JP2005229153A - 調光システムおよび調光方法、配信装置および配信方法、受信装置および受信方法、記録装置および記録方法、ならびに、再生装置および再生方法 - Google Patents

調光システムおよび調光方法、配信装置および配信方法、受信装置および受信方法、記録装置および記録方法、ならびに、再生装置および再生方法 Download PDF

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Abstract

【課題】 撮影時の光環境を視聴者側で容易に再現可能とする。
【解決手段】 映像の撮影に伴い撮影環境下の照度及び色温度を測定し、得られた照度・色温度データを映像情報と共に、付加情報として再生側に供給する。再生側では、映像情報を再生し映出すると共に、付加情報により供給された照度・色温度からRGB値を算出し、視聴環境のRGB光源を調光する。それと共に、視聴環境の照度・色温度を測定し、測定結果と、付加情報の照度・色温度とを比較する。実際の色温度が付加情報の値よりも高ければ、R光を強めB光を弱める。実際の色温度が低ければ、B光を強め、R光を弱める。また、実際の照度が付加情報の値よりも高ければ、RGB全体の光を弱め、実際の照度が低ければ、RGB全体の光を強める。撮影環境下の色温度及び照度が視聴環境下で再現され、再生映像に対してより高い臨場感が得られる。
【選択図】 図7

Description

この発明は、撮影時の光環境を視聴側で再現できるようにした調光システムおよび調光方法、配信装置および配信方法、受信装置および受信方法、記録装置および記録方法、ならびに、再生装置および再生方法に関する。
映像信号の配信は、テレビジョン放送などにより、従来から行われている。また、近年では、ネットワーク環境や映像圧縮技術の発達により、映像信号をディジタル化し、ディジタル化された映像データを圧縮符号化してネットワークを介して伝送することで、映像信号の配信を行うことが可能となってきた。配信された映像信号は、視聴者側で受信され、モニタに映出される。また、視聴者側では、配信された映像信号をビデオテープや光ディスク、ハードディスクドライブなどの記録媒体に記録し、後に、その記録媒体から映像信号を再生してモニタに映出させることも行われる。
また、従来から、視聴者側で映出される映像信号の臨場感を高めるために、様々な工夫がなされてきた。配信および映出される映像信号の高精細化や、映像信号と共に再生される音声信号のサラウンド化なども、臨場感を高める手段である。さらに臨場感を高めるために、撮影時の環境情報を測定し、測定された結果を再生時に反映させる方法も既に提案されている。特許文献1には、撮影時の環境(温度、湿度、風向、色温度、加速度、・・・)を計測し、計測されたデータを、ビデオテープのサブコードエリアに記録し、再生時にビデオデータと計測データとを再生して視聴者側で撮影環境を再現できるようにした構成が記載されている。
特開平9−205607号
ところで、例えば視聴者を一般家庭に想定した場合、再現可能な環境が大幅に限定されることが考えられる。上述の例では、加速度は、再現するために大がかりな設備が必要となり、一般家庭で再現することは、現実的ではない。温度および湿度は、エアーコンディショナーなどの制御で可能であるが、高速なレスポンスや広いダイナミックレンジを要求される可能性があり、一般家庭での再現は困難であると考えられ、制御が容易なように再現範囲を限定した場合には、効果が薄くなる。風向および風力も同様である。
一方、光に関する環境は、上述の各環境と比べれば比較的再現が容易であると考えられる。例えば照度および色温度は、赤色(R)光源、緑色(G)光源および青色(B)光源(以下、まとめてRGB光源と呼ぶ)をそれぞれ用意し、目的の照度および色温度になるように、これらRGB光源を各々調光制御する。
しかしながら、従来では、目的の照度および色温度になるようにRGB光源を調光制御するようなシステムが存在しなかったという問題点があった。
例えば、照明装置の制御を行う信号の規格として、DMX512と称される規格が既に存在する。この規格は、USITT(United States Institute for Theatre Technology:米国劇場技術協会)が規格化した、演出分野において照明制御を行うための標準ディジタル信号についての規格であり、舞台照明などの制御に広く用いられている。ところが、この規格は、各照明のON/OFFのタイミング制御などの下位レイヤ的な制御について規定されるに止まり、どの照明をどの程度の明るさで点灯するかといった、上位レイヤ的な制御までは及んでいない。すなわち、この規格は、「目的の照度および色温度になるような調光」を行うための最適解というわけではなかった。
したがって、この発明の目的は、撮影時の光環境を視聴者側で容易に再現可能な調光システムおよび調光方法、配信装置および配信方法、受信装置および受信方法、記録装置および記録方法、ならびに、再生装置および再生方法を提供することにある。
上述した課題を解決するために、請求項1に記載の発明は、映像情報を出力する映像情報出力手段と、映像情報に伴う照度および色温度情報を含む付加情報を出力する付加情報出力手段と、映像情報を再生する映像情報再生手段と、映像情報再生手段による映像情報の再生に伴い、照度および色温度情報に基づき調光を行う調光手段とを有することを特徴とする調光システムである。
また、請求項12に記載の発明は、映像情報を出力する映像情報出力のステップと、映像情報に伴う照度および色温度情報を含む付加情報を出力する付加情報出力のステップと、映像情報を再生する映像情報再生のステップと、映像情報再生のステップによる映像情報の再生に伴い、照度および色温度情報に基づき調光を行う調光のステップとを有することを特徴とする調光方法である。
また、請求項13に記載の発明は、映像情報を出力する映像情報出力手段と、映像情報に伴う照度および色温度情報を含む付加情報を出力する付加情報出力手段と、映像情報および付加情報を通信ネットワークに対して送信する送信手段とを有することを特徴とする配信装置である。
また、請求項18に記載の発明は、映像情報を出力する映像情報出力のステップと、映像情報に伴う照度および色温度情報を含む付加情報を出力する付加情報出力のステップと、映像情報および付加情報を通信ネットワークに対して送信する送信のステップとを有することを特徴とする配信方法である。
また、請求項19に記載の発明は、通信ネットワークを介して送信された、映像情報と、映像情報に伴う照度および色温度情報を含む付加情報とを受信する受信手段と、受信手段で受信された映像情報を再生する映像情報再生手段と、映像情報再生手段による映像情報の再生に伴い、受信手段で受信された付加情報に含まれる照度および色温度情報に基づき調光を行う調光手段とを有することを特徴とする受信装置である。
また、請求項26に記載の発明は、通信ネットワークを介して送信された、映像情報と、映像情報に伴う照度および色温度情報を含む付加情報とを受信する受信のステップと、受信のステップにより受信された映像情報を再生する映像情報再生のステップと、映像情報再生のステップによる映像情報の再生に伴い、受信のステップで受信された付加情報に含まれる照度および色温度情報に基づき調光を行う調光のステップとを有することを特徴とする受信方法である。
また、請求項27に記載の発明は、映像情報を出力する映像情報出力手段と、映像情報に伴う照度および色温度情報を含む付加情報を出力する付加情報出力手段と、映像情報および付加情報を記録媒体に記録する記録手段とを有することを特徴とする記録装置である。
また、請求項33に記載の発明は、映像情報を出力する映像情報出力のステップと、映像情報に伴う照度および色温度情報を含む付加情報を出力する付加情報出力のステップと、映像情報および付加情報を記録媒体に記録する記録のステップとを有することを特徴とする記録方法である。
また、請求項34に記載の発明は、記録媒体に記録された、映像情報と、映像情報に伴う照度および色温度情報を含む付加情報とを記録媒体から読み出す手段と、記録媒体から読み出された映像情報を再生する映像情報再生手段と、映像情報再生手段による映像情報の再生に伴い、記録媒体から読み出された付加情報に含まれる照度および色温度情報に基づき調光を行う調光手段とを有することを特徴とする再生装置である。
また、請求項41に記載の発明は、記録媒体に記録された、映像情報と、映像情報に伴う照度および色温度情報を含む付加情報とを記録媒体から読み出すステップと、記録媒体から読み出された映像情報を再生する映像情報再生のステップと、映像情報再生のステップによる映像情報の再生に伴い、記録媒体から読み出された付加情報に含まれる照度および色温度情報に基づき調光を行う調光のステップとを有することを特徴とする再生方法である。
上述したように、請求項1および12に記載の発明は、映像信号と、映像信号に伴う照度および色温度情報を含む付加情報とを出力し、出力された映像信号の再生に伴い、映像信号と共に出力された付加情報に含まれる照度および色温度情報に基づき調光を行うようにしているため、映像信号の再生に際し、より高い臨場感を楽しむことができると共に、照度および色温度情報を、映像信号の撮影環境下で測定して得ることで、撮影時の光環境を視聴環境に対して再現することができる。
また、請求項13および18に記載の発明は、映像信号と、映像信号に伴う照度および色温度情報を含む付加情報とを通信ネットワークに対して送信するようにしているため、受信側で照度および色温度情報に基づき調光を行う照明ユニットを用いることで、映像信号の視聴環境を映像信号に伴う照度および色温度情報に基づき調光することができ、より高い臨場感を得ることができると共に、照度および色温度情報を映像信号の撮影環境下で測定して得ることで、撮影時の光環境を視聴環境に対して再現させることができる。
また、請求項19および26に記載の発明は、通信ネットワークを介して送信された、映像信号と、映像信号に伴う照度および色温度情報を含む付加情報とを受信し、受信された映像信号を再生すると共に、映像信号の再生に伴い、受信された付加情報に含まれる照度および色温度情報に基づき調光を行うようにしているため、映像信号の再生に際してより高い臨場感を得ることができ、照度および色温度情報が映像信号の撮影環境下で測定されて得られたものであれば、撮影時の光環境を視聴環境に対して再現することができる。
また、請求項27および33に記載の発明は、映像信号と、映像信号に伴う照度および色温度情報を含む付加情報とを記録媒体に記録するようにしているため、記録媒体の再生側において照度および色温度に基づき調光を行う照明ユニットを用いることで、映像信号の視聴環境を映像信号に伴う照度および色温度情報に基づき調光することができ、より高い臨場感を得ることができると共に、照度および色温度を映像信号の撮影環境下で測定して得ることで、撮影時の光環境を視聴環境に対して再現させることができる。
また、請求項34および41に記載の発明は、映像信号と、映像信号に伴う照度および色温度情報を含む付加情報とを記録媒体から読み出し、読み出された映像信号を再生すると共に、映像信号の再生に伴い、読み出された付加情報に含まれる照度および色温度情報に基づき調光を行うようにしているため、映像信号の再生に際してより高い臨場感を得ることができ、照度および色温度情報が映像信号の撮影環境下で測定されて得られたものであれば、撮影時の光環境を視聴環境に対して再現することができる。
この発明は、映像信号に伴う照度および色温度情報を、映像の再生側に提供するようにしているため、映像の再生に際して、提供された照度および色温度情報に基づき調光する照明システムを用いることで、映像信号に基づく映像のみを視聴する場合に比べて、より高い臨場感を得ることができるという効果がある。
また、映像の再生側に提供される照度および色温度情報を、英沿いの撮影環境下の照度および色温度を測定したものとすることで、映像の撮影時の光環境を、再生側において再現することができる効果がある。また、それにより、より深い没入感を得られるという効果がある。
以下、この発明の実施の第1の形態を、図面を参照しながら説明する。図1は、この発明の実施の第1の形態による配信システムの一例の構成を示す。この実施の第1の形態では、カメラで撮影したビデオデータをインバンド伝送でストリーム配信すると共に、撮影環境下の照度および色温度情報を付加情報として、インバンドとは異なる伝送帯域すなわちアウトバンドにより伝送する。図1において、インバンド伝送側1は、ビデオデータをストリーミング配信する際の一般的な構成が適用できる。また、アウトバンド伝送側2は、この発明の実施の第1の形態が適用され、インバンド伝送側1で配信されるストリームに対応する付加情報が伝送される。
配信側について説明する。インバンド伝送側1において、カメラ100で撮影されたビデオ信号は、A/Dコンバータ101でディジタル変換されディジタルビデオデータとされてマルチプレクサ/エンコーダ(MLP/ENC)102に供給される。カメラ100の撮影に伴いマイクロフォン103で収音されたオーディオ信号は、A/Dコンバータ104でディジタル変換され、ディジタルオーディオデータとされてマルチプレクサ/エンコーダ102に供給される。マルチプレクサ/エンコーダ102は、供給されたビデオデータおよびオーディオデータをそれぞれ符号化し、符号化されたビデオデータおよびオーディオデータを多重化してAV(Audio/Video)ストリームとして出力する。
AVストリームは、カプセル化部105に供給される。カプセル化部105では、供給されたストリームが所定単位に分割され、分割されたそれぞれがペイロードに格納されIPヘッダが付されてIPパケット化される。IPパケットは、宛先ポート番号として所定のポート番号(ポート番号「6000」とする)を指定され、IPネットワーク120に向けてIPマルチキャスト送信により配信される。プロトコルには、例えばUDP(User Datagram Protocol)/IPを用いることができる。
上述したカメラ100による撮影に対応して、クロマメータ110により、撮影現場の照度および色温度が計測される。計測データは、クロマデータ受信部111に受信され、送信データ作成部112で送信可能な形式に加工される。加工された計測データは、IPパケット送信部113に供給される。計測データは、IPパケット送信部113で、ペイロードに格納されると共にIPヘッドを付加されIPパケット化される。このIPパケットは、上述のインバンド伝送側1と異なるポート番号(ポート番号「6001」とする)を宛先ポート番号として指定され、IPネットワーク120に対してマルチキャスト送信される。
受信側について説明する。IPネットワーク120を介して受信されたIPパケットは、図示されない受信部に受信され、宛先ポート番号に基づき対応するアプリケーションに引き渡される。この例では、逆カプセル化部130がポート番号「6000」に対応し、IPパケット受信部140がポート番号「6001」に対応する。配信側でAVストリームがカプセル化されたIPパケットは、宛先ポート番号がポート番号「6000」に指定されているので、逆カプセル化部130に引き渡される。また、計測データのIPパケットは、宛先ポート番号がポート番号「6001」に指定されているので、IPパケット受信部140に引き渡される。
逆カプセル化部130では、渡されたIPパケットからIPヘッダが取り除かれ、ペイロードから取り出されたデータに基づき元のストリームが復元される。復元されたストリームは、デマルチプレクサ/デコーダ(DEMLP/DEC)131に供給され、多重化されたビデオデータおよびオーディオデータが分離され、分離されたビデオデータおよびオーディオデータがそれぞれ復号化される。デマルチプレクサ/デコーダ131から出力されたビデオデータは、D/Aコンバータ132でアナログビデオ信号に変換され、モニタ133に供給され、映像が再生される。デマルチプレクサ/デコーダ131から出力されたオーディオデータは、D/Aコンバータ134でアナログオーディオ信号に変換され、アンプ/スピーカ部153に供給されて、音声が再生される。
一方、IPパケット受信部140では、渡されたIPパケットからIPヘッダが取り除かれ、ペイロードから取り出されたデータに基づき計測データが復元される。復元された計測データは、クロマデータ再作成部141により照度データおよび色温度データに変換され、照明ユニット制御部142に供給される。照明ユニット制御部142は、供給された照度データおよび色温度データに基づき、照明ユニット143を制御する。照明ユニット143は、例えばR(赤色)、G(緑色)およびB(青色)の三原色の光源を有し、R、GおよびBの各色の光源をそれぞれ独立して制御可能とされる。
ここで、照明ユニット制御部142に対して、照明ユニット143により照射される領域の照度および色温度を計測可能なクロマメータ144が接続されている場合、照明ユニット143のフィードバック制御が可能である。すなわち、クロマメータ144による照度および色温度の計測結果に基づき、照明ユニット143による照射領域の照度および色温度が、クロマデータ再作成部141から供給された照度データおよび色温度データと等しくなるように、照明ユニット制御部142により照明ユニット143をフィードバック制御する。これにより、上述したカメラ100による撮影現場の照度および色温度を、より忠実に再現することが可能となる。
この図1の例では、AVストリームは、配信側では撮影に対して略リアルタイムで配信され、受信側では受信されたAVストリームを略リアルタイムに再生することが想定されている。付加情報は、例えば30秒毎といったように、所定の間隔で繰り返して送信される。撮影現場の環境(照度および色温度)が変化した場合には、送信される付加情報にその旨が反映される。これに限らず、ビデオデータのシーンチェンジに応じて付加情報を送信することも考えられる。
このように、AVストリームが略リアルタイムで配信され再生されるような場合、付加情報における撮影日付および撮影時刻は、大きな意味を持たない。しかしながら、配信されたAVストリームを、受信側で一旦記録媒体に蓄積し、記録媒体に蓄積されたAVストリームを後に再生するような場合や、AVストリームおよび付加情報の伝送にタイムラグがある場合、付加情報が記録媒体に記録されて提供されるような場合に、付加情報に記述された撮影日付および撮影時刻を用いて、AVストリームの再生に対して照度および色温度の変化を同期させることができる。
なお、上述では、AVストリームおよび付加情報がIPネットワーク120を介して配信されるように説明したが、これはこの例に限られない。例えば、AVストリームをディジタルテレビジョン放送で配信し、付加情報をIPネットワーク120で配信するような例も考えられる。
次に、付加情報のデータフォーマットについて説明する。図2は、付加情報の一例のデータ構造を概略的に示す。付加情報は、このように、ヘッダ部60、データ部61およびトレーラ部62からなる。ヘッダ部60は、付加情報の開始を示す部分である。開始を示す文字列と、所定のデリミタとからなる。例えば、開始を示す文字列として3バイトの文字列「STX」を用い、デリミタとして復改コードを用いる。復改コードは、文字列の改行を行うためのコードで、文字列がアスキーコードで表現されている場合は、キャリッジリターン(CR)およびラインフィード(LF)を組み合わせて用いることができる。
データ部61は、付加情報のパラメータの種類および値を示す部分である。パラメータの種類と値とを対にして記述し、パラメータおよび値の組毎に所定のデリミタ(例えば復改コード)で区切る。例えば、パラメータの種類および値は、次のようなパラメータレコードとして記述される。
<パラメータ名>=<値><復改コード>
データ部61は、0個以上のパラメータレコードで構成される。すなわち、データ部61は省略可能である。なお、パラメータ名と値との対応を示す記号「=」は一例であって、他の記号でもよい。
トレーラ部62は、付加情報の終了を示す部分である。終了を示す文字列、所定のデリミタおよびエラー検出、訂正コードからなる。例えば、終了を示す文字列として3バイトの文字列「ETX」を用い、デリミタとして復改コードを用いる。また、エラー検出、訂正コードとして、CRC(cyclic redundancy check)を用いる。CRC部分は、開始を示す文字列「STX」から、終了を示す文字列「ETX」の直後の復改コードまでのCRC値を計算し、アスキーコードの形式で、トレーラ部62の末尾に付加する。トレーラ部62は、省略することができないが、CRC部は、省略することが可能である。
このようなフォーマットによる付加情報の具体的な例を、図3および図4に示す。図3の例では、付加情報として、撮影日付、撮影時刻、撮影場所の照度および色温度が送信される。より具体的には、付加情報の開始を示す文字列「STX」および復改コードからなるヘッダ部60に続けて、データ部61に撮影日付(Date=2003/11/26)、撮影時刻(Time=16:35:28)、撮影場所の照度(Illumination=356.4)および撮影場所の色温度(ColorTemp=4720)が、各々復改コードで区切られて格納される。なお、この図3の例では、照度の単位は、例えばルクス(Lux)、色温度の単位はケルビン(K)を用いている。データ部61に続けて、トレーラ部62に、付加情報の終了を示す文字列「ETX」および復改コードが記述され、CRC値(この例では「5998」)が記述される。
図4は、付加情報として、撮影日付(Date=2003/11/20)、撮影時刻(Time=15:02:33.018)、撮影場所の照度(Illumination=356.4)および撮影場所の色温度(ColorTemp=4720)が送信され、撮影時刻に対してフレーム情報が含まれている例である。また、この図4の例では、CRC値が省略されている。
この図4の例では、撮影時刻における小数点以下の表記「.018」によってフレーム情報を示している。このように、時刻情報に対してフレーム情報を付加することで、当該パラメータをフレーム単位で制御することが可能となる。この例では、この付加情報が映像の18フレーム目に対応していることを示しており、照明の制御を、フレームと同期させて行うことができる。この場合、視聴者が映像と照明の制御とのずれを感知できない程度の精度で照明の制御を行うと、映像と照明との間に違和感が生じず、好ましい。例えば、映像と照明制御の誤差を、0.3秒以内に抑えるようにする。これは、30フレーム/秒であれば、10フレーム以内の誤差である。
なお、上述では、付加情報のフォーマットにおいて、デリミタとして復改コードを用いたが、これはこの例に限られず、キャリッジリターンやラインフィードを単独で用いてデリミタとしてもよいし、さらに、スペースやタブ記号、カンマ、セミコロンなど、他のコードを用いることもできる。
デリミタとして復改コードを用いた場合には、各パラメータレコードが行毎に扱われ、パラメータ単位での処理が容易になるという利点がある。例えば、配信側で付加情報に記述した全てのパラメータに受信側が対応していない場合、受信側では、対応していないパラメータについて、そのパラメータが記述されている行をスキップするだけでよく、処理が容易であり、自由度が高く拡張性に富んでいる。またそのため、受信側で付加情報の加工が容易であり、様々な種類の情報機器が接続されるインターネット上での使用に適している。
付加情報に、対応するAVストリームに対する関連付け情報を記述しておくと、受信側における、付加情報に基づく処理がより容易になり、好ましい。図5は、付加情報に対して、配信されるAVストリームに対する関連付け情報を追加した例を示す。リアルタイムで配信され再生されるAVストリームの場合、関連付け情報としては、対応するAVストリームがどのようにして送信されたかが記述されていればよい。
図5の例では、パラメータ「MainStreamType」と、パラメータ「MainStreamID」とを用いて、対応するAVストリームを特定している。パラメータ「MainStreamType」は、対応するAVストリーどのような形式で送信されるかを示す。図5の例では、IPマルチキャスト送信されていることを示す値「IP Multicast」が記述されている。パラメータ「MainStreamID」は、対応するAVストリームを一意に特定するための基本情報を示す。図5の例では、当該AVストリームがIPマルチキャスト送信されるため、IPマルチキャストアドレス(226.0.0.1)と、ポート番号「6000」とを用いて、当該AVストリームを特定している。
他の例として、例えば当該AVストリームがテレビジョン放送によるものであれば、パラメータ「MainStreamType」に対して値「TV Onair」とし、パラメータ「MainStreamID」に対して放送チャンネルを記述することが考えられる。
さらに、AVストリームの配信の際に、1つのパケットストリーム中に複数のコンテンツが多重化されて配信されることが考えられる。例えば、BS(Broadcasting Satellite)ディジタル放送や、地上ディジタル放送では、複数チャンネルの信号が1本のトランスポートストリーム(TS)に多重化されて放送される。これら多重化された複数のAVストリームは、同じTSに多重化されるPSI(Program Specific Information)や、SI(Service Information:番組配列情報)といったテーブルを用いて分離および選択される。
トランスポートストリーム(TS)は、幾つかのAVストリームなどを、188バイトの固定長パケットであるトランスポートストリームパケット(TSパケット)を伝送単位として、時分割多重したものである。TSパケットは、ヘッダ部とペイロード部とからなり、ヘッダ部に格納されるPID(Packed ID)により、各々のTSパケットが識別される。AVストリームは、分割されてTSパケットのペイロードに埋め込まれる。受信の際には、PIDに基づきTSパケットを分別し、元のAVストリームを復元する。
TSに対して、さらに、PSIおよびSIが格納される。PSIは、TSに多重化された複数のAVストリームを分離する際に必要となる情報である。PSIは、TSに複数のAVストリームが多重化されているときに、どのストリームを選択し、どのTSパケットを取り出し、どのように復号化するのかといった情報が格納される。また、SIは、番組やサービスの情報が記述され、放送データストリームの分配システム、ストリームの内容、スケジュールやタイミングなどの情報が記述される。
これらの、PID、PSIおよびSIに基づくパラメータを、付加情報のフォーマットに対して上述の図5に例示されるようにして組み込むことで、1本のTSストリーム中に複数のAVストリームが多重化されて伝送されるような場合でも、受信されたTSストリームから付加情報に対応するAVストリームを特定することができる。例えば、上述した図3の付加情報のフォーマットに対して、適当なパラメータ名のパラメータレコードを新たに定義して、データ部61の先頭側に組み込む。パラメータは、例えば、優先的に判断すべき項目から順に並べるとよい。
付加情報がアウトバンド伝送により送信されるため、BSディジタル放送や地上ディジタル放送の規格を変更することなく、これらの放送による番組に対する付加情報を送信することができる。この実施の第1の形態においては、放送番組の撮影現場における照度情報や色温度情報を、既存の放送システムに変更を加えることなく配信することができ、受信側では、配信された照度情報や色温度情報に基づき、視聴中の番組の撮影現場における照度や色温度を再現することができる。
なお、上述では、カメラ100による撮影現場での照度および色温度を実際に計測して、付加情報として送信しているが、これはこの例に限定されない。例えば、映像制作者の意図に基づきプログラミングされた照度および色温度を、付加情報として送信するようにしてもよい。
次に、この発明の実施の第1の形態で用いられる、目的の照度および色温度を得るための照明システムについて説明する。この照明システムは、図1の例では、照明ユニット制御部142、照明ユニット143およびクロマメータ144により構成される。
先ず、色温度について、概略的に説明する。色温度とは、物体や天体の可視域での放射の色から推定される温度のことであり、完全黒体を想定したとき、対象となる光放射の色度と同一の色度の放射光を放つ完全黒体の温度を、色温度という。完全黒体からの放射光は、完全黒体の温度が高くなるにつれて、色度が赤から白、さらに青の方向に変化する。そのため、全体的に赤みが強い画面を「色温度が低い」と表現し、全体的に青みが強い画面を「色温度が高い」と表現することが可能となる。
色温度を厳密に測定する場合、対象となる光源のスペクトル分布を調べて、そこから計算する方法を用いる。一方、写真の色温度を測定する場合などのように厳密さが要求されない場合には、対象となる光の青紫色光、赤色光に対する相対的な強さをそれぞれ求め、その結果に基づき色温度を算出するような色温度計(カラーメーター)が用いられる。したがって、対象となる光源の三原色(赤色光、緑色光および青色光、すなわちRGB)のそれぞれの強さを測定し、それらの比率を調べることで、色温度を算出することが可能となる。
図6は、色温度と三原色の一例の関係を示す。この図6は、色温度4000Kを基準として各色の強さを正規化し、緑色光Gに対する赤色光Rおよび青色光Bの比率を示した図である。この図6から、赤色光Rの光量を減らして青色光Bの光量を増やせば色温度が高くなり、赤色光Rの光量を増やして青色光Bの光量を減らせば色温度が低くなることが分かる。したがって、照明ユニット143は、三原色の発光体をそれぞれ備え、指定された照度および色温度に従って、三原色分の発光体の発光状況をそれぞれ変化させればよい。
発光体としては、例えばLED(Light Emitting Diode)を用いることができる。例えば、図6に基づき4000Kの白色光が得られる三原色分の発光体の数を予め求めておく。このとき、発光体の性質や性能により、赤色光、緑色光および青色光それぞれの発光体の数が必ずしも一致するとは限らない。また、図6の例では、色温度が3000Kから10000Kまでの間で色温度を可変的に得られるようにするためには、例えば、赤色光の発光体を、緑色光の発光体に対して略1.65倍の光量が得られるように用意し、青色光の発光体を、緑色光の発光体に対して略1.52倍の光量が得られるように用意すればよい。
なお、照度については、赤色光、緑色光および青色光の発光の強さの比を変えずに、それぞれの強度を変化させることで、所望の値を得ることができる。
なお、視聴環境によっては、照明ユニット143以外の光(外光など)が入り込むことが考えられる。この場合、入り込んだ光の影響で、受信した付加情報に基づき制御される照度および色温度とは異なる照明環境になってしまう可能性がある。これは、照明ユニット143以外の光により、視聴環境における赤色光、緑色光および青色光の比率や強さの分布が変化してしまうからである。
クロマメータ144を視聴環境に設け、クロマメータ144による視聴環境の照度および色温度の測定結果に基づき、照明ユニット制御部142により照明ユニット143のフィードバック制御を行うことで、照明ユニット143以外の光による影響を防ぐことが可能である。すなわち、クロマメータ144により測定された色温度が付加情報により与えられた色温度よりも高ければ、赤色光を強め、青色光を弱めるようにする。同様に、クロマメータ144により測定された色温度が付加情報により与えられた色温度よりも低ければ、赤色光を弱め、青色光を強めるようにする。
図7は、クロマメータ144によるフィードバック制御を行う場合の、照明ユニット制御部142による一例の調光処理のフローチャートを示す。先ず、配信側から送信された付加情報が受信され、受信された付加情報に記述されている照度および色温度のパラメータが読み取られる。そして、ステップS10で、付加情報により与えられた照度および色温度に基づき、R値、G値およびB値がそれぞれ算出される。算出されたR値、G値およびB値に基づき、照明ユニット制御部142により照明ユニット143が制御され、三原色光による照明がなされる。
次のステップS11では、クロマメータ144により、視聴環境における照度および色温度が測定される。ステップS12で、測定結果のうち色温度の値が付加情報で与えられた色温度の値と比較される。若し、測定結果と付加情報で与えられた値とが一致しないと判断された場合には、処理はステップS14に移行し、測定された実際の色温度が与えられた色温度よりも高いか否かが判断される。測定された実際の色温度の方が高いと判断されれば、処理はステップS15に移行し、赤色光を強くし、青色光を弱くするように調光される。ステップS14で、測定された色温度が与えられた色温度よりも低いと判断されれば、処理はステップS16に移行し、青色光を強くし、赤色光を弱くするように調光される。ステップS15またはステップS16の調光が終了すると、処理はステップS11に戻される。
一方、ステップS12で、測定結果と付加情報で与えられた値とが一致すると判断されれば、処理はステップS13に移行する。ステップS13では、ステップS11での測定結果のうち照度の値が付加情報で与えられた照度の値と比較される。若し、測定結果と付加情報で与えられた値とが一致しないと判断された場合には、処理はステップS17に移行し、測定された照度が与えられた照度よりも高いか否かが判断される。測定された照度の方が高いと判断されれば、処理はステップS18に移行し、三原色光の強度の比率を保ったまま、三原色それぞれの光を弱くするように調光される。ステップS17で、測定された照度が与えられた照度よりも低いと判断されれば、処理はステップS19に移行し、三原色光の強度の比率を保ったまま、三原色それぞれの光を強くするように調光される。ステップS18またはステップS19の調光が終了すると、処理はステップS11に戻される。
なお、ステップS13で、測定結果と付加情報で与えられた値とが一致すると判断された場合には、一連の処理が終了され、次に付加情報により照度および色温度のパラメータが与えられるまで待機される。
なお、上述では、付加情報として照度および色温度を与えるように説明しているが、これはこの例に限定されず、配信側で、照度および色温度に基づきRGB値を予め計算しておき、このRGB値を付加情報として送信するようにしてもよい。図8は、付加情報に対してRGB値を記述した例を示す。この図8の例では、RGB値それぞれが、値「255」を最大値とする絶対的な値として記述されている。予め計算されたRGB値を付加情報として送信することにより、受信側における処理を軽減することができ、受信側のシステムを簡略化することが可能である。一方、RGB値それぞれが絶対的な値として記述されるので、照明ユニット143のキャリブレーションを適切に行う必要がある。
次に、この発明の実施の第2の形態について説明する。図9は、この発明の実施の第2の形態による配信システムの一例の構成を示す。この実施の第2の形態では、撮影された映像および音声に基づくコンテンツと、撮影に伴い測定された、撮影環境下の照度および色温度を計測して得られた照度データおよび色温度データを含む付加情報とを、記録媒体に記録するようにしている。再生の際には、コンテンツの再生に伴い付加情報を再生し、付加情報に格納された照度データおよび色温度データに基づき撮影時の光環境を視聴環境に再現する。
記録側3について説明する。カメラ10で撮影されたビデオ信号は、A/Dコンバータ11でディジタル変換されディジタルビデオデータとされてマルチプレクサ/エンコーダ(MLP/ENC)12に供給される。カメラ10の撮影に伴いマイクロフォン13で集音されたオーディオ信号は、A/Dコンバータ14でディジタル変換され、ディジタルオーディオデータとされてマルチプレクサ/エンコーダ12に供給される。ビデオデータおよびオーディオデータは、マルチプレクサ/エンコーダ12で、それぞれ符号化される。
一方、上述したカメラ10による撮影に対応して、クロマメータ16により、撮影現場の照度および色温度が計測される。計測された照度データおよび色温度データ(以下、照度・色温度データと略称する)は、クロマデータ受信部17に受信され、保存データ作成部18に供給される。保存データ作成部18では、図示されないタイマから供給される時刻情報に基づき、照度・色温度データに対して再生時における同期用のタイムスタンプが付加される。タイムスタンプが付加された照度・計測データは、マルチプレクサ/エンコーダ12に供給され、符号化される。
マルチプレクサ/エンコーダ12は、符号化されたビデオデータおよびオーディオデータを多重化すると共に、符号化された照度・色温度データを、ビデオデータおよびオーディオデータからなるコンテンツの付加情報として、当該ビデオデータおよびオーディオデータに対して多重化する。例えば、符号化されたビデオデータ、オーディオデータおよび照度・色温度データを、それぞれ固定長のペイロードに詰め込み、データ種類を識別する識別情報を含むヘッダを付加してパケット化することで時分割多重する。多重化されたビデオデータ、オーディオデータおよび照度・色温度データは、記録媒体50に記録される。
なお、記録媒体50は、例えば記録可能な大容量の光ディスクである。これに限らず、記録媒体50をハードディスクドライブとしてもよい。また、マルチプレクサ/エンコーダ12から多重化されて出力されたビデオデータ、オーディオデータおよび照度・色温度データを、再生専用の光ディスクを製造するための装置(図示しない)に供給し、これらのデータが記録された光ディスクを記録媒体50として製造し、受信側4に提供するようにしてもよい。
再生側4について説明する。記録媒体50から再生されたデータは、デマルチプレクサ/デコーダ(DEMLP/DEC)31に供給され、多重化されたビデオデータ、オーディオデータおよび照度・色温度データが分離される。そして、分離されたビデオデータ、オーディオデータおよび照度・色温度データがそれぞれ復号化される。例えば、記録媒体50から再生されたパケットがヘッダに含まれる識別情報に基づきデータ種類毎に分別される。データ種類毎に分別されたパケットから、それぞれヘッダが除去され、ペイロードに格納されたデータが取り出され、元のデータが復元される。
デマルチプレクサ/デコーダ31から出力されたビデオデータは、D/Aコンバータ32でアナログビデオ信号に変換され、モニタ33に供給され、映像が再生される。デマルチプレクサ/デコーダ31から出力されたオーディオデータは、D/Aコンバータ34でアナログオーディオ信号に変換され、アンプ/スピーカ部35に供給されて、音声が再生される。
一方、デマルチプレクサ/デコーダ31から出力された照度・色温度データは、クロマデータ再作成部37に供給される。クロマデータ再作成部37では、供給された照度・色温度データを照明ユニット制御部38に供給する。照明ユニット制御部38は、供給された照度・色温度データに基づき、照明ユニット40を制御する。
すなわち、照明ユニット40は、例えばR(赤色)、G(緑色)およびB(青色)の三原色の光源を有し、R、GおよびBの各色の光源をそれぞれ独立して制御可能とされる。また、照明ユニット制御部38に対して、照明ユニット40により照射される領域の照度および色温度を計測可能なクロマメータ39を接続すると、上述した実施の第1の形態と同様に、照明ユニット40のフィードバック制御が可能となり、好ましい。照明ユニット制御部38による、照度データおよび色温度データに基づく照明ユニット40の制御は、上述の実施の第1の形態で図6および図7を用いて既に説明した方法に基づき行われる。
また、照度・色温度データに基づく照明ユニット制御部38による照明ユニット40の制御は、記録側3において保存データ作成部18で付加されたタイムスタンプに基づき、上述のビデオデータおよびオーディオデータと同期を取りながら行われる。
なお、上述では、記録側3および再生側4がそれぞれ独立した装置であるかのように説明したが、これはこの例に限られず、記録側3および再生側4を一体的に構成することもできる。
図10は、この発明の実施の第2の形態に適用できる付加情報の一例のフォーマットを示す。この実施の第2の形態では、付加情報を、コンテンツすなわちビデオデータおよびオーディオデータのメタデータとして、MPEG−7(Moving Pictures Experts Group 7)に準拠した形式で記述する。
MPEG−7は、MPEG−7は、正式名称が「Multimedia Content Description Interface」(ISO/IEC 15938による)とされ、マルチメディアコンテンツの検索を目的とした規格である。MPEG−7によれば、マルチメディアコンテンツのデータベースを世界共通に利用するために、マルチメディアコンテンツに対する検索用語が共通化される。
MPEG−7では、XML(Extensible Markup Language)を記述言語として用いることができる。XMLは、独自の定義が可能なタグを用いて情報を記述するようにした言語である。XMLを用いることで、記述された情報に対して、タグにより特定の意味を持たせることができる。XMLは、XMLファイルの各タグにパラメータの意味情報を埋め込むことができるので、新たなパラメータの定義などを容易に行うことが可能で、拡張性に優れている。
XMLファイルのタグについて、概略的に説明する。タグは、一般的には、範囲の開始および終了をそれぞれ示す一対の記号からなり、テキスト中に埋め込んで任意の範囲を指定することができる。例えば、範囲の開始を示すタグは、予め定義された文字列を記号「<」と「>」とで囲んで表現され(開始タグと称する)、終了を示すタグは、開始を示すタグ中に記される文字列と同一の文字列が記号「</」と「>」とで囲んで表現される(終了タグと称する)。開始および終了の一対のタグによって指定された範囲は、そのタグの要素と称され、要素に対して、タグ内の文字列によって任意の意味を持たせることが可能である。また、タグ中に、所定の属性の記述を含ませることができる。タグは、入れ子構造を取ることが可能である。通常、XMLファイルの記述において、入れ子のレベルは、各行のインデントの深さで表現される。
図10において、タグ<Object>内に記述される属性stimeおよび属性etimeは、それぞれ対象となるフレームの開始時刻および終了時刻がフレーム単位で指定される。属性stimeおよび属性etimeは、値「hh:mm:ss.fff」として記述され、「hh:mm:ss」で時、分、秒が指定され、「.fff」でフレームが指定される。照度および色温度は、タグ<item>を用いて指定される。タグ<item>内の属性idに値「Illumination」を指定することで、当該タグの要素が照度を指定することを示す。同様に、タグ<item>内の属性idに値「ColorTemp」を指定することで、当該タグの要素が色温度を指定することを示す。
また、図10の例では、一つの付加情報に対して、タグ<Objects>の要素として、複数の照度および色温度が時刻情報を異ならされて記述されている。この付加情報が対応するコンテンツの再生時に、タグ<Object>の属性stimeおよび属性etimeで指定される範囲にが対応するビデオデータの再生時刻に、当該タグ<Object>の要素として指定される照度および色温度が再生される。
例えば、照明ユニット制御部38により、対応するビデオデータの先頭から2分0秒27フレーム目までは、照度「487.7Lux」、色温度「4682K」に調光され、2分0秒28フレーム目から2分48秒2フレーム目までは、照度「486.5Lux」、色温度「4683K」に調光される。さらに、次のフレームすなわち再生開始より2分48秒3フレーム目から5分1秒0フレーム目までは、照度「489.3Lux」、色温度「4683K」に調光され、5分1秒1フレーム目から7分48秒22フレーム目までは、照度「490.3Lux」色温度「4684K」に調光される。
なお、上述では、付加情報をXMLを用いてMPEG−7に準拠して記述しているが、これはこの例に限定されず、他の言語や方式を用いて付加情報を記述してもよい。例えば、この実施の第2の形態において、上述した実施の第1の形態による付加情報をフォーマットを適用することも可能である。同様に、上述した実施の第1の形態における付加情報を、この実施の第2の形態のようにXMLを用いて記述することも可能である。
さらに、上述では、コンテンツと、当該コンテンツに対応する付加情報とが同一の記録媒体50に記録されるように説明したが、これはこの例に限定されず、コンテンツと付加情報とを異なる経路で再生側4に供給して、記録媒体50に記録することができる。例えば、コンテンツと付加情報とを、それぞれ異なる記録媒体に記録して、再生側4に供給することができる。コンテンツを記録媒体50に記録して再生側4に供給し、付加情報をインターネットなどのネットワークを介して再生側4に供給することも可能である。コンテンツをネットワーク配信して再生側4で記録媒体50に記録し、付加情報を他の記録媒体を介して再生側4に供給してもよい。
さらに、記録媒体50に複数のコンテンツおよび付加情報を記録して再生側4に提供し、再生側4で再生するコンテンツを選択するようにもできる。勿論、再生側4にハードディスクドライブなどの蓄積装置を設け、供給されたコンテンツおよび付加情報を蓄積装置に多数、蓄積し、再生するコンテンツを選択してもよい。
記録媒体50に対して、複数のコンテンツおよび対応する付加情報が記録される場合、付加情報側から対応するコンテンツを識別するために、付加情報に対して、コンテンツとの関連付けを行うための情報を記述する必要がある。
記録媒体50に記録されたコンテンツは、例えば下記の情報により識別することが可能である。
(1)コンテンツが格納されるファイルのファイル名
(2)コンテンツが格納されるファイルのサイズ
(3)コンテンツが格納されるファイルのハッシュ値
(4)ボリュームラベル
(5)ボリュームシリアル番号
(6)アングル
コンテンツが記録媒体50に記録される際、そのコンテンツは、記録媒体50上ではファイルとして存在するため、そのファイル名を識別情報として用いることができる。付加情報がコンテンツが記録される記録媒体とは異なる記録媒体や、ネットワークを介してなど、別の手段によって再生側4に渡されるような場合、付加情報に対応するコンテンツが格納されるファイルの識別をファイル名のみを用いて行ったのでは、不十分である可能性がある。そこで、付加情報に対応するコンテンツファイルを特定するために、対応するコンテンツファイルのファイルサイズと当該ファイルのハッシュ値を用いる。
ハッシュ値は、原文のバイト列から、ハッシュ関数と呼ばれる一方向関数により生成される固定長の値であって、原文に対して擬似的な乱数のような値を生成し、ハッシュ値から原文を再現することができないようになっている。ハッシュ関数は、初期値敏感性の不可逆な関数であり、原文のバイト列が1バイトでも異なると算出されるハッシュ値が大きく異なるため、このハッシュ値を用いることで、付加情報がそのファイルに対応するか否かを高精度で判別することが可能である。ハッシュ関数としては、例えばMD5と呼ばれる関数を用いることができる。
同一ファイル名で内容が異なるコンテンツが複数の記録媒体50、50、・・・に存在するような場合も考えられる。この場合、これら複数の同一ファイル名のファイルから付加情報に対応するファイルを特定するために、記録媒体50、50、・・・にそれぞれ付されるボリュームラベルおよび/またはボリュームシリアル番号を用いることができる。
コンテンツの識別情報として、ファイル名の他に、上述のファイルサイズやハッシュ値が付加情報中に指定されていれば、極めて高い確率で付加情報に対応するファイルを特定することが可能である。一方、何らかの事情でファイルサイズやファイルのハッシュ値の情報が欠落あるいは省略されていることも考えられる。ボリュームラベルやボリュームシリアル番号は、このような場合でもファイルを特定することができるようにするために用いる。
なお、アングルは、DVD Video(Digital Versatile Disc Video)の一部のタイトルで採用されている、マルチアングル形式のストリームに対応するために用いる。
図11は、上述した図10のフォーマットに対して、対応するファイルの識別情報を追加した例を示す。タグ<MainStream>の要素として、当該付加情報に対応するコンテンツが格納されるファイルのファイル名、ファイルサイズ、ファイルのハッシュ関数MD5によるハッシュ値、ボリュームラベルおよびボリュームシリアル番号を、タグ<item>の属性idにおける値「FileName」、値「FileSize」、値「FileMD5」、値「VolumeLabel」および値「VolumeSerial」を用いて、それぞれの要素として記述してある。
なお、図11の例では、タグ<Object>の要素として、値がアングル番号を指定するための値「Angle」である属性idを有するタグ<item>を追加してある。このように、タグ<Object>の要素としてアングル番号を指定することで、マルチアングルで収録されたコンテンツ中から、特定のアングルに対して付加情報を関連付けることが可能となる。
なお、上述したこの発明の実施の第1および第2の形態では、配信側または記録側では、実際にカメラで撮影を行ったビデオデータを用い、撮影環境下の照度および色温度を当該ビデオデータの付加情報としているが、これはこの例に限定されない。例えば、予め撮影されたビデオデータを用い、当該ビデオデータに対して制作者側の意図に沿った照度・色温度データを作成し、これを付加情報とすることもできる。予め作成されたビデオデータを解析して照度・色温度データを生成することもできる。また、ビデオデータは、撮影されたものに限らず、コンピュータグラフィクスなどにより作成したものを用いてもよい。さらに、用いる映像情報も、ビデオデータに限らず、静止画像データや、静止画像データを所定のタイミングで切り替えながら映出するスライドショーを用いることも可能である。
また、上述したこの発明の実施の第1および第2の形態では、撮影環境として照度および色温度を測定して付加情報に格納しているが、これはこの例に限定されず、さらに他の環境情報を測定し付加情報に格納するようにしてもよい。
この発明の実施の第1の形態による配信システムの一例の構成を示すブロック図である。 付加情報の一例のデータ構造を概略的に示す略線図である。 付加情報の具体的な例を示す略線図である。 付加情報の具体的な例を示す略線図である。 付加情報に対して配信されるAVストリームに対する関連付け情報を追加した例を示す略線図である。 色温度と三原色の一例の関係を示す略線図である。 調光処理の一例のフローチャートである。 付加情報に対してRGB値を記述した例を示す略線図である。 この発明の実施の第2の形態による配信システムの一例の構成を示すブロック図である。 この発明の実施の第2の形態に適用できる付加情報の一例のフォーマットを示す略線図である。 対応するファイルの識別情報を追加した付加情報の一例のフォーマットを示す略線図である。
符号の説明
1 インバンド伝送側
2 アウトバンド伝送側
3 記録側
4 再生側
10 カメラ
12 マルチプレクサ/エンコーダ
13 マイクロフォン
16 クロマメータ
18 保存データ生成部
31 デマルチプレクサ/デコーダ
37 クロマデータ再生成部
38 照明ユニット制御部38
39 クロマメータ
40 照明ユニット
50 記録媒体
60 ヘッダ部
61 データ部
62 トレーラ部
100 カメラ
102 マルチプレクサ/エンコーダ
105 カプセル化部
110 クロマメータ
113 IPパケット送信部
120 IPネットワーク
130 逆カプセル化部
131 デマルチプレクサ/デコーダ
140 IPパケット受信部
141 クロマデータ再作成部
142 照明ユニット制御部
143 照明ユニット
144 クロマメータ

Claims (41)

  1. 映像情報を出力する映像情報出力手段と、
    上記映像情報に伴う照度および色温度情報を含む付加情報を出力する付加情報出力手段と、
    上記映像情報を再生する映像情報再生手段と、
    上記映像情報再生手段による上記映像情報の再生に伴い、上記照度および色温度情報に基づき調光を行う調光手段と
    を有することを特徴とする調光システム。
  2. 請求項1に記載の調光システムにおいて、
    上記映像情報は、撮影されたものであって、上記照度および色温度情報は、上記撮影環境下で測定されて得られることを特徴とする調光システム。
  3. 請求項1に記載の調光システムにおいて、
    上記調光手段により調光された照明の照度および色温度を測定する測定手段をさらに有し、
    上記調光手段は、上記付加情報出力手段から出力された上記付加情報に含まれる上記照度および色温度情報と、上記測定手段で測定されて得られた上記照度および色温度情報とに基づき上記調光を行うことを特徴とする調光システム。
  4. 請求項3に記載の調光システムにおいて、
    上記調光手段は、上記付加情報出力手段から出力された上記付加情報に含まれる上記色温度情報と、上記測定手段で測定されて得られた上記色温度情報との比較結果に基づき、光の三原色のうち赤色光および青色光の光量を制御することを特徴とする調光システム。
  5. 請求項1に記載の調光システムにおいて、
    上記付加情報は、上記映像情報に対する同期情報をさらに含み、
    上記調光手段は、上記付加情報に含まれる上記同期情報に基づき、上記調光を上記映像情報に対して同期的に行うようにしたことを特徴とする調光システム。
  6. 請求項5に記載の調光システムにおいて、
    上記同期情報は、上記映像情報に対応するフレーム情報を含み、上記調光を上記映像情報に対して上記フレーム情報に基づき同期的に行うようにしたことを特徴とする調光システム。
  7. 請求項1に記載の調光システムにおいて、
    上記付加情報出力手段は、上記照度および色温度情報に基づき光の三原色それぞれの光量を予め求め、上記調光手段は、上記予め求められた光の三原色それぞれの光量に基づき上記調光を行うようにしたことを特徴とする調光システム。
  8. 請求項1に記載の調光システムにおいて、
    上記付加情報は、上記映像情報に対する関連付け情報をさらに含むことを特徴とする調光システム。
  9. 請求項1に記載の調光システムにおいて、
    上記映像情報および上記付加情報は、通信ネットワークを介して上記映像情報再生手段および上記調光手段にそれぞれ渡されることを特徴とする調光システム。
  10. 請求項1に記載の調光システムにおいて、
    上記映像情報および上記付加情報は、記録媒体を介して上記映像情報再生手段および上記調光手段にそれぞれ渡されることを特徴とする調光システム。
  11. 請求項10に記載の調光システムにおいて、
    上記付加情報は、上記記録媒体を識別するための識別情報をさらに含むことを特徴とする調光システム。
  12. 映像情報を出力する映像情報出力のステップと、
    上記映像情報に伴う照度および色温度情報を含む付加情報を出力する付加情報出力のステップと、
    上記映像情報を再生する映像情報再生のステップと、
    上記映像情報再生のステップによる上記映像情報の再生に伴い、上記照度および色温度情報に基づき調光を行う調光のステップと
    を有することを特徴とする調光方法。
  13. 映像情報を出力する映像情報出力手段と、
    上記映像情報に伴う照度および色温度情報を含む付加情報を出力する付加情報出力手段と、
    上記映像情報および上記付加情報を通信ネットワークに対して送信する送信手段と
    を有することを特徴とする配信装置。
  14. 請求項13に記載の配信装置において、
    上記映像情報は、撮影されたものであって、上記照度および色温度情報は、上記撮影環境下で測定されて得られることを特徴とする配信装置。
  15. 請求項13に記載の配信装置において、
    上記付加情報は、上記映像情報に対する同期情報をさらに含むことを特徴とする配信装置。
  16. 請求項15に記載の配信装置において、
    上記同期情報は、上記映像情報に対応するフレーム情報を含むことを特徴とする配信装置。
  17. 請求項13に記載の配信装置において、
    上記付加情報は、上記映像情報に対する関連付け情報をさらに含むことを特徴とする配信装置。
  18. 映像情報を出力する映像情報出力のステップと、
    上記映像情報に伴う照度および色温度情報を含む付加情報を出力する付加情報出力のステップと、
    上記映像情報および上記付加情報を通信ネットワークに対して送信する送信のステップと
    を有することを特徴とする配信方法。
  19. 通信ネットワークを介して送信された、映像情報と、該映像情報に伴う照度および色温度情報を含む付加情報とを受信する受信手段と、
    上記受信手段で受信された上記映像情報を再生する映像情報再生手段と、
    上記映像情報再生手段による上記映像情報の再生に伴い、上記受信手段で受信された上記付加情報に含まれる上記照度および色温度情報に基づき調光を行う調光手段と
    を有することを特徴とする受信装置。
  20. 請求項19に記載の受信装置において、
    上記映像情報は、撮影されたものであって、上記照度および色温度情報は、上記撮影環境下で測定されて得られたことを特徴とする受信装置。
  21. 請求項19に記載の受信装置において、
    上記調光手段により調光された照明の照度および色温度を測定する測定手段をさらに有し、
    上記調光手段は、上記受信手段で受信された上記付加情報に含まれる上記照度および色温度情報と、上記測定手段で測定されて得られた上記照度および色温度情報とに基づき上記調光を行うことを特徴とする受信装置。
  22. 請求項21に記載の受信装置において、
    上記調光手段は、上記受信手段で受信された上記付加情報に含まれる上記色温度情報と、上記測定手段で測定されて得られた上記色温度情報との比較結果に基づき、光の三原色のうち赤色光および青色光の光量を制御することを特徴とする受信装置。
  23. 請求項19に記載の受信装置において、
    上記付加情報は、上記映像情報に対する同期情報をさらに含み、
    上記調光手段は、上記付加情報に含まれる上記同期情報に基づき、上記調光を上記映像情報に対して同期的に行うようにしたことを特徴とする受信装置。
  24. 請求項23に記載の受信装置において、
    上記同期情報は、上記映像情報に対応するフレーム情報を含み、上記調光を上記映像情報に対して上記フレーム情報に基づき同期的に行うようにしたことを特徴とする受信装置。
  25. 請求項19に記載の受信装置において、
    上記受信手段は、上記照度および色温度情報に基づき予め求められた光の三原色それぞれの光量を上記付加情報に含まれる上記照度および色温度情報として受信し、
    上記調光手段は、上記受信手段により受信された上記付加情報に含まれる上記予め求められた光の三原色それぞれの光量に基づき上記調光を行うようにしたことを特徴とする受信装置。
  26. 通信ネットワークを介して送信された、映像情報と、該映像情報に伴う照度および色温度情報を含む付加情報とを受信する受信のステップと、
    上記受信のステップにより受信された上記映像情報を再生する映像情報再生のステップと、
    上記映像情報再生のステップによる上記映像情報の再生に伴い、上記受信のステップで受信された上記付加情報に含まれる上記照度および色温度情報に基づき調光を行う調光のステップと
    を有することを特徴とする受信方法。
  27. 映像情報を出力する映像情報出力手段と、
    上記映像情報に伴う照度および色温度情報を含む付加情報を出力する付加情報出力手段と、
    上記映像情報および上記付加情報を記録媒体に記録する記録手段と
    を有することを特徴とする記録装置。
  28. 請求項27に記載の記録装置において、
    上記映像情報は、撮影されたものであって、上記照度および色温度情報は、上記撮影環境下で測定されて得られることを特徴とする記録装置。
  29. 請求項27に記載の記録装置において、
    上記付加情報は、上記映像情報に対する同期情報をさらに含むことを特徴とする記録装置。
  30. 請求項29に記載の記録装置において、
    上記同期情報は、上記映像情報に対応するフレーム情報を含むことを特徴とする記録装置。
  31. 請求項27に記載の記録装置において、
    上記付加情報は、上記映像情報に対する関連付け情報をさらに含むことを特徴とする記録装置。
  32. 請求項27に記載の記録装置において、
    上記付加情報は、上記記録媒体を識別するための識別情報をさらに含むことを特徴とする記録装置。
  33. 映像情報を出力する映像情報出力のステップと、
    上記映像情報に伴う照度および色温度情報を含む付加情報を出力する付加情報出力のステップと、
    上記映像情報および上記付加情報を記録媒体に記録する記録のステップと
    を有することを特徴とする記録方法。
  34. 記録媒体に記録された、映像情報と、該映像情報に伴う照度および色温度情報を含む付加情報とを該記録媒体から読み出す手段と、
    上記記録媒体から上記読み出された上記映像情報を再生する映像情報再生手段と、
    上記映像情報再生手段による上記映像情報の再生に伴い、上記記録媒体から上記読み出された上記付加情報に含まれる上記照度および色温度情報に基づき調光を行う調光手段と
    を有することを特徴とする再生装置。
  35. 請求項34に記載の再生装置において、
    上記映像情報は、撮影されたものであって、上記照度および色温度情報は、上記撮影環境下で測定されて得られたことを特徴とする再生装置。
  36. 請求項34に記載の再生装置において、
    上記調光手段により調光された照明の照度および色温度を測定する測定手段をさらに有し、
    上記調光手段は、上記記録媒体から上記読み出された上記付加情報に含まれる上記照度および色温度情報と、上記測定手段で測定されて得られた上記照度および色温度情報とに基づき上記調光を行うことを特徴とする再生装置。
  37. 請求項36に記載の再生装置において、
    上記調光手段は、上記記録媒体から上記読み出された上記付加情報に含まれる上記色温度情報と、上記測定手段で測定されて得られた上記色温度情報との比較結果に基づき、光の三原色のうち赤色光および青色光の光量を制御することを特徴とする再生装置。
  38. 請求項34に記載の再生装置において、
    上記付加情報は、上記映像情報に対する同期情報をさらに含み、
    上記調光手段は、上記付加情報に含まれる上記同期情報に基づき、上記調光を上記映像情報に対して同期的に行うようにしたことを特徴とする再生装置。
  39. 請求項38に記載の再生装置において、
    上記同期情報は、上記映像情報に対応するフレーム情報を含み、上記調光を上記映像情報に対して上記フレーム情報に基づき同期的に行うようにしたことを特徴とする再生装置。
  40. 請求項34に記載の再生装置において、
    上記記録媒体から、上記照度および色温度情報に基づき予め求められた光の三原色それぞれの光量を上記付加情報に含まれる上記照度および色温度情報として読み出し、
    上記調光手段は、上記受信手段により受信された上記付加情報に含まれる上記予め求められた光の三原色それぞれの光量に基づき上記調光を行うようにしたことを特徴とする再生装置。
  41. 記録媒体に記録された、映像情報と、該映像情報に伴う照度および色温度情報を含む付加情報とを該記録媒体から読み出すステップと、
    上記記録媒体から上記読み出された上記映像情報を再生する映像情報再生のステップと、
    上記映像情報再生のステップによる上記映像情報の再生に伴い、上記記録媒体から上記読み出された上記付加情報に含まれる上記照度および色温度情報に基づき調光を行う調光のステップと
    を有することを特徴とする再生方法。
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