JP2001349335A - フレキシブル継手 - Google Patents

フレキシブル継手

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JP2001349335A
JP2001349335A JP2000170844A JP2000170844A JP2001349335A JP 2001349335 A JP2001349335 A JP 2001349335A JP 2000170844 A JP2000170844 A JP 2000170844A JP 2000170844 A JP2000170844 A JP 2000170844A JP 2001349335 A JP2001349335 A JP 2001349335A
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flange
hub
tightening
joint
screw
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JP2000170844A
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Junichiro Kamei
潤一郎 亀井
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DAIDO SEIMITSU KOGYO KK
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DAIDO SEIMITSU KOGYO KK
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  • Flanged Joints, Insulating Joints, And Other Joints (AREA)
  • Joints Allowing Movement (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 慣性モーメントが小さく、且つ回転軸に高精
度に取り付けることができ、更に取り付け・取り外しが
容易なフレキシブル継手を提供する。 【解決手段】 ハブ21a、22aの一端にフランジ2
1b、22bが形成された継手本体21、22と、対向
するフランジ間に介在されて両者を変位可能に接続する
撓み部材23と、各ハブを回転軸と摩擦結合させる結合
手段とを備えたフレキシブル継手であって、継手本体
は、非鉄部材により形成され、ハブの外周面21dがフ
ランジ側から他端側に縮径する円錐形状とされ、結合手
段は、ハブの外周面と対応して設けられたテーパ孔24
aを介してハブに外嵌され、フランジ方向への移動によ
りハブを縮径させて回転軸15に摩擦結合させる締付部
材24と、テーパ孔の外側に軸方向に設けられた孔24
bを挿通し、先端のねじ部がフランジに設けられたネジ
孔21iに螺合し、締め付けることで締付部材をフラン
ジ方向へ移動させる締め付けボルト46から成る構成と
したものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、慣性モーメント及
び質量が小さく且つ短時間に高精度に取り付け、取り外
しができるコンパクト化されたフレキシブル継手に関す
る。
【0002】
【従来の技術】例えば、工作機械においてサーボモータ
の回転軸とテーブル用軸としてのボールネジ軸とは、軸
間の変位が或る程度許容できるフレキシブル継手により
連結されている。従来のフレキシブル継手として図6に
示すようなシュパンエレメント締結方式がある。このシ
ュパンエレメント締結方式のフレキシブル継手1は、対
向する一対の継手本体2、3の各ハブ2a、3aの一端
に形成されたフランジ2bと3bとの間に撓み部材4を
介在されてボルト5とナット6とにより互いに変位可能
に接続され、ハブ2aの軸孔2cと例えば、駆動用モー
タの回転軸(駆動軸)15との間の環状空間、及びハブ
3aの軸孔3cと回転軸(被駆動軸)16との間の環状
空間に夫々シュパンエレメントと称される摩擦締結部材
8、9を挿入し、ハブ2a、3aの端面に夫々キャップ
11、12を装着してボルト13、14で締め付け、端
面11aにより摩擦締結部材8を、端面12aにより摩
擦締結部材9を押し付ける。
【0003】摩擦締結部材8は、断面楔状をなす環状の
鋼鉄製の摩擦リング8aと8bとがテーパ面同士を当接
嵌合させて構成されており、キャップ11の端面11a
が押し付けられると、一方の摩擦リング8aが拡径して
その外周面が軸孔2cの内周面に圧接し、同時に他方の
摩擦リング8bが縮径してその内周面が回転軸15に圧
接することでハブ2aと回転軸15とを摩擦結合させ
る。同様にして摩擦結合部材9の摩擦リング9a、9b
とによりハブ3aと回転軸16とが摩擦結合させる。こ
れにより、モータの回転軸15と回転軸16間の変位が
或る程度許容されて連結される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来のシュパンエレメント締結方式のフレキシブル継手
は、鉄部材で構成されているために非常に重く、慣性モ
ーメントが大きい。一方、工作機械等においては、テー
ブルを高速移動させる必要があり、フレキシブル継手の
慣性モーメントが大きいと大型のモータが必要となり、
装置が大型化し、設備費も高価になる。
【0005】更に、シュパンエレメント締結方式のフレ
キシブル継手は、摩擦リング8a、8b、9a、9bの
拡径又は縮径等の変形を容易にするために、これらの摩
擦リングは、その幅(L)が外径(D)に比して狭く
(L≪D)形成されている。このため、ハブ2a、3a
が回転軸15、16に対して傾き易く、同軸度の精度が
低下し、回転軸15と16とを高精度に接続することが
困難である。しかも、摩擦リングは、高価であり、かか
る摩擦リングを多数使用するためにフレキシブル継手の
コストが高くなると共に、部品点数が多くなる。また、
保守、点検等の際にフレキシブル継手が回転軸から取り
外し難い等の問題がある。
【0006】本発明は、上述の点に鑑みてなされたもの
で、慣性モーメントが小さく、且つ回転軸に高精度に取
り付けることができ、更に取り付け・取り外しが容易な
フレキシブル継手を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に請求項1の発明では、接続すべき各回転軸の先端に嵌
合される各ハブの一端に夫々フランジが形成され、各フ
ランジが対向して配置された一対の継手本体と、前記対
向するフランジ間に介在されて両者を互いに変位可能に
接続する積層板撓み部材と、前記各ハブに取り付けられ
て各ハブを前記各回転軸と摩擦結合させる結合手段とを
備えたフレキシブル継手であって、前記継手本体は、非
鉄部材により形成され、ハブの外周面が前記フランジ側
から他端側にテーパ状に縮径する円錐形状とされ、前記
結合手段は、前記ハブの外周面と対応して設けられたテ
ーパ孔を介して前記ハブに外嵌され、他端側からフラン
ジ方向への移動により前記ハブを縮径させて前記回転軸
に締め付けて摩擦結合させる締付部材と、前記テーパ孔
の外側に軸方向に設けられた孔を挿通し、先端のねじ部
が前記フランジに設けられたネジ孔に螺合し、締め付け
ることにより前記締付部材を前記フランジ方向へ移動さ
せると共に継手本体に固定するボルトとから成ることを
特徴とする。
【0008】請求項2では、前記継手本体のヤング率
は、前記締付部材のヤング率よりも小さいことを特徴と
する。請求項3では、前記締付部材は、前記継手本体よ
りも耐力/密度が大きいことを特徴とする。請求項4で
は、前記締付部材は、軸方向に前記フランジと対向して
設けられたネジ孔と、前記ネジ孔に螺合され先端が前記
フランジに当接可能な押しネジとを更に備え、前記押し
ネジを締め付けて先端を前記フランジに圧接させること
で前記締結部材を前記フランジから離隔する方向に移動
させて前記ハブの締め付けを解除させることを特徴とす
る。
【0009】継手本体のハブを回転軸に嵌合し、締め付
けボルトを締め上げると締付部材がフランジの方向に移
動し、これに伴いテーパ孔がボスの円錐形状の外周面を
締め付けて縮径させる。ボスは、縮径に伴い前記回転軸
を締め付けて摩擦係合する。これにより、回転軸に継手
本体を強固に、高精度に、且つ容易に接続することがで
きる。フレキシブル継手は、継手本体が軽量な非鉄部材
により形成されていることで、軽量化が図られて慣性モ
ーメントが小さくなる。
【0010】継手本体のヤング率が締付部材のヤング率
よりも小さい(請求項2)ことで、ハブの内径の変化が
大きく、回転軸の外径に対して嵌め合いを緩くすること
ができ、回転軸に容易に着脱することが可能となる。更
に、締付部材を継手本体よりも耐力/密度の大きい部材
とする(請求項3)ことにより、慣性モーメントを更に
小さくすることができる。回転軸からハブを取り外す場
合には、押しネジを締め付けてその端面をハブに圧接さ
せると、その反力により前記締付部材がハブ上をフラン
ジから離隔する方向に移動してハブの回転軸との摩擦結
合を解除する(請求項4)。これにより、回転軸からハ
ブを容易に取り外すことができる。
【0011】尚、前記耐力/密度とあるは、材質により
降伏点/密度を用いるものとする。
【0012】
【発明の実施の形態】以下本発明の実施例を図面により
詳細に説明する。図1は、本発明に係るフレキシブル継
手の一部切欠正面図、図2は、図1の矢線II−IIに沿う
断面図、図3は、図1の矢線III−IIIに沿う断面図であ
る。図1乃至図3に示すようにフレキシブル継手20
は、一対の継手本体21、22と、これらを弾性的に接
続する積層板撓み部材23と、継手本体21、22に夫
々装着される結合手段としての締付部材24、25と、
継手本体21と22とを撓み部材23を介して連結する
ボルト41、43、ナット42、44、及び締付部材2
4、25を夫々継手本体21、22に締付固定するため
の締め付けボルト46、47等により構成されている。
【0013】図2及び図3に示すように継手本体21
は、ハブ21aの一端に厚肉のフランジ21bが一体に
形成されており、ハブ21aには接続すべき回転軸15
の先端に嵌合される軸孔21cが設けられている。尚、
軸孔21cのフランジ21b側の開口端近傍が段差をな
して僅かに大径とされて、後述するように回転軸15と
の摩擦結合の際に当該回転軸15の先端が軸孔21cの
内面に食い込むこと及びフレッティングを防止してい
る。ハブ21aの外周面21dは、フランジ21bの付
け根部分から他端に向かってテーパ状に縮径する円錐形
状とされている。また、ハブ21bの外周縁には孔21
e〜21hが周方向に等間隔で設けられており、孔21
eと21gは、孔21fと21hよりも大径とされてい
る。継手本体22も継手本体21と同様に形成されてい
る。尚、継手本体22の継手本体21と対応する部位に
対応する符号を付して詳細な説明を省略する。また、継
手本体22は、継手本体21の孔21e、21gと対向
する孔22e、22g(図3)がこれらよりも小径に、
孔21f、21hと対向する孔22f、22h(図2)
がこれらよりも大径とされている。これらの継手本体2
1、22は、非鉄部材例えば、アルミニウム部材により
形成されている。
【0014】尚、継手本体21、22は、アルミニウム
部材の他、アルミニウムアロイ等のアルミニウム合金部
材、マグネシウムアロイ等のマグネシウム合金部材、チ
タン、或いはプラスチック等の樹脂部材により形成して
もよい。これらの非鉄部材は、鉄部材よりもヤング率が
小さく(鉄のヤング率の約1/3〜1/10程度)ハブ
21aの変形が容易であり、軸孔21cの内径の変化を
大きく採ることができ、回転軸15との嵌め合いを緩く
することができ、軸孔21cの加工が容易となる。そし
て、鉄部材で形成した場合に比して大幅な軽量化、及び
低慣性化が図られる。
【0015】図2及び図3に示すように継手本体21と
22は、フランジ21bと22bとが僅かに離隔対向し
て配置され、これらの間に撓み部材23が介在されてい
る。積層板撓み部材23は、多角形状をなし、中央に大
径の孔が穿設されて変形し易くされたばね性の薄板を複
数枚積層して形成されている。この撓み部材23は、図
2に示すように1つの対角線上の両隅部が夫々ワッシャ
31と32とにより挟持されて、ボルト41とナット4
2とにより、継手本体21のフランジ21bの孔21
f、21hに固定されている。そして、ワッシャ32及
びボルト41の頭部は、夫々継手本体22のフランジ2
2bの孔22f、22hに僅かな間隙を存して遊貫され
ている。また、図3に示すように撓み部材23は、他の
対角線上の両隅部が夫々ワッシャ33、34により挟持
されて、ボルト43とナット44とにより、継手本体2
2のフランジ22bの孔22e、22gに固定されてい
る。そして、ワッシャ33及びボルト43の頭部は、夫
々継手本体21のフランジ21bの孔21e、21hに
僅かな間隙を存して遊貫されている。これにより、フレ
キシブル継手20は、継手本体21と22とが互いに変
位を或る程度許容されて連結される。
【0016】図2乃至図4に示すように結合手段として
の締付部材24は、中央にハブ21aの外周面21dと
対応するテーパ孔24aが設けられた環状をなし、この
テーパ孔24aの外側にボルト孔24bが周方向に等間
隔で複数例えば、4個軸方向に貫設されている。締付部
材24は、ボス21aの長さよりも僅かに短い(薄い)
板厚とされ、ボス21aに端面を揃えて外嵌された状態
において、フランジ21b方向に向かって軸方向に僅か
に移動可能とされている。図4に示すようにフランジ2
1bは、締付部材24の外径と同径位置まで厚肉とさ
れ、各ボルト孔24bと対応する位置にネジ孔21iが
穿設されている。フランジ21bは、締付部材24の外
径と同径位置まで厚肉とすることで、後述するようにハ
ブ21aに締付部材24の締め付ける際の強度を確保し
ている。また、フランジ21bの周縁部は薄肉とされて
軽量化が図られている。フランジ22bについても同様
である。
【0017】図1及び図5に示すように締結部材24の
端面には周方向に等配され、軸方向に貫通するネジ孔2
4cが複数例えば、2つ設けられており、これらのねじ
孔24cにねじ部材としての押しネジ51が螺合されて
いる。押しネジ51は、先端がフランジ21bに当接可
能とされており、前進させてフランジ21bに圧接させ
ることで、その反力により締付部材24をフランジ21
bから離隔する方向に移動させる。また、締結部材24
の外周面には周方向に等配され、半径方向に孔24dが
複数例えば、4個穿設されている。これらの孔24d
は、回転軸15に継手本体21を接続する際に棒の先端
を差し込んで回すためのものである。
【0018】締付部材25も締付部材24と同様に形成
されている。尚、締付部材25の締付部材24と対応す
る部位に対応する符号を付して詳細な説明を省略する。
これらの締付部材24、25は、前記非鉄部材で形成さ
れた継手本体21、22よりもヤング率の大きい部材例
えば、鉄部材により形成されている。更に、締付部材2
4、25は、継手本体21、22とヤング率、密度が同
等でも耐力/密度の高い部材例えば、高強度アルミ合
金、チタン合金、高強度樹脂部材等を使用してもよい。
【0019】図4に示すように締付部材24は、継手本
体21のボス21aに外嵌され、各ボルト孔24bに夫
々締め付けボルト46が挿通され、先端のねじ部がフラ
ンジ21bのネジ孔21iに螺合される。締付部材25
も同様に継手本体22のボス22aに外嵌され、各ボル
ト孔25bに夫々締め付けボルト47が挿通され、先端
のねじ部がフランジ22bのネジ孔22iに螺合され
る。このようにしてフレキシブル継手20が構成されて
いる。
【0020】フレキシブル継手20は、前述したよう
に、継手本体21、22をヤング率の小さい非鉄部材で
形成し、締付部材24、25を継手本体21、22より
もヤング率の大きい部材で形成することで、継手本体2
1、22と締付部材24、25との材質を種々組み合わ
せることが可能であり、使用目的に応じて最適な材質を
選択することが可能である。
【0021】因みに、上記フレキシブル継手20におい
て、継手本体21、22と締付部材24、25との材質
の違いによる質量及び慣性モーメントの比率を、軸径φ
35及びφ30の組合せで3種について計算した結果を
表1に示す。
【0022】
【表1】
【0023】このように、継手本体21、22、締付部
材24、25をアルミ合金により形成した場合、鉄で形
成した場合に比べて質量及び慣性モーメントが約1/2
と大幅に低減し、良好な結果を得ることができた。ま
た、ボルト41及びナット42、締め付けボルト46、
47等に高強度アルミ合金やチタン合金等を使用するこ
とで、更に好結果を得ることが可能である。
【0024】以下に作用を説明する。図2及び図4に示
すように継手本体21、22の各締め付けボルト46、
47を緩めて、これらの締付部材24、25を後退さ
せ、継手本体21、22のボス21a、22aを緩めた
状態にして軸孔21c、22cに接続すべき回転軸1
5、16の先端部を嵌合する。次に、締付ボルト46を
所定のトルクで順次締め付ける。このとき、締付部材2
4の外周面に設けられている孔24dに棒の先端を差し
込んで回転させながら4本の締め付けボルト46を均等
に締め付ける。締め付けボルト46を締め付けるに伴
い、締付部材24が軸方向に沿ってフランジ21b方向
に移動し、テーパ孔24aとハブ21aの円錐形状の外
周面21dとにより、ハブ21aを締め付ける。継手本
体21は、締付部材24よりもヤング率が小さいこと
で、ハブ21aが縮径されて、軸孔21cの内周面が回
転軸15の外周面に圧接して摩擦結合される。同様にし
て、締め付けボルト47を締め付けて締付部材25によ
り継手本体22のハブ22aを締め付けて回転軸16に
摩擦結合させる。
【0025】継手本体21、22は、回転軸15、16
とハブ21a、22aの軸孔21c、22cとの嵌合長
さを長く設定することができ、且つ長い距離に亘り均等
に摩擦結合することで、これらの回転軸15、16との
同軸度の精度を高めることができる。また、フランジ2
1b、22bの締め付けボルト46、47と螺合する部
位の板厚を厚くすることで、締付部材24、25を締め
付けボルト46、47で締め上げる際にフランジ21
b、22bの反りや、ねじ孔21i、22iの強度を確
保することができる。これにより、簡単に且つ高精度に
回転軸15と16とを接続することができる。
【0026】また、フレキシブル継手20は、継手本体
21、22が非鉄部材により形成されていることで軽量
化が図られ、慣性モーメントが非常に小さい。従って、
例えば、工作機械のサーボモータの回転軸とテーブル軸
としてのボールネジ軸との接続部材として使用すると、
小型のモータでテーブルを高速移動させることが可能と
なる。
【0027】また、機械の保守、点検等の際に回転軸1
5、16からフレキシブル継手20を外す場合には、締
め付けボルト46、47を緩めて締付部材24、25を
軸方向に移動可能とする。次いで、図5に示す押しネジ
51、52を締め付けて先端をフランジ21b、22b
に当接させ、更に締め付けるとこれらの押しネジ51、
52の反力により締付部材24、25が夫々フランジ2
1b、22bから離隔する方向に押し出されてボス21
a、22aの締め付けを解除する。これにより、ボス2
1aと回転軸15、ボス22aと回転軸16との摩擦結
合が解除され、継手本体21、22が回転軸15、16
の軸方向に移動可能となり、フレキシブル継手20を回
転軸15、16から容易に取り外すことが可能となる。
【0028】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1の発明で
は、回転軸に嵌合するハブを締付部材により締め付けて
縮径させて摩擦結合させることで、簡単に、且つ高精度
に前記回転軸と接続することができる。また、継手本体
を非鉄部材により形成することで、慣性モーメントを小
さくすることができ、工作機械等に適用した場合、モー
タの小型化を図ることが可能となり、機械の小型化及び
コストの低減が図られる。更に、構造が簡単であり、部
品点数の低減が図られ、コストの低減が図られる。更
に、フレキシブル継手の小型化が可能であり、汎用性が
ある。
【0029】また、請求項2の発明では、継手本体のヤ
ング率を締付部材のヤング率よりも小さくすることで、
ハブの軸孔の内径を嵌挿する回転軸との嵌め合いを緩く
することが可能であり、回転軸への着脱が容易となり、
また、軸孔の加工も容易となる。また、請求項3の発明
では、締付部材の耐力/密度を継手本体の耐力/密度よ
りも大きくすることで、更に慣性モーメントの小さい継
手を構成することができる。
【0030】請求項4の発明では、押しネジを締め付け
ることで、締付部材によるハブの締め付けを解除するこ
とができ、ハブと回転軸との摩擦結合を簡単に解除する
ことができる。これにより、回転軸からフレキシブル継
手を簡単に取り外すことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るフレキシブル継手の一部切欠正面
図である。
【図2】図1の矢線II−IIに沿う断面図である。
【図3】図1の矢線III−IIIに沿う断面図である。
【図4】図1の矢線IV−IVに沿う断面図である。
【図5】図1の矢線V−Vに沿う断面図である。
【図6】従来のフレキシブル継手の一例を示す断面図で
ある。
【符号の説明】
15、16 回転軸 20 フレキシブル継手 21、22 継手本体 23 積層板撓み部材 24、25 締付部材 31〜34 ワッシャ 46、47 ボルト 51、52 押しネジ

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 接続すべき各回転軸の先端に嵌合される
    各ハブの一端に夫々フランジが形成され、各フランジが
    対向して配置された一対の継手本体と、前記対向するフ
    ランジ間に介在されて両者を互いに変位可能に接続する
    積層板撓み部材と、前記各ハブに取り付けられて各ハブ
    を前記各回転軸と摩擦結合させる結合手段とを備えたフ
    レキシブル継手であって、 前記継手本体は、 非鉄部材により形成され、ハブの外周面が前記フランジ
    側から他端側にテーパ状に縮径する円錐形状とされ、 前記結合手段は、 前記ハブの外周面と対応して設けられたテーパ孔を介し
    て前記ハブに外嵌され、他端側からフランジ方向への移
    動により前記ハブを縮径させて前記回転軸に締め付けて
    摩擦結合させる締付部材と、 前記テーパ孔の外側に軸方向に設けられた孔を挿通し、
    先端のねじ部が前記フランジに設けられたネジ孔に螺合
    し、締め付けることにより前記締付部材を前記フランジ
    方向へ移動させると共に継手本体に固定するボルトとか
    ら成ることを特徴とするフレキシブル継手。
  2. 【請求項2】 前記継手本体のヤング率は、前記締付部
    材のヤング率よりも小さいことを特徴とする請求項1に
    記載のフレキシブル継手。
  3. 【請求項3】 前記締付部材は、前記継手本体よりも耐
    力/密度が大きいことを特徴とする請求項1に記載のフ
    レキシブル継手。
  4. 【請求項4】 前記締付部材は、軸方向に前記フランジ
    と対向して設けられたネジ孔と、前記ネジ孔に螺合され
    先端が前記フランジに当接可能な押しネジとを更に備
    え、 前記押しネジを締め付けて先端を前記フランジに圧接さ
    せることで前記締結部材を前記フランジから離隔する方
    向に移動させて前記ハブの締め付けを解除させることを
    特徴とする請求項1乃至3に記載のフレキシブル継手。
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