JP2001343114A - ごみ焼却施設の灰紛じん除去装置 - Google Patents
ごみ焼却施設の灰紛じん除去装置Info
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Landscapes
- Chimneys And Flues (AREA)
- Filtering Of Dispersed Particles In Gases (AREA)
- Cleaning In General (AREA)
- Cleaning By Liquid Or Steam (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 灰粉じんを捕捉しいたフィルターの目詰り
除去、および目詰り除去後の後処理が容易な、簡単構
造、ごみ焼却施設の灰粉じん除去装置を提供することを
目的とする。 【解決手段】 灰ピットの上部側壁面に設けた排気口
と、該排気口に連なる排気ケーシングと、該排気ケーシ
ングの内部に設置した排気ファンと、排気ファンの下方
で、排気ケーシングの内部に設置したフィルターと、フ
ィルターの上方に設置され、フィルターの上面に向けて
フィルター洗浄水を噴射する水洗浄装置とを有し、フィ
ルターに集積した灰粉じんを、噴射されたフィルター洗
浄水により灰ピット内に洗い流すことを特徴とする
除去、および目詰り除去後の後処理が容易な、簡単構
造、ごみ焼却施設の灰粉じん除去装置を提供することを
目的とする。 【解決手段】 灰ピットの上部側壁面に設けた排気口
と、該排気口に連なる排気ケーシングと、該排気ケーシ
ングの内部に設置した排気ファンと、排気ファンの下方
で、排気ケーシングの内部に設置したフィルターと、フ
ィルターの上方に設置され、フィルターの上面に向けて
フィルター洗浄水を噴射する水洗浄装置とを有し、フィ
ルターに集積した灰粉じんを、噴射されたフィルター洗
浄水により灰ピット内に洗い流すことを特徴とする
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、ごみ焼却施設にお
ける、ごみ焼却後に発生する灰粉じんの除去装置、特
に、灰ピット内に飛散している灰紛じんの灰ピット外へ
の放出を防止する、ごみ焼却施設の灰粉じん除去装置に
関するものである。
ける、ごみ焼却後に発生する灰粉じんの除去装置、特
に、灰ピット内に飛散している灰紛じんの灰ピット外へ
の放出を防止する、ごみ焼却施設の灰粉じん除去装置に
関するものである。
【０００２】
【従来の技術】図３は従来のごみ焼却施設の設備概略図
である。図３において、収集したごみは、一旦ごみピッ
ト５に投入され、その後、ごみ供給クレーンバケット３
によりごみ投入ホッパ４を経由して、第一燃焼室１７に
運ばれる。燃焼後の焼却灰は、第一燃焼室１７の下方に
配置された灰搬出コンベア１５の上に落下し、灰搬出し
コンベア１５により灰ピット６に運ばれる。灰ピット６
は、ごみピット５と第一燃焼室１７の間に配置され、貯
留した灰は、灰出クレーン９により灰ピット６外に運搬
される。
である。図３において、収集したごみは、一旦ごみピッ
ト５に投入され、その後、ごみ供給クレーンバケット３
によりごみ投入ホッパ４を経由して、第一燃焼室１７に
運ばれる。燃焼後の焼却灰は、第一燃焼室１７の下方に
配置された灰搬出コンベア１５の上に落下し、灰搬出し
コンベア１５により灰ピット６に運ばれる。灰ピット６
は、ごみピット５と第一燃焼室１７の間に配置され、貯
留した灰は、灰出クレーン９により灰ピット６外に運搬
される。
【０００３】灰搬出コンベア１５により搬送された焼却
灰は、灰ピット６の中間高さから投入され、自然落下す
るため、灰粉じんが飛散し、灰ピット６内には飛散した
灰粉じんが充満することになる。したがって、灰出しク
レーン９の作業を円滑にするなど作業性を保証するた
め、灰ピット６の上部に排気装置を設置して灰ピット６
の空気を、飛散する灰粉じんとともに外部に排出し、作
業環境の保全を図っている。
灰は、灰ピット６の中間高さから投入され、自然落下す
るため、灰粉じんが飛散し、灰ピット６内には飛散した
灰粉じんが充満することになる。したがって、灰出しク
レーン９の作業を円滑にするなど作業性を保証するた
め、灰ピット６の上部に排気装置を設置して灰ピット６
の空気を、飛散する灰粉じんとともに外部に排出し、作
業環境の保全を図っている。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、灰ピッ
ト６の空気を、飛散する灰粉じんとともに直接外部に放
出する場合には、白濁空気を排出する施設との印象を与
え、且つ美観上の悪化や、施設周辺の大気環境の悪化を
招くとの問題があった。
ト６の空気を、飛散する灰粉じんとともに直接外部に放
出する場合には、白濁空気を排出する施設との印象を与
え、且つ美観上の悪化や、施設周辺の大気環境の悪化を
招くとの問題があった。
【０００５】また、排気装置として、シロッコファンを
用い、シロッコファンの前面にフィルターを設置した場
合には、灰粉じんの量が多いためフィルターの目詰りが
頻繁に発生し、また、捕集した灰粉じんの処理が煩雑で
あって、実使用に耐えないとの問題があった。
用い、シロッコファンの前面にフィルターを設置した場
合には、灰粉じんの量が多いためフィルターの目詰りが
頻繁に発生し、また、捕集した灰粉じんの処理が煩雑で
あって、実使用に耐えないとの問題があった。
【０００６】さらに、排気装置にバグフィルターや電気
集塵機を付設する場合には、設置スペースの確保が困難
であり、また、設備の設置費用や運転費用が高くなると
の問題があった。
集塵機を付設する場合には、設置スペースの確保が困難
であり、また、設備の設置費用や運転費用が高くなると
の問題があった。
【０００７】本発明は、以上の問題点を解決するために
なされたもので、灰ピットの上方に設置され、フィルタ
を噴射水により直接洗浄することにより捕集した灰粉じ
んを除去し、且つ洗浄水と除去された灰粉じんを灰ピッ
ト内に落下させることができる、簡単な構造の、ごみ焼
却施設の灰紛じん除去装置を提供することを目的とす
る。
なされたもので、灰ピットの上方に設置され、フィルタ
を噴射水により直接洗浄することにより捕集した灰粉じ
んを除去し、且つ洗浄水と除去された灰粉じんを灰ピッ
ト内に落下させることができる、簡単な構造の、ごみ焼
却施設の灰紛じん除去装置を提供することを目的とす
る。
【０００８】
【課題を解決するための手段】このような課題を解決す
るための本発明のごみ焼却施設の灰紛じん除去装置。の
特徴は、以下のとおりである。
るための本発明のごみ焼却施設の灰紛じん除去装置。の
特徴は、以下のとおりである。
【０００９】［１］ ごみピットと、ごみピットの後方
に配置された灰ピットと、灰ピットの後方に配置された
ごみ焼却室と、灰ピットの後方であって、ごみ焼却室の
下方に設置した灰押出し装置室とを有すごみ焼却設備に
おいて、灰ピットの天井面または天井面に近い側壁面に
設けた給気口と、該排気口に連なる排気ケーシングと、
該排気ケーシングの内部に設置した排気ファンと、排気
ファンの下方で、排気ケーシングの内部に設置したフィ
ルターと、フィルターの上方に設置され、フィルターの
上面に向けてフィルター洗浄水を噴射する水洗浄装置と
を有し、フィルターに集積した灰粉じんを、噴射された
フィルター洗浄水により灰ピット内に洗い流すことを特
徴とするものである。
に配置された灰ピットと、灰ピットの後方に配置された
ごみ焼却室と、灰ピットの後方であって、ごみ焼却室の
下方に設置した灰押出し装置室とを有すごみ焼却設備に
おいて、灰ピットの天井面または天井面に近い側壁面に
設けた給気口と、該排気口に連なる排気ケーシングと、
該排気ケーシングの内部に設置した排気ファンと、排気
ファンの下方で、排気ケーシングの内部に設置したフィ
ルターと、フィルターの上方に設置され、フィルターの
上面に向けてフィルター洗浄水を噴射する水洗浄装置と
を有し、フィルターに集積した灰粉じんを、噴射された
フィルター洗浄水により灰ピット内に洗い流すことを特
徴とするものである。
【００１０】［２］ 前記［１］において、フィルター
の上方に設置され、フィルターの上面に向けてフィルタ
ー洗浄空気を噴射する空気洗浄装置とを有し、フィルタ
ーに集積した灰粉じんを、噴射されたフィルター洗浄水
およびフィルター洗浄空気により灰ピット内に洗い流す
ことを特徴とするものである。
の上方に設置され、フィルターの上面に向けてフィルタ
ー洗浄空気を噴射する空気洗浄装置とを有し、フィルタ
ーに集積した灰粉じんを、噴射されたフィルター洗浄水
およびフィルター洗浄空気により灰ピット内に洗い流す
ことを特徴とするものである。
【００１１】［３］ 前記［１］または［２］におい
て、排気ファンの駆動用電動機の負荷電流値を測定する
電流計と、電流計の測定結果が所定の値に達したとき、
駆動用電動機を停止して、水洗浄装置または空気洗浄装
置の一方または両方を起動し、さらに、所定時間が経過
した後、駆動用電動機を再起動して、起動された前記水
洗浄装置または空気洗浄装置の一方または両方を停止さ
せる制御装置とを有すことを特徴とするものである。
て、排気ファンの駆動用電動機の負荷電流値を測定する
電流計と、電流計の測定結果が所定の値に達したとき、
駆動用電動機を停止して、水洗浄装置または空気洗浄装
置の一方または両方を起動し、さらに、所定時間が経過
した後、駆動用電動機を再起動して、起動された前記水
洗浄装置または空気洗浄装置の一方または両方を停止さ
せる制御装置とを有すことを特徴とするものである。
【００１２】［４］ 前記［３］において、排気ファン
の駆動用電動機の負荷電流値を測定する電流計と、電流
計の測定結果が所定の値に達したとき、所定の時間だけ
排気ファンを停止させる制御装置とを有すことを特徴と
するものである。
の駆動用電動機の負荷電流値を測定する電流計と、電流
計の測定結果が所定の値に達したとき、所定の時間だけ
排気ファンを停止させる制御装置とを有すことを特徴と
するものである。
【００１３】［５］ 前記［１］〜［４］において、排
気ケーシングの下方が略鉛直部を形成し、該略鉛直部
に、略水平にフィルターが設置され、フィルター上面に
向けて噴射されたフィルター洗浄水が、灰ピット内に直
接落下することを特徴とするものである。
気ケーシングの下方が略鉛直部を形成し、該略鉛直部
に、略水平にフィルターが設置され、フィルター上面に
向けて噴射されたフィルター洗浄水が、灰ピット内に直
接落下することを特徴とするものである。
【００１４】
【発明の実施の形態】図１は、本発明の一実施の形態を
示す側面図であり、図２は、本発明の一実施の形態にお
ける灰粉じん除去装置が設置されたごみ焼却施設を示す
側面図である。図１において、灰粉じん除去装置１は、
給気口２１および排気口２２を有すケーシング２と、ケ
ーシング２内部に設置したフィルター３と、フィルター
３の上方に配置した洗浄水および洗浄空気の噴出装置４
と、噴出装置４の上方に設置した排気ファン５を有し、
さらに、図示しない、噴出装置４に洗浄水および洗浄空
気をそれぞれ供給する洗浄水供給装置および洗浄空気供
給装置、排気ファン５の駆動電動機の負荷を測定する電
流計と、該電流計の測結果により、洗浄水供給装置、洗
浄空気供給装置、および排気ファンの駆動電動機を制御
する制御装置を有している。
示す側面図であり、図２は、本発明の一実施の形態にお
ける灰粉じん除去装置が設置されたごみ焼却施設を示す
側面図である。図１において、灰粉じん除去装置１は、
給気口２１および排気口２２を有すケーシング２と、ケ
ーシング２内部に設置したフィルター３と、フィルター
３の上方に配置した洗浄水および洗浄空気の噴出装置４
と、噴出装置４の上方に設置した排気ファン５を有し、
さらに、図示しない、噴出装置４に洗浄水および洗浄空
気をそれぞれ供給する洗浄水供給装置および洗浄空気供
給装置、排気ファン５の駆動電動機の負荷を測定する電
流計と、該電流計の測結果により、洗浄水供給装置、洗
浄空気供給装置、および排気ファンの駆動電動機を制御
する制御装置を有している。
【００１５】図２において、灰粉じん除去装置１は、灰
ピット１５の上方に設置され、ケーシング２の給気口２
１は、灰ピット１５の天井壁１６に穿設した給気口に一
致し、ケーシング２の排気口２２はごみピット１１と灰
ピット１５を仕切る隔壁１７に穿設した排気口に一致し
ている。
ピット１５の上方に設置され、ケーシング２の給気口２
１は、灰ピット１５の天井壁１６に穿設した給気口に一
致し、ケーシング２の排気口２２はごみピット１１と灰
ピット１５を仕切る隔壁１７に穿設した排気口に一致し
ている。
【００１６】以上の構成であるので、収集したごみは、
一旦ごみピット１１に投入され、その後、図示しないご
み供給クレーンバケットによりごみ投入ホッパ１２を経
由して、燃焼室１３に投入される。燃焼後の焼却灰は、
燃焼室１３の下方に配置された焼却灰搬出装置１４の上
に落下し、焼却灰搬出装置１４により灰ピット１５に運
ばれる。灰ピット１５は、ごみピット１１と燃焼室１３
の間に配置され、貯留した焼却灰は、図示しない灰出ク
レーンにより灰ピット１５外に運搬される。
一旦ごみピット１１に投入され、その後、図示しないご
み供給クレーンバケットによりごみ投入ホッパ１２を経
由して、燃焼室１３に投入される。燃焼後の焼却灰は、
燃焼室１３の下方に配置された焼却灰搬出装置１４の上
に落下し、焼却灰搬出装置１４により灰ピット１５に運
ばれる。灰ピット１５は、ごみピット１１と燃焼室１３
の間に配置され、貯留した焼却灰は、図示しない灰出ク
レーンにより灰ピット１５外に運搬される。
【００１７】焼却灰搬出装置１４により搬送された焼却
灰は、灰ピット１５の中間高さから投入され、自然落下
するため、灰粉じんが飛散し、灰ピット１５内には飛遊
する灰粉じんが充満することになる。
灰は、灰ピット１５の中間高さから投入され、自然落下
するため、灰粉じんが飛散し、灰ピット１５内には飛遊
する灰粉じんが充満することになる。
【００１８】そこで、排気ファン５を起動して、灰ピッ
ト１５内の空気をごみピット内に排出する。このとき、
飛遊している灰粉じんがフィルター３に捕集されるか
ら、ごみピット１１内に白濁空気が排出されることはな
い。
ト１５内の空気をごみピット内に排出する。このとき、
飛遊している灰粉じんがフィルター３に捕集されるか
ら、ごみピット１１内に白濁空気が排出されることはな
い。
【００１９】捕集した灰粉じんがフィルター３に集積す
ると、排気ファン５の駆動電動機の負荷が増すため、こ
れを測定する電流計の測定結果が所定の値に達した時点
で、排気ファン５を停止して、洗浄水供給装置および洗
浄空気供給装置を起動する。そして、所定の時間が経過
したところで、排気ファン５を再起動して、洗浄水供給
装置および洗浄空気供給装置を停止する。
ると、排気ファン５の駆動電動機の負荷が増すため、こ
れを測定する電流計の測定結果が所定の値に達した時点
で、排気ファン５を停止して、洗浄水供給装置および洗
浄空気供給装置を起動する。そして、所定の時間が経過
したところで、排気ファン５を再起動して、洗浄水供給
装置および洗浄空気供給装置を停止する。
【００２０】フィルター３を洗浄した噴射水は、灰粉じ
んを含む汚濁水となって、灰ピット１５内に直接落下
し、貯留している灰粉じんに吸収される。したがって、
汚濁水の処理を別途実施する必要がない。また、汚濁水
を吸収した吸湿灰粉じんは、その後、飛散し難くなるか
ら、灰ピット１５内に飛遊する灰粉じんを減らすことが
できる。
んを含む汚濁水となって、灰ピット１５内に直接落下
し、貯留している灰粉じんに吸収される。したがって、
汚濁水の処理を別途実施する必要がない。また、汚濁水
を吸収した吸湿灰粉じんは、その後、飛散し難くなるか
ら、灰ピット１５内に飛遊する灰粉じんを減らすことが
できる。
【００２１】また、フィルター３を洗浄するため噴射す
る噴射空気は、フィルター３の洗浄を助けるとともに、
噴射水が灰ピット１５内に霧吹き状に飛散することを助
けるから、この飛散水により灰ピット１５内に飛遊する
灰粉じんは落下しやすくなる。
る噴射空気は、フィルター３の洗浄を助けるとともに、
噴射水が灰ピット１５内に霧吹き状に飛散することを助
けるから、この飛散水により灰ピット１５内に飛遊する
灰粉じんは落下しやすくなる。
【００２２】なお、排気ファン５、洗浄水供給装置およ
び洗浄空気供給装置それぞれの起動と停止のタイミング
は同一にするものに限定しない。たとえば、排気ファン
５、の停止後、これに遅れて洗浄水供給装置および洗浄
空気供給装置を同じに起動し、所定の時間が経過した後
に先ず、洗浄水供給装置を停止し、その後所定の時間だ
け洗浄空気供給装置を単独運転してから停止し、その後
に、排気ファン５を再起動してもよい。また、所定の時
間の間、洗浄水と洗浄空気を交互に短時間繰り返し噴射
してもよい。
び洗浄空気供給装置それぞれの起動と停止のタイミング
は同一にするものに限定しない。たとえば、排気ファン
５、の停止後、これに遅れて洗浄水供給装置および洗浄
空気供給装置を同じに起動し、所定の時間が経過した後
に先ず、洗浄水供給装置を停止し、その後所定の時間だ
け洗浄空気供給装置を単独運転してから停止し、その後
に、排気ファン５を再起動してもよい。また、所定の時
間の間、洗浄水と洗浄空気を交互に短時間繰り返し噴射
してもよい。
【００２３】さらに、本発明はこれに限定するものでは
なく、洗浄空気の噴射装置を具備せずに、洗浄水のみの
噴出装置だけ具備するものであってもよい。
なく、洗浄空気の噴射装置を具備せずに、洗浄水のみの
噴出装置だけ具備するものであってもよい。
【００２４】また、噴出装置４に洗浄水および洗浄空気
の噴射ノズルの配置は限定するものではなく、略等間隔
に平面配置してもよいし、特定範囲に密に配置してもよ
い。また、噴射ノズルの噴射方向フィルター面の垂直で
あっても、傾斜してもよい。
の噴射ノズルの配置は限定するものではなく、略等間隔
に平面配置してもよいし、特定範囲に密に配置してもよ
い。また、噴射ノズルの噴射方向フィルター面の垂直で
あっても、傾斜してもよい。
【００２５】さらに、ケーシングの排気口がごみ焼却施
設の外壁に設けられ、灰ピット内の空気が直接外気に放
出されてもよい。
設の外壁に設けられ、灰ピット内の空気が直接外気に放
出されてもよい。
【００２６】また、ケーシングは横方向に配置され、フ
ィルター面が延長に配置されてもよい。
ィルター面が延長に配置されてもよい。
【００２７】
【発明の効果】本発明に係るごみ焼却施設の灰紛じん除
去装置は、以上の問題点を解決するためになされたもの
で、灰ピットの上方に設置され、フィルタを噴射水によ
り直接洗浄することにより捕集した灰粉じんを除去し、
且つ洗浄水と除去された灰粉じんを灰ピット内に落下さ
せることができる簡単な構造であるため、次のような効
果が得られる。
去装置は、以上の問題点を解決するためになされたもの
で、灰ピットの上方に設置され、フィルタを噴射水によ
り直接洗浄することにより捕集した灰粉じんを除去し、
且つ洗浄水と除去された灰粉じんを灰ピット内に落下さ
せることができる簡単な構造であるため、次のような効
果が得られる。
【００２８】・ごみ焼却施設の周囲に灰粉じんを含む白
濁空気を排出することが無く、施設の印象や美観上の悪
化や、施設周辺の大気環境の悪化を防止することができ
る。 ・フィルターの集積灰粉じんが適時容易に除去されるか
ら、設備保全が容易で、自動制御により長時間の運転継
続ができる。 ・捕集した灰粉じんがその他の焼却灰と一緒に処理さ
れ、また、噴出水が灰粉じんおよび焼却灰に吸収される
ため、捕集した灰粉じんおよび噴出水の後処理のための
特別の装置が必要でなく、後処理が容易になる。 ・また、吸湿した灰粉じんは飛散し難いため、灰ピット
内に飛遊する灰粉じんの量を少なくすることができる。 ・灰紛じん除去装置を灰ピット内に設置できるから、設
置スペースの確保が容易であり、 ・また、設備の設置費用や運転費用が安価の押さえるこ
とができる。
濁空気を排出することが無く、施設の印象や美観上の悪
化や、施設周辺の大気環境の悪化を防止することができ
る。 ・フィルターの集積灰粉じんが適時容易に除去されるか
ら、設備保全が容易で、自動制御により長時間の運転継
続ができる。 ・捕集した灰粉じんがその他の焼却灰と一緒に処理さ
れ、また、噴出水が灰粉じんおよび焼却灰に吸収される
ため、捕集した灰粉じんおよび噴出水の後処理のための
特別の装置が必要でなく、後処理が容易になる。 ・また、吸湿した灰粉じんは飛散し難いため、灰ピット
内に飛遊する灰粉じんの量を少なくすることができる。 ・灰紛じん除去装置を灰ピット内に設置できるから、設
置スペースの確保が容易であり、 ・また、設備の設置費用や運転費用が安価の押さえるこ
とができる。
【図１】本発明の一実施の形態を示す側面図である。
【図２】本発明の一実施の形態における灰粉じん除去装
置が設置されたごみ焼却施設を示す側面図である。
置が設置されたごみ焼却施設を示す側面図である。
【図３】従来のごみ焼却施設の設備概略図である。
１ 灰粉じん除去装置 ２ ケーシング ３ フィルター ４ 洗浄水および洗浄空気の噴出装置 ５ 排気ファン １１ ごみピット １１ 灰ピット １２ ごみ投入ホッパ １３ 燃焼室 １４ 焼却灰搬出装置 １５ 灰ピット １６ 天井壁 １７ 隔壁
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 ＦＩ テーマコート゛(参考） Ｂ０８Ｂ 5/02 Ｆ２３Ｇ 5/44 ＺＡＢＺ Ｆ２３Ｇ 5/44 ＺＡＢ Ｆ２３Ｊ 15/00 Ｚ (72)発明者 坂口 修身 東京都千代田区丸の内一丁目１番２号 日 本鋼管株式会社内 (72)発明者 小木 洋一郎 東京都千代田区丸の内一丁目１番２号 日 本鋼管株式会社内 (72)発明者 高野 昌雄 東京都千代田区丸の内一丁目１番２号 日 本鋼管株式会社内 (72)発明者 高垣 英明 東京都千代田区丸の内一丁目１番２号 日 本鋼管株式会社内 (72)発明者 志賀 宏幸 東京都千代田区丸の内一丁目１番２号 日 本鋼管株式会社内 Ｆターム(参考） 3B116 AA46 AB53 BB21 CD11 3B201 AA46 AB53 BB21 BB92 BB98 CB11 CD11 3K065 AA24 AB01 AC01 HA03 3K070 DA07 DA37 DA40 4D058 JA12 LA01 MA11 MA12 PA07 QA03 QA21 SA20
Claims (5)
- 【請求項１】 ごみピットと、ごみピットの後方に配置
された灰ピットと、灰ピットの後方に配置されたごみ焼
却室と、灰ピットの後方であって、ごみ焼却室の下方に
設置した灰押出し装置室とを有すごみ焼却設備におい
て、灰ピットの天井面または天井面に近い側壁面に設け
た給気口と、該給気-口に連なる排気ケーシングと、該
排気ケーシングの内部に設置した排気ファンと、排気フ
ァンの下方で、排気ケーシングの内部に設置したフィル
ターと、フィルターの上方に設置され、フィルターの上
面に向けてフィルター洗浄水を噴射する水洗浄装置とを
有し、フィルターに集積した灰粉じんを、噴射されたフ
ィルター洗浄水により灰ピット内に洗い流すことを特徴
とする、ごみ焼却施設の灰紛じん除去装置。 - 【請求項２】 フィルターの上方に設置され、フィルタ
ーの上面に向けてフィルター洗浄空気を噴射する空気洗
浄装置とを有し、フィルターに集積した灰粉じんを、噴
射されたフィルター洗浄水およびフィルター洗浄空気に
より灰ピット内に洗い流すことを特徴とする請求項１記
載のごみ焼却施設の灰紛じん除去装置。 - 【請求項３】 排気ファンの駆動用電動機の負荷電流値
を測定する電流計と、電流計の測定結果が所定の値に達
したとき、駆動用電動機を停止して、水洗浄装置または
空気洗浄装置の一方または両方を起動し、さらに、所定
時間が経過した後、駆動用電動機を再起動して、起動さ
れた前記水洗浄装置または空気洗浄装置の一方または両
方を停止させる制御装置とを有すことを特徴とする請求
項１または２記載のごみ焼却施設の灰紛じん除去装置。 - 【請求項４】 排気ファンの駆動用電動機の負荷電流値
を測定する電流計と、電流計の測定結果が所定の値に達
したとき、所定の時間だけ排気ファンを停止させる制御
装置とを有すことを特徴とする請求項３記載のごみ焼却
施設の灰紛じん除去装置。 - 【請求項５】 排気ケーシングの下方が略鉛直部を形成
し、該略鉛直部に、略水平にフィルターが設置され、フ
ィルター上面に向けて噴射されたフィルター洗浄水が、
灰ピット内に直接落下することを特徴とする請求項１〜
４記載のごみ焼却施設の灰紛じん除去装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2000162342A JP2001343114A (ja) | 2000-05-31 | 2000-05-31 | ごみ焼却施設の灰紛じん除去装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2000162342A JP2001343114A (ja) | 2000-05-31 | 2000-05-31 | ごみ焼却施設の灰紛じん除去装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2001343114A true JP2001343114A (ja) | 2001-12-14 |
Family
ID=18666252
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2000162342A Withdrawn JP2001343114A (ja) | 2000-05-31 | 2000-05-31 | ごみ焼却施設の灰紛じん除去装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2001343114A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN103143544A (zh) * | 2013-03-28 | 2013-06-12 | 无锡华联精工机械有限公司 | 抽风除尘切割平台 |
| KR101964903B1 (ko) * | 2018-05-24 | 2019-08-07 | 주식회사 디에이피 | 개방공간용 공기정화장치 |
| KR20200139912A (ko) * | 2019-06-05 | 2020-12-15 | 이주혁 | 보일러용 회분제거장치 |
-
2000
- 2000-05-31 JP JP2000162342A patent/JP2001343114A/ja not_active Withdrawn
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN103143544A (zh) * | 2013-03-28 | 2013-06-12 | 无锡华联精工机械有限公司 | 抽风除尘切割平台 |
| CN103143544B (zh) * | 2013-03-28 | 2015-08-19 | 无锡华联精工机械有限公司 | 抽风除尘切割平台 |
| KR101964903B1 (ko) * | 2018-05-24 | 2019-08-07 | 주식회사 디에이피 | 개방공간용 공기정화장치 |
| KR20200139912A (ko) * | 2019-06-05 | 2020-12-15 | 이주혁 | 보일러용 회분제거장치 |
| KR102209344B1 (ko) | 2019-06-05 | 2021-01-28 | 이주혁 | 보일러용 회분제거장치 |
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