JP2001343634A - 表示装置及び電子時計 - Google Patents

表示装置及び電子時計

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JP2001343634A
JP2001343634A JP2001097571A JP2001097571A JP2001343634A JP 2001343634 A JP2001343634 A JP 2001343634A JP 2001097571 A JP2001097571 A JP 2001097571A JP 2001097571 A JP2001097571 A JP 2001097571A JP 2001343634 A JP2001343634 A JP 2001343634A
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Japan
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light
polarized light
polarization
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film
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JP2001097571A
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Takeshi Matsui
剛 松井
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Seiko Epson Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】電子時計等に用いる表示装置において、バック
ライト点灯時に絵柄、文字、写真等が鮮明かつ、明るく
浮かびあがるが、バックライト消灯時にはそれら絵柄、
文字、写真等は見えない表示装置を提供する。 【解決手段】偏光板11、液晶パネル8、偏光分離フィ
ルム12、光散乱層19,ハーフミラー16、透光性フ
ィルム17、バックライト18の各要素を有する表示装
置である。偏光分離フィルム12は、ある一方向の直線
偏光を透過させ(矢印Q)、それ以外の直線偏光を反射
する(矢印P)機能を有する。ハーフミラー16の裏に
配設される透光性フィルム17にロゴ、マーク、キャラ
クタ等といったものを印刷によって形成する。バックラ
イト18点灯時は、ロゴなどが浮かび上がるが、バック
ライト18消灯時はロゴなどは見えない。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、光源発光時に透か
し絵を表示する表示装置及び、その表示装置をもつ電子
時計に関する。
【0002】
【従来の技術】液晶表示装置、白印刷層、半透明層、印
刷層、エレクトロルミネセンス層をこの順に配置した発
光装置(特開平8−305295)が発明されている。
この発明によれば印刷層に印刷された絵柄、ロゴ等をエ
レクトロルミネセンス素子の発光する光で透かして見
せ、エレクトロルミネセンス素子が発光していないとき
は印刷層に印刷された絵柄、ロゴ等を見えにくくする。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】絵柄にキャラクターを
使う場合、そのキャラクターの著作権、使用権を保持執
行する者が定める発色、細部の線の見え方等に対しての
事細かな規程を満足しなければならない。また、ロゴに
しても同様に厳密な規程がある。ところが、特開平8−
305295では白印刷層を使用しているので、エレク
トロルミネセンス素子が発する光は印刷層を透過すると
印刷色に着色されるが、ハーフミラー透過後、白印刷層
を透過すると、青色絵の具に白色絵の具を混ぜると水色
になるように白濁する。つまり、もともと印刷層に印刷
されている通りの色ではなく、白っぽくなって見える。
【0004】さらに、エレクトロルミネセンス素子の発
光した光は、ハーフミラー通過後、従来の液晶表示装置
を通過する際に光量が少なくとも半減する。これは、白
印刷層側の偏光板が、ある一方向を向く直線偏光を透過
させ、それ以外の偏光を吸収、分散し透過させないため
である。したがって、エレクトロルミネセンス素子の発
する光の少なくとも半分が無駄になり暗くなる。
【0005】以上の課題に対して、光源が発光した光を
効率良く使い、従来より明るい透かし絵を提供する。ま
た、光源がエレクトロルミネセンス素子の場合は光源発
光時に印刷された色が白っぽくなって見えることを防
ぎ、光源が白色の場合は光源発光時に印刷された通りの
色が見えるようにすることを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】(第1の構成)上記の目
的を達成するため、本発明に係る表示装置は、(1)あ
る一方向を向く直線偏光を透過させ、それ以外の直線偏
光を透過させない第1偏光分離手段と、(2)透過する
偏光の偏光軸を変化させる状態と変化させない状態との
いずれかを選択できる透過偏光軸可変手段と、(3)あ
る一方向の直線偏光を透過させ、それ以外の直線偏光を
反射する第2偏光分離手段と、(4)表裏で光の透過率
が異なるハーフミラーと、(5)上記ハーフミラーの表
面を非光沢面とするための光散乱層と、(6)絵柄、文
字、マークなどが印刷された透光性フィルムと、(7)
光源とを有し、そして(8)第1偏光分離手段、透過軸
可変手段、第2偏光分離手段、光散乱層、ハーフミラ
ー、透光性フィルム、光源の順に重ねて配置されたこと
を特徴とする。
【0007】上記の各構成において、第1偏光分離手段
は従来の偏光板によって構成できる。従来の偏光板とい
うのは、自然光の入射に対してある一方向の直線偏光を
出射する機能を有するフィルム状部材であり、例えば、
偏光層をTAC(三酢酸セルロース)の保護層で挟むこ
とによって形成できる。
【0008】上記透過偏光軸可変手段は、例えば、液晶
パネルを用いて構成できる。液晶としては、TN(Twis
ted Nematic)液晶、STN(Super-Twisted Nematic)
液晶、ECB( Electrically Controlled Birefringen
ce)液晶等といった各種液晶を用いることができる。な
お、STN液晶の中には、F−STN(Film Compensat
ed Super-Twisted Nematic)液晶等といった色補償用
光学異方体を用いるSTN液晶も含まれる。
【0009】上記第2偏光分離手段は、国際公開され
た国際出願(国際公開番号WO95/17692又はW
O95/27919)に開示されたように薄膜を多数枚
積層した構造の偏光分離フィルムや、コレステリック
液晶層の両側又は片側に(1/4)λ板を配設した構造
の偏光分離板や、ブリュースターの角度を利用して反
射偏光と透過偏光とに分離する構造の偏光分離部材(S
ID 92 DIGEST 第427頁から第429
頁)や、あるいは、ホログラムを利用した偏光分離部
材等を用いて構成できる。
【0010】上記構成の本発明に係る表示装置において
特徴となる点は、(A)白印刷層ではなく、光散乱層を
使うこと、そしてさらに(B)透過偏光軸可変手段の裏
側に配設していた従来の偏光板の代わりに、上記構成要
件(3)に記載した第2偏光分離手段を設けたことであ
る。
【0011】上記構成要件(A)のように、白印刷層を
使わないので光源の発する光が絵柄、文字マークなどが
印刷されている透光性フィルムを通過し着色さた後、青
色絵の具に白色絵の具を混ぜると水色になるように白っ
ぽくなることがない。
【0012】構成要件(B)のように、従来の偏光板等
に代えて上記構成の第2偏光分離手段を用いるようにす
れば、従来であれば偏光板によって吸収又は分散されて
いた光を反射によって表示に寄与させることができる。
【0013】一般的な偏光板が、ある一方向を向く直線
偏光を透過させると共にそれ以外の偏光を吸収等によっ
て透過させないという機能を奏するのに対し、本発明で
用いる第2偏光分離手段は、ある一方向の直線偏光を透
過させると共にそれ以外の直線偏光を反射し、特に、透
過偏光軸に対して直角方向の直線偏光は全反射するとい
う機能を奏するものである。また、その機能は表裏を選
ばない。つまり、第2偏光分離手段のある面から反対の
面へ裏へ抜ける光であっても、その逆の光であっても同
じ機能を奏する。
【0014】特に、第2偏光分離手段の裏側にハーフミ
ラーを配設する場合、上記構成要件(B)のように第2
偏光分離手段を従来の偏光板によって構成すると、ハー
フミラーを通過する光源からの光の半分がその偏光板に
よって吸収されてしまい、それ故、見る者にとって十分
な光量で透光性フィルムに形成された絵柄、文字等を見
ることができなかった。これに対して本発明のように第
2偏光分離手段を上記構成要件(3)のように、所定方
向の直線偏光以外の直線偏光成分を吸収ではなくて反射
する方式の偏光分離要素を用いれば、ハーフミラー下面
から上面への(光源から第1偏光分離手段方向の)透過
光は第2偏光分離手段の透過偏光軸に合致するまで第2
偏光分離手段とハーフミラーとの間で反射を繰り返し、
最終的に偏光軸が第2偏光分離手段の偏光軸に合致した
ときにそこを通過して見る者に到達する。つまり、従来
であれば吸収によって無駄に消費されていた光源の光量
を無駄なく見る者に提供できるようになり、その結果、
透光性フィルムに設けたイラスト、文字などを形成され
たままに十分な光量のままで明るく見せることができ
る。
【0015】上述した構成の表示装置に関しては以下の
ような種々の構成が考えられる。
【0016】(第2の構成)絵柄、文字、マーク等を印
刷した透光性フィルムを複数枚重ね、より複雑なイラス
トにすることも考えられる。
【0017】(第3の構成)第2偏光分離手段とハーフ
ミラーの間に絵柄、文字、マーク等を印刷した第2透光
性フィルムを挿入すると、それらは背景地に常時可視と
なる。光源を点灯していないときは、第2透光性フィル
ムに印刷された絵柄、文字、マーク等で見る者の心を惹
くことができる。
【0018】更に光源を点灯すると、上記第2透光性フ
ィルムに印刷された絵柄、文字、マークなどが、光源の
直上にある第1透光性フィルムに印刷された絵柄、文
字、マークなどと重なり合って表示され、表示を劇的に
変化させることができる。また、第1透光性フィルムと
第2透光性フィルムに印刷する絵柄、文字、マークなど
の組合せを工夫することにより、表示の変化をより楽し
く、惹かれるものにすることができる。第2透光性フィ
ルムを追加挿入する代わりに光散乱層に直接印刷しても
よい。
【0019】(第4の構成)ハーフミラーと光源の間に
挟まれた透光性フィルムの一部又は全部をハーフミラー
より小さく形成し、表示装置内で移動可能とすることも
考えられる。
【0020】(第5の構成)ハーフミラーと光源の間に
挟まれた透光性フィルムの少なくとも1枚は取替え可能
とすることも考えられる。
【0021】(第6の構成)本発明において、第2変更
分離手段と光散乱層とハーフミラーとは密着させること
も考えられる。
【0022】(第7の構成)本発明において、表示装置
にあるハーフミラーの代わりに、ある一方向の直線偏光
を透過させ、それ以外の直線偏光を反射する第2偏光分
離手段と同じ第3変更分離手段を使うことが考えられ
る。第2偏光分離手段と第3変更分離手段の透過偏光軸
がなす角度θを調整することによって、第3変更分離手
段はハーフミラーと同様な働きをする。
【0023】(第8の構成)第6の構成の表示装置にあ
る角度θは65度以上85度以下、好ましくは70度以
上80度以下であることを特徴とする。
【0024】(第9の構成)本発明において、透光性フ
ィルムに設ける絵柄、文字、マークとしては、会社名
や製品名等のような、まとまった意味を持つ一語又は数
語から成る語句である、いわゆるロゴや、商標、標章
等といったマークや、人物、動物、その他適宜のキャ
ラクタ等が考えられる。
【0025】(第10の構成)本発明において、光源は
エレクトロルミネセンス素子であることが考えられる。
【0026】(第11の構成)本発明において、光源は
白色を発光する発光ダイオードであることが考えられ
る。
【0027】(第12の構成)本発明において、透過偏
光軸可変手段は液晶パネルであることが考えられる。
【0028】(第13の構成)本発明において、第2偏
光分離手段が種々の偏光分離要素によって構成できるこ
とは既述の通りであるが、望ましくは、国際公開された
国際出願(国際公開番号WO95/17692又はWO
95/27919)に開示された構造の偏光分離フィル
ムを用いてその第2偏光分離手段を構成する。この偏光
分離フィルムは、例えば図2に示すように、2種類の層
A、Bを交互に積層して形成される複数層構造を有し、
そして、それらの複数層A、Bのうち積層方向に互いに
隣り合う2層間において、ある一方向の屈折率はそれら
2層間で等しく、それと直角方向の屈折率はそれら2層
間で異なるように設定し、更に、個々の層の層厚に変化
を持たせている。
【0029】図2において、XYZの直交3軸方向を考
えるとき、A、Bの2層は例えば押し出し成形によって
多層状態に形成され、さらに、一方向(例えばX方向)
に沿って引き延ばされ、他の一方向(すなわちY方向)
には引き延ばされない。すなわち、X軸方向が延伸方向
であり、Y軸方向がそれに対する横方向である。B材料
は屈折率nB (例えばnB =1.64)を有し、これ
は延伸処理によっても実質的に変化しない。一方、A材
料は延伸処理によって屈折率が変化する特性を有する。
例えば、A材料から成るシートを一軸方向に延伸処理す
ると、延伸方向(すなわちX方向)に一つの屈折率nAX
(例えばnAX=1.88)を有し、横方向(Y方向)には
異なる屈折率nAY(例えばnAY=1.64)を有するよう
になる。
【0030】A,B材料から成る図2の積層構造をX方
向へ延伸すれば、その延伸方向に関して大きな屈折率差
Δn=1.88−1.64=0.24が発生する。その
一方、それと直角なY方向に関しては、A,B各層間の
屈折率差Δn=1.64−1.64=0であり、屈折率
に差は生じない。このような光学特性のため、本偏光分
離フィルム12に光が入射すると、その入射光のうち透
過軸E方向の偏光成分(a)は偏光分離フィルム12を
透過する。他方、入射光のうちの吸光軸F方向の偏光成
分(b)は屈折率差Δnに直面することになり、それ
故、その部分で反射する。
【0031】さらに、A,B各層間の層厚t1,t2,t
3,… … … は少しづつ寸法に変化が加えられ、それ
故、図3に示すように各層の境界面で波長の異なった光
(b−1)、(b−2)… … を反射できるようになっ
ている。つまり、層厚を異ならせたA,B2種類の多層
構造により、あらゆる種類の波長を含む光を効率良く反
射することが可能となる。各層の層厚の組合せを全ての
波長を反射できるように設定すれば、白色光を反射でき
る。
【0032】(第14の構成)第1の構成から第13の
構成記載の内、少なくともいずれか1つに記載の表示装
置において、第1偏光分離手段の透過偏光軸と第2偏光
分離手段の透過偏光軸は水平であることを特徴とする表
示装置。
【0033】(第15の構成)第1の構成から第14の
構成記載の少なくともいずれか1つの表示装置を用いて
なる電子時計も考えられる。
【0034】
【発明の実施の形態】(第1実施形態)図4は、本発明
に係る表示装置を表示部として用いた電子腕時計の一実
施形態の断面構造を示している。この腕時計は、例えば
プラスチック製のケーシング1と、そのケーシング1の
内部に格納されたムーブメント2と、ケーシング1に固
定されていてムーブメント2の上に位置するガラス板3
と、そして、ムーブメント2を固定する裏ぶた4とを含
んで構成される。符号6は、腕バンドを示している。
【0035】ムーブメント2は、図6に示すように、パ
ネル枠7と、そのパネル枠7に支持された透過偏光軸可
変手段としての液晶パネル8と、その液晶パネル8の外
側表面(図の上側表面)に貼着された第1偏光分離手段
としての偏光板11と、液晶パネル8を挟んで偏光板1
1の反対側に配置された第2偏光分離手段としての偏光
分離フィルム12と、光散乱層19、ハーフミラー1
6、透光性フィルムとしての透明フィルム17、その透
明フィルム17の底面側に配設された光源としてのバッ
クライト18と、そして電池9とを有する。透明フィル
ム17にはロゴ、キャラクタ等を印刷することができ
る。
【0036】偏光板11は、従来の偏光板によって形成
されていて、ある一方向を向く直線偏光を透過させ、そ
れ以外の偏光を吸収、分散等して透過させないように作
用する。また、偏光分離フィルム12は、図2に示すよ
うに多数の薄膜を積層した構造の偏光分離フィルムによ
って構成する。既述の通り、この偏光分離フィルム12
は、ある一方向の直線偏光を透過させ、それ以外の直線
偏光を吸収等ではなくて反射するように、特に透過偏光
軸と直角方向の直線偏光は全反射するように作用する。
【0037】なお、本実施形態の偏光分離フィルム12
は、可視光域の全ての波長の光を反射できるように各層
の層厚t1,t2,t3,… … … (図2参照)が設定さ
れる。なお、偏光分離フィルム12の液晶パネル8に対
向する面は、光を鏡面反射させる平滑面とすることもで
きるし、あるいは光散乱層すなわち光拡散層とすること
もできる。平滑面とした場合には、偏光分離フィルム1
2からの反射像は鏡面反射像となる。また、光拡散層と
した場合には偏光分離フィルム12からの反射像は無模
様で単一色(通常は、白色)の背景色となる。偏光分離
フィルム12の表面にカラー層を設ければ適宜の色を付
けることもできる。
【0038】図6のハーフミラー16は、表、裏で光の
透過率の異なるものであり、透明フィルム上面に蒸着等
により形成されている。このハーフミラー16は、上側
(図6の紙面上側)から下側に抜ける光に比べて、下側
から上側に抜ける光の透過量が多い特性をもつ。このた
め上側の面は金属光沢のある鏡のように見え、下側の面
はハーフミラーの先にあるものが見える。透明フィルム
17には、適宜のロゴ、商標等といったマーク、適宜の
キャラクタ、その他種々の絵や文字が考えられるが、本
実施形態では図12にあるように猫の絵と、「EPCA
T」の文字が書かれるものとする。
【0039】透明フィルム17には、EPSONマッハジェ
ットプリンタ専用OHP(オーバーヘッドプロジェクタ
ー)シートを使うことができ、EPSONインクジェッ
トプリンタPMシリーズを使えば写真に近い品質でロ
ゴ、マーク、キャラクタ、文字等を印刷できる。また、
カラーレーザープリンタやカラーコピー機等を使って透
明フィルムに印刷したものを用いてもよい。バックライ
ト18は、例えば平面発光素子であるELによって構成
する。
【0040】図6において、液晶パネル8は、互いに対
向する一対の透明ガラス基板13a及び13bを有し、
それらのガラス基板の間に形成された間隙、いわゆるセ
ルギャップ内に液晶、例えばTN液晶Lが封入される。
ガラス基板13a及び13bには、図11に示すように
数字、文字等の情報を表示するための複数の透明なセグ
メント電極14が形成される。本実施形態では、1桁の
数字を表示するための透明なセグメント電極として7セ
グメントに分割された透明なセグメント電極を用いてい
る。
【0041】一対のガラス基板13a及び13bのそれ
ぞれに形成されていて、互いに対向する一対の透明なセ
グメント電極14の間には所定の電圧を印加でき、その
ように電圧を印加(ON)するか、あるいは電圧を印加
しない(OFF)かによって、液晶Lの配向を2つの状
態のうちのいずれかに設定できる。本実施形態の液晶
は、それがON状態のときにその液晶を通過する直線偏
光の偏光軸を変化させず、一方、それがOFF状態のと
きにその液晶を通過する直線偏光の偏光軸を90゜だけ
捻るように設定される。
【0042】腕時計の表示面に背景地を表示したい場合
にはその領域の液晶パネル8をOFF状態とし、表示面
に数字等の情報を表示する場合にはその領域の液晶パネ
ル8をON状態とする。
【0043】以下、上記構成より成る電子腕時計につい
てバックライト18を点灯していない状態と、バックラ
イト18を点灯している状態の動作を説明する。この腕
時計は、バックライト18を点灯していないときは図1
3に示すように時計の表示だけが見えているが、バック
ライト18を点灯すると図14に示すように透明フィル
ム17に印刷されたロゴ、キャラクタ、商標等の絵や文
字が明るく映し出される。この場合、時刻が表示されて
いる部分、つまり液晶パネル8のセグメントがON状態
の部分はバックライト18の発する光を通さないので暗
く見える。従って、明るい透かし絵の背景の上に黒色の
時刻が表示される。
【0044】以下、図1を用いてバックライト18を消
灯しているときの時計表示、バックライト18を点灯さ
せているときの表示を個別に説明する。矢印P、矢印Q
は通常の時計の表示に関する光の光路を表し、矢印C、
矢印Dはバックライト18が発する光の光路を表してい
る。
【0045】(外部光を用いて時計情報だけを表示する
とき)外部光(太陽光、屋内・屋外の照明光)を用いて
表示を行う場合には、非光沢の白色の背景地の上に数字
等の時計情報だけが光沢のある銀色の金属メタリック調
で表示できる。以下その原理を説明する。
【0046】セグメント電極14がOFFの部分は背景
地を表示する。図1の矢印Pで示すように外部光の内、
紙面に対して水平方向の直線偏光が偏光板11を透過
し、OFF状態にある液晶パネル8によって偏光方向が
90゜捻られて紙面に対して垂直方向の直線偏光とな
る。この直線偏光は偏光分離フィルム12を透過後、ハ
ーフミラー16によって反射される。
【0047】このとき、ハーフミラー上面には光散乱層
19があるので反射光は乱反射になる。その反射光は乱
反射になるので、背景地は非光沢となり、一般に白色と
なる。光散乱層19がない場合は、背景地は光沢のある
鏡面になる。後述する時刻情報は、光沢のある銀色のメ
タリック調で表示されるので、光散乱層19がないと光
沢のある鏡面上に光沢のたる銀色の時刻が表示されるの
で視認性がよくない。
【0048】また、ハーフミラー16によって反射され
た光は偏光分離フィルム12、液晶パネル8及び偏光板
11を透過して見る者に認識される。
【0049】なお、光散乱層19で乱反射する光に関し
ては、その偏光軸がずれる成分を含んでおり、その光成
分は偏光分離フィルム12で反射して、再度、光散乱層
19へ戻り、偏光分離フィルム12の偏光軸に合うまで
反射を繰り返した後に上方へ抜けて行く。これに対し、
偏光分離フィルム12に代えて従来の偏光板を用いた従
来の構造では、偏光軸がずれている光成分はその偏光板
に吸収されて上方へは抜けてこない。つまり、偏光分離
フィルム12を用いた本実施形態によれば、光散乱層1
9で反射した光を効率良く外部へ導くことができる。言
い換えれば、外部光の偏光分離フィルム12に反射して
表示装置外へ戻る率が高くなる。したがって、ハーフミ
ラー16の下にある透光性フィルム17に印刷された絵
柄、文字、マーク等がまったく見えなくなる。同時に明
るくて見易い背景地を得ることができる。
【0050】次に、外部光を用いて数字等の情報を表示
する場合には、セグメント電極14をON状態にする。
すると、矢印Qで示すように、偏光板11によって外部
光のうちから紙面水平方向の直線偏光が取り出され、そ
の直線偏光が液晶パネル8を透過する。このときセグメ
ント電極14はON状態にあるから直線偏光の偏光方向
は捻られることなく紙面水平方向を維持し、よって、こ
の直線偏光は波長に応じて偏光分離フィルム12内の各
層面間で反射し、そしてその反射光は、液晶パネル8及
び偏光板11を順次に透過した後に外部に表示される。
これにより、図11にある透明なセグメント電極14の
うちON状態にあるセグメントの部分が図13にあるよ
うに光沢のある銀色の金属メタリック調で表示される。
【0051】(バックライト18を点灯し、絵や文字を
背景地に浮き上がらせるとき)図1のバックライト18
を点灯すると、セグメント電極14がOFF状態の部分
と、セグメント電極14が無い部分に透明層17に印刷
された絵や文字が浮かび上がる(矢印C)。一方、セグ
メント電極14がON状態のところは、バックライトの
発する光が偏光板11を通過できずに吸収され、暗く見
える(矢印D)。
【0052】矢印Cの光路について詳しく説明する。バ
ックライト18の発する光は、絵や文字が透光性のイン
クで印刷されている透明フィルム17を通過する際に着
色される。このとき光はバックライトの色とインクの色
が混じった色になる。バックライトを白色にすればイン
クの色がそのまま光の色になる。透明フィルム17で着
色された光は、ハーフミラー16を通過し、光散乱層1
9を通過し、偏光分離フィルム12によって紙面垂直方
向の直線偏光が取り出され、その他は光散乱層19へ反
射され戻される。
【0053】再び光散乱層19で乱反射する光に関して
は、その偏光軸がずれる成分を含んでおり、その光は偏
光分離フィルム12で反射して、再度、光散乱層19へ
戻り、偏光分離フィルム12の偏光軸に合うまで反射を
繰り返した後に上方へ抜けて行く。これに対し、偏光分
離フィルム12に代えて従来の偏光板を用いた従来の構
造では、偏光軸がずれている光成分はその偏光板に吸収
されて上方へは抜けてこない。つまり、偏光分離フィル
ム12を用いた本実施形態によれば、バックライト18
が発した光を効率良く外部へ導くことができ、よって、
鮮明で明るい透かし絵を得ることができる。
【0054】偏光分離フィルム12を抜けた紙面垂直方
向の直線偏光は、セグメント電極がOFF状態にある液
晶によってその直線偏光の偏光方向が90゜捻られて紙
面水平方向の直線偏光に変換される。この直線偏光は偏
光板11を透過して外部へ出射され、透明層17に印刷
された通りに見える。つまり、透明フィルム17に印刷
した通りの絵や文字がバックライトの発光色と混じる
が、その後は色調が変化することなく背景地に明るく浮
かび上がる。また、ELの発光色は淡いので透明フィル
ム17に印刷された色に近い色が見える。
【0055】なお、図1では密着させていないが、光散
乱層19とハーフミラー16と偏光分離フィルム12と
を密着させれば、光散乱層19による乱反射により透明
フィルム17に印刷された絵や文字の像の輪郭はほとん
どぼやけることはない。また、光散乱層19は着色され
ていないので色調が変化することもない。
【0056】次に、矢印Dの光路について詳しく説明す
る。バックライトが発する光が偏光分離フィルム12に
よって紙面垂直方向の直線偏光が取り出されるところま
では、矢印Cの光と同じである。
【0057】その紙面垂直方向の直線偏光は、セグメン
ト電極14がON状態にある液晶によって偏光方向を変
えずに透過する。この直線偏光は、偏光軸が紙面垂直方
向であるから、偏光板11によって吸収又は分散されて
外部への出射が阻止される。よって、この部分は外部か
ら黒色として認識される。
【0058】以上により、暗くて外部光が入らない場合
等にバックライト18からの発光を用いて表示を行うと
きには、透明フィルム17に印刷された絵や文字がバッ
クライト18の発する光によって浮かび上がった背景地
の上に数字等の情報が黒色の暗色によって表示される。
【0059】この実施例では光源18にエレクトロルミ
ネセンス素子を使用したが、白色の光源を使えば、透明
フィルム17に印刷された色の通りに見えるようにな
る。白色の光源としては、光の3原色を1つの筐体にま
とめたLED素子は十分に小さいので腕時計に組み込む
ことができる。LED素子の発する光は導光板を使って
表示面に均一に放射することができる。
【0060】(第2実施形態)図7は、本発明に係る表
示装置及び電子時計の他の実施形態を示している。この
実施形態が第1実施形態と異なる点は、透明フィルムを
重ねてより複雑な表現ができるようにしている点、透明
フィルム17bを可動としている点、透明フィルム17
cにより透明フィルムbの可動範囲を固定している点で
ある。透明フィルムbは透明フィルム17cより薄くな
っており、透明フィルム17cによって確保されている
空間を移動させることができる。透明フィルムはペット
ボトルの素材であるPETなどを使うことができる。
【0061】図15は透明フィルム17aを表してお
り、透明フィルム17bの下に配置され透明フィルム1
7bのキャラクタを心理的、感覚的にもり立てるような
模様、イラスト、文字等を印刷することができる。
【0062】図16は透明フィルム17bを表してお
り、円盤状の外形をしているので時計をゆらすと透明フ
ィルム17bも揺れたり、回転したり、移動する。その
ため、時計の使用者が能動的に表示を変化させられるの
で、より楽しい時計にすることができる。透明フィルム
17aに印刷する模様、イラスト、文字との組み合わせ
で、表現の自由度、面白さが増す。点線は17aの外形
を表しており、17bとの大きさ、位置関係を示してい
る。
【0063】図17は透明フィルム17cを表してお
り、無地の透明フィルムで位置は図7のパネル枠7によ
って固定されている。透明フィルム17cは透明フィル
ム17bと同じ平面上に配置され、透明フィルム17b
の移動可能範囲を囲みの中に限定している。点線は透明
フィルム17aの外形を表しており、透明フィルム17
cとの大きさ、位置関係を示している。この実施形態で
は時刻の時桁と分桁が表示されるところに透明フィルム
17bが来ないようにしているので、バックライト18
を点灯させたときにキャラクタと、時刻の重要桁である
時、分の表示が重ならないようにして時刻を読みやすく
している。
【0064】図18はバックライト18を点灯させたと
きの表示例を示す。移動、回転可能な透明フィルム17
bに印刷されたキャラクタが、透明フィルム17aに印
刷された模様と共に浮かび上がる。その上に黒色の時刻
が表示される。時計を揺することにより、キャラクタを
踊らせて遊ぶことができる。
【0065】移動可能とする透明フィルムは1つに限定
されないし、移動可能範囲は複雑な形状にしてもよい。
また、イラストを印刷した透明フィルムを何枚重ねても
よい。
【0066】(第3実施形態)図10は、上記第1実施
形態の発展型の実施形態を示し、第1実施例の時計に対
して偏光分離フィルム12と光散乱層19の間に常時可
視となる第2透光性フィルムとしての透明フィルム17
dを挿入している。
【0067】図19は常時可視となる透明フィルム17
dを示す。図20は第1透光性フィルムとしての透明フ
ィルム17eを示す。透明フィルム17dに印刷された
絵や文字は、外部光をつかった表示形態のときは背景地
となって常時可視となり、またバックライト18を点灯
させたときは、透明フィルム17eに印刷された絵やイ
ラストと重なって図21のように浮かび上がる。
【0068】例えば透明フィルム17dを黄色に着色す
ると、外部光を使った表示形態のときは黄色の背景地に
光沢のある銀色の時刻情報が表示される。また、透明フ
ィルム17dに印刷する絵と、透明フィルム17eに印
刷する絵に関連性に関連性を持たせると、バックライト
18消灯時の表示と、バックライト18点灯時の表示に
関連性を持たせることができる。また逆に、バックライ
ト18消灯時の表示と、バックライト18点灯時の表示
に劇的な変化を持たせるようにすることもできる。
【0069】(第4実施形態)図5は、本発明を置き時
計に応用したものであり、その置き時計の縦の断面図で
ある。図5の紙面左側に時計の表示面がある。この実施
形態の特徴は絵、文字、などが印刷された透明フィルム
17を時計の使用者自身が時と場合、気分に応じて簡単
に取り替えることができるという点である。
【0070】透明フィルム17はつまみ部材34に挟ま
れているだけである。つまみ部材34は紙面上方に引き
上げるだけで、筐体35から離すことができる構造にな
っている。従って簡単に透明フィルム17を交換するこ
とができる。透明フィルム17に企業の宣伝のためのロ
ゴ、商標、イラスト、写真等を印刷し、記念時計とする
こともできるし、個人的なイラスト、写真等を印刷し、
使用者オリジナル時計とすることもできる。
【0071】個人のオリジナル時計としては、使用者の
家族、子供、恋人、ペット等の写真を印刷することが考
えられる。夜、部屋を暗くして時計のバックライトを点
灯すると、それらの写真が浮かび上がる。
【0072】その他の部分について説明する。図5は縦
の断面図であり、紙面左側に時計の表示面がある。つま
み34は、筐体35から分離可能である。図1と同様に
紙面左から偏光板11(第一偏光分離手段)、液晶パネ
ル8、偏光分離フィルム12(第2偏光分離手段)、光
散乱層19,ハーフミラー16,透明フィルム17が配
置されており、バックライトは導光板23とLED(発光
ダイオード)24で構成されている。LED24の発光面
は導光板23に面しており、LED24が発光した光は導
光板24に入る。導光板23はLED24が発光した光を
表示面に対してほぼ均一に放射する機能を持っている。
【0073】LED24を白色のLEDにすれば、透明フィル
ム17に印刷された通りの色が表示される。複数の色の
LEDからある色のLEDを選択して発光できるようにすれ
ば、気分に応じて透明フィルム17に印刷された絵、写
真、文字などをそのLEDの発光色で着色することができ
る。また、複数の色のLEDを同時に発光させて中間色の
光で透明フィルム17に印刷された絵、写真、文字など
を着色することもできる。
【0074】矢印Pはセグメント電極がOFFしている部
分の外部光光路を示し、矢印Qはセグメント電極がONし
ている部分の外部光光路を示す。矢印Cはセグメント電
極がOFFしている部分のバックライト光路を示し、矢印
Qはセグメント電極がONしている部分のバックライト光
路を示す。動作原理は図1の説明と同じである。
【0075】基板20には時計の計数と表示、LED24
の発光を制御するCPU21が実装されている。特に図示
しないが電池、家庭用交流電源等の公知の構成により電
源が供給される。防水性が保てるのであれば、腕時計に
も応用できることはもちろんである。
【0076】(第5実施形態)図8は、本発明の特徴で
ある偏光分離フィルムの透過偏光軸を調整することによ
りハーフミラーとして機能させた場合の構成を示す図で
ある。第2偏光分離手段としての偏光分離フィルム12
より上については、図1と同じなので省略している。偏
光分離フィルム25は第3偏光分離手段であり、偏光分
離フィルム12と同じもので作れるが、偏光分離フィル
ム25の透過偏光軸(E2)は偏光分離フィルム12の
透過偏光軸(E1)と図9bに示す角度θをなす。
【0077】図9aは、偏光分離フィルム12の透過偏
光軸(E1)を矢印で示す図であり、図中の矢印の方向
に合致する光の成分は透過し、その他の成分は全反射す
る。図9bは、偏光分離フィルム25(ハーフミラーと
して機能する)の透過偏光軸(E2)を示す図であり、
図中の矢印の方向に合致する光の成分は透過し、その他
の成分は全反射する。
【0078】図8の矢印Pは、外部光の光路を示し背景
地の部分の光路を表す。液晶パネル内のセグメント電極
がONしている部分(数字等の情報表示部分)の光路につ
いては図1と同じなので省略する。図8の矢印Gはバッ
クライト18が発する光の光路を示す。偏光分離フィル
ム12を通過した後の光路は図1で説明した矢印C、矢
印Dと同じである。
【0079】矢印Pで示される光は、偏光分離フィルム
25の透過偏光軸と垂直なベクトル成分は偏光分離フィ
ルム25で反射され(矢印P1)、偏光分離フィルム2
5の透過偏光軸と水平なベクトル成分は偏光分離フィル
ム25を透過する(矢印P2)。
【0080】図9bにある透過偏光軸の角度θを変える
ことにより、上記反射される光(矢印P1)と、透過す
る光(矢印P2)の割合を変更できる。θを90度にす
ると、 反射される光(矢印P1):透過する光(矢印P2)=
100:0 となり入射光は全て反射されるので、透過偏光フィルム
25は完全な鏡となる。逆にθを0度にすると、 反射される光(矢印P1):透過する光(矢印P2)=
0:100 となり入射光は全て透過するので、透過偏光フィルム2
5は単に透明なフィルムとなる。
【0081】以上説明したように図9bにある透過偏光
軸の角度θを変えることにより、偏光分離フィルム12
を通過する外部光の偏光分離フィルム25での反射率を
0%〜100%に調整できる。
【0082】図8の矢印Gは、バックライト18が発す
る光の光路を示している。偏光分離フィルム12を通過
した後の光路は図1で説明した矢印C、矢印Dと同じで
ある。
【0083】矢印Gで示される光路は、バックライト1
8を発した後、偏光分離フィルム25の透過偏光軸と垂
直なベクトル成分は偏光分離フィルム25で反射され
(矢印G1)、偏光分離フィルム25の透過偏光軸と水
平なベクトル成分は偏光分離フィルム25を透過する
(矢印G2)。偏光分離フィルム25で反射された光
(矢印G1)は、バックライト18の表面で乱反射さ
れ、偏光軸が偏光分離フィルム25の透過偏光軸と一致
する成分は偏光分離フィルム25を通過していく。
【0084】偏光分離フィルム25を通過した光は、偏
光分離フィルム12の透過偏光軸と垂直なベクトル成分
は偏光分離フィルム12で反射され(矢印G3)、偏光
分離フィルム12の透過偏光軸と水平なベクトル成分は
偏光分離フィルム12を透過する(矢印G4)。その後
の光の光路は図1の説明と同様である。
【0085】一方、偏光分離フィル12で反射された光
(矢印G3)は光散乱層19で乱反射され、偏光軸が偏
光分離フィルム12の透過偏光軸と一致する成分は偏光
分離フィルム12を通過していく。
【0086】以上説明したように図9bにある透過偏光
軸の角度θを変えることにより、外部入射光の偏光分離
フィルム25での反射率を0%〜100%に調整でき
る。また、同時にバックライト18の発する光が偏光分
離フィルム12を透過する率も増減する。外部入射光の
偏光分離フィルム25での反射率を上げれば、バックラ
イト18の発する光が偏光分離フィルム12を透過する
率が下がる。
【0087】したがって、図9bにある透過偏光軸の角
度θを変えることにより、光透過フィルム17に印刷さ
れた絵、イラスト、文字などがバックライト18を点灯
していない状態では透けて見えないが、バックライト1
8を点灯させた状態で最大に明るい表示になるよう調整
できるようになる。
【0088】図22は、角度θと,偏光分離フィルム2
5での外部光の反射率及び、偏光分離フィルム25での
バックライトの発する光の透過率を示す表である。単純
化のため図8の光路G1,光路G3の光を考慮していな
いので、反射率はsinθ、透過率はcosθが理論値
となる。図22からわかるように、ハーフミラーの機能
としてのθは、65度以上85度以下,好ましくは70
度以上80度以下が最適であった。
【0089】(その他の実施形態)本発明の表示装置を
電子腕時計の表示部に適用したが、本発明の表示装置は
あらゆる種類の電子機器に対しても適用できる。特に個
人的に使用される電子機器に有効である。例えば、携帯
電話やPHS(パーソナルハンディーホンシステム)、
持ち運び可能な音楽再生装置のリモートコントローラー
及びその本体等のバックライトを用いた表示装置などが
ある。
【0090】
【発明の効果】請求項1記載の表示装置によれば、ある
一方向の直線偏光を透過させ、それ以外の直線偏光を反
射する第2偏光分離手段を用いたので、光源発光時には
その上にある透光性フィルムに印刷された絵柄、文字、
マーク等が表示部に格段に明るく浮かびあがる。また、
バックライト消灯時には上記絵柄、文字、マーク等はま
ったく見えなく、表示を妨げることはない。
【0091】請求項2記載の表示装置によれば、絵柄、
文字、マークなどが印刷された複数の透光性フィルムを
重ねるようにしたので、より複雑な絵柄、文字、マーク
を設けることができるようになる。
【0092】請求項3記載の表示装置によれば、常時可
視となる絵柄、文字、マークなどが印刷された第2透光
性フィルムと、光源発光時に表示される絵柄、文字、マ
ークなどが印刷された第1透光性フィルムとを用いたの
で、光源消灯時は、第2透光性フィルムに印刷された絵
柄、文字、マークで見る者の心を惹くことができる。
【0093】さらに光源を点灯すると、第1透光性フィ
ルムに印刷された絵柄、文字、マークなどが浮かび上が
り、第2透光性フィルムに印刷された絵、文字、マーク
などと重なり合って表示され、表示を劇的に変化させる
ことができる。また、第1及び第2透光性フィルムに印
刷する絵柄、文字、マークなどの組み合わせを工夫する
ことにより、表示の変化をより楽しく、惹かれるものに
することができる。
【0094】請求項4記載の表示装置によれば、光源と
ハーフミラーに挟まれた透光性フィルムの少なくとも1
枚をハーフミラーより小さく形成し、表示装置内で移動
可能としたので、光源点灯時に使用者が能動的に表示装
置を揺すったりして表示を変化させて遊ぶことができ
る。特に移動可能な透光性フィルムにキャラクターを印
刷すれば、光源点灯時に表示画面内をキャラクターを動
かして遊ぶことができる。小さい子供にはたまらなく気
を惹くものになる。
【0095】請求項5記載の表示装置によれば、光源と
ハーフミラーに挟まれた透光性フィルムの少なくとも1
枚は取り替え可能としたので、時と場合、気分に応じて
透光性フィルムに印刷する絵柄、文字、写真等を変える
ことができる。特に個人的な写真を透光性フィルムに印
刷する場合に有効である。
【0096】請求項6記載の表示装置によれば、第2変
更分離手段と光散乱層とハーフミラーとは密着している
ので、光散乱層による乱反射により透光性フィルムに印
刷された絵柄、文字、マークなどの像の輪郭はほとんど
ぼやけることはない。
【0097】請求項7記載の表示装置によれば、ある一
方向の直線偏光を透過させ、それ以外の直線偏光を反射
する第2偏光分離手段と、ある一方向の直線偏光を透過
させ、それ以外の直線偏光を反射する第3偏光分離手段
を用い、第2偏光分離手段の透過偏光軸と第3偏光分離
手段の透過偏光軸は角度θをなすようにしたので、角度
θを調整することにより外部光の第3偏光分離手段での
反射率と光源の発する光の透過率を最適に調整すること
ができる。
【0098】請求項8記載の表示装置によれば、請求項
7記載の角度θは65度以上、85度以下好ましくは7
0度以上80度以下で、最適に調整することができる。
【0099】請求項9記載の表示装置によれば、透光性
フィルムに設ける絵柄、文字はキャラクターやロゴであ
るとしたので、企業の商標、ロゴ、宣伝文句を透光性フ
ィルムに印刷すれば企業宣伝用の記念品に応用すること
ができる。
【0100】請求項10記載の表示装置によれば、光源
はエレクトロルミネセンス素子としたので、表示装置全
体の厚さを薄くすることができる。
【0101】請求項11記載の表示装置によれば、光源
は白色を発光する発光ダイオードとしたので、光源発光
時に透光性フィルムに印刷された絵、イラスト、文字等
を元の色調のまま見せることができる。
【0102】請求項12記載の表示装置によれば、透過
偏光軸可変手段は液晶パネルであるとしたので、一般的
な液晶表示装置に第2偏光分離手段を本発明のように応
用することができる。
【0103】請求項13記載の表示装置によれば、第2
偏光分離手段は、2種類の層を交互に積層して形成され
る複数層構造を有し、それら複数層のうち積層方向に関
して互いに隣り合う2層間において、ある一方向の屈折
率はそれら2層間で等しく、それと直角方向の屈折率は
それら2層間で異なり、さらに上記複数層の各層の積層
方向の層厚は各層間で互いに異なるとしたので、この構
造の偏光分離フィルムは、きわめて薄い厚さで形成でき
るので、表示装置全体的な厚さを薄くできる。
【0104】請求項15記載の電子時計によれば、本発
明の表示装置を電子時計に応用している。電子時計には
大きく腕時計と置き時計があるが、腕時計は個人的な所
有物であり、置き時計にしても個人的な使用がほとんど
である。個人的色彩の強い電子時計にオリジナリティー
を出すにあたっては、従来は時計の筐体および表示部の
デザインによる差別化をする方法しかないが、小ロット
や1個のオリジナリティーをだすにはコスト、工数がか
かりすぎ不向きだった。ところが、本発明を電子時計に
応用すれば透光性フィルムに印刷する絵柄、文字、マー
クなどを変えるだけで簡単にオリジナリティーをだすこ
とができる。
【0105】また、バックライト消灯時と点灯時の表示
の劇的な変化は、個性的な要素を強く求められる電子腕
時計にあっては有効である。たとえば、普段(バックラ
イト消灯)は金属ケースに納められた高級感のあるデジ
タル腕時計が、バックライトを点灯するとキャラクター
が浮かび上がるというような表示の変化の落差を簡単に
つくることができる。キャラクターの代わりに恋人や好
きなタレントの写真にしても個性を強く出すことができ
る。置き時計にも腕時計と同様の効果が出せる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る表示装置の一実施形態を模式的に
示す図である。
【図2】図1に示す構造の要部として用いられる偏光分
離フィルムの内部構造を模式的に示す斜視図である。
【図3】図2に示す偏光分離フィルムの作用を模式的に
示す図である。
【図4】第1実施形態の電子腕時計の断面構造を示す断
面図である。
【図5】第4実施形態の置き時計の断面構造を示す断面
図である。
【図6】第1実施形態のムーブメントの断面構造を示す
断面図である。
【図7】第2実施形態の電子腕時計の表示部の断面構造
を示す断面図である。
【図8】第5実施形態の表示装置の第2偏光分離手段と
第3偏光分離手段の関係を模式的に示す図である。
【図9】aは図8にある偏光分離フィルム12の透過偏
光軸(E1)を模式的に示す図である。bは図8にある
偏光分離フィルム12の透過偏光軸(E1)と、偏光分
離フィルム25の透過偏光軸(E2)のなす角度θを示
す図である。
【図10】第3実施形態の電子腕時計の表示部の断面構
造を示す断面図である。
【図11】第1実施形態におけるセグメント電極を示す
平面図である。
【図12】第1実施形態における透光性フィルム17を
示す平面図である。
【図13】第1実施形態におけるバックライト18消灯
時の表示例を示す図である。
【図14】第1実施形態におけるバックライト18点灯
時の表示例を示す図である。
【図15】第2実施形態における透明フィルム17aを
示す平面図である。
【図16】第2実施形態における透明フィルム17bを
示す平面図である。
【図17】第2実施形態における透明フィルム17cを
示す平面図である。
【図18】第2実施形態におけるバックライト18点灯
時の表示例を示す図である。
【図19】第3実施形態における透明フィルム17dを
示す平面図である。
【図20】第3実施形態における透明フィルム17eを
示す平面図である。
【図21】第3実施形態におけるバックライト18点灯
時の表示例を示す図である。
【図22】第5実施形態における第2偏光分離手段の透
過偏光軸と第3偏光分離手段の透過偏光軸とのなす角度
θ、偏光分離フィルムでの外部光の反射率、偏光分離フ
ィルムでのバックライトの発する光の透過率,をそれぞ
れ示す表である。
【符号の説明】
1 ケーシング 2 ムーブメント 3 ガラス板 4 裏ぶた 6 腕バンド 7 パネル枠 8 液晶パネル(透過偏光軸可変手段) 9 電池 11 偏光板(第1偏光分離手段) 12 偏光分離フィルム(第2偏光分離手
段) 13a,13b ガラス基板 14 セグメント電極 16 ハーフミラー 17 透明フィルム(透光性フィルム) 17a 透明フィルム 17b 透明フィルム 17c 透明フィルム 17d 透明フィルム(第2透光性フィルム) 17e 透明フィルム(第1透光性フィルム) 18 バックライト 19 光散乱層 20 電子回路基板 21 CPU 23 導光板 24 LED 25 ハーフミラーとして使う偏光分離フィ
ルム(第3偏光分離手段) 34 つまみ 35 筐体 A,B 異種類の薄膜層 C,D,G バックライト光路 E 偏光透過軸 F 偏光吸光軸 L 液晶 P,Q 外部光光路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G09F 13/12 G09F 13/12

Claims (15)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ある一方向を向く直線偏光を透過させ、
    それ以外の直線偏光を透過させない第1偏光分離手段
    と、 透過する偏光の偏光軸を変化させる状態と変化させない
    状態とのいずれかを選択できる透過偏光軸可変手段と、
    ある一方向の直線偏光を透過させ、それ以外の直線偏光
    を反射する第2偏光分離手段と、表裏で光の透過率が異
    なるハーフミラーと、上記ハーフミラーの表面を非光沢
    面とするための光散乱層と、 絵柄、文字、マークなどが印刷された透光性フィルム
    と、 光源とを有し、そして第1偏光分離手段、透過軸可変手
    段、第2偏光分離手段、光散乱層、ハーフミラー、透光
    性フィルム、光源の順に重ねて配置されたことを特徴と
    する表示装置。
  2. 【請求項2】ある一方向を向く直線偏光を透過させ、そ
    れ以外の直線偏光を透過させない第1偏光分離手段と、 透過する偏光の偏光軸を変化させる状態と変化させない
    状態とのいずれかを選択できる透過偏光軸可変手段と、
    ある一方向の直線偏光を透過させ、それ以外の直線偏光
    を反射する第2偏光分離手段と、表裏で光の透過率が異
    なるハーフミラーと、上記ハーフミラーの表面を非光沢
    面とするための光散乱層と、 絵柄、文字、マークなどが印刷された複数の透光性フィ
    ルムと、 光源とを有し、そして第1偏光分離手段、透過軸可変手
    段、第2偏光分離手段、光散乱層、ハーフミラー、複数
    の透光性フィルム、光源の順に重ねて配置されたことを
    特徴とする表示装置。
  3. 【請求項3】ある一方向を向く直線偏光を透過させ、そ
    れ以外の直線偏光を透過させない第1偏光分離手段と、 透過する偏光の偏光軸を変化させる状態と変化させない
    状態とのいずれかを選択できる透過偏光軸可変手段と、
    ある一方向の直線偏光を透過させ、それ以外の直線偏光
    を反射する第2偏光分離手段と、 常時可視となる絵柄、文字、マークなどが印刷された第
    2透光性フィルムと、表裏で光の透過率が異なるハーフ
    ミラーと、上記ハーフミラーの表面を非光沢面とするた
    めの光散乱層と、光源と、 上記光源発光時に表示される絵柄、文字、マークなどが
    印刷された第1透光性フィルムとを有し、そして第1偏
    光分離手段、透過軸可変手段、第2偏光分離手段、第2
    透光性フィルム、光散乱層、ハーフミラー、第1透光性
    フィルム、光源の順に重ねて配置されたことを特徴とす
    る表示装置。
  4. 【請求項4】請求項1から請求項 3記載の表示装置の
    内、少なくともいずれか1つに記載の表示装置におい
    て、光源とハーフミラーに挟まれた透光性フィルムの少
    なくとも1枚をハーフミラーより小さく形成し、表示装
    置内で移動可能とすることを特徴とする表示装置。
  5. 【請求項5】請求項1から請求項 4記載の表示装置の
    内、少なくともいずれか1つに記載の表示装置におい
    て、光源とハーフミラーに挟まれた透光性フィルムの少
    なくとも1枚は取り替え可能であることを特徴とする表
    示装置。
  6. 【請求項6】請求項1から請求項 5記載の表示装置に
    おいて、第2変更分離手段と光散乱層とハーフミラーと
    は密着していることを特徴とする表示装置。
  7. 【請求項7】ある一方向を向く直線偏光を透過させ、そ
    れ以外の直線偏光を透過させない第1偏光分離手段と、 透過する偏光の偏光軸を変化させる状態と変化させない
    状態とのいずれかを選択できる透過偏光軸可変手段と、
    ある一方向の直線偏光を透過させ、それ以外の直線偏光
    を反射する第2偏光分離手段と、 ある一方向の直線偏光を透過させ、それ以外の直線偏光
    を反射する第3偏光分離手段と、上記第3偏光分離手段
    の表面を非光沢面とするための光散乱層と、 絵柄、文字、マークなどが印刷された透光性フィルム
    と、光源とを有し、そして第1偏光分離手段、透過軸可
    変手段、第2偏光分離手段、光散乱層、第3偏光分離手
    段、透光性フィルム、光源の順に重ねて配置され、第2
    偏光分離手段の透過偏光軸と第3偏光分離手段の透過偏
    光軸が,角度θを有してなることを特徴とする表示装
    置。
  8. 【請求項8】請求項 7記載の角度θは65度以上85
    度以下,好ましくは70度以上80度以下であることを
    特徴とする表示装置。
  9. 【請求項9】請求項1から請求項 8記載の表示装置の
    内、少なくともいずれか1つに記載の表示装置におい
    て、透光性フィルムに設ける絵柄、文字はキャラクター
    やロゴであることを特徴とする表示装置。
  10. 【請求項10】請求項1から請求項 9記載の表示装置
    のうちの少なくともいずれか1つに記載の表示装置にお
    いて、光源はエレクトロルミネセンス素子であることを
    特徴とする表示装置。
  11. 【請求項11】請求項1から請求項 9記載の表示装置
    のうちの少なくともいずれか1つに記載の表示装置にお
    いて、光源は白色を発光する発光ダイオードであること
    を特徴とする表示装置。
  12. 【請求項12】請求項1から請求項 11記載の表示装
    置の内、少なくともいずれか1つに記載の透過偏光軸可
    変手段は液晶パネルであることを特徴とする表示装置。
  13. 【請求項13】請求項1から請求項 12記載の表示装
    置のうちの少なくともいずれか1つに記載の表示装置に
    おいて、 上記第2偏光分離手段は、2種類の層を交互に積層して
    形成される複数層構造を有し、 それら複数層のうち積層方向に関して互いに隣り合う2
    層間において、ある一方向の屈折率はそれら2層間で等
    しく、それと直角方向の屈折率はそれら2層間で異な
    り、さらに上記複数層の各層の積層方向の層厚は各層間
    で互いに異なることを特徴とする表示装置。
  14. 【請求項14】請求項1から請求項 13記載の表示装
    置の内、少なくともいずれか1つに記載の表示装置にお
    いて、第1偏光分離手段の偏光透過軸と第2偏光分離手
    段の偏光透過軸は水平であることを特徴とする表示装
    置。
  15. 【請求項15】請求項1から請求項 14記載の少なく
    ともいずれか1つの表示装置を用いてなる電子時計。
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