JP2001349472A - 鋼製曲管 - Google Patents

鋼製曲管

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JP2001349472A
JP2001349472A JP2000167006A JP2000167006A JP2001349472A JP 2001349472 A JP2001349472 A JP 2001349472A JP 2000167006 A JP2000167006 A JP 2000167006A JP 2000167006 A JP2000167006 A JP 2000167006A JP 2001349472 A JP2001349472 A JP 2001349472A
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JP
Japan
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pipe
straight
steel
straight pipes
bent pipe
Prior art date
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Pending
Application number
JP2000167006A
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English (en)
Inventor
Hiroyuki Horikawa
浩之 堀川
Akihiko Kato
昭彦 加藤
Yoshimi Ono
芳美 小野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
JFE Engineering Corp
Original Assignee
NKK Corp
Nippon Kokan Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 耐震性に優れた鋼製曲管を得る。 【解決手段】 切断面が円周方向に対して傾斜している
複数個の直管を、曲率半径が所望の大きさとなるように
溶接接合して製造した鋼製曲管において、該鋼製曲管1
の長手方向中央部に最も近い溶接部2に隣接する直管3
および4の肉厚を、他の部分の直管5および6の肉厚よ
りも厚くした鋼製曲管1。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、水輸送用配管等
に用いられる鋼製曲管に関する。
【0002】
【従来の技術】水輸送用配管等に用いられる従来の鋼製
曲管としては、直管を管の中心軸の軌跡が、一定の曲率
半径となるように曲げた管や、JIS G 3451
「水輸送用塗覆装鋼管の異形管」に規定された曲管があ
る。JIS G 3451に規定されている曲管の外径
の範囲は、89.1〜3048.0mmまでの広範囲に
およぶものであり、90°曲管の場合は4個の切断面が
円周方向に対して傾いている直管(セグメントとい
う)、45°曲管は3個のセグメント、22.5°曲管
は2個のセグメントを溶接接合して製造するように規定
されている。しかしながら、使用セグメントの数は、水
輸送用塗覆装鋼管の異形管以外では必ずしもこれと同じ
ではなく、例えば電力用の取放水管では、90°曲管で
4個以上のセグメントを使用しているものもある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た従来の鋼製曲管には、次のような問題点がある。直管
を直接曲げたものは、仕様によって耐震強度を持たせる
ことはできるが、曲げ加工は工場内で行わなければなら
ないため、製造できる曲管の外径の大きさが制約を受け
たり、大径の曲管が製造できたとしても、運搬するのが
困難である。
【0004】また、複数のセグメントを溶接接合して製
造する曲管は、工事現場で溶接できるので、比較的大径
の曲管も製造可能であるが、材質、肉厚が同じ複数個の
セグメントを溶接接合して製造されるため、変形が溶接
部に集中して強度面に不安があり、地震動による繰り返
し変位に対する安全性が低い。この発明は、従来技術の
上述のような問題点を解消するためになされたものであ
り、大径でかつ地震動による繰り返し変位に対する安全
性にも優れている鋼製曲管を提供することを目的として
いる。
【0005】
【課題を解決する手段】この発明に係る第一の鋼製曲管
は、切断面が円周方向に対して傾斜している複数個の直
管を、曲率半径が所望の大きさとなるように溶接接合し
て製造した鋼製曲管において、該鋼製曲管の長手方向中
央部に最も近い溶接部に隣接する直管の肉厚を、他の部
分の直管の肉厚よりも厚くしたものである。
【0006】この発明に係る第一の鋼製曲管の長手方向
中央部分に最も近い溶接部に隣接する直管の肉厚を、他
の部分の直管の肉厚よりも厚くしたのは、次の理由によ
る。地震動により、曲管に交互に曲率半径が大きくなっ
たり、小さくなったりする繰り返し変位が発生すると、
ひずみが曲管の長手方向中央近傍の溶接部に集中し、こ
の部分が最も破損されやすい。そこで、この曲管におい
ては、曲管の長手方向中央近傍の溶接部に隣接する直管
の肉厚を、他の部分の直管の肉厚よりも厚くして剛性を
高め、地震により鋼製曲管が破損されるのを防止するよ
うにしたものである。
【0007】また、この発明に係る第二の鋼製曲管は、
切断面が円周方向に対して傾斜している複数個の直管
を、曲率半径が所望の大きさとなるように溶接接合して
製造した鋼製曲管において、該鋼製曲管の長手方向中央
部に最も近い溶接部に隣接する直管の材質強度を、他の
部分の直管の材質強度よりも高強度にしたものである。
この発明に係る第二の鋼製曲管の長手方向中央部分に最
も近い溶接部に隣接する直管の材質強度を、他の部分の
直管の材質強度よりも高強度にしたのは、次の理由によ
る。
【0008】地震動により、曲管に交互に曲率半径が大
きくなったり、小さくなったりする繰り返し変位が発生
すると、ひずみが曲管の長手方向中央近傍の溶接部に集
中し、この部分が最も破損されやすい。そこで、この曲
管においては、曲管の長手方向中央近傍の溶接部に隣接
する直管の材質強度を、他の部分の直管の材質強度より
も高強度とし、地震により鋼製曲管が破損されるのを防
止するようにしたものである。
【0009】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態を図面を参照
して説明する。図1は、本発明の鋼製曲管の第一の実施
の形態の説明図であり、(a)は鋼製曲管の平面図、
(b)は鋼製曲管の厚肉部と薄肉部の接続の一例を示す
断面図である。この鋼製曲管1は、4つのセグメントか
ら構成されており、長手方向の中央に位置する溶接部2
で両側の肉厚の厚い直管3および4を接続し、直管3お
よび4の外側に肉厚の薄い直管5および6をそれぞれ溶
接部7および8を介して接続している。そして、肉厚の
薄い直管5および6の外側には通常の長尺直管9および
10が接続されている。
【0010】肉厚の厚い直管3および4の内径は、肉厚
の薄い直管5および6の内径と同じになっており、肉厚
の厚い直管3および4の外径は、肉厚の薄い直管5およ
び6の外径よりも大きくなっている。したがって、肉厚
の厚い直管3と肉厚が薄い直管5との溶接部7、肉厚の
厚い直管4と肉厚の薄い直管6との溶接部8において
は、図1(b)に示すように、肉厚の厚い直管3または
4の開先3aまたは4aの角度θ1と、肉厚の薄い直管
5または6の開先5aまたは6aの角度θ2とが同一と
なるように、肉厚の厚い直管3または4には、開先3a
または4aの手前にテ−パ−部3bまたは4bを設け
る。
【0011】図2は、本発明の鋼製曲管の第二の実施の
形態を示す鋼製曲管の平面図である。この鋼製曲管11
の場合には、鋼製曲管11の長手方向中央部には溶接部
は位置しておらず、溶接部12および13が中央部に最
も近い溶接部である。したがって、肉厚の厚い3つの直
管14、15および16が、溶接部12と溶接部13の
間と溶接部12および13の外側に接続され、直管15
および16のそれぞれの外側に肉厚の薄い直管17およ
び18が、さらに肉厚の薄い直管17および18の外側
に肉厚の薄い直管19および20が接続された構造とな
っており、肉厚の薄い直管19および20の外側に通常
の長尺直管21および22が接続される。
【0012】また、本発明の鋼製曲管においては、肉厚
の厚い直管に代わって、肉厚の薄い直管と肉厚が同じ
で、材質強度の高い直管を使用してもよい。
【0013】
【発明の効果】本発明により、耐震性が高く比較的大径
の鋼製曲管を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の鋼製曲管の第一に実施の形態の説明図
であり、(a)は鋼製曲管の平面図、(b)は鋼製曲管
の厚肉部と薄肉部の接続の一例を示す断面図である。
【図2】本発明の鋼製曲管の第二の実施の形態を示す鋼
製曲管の平面図である。
【符号の説明】
1 鋼製曲管 2 溶接部 3、4 肉厚の厚い直管3 5、6 肉厚の薄い直管 7、8 溶接部 9、10 長尺直管 11 鋼製曲管 12、13 溶接部 14、15、16 肉厚の厚い直管 17、18、19、20 肉厚の薄い直管 21、22 長尺直管
フロントページの続き (72)発明者 小野 芳美 東京都千代田区丸の内一丁目1番2号 日 本鋼管株式会社内 Fターム(参考) 3H019 EA08 EA11 3H111 AA01 BA03 CA57 CB14 CB21 DA26 DB03

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 切断面が円周方向に対して傾斜している
    複数個の直管を、曲率半径が所望の大きさとなるように
    溶接接合して製造した鋼製曲管において、該鋼製曲管の
    長手方向中央部に最も近い溶接部に隣接する直管の肉厚
    を、他の部分の直管の肉厚よりも厚くしたことを特徴と
    する鋼製曲管。
  2. 【請求項2】 切断面が円周方向に対して傾斜している
    複数個の直管を、曲率半径が所望の大きさとなるように
    溶接接合して製造した鋼製曲管において、該鋼製曲管の
    長手方向中央部に最も近い溶接部に隣接する直管の材質
    強度を、他の部分の直管の材質強度よりも高強度にした
    ことを特徴とする鋼製曲管。
JP2000167006A 2000-06-05 2000-06-05 鋼製曲管 Pending JP2001349472A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN102900911A (zh) * 2012-09-21 2013-01-30 三一重工股份有限公司 双层连接弯管、双料管及双料管的连接方法
CN103925442A (zh) * 2014-05-06 2014-07-16 苏州市诚品精密机械有限公司 一种连接管体
CN104500899A (zh) * 2014-12-23 2015-04-08 哈尔滨锅炉厂有限责任公司 小口径弯头及其内壁焊条电弧焊堆焊不锈钢的方法

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