JP2001348926A - 排水管支持バンド用の防振材 - Google Patents

排水管支持バンド用の防振材

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JP2001348926A
JP2001348926A JP2000171072A JP2000171072A JP2001348926A JP 2001348926 A JP2001348926 A JP 2001348926A JP 2000171072 A JP2000171072 A JP 2000171072A JP 2000171072 A JP2000171072 A JP 2000171072A JP 2001348926 A JP2001348926 A JP 2001348926A
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vibration
pipe
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drain
drain pipe
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JP2000171072A
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Noriatsu Kojima
徳厚 小島
Yozo Kako
洋三 加古
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 建物の壁面や床面に排水管を固定するための
支持金具に、排水の流下に伴う振動を吸収するために用
いられる防振材は、従来ゴム製のものであったため耐火
性がなく、このため建物火災等の場合には容易に焼損し
てしま問題があった。本発明、排水管を支持する支持金
具に併せて用いられる防振材であって、耐火性を有する
防振材を提供することを目的とする。 【解決手段】 排水立て管3を支持する支持金具5の支
持バンド6,6と排水立て管3との間に介装される防振
材10,10であって、振動吸収性と耐火性を併せ持っ
た素材で形成した防振材とする。素材としては、セラミ
ックス繊維を適度な密度に押し固めて成形したものが好
ましい。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、排水管を例えば
建物の壁面や床面に固定するための支持金具に用いる防
振材に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、建物の壁面や床面に対して排水
管を固定する場合には、この排水管を両側から挟み込む
二つ割り形状の支持バンドを主体とする支持金具が用い
られる。支持バンドは通常帯板形状の鉄板を半円形状に
折り曲げて形成したもので、これを直接排水管に取り付
けたのでは、排水の流下に伴い発生する振動がそのまま
支持金具を経て壁面や床面に伝わって排水騒音等の原因
になる。このため、支持バンドの内面側に防振材を介在
させ、この防振材によって振動を吸収することにより排
水騒音等を低減することが行われている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来、
上記防振材には通常のゴム製(耐火性を有しないゴム
製)のものが用いられていたため耐火性がなく、建物火
災等の場合には容易に焼損してしまう。そこで、本発明
は、排水管を支持するための支持バンドに用いる防振材
であって、耐火性を備えた防振材を提供することを目的
とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】このため、本発明は、前
記各請求項に記載した構成の防振材とした。請求項1記
載の防振材によれば、従来の耐火性を有しないゴム製の
防振材に比して建物火災等の場合にも焼損のおそれが少
なく、これにより支持金具の防振機能を確実に維持する
ことができる。請求項2記載の防振材によれば、上記作
用効果に加えて、排水管に対する装着を簡単に行うこと
ができる。請求項3記載の防振材によれば、排水の流下
に伴う振動等により排水管に対する位置ズレを防止する
ことができ、これにより良好な装着状態を長期間にわた
って維持することができる。請求項4記載の防振材によ
れば、支持バンドに対する管軸方向の位置ズレを防止す
ることができる。
【0005】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態を図1
〜図4に基づいて説明する。図1は、排水立て管継手2
の下部接続部2aに下流側の排水立て管3を接続した施
工例を示している。排水立て管継手2は、建物の各階を
区画する床面を上下に貫いて配管された排水立て管に、
各階の横枝管を接続するための継手であり、この施工例
の場合、排水立て管継手2はコンクリートスラブ1を貫
通した状態に固定されている。この排水立て管継手2の
下部接続部2aは下流側の排水立て管3の上部受け口3
aに挿入されている。この下流側の排水立て管3は支持
金具5によりコンクリートスラブ1の下面に対して固定
されている。
【0006】この支持金具5は、排水立て管3の上部受
け口3aの下側に巻き付けるように取り付けた二つ割り
構造の支持バンド6,6と、両支持バンド6,6を向か
い合わせ状態で相互に緊締するためのターンバックル
7,7と、この両ターンバックル7,7を介して支持バ
ンド6,6をコンクリートスラブ1の下面側に固定する
ための吊りボルト8,8を備えている。ターンバックル
7,7を両端部間に挟み込んで固定することにより、両
支持バンド6,6を排水立て管3の周囲に巻き付けた状
態に固定することができ、これにより排水立て管3をコ
ンクリートスラブ1の下面に対して一定の位置に固定す
ることができる。
【0007】支持バンド6,6と排水立て管3との間に
は、防振材10,10が挟み込まれている。図2に示す
ように本実施形態の防振材10,10は、排水立て管3
の外周側に装着可能なサイズのリングを半分に割った半
割り形状(半円形状)を有している。この両防振材1
0,10は、それぞれセラミックス繊維を、振動吸収性
を損なわない範囲で適度な密度に押し固めて半割り形状
に成形したもので、耐火性、防振性(振動吸収性、すな
わち適度な弾性)および耐水性を兼ね備えている。
【0008】両防振材10,10は、支持バンド6の幅
よりも若干大きな幅(管軸方向の長さ)を有しており、
支持バンド6からはみ出す幅方向両端部にはフランジ部
10a,10aが管径方向外方に張り出して設けられて
いる(断面コ字形)。両フランジ部10a,10a間に
支持バンド6を嵌め込むようにして当該防振材10は支
持バンド6と排水立て管3との間に挟み込まれる。この
ため、取り付け状態において、両フランジ部10a,1
0aが支持バンド6の両端部に係合するため、支持バン
ド6に対する防振材10の管軸方向の位置ズレが防止さ
れる。
【0009】また、両防振材10,10のそれぞれの周
方向両端部にもフランジ部10d,10dが径方向外方
に張り出して設けられている。この両フランジ部10
d,10dにより当該防振材10の支持バンド6に対す
る管軸回りの位置ズレが防止される。
【0010】さらに、両防振材10,10の内面には、
図3に示すように周方向に沿った突条10b〜10bが
形成されている。この突条10b〜10bが排水立て管
3の外面に押圧されることにより当該防振材10,10
の排水立て管3に対する滑り止めがなされる。この突条
10b〜10bが特許請求の範囲に記載した凹凸部に相
当する。
【0011】以上のように構成した防振材10は、セラ
ミックス繊維を素材として形成されているので、耐火性
および振動吸収性を兼ね備えている。従って、この防振
材10によれば、建物火災等があった場合であっても、
焼損してしまうことなくその振動吸収機能を維持するこ
とができる。
【0012】以上説明した実施形態には変更を加えるこ
とができる。例えば、セラミックス繊維を素材とする防
振材10,10を例示したが、例えば炭素繊維や耐火性
ゴム等を素材とする防振材であってもよく、要は排水流
下に伴う振動を吸収する振動吸収機能(防振性)と、建
物火災等にも焼損しない耐火性を兼ね備えた素材であれ
ば、同様の作用効果を得ることができる。
【0013】また、半割り形状の防振材10,10を例
示したが、一体化させた円環形状の防振材としてもよ
い。また、本発明に係る防振材は、円環形状あるいは半
円形状に限らず、例えば矩形等その他の形状であっても
よい。さらに、フランジ部10aは必要に応じて設けれ
ばよく、片側のみにフランジ部10aを有する構成、あ
るいは両側ともフランジ部10aを有しない構成として
もよい。また、フランジ部10dも必要に応じて設けれ
ばよく、省略することも可能である。
【0014】また、当該防振材10を支持バンド6の内
面側または排水立て管3の外面側に接着してもよい。さ
らに、内面側に設ける凹凸部(突条10b〜10b)は
省略してもよい。また、突条10b〜10bに変えて、
例えば図4に示すように半球状の凸部10c〜10cを
多数内面に形成してもよく、また図5に示すように複数
の凹溝10e〜10eを周方向に沿って形成してもよ
く、また図6に示すように半球状の凸部10f〜10f
と半球状の凹部10g〜10gを多数混在させてもよ
く、これら種々形態の凹凸部により排水立て管3に対す
る滑り止めをすることができる。
【0015】さらに、下流側の排水立て管3を支持する
ための支持金具5に用いる防振材を例示したが、本発明
に係る防振材は、上流側の排水立て管を支持する支持金
具、上下ではなく横方向に配管された排水管(横枝管)
を支持する支持金具等にも適用することができる。ま
た、本発明の防振材を用いることができる支持金具は、
例示した構成のものに限定されない。例えば、二つ割り
形状の支持バンド6,6ではなく、円環形状の支持バン
ドを有する支持金具に用いることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態を示す図であり、排水立て管
継ぎ手に接続した下流側の排水立て管を支持金具により
支持した施工例を示す側面図である。
【図2】支持バンドおよび防振材の斜視図である。
【図3】内面側に突条を備えた防振材の縦断面図であ
る。
【図4】内面側に凸部を備えた防振材の縦断面図であ
る。
【図5】内面に凹溝を備えた防振材の縦断面図である。
【図6】内面に多数の凹部と凸部を備えた縦断面図であ
る。
【符号の説明】
1…コンクリートスラブ 2…排水立て管継手、2a…下部接続部 3…排水立て管、3a…上部受け口 5…支持金具 6…支持バンド 7…ターンバックル 8…吊りボルト 10…防振材 10a,10d…フランジ部、10b…突条、10c…
凸部

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 排水管を支持する支持バンドの内面側に
    介装する防振材であって、振動吸収性と耐火性を兼ね備
    えた素材により形成した防振材。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の防振材であって、排水管
    の外周面の半周に対応した半割り形状を有し、相互に突
    き合わせて用いる防振材。
  3. 【請求項3】 請求項1記載の防振材であって、排水管
    に接触する内周面に該排水管に対する滑り止めをするた
    めの凹凸部を設けた防振材。
  4. 【請求項4】 請求項1記載の防振材であって、管軸方
    向両端部に管径方向外方に張り出すフランジ部を設け、
    該両フランジ部間に支持バンドを嵌め込んで該支持バン
    ドに対する管軸方向の位置ズレを防止する構成とした防
    振材。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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