JP2001348002A - 充填機 - Google Patents

充填機

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JP2001348002A
JP2001348002A JP2000168695A JP2000168695A JP2001348002A JP 2001348002 A JP2001348002 A JP 2001348002A JP 2000168695 A JP2000168695 A JP 2000168695A JP 2000168695 A JP2000168695 A JP 2000168695A JP 2001348002 A JP2001348002 A JP 2001348002A
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signal
flow rate
sampling
output
timing
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JP2000168695A
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English (en)
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Shin Suzuki
伸 鈴木
Fumimine Nozawa
文峰 野沢
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Azbil Corp
Yamatake Industrial Systems Co Ltd
Original Assignee
Azbil Corp
Yamatake Industrial Systems Co Ltd
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Publication date
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  • Filling Of Jars Or Cans And Processes For Cleaning And Sealing Jars (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 流量計によるサンプリングと制御部によるバ
ルブの開閉制御が独立に行われることによる各充填サイ
クルでの充填量のばらつきを小さくする。 【解決手段】 各充填サイクルにおいてバルブが開いて
から決まった時刻の流量をサンプリングすることができ
るようにサンプリング手段66によるサンプリングの開
始を開信号17aと同期させるタイミング同期手段62
を有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、容器に所定量の流
体を充填する充填機に関する。
【0002】
【従来の技術】容器に充填される流体を一定量に制御す
る方法として、流体が注入されている容器の重量を監視
する方法と、容器に流体を注入する注入管を流れる流量
を監視する方法とがある。流量を監視する方法では、流
量計として渦流量計、オーバル流量計、電磁流量計など
の利用が考えられる。
【0003】図10は、電磁流量計を用いた従来の充填
機の全体構成を示すブロック図である。この充填機は複
数の注入管202a〜202nを備え、コンベア208
によって所定の注入位置に運搬されてきた複数の容器2
01a〜201nに同時に流体を充填するものである。
この充填機は、注入管202a〜202nと、各注入管
202a〜202nから流体の供給をオン/オフするバ
ルブ203a〜203nと、各注入管202a〜202
nを流れる流体の流量を計測する電磁流量計204a〜
204nと、電磁流量計204a〜204nからの流量
信号214a〜214nに基づいてバルブ203a〜2
03nを開閉する制御部207a〜207bとからな
る。
【0004】注入管202aと、バルブ203aと、電
磁流量計204aと、制御部207aとによって1つの
ユニットが構成される。同様のユニットが注入管202
b〜202nと、バルブ203b〜203nと、電磁流
量計204a〜204nと、制御部207b〜207n
とによってそれぞれ構成される。各ユニットはすべて同
じ構成を有しているので、以下では注入管202aを含
むユニットを例にして説明する。
【0005】図10に示した充填機の動作を説明する。
コンベア208が容器201aを注入位置に配置する
と、制御部207aはバルブ203aに対して開信号2
17aを出力する。これによりバルブ203aが開き、
容器201aへの流体の注入が開始される。電磁流量計
204aは、注入管202a内の流体に交番磁界を印加
する。これにより注入管202a内には平均流速に応じ
た起電力が生ずる。電磁流量計204aは、この起電力
に基づく信号を所定のサンプリング間隔でサンプリング
して、これにより得られた信号を演算処理することによ
り、注入管202a内の流量を示す流量信号214aを
生成して出力する。
【0006】電磁流量計204aが起電力に基づく信号
をサンプリングするときのサンプリング時間をΔt、注
入管202aを流れた流体の総流量をVとすると、電磁
流量計204aから出力される流量信号214aはdV
/dt(ΔV/Δt)で表される。したがって、この流
量信号214aを積分する(流量信号214aの総和を
とる)ことにより、注入管202aを流れた流体の総流
量Vを求められる。制御部207aは、バルブ203a
に対して開信号217aを出力した後に電磁流量計20
4aから出力された流量信号214aを積分して、総流
量Vを算出する。この総流量Vが設定値に達した時点で
バルブ203aに対して閉信号(バー)217aを出力
する。これによりバルブ203aが閉じ、容器201a
への流体の注入が停止して、1回の充填サイクルが完了
する。この1回の充填サイクルにおいて、バルブ203
aが開き始めてから完全に閉まるまでに注入管202a
を流れた流体の総流量が、容器201aの充填量とな
る。以上の充填サイクルを繰り返し行ない、コンベア2
08により次々と運搬される容器201aに対して順次
流体を充填する。
【0007】図11は、図10に示した従来の充填機の
動作特性を示す図である。横軸は時間、縦軸は流量であ
る。時刻t1 で開信号217aが入力されてバルブ20
3aが開き始めると、注入管202a内の流体の流量は
徐々に増加してゆき、時刻t 2 で一定値(Sfull)に達
する。その後、時刻t3 で閉信号(バー)217aが入
力されてバルブ203aが閉まり始めると、流量は徐々
に減少してゆき、時刻t4 で零になる。その一方で、従
来の充填機では、電磁流量計204aによるサンプリン
グと、制御部207aによるバルブ203aの開閉制御
はそれぞれ独立に行われていた。このため、各充填サイ
クルにおいて、注入開始から決まった時刻の流量がサン
プリングされるということはなかった。
【0008】以下、具体例で説明する。図12は、注入
管202a内の流量の立ち上がり時における実際の流量
(一点鎖線)と、この流量に基づく信号をサンプリング
して得られた流量信号214a(実線)との関係を示す
図である。図12(A)および(B)はそれぞれ異なる
充填サイクルの図であり、図12(A)の充填サイクル
は図12(B)の充填サイクルよりも注入開始時刻t1
から早い時間にサンプリングが開始されている。なお、
横軸は時間、縦軸は流量である。
【0009】注入開始の時刻t1 から流量が安定する時
刻t2 までに、図12(A)の充填サイクルでは、時刻
s1,ts1+T,ts1+2T,ts1+3T,ts1+4T
でサンプリングが行われ、各サンプリングが行われたと
きの流量をそれぞれS10,S 11,S12,S13,S14とす
る。一方、図12(B)の充填サイクルでは、時刻
s2,ts2+T,ts2+2T,ts2+3T,ts2+4T
でサンプリングが行われ、各サンプリングが行われたと
きの流量をそれぞれS20,S21,S22,S23,S24とす
る。ただし、Tはサンプリング間隔である。
【0010】ts1<ts2であり、時刻t1 から時刻t2
までの流量変化は単調増加を示すから、S10<S20,S
11<S21,S12<S22,S13<S23,S14<S24とな
る。言うまでもなく、電磁流量計204aから出力され
る流量信号214aはサンプリング時の流量を示してい
る。したがって、時刻t1 から時刻t2 までにサンプリ
ングされた流量信号214aの積分値は、図12(A)
の充填サイクルの方が図12(B)の充填サイクルより
も小さくなる。この結果、制御部207aでは時刻t1
から時刻t2 までの流体の総流量が小さく見積もられる
ことになる。
【0011】このため、図12(A)の充填サイクルで
は図12(B)の充填サイクルよりも、制御部207a
がバルブ203aに対して閉信号(バー)217aを出
力する時刻t3 が遅くなるので、開信号217aが出力
されてから閉信号(バー)217aが出力されるまでの
時間(t3−t1)が長くなる。容器201aの充填量は
バルブ203aが開き始めてから完全に閉まるまでに注
入管202aを流れた流体の総流量によって決まるの
で、図12(A)の充填サイクルでは図12(B)の充
填サイクルよりも容器201aの充填量が多くなる。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】このように、図10に
示した従来の充填機では、各充填サイクルにおいて流量
の立ち上がり時の総流量の計測結果にばらつきが生じる
ため、注入時間が一定とならず、容器201aに毎回一
定量の流体を充填することができないという問題があっ
た。特に、アンプルのような小型容器に短時間で流体を
充填しなければならない場合に、この問題は深刻であっ
た。本発明は、このような従来の問題を解決するために
なされたものであり、その目的は、毎回の充填量のばら
つきを小さくすることにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】このような目的を達成す
るために、本発明の充填機は、流体を導く注入管と、こ
の注入管に設けられ開信号および閉信号に基づき開閉し
て流体の流れを制御するバルブと、注入管内を流れる流
体の流速に応じた流速信号を出力する流速検出手段と、
この流速検出手段から出力される流速信号をサンプリン
グするサンプリング手段と、バルブに開信号を出力する
と共にサンプリング手段から出力されるサンプリングさ
れた流速信号を基に開信号出力後に注入管を流れた流体
の総流量を計算してこの総流量が所定値を超えたときに
バルブに閉信号を出力する制御手段とを備えた充填機に
おいて、サンプリング手段によるサンプリングの開始を
開信号と同期させるタイミング同期手段を有する。これ
により、各充填サイクルにおいて、バルブが開いてから
決まった時刻の流量をサンプリングすることができる。
【0014】ここで、流速検出手段の一構成例は、注入
管内の流体に磁界を印加する磁界印加手段と、流体に磁
界を印加することにより発生する起電力を検出して流速
信号として出力する起電力検出手段とを含む。また、タ
イミング同期手段の一構成例は、制御手段から出力され
た開信号の入力によりサンプリング手段がサンプリング
を行う基準となるタイミング信号の出力を開始し、制御
手段から出力された閉信号の入力によりタイミング信号
の出力を停止するタイミング信号生成手段からなる。
【0015】また、流速検出手段が電磁流量計の検出器
で構成される場合、タイミング同期手段は、制御手段か
ら出力された開信号の入力によりサンプリング手段がサ
ンプリングを行う基準となるタイミング信号の出力を開
始し制御手段から出力された閉信号の入力によりタイミ
ング信号の出力を停止するタイミング信号生成手段から
なり、流速検出手段の磁界印加手段は、制御手段から出
力された開信号の入力により磁界の印加を開始し制御手
段から出力された閉信号の入力により磁界の印加を停止
する手段を含むようにしてもよい。また、タイミング同
期手段の他の構成例は、サンプリング手段がサンプリン
グを行う基準となるタイミング信号を出力すると共に制
御手段から出力された開信号の入力によりタイミング信
号をリセットするタイミング信号生成手段からなる。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して、本発明の
実施の形態を詳細に説明する。 (第1の実施の形態)本発明の第1の実施の形態を説明
する。図1は、本発明の第1の実施の形態の充填機の全
体構成を示すブロック図である。この充填機は、複数の
注入管2a〜2nを備え、コンベア8によって所定の注
入位置に運搬されてきた複数の容器1a〜1nに同時に
流体を充填するものである。ただし、「充填」とは、容
器に予め設定された量の流体を注入することをいい、必
ずしも容器に流体を満たすことを意味するとは限らな
い。
【0017】この充填機は、注入管2a〜2nと、バル
ブ3a〜3nと、電磁流量計4a〜4nと、制御部7a
〜7bとからなる。注入管2aと、バルブ3aと、電磁
流量計4aと、制御部7aとによって1つのユニットが
構成される。同様のユニットが注入管2b〜2nと、バ
ルブ3b〜3nと、電磁流量計4a〜4nと、制御部7
b〜7nとによってそれぞれ構成される。各ユニットは
すべて同じ構成を有しているので、以下では注入管2a
を含むユニットを例にして説明する。
【0018】注入管2aは、飲料または医薬品などの導
電性を有する流体を容器1aに導く。注入管2aにはバ
ルブ3aが設けられている。バルブ3aは、後述する開
信号17aおよび閉信号(バー)17aに基づき開閉し
て、注入管2a内の流体の流れを制御する。また、注入
管2aには電磁流量計4aが設けられている。この電磁
流量計4aは注入管2a内の流体の流量を計測して、そ
の流量を示す流量信号14aを出力する。
【0019】電磁流量計4aの出力側には、注入管2a
のバルブ3aの開閉を制御する制御部7aが接続されて
いる。制御部7aはバルブ3aの信号入力側に接続され
ており、バルブ3aを開くための開信号17aを出力す
ると共に、電磁流量計4aから順次出力される流量信号
14aに基づきバルブ3aを閉めるための閉信号(バ
ー)17aを出力する。また、制御部7aは電磁流量計
4aの入力側にも接続されており、バルブ3aに出力さ
れるのと同じ開信号17aおよび閉信号(バー)17a
が電磁流量計4aにも与えられる。
【0020】次に、図1に示した充填機で用いられる電
磁流量計4aについて、さらに説明する。図2は、電磁
流量計4aの構成を示すブロック図である。なお、この
図には図1に示した制御部7aも記載されている。電磁
流量計4aは検出器5aと変換器6aとから構成され
る。検出器5aは、磁界印加手段を構成する励磁コイル
51a,51bと、起電力検出手段を構成する電極52
a,52bと、アースリング53とから構成される。
【0021】励磁コイル51a,51bは、励磁電流6
3cにより励磁されて交番磁界を発生する一対のコイル
であり、発生する磁界の方向が注入管2a内の流れ方向
と直交するように注入管2aの外周に配設されている。
電極52a,52bは、その先端部が注入管2aの内壁
に面しており、注入管2a内に分布する磁界と直交する
方向に取り付けられている。注入管2a内の流体に磁界
が印加されると、電磁誘導により、磁界の方向および流
体の流れ方向の両方に直交する方向に、平均流速に比例
した振幅を有する起電力が発生する。電極52a,52
bは、この起電力に基づく流速信号15aを取り出し
て、変換器6aに出力する。アースリング53は、電極
52a,52bによる信号検出精度を高めるためのもの
であり、基準電位54に電気的に接続されている。この
ような構成を有する検出器5aは、注入管2a内の流体
の流速に応じた流速信号を生成するので、流速検出手段
としての機能を有している。
【0022】変換器6aは、クロック信号発生部61
と、タイミング信号発生部(タイミング同期手段)62
と、励磁部63と、サンプリング制御部64と、増幅部
65と、サンプルホールド部66と、A/D変換部67
と、演算処理部68と、出力部69とから構成される。
クロック信号発生部61は、変換器6aの動作の基準と
なるクロック信号61sを出力する。タイミング信号発
生部62は、クロック信号発生部61から出力されたク
ロック信号61sを分周して、所望の周波数のタイミン
グ信号62sを生成する。ただし、タイミング信号発生
部62は、制御部7aからの開信号17aの入力により
タイミング信号62sの出力を開始すると共に、閉信号
(バー)17aの入力によりタイミング信号62sの出
力を停止する。
【0023】励磁部63は、矩形波からなる所定周波数
の電圧(ここでは励磁電圧とよぶ)63vを検出器5a
の励磁コイル51a,51bに印加して、励磁コイル5
1a,51bに励磁電流63cを供給する。この励磁部
63は、タイミング信号発生部62から出力されたタイ
ミング信号62sに同期して、励磁電圧63vの極性を
切り替える。ただし、励磁部63は、制御部7aからの
開信号17aの入力により励磁電流63cの供給を開始
すると共に、閉信号(バー)17aの入力により励磁電
流63cの供給を停止する。したがって、励磁コイル5
1a,51bは、励磁部63への開信号17aの入力に
より交番磁界の印加を開始すると共に、閉信号(バー)
17aの入力により交番磁界の印加を停止する。
【0024】サンプリング制御部64は、サンプルホー
ルド部66のスイッチ66a,66bをそれぞれONす
るサンプリング信号64s,64tを生成する。このと
きサンプリング制御部64は、タイミング信号発生部6
2からのタイミング信号62sの入力により、サンプリ
ング信号64sとサンプリング信号64tを交互に出力
する。増幅部65は、検出器5aの電極52a,52b
からの流速信号15aをそれぞれ交流増幅する増幅器6
5a,65bと、各増幅器65a,65bで増幅された
信号を合成して交流流速信号65sとして出力する増幅
器65cとから構成される。
【0025】サンプルホールド部66は、スイッチ66
aと抵抗66cとキャパシタ66eとからなる第1のサ
ンプルホールド回路と、スイッチ66bと抵抗66dと
キャパシタ66fとからなる第2のサンプルホールド回
路と、差動増幅器66gとから構成される。このような
構成のサンプルホールド部66は、サンプリング制御部
64から出力されるサンプリング信号64s,64tに
したがって交流流速信号65sをサンプリングして、直
流流速信号66sとして出力する。なお、サンプリング
制御部64と増幅部65とサンプルホールド部66とに
より、検出器5aから出力された流速信号15aをサン
プリングするサンプリング手段が構成される。
【0026】A/D変換部67は、サンプルホールド部
66から出力された直流流速信号66sをディジタル信
号に変換する。演算処理部68は、A/D変換部67か
ら出力されたディジタル信号に対して演算処理を行うこ
とにより、注入管2a内の流量を算出する。出力部69
は、演算処理部68から出力された流量を示すディジタ
ル信号を流量信号14aとして制御部7aに出力する。
以上の構成のうち、タイミング信号発生部62、サンプ
リング制御部64および演算処理部68は、CPUによ
り実現される。
【0027】次に、図2に示した構成の電磁流量計4a
を用いた充填機の動作を説明する。図3は、図2に示し
た変換器6aの各部の信号を示すタイミングチャートで
あり、(A)は制御部7aから入力された開信号17a
および閉信号(バー)17a、(B)はクロック信号発
生部61から出力されたクロック信号61s、(C)は
タイミング信号発生部62から出力されたタイミング信
号62s、(D)は励磁部63により印加された励磁電
圧63v、(E)は増幅部65から出力された交流流速
信号65s、(F),(G)はそれぞれサンプリング制
御部64から出力されたサンプリング信号64s,64
t、(H)はサンプルホールド部66から出力された直
流流速信号66sである。
【0028】コンベア8により容器1aが注入位置に配
置されると、注入管2aに取り付けられたバルブ3aに
制御部7aから図3(A)に示すような開信号17aが
出力される。これによりバルブ3aが開き、容器1aへ
の流体の注入が開始される。制御部7aから出力される
開信号17aは、変換器6aのタイミング信号発生部6
2にも入力される。タイミング信号発生部62では、こ
の開信号17aの入力により、タイミング信号の出力が
開始される。例えば、図3(B)に示すような8MHz
のクロック信号61sが分周されて、図3(C)に示す
ような170Hzのタイミング信号62sが生成され
る。タイミング信号発生部62から出力されたタイミン
グ信号62sは、励磁部63およびサンプリング制御部
64に与えられる。
【0029】開信号17aは変換器6aの励磁部63に
も入力され、励磁部63では開信号17aの入力により
励磁コイル51a,51bへの励磁電圧63vの印加が
開始される。この励磁電圧63vは、例えば図3(D)
に示すような振幅20Vの矩形波からなる。この励磁電
圧63vの極性はタイミング信号62sに同期して切り
替えられるので、励磁電圧63vの周波数は85Hzと
なる。この励磁電圧63v印加に基づく励磁電流63c
により、励磁コイル51a,51bからは85Hzの交
番磁界が発生する。
【0030】注入管2a内の流体に磁界が印加される
と、電磁誘導により、磁界の方向および流体の流れ方向
の両方に直交する方向に、平均流速に比例した振幅を有
する起電力が発生する。この起電力に基づく流速信号1
5aは、一対の電極52a,52bにより取り出され
て、変換器6aの増幅部65で交流増幅された後、交流
流速信号65sとしてサンプルホールド部66に出力さ
れる。図3(E)に示すように、交流流速信号65sの
極性が切り替わってから状態が安定するまでには、所定
の時間tを要する。このため交流流速信号65sの状態
が安定するのを待って交流流速信号65sのサンプリン
グが行われるように、サンプリング制御部64からは図
3(F),(G)に示すように、タイミング信号62s
の入力時点から時間t経過後にサンプリング信号64
s,64tが出力される。ただし、サンプリング信号6
4s,64tは交互に出力される。
【0031】サンプリング制御部64からサンプリング
信号64sが出力されている期間は、サンプルホールド
部のスイッチ66aがONとなる。このため、交流流速
信号65sの正側の終焉部は、抵抗66cおよびキャパ
シタ66eで積分されて、差動増幅器66gの非反転入
力端子(+)に入力される。同様に、サンプリング信号
64tが出力されている期間はスイッチ66bがONと
なるので、交流流速信号65sの負側の終焉部は抵抗6
6dおよびキャパシタ66fで積分されて、差動増幅器
66gの反転入力端子(−)に入力される。差動増幅器
66gでは2つの入力信号の差分がとられて、図3
(H)に示すような直流流速信号66sが生成される。
この直流流速信号66sの直流電位は、注入管2a内の
平均流速に応じて変化する。
【0032】差動増幅器66gの出力端子から出力され
た直流流速信号66sは、A/D変換部67でディジタ
ル信号に変換されてから、演算処理部68に入力され
る。演算処理部68では、入力信号が示す注入管2a内
の平均流速に、注入管2aの断面積を乗ずることで流量
が求められる。この流量を示すディジタル信号は、励磁
周波数と同じ85Hzで、流量信号14aとして出力部
69から制御部7aに出力される。
【0033】制御部7aは、開信号17aを出力した後
に変換器6aから順次出力される流量信号14aを積分
して(流量信号14aが示す注入管2a内の流量の総和
をとって)、注入管2aを流れた流体の総流量Vを算出
する。そして、この総流量Vが設定値を超えたときに、
図3(A)に示すような閉信号(バー)17aをバルブ
3aに出力する。これによりバルブ3aが閉まり、容器
1aへの流体の注入が徐々に停止する。制御部7aから
出力される閉信号(バー)17aは、変換器6aのタイ
ミング信号発生部62および励磁部63にも入力され
る。これによりタイミング信号発生部62でのタイミン
グ信号62sの出力が停止される。また励磁部63から
励磁コイル51a,51bへの励磁電圧63vの印加が
停止される。以上により1回の充填サイクルが完了す
る。
【0034】この1回の充填サイクルにおいて、バルブ
3aが開き始めてから完全に閉まるまでに注入管2aを
流れた流体の総流量が、容器1aの充填量となる。この
充填サイクルが繰り返し行われ、コンベア8により次々
と運搬される容器1aに対して順次流体が充填される。
【0035】図4は、図2に示した構成の電磁流量計4
aを用いた充填機の動作特性を示す図である。一点鎖線
は注入管2aを流れる流体の実際の流量を示し、実線は
この流量に基づくデータをサンプリングして得られた流
量信号14aを示している。横軸は時間、縦軸は流量で
ある。この図では、開信号17aが出力される時刻をt
1 、注入管2a内の流体の流量が一定値(Sfull)に達
する時刻をt2 、閉信号(バー)17aが出力される時
刻をt3 、流量が零になる時刻をt4 とする。また、開
信号17a出力後、最初のサンプリングが行われる時刻
をts とし、サンプリング間隔をTとする。また、説明
の都合上、時刻t1 から時刻t2 の間では、時刻ts
s +T,ts+2T,ts +3Tでサンプリングが行
われるものとし、各時刻における流量をそれぞれS0
1 ,S2 ,S3 とする。
【0036】上述したように、この充填機では、注入管
2aに取り付けられたバルブ3aを開くための開信号1
7aを変換器6aのタイミング信号発生部62に与え
て、開信号17aの入力によりタイミング信号62sの
出力が開始されるようにしている。これにより、タイミ
ング信号62sの位相は開信号17aによって規定され
る。その一方、図2に示した変換器6aでは、このタイ
ミング信号62sによって、励磁およびサンプリングの
タイミング制御が行われる。したがって、この充填機で
は、流量データのサンプリング開始が、バルブ3aを開
くための開信号17aと同期している。このため、各充
填サイクルにおいて、図4に示すように、注入開始後に
決まった時刻ts ,ts +T,ts +2T,ts +3T
の流量S0,S1 ,S2 ,S3 がサンプリングされるこ
とになる。
【0037】注入管2a内の流量の立ち上がり(時刻t
1 から時刻t2 までの流量変化)および立ち下がり(時
刻t3 から時刻t4 までの流量変化)を極めて急峻にす
ることは困難であるが、通常のバルブを使用した場合で
も流量の立ち上がりおよび立ち下がりの再現性は極めて
よい。上述したように、この充填機では、各充填サイク
ルにおいて注入開始後に決まった時刻ts ,ts +T,
s +2T,ts +3Tでサンプリングが行われるの
で、このサンプリングが行われるときの流量S0,S
1 ,S2 ,S3 は毎回同じである。したがって、時刻t
1 から時刻t2 までの間で注入管2aを流れた流体の総
流量に関して毎回同様の測定結果を得られる。このた
め、バルブ3aを閉じるための閉信号(バー)17aが
出力される時刻t3 が毎回前後することがないので、容
器1aに毎回一定量の流体を充填することができる。こ
の効果は、アンプルなどの小型容器に短時間で流体を充
填しなければならない場合に、顕著に現れる。
【0038】図2に示した変換器6aのタイミング信号
発生部62では、開信号17a/閉信号(バー)17a
の入力により、タイミング信号62sの出力を開始/停
止するようにしている。このとき開信号17a/閉信号
(バー)17aの入力と同時にタイミング信号62sの
出力を開始/停止する(ケース1)ようにしてもよい
し、開信号17a/閉信号(バー)17aの入力から所
定時間経過後にタイミング信号62sの出力を開始/停
止する(ケース2)ようにしてもよい。
【0039】ケース1では、図4に示したように閉信号
(バー)17a入力後の流量を示す流量信号14aは得
られない。しかし、毎回の充填量のばらつきを小さくす
るという観点では、閉信号(バー)17a入力後の流量
信号14aは不要である。容器1aの充填量を正確に知
りたい場合には、予め閉信号(バー)17a入力後(正
確には、最後のサンプリングからバルブ3aが完全に閉
まるまで)の流量を計算または測定しておき、この結果
を充填量の実際の測定値に加算すればよい。また、ケー
ス2でも、容器1aの充填量を正確に知りたい場合に
は、予め開信号17a入力前(正確には、バルブ3aが
開き始めてから最初のサンプリングまで)および閉信号
(バー)17a入力後(正確には、最後のサンプリング
からバルブ3aが完全に閉まるまで)の流量を計算また
は測定しておき、この結果を充填量の実際の測定値に加
算すればよい。
【0040】(第2の実施の形態)次に、本発明の第2
の実施の形態を説明する。本発明の第2の実施の形態の
充填機は、図2に示した電磁流量計4aと異なる構成の
電磁流量計を用いたものである。図5は、本発明の第2
の実施の形態の充填機に用いられる電磁流量計の構成を
示すブロック図である。この図において、図2と同一部
分を同一符号をもって示し、適宜その説明を省略する。
なお、この図には図1に示した制御部7aも記載されて
いる。図5に示した電磁流量計104aは、変換器10
6aのタイミング信号発生部(タイミング同期手段)1
62、励磁部163およびサンプリング制御部164の
機能が、図2に示した電磁流量計4aと異なっている。
【0041】変換器106aでは、制御部7aから出力
された開信号17aおよび閉信号(バー)17aは、タ
イミング信号発生部162およびサンプリング制御部1
64に与えられる。タイミング信号発生部162は、ク
ロック信号発生部61から出力されたクロック信号61
sを分周して、所望の周波数のタイミング信号62sを
生成する。このタイミング信号発生部162は、開信号
17aおよび閉信号(バー)17aの入力によらず、常
時タイミング信号62sを出力している。ただし、この
タイミング信号発生部162は、開信号17aの入力に
よりタイミング信号62sをリセットする機能を備えて
いる。これにより、タイミング信号62sの位相は開信
号17aによって規定されることになる。
【0042】励磁部163は、矩形波からなる所定周波
数の励磁電圧63vを検出器5aの励磁コイル51a,
51bに印加して、励磁コイル51a,51bに励磁電
流63cを供給する。この励磁部163は、タイミング
信号発生部62から出力されたタイミング信号62sに
同期して、励磁電圧63vの極性を切り替える。しか
し、励磁部163が閉信号(バー)17aによって励磁
電流63cの供給を停止することはない。
【0043】サンプリング制御部164は、サンプルホ
ールド部66のスイッチ66a,66bをそれぞれON
するサンプリング信号64s,64tを生成する。この
ときサンプリング制御部64は、タイミング信号発生部
62からのタイミング信号62sの入力により、サンプ
リング信号64sとサンプリング信号64tとを原則と
して交互に出力する。サンプリング信号64s,64t
は、原則としてタイミング信号62sの入力から上記所
定時間tの経過後に出力される。ただし、サンプリング
制御部164に開信号17aが入力されると、その直前
にサンプリング制御部164に入力されたタイミング信
号62sは無効となる。したがって、開信号17aが入
力されると、その直前に入力されたタイミング信号62
sに応答して出力されるべきサンプリング信号64s,
64tが出力されない。この場合、開信号17aの入力
前後で、サンプリング信号64sまたはサンプリング信
号64sが2回連続して出力されることになる。
【0044】図6は、図5に示した変換器106aの各
部の信号の一例を示すタイミングチャートであり、
(A)は制御部7aから入力された開信号17aおよび
閉信号(バー)17a、(B)はクロック信号発生部6
1から出力されたクロック信号61s、(C)はタイミ
ング信号発生部162から出力されたタイミング信号6
2s、(D)は励磁部163により印加された励磁電圧
63v、(E)は増幅部65から出力された交流流速信
号65s、(F),(G)はそれぞれサンプリング制御
部164から出力されたサンプリング信号64s,64
t、(H)はサンプルホールド部66から出力された直
流流速信号66sである。
【0045】この例では図6(C)に示すように、タイ
ミング信号発生部162は、開信号17a入力直後にタ
イミング信号62sを出力して、タイミング信号62s
のリセットを行う。この場合、図6(D)に示すよう
に、開信号17a入力直後に励磁電圧63vの極性が切
り替わる。以後、タイミング信号発生部162からは一
定の周期でタイミング信号62sが出力され、このタイ
ミング信号62sに同期して励磁電圧63vの極性が切
り替わる。
【0046】上述したように、サンプリング制御部16
4は、開信号17a入力直前のタイミング信号62s1
を無効にして、図6(F)に示すようにタイミング信号
62s1に応答するサンプリング信号64sを出力しな
い。したがって、開信号17aによりバルブ3aが開い
た後、この開信号17aと無関係のタイミングで流量デ
ータ(交流流速信号65s)がサンプリングされること
はない。したがって、この場合も、流量データのサンプ
リング開始が、バルブ3aを開くための開信号17aと
同期している。このため、各充填サイクルにおいて、注
入開始後に決まった時刻の流量データをサンプリングす
ることができるので、容器1aに毎回一定量の流体を充
填することができる。
【0047】図5に示した変換器106aでは、開信号
17aおよび閉信号(バー)17aの入力によらず、常
時タイミング信号62sを出力して注入管2a内の流量
を測定し続ける。したがって、図7に示すように閉信号
(バー)17a入力後の流量を示す流量信号14aを得
られるので、図2に示した変換器6aで行ったような補
正を行わなくても容器1aの充填量を容易に知ることが
できる。
【0048】図8は、図5に示した変換器106aの各
部の信号の他の例を示すタイミングチャートである。図
8(C)に示すように、タイミング信号発生部162
が、開信号17aの入力から所定時間ttの経過後にタ
イミング信号62sを出力して、タイミング信号62s
のリセットを行うようにしてもよい。この場合も変換器
106aの動作は変わらない。ただし、図8(F)に示
すように、開信号17aが入力されてから時間t経過後
にサンプリング制御部164からサンプリング信号64
s1(点線)を出力して、交流流速信号65sをサンプ
リングするようにしてもよい。
【0049】図2,図5に示した電磁流量計4a,10
4aでは矩形波からなる励磁電圧63vを用いて励磁を
行っているが、励磁電圧の波形はこれに限られない。図
9は、他の波形の励磁電圧63vvを用いて励磁を行っ
た場合の、変換器6a,106aの各部の信号を示すタ
イミングチャートであり、(A)は励磁部63,163
により印加された励磁電圧63vv、(B)は増幅部6
5から出力された交流流速信号65ss、(C),
(D)はそれぞれサンプリング制御部64,164から
出力されたサンプリング信号64ss,64tt、
(E)はサンプルホールド部66から出力された直流流
速信号66ssである。
【0050】矩形波からなる励磁電圧63vの極性が切
り替わると、交流流速信号65sの状態が安定するまで
に所定の時間がかかる。このため、交流流速信号65s
のサンプリングは、交流流速信号65sの状態が安定す
るのを待って行われる。図9(A)に示す励磁電圧63
vvは、図9(B)に示すように短時間で交流流速信号
65ssの状態が安定するような波形をしている。つま
り、励磁電圧63vvの振幅をまずVH とした後VL
(0<VL <VH )に下げて、極性を切り替えて−VH
とした後−VL に上げる。短時間で交流流速信号65s
sの状態が安定すれば、図9(C),(D)に示すよう
にサンプリング期間を長くできる。これにより、図9
(E)に示すように直流流速信号66ssの直流電位が
相対的に大きくなる。したがって、図9(A)に示した
波形の励磁電圧63vvを用いて励磁することで、注入
管2a内の流量をより精密に測定できるという効果を得
られる。
【0051】以上では、流量計として電磁流量計4a,
104aを使用した例を説明した。電磁流量計4a,1
04aは流体の流路に何も構造物をもたない。このた
め、電磁流量計4a,104aを使用することで、流路
を清潔に保つことができると共に、メンテナンスが容易
となる。ただし、本発明は流量を示すデータを得る過程
でサンプリングが必要な流量計を使用する場合に有効で
あり、例えば渦流量計およびオーバル流量計など他の流
量計を使用することもできる。
【0052】
【発明の効果】以上説明したように、本発明による充填
機は、サンプリング手段によるサンプリングの開始を開
信号と同期させるタイミング同期手段を有している。こ
れにより、各充填サイクルにおいてバルブが開いてから
決まった時刻の流量をサンプリングすることができるの
で、毎回の充填量のばらつきを小さくすることができ
る。また、流量計として電磁流量計を使用することで、
流体の流路を清潔に保つことができると共に、メンテナ
ンスが容易となるという効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1の実施の形態の充填機の全体構
成を示すブロック図である。
【図2】 図1に示した充填機で用いられる電磁流量計
の構成を示すブロック図である。
【図3】 図2に示した変換器の各部の信号を示すタイ
ミングチャートである。
【図4】 図2に示した構成の電磁流量計を用いた充填
機の動作特性を示す図である。
【図5】 本発明の第2の実施の形態の充填機に用いら
れる電磁流量計の構成を示すブロック図である。
【図6】 図5に示した変換器の各部の信号の一例を示
すタイミングチャートである。
【図7】 図5に示した構成の電磁流量計を用いた充填
機の動作特性を示す図である。
【図8】 図5に示した変換器の各部の信号の他の例を
示すタイミングチャートである。
【図9】 矩形波ではない励磁電圧を用いて励磁を行っ
た場合の、変換器の各部の信号を示すタイミングチャー
トである。
【図10】 電磁流量計を用いた従来の充填機の全体構
成を示すブロック図である。
【図11】 従来の充填機の動作特性を示す図である。
【図12】 注入管内の流量の立ち上がり時における実
際の流量と、この流量に基づく信号をサンプリングして
得られた流量信号との関係を示す図である。
【符号の説明】
1a〜1n…容器、2a〜2n…注入管、3a〜3n…
バルブ、4a,104a…電磁流量計、5a〜5n…検
出器、6a〜6n,106a…変換器、7…制御部、8
…コンベア、15a〜15n…流速信号、14a〜14
n…流量信号、17a〜17n…開信号、(バー)17
a〜(バー)17n…閉信号、51a,51b…励磁コ
イル、52a,52b…電極、53…アースリング、5
4…基準電位、61…クロック信号発生部、61a…ク
ロック信号、62,162…タイミング信号発生部、6
2a…タイミング信号、63,163…励磁部、63c
…励磁電流、63v,63vv…励磁電圧、64,16
4…サンプリング制御部、64s,64ss,64t,
64tt…サンプリング信号、65…増幅部、65a〜
65c…増幅器、65s,65ss…交流流速信号、6
6…サンプルホールド部、66a,66b…スイッチ、
66c,66d…抵抗、66e,66f…キャパシタ、
66g…差動増幅器、66s,66ss…直流流速信
号、67…A/D変換器、68…演算処理部、69…出
力部。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 野沢 文峰 神奈川県横浜市神奈川区新浦島町1丁目1 番32号 山武産業システム株式会社内 Fターム(参考) 3E018 AA01 AB06 BA05 BB02 DA02 DA05 EA01 3E079 CD32 CD44

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 流体を導く注入管と、 この注入管に設けられ開信号および閉信号に基づき開閉
    して前記流体の流れを制御するバルブと、 前記注入管内を流れる前記流体の流速に応じた流速信号
    を出力する流速検出手段と、 この流速検出手段から出力される前記流速信号をサンプ
    リングするサンプリング手段と、 前記バルブに前記開信号を出力すると共に前記サンプリ
    ング手段から出力されるサンプリングされた流速信号を
    基に前記開信号出力後に前記注入管を流れた流体の総流
    量を計算して、この総流量が所定値を超えたときに前記
    バルブに前記閉信号を出力する制御手段とを備えた充填
    機において、 前記サンプリング手段によるサンプリングの開始を前記
    開信号と同期させるタイミング同期手段を有することを
    特徴とする充填機。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の充填機において、 前記流速検出手段は、前記注入管内の前記流体に磁界を
    印加する磁界印加手段と、前記流体に前記磁界を印加す
    ることにより発生する起電力を検出して前記流速信号と
    して出力する起電力検出手段とを含むことを特徴とする
    充填機。
  3. 【請求項3】 請求項1記載の充填機において、 前記タイミング同期手段は、前記制御手段から出力され
    た前記開信号の入力により、前記サンプリング手段がサ
    ンプリングを行う基準となるタイミング信号の出力を開
    始し、前記制御手段から出力された前記閉信号の入力に
    より、前記タイミング信号の出力を停止するタイミング
    信号生成手段からなることを特徴とする充填機。
  4. 【請求項4】 請求項2記載の充填機において、 前記タイミング同期手段は、前記制御手段から出力され
    た前記開信号の入力により、前記サンプリング手段がサ
    ンプリングを行う基準となるタイミング信号の出力を開
    始し、前記制御手段から出力された前記閉信号の入力に
    より、前記タイミング信号の出力を停止するタイミング
    信号生成手段からなり、 前記流速検出手段の磁界印加手段は、前記制御手段から
    出力された前記開信号の入力により前記磁界の印加を開
    始し、前記制御手段から出力された前記閉信号の入力に
    より前記磁界の印加を停止する手段を含むことを特徴と
    する充填機。
  5. 【請求項5】 請求項1または2記載の充填機におい
    て、 前記タイミング同期手段は、前記サンプリング手段がサ
    ンプリングを行う基準となるタイミング信号を出力する
    と共に前記制御手段から出力された前記開信号の入力に
    より前記タイミング信号をリセットするタイミング信号
    生成手段からなることを特徴とする充填機。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US20090159150A1 (en) * 2006-06-27 2009-06-25 Karl Lorenz Method of operating a beverage bottling or container filling arrangement with a filling volume correcting apparatus

Cited By (2)

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