JP2001345133A - 基板間接続コネクタ構造 - Google Patents

基板間接続コネクタ構造

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JP2001345133A
JP2001345133A JP2000166454A JP2000166454A JP2001345133A JP 2001345133 A JP2001345133 A JP 2001345133A JP 2000166454 A JP2000166454 A JP 2000166454A JP 2000166454 A JP2000166454 A JP 2000166454A JP 2001345133 A JP2001345133 A JP 2001345133A
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Takeshi Miyata
健 宮田
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Abstract

(57)【要約】 【課題】最短の電気長で両パッド間が接続可能な基板間
接続コネクタ構造を提供する。 【解決手段】第1基板の平面上に第2基板が垂直に当接
して配設される基板間接続コネクタ構造において、両基
板が当接部近くの所定位置に電気的に圧接接触する第1
基板側の所定複数個の第1パッドを具備し、両基板が当
接部近くの所定位置に電気的に圧接接触する第2基板側
の所定複数個の第2パッドを具備し、第1パッドと第2
パッドとの間を押圧接触させる導電部材の所定複数個の
導電接続手段を具備し、導電接続手段を両基板へ押し付
けて両基板を垂直状態に固定する押し付け固定手段を具
備する基板間接続コネクタ構造。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、プリント基板上
に垂直に取り付けられるプリント基板との間で信号接続
をする基板間接続コネクタ構造に関する。特に、垂直に
取り付けられるプリント基板間で接続される多数の信号
間を短い配線長で電気的に接続されることが求められる
表面実装型の基板間接続コネクタ構造に関する。
【0002】
【従来の技術】従来技術について、図1の垂直に当接し
たプリント基板間の接続用のリードの取り付けを示す基
板間接続コネクタ構造の斜視図と側面図とを参照して以
下に説明する。尚、取り付けられるリードの個数は例え
ば100ピン以上に及ぶが、この図では10個程度の簡
素な図で表現する。
【0003】ここで、両基板間を接続する伝送信号とし
ては数百MHz以上で、所望の電圧振幅のパルスが通過
し、且つパルス波形の前縁エッジ、後縁エッジが共に数
十ピコ秒程度の精密なパルスタイミングが規定されたパ
ルス信号を通過伝送する必要があるものとする。両基板
内の信号線路は精密に所定の特性インピーダンス、例え
ば50Ωに整合するようにすることが望まれる。しか
し、同軸構造のコネクタを除いて、多数ピンの高密度の
配設される基板間接続コネクタ構造においては当該コネ
クタの線路部位を50Ωの特性インピーダンスにするこ
とは困難であり、通常、50Ωよりも高いインピーダン
ス値を示す。この為、当該コネクタの線路長は最短で接
続されるような基板間接続コネクタ構造にする必要があ
る。もしも、この接続部の線路長が長くなると精密に規
定されたパルス信号のパルスタイミングがずれたり、ジ
ッタが発生したり、波形歪みが生じたりする為好ましく
ない。これらの為、市販のコネクタを適用することが実
用的に困難であり、従って、専用の基板間接続コネクタ
構造を形成する必要がある。
【0004】従来の要部構成要素は、図1(a)に示す
ように、第1基板31と、第2基板32と、固定部材5
0と、所定複数個の半田付け用リード20とを備える。
第1基板31は、回路部品が実装されたボードであり、
マイクロストリップ線路のように、所定の特性インピー
ダンスで信号線路を第1パッド21までパターン配線さ
れている。第2基板32も同様であり、所定の特性イン
ピーダンスで信号線路を第2パッド22までパターン配
線されている。
【0005】固定部材50は、第1基板31の面上に第
2基板32を垂直に当接してネジ止め孔(図1A、B参
照)により両基板を、例えばビス止め固定する垂直固定
手段である。
【0006】所定複数個の半田付け用リード20は、第
1パッド21と第2パッド22との間の対応する信号ピ
ンを接続する線材であり、ここでは板上のリード片を直
角に湾曲させたものが使用されている例である。更に、
半田付け用リード20の両端は、図1(b)の側面図に
示すように、第1パッド21及び第2パッド22で半田
付けされて接続固定されている。両パッド間の接続距離
は、最短であることが求められていて、例えば2mm以下
の距離で両パッド間が接続されている。
【0007】第1パッド21及び第2パッド22の中
で、用途により信号伝送用の信号パッドS1と、GND
パッドG2とがある。一方の信号パッドS1は信号線路
を接続するパッドであり、他方のGNDパッドG2は信
号パッドS1の両側に配設されている。結果として両パ
ッドは交互に配列されている。これにより当該接続部位
の信号伝送線路においても所定の特性インピーダンスに
近くなるようにしているが、50Ωの特性インピーダン
スよりも高い特性インピーダンスにある。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】上述説明した基板間接
続コネクタ構造においては、手作業による半田付け接続
であるために、半田による両信号ピンの特性インピーダ
ンスのばらつきや、ピン間の伝搬遅延量Tpdのばらつ
きを生じる場合があり、また、狭ピッチ配列では隣接リ
ードとの半田ブリッジを生じたりして半田付け作業が困
難になってくる。これらの点で実用上の難点がある。更
に、リードの両端が半田付けされるため、両基板を切り
離しできない。本願の基板間接続コネクタ構造は密集し
て配設される場合が多くあり、この場合点検保守等のメ
ンテナンス性が悪いという難点がある。一方で、他の基
板間接続コネクタ構造としては、図5に示す市販の表面
実装型基板コネクタ(SMTコネクタ)がある。しか
し、SMTコネクタは、図1に示す基板間接続コネクタ
構造よりも、更にリード長が長くなる為、好ましくなく
実用的に適用することが困難である。本願では、超高速
のパルス信号波形の高忠実なる伝送を行う為に、例えば
2mm以下の距離で両パッド間を接続することが求められ
ている。そこで、本発明が解決しようとする課題は、最
短の電気長で両パッド間が接続可能な基板間接続コネク
タ構造を提供することである。また、両基板を切り離し
が可能な基板間接続コネクタ構造を提供することであ
る。
【0009】
【課題を解決するための手段】第1に、上記課題を解決
するために、第1基板31の平面上に第2基板32が垂
直に当接して配設される基板間接続コネクタ構造におい
て、両基板が当接部近くの所定位置に電気的に圧接接触
する上記第1基板31側の所定複数個の第1パッド21
を具備し、両基板が当接部近くの所定位置に電気的に圧
接接触する上記第2基板32側の所定複数個の第2パッ
ド22を具備し、上記第1パッド21と上記第2パッド
22との間を押圧接触させる導電部材の所定複数個の導
電接続手段(例えば圧接リード40)を具備し、上記導
電接続手段を両基板へ押し付けて両基板を垂直状態に固
定する押し付け固定手段(例えば押し付け固定部材5
1)を具備し、以上を具備することを特徴とする基板間
接続コネクタ構造である。上記発明によれば、最短の電
気長で両パッド間が接続可能な基板間接続コネクタ構造
が実現できる。
【0010】第2に、上記課題を解決するために、第1
基板31の平面上に第2基板32が垂直に当接して配設
される基板間接続コネクタ構造において、両基板が当接
部近くの所定位置に電気的に圧接接触する上記第1基板
31側の所定複数個の第1パッド21を具備し、両基板
が当接部近くの所定位置に電気的に圧接接触する上記第
2基板32側の所定複数個の第2パッド22を具備し、
上記第1パッド21と上記第2パッド22との間を押圧
接触させる導電部材の所定複数個の圧接リード40を具
備し、上記圧接リード40を所定に押圧しながら上記第
1パッド21と上記第2パッド22とを電気的に接続
し、且つ垂直に配設される両基板を共締め固定する押し
付け固定手段を具備し、以上を具備して最短の電気長で
両パッド間を電気的に接続することを特徴とする基板間
接続コネクタ構造がある。
【0011】第2図は、本発明に係る解決手段を示して
いる。第3に、上記課題を解決するために、第1基板3
1の平面上に第2基板32が垂直に当接して配設され、
両基板間の対応する所定複数個の信号が当該基板の当接
部の近くで着脱可能に接続され、且つ伝送する信号線路
が所定の特性インピーダンスで接続することが求められ
る基板間接続コネクタ構造において、両基板が当接部近
くの所定位置に電気的に圧接接触する上記第1基板31
側の所定複数個の第1パッド21を具備し、両基板が当
接部近くの所定位置に電気的に圧接接触する上記第2基
板32側の所定複数個の第2パッド22を具備し、上記
第1パッド21と上記第2パッド22との間を押圧接触
させる導電部材の所定複数個の圧接リード40を具備
し、上記圧接リード40を所定に押圧しながら上記第1
パッド21と上記第2パッド22とを電気的に接続し、
且つ垂直に配設される両基板を共締め固定する押し付け
固定手段(例えば押し付け固定部材51)を具備し、以
上を具備して最短の電気長で両パッド間を電気的に接続
することを特徴とする基板間接続コネクタ構造がある。
【0012】第4に、上記課題を解決するために、上述
第1パッド21と第2パッド22とを上記第2基板32
の両側面に形成し、上記圧接リード40を上記第2基板
32の両側面に配設し、上記第2基板32の両側面に配
設した上記圧接リード40を所定に押圧しながら垂直に
配設される両基板を共締め固定する押し付け固定手段、
を具備していることを特徴とする上述基板間接続コネク
タ構造がある。
【0013】また、押し付け固定手段の一態様として
は、所定複数個の上記圧接リード40が連接された状態
で所定位置に配設された状態で、上記圧接リード40を
押圧して上記第1パッド21と上記第2パッド22とへ
電気的に接触させ、この状態で両基板へ共締め固定する
押し付け固定部材51であることを特徴とする上述基板
間接続コネクタ構造がある。
【0014】また、押し付け固定手段の一態様として
は、所定複数個の上記圧接リード40を所定に装着して
保持する押し付けコネクタ52であり、前記押し付けコ
ネクタ52を所定に押圧して上記第1パッド21と上記
第2パッド22とへ電気的に接触させた状態で両基板へ
前記押し付けコネクタ52を共締め固定することを特徴
とする上述基板間接続コネクタ構造がある。
【0015】第5に、上記課題を解決するために、所定
複数個の第1パッド21及び第2パッド22は、パルス
信号を伝送する信号伝送用のパッドを信号パッドS1と
呼称し、接地用をGNDパッドG2と呼称したとき、上
記信号パッドS1の両側に上記GNDパッドG2を配設
する構造を備えて当該線路部位での特性インピーダンス
のミスマッチを低減させることを特徴とする上述基板間
接続コネクタ構造がある。
【0016】第6に、上記課題を解決するために、所定
複数個の第1パッド21及び第2パッド22は、パルス
信号を伝送する信号伝送用のパッドを信号パッドS1と
呼称し、接地用をGNDパッドG2と呼称したとき、上
記信号パッドS1の両側に上記GNDパッドG2を配設
する構造を備えて、信号パッドS1に接続される導電接
続手段若しくは圧接リード40の当該線路部位の特性イ
ンピーダンスを、パルス信号を伝送する両基板の線路の
特性インピーダンス(例えば50Ω)に近似させて当該
線路部位での特性インピーダンスのミスマッチを低減さ
せることを特徴とする上述基板間接続コネクタ構造があ
る。
【0017】
【発明の実施の形態】以下に本発明を適用した実施の形
態の一例を図面を参照しながら説明する。また、以下の
実施の形態の説明内容によって特許請求の範囲を限定す
るものではないし、更に、実施の形態で説明されている
要素や接続関係が解決手段に必須であるとは限らない。
更に、実施の形態で説明されている要素や接続関係の形
容は、一例でありその形容内容のみに限定するものでは
ない。
【0018】本発明の第1の実施例について、図2の基
板間接続コネクタ構造の斜視図と側面図と、図3のリー
ドフレーム構造例と、押し付け固定部材の他の側面構造
図の一例とを参照して以下に説明する。尚、従来構成に
対応する要素は同一符号を付し、また重複する部位の説
明は省略する。
【0019】本発明の第1の実施例に係る要部構成は、
図2(a)に示すように、第1基板31と、第2基板3
2と、押し付け固定部材51と、所定複数個の圧接リー
ド(リード)40とを備える。これは、押し付け固定部
材51を適用して、リードへの半田付けを無くし、圧接
リード40を両基板のパッドに当接するように押圧して
当該両基板へ共締めする構造としたものである。
【0020】押し付け固定部材51は、第1に、従来の
固定部材50と同様に、第2基板32を垂直に当接し
て、ネジ止め孔(図2A、B参照)によりビス固定する
垂直固定手段を備えている。更に、固定するときに、リ
ードフレーム42に連接された状態の複数個の圧接リー
ド40を同時に押し付けて、各圧接リード40の両端部
が第1パッド21と第2パッド22の電極部位で電気的
に押圧接触して電気的に接続されるように組み付ける。
その後、リードフレーム42を切り離して接続作業が完
了する。取り付け完了後の状態を図2(b)の側面図に
示す。
【0021】圧接リード40は、従来のような半田付け
領域のリード長が不要である為、従来よりも長さの短い
圧接リード40を適用できる利点が得られる。従って、
圧接方式の圧接リード40は最短の電気長で両パッド間
を接続できる利点が得られる。また、半田付け作業が不
要の為、狭ピッチで配列することもできる。
【0022】リードフレーム42としては、図3(a)
に示すように、複数個の圧接リード40と共にプレス加
工等により一体形成されて、圧接リード40を支持する
金属材である。尚、複数個の圧接リード40を絶縁部
材、例えば樹脂製のリードフレーム42構造で支持させ
るようにした場合には、そのまま取り付けた状態で使用
しても良い。また、リードフレーム42の代わりに、複
数個の圧接リード40を挟んで支持する治具を使用でき
る場合は、このリードフレーム42は不要である。
【0023】尚、応用として、図3(b)に示すよう
に、押し付け固定部材51と圧接リード40とが当接す
る部位に凸状のガイドボス51bを形成しても良い。こ
れは圧接リード40が横ずれしないように案内して位置
決め容易にするものである。また、逆に、凹状のガイド
溝を形成させても良い。これによれば、複数個の圧接リ
ード40を位置決め良く押し付け固定できる。
【0024】上述第1の実施例こよれば、圧接リード4
0によって最短の電気長で両パッド間が接続できる利点
が得られ、更に、複数個の圧接リード40を半田付けす
ること無く、押し付け固定部材51で一括して押し付け
されて電気的に接続される利点が得られる。更に、従来
のように半田付けのばらつきに伴って生じる伝送線路の
特性インピーダンス及びピン間の伝搬遅延量Tpdのば
らつきが改善されて、パルス信号波形の高忠実なる伝送
が実現できる。更に、図2A、Bの一方のネジ止めを外
しても圧接リード40が脱落しないからして、両基板を
切り離すことが可能となり、随時メンテナンス等ができ
る利点も得られる。
【0025】本発明の第2の実施例について、図4の基
板間接続コネクタ構造と、図5の従来の表面実装型基板
コネクタ(SMTコネクタ)の斜視図とを参照して以下
に説明する。尚、同様に、従来構成に対応する要素は同
一符号を付し、また重複する部位の説明は省略する。
【0026】従来の一般的なSMTコネクタの原理構造
は、図5の斜視図と断面図に示すように、ハウジングの
内部で繰り返しの脱着に耐えられるように、コネクタリ
ード20bが弾性を備えた長い曲線形状となっている。
この為、接続長、即ち電気長(図5A参照)が長くなる
難点がある。これら要因は、高忠実なる信号波形の伝送
用途には好ましくなく、実用的に適用できない。
【0027】本発明の第2の実施例に係る要部構成は、
図4(a)の側面図に示すように、第1基板31と、第
2基板32と、押し付けコネクタ52と、所定複数個の
圧接リード40とを備える。これは従来構成に対して、
所定複数個の圧接リード40を保持した押し付けコネク
タ52を適用して、リードへの半田付けを無くした構成
としている。
【0028】押し付けコネクタ52は、所定複数個の圧
接リード40と支持溝52bとを備えていて、図4
(b)の底面図と断面図に示すように、約45度の角度
に切り込みを形成した支持溝52bが形成されている。
この支持溝52bは圧接リード40を装着後は保持して
容易には外れないようになっている。更に、支持溝52
bと圧接リード40とは、両基板に押し付けられるとき
に、圧接リード40が長手方向にずれること無く、且つ
押圧方向に湾曲弾性できる自由度を備えるように支持溝
52bを形成して、当該圧接リード40を保持固定して
いる。
【0029】圧接リード40は、第1の実施例と同様
に、従来のような半田付け領域のリード長が不要である
為、従来よりも長さの短い圧接リード40を適用できる
利点が得られる。従って、圧接方式の圧接リード40は
最短の電気長で両パッド間を接続できる大きな利点が得
られる。また、半田付け作業が不要の為、狭ピッチで配
列することもできる。また、支持溝52bによって各圧
接リード40は配列方向に対して精度良く位置決めされ
る結果、安定した特性インピーダンスが得られ、一定し
た伝搬遅延量Tpdが得られる。尚、所望により、各圧
接リード40を支持可能な他の構造、例えば約45度の
角度の貫通孔構造、且つ両基板に押し付けられるとき
に、湾曲弾性できる自由度を備えるようにした支持構造
体を形成する方法でも良い。
【0030】上述第2の実施例によれば、複数個の圧接
リード40を半田付けすること無く、押し付けコネクタ
52で一括して押し付けされて電気的に接続される利点
が得られる。更に、従来のように半田付けのばらつきに
伴って生じるばらつきが改善されてより均一な特性イン
ピーダンスが得られる。更に、長さの短い圧接リード4
0を容易に適用できるからして、最短の電気長、例えば
2mm以下で両パッド間が接続できる利点が得られる。前
記最短の電気長での接続に伴って、数百MHz〜1GH
z以上に及ぶ超高速のパルス信号波形の高忠実なる伝送
が実現できる大きな利点となる。更に、押し付けコネク
タ52の一方若しくは両方のネジ止めを外しても圧接リ
ード40が脱落しないからして、両基板を切り離してメ
ンテナンス等ができる利点も備えている。
【0031】尚、本発明の技術的思想は、上述実施の形
態の具体構成例、接続形態例に限定されるものではな
い。更に、本発明の技術的思想に基づき、上述実施の形
態を適宜変形して応用してもよい。例えば、上述では第
2基板32の片面に適用した具体例で説明していたが、
所望により、第2基板32の両面に適用する基板間接続
コネクタ構造としても良い。また、所定複数個の圧接リ
ード40は板状とした具体例で説明していたが、他の形
状、例えば丸棒状のリードを適用しても良い。また、所
定複数個の圧接リード40を押し付けコネクタ52へ圧
入して支持させるようにしても良い。
【0032】また、図2(a)の基板間接続コネクタ構
造において、所望により、第1パッド21若しくは第2
パッド22の一方に接触している圧接リード40の端部
を半田付け処理しても良い。この場合は、押し付け固定
部材51を着脱できる利点が得られる。
【0033】
【発明の効果】本発明は、上述の説明内容からして、下
記に記載される効果を奏する。上述説明したように本発
明によれば、圧接リードを両基板のパッドに当接するよ
うに押圧して当該両基板へ共締めする構造を具備する構
成としたことにより、圧接リードによって最短の電気長
で両パッド間が接続できる利点が得られる。前記最短の
電気長での接続に伴って、パルス信号波形の高忠実なる
伝送が実現できる大きな利点となる。更に、複数個の圧
接リードを半田付けする必要が無くなる利点が得られ
る。更に、従来のように半田付けのばらつきに伴って生
じる伝送線路の特性インピーダンスのばらつきが改善さ
れる。更に、圧接リード40を狭ピッチで配列すること
ができ、多ピンのコネクタの実現が容易となる利点が得
られる。更に、一方の基板へのネジ止めを外しても当該
圧接リードが脱落しないからして、両基板を切り離して
メンテナンス等ができる利点が得られる。従って、所定
の特性インピーダンスで、且つ短い配線長で電気的に接
続されることが求められる超高速のパルス信号波形の高
忠実なる伝送を行う表面実装型の基板間接続コネクタ構
造において、本発明の技術的効果は大であり、産業上の
経済効果も大である。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来の、垂直に当接したプリント基板間の接続
用のリードの取り付けを示す基板間接続コネクタ構造の
斜視図と側面図。
【図2】本発明の、基板間接続コネクタ構造の斜視図と
側面図。
【図3】本発明の、リードフレーム構造例と、押し付け
固定部材の他の側面構造図。
【図4】本発明の、基板間接続コネクタ構造の側面図
と、押し付けコネクタの底面図と断面図。
【図5】従来の、SMTコネクタの原理構造の斜視図と
断面図。
【符号の説明】
S1 信号パッド G2 GNDパッド 20 半田付け用リード 20b コネクタリード 21 第1パッド 22 第2パッド 31 第1基板 32 第2基板 40 圧接リード(リード) 42 リードフレーム 50 固定部材 51 押し付け固定部材 52 押し付けコネクタ 52b 支持溝
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5E023 AA04 AA16 AA18 BB22 BB29 CC12 CC22 DD25 EE19 FF07 GG01 GG04 GG06 HH01 HH11 HH18 HH28 5E051 BA08 BB03 5E077 BB23 BB31 BB37 CC15 CC22 CC27 DD14 EE05 EE12 EE21 GG03 GG07 GG10 JJ15 JJ21 5E344 AA08 AA15 BB06 CC05 CD18 DD02 DD09 EE30

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1基板の平面上に第2基板が垂直に当
    接して配設される基板間接続コネクタ構造において、 両基板が当接部近くの所定位置に電気的に圧接接触する
    該第1基板側の所定複数個の第1パッドと、 両基板が当接部近くの所定位置に電気的に圧接接触する
    該第2基板側の所定複数個の第2パッドと、 該第1パッドと該第2パッドとの間を押圧接触させる導
    電部材の所定複数個の導電接続手段と、 該導電接続手段を両基板へ押し付けて両基板を垂直状態
    に固定する押し付け固定手段と、 を具備していることを特徴とする基板間接続コネクタ構
    造。
  2. 【請求項2】 第1基板の平面上に第2基板が垂直に当
    接して配設される基板間接続コネクタ構造において、 両基板が当接部近くの所定位置に電気的に圧接接触する
    該第1基板側の所定複数個の第1パッドと、 両基板が当接部近くの所定位置に電気的に圧接接触する
    該第2基板側の所定複数個の第2パッドと、 該第1パッドと該第2パッドとの間を押圧接触させる導
    電部材の所定複数個の圧接リードと、 該圧接リードを所定に押圧しながら該第1パッドと該第
    2パッドとを電気的に接続し、且つ垂直に配設される両
    基板を共締め固定する押し付け固定手段と、 を具備していることを特徴とする基板間接続コネクタ構
    造。
  3. 【請求項3】 第1基板の平面上に第2基板が垂直に当
    接して配設され、両基板間の対応する所定複数個の信号
    が当該基板の当接部の近くで着脱可能に接続され、且つ
    伝送する信号線路が所定の特性インピーダンスで接続す
    る基板間接続コネクタ構造において、 両基板が当接部近くの所定位置に電気的に圧接接触する
    該第1基板側の所定複数個の第1パッドと、 両基板が当接部近くの所定位置に電気的に圧接接触する
    該第2基板側の所定複数個の第2パッドと、 該第1パッドと該第2パッドとの間を押圧接触させる導
    電部材の所定複数個の圧接リードと、 該圧接リードを所定に押圧しながら該第1パッドと該第
    2パッドとを電気的に接続し、且つ垂直に配設される両
    基板を共締め固定する押し付け固定手段と、 を具備していることを特徴とする基板間接続コネクタ構
    造。
  4. 【請求項4】 請求項1記載の第1パッドと第2パッド
    とを該第2基板の両側面に形成し、 該圧接リードを該第2基板の両側面に配設し、 該第2基板の両側面に配設した該圧接リードを所定に押
    圧しながら垂直に配設される両基板を共締め固定する押
    し付け固定手段、を具備していることを特徴とする請求
    項1又は2記載の基板間接続コネクタ構造。
  5. 【請求項5】 押し付け固定手段は、所定複数個の該圧
    接リードが連接された状態で所定位置に配設された状態
    で、該圧接リードを押圧して該第1パッドと該第2パッ
    ドとへ電気的に接触させ、この状態で両基板へ共締め固
    定する押し付け固定部材であることを特徴とする請求項
    1乃至3記載の基板間接続コネクタ構造。
  6. 【請求項6】 押し付け固定手段は、所定複数個の該圧
    接リードを所定に装着して保持する押し付けコネクタで
    あり、該押し付けコネクタを所定に押圧して該第1パッ
    ドと該第2パッドとへ電気的に接触させた状態で両基板
    へ該押し付けコネクタを共締め固定することを特徴とす
    る請求項1乃至3記載の基板間接続コネクタ構造。
  7. 【請求項7】 所定複数個の第1パッド及び第2パッド
    は、パルス信号を伝送する信号伝送用のパッドを信号パ
    ッドとし、接地用をGNDパッドとしたとき、 該信号パッドの両側に該GNDパッドを配設する構造を
    備えることを特徴とする請求項1乃至3記載の基板間接
    続コネクタ構造。
  8. 【請求項8】 所定複数個の第1パッド及び第2パッド
    は、パルス信号を伝送する信号伝送用のパッドを信号パ
    ッドとし、接地用をGNDパッドとしたとき、 該信号パッドの両側に該GNDパッドを配設する構造を
    備えて、信号パッドに接続される導電接続手段若しくは
    圧接リードの当該線路部位の特性インピーダンスを、パ
    ルス信号を伝送する両基板の線路の特性インピーダンス
    に近似させることを特徴とする請求項1乃至3記載の基
    板間接続コネクタ構造。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN1309284C (zh) * 2003-02-27 2007-04-04 株式会社山武 电路基板组装体
CN101516162B (zh) * 2008-02-22 2011-04-13 富士康(昆山)电脑接插件有限公司 连接电路板的方法及装置
CN102163908A (zh) * 2010-02-17 2011-08-24 三美电机株式会社 Ac适配器

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