JP2001343470A - 腕時計の上開け構造及び腕時計の上開け構造の組立方法 - Google Patents

腕時計の上開け構造及び腕時計の上開け構造の組立方法

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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 上開け外装の時計において、多種の時計サイ
ズに対して何種類ものムーブメントが必要になる事を防
止し、コストを抑えた上開け外装の時計を実現する。 【解決手段】 オシドリレバー9は、巻真12着脱時に
外力を加える力点と、外力を指示する支点と、オシドリ
に作用する作用点とを有し、支点は、直接又はムーブメ
ント構成部品を介して間接的に、外装ケースによって外
力を支持する構造とした事を特徴としている。また、オ
シドリレバーは、時計ムーブメントの構成部品を支持す
る支持部材に設けられたオシドリレバー保持部で位置決
めされ、オシドリレバー保持部は可撓性を有して、上下
又は左右に撓ませることによりオシドリレバーがムーブ
メント組立後に組込み可能な構造を持つことを特徴とし
ている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、腕時計の上開け構
造に対応したムーブメントおよび外装に関するものであ
り、更に前記上開け構造の組立方法に関する。
【0002】
【従来の技術】現在一般的な電池式クオーツ時計の場
合、ムーブメントの上面側に配置された電池を定期的に
交換する必要があるため、裏蓋構造の外装が一般的であ
る。一方、機械式時計や、近年増加してきている太陽電
池や回転錘により発電した電気エネルギーを二次電池等
の畜電器に貯える充電式時計においては、電池交換の必
要がないため、構造的にはやや複雑になるが外装デザイ
ンの面でスマートにできる上開け(ガラス面である上面
を開ける)タイプの外装構造を採用しているものが増加
してきている。
【0003】しかしながら電池交換が不要な腕時計にお
いても、修理やオーバーホールのためムーブメントを外
装から取り外す必要がある。その際、外装を貫通してい
る巻真を取り外す操作を文字板側から行なう為に、オシ
ドリレバー構造を採用する構造が一般的である。
【0004】図7は従来のオシドリレバー構造を示す要
部断面図である。図7において、巻真12に係合するオ
シドリ11は地板1に嵌合したオシドリ軸13に位置決
めされている。オシドリレバー9は巻真スペーサ2のレ
バー支持ボス2aに位置決めされ、その上面側からムー
ブメント支持部材14で挟持固定されている。15は文
字板、3は補助リング、16はケースである。巻真12
を取り外すには、オシドリレバー9の力点9aに、矢印
の方向へ力を加え、オシドリレバー9を破線で示した様
に傾ける。オシドリレバー9は9fを支点にして、作用
点9cに力がかかりオシドリ11を押し下げる。この時
オシドリ11が破線で示した様に傾いて巻真12との係
合が外れ、巻真12を取り外す事ができる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら図7のよ
うな構造においては、オシドリレバーはムーブメント内
に組込まれているため、ムーブメントの組立の最後にオ
シドリレバー9を装着する事はできない。
【0006】一方最近の傾向として、低コスト化を図る
ため多種の外装に対して共通のムーブメントを用いる試
みがされている。その場合、上開けタイプの外装におい
て問題となるのは、外装の見切りサイズの違いにより、
文字板の外側にオシドリレバー9の力点9aを配置しな
ければならないため、外装形状の変化に応じてオシドリ
レバー9を交換する必要がある点である。オシドリレバ
ー9をムーブメントの組立後に装着できないと、外装の
サイズ毎にムーブメントに組込む途中で異なった形状の
オシドリレバー9を組込む事になり、非常に煩雑な作業
となる。また、外装の種類とムーブメントの種類を対応
させる必要があるので、管理上も非常に複雑になってし
まう。
【0007】また、図7に示すように時計のサイズが大
きい場合、オシドリレバー9の支点9fから作用点9c
の距離にくらべ、支点9fから力点9aの距離が長くな
り、その結果オシドリレバー9の作動ストロークが大き
くなる。そのため、ケース16とオシドリレバー9の隙
を大きく確保する必要があるので、デザイン上の規制を
受け薄型の時計にする事が難しくなる。
【0008】本発明の目的は上記問題を解決し、一種類
のムーブメントにより多種のサイズの腕時計に対応で
き、コストを抑えた上開け外装の時計を実現すると共
に、更に薄型のデザインに対応可能な、腕時計の上開け
構造の実現である。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本発明は、外部操作を行なう巻真と、該巻真と係
合するオシドリと、該オシドリに作用するオシドリレバ
ーを有する腕時計において、前記オシドリレバーを外装
部品とした事を特徴としている。
【0010】また、外部操作を行なう巻真と、該巻真と
係合するオシドリと、該オシドリに作用するオシドリレ
バーを有する腕時計において、前記オシドリレバーは、
前記巻真着脱時に外力を加える力点と、該外力を指示す
る支点と、前記オシドリに作用する作用点とを有し、前
記支点は、直接又はムーブメント構成部品を介して間接
的に、外装ケースによって外力を支持する構造とした事
を特徴としている。
【0011】また、前記オシドリレバーは、時計ムーブ
メントの構成部品を支持する支持部材に設けられたオシ
ドリレバー保持部で位置決めされ、該オシドリレバー保
持部は可撓性を有して、上下又は左右に撓ませることに
より前記オシドリレバーがムーブメント組立後に組込み
可能な構造を持つことを特徴としている。
【0012】また、前記オシドリレバーは、文字板外周
付近の力点から前記オシドリに作用する作用点の間に断
面的に斜面部を有し、該斜面部の一部に時計ケースをわ
ずかな隙をもって配置し、前記オシドリレバー斜面部が
支点となる事を特徴としている。
【0013】さらに、ムーブメントを組み立てるムーブ
メント工程、前記オシドリレレバーを前記ムーブメント
に組込む第一の外装組立工程、前記ムーブメントに前記
オシドリレバーを組込まれた構成を外装ケースに組み入
れる第二の外装組立工程を有する事を特徴としている。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。図1は本発明の第一の実施の形態
を示す要部平面図であり、図2はその構成部品であるオ
シドリレバーの位置決め構造を示す斜視図である。図3
および図4は本発明の第一の実施の形態を示す要部断面
図であり、図3は女性用の時計サイズの場合を示し、図
4は男性用の時計サイズの場合を示す。
【0015】図1において1は地板であり、その上に巻
真12、オシドリ11、カンヌキ6、ツヅミ車7等の時
計の切り替え機構部品が搭載され、さらにその上から金
属平板の回路支持板10を介して止メネジ8で固定され
ている。3は補助リングであり、地板1の外周を保持し
てムーブメントをケースに固定している。
【0016】この時計の切り替え機構について説明す
る。巻真12を図面の上方向に作動させると、巻真に係
合したオシドリ11はオシドリ軸13を中心に回転す
る。カンヌキ6はオシドリ11との当接部6aをガイド
にして作動し、ツヅミ車7を図面の下方向に移動させ
る。その時ツヅミ車7は図示していないが小鉄車等を介
して輪列と噛み合う。その状態で巻真12を回転する
と、巻真12と嵌合しているツヅミ車7が回転し、輪列
の修正を行なう事ができる。
【0017】9は外装部品であるオシドリレバーであ
り、その先端の作用点9cはオシドリ11の上面に配置
され、力点9aはムーブメントの外部まで引き出されて
いる。オシドリレバー9の位置決めは回路支持板10の
レバー保持部10aの先端部分でなされている。
【0018】外装部品であるオシドリレバー9の位置決
め構造について図2により詳述する。図2において回路
支持板10のレバー保持部10aは比較的細長い平面形
状をなし、板厚方向に撓ませる事が可能である。レバー
保持部10aの先端部はほぼ直角に下曲げされ、下曲げ
部には横幅の狭くなった段差が形成されている。またオ
シドリレバー9は、位置決め穴9bを有している。オシ
ドリレバー9は、位置決め穴9bに回路支持板10のレ
バー保持部10aの横幅の狭い部分を挿入する事によ
り、平面及び断面方向の位置決めがされている。またオ
シドリレバー9の位置決めが不十分な場合は、図1に示
すようにオシドリレバー9の長手方向の両側を、補助リ
ング3で補助的にガイドしても良い。
【0019】次に図3を用いて第一の実施の形態の断面
構造について説明する。図3において1は地板、2は各
部品を保持する巻真スペーサ、4は複合回路、10は回
路支持板である。5は光を受ける事により発電するソー
ラーセルであり、発電したエネルギーは図示していない
が二次電池に蓄えて時計を駆動するエネルギーとしてい
るので、定期的な電池交換は不要である。12は巻真、
11はオシドリであり、オシドリ11は地板1に固定さ
れたオシドリ軸13で位置決めされている。9は外装部
品であるオシドリレバーであり、巻真スペーサ2の上面
に配置され、回路支持板10のレバー保持部10aの先
端の下曲げ部で位置決めされている。また15は光透過
型の文字板、3は補助リングであり、ムーブメントをケ
ース16に保持している。
【0020】以上の構造により巻真12の着脱操作方法
を説明する。オシドリレバー9の力点9aに図面の上方
向に力を加えると回路支持板10のレバー保持部10a
も上方に撓み、ケース16に当接した状態になる。更に
オシドリレバー9に力を加えると9b部分が支点となり
作用点9cは図面の下方向に力が加わり、そしてオシド
リ11が傾いて巻真12との係合が外れ、巻真12を着
脱する事が可能になる。
【0021】本実施の形態においては回路支持板10の
レバー保持部10aは、ムーブメントの最上面まで上曲
げされた後下方向に曲げられ、オシドリレバー9の位置
決めをおこなっている。その結果、回路支持板10のレ
バー保持部10aとケース16の隙は最小限になってい
るので、オシドリレバー9を作動させた時の支点9bの
上方向への移動量を減らす事ができ、つまりはオシドリ
レバー9のストロークを極力小さく抑え、スリムな外装
構造にする事が出来る。
【0022】また通常のオシドリレバー構造において
は、図7で前述したようにオシドリレバー9の位置決め
を巻真スペーサ2のようなオシドリレバー9の下面側に
設けたボスにより行う事が多かった。この場合、オシド
リレバー9を作動させるとレバー支持ボス2aから外れ
る方向に力が加わるため、ムーブメントの固定が充分で
ないとレバー支持ボス2aからオシドリレバー9が外れ
てしまう恐れがあった。しかしながら本実施の形態にお
いては、オシドリレバー9の上面側に配置した回路支持
板10の下曲げにより位置決めしているので、オシドリ
レバー9が作動した時は位置決めのある回路支持板10
の方向に移動するので、位置決めが外れる心配はない。
【0023】次に図5により、外装部品であるオシドリ
レバー9の組立方法を説明する。図5は、第一の外装組
立工程にてオシドリレバー9の組立方法を示す要部断面
図である。図5において、地板1、巻真スペーサ2、巻
真12、オシドリ11、回路支持板10等のムーブメン
ト部品はすでに組立られている。その後、ムーブメント
にオシドリレバー9を矢印に示す方向に差し込んで行
く。オシドリレバー9は、巻真スペーサ2の斜面部2b
にガイドされ、また回路支持板10のレバー保持部10
aは上方向に撓んで逃げて、挿入が可能となる。更にオ
シドリレバー9を挿入していくと、オシドリレバー9の
位置決め穴9bに回路支持板10のレバー支持部10a
の下曲げ部が入りこみ、オシドリレバー9の位置決めが
おこなわれる。
【0024】このようにオシドリレバー9の装着(組込
み)をムーブメントの組立のムーブメント工程の後にで
きる構造にする為、回路支持板10のレバー保持部10
aは断面方向に比較的簡単に撓ませる事が可能な構造に
なっている。そのため、ムーブメント単体の状態で巻真
12を着脱しようとしてオシドリレバー9に力を加えて
も、回路支持板10のレバー保持部10aは上方向に簡
単に撓んでしまい、位置決め穴9bが移動してオシドリ
11に力が加わらず、巻真12を取り外す事は出来な
い。そのためオシドリレバー9に力が加わった時に位置
決め穴9bが大きく移動しないように、ケース16によ
ってオシドリレバー9の位置決め穴9bを支持する構造
としている。そして、ムーブメントにオシドリレバーを
組込んだ(挿入した)構成のものを、第二の外装組立工
程にて外装のケース16に組み入れる。
【0025】また、図5に示すように、オシドリレバー
9の作用点9cの先端に斜面部を設けると巻真スペーサ
2の斜面部2aにガイドされやすくなり、巻真スペーサ
2を傷つける事もなくなり、組立性を向上させる事が出
来る。
【0026】図3は第一の実施の形態を女性用の時計サ
イズにした構造を示しているが、同じムーブメント構造
により、男性用サイズの時計を実現する事ができる。図
4は男性用の時計サイズにした場合を示す要部断面図で
ある。
【0027】図4においては文字板15を男性用のサイ
ズに大きくしているため、外装部品であるオシドリレバ
ー9は、力点9aを文字板15の外周の外側まで延長し
て大型サイズに変更している。しかしながらその他のム
ーブメント構成部品は図3を用いて前述した構造と同様
であり、巻真12の取り外し操作方法やオシドリレバー
9の組立方法も、前述したものと同様である。
【0028】つまり、同一のムーブメントを使用して、
オシドリレバー9や文字板15、補助リング3、ケース
16等の外装部品だけをセットで変更するだけで、大き
さの違う上開け外装の時計を実現する事ができる。
【0029】また、図4においてオシドリレバー9は比
較的大きな形状の為、力点9aに力を加えた場合オシド
リレバー9が変形してしまう恐れがある。その対応とし
てオシドリレバー9に半抜き等によりリブ形状9dをも
うけて強度の向上を図っている。
【0030】続いて図6により、本発明の第二の実施の
形態を詳述する。図6は本発明の第二の実施の形態を示
す要部断面図である。図6において、1は地板、2は巻
真スペーサ、13はオシドリ軸、5はソーラーセル、4
は複合回路、10は回路支持板、12は巻真、11はオ
シドリ、9は外装部品であるオシドリレバー、3は補助
リング、15は文字板であり、これらの構造は前述した
第一の実施の形態と全く同じである。16はケースであ
り、時計のデザインをスリムにするため外周部を斜面状
にカットしている。そのため、ケース16の内面側はオ
シドリレバー9と僅かな隙を確保して段差部16aを形
成して肉付けしている。
【0031】以上の構成により巻真12の取り外しを行
う時の作動を説明する。オシドリレバー9の力点9aに
力を加えるとオシドリレバー9の斜面部9eがケース1
6の段差部16aに当接する。更に力を加えるとオシド
リレバー9の斜面部9e部が支点となり作用点9cに力
が加わり、オシドリ11が傾いて巻真12との係合が外
れて巻真12を取り外す事が出来る。
【0032】本実施の形態の場合、オシドリレバー9の
力点9aから支点となる斜面部9eまでの距離が、支点
の斜面部9eから作用点9cまでの距離に対し短くなる
ので、オシドリレバー9の作動ストロークは短くなり、
その結果外装をスリム化する事ができる。
【0033】また通常のオシドリレバー構造において
は、オシドリレバー9とケース16の間に、オシドリレ
バー9の作動が確実に行なえるように、作動した状態か
らさらに余裕をもって隙間を設定する必要がある。それ
に対し本実施の形態においてはオシドリレバー9とケー
ス16の隙間を大きく確保する必要は無く、逆に隙をつ
めた方が作動ストロークを減らす事が出来るので、より
一層、外装デザインをスリムにする事が出来る。
【0034】つまり前述した第一の実施の形態において
は、図4に示したように男性用の大型の時計にした時
に、オシドリレバー9の力点9aが位置決め穴9bの支
点から離れてしまう為に作動ストロークが増加してしま
うが、本実施の形態の様にケース16の段差部16aを
利用してオシドリレバー9の斜面部9eを支点に移動す
れば、作動ストロークを小さく抑える事ができる。よっ
て本実施の形態は、男性用の大型の時計の場合に特に有
効である。
【0035】また、本実施の形態においてはオシドリレ
バー9の斜面部9eの支点と力点9aの距離が短いた
め、作動ストロークは少なくできるが、作動力は大きく
なり斜面部9e部分の変形が心配される。その場合、図
4に示した第一の実施の形態と同様に、オシドリレバー
9に半抜き等によるリブ形状9dを構成すると特に有効
である。
【0036】
【発明の効果】本発明によるオシドリレバーを外装部品
とした事で、ムーブメントの種類を統合することができ
るのでムーブメントの大量生産が可能になり、ムーブメ
ントあるいは完成時計のコストダウンを達成できた。
【0037】また、共通のムーブメントでオシドリレバ
ーを第一の外装組立工程にて組み込む発明に対して、異
なるサイズの上開け外装の時計に容易に対応する事がで
き、コスト力のあるムーブメントが実現される。またム
ーブメントは一種類で、外装の組立区でそれぞれの外装
にあったオシドリレバーを装着すれば良いので、ムーブ
メントの管理や物流の面でも簡素化されて間違いが起き
にくくなるとともに、管理コストの低減を図る事がで
き、特にムーブメント工程の関係でコストダウンがはか
れた。
【0038】さらにオシドリレバー斜面部の一部に時計
ケースをわずかな隙をもって配置し、前記オシドリレバ
ー斜面部が支点となる発明に対して、男性用の大きな外
装の時計に関してもオシドリレバーの作動ストロークが
小さくできるため、スリムで自由なケースデザインが容
易に実現する事ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第一の実施の形態を示す要部平面図で
ある。
【図2】本発明の第一の実施の形態のオシドリレバーの
位置決め構造を示す斜視図である。
【図3】本発明の第一の実施の形態の、女性用の時計を
示す要部断面図である。
【図4】本発明の第一の実施の形態の、男性用の時計を
示す要部断面図である。
【図5】本発明の第一の実施の形態のオシドリレバーの
組立説明図である。
【図6】本発明の第二の実施の形態を示す要部断面図で
ある。
【図7】従来の上開け構造を示す要部断面図である。
【符号の説明】
1 地板 2 巻真スペーサ 3 補助リング 4 複合回路 5 ソーラーセル 6 カンヌキ 7 ツヅミ車 8 止メネジ 9 オシドリレバー 10 回路支持板 11 オシドリ 12 巻真 13 オシドリ軸 14 ムーブメント支持部材 15 文字板 16 ケース

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】外部操作を行なう巻真と、該巻真と係合す
    るオシドリと、該オシドリに作用するオシドリレバーを
    有する腕時計において、前記オシドリレバーを外装部品
    とする事を特徴とする腕時計の上開け構造。
  2. 【請求項2】外部操作を行なう巻真と、該巻真と係合す
    るオシドリと、該オシドリに作用するオシドリレバーを
    有する腕時計において、前記オシドリレバーは、前記巻
    真着脱時に外力を加える力点と、該外力を指示する支点
    と、前記オシドリに作用する作用点とを有し、前記支点
    は、直接又はムーブメント構成部品を介して間接的に、
    外装ケースによって外力を支持する構造とした事を特徴
    とする腕時計の上開け構造。
  3. 【請求項3】前記オシドリレバーは、時計ムーブメント
    の構成部品を支持する支持部材に設けられたオシドリレ
    バー保持部で位置決めされ、該オシドリレバー保持部は
    可撓性を有して、上下又は左右に撓ませることにより前
    記オシドリレバーがムーブメント組立後に組込み可能な
    構造を持つことを特徴とする請求項2に記載の腕時計の
    上開け構造。
  4. 【請求項4】前記オシドリレバーは、文字板外周付近の
    力点から前記オシドリに作用する作用点の間に断面的に
    斜面部を有し、該斜面部の一部に時計ケースをわずかな
    隙をもって配置し、前記オシドリレバー斜面部が支点と
    なる事を特徴とする請求項2に記載の腕時計の上開け構
    造。
  5. 【請求項5】ムーブメントを組み立てるムーブメント工
    程、前記オシドリレレバーを前記ムーブメントに組込む
    第一の外装組立工程、前記ムーブメントに前記オシドリ
    レバーを組込まれた構成を外装ケースに組み入れる第二
    の外装組立工程を有する腕時計の上開け構造の組立方
    法。
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