JPWO2010007987A1 - データ送信装置、データ受信装置、データ送信方法、データ受信方法および視聴環境制御方法 - Google Patents
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Abstract
コンテンツ制作者の意図にあった周辺機器の制御を行い、臨場感の高いコンテンツ視聴を実現するデータ送信装置、データ受信装置、データ送信方法、データ受信方法および視聴環境制御方法を提供する。データ送信装置は、映像符号化部101、音声符号化部102、視聴環境制御データ符号化部103、視聴環境制御データ入力部104、データ多重化部105、および送信部106から構成される。視聴環境制御データ入力部104からは、映像データ及び/又は音声データを再生する視聴環境空間における1以上の周辺機器に対する視聴環境制御データとして、前記周辺機器に対する制御指定値と、該制御指定値に対する誤差許容範囲を示す制作者プリファレンス情報が入力され、映像データ及び/又は音声データとともに送信される。
Description
本発明は、臨場感の高いコンテンツ視聴を実現するために、映像/音声コンテンツと連動して各種周辺機器を動作させるためのデータを送受信するデータ送信装置、データ受信装置、データ送信方法、データ受信方法および視聴環境制御方法に関する。
近年、映像/音声コンテンツと連動して、視聴空間における照明、扇風機、エアコンなどの各種周辺機器を動作させることにより、臨場感の高いコンテンツ視聴を実現する方法が提案されている。例えば、特許文献1、2には、画像表示装置に表示される画像に連動して視聴環境照明を制御することによって、高い臨場感が得られる照明制御方法が開示されている。
しかしながら、従来の方法では、ユーザの照明装置の仕様が、コンテンツ制作者の意図する照明条件(例えば、照明の明るさや色温度等)を厳密にサポートしていない場合に、ユーザは照明をつけるべきか否かを判断することが困難であった。また、ユーザは、これらのコンテンツを視聴する際の時間や場所、状態によっては、他人への配慮などの理由で、これらの照明など高臨場感をもたらす付加効果の実行を調整する必要が生じ、視聴毎に周辺機器の動作設定を行わなければならなかった。
本発明は、上記課題を解決するためのものであって、コンテンツ制作者の意図にあった周辺機器の制御を行い、臨場感の高いコンテンツ視聴を実現するデータ送信装置、データ受信装置、データ送信方法、データ受信方法および視聴環境制御方法を提供することを、その目的とする。
上記課題を解決するために、本発明の第1の技術手段は、映像データ及び/又は音声データと、該映像データ及び/又は音声データを再生する視聴環境空間における1以上の周辺機器に対する視聴環境制御データとを多重化して送信する送信手段を備えたデータ送信装置であって、前記視聴環境制御データは、前記周辺機器に対する制御指定値と、該制御指定値に対する誤差許容範囲を示す制作者プリファレンス情報とを含むことを特徴としたものである。
第2の技術手段は、映像データ及び/又は音声データと、該映像データ及び/又は音声データを再生する視聴環境空間における1以上の周辺機器に対する視聴環境制御データを識別する識別情報とを多重化した多重化データと、前記視聴環境制御データとを送信する送信手段を備えたデータ送信装置であって、前記視聴環境制御データは、前記周辺機器に対する制御指定値と、該制御指定値に対する誤差許容範囲を示す制作者プリファレンス情報とを含むことを特徴としたものである。
第3の技術手段は、外部からの要求を受けて、所定の映像データ及び/又は音声データを再生する視聴環境空間における1以上の周辺機器に対する視聴環境制御データを送信する送信手段を備えたデータ送信装置であって、前記視聴環境制御データは、前記周辺機器に対する制御指定値と、該制御指定値に対する誤差許容範囲を示す制作者プリファレンス情報とを含むことを特徴としたものである。
第4の技術手段は、第1乃至3のいずれか1の技術手段において、前記制作者プリファレンス情報は、前記制御指定値のみで前記周辺機器を制御することを許可する許容種別情報を含むことを特徴としたものである。
第5の技術手段は、第1乃至3のいずれかの技術手段において、前記制作者プリファレンス情報は、前記制御指定値より小さい値で前記周辺機器を制御することを許可する許容種別情報を含むことを特徴としたものである。
第6の技術手段は、第1乃至3のいずれかの技術手段において、前記制作者プリファレンス情報は、前記制御指定値より大きい値で前記周辺機器を制御することを許可する許容種別情報を含むことを特徴としたものである。
第7の技術手段は、第1乃至3のいずれかの技術手段において、前記制作者プリファレンス情報は、前記制御指定値を含む所定範囲内の値で前記周辺機器を制御することを許可する許容種別情報を含むことを特徴としたものである。
第8の技術手段は、第5乃至7のいずれかの技術手段において、前記制作者プリファレンス情報は、前記値を許容する範囲を前記制御指定値に対する割合で示す近似許容範囲情報を含むことを特徴としたものである。
第9の技術手段は、第1乃至8のいずれかの技術手段において、前記制御指定値は、量子化された値によって表されることを特徴としたものである。
第10の技術手段は、第1乃至9のいずれかの技術手段において、前記制作者プリファレンス情報は、XML属性として記述されることを特徴としたものである。
第11の技術手段は、第1乃至9のいずれかの技術手段において、前記制作者プリファレンス情報は、XML要素として記述されることを特徴としたものである。
第12の技術手段は、第1乃至11のいずれかの技術手段において、前記視聴環境制御データは、前記映像データのシーン単位で記述されることを特徴としたものである。
第13の技術手段は、第1乃至11のいずれかの技術手段において、前記視聴環境制御データは、前記映像データのショット単位で記述されることを特徴としたものである。
第14の技術手段は、第1乃至11のいずれかの技術手段において、前記視聴環境制御データは、前記映像データのフレーム単位で記述されることを特徴としたものである。
第15の技術手段は、第1乃至14のいずれかの技術手段において、前記視聴環境制御データは、前記視聴環境空間における1以上の照明装置に対する照明制御データであることを特徴としたものである。
第16の技術手段は、映像データ及び/又は音声データと、該映像データ及び/又は音声データを再生する視聴環境空間における1以上の周辺機器に対する視聴環境制御データとを含む多重化データを受信する受信手段を備えたデータ受信装置であって、前記視聴環境制御データは、前記周辺機器に対する制御指定値と、該制御指定値に対する誤差許容範囲を示す制作者プリファレンス情報とを含むことを特徴としたものである。
第17の技術手段は、映像データ及び/又は音声データと、該映像データ及び/又は音声データを再生する視聴環境空間における1以上の周辺機器に対する視聴環境制御データを識別する識別情報とを含む多重化データを受信するとともに、該識別情報に基づいて前記視聴環境制御データを受信する受信手段を備えたデータ受信装置であって、前記視聴環境制御データは、前記周辺機器に対する制御指定値と、該制御指定値に対する誤差許容範囲を示す制作者プリファレンス情報とを含むことを特徴としたものである。
第18の技術手段は、映像データ及び/又は音声データを受信するとともに、ユーザの要求に基づいて該映像データ及び/又は音声データを再生する視聴環境空間における1以上の周辺機器に対する視聴環境制御データを受信する受信手段を備えたデータ受信装置であって、前記視聴環境制御データは、前記周辺機器に対する制御指定値と、該制御指定値に対する誤差許容範囲を示す制作者プリファレンス情報とを含むことを特徴としたものである。
第19の技術手段は、第16乃至18のいずれかの技術手段において、前記制作者プリファレンス情報は、前記制御指定値のみで前記周辺機器を制御することを許可する許容種別情報を含むことを特徴としたものである。
第20の技術手段は、第16乃至18のいずれかの技術手段において、前記制作者プリファレンス情報は、前記制御指定値より小さい値で前記周辺機器を制御することを許可する許容種別情報を含むことを特徴としたものである。
第21の技術手段は、第16乃至18のいずれかの技術手段において、前記制作者プリファレンス情報は、前記制御指定値より大きい値で前記周辺機器を制御することを許可する許容種別情報を含むことを特徴としたものである。
第22の技術手段は、第16乃至18のいずれかの技術手段において、前記制作者プリファレンス情報は、前記制御指定値を含む所定範囲内の値で前記周辺機器を制御することを許可する許容種別情報を含むことを特徴としたものである。
第23の技術手段は、第20乃至22のいずれかの技術手段において、前記制作者プリファレンス情報は、前記値を許容する範囲を前記制御指定値に対する割合で示す近似許容範囲情報を含むことを特徴としたものである。
第24の技術手段は、第16乃至23のいずれかの技術手段において、前記制御指定値は、量子化された値によって表されることを特徴としたものである。
第25の技術手段は、第16乃至24のいずれかの技術手段において、前記制作者プリファレンス情報は、XML属性で示されることを特徴としたものである。
第26の技術手段は、第16乃至24のいずれかの技術手段において、前記制作者プリファレンス情報は、XML要素で示されることを特徴としたものである。
第27の技術手段は、第16乃至26のいずれかの技術手段において、前記視聴環境制御データは、前記映像データのシーン単位で示されることを特徴としたものである。
第28の技術手段は、第16乃至26のいずれかの技術手段において、前記視聴環境制御データは、前記映像データのショット単位で示されることを特徴としたものである。
第29の技術手段は、第16乃至26のいずれかの技術手段において、前記視聴環境制御データは、前記映像データのフレーム単位で示されることを特徴としたものである。
第30の技術手段は、第16乃至29のいずれかの技術手段において、前記視聴環境制御データは、前記視聴環境空間における1以上の照明装置に対する照明制御データであることを特徴としたものである。
第31の技術手段は、第16乃至30のいずれかの技術手段において、前記視聴環境制御データに基づく前記周辺機器の動作を制限するためのユーザのプリファレンスデータを取得する取得手段をさらに有することを特徴としたものである。
第32の技術手段は、第31の技術手段において、前記ユーザのプリファレンスデータは、前記周辺機器に対する動作可否情報及び/又は前記制御指定値に対する制限情報を含むことを特徴としたものである。
第33の技術手段は、第31または32の技術手段において、前記ユーザのプリファレンスデータは、該ユーザのプリファレンスデータが適用される条件を記述した視聴環境情報を含むことを特徴としたものである。
第34の技術手段は、第33の技術手段において、前記視聴環境情報は、前記ユーザのプリファレンスデータが適用される時間及び/又は場所の情報を含むことを特徴としたものである。
第35の技術手段は、映像データ及び/又は音声データと、該映像データ及び/又は音声データを再生する視聴環境空間における1以上の周辺機器に対する視聴環境制御データとを多重化して送信するデータ送信方法であって、前記視聴環境制御データは、前記周辺機器に対する制御指定値と、該制御指定値に対する誤差許容範囲を示す制作者プリファレンス情報とを含むことを特徴としたものである。
第36の技術手段は、映像データ及び/又は音声データと、該映像データ及び/又は音声データを再生する視聴環境空間における1以上の周辺機器に対する視聴環境制御データを識別する識別情報とを多重化した多重化データと、前記視聴環境制御データとを送信するデータ送信方法であって、前記視聴環境制御データは、前記周辺機器に対する制御指定値と、該制御指定値に対する誤差許容範囲を示す制作者プリファレンス情報とを含むことを特徴としたものである。
第37の技術手段は、外部からの要求を受けて、所定の映像データ及び/又は音声データを再生する視聴環境空間における1以上の周辺機器に対する視聴環境制御データを送信するデータ送信方法であって、前記視聴環境制御データは、前記周辺機器に対する制御指定値と、該制御指定値に対する誤差許容範囲を示す制作者プリファレンス情報とを含むことを特徴としたものである。
第38の技術手段は、映像データ及び/又は音声データと、該映像データ及び/又は音声データを再生する視聴環境空間における1以上の周辺機器に対する視聴環境制御データとを含む多重化データを受信するデータ受信方法であって、前記視聴環境制御データは、前記周辺機器に対する制御指定値と、該制御指定値に対する誤差許容範囲を示す制作者プリファレンス情報とを含むことを特徴としたものである。
第39の技術手段は、映像データ及び/又は音声データと、該映像データ及び/又は音声データを再生する視聴環境空間における1以上の周辺機器に対する視聴環境制御データを識別する識別情報とを含む多重化データを受信するとともに、該識別情報に基づいて前記視聴環境制御データを受信するデータ受信方法であって、前記視聴環境制御データは、前記周辺機器に対する制御指定値と、該制御指定値に対する誤差許容範囲を示す制作者プリファレンス情報とを含むことを特徴としたものである。
第40の技術手段は、映像データ及び/又は音声データを受信するとともに、ユーザの要求に基づいて該映像データ及び/又は音声データを再生する視聴環境空間における1以上の周辺機器に対する視聴環境制御データを受信するデータ受信方法であって、前記視聴環境制御データは、前記周辺機器に対する制御指定値と、該制御指定値に対する誤差許容範囲を示す制作者プリファレンス情報とを含むことを特徴としたものである。
第41の技術手段は、映像データ及び/又は音声データと、該映像データ及び/又は音声データを再生する視聴環境空間における1以上の周辺機器に対する視聴環境制御データとを含む多重化データを受信する視聴環境制御方法であって、前記視聴環境制御データは、前記周辺機器に対する制御指定値と、該制御指定値に対する誤差許容範囲を示す制作者プリファレンス情報とを含むことを特徴としたものである。
第42の技術手段は、映像データ及び/又は音声データと、該映像データ及び/又は音声データを再生する視聴環境空間における1以上の周辺機器に対する視聴環境制御データを識別する識別情報とを含む多重化データを受信するとともに、該識別情報に基づいて前記視聴環境制御データを受信する視聴環境制御方法であって、前記視聴環境制御データは、前記周辺機器に対する制御指定値と、該制御指定値に対する誤差許容範囲を示す制作者プリファレンス情報とを含むことを特徴としたものである。
第43の技術手段は、映像データ及び/又は音声データを受信するとともに、ユーザの要求に基づいて該映像データ及び/又は音声データを再生する視聴環境空間における1以上の周辺機器に対する視聴環境制御データを受信する視聴環境制御方法であって、前記視聴環境制御データは、前記周辺機器に対する制御指定値と、該制御指定値に対する誤差許容範囲を示す制作者プリファレンス情報とを含むことを特徴としたものである。
第44の技術手段は、映像データ及び/又は音声データと、該映像データ及び/又は音声データを再生する視聴環境空間における1以上の周辺機器に対する視聴環境制御データとを含む多重化データを受信する受信手段と、前記視聴環境制御データに基づく前記周辺機器の動作を制限するためのユーザのプリファレンスデータを取得する取得手段とを備えたデータ受信装置であって、前記視聴環境制御データは、前記周辺機器に対する制御指定値を少なくとも含み、前記ユーザのプリファレンスデータは、前記周辺機器に対する動作可否情報及び/又は前記制御指定値に対する制限情報を含むことを特徴としたものである。
第45の技術手段は、映像データ及び/又は音声データと、該映像データ及び/又は音声データを再生する視聴環境空間における1以上の周辺機器に対する視聴環境制御データを識別する識別情報とを含む多重化データを受信するとともに、該識別情報に基づいて前記視聴環境制御データを受信する受信手段と、前記視聴環境制御データに基づく前記周辺機器の動作を制限するためのユーザのプリファレンスデータを取得する取得手段とを備えたデータ受信装置であって、前記視聴環境制御データは、前記周辺機器に対する制御指定値を少なくとも含み、前記ユーザのプリファレンスデータは、前記周辺機器に対する動作可否情報及び/又は前記制御指定値に対する制限情報を含むことを特徴としたものである。
第46の技術手段は、映像データ及び/又は音声データを受信するとともに、ユーザの要求に基づいて該映像データ及び/又は音声データを再生する視聴環境空間における1以上の周辺機器に対する視聴環境制御データを受信する受信手段と、前記視聴環境制御データに基づく前記周辺機器の動作を制限するためのユーザのプリファレンスデータを取得する取得手段とを備えたデータ受信装置であって、前記視聴環境制御データは、前記周辺機器に対する制御指定値を少なくとも含み、前記ユーザのプリファレンスデータは、前記周辺機器に対する動作可否情報及び/又は前記制御指定値に対する制限情報を含むことを特徴としたものである。
第47の技術手段は、第44乃至46のいずれかの技術手段において、前記ユーザのプリファレンスデータは、該ユーザのプリファレンスデータが適用される条件を記述した視聴環境情報を含むことを特徴としたものである。
第48の技術手段は、第47の技術手段において、前記視聴環境情報は、前記ユーザのプリファレンスデータが適用される時間及び/又は場所の情報を含むことを特徴としたものである。
第49の技術手段は、映像データ及び/又は音声データと、該映像データ及び/又は音声データを再生する視聴環境空間における1以上の周辺機器に対する視聴環境制御データとを含む多重化データを受信し、前記視聴環境制御データに基づく前記周辺機器の動作を制限するためのユーザのプリファレンスデータを取得するデータ受信方法であって、前記視聴環境制御データは、前記周辺機器に対する制御指定値を少なくとも含み、前記ユーザのプリファレンスデータは、前記周辺機器に対する動作可否情報及び/又は前記制御指定値に対する制限情報を含むことを特徴としたものである。
第50の技術手段は、映像データ及び/又は音声データと、該映像データ及び/又は音声データを再生する視聴環境空間における1以上の周辺機器に対する視聴環境制御データを識別する識別情報とを含む多重化データを受信するとともに、該識別情報に基づいて前記視聴環境制御データを受信し、前記視聴環境制御データに基づく前記周辺機器の動作を制限するためのユーザのプリファレンスデータを取得するデータ受信方法であって、前記視聴環境制御データは、前記周辺機器に対する制御指定値を少なくとも含み、前記ユーザのプリファレンスデータは、前記周辺機器に対する動作可否情報及び/又は前記制御指定値に対する制限情報を含むことを特徴としたものである。
第51の技術手段は、映像データ及び/又は音声データを受信するとともに、ユーザの要求に基づいて該映像データ及び/又は音声データを再生する視聴環境空間における1以上の周辺機器に対する視聴環境制御データを受信し、前記視聴環境制御データに基づく前記周辺機器の動作を制限するためのユーザのプリファレンスデータを取得するデータ受信方法であって、前記視聴環境制御データは、前記周辺機器に対する制御指定値を少なくとも含み、前記ユーザのプリファレンスデータは、前記周辺機器に対する動作可否情報及び/又は前記制御指定値に対する制限情報を含むことを特徴としたものである。
本発明によれば、視聴コンテンツに対応した視聴環境制御データとして、コンテンツ制作者またはコンテンツ提供者のプリファレンスを記述することにより、コンテンツ視聴環境における周辺機器に対して、コンテンツ制作者またはコンテンツ提供者の意図にあった適切な制御を行うことができ、臨場感の高いコンテンツ視聴を実現することができる。また、ユーザ(視聴者)は、ユーザの好みや視聴状況に応じた、視聴環境制御の実行条件を設定しておくことで、視聴状況に応じた視聴環境制御を実現することができる。
以下、図面を参照しながら本発明の実施態様について詳細に説明する。
(実施態様1)
(データ送信装置)
まず、データ送信装置について説明する。図1は、本発明の一実施態様に係るデータ送信装置の概略構成を示す機能ブロック図である。
データ送信装置は、映像符号化部101、音声符号化部102、視聴環境制御データ符号化部103、視聴環境制御データ入力部104、データ多重化部105、および送信部106から構成される。
(実施態様1)
(データ送信装置)
まず、データ送信装置について説明する。図1は、本発明の一実施態様に係るデータ送信装置の概略構成を示す機能ブロック図である。
データ送信装置は、映像符号化部101、音声符号化部102、視聴環境制御データ符号化部103、視聴環境制御データ入力部104、データ多重化部105、および送信部106から構成される。
入力された映像データは、映像符号化部101で圧縮符号化され、データ多重化部105へ出力される。映像符号化には、ISO/IEC 13818−2(MPEG−2 Video),ISO/IEC 14496−2(MPEG−4 Visual),ISO/IEC 14496−10(MPEG−4 AVC)など、さまざまな圧縮方式が利用可能である。
同様に、入力された音声データは、音声符号化部102で圧縮符号化され、データ多重化部105へ出力される。音声符号化には、ISO/IEC 13818−7(MPEG−2 AAC)、ISO/IEC 14496−3(MPEG−4 Audio)など、さまざまな圧縮方式が利用可能である。
さらに、視聴環境制御データ入力部104で入力された視聴環境制御データは、視聴環境制御データ符号化部103で圧縮符号化され、データ多重化部105へ出力される。なお、視聴環境制御データの詳細は後述する。視聴環境制御データの記述方法としては、例えば、XML(Extensible Markup Language)形式などが用いられる。また、視聴環境制御データの圧縮方式には、ISO/IEC 15938−1(MPEG−7 Systems)におけるBiM(Binary format for MPEG−7)方式などが利用可能である。あるいは、圧縮せずにXML形式のまま出力するようにしてもよい。
符号化された映像データ、音声データ、および視聴環境制御データは、データ多重化部105で多重化され、送信部106を介して、伝送または蓄積される。多重化方式としては、例えば、ISO/IEC 13818−1(MPEG−2 Systems)におけるMPEG−2トランスポートストリームパケット(TSP)、IPパケット、RTPパケット等を用いることができる。
例えば、MPEG−2で規定されたトランスポートストリームパケット(TSP)を用いる場合、MPEG−2で規定された情報が記述されたヘッダに続けて、拡張ヘッダ部分に視聴環境制御データを記述し、さらに、拡張ヘッダに続くペイロードで映像データ及び音声データを伝送することが可能である。あるいは、映像データや音声データと同様に、視聴環境制御データをペイロードで伝送するようにしてもよい。また、映像データ、音声データ、視聴環境制御データのそれぞれの異なるデータストリームを多重して伝送するようにしてもよい。
例えば、MPEG−2で規定されたトランスポートストリームパケット(TSP)を用いる場合、MPEG−2で規定された情報が記述されたヘッダに続けて、拡張ヘッダ部分に視聴環境制御データを記述し、さらに、拡張ヘッダに続くペイロードで映像データ及び音声データを伝送することが可能である。あるいは、映像データや音声データと同様に、視聴環境制御データをペイロードで伝送するようにしてもよい。また、映像データ、音声データ、視聴環境制御データのそれぞれの異なるデータストリームを多重して伝送するようにしてもよい。
上記では、映像、音声、及び視聴環境制御データを多重化し送信する構成としたが、映像/音声多重化データと視聴環境制御データとを異なるネットワークで送信する構成としてもよい。例えば、映像/音声多重化データは放送データとして送信し、視聴環境制御データはインターネットへ送信する場合が挙げられる。
図2は、図1のデータ送信装置において視聴環境制御データを映像/音声多重化データとは異なるネットワークで送信する場合の概略構成を示した図である。図2において、図1と同機能のブロックには同じ符号を付している。
視聴環境制御データ符号化部103で符号化された視聴環境制御データは、視聴環境制御データ送信部1401より視聴環境制御データサーバー1402を介して蓄積部1403に蓄積される。なお、視聴環境制御データ送信部1401より視聴環境制御データを識別するためのURL(Uniform Resource Locator)をデータ多重化部105に通知し、映像/音声データとともに多重化して送信することにより、データ受信装置側は、この識別情報としてのURLに基づいて、視聴環境制御データサーバー1402から視聴環境制御データを取得できるため、映像/音声多重化データと視聴環境制御データとをリンクさせることができる。視聴環境制御データの送信は、映像/音声多重化データの送信と同時に行ってもよいし、外部(ユーザ等)の要求を受けて行ってもよい。
なお、視聴環境制御データを映像/音声多重化データと異なるネットワークで送信する場合に、視聴環境制御データと映像/音声多重化データとを関連づける識別情報としては、先述のURLに限らず、TV−Anytime規格におけるCRID(Content Reference ID)、コンテンツ名など、映像/音声多重化データと視聴環境制御データとの対応関係が特定できる識別情報であればよい。
視聴環境制御データ符号化部103で符号化された視聴環境制御データは、視聴環境制御データ送信部1401より視聴環境制御データサーバー1402を介して蓄積部1403に蓄積される。なお、視聴環境制御データ送信部1401より視聴環境制御データを識別するためのURL(Uniform Resource Locator)をデータ多重化部105に通知し、映像/音声データとともに多重化して送信することにより、データ受信装置側は、この識別情報としてのURLに基づいて、視聴環境制御データサーバー1402から視聴環境制御データを取得できるため、映像/音声多重化データと視聴環境制御データとをリンクさせることができる。視聴環境制御データの送信は、映像/音声多重化データの送信と同時に行ってもよいし、外部(ユーザ等)の要求を受けて行ってもよい。
なお、視聴環境制御データを映像/音声多重化データと異なるネットワークで送信する場合に、視聴環境制御データと映像/音声多重化データとを関連づける識別情報としては、先述のURLに限らず、TV−Anytime規格におけるCRID(Content Reference ID)、コンテンツ名など、映像/音声多重化データと視聴環境制御データとの対応関係が特定できる識別情報であればよい。
あるいは、視聴環境制御データのみ別の記録媒体に記録して配布するようにしてもよい。例えば、映像/音声データは、Blu−ray Disc、DVDなどの大容量記録媒体で配布し、視聴環境制御データは、小型半導体記録媒体等で配布する場合が挙げられる。この場合にも、複数のコンテンツを記録して配布する際には、映像/音声データと視聴環境制御データとの対応関係が特定できる識別情報が必要となる。
次に、視聴環境制御データ入力部104について説明する。図3は、視聴環境制御データ入力部104の内部構成を示す機能ブロック図である。視聴環境制御データ入力部104は、効果入力部201、プリファレンス入力部202、およびフォーマット部203から構成される。
図4は、効果入力部における記述内容の例を示す図であり、効果入力部201では、コンテンツに付加する効果種別、および条件(効果を示す値)が入力される。
例えば、照明効果の場合、図4に示すように、コンテンツ制作者またはコンテンツ提供者の推奨する視聴環境における照明の明るさ(単位:lx)や照明の色温度(単位:K)等が照明条件として指定される。なお、明るさの表現には、ルクス(lx)でなく、カンデラ(Cd)や、ルーメン(lm)等を用いてもよい。また、色の表現には、色温度でなく、XYZ表色系、RGB表色系、YCbCr表色系等を用いてもよい。
図4は、効果入力部における記述内容の例を示す図であり、効果入力部201では、コンテンツに付加する効果種別、および条件(効果を示す値)が入力される。
例えば、照明効果の場合、図4に示すように、コンテンツ制作者またはコンテンツ提供者の推奨する視聴環境における照明の明るさ(単位:lx)や照明の色温度(単位:K)等が照明条件として指定される。なお、明るさの表現には、ルクス(lx)でなく、カンデラ(Cd)や、ルーメン(lm)等を用いてもよい。また、色の表現には、色温度でなく、XYZ表色系、RGB表色系、YCbCr表色系等を用いてもよい。
ここで、映像データは、各シーンの雰囲気や臨場感を照明光によって演出することが可能であり、照明装置に対する照明条件が有用な情報となっている。
例えば、視聴環境照明を制御することにより、現代・時代劇の各シーンの臨場感を向上させることができる。すなわち、現代ドラマの中で一般的に用いられる照明機器の光の色温度は、蛍光灯(昼白色)が約5000K、蛍光灯(昼光色)が約6700K、白熱電球が約2800Kである。これに対して、時代劇の中で夜間の光源としてよく用いられる蝋燭の炎の色温度は約1800〜2500Kである。また、現代劇では照明強度が強く、時代劇においては照明強度が弱い傾向にある。
例えば、視聴環境照明を制御することにより、現代・時代劇の各シーンの臨場感を向上させることができる。すなわち、現代ドラマの中で一般的に用いられる照明機器の光の色温度は、蛍光灯(昼白色)が約5000K、蛍光灯(昼光色)が約6700K、白熱電球が約2800Kである。これに対して、時代劇の中で夜間の光源としてよく用いられる蝋燭の炎の色温度は約1800〜2500Kである。また、現代劇では照明強度が強く、時代劇においては照明強度が弱い傾向にある。
したがって、時代劇で夕暮れの屋内シーンを写し出している際に、照明の色温度が高く照明強度が強い環境の下での視聴では、臨場感が得られず、コンテンツ制作者またはコンテンツ提供者の意図に反する視聴環境下で視聴することになる。
このため、コンテンツ制作者またはコンテンツ提供者は、映像データや音声データを視聴する際に、コンテンツ視聴環境における周辺機器に対して、制作者の意図にあった適切な制御を行うための種々の周辺機器に対する条件を指定することが望ましく、この条件としては、実際に、コンテンツ制作者またはコンテンツ提供者が、映像データや音声データを視聴し、例えば、各シーンにおける照明条件(明るさ、色温度)を指定していくことで作成が可能である。あるいは、映像データまたは映像符号化データを解析することによって、画面全体または画面周辺における平均輝度や支配的な色を自動抽出し、抽出した輝度情報や色情報に基づいて照明の明るさや色温度等の照明条件を決定するようにしてもよい。また、その際に、後述する制作者プリファレンスを合わせて指定していくとよい。
なお、図4には、効果種別として照明、風、温度が示されているが、これら以外にも振動であったり、香りであったり、コンテンツの再生と連動して視聴空間に一定の臨場感を与えるものであればどのようなものあっても良い。
このため、コンテンツ制作者またはコンテンツ提供者は、映像データや音声データを視聴する際に、コンテンツ視聴環境における周辺機器に対して、制作者の意図にあった適切な制御を行うための種々の周辺機器に対する条件を指定することが望ましく、この条件としては、実際に、コンテンツ制作者またはコンテンツ提供者が、映像データや音声データを視聴し、例えば、各シーンにおける照明条件(明るさ、色温度)を指定していくことで作成が可能である。あるいは、映像データまたは映像符号化データを解析することによって、画面全体または画面周辺における平均輝度や支配的な色を自動抽出し、抽出した輝度情報や色情報に基づいて照明の明るさや色温度等の照明条件を決定するようにしてもよい。また、その際に、後述する制作者プリファレンスを合わせて指定していくとよい。
なお、図4には、効果種別として照明、風、温度が示されているが、これら以外にも振動であったり、香りであったり、コンテンツの再生と連動して視聴空間に一定の臨場感を与えるものであればどのようなものあっても良い。
また、視聴環境制御データは、映像データのフレーム単位やショット単位、或いはシーン単位で付加することができる。最低限、シーン単位で視聴環境制御データを付加すればよいが、フレーム単位で視聴環境制御データを付加した場合、より細やかな視聴環境の制御を行うことができる。例えば、映像制作者(脚本家や演出家など)の意図に応じて、特定のフレーム(シーン切替フレームなど)に対してのみ視聴環境制御データが付加されるようにしてもよい。
また、各ショット単位で視聴環境制御データを付加することにより、例えば同一シーン内であっても屋内と屋外のショットが含まれるような場合にも、適切な視聴環境照明の制御を実現することが可能となる。その他にも、映像データのランダムアクセスの単位となるGOP(Group of Picture)単位等で視聴環境制御データを付加するように構成してもよい。
プリファレンス入力部202では、効果入力部201で指定した照明条件(明るさや色温度の値)等を、厳密に再現することを推奨するか、あるいは所定の閾値で示される許容範囲をもたせるかを、コンテンツ制作者またはコンテンツ提供者のプリファレンス(好み)として入力する。
プリファレンスの記述内容の例としては、図5(A)で示すように、例えば、指定値のみの再現を許可する“Strict”、指定値より小さい近似値での代用を許可する“Under”、指定値より大きい近似値での代用を許可する“Over”、指定値より小さいまたは指定値より大きい近似値での代用を許可する“Both”の4種類の許容種別、および、図5(B)で示す、指定値に対する近似許容範囲をパーセンテージで表した許容範囲が挙げられる。
なお、プリファレンス入力部202で入力された内容(値)を制作者プリファレンスあるいは制作者プリファレンス情報と呼ぶこととする。したがって、視聴環境制御データには、コンテンツに付加する効果種別とその条件(効果を示す値であり、制御指示値となる。)と、制作者プリファレンスとが含まれる。
プリファレンスの記述内容の例としては、図5(A)で示すように、例えば、指定値のみの再現を許可する“Strict”、指定値より小さい近似値での代用を許可する“Under”、指定値より大きい近似値での代用を許可する“Over”、指定値より小さいまたは指定値より大きい近似値での代用を許可する“Both”の4種類の許容種別、および、図5(B)で示す、指定値に対する近似許容範囲をパーセンテージで表した許容範囲が挙げられる。
なお、プリファレンス入力部202で入力された内容(値)を制作者プリファレンスあるいは制作者プリファレンス情報と呼ぶこととする。したがって、視聴環境制御データには、コンテンツに付加する効果種別とその条件(効果を示す値であり、制御指示値となる。)と、制作者プリファレンスとが含まれる。
フォーマット部203では、効果入力部201、およびプリファレンス入力部202で入力された内容を所定のフォーマットにしたがって出力する。
図6(A)は、制作者プリファレンスを含む照明効果用の視聴環境制御データをXMLで記述した場合の例であり、図6(B)は、図6(A)のXML記述を模式的にツリー構造で示した図である。
図6では、コンテンツ全体の機器制御データ(Device Control Description)として2つの照明制御データ(Device Control Data:light1、light2)があり、それぞれ2つの制御データ(Control Data(1)、Control Data(2))が記述されている。ここで、Control Data(1)とControl Data(2)は、時系列に並んだ制御データであり、各Control Dataには、図示しない時刻情報が付与される。
図6では、コンテンツ全体の機器制御データ(Device Control Description)として2つの照明制御データ(Device Control Data:light1、light2)があり、それぞれ2つの制御データ(Control Data(1)、Control Data(2))が記述されている。ここで、Control Data(1)とControl Data(2)は、時系列に並んだ制御データであり、各Control Dataには、図示しない時刻情報が付与される。
各ControlDataには、照明の明るさ、色温度、及び制作者プリファレンスが記述されている。例えば、light1のControlData(2)は、明るさ200(lx)、色温度3000(K)であり、制作者プリファレンスとして、−10%の許容範囲、すなわち、明るさが180〜200(lx)、色温度が2700〜3000(K)の許容範囲を持たせている。
図7は、図6のXML記述に対応するXMLスキーマを示した図である。ここで、制作者プリファレンス(ProviderPreference)は、ControlData要素(element)の属性(attribute)として定義されるが、必ずしもこれに限定される必要はなく、例えば、ControlData要素に対する子要素(child element)として定義してもよい。
このように、照明、風、温度など、コンテンツに付加する効果と、その効果に対するコンテンツ制作者またはコンテンツ提供者のプリファレンスとを視聴環境制御データに付加することにより、視聴環境における周辺機器の仕様(照明機器の場合、明るさや色温度のサポート範囲)が指定条件と合わない場合でも、制作者の意図にあった制御を行うことができ、臨場感のあるコンテンツ視聴を提供することができる。
(データ受信装置)
次に、データ受信装置について説明する。図8は、本発明の一実施態様に係るデータ受信装置の概略構成を示す機能ブロック図である。
データ受信装置は、受信部701、データ分離部702、映像復号部703、音声復号部704、視聴環境制御データ復号部705、映像再生部706、音声再生部707、機器制御部708、および制御対象機器の一例としての照明装置709から構成される。
次に、データ受信装置について説明する。図8は、本発明の一実施態様に係るデータ受信装置の概略構成を示す機能ブロック図である。
データ受信装置は、受信部701、データ分離部702、映像復号部703、音声復号部704、視聴環境制御データ復号部705、映像再生部706、音声再生部707、機器制御部708、および制御対象機器の一例としての照明装置709から構成される。
受信部701で受信した映像、音声、視聴環境制御データを含む多重化データ(例えば、MPEG−2トランスポートストリーム)は、データ分離部702で映像符号化データ、音声符号化データ、視聴環境制御データに分離され、それぞれ映像復号部703、音声復号部704、視聴環境制御データ復号部705に出力される。
映像符号化データは、映像復号部703で復号され、映像再生部706で再生される。音声符号化データは、音声復号部704で復号され、音声再生部707で再生される。また、視聴環境制御データは、視聴環境制御データ復号部705で復号され、機器制御部708に出力される。
映像符号化データは、映像復号部703で復号され、映像再生部706で再生される。音声符号化データは、音声復号部704で復号され、音声再生部707で再生される。また、視聴環境制御データは、視聴環境制御データ復号部705で復号され、機器制御部708に出力される。
機器制御部708は、入力された視聴環境制御データ記述内容にしたがって照明装置709を制御する。なお、本実施態様では、機器制御部708の制御対象機器として、照明装置709のみしか記載していないが、扇風機、エアコン、振動装置、香り発生装置なども制御対象となりうる。
上記では、映像、音声、及び視聴環境制御データが多重化されたデータを受信する構成としたが、映像/音声多重化データと視聴環境制御データとを異なるネットワークから受信する構成としてもよい。例えば、映像/音声多重化データは放送データから受信し、視聴環境制御データはインターネットから受信する場合などが挙げられる。
図9は、図8に示したデータ受信装置において、視聴環境制御データを映像/音声多重化データとは異なるネットワークから受信する場合の概略構成を示した図である。図8に示したデータ受信装置および図2で示したデータ送信装置と同機能のブロックには同じ符号を付している。
なお、図9で示したデータ受信装置は、図2で示したデータ送信装置と対応するものである。
視聴環境制御データ受信部1501は、視聴環境制御データサーバー1402を介して蓄積部1403に蓄積されている視聴環境制御データを受信し、視聴環境制御データ復号部705に出力する。なお、視聴環境制御データ受信部1501は、例えば、データ分離部702から、先述したように、映像/音声データとともに多重化されている視聴環境制御データを識別するためのURL(Uniform Resource Locator)を取得し、このURLに基づいて視聴環境制御データサーバー1402から視聴環境制御データを取得することにより、映像/音声多重化データと視聴環境制御データとをリンクさせることができる。視聴環境制御データの受信は、データ分離部702から該視聴環境制御データを識別するためのURLを取得したタイミングで行ってもよいし、ユーザの要求に基づいて行ってもよい。
なお、図9で示したデータ受信装置は、図2で示したデータ送信装置と対応するものである。
視聴環境制御データ受信部1501は、視聴環境制御データサーバー1402を介して蓄積部1403に蓄積されている視聴環境制御データを受信し、視聴環境制御データ復号部705に出力する。なお、視聴環境制御データ受信部1501は、例えば、データ分離部702から、先述したように、映像/音声データとともに多重化されている視聴環境制御データを識別するためのURL(Uniform Resource Locator)を取得し、このURLに基づいて視聴環境制御データサーバー1402から視聴環境制御データを取得することにより、映像/音声多重化データと視聴環境制御データとをリンクさせることができる。視聴環境制御データの受信は、データ分離部702から該視聴環境制御データを識別するためのURLを取得したタイミングで行ってもよいし、ユーザの要求に基づいて行ってもよい。
なお、視聴環境制御データと映像/音声多重化データとを関連づける識別情報としては、上記URLに限らない点は、先述したとおりである。
また、視聴環境制御データのみ別の記録媒体から取得するようにしてもよい。例えば、映像/音声データは、Blu−ray Disc、DVDなどの大容量記録媒体より取得し、視聴環境制御データは、コンパクトフラッシュ(登録商標)、SDカード等の小型半導体記録媒体等から取得する場合が挙げられる。
また、視聴環境制御データのみ別の記録媒体から取得するようにしてもよい。例えば、映像/音声データは、Blu−ray Disc、DVDなどの大容量記録媒体より取得し、視聴環境制御データは、コンパクトフラッシュ(登録商標)、SDカード等の小型半導体記録媒体等から取得する場合が挙げられる。
次に、機器制御部708について説明する。図10は、機器制御部708の内部構成を示す機能ブロック図であり、説明の都合上、照明装置709も記載している。
機器制御部708は、解析部(パーサ)801、効果抽出部802、プリファレンス抽出部803、機器能力取得部804、制御値決定部805、及びコマンド発行部806から構成される。
視聴環境制御データ復号部705より出力された照明制御のための視聴環境制御データ(図6)は、解析部801で構文解析され、照明の明るさや色温度などの照明条件を示す情報が効果抽出部802へ、また、プリファレンスを示す情報がプリファレンス抽出部803へ出力される。
機器制御部708は、解析部(パーサ)801、効果抽出部802、プリファレンス抽出部803、機器能力取得部804、制御値決定部805、及びコマンド発行部806から構成される。
視聴環境制御データ復号部705より出力された照明制御のための視聴環境制御データ(図6)は、解析部801で構文解析され、照明の明るさや色温度などの照明条件を示す情報が効果抽出部802へ、また、プリファレンスを示す情報がプリファレンス抽出部803へ出力される。
図11は、機器制御部708の動作を説明するためのフローチャートであり、以下に各ステップの処理内容に基づいて説明する。
まず、解析部801は、視聴環境制御データ復号部705より出力された視聴環境制御データを構文解析し、効果抽出部802が視聴環境制御データのうち、照明条件の指定値(明るさ、色温度等)を取得する(ステップS91)。他方、機器能力取得部804は、照明装置709の機器能力の値(サポート範囲)を取得する(ステップS92)。
次に、制御値決定部805は、照明条件の指定値と照明装置のサポート範囲との比較を行う(ステップS93)。そして、指定値がサポート範囲内にある場合は、ステップS94へ進み、コマンド発行部806は、指定値により指定された明るさおよび色温度で照明をONとするコマンドを照明装置709に発行し、処理を終了する。
まず、解析部801は、視聴環境制御データ復号部705より出力された視聴環境制御データを構文解析し、効果抽出部802が視聴環境制御データのうち、照明条件の指定値(明るさ、色温度等)を取得する(ステップS91)。他方、機器能力取得部804は、照明装置709の機器能力の値(サポート範囲)を取得する(ステップS92)。
次に、制御値決定部805は、照明条件の指定値と照明装置のサポート範囲との比較を行う(ステップS93)。そして、指定値がサポート範囲内にある場合は、ステップS94へ進み、コマンド発行部806は、指定値により指定された明るさおよび色温度で照明をONとするコマンドを照明装置709に発行し、処理を終了する。
ステップS93で指定値がサポート範囲外の場合は、ステップS95へ進み、プリファレンス抽出部803が、解析部801が構文解析した視聴環境制御データのうち、制作者プリファレンス(許容種別および許容範囲)を取得する。次に、ステップS96へ進み、制御値決定部805が、プリファレンスより導かれる照明条件の許容範囲と、ステップS92で取得した照明装置のサポート範囲の比較を行う。そして、許容範囲内でサポート可能な場合は、ステップS98へ進み、制御値決定部805は、照明装置のサポート範囲内で最も指定値に近い近似値を決定し、コマンド発行部806へ近似値を伝える。コマンド発行部806は、近似値での照明をONとするコマンドを照明装置709に発行する(ステップS99)。
また、ステップS96では、プリファレンスで導かれた許容範囲内でもサポートが不可能な場合は、ステップS97へ進み、コマンド発行部806は、照明のためのコマンドを照明装置に対して発行せずに(ステップS97)、照明OFFのまま処理を終了する。
また、ステップS96では、プリファレンスで導かれた許容範囲内でもサポートが不可能な場合は、ステップS97へ進み、コマンド発行部806は、照明のためのコマンドを照明装置に対して発行せずに(ステップS97)、照明OFFのまま処理を終了する。
ここで、仕様の異なる3種類の照明装置A、B、Cを各ユーザが有している場合における制作者プリファレンスの適用例について、図12を用いて説明する。
コンテンツ制作者の照明条件指定値は、明るさ300(lx)であり、プリファレンスは“Under”10%、すなわち、許容範囲は270〜300(lx)とする。
照明装置Aは、明るさのサポート範囲が290〜340(lx)なので、指定値300(lx)での照明ONが可能である。
また、照明装置Bは、明るさのサポート範囲が230〜280(lx)であり、指定値300(lx)のサポートはしていないが、プリファレンスより導かれる許容範囲内(270〜300(lx))の一部(270〜280(lx))はサポートしているので、例えば、指定値に最も近い280(lx)で照明をONにすることができる。
次に、照明装置Cは、サポート範囲が360〜410(lx)であり、指定値300(lx)のサポートはしていない。さらに、プリファレンスより導かれる許容範囲内もサポートしていないので、照明をOFFにする。
コンテンツ制作者の照明条件指定値は、明るさ300(lx)であり、プリファレンスは“Under”10%、すなわち、許容範囲は270〜300(lx)とする。
照明装置Aは、明るさのサポート範囲が290〜340(lx)なので、指定値300(lx)での照明ONが可能である。
また、照明装置Bは、明るさのサポート範囲が230〜280(lx)であり、指定値300(lx)のサポートはしていないが、プリファレンスより導かれる許容範囲内(270〜300(lx))の一部(270〜280(lx))はサポートしているので、例えば、指定値に最も近い280(lx)で照明をONにすることができる。
次に、照明装置Cは、サポート範囲が360〜410(lx)であり、指定値300(lx)のサポートはしていない。さらに、プリファレンスより導かれる許容範囲内もサポートしていないので、照明をOFFにする。
データ受信装置に接続された照明装置709としては、所定の色相をもった例えばRGBの三原色の光を発光するLEDにより構成することができる。ただし、照明装置709は、映像表示装置の周囲環境の照明色及び明るさを制御できるような構成であればよく、上記のような所定色を発光するLEDの組合せに限ることなく、白色LEDと色フィルタとによって構成してもよく、あるいは白色電球や蛍光管とカラーフィルタとの組合せやカラーランプ等を適用することもできる。また、照明装置709は1個以上設置されていればよい。
また、コマンド発行部806は、制御値決定部805からの照明条件の指定値(明るさ、色温度等)に応じたRGBデータを生成して、照明装置709に出力できるものであればよい。
また、コマンド発行部806は、制御値決定部805からの照明条件の指定値(明るさ、色温度等)に応じたRGBデータを生成して、照明装置709に出力できるものであればよい。
このように、照明装置が、指定された照明条件を満たさない場合に、プリファレンスに応じて、近似値での照明ON/OFFを制御することにより、制作者の意図にあった照明制御を適切に行うことができる。
(実施態様2)
(データ送信装置)
本実施態様におけるデータ送信装置の概略構成は、実施態様1における図1、図2、及び図3と同様である。本実施態様では、視聴環境制御データ入力部104の動作が実施態様1と異なっている。
図13(A)は、制作者プリファレンスを含む照明効果用の視聴環境制御データをXMLで記述した場合の例であり、図13(B)は、図13(A)のXML記述を模式的にツリー構造で示した図である。
図13では、実施態様1と異なり、制御データ(ControlData)だけでなく、コンテンツ全体の機器制御データ(DeviceControlDescription)や照明制御データ(DeviceControlData:light1、light2)など、複数の階層に亘ってプリファレンスの記述が可能な構成となっている。また、プリファレンスの記述は必須ではなく、仮に記述されていない場合には、上位階層(親要素)のプリファレンスが参照される。また、最上位階層まで遡って参照しても記述がない場合には、あらかじめデフォルトとして定められたプリファレンス(例えば、許容種別“Both”、許容範囲10%など)が用いられる。
(データ送信装置)
本実施態様におけるデータ送信装置の概略構成は、実施態様1における図1、図2、及び図3と同様である。本実施態様では、視聴環境制御データ入力部104の動作が実施態様1と異なっている。
図13(A)は、制作者プリファレンスを含む照明効果用の視聴環境制御データをXMLで記述した場合の例であり、図13(B)は、図13(A)のXML記述を模式的にツリー構造で示した図である。
図13では、実施態様1と異なり、制御データ(ControlData)だけでなく、コンテンツ全体の機器制御データ(DeviceControlDescription)や照明制御データ(DeviceControlData:light1、light2)など、複数の階層に亘ってプリファレンスの記述が可能な構成となっている。また、プリファレンスの記述は必須ではなく、仮に記述されていない場合には、上位階層(親要素)のプリファレンスが参照される。また、最上位階層まで遡って参照しても記述がない場合には、あらかじめデフォルトとして定められたプリファレンス(例えば、許容種別“Both”、許容範囲10%など)が用いられる。
図14は、図13で示したXML記述に対応するXMLスキーマを示した図である。ここで、プリファレンス(ProviderPreference)は、DeviceControlDescription要素、DeviceControlData要素、及びControlData要素の属性として定義されるが、必ずしもこれに限定される必要はなく、例えば、各要素に対する子要素として定義してもよい。
このように、照明、風、温度など、コンテンツに付加する効果と、その効果に対するコンテンツ制作者またはコンテンツ提供者のプリファレンスとを視聴環境制御データに付加することにより、視聴環境における周辺機器の仕様(照明機器の場合、明るさや色温度のサポート範囲)が指定条件と合わない場合でも、制作者の意図にあった制御を行うことができ、臨場感のあるコンテンツ視聴を提供することができる。さらに、制作者プリファレンスを、上位要素にまとめて付加したり、必要な要素にのみ付加することにより、不必要にデータ量が増大するといった問題や、制作者プリファレンスを付加する側の負担が増大するといった問題を回避することができる。
(データ受信装置)
本実施態様2におけるデータ受信装置の概略構成は、図8、図9、及び図10と同様である。機器制御部708の動作が実施態様1と異なる。
本実施態様では、図11に示したフローチャートにおける、プリファレンス取得のためのステップS95の動作が実施態様1と異なり、その動作は、図15に示す通りである。
本実施態様2におけるデータ受信装置の概略構成は、図8、図9、及び図10と同様である。機器制御部708の動作が実施態様1と異なる。
本実施態様では、図11に示したフローチャートにおける、プリファレンス取得のためのステップS95の動作が実施態様1と異なり、その動作は、図15に示す通りである。
図11のステップS93で指定値がサポート範囲外の場合は、図15のステップS131へ移り、解析部801、およびプリファレンス抽出部803で、当該要素にプリファレンスが記述されているか否かを判定する。そして、プリファレンスが記述されている場合は、図11のステップS96へ進み、以降の処理を行う。
また、ステップS131で、当該要素にプリファレンスが記述されていない場合は、解析部801で、当該要素に対する上位(親)要素があるか否かを判定し(ステップS132)、ある場合は、上位(親)要素に移動し(ステップS134)、さらにステップS131へ進む。
また、ステップS132で上位要素がない場合は、ステップS133へ進み、制御値決定部805では、あらかじめ定められたプリファレンスを用いることで、図11のステップS96へ進み、以降の処理を行う。
また、ステップS131で、当該要素にプリファレンスが記述されていない場合は、解析部801で、当該要素に対する上位(親)要素があるか否かを判定し(ステップS132)、ある場合は、上位(親)要素に移動し(ステップS134)、さらにステップS131へ進む。
また、ステップS132で上位要素がない場合は、ステップS133へ進み、制御値決定部805では、あらかじめ定められたプリファレンスを用いることで、図11のステップS96へ進み、以降の処理を行う。
図13に示した例では、light1のControlData(1)は、プリファレンスとして+5%の許容範囲を有しているため、このプリファレンスが用いられるが、light1のControlData(2)はプリファレンスを有していないため、その上位階層のDeviceControlData(light1)のプリファレンスである、指定値のみの再現を許可する“Strict”が適用される。また、light2のControlData(2)はプリファレンスを有しておらず、その上位階層のDeviceControlData(light2)もプリファレンスを有していないため、さらに上位層のDeviceControlDescriptionのプリファレンス(許容種別“Both”、許容範囲10%)が適用される。
このように、照明装置が、指定された照明条件を満たさない場合に、プリファレンスに応じて、近似値での照明ON/OFFを制御することにより、制作者の意図にあった照明制御を適切に行うことができる。
(実施態様3)
実施態様1及び2では、照明制御単位に作用するプリファレンスの例を示したが、さらに視聴環境制御データ全体に作用する第2のプリファレンスを記述してもよい。すなわち、ある照明の制御条件が満たされなかったときに、そのコンテンツにおける該照明の制御すべてを不許可(条件の満たされた該照明の制御も不許可)にするか、条件の満たされなかった該照明の制御のみ不許可(条件の満たされた該照明の制御は許可)にするかを選択する不許可種別フラグを記述するようにしてもよい。
なお、上記不許可種別フラグは、コンテンツにおける各制御データとまとめて一括で送受信してもよいし、実際の制御データに先立って送受信するようにしてもよい。
実施態様1及び2では、照明制御単位に作用するプリファレンスの例を示したが、さらに視聴環境制御データ全体に作用する第2のプリファレンスを記述してもよい。すなわち、ある照明の制御条件が満たされなかったときに、そのコンテンツにおける該照明の制御すべてを不許可(条件の満たされた該照明の制御も不許可)にするか、条件の満たされなかった該照明の制御のみ不許可(条件の満たされた該照明の制御は許可)にするかを選択する不許可種別フラグを記述するようにしてもよい。
なお、上記不許可種別フラグは、コンテンツにおける各制御データとまとめて一括で送受信してもよいし、実際の制御データに先立って送受信するようにしてもよい。
図16(A)は、上記不許可種別フラグ(PermissionFlag)を含む照明効果用の視聴環境制御データをXMLで記述した場合の例である。図16(B)は、図16(A)のXML記述を模式的にツリー構造で示した図である。PermissionFlag=“1”は、前者(ある照明の制御条件が満たされなかったときに、そのコンテンツにおける該照明の制御すべてを不許可にすること)を意味する。すなわち、light1に関する照明制御データのうち1つでも条件を満たさない制御データがあれば、light1のすべての制御を不許可にする。一方、PermissionFlag=“0”は、後者(条件の満たされなかった該照明の制御のみ不許可にすること)を意味する。すなわち、light2に関する照明制御データのうち条件を満たさない制御データがあったとしても、light2のすべての制御を不許可にするのではなく、条件を満たさなかったlight2の制御のみを不許可にする。PermissionFlag=“0”の場合は、同時に、制作者のプリファレンスとして、PermissionType(実施例1または実施例2におけるPermission属性と同等)、PermissionRange(実施例1または実施例2におけるRange属性と同等)を記述するようにしてもよい。
図17は、図16で示したXML記述に対するXMLスキーマを示した図である。ここで、PermissionFlag,PermissionType,PermissionRangeは、Condition要素の子要素として定義されるが、必ずしもこれに限定される必要はなく、例えば、Condition要素の属性として定義してもよい。
あるいは、メタデータのルート要素(EffectDescription、DeviceControlDescription等)の属性あるいは子要素として記述してもよい。
あるいは、メタデータのルート要素(EffectDescription、DeviceControlDescription等)の属性あるいは子要素として記述してもよい。
このように、照明装置が、指定された照明条件を満たさない場合に、制作者の意図(第2のプリファレンス)に応じて、コンテンツ全体の照明制御をOFFにすることもできるので、あるシーンでは照明がONされ、あるシーンでは照明がOFFされるなどコンテンツ全体を通して照明がちぐはぐになり、制作者の意図に反して、かえって臨場感を損なうといった問題を回避することができる。
(実施態様4)
実施態様1から3において、明るさ(lx)、色温度(K)、風速(m/s)、温度(℃)などの制御指定値に対する制作者プリファレンスの適用例を示したが、制御指定値が所定の方法に従って量子化されている場合の適用例を説明する。
量子化された色温度値(色温度の量子化インデックス)に対する制作者プリファレンスの適用方法について図面を参照しながら説明する。
図18は、色温度値の量子化の一例を示した図である。色温度範囲1667(K)〜25000(K)を4つのカテゴリ(Hot,Warm,Moderate,Cool)に分類し(2ビット)、それぞれのカテゴリにおける色温度値が6ビットで量子化されている。
実施態様1から3において、明るさ(lx)、色温度(K)、風速(m/s)、温度(℃)などの制御指定値に対する制作者プリファレンスの適用例を示したが、制御指定値が所定の方法に従って量子化されている場合の適用例を説明する。
量子化された色温度値(色温度の量子化インデックス)に対する制作者プリファレンスの適用方法について図面を参照しながら説明する。
図18は、色温度値の量子化の一例を示した図である。色温度範囲1667(K)〜25000(K)を4つのカテゴリ(Hot,Warm,Moderate,Cool)に分類し(2ビット)、それぞれのカテゴリにおける色温度値が6ビットで量子化されている。
量子化された色温度値(色温度の量子化インデックス)に対しては、以下の数式に従って、制作者プリファレンス(許容種別および許容範囲)を適用することができる。
Strict :Min(g(i))〜Max(g(i))
Under :Min(g(i))×(1−Range)〜Max(g(i))
Over :Min(g(i))〜Max(g(i))×(1+Range)
Both :Min(g(i))×(1−Range)
〜Max(g(i))×(1+Range)
ここで、
g( ):逆量子化関数
i:量子化インデックス
Range:制作者プリファレンスにおける許容範囲(%)
Min( ):最小値
Max( ):最大値
である。
Strict :Min(g(i))〜Max(g(i))
Under :Min(g(i))×(1−Range)〜Max(g(i))
Over :Min(g(i))〜Max(g(i))×(1+Range)
Both :Min(g(i))×(1−Range)
〜Max(g(i))×(1+Range)
ここで、
g( ):逆量子化関数
i:量子化インデックス
Range:制作者プリファレンスにおける許容範囲(%)
Min( ):最小値
Max( ):最大値
である。
制御指定値として、量子化インデックス値=“01000000(2進数)”、すなわち、2251(K)以上2267(K)未満が指定されている場合を例に、制作者プリファレンスの適用を説明する。
制作者プリファレンスの許容種別が“Strict”の場合、量子化インデックスの示す色温度値、すなわち2251(K)以上2267(K)未満での制御を許容する。
制作者プリファレンスの許容種別が“Under”で、許容範囲が“10%”の場合、量子化インデックスの示す色温度値から−10%〜±0%、すなわち、2026(K)以上2267(K)未満での制御を許容する。
制作者プリファレンスの許容種別が“Over”で、許容範囲が“10%”の場合、量子化インデックスの示す色温度値から±0%〜+10%、すなわち、2251(K)以上2494(K)未満での制御を許容する。
制作者プリファレンスの許容種別が“Both”で、許容範囲が“10%”の場合、量子化インデックスの示す色温度値から−10%〜+10%、すなわち、2026(K)以上2494(K)未満での制御を許容する。
制作者プリファレンスの許容種別が“Strict”の場合、量子化インデックスの示す色温度値、すなわち2251(K)以上2267(K)未満での制御を許容する。
制作者プリファレンスの許容種別が“Under”で、許容範囲が“10%”の場合、量子化インデックスの示す色温度値から−10%〜±0%、すなわち、2026(K)以上2267(K)未満での制御を許容する。
制作者プリファレンスの許容種別が“Over”で、許容範囲が“10%”の場合、量子化インデックスの示す色温度値から±0%〜+10%、すなわち、2251(K)以上2494(K)未満での制御を許容する。
制作者プリファレンスの許容種別が“Both”で、許容範囲が“10%”の場合、量子化インデックスの示す色温度値から−10%〜+10%、すなわち、2026(K)以上2494(K)未満での制御を許容する。
あるいは、制作者プリファレンスの許容範囲を、最大量子化インデックス値を100%としたときの割合としてもよい。例えば、nビットで量子化されている場合の量子化インデックス値の許容範囲はそれぞれ、
Strict :±0
Under :−Range×2n〜±0
Over :±0〜+Range×2n
Both :−Range×2n〜+Range×2n
である。
Strict :±0
Under :−Range×2n〜±0
Over :±0〜+Range×2n
Both :−Range×2n〜+Range×2n
である。
あるいは、許容範囲を割合ではなく、量子化インデックス値の最大差分値で記述してもよい。
Strict :±0
Under :−Range〜±0
Over :±0〜+Range
Both :−Range〜+Range
Strict :±0
Under :−Range〜±0
Over :±0〜+Range
Both :−Range〜+Range
なお、上記では、照明の色温度値に対して制作者プリファレンスを適用する構成としたが、照明の条件がRGB値等で指定されている場合、所定の変換式にしたがって求めた相関色温値に対して適用したり、輝度であれば、指定されたRGB値から求めた近似値に対して適用してもよい。
例えば、以下のように、RGB表色系からXYZ表色系に変換し、色度座標(x,y)を求め、所定の関数fで近似することにより相関色温度Tを求めることができる。
例えば、以下のように、RGB表色系からXYZ表色系に変換し、色度座標(x,y)を求め、所定の関数fで近似することにより相関色温度Tを求めることができる。
また、本発明は、照明装置への適用に限定するものではなく、扇風機、エアコンなど、種々の周辺機器に適用可能である。
図19は、風速値の量子化の一例を示した図である。風速を13カテゴリに分類し、4ビットで量子化されている。この場合も、色温度の場合と同様に制作者プリファレンスを適用できる。なお、制御指定値としては、風速(m/s)に限らず、扇風機の回転数(rpm)等であってもよい。また、量子化ビット数も上記に限定されるものではない。
図19は、風速値の量子化の一例を示した図である。風速を13カテゴリに分類し、4ビットで量子化されている。この場合も、色温度の場合と同様に制作者プリファレンスを適用できる。なお、制御指定値としては、風速(m/s)に限らず、扇風機の回転数(rpm)等であってもよい。また、量子化ビット数も上記に限定されるものではない。
(実施態様5)
実施態様1から4では、コンテンツ制作者あるいはコンテンツ提供者のコンテンツの付加効果に対する制作者プリファレンス(効果再生に関する許容値など)と、その利用方法について述べた。本実施の形態では、コンテンツ付加効果を享受するユーザのプリファレンスと、制作者プリファレンスを有するコンテンツでのユーザプリファレンスの利用について示す。
実施態様1から4では、コンテンツ制作者あるいはコンテンツ提供者のコンテンツの付加効果に対する制作者プリファレンス(効果再生に関する許容値など)と、その利用方法について述べた。本実施の形態では、コンテンツ付加効果を享受するユーザのプリファレンスと、制作者プリファレンスを有するコンテンツでのユーザプリファレンスの利用について示す。
ここで、ユーザプリファレンスとは、ユーザの嗜好を記述したもので、通常、ユーザの属性情報や、好みのコンテンツのジャンルやキーワード、あるいは機器の操作方法などを記述する。ユーザプリファレンスの利用により、蓄積されたコンテンツの中から好みのジャンルのみを抽出したり、よく行う一連の機器操作をワンボタンで実行可能とするなど、AV機器のパーソナライズに利用できる。本実施態様において、ユーザプリファレンスには、前記のような嗜好情報に加えて、コンテンツの付加効果の動作についての好みを記述する。
コンテンツの付加効果とは、既に述べたように、コンテンツ視聴時の臨場感を高めるための効果のことで、照明制御や香り効果や振動効果の制御などである。これらの付加効果は高臨場感の演出には効果がある。しかしながら、ユーザの視聴環境条件、例えば、深夜の視聴において、振動効果は他人の迷惑になるなどの理由により、ユーザがその効果の実行を望まない場合、コンテンツ再生の度に、各効果の実行をオフに設定するか、あるいは、再生機器と付加効果を演出する制御対象機器(例えば照明装置や振動装置など)とを接続しないなどの手段を講じる必要がある。このため、ユーザプリファレンスとしてユーザプリファレンスデータに各効果の実行条件を記述しておき、機器が解釈することで、ユーザの手間を軽減させることができ、視聴環境や好みに応じた臨場感を享受することができる。
コンテンツの付加効果に対するユーザプリファレンスには、対象の付加効果に対する実行条件を記述する。図20は各付加効果に対する実行条件を記述したユーザプリファレンスのデータ例である。
図20に示すように、付加効果の再生に関するユーザプリファレンスは、対象効果、動作可否、制限タイプ、制限値のフィールドで構成される。対象効果フィールドには、照明など再生を制御することを望む付加効果が記述される。動作可否フィールドには、対象効果フィールドで記述された付加効果の再生可否が、TRUEあるいはFALSEで記述される。
図20に示すように、付加効果の再生に関するユーザプリファレンスは、対象効果、動作可否、制限タイプ、制限値のフィールドで構成される。対象効果フィールドには、照明など再生を制御することを望む付加効果が記述される。動作可否フィールドには、対象効果フィールドで記述された付加効果の再生可否が、TRUEあるいはFALSEで記述される。
該フィールドの値がFALSEであれば、付加効果をオフにする。TRUEであれば、実行に制限があることを示す。この制限は、制限タイプフィールドと制限値フィールドとに記述される。制限タイプフィールドは、制限値フィールドの記述方法を識別子で指定する。この識別子は、制限値フィールドの記述方法が識別できればよく、本実施態様においては、制御指定値に対するパーセンテージでの表記を示すRangeOfRenderingと、制御指定値に対する差分値での表記を示すDifferenceValueを用いる。
制限タイプフィールドが、RangeOfRenderingである場合、制限値フィールドは、制御指定値に対するパーセンテージ表記であることを意味し、DifferenceValueである場合には、制限値フィールドは、制御指定値に対する差分の値であることを意味する。
動作可否フィールドは、付加効果の再生がオフなのかあるいは制限つきなのであるか判別ができれば、TRUE及びFALSEである必要はなく、1と0の組合せなどでもよい。
動作可否フィールドは、付加効果の再生がオフなのかあるいは制限つきなのであるか判別ができれば、TRUE及びFALSEである必要はなく、1と0の組合せなどでもよい。
図20においては、1601は、効果対象フィールドが香り効果を示し、動作可否フィールドがFALSEであるため、再生コンテンツの付加効果に香り効果が含まれていた場合は、この香り効果は実行されない。1602は、効果対象フィールドが振動である制御であり、動作可否フィールドがTRUEであり、制限タイプフィールドがRangeOfRenderingであるため、制限値フィールドはパーセンテージの表示であることを示している。すなわち、制御指定値での10%で再生することを示す。なお、制御指定値を超えた値で再生する場合、100%以上の値を設定することにより再生が可能である。
1603は、効果対象フィールドが照明である制御であり、動作可否フィールドがTRUEであるため、再生に制限が生じる。制限タイプフィールドがDiffernceValueであるため、制限値フィールドは制御指定値の差分表記である。制限値フィールドの値は−50であるから、照明はコンテンツで指定されている制御指定値よりも50[lx]小さい値で再生される。このとき、制限値フィールドの単位は、付加効果ごとによって決定される。例えば、照明の場合はルクス(lx)、オーディオの場合はデシベル(db)などである。
このように、本発明における付加効果に対するユーザプリファレンスでは、対象となる効果とその動作を記述する。なお、ユーザプリファレンスに記述されていない(制限されていない)付加効果は、制御指定値のまま実行される。
以下に、ユーザプリファレンスを利用した受信装置に関して説明する。図21は、図8に示したデータ受信装置が、ユーザのプリファレンスを利用して動作するために、ユーザプリファレンス管理部1701と、ユーザプリファレンスを加味して動作可能となるように、機能を拡張した機器制御部1702を有するデータ受信装置である。また、制御対象機器として、振動装置1703を追加している。なお、図21において、図8で示したデータ受信装置と同様の機能を有するものには共通の符号を付している。
本実施の形態において、ユーザプリファレンス管理部1701には、あらかじめ、ユーザが設定した付加効果に対する制御記述を含むユーザプリファレンスが蓄積されているものとする。ユーザプリファレンス管理部1701の例として、データ受信装置に付属しているハードディスクやBlu−Ray Discに代表される大容量記録媒体や、SDカードやスマートカードなどの小型半導体記録媒体などが利用できる。
図8で示したデータ受信装置と同様に、図21で示すデータ受信装置においては、受信部701で受信した映像、音声、視聴環境制御データを含む多重化データは、データ分離部702で映像符号化データ、音声符号化データ、視聴環境制御データの各データに分離され、それぞれ映像復号部703、音声復号部704、視聴環境制御データ復号部705に出力される。映像符号化データは、映像復号部703で復号され、映像再生部706で再生される。音声符号化データは、音声復号部704で復号され、音声再生部707で再生される。また、視聴環境制御データは、視聴環境制御データ復号部705で復号され、機器制御部1702に出力される。ここで、機器制御部1702は、入力された視聴環境制御データ記述内容を解析するとともに、ユーザプリファレンス管理部1701より、ユーザプリファレンスを取得する。
機器制御部1702は、取得したユーザプリファレンスと解析された視聴環境制御データ記述内容を比較し、制御対象機器の制御可否および制御値を決定する。制御可と決定された場合、決定された制御値を、対象の付加効果が照明であれば照明装置709へ、振動効果であれば振動装置1703へ、出力し制御する。
本実施態様において、図21で示すデータ受信装置は、機器制御部1702の制御対象機器として、照明装置709と振動装置1703を記載しているが、扇風機、エアコン、香り発生装置なども制御対象となりうる。また、図21で示すデータ受信装置では、映像、音声、視聴環境制御データが多重化されたデータを入力する構成としたが、映像/音声多重化データと視聴環境制御データとを別々の経路より入力する構成としてもよい。
ここで、機器制御部1702について説明する。図22は、機器制御部1702の内部構成を示す機能ブロック図であり、説明の都合上、照明装置709、振動装置1703も記載している。
機器制御部1702は、解析部(パーサ)801、効果抽出部802、制御値決定部1802、コマンド発行部806、及びユーザプリファレンス取得部1801から構成される。なお、図8で示す機器制御部708と同様の機能を有するものには、共通の符号を付している。
機器制御部1702は、解析部(パーサ)801、効果抽出部802、制御値決定部1802、コマンド発行部806、及びユーザプリファレンス取得部1801から構成される。なお、図8で示す機器制御部708と同様の機能を有するものには、共通の符号を付している。
図23は、機器制御部1702の動作を説明するためのフローチャートであり、以下に各ステップの処理内容に基づいて説明する。
まず、解析部801は、視聴環境制御データ復号部705より出力された視聴環境制御データを構文解析し、効果抽出部802が視聴環境制御データのうち、コンテンツに付属の付加効果とその制御指定値(明るさや色温度、振動の強さ)を取得する(ステップS1901)。
次に、ステップS1902へ進み、ユーザプリファレンス取得部1801が、ユーザプリファレンス管理部1701からユーザプリファレンスを取得する。
まず、解析部801は、視聴環境制御データ復号部705より出力された視聴環境制御データを構文解析し、効果抽出部802が視聴環境制御データのうち、コンテンツに付属の付加効果とその制御指定値(明るさや色温度、振動の強さ)を取得する(ステップS1901)。
次に、ステップS1902へ進み、ユーザプリファレンス取得部1801が、ユーザプリファレンス管理部1701からユーザプリファレンスを取得する。
制御値決定部1802は、取得された付加効果がユーザプリファレンス記述の付加効果のエントリに含まれているかどうか、つまり付加効果への制限が存在しているかどうかの判断を行う(ステップS1903)。
そして、ユーザプリファレンスに対象の付加効果のエントリが存在しない場合は、ステップS1907へ進み、ユーザプリファレンスに記述がないため、コマンド発行部806は、付加効果の制御指定値で、制御対象機器をONとするコマンドを発行する。
ステップS1903でユーザプリファレンスに対象の付加効果のエントリが存在する場合は、ステップS1904へ進み、再生対象の付加効果のユーザプリファレンスでの動作可否フィールドをチェックする。ここで、動作可否フィールドがFALSE(付加効果の再生を行わない)であれば、ステップS1908へ進み、コマンド発行部806は、付加効果制御を行わないため、コマンドを発行しない。
そして、ユーザプリファレンスに対象の付加効果のエントリが存在しない場合は、ステップS1907へ進み、ユーザプリファレンスに記述がないため、コマンド発行部806は、付加効果の制御指定値で、制御対象機器をONとするコマンドを発行する。
ステップS1903でユーザプリファレンスに対象の付加効果のエントリが存在する場合は、ステップS1904へ進み、再生対象の付加効果のユーザプリファレンスでの動作可否フィールドをチェックする。ここで、動作可否フィールドがFALSE(付加効果の再生を行わない)であれば、ステップS1908へ進み、コマンド発行部806は、付加効果制御を行わないため、コマンドを発行しない。
ステップS1904で動作可否フィールドがTRUEであれば、ステップS1905へ進み、制御値決定部1802は、付加効果制御のための制御値を算出する。ここで、制御値決定部1802は、ユーザプリファレンスに付加効果の制御値が記述されている場合、ステップS1901で抽出された制御指定値に対して、ユーザプリファレンスに含まれる制御値フィールドに基づいて、制御値を算出する。また、ユーザプリファレンスに付加効果への制御値が記述されていない場合には、ステップS1901で抽出された制御指定値を用いる。
ステップS1906では、コマンド発行部806は、制御値決定部1802が算出した制御値(明るさおよび色温度、あるいは振動の強さ)で制御対象機器をONとするコマンドを、制御対象機器(照明装置709あるいは振動装置1703)に発行する。
機器制御部1702は、上記処理を、コンテンツに含まれている全ての付加効果について行う。
ステップS1906では、コマンド発行部806は、制御値決定部1802が算出した制御値(明るさおよび色温度、あるいは振動の強さ)で制御対象機器をONとするコマンドを、制御対象機器(照明装置709あるいは振動装置1703)に発行する。
機器制御部1702は、上記処理を、コンテンツに含まれている全ての付加効果について行う。
図24は、ユーザプリファレンスの適用例を説明するための図である。
図24(A)では、コンテンツに振動と照明の付加効果に関する制御指定値2001が付加されている。これはコンテンツの再生に合わせて、振動と照明の付加効果(場面に合わせて振動したり、映像効果に合わせて照明が点灯したり)が実行されることを示している。一方、再生するユーザにおいては、コンテンツの付加効果の実行を制御するユーザプリファレンス2002を有している。ユーザプリファレンス2002では、振動の付加効果は実行しないことを記述している。この場合、コンテンツの付加効果に含まれる振動効果に対する制限のため、再生機器は照明効果のみを実行する。
図24(A)では、コンテンツに振動と照明の付加効果に関する制御指定値2001が付加されている。これはコンテンツの再生に合わせて、振動と照明の付加効果(場面に合わせて振動したり、映像効果に合わせて照明が点灯したり)が実行されることを示している。一方、再生するユーザにおいては、コンテンツの付加効果の実行を制御するユーザプリファレンス2002を有している。ユーザプリファレンス2002では、振動の付加効果は実行しないことを記述している。この場合、コンテンツの付加効果に含まれる振動効果に対する制限のため、再生機器は照明効果のみを実行する。
一方、図24(B)では、ユーザプリファレンス2003として、振動効果を50%に軽減して再生することを記述している。この場合、コンテンツの付加効果に含まれる振動効果は、制御指定値の50%である38dbで、照明効果は制御指定値2001の300lxで実行される。
これまで述べてきたユーザプリファレンスは、前記ユーザプリファレンスデータが存在する際には、常に適用される。しかしながら、付加効果の再生の好みは、視聴状況に応じて変わることもある。例えば、家族がいるユーザが、付加効果が含まれるコンテンツを、深夜に視聴する際は、周りに迷惑にならないように振動効果をオフすることを望んだり、オフィスや電車など公共の場所でモバイル機器を利用してコンテンツを視聴する際には、照明効果をオフすることを望むことが考えられる。これらを実現するために、付加効果を制限するユーザプリファレンスに、視聴環境情報を導入することができる。
図25は、ユーザプリファレンスにおける視聴環境の情報を記述するデータ例を示す図である。視聴環境情報の記述には、場所と時間を記述する。場所情報フィールドには、オフィスや電車や居間、自室などを、ユーザの環境に合わせて記述する。記述される値については、データ受信装置が、ユーザの入力や機器の設置位置などから判別できればよく、特に限定はされない。時間情報フィールドは、記述形式が複数用意されており、それぞれを識別するタグが用意されており、具体的には、図25で示す形式のものがある。
図25において、タグ2101は、基準時間と継続期間で表記するためのTIMEPOINTタグである。また、タグ2102は、開始時間と終了時間で表記するためのSTART_END_TIMEタグである。タグ2103は、場所を示すPLACEタグである。記述方式はこれらに限定するものではなく、記述方式の判別ができれば、ISO/IEC 15938−5,MPEG−7 Part5:MDSで規定されているMediaTime datatypeなどの記述方法を利用してもよい。
視聴環境情報には、場所情報と時間情報は、少なくともどちらか一方が存在すればよい。例えば、場所情報が存在しなければ、どの場所においても時間情報に従って付加効果の再生制御が行われ、両者が存在すれば、指定場所での指定時間に付加効果の再生制御が行われる。
図26は、視聴環境情報と付加効果の制御情報を利用したユーザプリファレンスの記述例を示す図である。
図26では、視聴環境情報の時間情報として10:00PMから8時間の間(すなわち、06:00AMまで)が指定され、付加効果として、振動効果を50%とすることが記述されている。このユーザプリファレンスを機器制御部1702が取得し適用すると、ユーザが振動効果と照明効果を有するコンテンツを11:00PMに視聴する際には、振動効果は制御指定値の50%(38db)で実行される(図26(A))。それに対して、9:00AMに視聴した際には、時間情報の範囲外であるため、ユーザプリファレンスによる制御は行われず、振動効果は制御指定値のまま(76db)で再生される(図26(B))。
図26では、視聴環境情報の時間情報として10:00PMから8時間の間(すなわち、06:00AMまで)が指定され、付加効果として、振動効果を50%とすることが記述されている。このユーザプリファレンスを機器制御部1702が取得し適用すると、ユーザが振動効果と照明効果を有するコンテンツを11:00PMに視聴する際には、振動効果は制御指定値の50%(38db)で実行される(図26(A))。それに対して、9:00AMに視聴した際には、時間情報の範囲外であるため、ユーザプリファレンスによる制御は行われず、振動効果は制御指定値のまま(76db)で再生される(図26(B))。
図26では、視聴環境情報として、時間情報が存在する場合の例を示したが、視聴環境情報に場所情報が含まれる場合も同様である。この場合も、機器制御部1702は、図示しない位置取得情報部から、ユーザの視聴する場所の情報を取得する。
例えば、受信装置にGPS(Grobal Positioning System)受信の機能があれば、GPSから受信した位置情報と地図情報から場所を特定してもよいし、RFIDを利用して、受信装置と視聴場所(例えば、家の各部屋の入り口や電車の車両内部)に、RFIDを設置し、受信装置と視聴場所のRFIDが通信することにより、受信装置の位置を特定してもよい。
例えば、受信装置にGPS(Grobal Positioning System)受信の機能があれば、GPSから受信した位置情報と地図情報から場所を特定してもよいし、RFIDを利用して、受信装置と視聴場所(例えば、家の各部屋の入り口や電車の車両内部)に、RFIDを設置し、受信装置と視聴場所のRFIDが通信することにより、受信装置の位置を特定してもよい。
あるいは、受信装置は、ユーザの持つ携帯電話や、あるいはLAN(Local Area Network)などの通信網のアクセスポイントなどから位置情報を取得してもよく、機器制御部1702が受信装置の場所情報を特定可能であれば、その取得手段は問わない。また、受信装置に位置情報取得部が存在しない場合、機器制御部1702は、ユーザに対して、付加効果を含むコンテンツの視聴時に視聴場所を問い合わせてもよい。以上のようにして、機器制御部1702は場所情報を取得することにより、時間情報と同様に、図25で示すユーザプリファレンスの適用が可能となる。
図27は、ユーザプリファレンスをXMLで記述した例である。図27において、ユーザ情報や時間情報、場所情報の記述には、ISO/IEC 15938−5,MPEG−7 Part5:MDSで規定されている形式を利用している。図27では、ユーザとしてJohnとMaryのプリファレンスが記述されている。Johnのプリファレンスは、living roomで午後10時から午前6時までに視聴する際は、振動効果は、制御指定値の50%で実行することを示している。一方、Maryのプリファレンスでは、オフィスで視聴する際は、常に、照明効果は実行しないことを示している。図28は、図27のXML記述に対するXMLスキーマでの表現の一例である。
加えて、付加効果を有するコンテンツを、プリファレンスを有する2人以上で視聴する場合は、各ユーザに共通する付加効果にだけ着目してもよいし、それぞれのプリファレンスを全て満たす付加効果の制御を行っても良い。
例えば、JohnとMaryが一緒にコンテンツを視聴する際に、Johnのプリファレンスには、照明効果オフと振動効果50%のプリファレンスが記述され、Maryのプリファレンスには、照明効果70%と香り効果オフのプリファレンスが記述されているとすると、共通する付加効果だけを制限する場合は、照明効果だけが制限され、振動効果や香り効果は制限されない。
一方、プリファレンスを全て満たすように実行する場合は、照明効果、振動効果、及び香り効果の実行が制限される。
例えば、JohnとMaryが一緒にコンテンツを視聴する際に、Johnのプリファレンスには、照明効果オフと振動効果50%のプリファレンスが記述され、Maryのプリファレンスには、照明効果70%と香り効果オフのプリファレンスが記述されているとすると、共通する付加効果だけを制限する場合は、照明効果だけが制限され、振動効果や香り効果は制限されない。
一方、プリファレンスを全て満たすように実行する場合は、照明効果、振動効果、及び香り効果の実行が制限される。
なお、各効果の制限方法については特に限定するものではないが、例えば、照明効果の場合、より多くの付加効果を実行するような制限値(Maryの70%)を選択してもよいし、より制限のかかった値(Johnのオフ)を選択してもよい。
また、ユーザ情報は、図27に示したように個人で設定してもよいし、家族などのグループに対して設定してもよい。
また、ユーザ情報は、図27に示したように個人で設定してもよいし、家族などのグループに対して設定してもよい。
さらに、これまで述べてきたユーザプリファレンスでは、ユーザが望む付加効果に対する制御を全て記述しなければならない。すなわち、コンテンツに数種類含まれる付加効果(照明効果や振動効果、香り効果など)のうち、照明効果だけを有効としたい場合など、コンテンツに含まれると考えられる照明効果以外の全ての付加効果について、実行を行わない旨を記述しなければならない。これを避けるため、ユーザプリファレンスには、実行を許可する付加効果を記述し、付加効果のフィルタリングを行っても良い。
具体的には、ユーザプリファレンスに実行許可を示す記述を用意し、設定することで実現する。本例では該記述は、AllowとDenyのどちらかの値を取る。該記述の値がAllowであれば、記述された付加効果のみ実行を許可され、記述されていない付加効果は実行されない。該当記述の値がDenyであれば記述された付加効果は実行されず、記述以外の付加効果の実行が可能である。
図29にユーザプリファレンスによるフィルタリングの記述例を示す。
図29(A)では、振動及び香り効果に対して、Allowが設定されている。この場合、振動及び香り効果は実行されるが、それ以外の付加効果は実行されない。同様に、図29(B)は、照明効果にDenyが設定されている。このプリファレンスでは、照明の付加効果は実行されない。図29(C)に動作例を示す。照明と振動の制作者プリファレンス2501を有するコンテンツを、ユーザプリファレンス2502及び2503の元で視聴する際には、ユーザプリファレンス2502で振動と香りのみ実行を許可されているため、照明の付加効果は実行されず、振動効果のみが実行対象となる。ただし、振動効果には、制御指定値の50%で実行するユーザプリファレンス2503があるため、制御指定値の50%の値、すなわち、38dbで実行される。
図29(A)では、振動及び香り効果に対して、Allowが設定されている。この場合、振動及び香り効果は実行されるが、それ以外の付加効果は実行されない。同様に、図29(B)は、照明効果にDenyが設定されている。このプリファレンスでは、照明の付加効果は実行されない。図29(C)に動作例を示す。照明と振動の制作者プリファレンス2501を有するコンテンツを、ユーザプリファレンス2502及び2503の元で視聴する際には、ユーザプリファレンス2502で振動と香りのみ実行を許可されているため、照明の付加効果は実行されず、振動効果のみが実行対象となる。ただし、振動効果には、制御指定値の50%で実行するユーザプリファレンス2503があるため、制御指定値の50%の値、すなわち、38dbで実行される。
さらに、図29(D)のように該フィルタリングを視聴環境情報と組み合わせることにより、視聴環境に応じた付加効果のフィルタリングを実現してもよい。図29(D)では、10:00PMから8時間の間では、振動と香り効果のみが実行が許可されていることを示す。本例では、付加効果の実行許可をAllowとDenyを用いて説明したが、各付加効果での実行許可が区別可能であれば、これに制限するものではない。以上により、フィルタリングによって実行を許可された付加効果に対して、前記付加効果制御を適用することで、ユーザが希望する付加効果を、好みに応じた値で実行することが可能となる。
本実施態様においては、ユーザプリファレンスの記述は、個々の付加効果の再生状態を記述したが、付加効果だけでなく、特定のパラメータに記述してもよい。例えば、照明効果であれば、明るさや輝度のそれぞれについて制御情報を記述してもよい。また、照明の点滅効果などの動作に関する視聴環境制御データがコンテンツに含まれる場合、ユーザプリファレンスで、点滅間隔などを制御する記述を行っても良い。
このように、ユーザプリファレンスにて、付加効果の再生状態を記述することにより、ユーザ好みの付加効果の再生方法や、視聴する時間や場所に適した付加効果の再生が、視聴毎に周辺機器の動作設定を行わなくても、可能になる。
101…映像符号化部、102…音声符号化部、103…視聴環境制御データ符号化部、104…視聴環境制御データ入力部、105…データ多重化部、106…送信部、201…効果入力部、202…プリファレンス入力部、203…フォーマット部、701…受信部、702…データ分離部、703…映像復号部、704…音声復号部、705…視聴環境制御データ復号部、706…映像再生部、707…音声再生部、708,1702…機器制御部、709…照明装置、801…解析部(パーサ)、802…効果抽出部、803…プリファレンス抽出部、804…機器能力取得部、805,1802…制御値決定部、806…コマンド発行部、1401…視聴環境制御データ送信部、1402…視聴環境制御データサーバー、1403…蓄積部、1501…視聴環境制御データ受信部、1701…ユーザプリファレンス管理部、1703…振動装置、1801…ユーザプリファレンス取得部。
Claims (51)
- 映像データ及び/又は音声データと、該映像データ及び/又は音声データを再生する視聴環境空間における1以上の周辺機器に対する視聴環境制御データとを多重化して送信する送信手段を備えたデータ送信装置であって、
前記視聴環境制御データは、前記周辺機器に対する制御指定値と、該制御指定値に対する誤差許容範囲を示す制作者プリファレンス情報とを含むことを特徴とするデータ送信装置。 - 映像データ及び/又は音声データと、該映像データ及び/又は音声データを再生する視聴環境空間における1以上の周辺機器に対する視聴環境制御データを識別する識別情報とを多重化した多重化データと、前記視聴環境制御データとを送信する送信手段を備えたデータ送信装置であって、
前記視聴環境制御データは、前記周辺機器に対する制御指定値と、該制御指定値に対する誤差許容範囲を示す制作者プリファレンス情報とを含むことを特徴とするデータ送信装置。 - 外部からの要求を受けて、所定の映像データ及び/又は音声データを再生する視聴環境空間における1以上の周辺機器に対する視聴環境制御データを送信する送信手段を備えたデータ送信装置であって、
前記視聴環境制御データは、前記周辺機器に対する制御指定値と、該制御指定値に対する誤差許容範囲を示す制作者プリファレンス情報とを含むことを特徴とするデータ送信装置。 - 前記制作者プリファレンス情報は、前記制御指定値のみで前記周辺機器を制御することを許可する許容種別情報を含むことを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載のデータ送信装置。
- 前記制作者プリファレンス情報は、前記制御指定値より小さい値で前記周辺機器を制御することを許可する許容種別情報を含むことを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載のデータ送信装置。
- 前記制作者プリファレンス情報は、前記制御指定値より大きい値で前記周辺機器を制御することを許可する許容種別情報を含むことを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載のデータ送信装置。
- 前記制作者プリファレンス情報は、前記制御指定値を含む所定範囲内の値で前記周辺機器を制御することを許可する許容種別情報を含むことを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載のデータ送信装置。
- 前記制作者プリファレンス情報は、前記値を許容する範囲を前記制御指定値に対する割合で示す近似許容範囲情報を含むことを特徴とする請求項5乃至7のいずれか1項に記載のデータ送信装置。
- 前記制御指定値は、量子化された値によって表されることを特徴とする請求項1乃至8のいずれか1項に記載のデータ送信装置。
- 前記制作者プリファレンス情報は、XML属性として記述されることを特徴とする請求項1乃至9のいずれか1項に記載のデータ送信装置。
- 前記制作者プリファレンス情報は、XML要素として記述されることを特徴とする請求項1乃至9のいずれか1項に記載のデータ送信装置。
- 前記視聴環境制御データは、前記映像データのシーン単位で記述されることを特徴とする請求項1乃至11のいずれか1項に記載のデータ送信装置。
- 前記視聴環境制御データは、前記映像データのショット単位で記述されることを特徴とする請求項1乃至11のいずれか1項に記載のデータ送信装置。
- 前記視聴環境制御データは、前記映像データのフレーム単位で記述されることを特徴とする請求項1乃至11のいずれか1項に記載のデータ送信装置。
- 前記視聴環境制御データは、前記視聴環境空間における1以上の照明装置に対する照明制御データであることを特徴とする請求項1乃至14のいずれか1項に記載のデータ送信装置。
- 映像データ及び/又は音声データと、該映像データ及び/又は音声データを再生する視聴環境空間における1以上の周辺機器に対する視聴環境制御データとを含む多重化データを受信する受信手段を備えたデータ受信装置であって、
前記視聴環境制御データは、前記周辺機器に対する制御指定値と、該制御指定値に対する誤差許容範囲を示す制作者プリファレンス情報とを含むことを特徴とするデータ受信装置。 - 映像データ及び/又は音声データと、該映像データ及び/又は音声データを再生する視聴環境空間における1以上の周辺機器に対する視聴環境制御データを識別する識別情報とを含む多重化データを受信するとともに、該識別情報に基づいて前記視聴環境制御データを受信する受信手段を備えたデータ受信装置であって、
前記視聴環境制御データは、前記周辺機器に対する制御指定値と、該制御指定値に対する誤差許容範囲を示す制作者プリファレンス情報とを含むことを特徴とするデータ受信装置。 - 映像データ及び/又は音声データを受信するとともに、ユーザの要求に基づいて該映像データ及び/又は音声データを再生する視聴環境空間における1以上の周辺機器に対する視聴環境制御データを受信する受信手段を備えたデータ受信装置であって、
前記視聴環境制御データは、前記周辺機器に対する制御指定値と、該制御指定値に対する誤差許容範囲を示す制作者プリファレンス情報とを含むことを特徴とするデータ受信装置。 - 前記制作者プリファレンス情報は、前記制御指定値のみで前記周辺機器を制御することを許可する許容種別情報を含むことを特徴とする請求項16乃至18のいずれか1項に記載のデータ受信装置。
- 前記制作者プリファレンス情報は、前記制御指定値より小さい値で前記周辺機器を制御することを許可する許容種別情報を含むことを特徴とする請求項16乃至18のいずれか1項に記載のデータ受信装置。
- 前記制作者プリファレンス情報は、前記制御指定値より大きい値で前記周辺機器を制御することを許可する許容種別情報を含むことを特徴とする請求項16乃至18のいずれか1項に記載のデータ受信装置。
- 前記制作者プリファレンス情報は、前記制御指定値を含む所定範囲内の値で前記周辺機器を制御することを許可する許容種別情報を含むことを特徴とする請求項16乃至18のいずれか1項に記載のデータ受信装置。
- 前記制作者プリファレンス情報は、前記値を許容する範囲を前記制御指定値に対する割合で示す近似許容範囲情報を含むことを特徴とする請求項20乃至22のいずれか1項に記載のデータ受信装置。
- 前記制御指定値は、量子化された値によって表されることを特徴とする請求項16乃至23のいずれか1項に記載のデータ受信装置。
- 前記制作者プリファレンス情報は、XML属性で示されることを特徴とする請求項16乃至24のいずれか1項に記載のデータ受信装置。
- 前記制作者プリファレンス情報は、XML要素で示されることを特徴とする請求項16乃至24のいずれか1項に記載のデータ受信装置。
- 前記視聴環境制御データは、前記映像データのシーン単位で示されることを特徴とする請求項16乃至26のいずれか1項に記載のデータ受信装置。
- 前記視聴環境制御データは、前記映像データのショット単位で示されることを特徴とする請求項16乃至26のいずれか1項に記載のデータ受信装置。
- 前記視聴環境制御データは、前記映像データのフレーム単位で示されることを特徴とする請求項16乃至26のいずれか1項に記載のデータ受信装置。
- 前記視聴環境制御データは、前記視聴環境空間における1以上の照明装置に対する照明制御データであることを特徴とする請求項16乃至29のいずれか1項に記載のデータ受信装置。
- 前記視聴環境制御データに基づく前記周辺機器の動作を制限するためのユーザのプリファレンスデータを取得する取得手段をさらに有することを特徴とする請求項16乃至30のいずれか1項に記載のデータ受信装置。
- 前記ユーザのプリファレンスデータは、前記周辺機器に対する動作可否情報及び/又は前記制御指定値に対する制限情報を含むことを特徴とする請求項31に記載のデータ受信装置。
- 前記ユーザのプリファレンスデータは、該ユーザのプリファレンスデータが適用される条件を記述した視聴環境情報を含むことを特徴とする請求項31または32に記載のデータ受信装置。
- 前記視聴環境情報は、前記ユーザのプリファレンスデータが適用される時間及び/又は場所の情報を含むことを特徴とする請求項33に記載のデータ受信装置。
- 映像データ及び/又は音声データと、該映像データ及び/又は音声データを再生する視聴環境空間における1以上の周辺機器に対する視聴環境制御データとを多重化して送信するデータ送信方法であって、
前記視聴環境制御データは、前記周辺機器に対する制御指定値と、該制御指定値に対する誤差許容範囲を示す制作者プリファレンス情報とを含むことを特徴とするデータ送信方法。 - 映像データ及び/又は音声データと、該映像データ及び/又は音声データを再生する視聴環境空間における1以上の周辺機器に対する視聴環境制御データを識別する識別情報とを多重化した多重化データと、前記視聴環境制御データとを送信するデータ送信方法であって、
前記視聴環境制御データは、前記周辺機器に対する制御指定値と、該制御指定値に対する誤差許容範囲を示す制作者プリファレンス情報とを含むことを特徴とするデータ送信方法。 - 外部からの要求を受けて、所定の映像データ及び/又は音声データを再生する視聴環境空間における1以上の周辺機器に対する視聴環境制御データを送信するデータ送信方法であって、
前記視聴環境制御データは、前記周辺機器に対する制御指定値と、該制御指定値に対する誤差許容範囲を示す制作者プリファレンス情報とを含むことを特徴とするデータ送信方法。 - 映像データ及び/又は音声データと、該映像データ及び/又は音声データを再生する視聴環境空間における1以上の周辺機器に対する視聴環境制御データとを含む多重化データを受信するデータ受信方法であって、
前記視聴環境制御データは、前記周辺機器に対する制御指定値と、該制御指定値に対する誤差許容範囲を示す制作者プリファレンス情報とを含むことを特徴とするデータ受信方法。 - 映像データ及び/又は音声データと、該映像データ及び/又は音声データを再生する視聴環境空間における1以上の周辺機器に対する視聴環境制御データを識別する識別情報とを含む多重化データを受信するとともに、該識別情報に基づいて前記視聴環境制御データを受信するデータ受信方法であって、
前記視聴環境制御データは、前記周辺機器に対する制御指定値と、該制御指定値に対する誤差許容範囲を示す制作者プリファレンス情報とを含むことを特徴とするデータ受信方法。 - 映像データ及び/又は音声データを受信するとともに、ユーザの要求に基づいて該映像データ及び/又は音声データを再生する視聴環境空間における1以上の周辺機器に対する視聴環境制御データを受信するデータ受信方法であって、
前記視聴環境制御データは、前記周辺機器に対する制御指定値と、該制御指定値に対する誤差許容範囲を示す制作者プリファレンス情報とを含むことを特徴とするデータ受信方法。 - 映像データ及び/又は音声データと、該映像データ及び/又は音声データを再生する視聴環境空間における1以上の周辺機器に対する視聴環境制御データとを含む多重化データを受信する視聴環境制御方法であって、
前記視聴環境制御データは、前記周辺機器に対する制御指定値と、該制御指定値に対する誤差許容範囲を示す制作者プリファレンス情報とを含むことを特徴とする視聴環境制御方法。 - 映像データ及び/又は音声データと、該映像データ及び/又は音声データを再生する視聴環境空間における1以上の周辺機器に対する視聴環境制御データを識別する識別情報とを含む多重化データを受信するとともに、該識別情報に基づいて前記視聴環境制御データを受信する視聴環境制御方法であって、
前記視聴環境制御データは、前記周辺機器に対する制御指定値と、該制御指定値に対する誤差許容範囲を示す制作者プリファレンス情報とを含むことを特徴とする視聴環境制御方法。 - 映像データ及び/又は音声データを受信するとともに、ユーザの要求に基づいて該映像データ及び/又は音声データを再生する視聴環境空間における1以上の周辺機器に対する視聴環境制御データを受信する視聴環境制御方法であって、
前記視聴環境制御データは、前記周辺機器に対する制御指定値と、該制御指定値に対する誤差許容範囲を示す制作者プリファレンス情報とを含むことを特徴とする視聴環境制御方法。 - 映像データ及び/又は音声データと、該映像データ及び/又は音声データを再生する視聴環境空間における1以上の周辺機器に対する視聴環境制御データとを含む多重化データを受信する受信手段と、
前記視聴環境制御データに基づく前記周辺機器の動作を制限するためのユーザのプリファレンスデータを取得する取得手段とを備えたデータ受信装置であって、
前記視聴環境制御データは、前記周辺機器に対する制御指定値を少なくとも含み、
前記ユーザのプリファレンスデータは、前記周辺機器に対する動作可否情報及び/又は前記制御指定値に対する制限情報を含むことを特徴とするデータ受信装置。 - 映像データ及び/又は音声データと、該映像データ及び/又は音声データを再生する視聴環境空間における1以上の周辺機器に対する視聴環境制御データを識別する識別情報とを含む多重化データを受信するとともに、該識別情報に基づいて前記視聴環境制御データを受信する受信手段と、
前記視聴環境制御データに基づく前記周辺機器の動作を制限するためのユーザのプリファレンスデータを取得する取得手段とを備えたデータ受信装置であって、
前記視聴環境制御データは、前記周辺機器に対する制御指定値を少なくとも含み、
前記ユーザのプリファレンスデータは、前記周辺機器に対する動作可否情報及び/又は前記制御指定値に対する制限情報を含むことを特徴とするデータ受信装置。 - 映像データ及び/又は音声データを受信するとともに、ユーザの要求に基づいて該映像データ及び/又は音声データを再生する視聴環境空間における1以上の周辺機器に対する視聴環境制御データを受信する受信手段と、
前記視聴環境制御データに基づく前記周辺機器の動作を制限するためのユーザのプリファレンスデータを取得する取得手段とを備えたデータ受信装置であって、
前記視聴環境制御データは、前記周辺機器に対する制御指定値を少なくとも含み、
前記ユーザのプリファレンスデータは、前記周辺機器に対する動作可否情報及び/又は前記制御指定値に対する制限情報を含むことを特徴とするデータ受信装置。 - 前記ユーザのプリファレンスデータは、該ユーザのプリファレンスデータが適用される条件を記述した視聴環境情報を含むことを特徴とする請求項44乃至46のいずれか1項に記載のデータ受信装置。
- 前記視聴環境情報は、前記ユーザのプリファレンスデータが適用される時間及び/又は場所の情報を含むことを特徴とする請求項47に記載のデータ受信装置。
- 映像データ及び/又は音声データと、該映像データ及び/又は音声データを再生する視聴環境空間における1以上の周辺機器に対する視聴環境制御データとを含む多重化データを受信し、
前記視聴環境制御データに基づく前記周辺機器の動作を制限するためのユーザのプリファレンスデータを取得するデータ受信方法であって、
前記視聴環境制御データは、前記周辺機器に対する制御指定値を少なくとも含み、
前記ユーザのプリファレンスデータは、前記周辺機器に対する動作可否情報及び/又は前記制御指定値に対する制限情報を含むことを特徴とするデータ受信方法。 - 映像データ及び/又は音声データと、該映像データ及び/又は音声データを再生する視聴環境空間における1以上の周辺機器に対する視聴環境制御データを識別する識別情報とを含む多重化データを受信するとともに、該識別情報に基づいて前記視聴環境制御データを受信し、
前記視聴環境制御データに基づく前記周辺機器の動作を制限するためのユーザのプリファレンスデータを取得するデータ受信方法であって、
前記視聴環境制御データは、前記周辺機器に対する制御指定値を少なくとも含み、
前記ユーザのプリファレンスデータは、前記周辺機器に対する動作可否情報及び/又は前記制御指定値に対する制限情報を含むことを特徴とするデータ受信方法。 - 映像データ及び/又は音声データを受信するとともに、ユーザの要求に基づいて該映像データ及び/又は音声データを再生する視聴環境空間における1以上の周辺機器に対する視聴環境制御データを受信し、
前記視聴環境制御データに基づく前記周辺機器の動作を制限するためのユーザのプリファレンスデータを取得するデータ受信方法であって、
前記視聴環境制御データは、前記周辺機器に対する制御指定値を少なくとも含み、
前記ユーザのプリファレンスデータは、前記周辺機器に対する動作可否情報及び/又は前記制御指定値に対する制限情報を含むことを特徴とするデータ受信方法。
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