1”の値を表示したラベル(402)が付与されており、これは筆順として逆であり、間違いである。このような際には、筆順として間違った値を表示するラベル(402)にポインティングデバイスを当てて右クリックを行う。これにより、ポップアップメニュー(611)が現れるので、「筆順を一つ下げる」の項目(612)をポインタ(613)でクリックする。この操作により(691)、画面602の手書き入力文字が得られる。
以上のような操作により手書き入力された文字は、文字の各々の画がどのような折れ点と曲げ点により構成されているかを操作者が視認することが出来る。よって、操作者の意識にある文字形状に関する知識と、手書き入力された文字の形状に関する情報が一致していることが確かめられる。例えば漢字書き取り問題システムにこのような手書き文字入力システムを利用した場合、該システムが操作者自身の意図とは違った解釈を入力された文字に与えるのではないかという不安を操作者が感じることはない。
一方、漢字書き取り問題システムでは、手書き入力されたポインティングデバイスの軌跡に対して、文字のどのような画として操作者が意図しているかを推測する必要がない。例えば、図5中の501、502、503中のような第2画を解釈する際には、「第2画が正確でないように見えるが、それは入力操作の揺らぎによるもので、500中の第2画のような画を操作者が意図しているかも知れない」という可能性は無視してよい。
手書き入力文字学習システムにおいて従来用いられてきた文字認識方法としては、特徴マッチング法、構造解析法などの方法があるが、どのような文字認識方法を採る場合にも、本発明により操作者の意図が折れ点や曲げ点のレベルで確認されていることは大きな利点となり、特に漢字の書き取り試験を行う際には重要である。
漢字の書き取り試験に本発明による手書き文字入力システムを利用する際、入力の揺らぎではなく、漢字の形状自体の揺らぎには配慮する必要がある。すなわち、図7中の画面700のような入力を正解とした場合、画面701、702の入力を許容するか否かについては配慮が必要である。
701中の文字入力は、画122中の始点141から折れ点142の部分が直線となっており、対応する部分が曲線となっている700の入力とは異なる。702の入力は、画122中の折れ点144から終点146の間の部分には折れ点(745)があり、対応する部分には曲げ点(145)がある700の入力とは異なる。これらの違いは、漢字の形状自体の揺らぎと考えることが可能であり、その場合には701、702の入力は正解とすべきである。
図7に見るような考察より、本発明を漢字書き取り試験システムに適用した場合には、曲げ点の有無、曲げ点と折れ点との入れ替わりを許容する正誤の判定手段が良いと考えられる。
本発明を適用した実施例での、手書き文字を入力する各過程での電子端末上の表示を示した図である。 図2は、本発明を適用した実施例での、手書き入力された文字中の始点・終点・折れ点・曲線およびその特徴点の表示の方法を説明する図である。 図3は、本発明を適用した実施例での、曲線の特徴点から曲線を描く方法を説明する図である。 図4は、本発明を適用した実施例での、手書き入力した文字に対して筆順を表示した場合の画面を示す図である。 図5は、本発明を適用した実施例での、手書き文字入力画面中の文字に表示された特徴点を用いて入力の修正を行う画面を示す図である。 図6は、本発明を適用した実施例での、手書き文字入力画面中の文字に表示された筆順を表すラベルに対する修正を行う画面を示す図である。 図7は、漢字の形状自体の揺らぎを示した図である。
符号の説明
101〜106 手書き文字入力システムの画面
111〜113 ポインティングデバイス移動の軌跡
121〜123 入力文字の画
131、141、151 入力文字の画の始点
143、144 入力文字の画の折れ点
142、145 入力文字の画の曲げ点
132、146、152 入力文字の画の終点
191〜195 画面の遷移を示す矢印
201 始点・終点・折れ点を抽出する方法の説明
202 手書き文字入力システムの過渡的な画面
203 曲線の特徴点を抽出する方法の説明
211 ポインティングデバイスの移動ベクトル
221 ひとつ前の移動ベクトル
231、232 差分ベクトル
240 折れ点と終点とを結ぶ直線
251 ポインティングデバイスの移動ベクトル
261、262 垂線
291、292 画面の遷移を示す矢印
301 2次ベジェ曲線の制御点
302、303 2次ベジェ曲線作図のための点
322 2次ベジェ曲線
310 座標の関係式
401〜403 筆順を表すラベル
491、492 画面の遷移を示す矢印
500〜504 手書き文字入力システムの画面
511、512、523、533、541、542 ポインティングデバイスによるポインタ
521 入力文字の画の折れ点
522、531 ポップアップメニュー
532 ポップアップメニューの項目
591〜594 画面の遷移を示す矢印
601、602 手書き文字入力システムの画面
611 ポップアップメニュー
612 ポップアップメニューの項目
613 ポインティングデバイスによるポインタ
700〜702 手書き文字入力システムの画面
745 入力文字の画の折れ点
791、792 対比を表す矢印

Claims (5)

  1. 計算機能と表示機能とを持つ電子端末に、ポインティングデバイスを備え、該ポインティングデバイスを用いたストロークの描画により文字を該電子端末に入力する手書き文字入力システムにおいて、
    該描画の操作に対応する表示を該電子端末のディスプレイにて行う際、該手書き文字入力システムが、描画操作によるポインティングデバイスのポインタの動きを読み取り、これを文字中のストロークと解釈して表示することに加えて、
    該ストローク中の始点、終点、折れ点、曲線の描き方を決める点を含む、文字の書き方を表す特徴点を、図形による印や色を用いて表示する、
    手書き文字入力システム。
  2. 請求項1の手書き入力システムにおいて、前記電子端末のディスプレイへの文字の描画操作に対応する表示に、
    各ストロークの入力した順番を示す番号を、入力した文字の筆順として付与して表示する、手書き文字入力システム。
  3. 計算機能と表示機能とを持ちポインティングデバイスを備えた前記電子端末を学習者が用いる学習システムにおいて、該電子端末のディスプレイに表示された問いに対する解答となる各々の文字を、請求項1および請求項2の文字入力システムを用いて入力し、
    該学習者により入力されたストロークと、それらの前記特徴点と、および、ストロークの入力順序とを、
    前記問いの正解となる各々の文字のストロークと、それらの前記特徴点と、および、入力したストロークの入力順序とに比較し、
    両者が一致する度合いにより前記解答が正解であるか不正解であるかを判定する方法で採点を行なう、電子端末を用いた学習システム。
  4. 請求項1、および、請求項2の手書き文字入力システムにおいて、
    前記ストロークの前記始点・終点・折れ点、および、曲線の描き方を決める点などの前記特徴点を、追加・削除・移動する操作手段と、
    および、前記筆順を示すストロークの入力順序を表示した番号を、順序を前後入れ替えるように変更する操作手段と
    を設けた、手書き文字入力システム。
  5. 請求項1における手書き文字入力システムにおいて、漢字を対象とした文字の入力を行なう際に、ストロークの曲線部分を2次ベジェ曲線と解釈してストロークの表示を行い、
    該曲線部分のはじまりの点であるAと、おわりの点であるBと、2次ベジェ曲線の制御点Cとを用いて、座標がA/4+B/4+C/2と表される点を、
    前記曲線の描き方を決める点である特徴点として用いる、手書き文字入力システム。
JP2006292211A 2006-10-27 2006-10-27 始点・終点・折れ点・制御点などの点をストロークの特徴点として表示を行なう手書き文字入力システム Pending JP2008108177A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006292211A JP2008108177A (ja) 2006-10-27 2006-10-27 始点・終点・折れ点・制御点などの点をストロークの特徴点として表示を行なう手書き文字入力システム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006292211A JP2008108177A (ja) 2006-10-27 2006-10-27 始点・終点・折れ点・制御点などの点をストロークの特徴点として表示を行なう手書き文字入力システム

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2008108177A true JP2008108177A (ja) 2008-05-08

Family

ID=39441463

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2006292211A Pending JP2008108177A (ja) 2006-10-27 2006-10-27 始点・終点・折れ点・制御点などの点をストロークの特徴点として表示を行なう手書き文字入力システム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2008108177A (ja)

Cited By (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010134930A (ja) * 2008-12-04 2010-06-17 Research In Motion Ltd 文字入力のためのストロークベースの入力システム
JP2010230988A (ja) * 2009-03-27 2010-10-14 Nippon Tokei Jimu Center:Kk 採点装置、およびプログラム
JP2010231529A (ja) * 2009-03-27 2010-10-14 Nippon Tokei Jimu Center:Kk 判定装置、およびプログラム
CN102013109A (zh) * 2010-12-13 2011-04-13 广东开心信息技术有限公司 手写汉字行草风格的美化方法和装置
JP2012168929A (ja) * 2011-01-31 2012-09-06 Trendon Touch Technology Corp マルチタッチパネルのためのタッチ経路追跡方法
KR101251465B1 (ko) 2012-01-10 2013-04-05 주식회사 한글과컴퓨터 자유선 입력 보정 장치 및 방법
CN104240554A (zh) * 2013-10-15 2014-12-24 许昌义 像素字画贴
CN111294659A (zh) * 2018-12-10 2020-06-16 北京乐柏信息咨询有限公司 轨迹播放速度的控制方法及装置、介质、处理设备
CN113468972A (zh) * 2021-06-07 2021-10-01 中金金融认证中心有限公司 用于复杂场景手写识别的手写轨迹切分方法及计算机产品
CN113970996A (zh) * 2021-12-06 2022-01-25 深圳市爱协生科技有限公司 一种字符手势识别方法和系统

Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH06215094A (ja) * 1993-01-19 1994-08-05 Hitachi Ltd 図形生成装置
JPH09222846A (ja) * 1996-02-15 1997-08-26 Casio Comput Co Ltd 学習装置
JP2001014100A (ja) * 1999-06-28 2001-01-19 Nyuuton:Kk 手書入力装置及び書き方学習装置
JP2001350396A (ja) * 2000-06-06 2001-12-21 Hitachi Ltd 筆順・画数の教示装置,方法、及びその方法を含む記録媒体
JP2004004153A (ja) * 2002-03-26 2004-01-08 Tokyo Denki Univ 文字及び文字列生成表示装置

Patent Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH06215094A (ja) * 1993-01-19 1994-08-05 Hitachi Ltd 図形生成装置
JPH09222846A (ja) * 1996-02-15 1997-08-26 Casio Comput Co Ltd 学習装置
JP2001014100A (ja) * 1999-06-28 2001-01-19 Nyuuton:Kk 手書入力装置及び書き方学習装置
JP2001350396A (ja) * 2000-06-06 2001-12-21 Hitachi Ltd 筆順・画数の教示装置,方法、及びその方法を含む記録媒体
JP2004004153A (ja) * 2002-03-26 2004-01-08 Tokyo Denki Univ 文字及び文字列生成表示装置

Cited By (13)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010134930A (ja) * 2008-12-04 2010-06-17 Research In Motion Ltd 文字入力のためのストロークベースの入力システム
JP2010230988A (ja) * 2009-03-27 2010-10-14 Nippon Tokei Jimu Center:Kk 採点装置、およびプログラム
JP2010231529A (ja) * 2009-03-27 2010-10-14 Nippon Tokei Jimu Center:Kk 判定装置、およびプログラム
CN102013109A (zh) * 2010-12-13 2011-04-13 广东开心信息技术有限公司 手写汉字行草风格的美化方法和装置
JP2012168929A (ja) * 2011-01-31 2012-09-06 Trendon Touch Technology Corp マルチタッチパネルのためのタッチ経路追跡方法
KR101251465B1 (ko) 2012-01-10 2013-04-05 주식회사 한글과컴퓨터 자유선 입력 보정 장치 및 방법
CN104240554A (zh) * 2013-10-15 2014-12-24 许昌义 像素字画贴
CN111294659A (zh) * 2018-12-10 2020-06-16 北京乐柏信息咨询有限公司 轨迹播放速度的控制方法及装置、介质、处理设备
CN111294659B (zh) * 2018-12-10 2021-02-09 北京乐柏信息咨询有限公司 轨迹播放速度的控制方法及装置、介质、处理设备
CN113468972A (zh) * 2021-06-07 2021-10-01 中金金融认证中心有限公司 用于复杂场景手写识别的手写轨迹切分方法及计算机产品
CN113468972B (zh) * 2021-06-07 2024-02-27 中金金融认证中心有限公司 用于复杂场景手写识别的手写轨迹切分方法及计算机产品
CN113970996A (zh) * 2021-12-06 2022-01-25 深圳市爱协生科技有限公司 一种字符手势识别方法和系统
CN113970996B (zh) * 2021-12-06 2023-09-12 深圳市爱协生科技股份有限公司 一种字符手势识别方法和系统

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2008108177A (ja) 始点・終点・折れ点・制御点などの点をストロークの特徴点として表示を行なう手書き文字入力システム
US7424154B2 (en) Boxed and lined input panel
JP5470835B2 (ja) マーキング処理方法及びコンピュータプログラム
US5389745A (en) Handwriting input apparatus for inputting handwritten data from unspecified direction
EP3796145B1 (en) A method and correspond device for selecting graphical objects
US20060001656A1 (en) Electronic ink system
US20160350137A1 (en) Guide file creation program
JP6991486B2 (ja) 文字列に文字を挿入するための方法およびシステム
US20170249293A1 (en) Method for inserting characters in a character string and the corresponding digital service
JPH09319556A (ja) 情報処理装置
JP2003303047A (ja) 画像入力及び表示システム、ユーザインタフェースの利用方法並びにコンピュータで使用可能な媒体を含む製品
JP2004213630A (ja) 言語をペン先idに関連付ける方法、入力デバイスを使用して電子インクを処理装置に入力する方法および電子インクを受け取るための装置
EP2634686A2 (en) Associating strokes with documents based on the document image
JP7529865B2 (ja) デジタルインク生成装置、方法及びプログラム
CN104794106A (zh) 一种批注方法及装置
JP2012181653A (ja) 採点方法、採点方法のプログラム及び採点システム
CN107209862B (zh) 识别装置和信息存储介质
JP4148867B2 (ja) 筆跡処理装置
WO2024065345A1 (zh) 隔空手势编辑方法、装置、显示系统及介质
JP6408273B2 (ja) 情報処理装置、情報処理プログラムおよび情報処理方法
JP4963633B2 (ja) 情報処理装置及び情報処理方法
CN115079968A (zh) 一种内容显示方法、存储介质及设备
JP2015191565A (ja) 表示入力装置
WO2017029737A1 (ja) 文字列選択方法、プログラム及び情報処理装置
Sakurada et al. A japanese text input interface using on-line writing-box-free handwriting recognition and Kana-to-Kanji conversion

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20090929

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20110519

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20110607

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20111018