JP2001345574A - 電子機器 - Google Patents
電子機器Info
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- JP2001345574A JP2001345574A JP2000162456A JP2000162456A JP2001345574A JP 2001345574 A JP2001345574 A JP 2001345574A JP 2000162456 A JP2000162456 A JP 2000162456A JP 2000162456 A JP2000162456 A JP 2000162456A JP 2001345574 A JP2001345574 A JP 2001345574A
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- wiring board
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- Casings For Electric Apparatus (AREA)
- Connections Effected By Soldering, Adhesion, Or Permanent Deformation (AREA)
- Shielding Devices Or Components To Electric Or Magnetic Fields (AREA)
- Mounting Of Printed Circuit Boards And The Like (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 本発明は、組立が容易であり、外形寸法のバ
ラツキが低減されると共に、配線基板上のハンダ付け不
良の発生を抑制するようにした、電子機器の電子機器を
提供することを目的とする。 【解決手段】 電気的回路パターンが施され、調整部品
21を含む電子部品を搭載した配線基板20を収容する
電子機器10において、前面が開放した箱状に形成され
ているケース本体11と、ケース本体の両側面11bの
内側にて、配線基板の両側縁を上下から挟持するように
備えられた、複数組の係合部12と、各組の係合部の間
に前面から挿入された配線基板の調整部品搭載位置に対
応して、ケース本体の上面11dに設けられた調整窓1
1eと、配線基板の後縁をケース後面11cにハンダ付
けするために、ケース本体の後端の領域に設けられたハ
ンダ付け用孔11fと、を備えるように、電子機器の電
子機器10を構成する。
ラツキが低減されると共に、配線基板上のハンダ付け不
良の発生を抑制するようにした、電子機器の電子機器を
提供することを目的とする。 【解決手段】 電気的回路パターンが施され、調整部品
21を含む電子部品を搭載した配線基板20を収容する
電子機器10において、前面が開放した箱状に形成され
ているケース本体11と、ケース本体の両側面11bの
内側にて、配線基板の両側縁を上下から挟持するように
備えられた、複数組の係合部12と、各組の係合部の間
に前面から挿入された配線基板の調整部品搭載位置に対
応して、ケース本体の上面11dに設けられた調整窓1
1eと、配線基板の後縁をケース後面11cにハンダ付
けするために、ケース本体の後端の領域に設けられたハ
ンダ付け用孔11fと、を備えるように、電子機器の電
子機器10を構成する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、各種電子機器に係
り、詳しくはRFモジュレータ等の電子機器に関するも
のである。
り、詳しくはRFモジュレータ等の電子機器に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】従来、例えば電気的回路パターンが施さ
れ、配線基板等を収容する電子機器は、図3に示すよう
に、構成されている。図3において、電子機器1は、上
方及び下方が開放した枠状のケース本体2と、ケース本
体2の開放した上端を閉鎖するシールド上蓋3と、から
構成されている。
れ、配線基板等を収容する電子機器は、図3に示すよう
に、構成されている。図3において、電子機器1は、上
方及び下方が開放した枠状のケース本体2と、ケース本
体2の開放した上端を閉鎖するシールド上蓋3と、から
構成されている。
【0003】上記ケース本体2は、収容すべき配線基板
の外形とほぼ同じ形状の枠状の側壁2aから構成されて
おり、下端付近に電気的回路パターン(図示せず)が施
された配線基板4を収容するようになっている。これに
対して、シールド上蓋3は、平坦な本体3aと、本体3
aの周囲から下方に延びる折曲げ片3bと、から構成さ
れている。
の外形とほぼ同じ形状の枠状の側壁2aから構成されて
おり、下端付近に電気的回路パターン(図示せず)が施
された配線基板4を収容するようになっている。これに
対して、シールド上蓋3は、平坦な本体3aと、本体3
aの周囲から下方に延びる折曲げ片3bと、から構成さ
れている。
【0004】そして、上記ケース本体2の側壁2aの上
端が、シールド上蓋3の折曲げ片3bの内側に圧入され
ることにより、ケース本体2の内部空間を閉鎖し、且つ
シールドするようになっている。ここで、ケース本体2
とシールド上蓋3とは、シールド上蓋3の折曲げ片3b
がケース本体2の側壁2aに当接することにより、閉鎖
状態に保持され、ケース本体2はシールド上蓋3によっ
てシールドされるようになっている。
端が、シールド上蓋3の折曲げ片3bの内側に圧入され
ることにより、ケース本体2の内部空間を閉鎖し、且つ
シールドするようになっている。ここで、ケース本体2
とシールド上蓋3とは、シールド上蓋3の折曲げ片3b
がケース本体2の側壁2aに当接することにより、閉鎖
状態に保持され、ケース本体2はシールド上蓋3によっ
てシールドされるようになっている。
【0005】また、電子機器1内に収容される配線基板
4は、例えば調整部品として高周波コイルを含むRFモ
ジュレータを構成しており、例えば調整部品(高周波コ
イル)4aを含む各種電子部品(図示せず)が搭載され
ていると共に、外周縁付近に、アースパターン(図示せ
ず)を備えている。
4は、例えば調整部品として高周波コイルを含むRFモ
ジュレータを構成しており、例えば調整部品(高周波コ
イル)4aを含む各種電子部品(図示せず)が搭載され
ていると共に、外周縁付近に、アースパターン(図示せ
ず)を備えている。
【0006】このような構成の電子機器1によれば、組
立の際には、前以て各種電子部品が搭載された配線基板
4をケース本体2内に収容し、配線基板4の外周縁付近
のアースパターンを、図4にて符号Aで示すように、ケ
ース本体2の内面に対して、複数箇所ハンダ付けされ、
ケース本体2と配線基板4のアースパターン(図示せ
ず)とがアース接続される。
立の際には、前以て各種電子部品が搭載された配線基板
4をケース本体2内に収容し、配線基板4の外周縁付近
のアースパターンを、図4にて符号Aで示すように、ケ
ース本体2の内面に対して、複数箇所ハンダ付けされ、
ケース本体2と配線基板4のアースパターン(図示せ
ず)とがアース接続される。
【0007】この状態において、所望の特性となるよう
に調整部品4aの調整を行なった後、ケース本体2の開
放した上面にシールド上蓋3を載置する。その際、シー
ルド上蓋3の各折曲げ片3bの下端が、ケース本体2の
側壁2aの外側に当接した状態で、シールド上蓋3が下
方に向かって押圧されることにより、上記各折曲げ片3
bが弾性変形する。これにより、シールド上蓋3がケー
ス本体2に対して固定保持され、電子機器1が閉じられ
ることにより、内部に装着された配線基板4がシールド
されるようになっている。
に調整部品4aの調整を行なった後、ケース本体2の開
放した上面にシールド上蓋3を載置する。その際、シー
ルド上蓋3の各折曲げ片3bの下端が、ケース本体2の
側壁2aの外側に当接した状態で、シールド上蓋3が下
方に向かって押圧されることにより、上記各折曲げ片3
bが弾性変形する。これにより、シールド上蓋3がケー
ス本体2に対して固定保持され、電子機器1が閉じられ
ることにより、内部に装着された配線基板4がシールド
されるようになっている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな構成の電子機器1においては、調整部品4aの調整
後に、ケース本体2に対してシールド上蓋3を載置する
必要がある、と共に、シールド上蓋3の載置によって、
調整部品4aの特性が変わってしまうがことある。
うな構成の電子機器1においては、調整部品4aの調整
後に、ケース本体2に対してシールド上蓋3を載置する
必要がある、と共に、シールド上蓋3の載置によって、
調整部品4aの特性が変わってしまうがことある。
【0009】また、シールド上蓋3をケース本体2に取
り付ける際に、図4に示すように、シールド上蓋3の折
曲げ片3bが、ケース本体2の側面から外側に寸法aだ
け突出してしまう。この突出寸法aは、折曲げ片3b毎
に、かなりバラツキがあることから、電子機器1自体の
外形寸法にバラツキが生ずることになる。このため、電
子機器1を収容する各種機器が、電子機器1の収容寸法
に関して余裕を持つ必要があり、各種機器の外形寸法が
大きくなってしまうという問題があった。
り付ける際に、図4に示すように、シールド上蓋3の折
曲げ片3bが、ケース本体2の側面から外側に寸法aだ
け突出してしまう。この突出寸法aは、折曲げ片3b毎
に、かなりバラツキがあることから、電子機器1自体の
外形寸法にバラツキが生ずることになる。このため、電
子機器1を収容する各種機器が、電子機器1の収容寸法
に関して余裕を持つ必要があり、各種機器の外形寸法が
大きくなってしまうという問題があった。
【0010】さらに、配線基板4のアースパターンをケ
ース本体2の側壁2aの内面に対してハンダ付けする際
に、配線基板4のアースパターンから引き回される回路
パターンに熱が伝導して、配線基板4上にて、これらの
回路パターンに実装された各種電子部品のハンダ付け不
良が発生することがあるという問題があった。
ース本体2の側壁2aの内面に対してハンダ付けする際
に、配線基板4のアースパターンから引き回される回路
パターンに熱が伝導して、配線基板4上にて、これらの
回路パターンに実装された各種電子部品のハンダ付け不
良が発生することがあるという問題があった。
【0011】本発明は、以上の点に鑑み、組立が容易で
あり、外形寸法のバラツキが低減されると共に、配線基
板上のハンダ付け不良の発生を抑制するようにした、電
子機器を提供することを目的としている。
あり、外形寸法のバラツキが低減されると共に、配線基
板上のハンダ付け不良の発生を抑制するようにした、電
子機器を提供することを目的としている。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記目的は、本発明によ
れば、電気的回路パターンが施され、調整部品(21)
を含む電子部品を搭載した配線基板(20)を収容する
電子機器(10)において、前面が開放した箱状に形成
されているケース本体(11)と、ケース本体(11)
の両側面(11b)の内側にて、配線基板(20)の両
側縁を上下から挟持するように備えられた、複数組の係
合部(12)と、各組の係合部(12)の間に前面から
挿入された配線基板(20)の調整部品(21)搭載位
置に対応して、ケース本体の上面(11d)に設けられ
た調整窓(11e)と、配線基板(20)の後縁をケー
ス後面(11c)にハンダ付けするために、ケース本体
(11)の後端の領域に設けられたハンダ付け用孔(1
1f)と、を備えていることを特徴とする、電子機器
(10)により、達成される。
れば、電気的回路パターンが施され、調整部品(21)
を含む電子部品を搭載した配線基板(20)を収容する
電子機器(10)において、前面が開放した箱状に形成
されているケース本体(11)と、ケース本体(11)
の両側面(11b)の内側にて、配線基板(20)の両
側縁を上下から挟持するように備えられた、複数組の係
合部(12)と、各組の係合部(12)の間に前面から
挿入された配線基板(20)の調整部品(21)搭載位
置に対応して、ケース本体の上面(11d)に設けられ
た調整窓(11e)と、配線基板(20)の後縁をケー
ス後面(11c)にハンダ付けするために、ケース本体
(11)の後端の領域に設けられたハンダ付け用孔(1
1f)と、を備えていることを特徴とする、電子機器
(10)により、達成される。
【0013】上記構成によれば、組立の際には、配線基
板(20)の先端をケース本体(11)の前面から水平
に挿入して、配線基板(20)の両側縁の先端を各組の
係合部(12)の間に整合させて、各組の係合部(1
2)の間に沿って、配線基板(20)をケース本体(1
1)内に完全に押し込む。そして、ハンダ付け用孔(1
1f)から、ハンダごてを挿入して、配線基板(20)
の先端とケース本体(11)の後面(11c)とをハン
ダ付けすると共に、調整窓(11e)から配線基板(2
0)上に搭載された調整部品(21)の調整を行なうこ
とにより、配線基板(20)のケース本体(11)内へ
の収容及び固定そして調整部品(21)の調整が完了す
る。
板(20)の先端をケース本体(11)の前面から水平
に挿入して、配線基板(20)の両側縁の先端を各組の
係合部(12)の間に整合させて、各組の係合部(1
2)の間に沿って、配線基板(20)をケース本体(1
1)内に完全に押し込む。そして、ハンダ付け用孔(1
1f)から、ハンダごてを挿入して、配線基板(20)
の先端とケース本体(11)の後面(11c)とをハン
ダ付けすると共に、調整窓(11e)から配線基板(2
0)上に搭載された調整部品(21)の調整を行なうこ
とにより、配線基板(20)のケース本体(11)内へ
の収容及び固定そして調整部品(21)の調整が完了す
る。
【0014】この場合、従来のように調整部品(4a)
の調整後に、シールド上蓋(3a)を取り付ける必要が
ないので、組立工程が少なくなると共に、調整部品(2
1)の特性が変わってしまうようなことはない。また、
従来のように折曲げ片(3b)がケース本体(2)の外
面に突出するようなことがないので、電子機器(10)
の外形寸法のバラツキがなくなるので、電子機器(1
0)の外形寸法のバラツキを考慮して余裕を持たせる必
要がなくなり、電子機器(10)を収容する各種機器の
外形寸法が小さく選定されることになる。と共に、規定
寸法内での配線基板(20)の回路パターンの引回し
や、搭載される電子部品の設計自由度が向上する。さら
に、配線基板(20)とケース本体(11)との間のハ
ンダ付けは、ケース本体(11)の後端付近にて一箇所
のみで行なわれるので、ハンダ付けの際の熱が回路パタ
ーンを伝導して、配線基板(20)上に実装された各種
電子部品のハンダ付け不良の発生が低減され得る。尚、
上記括弧内の符号は、理解を容易にする為に付したもの
であり、一例に過ぎず、これらに限定されるものではな
い。
の調整後に、シールド上蓋(3a)を取り付ける必要が
ないので、組立工程が少なくなると共に、調整部品(2
1)の特性が変わってしまうようなことはない。また、
従来のように折曲げ片(3b)がケース本体(2)の外
面に突出するようなことがないので、電子機器(10)
の外形寸法のバラツキがなくなるので、電子機器(1
0)の外形寸法のバラツキを考慮して余裕を持たせる必
要がなくなり、電子機器(10)を収容する各種機器の
外形寸法が小さく選定されることになる。と共に、規定
寸法内での配線基板(20)の回路パターンの引回し
や、搭載される電子部品の設計自由度が向上する。さら
に、配線基板(20)とケース本体(11)との間のハ
ンダ付けは、ケース本体(11)の後端付近にて一箇所
のみで行なわれるので、ハンダ付けの際の熱が回路パタ
ーンを伝導して、配線基板(20)上に実装された各種
電子部品のハンダ付け不良の発生が低減され得る。尚、
上記括弧内の符号は、理解を容易にする為に付したもの
であり、一例に過ぎず、これらに限定されるものではな
い。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、図面に示した実施形態に基
づいて、本発明を詳細に説明する。図1及び図2は、本
発明による電子機器の一実施形態を示している。図1及
び図2において、電子機器10は、前面が開放した箱状
のケース本体11から構成されており、内部に配線基板
20を収容するようになっている。ここで、配線基板2
0は、例えば調整部品として高周波コイル21を含むR
Fモジュレータを構成しており、長方形のプリント基板
上に導電パターンにより回路パターンが形成されている
と共に、高周波コイル21を含む各種電子部品が搭載さ
れており、後端の横方向中央付近にアースパターン(何
れも図示せず)を備えている。
づいて、本発明を詳細に説明する。図1及び図2は、本
発明による電子機器の一実施形態を示している。図1及
び図2において、電子機器10は、前面が開放した箱状
のケース本体11から構成されており、内部に配線基板
20を収容するようになっている。ここで、配線基板2
0は、例えば調整部品として高周波コイル21を含むR
Fモジュレータを構成しており、長方形のプリント基板
上に導電パターンにより回路パターンが形成されている
と共に、高周波コイル21を含む各種電子部品が搭載さ
れており、後端の横方向中央付近にアースパターン(何
れも図示せず)を備えている。
【0016】上記ケース本体11は、例えば鉄板等の磁
性材料の板材から、折曲げ加工等により形成されてお
り、平坦な底面11aと、この底面11aの両側縁及び
後縁から上方に立ち上がる側壁11b及び後壁11c
と、底面11aに平行な上面11dと、から構成されて
いる。ここで、上記両側壁11bの間隔は、収容すべき
配線基板20の幅より僅かに大きく選定されていると共
に、底面11a及び上面11dの長手方向の大きさは、
収容すべき配線基板の長さより僅かに大きく選定されて
いる。
性材料の板材から、折曲げ加工等により形成されてお
り、平坦な底面11aと、この底面11aの両側縁及び
後縁から上方に立ち上がる側壁11b及び後壁11c
と、底面11aに平行な上面11dと、から構成されて
いる。ここで、上記両側壁11bの間隔は、収容すべき
配線基板20の幅より僅かに大きく選定されていると共
に、底面11a及び上面11dの長手方向の大きさは、
収容すべき配線基板の長さより僅かに大きく選定されて
いる。
【0017】また、ケース本体11は、その両側壁11
bの内面にて、ほぼ中間の高さ位置に、配線基板20の
両側縁を上下から挟持するように、内側に突出する複数
組の係合部としての係合爪12を備えている。これによ
り、各組の係合部12は、配線基板20の挿入路を画成
することになる。
bの内面にて、ほぼ中間の高さ位置に、配線基板20の
両側縁を上下から挟持するように、内側に突出する複数
組の係合部としての係合爪12を備えている。これによ
り、各組の係合部12は、配線基板20の挿入路を画成
することになる。
【0018】さらに、ケース本体11は、その上面11
dにて、収容すべき配線基板20を内部に収容したと
き、配線基板20上に実装された高周波コイル21の位
置に対応して、調整窓11eを備えている。この調整窓
11eは、これを介してケース本体11内に収容された
配線基板20上の高周波コイル21の調整を可能にする
ものである。
dにて、収容すべき配線基板20を内部に収容したと
き、配線基板20上に実装された高周波コイル21の位
置に対応して、調整窓11eを備えている。この調整窓
11eは、これを介してケース本体11内に収容された
配線基板20上の高周波コイル21の調整を可能にする
ものである。
【0019】また、ケース本体11は、その上面11d
にて、後端領域(図示の場合、横方向に関してほぼ中央
領域)に、ハンダ付け用孔11fを備えている。このハ
ンダ付け用孔11fは、これを介してケース本体11内
に収容された配線基板20上の後端付近に設けられたア
ースパターン(図示せず)を、ケース本体11の後壁1
1cに対してハンダ付けすることを可能にするものであ
る。
にて、後端領域(図示の場合、横方向に関してほぼ中央
領域)に、ハンダ付け用孔11fを備えている。このハ
ンダ付け用孔11fは、これを介してケース本体11内
に収容された配線基板20上の後端付近に設けられたア
ースパターン(図示せず)を、ケース本体11の後壁1
1cに対してハンダ付けすることを可能にするものであ
る。
【0020】本発明実施形態による電子機器10は、以
上のように構成されており、電子機器10内に配線基板
20を組み込む場合には、先づ前以て調整部品としての
高周波コイル21及び他の各種電子部品を実装した配線
基板20の先端を、ケース本体11の開放した前面から
内側に挿入する。
上のように構成されており、電子機器10内に配線基板
20を組み込む場合には、先づ前以て調整部品としての
高周波コイル21及び他の各種電子部品を実装した配線
基板20の先端を、ケース本体11の開放した前面から
内側に挿入する。
【0021】そして、配線基板20の両側縁の先端を、
一番手前の組の係合爪12の間に挿入して、配線基板2
0全体を電子機器10内に押し込む。これにより、配線
基板20は、各組の係合爪12により画成される挿入路
に沿って摺動し、その後端がケース本体11の後壁11
cに当接する。これにより、配線基板20は、電子機器
10内に完全に収容される。
一番手前の組の係合爪12の間に挿入して、配線基板2
0全体を電子機器10内に押し込む。これにより、配線
基板20は、各組の係合爪12により画成される挿入路
に沿って摺動し、その後端がケース本体11の後壁11
cに当接する。これにより、配線基板20は、電子機器
10内に完全に収容される。
【0022】その後、ハンダ付け用孔11fを通して、
配線基板20の後端付近のアースパターンを、ケース本
体11の後壁11cに対して、図2にて符号Aで示すよ
うに、ハンダ付けすると共に、調整窓11eを通して、
配線基板20上の高周波コイル21を、所望の特性とな
るように調整する。かくして、配線基板20の挿入,固
定及び調整が完了する。
配線基板20の後端付近のアースパターンを、ケース本
体11の後壁11cに対して、図2にて符号Aで示すよ
うに、ハンダ付けすると共に、調整窓11eを通して、
配線基板20上の高周波コイル21を、所望の特性とな
るように調整する。かくして、配線基板20の挿入,固
定及び調整が完了する。
【0023】この場合、ケース本体11内に配線基板2
0を挿入・固定した後に、シールド上蓋を被せる必要が
ないことから、組立工程が少なくなり、コストが低減さ
れ得ると共に、調整部品の調整が変わってしまうような
ことがない。また、ケース本体11の外側に従来のよう
にシールド上蓋の折曲げ片が突出するようなことがな
く、電子機器10自体の外形寸法のバラツキがないの
で、各種機器の電子機器10のための収容スペースに、
外形寸法のバラツキに対する余裕を持たせる必要がな
く、各種機器が小型に構成され得ることになる。と共
に、規定寸法内での配線基板(20)の回路パターンの
引回しや、搭載される電子部品の設計自由度が向上する
ことになる。
0を挿入・固定した後に、シールド上蓋を被せる必要が
ないことから、組立工程が少なくなり、コストが低減さ
れ得ると共に、調整部品の調整が変わってしまうような
ことがない。また、ケース本体11の外側に従来のよう
にシールド上蓋の折曲げ片が突出するようなことがな
く、電子機器10自体の外形寸法のバラツキがないの
で、各種機器の電子機器10のための収容スペースに、
外形寸法のバラツキに対する余裕を持たせる必要がな
く、各種機器が小型に構成され得ることになる。と共
に、規定寸法内での配線基板(20)の回路パターンの
引回しや、搭載される電子部品の設計自由度が向上する
ことになる。
【0024】さらに、配線基板20のアースパターンの
ケース本体11に対するハンダ付けは、配線基板20の
後端をケース本体11の後壁11cに対して一箇所での
み行なわれるので、従来のような複数箇所におけるアー
スパターンのケース本体に対するハンダ付けの場合とは
異なり、アースパターンから回路パターンを介して実装
電子部品への熱の影響が大幅に低減され得ることにな
り、配線基板20上のハンダ付け不良の発生が低減され
得ることになる。
ケース本体11に対するハンダ付けは、配線基板20の
後端をケース本体11の後壁11cに対して一箇所での
み行なわれるので、従来のような複数箇所におけるアー
スパターンのケース本体に対するハンダ付けの場合とは
異なり、アースパターンから回路パターンを介して実装
電子部品への熱の影響が大幅に低減され得ることにな
り、配線基板20上のハンダ付け不良の発生が低減され
得ることになる。
【0025】上述した実施形態においては、ケース本体
11の上面11dにおける調整窓11eは、前端の右側
付近に設けられているが、これに限らず、配線基板20
上における調整部品の実装位置に対応して、適宜の位置
に設けられ得る。これにより、配線基板20上の調整部
品が調整窓11eを介して確実に調整され得る。
11の上面11dにおける調整窓11eは、前端の右側
付近に設けられているが、これに限らず、配線基板20
上における調整部品の実装位置に対応して、適宜の位置
に設けられ得る。これにより、配線基板20上の調整部
品が調整窓11eを介して確実に調整され得る。
【0026】また、上述した実施形態においては、ケー
ス本体11の上面11dの後端の横方向中央付近に、ハ
ンダ付け用孔11fが設けられているが、これに限ら
ず、配線基板20上に形成されたアースパターンの位置
に対応して、適宜の位置に設けられ得る。これにより、
配線基板20上のアースパターンが、ハンダ付け用孔1
1fを介して、電子機器10のケース本体11に対して
確実にハンダ付けされ得る。
ス本体11の上面11dの後端の横方向中央付近に、ハ
ンダ付け用孔11fが設けられているが、これに限ら
ず、配線基板20上に形成されたアースパターンの位置
に対応して、適宜の位置に設けられ得る。これにより、
配線基板20上のアースパターンが、ハンダ付け用孔1
1fを介して、電子機器10のケース本体11に対して
確実にハンダ付けされ得る。
【0027】さらに、上述した実施形態においては、調
整部品として高周波コイル21を備えたRFモジュレー
タを構成する配線基板20を収容する電子機器10に説
明したが、これに限らず、他の回路を構成し且つ他の調
整部品を備えた配線基板を収容する電子機器に対して本
発明を適用し得ることは明らかである。
整部品として高周波コイル21を備えたRFモジュレー
タを構成する配線基板20を収容する電子機器10に説
明したが、これに限らず、他の回路を構成し且つ他の調
整部品を備えた配線基板を収容する電子機器に対して本
発明を適用し得ることは明らかである。
【0028】
【発明の効果】以上述べたように、本発明によれば、従
来のように調整部品の調整後に、シールド上蓋を取り付
ける必要がないので、組立工程が少なくなると共に、調
整部品の特性が変わってしまうようなことはない。ま
た、従来のように折曲げ片がケース本体の外面に突出す
るようなことがないので、電子機器の外形寸法のバラツ
キがなくなるので、電子機器の外形寸法のバラツキを考
慮して余裕を持たせる必要がなくなり、電子機器を収容
する各種機器の外形寸法が小さく選定されることにな
る。さらに、配線基板とケース本体との間のハンダ付け
は、ケース本体の後端付近にて一箇所のみで行なわれる
ので、ハンダ付けの際の熱が回路パターンを伝導して、
配線基板上に実装された各種電子部品のハンダ付け不良
の発生が低減され得る。
来のように調整部品の調整後に、シールド上蓋を取り付
ける必要がないので、組立工程が少なくなると共に、調
整部品の特性が変わってしまうようなことはない。ま
た、従来のように折曲げ片がケース本体の外面に突出す
るようなことがないので、電子機器の外形寸法のバラツ
キがなくなるので、電子機器の外形寸法のバラツキを考
慮して余裕を持たせる必要がなくなり、電子機器を収容
する各種機器の外形寸法が小さく選定されることにな
る。さらに、配線基板とケース本体との間のハンダ付け
は、ケース本体の後端付近にて一箇所のみで行なわれる
ので、ハンダ付けの際の熱が回路パターンを伝導して、
配線基板上に実装された各種電子部品のハンダ付け不良
の発生が低減され得る。
【0029】かくして、本発明によれば、組立が容易で
あり、外形寸法のバラツキが低減されると共に、配線基
板上のハンダ付け不良の発生を抑制するようにした、極
めて優れた電子機器が提供され得ることになる。
あり、外形寸法のバラツキが低減されると共に、配線基
板上のハンダ付け不良の発生を抑制するようにした、極
めて優れた電子機器が提供され得ることになる。
【図1】本発明による電子機器の一実施形態を示す概略
斜視図である。
斜視図である。
【図2】図1の電子機器における概略断面図である。
【図3】従来の電子機器の一例の構成を示す分解斜視図
である。
である。
【図4】図3の電子機器の部分断面図である。
10 電子機器 11 ケース本体 11a 底面 11b 側壁(側面) 11c 後壁(後面) 11d 上面 11e 調整窓 11f ハンダ付け用孔 12 係合爪(係合部) 20 配線基板 21 高周波コイル(調整部品)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H05K 9/00 H05K 9/00 G Fターム(参考) 4E360 AB08 AB12 AB21 CA02 CA08 EA24 EB03 EC16 ED03 ED06 ED27 GA32 GA34 GA46 GA52 GA53 GB99 GC02 5E085 BB08 BB30 CC01 DD01 EE40 HH01 JJ04 JJ21 JJ25 JJ38 5E321 AA01 CC12 GG05 5E348 AA02 AA04 AA05 AA07 AA12 EF38 EF41 EF46
Claims (1)
- 【請求項1】 電気的回路パターンが施され、調整部品
を含む電子部品を搭載した配線基板を収容する電子機器
において、 前面が開放した箱状に形成されているケース本体と、 ケース本体の両側面の内側にて、配線基板の両側縁を上
下から挟持するように備えられた、複数組の係合部と、 各組の係合部の間に前面から挿入された配線基板の調整
部品搭載位置に対応して、ケース本体の上面に設けられ
た調整窓と、 配線基板の後縁をケース後面にハンダ付けするために、
ケース本体の後端の領域に設けられたハンダ付け用孔
と、を備えていることを特徴とする、電子機器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000162456A JP2001345574A (ja) | 2000-05-31 | 2000-05-31 | 電子機器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000162456A JP2001345574A (ja) | 2000-05-31 | 2000-05-31 | 電子機器 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001345574A true JP2001345574A (ja) | 2001-12-14 |
Family
ID=18666349
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2000162456A Pending JP2001345574A (ja) | 2000-05-31 | 2000-05-31 | 電子機器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2001345574A (ja) |
-
2000
- 2000-05-31 JP JP2000162456A patent/JP2001345574A/ja active Pending
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