JP2001343900A - 照明システムおよび照明制御データ作成方法 - Google Patents
照明システムおよび照明制御データ作成方法Info
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- H05B47/10—Controlling the light source
- H05B47/155—Coordinated control of two or more light sources
Landscapes
- Circuit Arrangement For Electric Light Sources In General (AREA)
- Devices For Indicating Variable Information By Combining Individual Elements (AREA)
Abstract
及び照明データ作成方法を提供する。 【解決手段】 画像データ412を表示する画像表示デ
バイス100とともに使用される照明システムであっ
て、所定の空間の照明を制御するための照明制御データ
420を受け取る入力部5と、照明制御データ420に
応じて発光する複数の照明器具201〜206とを備
え、画像データ412は、複数の周辺領域を含み、複数
の照明器具201〜206のうち少なくとも1つは、複
数の周辺領域のうち対応する1つの周辺領域に連動する
ように制御される、照明システム1。
Description
する画像表示デバイスとともに使用される照明システム
および照明制御データの作成方法に関する。
響分野における技術開発の進展はめざましいものがあ
る。特にディスプレイの大型化により、臨場感のある画
像が楽しめるようになってきている。しかしディスプレ
イを大型化することはコストや設置スペースの制約があ
る。そこで、あまり大きなディスプレイを用いなくても
画像を鑑賞する時の臨場感を高めることのできる技術が
求められている。
して照明を制御する技術がある。照明装置の製造に要す
る資源やコストは大型ディスプレイのそれよりはるかに
少ないため、画像と連動して照明を制御する技術は、コ
ストの低減や省エネルギー化、地球温暖化防止の観点か
らも有効な技術である。
は例えば、特開平3―184203号公報に開示される
「光色可変形照明装置」が知られている。
し出された画像から人の顔などの肌色部分の画素を取り
除いた残りの部分を背景部と考え、その背景部の各画素
のRGB信号及び輝度信号だけを取り出して平均色度及
び平均輝度を求める。画像表示装置の背面の壁面の色度
及び輝度が、画面全体、或いは人の肌色を除く背景部の
平均色度及び平均輝度と同一になるように、照明を制御
する方法が開示されている。
3号公報に開示される従来技術は、単独の光源を使用す
ることを前提としているため、高い臨場感が得られな
い。高い臨場感を得るためには、複数の光源を使用する
ことが必要であるが、複数の光源を用いて高い臨場感を
得る技術は実現されてこなかった。複数の光源をどのよ
うに制御すれば高い臨場感を得ることができるのか知ら
れていなかったからである。特開平3―184203号
公報に開示される従来技術は、複数の光源を使用するこ
とには言及していない。
ものであり、その目的は、高い臨場感を得ることができ
る照明システム及び照明制御データ作成方法を提供する
ことである。
は、画像データを表示する画像表示デバイスとともに使
用される照明システムであって、所定の空間の照明を制
御するための照明制御データを受け取る入力部と、前記
照明制御データに応じて発光する複数の照明器具とを備
え、前記画像データは、複数の周辺領域を含み、前記複
数の照明器具のうち少なくとも1つは、前記複数の周辺
領域のうち対応する1つの周辺領域に連動するように制
御され、これによって、上記課題が解決される。
は、前記複数の周辺領域のうち対応する1つの周辺領域
の代表色と前記照明器具が発光する色とが実質的に同一
となるように制御されてもよい。
は、複数の照明要素を含み、前記複数の周辺領域のそれ
ぞれは複数の画素を含み、前記複数の照明要素のそれぞ
れは、前記複数の画素のうち対応する1つの画素に連動
するように制御されてもよい。
数の照明器具のうち少なくとも1つは、前記画像データ
の前記中央領域の変化量に基づいて制御されてもよい。
は、前記照明器具の発光の色相が予め定められた色のカ
テゴリを越えて変化する場合には、前記発光の明度およ
び前記発光の彩度のうち少なくとも1つを所定の値以下
に低下させてから前記色相が変化するように制御されて
もよい。
分と彩度成分とに対応する色要素毎の入力レベルを含
み、前記色相成分が予め定められた色のカテゴリを越え
て変化する場合には、前記明度成分および前記彩度成分
のうち少なくとも1つが所定の値以下に低下してから前
記色相成分が変化するように構成されていてもよい。
データの中心とを結ぶ基準線に対して鑑賞者を基点に3
0°未満の領域を照明する少なくとも1つの第1の照明
器具と、前記基準線に対して鑑賞者を基点に30°以上
100°以下の領域を照明する少なくとも1つの第2の
照明器具とを含み、前記第1の照明器具の輝度値は、前
記第2の照明器具の輝度値よりも低くなるように制御さ
れてもよい。
は、前記照明器具の発光の輝度値の単位時間あたりの変
化量を抑制するように制御されてもよい。
が施されていてもよい。
は、前記照明器具の発光のちらつきを抑制するように制
御されてもよい。
理が施されていてもよい。
プテーブルを参照して決定されてもよい。
方法は、画像表示デバイスに表示される画像データと連
動させて照明器具を制御するための照明制御データを作
成する方法であって、前記画像データは、複数の周辺領
域を含み、前記方法は、前記複数の周辺領域のそれぞれ
の代表色を定義するステップと、前記画像表示デバイス
の入出力特性に基づいて前記代表色を第1の輝度値に変
換するステップと、前記第1の輝度値を第1の色彩量に
変換するステップと、前記第1の色彩量を色相、明度お
よび彩度を含む第1の色知覚量に変換するステップと、
前記第1の色知覚量の色相、明度、彩度の少なくとも1
つを補正することにより前記第1の色知覚量を第2の色
知覚量に変換するステップと、前記第2の色知覚量を第
2の色彩量に変換するステップと、前記第2の色彩量を
第2の輝度値に変換するステップと、前記照明器具の入
出力特性に基づいて、前記第2の輝度値を前記照明器具
の調光信号に変換するステップとを包含し、これによ
り、上記課題が解決される。
の構成を示す。照明システム1は画像表示デバイス10
0とともに使用される。
取り画像データ411に変換する映像信号入力部18
と、画像データ411に基づいて照明制御データ420
を作成し、画像データ412と照明制御データ420を
出力する演算部12と、照明制御データ420を受け取
り、複数の照明器具201〜206に入力する制御電圧
430に変換する照明制御データ入力部5と、複数の照
明器具201〜206とを含む。
外部に設けられる映像再生装置110から提供される映
像信号401を受信し、映像信号401を画像データ4
11に変換する。画像データ411は、演算部12に出
力される。
ャプチャボードであり得る。映像再生装置110は、例
えば、DVD−ROM再生装置やS−VHSビデオ再生
装置であり得る。映像信号401は、例えば、S−VH
S信号であり得る。映像再生装置110は、テレビ放送
受信機や衛星放送受信機であってもよい。画像データ4
11および画像データ412は、例えば、Aviファイ
ルの形式で表されるが、画像データの形式はこれに限定
されない。
12は、CPU10と主メモリ16と補助記憶装置15
とを含む。CPU10は、演算部12の全体を制御およ
び監視するとともに、補助記憶装置15に格納されてい
る照明制御データ作成プログラム17を実行する。主メ
モリ16は、画像データ411、画像データ412およ
び照明制御データ420などのデータや照明制御データ
作成プログラム17を実行するのに必要なデータを一時
的に格納する。主メモリ16は、CPU10によってア
クセスされる。
成プログラム17が格納されている。また、補助記憶装
置15は、画像データ411、画像データ412および
照明制御データ420などのデータを一時的に格納する
ために用いられてもよい。補助記憶装置15において、
照明制御データ作成プログラム17を格納する記録媒体
としては任意の記録媒体が使用され得る。例えば、ハー
ドディスク、MO、フロッピー(登録商標)ディスク、
MD、DVD、ICカード、光カードなどの記録媒体が
好適に使用され得る。
り、画像データ411に基づいて照明制御データ420
を作成する。作成された照明制御データ420は画像デ
ータ412とタイミングを合わせて出力される。例え
ば、演算部12は、受け取られた画像データ411をい
ったん補助記憶装置15に格納し、補助記憶装置15に
格納された画像データに基づいて照明制御データ420
を作成し、照明制御データ420と画像データ412と
をタイミングをあわせて出力してもよい。
必要な時間だけ画像データ411を遅延させて画像デー
タ412として出力することにより、画像データ411
を受け取りながら照明制御データ420と画像データ4
12とをタイミングを合わせて出力するようにしてもよ
い。このように、画像データ411を受け取りながら照
明制御データ420と画像データ412とをタイミング
を合わせて出力する処理を、準リアルタイム処理と呼
ぶ。なお、タイミングを合わせて出力するとは、画像デ
ータ412とそれに対応する照明制御データ420とを
同時に出力することを意味する。
明器具201は蛍光管3R、3Gおよび3Bと、点灯回
路7R、7Gおよび7Bとを含む。蛍光管3R、3Gお
よび3Bはそれぞれ、R(赤)、G(緑)およびB
(青)の色要素に割り当てられている。点灯回路7R、
7Gおよび7Bのそれぞれは、例えば、インバータ点灯
回路である。点灯回路7R、7Gおよび7Bに制御電圧
430を入力することにより、蛍光管3R、3Gおよび
3Bが制御電圧430に応じた輝度値で発光する。蛍光
管3R、3Gおよび3Bの輝度値は独立に制御すること
ができる。例えば蛍光管3R、3Gおよび3Bのそれぞ
れが、例えば、0〜5Vの制御電圧により256階調で
制御されるとすると、照明器具201は約1670万
(=256×256×256)色で発光することが可能
である。なお、照明器具201に含まれる蛍光管の数は
3に限られない。例えば輝度値の低い色要素に対応する
蛍光管が、輝度値を補うために複数使用されていてもよ
い。
2〜206のそれぞれも、照明器具201と同様の構造
を有し得る。
る照明器具を部屋の中にレイアウトした例を示す。
0の上部の天井付近に配置される。照明器具202は、
画像表示デバイス100の背後の床面付近に配置され
る。照明器具204および照明器具203は、それぞ
れ、画像表示デバイス100の右側の天井付近および床
面付近に配置される。照明器具206および照明器具2
05はそれぞれ、画像表示デバイス100の左側の天井
付近および床面付近に配置される。ここで右側および左
側は、画像表示デバイス100に表示される画像データ
を鑑賞する鑑賞者150を基準に定義される。
器具2055および2601については後述される。照
明器具203’〜206’、照明器具2055および2
601も照明器具201と同様の構造を有し得る。
どのように制御されるかを説明する。
の構造を示す。1フレーム分の画像データ300は複数
の周辺領域301〜306を含んでいる。画像データ
は、フレームの時系列として表される。1秒間の画像デ
ータに含まれるフレームの数は、例えば30フレームで
ある。
01〜206を制御する基本的な方法は、図5に示され
る複数の周辺領域が、画像データ300の中心309か
ら外側に向かって延長されたと知覚されるように複数の
照明器具を制御する方法である。具体的には、画像デー
タ300の周辺領域301の代表色と、照明器具201
が発光する色とが実質的に同一となるように照明器具2
01が制御される。同様に、周辺領域302、303、
304、305および306のそれぞれの代表色と、照
明器具202、203、204、205、および206
がそれぞれ発光する色とが実質的に同一となるように、
複数の照明器具202〜206が制御される。
デバイス100の中心309から外側に延長した領域3
51(図5にハッチングを施して示される領域)を、周
辺領域301の延長領域と呼ぶこととする。周辺領域3
01と対応づけられた照明器具は、周辺領域301の延
長領域351に配置される。あるいは、周辺領域301
と対応づけられた照明器具は、延長領域351以外の領
域に配置され、延長領域351を照らすように配置され
ていてもよい。このように、各周辺領域と対応付けられ
た照明器具は、各延長領域を照らす。このように複数の
照明器具を制御することによって、鑑賞者150は、画
像が外側に向かって延長されたように知覚し、高い臨場
感を得ることができる。
から照明制御データ420が作成される場合のデータの
流れを示す。照明制御データ420は、1フレーム分の
画像データ300の周辺領域301〜306の画像情報
455に基づいて作成される。周辺領域301〜306
の画像情報455に基づいて照明制御データを作成する
処理は、演算部12において照明制御データ作成プログ
ラム17を実行することにより行われる。照明制御デー
タ420は、調光信号421〜調光信号426を含む。
調光信号421〜調光信号426はそれぞれ、照明器具
201〜206を制御するための調光信号である。調光
信号は、照明器具に含まれるR、GおよびBの色要素に
割り当てられた蛍光管3R、3Gおよび3Bを制御する
ための3個の入力レベルVRM’、VGM’およびVBM’を
含む。入力レベルVRM’、VGM’およびVBM’のそれぞ
れは、例えば、0〜5Vで表される。
421は、画像データ300の周辺領域301の画像情
報に基づいて作成される。同様に、照明器具202〜2
06を制御するための調光信号422〜426は、画像
データ300の周辺領域302〜306の画像情報に基
づいて作成される。
7の処理手順を示す。照明制御データ作成プログラム1
7は、画像データの1フレーム毎に実行され、1フレー
ムについて1個の照明制御データ420が作成される。
以下、照明制御データ作成プログラム17の処理手順を
各ステップ毎に説明する。
が主メモリ16(図2)に読み込まれる。画像データ
は、映像信号入力部18から直接主メモリ16に読みこ
まれてもよいし、一旦補助記憶装置に格納された画像デ
ータが主メモリ16に読みこまれてもよい。読みこまれ
た画像データは複数の周辺領域を含んでいる。複数の周
辺領域の配置は、予め定められている。以下の処理手順
の説明のために、画像データに含まれる周辺領域の1つ
を周辺領域Dとする。
色が定義される。周辺領域Dは複数の画素を含み、それ
ぞれの画素は3個の色要素R(赤)、G(緑)およびB
(青)に割り当てられた3個のサブピクセルを含む。画
像データには、これらのサブピクセルを所望の輝度レベ
ルで発光させるための情報(画像情報)が含まれる。あ
る画素に含まれる3個の色要素R(赤)、G(緑)およ
びB(青)に割り当てられた3個のサブピクセルのそれ
ぞれの輝度レベルをVR、VGおよびVBとする。輝度レ
ベルVR、VGおよびVBは例えば、0〜255の値によ
り表されるが、これに限定されない。輝度レベルVRを
周辺領域Dに含まれる全ての画素にわたって平均(単純
平均)した値をVRMとし、輝度レベルVGを周辺領域D
に含まれる全ての画素にわたって平均した値をVGMと
し、輝度レベルVBを周辺領域Dに含まれる全ての画素
にわたって平均した値をVBMとすると、周辺領域Dの代
表色は、(VRM,VGM,VBM)と表される。
補正が行われる。すなわち、周辺領域Dの代表色
(VRM,VGM,VBM)が、入出力補正後の輝度値
(LRM,LGM,L BM)に変換される。この画像表示デバ
イスの入出力補正は、図8を参照して後述される。
補正後の輝度値(LRM,LGM,LBM)が、色彩量
(XC,YC,ZC)に変換される。この変換は、以下の
式(1)に示される関係式によって行われる。
に依存する3×3行列である。色彩量(XC,YC,
ZC)は、画像表示デバイスの特性に依存しない色彩量
である。
が色知覚量(H,L,C)に変換される。H、Lおよび
Cのそれぞれは、色相、明度および彩度を表す。この変
換は、以下の式(2)〜(6)に示される関係式によっ
て行われる。
色知覚量(H’,L’,C’)が求められる。色補正
は、以下の式(7)〜(9)に示される関係式によって
行われる。
のパラメータである。このように、色補正を色知覚量
(H,L,C)に対して行うことにより、色相、明度お
よび彩度のそれぞれに対して独立して色補正を行うこと
ができる。例えば、式(7)〜(9)においてPH=
0、PL=1およびPC=1.1であるような色補正を行
うことにより、彩度、つまり色の鮮やかさだけを強調す
るような色補正が可能になる。色補正は、鑑賞者の好み
によって任意に行うようにしてもよい。
L’,C’)が、照明器具に依存しない色彩量
(XC’,YC’,ZC’)に変換される。この変換は、
以下の式(10)〜(14)に示される関係式によって
行われる。
辺領域Dと対応付けられた照明器具の輝度値(LRM’,
LGM’,LBM’)に変換される。この変換は、以下の式
(15)に示される関係式によって行われる。
れた照明器具の特性に依存する3×3行列である。
LRM’、LGM’およびLBM’はそれぞれ、照明器具に含
まれるR、GおよびBの色要素に割り当てられた蛍光管
3R、3Gおよび3Bの発光する輝度値である。輝度値
の単位は例えば[cd/cm2]である。
われる。すなわち、輝度値(LRM’,LGM’,LBM’)
が、調光信号(VRM’,VGM’,VBM’)に変換され
る。V RM’、VGM’およびVBM’のそれぞれは、照明器
具に含まれる蛍光管3R、3Gおよび3Bをそれぞれ輝
度値LRM’、LGM’およびLBM’で発光させるために必
要な入力レベルである。この照明器具の入出力補正は、
図9を参照して後述される。
タに含まれる全ての周辺領域についいて、ステップS2
〜S9の処理が完了したか否かが判定される。この判定
がYesであれば1フレーム分の画像データに対する照
明制御データの作成処理は終了する。照明制御データ
は、1フレーム分の画像データに含まれる全ての周辺領
域についての調光信号の集合として定義される。上記の
判定がNoであれば処理はステップS2に戻り、他の周
辺領域について処理が行われる。
S6で、色知覚量の補正を行わない場合、すなわちPH
=0、PL=1、PC=1の場合、ステップS4で求めら
れた色彩量(XC,YC,ZC)と、ステップS7で求め
られる色彩量(XC’,YC’,ZC’)とは等しくな
る。この場合、ステップS5〜S7は省略可能である。
特性を示す。図8において横軸VRは、画像表示デバイ
ス100に入力される色要素R(赤)の輝度レベルを表
し、縦軸LRは画像表示デバイス100の出力レベル、
すなわち色要素R(赤)の輝度値を表す。輝度レベル
は、例えば、0〜255の値で表され、輝度値は、例え
ば、cd/cm2で表される。VRとLRとの関係は以下
の式(16)によって表される。
R(赤)についての入出力特性を示す関数である。この
ような入出力特性を示す関数は、例えば多項式で定義さ
れて照明制御データ作成プログラム17に組み込まれて
いる。
力特性が示されているが、色要素G(緑)および色要素
B(青)についての入出力特性も同様に、関数fGDISお
よび関数fBDISとして定義されているものとすると、図
7のステップS3における、代表色(VRM,VGM,
VBM)を画像表示デバイスの入出力補正後の輝度値(L
RM,LGM,LBM)に変換する処理は、以下の式(17)
〜(19)により行われる。
す。横軸VR’は、照明器具201に対する調光信号と
して照明制御データ入力部5に入力される色要素R
(赤)の入力レベルを表し、縦軸LR’は照明器具20
1の出力レベル、すなわち色要素R(赤)の輝度値を表
す。入力レベルは、例えば、0〜5Vの値で表され、輝
度値は、例えば、cd/cm2で表される。VR’と
LR’との関係は以下の式(20)によって表される。
(赤)についての入出力特性を示す関数である。このよ
うな入出力特性を示す関数は、例えば多項式で定義され
て照明制御データ作成プログラム17に組み込まれてい
る。
についてのみ入出力特性が示されているが、色要素G
(緑)および色要素B(青)についての入出力特性も同
様に、関数fGLAMPおよび関数fBLAMPとして定義されて
いるものとすると、図7のステップS9における、輝度
値(LRM’,LGM’,LBM’)を調光信号(VRM’,V
GM’,VBM’)に変換する処理は、以下の式(21)〜
(23)により行われる。
す。
特性も、照明器具201の入出力特性と同様に関数とし
て定義されている。
420が生成される。照明制御データ420はさらに、
スムージングとフィルタリングを施されてもよい。
ジング処理とフィルタリング処理を施される場合のデー
タの流れを示す。スムージング処理とフィルタリング処
理とは、照明光を変化させる時に違和感をなくすために
行われる。映像と連動して照明光が変化する環境で鑑賞
者が映像を鑑賞する場合、照明光は鑑賞者の周辺視野に
影響を及ぼすため、照明光が急激に変化したりちらつい
たりすると鑑賞者は非常に違和感を感じ気になる。この
ような違和感を防ぐために、スムージング処理が行われ
る。スムージング処理は例えば、前のフレームから作成
された照明制御データと、現在のフレームから作成され
た照明制御データとの移動平均を求めることによって行
われる。移動平均に用いられるフレーム数は、例えば4
フレームである。移動平均に用いられるフレーム数を多
くするほど、変化が穏やかな照明制御データが作成され
る。すなわち、照明光の輝度値の単位時間あたりの変化
量が抑制される。
含まれる予め定められたレベル以下の調光信号をカット
する処理である。照明が点灯するか点灯しないかの境界
の調光信号をカットすることにより、ちらつきを防止す
ることができる。予め定められたレベルとは例えば、照
明器具を最大の輝度値で点灯させるための調光信号の2
5%の値の調光信号のレベルである。
ージング処理703とフィルタリング処理704とを施
され、スムージングされフィルタリングされた照明制御
データ420’となる。スムージングされフィルタリン
グされた照明制御データ420’は、照明制御データ入
力部5に入力される。
は、周辺領域に含まれる画素のR、G、Bの輝度レベル
の単純平均を求めることによって代表色を定義してい
た。代表色は、R、G、Bの輝度レベルの最大ヒストグ
ラムを求めることによって定義されてもよい。例えば、
周辺領域内に赤色の領域と緑色の領域が含まれる場合
に、R、G、Bの輝度レベルの単純平均を求めることに
より定義される代表色が赤色でも緑色でもない色(例え
ば、白色)となることがある。この場合には、代表色と
実質的に同一の色の照明光を周辺領域の延長領域上に照
射した場合に違和感があり好ましくない。最大ヒストグ
ラムを求めることによって代表色が定義される場合、周
辺領域内に含まれる赤色の領域と緑色の領域とのうち、
面積が大きい方の領域の色が代表色となる。このように
して代表色を求めた場合には、代表色と実質的に同一の
色の照明光を周辺領域の延長領域上に照射した場合に違
和感がなく好ましい。
の数は、6個に限定されない。例えば、図4に示される
ように、照明システム1は照明器具201〜206に加
えて、照明器具203’、204’、205’および2
06’の10個の照明器具を制御するようにしてもよ
い。照明器具203’、204’、205’および20
6’はそれぞれ、照明器具203、204、205およ
び206よりも鑑賞者150の視野内で外側に配置され
ている。また、周辺領域と照明器具とは一対一に対応し
ていなくてもよい。例えば、図4に示される照明器具2
05’および205のいずれもが、図5に示される周辺
領域305と対応付けられていてもよい。また、照明シ
ステム1は照明器具205を含まず、照明器具205’
が図5に示される周辺領域305と対応付けられていて
もよい。
器具の制御方法を変えてもよい。照明器具205’と
照明器具205とでは、鑑賞者150の視野角が異な
る。すなわち、照明器具205は照明器具205’と比
較して、鑑賞者150の視野の中心部に近い位置にあ
る。照明器具205と照明器具205’との発光の色が
同一であっても、鑑賞者150の視野角が異なることに
より、照明器具205が鑑賞者150に与える印象と照
明器具205’ が鑑賞者150に与える印象とは異な
る。一般に、視野の周辺部ほどちらつきを感じやすいた
め、照明器具205’は照明器具205よりも輝度値が
低くなるように制御してもよい。このような制御は、例
えば、図7に示される処理手順のステップS6における
色補正のためのパラメータを照明器具の配置に応じて適
切に選択することにより実行される。
係、照明器具203’と照明器具203との関係、照明
器具204’と照明器具204との関係も、上で述べた
照明器具205’と照明器具205との関係と同様であ
る。
方法も図5に示される定義方法に限定されない。
像データ300の構造の他の例を示す。画像データに含
まれる周辺領域は、照明システム1の照明器具の個数や
配置に応じて、図11A〜図11Gに示されるように予
め定義される。
ータ300の周辺部は、周辺領域1102、1103、
1104、1105および1106を含む。このような
周辺領域の定義方法は例えば、照明システム1に含まれ
る照明器具が、図4に示される照明器具201、20
3、203’、204、204’、205、205’、
206および206’である場合に用いられ得る。照明
器具201は周辺領域1103と対応付けられる。照明
器具203または203’またはその両方は、周辺領域
1106と対応付けられる。照明器具205または20
5’またはその両方は、周辺領域1105と対応付けら
れる。照明器具206または206’またはその両方
は、周辺領域1102と対応付けられる。照明器具20
4または204’またはその両方は、周辺領域1104
と対応付けられる。照明器具205と203とが省略さ
れるかまたは、照明器具205’と203’とが省略さ
れてもよい。また、照明器具206と204とが省略さ
れるかまたは、照明器具206’と204’とが省略さ
れてもよい。
ータ300は、周辺領域1108を含む。このような周
辺領域の定義方法は例えば、照明システム1に含まれる
照明器具が、図4に示される照明器具201、204お
よび206である場合に用いられ得る。照明器具20
1、204および206は周辺領域1108と対応付け
られる。照明器具204と206とが省略されてもよ
い。
ータ300は、周辺領域1109および1110を含
む。このような周辺領域の定義方法は例えば、照明シス
テム1に含まれる照明器具が、図4に示される照明器具
201、206、204、205、202および203
である場合に用いられ得る。照明器具201、206お
よび204は周辺領域1109と対応付けられる。照明
器具205、202および203は、周辺領域1110
と対応付けられる。照明器具206と204とが省略さ
れてもよい。また、照明器具205と203とが省略さ
れてもよい。
ータ300は、周辺領域1111および1112を含
む。このような周辺領域の定義方法は、例えば、照明シ
ステム1に含まれる照明器具が、図4に示される照明器
具203、204、205および206である場合に用
いられ得る。照明器具205および206は、周辺領域
1111と対応付けられる。照明器具204および20
3は、周辺領域1112と対応付けられる。照明器具2
06と204とが省略されるかまたは、照明器具205
と203とが省略されてもよい。
ータ300は、周辺領域1113、1114、1115
および1116を含む。このような周辺領域の定義方法
は、例えば、照明システム1に含まれる照明器具が、図
4に示される照明器具203、203’、204、20
4’、205、205’、206および206’である
場合に用いられ得る。照明器具203または203’ま
たはその両方は、周辺領域1116と対応付けられる。
照明器具205または205’またはその両方は、周辺
領域1114と対応付けられる。照明器具206または
206’またはその両方は、周辺領域1113と対応付
けられる。照明器具204または204’またはその両
方は、周辺領域1115と対応付けられる。照明器具2
05と203とが省略されるかまたは、照明器具20
5’と203’とが省略されてもよい。また、照明器具
206と204とが省略されるかまたは、照明器具20
6’と204’とが省略されてもよい。
ータ300は、周辺領域1117、1118および11
19を含む。このような周辺領域の定義方法は、例え
ば、照明システム1に含まれる照明器具が、図4に示さ
れる照明器具201、206、204、205および2
03である場合に用いられ得る。照明器具205および
206は、周辺領域1117と対応付けられる。照明器
具204および203は、周辺領域1119と対応付け
られる。照明器具201は、周辺領域1118と対応付
けられる。照明器具203と205とが省略されるかま
たは、照明器具206と204とが省略されてもよい。
ータ300は、周辺領域1120、1121、112
2、1123および1124を含む。このような周辺領
域の定義方法は、例えば、照明システム1に含まれる照
明器具が、図4に示される照明器具202、203、2
03’、204、204’、205、205’、206
および206’である場合に用いられ得る。照明器具2
02は周辺領域1123と対応付けられる。照明器具2
03または203’またはその両方は、周辺領域112
4と対応付けられる。照明器具205または205’ま
たはその両方は、周辺領域1122と対応付けられる。
照明器具206または206’またはその両方は、周辺
領域1120と対応付けられる。照明器具204または
204’またはその両方は、周辺領域1121と対応付
けられる。照明器具205と203とが省略されるかま
たは、照明器具205’と203’とが省略されてもよ
い。また、照明器具206と204とが省略されるかま
たは、照明器具206’と204’とが省略されてもよ
い。
システム1の構成および画像データの周辺部に周辺領域
を定義する方法のバリエーションを説明した。照明シス
テム1の構成および画像データの周辺部に周辺領域を定
義する方法のバリエーションは、図11A〜図11Gに
限定されない。照明システム1は、どの周辺領域にも対
応付けられない照明器具を有していてもよい。照明シス
テム1に含まれる複数の照明器具のうち少なくとも1つ
が、複数の周辺領域のうち対応する1つの周辺領域に連
動するように制御されていれば高い臨場感が得られ、本
発明の効果が得られる。
1に含まれる照明器具の数が増えると、コストが増大
し、照明制御データ作成のための演算量も大きくなる。
周辺領域の数は、低コスト化と臨場感向上の効果を考慮
して、適切に定められる。例えば、図11Dに示される
周辺領域の数と図11Cに示される周辺領域の数はとも
に2個であるが、周辺領域が左右方向に位置しているほ
うが、周辺領域が上下方向に位置しているよりも臨場感
向上の効果が大きい。従って図11Dに示される周辺領
域の定義方法の方が図11Cに示される周辺領域の定義
方法よりも好ましい。低コスト化と臨場感向上の効果を
考慮すると、一般には周辺領域の数は2個〜4個程度が
好ましい(例えば図11Dおよび図11E)が、本発明
はこれに限定されない。
化に対応して照明を制御することができるが、一方で照
明システムが大型になること、照明制御データの作成が
複雑になり作成に要する時間が増大し、導入コストおよ
び計算コストともに増大する。従って、限られた数の照
明器具を用いて臨場感の向上効果を高くすることが必要
である。限られた数の照明器具を用いて臨場感の向上効
果を高くする方法を以下に述べる。
賞者150の視野の中心線(基準線)は画像表示デバイ
スに表示される画像データの中心Oにあるものとする。
鑑賞者150の視野は、基準線に対して鑑賞者を基点に
左右30°未満の領域に相当する中心視野502と、左
右30°以上の左右100°以下の周辺視野503(図
12に示されるハッチングを施された領域)とからな
る。人間の目は、視野内の場所によって感度が異なる。
視野の中心付近は明るさや色の違いに敏感であり、視野
の周辺部分は動きに敏感である。本発明者らは、照明器
具の配置に関して次の3つの場合について臨場感の向上
効果を評価した。
た場合。
た場合。
器具を配置した場合。
背景部の照明器具(図4に示される照明器具201およ
び202)を使用することによって実現した。上記
(b)は、図4に示される照明器具203、204、2
05および206を使用することによって実現した。上
記(c)は、図4に示される照明器具201、202、
203、204、205および206を使用することに
よって実現した。
いて(c)>(b)>(a)であり、周辺視野内のみに
照明器具を配置した(b)の場合でも十分に高い臨場感
の向上効果が得られた。これは、すでに述べた通り、人
間の視野は周辺視野の方が動き、すなわち、変化に敏感
であり照明器具の発光の変化を十分に感じることができ
るからである。鑑賞者の視野と照明器具との位置関係
は、鑑賞室の大きさや鑑賞者の位置によっても変化する
が、一般的には中心視野は鑑賞室の前面に相当し、周辺
視野は鑑賞室の側面に相当する。
から照射される輝度値は、中心視野の照明装置から照射
される輝度値よりも高い。一方、上記(a)の場合は、
中心視野の照明器具から照射される輝度値は、周辺視野
の照明装置から照射される輝度値よりも高い。このよう
に、限られた照明器具を用いて照明による臨場感を向上
させるためには、周辺視野にある照明器具から照射され
る輝度値は、中心視野内にある照明器具から照射される
輝度値よりも高くすることが基本的な条件となる。従っ
て、例えば、図11Eに示される周辺領域の定義方法を
用いることが好適である。
(c)の3つの場合について行ったが、本発明はこれら
の照明器具の配置に限られない。周辺視野にある(また
は周辺視野内を照らす)照明器具から照射される輝度値
が、中心視野内にある(または中心視野内を照らす)照
明器具から照射される輝度値よりも高くありさえすれ
ば、照明による臨場感を向上させることができる。
い。一般に、周辺領域の大きさが小さいほど、人間が知
覚する周辺領域の平均的な色と、上述したようにRGB
の単純平均を求めることによって求められた代表色とが
よく一致する、すなわち、色再現性がよくなる。しかし
周辺領域の大きさが小さい場合には、たまたまその周辺
領域に比較的小さな物体の画像が含まれる場合(例え
ば、風景画像で鳥が飛んできたシーンなど)に、その比
較的小さな物体の色が周辺領域の代表色とされることが
起こり得る、すなわち、ノイズ耐性が悪くなるという問
題点がある。周辺領域の大きさは、このような色再現性
とノイズ耐性の観点から適切に定められる。
(緑)およびB(青)の色要素に割り当てられた蛍光管
を使用するものとしたが、色要素はR、GおよびBに限
定されない。例えば、色要素としてC(シアン)、Y
(イエロー)およびM(マゼンダ)が用いられてもよ
い。また、照明器具は蛍光管以外によって発光してもよ
い。たとえば、発光ダイオード(LED)により発光し
てもよい。R(赤)、G(緑)およびB(青)の3個の
発光ダイオードで1個の照明要素を構成し、この1個の
照明要素を、画像データの周辺領域に含まれる1個の画
素と対応付けて制御するようにしてもよい。1個の照明
器具にはこのような照明要素が複数個含まれてもよい。
この場合、周辺領域に含まれる画素と、その周辺領域に
対応付けられた照明器具に含まれる照明要素とを対応付
けて制御することにより、周辺領域の代表色を定義しな
くても、周辺領域全体により知覚される色と、1個の照
明器具全体により知覚される色とを実質的に同一にする
ことができる。
照明であってもよい。例えば、図4に示される照明器具
202は画像表示デバイス100の背後に配置され、間
接照明により背後の壁面を照らすように構成されている
が、照明器具202が画像表示デバイス100の前面に
配置されていてもよい。また、照明器具としてスポット
照明器具を用い、鑑賞室の壁面を照らすような構成にし
てもよい。照明器具が壁面を照らすような構成にする場
合、壁面の色は白色であることが好ましい。また照明シ
ステム1が配置される鑑賞室の大きさも図4で示される
例に限定されない。例えば映画館や老人ホームにおける
公共スペースのような大きな空間で照明システム1が用
いられてもよい。
を介して配信されてもよい。また照明制御データが搬送
波により配信されてもよい。このように、照明制御デー
タが配信される場合には、照明システム1(図1)は映
像信号入力部18および演算部12を有さなくてもよ
い。すなわち照明システム1は照明制御データ入力部5
と複数の照明器具とを含んでいればよい。また、照明制
御データは単独で配信されずに、映像信号と共に配信さ
れてもよい。
し、準リアルタイム処理で照明制御データを作成する場
合には、画像データの1つのフレームから照明制御デー
タを作成するのに必要な演算時間を短くすることが必要
である。例えば、NTSC信号に基づく映像信号は1秒
間に30フレームが含まれる。この場合には画像データ
にも1秒間に30フレームが含まれ、これらのフレーム
ごとに照明制御データを作成する必要がある。ルックア
ップテーブルを用いる方法、画素サンプリングを行う方
法およびフレーム補間を行う方法をそれぞれ単独で、あ
るいは他と組み合わせて用いることにより、画像データ
の1つのフレームから照明制御データを作成するのに必
要な演算時間を短くすることが可能になる。これらの方
法を以下に説明する。
照明制御データを作成する場合のデータの流れを示す。
まず、画像データ411から周辺領域の代表色802が
求められる。この処理手順は、図7に示される処理手順
のステップS1〜S2と同様である。次に代表色802
をキーとして、予め作成されたルックアップテーブルが
検索され(処理803)、照明制御データ420が作成
される。これにより、図7に示される処理手順のステッ
プS3〜S9がルックアップテーブル処理803により
代替され、照明制御データの作成に必要な時間が大幅に
短縮される。
る。
われる画素を示す。ハッチングを施された矩形は、サン
プリングされる画素を示し、ハッチングを施されない矩
形は、サンプリングされない画素を示す。サンプリング
される画素についてのみ色要素R、GおよびBの平均を
求めることによって代表色を定義すれば、代表色を定義
するために必要な計算時間が短縮される。すなわち、図
7に示される処理手順のステップS2に要する計算時間
が短縮される。
データの作成に必要な時間との関係を示す。照明制御デ
ータの作成に必要な時間は、画素サンプリング数が0、
すなわち画素サンプリングを用いない場合の、照明制御
データの作成に必要な時間を100として表す。画素サ
ンプリング数1とは、周辺領域の画素を1つおきにサン
プリングすることを表す。図15に示されるように、画
素サンプリングを行うことにより画素サンプリングを用
いない場合と比較して照明制御データの作成に必要とさ
れる時間は約1/3に短縮され得る。画素サンプリング
数を5以上に増やしても、照明制御データの作成に必要
とされる時間の短縮効果はほとんどなくなる。従って画
素のサンプリング数は1〜5程度が好適であるが、これ
に限定されない。なお、画素のサンプリング数が数個程
度の場合に、画素サンプリングを用いて作成された照明
制御データは、画素サンプリングを用いない場合と比較
して大きな差異はない。
データを作成する場合のデータの流れを示す。nは3以
上の整数として、フレーム1〜フレームnは時間的に隣
接するフレームである。また、周辺領域D1〜Dnはそれ
ぞれ、フレーム1〜フレームnに含まれる周辺領域であ
り、これらの周辺領域はフレーム内の同一の位置にある
周辺領域である。フレーム1およびフレームnに含まれ
るD1およびDnに関して、色知覚量1601は図7に示
される処理手順のステップS2〜S6によって求められ
る。フレーム2〜フレーム(n−1)に含まれるD2〜
Dn-1に関しては、フレーム1とフレームnとの双方の
色知覚量1601を補間することによって色知覚量16
50が求められる。この方法によれば、全フレームの画
像データを処理する時間が短縮できるため、照明制御デ
ータの作成時間を短縮することができる。
知覚量1601は図7に示される処理手順のステップS
7〜S9によって調光信号1611が求められ、全ての
周辺領域について調光信号を求めることにより照明制御
データ1621が作成される。
も同様に、補間によって求められた色知覚量1650か
ら、図7に示される処理手順のステップS7〜S9によ
って調光信号1611が求められ、全ての周辺領域につ
いて調光信号を求めることにより照明制御データ162
1が作成される。
ついて以下に述べる。一連のシーンの画像データでは、
色知覚量を単純補間することもできる。しかし、フレー
ム1とフレームnとの画像データが全く異なるシーンを
表す場合には、色知覚量を単純補間することは問題を生
じる。例えば、フレーム1の周辺領域D1に関して求め
られた色知覚量(H1’,L1’,C1’)のうち、色相
H1’がシアン色を表し、フレームnの周辺領域Dnに関
して求められた色知覚量(Hn’,Ln’,Cn’)のう
ち、色相Hn’が黄色を表す場合には、色知覚量
(H1’,L1’,C1’)と色知覚量(Hn’,Ln’,
Cn’)とをそれぞれの色相、明度および彩度ごとに単
純補間すると、緑色を表す色相が現れる。色知覚量の補
間を行う際に、もとの画像データの代表色と全く異なる
色相が知覚されることは好ましくない。全く異なる色相
が知覚されると、鑑賞者に違和感を感じるからである。
本発明で用いられる色知覚量の補間方法によれば、補間
の際に中間の色相が知覚されることを防ぐことが可能に
なる。
補間方法における色相、明度および彩度の変化の例を示
す。曲線1701は、フレーム番号と色相の関係を表
す。フレーム番号は時間に対応するので、曲線1701
は色相の時間変化を表す。同様に、曲線1702は明度
の時間変化を表し、曲線1703は彩度の時間変化を表
す。図17Aに示される例では、色相、明度、彩度をそ
れぞれH1’からHn’まで、L1’からLn’まで、
C1’からCn’まで補間する際に、明度および彩度がそ
れぞれ、L1’およびC1’よりも小さい所定の値に変化
した後で、色相がH1’からHn’に変化するように補間
が行われ、色相がHn’に変化した後で、明度および彩
度がそれぞれ、Ln’およびCn’に変化するように補間
が行われる。所定の値とは、色相の変化が知覚されにく
いような明度または彩度の値である。あるフレームにつ
いての照明制御データに含まれる調光信号の色要素毎の
入力レベルVRM’、VGM’およびVBM’は、色相H’、
明度L’および彩度C’から上述した式(7)〜(2
3)に示される変換により求められたものである。すな
わち、照明制御データに含まれる調光信号の色要素毎の
入力レベルVRM’、VGM’およびVBM’は、色相H’、
明度L’および彩度C’と対応している。色相H’、明
度L’および彩度C’はそれぞれ、この調光信号によっ
て制御される照明器具が発光する光の色相成分、明度成
分、彩度成分とみなすことができる。
る場合に、明度と彩度とを低下させてから色相を変化さ
せれば、照明器具が発光する光の色相の変化による違和
感が軽減される。彩度および明度が低い時には色相の差
異が知覚されにくくなるからである。
ための補間方法として、彩度または明度のどちらか一方
を低下させてから色相を変化させるようにしてもよい。
彩度または明度のどちらか一方が低い場合でも色相の差
異は知覚されにくい。
補間方法における色相、明度および彩度の変化の別の例
を示す。曲線1711、1712および1713はそれ
ぞれ、色相、明度および彩度の時間変化を表す。図17
Bに示される例では、色相、明度、彩度をそれぞれ
H1’からHn’まで、L1’からLn’まで、C1’から
C1 n’まで補間する際に、彩度がC1’よりも小さい値
に変化したあとで、色相がH 1’からHn’に変化するよ
うに補間が行われ、色相がHn’に変化した後で、彩度
がCn’に変化するように補間が行われる。明度はL1’
からLn’まで単純補間される。
の色知覚量の変化を色相関図上に示した図である。フレ
ーム1およびフレームnの色知覚量がそれぞれ点P1お
よび点Pnで示されている。曲線1801は、彩度を低
下させてから色相を変化させた場合の色知覚量の変化経
路を示し、曲線1802は、彩度を低下させずに色相を
変化させた場合の色知覚量の変化経路を示す。彩度を低
下させてから色相を変化させた場合には、色知覚量は点
P1からいったん白色(すなわち無彩色)に近づいたの
ちに点Pnまで変化する。このため、色相の変化が知覚
されにくい。彩度を低下させずに色相を変化させた場合
には、色知覚量は点P1からいったん青色に近づいたの
ちに点Pnまで変化する。このため、色相の変化が知覚
されやすい。
た、彩度または明度のどちらか一方を低下させてから色
相を変化させるような補間方法は、フレーム1とフレー
ムnとで色相が変化する場合に好適に用いられる補間方
法である。単純補間ではなくこのような補間方法を用い
るかどうかは、例えば、フレーム1とフレームnとから
求められた色相H1’とHn’との間に、違和感のある色
相があるかどうかを検索することにより判断される。色
相角の範囲で色のカテゴリを規定しておけば、色相
H1’とHn’との間に他の色のカテゴリがあるかどうか
を演算により判断することができる。色相H1’とHn’
との間に他の色のカテゴリがあると判断された場合、す
なわち色相が予め定められた色のカテゴリを越えて変化
する場合には、図17Aおよび図17Bを参照して説明
した、彩度または明度のどちらか一方を低下させてから
色相を変化させるような補間方法が用いられる。
量(H1’,L1’,C1’)とフレーム6の色知覚量
(H6’,L6’,C6’)とから補間によりフレーム2
の色知覚量(H2’,L2’,C2’)〜フレーム5の色
知覚量(H5’,L5’,C5’)を求める場合の処理手
順の一例を以下の(a)〜(d)に示す。
C2’は十分に小さい値に設定する。十分に小さい値と
は、色相の変化により違和感が知覚されないような明度
および彩度の値であり、予め定められた値である。
とし、L3’およびC3’はそれぞれL2’およびC2’と
等しくする。
C4’はそれぞれL3’およびC3’と等しくする。
C5’はそれぞれL4’とL6’の中間の値およびC4’と
C6’との中間の値に設定する。
られた色相H1’とHn’との間に、違和感のある色相が
ない場合には、色相、明度、彩度をそれぞれ単純補間す
ることによって色知覚量を補間してもよい。また、nの
値が小さい場合、例えば、n=3の場合には、フレーム
1とフレームnとの時間差は小さく、フレーム1とフレ
ームnの画像データに含まれる画像情報の差異も小さい
と考えられ、上記のような彩度または明度のどちらか一
方を低下させてから色相を変化させるような補間方法を
用いることは必ずしも必要ではない。このような場合に
はフレーム1に関する調光信号とフレームnに関する調
光信号とを単純補間することによって中間のフレームに
関する調光信号を求めるようにしてもよい。
はいずれも、画像データの周辺領域の画像情報に基づい
て照明を制御するような照明制御データの作成方法であ
った。このような制御は、鑑賞者の視野内で画像が左右
上下斜め方向に延長されたように知覚させることによっ
て臨場感を高めるために行われる。しかし本発明の照明
システム1は、このように制御されることに限定されな
い。例えば、鑑賞者に驚き感を提供することによって臨
場感を高めるように制御されたり、またはやすらぎ感を
提供するように制御されてもよい。以下に、本発明の照
明システム1が鑑賞者に驚き感およびやすらぎ感を提供
するような照明制御データの作成方法を説明する。
表示デバイスに表示されるのと同時に、照明器具を発光
することによって提供することができる。鑑賞者はあた
かも、自分の周りで爆発が起こったかのように錯覚し、
驚く。爆発シーンの抽出は、画像データの中央部分を含
む領域の画像情報を用いて行われる。
0の中央部分を含む領域として定義された中央領域19
00を示す。爆発したシーンなどの、鑑賞者を驚かせる
ことを意図しているシーンでは、中央領域1900の画
像情報が急激に変化する。従って、中央領域1900の
画像情報の変化量を算出することにより、対象のフレー
ムが爆発シーンであるかどうかを判定することができ
る。中央領域1900の画像情報は、例えば、中央領域
1900に含まれる全てのR、GおよびBの出力レベル
の平均値(RGB平均値)が用いられる。
値およびRGB平均値の差分を示す。図20に示される
例では、中央領域1900は画像データの全体領域と一
致させた。図20において横軸はフレーム番号を示す。
フレーム番号1〜51の各フレームはこの順に時間的に
連続するフレームであり、爆発シーンを含んでいる。折
れ線2001は各フレームのRGB平均値を示し、折れ
線2002は各フレームのRGB平均値の差分を示し、
RGB平均値は、0〜255の256段階で表される画
像の輝度レベルの単純平均値である。RGB平均値の差
分は、各フレームのRGB平均値から、1フレーム先行
するフレームのRGB平均値を減じた値である。爆発シ
ーンでは一般に、画像が急に明るくなる、すなわち、R
GB平均値が急に大きくなる。このため、RGB平均値
およびRGB平均値の差分がともにあるしきい値よりも
大きいフレームを、爆発シーンとして判定することがで
きる。図20に示される例では、RGB平均値が100
以上で、かつRGB平均値の差分が50以上であるフレ
ームが、爆発シーンと一致した。
ルを使用した一例を示したが、他の色彩系に変換した後
で爆発シーンの判定処理を行ってもよい。
0は画像の全体領域と一致させた。一般の画像では、鑑
賞者から遠い位置で爆発が起こるシーンが多い。また画
像の周辺部での画像情報の変化量が多い画像はスピード
感を増すための画像であることが多く、必ずしも爆発シ
ーンとは一致しない。これらのことから、爆発シーンで
あるかどうかの判定は、画像の周辺部を含まない中心部
分のみの画像情報の変化量に基づいて行うことにより判
定の精度が向上する。また、画像情報の変化量だけでな
く音声情報の変化量に基づいて爆発シーンなどの鑑賞者
を驚かせるシーンの判定を行ってもよい。爆発シーンな
どの鑑賞者を驚かせるシーンは、画像が急激に変化する
と同時に音声のボリュームも急激に変化する。従って、
図20を参照して爆発シーンの判定方法を説明したのと
同様に、音声情報の変化量に基づいて爆発シーンを判定
する方法も説明できる。例えば、図20に示されるグラ
フと同様に、横軸をフレーム番号とし、縦軸を「音声の
ボリュームおよび音声のボリュームの差分」としたグラ
フを得ることができる。また、画像情報の変化量と音声
情報の変化量の両方に基づいて爆発シーンなどの鑑賞者
を驚かせるシーンの判定を行うことにより、判定の精度
が向上する。
賞者を驚かせるシーンであると判定されたフレームに
は、爆発シーン用照明制御データが作成される。爆発シ
ーン用照明制御データは、例えば、中央領域1900に
関して図7に示される処理手順のステップS2〜S9と
同様の処理手順を実行することにより生成される。爆発
シーン用照明制御データにより制御される照明器具は、
図4に示される照明器具201〜206および203’
〜206’の任意の照明器具であり得る。爆発シーン用
照明制御データによりこれらの照明器具の複数を制御し
てもよい。また、爆発シーン専用の照明器具2055
(図4)を、例えば、鑑賞者の付近に配置し、爆発シー
ン用照明制御データにより照明器具2055を制御する
ようにしてもよい。照明器具2055は複数個設けられ
てもよい。照明器具2055は爆発シーン専用の照明器
具であるので、その発光する色は単色(例えば、赤)や
2色(例えば、赤と黄)であってもよい。
すらぎ感を提供する方法を以下に説明する。照明光の光
出力を0.05Hz〜0.6Hzの範囲の周波数で変化
させることにより、リラックスできる、すなわち、やす
らぎ感が得られることが知られている。本発明の照明シ
ステム1により画像データと連動して照明を制御する場
合にも、この技術が応用できる。
データは、例えば、図7に示される処理手順により作成
された調光信号を、色信号と輝度信号とに座標変換し、
輝度信号に所定の周波数で変調した後、再び調光信号に
座標変換することにより作成することができる。このよ
うな調光信号の座標変換は、既知の関係式により行うこ
とができる。
定の周波数で変化させる例を示す。輝度値を変化させる
周波数は0.05Hz〜0.6Hzの範囲が好ましい。
中でも0.1Hz〜0.4Hzの範囲が、やすらぎ感を
得るためには特に好ましい。
の輝度値の時間変化率が、輝度値が減少する時の輝度値
の時間変化率よりも大きくなるように輝度値を一定の周
波数で変化させる例を示す。このように輝度値を変化さ
せることにより、呼吸リズムを照明光の変化に同期させ
やすくなり、やすらぎ感が向上する。輝度値の変化が息
を吸ったり吐いたりするイメージを連想させるからであ
る。
の輝度値をこのように周期的に変化させることは必須で
はない。例えば、図4に示される照明器具201の輝度
値のみを周期的に変化させてもよい。あるいは照明器具
202の輝度値のみ、照明器具201および202の輝
度値のみ、照明器具205および203の輝度値のみ、
あるいは、照明器具201および202の輝度値のみを
周期的に変化させるようにしてもよい。あるいは、照明
器具201〜206および203’〜206’の輝度値
を周期的に変化させるようにしてもよい。あるいは、画
像データと連動しない照明器具2601(図4)を配置
し、照明器具2601の輝度値を周期的に変化させるよ
うにしてもよい。照明器具2601は、複数個あっても
よい。
例えば、風景画像などを鑑賞する場合に好適に用いられ
得る。
光を変化させることにより、鑑賞者に高い臨場感を知覚
させることができる。
図
にレイアウトした例を示す図
図
データ420が作成される場合のデータの流れを示す図
を示す図
フィルタリング処理を施される場合のデータの流れを示
す図
他の例を示す図
他の例を示す図
他の例を示す図
他の例を示す図
他の例を示す図
他の例を示す図
他の例を示す図
タを作成する場合のデータの流れを示す図
示す図
に必要な時間との関係を示す図
する場合のデータの流れを示す図
おける色相、明度および彩度の変化の例を示す図
おける色相、明度および彩度の変化の別の例を示す図
変化を色相関図上に示した図
を含む周辺領域として定義された周辺領域1900を示
す図
B平均値の差分を示す図
変化させる例を示す図
間変化率が、輝度値が減少する時の輝度値の時間変化率
よりも大きくなるように輝度値を一定の周波数で変化さ
せる例を示す図
Claims (13)
- 【請求項1】 画像データを表示する画像表示デバイス
とともに使用される照明システムであって、 所定の空間の照明を制御するための照明制御データを受
け取る入力部と、 前記照明制御データに応じて発光する複数の照明器具と
を備え、 前記画像データは、複数の周辺領域を含み、 前記複数の照明器具のうち少なくとも1つは、前記複数
の周辺領域のうち対応する1つの周辺領域に連動するよ
うに制御される、照明システム。 - 【請求項2】 前記複数の照明器具のうち少なくとも1
つは、前記複数の周辺領域のうち対応する1つの周辺領
域の代表色と前記照明器具が発光する色とが実質的に同
一となるように制御される、請求項1に記載の照明シス
テム。 - 【請求項3】 前記複数の照明器具のうち少なくとも1
つは、複数の照明要素を含み、 前記複数の周辺領域のそれぞれは複数の画素を含み、 前記複数の照明要素のそれぞれは、前記複数の画素のう
ち対応する1つの画素に連動するように制御される、請
求項1に記載の照明システム。 - 【請求項4】 前記画像データは中央領域を含み、 前記複数の照明器具のうち少なくとも1つは、前記画像
データの前記中央領域の変化量に基づいて制御される、
請求項1に記載の照明システム。 - 【請求項5】 前記複数の照明器具のうち少なくとも1
つは、前記照明器具の発光の色相が予め定められた色の
カテゴリを越えて変化する場合には、前記発光の明度お
よび前記発光の彩度のうち少なくとも1つを所定の値以
下に低下させてから前記色相が変化するように制御され
る、請求項1に記載の照明システム。 - 【請求項6】 前記照明制御データは、色相成分と明度
成分と彩度成分とに対応する色要素毎の入力レベルを含
み、 前記色相成分が予め定められた色のカテゴリを越えて変
化する場合には、前記明度成分および前記彩度成分のう
ち少なくとも1つが所定の値以下に低下してから前記色
相成分が変化するように構成されている、請求項5に記
載の照明システム。 - 【請求項7】 前記複数の照明器具は、 鑑賞者と前記画像データの中心とを結ぶ基準線に対して
鑑賞者を基点に30°未満の領域を照明する少なくとも
1つの第1の照明器具と、 前記基準線に対して鑑賞者を基点に30°以上100°
以下の領域を照明する少なくとも1つの第2の照明器具
とを含み、 前記第1の照明器具の輝度値は、前記第2の照明器具の
輝度値よりも低くなるように制御される、請求項1に記
載の照明システム。 - 【請求項8】 前記複数の照明器具のうち少なくとも1
つは、前記照明器具の発光の輝度値の単位時間あたりの
変化量を抑制するように制御される、請求項1に記載の
照明システム。 - 【請求項9】 前記照明制御データは、スムージング処
理が施されている、請求項8に記載の照明制御システ
ム。 - 【請求項10】 前記複数の照明器具のうち少なくとも
1つは、前記照明器具の発光のちらつきを抑制するよう
に制御される、請求項1に記載の照明システム。 - 【請求項11】 前記照明制御データは、フィルタリン
グ処理が施されている、請求項10に記載の照明制御シ
ステム。 - 【請求項12】 前記代表色は、予め定められたルック
アップテーブルを参照して決定される、請求項2に記載
の照明システム。 - 【請求項13】 画像表示デバイスに表示される画像デ
ータと連動させて照明器具を制御するための照明制御デ
ータを作成する方法であって、 前記画像データは、複数の周辺領域を含み、 前記方法は、 前記複数の周辺領域のそれぞれの代表色を定義するステ
ップと、 前記画像表示デバイスの入出力特性に基づいて前記代表
色を第1の輝度値に変換するステップと、 前記第1の輝度値を第1の色彩量に変換するステップ
と、 前記第1の色彩量を色相、明度および彩度を含む第1の
色知覚量に変換するステップと、 前記第1の色知覚量の色相、明度、彩度の少なくとも1
つを補正することにより前記第1の色知覚量を第2の色
知覚量に変換するステップと、 前記第2の色知覚量を第2の色彩量に変換するステップ
と、 前記第2の色彩量を第2の輝度値に変換するステップ
と、 前記照明器具の入出力特性に基づいて、前記第2の輝度
値を前記照明器具の調光信号に変換するステップとを包
含する、方法。
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