JP2001343430A - 非同期回路を備えたlsiのテスト手法とその評価装置 - Google Patents
非同期回路を備えたlsiのテスト手法とその評価装置Info
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 テスタから2種類のクロックをLSIへ供給
し、2種類のクロックエッジがテスタの分解能未満の範
囲に接近した場合に、テスタが良品または不良品を判定
する評価を行うことができなかった。 【解決手段】 テスタから供給される第1のクロックを
LSI内の非同期回路に入力する第1ステップと、テス
タ以外の発振子から供給された、第1のクロックと同一
周波数またはこれと同一ではないが定数倍の周波数を有
する第2のクロックを非同期回路に入力する第2ステッ
プと、発振子の誤差分のずれを第1および第2のクロッ
クの変化位置の間に発生させる第3ステップとを備え、
第1から第3ステップを複数回実行することによりテス
タの分解能未満の範囲にこれら第1および第2のクロッ
クの変化位置を設定するものである。
し、2種類のクロックエッジがテスタの分解能未満の範
囲に接近した場合に、テスタが良品または不良品を判定
する評価を行うことができなかった。 【解決手段】 テスタから供給される第1のクロックを
LSI内の非同期回路に入力する第1ステップと、テス
タ以外の発振子から供給された、第1のクロックと同一
周波数またはこれと同一ではないが定数倍の周波数を有
する第2のクロックを非同期回路に入力する第2ステッ
プと、発振子の誤差分のずれを第1および第2のクロッ
クの変化位置の間に発生させる第3ステップとを備え、
第1から第3ステップを複数回実行することによりテス
タの分解能未満の範囲にこれら第1および第2のクロッ
クの変化位置を設定するものである。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は非同期回路を備え
たLSIのテスタ手法およびその評価装置に関するもの
である。
たLSIのテスタ手法およびその評価装置に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】図7は従来の評価装置すなわちテスタを
示す斜視図であり、図において、200はテスタ、51
はDUT(Device Under Test)ボード、52は被試験L
SIまたはDUTである。また、図8は図7のテスタを
用いて行われる従来の非同期回路を備えたLSIのテス
ト手法により、テスタ200から被試験LSIに供給さ
れるクロック信号の変化位置を示す信号波形図であり、
図において、A,Cはテスタ200の分解能Rによる差
のクロック信号、Bはテスタの分解能R未満に設定した
クロック信号であり、T1,T2はそれぞれ信号A,C
と信号Bとのクロックエッジのずれに相当する。ここ
で、非同期回路とは、クロック源の異なる複数のクロッ
ク系により制御される回路の総称をいう。例としては、
通信系の受信回路のように、異なるクロック系から送ら
れてくる信号を受け側のクロック系に乗せかえる処理を
する回路がある。なお、以下クロック信号は略してクロ
ックや信号ともいう。
示す斜視図であり、図において、200はテスタ、51
はDUT(Device Under Test)ボード、52は被試験L
SIまたはDUTである。また、図8は図7のテスタを
用いて行われる従来の非同期回路を備えたLSIのテス
ト手法により、テスタ200から被試験LSIに供給さ
れるクロック信号の変化位置を示す信号波形図であり、
図において、A,Cはテスタ200の分解能Rによる差
のクロック信号、Bはテスタの分解能R未満に設定した
クロック信号であり、T1,T2はそれぞれ信号A,C
と信号Bとのクロックエッジのずれに相当する。ここ
で、非同期回路とは、クロック源の異なる複数のクロッ
ク系により制御される回路の総称をいう。例としては、
通信系の受信回路のように、異なるクロック系から送ら
れてくる信号を受け側のクロック系に乗せかえる処理を
する回路がある。なお、以下クロック信号は略してクロ
ックや信号ともいう。
【0003】次に動作について説明する。被試験LSI
52内の非同期回路に対して、テスタ200のパターン
メモリからパターンとして2種類のクロック信号A,C
を入力し、得られる出力結果を期待値と比較することに
より、被試験LSI52の良品または不良品を判定する
評価を行う。
52内の非同期回路に対して、テスタ200のパターン
メモリからパターンとして2種類のクロック信号A,C
を入力し、得られる出力結果を期待値と比較することに
より、被試験LSI52の良品または不良品を判定する
評価を行う。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来の非同期回路を備
えたLSIのテスト手法およびその評価装置は以上のよ
うに構成されているので、図8に示すように、被試験L
SI52内の非同期回路に対しテスタ200から2種類
のクロック信号A,Cを入力し、これらの信号の変化位
置をテスタの分解能未満(例えば、クロック信号B)に
設定したとき、被試験LSI52の不良品が検出できる
評価を行う場合、従来のテスタ評価では、2種類の信号
A,Bの変化位置を設定できる範囲がテスタ200の分
解能R以上であるため、その分解能R未満の範囲に設定
することは不可能であり、不良品が検出できないといっ
た課題があった。
えたLSIのテスト手法およびその評価装置は以上のよ
うに構成されているので、図8に示すように、被試験L
SI52内の非同期回路に対しテスタ200から2種類
のクロック信号A,Cを入力し、これらの信号の変化位
置をテスタの分解能未満(例えば、クロック信号B)に
設定したとき、被試験LSI52の不良品が検出できる
評価を行う場合、従来のテスタ評価では、2種類の信号
A,Bの変化位置を設定できる範囲がテスタ200の分
解能R以上であるため、その分解能R未満の範囲に設定
することは不可能であり、不良品が検出できないといっ
た課題があった。
【0005】この発明は上記のような課題を解決するた
めになされたもので、被試験LSIの非同期回路に対し
て、2種類の入力信号をテスタの分解能未満に設定し被
試験LSIの不良品を検出する非同期回路を備えたLS
Iのテスト手法およびその評価装置を得ることを目的と
する。
めになされたもので、被試験LSIの非同期回路に対し
て、2種類の入力信号をテスタの分解能未満に設定し被
試験LSIの不良品を検出する非同期回路を備えたLS
Iのテスト手法およびその評価装置を得ることを目的と
する。
【0006】
【課題を解決するための手段】この発明に係る非同期回
路を備えたLSIのテスト手法は、テスタから供給され
る第1の信号をLSI内の非同期回路に入力する第1ス
テップと、テスタ以外の発振子から供給された、第1の
信号と同一周波数またはこれと同一ではないが定数倍の
周波数を有する第2の信号を非同期回路に入力する第2
ステップと、発振子の誤差分のずれを第1および第2の
信号の変化位置の間に発生させる第3ステップとを備え
ており、第1から第3ステップを複数回実行することに
よりテスタの分解能未満の範囲に第1および第2の信号
の変化位置を設定するものである。
路を備えたLSIのテスト手法は、テスタから供給され
る第1の信号をLSI内の非同期回路に入力する第1ス
テップと、テスタ以外の発振子から供給された、第1の
信号と同一周波数またはこれと同一ではないが定数倍の
周波数を有する第2の信号を非同期回路に入力する第2
ステップと、発振子の誤差分のずれを第1および第2の
信号の変化位置の間に発生させる第3ステップとを備え
ており、第1から第3ステップを複数回実行することに
よりテスタの分解能未満の範囲に第1および第2の信号
の変化位置を設定するものである。
【0007】この発明に係る非同期回路を備えたLSI
のテスト手法は、第3ステップがさらに発振子から出力
された第2の信号をカウンタを介して定数倍の周波数に
するステップを備えたものである。
のテスト手法は、第3ステップがさらに発振子から出力
された第2の信号をカウンタを介して定数倍の周波数に
するステップを備えたものである。
【0008】この発明に係る非同期回路を備えたLSI
のテスト手法は、テスタから供給される第1の信号をテ
スタ以外の遅延手段に入力する第1ステップと、テスタ
の分解能に応じて遅延手段の遅延量を選択する第2ステ
ップと、遅延手段にて遅延された第2の信号をテスタへ
供給する第3ステップとを備えており、第1から第3ス
テップを複数回実行することにより上記テスタの分解能
未満の範囲に第1および第2の信号の変化位置を設定す
るものである。
のテスト手法は、テスタから供給される第1の信号をテ
スタ以外の遅延手段に入力する第1ステップと、テスタ
の分解能に応じて遅延手段の遅延量を選択する第2ステ
ップと、遅延手段にて遅延された第2の信号をテスタへ
供給する第3ステップとを備えており、第1から第3ス
テップを複数回実行することにより上記テスタの分解能
未満の範囲に第1および第2の信号の変化位置を設定す
るものである。
【0009】この発明に係る非同期回路を備えたLSI
のテスト手法は、第2ステップが遅延手段の遅延量を外
部のスイッチにより選択するステップを備えたものであ
る。
のテスト手法は、第2ステップが遅延手段の遅延量を外
部のスイッチにより選択するステップを備えたものであ
る。
【0010】この発明に係る非同期回路を備えたLSI
のテスト手法は、第2ステップが遅延手段の遅延量をテ
スタのテストプログラムにより決定するステップを備え
たものである。
のテスト手法は、第2ステップが遅延手段の遅延量をテ
スタのテストプログラムにより決定するステップを備え
たものである。
【0011】この発明に係る非同期回路を備えた評価装
置は、非同期回路を備えたLSIと、このLSIが載置
され非同期回路に対して第1の信号を供給するテスタ
と、テスタとは独立してボード上に配置されており、第
1の信号と同一周波数またはこれと同一ではないが定数
倍の周波数の第2の信号を非同期回路に供給する発振子
とを備えたものである。
置は、非同期回路を備えたLSIと、このLSIが載置
され非同期回路に対して第1の信号を供給するテスタ
と、テスタとは独立してボード上に配置されており、第
1の信号と同一周波数またはこれと同一ではないが定数
倍の周波数の第2の信号を非同期回路に供給する発振子
とを備えたものである。
【0012】この発明に係る非同期回路を備えた評価装
置は、発振子の後段にカウンタを備えたものである。
置は、発振子の後段にカウンタを備えたものである。
【0013】この発明に係る非同期回路を備えた評価装
置は、非同期回路を備えたLSIと、このLSIが載置
され非同期回路に対して信号を供給するテスタと、テス
タとは独立してボード上に配置されており、テスタから
の第1の信号に遅延を付けた第2の信号をテスタに供給
する遅延手段とを備えたものである。
置は、非同期回路を備えたLSIと、このLSIが載置
され非同期回路に対して信号を供給するテスタと、テス
タとは独立してボード上に配置されており、テスタから
の第1の信号に遅延を付けた第2の信号をテスタに供給
する遅延手段とを備えたものである。
【0014】この発明に係る非同期回路を備えた評価装
置は、遅延手段が複数のバッファとセレクタから構成さ
れ、第2の信号の遅延量はバッファの段数により決定さ
れるものである。
置は、遅延手段が複数のバッファとセレクタから構成さ
れ、第2の信号の遅延量はバッファの段数により決定さ
れるものである。
【0015】この発明に係る非同期回路を備えた評価装
置は、遅延量の選択を行うために遅延手段外部に配置さ
れたスイッチを備えたものである。
置は、遅延量の選択を行うために遅延手段外部に配置さ
れたスイッチを備えたものである。
【0016】この発明に係る非同期回路を備えた評価装
置は、テスタ上でLSIを載置するためのDUTボード
を更に備え、このDUTボードの空きピンと遅延手段の
選択信号を接続するものである。
置は、テスタ上でLSIを載置するためのDUTボード
を更に備え、このDUTボードの空きピンと遅延手段の
選択信号を接続するものである。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の一形態を
説明する。 実施の形態1.図1はこの発明の実施の形態1による非
同期回路を備えたLSIの評価装置を示す構成図であ
り、図において、100はロジックLSIすなわち被試
験LSI(DUT)を評価するテスタ、101は被試験
LSI用にカスタマイズしたDUTボード、102は被
試験LSI、103はテスタ100からのクロック信号
(第1の信号)と同一周波数のクロック信号(第2の信
号)を出力する発振子、104はテスタから電源とGN
Dを接続し発振子を搭載したボード、11はテスタ10
0と発振子103を接続する電源線、12はテスタ10
0と発振子103を接続するGND線、13は発振子1
03から被試験LSI102へのクロック信号を供給す
るための信号線であり、これらのテスタ100、発振子
103、被試験LSIなどの構成要素が全体として評価
装置10を構成する。なお、以下、クロック信号は単に
クロックや信号ともいう。
説明する。 実施の形態1.図1はこの発明の実施の形態1による非
同期回路を備えたLSIの評価装置を示す構成図であ
り、図において、100はロジックLSIすなわち被試
験LSI(DUT)を評価するテスタ、101は被試験
LSI用にカスタマイズしたDUTボード、102は被
試験LSI、103はテスタ100からのクロック信号
(第1の信号)と同一周波数のクロック信号(第2の信
号)を出力する発振子、104はテスタから電源とGN
Dを接続し発振子を搭載したボード、11はテスタ10
0と発振子103を接続する電源線、12はテスタ10
0と発振子103を接続するGND線、13は発振子1
03から被試験LSI102へのクロック信号を供給す
るための信号線であり、これらのテスタ100、発振子
103、被試験LSIなどの構成要素が全体として評価
装置10を構成する。なお、以下、クロック信号は単に
クロックや信号ともいう。
【0018】ここで、被試験LSI102の非同期回路
に対して2種類の入力信号(例えば、X,Y)を共にテ
スタ100から供給すると、2種類のクロック信号の変
化位置がテスタの分解能R未満に設定できない。このた
め1つのクロック信号(信号X)をテスタ100から、
もう1つのクロック信号(信号Y)をテスタ100以外
の発振源すなわち発振子103から被試験LSI102
へ供給することでテスタ100の分解能未満に信号の変
化位置を設定する。
に対して2種類の入力信号(例えば、X,Y)を共にテ
スタ100から供給すると、2種類のクロック信号の変
化位置がテスタの分解能R未満に設定できない。このた
め1つのクロック信号(信号X)をテスタ100から、
もう1つのクロック信号(信号Y)をテスタ100以外
の発振源すなわち発振子103から被試験LSI102
へ供給することでテスタ100の分解能未満に信号の変
化位置を設定する。
【0019】より具体的には、2種類のクロック入力
(信号X,Y)のうち、1つをテスタ100以外の発振
子103からテスタ100へ供給すると、テスタ100
からのクロック周波数とテスタ100以外のクロックの
周波数が同じである時、発振子103の誤差(数ps:
テスタの分解能Rよりはるかに小さい値)で、クロック
エッジがずれるため、複数回テストを繰り返すと、テス
タの分解能R未満の範囲にクロックエッジを設定するこ
とができる。
(信号X,Y)のうち、1つをテスタ100以外の発振
子103からテスタ100へ供給すると、テスタ100
からのクロック周波数とテスタ100以外のクロックの
周波数が同じである時、発振子103の誤差(数ps:
テスタの分解能Rよりはるかに小さい値)で、クロック
エッジがずれるため、複数回テストを繰り返すと、テス
タの分解能R未満の範囲にクロックエッジを設定するこ
とができる。
【0020】次に動作について説明する。被試験LSI
102に供給する2種類のクロック信号X,Yのうち1
つ、例えば、クロック信号Xはテスタ100から入力
し、もう1つのクロック信号Yはボード104の発振子
103からテスタ100のクロック信号Xと同一周波数
の信号として入力すると、1回のテストで発振子103
の誤差分のズレが2種類の信号X,Yの変化位置の間に
発生する。発振子103の誤差はテスタの分解能Rより
十分小さいため複数回のテストでテスタ100の分解能
R未満の範囲に2種類の信号X,Yの変化位置を設定で
きる。
102に供給する2種類のクロック信号X,Yのうち1
つ、例えば、クロック信号Xはテスタ100から入力
し、もう1つのクロック信号Yはボード104の発振子
103からテスタ100のクロック信号Xと同一周波数
の信号として入力すると、1回のテストで発振子103
の誤差分のズレが2種類の信号X,Yの変化位置の間に
発生する。発振子103の誤差はテスタの分解能Rより
十分小さいため複数回のテストでテスタ100の分解能
R未満の範囲に2種類の信号X,Yの変化位置を設定で
きる。
【0021】例えば、図2の信号波形図を参考にして説
明すると、S(0)はテスタ100からの信号、S
(1)は発振子103からの信号、…、S(n)は発振
子103からの信号であって、テスタ100から被試験
LSI102への信号と発振子103から被試験LSI
102への信号との誤差をEとすると、テスタ100の
分解能が500ps、2種類の信号X,Yの周波数が1
0MHz、発振子103の誤差Eが50ppmの場合、
下記式(1)により、テストの実行回数(n)は2万回
となる。 テストの実行回数(n)=入力信号の周波数(100000ps) /発振子の誤差(5ps) …(1)
明すると、S(0)はテスタ100からの信号、S
(1)は発振子103からの信号、…、S(n)は発振
子103からの信号であって、テスタ100から被試験
LSI102への信号と発振子103から被試験LSI
102への信号との誤差をEとすると、テスタ100の
分解能が500ps、2種類の信号X,Yの周波数が1
0MHz、発振子103の誤差Eが50ppmの場合、
下記式(1)により、テストの実行回数(n)は2万回
となる。 テストの実行回数(n)=入力信号の周波数(100000ps) /発振子の誤差(5ps) …(1)
【0022】したがって、2万回のテストでテスタ10
0の分解能R未満の範囲に2種類の信号X,Yの変化位
置が設定できる。なお、発振子103への電源線11や
GND線12を介した電源供給はテスタからとは限ら
ず、ボード104上の他の外部装置もしくは発振子10
3の内蔵装置からでもよい。
0の分解能R未満の範囲に2種類の信号X,Yの変化位
置が設定できる。なお、発振子103への電源線11や
GND線12を介した電源供給はテスタからとは限ら
ず、ボード104上の他の外部装置もしくは発振子10
3の内蔵装置からでもよい。
【0023】以上のように、この実施の形態1によれ
ば、ボード104上に発振子103等を載置してこれか
らの信号をテスタの信号と同一周波数で発振し発振子の
誤差を利用することにより、複数回のテストでテスタの
分解能未満の範囲に2種類の信号の変化位置が設定で
き、不良品が検出できる効果が得られる。
ば、ボード104上に発振子103等を載置してこれか
らの信号をテスタの信号と同一周波数で発振し発振子の
誤差を利用することにより、複数回のテストでテスタの
分解能未満の範囲に2種類の信号の変化位置が設定で
き、不良品が検出できる効果が得られる。
【0024】実施の形態2.図3はこの発明の実施の形
態2による非同期回路を備えたLSIの評価装置を部分
拡大して示す構成図であり、図において、303は発振
子、304はボード、305はカウンタ、31,32は
それぞれテスタ100と発振子303を接続する電源線
とGND線、33はカウンタ305から被試験LSI1
02への信号を供給する信号線、34は発振子303と
カウンタ305とを接続する配線であり、同一符号は同
一構成要素または相当部分を示すものでその説明は省略
し、以下同様とする。
態2による非同期回路を備えたLSIの評価装置を部分
拡大して示す構成図であり、図において、303は発振
子、304はボード、305はカウンタ、31,32は
それぞれテスタ100と発振子303を接続する電源線
とGND線、33はカウンタ305から被試験LSI1
02への信号を供給する信号線、34は発振子303と
カウンタ305とを接続する配線であり、同一符号は同
一構成要素または相当部分を示すものでその説明は省略
し、以下同様とする。
【0025】この実施の形態2では、上記実施の形態1
と同様にテスタ100側を構成し、発振子303を搭載
したボード304において、テスタ100からの電源と
GNDを接続し、発振子303の後段にカウンタ305
を付加する。このカウンタ305は発振子303からの
クロック信号を定数倍の周波数にして出力する機能をも
つ。
と同様にテスタ100側を構成し、発振子303を搭載
したボード304において、テスタ100からの電源と
GNDを接続し、発振子303の後段にカウンタ305
を付加する。このカウンタ305は発振子303からの
クロック信号を定数倍の周波数にして出力する機能をも
つ。
【0026】次に動作について説明する。発振子303
から出力された信号をカウンタ305へ入力し、カウン
タ305は発振子303からの信号を定数倍の周波数に
しLSI102へ供給する。例えば、テスタ100の分
解能Rが500ps、テスタ100からの信号が10M
Hz、ボード304からの信号が20MHz(発振子3
03の周波数10MHzの2倍)、発振子303の誤差
Eが50ppmの場合、上記実施の形態1と同様にテス
トの実行回数は2万回となる。
から出力された信号をカウンタ305へ入力し、カウン
タ305は発振子303からの信号を定数倍の周波数に
しLSI102へ供給する。例えば、テスタ100の分
解能Rが500ps、テスタ100からの信号が10M
Hz、ボード304からの信号が20MHz(発振子3
03の周波数10MHzの2倍)、発振子303の誤差
Eが50ppmの場合、上記実施の形態1と同様にテス
トの実行回数は2万回となる。
【0027】したがって、2万回のテストでテスタ10
0の分解能R未満の範囲に2種類の信号の変化位置が設
定できる。なお、発振子303への電源線31やGND
線32を介した電源供給はテスタ100からとは限ら
ず、ボード304上の他の外部装置もしくは発振子30
3の内蔵装置からでもよい。
0の分解能R未満の範囲に2種類の信号の変化位置が設
定できる。なお、発振子303への電源線31やGND
線32を介した電源供給はテスタ100からとは限ら
ず、ボード304上の他の外部装置もしくは発振子30
3の内蔵装置からでもよい。
【0028】以上のように、この実施の形態2によれ
ば、上記実施の形態1で述べた効果に加えて、カウンタ
305を付加することで被試験LSI102に供給する
2種類の信号が同一周波数でない場合(定数倍に限る)
でも対応でき、不良品が検出できる効果がある。
ば、上記実施の形態1で述べた効果に加えて、カウンタ
305を付加することで被試験LSI102に供給する
2種類の信号が同一周波数でない場合(定数倍に限る)
でも対応でき、不良品が検出できる効果がある。
【0029】実施の形態3.図4はこの発明の実施の形
態3による評価装置を部分拡大して示す構成図であり、
図において、403はテスタ100からの信号(第1の
信号)に遅延を付けるためのFPGA(Field Programma
ble Gate Array、遅延手段)、404はFPGA403
を搭載したボード、3はインバータ2個を直列接続した
1段のバッファ(遅延手段)、4はセレクタ(遅延手
段)、5はFPGA403内の遅延値を選択するための
スイッチ、41はテスタからFPGA403への信号
線、N1は隣接するバッファ間に設けられたノード、4
3はFPGA403からLSI102への信号を供給す
る信号線である。
態3による評価装置を部分拡大して示す構成図であり、
図において、403はテスタ100からの信号(第1の
信号)に遅延を付けるためのFPGA(Field Programma
ble Gate Array、遅延手段)、404はFPGA403
を搭載したボード、3はインバータ2個を直列接続した
1段のバッファ(遅延手段)、4はセレクタ(遅延手
段)、5はFPGA403内の遅延値を選択するための
スイッチ、41はテスタからFPGA403への信号
線、N1は隣接するバッファ間に設けられたノード、4
3はFPGA403からLSI102への信号を供給す
る信号線である。
【0030】次に動作について説明する。テスタ100
からの信号を信号線41を介してボード404に供給し
FPGA403で遅延を付けた信号をテスタ100へ供
給することでテスタ100からの信号の変化位置とボー
ドからの信号の変化位置に遅延を付けることができる。
FPGA403内は図4に示すように、複数のバッファ
3とセレクタ4で構成している。テスタ100から被試
験LSI102への信号に対し、ボード404から被試
験LSI102への入力信号に遅延を付けるためにFP
GA403内でバッファ3を介して、被試験LSI10
2へ信号を入力する。FPGA403内の遅延量の最小
値はバッファ1段分、最大値は入力信号の1周期分であ
り、遅延量の選択はFPGA403の外部のスイッチ5
により選択する。
からの信号を信号線41を介してボード404に供給し
FPGA403で遅延を付けた信号をテスタ100へ供
給することでテスタ100からの信号の変化位置とボー
ドからの信号の変化位置に遅延を付けることができる。
FPGA403内は図4に示すように、複数のバッファ
3とセレクタ4で構成している。テスタ100から被試
験LSI102への信号に対し、ボード404から被試
験LSI102への入力信号に遅延を付けるためにFP
GA403内でバッファ3を介して、被試験LSI10
2へ信号を入力する。FPGA403内の遅延量の最小
値はバッファ1段分、最大値は入力信号の1周期分であ
り、遅延量の選択はFPGA403の外部のスイッチ5
により選択する。
【0031】図5ではテスタ100からの信号D(0)
がバッファ1段分の遅延によりΔt分だけクロックエッ
ジがずれて遅延量が最小値の遅延信号D(1)になり、
この操作がn回繰り返されてn×Δt分だけクロックエ
ッジがずれてゆき、最終的にはバッファn段分の遅延量
が最大値の遅延信号D(n)になりこれは信号D(0)
が1周期分遅延したことを説明するものである。
がバッファ1段分の遅延によりΔt分だけクロックエッ
ジがずれて遅延量が最小値の遅延信号D(1)になり、
この操作がn回繰り返されてn×Δt分だけクロックエ
ッジがずれてゆき、最終的にはバッファn段分の遅延量
が最大値の遅延信号D(n)になりこれは信号D(0)
が1周期分遅延したことを説明するものである。
【0032】例えば、テスタ100の分解能Rが500
ps、FPGA403内のバッファ1段分の遅延量が2
00psのとき、2種類の信号の変化位置を200ps
(テスタ100の分解能R未満)に設定する場合、ボー
ド404上のスイッチ5でFPGA403内のバッファ
1段分の遅延信号D(1)を選択することで実現でき
る。なお、FPGA403への信号線41を介した信号
供給はテスタからとは限らず、ボード404上の他の外
部装置もしくは発振子FPGA403の内蔵装置からで
もよい。
ps、FPGA403内のバッファ1段分の遅延量が2
00psのとき、2種類の信号の変化位置を200ps
(テスタ100の分解能R未満)に設定する場合、ボー
ド404上のスイッチ5でFPGA403内のバッファ
1段分の遅延信号D(1)を選択することで実現でき
る。なお、FPGA403への信号線41を介した信号
供給はテスタからとは限らず、ボード404上の他の外
部装置もしくは発振子FPGA403の内蔵装置からで
もよい。
【0033】以上のように、この実施の形態3によれ
ば、テスタ100からの入力信号に遅延を付けることに
より当該信号の変化位置に対しテスタの分解能R未満の
範囲にボード404からの信号の変化位置が設定でき、
不良品が検出できる効果が得られる。
ば、テスタ100からの入力信号に遅延を付けることに
より当該信号の変化位置に対しテスタの分解能R未満の
範囲にボード404からの信号の変化位置が設定でき、
不良品が検出できる効果が得られる。
【0034】実施の形態4.図6はこの発明の実施の形
態4による評価装置を部分拡大して示す構成図であり、
図において、604はFPGA603を搭載したボー
ド、603はテスタ100からの信号に遅延を付けるた
めのFPGA、61はテスタ100からFPGA603
への信号を供給する信号線、63はFPGA603から
テスタ100へ信号を供給する信号線、64はテスタ1
00の空きピンに接続し選択信号を供給する選択信号線
である。FPGAの内容は上記実施の形態3と同じもの
である。
態4による評価装置を部分拡大して示す構成図であり、
図において、604はFPGA603を搭載したボー
ド、603はテスタ100からの信号に遅延を付けるた
めのFPGA、61はテスタ100からFPGA603
への信号を供給する信号線、63はFPGA603から
テスタ100へ信号を供給する信号線、64はテスタ1
00の空きピンに接続し選択信号を供給する選択信号線
である。FPGAの内容は上記実施の形態3と同じもの
である。
【0035】次に動作について説明する。上記実施の形
態3ではFPGA403内の遅延量をボード404上の
スイッチで選択したが、この実施の形態4では、FPG
A603の選択信号をテスタ100のDUTボード10
1上の空きピンと接続することにより行う。ここで、F
PGA603の遅延量を決める選択信号の値は、テスト
プログラムに選択信号を接続したDUTボード101上
の空きピンに電圧を与える記述を追加することで実現す
る。
態3ではFPGA403内の遅延量をボード404上の
スイッチで選択したが、この実施の形態4では、FPG
A603の選択信号をテスタ100のDUTボード10
1上の空きピンと接続することにより行う。ここで、F
PGA603の遅延量を決める選択信号の値は、テスト
プログラムに選択信号を接続したDUTボード101上
の空きピンに電圧を与える記述を追加することで実現す
る。
【0036】以上のように、この実施の形態4によれ
ば、遅延量すなわち遅延値の選択信号をテスタの空きピ
ンと接続しテスタ100のテストプログラムにより制御
することで上記実施の形態3と同様の効果が得られる。
ば、遅延量すなわち遅延値の選択信号をテスタの空きピ
ンと接続しテスタ100のテストプログラムにより制御
することで上記実施の形態3と同様の効果が得られる。
【0037】
【発明の効果】以上のように、この発明によれば、テス
タから供給される第1の信号をLSI内の非同期回路に
入力する第1ステップと、テスタ以外の発振子から供給
された第1の信号と同一周波数またはこれと同一ではな
いが定数倍の周波数を有する第2の信号を非同期回路に
入力する第2ステップと、発振子の誤差分のずれを第1
および第2の信号の変化位置の間に発生させる第3ステ
ップとを備えた非同期回路を備え、第1から第3ステッ
プを複数回実行することによりテスタの分解能未満の範
囲に第1および第2の信号の変化位置を設定するように
構成したので、第1の信号と第2の信号が同一周波数の
場合でも発振子の誤差分のずれを利用してテスタの分解
能未満に2種類の信号の変化位置が設定できることにな
り、テスタの分解能未満においてもLSIの非同期回路
に対する不良品検出の評価をすることができるという効
果が得られる。
タから供給される第1の信号をLSI内の非同期回路に
入力する第1ステップと、テスタ以外の発振子から供給
された第1の信号と同一周波数またはこれと同一ではな
いが定数倍の周波数を有する第2の信号を非同期回路に
入力する第2ステップと、発振子の誤差分のずれを第1
および第2の信号の変化位置の間に発生させる第3ステ
ップとを備えた非同期回路を備え、第1から第3ステッ
プを複数回実行することによりテスタの分解能未満の範
囲に第1および第2の信号の変化位置を設定するように
構成したので、第1の信号と第2の信号が同一周波数の
場合でも発振子の誤差分のずれを利用してテスタの分解
能未満に2種類の信号の変化位置が設定できることにな
り、テスタの分解能未満においてもLSIの非同期回路
に対する不良品検出の評価をすることができるという効
果が得られる。
【0038】この発明によれば、第3ステップがさらに
発振子から出力された第2の信号をカウンタを介して定
数倍の周波数にするステップを備えるように構成したの
で、第1の信号と第2の信号が同一周波数でない場合で
も、定数倍であれば対応でき、上記と同様の効果が得ら
れる。
発振子から出力された第2の信号をカウンタを介して定
数倍の周波数にするステップを備えるように構成したの
で、第1の信号と第2の信号が同一周波数でない場合で
も、定数倍であれば対応でき、上記と同様の効果が得ら
れる。
【0039】この発明によれば、テスタから供給される
第1の信号を上記テスタ以外の遅延手段に入力する第1
ステップと、テスタの分解能に応じて遅延手段の遅延量
を選択する第2ステップと、遅延手段にて遅延された第
2の信号をテスタへ供給する第3ステップとを備えるよ
うに構成したので、テスタからの第1の信号の変化位置
に対し、テスタの分解能未満の範囲に第2の信号の変化
位置が設定でき、上記と同様に、テスタの分解能未満に
おいてもLSIの非同期回路に対する不良品検出の評価
をすることができるという効果が得られる。
第1の信号を上記テスタ以外の遅延手段に入力する第1
ステップと、テスタの分解能に応じて遅延手段の遅延量
を選択する第2ステップと、遅延手段にて遅延された第
2の信号をテスタへ供給する第3ステップとを備えるよ
うに構成したので、テスタからの第1の信号の変化位置
に対し、テスタの分解能未満の範囲に第2の信号の変化
位置が設定でき、上記と同様に、テスタの分解能未満に
おいてもLSIの非同期回路に対する不良品検出の評価
をすることができるという効果が得られる。
【0040】この発明によれば、第2ステップが遅延手
段の遅延量を外部のスイッチにより選択するステップを
備えるように構成したので、遅延量を適宜にこのスイッ
チにより定めることができるという効果が得られる。
段の遅延量を外部のスイッチにより選択するステップを
備えるように構成したので、遅延量を適宜にこのスイッ
チにより定めることができるという効果が得られる。
【0041】この発明によれば、第2ステップが遅延手
段の遅延量をテスタのテストプログラムにより決定する
ステップを備えるように構成したので、遅延量を適宜に
このテスタのテストプログラムにより定めることができ
るという効果が得られる。
段の遅延量をテスタのテストプログラムにより決定する
ステップを備えるように構成したので、遅延量を適宜に
このテスタのテストプログラムにより定めることができ
るという効果が得られる。
【0042】この発明によれば、非同期回路を備えたL
SIと、このLSIが載置され非同期回路に対して第1
の信号を供給するテスタと、テスタとは独立してボード
上に配置されており、第1の信号と同一周波数またはこ
れと同一ではないが定数倍の周波数の第2の信号を非同
期回路に供給する発振子とを備えるように構成したの
で、発振子の誤差分のずれを利用してテスタの分解能未
満に2種類の信号の変化位置が設定できることになり、
テスタの分解能未満においてもLSIの非同期回路に対
する不良品検出の評価をすることができるという効果が
得られる。
SIと、このLSIが載置され非同期回路に対して第1
の信号を供給するテスタと、テスタとは独立してボード
上に配置されており、第1の信号と同一周波数またはこ
れと同一ではないが定数倍の周波数の第2の信号を非同
期回路に供給する発振子とを備えるように構成したの
で、発振子の誤差分のずれを利用してテスタの分解能未
満に2種類の信号の変化位置が設定できることになり、
テスタの分解能未満においてもLSIの非同期回路に対
する不良品検出の評価をすることができるという効果が
得られる。
【0043】この発明によれば、発振子の後段にカウン
タを備えるように構成したので、第1の信号と第2の信
号が同一周波数でない場合でも定数倍であればカウンタ
により、第2の信号を第1の信号と同一周波数レベルに
することができ、同様に、発振子の誤差分のずれを利用
すれば上記と同様の効果が得られる。
タを備えるように構成したので、第1の信号と第2の信
号が同一周波数でない場合でも定数倍であればカウンタ
により、第2の信号を第1の信号と同一周波数レベルに
することができ、同様に、発振子の誤差分のずれを利用
すれば上記と同様の効果が得られる。
【0044】この発明によれば、非同期回路を備えたL
SIと、このLSIが載置され非同期回路に対して信号
を供給するテスタと、テスタとは独立してボード上に配
置されており、テスタからの第1の信号に遅延を付けた
第2の信号をテスタに供給する遅延手段とを備えるよう
に構成したので、テスタからの第1の信号の変化位置に
対し、テスタの分解能未満の範囲に第2の信号の変化位
置が設定でき、上記と同様に、テスタの分解能未満にお
いてもLSIの非同期回路に対する不良品検出の評価を
することができるという効果が得られる。
SIと、このLSIが載置され非同期回路に対して信号
を供給するテスタと、テスタとは独立してボード上に配
置されており、テスタからの第1の信号に遅延を付けた
第2の信号をテスタに供給する遅延手段とを備えるよう
に構成したので、テスタからの第1の信号の変化位置に
対し、テスタの分解能未満の範囲に第2の信号の変化位
置が設定でき、上記と同様に、テスタの分解能未満にお
いてもLSIの非同期回路に対する不良品検出の評価を
することができるという効果が得られる。
【0045】この発明によれば、遅延手段が複数のバッ
ファとセレクタから構成され、第2の信号の遅延量はバ
ッファの段数により決定されるように構成したので、バ
ッファの段数をセレクタを介して選択することにより、
テスタからの第1の信号に遅延を付けた第2の信号を適
宜に発生でき、上記と同様に、テスタの分解能未満にお
いてもLSIの非同期回路に対する不良品検出の評価を
することができるという効果が得られる。
ファとセレクタから構成され、第2の信号の遅延量はバ
ッファの段数により決定されるように構成したので、バ
ッファの段数をセレクタを介して選択することにより、
テスタからの第1の信号に遅延を付けた第2の信号を適
宜に発生でき、上記と同様に、テスタの分解能未満にお
いてもLSIの非同期回路に対する不良品検出の評価を
することができるという効果が得られる。
【0046】この発明によれば、遅延量の選択を行うた
めに遅延手段外部に配置されたスイッチを備えるように
構成したので、このスイッチを用いて遅延量を適宜設定
することができるという効果が得られる。
めに遅延手段外部に配置されたスイッチを備えるように
構成したので、このスイッチを用いて遅延量を適宜設定
することができるという効果が得られる。
【0047】この発明によれば、テスタ上でLSIを載
置するためのDUTボードを更に備え、このDUTボー
ドの空きピンと遅延手段の選択信号を接続するように構
成したので、DUTボードを介して遅延値の選択信号を
テスタの空きピンに接続し、テストプログラムで空きピ
ンにデータを与える、すなわち、電圧を与える記述を追
加すれば、遅延量を決める選択信号の値を遅延手段に送
ることができ、上記と同様に遅延量を適宜設定すること
ができるという効果が得られる。
置するためのDUTボードを更に備え、このDUTボー
ドの空きピンと遅延手段の選択信号を接続するように構
成したので、DUTボードを介して遅延値の選択信号を
テスタの空きピンに接続し、テストプログラムで空きピ
ンにデータを与える、すなわち、電圧を与える記述を追
加すれば、遅延量を決める選択信号の値を遅延手段に送
ることができ、上記と同様に遅延量を適宜設定すること
ができるという効果が得られる。
【図1】 この発明の実施の形態1による非同期回路を
備えたLSIの評価装置を示す構成図である。
備えたLSIの評価装置を示す構成図である。
【図2】 この発明の実施の形態1によるテスタの分解
能未満の範囲に2種類の信号の変化位置を設定できるこ
との説明図である。
能未満の範囲に2種類の信号の変化位置を設定できるこ
との説明図である。
【図3】 この発明の実施の形態2による非同期回路を
備えたLSIの評価装置を部分拡大して示す構成図であ
る。
備えたLSIの評価装置を部分拡大して示す構成図であ
る。
【図4】 この発明の実施の形態3による非同期回路を
備えたLSIの評価装置を部分拡大して示す構成図であ
る。
備えたLSIの評価装置を部分拡大して示す構成図であ
る。
【図5】 この発明の実施の形態3によるテスタの分解
能未満の範囲に2種類の信号の変化位置を設定できるこ
との説明図である。
能未満の範囲に2種類の信号の変化位置を設定できるこ
との説明図である。
【図6】 この発明の実施の形態4による非同期回路を
備えたLSIの評価装置を部分拡大して示す構成図であ
る。
備えたLSIの評価装置を部分拡大して示す構成図であ
る。
【図7】 従来の非同期回路を備えたLSIの評価装置
を示す構成図である。
を示す構成図である。
【図8】 従来の非同期回路を備えたLSIの評価装置
ではテスタの分解能未満の範囲に2種類の信号の変化位
置を設定できないことの説明図である。
ではテスタの分解能未満の範囲に2種類の信号の変化位
置を設定できないことの説明図である。
100 テスタ、101 DUTボード、102 LS
I、103,303発振子、305 カウンタ、10
4,304,404,604 ボード、403,603
FPGA(遅延手段)、11,31 電源線、12,
32 GND線、13,33,41,43,61,63
信号線、34 配線、64 選択信号線、3 バッフ
ァ(遅延手段)、4 セレ1クタ(遅延手段)、5 ス
イッチ。
I、103,303発振子、305 カウンタ、10
4,304,404,604 ボード、403,603
FPGA(遅延手段)、11,31 電源線、12,
32 GND線、13,33,41,43,61,63
信号線、34 配線、64 選択信号線、3 バッフ
ァ(遅延手段)、4 セレ1クタ(遅延手段)、5 ス
イッチ。
Claims (11)
- 【請求項1】 テスタから供給される第1の信号をLS
I内の非同期回路に入力する第1ステップと、 上記テスタ以外の発振子から供給された、上記第1の信
号と同一周波数またはこれと同一ではないが定数倍の周
波数を有する第2の信号を上記非同期回路に入力する第
2ステップと、 上記発振子の誤差分のずれを上記第1および第2の信号
の変化位置の間に発生させる第3ステップとを備えた非
同期回路を備えたLSIのテスト方法において、 上記第1から第3ステップを複数回実行することにより
上記テスタの分解能未満の範囲に第1および第2の信号
の変化位置を設定することを特徴とする非同期回路を備
えたLSIのテスト手法。 - 【請求項2】 第3ステップがさらに発振子から出力さ
れた第2の信号をカウンタを介して定数倍の周波数にす
るステップを備えたことを特徴とする請求項1記載の非
同期回路を備えたLSIのテスト手法。 - 【請求項3】 テスタから供給される第1の信号を上記
テスタ以外の遅延手段に入力する第1ステップと、 上記テスタの分解能に応じて上記遅延手段の遅延量を選
択する第2ステップと、 上記遅延手段にて遅延された第2の信号を上記テスタへ
供給する第3ステップとを備えた非同期回路を備えたL
SIのテスト手法において、 上記第1から第3ステップを複数回実行することにより
上記テスタの分解能未満の範囲に第1および第2の信号
の変化位置を設定することを特徴とする非同期回路を備
えたLSIのテスト手法。 - 【請求項4】 第2ステップが遅延手段の遅延量を外部
のスイッチにより選択するステップを備えたことを特徴
とする請求項3記載の非同期回路を備えたLSIのテス
ト手法。 - 【請求項5】 第2ステップが遅延手段の遅延量をテス
タのテストプログラムにより決定するステップを備えた
ことを特徴とする請求項3記載の非同期回路を備えたL
SIのテスト手法。 - 【請求項6】 非同期回路を備えたLSIと、 このLSIが載置され上記非同期回路に対して第1の信
号を供給するテスタと、 上記テスタとは独立してボード上に配置されており、上
記第1の信号と同一周波数またはこれと同一ではないが
定数倍の周波数の第2の信号を上記非同期回路に供給す
る発振子とを備えた非同期回路を備えた評価装置。 - 【請求項7】 発振子の後段にカウンタを備えたことを
特徴とする請求項6記載の非同期回路を備えた評価装
置。 - 【請求項8】 非同期回路を備えたLSIと、 このLSIが載置され上記非同期回路に対して信号を供
給するテスタと、 上記テスタとは独立してボード上に配置されており、上
記テスタからの第1の信号に遅延を付けた第2の信号を
上記テスタに供給する遅延手段とを備えた非同期回路を
備えた評価装置。 - 【請求項9】 遅延手段が複数のバッファとセレクタか
ら構成され、第2の信号の遅延量はバッファの段数によ
り決定されることを特徴とする請求項8記載の非同期回
路を備えた評価装置。 - 【請求項10】 遅延量の選択を行うために遅延手段外
部に配置されたスイッチを備えた請求項8記載の非同期
回路を備えた評価装置。 - 【請求項11】 テスタ上でLSIを載置するためのD
UTボードを更に備え、このDUTボードの空きピンと
遅延手段の選択信号を接続することを特徴とする請求項
8記載の非同期回路を備えた評価装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000164680A JP2001343430A (ja) | 2000-06-01 | 2000-06-01 | 非同期回路を備えたlsiのテスト手法とその評価装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000164680A JP2001343430A (ja) | 2000-06-01 | 2000-06-01 | 非同期回路を備えたlsiのテスト手法とその評価装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001343430A true JP2001343430A (ja) | 2001-12-14 |
Family
ID=18668267
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2000164680A Pending JP2001343430A (ja) | 2000-06-01 | 2000-06-01 | 非同期回路を備えたlsiのテスト手法とその評価装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2001343430A (ja) |
-
2000
- 2000-06-01 JP JP2000164680A patent/JP2001343430A/ja active Pending
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
RD01 | Notification of change of attorney |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7421 Effective date: 20060123 |