JP2001344440A - 住宅用昇降機の通信網販売システム及び販売方法 - Google Patents

住宅用昇降機の通信網販売システム及び販売方法

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JP2001344440A
JP2001344440A JP2000184128A JP2000184128A JP2001344440A JP 2001344440 A JP2001344440 A JP 2001344440A JP 2000184128 A JP2000184128 A JP 2000184128A JP 2000184128 A JP2000184128 A JP 2000184128A JP 2001344440 A JP2001344440 A JP 2001344440A
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elevator
internet
residential
computer
seller
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Yoshinobu Nakama
義信 中間
Kazuhiro Sakata
一裕 坂田
Toshihiko Nara
俊彦 奈良
Akihiko Morita
明彦 森田
Akio Ueno
昭男 植野
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Hitachi Ltd
Hitachi Mito Engineering Co Ltd
Hitachi Building Systems Co Ltd
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Hitachi Ltd
Hitachi Mito Engineering Co Ltd
Hitachi Building Systems Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 住宅用昇降機の販売に係る業務を支援して販
売業務効率を向上する。 【解決手段】 住宅用昇降機の販売者2のコンピュータ
3とインターネット1を介して通信可能なコンピュータ
5,6を工務店4に設置し、このコンピュータ5,6
は、住宅用昇降機の仕様を設定入力する仕様入力画面を
表示し、その画面を介して設定される仕様に基づいた住
宅用昇降機と住宅との取合いを含む図面を出力する機能
を備えて構成する。これに対応させて、販売者側コンピ
ュータ3は、インターネット1を介して入力される住宅
用昇降機の仕様に基づいて住宅用昇降機と住宅との取合
いを含む図面を作成し、その図面をインターネット1に
出力する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、住宅用昇降機(住
宅用エレベータ)をインターネット等の通信網(ネット
ワーク)を用いて販売又は販売支援する販売システム又
は販売方法に属する。
【0002】
【従来の技術】中層階以上(例えば4,5階建て以上)
のビル用エレベータは、受注生産方式が一般的である。
これは、ビルの階層設計や要求仕様等に合わせて設計す
る要素が多いことや、建物の工期が比較的長いこと等か
ら、受注してから設計、製造する期間的な余裕があると
考えられる。
【0003】ところが、最近、2〜3階建の住宅にエレ
ベータを設備する需要が増大しつつある。このような住
宅用エレベータの場合は、住宅の建設期間が比較的短い
ことから、受注してから製造を開始する受注生産方式で
は納期に間に合わせることが困難な場合が多い。したが
って、一定の見込み生産方式を採用せざるを得ないが、
在庫管理や製造管理が煩雑になる。
【0004】そこで、一部の部品を変えることによって
各種の住宅に対応できるように、住宅用エレベータの標
準化、簡単化等の合理化が進められている。その結果、
住宅用エレベータは、家庭用厨房機器のような他の住宅
設備機器と同様の販売形態で取り扱うことが可能になる
ものと考えられる。
【0005】一方、インターネットの発達に伴い、消費
者(エンドユーザ)はインターネットを利用して住宅設
備機器の様々な情報を速やかに入手できるようになって
いる。しかも、インターネット上で住宅設備機器を注文
したり、代金を支払うことが可能になりつつある。そこ
で、インターネットを利用して、住宅用エレベータを消
費者に直接販売することも考えられる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかし、住宅仕様に合
わせた対応設計がある程度必要な住宅用エレベータの場
合は、住宅構造物との取合いに関する情報が必要になる
ことから、インターネットを利用して一般の消費者に住
宅用エレベータを直接販売するのは困難性がある。ま
た、住宅用エレベータの構造等に合わせて住宅を設計す
る必要がある。
【0007】例えば、住宅用エレベータ設備は、その昇
降路の形状及び寸法、階高、ドアの開閉方向等、住宅構
造物との取り合いを考慮して仕様を決定したり、住宅用
エレベータとの取り合いに合わせて住宅構造物を設計す
る必要がある。このような場合、従来は、住宅用エレベ
ータの製造者(又は販売者)と住宅建設に係る工務店と
の2者間、あるいは住宅購入者を含めた3者間などで打
合せることにより仕様を決定している。また、住宅との
取り合い関係によっては、工事費が増減することがある
ため、インターネットを利用して効率的な販売を行うこ
とには一定の制限がある。
【0008】そこで、上述したように、最近の住宅用エ
レベータは標準化などの合理化が進んだことから、家庭
用厨房機器のような他の住宅設備機器と同様、住宅建設
を専門とする工務店でもある程度の専門知識をつけれ
ば、住宅用エレベータのメーカと打合せをすることなく
受注、販売、据付け工事をすることが可能と考えられ
る。
【0009】ところが、住宅を取扱う工務店は、一般
に、地域ごとに分散して多数存在することから、それぞ
れの工務店において種々の住宅に対応させて、住宅用エ
レベータとの取合いを含む設計図等の図面を作成するの
は効率的でない。また、住宅の比較的短い工期に合わせ
て、速やかに正確な取り合い情報等の関係情報を送受す
る必要がある。さらに、据付け工事に不慣れな作業者を
教育指導する点についても配慮する必要がある。
【0010】本発明は、住宅用昇降機の販売又は購入に
係る業務効率を向上することを課題とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明は、インターネッ
トを利用するとともに、住宅用昇降機の販売を主として
工務店に委ねる販売システムを構築することにより、上
記課題を解決しようとするものである。すなわち、一般
のエレベータの場合は、建物の様々な仕様に合わせてエ
レベータの機種は何十種類もある。そのため、エレベー
タの仕様を決めるにあたって、販売者と工務店等の建築
業者との間で打合わせを繰り返して決定せざるを得な
い。また、価格についても、その都度変わることを余儀
なくされている。しかし、例えば、住宅用のエレベータ
の場合は、販売者と工務店等との間で打合せを繰返して
仕様が決まるようなエレベータでは、一般の住宅にエレ
ベータを普及させることは難しい。また、打ち合わせを
繰返す必要がある仕様のエレベータは、専門の据え付け
業者でなければ据え付けすることができない場合が多
く、この点からも一般の住宅にエレベータが普及する妨
げになる。
【0012】このような観点から、本発明は、(1)仕
様決定等のために打ち合わせを繰返すことなく、希望す
るエレベータを選択できるようにしたことを特徴の一つ
とする。また、好ましくは、希望販売価格を明示するこ
とにより、購入の意思決定をし易くする。また、(2)
住宅を取扱う工務店でエレベータを据え付けることを狙
いとする。
【0013】この狙いを達成するため、エレベータを注
文する際に決定しなければならない仕様を少なくするこ
とが望ましい。例えば、エレベータの一つの仕様(例え
ば、ドア)を決定するだけで、注文できるようにする。
これにより、仕様決定のための打ち合わせを繰り返し行
なう必要がなくなり、一般家庭への普及の妨げを低減で
きる。また、通信網(例えばインターネット)を介して
エレベータと住宅との取り合い関係に係る情報を工務店
に送ったり、エレベータを据え付けるための手順等の据
え付け情報を紹介することなどによって、工務店をサポ
ートすることを含めることができる。具体的には、以下
の態様を取りうる。
【0014】本発明に係る販売システムは、住宅用昇降
機の販売者のコンピュータとインターネットを介して通
信可能な工務店のコンピュータを設け、この工務店コン
ピュータは、住宅用昇降機の仕様を設定入力する仕様入
力要求を出力し、その要求に応じて入力される仕様に基
づいた住宅用昇降機と住宅との取合いを含む図面を出力
する機能を備えて構成する。これに対応させて、住宅用
昇降機の販売者にインターネット通信可能なコンピュー
タを設置し、販売者側コンピュータは、インターネット
を介して入力される住宅用昇降機の仕様に基づいて住宅
用昇降機と住宅との取合いを含む図面を作成し、その図
面をインターネットに出力するように構成する。
【0015】ここで、本明細書において、工務店とは、
住宅販売業、住宅建設業、住宅設備工事業等の住宅建設
に関連する事業者の本店、支店、営業所、代理店、特約
店等の機関をいうものとする。また、住宅用昇降機の販
売者とは、住宅用昇降機の製造又は販売に関連する事業
者の本店、支店、営業所、代理店、特約店等の機関をい
うものとする。
【0016】上記において、仕様入力画面は、階高(例
えば、1階と2階の床高さの差)とドアの開き方向の少
なくとも1つを設定する入力領域を含んで構成する。つ
まり、住宅用昇降機の標準化を進めて、ドアの開き方向
のみを選択できるようにすること、あるいは階高のみを
選択できるようにすること、又はそれらの仕様のみを選
択できるようにすることができる。
【0017】また、工務店コンピュータは、仕様入力画
面をインターネットから取り込んで表示できる。そし
て、仕様入力画面を介して入力設定された仕様に基づい
た図面をインターネットから取り込むようにできる。つ
まり、販売者コンピュータからインターネットに出力さ
れる仕様入力画面を取り込んで表示するとともに、同画
面を用いて必要な仕様を入力する。これにより販売者コ
ンピュータが作動して、設定入力された仕様に合わせ
て、住宅用エレベータと住宅との取合いを含む図面を作
成し、その図面をインターネットに出力する。工務店コ
ンピュータは、インターネットからその図面を取り込
み、表示したり、必要に応じてダウンロード及びプリン
トアウトすることができる。
【0018】このように、本発明によれば、工務店は要
求仕様を仕様入力画面で設定することにより、その要求
仕様に沿った図面をインターネットで速やかに受領する
ことができる。したがって、販売者と工務店との間の仕
様打ち合せ、及びその仕様に基づいた図面の納入にかか
っていた人手と時間を大幅に削減することができる。そ
の結果、住宅用昇降機の販売業務を工務店に移管するこ
とができ、且つ人手と時間を削減できるから、販売効率
を向上できる。特に、多くの工務店でそれぞれ図面を作
成する場合に比べると、設計資料を予め各工務店に配布
したり、各工務店において住宅用昇降機の関連設計者を
教育するという無駄を省くことができ、設計段階におけ
る効率をも向上することができる。また、しばしば変更
される住宅用昇降機の設計資料の改定を、誤りなく且つ
速やかに工務店との取合い設計に反映することができ
る。
【0019】特に、本発明は、ホームページを利用する
ことにより、住宅用昇降機の販売及び販売に係る業務を
一層効率的に行うことができる。つまり、販売者に設置
するコンピュータに、住宅用昇降機に関する情報を掲載
したホームページをインターネットに出力する機能を備
えて構成する。そして、そのホームページは、住宅用昇
降機に関する消費者向けホームページと工務店向けホー
ムページを選択するメニュー画面を有するものとするこ
とができる。又は、これに代えて、工務店向けホームペ
ージのみを設けることができる。工務店向けホームペー
ジは、予め定められた特定の工務店にのみ提供すること
が好ましい。これは、販売者と特定の契約をした工務店
にのみ図面などの情報を提供する便宜を与え、販売台
数、据付け工事の日程、工事完了などの情報の提供を受
けて、計画生産、納期管理、保守契約、等の関連する各
段階の効率化を図ることができる。
【0020】工務店向けホームページは、住宅用昇降機
の仕様入力メニューと住宅用昇降機と住宅との取合い関
係を含む図面の作成メニューを少なくとも備えることが
望ましい。また、必要に応じて、建築確認申請図書の作
成メニュー、注文メニュー、据付け工事マニュアルメニ
ュー、工事完了報告メニューなどを適宜設けることが好
ましい。
【0021】また、販売者のホームページは、消費者の
少なくとも名前と住所の入力を要求する画面と、住宅用
昇降機に関する提供情報の選択メニュー画面とを備え、
入力された住所に対応する予め定めた工務店のホームペ
ージにリンクする機能を備えることが好ましい。つま
り、住宅用昇降機の設備は、住宅との取合い関係の工事
及び据付け工事があるので、その関係の見積りは販売者
側よりも工務店側で行うことが好ましい。そこで、消費
者が住宅用昇降機の購入に興味を持った場合は、工務店
側にアクセスしてもらうようにしている。なお、リンク
させる工務店ホームページがない場合は、入力された住
所に対応する予め定めた工務店を紹介する紹介情報を画
面に表示することに代えることができる。この場合は、
入力された消費者情報を工務店のコンピュータに出力
し、後日、工務店が消費者を訪問するなどのサービスを
図ることができる。
【0022】上述したホームページは、販売者中心であ
ったが、これに代えて、工務店が独自のホームページを
有する場合は、住宅建設に関する情報を掲載する工務店
ホームページに住宅用昇降機に関する情報の選択メニュ
ー画面を設け、この選択メニュー画面を介して住宅用昇
降機に関するメニューが選択されたとき、インターネッ
トを介して販売者の昇降機ホームページにリンクさせる
ようにすることができる。
【0023】また、工務店コンピュータは、販売者コン
ピュータ又は住宅用昇降機の保守機関のコンピュータに
購入者情報をインターネットを介して出力するようにす
ることが望ましい。これに応じて、販売者又は保守機関
は、インターネットを介して購入者に保守契約の案内書
を送付することができる。これにより、購入者に対して
漏れのないサービスを提供できる。
【0024】また、販売者コンピュータは、ホームペー
ジの据付け工事マニュアルメニューが選択されたとき、
作業状態を表わす図(例えば、動画)を含む据付け工事
マニュアルをインターネットに出力する機能を備えるこ
とが好ましい。これにより、工務店の作業者に対する住
宅用昇降機の据付け工事の教育を容易に行うことができ
る。
【0025】さらに、工務店向けホームページは、住宅
用昇降機の注文を書き込む注文メニュー画面を備え、販
売者コンピュータは、注文メニュー画面を介して住宅用
昇降機の注文が書き込まれたとき、受注管理ファイルに
注文に係る購入者情報などの受注情報を格納することが
好ましい。この受注管理ファイルには、住宅用昇降機の
据付け工事の工程管理情報を含めることができる。これ
によれば、販売者コンピュータは、インターネットを介
して入力される受注情報と工程管理情報を管理データと
して収集し、生産管理、納品管理などの情報として利用
できる。例えば、工務店向けホームページに工程管理に
係る情報を入力するメニューを設け、このメニューを介
して住宅用昇降機の据付け工事の工程管理情報が入力さ
れたとき、販売者コンピュータは、その工程管理情報を
受注管理ファイルに格納するように構成する。
【0026】さらに、注文メニュー画面は、住宅用昇降
機の設備工事代金の支払方法を書き込む領域を有し、そ
の支払方法が決済銀行の口座から自動引き落としの場
合、販売者コンピュータは、請求書を指定の決済銀行に
前記インターネットを介して出力するようにすることが
好ましい。これにより、インターネットで決済をするこ
とができるので便利である。
【0027】また、建築確認申請図書の作成メニューが
選択されたとき、販売者コンピュータは、建築確認申請
図書を作成し、工務店又は購入者等の建築確認申請図書
の要求者に、インターネットを介して又は書面で送付す
ることができる。これにより、要求者は、インターネッ
トを介して送付された建築確認申請図書を確認後(必要
に応じて電子署名を記入した後)、所轄の官庁にインタ
ーネットを介して又は書面で申請手続をすることができ
る。
【0028】
【実施の形態】以下、図面を参照して、本発明の実施の
形態を説明する。図1に、本発明に係る住宅用昇降機の
インターネット販売システムの一実施形態の全体構成図
を示す。図に示すように、インターネット1に販売者2
のコンピュータである販売者コンピュータ3と、工務店
4のコンピュータである工務店コンピュータ5と工務店
パソコン6が、インターネット通信可能に接続されてい
る。同様に、一般の消費者のコンピュータ7と、銀行8
と、官庁9と、保守会社10のコンピュータがインター
ネットに通信可能に適宜接続されている。また、工務店
や消費者のコンピュータに代えて、携帯電話回線などの
中継局11を介してインターネットに接続可能な携帯通
信端末12を利用することも可能である。
【0029】ここで、図1に示すインターネット販売シ
ステムの詳細について説明する前に、本実施形態のイン
ターネット販売システム又は販売方法に係る業務の概要
について図2を用いて説明する。同図に示すように、消
費者から販売者又は工務店に対してインターネットのホ
ームページを通じて(又は直接に)、住宅用昇降機の購
入を計画又は検討していることの意思表示があると、具
体的な販売業務がスタートする(ステップS1)。ま
ず、基本的には工務店が窓口となり(販売者が窓口とな
ってもよい。)、消費者の設備工事費についての見積照
会の意思を確認し、消費者の名前、住所、建築場所、等
の消費者情報を登録するとともに、見積番号を設定登録
して、住宅用昇降機の仕様等の見積仕様を打合せ等によ
り決定する(ステップS2)。次いで、見積用の図面を
作成するとともに(ステップS3)、見積りを実行して
見積書を作成する(ステップS4)。これらのステップ
S2〜S4は仕様変更などに応じて繰り返し行うことが
ある。このような手続を経て、消費者が住宅用昇降機の
購入を決定した場合、工務店は受注決定手続を行う(ス
テップS5)。この受注決定手続は、例えば、受注番号
を設定して、購入者情報、決定仕様、建築日程(納
期)、その他、受注業務の管理に必要な管理情報を登録
する。そして、決定仕様に基づいて確認申請図書を作成
して(ステップS6)、購入者の捺印をして所轄の官庁
に提出する(ステップS7)。この確認申請は、工務店
等が代行できる。
【0030】一方、受注決定後、工務店は決定仕様に合
った住宅用昇降機を調達して(ステップS10)、据付
け工事を行う(ステップS20)。工事が完了したら、
完成通知(工事完了報告)を販売者又は保守会社に送る
(ステップS21)。これに基づいて、保守会社は購入
者に連絡を取って保守契約を結び(ステップS22)、
保守を行うとともに必要に応じて法定の検査に立会う
(ステップS23,24)。なお、工務店からの受注情
報に基づいて、販売者又は保守会社は購入者に連絡を取
って保守契約を結ぶように勧めることもできる。このよ
うにして、住宅用昇降機の販売から保守までの一連の業
務が完了する。なお、保守について、法律で義務付けら
れていない場合は、ステップS22以降の業務を省略す
る場合がある。
【0031】以下、図2に示した住宅用昇降機の販売業
務を遂行又は支援するのに好適な、本発明に係るインタ
ーネット販売システムの詳細構成について、同システム
の使用方法を交えながら説明する。基本的に、本発明
は、住宅用昇降機の特殊性に鑑み、販売者と工務店の業
務を有機的に結び付けて、その販売に係る業務、すなわ
ち広告、宣伝、カタログ情報の提供、見積り、見積書作
成、エレベータと住宅との取り合い関係の情報の提供、
図面作成、確認申請図書の作成、設備機器の調達、据付
け工事の教育・指導、保守契約と保守、等の業務を支援
して、業務の効率を向上するものである。したがって、
販売者と工務店の有機的な結び付きを実現するため、ホ
ームページを利用して両者のコンピュータを結合し、販
売業務に係る情報の交換を効率的に行えるようにしたこ
とを特徴とする。
【0032】図3に、販売者の昇降機ホームページの概
要を示す。図示のように、昇降機ホームページ20は、
一般向けホームページと特約工務店向けホームページに
分けて設定されている。一般向けホームページのメニュ
ー画面21は、消費者及び一般の工務店等を対象とする
ものであり、図示のように、「電子カタログ」、「購入方
法の説明」、「資料請求登録」、「見積照会」「地域特
約店・工務店の紹介リスト表示」、「会員入会方法の提
示」、等のメニューを選択可能になっている。電子カタ
ログ、購入方法の説明、及び資料請求登録等のメニュー
は、一般的なインターネット販売のホームページと同様
であり、資料請求登録メニューでは、図示していない
が、消費者の名前及び住所等の消費者情報を入力要求す
る入力領域が画面に設定されている。また、見積照会が
選択されたときは、入力された消費者の住所に対応する
予め定めた特約工務店が開いている工務店ホームページ
にリンクさせるようになっている。そのような特約工務
店がない場合は、地域特約店・工務店の紹介リスト中の
特約工務店等を紹介するため、その住所、電話、Eメー
ルアドレス等を画面に表示する。これにより、特約工務
店が販売者に代って住宅用昇降機の販売業務を遂行す
る。また、一般の工務店の場合は、会員入会方法の提示
により特約工務店になるための方法についての情報を得
ることができる。
【0033】一方、特約工務店向けホームページは、特
約工務店が販売者に代って住宅用昇降機の販売業務を円
滑に遂行するに必要な情報を提供するために設けたもの
である。このように特約工務店にのみ限ったのは、販売
者と特定の契約をした信頼できる工務店にのみ、図面な
どの必要情報及びエレベータと住宅との取り合い関係の
情報を提供することにより、顧客の信頼を獲得及び維持
するためである。また、特約を結ぶことにより、販売台
数、据付け工事の進捗状況、据付け完了などの情報の提
供を受けて、計画生産、納期管理、保守契約、等の関連
する各段階の効率化を図ることに資するためである。し
たがって、特約工務店向けホームページを選択すると、
図示のように、会員専用ホームページのセキュリティ画
面22が表示され、会員IDとパスワードの入力を要求
するようになっている。要求に応じて必要事項を入力し
て「送信」をクリックすると、特約工務店向けメニュー
画面23が表示される。
【0034】特約工務店向けメニュー画面23の内容
は、図3に示すように、「注文メニュー」、「仕様入力
メニュー」、「施工図作成メニュー」、「購入者情報入
力メニュー」、「確認申請図書作成メニュー」、「据付
工事マニュアル」、「工事完了報告メニュー」等を含ん
でいる。なお、以下に説明するメニュー画面において、
アンダーラインを付したメニュー項目は、クリックする
ことにより選択でき、必要に応じて詳細なメニュー画面
等が表示される。これらの特約工務店向けメニューは、
図2に示した業務のうち、ステップS2〜S7,S10,
S20〜S21の業務を支援するためのものである。つ
まり、特約工務店向けホームページは、工務店が消費者
(購入者)と打合せして利用する形態に適したものであ
り、例えば、地域の特約工務店を紹介された消費者と打
合せして、その特約工務店がインターネットを介して利
用する。
【0035】図4に、仕様入力メニュー画面24の一例
を示す。図示のように、仕様入力メニュー画面24は、
「購入者名」、「仕様内容」、「建屋構造」、「戸開き
方向」、「階高」、「着工日」などの項目を含んでな
る。購入者名は、先に消費者情報として登録されている
のと同じ場合は、その内容を取り込めるようにできる。
仕様内容は、新規か、変更かを選択する項目である。建
屋構造は、木造又はコンクリートなどの建築構造物の種
別を入力する項目である。戸開き方向は、エレベータの
出入口ドアの開き方向を指定する項目である。階高は、
例えば1階と2階の床高さの差を入力する項目である。
着工日は、エレベータの着工日の予定を入力する。工務
店は、仕様入力メニュー画面24に必要事項を入力後、
図示していないデータ格納ボタンをクリックして、仕様
入力を終了する。なお、また、仕様入力メニュー画面2
4の入力内容は、仕様内容の「変更」をクリックするこ
とにより、変更できるようになっている。
【0036】図5に、施工図作成メニュー画面25の一
例を示す。図示のように、「建屋条件情報入力」と「受
注番号入力」メニューとを含んでいる。建屋条件情報
は、住宅用昇降機の昇降路の間口、奥行、階高、壁厚、
等を入力する。受注番号は、新規の受注又は見積に係る
施工図を作成する場合に入力する。既に、見積仕様の変
更の場合や見積時と受注時の仕様が異なる場合には、既
に登録されている受注番号を抽出して自動入力すること
が可能である。これらの要求項目を入力した後、「作成
する」をクリックすることにより、販売者のコンピュー
タの作図手段が作動して、自動的に施工図が作成され
る。作成された施工図は工務店の表示画面に出力表示さ
れる。施工図の表示画面は図示していないが、同画面の
「ダウンロード」ボタンをクリックすることにより、表
示された施工図を工務店のコンピュータの記憶装置に格
納できる。また、プリントアウトすることもができる。
ここでは、施工図を例に説明したが、要は、エレベータ
と住宅との取り合い関係の情報を工務店の要求に応じて
出力することが狙いである。したがって、取り合い関係
の情報には、施工図等の図面の他に、表、説明文などが
含まれ、また出力する態様としては、図面に表示するこ
と、印刷によることなど、それらの情報を工務店に提供
することが可能な態様を含む。
【0037】ここで、施工図作成の具体例について図6
〜図8を参照して説明する。図6は住宅用昇降機の一例
の斜視図を示し、図7(A),(B)は建屋条件情報入
力画面の一例を示し、図8は作成された施工図の一例を
示す。図6に示すように、昇降路31の上下方向の3箇
所の壁32にブラケット33を固定し、このブラケット
33を利用して平行な1対のガイドレール34を固定す
る。このガイドレール34に挟まれた中間位置に昇降駆
動に係るねじ棒35を配置している。このねじ棒35の
下端を軸受台36により軸支し、ねじ棒35の上端にね
じ棒35を回転させるモータ37を取り付けている。乗
りかご39は1対のガイドレール34に沿って上下方向
にスライド可能に設けられ、ねじ棒35に螺合されたナ
ット38に固定されている。乗りかご39の下方に緩衝
バネ40が設置されている。また、壁32に制御盤41
が取り付けられ、図示していない、ホールの呼びボタン
及びかご内の行先ボタンに応じて、乗りかごを昇降、停
止させるようになっている。つまり、モータ37を正逆
回転することによってねじ棒35を回転させ、これに螺
合されたナット38を上下に移動させることにより、乗
りかご39を上下に駆動するようになっている。また、
昇降路31の各階床に対応する壁面にドア42が設けら
れ、これに合わせて乗りかご39にも内部ドア43が設
けられている。
【0038】このような住宅用昇降機を設ける建屋の条
件を、図7(A)の昇降路の平面寸法入力画面と、同図
(B)の昇降路の垂直寸法入力画面により入力する。図
示のように、昇降路の内壁の耐火ボードの有無、奥行と
間口の寸法、各部の壁厚、さらにオーバーヘッド寸法、
階高(昇降の工程寸法)、1階の床下のピット深さ寸法
をそれぞれ入力するようになっている。
【0039】図8は、図7の建屋条件情報入力に基づい
て作図された施工図の一例を示している。図8(A)は
平面図、同図(B)は立面図である。
【0040】このようにして得られた施工図に基づい
て、工務店側で昇降機設備にかかる工事費用を見積る。
この場合に、見積り落しなどを防ぐ意味で、見積項目な
どを列記した見積仕様書のフォーマットを販売者コンピ
ュータからインターネットを介して工務店コンピュータ
に送信するようにすることもできる。例えば、見積仕様
書フォーマットに、住宅用昇降機のモータ、制御装置、
呼びボタンスイッチ及び照明灯の電気工事の項目を予め
記載しておく。また、見積仕様についても、別途に入力
される購入者情報、仕様、等の登録情報を自動的に書き
込むようにして、手間を省けるようにできる。
【0041】このような見積りを経て、消費者が住宅用
昇降機の購入を決定した場合、図3の工務店向けホーム
ページに戻り、工務店は購入者情報入力メニューを用い
て、その受注情報を販売者に送信する。購入者情報入力
メニュー画面26は、図9に示すように、「購入者
名」、「入居開始日」、「住所」、「電話」、「Eメー
ル」などの情報を入力するようになっている。
【0042】次に、工務店は、図3の工務店向けホーム
ページの各種メニュー表示画面23の「注文メニュー」
により、販売者に住宅用昇降機を注文する。これは、図
2の住宅用昇降機の調達20に対応する業務である。こ
の注文メニュー画面27は、図10に示すように構成さ
れている。すなわち、「品物送付先情報入力」、「希望
納期入力」、「希望台数入力」、「希望販売価格の表
示」等からなっている。なお、品物送付先は、契約で予
め定めた倉庫などの場所、販売者の指定倉庫、又は工務
店の希望場所のいずれかの場所を選択入力できる。ここ
で、倉庫を品物の送付先として選定したのは、エレベー
タは電気品であり、しかも一般の電気品に比べて大型で
あることから、構成部品の量が多くなるので、直接工務
店に発送しても、一般には受けとっても保管する場所が
ない場合が多い。一方、建築現場に直接発送することも
できるが、建築現場の作業が遅れている場合があり、直
ちに据え付けることができないと、エレベータの構成部
品が長期にわたって放置され、雨ざらしにされることに
なる。このような事態を回避するため、特定の倉庫に発
送することにしたのである。また、希望納期は、少なく
とも標準納期(例えば、45日)を考慮して一定期間以
降に制限しており、これを外れる場合は再考を促すよう
にしている。
【0043】また、注文メニュー画面27に「希望販売
価格の表示」を設けたのは、注文の意思決定をやり易く
するためである。なお、「希望販売価格の表示」は、注
文メニュー画面27に表示することに限らず、要は購入
意思決定の参考にするためであるから、例えば、仕様入
力メニュー画面24などに表示するようにしてもよい。
これによれば、入力仕様に合わせてエレベータの希望販
売価格を切り替えて表示することにより、意思決定の参
考に一層資することができる。
【0044】注文メニュー画面27への必要事項の入力
終了後、「注文する」ボタンをクリックすると、注文番
号が販売者側から送信されて工務店のコンピュータに表
示される。また、「注文内容確認」ボタンをクリックす
ると、注文内容を確認することができる。このように形
成された注文メニュー画面27は、工務店において住宅
用昇降機の受注が決定する度に利用して注文する場合、
及び販売者との契約によっては、定期的または不定期に
一定の数量を見込み発注する場合にも適用できるように
なっている。また、後者の場合は、住宅の仕様にかかわ
らず共通な部品と、住宅の仕様によって変化する部品
(例えば、戸開き方向、階高により長さが変わる昇降用
スクリュー等)とに分けて注文できる。なお、図示して
いないが、販売者コンピュータは、注文を受けた後、後
述する受注管理ファイルに工務店に対応させて受注内容
を登録する。この受注管理ファイルは、製造、発送など
の管理データとして利用するようにしている。また、必
要に応じて、特約工務店の要求に応じて、受注管理ファ
イルの工務店用情報のみを当該特約工務店にダウンロー
ド可能にできる。
【0045】一方、図3に示した工務店向けホームペー
ジの確認申請図書作成メニューは、住宅用昇降機の受注
後、建築確認申請をする場合に必要になるメニューであ
り、図11に示す確認申請図書作成メニュー画面28が
表示される。この段階では、受注番号を入力するだけ
で、販売者側コンピュータに備えられている確認申請図
書作成手段が動作して、所定の書式に従った確認申請図
書が作成され、画面に表示される。確認申請図書作成メ
ニュー画面28に確認申請図書の「ダウンロード」ボタ
ンを設けることにより、これをクリックして確認申請図
書を工務店のコンピュータの記憶装置に格納でき、必要
に応じて官庁提出用の書類としてプリントアウトするこ
ともができる。確認申請図書は購入者の捺印をもらって
から、所轄の官庁に提出する。なお、購入者にEメール
等で送り、購入者がプリントアウトして官庁に提出する
こともできる。また、所轄官庁がEメールによる提出を
許可すれば、購入者の電子サインをもらって工務店から
インターネットで提出できる。
【0046】図3の据付け工事マニュアルの詳細は図示
していないが、これを選択することにより、販売者側の
コンピュータから動画の映像で作成した作業状態を表わ
す据付工事マニュアルが特約工務店のコンピュータに送
られる。工務店側では、その映像を単に見ることもでき
るが、これをダウンロードし、工事の進捗に合わせて作
業者の教育指導に利用する。据付け工事マニュアルの一
部の画像例を図12〜15に示す。図12は、ブラケッ
ト33を壁32に取り付ける作業要領を説明している部
分である。図13は、昇降駆動に係るねじ棒35を壁3
2に固定する作業要領を説明している部分である。図1
4は、制御盤41を取り付ける要領を説明している部分
である。図15は、昇降機の乗りかごの床44の取付け
要領を説明している部分である。
【0047】このようにして据付けが完了したら、特約
工務店は、再び図3の特約工務店向けホームページを開
き、工事完了報告メニューをクリックして、受注番号な
どの所定事項を入力する。これにより、販売者コンピュ
ータは、受注管理ファイルにその旨登録する。そして、
インターネットを通じて、保守会社に購入者に保守契約
の案内をするように連絡する。保守会社は購入者に連絡
を取って保守契約を結んで、保守を行うとともに必要に
応じて法定の検査に立会う。このようにして、住宅用昇
降機の販売から保守までの一連の業務が完了する。
【0048】ここで、図16と図17を参照して、上述
した業務処理の過程で生成される受注管理テーブル及び
工程管理テーブルを含む受注管理ファイルについて説明
する。受注管理テーブルには、図16に示すように、受
注番号(受注No.)ごとに購入者、住宅の構造、昇降
路の奥行(mm)、階高(mm)、ドアの開き方向(左、
右)、ねじ棒の長さ(S=3500mm,L=4000mm)、見積書
作成(済,未)、図面作成(済,未)、などの管理情報
を登録するようになっている。また,工程管理テーブル
には、図17に示すように、受注番号(受注No.)ご
とに、契約成立(成立を〇で示す)、着工日、工事完了
日、保守契約書の送付、工事代金請求書の出力(出力済
みを〇で示す)、工事代金の支払方法、工務店コード、
などの管理情報を登録するようになっている。工務店コ
ードは、図18に示す変換表により、販売者と特約を結
んだ各建設会社が対応付けて設定されている。
【0049】上述したように、図1〜図18を用いて説
明した実施形態によれば、工務店は要求仕様を仕様入力
画面で設定することにより、その要求仕様に沿った図面
をインターネットで速やかに受領することができる。し
たがって、販売者と工務店間の仕様の打ち合せ、及びそ
の仕様に基づいた図面の納入にかかっていた人手と時間
を大幅に削減することができる。また、住宅用昇降機の
販売業務を工務店に移管することができ、且つ人手と時
間を削減できるから、販売効率を向上できる。特に、多
くの工務店でそれぞれ図面を作成する場合に比べると、
設計資料を予め各工務店に配布したり、各工務店におい
て住宅用昇降機の関連設計者を教育しなければならない
という無駄を省くことができ、設計段階における効率を
も向上することができる。また、しばしば変更される住
宅用昇降機の設計資料の改定を、誤りなく且つ速やかに
工務店との取合い設計に反映することができる。特に、
ホームページを利用することにより、特約工務店は、販
売者の昇降機ホームページを開くだけで、住宅用昇降機
に係る必要な業務を処理することができるから、極めて
便利で使い勝手に優れた販売システムといえる。
【0050】以下に、上記実施形態の変形例について説
明する。上記実施形態では、販売者ホームページを利用
する形態について説明したが、特約工務店ホームページ
を利用することにより、販売業務の効率を一層向上でき
る場合がある。
【0051】図19に住宅建設を請け負う特約工務店ホ
ームページのメニューの一例を示す。図示のように、住
宅に関する一般的な情報、例えば参考間取り図、全体見
取り図、部分見取り図、等に加えて、厨房機器、バスト
イレなどの住宅設備機器の情報を選択するメニューを設
ける。この住宅設備機器の中に住宅用昇降機のメニュー
を設け、このメニューが選択されたとき、図2のステッ
プS1にリンクさせることができる。これにより、消費
者は、販売者ホームページにより住宅昇降機の詳細な情
報を得ることができる。
【0052】そして、図2の流れにおいて、消費者が購
入意思有りのボタンをクリックしたときは、再び特約工
務店ホームページに戻るようにリンクを構成する。これ
により、特約工務店は消費者情報の入力を要求するメニ
ュー画面を表示し、入力後に当該消費者を訪問又はEメ
ールにより打合せして、図2のステップS2以降の業務
を遂行する。なお、見積業務において、特約工務店が十
分な見積実績データを有しているときは、受注の段階ま
で特約工務店は販売者の特約工務店向けホームページを
利用せずに遂行し、図2の施工図作成S3、確認申請図
書作成S6、調達S10、据付けS20,完成通知S2
1等の業務において、特約工務店向けホームページを利
用するようにすることができる。
【0053】また、図2における調達S10に対応する
注文メニュー画面27の変形例を、図20に示す。本例
は、販売者と特約工務店との契約により、特約工務店が
一定数量単位(例えば、ロット単位)で住宅用昇降機を
購入する場合の例である。この場合、図2における注文
決定(S5)を受けて、昇降機ホームページに「手持ち
ロットでOKか?」の表示が出される(ステップS1
1)。OKの場合は据付け工事のステップに移行する。
手持ちロットでは不足している場合は、ロット追加発注
(ステップS12)をクリックして、例えば、ドア開き
方向「右」が5台、「左」が10台を発注する(ステッ
プS13)。これに応答して、販売者のコンピュータ
は、製作決定(ステップS14)を経て、生産(ステッ
プS15)、発送(ステップS16)、検収(ステップ
S17)の管理を実行する。
【0054】上述したインターネット販売システムにお
ける販売者コンピュータの処理フローの例について、図
21〜図36に示して説明する。図21〜図23に示し
たフローは、昇降機ホームページに一般の消費者からア
クセスがあった場合の処理を示している。図21に示す
ように、消費者のアクセスデータがあった場合は(S3
1)、その消費者の地域を担当する特約工務店へ消費者
情報を転送する(S32)。図22は、昇降機ホームペ
ージに住宅用昇降機の購入意思が入力されたとき(S3
3)、その旨を工務店に転送し(S34)、これに応答
して工務店が受注活動をした結果について、受注できた
場合と、受注できなかった場合について、昇降機ホーム
ページを介して販売者コンピュータに報告される(S3
5,S36)。図23は、図22の変形例であり、昇降
機ホームページに住宅用昇降機の購入意思が入力された
とき(S33)、その旨を工務店に転送して終了する
(S37)。これにより、工務店は販売者又はメーカの
代理人として受注契約することができる。
【0055】図24は、昇降機のねじ棒の長さを自動的
に決定する処理フローであり、昇降機ホームページの仕
様入力画面がスタートして仕様が入力された場合(S3
8)、入力される階高が「3000mm以下(又は、2500〜30
00mm)」と「3001〜3500mm」のいずれかを判断し(S3
9)、階高が3000mm以下の場合は「3500mm」のねじ棒を
選択し(S40)、階高が3001mmを超えて3500mm以下の
場合は「4000mm」のねじ棒を選択して処理を終了する
(S41)。
【0056】図25〜図28は、施工図作成メニューが
選択されたときの販売者コンピュータの処理フローに関
するいくつかの例を示している。図25のフローは、仕
様データ入力が完了しているか否か判断し(S42)、
仕様データが無かったり、完了していなければ待機す
る。仕様データ入力が完了していれば、施工図などの設
計図書を作成して要求元の工務店に転送して処理を終了
する(S43)。図26のフローは、図25の変形例で
あり、設計図書の出力要求があったとき(S44)、仕
様データが揃っているか否か判断し(S45)、揃って
いるときは施工図などの設計図書を作成して要求元の工
務店に転送して処理を終了する(S46)。仕様データ
が揃っていないときは、未入力の仕様データの入力を要
求して、施工図作成の処理を一旦キャンセルして処理を
終了する(S47)。図27のフローは、仕様入力メニ
ュー画面による仕様入力処理を行ない(S48)、施工
図作成メニュー画面による設計図書関係の処理を行ない
(S49)、受注処理(S50)を実行して処理を終了
する。図28(A)、(B)は、図27のフローにおい
て、受注処理(S50)を分離して、2つに分割する例
である。
【0057】図29、図30は、確認申請用図書作成メ
ニューに関する処理のフローを示している。図29は、
確認申請書作成要求の有無を判断し(S51)、要求が
ある場合は確認申請図書を作成して工務店へ転送し(S
52)、さらに購入者に転送して処理を終了する(S5
3)。図30は、確認申請書を所轄の官庁に提出する必
要が生じたときに(S55)、インターネットなどの通
信手段を介して官庁へ送信する(S56)処理フローで
ある。
【0058】図31は、据付け工事マニュアルが選択さ
れたときの処理フローを示し、特に作業員の教育を考慮
したものである。つまり、据付け工事マニュアルが選択
されたとき、教育要求の有無を判断し(S60)、有り
のときはマニュアルを見るだけか否か問い合せる(S6
1)。マニュアルを見るだけの場合は、動画の据付け工
事マニュアルを工務店に転送して終了する(S62)。
見るだけでない場合は、見た後に試験をするか否か問い
合わせ(S63)、試験する場合は、動画の据付け工事
マニュアルを転送後に、試験画面を転送して終了する
(S64)。
【0059】図32(A)、(B)は、住宅用昇降機の
保守に関する契約業務を支援する処理フローである。同
図(A)のフローは、据付け工事が完了したか否か工程
管理データなどに基づいて判断し(S65)、完了して
いる場合は、昇降機の保証期間中か否か判断し(S6
6)、保証期間を経過している場合は保守契約の業務を
実行する(S67)。同図(B)のフローは、昇降機を
受注したときに(S68)、購入者に保守が必要か否か
問い合わせ(S69)、保守を希望する場合は保守契約
の業務を実行する(S70)。
【0060】図33は、受注管理データなどの管理デー
タの修正等に関する処理フローであり、工務店からの管
理データ修正の有無を判断し(S71)、修正がある場
合は、図16又は図17等の管理データを修正する(S
72)。図34は、生産管理フローであり、図16及び
図17に管理データテーブルから各工務店の受注データ
を収集し(S73)、生産管理データに変換して(S7
4)、生産ロット数などの指示を出して終了する(S7
5)。
【0061】図35は、販売者と工務店とのネットワー
クシステムの一例を示している。図示のように、販売者
コンピュータ51と複数の工務店コンピュータ54との
間に地域工務店コンピュータ52を組み入れて階層構造
の販売ネットワークシステムを形成する。つまり、消費
者55の直接の窓口となる複数の工務店をいくつかのグ
ループに分け、各グループごとに地域工務店を配し、販
売者は地域工務店とやり取りする構成としている。この
場合、図36に示すように、各地域工務店コンピュータ
は、グループ内の工務店コンピュータから受注データを
主収し(S76)、これに基づいて、今後の受注見込み
等の受注管理データに変換して(S77)、発注管理な
どの業務に利用することができる。このように販売のネ
ットワークを構成することにより、ネットワークが大き
くなったときの運用効率を向上させることができる。 (他の実施の形態)以上説明した実施の形態におけるイ
ンターネットとは、相互に通信可能な通信網(ネットワ
ーク)であれば、いかなる形態のものを含む。
【0062】また、上記の実施の形態では、住宅用昇降
機の販売システムとして説明したが、本発明は通信網を
利用して工務店に住宅用昇降機の販売を委ねる点、ある
いは工務店側から見れば通信網を利用して住宅用昇降機
を購入する点に特徴を有するものである。したがって、
本発明は、以下に述べるような住宅用昇降機の販売方法
あるいは購入方法をも包含する。
【0063】すなわち、通信網上の昇降機販売用ホーム
ページにアクセスする工程と、前記ホームページに昇降
機のドアの仕様を入力及び/又は選択する画面を表示す
る工程と、前工程の画面に応じて昇降機のドアの仕様を
入力及び/又は選択して昇降機を注文する工程と、前工
程で注文された昇降機又はその部品を注文者側へ発送す
る工程と、前工程で発送された昇降機又はその部品を注
文者側で受け取る工程と、前工程で受け取った昇降機又
はその部品を工務店が建物に据え付ける工程とを備えた
昇降機の販売方法とすることができる。
【0064】また、通信網上の昇降機に係るホームペー
ジに端末からアクセスされることによって昇降機の少な
くとも一の仕様を入力及び/又は選択する画面を前記端
末に出力する工程と、前記画面により入力及び/又は選
択された仕様に応じた昇降機の構成部品を指定場所へ発
送する工程とを備えた昇降機の販売方法とすることがで
きる。
【0065】また、通信ネットワーク上の昇降機に係る
ホームページに端末からアクセスする工程と、該アクセ
スによって前記端末に表示される昇降機の少なくとも一
の仕様を入力及び/又は選択する画面により、エレベー
タの仕様を入力及び/又は選択して昇降機を発注する工
程とを備えた昇降機の購入方法とすることができる。
【0066】また、ホームページを介した住宅用昇降機
の販売方法であって、前記ホームページは、住宅用昇降
機の仕様を入力及び/又は選択する機能と、該入力及び
/又は選択された仕様に基づいて住宅用昇降機と住宅と
の取り合い情報を出力する機能とを備えた住宅用昇降機
の販売方法とすることができる。
【0067】ところで、上述の実施形態では、スクリュ
ー式の昇降機を例にして説明した。これは、従来一般の
建物に用いられている釣合いおもり式のエレベータは、
据付け作業が煩雑であり、専門の据え付け業者が必要に
なることを考慮したものである。つまり、釣合いおもり
式のエレベータの場合、かごとカウンターウエイトはロ
ープに吊られて、釣り合った状態になる。そのため、据
え付ける際は、かごとカウンターウエイトを宙に浮かし
た状態にして、ロープをかご又はカウンターウエイトに
つなぐ作業が必要で、この作業は経験がないと大変であ
る。また、かごの停止位置を階床に合わせるために、ロ
ープの長さを調整しなければならないが、この調整作業
も専門家でなければ困難とされている。
【0068】そこで、本発明は、エレベータの据え付け
作業が容易で、住宅を取扱う工務店などでも容易に据付
けをできる非釣合いおもり式の昇降機を販売の対象にし
たのである。この場合の本発明の態様は、通信網を介し
て非釣合いおもり式の昇降機の注文を受ける工程と、注
文された昇降機の構成部品を指定場所へ発送する工程
と、前記昇降機を工務店が据え付ける工程とを備えた昇
降機の販売方法とすることができる。ここで、非釣合い
おもり式のエレベータとしては、スクリュー式のものの
他、プランジャーの上に直接かごを乗せた直接油圧式の
エレベータ、駆動機でロープの一端を巻き取り、他端に
かごを吊った巻胴式エレベータなどを適用できる。
【0069】さらに本発明の他の実施の形態としては、
通信ネットワーク上のホームページを介して住宅用昇降
機の注文を受ける工程と、前記ホームページを介して指
定された送付場所に住宅用昇降機の構成部品を発送する
工程とを備えた住宅用昇降機の販売方法とすることがで
きる。この場合において、ホームページを介して住宅用
昇降機と住宅との取り合い関係の情報をやり取りする工
程を備えて構成できる。
【0070】また、工務店の端末と、この工務店の端末
と通信網を介して接続された住宅用昇降機の販売者の情
報処理装置と、前記通信網に接続された前記住宅用昇降
機の保守機関の端末とを用いて住宅用昇降機を販売する
方法であって、前記工務店の端末から住宅用昇降機の購
入者情報を前記販売者の情報処理装置に送信する工程
と、前記販売者の情報処理装置から前記購入者情報を前
記保守機関の端末に送信する工程とを備えた住宅用昇降
機の販売方法とすることができる。
【0071】また、通信網を介して入力される住宅用昇
降機の要求仕様に基づいて住宅用昇降機と住宅との取り
合いを含む図面を作成する工程と、作成された図面を前
記通信網を介して送信する工程とを備えた住宅用昇降機
の販売方法とすることができる。
【0072】また、住宅用昇降機の購入者情報の入力要
求画面を第1の通信網を介して送信する工程と、前記入
力要求画面に基づいて入力された購入者情報を前記第1
の通信網から取り込む工程と、この取り込んだ購入者情
報を住宅用昇降機の保守機関に第2の通信網を介して送
信する工程とを備えた住宅用昇降機の販売方法とするこ
とができる。
【0073】また、通信網上の昇降機販売用ホームペー
ジにアクセスする工程と、前記ホームページに昇降機の
ドアの仕様を入力及び/又は選択する画面を希望販売価
格とともに表示する工程と、前工程の画面に応じて昇降
機のドアの仕様を入力及び/又は選択して昇降機を注文
する工程と、前工程で注文された昇降機又はその部品を
注文者側へ発送する工程とを備えた昇降機の販売方法と
することができる。
【0074】また、上述の実施形態では、施工図などの
住宅との取り合い関係の情報に係る図面および確認申請
図書を工務店に出力する例について説明した。しかし、
これに限らず、例えば、それらの図面または図書を作成
するプログラムを工務店の端末に送信するようにしても
よい。これにより、工務店はそのプログラムをダウンロ
ードして、必要な図面を作成することができる。
【0075】すなわち、昇降機と住宅との取り合いを含
む図面を作成するプログラムを通信網を介して端末に送
信する工程と、前記端末で昇降機の仕様を入力及び/又
は選択する工程と、前工程で入力及び/又は選択された
仕様に応じて前記プログラムを用いて昇降機と住宅との
取り合いを含む図面を作成する工程とを備えた昇降機の
販売方法とすることができる。
【0076】
【発明の効果】以上述べたように、本発明によれば、住
宅用昇降機の販売に係る業務効率を向上することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る住宅用昇降機のインターネット販
売システムの一実施形態の全体構成図である。
【図2】本発明に係る住宅用昇降機のインターネット販
売の業務の流れを説明する図である。
【図3】販売者ホームページの一実施形態のメニュー画
面を示す図である。
【図4】仕様入力メニュー画面の一実施形態の図であ
る。
【図5】施工図作成メニュー画面の一実施形態の図であ
る。
【図6】住宅用昇降機の一例の構成を説明するための斜
視図である。
【図7】建築条件情報の入力画面の一実施形態であり、
(A)は昇降路にかかる平面図、(B)は昇降路に係る
立面図である。
【図8】施工図の一実施形態であり、(A)は平面図、
(B)は立面図である。
【図9】購入者情報入力画面の一実施形態の図である。
【図10】注文メニュー画面の一実施の形態をそれぞれ
示す図である。
【図11】確認申請用図書作成メニュー画面の一実施の
形態を示す図である。
【図12】据付け工事マニュアルの映像画面の一例
【図13】据付け工事マニュアルの映像画面の一例であ
る。
【図14】据付け工事マニュアルの映像画面の一例であ
る。
【図15】据付け工事マニュアルの映像画面の一例であ
る。
【図16】受注管理テーブルの一実施形態の図である。
【図17】工程管理テーブルの一実施形態の図である。
【図18】工務店コード変換表の一例図である。
【図19】特約工務店ホームページの一実施形態であ
る。
【図20】住宅用昇降機の調達業務の変形例を示す図で
ある。
【図21】昇降機ホームページに消費者からアクセスが
あった場合の処理フローの一例図である。
【図22】昇降機ホームページに消費者からアクセスが
あった場合の処理フローの一例図である。
【図23】昇降機ホームページに消費者からアクセスが
あった場合の処理フローの一例図である。
【図24】ねじ棒長さの選択処理フローの一例図であ
る。
【図25】施工図作成メニューが選択されたときの処理
フローの一例図である。
【図26】施工図作成メニューが選択されたときの処理
フローの一例図である。
【図27】施工図作成メニューが選択されたときの処理
フローの一例図である。
【図28】施工図作成メニューが選択されたときの処理
フローの一例図である。
【図29】確認申請図書作成メニューが選択されたとき
の処理フローの一例図である。
【図30】確認申請図書作成メニューが選択されたとき
の処理フローの一例図である。
【図31】据付け工事マニュアルが選択されたときの処
理フローの一例図である。
【図32】保守契約に関する業務処理フローの例を示す
図である。
【図33】管理データの修正に関する処理フローの一例
図である。
【図34】管理データに基づいて生産ロットを指示する
処理フローの一例図である。
【図35】販売ネットワークシステムの一例を示す構成
図である。
【図36】図35のネットワークシステムによる管理デ
ータの処理フローの一例図である。
【符号の説明】
1 インターネット 2 販売者 3 コンピュータ 4 工務店 5 コンピュータ 6 パソコン 7 消費者 8 銀行 9 官庁 10 保険会社
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (74)上記1名の代理人 100066979 弁理士 鵜沼 辰之 (72)発明者 中間 義信 茨城県ひたちなか市堀口832番地の2 日 立水戸エンジニアリング株式会社内 (72)発明者 坂田 一裕 東京都千代田区神田錦町一丁目6番地 株 式会社日立ビルシステム内 (72)発明者 奈良 俊彦 東京都千代田区神田錦町一丁目6番地 株 式会社日立ビルシステム内 (72)発明者 森田 明彦 東京都千代田区神田錦町一丁目6番地 株 式会社日立ビルシステム内 (72)発明者 植野 昭男 茨城県ひたちなか市堀口832番地の2 日 立水戸エンジニアリング株式会社内 Fターム(参考) 3F002 GB00 5B049 CC05 CC08 DD01 FF03 GG02 GG04 GG07

Claims (34)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 住宅用昇降機の販売者のコンピュータと
    インターネットを介して通信可能な工務店のコンピュー
    タを設け、該工務店コンピュータは、住宅用昇降機の仕
    様を設定入力する仕様入力要求を出力し、該要求に応じ
    て入力される仕様に基づいた住宅用昇降機と住宅との取
    合いを含む図面を出力する機能を備えてなる住宅用昇降
    機のインターネット販売システム。
  2. 【請求項2】 住宅用昇降機の販売者のコンピュータと
    インターネットを介して通信可能な工務店のコンピュー
    タを設け、該工務店コンピュータは、住宅用昇降機の仕
    様を設定入力する仕様入力画面を表示し、該仕様入力画
    面は、階高とドアの開き方向の少なくとも1つを設定す
    る入力領域を含んでなる住宅用昇降機のインターネット
    販売システム。
  3. 【請求項3】 前記工務店のコンピュータは、前記仕様
    入力要求を表わす仕様入力画面を前記インターネットか
    ら取り込んで表示し、該仕様入力画面を介して入力設定
    された仕様に基づいた前記図面を前記インターネットか
    ら取り込むことを特徴とする請求項1に記載の住宅用昇
    降機のインターネット販売システム。
  4. 【請求項4】 住宅用昇降機の販売者のコンピュータと
    インターネットを介して通信可能な工務店のコンピュー
    タを設け、該工務店コンピュータは、前記販売者コンピ
    ュータ又は住宅用昇降機の保守機関のコンピュータに、
    住宅用昇降機の購入者情報を前記インターネットを介し
    て出力する住宅用昇降機のインターネット販売システ
    ム。
  5. 【請求項5】 住宅用昇降機の販売者にインターネット
    通信可能なコンピュータを設置し、該販売者コンピュー
    タは、前記インターネットを介して入力される住宅用昇
    降機の仕様に基づいて住宅用昇降機と住宅との取合いを
    含む図面を作成し、該図面を前記インターネットを介し
    て出力する機能を備えてなる住宅用昇降機のインターネ
    ット販売システム。
  6. 【請求項6】 住宅用昇降機の販売者にインターネット
    通信可能なコンピュータを設置し、該販売者コンピュー
    タは、住宅用昇降機に関する情報を掲載したホームペー
    ジを前記インターネットに出力する機能を備え、該ホー
    ムページは、予め定められた特定の工務店にのみ提供す
    るものとする住宅用昇降機のインターネット販売システ
    ム。
  7. 【請求項7】 住宅用昇降機の販売者にインターネット
    通信可能なコンピュータを設置し、該販売者コンピュー
    タは、住宅用昇降機に関する情報を掲載したホームペー
    ジを前記インターネットに出力する機能を備え、該ホー
    ムページは、前記住宅用昇降機に関する消費者向けホー
    ムページと工務店向けホームページを選択するメニュー
    画面を有し、前記工務店向けホームページは予め定めら
    れた特定の工務店にのみ提供するものとする住宅用昇降
    機のインターネット販売システム。
  8. 【請求項8】 住宅用昇降機の販売者にインターネット
    通信可能なコンピュータを設置し、該販売者コンピュー
    タは、住宅用昇降機に関する工務店向けホームページを
    前記インターネットに出力する機能を備え、該工務店向
    けホームページは、住宅用昇降機の仕様入力メニュー
    と、住宅との取合い関係を含む図面の作成メニューを含
    んでなる住宅用昇降機のインターネット販売システム。
  9. 【請求項9】 前記販売者コンピュータは、前記工務店
    向けホームページの仕様入力画面により入力された仕様
    に基づいて前記図面を作成する作図手段を備えてなるこ
    とを特徴とする請求項8に記載の住宅用昇降機のインタ
    ーネット販売システム。
  10. 【請求項10】 住宅用昇降機の販売者にインターネッ
    ト通信可能なコンピュータを設置し、該販売者コンピュ
    ータは、住宅用昇降機に関する工務店向けホームページ
    を前記インターネットに出力する機能を備え、前記販売
    者コンピュータは、前記工務店向けホームページの据付
    け工事マニュアルメニューが選択されたとき、作業状態
    を表わす図を含む据付け工事マニュアルを前記インター
    ネットに出力する機能を備えてなる住宅用昇降機のイン
    ターネット販売システム。
  11. 【請求項11】 住宅用昇降機の販売者にインターネッ
    ト通信可能なコンピュータを設置し、該販売者コンピュ
    ータは、住宅用昇降機に関する情報を掲載するホームペ
    ージを前記インターネットに出力する機能を備え、該ホ
    ームページは、消費者の少なくとも名前と住所の入力を
    要求する画面と、前記住宅用昇降機に関する提供情報の
    選択メニュー画面とを備え、入力された住所に対応する
    予め定めた工務店のホームページにリンクする機能を備
    えてなる住宅用昇降機のインターネット販売システム。
  12. 【請求項12】 住宅用昇降機の販売者にインターネッ
    ト通信可能なコンピュータを設置し、該コンピュータ
    は、住宅用昇降機に関する情報を掲載するホームページ
    を前記インターネットに出力する機能を備え、該ホーム
    ページは、消費者の少なくとも名前と住所の入力を要求
    する画面と、前記住宅用昇降機に関する提供情報の選択
    メニュー画面とを備え、入力された住所に対応する予め
    定めた工務店を紹介する紹介情報を画面に表示する機能
    を備えてなる住宅用昇降機のインターネット販売システ
    ム。
  13. 【請求項13】 前記ホームページは、入力された前記
    消費者情報を前記工務店のコンピュータに出力する機能
    を備えてなる請求項12に記載の住宅用昇降機のインタ
    ーネット販売システム。
  14. 【請求項14】 インターネット通信可能なコンピュー
    タを工務店に設置し、該工務店コンピュータは、住宅建
    設に関する情報を掲載する工務店ホームページを前記イ
    ンターネットに出力する機能を備え、該工務店ホームペ
    ージは、住宅用昇降機に関する情報の選択メニュー画面
    を有し、該選択メニュー画面を介して住宅用昇降機に関
    するメニューが選択されたとき、前記インターネットを
    介して住宅用昇降機の販売者の昇降機ホームページにリ
    ンクさせる機能を備えてなる住宅用昇降機のインターネ
    ット販売システム。
  15. 【請求項15】 前記昇降機ホームページは、特定の工
    務店にのみ提供する機能を有してなる請求項14に記載
    の住宅用昇降機のインターネット販売システム。
  16. 【請求項16】 住宅用昇降機の販売者にインターネッ
    ト通信可能なコンピュータを設置し、該販売者コンピュ
    ータは、住宅用昇降機に関する工務店向けホームページ
    を前記インターネットに出力する機能を備え、該工務店
    向けホームページは、住宅用昇降機の注文を書き込む注
    文メニュー画面を備え、前記販売者コンピュータは、前
    記注文メニュー画面を介して住宅用昇降機の注文が書き
    込まれたとき、受注管理ファイルに注文に係る購入者情
    報及び住宅用昇降機に関する受注情報を格納する機能を
    備えてなる住宅用昇降機のインターネット販売システ
    ム。
  17. 【請求項17】 前記工務店向けホームページは、工務
    店の工程管理情報を入力する工程管理メニューを有し、
    前記販売者コンピュータは、前記工程管理メニューを介
    して住宅用昇降機の据付け工事の工程管理情報が入力さ
    れたとき、該工程管理情報を前記受注管理ファイルに格
    納する機能を含んでなることを特徴とする請求項16に
    記載の住宅用昇降機のインターネット販売システム。
  18. 【請求項18】 前記注文メニュー画面は、住宅用昇降
    機の設備工事代金の支払方法を書き込む領域を有し、該
    支払方法が決済銀行の口座から自動引き落としの場合、
    前記販売者コンピュータは、請求書を指定の決済銀行に
    前記インターネットを介して出力する機能を備えてなる
    ことを特徴とする請求項16に記載の住宅用昇降機のイ
    ンターネット販売システム。
  19. 【請求項19】 住宅用昇降機の販売者にインターネッ
    ト通信可能なコンピュータを設置し、該販売者コンピュ
    ータは、前記インターネットを介して住宅用昇降機の建
    築確認申請図書の作成要求が入力されたとき、前記建築
    確認申請図書を作成して当該要求者にインターネットを
    介して送付する機能を備えてなる住宅用昇降機のインタ
    ーネット販売システム。
  20. 【請求項20】 インターネットを介して住宅用昇降機
    の販売者のコンピュータに住宅用昇降機の建築確認申請
    図書の作成要求を出力した要求者は、前記インターネッ
    トを介して入力される前記建築確認申請図書を所轄の官
    庁にインターネットを介して申請手続をするようにして
    なる住宅用昇降機のインターネット販売システム。
  21. 【請求項21】 住宅用昇降機の販売者のコンピュータ
    とインターネットを介して通信可能な工務店用の通信端
    末を有し、該工務店通信端末は、住宅用昇降機の仕様を
    設定入力する仕様入力要求を出力し、該要求に応じて入
    力される仕様に基づいた住宅用昇降機と住宅との取合い
    を含む図面情報を出力する機能を備えてなる住宅用昇降
    機のインターネット販売システム。
  22. 【請求項22】 前記仕様入力要求は、仕様入力画面と
    仕様入力音声の少なくとも一方で要求することを特徴と
    する請求項1又は21に記載の住宅用昇降機のインター
    ネット販売システム。
  23. 【請求項23】 通信網上の昇降機販売用ホームページ
    にアクセスする工程と、 前記ホームページに昇降機のドアの仕様を入力及び/又
    は選択する画面を表示する工程と、 前工程の画面に応じて昇降機のドアの仕様を入力及び/
    又は選択して昇降機を注文する工程と、 前工程で注文された昇降機又はその部品を注文者側へ発
    送する工程と、 前工程で発送された昇降機又はその部品を注文者側で受
    け取る工程と、 前工程で受け取った昇降機又はその部品を工務店が建物
    に据え付ける工程とを備えた昇降機の販売方法。
  24. 【請求項24】 通信網上の昇降機に係るホームページ
    に端末からアクセスされることによって昇降機の少なく
    とも一の仕様を入力及び/又は選択する画面を前記端末
    に出力する工程と、 前記画面により入力及び/又は選択された仕様に応じた
    昇降機の構成部品を指定場所へ発送する工程とを備えた
    昇降機の販売方法。
  25. 【請求項25】 通信網上の昇降機に係るホームページ
    に端末からアクセスする工程と、 該アクセスによって前記端末に表示される昇降機の少な
    くとも一の仕様を入力及び/又は選択する画面により、
    エレベータの仕様を入力及び/又は選択して昇降機を発
    注する工程とを備えた昇降機の購入方法。
  26. 【請求項26】 ホームページを介した住宅用昇降機の
    販売方法であって、前記ホームページは、住宅用昇降機
    の仕様を入力及び/又は選択する機能と、該入力及び/
    又は選択された仕様に基づいて住宅用昇降機と住宅との
    取り合い情報を出力する機能とを備えた住宅用昇降機の
    販売方法。
  27. 【請求項27】 通信網を介して非釣合いおもり式の昇
    降機の注文を受ける工程と、注文された昇降機の構成部
    品を指定場所へ発送する工程と、前記昇降機を工務店が
    据え付ける工程とを備えた昇降機の販売方法。
  28. 【請求項28】 通信網上のホームページを介して住宅
    用昇降機の注文を受ける工程と、前記ホームページを介
    して指定された送付場所に住宅用昇降機の構成部品を発
    送する工程とを備えた住宅用昇降機の販売方法。
  29. 【請求項29】 前記ホームページを介して前記住宅用
    昇降機と住宅との取り合い関係の情報をやり取りする工
    程を備えてなることを特徴とする請求項28に記載の住
    宅用昇降機の販売方法。
  30. 【請求項30】 工務店の端末と、この工務店の端末と
    通信網を介して接続された住宅用昇降機の販売者の情報
    処理装置と、前記通信網に接続された前記住宅用昇降機
    の保守機関の端末とを用いて住宅用昇降機を販売する方
    法であって、 前記工務店の端末から住宅用昇降機の購入者情報を前記
    販売者の情報処理装置に送信する工程と、 前記販売者の情報処理装置から前記購入者情報を前記保
    守機関の端末に送信する工程とを備えた住宅用昇降機の
    販売方法。
  31. 【請求項31】 通信網を介して入力される住宅用昇降
    機の要求仕様に基づいて住宅用昇降機と住宅との取り合
    いを含む図面を作成する工程と、 作成された図面を前記通信網を介して送信する工程とを
    備えた住宅用昇降機の販売方法。
  32. 【請求項32】 住宅用昇降機の購入者情報の入力要求
    画面を第1の通信網を介して送信する工程と、 前記入力要求画面に基づいて入力された購入者情報を前
    記第1の通信網から取り込む工程と、 この取り込んだ購入者情報を住宅用昇降機の保守機関に
    第2の通信網を介して送信する工程とを備えた住宅用昇
    降機の販売方法。
  33. 【請求項33】 通信網上の昇降機販売用ホームページ
    にアクセスする工程と、 前記ホームページに昇降機のドアの仕様を入力及び/又
    は選択する画面を希望販売価格とともに表示する工程
    と、 前工程の画面に応じて昇降機のドアの仕様を入力及び/
    又は選択して昇降機を注文する工程と、 前工程で注文された昇降機又はその部品を注文者側へ発
    送する工程とを備えた昇降機の販売方法。
  34. 【請求項34】 昇降機と住宅との取り合いを含む図面
    を作成するプログラムを通信網を介して端末に送信する
    工程と、 前記端末で昇降機の仕様を入力及び/又は選択する工程
    と、 前工程で入力及び/又は選択された仕様に応じて前記プ
    ログラムを用いて昇降機と住宅との取り合いを含む図面
    を作成する工程とを備えた昇降機の販売方法。
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JP2004213326A (ja) * 2002-12-27 2004-07-29 Fujitsu Ltd 情報管理システムおよび情報管理方法
JP2006065742A (ja) * 2004-08-30 2006-03-09 Toshiba Elevator Co Ltd 設計製造支援システム
JP2018533097A (ja) * 2016-08-16 2018-11-08 テ キム,ヨン 動映像基盤の建物施工及び維持保守の統合管理方法

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