JP2001343855A - 定着装置 - Google Patents
定着装置Info
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- JP2001343855A JP2001343855A JP2000163622A JP2000163622A JP2001343855A JP 2001343855 A JP2001343855 A JP 2001343855A JP 2000163622 A JP2000163622 A JP 2000163622A JP 2000163622 A JP2000163622 A JP 2000163622A JP 2001343855 A JP2001343855 A JP 2001343855A
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- JP
- Japan
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- adjusting
- pressing force
- pressing
- pressure
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Abstract
(57)【要約】
【課題】サービスマンによる加圧力の調整を容易とする
定着装置を提供しようとするものである。 【解決手段】加圧力を発生用のバネ部材32と、加圧ロー
ラーを保持する保持部材34に対して前記加圧力を作用さ
せる第1調整部材35と、バネ部材32のバネ力が作用する
第2調整部材31とをネジ結合させ、第1調整部材35を第
2調整部材31と一体に軸方向に移動させることにより保
持部材34に対する初期設定の加圧力を調整可能とし、第
2調整部材31を第1調整部材35に対して軸方向位置を調
整することで前記初期設定加圧力に対する加圧力の調整
を行う。
定着装置を提供しようとするものである。 【解決手段】加圧力を発生用のバネ部材32と、加圧ロー
ラーを保持する保持部材34に対して前記加圧力を作用さ
せる第1調整部材35と、バネ部材32のバネ力が作用する
第2調整部材31とをネジ結合させ、第1調整部材35を第
2調整部材31と一体に軸方向に移動させることにより保
持部材34に対する初期設定の加圧力を調整可能とし、第
2調整部材31を第1調整部材35に対して軸方向位置を調
整することで前記初期設定加圧力に対する加圧力の調整
を行う。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は定着装置に係り、特
に加圧調整機構に関するものである。
に加圧調整機構に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図3は電子写真方式によるタンデム型の
カラー画像形成装置の概略図を示し、カセット101に
積載された記録紙102は給紙ローラー101aにより
分離ローラー101cに送られ最上紙1枚が分離され
る。次いで、記録紙102は複数の搬送ローラー対10
1dによって搬送路に沿って搬送され、停止しているレ
ジストローラー対103のニップに先端が係止されて湾
曲し、斜行が矯正される。
カラー画像形成装置の概略図を示し、カセット101に
積載された記録紙102は給紙ローラー101aにより
分離ローラー101cに送られ最上紙1枚が分離され
る。次いで、記録紙102は複数の搬送ローラー対10
1dによって搬送路に沿って搬送され、停止しているレ
ジストローラー対103のニップに先端が係止されて湾
曲し、斜行が矯正される。
【0003】レジストローラー対103は感光ドラム1
06a1上に形成されたトナー画像と同期するタイミン
グで回転を開始して記録紙102を送り出す。送り出さ
れた記録紙102は、吸着ローラー104によって、転
写ベルト105に静電的に吸着される。
06a1上に形成されたトナー画像と同期するタイミン
グで回転を開始して記録紙102を送り出す。送り出さ
れた記録紙102は、吸着ローラー104によって、転
写ベルト105に静電的に吸着される。
【0004】そして、感光ドラム106a1上に形成さ
れたイエローのトナー画像は、転写手段107a1によ
って、転写ベルト105によって搬送される記録紙10
2に転写される。
れたイエローのトナー画像は、転写手段107a1によ
って、転写ベルト105によって搬送される記録紙10
2に転写される。
【0005】同様にして、画像形成手段106b、10
6c、106d、転写手段107b、107c、107
dによってマゼンタ、シアン、ブラックのトナー画像が
記録紙102に順に転写される。
6c、106d、転写手段107b、107c、107
dによってマゼンタ、シアン、ブラックのトナー画像が
記録紙102に順に転写される。
【0006】転写ベルト105によって搬送された記録
紙102に転写されたトナー画像は定着装置120によ
って記録紙102上に定着される。
紙102に転写されたトナー画像は定着装置120によ
って記録紙102上に定着される。
【0007】定着装置120を通過した記録紙102
は、排紙ローラー109によって搬送され排紙トレイ1
10上に排出される。
は、排紙ローラー109によって搬送され排紙トレイ1
10上に排出される。
【0008】次に、上記構成において、定着装置120
は図4に示す構成となっている。1は定着ローラーで、
内部にヒーター3が配置されている。2は定着ローラー
に加圧して定着ローラーに従動して回転する加圧ローラ
ー。4は定着ローラー4に記録紙102を導く定着入り
口ガイド。5は定着ローラー1に記録紙120が巻き付
くのを防止するための分離爪。6は排紙ローラーで排紙
コロ7が圧接されている。8はウエブペーパーでウエブ
ローラー9により定着ローラー1に圧接しており、定着
ローラー1の汚れを拭き取っている。
は図4に示す構成となっている。1は定着ローラーで、
内部にヒーター3が配置されている。2は定着ローラー
に加圧して定着ローラーに従動して回転する加圧ローラ
ー。4は定着ローラー4に記録紙102を導く定着入り
口ガイド。5は定着ローラー1に記録紙120が巻き付
くのを防止するための分離爪。6は排紙ローラーで排紙
コロ7が圧接されている。8はウエブペーパーでウエブ
ローラー9により定着ローラー1に圧接しており、定着
ローラー1の汚れを拭き取っている。
【0009】図5、図6は加圧ローラー2の定着ローラ
ー1に対する加圧調整機構を示す図で、加圧ローラー2
はその端部に軸受け14が取り付けられ、軸受け14は
加圧アーム13のU溝に取り付けられている。加圧アー
ム13の一端13aは、加圧アーム軸12に対して回動
自在に定着フレーム11に対して取り付けられており、
他端13bは加圧調整ビス16のビス部16aが加圧ア
ーム13に設けられたタップ部13cに締結されてい
る。また、定着フレーム11には加圧受け17が固定さ
れている。そして、加圧調整バネ15は加圧調整ビス1
6と加圧受け14の間に設けられている。これにより、
加圧アーム13は矢印A方向に付勢され定着ローラー1
に対して加圧ローラー2が加圧される。
ー1に対する加圧調整機構を示す図で、加圧ローラー2
はその端部に軸受け14が取り付けられ、軸受け14は
加圧アーム13のU溝に取り付けられている。加圧アー
ム13の一端13aは、加圧アーム軸12に対して回動
自在に定着フレーム11に対して取り付けられており、
他端13bは加圧調整ビス16のビス部16aが加圧ア
ーム13に設けられたタップ部13cに締結されてい
る。また、定着フレーム11には加圧受け17が固定さ
れている。そして、加圧調整バネ15は加圧調整ビス1
6と加圧受け14の間に設けられている。これにより、
加圧アーム13は矢印A方向に付勢され定着ローラー1
に対して加圧ローラー2が加圧される。
【0010】上記構成で定着ローラー1に対して加圧ロ
ーラー2の加圧力の調整は、加圧調整ビス16を矢印B
方向に回転させることにより加圧調整ビス16が矢印C
方向に移動することで加圧調整バネ15の長さが変化す
ることで行われる。
ーラー2の加圧力の調整は、加圧調整ビス16を矢印B
方向に回転させることにより加圧調整ビス16が矢印C
方向に移動することで加圧調整バネ15の長さが変化す
ることで行われる。
【0011】定着装置120の加圧ローラー2の加圧調
整は、定着装置120を組み立てるときに不図示の加圧
力調整工具により加圧力を測定しながら加圧調整ビス1
6により調整を行う方法と、記録紙102に均一なベタ
画像を形成して定着装置120により搬送させ、搬送途
中で駆動を停止させ一定の時間後に再度搬送して排出さ
せることで図7に示すように停止させていたところに定
着ローラー1と加圧ローラー2によるニップの跡102
aができ、その幅Wを測定し、適正値になるように定着
調整ビス16により調整を行う方法がある。しかし、記
録紙102を搬送中に停止させ、定着ローラー1と加圧
ローラー2によるニップの跡102aができ、その幅W
を測定する手段は、特定された工具は不要であるが場合
によっては記録紙102が定着ローラー1に巻き付いて
しまった場合、本来のニップ幅Wよりも大きめになって
しまう場合があり、この調整方法は数回のチェックや熟
練した作業者による判断等が必要となっている。
整は、定着装置120を組み立てるときに不図示の加圧
力調整工具により加圧力を測定しながら加圧調整ビス1
6により調整を行う方法と、記録紙102に均一なベタ
画像を形成して定着装置120により搬送させ、搬送途
中で駆動を停止させ一定の時間後に再度搬送して排出さ
せることで図7に示すように停止させていたところに定
着ローラー1と加圧ローラー2によるニップの跡102
aができ、その幅Wを測定し、適正値になるように定着
調整ビス16により調整を行う方法がある。しかし、記
録紙102を搬送中に停止させ、定着ローラー1と加圧
ローラー2によるニップの跡102aができ、その幅W
を測定する手段は、特定された工具は不要であるが場合
によっては記録紙102が定着ローラー1に巻き付いて
しまった場合、本来のニップ幅Wよりも大きめになって
しまう場合があり、この調整方法は数回のチェックや熟
練した作業者による判断等が必要となっている。
【0012】定着装置120の加圧力の調整は、適正な
加圧力にすることでトナー画像の記録紙102に対し確
実に定着させることが目的であり、加圧力が適正値に対
して小さすぎると定着不良を起こしてしまう。また、逆
に加圧力が強すぎると定着ローラー1や加圧ローラー2
のゴム部に過剰な圧力が加わり疲労破壊の原因になった
り、駆動系の負荷が大きくなり、該駆動系の破損の原因
になったり、また、加圧力が大きくなることで定着ロー
ラー1と加圧ローラー2によるニップが増えこれにより
記録紙102が定着ローラー1や、加圧ローラー2に巻
き付きやすくなり、ジャムの原因になったりする。
加圧力にすることでトナー画像の記録紙102に対し確
実に定着させることが目的であり、加圧力が適正値に対
して小さすぎると定着不良を起こしてしまう。また、逆
に加圧力が強すぎると定着ローラー1や加圧ローラー2
のゴム部に過剰な圧力が加わり疲労破壊の原因になった
り、駆動系の負荷が大きくなり、該駆動系の破損の原因
になったり、また、加圧力が大きくなることで定着ロー
ラー1と加圧ローラー2によるニップが増えこれにより
記録紙102が定着ローラー1や、加圧ローラー2に巻
き付きやすくなり、ジャムの原因になったりする。
【0013】また、図3に示すように、4色のプロセス
キットを並列に並べたタンデム型のカラー画像形成装置
では、転写ベルト105の端105aと定着装置120
のニップ120aの距離Lを小さくすることで装置の大
きさを小さくしている。しかし、図8に示すように、加
圧ローラー2による加圧力の前奥のバランスが悪いと、
定着装置120による記録紙の搬送方向が転写ベルト1
05と異なってしまい、図9に示すように、画像形成装
置の転写端105aと定着ニップ120aの距離Lが短
いため、転写ベルト105と定着装置120の間で記録
紙102容易にウネリが発する。このウネリが図9に示
すような記録紙102の浮きとなり、4色目の画像形成
手段106dの下面(感光ドラム106d1の下面)
や、転写ベルト105に静電的吸着している記録紙10
2を除電して転写ベルト105からの記録紙102の分
離を補助している分離帯電器111(図9に示す)の下
面とのこすれとなってしまう。
キットを並列に並べたタンデム型のカラー画像形成装置
では、転写ベルト105の端105aと定着装置120
のニップ120aの距離Lを小さくすることで装置の大
きさを小さくしている。しかし、図8に示すように、加
圧ローラー2による加圧力の前奥のバランスが悪いと、
定着装置120による記録紙の搬送方向が転写ベルト1
05と異なってしまい、図9に示すように、画像形成装
置の転写端105aと定着ニップ120aの距離Lが短
いため、転写ベルト105と定着装置120の間で記録
紙102容易にウネリが発する。このウネリが図9に示
すような記録紙102の浮きとなり、4色目の画像形成
手段106dの下面(感光ドラム106d1の下面)
や、転写ベルト105に静電的吸着している記録紙10
2を除電して転写ベルト105からの記録紙102の分
離を補助している分離帯電器111(図9に示す)の下
面とのこすれとなってしまう。
【0014】このため、加圧力調整時は前奥の加圧力が
均等になるように調整する必要もある。加圧力測定工具
を使用すれば容易に前奥の加圧力を均等にできるが、記
録紙102を搬送中に停止させ、定着ローラー1と加圧
ローラー2によるニップの跡102aができ、その幅W
を測定する手段では、前奥のニップ幅Wを測定してその
差によりニップ幅Wを前奥均一にする方法がある。
均等になるように調整する必要もある。加圧力測定工具
を使用すれば容易に前奥の加圧力を均等にできるが、記
録紙102を搬送中に停止させ、定着ローラー1と加圧
ローラー2によるニップの跡102aができ、その幅W
を測定する手段では、前奥のニップ幅Wを測定してその
差によりニップ幅Wを前奥均一にする方法がある。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】上記従来例では定着装
置120を組み立てるときには加圧調整は加圧力測定工
具を使用すれば確実に適正な加圧力に調整でき、記録紙
102を搬送中に停止させ定着ローラー1と加圧ローラ
ー2によるニップの跡102aができその幅Wを測定す
る場合も熟練した作業者が行い上記巻き付きが発生して
いるかは組み立て状態から判断でき、確実に加圧調整を
適正な状態に調整できる。
置120を組み立てるときには加圧調整は加圧力測定工
具を使用すれば確実に適正な加圧力に調整でき、記録紙
102を搬送中に停止させ定着ローラー1と加圧ローラ
ー2によるニップの跡102aができその幅Wを測定す
る場合も熟練した作業者が行い上記巻き付きが発生して
いるかは組み立て状態から判断でき、確実に加圧調整を
適正な状態に調整できる。
【0016】しかし、市場に出た画像形成装置に対し
て、サービスマンが定着ローラー1や加圧ローラー2を
交換した場合に加圧調整を行う場合は加圧測定工具がな
いため、記録紙102を搬送中に停止させ定着ローラー
1と加圧ローラー2によるニップの跡102aができそ
の幅Wを測定する方法を行う必要がある。
て、サービスマンが定着ローラー1や加圧ローラー2を
交換した場合に加圧調整を行う場合は加圧測定工具がな
いため、記録紙102を搬送中に停止させ定着ローラー
1と加圧ローラー2によるニップの跡102aができそ
の幅Wを測定する方法を行う必要がある。
【0017】しかし、サービスマンは各種の画像形成装
置を見る必要があり、上記定着装置120の組み立て作
業者のように加圧調整にたいして熟練していないため、
前述のように記録紙が定着ローラー1に巻き付き、本来
のニップ幅Wよりも大きめになってしまった場合、加圧
力が大きいと判断して加圧力を適正な値に対して小さく
設定してしまうことも考えられる。また、前奥のニップ
幅Wとの比較を行いながら調整を行うため、前奥のニッ
プ幅Wを合わせることに集中してしまうと、適正なニッ
プ幅Wに調整することを忘れてしまい、結果としてニッ
プ幅が適正な値より大きくなり加圧力が大きくなってし
まうこともある。
置を見る必要があり、上記定着装置120の組み立て作
業者のように加圧調整にたいして熟練していないため、
前述のように記録紙が定着ローラー1に巻き付き、本来
のニップ幅Wよりも大きめになってしまった場合、加圧
力が大きいと判断して加圧力を適正な値に対して小さく
設定してしまうことも考えられる。また、前奥のニップ
幅Wとの比較を行いながら調整を行うため、前奥のニッ
プ幅Wを合わせることに集中してしまうと、適正なニッ
プ幅Wに調整することを忘れてしまい、結果としてニッ
プ幅が適正な値より大きくなり加圧力が大きくなってし
まうこともある。
【0018】
【課題を解決するための手段】本発明の目的を実現する
構成は、加熱体に対して加圧部材を変位可能に保持する
保持部材と、前記加熱体に対して前記加圧部材を加圧力
調整可能に加圧させる加圧手段とを有し、前記加熱体に
対して前記加圧体が加圧接触して形成される定着ニップ
に未定着トナー像を担持した記録材を通過させ、該未定
着トナー像を該記録材に定着させる定着装置において、
前記加圧手段は、前記加圧力を調整する第1の加圧力調
整部と、前記第1の加圧力調整部で設定された初期設定
加圧力に対する加圧力の調整を行う第2の加圧力調整部
とを有することを特徴とするものである。
構成は、加熱体に対して加圧部材を変位可能に保持する
保持部材と、前記加熱体に対して前記加圧部材を加圧力
調整可能に加圧させる加圧手段とを有し、前記加熱体に
対して前記加圧体が加圧接触して形成される定着ニップ
に未定着トナー像を担持した記録材を通過させ、該未定
着トナー像を該記録材に定着させる定着装置において、
前記加圧手段は、前記加圧力を調整する第1の加圧力調
整部と、前記第1の加圧力調整部で設定された初期設定
加圧力に対する加圧力の調整を行う第2の加圧力調整部
とを有することを特徴とするものである。
【0019】上記構成の定着装置では、定着装置の組み
立て時に第1の加圧力調整部で初期設定加圧力を設定
し、市場でサービスマンが第2の加圧力調整部で前記初
期加圧力に対して加圧調整できるのようにしたので、こ
の第2の加圧力調整部の加圧力調整量を限定させること
で、加圧力が大きくなり過ぎたり、逆に小さくなり過ぎ
たりするのを防止したものである。
立て時に第1の加圧力調整部で初期設定加圧力を設定
し、市場でサービスマンが第2の加圧力調整部で前記初
期加圧力に対して加圧調整できるのようにしたので、こ
の第2の加圧力調整部の加圧力調整量を限定させること
で、加圧力が大きくなり過ぎたり、逆に小さくなり過ぎ
たりするのを防止したものである。
【0020】
【発明の実施の形態】第1の実施の形態 図1は本発明の第1の実施の形態を示す。図1は定着装
置の加圧力調整機構を示す断面図で、加圧調整ビス3
1、加圧調整バネ32、加圧受け33、加圧アーム3
4、筒状の調整ビス35、調整ナット36、ストッパー
ナット37から構成されている。加圧調整バネ32は、
加圧調整ビス31の上部ストッパー31dと加圧受け3
3の間に配置され、加圧受け33には穴部33aが設け
られ、加圧調整ビス31が穴部33aを通っている。ま
た、加圧調整ビス31のネジ部には、第1ネジ部31b
が形成され、その下方に第1ネジ部31bより小さい第
2ネジ部31cが形成されている。また、筒状の調整ビ
ス35には、外面に第3ネジ部35aが形成され、内面
に第4ネジ部35bが形成されている。加圧アーム34
は、従来例と同様に図示していない加圧ローラーを支持
している。加圧アーム34にも穴部34aが設けられ、
この穴部34aに調整ビス35が貫通している。調整ビ
ス35の内周面に形成された第3ネジ部35bには、加
圧調整ビス31の第1ネジ部31bが締結されている。
調整ビス35の第3ネジ部35aには、加圧アーム34
の下面側で調整ナット36が締結されている。また、加
圧調整ビス31の先端部に形成されている第2ネジ部3
1cにはストッパーナット37が締結されている。
置の加圧力調整機構を示す断面図で、加圧調整ビス3
1、加圧調整バネ32、加圧受け33、加圧アーム3
4、筒状の調整ビス35、調整ナット36、ストッパー
ナット37から構成されている。加圧調整バネ32は、
加圧調整ビス31の上部ストッパー31dと加圧受け3
3の間に配置され、加圧受け33には穴部33aが設け
られ、加圧調整ビス31が穴部33aを通っている。ま
た、加圧調整ビス31のネジ部には、第1ネジ部31b
が形成され、その下方に第1ネジ部31bより小さい第
2ネジ部31cが形成されている。また、筒状の調整ビ
ス35には、外面に第3ネジ部35aが形成され、内面
に第4ネジ部35bが形成されている。加圧アーム34
は、従来例と同様に図示していない加圧ローラーを支持
している。加圧アーム34にも穴部34aが設けられ、
この穴部34aに調整ビス35が貫通している。調整ビ
ス35の内周面に形成された第3ネジ部35bには、加
圧調整ビス31の第1ネジ部31bが締結されている。
調整ビス35の第3ネジ部35aには、加圧アーム34
の下面側で調整ナット36が締結されている。また、加
圧調整ビス31の先端部に形成されている第2ネジ部3
1cにはストッパーナット37が締結されている。
【0021】上記構成において、定着装置の組み立て時
には、先ず、加圧調整ビス31のネジ部の境目に形成さ
れているストッパー部31aと調整ビス35の上端面と
の距離W1と、調整ビス35の下端面とストッパーナッ
ト37の上端面37aの距離W2を一定の値に調整す
る。すなわち、筒状の調整ビス35は工場出荷時に調整
する手段である。
には、先ず、加圧調整ビス31のネジ部の境目に形成さ
れているストッパー部31aと調整ビス35の上端面と
の距離W1と、調整ビス35の下端面とストッパーナッ
ト37の上端面37aの距離W2を一定の値に調整す
る。すなわち、筒状の調整ビス35は工場出荷時に調整
する手段である。
【0022】一方、距離W1、距離W2は市場でサービ
スマンが定着調整ビス31により加圧調整できる量であ
り、定着ローラー1や加圧ローラー2の構成などによ
り、加圧力大による巻き付きや加圧力が小さくなること
による定着不良を起こさない範囲に設定されている。
スマンが定着調整ビス31により加圧調整できる量であ
り、定着ローラー1や加圧ローラー2の構成などによ
り、加圧力大による巻き付きや加圧力が小さくなること
による定着不良を起こさない範囲に設定されている。
【0023】上記状態で調整ナット36を左右に回転さ
せると、調整ビス35が上下に移動し、調整ビス35と
共に加圧調整ビス31が上下動して加圧調整バネ32の
長さを変えることで定着装置の加圧力調整がなされる。
このとき上記距離W1、距離W2は最初に設定された状
態を維持している。
せると、調整ビス35が上下に移動し、調整ビス35と
共に加圧調整ビス31が上下動して加圧調整バネ32の
長さを変えることで定着装置の加圧力調整がなされる。
このとき上記距離W1、距離W2は最初に設定された状
態を維持している。
【0024】次に市場でサービスマンが加圧調整を行う
には、加圧調整ビス31を左右に回転させることで加圧
調整バネ32の長さを変え、これにより定着装置の加圧
力調整がなされる。このとき、加圧調整ビス31を下方
に締めこんで行くと、加圧調整ビス31のストッパー部
31aが調整ビス35の上端面に突き当たりそれ以上加
圧調整ビス31を締め込めなくなり、また、加圧調整ビ
ス31を緩めていくとストッパーナット37の上面37
aが調整ビス35の下端面に突き当たりそれ以上加圧調
整ビス31を緩めることができない。このため、加圧調
整ビス31の調整可能範囲は、前述の距離W1と距離W
2の範囲に規制されるので、加圧力の増大による巻き付
きや加圧力の減少による定着不良を起こさない範囲に設
定できる。 第2の実施の形態 図2は本発明の第2の実施の形態を示す図で、加圧アー
ム34、二面幅を有するように形成された筒状の調整ビ
ス35、調整ナット36を示している。他の構成は第1
の実施の形態と同じである。筒状の調整ビス35の外面
に形成された第4ネジ部35aの両側面には平面部35
cが設けられていわゆる二面幅を形成している。また、
加圧アーム34には上記平面部35cに対応した平行部
34bを備えた穴部34aが設けられ、穴部34aに対
して筒状の調整ビス35が回転できない構成になってい
る。
には、加圧調整ビス31を左右に回転させることで加圧
調整バネ32の長さを変え、これにより定着装置の加圧
力調整がなされる。このとき、加圧調整ビス31を下方
に締めこんで行くと、加圧調整ビス31のストッパー部
31aが調整ビス35の上端面に突き当たりそれ以上加
圧調整ビス31を締め込めなくなり、また、加圧調整ビ
ス31を緩めていくとストッパーナット37の上面37
aが調整ビス35の下端面に突き当たりそれ以上加圧調
整ビス31を緩めることができない。このため、加圧調
整ビス31の調整可能範囲は、前述の距離W1と距離W
2の範囲に規制されるので、加圧力の増大による巻き付
きや加圧力の減少による定着不良を起こさない範囲に設
定できる。 第2の実施の形態 図2は本発明の第2の実施の形態を示す図で、加圧アー
ム34、二面幅を有するように形成された筒状の調整ビ
ス35、調整ナット36を示している。他の構成は第1
の実施の形態と同じである。筒状の調整ビス35の外面
に形成された第4ネジ部35aの両側面には平面部35
cが設けられていわゆる二面幅を形成している。また、
加圧アーム34には上記平面部35cに対応した平行部
34bを備えた穴部34aが設けられ、穴部34aに対
して筒状の調整ビス35が回転できない構成になってい
る。
【0025】上記構成で、調整ナット36を左右に回転
させると、調整ナット35は上下に移動はするが回転は
しない。よって、図1に示す加圧調整ビス31、ストッ
パーナット37と調整ビス35の距離W1、w2は確実
に維持される。また、加圧調整ビス31を回転させても
調整ビス35は回転しないので、調整ナット36によっ
て調整された調整ビス35と加圧アーム34の関係も維
持される。
させると、調整ナット35は上下に移動はするが回転は
しない。よって、図1に示す加圧調整ビス31、ストッ
パーナット37と調整ビス35の距離W1、w2は確実
に維持される。また、加圧調整ビス31を回転させても
調整ビス35は回転しないので、調整ナット36によっ
て調整された調整ビス35と加圧アーム34の関係も維
持される。
【0026】以上のように本実施の形態では、調整ナッ
ト36、加圧調整ビス31の各々の調整を行ったときで
も、他の調整部を変化させることが無いので、正確に各
々必要な条件を維持できる。
ト36、加圧調整ビス31の各々の調整を行ったときで
も、他の調整部を変化させることが無いので、正確に各
々必要な条件を維持できる。
【0027】なお、上記した各実施の形態においては、
加熱体としての定着ローラーと加圧ローラーにより形成
される定着ニップに未定着トナー像を保持した記録材を
通過させて未定着トナー像を加圧、加熱により該記録材
に定着するタイプのものを例にしたが、加熱体と加圧体
としての加圧ローラーとの間にフィルムを設け、このフ
ィルムと前記加圧ローラーで形成される定着ニップに未
定着トナー像を保持した記録材を通過させるようにして
も良い。
加熱体としての定着ローラーと加圧ローラーにより形成
される定着ニップに未定着トナー像を保持した記録材を
通過させて未定着トナー像を加圧、加熱により該記録材
に定着するタイプのものを例にしたが、加熱体と加圧体
としての加圧ローラーとの間にフィルムを設け、このフ
ィルムと前記加圧ローラーで形成される定着ニップに未
定着トナー像を保持した記録材を通過させるようにして
も良い。
【0028】
【発明の効果】本発明によれば、定着装置の組み立て時
に第1の加圧力調整部で初期設定加圧力を設定し、市場
でサービスマンが第1の加圧力調整部とは別の第2の加
圧力調整部で前記初期加圧力に対して加圧調整できるの
ようにしたので、この第2の加圧力調整部の加圧力調整
量を限定させることで、加圧力が大きくなり過ぎたり、
逆に小さくなり過ぎたりするのを防止することができ
る。すなわち、定着装置の組み立て時は部品の寸法バラ
ツキや、加圧調整バネの加圧力のバラツキ等の多くのバ
ラツキを含んでいるため、大きな調整量が必要であり、
初期設定の加圧力を設定する際には、第1調整部材の操
作により制限のない状態で調整できる。これに対し、市
場でサービスマンが加圧調整する場合は、上記部品や、
加圧調整バネを交換する必要もないため、例えば加熱体
としての定着ローラーや加圧体としての加圧ローラーの
交換により、定着ローラーや加圧ローラーの部品のバラ
ツキ硬度、外径寸法等によるわずかな調整のみであり、
第1調整部材の調整量を規制したことで、加圧力が大き
くなり過ぎたり、逆に小さくなり過ぎたりするのを防止
でき、調整後トラブルや、調整後の再調整を行うことが
なくなった。
に第1の加圧力調整部で初期設定加圧力を設定し、市場
でサービスマンが第1の加圧力調整部とは別の第2の加
圧力調整部で前記初期加圧力に対して加圧調整できるの
ようにしたので、この第2の加圧力調整部の加圧力調整
量を限定させることで、加圧力が大きくなり過ぎたり、
逆に小さくなり過ぎたりするのを防止することができ
る。すなわち、定着装置の組み立て時は部品の寸法バラ
ツキや、加圧調整バネの加圧力のバラツキ等の多くのバ
ラツキを含んでいるため、大きな調整量が必要であり、
初期設定の加圧力を設定する際には、第1調整部材の操
作により制限のない状態で調整できる。これに対し、市
場でサービスマンが加圧調整する場合は、上記部品や、
加圧調整バネを交換する必要もないため、例えば加熱体
としての定着ローラーや加圧体としての加圧ローラーの
交換により、定着ローラーや加圧ローラーの部品のバラ
ツキ硬度、外径寸法等によるわずかな調整のみであり、
第1調整部材の調整量を規制したことで、加圧力が大き
くなり過ぎたり、逆に小さくなり過ぎたりするのを防止
でき、調整後トラブルや、調整後の再調整を行うことが
なくなった。
【図1】本発明の第1実施の形態を示す定着装置の加圧
機構を示す断面図。
機構を示す断面図。
【図2】本発明の第2実施の形態を示す定着装置の加圧
機構の一部を示す斜視図。
機構の一部を示す斜視図。
【図3】従来の画像形成装置を示す断面図。
【図4】図3の定着装置の断面図。
【図5】従来の定着装置の加圧機構の斜視図。
【図6】図5の定着装置の加圧機構の断面図。
【図7】定着ローラーと加圧ローラーによるニップを測
定するための記録紙の状態を示す図。
定するための記録紙の状態を示す図。
【図8】加圧力の差による記録紙の搬送状態を示す図。
【図9】転写と定着の間で加圧力の差による記録紙の状
態を示す図。
態を示す図。
1:定着ローラー 2:加圧ローラー 31:加圧調整ビス 32:加圧調整バネ 33:加圧受け 34:加圧アーム 35:調整ビス 36:調整ナット 37:ストッパーナット 120:定着装置
Claims (6)
- 【請求項1】 加熱体に対して加圧部材を変位可能に保
持する保持部材と、前記加熱体に対して前記加圧部材を
加圧力調整可能に加圧させる加圧手段とを有し、前記加
熱体に対して前記加圧体が加圧接触して形成される定着
ニップに未定着トナー像を担持した記録材を通過させ、
該未定着トナー像を該記録材に定着させる定着装置にお
いて、前記加圧手段は、前記加圧力を調整する第1の加
圧力調整部と、前記第1の加圧力調整部で設定された初
期設定加圧力に対する加圧力の調整を行う第2の加圧力
調整部とを有することを特徴とする定着装置。 - 【請求項2】 前記第2の加圧力調整部は加圧力の調整
可能範囲が規制されていることを特徴とする請求項1に
記載の定着装置。 - 【請求項3】 前記加圧手段は、加圧力を発生するバネ
部材と、前記保持部材に対して前記加圧力を作用させる
第1調整部材と、前記バネ部材のバネ力が作用する第2
調整部材とを備え、前記第1調整部材に対して前記第2
調整部材を軸方向に移動可能に連結し、前記第1調整部
材を前記第2調整部材と一体に軸方向に移動させること
により前記保持部材に対する初期設定の加圧力を調整可
能とし、前記第2調整部材を前記第1調整部材に対して
軸方向位置を調整することで前記初期設定加圧力に対す
る加圧力の調整を行うことを特徴とする請求項1または
2に記載の定着装置。 - 【請求項4】 前記第2調整部材は前記第1調整部材に
対して軸方向の移動が一定量に制限されていることを特
徴とする請求項3に記載の定着装置。 - 【請求項5】 前記第1調整部材は筒状のナット部材と
して前記第2調整部材に同軸的にネジ結合されているこ
とを特徴とする請求項3または4に記載の定着装置。 - 【請求項6】 前記第1調整部材は前記保持部材に対
し、軸方向に移動可能で且つ軸回りの回転が不能に取付
けられていることを特徴とする請求項3、4または5に
記載の定着装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000163622A JP2001343855A (ja) | 2000-05-31 | 2000-05-31 | 定着装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000163622A JP2001343855A (ja) | 2000-05-31 | 2000-05-31 | 定着装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001343855A true JP2001343855A (ja) | 2001-12-14 |
Family
ID=18667353
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2000163622A Pending JP2001343855A (ja) | 2000-05-31 | 2000-05-31 | 定着装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2001343855A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2012203168A (ja) * | 2011-03-25 | 2012-10-22 | Fuji Xerox Co Ltd | 定着装置及び画像形成装置 |
JP2015018142A (ja) * | 2013-07-12 | 2015-01-29 | コニカミノルタ株式会社 | 定着装置及び画像形成装置 |
CN105834189A (zh) * | 2016-05-30 | 2016-08-10 | 江苏哈工药机科技股份有限公司 | 一种自动擦胶机的擦胶辊压力自动调节装置及自动调节方法 |
JP2017194500A (ja) * | 2016-04-18 | 2017-10-26 | 京セラドキュメントソリューションズ株式会社 | 定着装置及び画像形成装置 |
-
2000
- 2000-05-31 JP JP2000163622A patent/JP2001343855A/ja active Pending
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2012203168A (ja) * | 2011-03-25 | 2012-10-22 | Fuji Xerox Co Ltd | 定着装置及び画像形成装置 |
JP2015018142A (ja) * | 2013-07-12 | 2015-01-29 | コニカミノルタ株式会社 | 定着装置及び画像形成装置 |
US9134666B2 (en) | 2013-07-12 | 2015-09-15 | Konica Minolta, Inc. | Fixing device and image forming apparatus |
JP2017194500A (ja) * | 2016-04-18 | 2017-10-26 | 京セラドキュメントソリューションズ株式会社 | 定着装置及び画像形成装置 |
CN105834189A (zh) * | 2016-05-30 | 2016-08-10 | 江苏哈工药机科技股份有限公司 | 一种自动擦胶机的擦胶辊压力自动调节装置及自动调节方法 |
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