JP2001346768A - 遠隔医療診断システム - Google Patents

遠隔医療診断システム

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JP2001346768A
JP2001346768A JP2000207524A JP2000207524A JP2001346768A JP 2001346768 A JP2001346768 A JP 2001346768A JP 2000207524 A JP2000207524 A JP 2000207524A JP 2000207524 A JP2000207524 A JP 2000207524A JP 2001346768 A JP2001346768 A JP 2001346768A
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Kazuyuki Sumida
和行 隅田
Masa Ebimoto
雅 海老本
Kunio Eguchi
国男 江口
Kiyoshi Fujinawa
清志 藤縄
Hiroshi Uehara
寛 上原
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SYSTEM MATE KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 患者側の画像、音声、及び生体信号の3
種類のデータを、通信回線を介して医師側端末装置であ
るノート型パーソナルコンピュータに伝送して再生、表
示する遠隔医療診断システムを提供する。 【解決手段】 患者等を撮像した画像信号データ、音声
収集手段により収集した音声信号データ及び生体モニタ
装置で計測した生体信号データをディジタル化する手段
と、ディジタル化した画像信号データ等を圧縮して音声
信号データ及び生体信号データと共に多重化し、所定の
データ長を有するパケットデータに変換する手段を備え
た制御装置を有し、この制御装置は多重化したパケット
データを通信回線を介して医師側の診断用端末装置であ
るノート型パーソナルコンピュータに伝送し、これらデ
ータをノート型パーソナルコンピュータで再生する遠隔
医療診断システムである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、患者側の画像、音
声、脈拍など生体信号のデータを一般電話回線を利用し
て医師側の診断用端末装置に伝送し、これらのデータを
ノート型パーソナルコンピュータ等に表示する遠隔医療
診断システムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、在宅患者の容態、例えば、脈拍、
血圧、心電図等の生体信号を生体モニタ装置で収集した
データ、患者の動きや顔色等の画像データ及び音声デー
タを医師側の端末装置にISDN回線、一般電話回線、
CATV回線、衛星通信等の通信回線を介して伝送する
遠隔医療システムが多数提案されている。
【0003】例えば、特開平7−7560号公報には、
ISDN回線を利用したテレビ電話により患者の診察を
行える方式の提供を目的として、音声通信機能及び映像
通信機能を有する端末を患者宅と病院とに設置し、さら
に患者宅側端末には患者の容態を表すデータを計測する
バイタルセンサを設置し、患者宅側送受信手段が病院側
端末からバイタルセンサ動作要求信号を受信すると、患
者宅側制御手段はバイタルセンサを作動させ、このバイ
タルセンサによる計測データを音声信号及び映像信号に
多重化し、この多重化信号を病院側端末に送信する在宅
患者管理方式が開示されている。
【0004】特開平8−150126号公報には、在宅
患者の聴診音や超音波診断情報などの診断情報を、医師
が病院などにいながら得ることができる在宅診断装置の
提供を目的として、在宅患者がいる場所に置かれた聴診
音や超音波診断などの情報収集手段、CCDカメラ、マ
イクと、これらの収集した診断情報をアナログ公衆電話
回線又は高速ディジタル通信回線を介して医師がいる場
所へ伝送するための送受信用モデムと、医師がいる場所
に置かれ、在宅患者から送信された診断情報を再生する
再生手段を備えた在宅診断装置が開示されている。
【0005】さらに、画像及び音声符号化データの多重
化通信方法に関する技術として、例えば、特開平8−1
91434号公報には、複号化装置のメモリ容量を小さ
くし、動画と音声の同期が容易に取れ、データ伝送の信
頼性を向上させる動画/音声符号化データ多重化方法の
提供を目的として、時分割多重方式の伝送で、パケット
長に関係なく、画像識別子が付加された1画面分の画像
符号化データに続いて音声識別子が付加された1画面分
の音声符号化データを多重化し、1パケット分のデータ
として伝送する動画/音声符号化データ多重化方法が開
示されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上記特開平7−756
0号公報には、画像信号データ、音声信号データ、バイ
タルセンサで計測した生体信号データをデジタル信号に
圧縮して多重化してISDN回線を介して伝送すること
が開示されているが、これら画像信号データ、音声信号
データ、生体信号データをパケット化して伝送すること
は開示されていない。
【0007】特開平8−150126号公報には、画像
信号データ、音声信号データ、バイタルセンサで計測し
た生体信号データを公衆電話回線又は高速デジタル通信
回線を介して伝送する在宅診断装置が開示されている
が、これら画像信号、音声信号、生体信号データを多重
化し、パケットデータに変換して伝送することは開示さ
れていない。
【0008】特開平8−191434号公報には、時分
割多重方式により1画面分の画像符号化データと音声符
号化データとを、画像符号化データに続いて1画面分の
音声符号化データを多重化し、パケットデータに変換し
て伝送する方法が開示されているが、さらに計測データ
等も付加して多重化し、パケットデータとして伝送する
ことは開示されていない。また、テレビ会議システム、
あるいはデジタル放送システムにおいては、伝送する画
像信号データ、音声信号データ等をデジタル化して圧縮
し、さらに多重化してパケット伝送するための専用の装
置が開発されているが、何れも規模が大きく高額になっ
ている。
【0009】近年、高齢化社会への移行に伴い遠隔医療
診断のニーズは非常に高くなっているが、投資コストが
低く、利便性が高く、かつ信頼性の高い遠隔医療診断シ
ステムが強く要求されているのが実状である。特に、多
忙な医師にとっては、自宅あるいは出張先等で携帯電話
等を使用して患者の画像、音声、生体信号を受信し、こ
れら受信したデータをノート型パーソナルコンピュータ
で再生することにより、患者の容態を適切に診断できる
システムの開発が要求されている。
【0010】そこで、本発明の目的は、通信速度が数M
bpsである高速な通信回線、及び通信速度が数十Kb
psと比較的遅いアナログ式公衆電話回線、PHSある
いは携帯電話等の一般電話回線を使用しても、患者側の
画像、音声、生体信号データを医師側の診断用端末装置
であるノート型パーソナルコンピュータに伝送し、これ
らのデータを再生し表示することができる遠隔医療診断
システムを提供することにある。特に、本発明は、シス
テムの構築が安価であり、かつデータ伝送の信頼性が高
く、1画面の画素が640ラ480ピクセルの画像信号
データでも伝送及び再生が可能であり、さらに医師にと
って利便性が高い遠隔医療診断システムを提供すること
にある。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明は、患者側端末装
置により患者等を撮像した画像信号データ、音声信号デ
ータ、及び生体信号データを医師側の診断用端末装置に
通信回線を介して伝送する遠隔医療診断システムであ
り、患者等を撮像した画像信号データ、音声収集手段に
より収集した音声信号データ及び生体モニタ装置で計測
した生体信号データをデジタル化する手段と、このデジ
タル化した画像信号データ等を圧縮して前記音声信号デ
ータ及び生体信号データと共に多重化し、所定のデータ
長を有するパケットデータに変換する手段を備えた制御
装置を有し、この制御装置は多重化したパケットデータ
を通信回線を介して医師側の診断用端末装置に伝送し、
医師側の診断用端末装置は受信した各信号データの再生
と表示を行う遠隔医療診断システムである。本発明にお
いて、所定のデータ長を有するパケットデータは、この
パケットデータの構成等を示すヘッダ部の後に画像信号
データ、生体信号データ及び音声信号データから構成さ
れるようにしている。さらに、このパケットデータ内の
生体信号データは複数種の生体信号データを配列した構
成にしている。さらに本発明は、医師側の診断用端末装
置はノート型パーソナルコンピュータから構成され、こ
のノート型パーソナルコンピュータを用いて患者側端末
装置から受信した画像信号データ、音声信号データ、生
体信号データの再生と表示を行う遠隔医療診断システム
である。さらに本発明において、通信回線は、アナログ
式の公衆電話回線、携帯電話、PHS等の一般電話回
線、ISDN回線、衛星通信、赤外線通信、CATV、
SS(Spread Spectrum)無線の何れか
を含んでいる。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て説明する。図1は、本発明の第1の実施の形態を示す
全体システム構成図であり、電話回線として有線の一般
電話回線を使用した例である。図1において、Aは医師
側の診断用端末装置(以下、医師側端末装置という)で
あり、医師の自宅あるいは出張先などで使用されるもの
で、ノート型パーソナルコンピュータ(以下ノート型パ
ソコンという)あるいはディスクトップ型パーソナルコ
ンピュータから構成されるが、出張先等の携帯性を考慮
するとノート型パソコンが望ましい。Bは患者側端末装
置であり、患者の自宅あるいは病院内の患者の部屋に設
置される。Cは有線の一般電話回線である。
【0013】医師側の診断用端末装置Aは、前記のよう
に望ましくはノート型パソコン1から構成され、表示装
置2、ハードディスク装置等の外部記憶装置3、キーボ
ード及びマウス等の入力装置4を備えている。また、ノ
ート型パソコン1には、図示しないインタフェースを介
してマイクとイヤーホーン機能を持つヘッドセット5が
接続されている。さらに、ノート型パソコン1は、モデ
ム6を介して一般電話回線Cに接続される。
【0014】患者側端末装置Bは、制御装置7、患者の
脈拍、血圧、心電図等を計測する生体モニタ装置8、患
者の動きや顔色等を撮像するカメラ9、看護婦又は患者
の音声を収集する手段であるマイク10、ヘッドセット
5により医師側から送信された音声を出力するスピーカ
11から構成されている。生体モニタ装置8は、脈拍、
血圧、心電図等を同時に、あるいはこれらの任意のデー
タを計測することができる。生体モニタ装置8、カメラ
9、マイク10、スピーカ11は、制御装置7に各々イ
ンターフェイス装置12、13、14、15、16、1
7、18等を介して接続されている。なお、カメラ9と
しては、NTSC方式のビデオカメラ、CCDカメラ等
が使用できる。
【0015】インターフェイス装置12は、生体モニタ
装置8で計測した血圧等のデジタルデータを制御装置7
に取り込むためのRS232C回路である。インターフ
ェイス装置13は、生体モニタ装置8で計測した脈拍、
心電図等のアナログデータをデジタルデータに変換する
ための手段であるA/D変換装置である。インターフェ
イス装置14は、カメラ9で撮像した画像信号をデジタ
ル信号データに変換する手段であり、インターフェイス
装置15は、このデジタル信号データに変換した画像信
号データを圧縮する手段であり、公知の画像圧縮用LS
Iを含む回路から構成されている。インターフェイス装
置16は、医師側のパソコン1からの指示によりカメラ
9の姿勢やズーム機能を制御するために伝送された制御
信号を、カメラ9に組み込まれている姿勢制御装置に送
信するためのRS232C回路である。インターフェイ
ス装置17は、マイク10により収集した音声をデジタ
ル信号に変換するための手段である。インターフェイス
装置18は、医師側のヘッドセット5から送信された音
声信号データをスピーカ11から出力するためにアナロ
グ信号に変換する装置である。これらのインターフェイ
ス装置12、13、14、15、16、17、18は、
インタフェースボードとして制御装置7に組み込まれて
いる。また、マイク10により収集した音声信号を圧縮
するために、インタフェース装置17として音声圧縮機
能を有するインタフェースボードを使用することも可能
である。
【0016】制御装置7は、マイクロコンピュータ又は
パーソナルコンピュータから構成され、RAM等の内部
記憶装置19、CRT等の表示装置20を備えている。
さらに、制御装置7には、一般電話回線Cとデータの送
受信を行うためのモデム21が接続されている。また、
制御装置7には、制御装置7の動作を制御するためのソ
フトウエアが組み込まれている。
【0017】制御装置7は、組み込まれたソフトウエア
により、次の二つの動作を制御する機能を有している。 1 生体モニタ装置8により計測した生体信号データ、
カメラ9により撮像した画像信号データ、マイク10に
より収集した音声信号データを内部記憶装置19に一時
記憶して、多重化し、さらに所定のデータ長を持つパケ
ットデータに変換(編集)して医師側のノート型パソコ
ン1に伝送する。特に、生体信号データ、音声信号デー
タはリアルタイムに同期化して収集し、医師側のノート
型パソコン1に伝送する。 2)カメラ9の姿勢及びズーム機能をインタフェース装
置16を介して制御する。
【0018】続いて、図1に示す遠隔医療診断システム
の立ち上げ方法について説明する。まず、自宅又は出張
先にいる医師は、図示していない一般の電話機等を用い
て患者側の看護婦又は介護人(以下、看護婦という)に
データ伝送要求の連絡を行う。緊急の場合は、看護婦が
医師に電話をしてデータ伝送要求を行う。医師は、ノー
ト型パソコン1に電話回線Cを接続し、電源を入れ、ノ
ート型パソコン1のソフトウエアを立ち上げる。次に、
患者側にいる看護婦は、生体モニタ装置8による脈拍、
血圧、心電図等の生体信号データの計測、及びデータ伝
送等を行うための所定の準備を行う。この準備作業は表
示装置20に表示した指示に基づいて行うようにするこ
とができる。看護婦は所定の準備が完了したら、電話機
(図示していない)を使用して医師側に準備完了を連絡
する。そして、医師は、ノート型パソコン1の入力装置
4を操作して、患者側端末装置Bに電話をかける。電話
回線が通じると、ノート型パソコン1は、「データ伝送
要求信号」をモデム6、通信回線Cを経由して患者側端
末装置Bの制御装置7に伝送する。以上の操作により、
ノート型パソコン1は、患者側端末装置Bから伝送され
る画像、音声及び生体信号データを受信できる状態にな
る。
【0019】以下、患者側端末装置Bを構成する制御装
置7の処理のうち、生体信号データ、画像信号データ、
音声信号データの収集と、これらデータの多重化、パケ
ットデータへの編集及び医師側端末装置Aへのデータ伝
送の処理手順を図3に示すフローチャートに基づいて説
明する。この処理は、制御装置7に組み込まれているソ
フトウエアの制御に従って実行される。
【0020】(ステップS1)制御装置7は、医師側端
末装置Aから「データ伝送要求信号」を受信するまで待
機する。このとき、「終了信号」を受信(ステップS
9)すると、医師側端末装置Aへのデータ伝送は終了と
し、終了処理(ステップS10)を行う。
【0021】(ステップS2)制御装置7は、「データ
伝送要求信号」を受信すると、生体モニタ装置8が計測
した脈拍、血圧、心電図等のデジタル信号データを入力
し、内部記憶装置19の所定の領域に一時記憶する。な
お、脈拍、血圧、心電図等の生体信号データは、インタ
フェース装置12、13を介して各々所定の時間間隔で
制御装置7に送られる。
【0022】(ステップS3)マイク10で収集し、デ
ジタル信号化した音声信号データを制御装置7に入力
し、内部記憶装置19の所定の領域に一時記憶する。
【0023】(ステップS4)上記ステップS2、S3
の処理を行った処理時間が所定の時間(例えば1秒)ほ
ど経過していない場合には、ステップS2に戻り、生体
信号データ、及び音声信号データの入力を行う。このス
テップS2、S3、S4の処理により、生体信号デー
タ、音声信号データは、リアルタイムにデータを収集
し、内部記憶装置19に一時記憶させ、ほぼ同期してリ
アルタイムに医師側端末装置Aに伝送することができ
る。
【0024】(ステップS5)前回撮像した1画面分の
画像信号データを医師側端末装置Aに伝送済みであり、
かつ一般電話回線Cが空きの状態、すなわち、患者側端
末装置Bから医師側端末装置Aにデータを伝送すること
ができる状態になっているかどうかをチェックする。こ
れは、医師側端末装置Aと患者側端末装置Bとは、既に
一般電話回線Cを介して接続されているが、患者側端末
装置Bから医師側端末装置Aにデータ伝送が可能な状態
になっているかどうかをモデム21の伝送ポートをソフ
ト的にチェックする処理である。この処理は、医師側端
末装置Aに前回伝送したパケットデータの伝送が完了し
ているかをチェックするために必要な処理である。
【0025】(ステップS6)前回撮像した1画面分の
画像信号データを医師側端末装置Aに伝送済みであり、
かつ一般電話回線Cが空きの状態になっていれば、その
時に、カメラ9で撮像した1画面分の患者の顔色等の画
像データを圧縮したデジタル画像信号データを制御装置
7に入力し、内部記憶装置19の所定の領域に記憶す
る。
【0026】(ステップS7)ステップS2、S3、S
6の処理で内部記憶装置19に記憶した3種類のデー
タ、すなわち生体信号データ、音声信号データ及び画像
信号データを多重化する。この多重化とは、図5に示す
ように、各信号データを画像信号データ、生体信号デー
タ、音声信号データの順序に並べ、さらに、1パケット
が所定のデータ長(バイト数)を有するパケットデータ
の構造に変換する。このとき、各パケットデータの先頭
にはヘッダ部を設けて、パケットデータ内の画像信号、
生体信号、音声信号の各データ長等を記憶する領域を設
ける。また、1画面分の画像信号データ量は、画像圧縮
した後においても5〜20Kバイトになるために、1パ
ケットで1画面分の画像信号データを伝送すると、画像
伝送時間がかかり、生体信号データ、音声信号データを
リアルタイムに医師側端末装置Aに伝送することができ
なくなる。従って、本発明では、1画面の画像信号デー
タは、分割して数パケットに分けて伝送するようにして
いる。このため、図5に示すパケットデータの中の画像
信号データの先頭部には、図示していないが、1画面分
の画像データの先頭、及び最後の画像データ等を示す画
像分割区分データを設けるようにしている。
【0027】通常、生体モニタ装置8では、脈拍、血
圧、心電図等の複数の種類のデータを同時に計測するこ
とができる。従って、本発明では、パケットデータ内の
生体信号データのデータ構成は、図6に示すように、脈
拍信号データ、血圧信号データ、心電図信号データの順
序に多重化して配列し、かつ各信号データの先頭には、
これらのデータを識別する符号(区分1、区分2、区分
3)を配置することにより、脈拍、血圧、心電図等の複
数の種類のデータを同時に伝送することができるように
している。
【0028】(ステップS8)上記ステップS7で作成
したパケットデータをモデム21を経由して電話回線C
に伝送し、医師側端末装置Aに伝送し、ステップS1に
戻り次のパケットデータを伝送するようにする。このよ
うにすることにより、画像データは静止画像であるが、
生体信号及び音声データは、ほぼリアルタイムに医師側
端末装置Aに伝送することができるようになる。
【0029】(ステップS9、S10)医師側端末装置
Aから「終了信号」を受信した場合には、データ伝送は
終了とし、表示装置20にデータ伝送終了の表示を行
う。
【0030】続いて、医師側端末装置であるノート型パ
ソコン1の処理について説明する。ノート型パソコン1
は、医師が自宅又は出張先等において使用する。まず、
前記のように、医師は一般の電話機等を用いて患者側端
末装置Bにいる看護婦にデータの伝送依頼を行う。続い
て、ノート型パソコン1をモデム6を介して通信回線C
に接続し、パソコン1のソフトウエアを稼動させて、パ
ソコン1と患者側の端末装置Bとを一般電話回線Cを介
して接続する。図4は、この接続後のノート型パソコン
1の処理手順の概要を示すフローチャートである。以下
図4に基づいて説明する。
【0031】(ステップS21)ノート型パソコン1の
入力装置4のマウス又はキーボードを使用して、患者側
端末装置Bに対して、データ伝送要求を入力する。する
と、ノート型パソコン1は「データ伝送要求信号」をモ
デム6、通信回線Cを介して患者側端末装置Bの制御装
置7に伝送し、制御装置7からデータ受信待ちの状態に
なる。
【0032】(ステップS22)患者側端末装置Bから
送られてくる1パケット分のデータを受信する。受信し
た1パケット分のデジタルデータは、内部記憶装置の所
定の領域に記憶する。
【0033】(ステップS23)ステップS22で受信
した生体信号データ、音声信号データを再生して、生体
信号データはノート型パソコン1の表示装置2に表示
し、音声信号データはヘッドセット5から音声として出
力する。この受信したデータの再生処理では、生体信号
データ及び音声信号データはデジタルデータであるの
で、ソフトウエアの処理により、生体信号データの血圧
データは数値、脈拍及び心電図は波形として表示装置2
に表示する。また、音声信号データは図示していないイ
ンタフェース装置により音声としてヘッドセット5から
出力するようにする。
【0034】(ステップS24)ステップS22で受信
した1パケット分のデータのうち、画像データを分離し
て内部記憶装置の所定の画像データ記憶領域に記憶す
る。このステップでは、1パケットで伝送される画像信
号データは、1画面分の画像信号データの一部分である
ため、1画面分の画像信号データが伝送されるまで内部
記憶装置に記憶するようにしている。
【0035】(ステップS25)ノート型パソコン1の
入力装置4から「終了」が入力されているかをチェック
し、「終了」が入力されている場合は、ステップS28
の終了処理に進む。
【0036】(ステップS26)患者側端末装置から、
1画面分の画像信号データを受信したかをチェックし、
まだ受信していない場合には、ステップS22に戻って
次の1パケットデータを受信する。このチェックは、前
記パケットデータ内の画像信号データの先頭部に設けた
分割区分データを判定することにより可能である。
【0037】(ステップS27)1画面分の画像信号デ
ータを受信した場合には、画像データ記憶領域に記憶し
た1画面分の画像信号データを復号化してノート型パソ
コン1の表示装置2に表示する。この画像信号データの
復号化は、ソフトウエアの処理により患者側端末装置B
で行った画像信号データの圧縮を解凍し、表示装置2に
表示可能な信号データに変換する。表示装置2に1画面
分の画像信号データを表示すると、患者側端末装置Bに
次の画像信号データの伝送要求信号を送り、ステップS
22に戻って、次のパケットデータを受信する。なお、
表示装置2に血圧、脈拍、心電図等の生体信号データ、
及び画像データを表示するときには、表示する画面を適
切に分割して表示するようにする。また、1画面分の画
像信号データ及び生体信号データは、外部記憶装置3に
記憶することも可能である。
【0038】(ステップS28)「終了」が入力された
場合には、患者側端末装置Bに「終了信号」を伝送し
て、患者側端末装置Bからのデータ受信は終了とする。
【0039】本発明のシステムにおいて、患者側端末装
置Bのカメラ9の姿勢、ズーム機能を制御する場合に
は、ノート型パソコン1の表示装置2に制御情報を入力
する画面を表示し、入力装置2のマウス等を操作して制
御量を決定し、その制御データを患者側端末装置Bの制
御装置7に伝送する。制御装置7はこの制御データを受
信すると、インタフェース装置16を介してカメラ9の
制御装置に受信した制御データを送信することにより、
カメラ9の姿勢等を制御することができる。
【0040】続いて、本発明の第2の実施の形態につい
て説明する。図2は第2の実施の形態を示す全体システ
ム図である。図2において、22、23は携帯電話機あ
るいはPHS用電話機であり、ノート型パソコン1に携
帯電話機22を接続して、患者側端末装置Bから無線通
信回線を介して多重化しパケット化された画像信号、音
声信号及び生体信号データを受信するようにしている。
また、患者側端末装置Bの制御装置7にも携帯電話機ま
たはPHS用電話機23を接続してもよい。図2に示す
システムでは、患者に緊急事態が発生した時に、医師が
出張先等の出先機関にいる場合においても、適切な遠隔
医療診断ができるという大きな効果を有している。
【0041】以上の本発明の実施の形態の説明において
は、通信回線としてはアナログ式の公衆電話回線、携帯
電話、PHS、衛星携帯等の一般電話回線について説明
したが、本発明においては、通信速度が高速であるIS
DN回線、赤外線通信、CATV、SS(Spread
Spectrum)無線を利用することも可能であ
る。これら通信速度が高速である通信回線を利用する
と、画像信号データを含むパケットデータを高速に伝送
できるために、医師側端末装置Aで画像信号データを動
画像に近い状態で再生することができる効果が生じる。
【0042】
【発明の効果】以上に説明した本発明は次のような効果
を有している。 1)通信速度が32Kbps、または64Kbpsとい
う比較的に通信速度が遅い一般電話回線を利用した場合
でも、画像信号、生体信号、音声信号データをパケット
化して医師側のノート型パソコンに伝送するために、こ
のノート型パソコンでは、画像を静止画像の連続画像と
して、生体信号及び音声はほぼ患者側とリアルタイムに
同期して再生することができるので、医師は適切な診断
を行うことができる。 2 画像信号、生体信号、音声信号データの3種類のデ
ータをパケットデータに変換して伝送するので、一般電
話回線の1回のみでシステムの構築ができる。 3)医師側端末装置は、ノート型パソコンを利用するこ
とが可能であり、利便性が著しく向上するのみならず、
電話回線も1回線でよいために、投資コストが低い遠隔
医療診断システムを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1の実施の形態を示す全体システ
ム構成図である。
【図2】 本発明の第2の実施の形態を示す全体システ
ム構成図である。
【図3】 患者側端末装置を構成する制御装置の処理手
順を示すフローチャートである。
【図4】 医師側端末装置を構成するパーソナルコンピ
ュータの処理手順を示すフローチャートである。
【図5】 本発明において、画像信号データ、生体信号
データ、音声信号データを一般電話回線を介して伝送す
るときのパケットデータの構成を示す説明図である。
【図6】 図5において、生体信号データの構成を示す
説明図である。
【符号の説明】
A:医師側の診断用端末装置 B:患者側端末装
置 C:一般電話回線 1:ノート型パソ
コン 2:表示装置 4:入力装置 5:ヘッドセット 6:モデム 7:制御装置 8:生体モニタ装
置 9:カメラ 10:マイク 11:スピーカー 19:内部記憶装
置 20:表示装置 21:モデム 22:携帯電話機 23:携帯電話機
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 藤縄 清志 東京都世田谷区玉川台2−3−20 第5Y Nビル408号 (72)発明者 上原 寛 東京都世田谷区玉川台2−3−20 第5Y Nビル408号 Fターム(参考) 5C062 AA01 AA12 AB17 AB38 AC02 AC25 AC27 AC44 BD00

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 患者側端末装置により患者等を撮像した
    画像信号データ、音声信号データ、及び生体信号データ
    を医師側の診断用端末装置に通信回線を介して伝送する
    遠隔医療診断システムであり、前記患者側端末装置には
    患者等を撮像した画像信号データ、音声収集手段により
    収集した音声信号データ及び生体モニタ装置で計測した
    生体信号データをデジタル化する手段と、前記デジタル
    化した画像信号データ等を圧縮して前記音声信号データ
    及び前記生体信号データと共に多重化し、所定のデータ
    長を有するパケットデータに変換する手段を備えた制御
    装置を有し、前記制御装置は前記多重化したパケットデ
    ータを前記通信回線を介して医師側の診断用端末装置に
    伝送し、前記診断用端末装置は受信した前記各信号デー
    タの再生と表示を行うことを特徴とする遠隔医療診断シ
    ステム。
  2. 【請求項2】 パケットデータは、該パケットデータの
    構成等を示すヘッダ部の後に所定のデータ長を有する画
    像信号データ、生体信号データ及び音声信号データから
    構成されることを特徴とする請求項1に記載の遠隔医療
    診断システム。
  3. 【請求項3】 パケットデータ内の生体信号データは、
    複数種の生体信号データを配列した構成であることを特
    徴とする請求項1または請求項2に記載の遠隔医療診断
    システム。
  4. 【請求項4】 医師側の診断用端末装置は、ノート型
    パーソナルコンピュータから構成されることを特徴とす
    る請求項1に記載の遠隔医療診断システム。
  5. 【請求項5】 通信回線は、一般電話回線、ISDN
    回線、LAN、衛星通信、赤外線通信の何れかであるこ
    とを特徴とする請求項1に記載の遠隔医療診断システ
    ム。
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