JP2001348347A - 1,2−ジクロロエタンの製造 - Google Patents

1,2−ジクロロエタンの製造

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JP2001348347A
JP2001348347A JP2001013946A JP2001013946A JP2001348347A JP 2001348347 A JP2001348347 A JP 2001348347A JP 2001013946 A JP2001013946 A JP 2001013946A JP 2001013946 A JP2001013946 A JP 2001013946A JP 2001348347 A JP2001348347 A JP 2001348347A
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ルプレヒト、マイスナー
Michael Dr Hesse
ミヒャエル、ヘッセ
Christian Walsdorff
クリスティアン、ヴァルスドルフ
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Abstract

(57)【要約】 【課題】反応器の高い空間速度においてさえ、追加の不
活性希釈材料粒子なしで実施することができる、固定層
触媒上でのエテンのオキシ塩素化の方法を提供するこ
と。 【解決手段】活性成分および必要により促進剤を含浸さ
せた担体材料を少なくとも一部において含む、本質的に
触媒粒子からなる層を含む、銅含有の固定層触媒の存在
下、エテンのオキシ塩素化により1,2−ジクロロエタ
ンを製造する方法であって、触媒層が本質的に単独の希
釈用不活性材料を含まないことを特徴とする方法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、エテンのオキシ塩
素化によって1,2−ジクロロエタンを製造する方法に
関し、この方法に使用される触媒、および触媒の製造方
法に関する。
【0002】
【従来の技術】1,2−ジクロロエタンは今日ではエテ
ンのオキシ塩素化によって工業的規模で製造されてい
る。この方法では、エテンは銅触媒の存在下、塩化水素
および酸素と反応する。工業的規模では気相での方法の
みが使用されているが(UllmannsEnzyklopaedie der tec
hnischen Chemie [Ullmann's Encyclopedia of Industr
ial Chemistry]第4版,1975,第9巻,428頁参照)、固
体または流動触媒上の気相での方法および溶解した触媒
を用いた液相での方法のどちらも、上記反応に使用でき
る。
【0003】本発明は、改良された固定層方法に関す
る。固定層方法では、高い反応熱によって、経済的運転
で起こりうる比較的高い空間速度で、触媒層にいわゆる
ホットスポットが形成されるという問題が引き起こされ
る。そのようなホットスポットの形成は、どの状況でも
避けなければならない。なぜなら、それは銅塩の蒸発に
よる触媒の不活性化と結びつき、触媒成形品に損傷を与
えるからである。この理由により、一段階上の活性を有
する触媒層は、先行技術の固定層方法に使用され、触媒
層の活性は流れの方向に従って上昇している。これは通
常一段階上の活性成分の含量を有する触媒の含浸、必要
により、選択的促進剤の含浸により達成される。これに
加えて先行技術によれば、触媒層は、すくなくとも反応
の推進力がまだ非常に高い反応器の領域、すなわち通常
は触媒層の最前の領域で、不活性材料の粒子、例えば粉
砕グラファイト、錠剤化または押出しグラファイト粉末
または非含浸触媒担体によって希釈される。この種の方
法は、US3184515およびUS2866830に
記載されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、グラファイト
等の不活性希釈材料の使用は、特に、低い圧力損失をも
たらす触媒成形品の使用時に効果があり、そして軸方向
の材料および熱の移動を阻害するが圧力損失を増大させ
るという重大な不利益を伴う。純粋なグラファイトを圧
力損失の小さい成形品へ変換することは困難であり、比
較的高価である。希釈材料として、非含浸担体を使用す
ることは、その劣った熱伝導率のために、しかし、非含
浸酸化アルミニウム担体による副生成物の形成に対し、
無視できない活性を有するために推奨できない。担体材
料上の活性成分の過剰な希釈は、反応開始を著しく妨げ
るために、同様に望ましくない。
【0005】本発明の目的は反応器の高い空間速度にお
いてさえ、追加の不活性希釈材料粒子なしで実施するこ
とができる、固定層触媒上でのエテンのオキシ塩素化の
方法を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、この目的
が、活性成分および必要により促進剤を含浸させた担体
材料を少なくとも一部において含む、本質的に触媒粒子
からなる層を含む、銅含有の固定層触媒の存在下、エテ
ンのオキシ塩素化により1,2−ジクロロエタンを製造
する方法であって、触媒層が本質的に単独の希釈用不活
性材料を含まないことを特徴とする方法によって達成さ
れることを見出した。
【0007】単独の不活性材料は化学的に不活性な希釈
材料であり、触媒粒子と異なり、含浸されていないか、
含浸されることができないものである。本発明の目的の
ためには、触媒粒子中に存在する不活性材料は、単独の
不活性材料ではない。用語「本質的に触媒粒子からな
る」とは、層が、少なくとも80質量%、好ましくは、
少なくとも90質量%、特に好ましくは95質量%、特
に100質量%の触媒粒子からなるものであることを意
味する。
【0008】本発明は、不活性材料の粒子によって希釈
された触媒層の比に対応する、触媒材料と反応器の容量
の間の比を持つ層を得るように、触媒層の個々の触媒粒
子を配置する着想を基礎としているので、追加の不活性
材料粒子による希釈が不必要となる。これは、触媒粒子
の各々がすかし模様の形態を有するか、個々の触媒粒子
が、不活性希釈材料を、層が先行技術により知られた希
釈層の前記比を有するような比率で含むことにより達成
される。
【0009】触媒粒子は、少なくとも部分的に、1種以
上の活性成分を、所望により1種以上の促進剤を含浸し
た担体材料を含む。含浸されることのできる適当な担体
材料は、当業者に知られ、例えば、Ullmanns Enzyklopa
edie der technischen Chemie[ Ullmann's Encyclopedi
a of Industrial Chemistry]第4版、1975、第9
巻、429頁に記載されており、酸化アルミニウム、シ
リカゲル、珪藻土が挙げられる。好ましい担体材料は、
酸化アルミニウム、例えばγ−Alである。触媒
担体は好ましくは銅塩、例えば塩化銅を活性成分および
慣用の促進剤として含浸させたものであり、その比は当
業者に知られたものであり、例えばUllmanns Enzyklopa
edie der technischen Chemie[ Ullmann's Encyclopedi
a of Industrial Chemistry]第4版、1975、第9
巻、429頁およびこれに引用された文献に記載された
ものである。好ましい促進剤は、アルカリ金属、アルカ
リ土類金属および希土類金属の塩であり、特に好ましく
は、例えば塩化カリウムまたは塩化マグネシウムなどの
カリウムの塩、セシウムの塩およびマグネシウムの塩で
ある。触媒担体は、含浸に用いた方法に関係なく、部分
的に好ましくは完全に含浸させることができる。単に表
面を含浸させたに過ぎない場合は、担体は部分的に含浸
されている。
【0010】触媒層の希釈のための単独のグラファイト
粒子の使用は、以下の2つの変形のうちの一つによって
避けることができる。これらの2つの変形はもちろん組
み合わせることもできる。従って、まず、担体材料(例
えば酸化アルミニウム)と不活性材料(例えばグラファ
イト)の混合物を含む触媒成形品を製造することが可能
である。続いてその成形品を含浸させたあと、匹敵する
活性成分含量(担体材料の比に対して)および触媒層を
超える匹敵する空間速度を有する対応する担体材料を専
ら含む成形品に比較して、単独の不活性材料によるさら
なる希釈が必要とされない触媒が得られる。このような
不活性材料と混合した担体は、純粋な不活性材料より
も、さらに単純に、非常に低い圧力損失しか起こさない
形態に製造することができる。加えて、担体材料と不活
性材料の緊密な混合により、特に均一の温度が得られ
る。一方、第2の変形では、触媒成形品のかさ密度があ
まりに小さいため、単独の不活性材料の使用をしていな
い場合でさえ、反応器中の含浸された担体材料の濃度
が、慣用のグラファイトにより希釈された触媒層を使用
する場合の含浸された担体材料の濃度に対応するような
触媒成形品を選択することができる。
【0011】触媒層は本質的に、少なくとも部分的に含
浸された担体材料を含む粒子からなり、本発明の一つの
実施態様によれば、少なくとも一部の触媒粒子は、その
活性成分含浸前、および所望により、促進剤の含浸前の
かさ密度が550g/lを超えないような外形を持つ。
【0012】本発明による方法は、Ullmanns Enzyklopa
edie der technischen Chemie[ Ullmann's Encyclopedi
a of Industrial Chemistry]第4版、1975、第9
巻、429頁以下に記載のように、触媒層を含む管型反
応器により行なわれる。方法は、1個または複数の工程
により行なわれる。方法は、複数の工程で、必要な酸素
を、純粋な酸素の形でまたは空気の形で、反応器の複数
から分かれた副流のなかに加えることにより行なうこと
ができる。方法は、所望により循環ガスと共にまたは単
純モード(simple mode)で行なうことがで
きる。反応は一般に、200から300℃の温度、1×
10から4×10Paの圧力で行なわれる。
【0013】本発明による方法の一つの実施態様は、個
々の触媒粒子が少なくとも部分的に含浸された担体材料
からなり、得られた層のキャビティ容量(cavity
volume)が45から80容量%、好ましくは5
5から70容量%、特に好ましくは、60から65容量
%であるような形状を有している。
【0014】触媒粒子は、好ましくは、以下の形状のう
ちの一種である。
【0015】中空の円筒形、軸方向穴を有する円筒形、
一個以上の軸方向穴を有する歯車形、外側の中空の円筒
を内側の中空の円筒と結合するスポークを有する同軸の
中空の円筒形(ワゴンホイール)、環状錠剤、半球状の
環状錠剤、3枚ローブ、4枚ローブ。
【0016】好ましい触媒粒子の形状は、軸方向穴を持
つ円筒形である。円筒形は好ましくは直径:高さの比が
0.8:1〜1.2:1、特に1:1であり、円筒形の
直径と高さが好ましくは各々4から8mmにわたるもの
である。円筒形は、軸方向の穴を5個まで、特に2から
4個持つものが好ましい。
【0017】本発明により使用される触媒粒子は、例え
ば、穴を持つ円筒形(中空の円筒形)であり、直径:高
さの比が0.8:1〜1.0:1であり、円筒形の直
径:穴の直径の比が1.5:1(=直径比)であるもの
である。この種の触媒粒子は60.8〜68.7容量%
のキャビティ容量を有する。
【0018】触媒粒子は、例えば、直径:高さの比が
0.8:1〜1:1であり、直径比が2.3:1である
2個の穴を有することができる。この種の触媒粒子は、
56.2〜64.9容量%のキャビティ容量を有する。
【0019】触媒粒子は、例えば、直径:高さの比が
0.8:1〜1:1、直径比が2.5:1である3個の
穴を有することができる。キャビティ容量は、63.3
〜70.7容量%である。
【0020】触媒粒子は、例えば、直径:高さの比が
0.8:1から1:1、直径比3.0:1である4個の
穴を有することができる。キャビティ容量は60.8〜
68.7容量%である。
【0021】さらなる例として、7×7mmの面積を持
ち、直径1.75mmの互いに等距離にある、軸方向の
4個の穴を有する円筒形が挙げられる。
【0022】本発明により使用される触媒粒子は、例え
ば図1に示した三枚ローブの形態を有することができ
る。d2/aの比は、ここでは1.0:1〜1.4:1
が好ましく、d2/d1の比は、1.4:1〜1.8:
1が好ましい。d2/a=1.2:1およびd2/d1
=1.6:1を持つ三枚ローブは、62.7容量%のキ
ャビティ容量を有する。
【0023】本発明により使用される触媒粒子は、例え
ば、図2に示した四枚ローブの形態を有することができ
る。Dは、例えば、4から10mm、d1は1.2から
3.0mmおよびd2=D/2であることができ、ここ
で直径D:高さの比は1:1であり、キャビティ容量は
67.7容量%である。直径D=高さ、d2=D/2お
よびd1=D/2〜D/Kであるとき、K=2、3、
4、5および10に対応するキャビティ容量は各々、4
2.3容量%、50.1容量%、60.1容量%、6
7.7容量%および87.4容量%である。
【0024】さらに好ましい触媒粒子の形態は歯車形で
あり、好ましくは中心に穴を持つものである。歯車形は
好ましくは通常の、即ち円の線に接触した歯の先端を有
する円により囲まれたものである。周囲をとり囲む円の
直径Dの、歯の内部の円の直径Dに対する比は、好ま
しくは1.2:1〜1.8:1であり、この場合の円の
直径Dの、穴dの直径に対する比は、各々の場合で好
ましくは、1.8:1〜2.4:1の間を変化する。歯
車形は、好ましくは5から10個の歯を持ち、特に7個
の歯を持つ。
【0025】歯車形の例は、7個の歯を持ち、D/D
=1.6およびD/d=2.2、キャビティ容量が6
5.6容量%であるものである。
【0026】さらに好ましい触媒粒子の形態は、ワゴン
ホイール(wagon wheel)の形態である。
【0027】ワゴンホイールは、例えば25mmの外側
環の直径を有し、9mmの内側環の直径を有し、6本の
スポークを持ち、スポークの壁の厚さがそれぞれの場合
において1.0mmであり、環(中空の円筒形)の壁の
厚さがそれぞれの場合において1.5mmである。この
種のワゴンホイールは、62.3容量%のキャビティ容
量を持つ。
【0028】さらに、ワゴンホイールの例を挙げると、
外側環の直径が8mmであり、内側環の直径が1.6m
mであり、壁の厚さが0.6mmの5本のスポークを有
し、環の壁の厚さが0.8mmである。この種のワゴン
ホイールは、かさばった材料として、61.7容量%の
キャビティ容量を持つ。
【0029】本発明による方法の別の実施態様では、層
が、含浸され得ない化学的に不活性な希釈材料を含む触
媒粒子を含んでいる。触媒層は、好ましくは、この種の
触媒粒子からなる。
【0030】不活性希釈材料を含む触媒粒子は、一般に
5から80質量%、好ましくは5から60質量%、特に
好ましくは10から40質量%の不活性希釈材料を含ん
でいる。好ましい不活性希釈材料は、微細グラファイ
ト、磨砕の水晶または菫青石、例えばグラファイト粉、
水晶砂または菫青石の形態が挙げられる。
【0031】本発明は、不活性希釈材料それ自身を含む
触媒粒子にも関する。
【0032】不活性希釈材料を含む触媒粒子は、どんな
慣用の形態をとることも可能である。原理的に、低い圧
力損失をもたらす成形品が好ましい。例えば、球体、棒
状体、錠剤、環状体が挙げられる。成形品は、上で定義
した中空の円筒形、軸方向の穴を複数持つ円筒形、歯車
形、ワゴンホイール形、三枚ローブまたは四枚ローブの
形態を同様にとることができる。
【0033】不活性希釈材料を含む触媒粒子は、以下の
工程を含む方法で製造することができる。
【0034】i)含浸され得る担体材料、不活性希釈材
料、および必要により慣用の押出しおよび錠剤化のため
の補助剤を混合する工程、 ii)得られた混合物錠剤化または押出しを行なう工程 iii)得られた錠剤または押出し品を乾燥し、か焼す
る工程、 iv)錠剤または押出し品に、活性成分および必要によ
り促進剤を含浸させる工程。
【0035】担体材料、不活性希釈材料、および必要に
より慣用される錠剤化補助剤を当業者に知られた方法で
混合し、錠剤化または押出しして触媒粒子を得る。か焼
は、好ましくは400から800℃の温度で行なわれ
る。このような方法で得られたか焼された触媒粒子を、
続いて塩化銅と促進剤を含む水溶液またはアルコール溶
液に、慣用される方法、例えば浸透または噴霧により含
浸させる。これは乾燥工程の前でもよい。触媒粒子中に
浸透する前に溶液が蒸発する間継続して加熱した触媒担
体の上にこの溶液を噴霧することによって含浸をおこな
うこともできる。表面だけの、即ち部分的な含浸をこれ
によって達成することができる。担体材料を完全に含浸
させることもできる。
【0036】触媒層を追加の不活性材料の粒子で希釈す
ることを省略することによって、反応器内の圧力損失は
極めて小さくなる。
【0037】増大した材料と熱の移動がこれにより引き
起こされ、その結果均一な温度によって、高い空間速度
および良好な空時収量の双方が可能となり、または一定
の空間速度と高い選択性が見込まれる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明で使用される触媒粒子の形を示すもので
ある。
【図2】本発明で使用される触媒粒子の形を示すもので
ある。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ミヒャエル、ヘッセ ドイツ、67549、ヴォルムス、ヴァインビ ートシュトラーセ、10 (72)発明者 クリスティアン、ヴァルスドルフ ドイツ、67061、ルートヴィッヒスハーフ ェン、フォンターネシュトラーセ、8 Fターム(参考) 4H006 AA02 AC30 BA05 BA37 BA55 BA81 BA85 BE30 BE53 4H039 CA52 CF10

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】活性成分および必要により促進剤を含浸さ
    せた担体材料を少なくとも一部において含む、本質的に
    触媒粒子からなる層を含む、銅含有の固定層触媒の存在
    下、エテンのオキシ塩素化により1,2−ジクロロエタ
    ンを製造する方法であって、触媒層が本質的に単独の希
    釈用不活性材料を含まないことを特徴とする方法。
  2. 【請求項2】少なくとも一部の触媒粒子が、活性成分と
    必要により促進剤との含浸前に、かさ密度が550g/
    lを超えないような形状を有する、請求項1に記載の方
    法。
  3. 【請求項3】層が、以下の形状より選択された触媒粒子
    を含む、請求項1または2に記載の方法:中空の円筒
    形、 軸方向穴を有する円筒形、 一個以上の軸方向穴を有する歯車形、 外側の中空の円筒を内側の中空の円筒と結合するスポー
    クを有する同軸の中空の円筒形(ワゴンホイール)、 環状錠剤、 半球状の環状錠剤、 3枚ローブ、 4枚ローブ。
  4. 【請求項4】層が、さらに含浸され得ない化学的に不活
    性な材料を含む触媒粒子を含む、請求項1から3のいず
    れか1項に記載の方法。
  5. 【請求項5】不活性希釈材料が、グラファイト、微細水
    晶、凍石または菫青石である請求項4に記載の方法。
  6. 【請求項6】活性成分が銅塩である請求項1から5のい
    ずれか1項に記載の方法。
  7. 【請求項7】含浸の可能な担体材料が酸化アルミニウム
    である、請求項1から6のいずれか1項に記載の方法。
  8. 【請求項8】促進剤がカリウム塩、セシウム塩またはマ
    グネシウム塩である、請求項1から7のいずれか1項に
    記載の方法。
  9. 【請求項9】請求項4から8のいずれか1項に記載の触
    媒粒子。
  10. 【請求項10】以下の工程を含む、請求項4から8のい
    ずれか1項に記載の触媒粒子の製造方法: i)含浸され得る担体材料、不活性希釈材料、および必
    要により慣用の押出しおよび錠剤化のための補助剤を混
    合する工程、 ii)得られた混合物の錠剤化または押出しを行なう工
    程 iii)得られた錠剤または押出し品を乾燥し、か焼す
    る工程、 iv)錠剤または押出し品に、活性成分および必要によ
    り促進剤を含浸させる工程。
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