JP2001349417A - 複合型歯車変速機用の制御システム - Google Patents

複合型歯車変速機用の制御システム

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JP2001349417A
JP2001349417A JP2001109982A JP2001109982A JP2001349417A JP 2001349417 A JP2001349417 A JP 2001349417A JP 2001109982 A JP2001109982 A JP 2001109982A JP 2001109982 A JP2001109982 A JP 2001109982A JP 2001349417 A JP2001349417 A JP 2001349417A
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section
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auxiliary
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JP2001109982A
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Daniel A Monette
アラン モネッテ ダニエル
Patrick L Brown
ルイス ブラウン パトリック
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Eaton Corp
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    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
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    • F16H63/00Control outputs from the control unit to change-speed- or reversing-gearings for conveying rotary motion or to other devices than the final output mechanism
    • F16H63/40Control outputs from the control unit to change-speed- or reversing-gearings for conveying rotary motion or to other devices than the final output mechanism comprising signals other than signals for actuating the final output mechanisms
    • F16H63/44Signals to the control unit of auxiliary gearing
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16HGEARING
    • F16H61/00Control functions within control units of change-speed- or reversing-gearings for conveying rotary motion ; Control of exclusively fluid gearing, friction gearing, gearings with endless flexible members or other particular types of gearing
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    • F16H61/705Control functions within control units of change-speed- or reversing-gearings for conveying rotary motion ; Control of exclusively fluid gearing, friction gearing, gearings with endless flexible members or other particular types of gearing specially adapted for change-speed gearing in group arrangement, i.e. with separate change-speed gear trains arranged in series, e.g. range or overdrive-type gearing arrangements using hydraulic and mechanical control means
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    • F16HGEARING
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    • F16H59/68Inputs being a function of gearing status
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 複合型歯車変速機の補助区間の変速を気圧式
に行う制御システムを提供する。 【解決手段】レンジ形式の複合型歯車変速機用の気圧制
御システムである。自動車の運転手が高速域での変速操
作をする際に、レンジ用第1シリンダチャンバ114を気
圧源104まで選択的に連結する第1アクチュエータ弁102
を含む。さらに、主歯車変速機のギアを入れた際に、レ
ンジ用第2シリンダチャンバ116を気圧源104まで選択的
に連結する第2弁150を含む。尚、主歯車変速機がニュ
ートラル状態にある場合には、第2チャンバ116は排気
される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複合型歯車変速機
(compound transmission)の補助区間の変速に用いら
れる制御システムを、気圧式、具体的には、加圧空気に
よって行うシステムに関するものである。より具体的に
は、本発明は、レンジ形式(range type)の複合型歯車
変速機に用いられる改良型気圧制御及びインタロックシ
ステムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来技術上、レンジ形式、またはレンジ
及びスプリッタ結合形式(combined range/splitter ty
pe)の複合型歯車変速機は広知である。このような形式
の歯車変速機では、通常、レンジ形式の補助区間を直列
に付加するようにして、多段変速型(multiple speed)
の主変速区間を構成している。尚、レンジ区間の減速比
は、主変速区間の全減速比よりも大きいものとする。
【0003】このような歯車変速機では、典型的にシフ
トバーハウジングアセンブリを用いて、手動操作型シフ
トレバーまたは同等物により、主変速区間を変速してい
る。反対に、補助用のレンジ区間は、ボタンまたはスイ
ッチを用いて、通常手動操作により遠隔の従属弁/アク
チュエータ機構を制御して変速している。通常、弁/ア
クチュエータ機構はレンジ選択用シリンダの操作を制御
している。レンジ選択用シリンダはシリンダを低レンジ
域と高レンジ域用チャンバに分ける流体作動型ピストン
を含む。このピストンは、一方のチャンバを選択的に加
圧すると同時に他方のチャンバを排気するように、移動
自在に構成されている。通常、レンジ区間では同期型ジ
ョークラッチを使用しているため、主変速区間がニュー
トラルにある状態でレンジの変速を開始しかつ終了しな
ければならない。これは、変速を正しく行い、かつ同期
型ジョークラッチに対する磨耗や損傷を防ぐためであ
る。
【0004】先行技術に係るレンジ形式の歯車変速機
は、通常制御システムを備えている。通常、この制御シ
ステムはインタロック装置を装備する加圧式制御システ
ムであり、主制御弁で選択ボタンまたはスイッチを操作
することにより、レンジ操作をあらかじめ選択できるよ
うにしている。ジョークラッチに対する損傷を未然に防
ぐために、主変速区間がニュートラルまで変速される
か、あるいは少なくともニュートラルに向うまで、制御
システムは変速の開始を防止している。変速の開始を防
止するために用いられる1つの方法として、レンジ区間
のアクチュエータ機械式リンケージで、機械式インタロ
ック装置を使用して、主変速区間がニュートラルに変速
されるまでレンジ区間のシフトフォークの移動を物理的
に防ぐ方法を挙げることが出来る。2番目に、変速の開
始防止用に広く用いられている方法として、論理制御さ
れたインタロック装置を用いる方法を挙げることができ
る。この際、加圧流体をレンジ区間用シリンダまで供給
する弁は、主変速区間がニュートラルまで変速されるの
を感知するまで使用停止にされるか、または提供されな
い。逆に、主変速区間がニュートラルまで変速され、か
つこの状態を保つ期間内で、上記弁は初めて作動し、そ
して加圧流体を提供する。このような歯車変速機及び制
御システムの具体例として、米国特許第2、654、2
68号、第3、138、965号、第4、060、00
5号及び第4、974、474号の開示例を挙げること
ができる。本発明は、これら開示例を参照上抱合してい
る。
【0005】一般的に、従来技術に係る気圧制御システ
ムでは、高レンジ域変速を必要とするまで、レンジ区間
用ピストンを低レンジ域位置で偏向させることにより、
自動車の運転手が高レンジ域内で誤って始動することを
未然に防いでいる。このため、高レンジ域変速が必要と
されると、レンジ区間用ピストンは高レンジ域区間の位
置まで偏向する。高レンジ域に向けて偏向すると、レン
ジ区間用ピストンの高レンジ域チャンバは典型的にほぼ
60〜80psiまで圧縮された空気により加圧される
と同時に、低レンジ域チャンバは排気される。主変速区
間がニュートラルに変速されるまでレンジ区間用ピスト
ンに加圧流体が供給されないシステムでは、自動車の運
転手が主変速区間の変速を完了する際に問題が生じる場
合がある。この中には、レンジ区間用シリンダの高レン
ジ域チャンバが加圧可能になり、かつレンジ区間の変速
が低レンジ域から高レンジ域まで終了する前に、主変速
区間のニュートラル状態を横切る場合が含まれる。この
状況では、レンジ操作が完了していないにも係らず、レ
ンジ区間用ピストンの高レンジ域チャンバは加圧された
ままになり、機械式インタロックに対して高負荷を及ぼ
すと共に、シンクロナイザ及びクラッチジョーに対して
高負荷を及ぼす。これら過度の負荷は、逆作用をもたら
すことが知られている。具体例を挙げると、レンジ区間
内での過酷な変速、レンジ区間の変速の完了に先立つ主
歯車変速機の再連結、(特にシフトアップ中での)レン
ジ区間用シンクロナイザへの損傷、あるいは非連結状態
におけるレンジ区間の座礁を挙げることができる。さら
に、レンジ区間が最終的に高レンジ域に変速された場合
には、先行技術に係る論理制御システムでは低レンジ域
チャンバを排気する間、レンジ用シリンダの高レンジ域
チャンバのみを加圧し続けている。このためレンジ区間
用ピストンは、高レンジ域への変速が完了しかつ主歯車
変速機が歯車と噛合した後でさえ、継続して変速作用を
及ぼしている。このような継続力は自動車の寿命に占め
る、レンジ区間の歯車変速機の信頼性に対して影響を及
ぼす場合がある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】従って、自動車の運転
手が高レンジ域で変速操作をする際に、レンジ区間用ピ
ストンによって及ぼされる負荷を減少させる新しい論理
制御システムが必要とされている。しかしながら、高レ
ンジ域で変速が完了し、かつ新しい歯車変速区間のギア
が入る際に、主変速区間のギアが入るために問題を生じ
ていた。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、以上の点に鑑
みてなされたものであり、上述した問題を、気圧制御シ
ステムを使用することにより、最小化し、または克服す
ることを目的とする。このシステムは第1アクチュエー
タ弁を備えて、自動車の運転手が高レンジ域の変速を必
要とするときに、レンジ用第1シリンダチャンバを気圧
源まで選択式に連結させる。さらに、このシステムは第
2弁を備えて、主歯車変速機がギアに入るときにレンジ
用第2シリンダチャンバを気圧源まで選択式に連結する
と共に、主歯車変速機がニュートラルにある場合には第
2チャンバを排気させる。好適には、これら第1及び第
2弁の両者を同一の弁胴内に収納する。
【0008】本発明で使用される第2弁は、スプリング
状に撓むプランジャを用いて移動可能な2部分からなる
2位置切換弁(two part, twp-position valve)であ
る。主歯車変速機をギアが入っている、あるいはニュー
トラルの状態まで変速することに対応して移動するピン
と相互作用するように、上記プランジャを歯車変速機内
に配置している。好適な実施形態では、プランジャは、
係合位置と非係合位置の間で第2弁に対してピン上に負
荷を及ぼすニュートラル指示装置と相互作用する。係合
位置では、第2弁はレンジ用第2シリンダチャンバを気
圧源まで連結する。非係合位置では、第2弁はレンジ用
第2シリンダチャンバを排気する。係合位置と非係合位
置の間で移動を行うために、ピンは円周状のノッチを備
えて主変速区間のニュートラル位置を表示する。プラン
ジャ上のデテントがノッチを感受すると、スプリング状
に撓むプランジャがノッチ内に入り込み、このため第2
弁は係合位置から非係合位置まで移動する。しかしなが
ら、デテントがノッチ内にないときには、第2弁は係合
位置に向って押込まれる。
【0009】従って、主変速区間がギアの入っている位
置からニュートラル位置まで移動するのを感受すると、
第1チャンバが加圧され続ける間に、第2チャンバは排
気される。このため、レンジ用アクチュエータピストン
は所定の位置まで移動することができる。しかしなが
ら、一度ギアの入っている位置に行くと、制御システム
は2つのチャンバ間での圧力を均等化する。
【0010】従って、主変速区間がギアの入っている位
置にあるが、しかし補助変速区間がレンジ操作を完了し
ていない状態では、レンジ用アクチュエータピストンに
よって及ぼされる負荷は、主歯車変速機がニュートラル
に再度変速されるまで実質的に減少する。また、圧縮空
気は既にアクチュエータピストンの背後にあるため(つ
まり、第1チャンバは加圧されている)、主変速区間が
ニュートラルまで移行するとき、一度第2チャンバが排
気されると、レンジ変化が非常に早く行われる。しか
も、第2チャンバを加圧することによって、第2チャン
バを排気することにより生じる、レンジ区間用のシンク
ロナイザの機能不良をもたらす過酷な変速が生じること
を未然に防いでいる。
【0011】さらに、一度レンジ用アクチュエータピス
トンが所定の位置に達し、そして主歯車変速機が再度ギ
アの入る位置にまで移行すると、第2弁は第2シリンダ
チャンバを加圧する。従って、ギアが入りかつ高レンジ
域内の位置にあるとき、第2弁はレンジ用アクチュエー
タピストンにより作用されて、継続して負荷を減少す
る。このため、信頼性を向上すると共に、自動車の寿命
に影響を及ぼす磨耗を減少させる。
【0012】本発明に係る特徴並びに発明上の要点は、
後述する詳細な説明と、上述した請求項、並びに添付し
た図面を参照することによって、より明瞭になるであろ
う。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態に係る
レンジ形式の複合型歯車変速機10を添付した図1、図
2及び図3を用いて説明する。複合型歯車変速機10は
多段変速型の主変速区間12と、該主変速区間12に対
して直列に付加するレンジ形式の補助区間14を有す
る。本発明に係る歯車変速機10はハウジングH内に収
められ、そしてディーゼルエンジンE等の主原動機によ
って駆動されるインプットシャフト16を備える。ディ
ーゼルエンジンEとインプットシャフト16間の連結操
作は選択的に行われるが、通常、この操作は摩擦式マス
タークラッチCを用いて行われる。クラッチCは、エン
ジンクランクシャフト20と連結する入力用の駆動部1
8と、回転結合して変速用インプットシャフト16と連
結する被駆動部22を有する。
【0014】主変速区間12は、インプットシャフト1
6上に入力用歯車24を備えることにより、複数の実質
的に同一なカウンタシャフトアセンブリ26及び26A
を実質的に均等な回転速度で同時に駆動する。また、2
つの実質的に同一なカウンタシャフトアセンブリを、イ
ンプットシャフト16とほぼ同軸上に並ぶメーンシャフ
ト28の両側に備える。各々のカウンタシャフトアセン
ブリはハウジングH内でベアリング32及び34によっ
て支持されるカウンタシャフト30を備えるが、図面上
では、概略的に示すことにとどめている。各々のカウン
タシャフトは、カウンタシャフト上に歯車38、40、
42、44、46及び48の同一のグループを回転自在
に固定して備える。複数のメーンシャフト用歯車50、
52、54、56及び58をメーンシャフト28上に備
え、そして従来技術において公知なように、クラッチカ
ラー60、62及び64をスライドさせて回転用にメー
ンシャフト28に向けて一度に、選択的にクラッチ操作
可能なように構成する。クラッチカラー60は、インプ
ットシャフト16とメーンシャフト28の間に直接的な
駆動関係を提供するために、入力用歯車24をメーンシ
ャフト28までクラッチすることもできる。
【0015】通常、シフトフォーク60A,62A及び
64A(図2参照)を用いて、対応するクラッチカラー
60、62及び64(図1参照)を軸方向に配置する。
尚、従来技術において公知なように、これらシフトフォ
ークはシフトハウジングアセンブリ70と連結する。当
該技術分野において公知なように、これらクラッチカラ
ー60、62及び64は同期型または非同期型の複動式
のジョークラッチ形式でもよい。
【0016】メーンシャフト上の歯車58はリバースギ
アである。この歯車は便宜上、間に遊び歯車(図示略)
を介してカウンタシャフト上の歯車48と継続的に噛合
する。主変速区間12は5段型の前進用変速比を選択自
在に備える。この内、最も低速の前進用の変速比は、メ
ーンシャフト上の歯車56をメーンシャフトまで駆動自
在に連結する変速比である。この変速比用の歯車は、普
通減速比が大きいため低速用歯車、あるいは“登坂用ロ
ー(creeper)”ギアと呼ばれている。このローギアは
過酷な条件の下で自動車を発進させる場合にのみ用いら
れ、通常、高速の変速領域内で使用されることはない。
このため、主変速区間12は現実に5段式の変速領域を
提供しているにもかかわらず、普通この主変速区間は
“4+1段式”と呼ばれている。また、主変速区間内の
4段のみを補助レンジ区間14と複合して使用してい
る。
【0017】クラッチカラー60、62及び64は3つ
の配置を切換自在なクラッチであり、各々図示されるよ
うに、中央で非係合状態に配置されてもよく、あるいは
シフトレバー72(図2参照)を用いて右側に完全に係
合するように配置されてもよく、または左側に完全に係
合するように配置されてもよい。従来技術で公知なよう
に、クラッチカラー60、62及び64の内1つだけが
操作されて係合する。また、他のクラッチをニュートラ
ル状態で固定するために、主変速区間内にインタロック
(図示略)を備える。
【0018】補助レンジ区間14は、2つの実質的に同
一な補助カウンタシャフトアセンブリ74と74Aを有
する。各々のカウンタシャフトアセンブリは、ベアリン
グ78及び80によって支持される補助カウンタシャフ
ト76をハウジングH内に備え、2対の補助区間カウン
タシャフト用の歯車82及び84を軸上で回転自在式に
備える。補助区間のカウンタシャフト上の歯車84が歯
車変速機のアウトプットシャフト90に固定される出力
用歯車88と継続して噛合する間、補助カウンタシャフ
ト上のギア82はレンジ用の出力用歯車86を支持する
ように継続して噛合する。
【0019】クラッチ操作用に、シフトフォーク94
(図2参照)を用いて軸方向上に配置される、2位置同
期型ジョークラッチアセンブリ92と、及びレンジ区間
での変速用のアクチュエータアセンブリ96を備える。
この複合型歯車変速機10のクラッチ操作では、歯車8
6をメーンシャフト28にクラッチすることにより低レ
ンジ域操作を行い、また歯車88をメーンシャフト28
にクラッチすることにより高レンジ域操作を行う。ま
た、図3に、本発明に係るレンジ形式の複合型歯車変速
機10用のシフトパターンを概略的に示す。これら歯車
変速機10の低レンジ域または高レンジ域操作の選択
は、通常シフトレバー72(図2参照)上に配置される
スイッチまたはボタン98を運転手が操作することによ
り行う。尚、上述された低レンジ域及び高レンジ域は、
図2に記される符号LO及びHIに各々対応する。
【0020】図面上、レンジ形式の補助区間14を、平
歯車またははすば歯車を用いる2対の変速区間として示
している。しかしながら、本発明は3対あるいはそれ以
上の対からなる選択自在式のレンジ形式用の変速比を備
えてもよい。さらにまた、本発明は遊星歯車を使用する
スプリッタ及びレンジ形式の複合形式の補助区間を用い
る、レンジ形式の歯車変速機に応用されてもよい。ま
た、上述したように、クラッチ60、62、または64
の内のいずれか1つあるいはそれ以上を同期型ジョーク
ラッチ形式として構成してもよく、そして変速区間12
及び/または14を単一のカウンターシフト形式として
構成してもよい。
【0021】従来の技術の説明の中で記載したように、
運転手が補助区間内で高レンジ域まで変速操作を行う必
要がある。しかし、補助歯車変速機の高レンジ域までの
変速操作の終了前に主歯車変速機の変速を終了させたい
場合がある。このような状況では、レンジ用ピストンは
機械式インタロックに対して高負荷を及ぼす場合があ
り、さらにシンクロナイザやクラッチジョーに対しても
高負荷を及ぼす場合がある。ここで、図4及び5を参照
して、上述した歯車変速機10のような、高レンジ域で
のレンジ形式の複合型歯車変速機用の空圧制御システム
に係る、先行技術上の問題点を説明する。
【0022】図4は、特に運転手が高レンジ域まで変速
をする際のニュートラル状態での、先行技術に係る気圧
制御システムを示している。通常、レンジ操作用の選択
用スイッチ98を運転席内に配置している。好適には、
このスイッチ98を歯車変速機用のシフトレバー72
(図2参照)の取っ手に配置する。また、同様にしてシ
フトレバー72の取っ手で、2方向式で、2位置切換式
の主弁100を通常操作している。主制御弁100は、
比較的大きな空気流を取り扱う従属型または使用者操作
型のアクチュエータ制御弁102を制御する。図4に示
すように、自動車の運転手が選択用スイッチ98を作動
させて主弁を上向きの位置に配置すると、この操作によ
り、空圧は給気(気圧源)104からフィルタ/レギュ
レータ105を介して細い導管106内を通って弁10
2内の高レンジ域用の内部経路108にまで供給され
る。本発明は、補助歯車変速機の高レンジ域用の設定に
のみ使用されるため、導管106を通る空気流は高レン
ジ域用の内部経路108内を流れる。
【0023】図4から理解されるように、レンジ用ピス
トンシリンダ112はレンジ用ピストン118によって
分離される右側の高レンジ域側(第1シリンダチャン
バ)114と左側の低レンジ域側(第2シリンダチャン
バ)116を密封式かつスライド自在式にシリンダ内に
備える。空気は高レンジ域用の内部経路108を通った
後、比較的大きな直径を有し抵抗の小さな流路110内
を流れてレンジ用ピストンシリンダ112の高レンジ域
側114と流通する。同時に、低レンジ域側116が比
較的大きな直径を有し抵抗の小さな流路120内を流れ
て、弁102内の流路122まで戻り、さらに排気管E
と流通する。このため、一度選択用スイッチ98を高レ
ンジ域側に設定すると、シリンダ112の高レンジ域側
114は加圧されると共に低レンジ域側116は排気さ
れる。従って、ピストン118は左方向に移動し、ピス
トン118と、ピストン118に連結するレンジ用アク
チュエータシャフト126に対して負荷Fを矢印124
の方向に及ぼす(尚、自明ではあるが、説明中使用され
る“左方向”という語は、添付した図面に従って用いら
れており、実際の自動車内での方向を定めるものではな
い)。ピストン118が移動するに従い、アクチュエー
タシャフト126は高レンジ域側まで左方向に強制移動
され、補助歯車変速機内で変速を行う。さらに、ピスト
ン118が補助歯車変速機を高レンジ域側まで変速する
のに十分なだけ移動した後でさえ負荷Fは及ぼされ続
け、これは主歯車変速機がギアに入っている場合でも同
様である。
【0024】また従属弁102は、ばね132を使用し
て撓むピン130を介して“クリスマスツリー”128
と相互作用する。特に、ツリー128とピン130の前
後移動はシフトレール(図示略)の前後移動と対応して
いる。従って、図4〜7におけるツリー128の位置
は、主歯車変速機の状態(ギアが入っているまたはニュ
ートラル)を表している。
【0025】図4及び図5の比較結果から推測可能なよ
うに、先行技術に係る制御システムでは、主歯車変速機
の状態がギアを入れているまたはニュートラルにあるか
を問わず、シリンダ112を高レンジ域側で同様に作動
させている。図5に示すように、ツリー128が左側に
移動してギアを入れる場合でさえ、気圧制御システムは
変化しない。従って、主歯車変速機がギアを入れる状態
にあるにも係らず、シリンダ112の高レンジ域側11
4は加圧されると同時に低レンジ域側116は排気さ
れ、矢印124の方向に負荷Fを及ぼし続ける。ピスト
ン118がレンジ用の変速を完了可能になる前に、使用
者が主歯車変速機の変速を完了する場合では、シリンダ
112から及ぼされる負荷Fはシンクロナイザ及びクラ
ッチジョーに対して、他の機械式インタロックに対する
のと同様の逆作用を及ぼす。同様にして、主歯車変速機
がギアを入れる状態では、レンジ区間がレンジの変速を
完了する場合でも、負荷Fは減少せず、このため歯車変
速機の耐用期間を逆に減少させる危険性を生じさせてい
る。
【0026】図6に示すように、主歯車変速機のギアを
入れる時またはレンジ操作の完了時に負荷Fを減少させ
るために、本発明では、導管120を取除いて代わりに
導管106の接続部を延長させると共にシリンダの低レ
ンジ域側116と排気管との間に第2の2位置切換従属
弁150を配置する。本発明に係る実施形態の1つで
は、同一の弁胴内に弁150と弁102を一体に収納し
てもよい。しかしながら、理解の容易化を図るために、
弁102と150は各々異なる弁として図面上に示すと
共に明細書中でも記載する。弁150は、主歯車変速機
がギアを入れる状態(即ち、非ニュートラル状態)にあ
ることを感知する場所に対応する係合位置から、主歯車
変速機がニュートラルにあることを感知する場所に対応
する非係合位置まで移行することに対応して移動するこ
とができる。好適には、弁150上に取付けるプランジ
ャ135を用いてピン130とツリー128を相互作用
させることにより、弁150は主歯車変速機の状態(即
ち、ニュートラルまたは非ニュートラル状態)を感知す
る。プランジャ135は外側の自由端部上に止め具13
6を備える。該止め具136と弁150の間でプランジ
ャ135に対してばね138を配置することにより、止
め具136をピン130に向けて撓ませる。さらに、ク
リスマスツリー128上のピン130は止め具136を
挿入するのに適した大きさの方向指示用のスロット13
4を備える。図6に示すように、主歯車変速機がギアを
入れる状態にある場合では、ピン130は左方向に移動
し、このためスロット134はプランジャ135上の止
め具136と係合せず、従ってばね138を圧縮して弁
150を係合位置に配置する。歯車変速機がニュートラ
ルにある場合では、ツリー128は右方向に移動し、こ
のためスロット134内に止め具136を係合させ、弁
150を非係合位置(図7参照)まで移動する。図面上
では、止め具136を球形状に示すと共にスロット13
4断面を三角形状に示している。しかしながら、プラン
ジャ135の移動を適切に行うためにスロット134と
止め具136の形状を適当に変更してもよい。さらに、
ピン132の全周囲に渡ってスロット134を形成する
のが好ましい。
【0027】図6は、高レンジ域状態でかつギアを入れ
た状態での、本発明に係る新規の制御システムを示して
いる。尚、弁150を係合位置まで移動させて、ギアを
入れる状態にしている。この実施の形態では、スイッチ
98を作動させて主弁100を上向きに配置させて(こ
のため、高レンジ域変速を必要とする)、給気104か
ら供給される空気圧を、導管106内を通って弁102
内にある高レンジ域用の内部経路108まで送ってい
る。空気は経路108から直径の大きく抵抗の小さい流
路110内を通ってシリンダ112の高レンジ域側11
4まで流れる。さらに、空気は導管152の延長部から
供給されて弁150内の係合位置にある内部経路154
を流れて、シリンダ112の低レンジ域側116と流通
する直径の大きく抵抗の小さい流路156に流れる。従
って、ギアを入れる状態にありかつ高レンジ域状態で
は、弁102と150はシリンダ112の左右114と
116の両側に対して流体圧力を及ぼす。このため、本
発明では実質的に矢印124の方向の負荷Fを減少させ
ることを可能にする。
【0028】しかしながら、主歯車変速機がニュートラ
ルにある場合にレンジ操作の完了を確保すると共に補助
歯車変速機を高レンジ域状態に保つために負荷Fを依然
として作用させる必要がある。図7に示すように、主歯
車変速機がニュートラル状態に移行すると、ツリー12
8は右方向に移動してピン130を移動させる。このた
め、スロット134は止め具136と係合してプランジ
ャ135を上向きに移動させ、弁150を非係合位置、
即ち“ニュートラル”位置まで移動させる。このため、
導管延長部152は弁150内でツリー128に対する
結合を遮断する。反対に、導管156は内部経路160
を介して直径の大きく抵抗の小さい流路162と連結す
るようにして流通し、さらに従属弁102内にある排気
流路122と流通する。この結果、ツリー128のニュ
ートラル状態までの移行に対応して弁150が非係合位
置まで移動する際、シリンダ112の左側116は排気
されると同時に右側114は高い空気圧を受け続ける。
従って、主歯車変速機がニュートラル状態に向けて変速
されるときは常に、負荷Fは矢印方向124に向って最
大化される。尚、弁150内の流路154の構成は、シ
ャフト126により及ぼされる負荷Fの影響を調整可能
であることを理解されたい。さらに、本発明に係る制御
システムを、スイッチ98に対応するピストン118の
移動量を調節するために、修正することは可能である。
このため、本発明をレンジ/スプリッタ型歯車変速機及
び2つ以上の補助歯車を有する歯車変速機での使用にお
いて調整することが可能になる。
【0029】従って本発明は、主歯車変速機がギアを入
れる状態にありかつ高レンジ域状態にある場合に、機械
式インタロック、シンクロナイザ及びクラッチジョーに
対して作用する負荷Fを直接最小にすることを可能にす
る。2位置切換弁150は歯車変速機がギアを入れてい
る状態にあるとき、高圧流体と共にシリンダ112の低
レンジ域側116に向って流通し、主歯車変速機がニュ
ートラル状態まで変速したときは左側に排気する。従っ
て、低レンジ域から高レンジ域までのレンジ操作を必要
とするが、しかし本発明に係る制御システムは、主歯車
変速機をレンジ操作の完了前に変速する必要のある状況
で長所を有する。この場合、主歯車変速機がギアを入れ
ている状態でレンジ操作を完了するために要する力は大
幅に最小化されるが、しかし主歯車変速機がニュートラ
ル状態に移行する場合にはすぐに再度回復する。このた
め、自動車の運転手にとっては不快であり、そしてレン
ジ区間用シンクロナイザ機構の損傷あるいは他の好まし
くない結果に至る可能性を有する比較的危険なレンジ区
間の変速を未然に防ぐことが可能になる。同様にして、
一度高レンジ域側までの変速が完了し、かつ主歯車変速
機を再度ギアが入る状態に戻すと負荷Fは最小化され
る。これは、シリンダ112の両側間の圧力が均等化さ
れるためである。従って、歯車変速機の構成要素の寿命
を延長することが可能になる。
【0030】以上、本発明に係る好適な実施形態を説明
した。しかしながら、当該技術分野における通常の知識
を有する者であるならば、本発明に修正並びに変更を加
えることは可能であることを認識するであろう。従っ
て、本発明に係る正確な請求の範囲と内容を理解するた
めに、添付した請求項を理解する必要がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 図1は、本発明に係る、レンジ形式の補助変
速区間を備えかつ気圧制御システムを有する複合型歯車
変速機を示す概略図である。
【図2】 図2は、図1の歯車変速機に使用するシフト
機構を示す概略図である。
【図3】 図3は、図1の歯車変速機に使用するシフト
パターンを示す概略図である。
【図4】 図4は、主変速区間をニュートラル状態にす
ると共に補助変速区間を高レンジ域状態にする際の、先
行技術に係る気圧制御システムを示す概略図である。
【図5】 図5は、主変速区間をギアが入る状態にする
と共に補助変速区間を高レンジ域状態にする際の、先行
技術に係る気圧制御システムを示す概略図である
【図6】 図6は、主変速区間をギアが入る状態にする
と共に補助変速区間を高レンジ域状態にする際の、本発
明に係る気圧制御システムを示す概略図である。
【図7】 図7は、主変速区間をニュートラル状態にす
ると共に補助変速区間を高レンジ域状態にする際の、本
発明に係る気圧制御システムを示す概略図である。
【符号の説明】
10 歯車変速機 12 主変速区間 14 補助区間 16 インプットシャフト 28 メーンシャフト 60、62、64 クラッチカラー 60A、62A、64A シフトフォーク 100 主弁 102、150 従属弁 104 給気(気圧源) 112 ピストンシリンダ 114 第1シリンダチャンバ 116 第2シリンダチャンバ 128 クリスマスツリー 130 ピン 134 スロット 136 止め具
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (71)出願人 390033020 Eaton Center,Clevel and,Ohio 44114,U.S.A. (72)発明者 パトリック ルイス ブラウン アメリカ合衆国 ミシガン 49017 バト ル クリーク、スイフト ロード 8261 Fターム(参考) 3J552 MA04 MA13 MA21 NA01 NB01 PA61 QA06B QA32B QB01 RA19 RA27

Claims (22)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 加圧流体を用いて操作を行う複合型歯車
    変速機用の制御システムであり、多段変速型の主変速区
    間と、前記主変速区間に直列に付加される多段変速型の
    補助変速区間と、前記主変速区間の複数の変速比または
    ニュートラル状態を選択可能でかつ前記補助変速区間の
    変速比をあらかじめ決定可能な使用者操作型選択装置
    と、第1及び第2シリンダチャンバを有するアクチュエ
    ータシリンダ内にスライド自在式かつ密着式に挿入され
    る流体作動型のアクチュエータピストンを有する補助変
    速用機構部を含み、補助区間の変速比の一方を補助区間
    の変速比の他方に変速するときに、シリンダチャンバ内
    の一方を加圧すると同時にシリンダチャンバ内の他方を
    排気することを必要とする制御システムであって、さら
    にこの制御システムはアクチュエータ制御弁と第2弁を
    含み:前記アクチュエータ制御弁は使用者操作型選択装
    置によって制御され、かつ該選択装置に対応して第1シ
    リンダチャンバを加圧流体源まで連結し;前記第2弁は
    主変速区間が選択的に主変速区間の複数の変速比に移行
    するときに、第2シリンダチャンバを加圧流体源にまで
    連結することを特徴とする制御システム。
  2. 【請求項2】 前記第2弁は、主変速区間が選択的にニ
    ュートラル位置まで移行したとき、さらに前記シリンダ
    チャンバ内の選択された一方を排気管まで連結すること
    を特徴とする請求項1に記載の制御システム。
  3. 【請求項3】 前記アクチュエータ制御弁と前記第2弁
    を単一の弁胴内に収納することを特徴とする請求項1に
    記載の制御システム。
  4. 【請求項4】 前記第2弁は2部分からなる2位置切換
    弁であり、ニュートラル指示装置と相互作用するプラン
    ジャによって操作可能であり、使用者操作型選択装置の
    移動に対応して前記第2弁を係合位置と非係合位置の間
    で移動するために軸方向に移動自在であることを特徴と
    する請求項1に記載の制御システム。
  5. 【請求項5】 前記ニュートラル指示装置は、円周状の
    ノッチを備える、軸方向に移動自在のピンを有し、該ノ
    ッチを選択的に配置することで主変速区間のニュートラ
    ル位置を指示することを特徴とする請求項4に記載の制
    御システム。
  6. 【請求項6】 前記プランジャは、前記ノッチと相互作
    用することにより、前記2位置切換弁を前記非係合位置
    まで移動することを特徴とする請求項5に記載の制御シ
    ステム。
  7. 【請求項7】 前記補助変速区間はレンジ形式の補助変
    速区間であることを特徴とする請求項1に記載の制御シ
    ステム。
  8. 【請求項8】 前記レンジ形式の補助変速区間は、同期
    型ジョークラッチ装置を用いて係合されることを特徴と
    する請求項7に記載の制御システム。
  9. 【請求項9】 前記加圧された流体は、加圧された空気
    であることを特徴とする請求項1に記載の制御システ
    ム。
  10. 【請求項10】 加圧流体を用いて操作を行う複合型歯
    車変速機用の制御システムであり、多段変速型の主変速
    区間と、前記主変速区間に直列に付加される多段変速型
    の補助変速区間と、前記主変速区間の複数の変速比また
    はニュートラル状態を選択可能でかつ前記補助変速区間
    の変速比をあらかじめ決定可能な使用者操作型選択装置
    と、第1及び第2シリンダチャンバを有するアクチュエ
    ータシリンダ内にスライド自在式かつ密着式に挿入され
    る流体作動型のアクチュエータピストンを有する補助変
    速用機構部を含み、補助区間の変速比の一方を補助区間
    の変速比の他方に変速するときに、シリンダチャンバ内
    の一方を加圧すると同時にシリンダチャンバ内の他方を
    排気することを必要とする制御システムであって、さら
    にこの制御システムはアクチュエータ制御弁と2位置切
    換弁を含み:前記アクチュエータ制御弁は使用者操作型
    選択装置によって制御され、前記弁は該選択装置に対応
    して第1シリンダチャンバを加圧流体源まで連結し;前
    記2位置切換弁は前記制御弁と直列に付加され、前記2
    位置切換弁は係合位置と非係合位置の間で移動自在であ
    り、前記2位置切換弁は前記係合位置にある場合、第2
    チャンバを加圧空気源まで連結することを特徴とする制
    御システム。
  11. 【請求項11】 前記2位置切換弁は前記非係合位置に
    ある場合、さらに前記シリンダチャンバ内の選択された
    一方を排気管まで連結することを特徴とする請求項10
    に記載の制御システム。
  12. 【請求項12】 前記2位置切換弁は主歯車変速機を非
    ニュートラル位置まで変速することに対応して前記係合
    位置まで移動することを特徴とする請求項10に記載の
    制御システム。
  13. 【請求項13】 前記2位置切換弁は主歯車変速機をニ
    ュートラルまであるいはニュートラルに向って変速する
    ことに対応して前記非係合位置まで移動することを特徴
    とする請求項12に記載の制御システム。
  14. 【請求項14】 前記アクチュエータ制御弁及び前記2
    位置切換弁を単一の弁胴内に収納することを特徴とする
    請求項13に記載の制御システム。
  15. 【請求項15】 前記2位置切換弁はニュートラル指示
    装置と相互作用するプランジャによって操作され、かつ
    使用者操作型選択装置の移動に対応して軸方向に移動自
    在であることを特徴とする請求項13に記載の制御シス
    テム。
  16. 【請求項16】 前記ニュートラル指示装置は、円周状
    のノッチを備える、軸方向に移動自在のピンを有し、該
    ノッチを選択的に配置することで主変速区間のニュート
    ラル位置を指示し、前記プランジャは前記ノッチとの相
    互作用に対応して、前記2位置切換弁を前記非係合位置
    まで移動することを特徴とする請求項15に記載の制御
    システム。
  17. 【請求項17】 多段変速型の主変速区間と、使用者操
    作型選択装置と、補助変速用機構部と及び第2弁を含む
    複合型歯車変速機であり:前記多段変速型の主変速区間
    は、多段変速型の補助変速区間と直列に付加され、前記
    主変速区間及び前記補助変速区間の両方を複合式に変速
    することが可能であり;前記使用者操作型選択装置は、
    主変速区間の複数の変速比または主変速区間のニュート
    ラル状態を選択しかつ補助変速区間の変速比をあらかじ
    め決定可能であり;前記補助変速用機構部は、第1及び
    第2シリンダチャンバを有するアクチュエータシリンダ
    内にスライド自在式かつ密着式に挿入される流体作動型
    アクチュエータピストンを有し、前記補助変速区間の変
    速はアクチュエータ制御弁によって制御される気圧源に
    より駆動され、該アクチュエータ制御弁は前記第1シリ
    ンダチャンバを前記気圧源まで効率的に連結し;前記第
    2弁は、前記主歯車変速機が選択的に主変速区間の変速
    比の内の1つに移行する際に、前記第2シリンダチャン
    バを前記気圧源まで効率的に連結することを特徴とする
    歯車変速機。
  18. 【請求項18】 前記主変速区間を選択的にニュートラ
    ル位置まで移動したときに、さらに前記第2弁は前記第
    2チャンバを排気管まで効率的に連結することを特徴と
    する請求項17に記載の歯車変速機。
  19. 【請求項19】 前記アクチュエータ制御弁及び前記第
    2弁を単一の弁胴内に収納することを特徴とする請求項
    18に記載の歯車変速機。
  20. 【請求項20】 前記第2弁は2部分からなる2位置切
    換弁であり、ニュートラル指示装置と相互作用するプラ
    ンジャによって操作可能であり、使用者操作型選択装置
    の移動に対応して前記第2弁を係合位置と非係合位置の
    間で移動するために軸方向に移動自在であることを特徴
    とする請求項19に記載の歯車変速機。
  21. 【請求項21】 前記ニュートラル指示装置は、円周状
    のノッチを備えかつ軸方向に移動自在のピンを有し、該
    ノッチを選択的に配置することで主変速区間のニュート
    ラル位置を指示することを特徴とする請求項20に記載
    の歯車変速機。
  22. 【請求項22】 前記プランジャは、前記ノッチと相互
    作用することにより、前記2位置切換弁を前記非係合位
    置まで移動することを特徴とする請求項21に記載の歯
    車変速機。
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