JP2001346203A - 画像処理装置及び画像処理方法並びに記憶媒体 - Google Patents

画像処理装置及び画像処理方法並びに記憶媒体

Info

Publication number
JP2001346203A
JP2001346203A JP2000166395A JP2000166395A JP2001346203A JP 2001346203 A JP2001346203 A JP 2001346203A JP 2000166395 A JP2000166395 A JP 2000166395A JP 2000166395 A JP2000166395 A JP 2000166395A JP 2001346203 A JP2001346203 A JP 2001346203A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
padding
row
shape information
pixel data
image processing
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP2000166395A
Other languages
English (en)
Inventor
Tadayoshi Nakayama
忠義 中山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Canon Inc filed Critical Canon Inc
Priority to JP2000166395A priority Critical patent/JP2001346203A/ja
Priority to US09/791,545 priority patent/US6952501B2/en
Publication of JP2001346203A publication Critical patent/JP2001346203A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Image Processing (AREA)
  • Compression Or Coding Systems Of Tv Signals (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 パンディング処理に使用するメモリの数を減
らすこと。画素データ及び2値形状情報の並び替えの処
理を行わずにパンディング処理を行うこと。 【解決手段】 オブジェクト内かどうかを示す形状情報
を有する画像データをブロックの行単位に入力する入力
手段(501,502)と入力した前記行を構成する画
素データ群を当該画素データに付随する前記形状情報に
基づいてパディングすると共に当該行中に有意な形状情
報があるか否かを示す中間形状情報を各行毎に記憶する
第1のパディング手段(505)と該第1のパディング
手段によってパディングされた行単位の画素データを前
記ブロックの行数分記憶する記憶手段(601)と該記
憶手段で記憶された行方向パディング済み画素データを
列単位に読み込み前記第1のパディング手段で得られた
各行の前記中間形状情報に基づいて列単位にパディング
する第2のパディング手段(507)とを備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、形状情報を有する
ブロック状の画像データの各画素に対してパンディング
処理を行う画像処理装置及び画像処理方法並びに記憶媒
体に関するものである。
【0002】
【従来の技術】画像、特に動画像は非常に多くのデータ
量があり、その画像を蓄積・伝送する際にはデータ量を
大幅に削減するための圧縮処理が不可欠である。動画像
を圧縮符号化する処理として、すでにMPEG−1、M
PEG−2などの国際標準が定められているが、これら
はテレビカメラ等で撮影した矩形領域の画像のみを対象
としている。画像にはさまざまなものがあるが、背景と
背景より手前にある被写体(オブジェクト)とからなる
画像も数多く存在する。一般的に背景となる画像は激し
い動きを伴なわず、撮影するカメラの動きに合わせて全
体が移動したり、背景中のさまざまなものがそれぞれ細
かい動きを示したりする。それに対し、オブジェクトは
時に激しい動きを伴なう。このように、オブジェクトと
背景は異なる性質を有する。
【0003】MPEG−1、MPEG−2に続いて標準
化が進められているMPEG−4では、オブジェクトと
背景を別々に取り扱えるようにし、有用なオブジェクト
を他で再利用することにより、動画コンテンツの生産性
を高めたり、画像を見る側で前記オブジェクトを操作で
きる枠組みを用意することで、画像に対して能動的な関
係を築き、新しい表現ができるように考えられている。
【0004】しかしながら、前記オブジェクトの形状は
矩形ではなく任意であるため、従来のMPEG−1、M
PEG−2で用いられてきた圧縮手法をそのまま適用す
ることはできない。
【0005】任意形状のオブジェクトの周囲にオブジェ
クトと相関のあるデータを補充することにより、オブジ
ェクトを矩形の画像に変換し、それから圧縮処理を行な
うようにしている。
【0006】動画圧縮では、その上さらにフレーム間の
相関を利用してデータ量を減らすようにしている。
【0007】フレーム間の相関を利用するということ
は、オブジェクトの現フレームのデータを符号化する際
に、他のフレームにおける相関の強い領域を参照し、そ
の差分値を符号化するものである。
【0008】オブジェクトが任意の形状であるため、当
然、参照される他のフレームにおけるオブジェクトの形
状も任意であり、オブジェクトの外の領域においては値
が無い状態である。これでは、ブロック単位の動きベク
トル情報を求めることが出来ない。
【0009】そこで、参照されるオブジェクトにパディ
ング処理を施して、矩形領域に広げた上で前記ブロック
単位の動きベクトル探索を行なうようにしている。
【0010】2次元的な広がりを持つ画像データのパデ
ィング処理は、1次元のパディング処理を、横方向と縦
方向に対して順に行なうことで実現する。1次元のパデ
ィング処理は以下のように行なう。
【0011】オブジェクトで挟まれたオブジェクト外の
領域(行または列)は、該領域の両端のオブジェクト内
の画素データの平均値に置き換え、その他のオブジェク
ト外の領域は、該領域に接するオブジェクト内の画素デ
ータに置き換える。該パディング処理の例を図1に示
す。
【0012】図1は水平(横)方向パディング処理を説
明する図であり、あるブロック内の所定の一行分の2値
形状情報(属性データ)(同図(a))と画素データ
(同図(b))、及びこの一行文の画素に対してパディ
ング処理を行った結果の画素データ(同図(c))を示
している。同図の2値形状情報において、1の値の部分
がオブジェクトの部分で0の部分がオブジェクト外の領
域である。なお、オブジェクト外の領域の画素データは
他の値で置き換えられるため、元の値はほとんど意味が
無いので、オブジェクト外の領域の画素データの値は省
略して示していない。
【0013】図1(a)が2値形状情報で、(b)がオ
ブジェクト領域内の画素データである。ここでは、ブロ
ック1行分の画素数を16画素とした。そしてこの16
画素の中には、連結していない4つのオブジェクト外の
領域がある。
【0014】画素値78のすぐ左の1画素からなる領
域、画素値74と画素値56で挟まれた4画素からなる
領域、画素値64と画素値42で挟まれた2画素からな
る領域、画素値42の右側にある3画素からなる領域の
4つである。
【0015】両端の領域は、該領域に接するオブジェク
ト内の画素データで置き換えられるため、一番左の1画
素は画素値78に置き換えられ、右端の3画素は画素値
42に置き換えられる。
【0016】残りの2つの領域は、オブジェクト内の画
素データに挟まれているので、左側の4画素は画素値7
4と56の平均値65((74+56)/2)に置き換
えられ、右側の2画素は画素値64と42の平均値53
((64+42)/2)に置き換えられる。その結果、
図1(c)に示すような画素値を示す画素データが、上
記水平方向パディング処理の結果として得られる。
【0017】ブロックデータは、複数の行データから成
り、それぞれの行データに対して上記水平方向パディン
グ処理を施すことにより、図2(a)に示すオブジェク
ト領域内の画素データは、図2(b)のように広がる。
ここで、斜線部はオブジェクト内の領域あるいはパディ
ング処理によって画素データが置き換えられた領域を示
す。
【0018】水平パディング処理の次は垂直方向パディ
ング処理を行なう。処理の単位が横1行から縦1列に変
わるだけで、処理方法は上述した内容と同じである。垂
直パディング処理の後には、図2(c)のようにブロッ
ク内全てが有効な画素データで埋め尽くされる。
【0019】水平パディング処理と垂直パディング処理
を別々の処理ユニットで処理する場合の画像処理装置の
1つの構成例を図5に示す。同図において、501は画
素データ入力端子で、パディング処理する画素データを
入力する端子である。
【0020】502は2値形状情報入力端子で、パディ
ング処理する画素データの2値形状情報を入力する端子
である。
【0021】503は画素データ出力端子で、パディン
グ処理した画素データを出力する端子である。
【0022】505は水平方向パディング処理ユニット
で、水平方向パディング処理を行なうユニットである。
【0023】507は垂直方向パディング処理ユニット
で、垂直方向パディング処理を行なうユニットである。
【0024】509は中間データ格納メモリで、水平方
向パディング処理ユニット505によって水平方向パデ
ィング処理した画素データを格納し、垂直方向パディン
グ処理に適した順序で読み出して、垂直方向パディング
処理ユニット507に画素データを送る。
【0025】511は、中間2値形状情報格納メモリ
で、垂直パディング処理に用いる2値形状情報を格納す
る。
【0026】水平パディング処理した結果が得られる順
序と、垂直パディング処理する画素の順序は異なるた
め、上記2つの格納メモリ(中間データ格納メモリ50
9,中間2値形状情報格納メモリ511)を経由して、
画素データと2値形状情報の並び替えを行なう。一般的
にこのような並び替えを転置と称し、上記格納メモリ
(中間データ格納メモリ509,中間2値形状情報格納
メモリ511)を転置メモリなどと呼んだりする。
【0027】
【発明が解決しようとする課題】水平垂直パディング処
理を行なうには、中間画素データと中間2値形状情報を
並び替える(転置する)ための2つのメモリが必要とな
る。半導体技術の進歩により大容量メモリの製造コスト
は著しく低下してきているが、小容量のメモリは相対的
に不利である。これは、1つのチップの中に集積した場
合にも言えることで、小容量のメモリを分散して持つよ
り、同じ容量の1つの大きなメモリに合体できるなら、
その方が効率が良い。ここで使用する2つのメモリはパ
ディング処理専用で連続的に使うものであるため、他の
メモリと合体することは、全体の処理性能の低下を招
く。よって、上記メモリの数を減らすことが求められ
る。
【0028】又、従来例では、水平方向パンディング処
理の後に垂直パンディング処理を行う際に、画素データ
及び2値形状情報の並び替え(転置)を行っていた。
【0029】本発明は上述の問題に対して鑑みたもので
あり、パンディング処理に使用するメモリの数を減らす
ことを目的とする。また、上述の2値形状情報の並び替
えの処理を行わずにパンディング処理を行うことを目的
とする。
【0030】
【課題を解決するための手段】本発明の目的を達成する
ために、例えば本発明の画像処理装置は以下の構成を備
える。すなわち、オブジェクト内かどうかを示す形状情
報を有する画像データに対し、ブロック単位に第1の方
向を行とし、及び当該第1の方向とは直交する第2の方
向を列とし、行及び列それぞれでオブジェクト外の領域
に適当な画素データを代入するパディング処理を行う画
像処理装置であって、前記画像データを前記ブロックの
行単位に入力する入力手段と、入力した前記行を構成す
る画素データ群を、当該画素データに付随する前記形状
情報に基づいてパディングすると共に、当該行中に有意
な形状情報があるか否かを示す中間形状情報を各行毎に
記憶する第1のパディング手段と、該第1のパディング
手段によってパディングされた行単位の画素データを、
前記ブロックの行数分記憶する記憶手段と、該記憶手段
に記憶された、行方向パディング済み画素データを列単
位で読み出し、前記第1のパディング手段で得られた各
行の前記中間形状情報に基づいて列単位にパディングす
る第2のパディング手段とを備える。
【発明の実施の形態】以下添付図面に従って、本発明を
好適な実施形態に従って詳細に説明する。
【0031】なお、以下の実施形態において用いる行方
向、列方向の定義は、行方向は水平方向、列方向は垂直
方向とする。
【0032】[第1の実施形態]本実施形態における、
パディング処理回路を図3に示す。同図のパディング処
理回路は、1行10画素のデータに対して1次元方向の
パディング処理を行なうものであるが、任意の数の画素
データに対する1次元方向のパディング処理に拡張でき
るものである。
【0033】図3において、301はパディング処理を
施こす画素データ(8ビット)を入力する端子群で、3
03は、上記画素データを保持するレジスタ群である。
305は上記画素データの各画素がオブジェクト内もし
くはオブジェクト外であるかを表わす2値形状情報(各
画素に対し1ビットの属性データ)を入力する端子群
で、307は上記2値形状情報を保持するレジスタ群で
ある。321は上記画素データを左方向に伝搬させるた
めの左伝搬処理部、323は上記画素データを右方向に
伝搬させるための右伝搬処理部、325a〜jは上記左
伝搬処理部321を構成するセレクタ群、327a〜j
は上記右伝搬処理部323を構成するセレクタ群であ
る。331a〜jは、2つの画素データ間の平均値を演
算するための加算器群である。
【0034】上述の構成を備えるパディング処理回路の
動作について、図3を用いて以下説明する。
【0035】パディング処理を施こす画素データと、画
素データに対する2値形状情報を1つずつ、あるいは、
10個同時に端子301,305から夫々入力し、それ
ぞれレジスタ303,307に保持する。2値形状情報
は、“1”がオブジェクト内を表わし、“0”がオブジ
ェクト外を表わす。
【0036】レジスタ303群に保持された画素データ
は、それぞれ左伝搬処理部321、右伝搬処理部323
内の対応する各セレクタ群(325a〜j、327a〜
j)に入力される。
【0037】一方、レジスタ307群に保持された2値
形状情報は、それぞれ左伝搬処理部321、右伝搬処理
部323内の対応する各セレクタ群(325a〜j、3
27a〜j)の制御信号として入力される。
【0038】左伝搬処理部321では、オブジェクト内
の画素データは左方向に伝搬し、右伝搬処理部323で
は、オブジェクト内の画素データは右方向に伝搬する。
【0039】なお、各セレクタ群(325a〜j、32
7a〜j)では、制御信号が“1”の時はレジスタ群3
03から入力される画素データを選択し、“0”の時は
夫々の伝搬部321,323内で左右に伝搬された画素
データを選択するように動作する。そして各々のセレク
タ群(325a〜j、327a〜j)で選択された画素
データは加算器群331に送られ、この加算器群331
にて平均値が求められて、出力される。
【0040】上述のパディング処理回路上の動作につい
て具体的に数値を用いて図4を用いて説明する。同図に
おいて、(a)は2値形状情報で、(b)は、パディン
グ処理を施す(入力)画素データ(オブジェクト外は意
味が無いので記載省略)、(c)は、左伝搬処理部32
1において、各画素に対するセレクタ群(325a〜
j)の出力値、(d)は、右伝搬処理部323におい
て、各画素に対するセレクタ群(327a〜j)の出力
値、(e)は、加算器群331の出力値である平均値を
表わす。
【0041】各画素ごとに選択された2つの値は、加算
器群331にて平均値が求められ、パディング処理した
結果として出力される。オブジェクト内の画素は、選択
された2つの値が同じ値(入力画素データ)になるた
め、平均しても画素値は変わらない。一方、オブジェク
トに挟まれた領域(2値形状情報が”0”の領域)は、
選択された2つの値(左伝搬処理部321により左に伝
搬された入力画素データと、右伝搬処理部331により
右に伝搬された入力画素データ)が異なるため、各画素
ごとに平均を求め、パディング処理した結果として出力
する。
【0042】以上の処理により、オブジェクトで挟まれ
たオブジェクト外の領域は、この領域の両端のオブジェ
クト内の画素データの平均値に置き換えられ、その他の
オブジェクト外の領域は、この領域に接するオプジェク
ト内の画素データに置き換えられる。
【0043】また、同一構成で、10画素未満の任意の
画素数に対しても、パディング処理が可能である。その
場合、画素入力の無い端子に対応する2値形状情報を
“0”に固定しておけばよい。また16画素を同じに処
理したければ、それに合わせてセレクタや加算器の数を
増やせばよい。
【0044】また、上述したパディング処理回路は、図
5に示した画像処理装置(パディング処理装置)の水平
方向パディング処理ユニット505や垂直方向パディン
グ処理ユニット507として使用することが出来る。
【0045】上述のパディング処理回路における動作の
仕組みは、図2を用いた上述の説明において、水平方向
パディング処理後の中間2値形状情報が図2(b)のよ
うに水平方向1行が同一の値になることを利用する。水
平方向パディング処理前の1行分の画素データの中に1
つでも有効画素(2値形状情報=1の画素)が存在すれ
ば、水平方向パディング処理後の画素データはすべて有
効画素となり、逆に、1つも有効画素がなければ(無効
画素(2値形状情報=0の画素))、パディング処理を
する必要もないし、処理をしたとしても1つも有効画素
とはならず、すべて無効画素となり、最終的に出力には
反映されない。
【0046】以上のパディング処理回路を用いて、本実
施形態における水平方向パディング処理と垂直方向パデ
ィング処理を行う画像処理装置の構成を図6に示す。図
5に示した画像処理装置の構成との違いは、中間2値形
状情報格納メモリ511の代わりにシフトレジスタ60
1を使用するところにある。
【0047】1行分の画素データを水平方向パディング
処理する度に、1ビットの中間2値形状情報を出力し、
シフトレジスタ601に取り込む。この中間2値形状情
報は、パディング処理する際に副次的に得られるもので
あるが、論理的にはパディング処理する1行分の画素デ
ータに対する2値形状情報すべての論理和を求めること
で得られる。つまり、1行分の2値形状情報のうちひと
つでも”1”を示す2値形状情報を有する画素が存在す
れば(つまりは、有効画素が存在すれば)、この1行に
対する中間2値形状情報の値は”1”となる。
【0048】例えばブロックサイズが16×16ビット
の大きさであれば、1ブロック分の水平方向パディング
処理を終了した時点で、シフトレジスタ601には各行
に対する16ビット分の中間2値形状情報が保持されて
いる。
【0049】よって、次に垂直方向パディング処理を行
う際には、この16ビットの中間2値形状情報を2値形
状情報として用いることで、中間データ格納メモリ50
9内の全部の画素データに対して垂直方向パディング処
理を施すことができる。
【0050】また、以上の画像処理装置が行う画像処理
方法(パディング処理)のフローチャートを図7に示
す。
【0051】ステップS701においては、16行全部
の水平方向パディング処理が終了したか否かを判定す
る。そしてもし終了していなかったら処理をステップS
703に進める。一方、終了していれば処理をステップ
S711に進める。
【0052】ステップS703においては、水平方向パ
ディング処理を行う対象となる1行分の画素データ(1
6画素分)を不図示のRAMから読み出し、端子501
に入力する。
【0053】ステップS705においては、水平方向パ
ディング処理を行う対象となる1行分の画素データ(1
6画素分)の2値形状情報を不図示のRAMから読み出
し、端子502に入力する。
【0054】ステップS707においては、不図示のR
AMから読み出した1行分の画素データに対して水平方
向パディング処理を行ない、中間データとして中間デー
タ格納メモリ509内に格納する。
【0055】ステップS709においては、上述の通
り、論理和演算を行った結果得られる1行分に対応する
1ビットの中間2値形状情報をシフトレジスタ601に
格納する。
【0056】ステップS711においては、16行分の
水平方向パディング処理の結果としてシフトレジスタ6
01に格納された中間2値形状情報(16ビット)を読
み出す。
【0057】ステップS713においては、16列全部
の垂直方向パディング処理が終了したか否かを判定す
る。そしてもし終了していなかったら処理をステップS
715に進める。一方、終了していれば、1ブロック分
のパディング処理が終了いたので、本処理を終了する。
【0058】ステップS715においては、垂直方向パ
ディング処理を行う対象となる1列分の中間データを中
間データ格納メモリ509から読み出す。
【0059】ステップS717においては、ステップS
715において読みだした中間データに対して垂直方向
パディング処理を行ない、その処理結果を不図示の所定
のメモリ領域に格納する。
【0060】なお、本実施形態では、水平方向パンディ
ング処理の後に垂直方向パンディング処理を行う順序で
あったが、上述のパンディング処理はこの順序に限定さ
れるものではなく、この順序は逆であってもよい。
【0061】以上の画像処理装置の構成により、従来必
要であった中間2値形状情報格納メモリ511は不要と
なり、その結果使用するメモリは1つですみ、従来例と
比較して、使用するメモリの数を減らすことができた。
それと同時に、以上の画像処理方法により、水平方向パ
ディング処理を行った後で、垂直方向パディング処理を
行う際に、従来のように2値形状情報の並び替えを行な
う必要がなくなった。
【0062】なお本実施形態では垂直方向パディング処
理ユニットの構成は上述の通り、図3に示した構成をと
るが、図9に示すように、図3のレジスタ群307を省
いて、その代わりにシフトレジスタ601をレジスタ群
307の位置に組み込むこんでもよい。そして水平方向
パディング処理ユニット505からの2値形状情報をシ
フトレジスタ601に直接入力することで、シフトレジ
スタ601を組み込んだ垂直方向パディング処理ユニッ
トは上述の垂直方向パディング処理を行うことができる
と共に、画像処理装置全体として使用するレジスタの数
をレジスタ群307の数だけ減らすことができる。
【0063】[第2の実施形態]第1の実施形態で示し
た画像処理方法はコンピュータ上においても実施可能で
ある。本実施形態におけるコンピュータの構成を示すブ
ロック図を図8に示す。
【0064】801はCPUで、RAM802に格納さ
れた各種のプログラムコードやデータに基づいてコンピ
ュータ全体の制御を行うと共に、パディング処理などの
画像処理を実行する。
【0065】802はRAMで、外部記憶装置804か
らロードした各種のプログラムコードやデータなどを一
時的に格納すると共に、CPU801が上述のプログラ
ムコードを実行する際のワークエリアも備えている。又
パディング処理を行うプログラムコードは図7に示した
フローチャートに従ったプログラムコードであり、この
プログラムコードはRAM802に格納されている。な
お、このプログラムの実行時に必要となるメモリ空間
(図7のフローチャートでは中間データ格納メモリに相
当)としては、RAM802を用いることになる。
【0066】803はROMで、コンピュータの起動時
に必要となるプログラムコードやデータなどを格納する
と共に、文字コードなども格納している。
【0067】804は外部記憶装置で、CD−ROMや
フロッピー(登録商標)ディスクなどの記憶媒体などか
ら読み込んだ各種のプログラムコードやデータ等を保存
すると共に、プリンタドライバ、スキャナドライバなど
を含む周辺機器のドライバなども保存する。
【0068】805は表示部で、CRTや液晶画面など
により構成されており、パディング処理の対象となる画
像や、コンピュータからのシステムメッセージなどを表
示する。
【0069】806は操作部で、キーボードやマウスな
どのポインティングデバイスなどにより構成されており
コンピュータに対して各種の指示(パディング処理の際
の1ブロックのサイズの指定など)を入力することがで
きる。
【0070】807はRS−232C等のインターフェ
ース(I/F)部で、コンピュータと周辺機器とを繋ぐ
ためのI/Fである。
【0071】808はプリンタ、スキャナを含む周辺機
器で、I/F部807を介してコンピュータに接続され
ており、コンピュータと画像データもしくは文字データ
の入出力を行うことができる。
【0072】809はNCUで、LANなどの通信回線
を介して、パディング処理された画像データなどを外部
のコンピュータに出力することができる。また、インタ
ーネットを介して画像データをダウンロードすることも
できる。
【0073】810は上述の各部を繋ぐバスである。
【0074】以上の構成を備えるコンピュータにより、
第1の実施形態において説明した画像処理方法をこのコ
ンピュータ上において実施可能であることを示した。
【0075】[他の実施形態]なお、第1,2の実施形
態は、複数の機器(例えばホストコンピュータ、インタ
フェイス機器、リーダ、プリンタなど)から構成される
システムに適用しても、一つの機器からなる装置(例え
ば、複写機、ファクシミリ装置など)に適用してもよ
い。
【0076】また、第1,2の実施形態の目的は、前述
した実施形態の機能を実現するソフトウェアのプログラ
ムコードを記録した記憶媒体(または記録媒体)を、シ
ステムあるいは装置に供給し、そのシステムあるいは装
置のコンピュータ(またはCPUやMPU)が記憶媒体
に格納されたプログラムコードを読み出し実行すること
によっても、達成されることは言うまでもない。この場
合、記憶媒体から読み出されたプログラムコード自体が
前述した実施形態の機能を実現することになり、そのプ
ログラムコードを記憶した記憶媒体は第1,2の実施形
態を構成することになる。また、コンピュータが読み出
したプログラムコードを実行することにより、前述した
実施形態の機能が実現されるだけでなく、そのプログラ
ムコードの指示に基づき、コンピュータ上で稼働してい
るオペレーティングシステム(OS)などが実際の処理
の一部または全部を行い、その処理によって前述した実
施形態の機能が実現される場合も含まれることは言うま
でもない。
【0077】さらに、記憶媒体から読み出されたプログ
ラムコードが、コンピュータに挿入された機能拡張カー
ドやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わ
るメモリに書込まれた後、そのプログラムコードの指示
に基づき、その機能拡張カードや機能拡張ユニットに備
わるCPUなどが実際の処理の一部または全部を行い、
その処理によって前述した実施形態の機能が実現される
場合も含まれることは言うまでもない。
【0078】第1,2の実施形態を上記記憶媒体に適用
する場合、その記憶媒体には、先に説明した(図7に示
す)フローチャートに対応するプログラムコードが格納
されることになる。
【0079】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、パ
ンディング処理に使用するメモリの数を減らす効果があ
る。また、2値形状情報の並び替えの処理を行わずにパ
ンディング処理を行う効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】入力画素データとパディング処理後の画素デー
タを示す図である。
【図2】パディング処理によってブロックの画素データ
がどのように処理されるかを示す図である。
【図3】本発明の第1の実施形態におけるパディング処
理回路を示す図である。
【図4】パディング処理回路上の動作について具体的に
数値を用いて説明する図である。
【図5】パディング処理装置の1つの構成例を示す図で
ある。
【図6】本発明の第1の実施形態における画像処理装置
の構成を示す図である。
【図7】本発明の第1の実施形態における画像処理装置
が行う画像処理方法のフローチャートである。
【図8】本発明の第2の実施形態におけるコンピュータ
の構成を示すブロック図である。
【図9】垂直方向パディング処理回路の構成の例を示し
た図である。

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 オブジェクト内かどうかを示す形状情報
    を有する画像データに対し、ブロック単位に第1の方向
    を行とし、及び当該第1の方向とは直交する第2の方向
    を列とし、行及び列それぞれでオブジェクト外の領域に
    適当な画素データを代入するパディング処理を行う画像
    処理装置であって、 前記画像データを前記ブロックの行単位に入力する入力
    手段と、 入力した前記行を構成する画素データ群を、当該画素デ
    ータに付随する前記形状情報に基づいてパディングする
    と共に、当該行中に有意な形状情報があるか否かを示す
    中間形状情報を各行毎に記憶する第1のパディング手段
    と、 該第1のパディング手段によってパディングされた行単
    位の画素データを、前記ブロックの行数分記憶する記憶
    手段と、 該記憶手段に記憶された、行方向パディング済み画素デ
    ータを列単位で読み出し、前記第1のパディング手段で
    得られた各行の前記中間形状情報に基づいて列単位にパ
    ディングする第2のパディング手段とを備えることを特
    徴とする画像処理装置。
  2. 【請求項2】 前記形状情報は2値で構成されており、
    この2値で前記画像データ内でオブジェクトの部分、オ
    ブジェクト外の部分を示すことを特徴とする請求項1に
    記載の画像処理装置。
  3. 【請求項3】 前記第1のパディング手段は、前記各行
    の中間形状情報を、各行に含まれる全部の前記形状情報
    の論理和を演算することで得ることを特徴とする請求項
    1又は2に記載の画像処理装置。
  4. 【請求項4】 前記ブロックの行の画素数よりも少ない
    画素データが前記入力手段に入力された場合、前記画素
    データが入力されない前記入力手段に対応する前記形状
    情報を0とすることを特徴とする請求項1に記載の画像
    処理装置。
  5. 【請求項5】 オブジェクト内かどうかを示す形状情報
    を有する画像データに対し、ブロック単位に第1の方向
    を行とし、及び当該第1の方向とは直交する第2の方向
    を列とし、行及び列それぞれでオブジェクト外の領域に
    適当な画素データを代入するパディング処理を行う画像
    処理方法であって、 前記画像データを前記ブロックの行単位に所定の入力手
    段に入力する入力工程と、 入力した前記行を構成する画素データ群を、当該画素デ
    ータに付随する前記形状情報に基づいてパディングする
    と共に、当該行中に有意な形状情報があるか否かを示す
    中間形状情報を各行毎に記憶する第1のパディング工程
    と、 該第1のパディング工程によってパディングされた行単
    位の画素データを、前記ブロックの行数分所定の記憶手
    段に記憶する記憶工程と、 該所定の記憶手段に記憶された、行方向パディング済み
    画素データを列単位で読み出し、前記第1のパディング
    工程で得られた各行の前記中間形状情報に基づいて列単
    位にパディングする第2のパディング工程とを備えるこ
    とを特徴とする画像処理方法。
  6. 【請求項6】 前記形状情報は2値で構成されており、
    この2値で前記画像データ内でオブジェクトの部分、オ
    ブジェクト外の部分を示すことを特徴とする請求項5に
    記載の画像処理方法。
  7. 【請求項7】 前記第1のパディング工程は、前記各行
    の中間形状情報を、各行に含まれる全部の前記形状情報
    の論理和を演算することで得ることを特徴とする請求項
    5又は6に記載の画像処理方法。
  8. 【請求項8】 前記ブロックの行の画素数よりも少ない
    画素データが前記入力手段に入力された場合、前記画素
    データが入力されない前記所定の入力手段に対応する前
    記形状情報を0とすることを特徴とする請求項5に記載
    の画像処理方法。
  9. 【請求項9】 オブジェクト内かどうかを示す形状情報
    を有する画像データに対し、ブロック単位に第1の方向
    を行とし、及び当該第1の方向とは直交する第2の方向
    を列とし、行及び列それぞれでオブジェクト外の領域に
    適当な画素データを代入するパディング処理を行う画像
    処理装置として機能するプログラムコードを格納する記
    憶媒体であって、 前記画像データを前記ブロックの行単位に所定の入力手
    段に入力する入力工程のプログラムコードと、 入力した前記行を構成する画素データ群を、当該画素デ
    ータに付随する前記形状情報に基づいてパディングする
    と共に、当該行中に有意な形状情報があるか否かを示す
    中間形状情報を各行毎に記憶する第1のパディング工程
    のプログラムコードと、 該第1のパディング工程によってパディングされた行単
    位の画素データを、前記ブロックの行数分所定の記憶手
    段に記憶する記憶工程のプログラムコードと、 該所定の記憶手段に記憶された、行方向パディング済み
    画素データを列単位で読み出し、前記第1のパディング
    工程のプログラムコードで得られた各行の前記中間形状
    情報に基づいて列単位にパディングする第2のパディン
    グ工程のプログラムコードとを備えることを特徴とする
    記憶媒体。
JP2000166395A 2000-02-24 2000-06-02 画像処理装置及び画像処理方法並びに記憶媒体 Withdrawn JP2001346203A (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000166395A JP2001346203A (ja) 2000-06-02 2000-06-02 画像処理装置及び画像処理方法並びに記憶媒体
US09/791,545 US6952501B2 (en) 2000-02-24 2001-02-26 Image processing apparatus, image encoding apparatus, and image decoding apparatus

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000166395A JP2001346203A (ja) 2000-06-02 2000-06-02 画像処理装置及び画像処理方法並びに記憶媒体

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2001346203A true JP2001346203A (ja) 2001-12-14

Family

ID=18669724

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000166395A Withdrawn JP2001346203A (ja) 2000-02-24 2000-06-02 画像処理装置及び画像処理方法並びに記憶媒体

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2001346203A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8189675B2 (en) 2006-05-10 2012-05-29 Samsung Electonics Co., Ltd. Method, medium and system storing image data for fast memory access

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8189675B2 (en) 2006-05-10 2012-05-29 Samsung Electonics Co., Ltd. Method, medium and system storing image data for fast memory access

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR100621137B1 (ko) 동화상 부호화 장치 및 동화상 처리장치
US8369419B2 (en) Systems and methods of video compression deblocking
JP3104868B2 (ja) 画像処理装置
US9800874B2 (en) Image decoding apparatus executing successive tile decoding and filtering around tile boundary
US6842177B2 (en) Macroblock padding
US6952501B2 (en) Image processing apparatus, image encoding apparatus, and image decoding apparatus
US20060098883A1 (en) Image compression/decompression system employing pixel thinning-out and interpolation scheme
JP4182426B2 (ja) 画像処理装置、画像処理方法及び画像処理プログラム
JP2003219185A (ja) 画像処理装置及び画像処理方法
US6809422B2 (en) One-chip image processing apparatus
US6380987B1 (en) Motion vector detection circuit enabling high-speed search of motion vector
JP2001346203A (ja) 画像処理装置及び画像処理方法並びに記憶媒体
Zhou et al. A hardware decoder architecture for general string matching technique
JP2000069478A (ja) 画像処理装置及び方法並びに記憶媒体
CN113160321B (zh) 一种实时图像序列的几何映射方法和装置
KR20020052199A (ko) 데이터 전송 방법 및 그 회로 장치
US6888892B2 (en) Method for padding macroblocks
JP5331432B2 (ja) 画像処理装置および画像処理方法
JPH1196138A (ja) 逆コサイン変換方法及び逆コサイン変換器
JP4109151B2 (ja) 画像処理装置
JP4419608B2 (ja) 動画像符号化装置
JP2005045797A (ja) 画像データの伝送に要する帯域幅を縮小するための方法及び装置
JP4118030B2 (ja) 画像圧縮装置・画像伸長装置、画像圧縮方法・画像伸長方法及び該方法を実現する情報記録媒体
JP2001043359A (ja) 画像処理装置および方法
WO2001006461A1 (fr) Procede et dispositif de dessin

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20070807