JP2001347316A - 冷間圧延機の芯測定装置 - Google Patents

冷間圧延機の芯測定装置

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JP2001347316A
JP2001347316A JP2000173112A JP2000173112A JP2001347316A JP 2001347316 A JP2001347316 A JP 2001347316A JP 2000173112 A JP2000173112 A JP 2000173112A JP 2000173112 A JP2000173112 A JP 2000173112A JP 2001347316 A JP2001347316 A JP 2001347316A
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JP
Japan
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inlet
rolling mill
center
chuck
outlet
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JP2000173112A
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Wataru Nishihama
渉 西濱
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Sanyo Special Steel Co Ltd
Original Assignee
Sanyo Special Steel Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 簡単に圧延中の状態でインレット・ロールダ
イス・アウトレットの芯ずれを測定することが出来る冷
間圧延機の芯測定装置を提供する。 【解決手段】 ピルガー圧延機の芯を測定する方法にお
いて、軸芯にレーザー光源を内装した芯測定用基準パイ
プをインレットチャックあるいはアウトレットチャック
で掴んだ状態でピルガー圧延機を低速で動かすことによ
り、インレットチャックの傾き、インレット・ロールダ
イス・アウトレット間の動的な芯ずれを検出することを
特徴とする冷間圧延機の芯測定装置。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ピルガー圧延機の
芯を測定する方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般にピルガー圧延パスラインでのイン
レットチャック、ロールダイス、アウトレットチャック
の使用の経過とともにずれを生じてくると、圧延された
製品曲がり、うねり、強いてはマンドレル折れや外面焼
付き等の品質面での問題が発生する。これに対処するた
めに、従来においては、ピルガーのパスラインのチェッ
クとして、オーバーホール時にピアノ線やトランシット
を用いて、インレットチャック、ロールダイス、アウト
レットチャックの芯ずれを直接人間が測定しているのが
実状である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記方
法での測定は圧延中の状態でインレットチャック、ロー
ルダイス、アウトレットチャックの芯ずれを直接測定す
ることは出来ないし、また、正確な測定やその測定には
人間の大きな労力を要するというような問題がある。
【0004】
【課題を解決するための手段】上述したような問題を解
消するべく、発明者らは鋭意開発を進めた結果、軸芯に
レーザー光源を内装した芯測定用基準パイプを使用する
ことにより簡単に圧延中の状態でインレット・ロールダ
イス・アウトレットの芯ずれ等を測定することが出来る
冷間圧延機の芯測定装置を提供する。その発明の要旨と
するところは、ピルガー圧延機の芯を測定する方法にお
いて、軸芯にレーザー光源を内装した芯測定用基準パイ
プをインレットチャックあるいはアウトレットチャック
で掴んだ状態でピルガー圧延機を低速で動かすことによ
り、インレットチャックの傾き、インレット・ロールダ
イス・アウトレット間の動的な芯ずれを検出することを
特徴とする冷間圧延機の芯測定装置にある。
【0005】
【発明の実施の形態】以下、本発明について図面に従っ
て詳細に説明する。図1は、ピルガー圧延機の全体概略
図である。この図に示すように、ピルガー圧延機におい
て、母管1は1対のロールダイス2によって圧伸管3と
して圧延されるものであるが、この際に圧延パスセンタ
ーライン4に入側からインレット爪5、ロールダイス
2、アウト爪6のセンターを合わせなければならない
が、それぞれロールスタンドハウジング7のケース内に
収まっているため、オーバーホール等で分解していると
きでなければパスライン測定は出来ないのが実状であ
る。
【0006】このような構成のもとに、アウト爪6、イ
ンレット爪5はそれぞれ120°に配置され、しかも製
品である圧伸管3と母管1を掴んだ状態でロールスタン
ド8が1往復する度に60度回転する。また、ロールス
タンド8は140〜160回/分の速度で往復するよう
な機構となっている。このような作動が行われている関
係から、圧延中の状態でインレットチャック、ロールダ
イス、アウトレットチャックの芯ずれを直接測定するこ
とは出来ない。
【0007】そこで、本発明においては、図2および図
3に示すように、インレット爪5内にレーザー光源を内
装した芯測定用基準パイプ9を掴み、ピルガー本体を圧
延状態で稼働させ、アウト前面に置いた照準上のレーザ
ー光焦点の振れを見ることによりインレット爪5の傾き
を調べる。次に、アウト爪6に照準を付けた丸棒を掴
み、レーザー光と照準のずれを調べる。すなわち、図2
は、ピルガー圧延機の軸芯にレーザー光源を内装した芯
測定用基準パイプを使用する場合の説明図であり、ま
た、図3は、インレット爪が傾いた場合に光線が振れる
状態を示す説明図である。
【0008】この図2および図3に示すように、ピルガ
ー圧延機のオーバーホール時、または操業中においても
上記測定装置をインレットチャック、あるいはアウトレ
ットチャックに掴んだ状態でピルガー圧延機を低速で動
かし、レーザー光の焦点とダイス中心とのずれで評価
し、レーザー光とロールダイスセンターとのずれによっ
て、アウト爪、インレット爪それぞれの傾き、芯ずれお
よびロールダイス芯を測定することが出来る。
【0009】図4は、圧伸管にうねりが発生した状態を
示す図である。この図に示すように、インレット爪、ま
たはアウト爪にレーザー光源を内装した芯測定用基準パ
イプを掴み、インレット・ダイス・アウトの芯出しがで
きるようになっていても、長期間操業していると約数カ
月でロールスタンド底部にある摺動面が摩耗しロールス
タンドが下がるため、結果としてロールダイスセンター
がパスラインより下がってしまう。この場合、ピルガー
圧延ではロールダイスが1往復するたびに圧伸管を60
度回転させるので、圧伸された製品は螺旋状にうねりが
発生する。
【0010】このうねりは送り量と伸び率に関係し、う
ねりピッチ当たりのうねり高さで表わされる。そのうね
りピッチは、送り量×伸び率×360°/60°で表
す。ただし、送り量は、ロールスタンド1往復するたび
に素管を移動させる量(mm/ストローク)であり、伸
び率は、素管断面積/製品断面積である。このようなう
ねりの発生は、インレット爪、アウト爪の傾斜、および
インレット・ロールダイス・アウト爪の相対的な位置ず
れ、ロールスタンドライナーが摩耗し、ダイスセンター
が下がった場合等によって起こる。これらのうねり等が
起らないように、予めインレット爪、アウト爪の傾斜、
芯ずれおよびロールダイス芯、ロールスタンドライナー
摩耗量を検出して、それに対応した操業を行うものであ
る。
【0011】
【実施例】以下、本発明について実施例によって具体的
に説明する。KPW1−1/2VMコールドピルガー圧
延機を用い、このピルガー圧延軸芯にレーザー光源を内
装した芯測定用基準パイプをインレットチャックあるい
はアウトレットチャックで掴んだ状態でピルガー圧延機
を低速で動かすことにより、インレットチャックの傾
き、インレット・ロールダイス・アウトレット間の動的
な芯ずれ、およびロールダイス摩耗量を検出し、その結
果を製品曲がり、うねりの防止を図るために、圧延サイ
ズ:製品外径φ26.35mm×肉厚3.69mm、鋼
種:SUJ−2、送り:5mm、伸び率:3.7の材料
を用いて試験を行った。その結果、パスラインを0.1
5mm下げた場合、うねり高さは0.11mm(うねり
ピッチ110mm)と大きくなった。また、アウト爪を
4/1000mm傾斜させると、うねり高さは0.09
mm(うねりピッチ110mm)大きくなった。また、
ロールスタンドライナーが摩耗し、ダイスセンターが下
がった場合も同様の結果であった。これらの結果に基づ
いて、インレット爪、アウトレット爪の傾斜、およびイ
ンレット・ロールダイス・アウト爪の相対的な位置ずれ
を調整することにより、うねりの防止を図ることが出来
た。
【0012】
【発明の効果】以上述べたように、本発明による軸芯に
レーザー光源を内装した芯測定用基準パイプを使用する
ことにより簡単に圧延中の状態でインレット、ロールダ
イス、アウトレットの動的な芯ずれを検出し、その結果
を矯正することにより、製品曲がり、うねりの防止を図
ることが出来、強いてはマンドレル折れの防止を図るこ
とが出来る極めて優れた効果を奏するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】ピルガー圧延機の全体概略図である。
【図2】ピルガー圧延機の軸芯にレーザー光源を内装し
た芯測定用基準パイプを使用する場合の説明図である。
【図3】インレット爪が傾いた場合に光線が振れる状態
を示す説明図である。
【図4】圧伸管にうねりが発生した状態を示す図であ
る。
【符号の説明】
1 母管 2 ロールダイス 3 圧伸管 4 圧延パスセンターライン 5 インレット爪 6 アウト爪 7 ロールスタンドハウジング 8 ロールスタンド 9 芯測定用基準パイプ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ピルガー圧延機の芯を測定する方法にお
    いて、軸芯にレーザー光源を内装した芯測定用基準パイ
    プをインレットチャックあるいはアウトレットチャック
    で掴んだ状態でピルガー圧延機を低速で動かすことによ
    り、インレットチャックの傾き、インレット・ロールダ
    イス・アウトレット間の動的な芯ずれを検出することを
    特徴とする冷間圧延機の芯測定装置。
JP2000173112A 2000-06-09 2000-06-09 冷間圧延機の芯測定装置 Withdrawn JP2001347316A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN101209462B (zh) * 2006-12-26 2010-07-28 上海宝钢工业检测公司 一种钢管穿孔机三辊定心装置中心准直度综合测量法
CN111014302A (zh) * 2019-12-09 2020-04-17 杭州淳通新材料科技有限公司 多辊式无缝锥管超精密成型装置及无缝锥管成型工艺
CN113118223A (zh) * 2021-04-23 2021-07-16 中天钢铁集团有限公司 一种棒线材连轧机组轧制中心线调整方法

Cited By (4)

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Effective date: 20070904