JP2001349190A - コンクリート補修用パネル - Google Patents

コンクリート補修用パネル

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JP2001349190A
JP2001349190A JP2000171248A JP2000171248A JP2001349190A JP 2001349190 A JP2001349190 A JP 2001349190A JP 2000171248 A JP2000171248 A JP 2000171248A JP 2000171248 A JP2000171248 A JP 2000171248A JP 2001349190 A JP2001349190 A JP 2001349190A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】本発明は上記した従来の技術に鑑みてなされた
ものであって、トンネル等のコンクリート面の補修用パ
ネルを提供するものである。 【解決手段】コンクリートの補修面に当接されて用いら
れるパネルであって、前記パネルはリブによってコンク
リート面の目視が可能な透視穴が形成され、かつ、前記
リブはメインリブとサブリブとによって構成され、メイ
ンリブに取り付け用穴が穿孔されたことを特徴とするコ
ンクリート補修用パネル。1‥補修用パネル、2a‥メ
インリブ、2b‥サブリブ、3‥透視穴、4‥取付穴、
5‥アンカー、11‥補修されたコンクリート面、12
‥地山。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はトンネル等のコンク
リート面の補修用パネルに関する。
【0002】
【従来の技術】近年の土木工事にあってはコンクリート
打設が欠かせない技術であり、例えば鉄道や高速道路等
のトンネル壁面もコンクリートが打設されている。しか
るに、コンクリートの打設時に地山に対するアンカーが
不十分であったり、セメント材の選択によっては打設後
にコンクリートが剥離したり崩落することがある。
【0003】このため、トンネル内のコンクリート壁面
を目視により、或いは打感等によってその剥離の程度が
検査され、剥離や脱落があった場合にはその部位を囲ん
で大きくコンクリートを落とし、ここに新たなコンクリ
ートを打設したり、地山に向けてアンカーを深く打ち込
んだり、エポキシ樹脂等を注入して剥離を防止する手段
が取られていた。
【0004】そして、このような措置を施した後にコン
クリート面を金属プレートにて覆うことが行われてお
り、場合によっては施した措置を確認するために固定し
た金属プレートを取り外して検査することもある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記した従来
の技術に鑑みてなされたものであって、トンネル等のコ
ンクリート面の補修用パネルを提供するものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の要旨は、コンク
リートの補修面に当接されて用いられるパネルであっ
て、前記パネルはリブによってコンクリート面の目視が
可能な透視穴が形成され、かつ、前記リブはメインリブ
とサブリブとによって構成され、メインリブに取付用穴
が穿孔されたことを特徴とするコンクリート補修用パネ
ルにかかる。
【0007】
【発明の実施の形態】本発明は以上の構成を有してお
り、コンクリート補修面に当接固定されて用いられ、こ
のパネルを補修されたコンクリート面に当接固定してコ
ンクリートの崩落を防止し、しかも透視穴からコンクリ
ート面の補修状態を目視できることを特徴としたもの
で、透視穴を構成するリブの断面はコンクリート面側よ
り先端が細くなる台形状をなしている。かかるパネルは
不飽和ポリエステル樹脂やエポキシ樹脂にて代表される
好ましくはガラス繊維が配合された熱硬化性樹脂(FR
P)で製造され、或いはPEやPPにて代表される熱可
塑性樹脂によっても製造されるものである。
【0008】なお、コンクリート面への当接固定はメイ
ンリブに備えた取付用穴を利用し、アンカーを打ち込ん
でこれを固定する手段を採用したものであり、このた
め、メインリブは縦方向に、好ましくは、縦方向及び横
方向に複数状形成されるのがよい。通常、メインリブは
サブリブよりも幅寸法が大きいものであって、高さは同
じか或いはメインリブの背丈が高いものである。そし
て、リブはコンクリート面側より先端が細くなる台形状
をなしているのがよい。透視穴は大きい程コンクリート
面が目視できるため好ましいが、強度の面でその大きさ
は適宜選択される。又、リブの太さが細い程軽量化が図
られ、製品のコストダウンともなる。尚、透視穴は通常
は格子状のリブにて構成される四角状の穴であるが、勿
論これに限定されるものではなく、例えば三角形状や六
角形状の穴であってもよい。
【0009】本発明を製造するには、上下に分割できる
モールドを用い、この間に樹脂を充填してパネルを製造
するもので、例えば、不飽和ポリエステル樹脂にガラス
繊維を配合したFRP製である。このFRP製のパネル
について更に言えば、メインリブの幅寸法は5〜15m
m、そのピッチは5〜50mmである。サブリブの幅寸
法は2〜10mmである。尚、リブの高さは10〜20
mmである。そして、パネル全体の寸法としては、横幅
が300〜500mm、縦が500〜2000mmであ
る。勿論、パネルの縦横は自在に変更できる。
【0010】
【実施例】以下、本発明を図面をもって更に詳細に説明
する。図1は本発明のパネルの第1例を示す正面図、図
2はAーA線での拡大断面図である。図中、1はコンク
リート補修用パネルであって、FRP樹脂(不飽和ポリ
エステル樹脂にガラス繊維を配合した樹脂)製である。
2は縦横に伸びるリブで、これによって多数の四角形状
の透視穴3が形成されている。かかるリブ2はこの例で
は縦方向に二条のメインリブ2aとサブリブ2bとから
なる。
【0011】リブ2は、パネル1の裏側即ちコンクリー
ト面に接する側の幅が広く、表面側の幅が狭く構成さ
れ、断面が台形となっている。このため、リブ2のコン
クリート面に対する接触面積を大きくし、かつこれによ
って形成される透視穴3からコンクリート補修面が目視
できることとなる。リブ2の断面を台形(傾斜面とす
る)にすることは、パネル1の製造時にモールドからの
離型が容易となるという大きなメリットがもたらされ
る。4はメインリブ2aに形成した取付穴であって、こ
れによってコンクリート(地山)内にアンカー5を打ち
込むことによって固定される。
【0012】図3は上記コンクリート補修用パネルの製
法の概略を示す図であり、M1は透視穴を形成する凸状
部aとリブ2を形成する溝部b1、b2を備えており、
これが下型とされたものである。この溝b1はメインリ
ブ2aを構成し、b2はサブリブ2bを構成するもので
あって、前者はその幅寸法がやや広いものとなってい
る。そして、凸状部aはこの例では全体的に断面台形と
されたものであり、やや内側に角度θをもって構成され
ている。上型M2は下型M1の凸状部aよりもやや離間
した位置に配置されるものであり、この間に不飽和ポリ
エステル樹脂にガラス繊維を配合したシ−トモ−ルディ
ングコンパウンドCを積層し、加熱・加圧下でパネル基
体を成形した。
【0013】上型M2について好ましい例をもって更に
言及すれば、上型M2には下型M1の溝部bに対して凸
条部cを形成したものであり、両型M1、M2の嵌め合
わせを確実とすると共に、パネル基体の切断される樹脂
量を少なくし、かつ切断部Pを溝部bと凸条部cとの接
触位置(或いはこれよりやや深い位置)で切断すること
により切断される樹脂部が少なく、切断そのものが容易
となるという特徴を合わせ持っている。
【0014】尚、上下型にて形成されたキャビティ内に
充填した樹脂は切断長さ1インチのハ−ドタイプのガラ
ス繊維とソフトタイプのガラス繊維とを併用した不飽和
ポリエステル樹脂組成物(ガラス繊維含有量25%)を
供給し、140℃、圧力50kgf/cm2 、保持時間
8分の条件で加圧・加熱してパネル基体を得たものであ
る。
【0015】図4は本発明のパネルの第2例を示す図2
と同様の断面図である。この場合はメインリブ2aに形
成した取付穴に段部が形成されたもの(4a)で、アン
カー5の頭部がこれに嵌り込む形状となっている。
【0016】図5はこのパネル1を用いた際の断面図で
あり、11は補修工事がなされたコンクリート面、12
は地山である。アンカー5は取付穴4を介して地山12
に到達するように打ち込まれるのがよい。この図からも
分かるように、パネル1によって補修されたコンクリー
ト面11の崩落を阻止し、かつ透視穴3からコンクリー
ト面11が目視できることとなったものである。
【0017】図6は本発明のパネルの第3例を示す正面
図である。この例の特徴はメインリブ2aが縦横に夫々
二条形成され、メインリブ2aの交点6に取付用穴4を
形成したものである。
【0018】
【発明の効果】本発明は以上の通りであり、コンクリー
トの崩落が阻止され、しかも補修されたコンクリート面
がパネルの透視穴を通して目視できる等の特徴があり、
特にトンネル内でのコンクリートの補修が極めて容易と
なったものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は本発明のパネルの第1例を示す正面図で
ある。
【図2】図2は図1のAーA線での拡大断面図である。
【図3】図3はパネルの製法の概略を示す図である。
【図4】図4は本発明のパネルの第2例を示す図2と同
様の断面図である。
【図5】図5はパネルをコンクリート面に用いた断面図
である。
【図6】図6は本発明のパネルの第3例を示す正面図で
ある。
【符号の説明】
1‥コンクリート補修用パネル、 2‥リブ、 2a‥メインリブ、 2b‥サブリブ、 3‥透視穴、 4、4a‥取付穴、 5‥アンカー、 6‥メインリブの交点、 11‥補修されたコンクリート面、 12‥地山、 13‥プレート、 13a‥プレートの取付穴、 C‥樹脂、 M1‥下型、 M2‥上型、 P‥切断面、 a‥台形凸状部、 b‥溝部、 c‥凸条部、 d‥ピン。

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 コンクリートの補修面に当接されて用い
    られるパネルであって、前記パネルはリブによってコン
    クリート面の目視が可能な透視穴が形成され、かつ、前
    記リブはメインリブとサブリブとによって構成され、メ
    インリブに取付用穴が穿孔されたことを特徴とするコン
    クリート補修用パネル。
  2. 【請求項2】 メインリブは縦方向に複数状形成された
    請求項1記載のコンクリート補修用パネル。
  3. 【請求項3】 メインリブは縦方向及び横方向に複数状
    形成された請求項1記載のコンクリート補修用パネル。
  4. 【請求項4】 リブはコンクリート面側より先端が細く
    なる台形状をなしている請求項1記載のコンクリート補
    修用パネル。
  5. 【請求項5】 パネルが熱硬化性樹脂にて製造された請
    求項1記載のコンクリート補修用パネル。
  6. 【請求項6】 パネルがFRP製である請求項5記載の
    コンクリート補修用パネル。
  7. 【請求項7】 パネルが熱可塑性樹脂にて製造された請
    求項1記載のコンクリート補修用パネル。
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