JP2001346709A - ティッシュペーパー - Google Patents

ティッシュペーパー

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JP2001346709A
JP2001346709A JP2000170219A JP2000170219A JP2001346709A JP 2001346709 A JP2001346709 A JP 2001346709A JP 2000170219 A JP2000170219 A JP 2000170219A JP 2000170219 A JP2000170219 A JP 2000170219A JP 2001346709 A JP2001346709 A JP 2001346709A
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JP
Japan
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tissue paper
present
inflammatory agent
sodium
sodium lactate
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JP2000170219A
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English (en)
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Hajime Kurimura
元 栗村
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KAMIKANO KK
Fancl Corp
Original Assignee
KAMIKANO KK
Fancl Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】ティッシュペーパーに柔軟性があり、鼻をかむ
際に生じる肌荒れを低減することができる。 【解決手段】乳酸ナトリウムを含有するか又は、乳酸ナ
トリウム、抗炎症剤及び天然水溶性高分子化合物を含有
するティッシュペーパーである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、乳酸ナトリウム
を含有するか又は、乳酸ナトリウム、抗炎症剤及び天然
水溶性高分子化合物を含有するティッシュペーパーに関
するものである。
【0002】
【従来の技術】花粉症等の鼻炎を患った際に、繰り返し
鼻をかむことにより上唇と鼻の間の皮膚が荒れる場合が
ある。この様な肌荒れを低減させるためにはティッシュ
ペーパーの柔軟性を向上させることが有効であり、ポリ
シロキサンを含有させたティッシュペーパー(特開平2
−224626号、同3−900号公報)、多価アルコ
ール又は糖類を含有させたティッシュペーパー(特開平
5−156596号公報)、油剤と親水成物質を組み合
わせて含有させたティッシュペーパー(特開平9−29
6389号、同10−226986号公報)が開示され
ている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、花粉症
等の鼻炎を患う人の数は増加しており、従来のものより
以上の柔軟性、乃至は新たな低刺激性のティッシュペー
パーの提供が望まれている。
【0004】そこで、この発明は、ティッシュペーパー
に柔軟性があり、鼻をかむ際に生じる肌荒れを低減する
ことができるティッシュペーパーの提供により上記課題
を解決するものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明者等は、ティッシ
ュペーパーに乳酸ナトリウムを含有させるか又は、乳酸
ナトリウム、抗炎症剤及び天然水溶性高分子化合物を含
有させることにより、ティッシュペーパーに柔軟で、し
っとりとした感触を与えることができ、鼻をかんだ場合
の刺激を低減できることを見出し、この発明を完成させ
た。すなわちこの発明は、1.乳酸ナトリウムを含有す
ることを特徴とする、ティッシュペーパー、2.乳酸ナ
トリウム、抗炎症剤及び天然水溶性高分子化合物を含有
することを特徴とするティッシュペーパー、3.抗炎症
剤がカミツレエキスであることを特徴とする、前記2記
載のティッシュペーパー、4.天然水溶性高分子化合物
がヒアルロン酸ナトリウムであることを特徴とする、前
記2又は3記載のティッシュペーパーに関する。
【0006】
【実施の形態】以下この発明の実施の形態例を説明す
る。この発明で用いる乳酸ナトリウムは食品並びに化粧
品原料として市販されているものを用いることができ
る。乳酸ナトリウムはグリセリンと類似の性質を持つこ
とから、グリセリンの代用として用いられたこともある
吸湿作用を持つ化合物である。吸湿剤を含有するティッ
シュペーパーは吸湿による水分を含有するために微生物
が発生する可能性あり、抗菌性が求められるが、乳酸ナ
トリウムは食品分野において抗菌性を持つことが知られ
ており〔食品 微生物制御の化学第119ぺージ(19
98)幸書房〕、この発明に好ましく用いられる。この
発明のティッシュペーパーに含有させる乳酸ナトリウム
の配合量は、ティッシュペーパーの乾燥重量に対して1
〜50重量%が好ましい。
【0007】さらに、この発明のティッシュペーパーに
は、抗炎症剤及び天然水溶性高分子化合物を含有させる
ことが好ましい。この発明で用いる抗炎症剤として、カ
ミツレエキス、アロエエキス、カンゾウエキス等の植物
抽出エキスや、ε−アミノカプロン酸、グリチルリチン
酸、β−グリチルレチン酸、塩化リゾチーム、グアイア
ズレン、ヒドロコルチゾン等の化合物を挙げることがで
きる。カミツレエキス、アロエエキス、カンゾウエキス
は化粧品原料として市販されているものを用いることが
できる。カミツレエキスはヨーロッパ原産のキク科植物
のカミツレの花から精製水、プロピレングリコール、
1,3−ブチレングリコール、エタノール等により抽出
して得られるエキスであり、成分としてカマズレン、テ
ルペンアルコール、アピゲニン配糖体、アズレン、ビサ
ボロール、フラボノイド等を含み、消炎、殺菌、鎮痒等
の作用を有することが知られている。この発明のティッ
シュペーパーに含有させる抗炎症剤の配合量は、ティッ
シュペーパーの乾燥重量に対して0.001〜5重量%
が好ましい。
【0008】この発明で用いる天然水溶性高分子化合物
として、ヒアルロン酸ナトリウム、コンドロイチン硫酸
ナトリウム、アルギン酸ナトリウム、カラギーナン、寒
天、グアーガム、クインスシード、アラビアガム、澱
粉、キサンタンガム、カゼイン、ゼラチン等が挙げられ
る。ヒアルロン酸はニワトリのトサカ等から得られる動
物由来のもの、微生物から醗酵法により得られるものが
あり、どちらも市販されており使用可能である。ヒアル
ロン酸ナトリウムはグリセリンやピロリドンカルボン酸
ナトリウムほど吸湿性はないが、柔軟で強い保水性の高
分子膜を形成し、保湿性に優れ、相対湿度にほとんど影
響されないことが知られている〔フレグランス ジャー
ナルNo.78 第26ぺージ(1986)〕。この発
明のティッシュペーパーに含有させる天然水溶性高分子
化合物の配合量は、ティッシュペーパーの乾燥重量に対
して0.0001〜1重量%が好ましい。
【0009】また、この発明のティッシュペーパーには
抗炎症剤以外に保湿剤、油剤、界面活性剤、合成水溶性
高分子化合物を含有させることができる。この発明のテ
ィッシュペーパーに含有させることができる保湿剤とし
てはグリセリン、ポリエチレングリコール等の多価アル
コール類、グルコース、マルトース、ソルビトール等の
糖類、デキストラン、プロリン、グリシン等のアミノ酸
類、トリメチルグリシン等のベタイン類、ピロリドンカ
ルボン酸ナトリウム、尿素等が挙げられる。これらはテ
ィッシュペーパーに保湿性を与えるために用いることが
できる。
【0010】この発明のティッシュペーパーに含有させ
ることができる油剤としては、アボカド油、オリーブ
油、大豆油等の植物油類、牛脂、ミンク油等の動物油
類、スクワラン、流動パラフィン、マイクロクリスタリ
ンワックス等の炭化水素類、パルミチン酸イソステアリ
ル、オレイン酸オクチルドデシル等のエステル油類、ト
リ2−エチルヘキサン酸グリセライド、トリカプリル酸
グリセライド等のトリグリセライド類、バチルアルコー
ル、イソステアリルグリセリルエーテル等のアルキルグ
リセリルエーテル類、ラノリン、ミツロウ、カルナバロ
ウ等のロウ類、セタノール、オレイルアルコール、ベヘ
ニルアルコール等の高級アルコール類、オレイン酸、パ
ルミチン酸等の高級脂肪酸類、シリコーン油類、フッ素
油類が挙げられる。これらは、ティッシュペーパーに滑
らかな感触を与えるために用いることができる。
【0011】この発明のティッシュペーパーに含有させ
ることができる界面活性剤としては、ヤシ油脂肪酸アシ
ルグルタミン酸塩、スルホコハク酸ジオクチルナトリウ
ム等のアニオン界面活性剤、ジメチルステアリルアミ
ン、塩化ラウリルトリメチルアンモニウム等のカチオン
界面活性剤、ラウリルアミノプロピオン酸トリエタノー
ルアミン、2−アルキル−N−カルボキシメチル−N−
ヒドロキシエチルイミダゾリニウムベタイン、ステアリ
ルジメチルアミノ酢酸ベタイン等の両性界面活性剤、ポ
リオキシエチレンラウリルエーテル、モノステアリン酸
ジエチレングリコール、モノラウリン酸ポリオキシエチ
レン(20)ソルビタン、ポリオキシエチレン硬化ヒマ
シ油、モノステアリン酸グリセリル、モノステアリン酸
ソルビタン、モノステアリン酸ポリグリセリル、ショ糖
脂肪酸エステル、アルキルグルコシド、ラウリルジメチ
ルアミンオキシド等の非イオン界面活性剤類、アクリル
酸・メタクリル酸アルキル共重合体等の高分子界面活性
剤、ポリオキシエチレン・メチルポリシロキサン共重合
体、アミノ変性シリコーン等のシリコーン系界面活性
剤、パーフルオロアルキルエチルリン酸エステルジエタ
ノールアミン塩等のフッ素系界面活性剤が挙げられる。
これらは、ティッシュペーパーに滑らかな感触を与える
ために、また、抗炎症剤を乳化物としてティッシュペー
パーに含有させる際にはその乳化物に安定性を付与する
ために用いることができる。
【0012】この発明のティツシュペーパーに含有させ
ることができる合成水溶性高分子化合物としては、カチ
オン化グアーガム、カルボキシメチルセルロースナトリ
ウム、ヒドロキシエチルセルロース、カルボキシビニル
ポリマー、ポリアクリル酸アミド、ポリビニルアルコー
ル、ポリビニルピロリドン、塩化グリシジルトリメチル
アンモニウム・ヒドロキシエチルセルロース等を挙げる
ことができる。これらは、ティッシュペーパーに滑らか
な感触を与えるために、また、抗炎症剤を乳化物として
ティッシュペーパーに含有させる際にはその乳化物に安
定性を付与するために用いることができる。
【0013】この発明のティッシュペーパーには上記の
成分以外にもパラオキシ安息香酸アルキル、ソルビン
酸、デヒドロ酢酸等の防腐剤・防黴剤、ビタミンE、ジ
ブチルヒドロキシトルエン等の抗酸化剤、酸化亜鉛、タ
ルク、酸化チタン等の顔料、リン酸水素ナトリウム、ク
エン酸ナトリウム等のpH調整剤、色素、香料等を含有
させることができる。
【0014】この発明のティッシュペーパーに乳酸ナト
リウム、さらには抗炎症剤、天然水溶性高分子を含有さ
せる手段としては、それらを含有する水溶液、あるいは
乳化物(今後、これらを原液と呼ぶ)にティッシュペー
パーを含浸させる方法、ティッシュペーパーに原液をス
プレーする方法、印刷機によって原液をティッシュペー
パーに塗布する方法が挙げられる。これらの原液は、テ
ィッシュペーパーの乾燥重量に対して1〜100重量%
含ませることが好ましい。
【0015】
【実施例】次に、この発明を実施例によりさらに詳細に
説明するが、この発明はこれによってなんら限定される
ものではない。 実施例1 〔原液の調製〕予めヒアルロン酸ナトリウムを精製水に
攪拌溶解し、ヒアロルン酸ナトリウム1重量%水溶液を
調製した。次いで表1の組成にしたがって乳酸ソーダ5
0%水溶液、カミレツ抽出液と混合して原液を調製し
た。
【0016】
【表1】
【0017】〔原液の含浸〕ティッシュペーパー原紙に
ティッシュペーパーの乾燥重量に対して約18重量%の
原液をスプレーにて含浸させた。 比較例1 原液を含浸させる前のティッシュペーパーを比較例1と
した。 モニターテスト モニターテストは8名で実施した。手触りによって、実
施例1及び比較例1のティッシュペーパーの柔軟さ、し
っとり感を比較させた。また、鼻をかんだ時にどちらの
刺激が少ないか評価させた。結果を表2に示す。
【0018】
【表2】
【0019】表2に示した通り、実施例1は比較例1と
比較して明らかに柔軟さ、しっとり感に優れ、鼻をかん
だ時の刺激が少なかった。
【0020】
【発明の効果】以上詳述したように、柔軟かつしっとり
として鼻をかんだ時の刺激が低減するティッシュペーパ
ーが提供できる。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 乳酸ナトリウムを含有することを特徴と
    する、ティッシュペーパー。
  2. 【請求項2】乳酸ナトリウム、抗炎症剤及び天然水溶性
    高分子化合物を含有することを特徴とする、ティッシュ
    ペーパー。
  3. 【請求項3】上記抗炎症剤がカミツレエキスであること
    を特徴とする、請求項2記載のティッシュペーパー。
  4. 【請求項4】上記天然水溶性高分子化合物がヒアルロン
    酸ナトリウムであることを特徴とする、請求項2又は3
    記載のティッシュペーパー。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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