JP2001345633A - アンテナ装置 - Google Patents

アンテナ装置

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JP2001345633A
JP2001345633A JP2000268985A JP2000268985A JP2001345633A JP 2001345633 A JP2001345633 A JP 2001345633A JP 2000268985 A JP2000268985 A JP 2000268985A JP 2000268985 A JP2000268985 A JP 2000268985A JP 2001345633 A JP2001345633 A JP 2001345633A
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JP
Japan
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antenna
printed circuit
antenna device
circuit board
antenna element
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JP2000268985A
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English (en)
Inventor
Takashi Enoki
貴志 榎
Hideo Ito
英雄 伊藤
Masaru Kojima
優 小島
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 小型、高利得で指向性切換え可能なアン
テナ装置を提供すること。 【解決手段】 プリント基板で実現された地板101上
に放射器として作用するアンテナ素子102を配設す
る。反射器又は導波器として作用するアンテナ素子10
3〜106をプリント基板201〜204上に実装す
る。アンテナ素子103〜106を反射器として作用さ
せるか導波器として作用させるかを切換えるスイッチ回
路を地板101上に実装する。プリント基板201〜2
04を地板101に垂直に立てる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、無線通信システム
の通信端末装置、基地局装置等に用いられる指向性切換
え可能なアンテナ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】無線通信では、利得の向上及び不要波の
抑圧等の為に、特定の方向に電磁波を集中して放射する
指向性アンテナが用いられ、これを実現するアンテナの
一つに八木アンテナがある。八木アンテナは、半波長ダ
イポールアンテナの近傍に配置した導体棒の長さにより
指向性(放射方向)を制御するアンテナである。
【0003】これは、放射器となるアンテナ素子の近傍
に半波長より短い無給電の導体棒を置くと導体棒方向に
放射方向が傾き、逆に、半波長より長い無給電の導体棒
を置くと導体棒と逆方向に放射方向が傾く性質を利用し
たものである。
【0004】以下、自らの方向に指向性が向くアンテナ
素子を導波器といい、自らの方向と逆方向に指向性が向
くアンテナ素子を反射器という。また、指向性の鋭さを
示す尺度を利得という。
【0005】ここで、無線通信において、伝搬環境によ
って到来方向が変化するマルチパスを最小とするため
等、指向性の切換えを必要とする場合がある。指向性を
切換えることができるアンテナ装置として、反射器、放
射器及び導波器の3素子からなる八木アンテナ列を複数
用いたものが既に提案されている。
【0006】なお、導波器又は反射器のいずれか一方を
用いて指向性をつくるよりも、放射器を中心として対称
の位置に導波器と反射器とを設置して指向性をつくる方
が高利得となる。
【0007】図33は、指向性を切換えることができる
従来のアンテナ装置の構成を示す図である。図33
(a)及び図33(b)に示すように、従来のアンテナ
装置は、地板1上に反射器2、放射器3及び導波器4の
3素子を略1/4波長間隔で配列したアンテナ列を水平
面に90度間隔で4列に配列し、各アンテナ列の放射器
3の出力にスイッチ回路4を挿入し、スイッチ回路4の
接続を切換えるスイッチング回路5を設けている。な
お、アンテナ素子の間隔を略1/4波長とするのは、こ
れよりアンテナ素子の間隔が狭いと相互結合によりイン
ピーダンスが低下するためである。
【0008】そして、上記従来のアンテナ装置は、図3
4の指向性図に示すように、スイッチング回路5を切換
えることにより、指向性を90度ずつ切換えることを実
現している。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
アンテナ装置は、アンテナ素子の間隔が略1/4波長で
ある八木アンテナ列を切換える指向性の数だけ必要とす
るため、装置が大型化してしまうという問題を有してい
る。
【0010】また、従来のアンテナ装置は、各放射器出
力にスイッチ回路を挿入しているため、スイッチ回路の
損失によりアンテナ部全体の利得が低下するという問題
も有している。
【0011】本発明はかかる点に鑑みてなされたもので
あり、小型、高利得で指向性切換え可能なアンテナ装置
を提供することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明のアンテナ装置
は、第1プリント基板で実現された地板上に電磁波を送
信又は受信する第1アンテナ素子を配設し、無給電の第
2アンテナ素子を第2プリント基板上に設け、前記第2
アンテナ素子を反射器として作用させるか導波器として
作用させるかを切換える切替手段を前記地板上に実装
し、前記第2プリント基板を地板に垂直に立てる構成を
採る。
【0013】この構成により、スイッチング素子を放射
器出力に設けていないためスイッチング素子による損失
のない高利得なアンテナ装置を実現することができると
共に、基板材の誘電率に基づく波長短縮効果により、物
理的なアンテナ長を短く、またアンテナ素子間隔を狭く
することができるので、アンテナ装置の低背化及び細径
化を実現することができる。
【0014】本発明のアンテナ装置は、第2プリント基
板上に複数の第2アンテナ素子を設ける構成を採る。
【0015】この構成により、1枚の基板上にアンテナ
素子2本を印刷できるので、部品点数の削減を図ること
ができる。
【0016】本発明のアンテナ装置は、第2プリント基
板の内層に第2アンテナ素子、または、第1、第2アン
テナ素子の両方を設ける構成を採る。
【0017】この構成により、プリント基板を地板10
1の中心に対して点対称に配置することができる。従っ
て、どの方向にセクタ切換えを行ってもプリント基板の
存在する位置関係は等しくなり、セクタ切換え時の放射
パタンの対称性を向上させることができる。
【0018】本発明のアンテナ装置は、第2アンテナ素
子と地板とを電気的に接続する接続手段を第2プリント
基板に設ける構成を採る。
【0019】この構成により、アンテナ組立て時におけ
るアンテナ素子と地板との接続加工性を向上することが
できる。
【0020】本発明のアンテナ装置は、地板に設けられ
た穴部に差込み可能な突起部を第2プリント基板に設け
る構成を採る。
【0021】この構成により、容易にプリント基板の位
置を決めることができるので、アンテナの組立て性を向
上させることができる。
【0022】本発明のアンテナ装置は、突起部を地板の
厚みよりも長くし、第2アンテナ素子と並行する面に接
続手段を設ける構成を採る。
【0023】この構成により、アンテナの組立て性を向
上させることができるとともに、アンテナ組立て時にお
けるアンテナ素子と地板との接続加工性を向上すること
ができる。また、突起部を挿入するために地板にあける
穴はスルーホールにする必要がなく、余計な寄生容量等
が発生しないため、特性劣化を削減することができる。
【0024】本発明のアンテナ装置は、第1アンテナ素
子及び第2プリント基板を地板と回動自在に取付ける構
成を採る。
【0025】この構成により第1アンテナ素子及び第2
プリント基板を折り畳めるので、アンテナ装置を携帯端
末装置等に搭載した場合において、携帯端末装置等の厚
みを薄くすることができ、持ち運び時等における利便性
を向上させることができる。
【0026】本発明のアンテナ装置は、2枚の第2プリ
ント基板を十文字型に組み合わせる構成を採る。
【0027】この構成により、第2プリント基板を自立
可能にすることができ、機構上組み立て性を向上させる
ことができる。
【0028】本発明のアンテナ装置は、2枚の第2プリ
ント基板を1枚の平板と回動自在に連結し、一方のプリ
ント基板の前記平板と連結される反対辺を地板と回動自
在に連結し、他方のプリント基板を地板と分離する構成
を採る。
【0029】この構成により、アンテナ装置を使用する
ときに第2プリント基板を及び平板をコの字型に構成す
ることができ、アンテナ装置を使用しないときに折り畳
むことができる。そして、コの字型に構成することによ
り、第2プリント基板を自立可能にすることができ、機
構上組み立て性を向上させることができる。一方、折り
畳むことにより、携帯端末装置等の厚みを薄くすること
ができ、持ち運び時等における利便性を向上させること
ができる。
【0030】本発明のアンテナ装置は、第1プリント基
板で実現された地板上に電磁波を送信又は受信する第1
アンテナ素子を配設し、無給電の第2アンテナ素子を誘
電体に一体成型し、前記第2アンテナ素子を反射器とし
て作用させるか導波器として作用させるかを切換える切
替手段を前記地板上に実装する構成を採る。
【0031】この構成により、反射器あるいは導波器と
して作用するアンテナ素子を誘電体の表面に一体成型で
つくることができるので、組立て性の向上及び部品点数
の削減を図ることができる。
【0032】本発明のアンテナ装置は、第2アンテナ素
子を誘電体の内部に一体成型する構成を採る。
【0033】この構成により、反射器あるいは導波器と
して作用するアンテナ素子を一直線状に何本でも並べる
ことができるので、容易に利得を向上させることができ
る。
【0034】本発明のアンテナ装置は、地板に設けられ
た穴部に差込み可能な突起部を誘電体に設ける構成を採
る。
【0035】この構成により、容易にプリント基板の位
置を決めることができるので、アンテナの組立て性を向
上させることができる。
【0036】本発明のアンテナ装置は、突起部を地板の
厚みよりも長くし、第2アンテナ素子と並行する面に接
続手段を設ける構成を採る。
【0037】この構成により、アンテナの組立て性を向
上させることができるとともに、アンテナ組立て時にお
けるアンテナ素子と地板との接続加工性を向上すること
ができる。また、突起部を挿入するために地板にあける
穴はスルーホールにする必要がなく、余計な寄生容量等
が発生しないため特性劣化を削減することができる。
【0038】本発明のアンテナ装置は、第1アンテナ素
子を誘電体の内部に一体成型する構成を採る。
【0039】この構成により、部品点数の削減、及び、
組立て工数の削減を図ることができる。
【0040】本発明のアンテナ装置は、地板と誘電体と
を一体成型する構成を採る。
【0041】この構成により、地板とアンテナ素子とを
接続する加工が不要となるため、部品点数の削減、及
び、組立て工数の削減を図ることができる。さらに、ア
ンテナ素子の接続に起因する特性のバラツキをなくすこ
とができる。
【0042】本発明のアンテナ装置は、切替手段の高周
波部分を地板の第2アンテナ素子側に配置する構成を採
る。
【0043】この構成により、利得の向上を図ることが
できるとともに、高周波の回り込みを原因とする特性劣
化を削減することができる。
【0044】本発明のアンテナ装置は、切替手段の電気
長伸長インダクタンスを分布定数回路で実現し、誘電体
表面に印刷し、誘電体の一部とする構成を採る。
【0045】この構成により、部品点数の削減及び特性
のバラツキを削減することができる。
【0046】本発明のアンテナ装置は、高周波送受信回
路と接続する接続コネクタを誘電体と一体成型する構成
を採る。
【0047】この構成により、適合するコネクタを挿入
するだけで本アンテナ装置を高周波送受信回路に接続す
ることができる。従って、本アンテナ装置を高周波送受
信回路に接続するための加工が不要となり、部品点数の
削減及び組立て工数の削減を図ることができる。
【0048】本発明の通信端末装置は、上記いずれかに
記載のアンテナ装置を搭載する構成を採る。
【0049】この構成により、小型の装置を用いて、高
利得で指向性切換え可能な無線通信を行うことができ
る。
【0050】本発明の通信端末装置は、摺動自在なスラ
イドカバーを具備し、前記スライドカバーを摺動させる
ことにより上記のアンテナ装置を露出又は収納するする
構成を採る。
【0051】この構成により、可搬性及び美観を向上さ
せることができる。
【0052】本発明の通信端末装置は、スライドカバー
に接続媒体を実装する構成を採る。
【0053】この構成により、収納時の小型化、可搬性
及び美観を向上させることができる。
【0054】本発明の基地局装置は、上記いずれかの通
信端末装置と無線通信を行う構成を採る。
【0055】この構成により、小型の装置を用いて、高
利得で指向性切換え可能な無線通信を行うことができ
る。
【0056】本発明の指向性切換え方法は、地板を第1
プリント基板で実現し、電磁波を送信又は受信する第1
アンテナ素子を前記地板上に配設し、第2プリント基板
上に無給電の第2アンテナ素子を設け、前記地板上にス
イッチ回路とインダクタンスとを実装して前記第2アン
テナの素子端と並列的に接続し、前記第2プリント基板
を地板に垂直に立て、前記スイッチ回路を接続又は切断
することにより指向性を切換える方法を採る。
【0057】この方法により、高利得なアンテナ装置を
実現することができ、また、基板材の誘電率に基づく波
長短縮効果により、物理的なアンテナ長を短く、またア
ンテナ素子間隔を狭くすることができるので、アンテナ
装置の低背化及び細径化を実現することができる。
【0058】
【発明の実施の形態】本発明の骨子は、放射器として作
用する第1アンテナ素子と無給電の第2アンテナ素子と
を配列し、第2アンテナ素子の素子端と地板との間にイ
ンダクタンス及びスイッチング素子を並列的に接続し、
そのスイッチング素子を導通又は絶縁して反射器又は導
波器として作用させ、さらに、第2アンテナ素子をプリ
ント基板上に印刷することである。
【0059】以下、本発明の実施の形態について、添付
図面を参照して詳細に説明する。なお、以下の説明にお
いて、アンテナ装置の地板の取り付け面を裏面とする。
また、裏面と対向する面であって、アンテナ装置のアン
テナ素子が取り付けられる地板の面を上面とする。
【0060】(実施の形態1)図1は、本発明の実施の
形態1に係るアンテナ装置の構成を示す図である。
【0061】図1に示すように、本実施の形態に係るア
ンテナ装置は、地板101の上面の中央に放射器として
作用するアンテナ素子102と、反射器あるいは導波器
として作用するアンテナ素子103〜106をそれぞれ
同心円上等間隔に配列する。そして、本実施の形態に係
るアンテナ装置は、アンテナ素子103〜106の素子
端と地板101との間にそれぞれスイッチ回路107〜
110及びインダクタンス111〜114を並列に設け
ている。
【0062】図2は、本発明の実施の形態1に係るアン
テナ装置のスイッチ回路107の内部構成例を示す図で
ある。
【0063】図2に示すように、スイッチ回路107
は、スイッチ151と、ダイオード素子152と、チョ
ークインダクタンス153と、キャパシタンス154
と、キャパシタンス155とから主に構成されている。
スイッチ回路107は、スイッチ151を閉じることに
よりチョークインダクタンス153を介してダイオード
素子152にバイアスを加えてONさせ、スイッチ15
1を開くことによりダイオード素子152にバイアスを
加えずにOFFさせる。
【0064】チョークインダクタンス153は、電源側
をハイインピーダンスにして、アンテナから入る高周波
成分が電源側に回り込ませないために挿入される。キャ
パシタンス154は、スイッチ151を閉じてダイオー
ド素子152をONさせるための電圧がチョークインダ
クタンス153を介して印加されたときに、アンテナ側
に電流が流れてしまうことを阻止するために挿入され
る。キャパシタンス155は、アンテナから入る高周波
成分が電源側に回り込まないように、短絡するために挿
入される。
【0065】スイッチ回路108〜110は、図2に示
したスイッチ回路107と同様の内部構成を有する。
【0066】ここで、スイッチ回路107がONのとき
にアンテナ素子103と地板101との間を導通状態と
し、アンテナ素子103を放射器となるアンテナ素子1
02よりやや短くすると、アンテナ素子103は導波器
として作用する。また、スイッチ回路107がOFFの
ときにアンテナ素子103とインダクタンス111によ
るインピーダンス位相がアンテナ素子102よりも進む
ようにインダクタンス111を設定することにより、ア
ンテナ素子103は反射器として作用する。
【0067】同様に、スイッチ回路108がONのとき
にアンテナ素子104は導波器として作用し、スイッチ
回路108がOFFのときにアンテナ素子104は反射
器として作用する。また、スイッチ回路109がONの
ときにアンテナ素子105は導波器として作用し、スイ
ッチ回路109がOFFのときにアンテナ素子105は
反射器として作用する。また、スイッチ回路110がO
Nのときにアンテナ素子106は導波器として作用し、
スイッチ回路110がOFFのときにアンテナ素子10
6は反射器として作用する。
【0068】すなわち、スイッチ回路107〜110の
中の1つをONとし、他のすべてのスイッチ回路をOF
Fとするようにスイッチ回路のON/OFFを切換える
ことにより、無給電アンテナ素子の1つを導波器として
作用させ、他を反射器として作用させることができるの
で、従来のものよりも小型で、指向性を90度ずつ4方
向に切換えることができるアンテナ装置を実現すること
ができる。
【0069】なお、地板101をプリント基板で実現
し、プリント基板の裏面にスイッチ回路107〜110
及びインダクタンス111〜114を実装することもで
きる。この場合、通常の製造工程において、アンテナ制
作が容易にでき、特性面においても再現性の高いアンテ
ナを実現できる。
【0070】また、図3のアンテナ装置におけるプリン
ト基板の裏面図に示すように、チョークインダクタンス
153の代りに1/4波長の伝送線路156を用い、1
/4波長の伝送線路156の電源側で、キャパシタンス
155により地板と高周波的にショートし、逆側で、オ
ープンとし、電源側の影響を低減することもできる。な
お、図3においては、アンテナ素子104〜106、ス
イッチ回路108〜110及びキャパシタンス112〜
114を省略した。
【0071】これにより、チップインダクタンスでは、
2G帯程度になると、挿入するインダクタンスが公称値
と一致せず、十分なインピーダンスが得られないという
問題を解決し、高周波帯においても十分なインピーダン
スを得ることができる。
【0072】なお、本実施の形態では、反射器あるいは
導波器として作用するアンテナ素子が4本の場合につい
て説明したが、本発明はこれに限られず、反射器あるい
は導波器として作用するアンテナ素子の数に制限はな
い。
【0073】(実施の形態2)図4は、本発明の実施の
形態2に係るアンテナ装置の構成を示す図である。図4
に示すアンテナ装置は、図1に示したアンテナ装置に対
して、地板101をプリント基板で実現し、スイッチ回
路107〜110及びインダクタンス111〜114を
プリント基板の裏面に実装する。なお、図4では、スイ
ッチ回路107〜110及びインダクタンス111〜1
14の図示を省略した。
【0074】また、図4に示すアンテナ装置は、テフロ
ン材等の損失が少ない誘電体からなるプリント基板20
1〜204上にそれぞれアンテナ素子103〜106を
印刷し、地板101に垂直に立てる構成を採る。
【0075】この構成により、基板材の誘電率によって
波長短縮が生じるので、実施の形態1に対して同一の特
性を得るために必要な物理的なアンテナ長を短くするこ
とができ、アンテナ装置の低背化を実現することができ
る。
【0076】なお、本実施の形態では、反射器あるいは
導波器として作用するアンテナ素子が印刷されたプリン
ト基板が4枚の場合について説明したが、本発明はこれ
に限られず、プリント基板の数に制限はない。
【0077】(実施の形態3)図5は、本発明の実施の
形態3に係るアンテナ装置の構成を示す図である。図5
に示すアンテナ装置は、図4に示したアンテナ装置と比
較して、プリント基板201〜204の代りに、プリン
ト基板301、302を用いる。
【0078】図6は、プリント基板301の構造を示す
平面図であり、図7は、プリント基板302の構造を示
す平面図である。
【0079】図5〜図7に示すアンテナ装置は、プリン
ト基板301上にアンテナ素子103、106を印刷
し、プリント基板302上にアンテナ素子104、10
5を印刷し、プリント基板301、302を地板101
に垂直に立てる構成を採る。
【0080】この構成により、1枚の基板上にアンテナ
素子2本を印刷できるので、実施の形態2に対して部品
点数の削減を図ることができる。
【0081】また、図8に示すように、アンテナ素子1
02及びプリント基板301、302を地板101と回
動自在に取付けることにより折り畳めるので、該アンテ
ナ装置を携帯端末装置等に搭載した場合において、携帯
端末装置等の厚みを薄くすることができ、持ち運び時等
における利便性を向上させることができる。
【0082】(実施の形態4)図9は、本発明の実施の
形態4に係るアンテナ装置の構成を示す図である。図9
に示すアンテナ装置は、図4に示したアンテナ装置と比
較して、プリント基板201〜204の代りに、プリン
ト基板401、402を用いる。
【0083】図10は、プリント基板401の構造を示
す平面図であり、図11は、プリント基板402の構造
を示す平面図である。
【0084】図9〜図11に示すアンテナ装置は、プリ
ント基板401上にアンテナ素子103、105を印刷
し、プリント基板402上にアンテナ素子102、10
4、106を印刷する。
【0085】また、プリント基板401とプリント基板
402とを十字型に組み合わせることができるように、
プリント基板401にはスリット411が設けられ、プ
リント基板402にはスリット421が設けられてい
る。また、プリント基板402には、アンテナ素子10
2との干渉を防ぐために、スリット422が設けられて
いる。
【0086】そして、図9〜図11に示すアンテナ装置
は、プリント基板401とプリント基板402とを十字
型に組み合わせて地板101に垂直に立てる構成を採
る。
【0087】このように、2枚のプリント基板を十字型
に組み合わせる構造とすることにより、アンテナ素子が
印刷されたプリント基板を自立可能にすることができ、
機構上組み立て性を向上させることができる。
【0088】(実施の形態5)図12は、本発明の実施
の形態5に係るアンテナ装置の構成を示す図である。ま
た、図13は、図12をAの方向から見た平面図であ
り、図14は、図13のアンテナ装置の折り畳み時を示
す平面図である。図12〜図14に示すアンテナ装置
は、図4に示したアンテナ装置と比較して、プリント基
板201〜204の代りに、プリント基板501、50
2及び平板503を用いる。
【0089】図12〜図14に示すアンテナ装置は、プ
リント基板501上にアンテナ素子103、106を印
刷し、プリント基板502上にアンテナ素子104、1
05を印刷する。
【0090】また、プリント基板501と平板503と
はヒンジ504で回動自在に連結され、プリント基板5
02と平板503とはヒンジ505で回動自在に連結さ
れ、プリント基板501は、回動自在の固定具506に
より地板101と連結される。
【0091】また、プリント基板501には、該アンテ
ナ装置使用時にアンテナ素子103、106がそれぞれ
スイッチ回路107、110と接続するように、接続金
具507が取付けられ、プリント基板503には、該ア
ンテナ装置使用時にアンテナ素子104、105がそれ
ぞれスイッチ回路108、109と接続するように、接
続金具508が取付けられる。
【0092】さらに、プリント基板501には、該アン
テナ装置未使用時にアンテナ素子102と干渉を起こさ
ないための切欠部511が設けられ、平板503には、
該アンテナ装置使用時にアンテナ素子102と干渉を起
こさないためのスリット531が設けられる。
【0093】この構成により、該アンテナ装置を使用す
るときにプリント基板501、502及び平板503を
コの字型に構成することができ、該アンテナ装置を使用
しないときに折り畳むことができる。
【0094】そして、コの字型に構成することにより、
プリント基板を自立可能にすることができ、機構上組み
立て性を向上させることができる。
【0095】一方、折り畳むことにより、携帯端末装置
等の厚みを薄くすることができ、持ち運び時等における
利便性を向上させることができる。
【0096】図15は、本実施の形態に係るアンテナ装
置を搭載した携帯端末装置の構成例を示す図である。
【0097】図15に示すように、本実施の形態に係る
アンテナ装置601を搭載した携帯端末装置602に摺
動可能なスライドカバー603を取付け、アンテナ装置
601使用時にアンテナ装置601を露出させ、アンテ
ナ装置601未使用時にアンテナ装置601を収納する
ことにより、可搬性及び美観を向上させることができ
る。
【0098】さらに、図16に示すように、スライドカ
バー603にPC(Personal Computer)カード604
を実装すれば、アンテナ装置601使用時にアンテナ装
置601を露出させ、同時にPCカード604をパーソ
ナルコンピュータのスロットに挿入することができる。
そして、アンテナ装置601未使用時にアンテナ装置6
01及びPCカード604を収納することができるの
で、収納時の小型化、可搬性及び美観を向上させること
ができる。
【0099】なお、本発明において、スライドカバー6
03に実装できるものはPCカード604に限られず、
インターフェースやモデム等の他の接続媒体であっても
同様の効果を得ることができる。
【0100】(実施の形態6)図17は、本発明の実施
の形態6に係るアンテナ装置の構成を示す図である。ま
た、図18は、図17をAの方向から見た平面図であ
る。
【0101】上記図9〜図11に示したアンテナ装置で
は、プリント基板401、402の表面にアンテナ素子
103〜106を印刷していたのに対し、図17及び図
18に示すアンテナ装置は、プリント基板701、70
2の内層にアンテナ素子103〜106を設ける構成を
とる。
【0102】図19は、プリント基板701の構造を示
す図であり、図20は、プリント基板702の構造を示
す図である。
【0103】図17〜図20に示すアンテナ装置は、プ
リント基板701の内層にアンテナ素子103、105
を設け、プリント基板702の内層にアンテナ素子10
4、106を設ける。
【0104】そして、アンテナ素子103、105は、
それぞれプリント基板701の底面711に設けられた
地板接続部712、713と電気的に接続され、アンテ
ナ素子104、106は、それぞれプリント基板702
の底面721に設けられた地板接続部722、723と
電気的に接続される。
【0105】また、プリント基板701とプリント基板
702とを十字型に組み合わせることができるように、
プリント基板701にはスリット714が設けられ、プ
リント基板702にはスリット724が設けられてい
る。また、プリント基板702には、アンテナ素子10
2との干渉を防ぐために、スリット725が設けられて
いる。
【0106】そして、図17〜図20に示すアンテナ装
置は、上記図9〜図11に示したアンテナ装置と同様
に、プリント基板701とプリント基板702とを十字
型に組み合わせて地板101に垂直に立てる構成を採
る。このとき、プリント基板701の地板接続部71
2、713及びプリント基板702の地板接続部72
2、723は、地板101と接する。
【0107】図17及び図18から明らかなように、プ
リント基板701、702の内層にアンテナ素子103
〜106を設けることにより、プリント基板701、7
02を地板101の中心に対して点対称に配置すること
ができる。従って、どの方向にセクタ切換えを行っても
プリント基板の存在する位置関係は等しくなり、セクタ
切換え時の放射パタンの対称性を向上させることができ
る。
【0108】また、プリント基板の内層に存在するアン
テナ素子と地板とを電気的に接続する接続部を設けるこ
とにより、アンテナ組立て時におけるアンテナ素子と地
板との接続加工性を向上することができる。
【0109】なお、上記実施の形態2から実施の形態5
のいずれにおいても、プリント基板の内層にアンテナ素
子を設けること、及びプリント基板の内層に存在するア
ンテナ素子と地板とを接続する接続部を設けることによ
り、上記効果を得ることができる。また、本実施の形態
においては、第1アンテナ素子102はプリント基板7
02上に設けない場合で説明したが、スリット725を
削除し、第1アンテナ素子102もプリント基板702
上に設けてもよい。
【0110】(実施の形態7)図21、図22は、それ
ぞれ本発明の実施の形態7に係るアンテナ装置のプリン
ト基板701、702の構造を示す図である。なお、本
実施の形態に係るアンテナ装置の構成は、上記実施の形
態6に示した図17、図18と同様であるので説明を省
略する。
【0111】図21に示すプリント基板701は、上記
図19と比較して、突起部731、732が設けられて
いる点が異なる。同様に、図22に示すプリント基板7
02は、上記図20と比較して、突起部741、742
が設けられている点が異なる。
【0112】各突起部731、732、741、742
の長さは地板101の厚さと同程度にし、地板101に
は各突起部731、732、741、742が入る大き
さのスルーホールを設けておく。
【0113】各アンテナ素子103〜106と地板10
1は、地板101のスルーホールにプリント基板70
1、702の各突起部731、732、741、742
を差込み、地板101の裏面から例えば半田付けをする
ことにより接続される。
【0114】このように、プリント基板に突起部を設
け、これを地板に設けられたスルーホールに差込むこと
により、容易にプリント基板の位置を決めることができ
るので、アンテナの組立て性を向上させることができ
る。
【0115】なお、上記実施の形態2から実施の形態4
のいずれにおいても、プリント基板に突起部を設け、こ
れを地板に設けられたスルーホールに差込むことによ
り、上記効果を得ることができる。
【0116】(実施の形態8)図23、図24は、それ
ぞれ本発明の実施の形態8に係るアンテナ装置のプリン
ト基板701、702の構造を示す図である。なお、本
実施の形態に係るアンテナ装置の構成は、上記実施の形
態6に示した図17、図18と同様であるので説明を省
略する。
【0117】図23に示すプリント基板701は、上記
図21と比較して、突起部731、732の長さを地板
101の厚さよりも長くし、アンテナ素子と並行する面
751に地板接続部712、713が設けられている点
が異なる。同様に、図24に示すプリント基板702
は、上記図22と比較して、突起部741、742の長
さを地板101の厚さよりも長くし、アンテナ素子と並
行する面761に地板接続部722、723が設けられ
ている点が異なる。
【0118】地板101には、各突起部731、73
2、741、742が入る大きさの穴を設け、アンテナ
組立て時に各地板接続部712、713、722、72
3と接する部分に接続のためのランドを設けておく。
【0119】各アンテナ素子103〜106と地板10
1は、地板101の穴にプリント基板701、702の
各突起部731、732、741、742を差込み、地
板101の裏面から例えば半田付けをすることにより接
続される。
【0120】このように、プリント基板に突起部を設
け、突起部のアンテナ素子と並行する面に地板接続部を
設け、突起部を地板に設けられた穴に差込むことによ
り、アンテナの組立て性を向上させることができるとと
もに、アンテナ組立て時におけるアンテナ素子と地板と
の接続加工性を向上することができる。また、突起部を
挿入するために地板にあける穴はスルーホールにする必
要がなく、余計な寄生容量等が発生しないため特性劣化
を削減することができる。
【0121】なお、上記実施の形態2から実施の形態4
のいずれにおいても、プリント基板に突起部を設け、突
起部のアンテナ素子と並行する面に地板接続部を設け、
突起部を地板に設けられた穴に差込むことにより、上記
効果を得ることができる。
【0122】(実施の形態9)図25は、本発明の実施
の形態9に係るアンテナ装置の構成を示す図である。ま
た、図26は、図25をAの方向から見た平面図であ
る。図25及び図26に示すアンテナ装置は、図9に示
したアンテナ装置と比較して、プリント基板401、4
02の代りに円柱形状の誘電体801を用い、アンテナ
素子103〜106が誘電体801の表面に一体成型で
つくられている点が異なる。
【0123】誘電体801の中心部にはアンテナ素子1
02を通すための穴811が設けられている。
【0124】このように、反射器あるいは導波器として
作用するアンテナ素子を誘電体の表面に一体成型でつく
ることにより、組立て性の向上及び部品点数の削減を図
ることができる。
【0125】また、図27の断面図に示すように、誘電
体801にアンテナ素子103〜106と電気的に接続
する突起部821〜824を設け、地板101にスルー
ホールを設け、突起部821〜824を地板101のス
ルーホールに挿入して、裏面に実装された回路と接続す
ることもできる。この場合、上記実施の形態7と同様
に、容易にプリント基板の位置を決めることができるの
で、アンテナの組立て性を向上させることができる。
【0126】また、上記実施の形態8と同様に、地板の
裏面の穴付近に接続用のランドを設ける構成とすること
もでき、この場合、アンテナの組立て性を向上させるこ
とができるとともに、アンテナ組立て時におけるアンテ
ナ素子と地板との接続加工性を向上することができる。
また、突起部を挿入するために地板にあける穴はスルー
ホールにする必要がなく、余計な寄生容量等が発生しな
いため特性劣化を削減することができる。
【0127】(実施の形態10)ただし、上記実施の形
態9では、反射器あるいは導波器として作用するアンテ
ナ素子を一直線状に2本までしか並べることができな
い。これに対し、以下に説明する、実施の形態10で
は、この問題を解決することができる。図28は、本発
明の実施の形態10に係るアンテナ装置の構成を示す図
である。
【0128】図28に示すアンテナ装置は、図25、図
26に示したアンテナ装置と比較して、誘電体801の
代りに、アンテナ素子103〜106を内部に設けた誘
電体901を用いている点が異なる。
【0129】誘電体901の中心部にはアンテナ素子1
02を通すための穴911が設けられている。
【0130】アンテナ素子103〜106を内部に設け
ることは、誘電体901に穴を開け、その穴の壁面にメ
ッキ加工を施すことにより実現することができる。
【0131】これにより、反射器あるいは導波器として
作用するアンテナ素子を一直線状に何本でも並べること
ができるので、上記実施の形態9に比べて容易に利得を
向上させることができる。
【0132】さらに、図29に示すように、誘電体90
1の中心部にある穴911の壁面にメッキ加工を施すこ
とにより、放射器として作用するアンテナ素子102も
誘電体901の内部に設けることができる。これによ
り、部品点数の削減、及び、組立て工数の削減を図るこ
とができる。
【0133】なお、上記実施の形態9〜10において、
誘電体の形状を円柱状として説明したが、本発明では誘
電体の形状について限定はなく、どのような形状で有っ
てもよい。
【0134】(実施の形態11)図30は、本発明の実
施の形態11に係るアンテナ装置の構成を示す図であ
る。図30に示すアンテナ装置は、図25、図26に示
したアンテナ装置と比較して、誘電体801の代りに、
アンテナ素子に加えて地板部分も一体成型した誘電体1
001を用いている点が異なる。
【0135】ここで、図1に示したスイッチ回路107
〜110及びインダクタンス111〜114を図30で
は切換え回路実装部分1011〜1014として示す。
切換え回路実装部分1011〜1014は、誘電体10
01の地板相当部分1021の裏面に実装され、アンテ
ナ素子103〜106は切換え回路実装部分1011〜
1014と接続される。
【0136】これにより、地板とアンテナ素子とを接続
する加工が不要となるため、部品点数の削減、及び、組
立て工数の削減を図ることができる。さらに、アンテナ
素子の接続に起因する特性のバラツキをなくすことがで
きる。
【0137】(実施の形態12)図31は、本発明の実
施の形態12に係るアンテナ装置の切換え回路実装部分
1111の内部構成例を示す図である。図31に示すよ
うに、切換え回路実装部分1111は、スイッチ115
1と、ダイオード素子1152と、電気長伸長インダク
タンス1153と、チョークインダクタンス1154
と、キャパシタンス1155と、キャパシタンス115
6とから主に構成されている。
【0138】切換え回路実装部分1111は、高周波部
分1121と他の部分である制御回路とに分けられる。
切換え回路実装部分1111の高周波部分1121と
は、ダイオード素子1152と、電気長伸長インダクタ
ンス1153と、チョークインダクタンス1154と、
キャパシタンス1155と、キャパシタンス1156と
からなる部分である。
【0139】そして、図31に示す切換え回路実装部分
1111は、図2に示したアンテナ装置のスイッチ回路
107とインダクタンス111とを合わせた機能と等価
である。また、ダイオード素子1152は、電気長伸長
インダクタンス1153の部分を短絡するか否かで、ア
ンテナ素子の電気長を切り替えることが目的であり、ダ
イオード素子に限定するものではなく、スイッチ機能を
有するもので代用してもよい。
【0140】図32は、本実施の形態に係るアンテナ装
置の構成を示す図である。図32に示すアンテナ装置
は、図30に示したアンテナ装置と比較して、誘電体1
001の地板相当部分1021の上面に高周波部分11
21〜1124を実装している点が異なる。なお、高周
波部分1122〜1124は、高周波部分1121と同
様の構成をとる。
【0141】このようにアンテナ装置の高周波部分を制
御回路と分離して、地板のアンテナ素子がある側に配置
することにより、利得の向上を図ることができるととも
に、高周波の回り込みを原因とする特性劣化を削減する
ことができる。
【0142】なお、図30に示した切換え回路実装部分
1111の電気長伸長インダクタンス1153を分布定
数回路で実現すれば、電気長伸長インダクタンス115
3を誘電体1001と一体成型することができるので、
部品点数の削減及び特性のバラツキを削減することがで
きる。
【0143】また、高周波部分1121〜1124と図
示しない高周波送受信回路とを接続する同軸構成の接続
コネクタを誘電体1001と一体成型することにより、
適合するコネクタを挿入するだけで本アンテナ装置を高
周波送受信回路に接続することができる。従って、本ア
ンテナ装置を高周波送受信回路に接続するための加工が
不要となり、部品点数の削減及び組立て工数の削減を図
ることができる。
【0144】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
放射器として作用する第1アンテナ素子と無給電の第2
アンテナ素子とを配列し、第2アンテナ素子の素子端と
地板との間にインダクタンス及びスイッチング素子を並
列的に接続し、そのスイッチング素子を導通又は絶縁し
て導波器又は反射器として作用させ、さらに、第2アン
テナ素子をプリント基板上に印刷することにより、小
型、高利得で指向性切換え可能なアンテナ装置を提供す
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1に係るアンテナ装置の構
成を示す図
【図2】上記実施の形態に係るアンテナ装置のスイッチ
回路の構成例を示す図
【図3】上記実施の形態に係るアンテナ装置におけるプ
リント基板の裏面図
【図4】本発明の実施の形態2に係るアンテナ装置の構
成を示す図
【図5】本発明の実施の形態3に係るアンテナ装置の構
成を示す図
【図6】上記実施の形態に係るアンテナ装置のプリント
基板の構造を示す平面図
【図7】上記実施の形態に係るアンテナ装置のプリント
基板の構造を示す平面図
【図8】上記実施の形態に係るアンテナ装置の折り畳み
時の構成を示す図
【図9】本発明の実施の形態4に係るアンテナ装置の構
成を示す図
【図10】上記実施の形態に係るアンテナ装置のプリン
ト基板の構造を示す平面図
【図11】上記実施の形態に係るアンテナ装置のプリン
ト基板の構造を示す平面図
【図12】本発明の実施の形態5に係るアンテナ装置の
構成を示す図
【図13】上記実施の形態に係るアンテナ装置の平面図
【図14】上記実施の形態に係るアンテナ装置の折り畳
み時の平面図
【図15】上記実施の形態に係るアンテナ装置を搭載し
た携帯端末装置の第1の構成例を示す図
【図16】上記実施の形態に係るアンテナ装置を搭載し
た携帯端末装置の第2の構成例を示す図
【図17】本発明の実施の形態6に係るアンテナ装置の
構成を示す図
【図18】上記実施の形態に係るアンテナ装置の構成を
示す平面図
【図19】上記実施の形態に係るアンテナ装置のプリン
ト基板の構造を示す図
【図20】上記実施の形態に係るアンテナ装置のプリン
ト基板の構造を示す図
【図21】本発明の実施の形態7に係るアンテナ装置の
プリント基板の構造を示す図
【図22】上記実施の形態に係るアンテナ装置のプリン
ト基板の構造を示す図
【図23】本発明の実施の形態8に係るアンテナ装置の
プリント基板の構造を示す図
【図24】上記実施の形態に係るアンテナ装置のプリン
ト基板の構造を示す図
【図25】本発明の実施の形態9に係るアンテナ装置の
構成を示す図
【図26】上記実施の形態に係るアンテナ装置の構成を
示す平面図
【図27】上記実施の形態に係るアンテナ装置の構成を
示す断面図
【図28】本発明の実施の形態10に係るアンテナ装置
の構成を示す平面図
【図29】上記実施の形態に係るアンテナ装置の構成を
示す平面図
【図30】本発明の実施の形態11に係るアンテナ装置
の構成を示す図
【図31】本発明の実施の形態12に係るアンテナ装置
の切換え回路実装部分の内部構成例を示す図
【図32】上記実施の形態に係るアンテナ装置の構成を
示す図
【図33】従来のアンテナ装置の構成を示す図
【図34】従来のアンテナ装置の指向性図
【符号の説明】
101 地板 102 アンテナ素子 103〜106 アンテナ素子 107〜110 スイッチ回路 111〜114 インダクタンス 151 スイッチ 152 ダイオード素子 153 チョークインダクタンス 154、155 キャパシタンス 156 1/4波長の伝送線路 201〜204、301、302、401、402、5
01、502、701、702 プリント基板 601 アンテナ装置 602 携帯端末装置 603 スライドカバー 604 PCカード 712、713、722、723 地板接続部 731、732、741、742 突起部 801、901、1001 誘電体 1011〜1014 切換え回路実装部分 1121〜1124 高周波部分
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 小島 優 神奈川県横浜市港北区綱島東四丁目3番1 号 松下通信工業株式会社内 Fターム(参考) 5J020 AA03 BA02 BC02 BC08 CA04 DA03 DA10 5J021 AA01 AB02 BA01 CA06 DB04 FA31 GA02 GA08 HA05 HA10 5J046 AA04 AA07 AB06 PA02

Claims (23)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1プリント基板で実現された地板上に
    電磁波を送信又は受信する第1アンテナ素子を配設し、
    無給電の第2アンテナ素子を第2プリント基板に設け、
    前記第2アンテナ素子を反射器として作用させるか導波
    器として作用させるかを切換える切替手段を前記地板上
    に実装し、前記第2プリント基板を地板に垂直に立てる
    ことを特徴とするアンテナ装置。
  2. 【請求項2】 第2プリント基板に複数の第2アンテナ
    素子を設けることを特徴とする請求項1記載のアンテナ
    装置。
  3. 【請求項3】 第2プリント基板の内層に第2アンテナ
    素子、または、第1、第2アンテナ素子の両方を設ける
    ことを特徴とする請求項1又は請求項2記載のアンテナ
    装置。
  4. 【請求項4】 第2アンテナ素子と地板とを電気的に接
    続する接続手段を第2プリント基板に設けることを特徴
    とする請求項3記載のアンテナ装置。
  5. 【請求項5】 地板に設けられた穴部に差込み可能な突
    起部を第2プリント基板に設けることを特徴とする請求
    項4記載のアンテナ装置。
  6. 【請求項6】 突起部を地板の厚みよりも長くし、第2
    アンテナ素子と並行する面に接続手段を設けることを特
    徴とする請求項5記載のアンテナ装置。
  7. 【請求項7】 第1アンテナ素子及び第2プリント基板
    を地板と回動自在に取付けることを特徴とする請求項1
    から請求項4のいずれかに記載のアンテナ装置。
  8. 【請求項8】 2枚の第2プリント基板を十文字型に組
    み合わせることを特徴とする請求項1から請求項6のい
    ずれかに記載のアンテナ装置。
  9. 【請求項9】 2枚の第2プリント基板を1枚の平板と
    回動自在に連結し、一方のプリント基板の前記平板と連
    結される反対辺を地板と回動自在に連結し、他方のプリ
    ント基板を地板と分離することを特徴とする請求項1か
    ら請求項4のいずれかに記載のアンテナ装置。
  10. 【請求項10】 第1プリント基板で実現された地板上
    に電磁波を送信又は受信する第1アンテナ素子を配設
    し、無給電の第2アンテナ素子を誘電体に一体成型し、
    前記第2アンテナ素子を反射器として作用させるか導波
    器として作用させるかを切換える切替手段を前記地板上
    に実装することを特徴とするアンテナ装置。
  11. 【請求項11】 第2アンテナ素子を誘電体の内部に一
    体成型することを特徴とする請求項10記載のアンテナ
    装置。
  12. 【請求項12】 地板に設けられた穴部に差込み可能な
    突起部を誘電体に設けることを特徴とする請求項10又
    は請求項11に記載のアンテナ装置。
  13. 【請求項13】 突起部を地板の厚みよりも長くし、第
    2アンテナ素子と並行する面に接続手段を設けることを
    特徴とする請求項12記載のアンテナ装置。
  14. 【請求項14】 第1アンテナ素子を誘電体の内部に一
    体成型することを特徴とする請求項10から請求項13
    のいずれかに記載のアンテナ装置。
  15. 【請求項15】 地板と誘電体とを一体成型することを
    特徴とする請求項10記載のアンテナ装置。
  16. 【請求項16】 切替手段の高周波部分を地板の第2ア
    ンテナ素子側に配置することを特徴とする請求項15記
    載のアンテナ装置。
  17. 【請求項17】 切替手段の電気長伸長インダクタンス
    を分布定数回路で実現し、誘電体表面に印刷し、誘電体
    の一部とすることを特徴とする請求項16記載のアンテ
    ナ装置。
  18. 【請求項18】 高周波送受信回路と接続する接続コネ
    クタを誘電体と一体成型することを特徴とする請求項1
    5から請求項17のいずれかに記載のアンテナ装置。
  19. 【請求項19】 請求項1から請求項18のいずれかに
    記載のアンテナ装置を搭載することを特徴とする通信端
    末装置。
  20. 【請求項20】 摺動自在なスライドカバーを具備し、
    請求項9記載のアンテナ装置を搭載し、前記スライドカ
    バーを摺動させることにより前記アンテナ装置を露出又
    は収納することを特徴とする通信端末装置。
  21. 【請求項21】 スライドカバーに接続媒体を実装する
    ことを特徴とする請求項20記載の通信端末装置。
  22. 【請求項22】 請求項19から請求項21のいずれか
    に記載の通信端末装置と無線通信を行うことを特徴とす
    る基地局装置。
  23. 【請求項23】 地板を第1プリント基板で実現し、電
    磁波を送信又は受信する第1アンテナ素子を前記地板上
    に配設し、第2プリント基板上に無給電の第2アンテナ
    素子を設け、前記地板上にスイッチ回路とインダクタン
    スとを実装して前記第2アンテナの素子端と並列的に接
    続し、前記第2プリント基板を地板に垂直に立て、前記
    スイッチ回路を接続又は切断することにより指向性を切
    換えることを特徴とする指向性切換え方法。
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