JP2001349052A - タラップ装置 - Google Patents
タラップ装置Info
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- JP2001349052A JP2001349052A JP2000170048A JP2000170048A JP2001349052A JP 2001349052 A JP2001349052 A JP 2001349052A JP 2000170048 A JP2000170048 A JP 2000170048A JP 2000170048 A JP2000170048 A JP 2000170048A JP 2001349052 A JP2001349052 A JP 2001349052A
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Abstract
響を受けることなく、常にスムースかつ安定的に行える
ようにするとともに、手摺を一定の高さに保持可能にす
る。 【解決手段】 平行に配置された上弦材1および下弦材
2のそれぞれに複数の踏板3の両端をこれらの踏板3が
水平となるように軸支し、上弦材1および下弦材2のい
ずれか一方にはこれらの上弦材1と下弦材2との間隔を
調節可能に保持する調節リンクの一端を軸支し、他方に
は調節リンクの他端側を所定長位置で位置固定部材9に
より固定し、踏板3の側端面に手摺用ソケット3Aを取
り付けている。
Description
工現場において、例えば、地面と高所の作業部位との間
に斜めに掛け渡されて、作業員が昇り降りする場合等に
利用するタラップ装置に関する。
作業員が昇り降りするためにタラップ装置が利用され
る。このタラップ装置は左右一対の弦材間に、これらの
長手方向に複数枚の踏板を架設したものからなる。
に対する踏板の取り付けが固定的に行われているため、
作業現場の状況に応じてタラップ装置、つまり弦材が通
常とは異なる角度で高所の作業部位に架設されると、踏
板が水平にならず、ある角度の傾きを持つことになる。
このような場合には、足が踏板上で滑り易くなり、踏み
外しによる事故を招く可能性がある。
一組として、これらを左右に配置した各組間に、踏板を
軸支させて、その踏板を、上弦材および下弦材の使用角
度が変化しても、略水平に保持するとともに、その水平
保持を、上弦材および下弦材下端の接地板に設けたスト
ッパ部材により行うタラップ装置が提案されている。
来のタラップ装置にあっては、踏板を水平保持するため
のストッパ部材が弦材下端に設けられているため、接地
板を地面に置いた場合などに湿気に晒されて錆が発生し
易く、また、土や小石の侵入によりストッパ部材および
弦材相互の動きが阻害されて、タラップ装置が使用しに
くくなるという問題があった。
られる場合が多いが、この場合には上弦材に直接固定し
ているため、上弦材の角度変化に伴って手摺の角度も変
化し、これにより踏板に対して手摺の高さを常に一定に
保持できない不具合がある。
のであり、弦材の掛け渡しの角度を自由に変えて使用が
でき、このとき踏板を常に水平に保持でき、この保持を
土や小石あるいは塵埃の影響を受けることなく、常にス
ムースかつ安定的に行えるとともに、弦材の角度変更に
関係なく、手摺を常に一定の高さに保持できるタラップ
装置を提供することを目的とする。
本発明にかかるタラップ装置は、平行に配置された上弦
材および下弦材のそれぞれに複数の踏板の両端をこれら
の踏板が水平となるように軸支し、上弦材および下弦材
のいずれか一方にはこれらの上弦材と下弦材との間隔を
調節可能に保持する調節リンクの一端を軸支し、他方に
は調節リンクの他端側を所定長位置で位置固定部材によ
り固定し、上記踏板の側端面に手摺の支柱を脱抜可能に
支持するための手摺用ソケットを取り付けたものであ
る。
踏板とをこれらの交点で枢支された平行四辺形の関係と
することができ、上弦材および下弦材の傾きに関係なく
踏板を水平維持可能にするとともに、その水平維持状態
の保持を上弦材および下弦材の下端より上方位置の簡単
なリンク構成によって、安全かつスムースに行えるよう
にし、手摺用ソケットの下端に支柱を挿入して保持させ
た手摺を、弦材の傾き角度に関係なく踏板に垂直支持さ
せるようにしている。
上段の踏板に、被係止部材に係止させるためのアタッチ
メントを一体に設けたものである。
へのタラップ装置上端の保持を、簡単な作業にて安全か
つ確実に行えるようにしている。
いて、本発明を説明するが、図1は、本発明のタラップ
装置の基本構成を示す斜視図であり、これが、平行に配
置された上弦材1および下弦材2を一組として、これら
を左右に一組ずつ並設したものからなる。
2,2間には、複数枚の踏板3が上下方向にかつ等間隔
に介在され、これらの踏板3がこれの四隅付近の端面部
分で上弦材1および下弦材2に突設された水平軸4に対
して、回動自在に支持(軸支)されている。なお、最上
部の踏板3の四隅には、後述のフック取付部材取付用の
ボルトを挿入するための取付孔3hが設けられている。
端間には、接地金具5が、上記同様の水平軸4を用いて
回動自在に支持されている。従って、左右各組の上弦材
1および下弦材2と各踏板3および接地金具5とは、側
方から見て複数の平行四辺形をなす。
らの長手方向であって、互いに逆となる方向に変位させ
ることにより、全ての踏板3が上弦材1および下弦材2
に対して角度を同時に変えられる。
り角度(すなわち、タラップ装置としての使用角度)が
どのように変化しても、上弦材1および下弦材2の上記
逆方向の変位操作によって、踏板3をすべて水平に調節
することができる。
段目および最下段の踏板3の両側面には、これらに対し
垂直となるように、手摺の支柱(図示しない)を挿通し
て支持するための有底筒状のソケット3Aが、溶接やボ
ルト止めなどの締結手段にて固定されている。
の、例えば、中央部付近の外側面には、図2にも拡大し
て示すように、ボルトやねじなどからなる支持軸6が水
平方向に突設されており、これらの支持軸6には、調節
リンク7の一端が回動自在に支持されている。また、こ
の調節リンク7は中央部より他端部に延びる長孔8を有
する。
上記支持軸6の下方位置には、ねじ軸(図示しない)が
突設されており、このねじ軸に調節リンク7の長孔8が
挿通され、さらに、ねじ軸端に蝶ねじ9がねじ込まれて
いる。従って、この蝶ねじ9をねじ軸にねじ込むこと
で、蝶ねじ9と下弦材2との間に調節リンク7を圧迫状
態にて保持することができる。この結果、上弦材1と下
弦材2との間隔が保持される。
を、地上から高さの異なる建築物等へ掛け渡す場合に
は、各踏板3が常に水平状態を維持するように、上弦材
1および下弦材2を互いに逆方向にずらせるように操作
する。
した後は、蝶ねじを締め付けることで、上弦材1および
下弦材2の相対位置または間隔がロックされこの状態が
安定保持され、工事用タラップ装置として作業員の踏板
3上での昇り降りが安全に行える。
ことができる他の調節リンク7Aを示すもので、この調
節リンク7Aには、これの中央部より一方の端部(上記
他端部)にかけて複数個の小孔10が設けられている。
定するとき、その小孔10いずれかに下弦材2の外側面
に突設されたねじ軸(図示しない)を挿通した後、この
ねじ軸にナット11をねじ込むことで、図について述べ
た場合と同様に、上記間隔が設定寸法となるように、上
弦材1および下弦材2が調節リンク7Aによって保持さ
れる。
寸法とするように調節するため、調節リンク7、長孔8
および蝶ねじ9や、調節リンク7A、小孔10およびナ
ット11をそれぞれ用いた場合について述べたが、上弦
材1および下弦材2に一端を取り付けたワイヤや鋼棒に
ターンバックル(図示しない)を連結した形式のものを
用いても、上記同様の目的を達成することができる。
2への調節リンク7下方の締め付け構造を詳細を示す断
面図である。これによれば、上記ねじ軸としてのボルト
12が、外周の一部にカラー12aが被覆された状態に
て、踏板3の側端面を内側から外側方向にナイロンワッ
シャ13、14を介して貫通し、さらに、下弦材2に形
成された貫通孔15およびナイロンワッシャ16を通し
て下弦材2の外側面へ突出している。
したボルト12にねじ込まれた薄形のナット17により
保持されている。さらに、このナット17の外へ突出す
るボルト12は、調節リンク7の両側に設けられた一対
の歯付き座金18、19およびその調節リンク7の長孔
8を図示のように貫通して、そのボルト12端に上記蝶
ナット9がねじ込まれている。
先操作による蝶ナット9のボルト12へのねじ込み時
に、歯付き座金18、19による調節リンク3の強い摩
擦接触によって、下弦材2の外側面に対して調節リンク
7を滑らせることなく、確実にしかも固く結合できる。
の締め付け構造を示す断面図であるが、これが図4に示
す構造と異なるところは、調節リンク7を両側から挟む
上記歯付き座金18、19に代えて、平座金20、21
を用いて、これらの平座金20、21および調節リンク
7の小孔10Aを貫通する支持軸たるボルト12端にナ
ットをねじ込んだ点である。
てボルト12にねじ込むため、平座金20,21を用い
ても、下弦材2の外側面に対して調節リンク7を滑らせ
ることなく、固く結合できる。
この実施の形態では、図1に示すような上下の踏板3の
側端面にあるソケット3Aに、手摺22の一対の支柱2
3端が挿入されて、ボルト(図示しない)などにより固
く支持されている。
び手摺下桟25の両端がボルト26により一体結合可能
に軸支され、さらに、これらのボルト26に図示のよう
なコ字状の把手27の両端が支持されて、支柱23に連
結されている。
うな調節リンク7が最上段および次段の各踏板3を支持
する部位の上弦材1および下弦材2間に、同様の連結構
造にて取り付けられている。
板3の下面には、水平状のフック取付部材28が図7に
示すようなボルト29およびナット30を用いて取り付
けられており、このフック取付部材28には、その最上
段の踏板3の前部上方へ突出するアタッチメントとして
の、倒立J字状のフック部材31が溶接などにより一体
結合されている。
成された取付孔3hおよびフック取付部材に形成された
取付孔(図示しない)に通されて、先端にナット30が
ねじ込まれている。
ば、地面と建築物の上階とに架設するとき、この上階に
配設された係止鋼棒や鋼管などの被係止部材32に係止
可能な形状とされている。
接地金具5を接地したタラップ装置のフック部材31を
高さの異なる建築物の上階に設けられた係止鋼棒や鋼管
に係止させることで、タラップ装置の上部を建築物の上
部に容易に外れることなく安定的に保持させることがで
きる。
る場合でも、例えば、図6の二点鎖線で示すように、低
い建築物にタラップ装置を掛け渡す場合でも、上弦材1
および下弦材2を互い違いにずらせて、これらの間隔を
狭くするようにして各踏板3と水平にした後は、調節リ
ンク7側の蝶ねじ9を締め込むことで、各踏板3を水平
維持するように上弦材1および下弦材2を安定保持する
ことができる。
2の支柱23に取り付けられたボルト26を緩めておく
ことで、これらに両端が支持された上桟24および下桟
25も上弦材1および下弦材2に対し常に平行になる。
ことで、手摺22の手摺上桟24および手摺下桟25の
傾きが変った状態にて、タラップ装置に安定支持される
こととなる。
8に代えて、L字状のフック取付部材28Aをボルト2
9およびナット30を用いて最上段の踏板3に取り付け
たものである。
タッチメントとしての鍔片33を持つ係止部材34が水
平方向に突設され、下部にはL字状の係止片35が突設
されている。
置を、例えば、地面と作業用歩廊の足場板36を支持す
る枠体37との間に掛け渡したとき、その枠体37を係
止部材34、鍔片33および係止片35間に挿入するよ
うにして係合することで、上記の場合と同様にタラップ
装置が作業用歩廊から不用意に離れる危険を回避でき
る。
配置された上弦材および下弦材のそれぞれに複数の踏板
の両端をこれらの踏板が水平となるように軸支し、上弦
材および下弦材のいずれか一方には、これらの上弦材と
下弦材との間隔を調節可能に保持する調節リンクの一端
を枢支し、他方には調節リンクの他端側を所定長位置で
位置固定部材により固定するようにしたので、タラップ
装置の使用角度(傾き)に応じて、上弦材および下弦材
をこれらの間隔を変えるように相対変位させることで、
すべての踏板を常に水平に保持することができる。
側への押圧付勢によって、安定保持でき、これにより踏
板の上弦材および下弦材に対する固定を容易かつ確実な
ものとすることができる。従って、使用中に踏板が傾く
ことはない。さらに、上記踏板の側端面に手摺の支柱を
脱抜自在に支持するための手摺用ソケットを取り付けた
のでタラップ装置の使用状況に応じて、上弦材および下
弦材の傾きが変わるようなことがあっても、常に手摺用
の支柱を踏板に対し垂直に起立させることが可能とな
り、各踏板に対して手摺の高さを常に一定に保持できる
効果が得られる。
被係止部材に係止させるためのアタッチメントを一体に
設けたので、タラップ装置上端の建築物等に対する位置
決め乃至支持を確実かつ安定なものとすることができ、
従って、タラップ装置の使用中に、これの上端が建築物
の壁面などから滑って変移または移動することによる危
険を未然に回避できる。
す斜視図である。
示す斜視図である。
す斜視図である。
を拡大して示す縦断面図である。
を拡大して示す縦断面図である。
す側面図である。
トの組付構造を示す側面図である。
造を示す側面図である。
Claims (2)
- 【請求項1】 平行に配置された上弦材および下弦材の
それぞれに複数の踏板の両端がこれらの踏板が水平とな
るように軸支され、上弦材および下弦材のいずれか一方
にはこれらの上弦材と下弦材との間隔を調節可能に保持
する調節リンクの一端が枢支され、他方には調節リンク
の他端側が所定長位置で位置固定部材により固定され、
踏板の側端面には手摺の支柱を脱抜可能に支持するため
の手摺用ソケットが取り付けられていることを特徴とす
るタラップ装置。 - 【請求項2】 最上段の踏板に、被係止部材に係止させ
るためのアタッチメントが一体に設けられていることを
特徴とする請求項1に記載のタラップ装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000170048A JP2001349052A (ja) | 2000-06-07 | 2000-06-07 | タラップ装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000170048A JP2001349052A (ja) | 2000-06-07 | 2000-06-07 | タラップ装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001349052A true JP2001349052A (ja) | 2001-12-21 |
Family
ID=18672816
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2000170048A Pending JP2001349052A (ja) | 2000-06-07 | 2000-06-07 | タラップ装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2001349052A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100508292B1 (ko) * | 2003-01-17 | 2005-08-17 | 고려개발 주식회사 | 보행구조물 |
JP2020200680A (ja) * | 2019-06-11 | 2020-12-17 | 平和技研株式会社 | 組立式仮設階段 |
JP2021055501A (ja) * | 2019-10-02 | 2021-04-08 | 日工株式会社 | 仮設足場用階段 |
-
2000
- 2000-06-07 JP JP2000170048A patent/JP2001349052A/ja active Pending
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100508292B1 (ko) * | 2003-01-17 | 2005-08-17 | 고려개발 주식회사 | 보행구조물 |
JP2020200680A (ja) * | 2019-06-11 | 2020-12-17 | 平和技研株式会社 | 組立式仮設階段 |
JP7208532B2 (ja) | 2019-06-11 | 2023-01-19 | 平和技研株式会社 | 組立式仮設階段 |
JP2021055501A (ja) * | 2019-10-02 | 2021-04-08 | 日工株式会社 | 仮設足場用階段 |
JP7355581B2 (ja) | 2019-10-02 | 2023-10-03 | 日工株式会社 | 仮設足場用階段 |
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