JP2001349334A - 車輪駆動用軸受ユニット - Google Patents

車輪駆動用軸受ユニット

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JP2001349334A
JP2001349334A JP2000172074A JP2000172074A JP2001349334A JP 2001349334 A JP2001349334 A JP 2001349334A JP 2000172074 A JP2000172074 A JP 2000172074A JP 2000172074 A JP2000172074 A JP 2000172074A JP 2001349334 A JP2001349334 A JP 2001349334A
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peripheral surface
ring
velocity joint
outer peripheral
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JP2000172074A
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Hideo Ouchi
英男 大内
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NSK Ltd
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NSK Ltd
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Publication date
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    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02TCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO TRANSPORTATION
    • Y02T10/00Road transport of goods or passengers
    • Y02T10/80Technologies aiming to reduce greenhouse gasses emissions common to all road transportation technologies
    • Y02T10/86Optimisation of rolling resistance, e.g. weight reduction 

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 強度的に無駄のない設計を行なえる様にする
と共に、小型・軽量化を図れる構造を実現する。 【解決手段】 駆動軸部材21を構成する等速ジョイン
ト用外輪13bの外周面のうち、軸方向に関するY範囲
部分に、この等速ジョイント用外輪13bの中心軸に対
して直交する方向に存在する平面状の段部を設けない。
これにより、上記Y範囲部分で上記等速ジョイント用外
輪13bの肉厚が、この等速ジョイント用外輪13bの
径寸法が大きくなるに従って小さくなる構成を採用でき
る様にする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明に係る車輪駆動用軸
受ユニットは、等速ジョイントとハブユニットとを一体
化したもので、独立懸架式サスペンションに支持された
駆動輪{FF車(前置エンジン前輪駆動車)の前輪、F
R車(前置エンジン後輪駆動車)及びRR車(後置エン
ジン後輪駆動車)の後輪、4WD車(四輪駆動車)の全
輪}を懸架装置に対して回転自在に支持すると共に、上
記駆動輪を回転駆動する為に利用する。
【0002】
【従来の技術】車輪を懸架装置に対して回転自在に支持
する為に、外輪と内輪とを転動体を介して回転自在に組
み合わせた転がり軸受ユニットが、各種使用されてい
る。又、独立懸架式サスペンションに駆動輪を支持する
と共に、この駆動輪を回転駆動する為の車輪駆動用軸受
ユニットは、等速ジョイントと組み合わせて、デファレ
ンシャルギヤと駆動輪との相対変位や車輪に付与された
舵角に拘らず、駆動軸の回転を上記駆動輪に対して円滑
に(等速性を確保して)伝達する必要がある。この様な
等速ジョイントと組み合わせて、しかも比較的小型且つ
軽量に構成できる、所謂第四世代のハブユニットと呼ば
れる車輪駆動用軸受ユニットとして従来から、例えば、
米国特許第4881842号明細書等に記載されたもの
が知られている。
【0003】図4〜5は、この米国特許第488184
2号明細書に記載された従来構造の1例を示している。
車両への組み付け時に、懸架装置を構成するナックル4
に支持した状態で回転しない外輪1は、外周面にこのナ
ックル4に支持する為の、外向フランジ状の取付部2
を、内周面に複列の外輪軌道3、3を、それぞれ有す
る。上記外輪1の内径側にはハブ6及び内輪5を、この
外輪1と同心に配置している。このうちのハブ6は、外
周面の外端(自動車への組み付け状態で車両の幅方向外
側となる端を言い、図1〜6の左端)寄り部分に車輪を
支持する為の取付フランジ7を、同じく中間部に内輪軌
道8aを、それぞれ設けている。
【0004】又、上記内輪5は、外周面に内輪軌道8b
を形成している。この様な内輪5は、上記ハブ6の内端
(自動車への組み付け状態で車両の幅方向中央寄りとな
る端を言い、図1〜6の右端)寄り部分に外嵌すると共
に、内端面を上記ハブ6の外周面内端寄り部に係止した
止め輪9により抑え付ける事で、このハブ6の内端寄り
部分に固定している。そして、上記各外輪軌道3、3と
上記各内輪軌道8a、8bとの間にそれぞれ複数個ずつ
の転動体10、10を設ける事により、上記外輪1の内
径側に上記ハブ6及び内輪5を、回転自在に支持してい
る。又、上記外輪1の内周面と上記ハブ6の外周面との
間部分に存在する上記各転動体10、10を設置した空
間の両端開口部に、それぞれシールリング20、20を
設けて、上記各転動体10、10を設置した空間を密封
している。
【0005】又、上記ハブ6の中心部に形成したスプラ
イン孔11に、次述する等速ジョイント用外輪13と共
に駆動軸部材21を構成するスプライン軸12を、スプ
ライン係合させている。このスプライン軸12の基端部
(図5の右端部)には、等速ボールジョイントである、
ツェッパ型の等速ジョイントを構成する為の、等速ジョ
イント用外輪13を設けている。この等速ジョイント用
外輪13の内周面の円周方向複数個所には、上記等速ジ
ョイントを構成するボール22(後述する図2〜3参
照)を係合させる為の外側係合溝19を、それぞれこの
円周方向に対し直角方向に形成している。一方、上記ス
プライン軸12の先端部(図5の左端部)には、このス
プライン軸12を上記スプライン孔11に引き込む為の
工具を係合させる係合部14を、形成している。又、上
記スプライン軸12の外周面先端寄り部分に、内側係合
部である係止溝15を、全周に亙り形成している。又、
上記ハブ6の内周面で上記スプライン孔11の外端縁の
周囲部分に、この外端縁から連続した状態で、外側係合
部である段差面16を形成している。そして、上記係止
溝15と上記段差面16との間に、弾性材により欠円環
状(C字形)に形成した止め輪17を係止する事によ
り、上記スプライン軸12が上記スプライン孔11から
抜け出るのを防止している。尚、上記止め輪17の装着
作業は、上記スプライン軸12を上記スプライン孔11
内に挿入し切った後に行なう。
【0006】又、この状態で、上記ハブ6の内端面と上
記等速ジョイント用外輪13の外端面との間に、弾性リ
ング18を弾性的に挟持している。この弾性リング18
は、鋼板等の金属板を折り曲げ形成する等により、断面
V字形で全体を円環状若しくは欠円環状に形成してい
る。又、上記弾性リング18の自由状態での軸方向寸法
は、上記ハブ6の内端面と上記等速ジョイント用外輪1
3の外端面との間隔よりも大きい。従って、上述の様に
弾性リング18を上記ハブ6の内端面と上記等速ジョイ
ント用外輪13の外端面との間に弾性的に挟持した状態
では、この弾性リング18がこれら両端面を互いに離れ
る方向に押圧する。尚、図示の例の場合、上記ハブ6の
内端面と上記等速ジョイント用外輪13の外端面とは、
これら各部材の中心軸に対して直交する方向に存在する
平面としている。
【0007】又、上記等速ジョイント用外輪13の外周
面外端寄り部に円筒面部23を、同じくこの円筒面部2
3の内端側に隣接する部分に全周に亙り係合凹部24
を、それぞれ形成している。そして、これら円筒面部2
3及び係合凹部24部分に、図示しないセンサと共に回
転速度検出装置を構成する円環状のエンコーダ25を外
嵌固定している。
【0008】上述の様に構成する車輪駆動用軸受ユニッ
トを車両に組み付ける際には、取付部2により外輪1を
ナックル4に支持し、取付フランジ7により駆動輪をハ
ブ6に固定する。又、エンジンによりトランスミッショ
ンを介して回転駆動される、図示しない駆動軸の外端部
を、等速ジョイント用外輪13の内側に設けた等速ジョ
イント用内輪27(後述する図2〜3参照)の中心部に
スプライン係合させる。自動車の走行時には、この等速
ジョイント用内輪27の回転を、前記複数のボール2
2、22及び上記等速ジョイント用外輪13を介してス
プライン軸12に伝達し、このスプライン軸12により
上記ハブ6に固定した駆動輪を回転駆動する。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】上述した様な従来構造
の場合、上記等速ジョイント用外輪13の外端面で弾性
リング18を抑え付けられる部分は、この等速ジョイン
ト用外輪13の中心軸に対して直交する方向に存在する
平面状の段部としている。この為、この等速ジョイント
用外輪13に就いて強度的に無駄のない設計を行ないつ
つ、この等速ジョイント用外輪13の小型・軽量化を図
る事が難しい。この理由に就いて、以下に説明する。
【0010】上記等速ジョイント用外輪13の内周面に
設ける複数本の外側係合溝19は、ツェッパ型の等速ジ
ョイントの機能を果たす為に、それぞれ円弧状に形成し
ている。又、上記等速ジョイント用外輪13の内面のう
ち、上記各外側係合溝19を形成した部分よりも奥側
(図4の左側)の部分も、上記等速ジョイントを構成す
る為、上記等速ジョイント用外輪13の内径側に設けた
部品との干渉を防止する面から、上記各外側係合溝19
と同方向に湾曲した(複合)凹面状に形成している。こ
の為、上述した従来構造の様に、上記等速ジョイント用
外輪13の外端面をこの等速ジョイント用外輪13の中
心軸に対して直交する方向に存在する平面状の段部とす
ると、図5に詳示する様に、この等速ジョイント用外輪
13の肉厚が、この等速ジョイント用外輪13の外端面
の内周縁部に対応する部分で小さく(寸法t)なり、同
じく外周縁部に対応する部分で大きく{寸法T(>
t)}なる。
【0011】一方、上記等速ジョイント用外輪13に就
いて、強度的に無駄のない設計を行なうには、自動車の
走行時、この等速ジョイント用外輪13にねじりトルク
や曲げモーメントが負荷された場合に、この等速ジョイ
ント用外輪13の各断面に作用する最大応力が、これら
各断面でほぼ均一になる様にすれば良い。この様に各断
面に作用する最大応力をこれら各断面でほぼ均一にする
為には、図6に示す様に、上記等速ジョイント用外輪1
3の径寸法が大きくなるに従って、この等速ジョイント
用外輪13の肉厚が小さくなる(t1 >t2 >t3 >t
4 >t5 )様にすれば良い。尚、この図6中、鎖線α
は、上記等速ジョイント用外輪13の肉厚を全体的に等
しくしたと仮定した場合に於ける、この等速ジョイント
用外輪13の外周面の形状を示している。
【0012】これに対して、上述した従来構造の場合に
は、上記等速ジョイント用外輪13の外端面の外周縁部
に対応する部分(径寸法の大きい部分)の肉厚(寸法
T)が、同じく内周縁部に対応する部分(径寸法の小さ
い部分)の肉厚(寸法t)よりも大きく(T>t)なっ
ている。この為、上述した従来構造の場合には、上記外
端面部分で上述の図6に示した様な強度的に無駄のない
設計を行なう事ができない。
【0013】又、上述の様な従来構造に就いて実際の設
計を行なう場合には、上記等速ジョイント用外輪13の
うち、この等速ジョイント用外輪13の外端面の内周縁
部に対応する部分の肉厚(寸法t)を、強度上問題がな
い程度に大きくする必要がある。この為、これに伴っ
て、上記外端面の外周縁部に対応する部分の肉厚(寸法
T)が無駄に大きくなる。言い換えれば、上述した従来
構造の場合には、上記等速ジョイント用外輪13のう
ち、図5に斜格子で示した部分の肉が無駄となり、この
無駄な肉が存在する分、小型・軽量化を図りにくい。
【0014】尚、上述した従来構造の場合、上記等速ジ
ョイント用外輪13の外周面に、前記エンコーダ25を
外嵌支持する為の円筒部23を形成した事に伴い、この
円筒面部23の外端縁と隣接する部分に、上記等速ジョ
イント用外輪13の中心軸に対して直交する方向に存在
する平面状の段部26が形成されている。但し、この段
部26は、上記円筒面部23を形成する事に伴って形成
される部位である為、上記等速ジョイント用外輪13に
上記エンコーダ25を組み付ける限り必要な部位であ
る。
【0015】これらの事を考慮すれば、上記等速ジョイ
ント用外輪13に就いて強度的に無駄のない設計を行な
うと共に、この等速ジョイント用外輪13の小型・軽量
化を図る為には、上述の様な、機能上不可欠な段部26
等を除き、上記等速ジョイント用外輪13の外端面及び
外周面に、この等速ジョイント用外輪13の中心軸に対
して直交する方向に存在する平面状の段部を設けない様
にする必要がある。本発明の車輪駆動用軸受ユニット
は、この様な事情に鑑みて発明したものである。
【0016】
【課題を解決するための手段】本発明の車輪駆動用軸受
ユニットのうち、請求項1に記載したものは、前述の図
4に示した従来構造の場合と同様、外輪と、ハブと、複
数個の転動体と、駆動軸部材と、止め輪と、外側係合溝
と、円筒面部とを備える。このうちの外輪は、外周面に
懸架装置に結合固定する為の第一のフランジを、内周面
に複列の外輪軌道を、それぞれ有し、使用時にも回転し
ない。又、上記ハブは、外周面の外端寄り部分に車輪を
支持する為の第二のフランジを、同じく中間部に直接又
は別体の内輪を介して第一の内輪軌道を、中心部に第一
のスプライン孔を、それぞれ設けると共に、外周面の内
端寄り部分にその外周面に第二の内輪軌道を形成した内
輪を外嵌固定している。又、上記各転動体は、上記各外
輪軌道と上記第一、第二の各内輪軌道との間にそれぞれ
複数個ずつ、転動自在に設けられている。又、上記駆動
軸部材は、上記第一のスプライン孔と係合するスプライ
ン軸を外端部に設けると共に、内端部をツェッパ型、バ
ーフィールド型等の等速ボールジョイントを構成する等
速ジョイント用外輪としている。又、上記止め輪は、上
記スプライン軸の外端部外周面に設けられた内径側係合
部と上記ハブの内周面でこの内径側係合部に対向する部
分に設けられた外径側係合部との間に掛け渡されて、上
記スプライン軸が上記スプライン孔から抜け出るのを防
止する。又、上記外側係合溝は、上記等速ジョイント用
外輪の内周面の円周方向複数個所に、それぞれこの円周
方向に対し直角方向に形成されている。又、上記円筒面
部は、上記等速ジョイント用外輪の一部外周面に、回転
速度検出装置を構成するエンコーダを外嵌支持する為に
形成している。
【0017】特に、請求項1に記載した車輪駆動用軸受
ユニットに於いては、上記等速ジョイント用外輪の外端
面及び外周面のうち、軸方向に関して上記円筒面部の外
端縁と上記ハブの内端縁との間に存在し、且つ、上記円
筒面部の外端縁と隣接する部分を除く部分に、上記等速
ジョイント用外輪の中心軸に対して直交する方向に存在
する平面状の段部を設けていない。
【0018】又、本発明うち、請求項2に記載した車輪
駆動用軸受ユニットは、上記等速ジョイント用外輪の外
周面に上記円筒面部を設けていない点を除き、請求項1
に記載した車輪駆動用軸受ユニットと同じ基本構造を有
するものを対象とする。特に、請求項2に記載した車輪
駆動用軸受ユニットに於いては、上記等速ジョイント用
外輪の外端面及び外周面のうち、軸方向に関して上記各
外側係合溝の溝底直径が最大となる部分と上記ハブの内
端縁との間に存在する部分に、上記等速ジョイント用外
輪の中心軸に対して直交する方向に存在する平面状の段
部を設けていない。
【0019】
【作用】上述の様に、本発明の車輪駆動用軸受ユニット
の場合には、等速ジョイント用外輪の外端面及び外周面
のうち、軸方向に関する所定の範囲部分に、この等速ジ
ョイント用外輪の中心軸に対して直交する方向に存在す
る平面状の段部を設けていない。この為、上記等速ジョ
イント用外輪の上記所定の範囲部分で、前述の図6に示
した構造の様な、強度的に無駄のない設計を行なえて、
小型・軽量化を図れる。
【0020】
【発明の実施の形態】図1は、請求項1に対応する、本
発明の実施の形態の第1例を示している。尚、本発明の
特徴は、等速ジョイント用外輪13aの外端面及び外周
面の形状にある。その他の部分の構造及び作用は、前述
の図4に示した従来構造の場合と同様である為、重複す
る部分の説明を省略若しくは簡略にし、以下、本発明の
特徴部分並びに上記従来構造と異なる部分を中心に説明
する。
【0021】本例の場合、上記等速ジョイント用外輪1
3aの外端面及び外周面のうち、軸方向(図1の左右方
向)に関して円筒面部23の外端縁部に設けた段部26
とハブ6aの内端縁との間部分(図1のX範囲部分)
に、上記等速ジョイント用外輪13aの中心軸に対して
直交する方向に存在する平面状の段部を設けていない。
これに伴い、本例の場合には、上記等速ジョイント用外
輪13aの上記X範囲部分に就いて、強度的に無駄のな
い設計を行なっている。即ち、本例の場合には、上記等
速ジョイント用外輪13aの外周面のうち、上記X範囲
部分を含む外端側部分を、外端側に向かう程外径寸法が
小さくなる方向に傾斜した円すい凸面状に形成してい
る。これにより、上記X範囲部分で、上記等速ジョイン
ト用外輪13aの径寸法が大きくなるに従い、この等速
ジョイント用外輪13aの肉厚が小さくなる様にしてい
る。そして、この様な寸法規制を行なう事により、自動
車の走行時に上記等速ジョイント用外輪13aの各断面
に作用する最大応力が、上記X範囲部分でほぼ均一にな
る様にしている。
【0022】又、上記ハブ6aの中心孔の外端側開口部
は、キャップ28により塞いでいる。図示の例の場合、
このキャップ28は、ステンレス鋼板等の金属板にプレ
ス加工を施す事で断面クランク形に形成しており、上記
ハブ6aの外端部に内嵌固定している。これに対して、
上記ハブ6aの中心孔の内端側の隙間は、Oリング29
により塞いでいる。即ち、上記等速ジョイント用外輪1
3aの外端部外周面に全周に亙り係止溝30を形成し、
この係止溝30に上記Oリング29を係止している。こ
れと共に、上記ハブ6aの内端部内周面に、上記等速ジ
ョイント用外輪13aの外端部外周面と整合自在な円す
い凹面状の受面部31を設けている。そして、上記Oリ
ング29を、上記係止溝30の内面と上記受面部31と
の間で弾性的に圧縮する事により、この受面部31と上
記等速ジョイント用外輪13aとの間部分の隙間を塞い
でいる。本例の場合には、上記キャップ28と上記Oリ
ング29とにより、スプライン孔11とスプライン軸1
2との係合部に雨水等の異物が入り込む事を防止して、
この係合部が錆び付く事を防止している。
【0023】又、本例の場合、上記等速ジョイント用外
輪13aが上記ハブ6aに対して軸方向外方に変位する
場合に、円すい凸面状に形成した上記等速ジョイント用
外輪13aの外端部外周面と、円すい凹面状に形成した
上記受面部31とが直接ぶつかる事は、これら両面同士
の間に挟持した上記Oリング29が防止する。即ち、本
例の場合には、このOリング29が、上記両面同士の間
で緩衝材として機能し、これら両面同士が直接ぶつかる
事に基づく異音の発生を防止する。
【0024】上述の様に構成する本例の車輪駆動用軸受
ユニットの場合には、等速ジョイント用外輪13aの外
端面及び外周面のうち、前記X範囲部分に、この等速ジ
ョイント用外輪13aの中心軸に対して直交する方向に
存在する平面状の段部を設けていない。この為、上記等
速ジョイント用外輪13aの上記X範囲部分で、強度的
に無駄のない設計を行なえて、小型・軽量化を図れる。
【0025】次に、図2は、やはり請求項1に対応す
る、本発明の実施の形態の第2例を示している。本例の
場合、その外周面に内側(図2の右側)の内輪軌道8b
を形成した内輪5は、ハブ6bの内端部に形成した小径
段部32に外嵌固定している。又、この状態で、上記内
輪5がこの小径段部32から抜け出るのを防止する為
に、上記ハブ6bの内端にかしめ部33を形成してい
る。即ち、このハブ6bの内端に円筒部34を形成する
と共に、この円筒部34の先端部で上記内輪5の内端縁
から突出した部分を径方向外方に塑性変形させて上記か
しめ部33を形成し、このかしめ部33により上記内輪
5の内端面を抑え付けている。
【0026】又、本例の場合、スプライン軸12の先端
部には、引き込み用の工具を係合させる為の係合部14
(図1参照)を設けていない。そして、この係合部14
を省略した分、上記スプライン軸12の軸方向寸法を短
くし、小型・軽量化を図っている。本例の場合、上記ス
プライン軸12をスプライン孔11の内側に引き込む際
に必要とすれば、引き込み用の工具の先端部を、上記ス
プライン軸12の先端面に形成した図示しない係合孔に
係合(例えばねじ孔に螺合)させる。又、本例の場合、
上記ハブ6bの中心孔の一部で上記スプライン孔11の
外端側に隣接する部分に、このスプライン孔11と同心
で、且つ、その内径がこのスプライン孔11の溝底直径
と同じか或は僅かに大きい円孔部35を設けている。そ
して、これらスプライン孔11の外端縁と円孔部35の
内端縁との連続部に、止め輪17の外径側半部を係合さ
せる為の外径側係合部である、係止段部36を形成して
いる。
【0027】尚、本例の場合、上記止め輪17は、上記
スプライン軸12を上記スプライン孔11内に挿入する
のに先立って、このスプライン軸12の先端寄り部外周
面に形成した係止溝15に装着しておく。上記スプライ
ン軸12を上記スプライン孔11内に挿入する際に上記
止め輪17は、その直径を弾性的に縮めつつ、上記スプ
ライン孔11部分を通過する。そして、通過後に弾性的
に復元して、上述の様に係止溝15と係止段部36との
間に掛け渡される。この様な装着作業を行なう為に、上
記係止溝15の深さは十分に確保(上記止め輪17の径
方向の厚さ寸法よりも大きく)しておく。
【0028】又、本例の場合、上記スプライン軸12と
上記スプライン孔11との係合部の外端側開口を塞ぐキ
ャップ28aは、上記スプライン軸12の先端部を短く
した分、前述の図1に示した第1例の場合よりも軸方向
内方に装着している。これに対して、上記スプライン軸
12と上記スプライン孔11との係合部の内端側の隙間
を塞ぐOリング29を係止する係止溝30は、円筒面状
に形成した、上記スプライン軸12の基端部外周面に形
成している。この様に係止溝30の形成位置をスプライ
ン軸12の基端部外周面とした本例の場合、等速ジョイ
ント用外輪13aが上記ハブ6bに対して軸方向外方に
変位した場合には、円すい凸面状に形成した上記等速ジ
ョイント用外輪13aの外端部外周面が、前記かしめ部
33の内端縁内周寄り部分に直接当接する。但し、本例
の場合も、この当接部で異音が発生するのを防止すべ
く、この当接部に上記Oリング29を介在させる構成を
採用する事もできる。
【0029】又、本例の場合、上記等速ジョイント用外
輪13aの中間部外周面に設けた円筒面部23に、SP
CC等の磁性金属板により全体を円筒状に形成したエン
コーダ25aを、外嵌固定している。この様なエンコー
ダ25aの軸方向(図2の左右方向)中間部には、軸方
向に長いスリット状の透孔37、37を多数、円周方向
に亙り等間隔で形成する事により、上記エンコーダ25
aの磁気特性を円周方向に亙り交互に且つ等間隔で変化
させている。従って、本例の場合、上記エンコーダ25
aと共に回転速度検出装置を構成するセンサとして、内
部に永久磁石を包埋したものを使用する。その他の構成
及び作用は、前述した第1例の場合と同様である。
【0030】次に、図3は、請求項2に対応する、本発
明の実施の形態の第3例を示している。本例の場合、等
速ジョイント用外輪13bの外周面には、回転速度検出
装置を構成する為のエンコーダを外嵌支持していない。
本例の場合、エンコーダを取り付ける必要がある場合に
は、例えば、複数個の転動体10、10を設置した空間
の内端開口を塞ぐシールリング20に対し、上記エンコ
ーダを一体に組み付ける、周知構造を採用する事ができ
る。何れにしても、本例の場合には、上記等速ジョイン
ト用外輪13bの外周面に、上記エンコーダを外嵌支持
する為の円筒面部を設けていない。この様な円筒面部を
設けていない本例の場合、上記等速ジョイント用外輪1
3bの外周面のうち、軸方向に関してこの等速ジョイン
ト用外輪13bの内周面に形成した複数本の外側係合溝
19、19の溝底直径が最大となる部分(図3のP部)
と、ハブ6bの内端に形成したかしめ部33の内端縁と
の間部分(図3のY範囲部分)に、上記等速ジョイント
用外輪13bの中心軸に対して直交する方向に存在する
平面状の段部を設けていない。
【0031】これに伴い、本例の場合も、上記等速ジョ
イント用外輪13bの上記Y範囲部分に就いて、強度的
に無駄のない設計を行なっている。即ち、本例の場合に
は、上記等速ジョイント用外輪13bの外周面の外端側
部分をこの等速ジョイント用外輪13bの中心軸に対す
る傾斜角度が大きい円すい凸面状に形成し、同じく中間
部を上記外端側部分よりも傾斜角度が小さい円すい凸面
状に形成し、同じく内端側部分を円筒面状に形成してい
る。これにより、上記Y範囲部分で、上記等速ジョイン
ト用外輪13bの径寸法が大きくなるに従い、この等速
ジョイント用外輪13bの肉厚が小さくなる様にしてい
る。そして、この様な寸法規制を行なう事により、自動
車の走行時に上記等速ジョイント用外輪13bの各断面
に作用する最大応力が、上記Y範囲部分でほぼ均一にな
る様にしている。
【0032】尚、本例の場合、前述した様にシールリン
グ20とエンコーダとを一体構造とすると共に、このエ
ンコーダと共に回転速度検出装置を構成するセンサを、
このエンコーダに対しアキシャル方向に対向させる構造
を採用した場合には、上記等速ジョイント用外輪13b
の外周面が上述した様な形状になっている為、この等速
ジョイント用外輪13bの周囲部分に、上記センサを含
む回転速度検出装置の設置スペースを十分に確保でき
る。その他の構成及び作用は、前述した第1例、並び
に、上述した第2例の場合と同様である。
【0033】
【発明の効果】本発明の車輪駆動用転がり軸受ユニット
は、以上に述べた通り構成され作用する為、等速ジョイ
ント用外輪に就いて、強度的に無駄のない設計を行なえ
る。そして、小型・軽量化を図れる為、操舵時のトルク
を小さくでき、結果としてパワーステアリングのポンプ
容量或は電動ステアリングのモータ容量を低減できる等
の効果を得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態の第1例を示す断面図。
【図2】同第2例を示す断面図。
【図3】同第3例を示す断面図。
【図4】従来構造の1例を示す断面図。
【図5】一部を省略して示す、図4のA部拡大図。
【図6】等速ジョイント用外輪の各断面に作用する最大
応力を、これら各断面でほぼ均一にできる好ましい形状
を示す、等速ジョイント用外輪の半部略断面図。
【符号の説明】
1 外輪 2 取付部 3 外輪軌道 4 ナックル 5 内輪 6、6a、6b ハブ 7 取付フランジ 8a、8b 内輪軌道 9 止め輪 10 転動体 11 スプライン孔 12 スプライン軸 13、13a、13b 等速ジョイント用外輪 14 係合部 15 係止溝 16 段差面 17 止め輪 18 弾性リング 19 外側係合溝 20 シールリング 21 駆動軸部材 22 ボール 23 円筒面部 24 係合凹部 25、25a エンコーダ 26 段部 27 等速ジョイント用内輪 28、28a キャップ 29 Oリング 30 係止溝 31 受面部 32 小径段部 33 かしめ部 34 円筒部 35 円孔部 36 係止段部 37 透孔

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 外周面に懸架装置に結合固定する為の第
    一のフランジを、内周面に複列の外輪軌道を、それぞれ
    有し、使用時にも回転しない外輪と、外周面の外端寄り
    部分に車輪を支持する為の第二のフランジを、同じく中
    間部に直接又は別体の内輪を介して第一の内輪軌道を、
    中心部に第一のスプライン孔を、それぞれ設けると共
    に、外周面の内端寄り部分にその外周面に第二の内輪軌
    道を形成した内輪を外嵌固定したハブと、上記各外輪軌
    道と上記第一、第二の各内輪軌道との間にそれぞれ複数
    個ずつ転動自在に設けられた転動体と、上記第一のスプ
    ライン孔と係合するスプライン軸を外端部に設けると共
    に、内端部を等速ボールジョイントを構成する等速ジョ
    イント用外輪とした駆動軸部材と、上記スプライン軸の
    外端部外周面に設けられた内径側係合部と上記ハブの内
    周面でこの内径側係合部に対向する部分に設けられた外
    径側係合部との間に掛け渡されて、上記スプライン軸が
    上記スプライン孔から抜け出るのを防止する止め輪と、
    上記等速ジョイント用外輪の内周面の円周方向複数個所
    に、それぞれこの円周方向に対し直角方向に形成された
    外側係合溝と、上記等速ジョイント用外輪の一部外周面
    に、回転速度検出装置を構成するエンコーダを外嵌支持
    する為に形成した円筒面部とを備えた車輪駆動用軸受ユ
    ニットに於いて、上記等速ジョイント用外輪の外端面及
    び外周面のうち、軸方向に関して上記円筒面部の外端縁
    と上記ハブの内端縁との間に存在し、且つ、この円筒面
    部の外端縁と隣接する部分を除く部分に、上記等速ジョ
    イント用外輪の中心軸に対して直交する方向に存在する
    平面状の段部を設けていない事を特徴とする車輪駆動用
    軸受ユニット。
  2. 【請求項2】 外周面に懸架装置に結合固定する為の第
    一のフランジを、内周面に複列の外輪軌道を、それぞれ
    有し、使用時にも回転しない外輪と、外周面の外端寄り
    部分に車輪を支持する為の第二のフランジを、同じく中
    間部に直接又は別体の内輪を介して第一の内輪軌道を、
    中心部に第一のスプライン孔を、それぞれ設けると共
    に、外周面の内端寄り部分にその外周面に第二の内輪軌
    道を形成した内輪を外嵌固定したハブと、上記各外輪軌
    道と上記第一、第二の各内輪軌道との間にそれぞれ複数
    個ずつ転動自在に設けられた転動体と、上記第一のスプ
    ライン孔と係合するスプライン軸を外端部に設けると共
    に、内端部を等速ボールジョイントを構成する等速ジョ
    イント用外輪とした駆動軸部材と、上記スプライン軸の
    外端部外周面に設けられた内径側係合部と上記ハブの内
    周面でこの内径側係合部に対向する部分に設けられた外
    径側係合部との間に掛け渡されて、上記スプライン軸が
    上記スプライン孔から抜け出るのを防止する止め輪と、
    上記等速ジョイント用外輪の内周面の円周方向複数個所
    に、それぞれこの円周方向に対し直角方向に形成された
    外側係合溝とを備えた車輪駆動用軸受ユニットに於い
    て、上記等速ジョイント用外輪の外端面及び外周面のう
    ち、軸方向に関して上記各外側係合溝の溝底直径が最大
    となる部分と上記ハブの内端縁との間に存在する部分
    に、上記等速ジョイント用外輪の中心軸に対して直交す
    る方向に存在する平面状の段部を設けていない事を特徴
    とする車輪駆動用軸受ユニット。
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