JP2001342574A - めっき触媒核除去方法及び配線基板の製造方法 - Google Patents

めっき触媒核除去方法及び配線基板の製造方法

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JP2001342574A
JP2001342574A JP2000166115A JP2000166115A JP2001342574A JP 2001342574 A JP2001342574 A JP 2001342574A JP 2000166115 A JP2000166115 A JP 2000166115A JP 2000166115 A JP2000166115 A JP 2000166115A JP 2001342574 A JP2001342574 A JP 2001342574A
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plating
wiring
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layer
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Kenji Takai
健次 高井
Naoyuki Urasaki
直之 浦崎
Toyoki Ito
豊樹 伊藤
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Hitachi Chemical Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 配線間の絶縁特性を向上することができるめ
っき触媒核除去方法及び配線基板の製造方法を提供す
る。さらに、工程数を減少することができるめっき触媒
核除去方法及び配線基板の製造方法を提供する。 【解決手段】 配線基板10の製造方法において、層間
絶縁層(樹脂)3、13の表面上にめっき触媒核4、1
4を形成する。このめっき触媒核4を利用して、無電解
めっき層5A、電解めっき層5Bを順次形成し第2の配
線5を形成する。また、めっき触媒核14を利用して、
無電解めっき層15A、電解めっき層15Bを順次形成
し第2の裏面配線15を形成する。引き続き、不必要な
めっき触媒核4、14のそれぞれの残査に酸化処理を行
い、この酸化処理された残査をめっき触媒除去液で除去
する。酸化処理には例えば過酸化水素水等の酸化剤を、
めっき触媒除去液には臭化水素酸等を使用することがで
きる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、めっき触媒核除去
方法及び配線基板の製造方法に関し、特に樹脂上のめっ
き触媒核の除去に好適なめっき触媒核除去方法及びこの
めっき触媒核除去方法を利用した配線基板の製造方法に
関する。さらに本発明は、樹脂上の銅(Cu)配線のめ
っきに使用されるめっき触媒核の除去方法及び樹脂上に
Cu配線を有する配線基板の製造方法に適用して有効な
技術に関する。
【0002】
【従来の技術】プリント配線板には、配線を形成するの
に、銅(Cu)箔の不要な箇所をエッチング除去するサ
ブトラクト法配線板と、絶縁基板の上に必要な箇所にの
みめっきを行うアディティブ法配線板とが知られてい
る。
【0003】中でも、アディティブ法配線板は、絶縁基
板にめっき触媒核を形成し、その上の配線とならない箇
所にめっきレジストを形成し、無電解めっきで配線を形
成するフルアディティブ法配線板や、絶縁基板にめっき
触媒核を形成し、薄く無電解めっきを全面に行った後、
配線とならない箇所にめっきレジストを形成して、電解
めっきによって配線となる箇所の導体の厚さを厚くし、
めっきレジストを除去して、配線にならない箇所に薄く
残った無電解めっきを化学エッチング液などによって除
去するセミアディティブ法配線板が知られている。
【0004】このめっき触媒核の形成は、通常、塩化パ
ラジウムのような触媒核金属塩やその錯体を含む水溶液
に、絶縁基板を浸し、触媒核金属塩やその錯体を絶縁基
板に付着させ、次に、還元剤で、付着した触媒核金属塩
やその錯体を触媒核金属に還元することによって行われ
ている。
【0005】また、近年では、電子機器の小型化、軽量
化、高速化などの要求が高まり、プリント配線板にも高
密度化が求められている。プリント配線板の配線には、
電気伝導性に優れたCu配線が優れており、このような
配線は、通常サブトラクト法配線板が用いられてきた。
しかし、不要な箇所のCu箔を除去するには、化学エッ
チング液を用いるが、このときのCu箔の厚さが厚いと
サイドエッチングが起こりやすく、Cu箔を薄くする
と、Cu箔の工程中での取り扱いが困難になるという相
反することが起こり、配線密度を高めるのに限度があ
る。
【0006】そこで、セミアディティブ法を利用したプ
リント配線基板の製造方法が、上記技術課題を解決する
ことができる有効な技術として注目されている。セミア
ディティブ法を利用したプリント配線基板の製造は以下
のように行われている。
【0007】(1)まず、絶縁樹脂上にめっき触媒核を
形成する。このめっき触媒核には例えばパラジウム(P
d)を使用することができる。
【0008】(2)引き続き、絶縁樹脂上の全面にめっ
き触媒核を利用して薄付け無電解Cuめっき層を給電層
として形成する。
【0009】(3)給電層上の全面にフォトレジスト層
を形成し後、このフォトレジスト層に露光処理、現像処
理を順次行い、フォトレジスト層から配線形成用マスク
を形成する。
【0010】(4)この配線形成用マスクを使用して電
解めっきを行い、配線形成用マスク以外の領域において
給電層上に厚付けのCu配線を形成する。
【0011】(5)そして、配線形成用マスクを除去し
た後、この配線形成用マスク下の不必要な給電層をエッ
チングにより除去することにより、Cu配線(配線回路
パターン)を有するプリント配線基板を製造することが
できる。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、フルア
ディティブ法配線板においては、めっき触媒核が、めっ
きレジストの下に残るため、絶縁性が低下したり、ある
いは配線のCuがイオン化し、マイグレーションにより
配線間が短絡するという課題があったので、最近ではあ
まり配線密度の高いプリント配線板には使われなくなっ
てきている。
【0013】また、上記セミアディティブ法を利用した
プリント配線基板の製造方法においては、以下の点につ
いて配慮がなされていなかった。プリント配線基板の製
造において、Cu配線を形成した後にCu配線間の不必
要な給電層を除去しているが、この不必要な給電層を除
去した領域の絶縁樹脂上にめっき触媒核が残査として残
っていると、絶縁樹脂が本来持ち合わせている絶縁性が
低下してしまう。また、耐食性の向上等を目的としてC
u配線の表面上にニッケル(Ni)めっき層、金(A
u)めっき層等を形成する場合には、めっき触媒核の残
査上にもこれらのめっき層が形成されてしまう(めっき
降りが生じてしまう)。すなわち、めっき触媒核の残査
によりCu配線間の絶縁性能が低下し、又めっき触媒核
の残査上に形成されためっき層によりCu配線間に短絡
が生じる等、プリント配線基板の製造上の歩留まりを低
下させてしまう不具合があった。
【0014】本発明は上記課題を解決するためになされ
たものである。従って、本発明の目的は、配線間の絶縁
特性を向上することができ、又配線間の短絡を防止する
ことができるめっき触媒核除去方法を提供することであ
る。
【0015】さらに、本発明の目的は、上記目的を達成
しつつ、工程数を減少することができるめっき触媒核除
去方法を提供することである。
【0016】さらに、本発明の目的は、配線間の絶縁特
性を向上することができ、又配線間の短絡を防止するこ
とができ、製造上の歩留まりを向上することができる配
線基板の製造方法を提供することである。
【0017】さらに、本発明の目的は、上記目的を達成
しつつ、工程数を減少することができる配線基板の製造
方法を提供することである。
【0018】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明の第1の特徴は、樹脂表面に形成されためっ
き触媒核を酸化し、酸化されためっき触媒核を溶解除去
するめっき触媒核除去方法としたことである。ここで、
「樹脂」とは、絶縁樹脂を意味する表現として使用され
ており、例えば配線基板の母材として使用される樹脂、
上下配線間の層間絶縁層として使用される樹脂等を少な
くとも含む意味で使用されている。「めっき」には、C
uめっき又はCu合金めっきが少なくとも含まれる。
「めっき触媒核」は、少なくともCuめっき又はCu合
金めっきのめっき触媒核として好適なPdであることが
好ましい。さらに、「めっき触媒核の酸化」は、めっき
触媒核の還元反応の標準電極電位よりも反応の標準電極
電位が高い「酸化剤」を使用して、めっき触媒核を酸化
することであることが好ましい。また、「めっき触媒核
の酸化」は、過マンガン酸塩、クロム酸塩、過酸化水
素、過塩素酸塩、塩素酸塩、亜塩素酸塩、ペルオキソ酸
塩のうち少なくともいずれか1つを主成分とする「酸化
剤」を使用して、めっき触媒核を酸化することであるこ
とが好ましい。さらに、「酸化されためっき触媒核の溶
解除去」は、シアン化合物、沸酸塩、臭化水素、酸塩、
塩酸塩、ヨウ化水素酸塩、チオ硫酸塩、チオシアン化合
物、エチレンジアミン四酢酸(EDTA )、エチレン
ジアミン、グリシンのうち少なくともいずれか1つを主
成分とする「めっき触媒除去液」を使用して、酸化され
ためっき触媒核を溶解除去することであることが好まし
い。
【0019】このような本発明の第1の特徴に係るめっ
き触媒核除去方法においては、めっき触媒核を利用して
樹脂上の一部の領域にめっき層を形成した後に、樹脂上
の他の一部の領域の不必要なめっき触媒核(めっき触媒
核の残査)を酸化し溶解除去することにより、めっき触
媒核の残査を確実に取り除くことができる。従って、め
っき触媒核の残査に起因する樹脂の絶縁特性の劣化、め
っき触媒核の残査に再度めっき層が形成されること(例
えばNi降りやAu降り)によるめっき層間の短絡を防
止することができる。
【0020】本発明の第2の特徴は、樹脂表面に形成さ
れためっき触媒核を、沸酸、塩酸、臭化水素酸、ヨウ化
水素酸、沸酸塩、塩酸塩、臭化水素酸塩、及びヨウ化水
素酸塩のうちから選択された1種以上を含むめっき触媒
核除去液で除去するめっき触媒核除去方法としたことで
ある。ここで、「めっき触媒除去液」は、めっき触媒核
の残査を酸化しなくても除去することができるめっき触
媒除去液という意味で使用されている。この沸酸等の少
なくともいずれか1つを主成分とする「めっき触媒除去
液」とは、実用的に使用することができるめっき触媒除
去液の一具体例である。さらに、「めっき触媒核の溶解
除去」は、酸素分子を含有させた「めっき触媒除去液」
を使用して、めっき触媒核の他の一部の領域を溶解除去
するようにすることが、めっき触媒核の除去速度を速め
る上で好ましい。
【0021】このような本発明の第2の特徴に係るめっ
き触媒核除去方法においては、本発明の第1の特徴に係
るめっき触媒核除去方法で得られる効果に加えて、めっ
き触媒核の残査を酸化する工程をなくし、めっき触媒核
の残査をめっき触媒除去液により直接的に除去すること
ができるので、工程数を減少することができる。
【0022】本発明の第3の特徴は、(1)樹脂上にめ
っき触媒核を形成する工程と、(2)めっき触媒核の一
部の領域上にめっきにより配線を形成する工程と、
(3)めっき触媒核の他の一部の領域を酸化する工程
と、(4)酸化されためっき触媒核の他の一部の領域を
溶解除去する工程とを少なくとも備えた配線基板の製造
方法としたことである。
【0023】このような本発明の第3の特徴に係る配線
基板の製造方法においては、本発明の第1の特徴に係る
めっき触媒核除去方法で得られる効果に加えて、めっき
触媒核の残査に起因する樹脂の絶縁特性の劣化、めっき
触媒核の残査に再度めっき層が形成されることによるめ
っき層間の短絡を防止することができるので、製造上の
歩留まりを向上することができる。
【0024】本発明の第4の特徴は、(1)樹脂上にめ
っき触媒核を形成する工程と、(2)めっき触媒核の一
部の領域上にめっきにより配線を形成する工程と、
(3)沸酸、塩酸、臭化水素酸、ヨウ化水素酸、沸酸
塩、塩酸塩、臭化水素酸塩、ヨウ化水素塩のうち少なく
ともいずれか1つを主成分とするめっき触媒除去液を使
用して、めっき触媒核の他の一部の領域を溶解除去する
工程とを少なくとも備えた配線基板の製造方法としたこ
とである。
【0025】このような本発明の第4の特徴に係る配線
基板の製造方法においては、本発明の第3の特徴に係る
配線基板で得られる効果に加えて、本発明の第2の特徴
に係るめっき触媒核除去方法で得られる効果と同様に、
めっき触媒核の残査を酸化する工程をなくし、めっき触
媒核の残査をめっき触媒除去液により直接的に除去する
ことができるので、製造工程数を減少することができ
る。
【0026】
【発明の実施の形態】次に、図面を参照して、本発明に
係るめっき触媒核除去方法及び配線基板の製造方法を本
発明の実施の形態により説明する。以下の図面の記載に
おいて、同一又は類似の部分には同一又は類似の符号を
付している。ただし、図面は模式的なものであり、厚み
と平面寸法との関係、各層の厚みの比率等は現実のもの
とは異なることに留意すべきである。従って、具体的な
厚みや寸法は以下の説明を参酌して判断すべきものであ
る。また、図面相互間においても互いの寸法の関係や比
率が異なる部分が含まれていることは勿論である。
【0027】[配線基板の基本的な構造]図1に示すよ
うに、本発明の実施の形態に係る配線基板10は、プリ
ント配線基板であり、母材としてのコア基板1と、コア
基板1の表面(図1中、上側表面)上の第1層目配線層
に配設された第1の配線2と、第1の配線2上の層間絶
縁層3と、層間絶縁層3上の第2層目配線層に配設され
た第2の配線5と、コア基板1の裏面(図1中、下側表
面)上の第1層目裏面配線層に配設された第1の裏面配
線12と、第1の裏面配線12上の層間絶縁層13と、
層間絶縁層13上の第2層目裏面配線層に配設された第
2の裏面配線15とを備えて構成されている。さらに、
配線基板10は、コア基板1の表面から裏面に貫通し、
第1の配線2と第1の裏面配線12との間を電気的に接
続するスルーホール配線6を備えて構成されている。
【0028】本発明の実施の形態に係る配線基板10に
おいて、コア基板1には例えばガラスエポキシ系樹脂基
板を実用的に使用することができる。なお、コア基板1
は、上記材料に限定されるものではなく、ポリイミド系
樹脂、アクリル樹脂等の樹脂系基板、鉄ニッケル合金、
Cu、Cu合金等の導電性基板を母材として表面を絶縁
材料で被覆した基板、セラミックス基板、炭化珪素基
板、シリコン基板等を使用することができる。
【0029】第1の配線2は、例えば電気伝導性に優
れ、15μm〜20μm程度の厚さを有するCu配線を
実用的に使用することができる。この第1の配線2は配
線基板10に搭載される回路に応じた所定の平面パター
ンを備えている。第1の裏面配線12は第1の配線2と
同様な材料により形成することができる。
【0030】層間絶縁層3は、第1の配線2とその上層
の第2の配線5との間の絶縁分離を行う機能を備えてい
る。層間絶縁層3には、絶縁樹脂、例えば10μm〜1
00μm程度の厚さを有する、エポキシ系樹脂やポリイ
ミド系樹脂を主成分として含む絶縁樹脂を実用的に使用
することができる。また、層間絶縁層3には、他にアク
リル樹脂、ポリイミド樹脂、ベンゾシクロブテン樹脂、
沸素樹脂、シアネート樹脂、変性ポリフェニレンエーテ
ル樹脂(PPE)等の樹脂、若しくはこれらの樹脂のう
ち少なくとも1つを主成分として含む樹脂を使用するこ
とができる。層間絶縁層13は、層間絶縁層3と同様
に、第1の裏面配線12とその上層の第2の裏面配線1
5との間の絶縁分離を行う機能を備えている。層間絶縁
層13は層間絶縁層3と同様な材料により形成すること
ができる。なお、層間絶縁層3、層間絶縁層13は、い
ずれも本発明に係る「樹脂」の一具体例に対応するもの
である。
【0031】第2の配線5は、本発明の実施の形態に係
る配線基板10において、薄付けの無電解めっき層5A
と、この無電解めっき層5A上に積層された厚付けの電
解めっき層5Bとで形成されている。無電解めっき層5
Aには電気伝導性に優れた無電解Cuめっき層を実用的
に使用することができ、無電解めっき層5Aの厚さは例
えば0.2μm〜0.5μm程度で形成することができ
る。電解めっき層5Bには同様に電気伝導性に優れた電
解Cuめっき層を実用的に使用することができ、電解め
っき層5Bの厚さは例えば15μm〜30μm程度で形
成することができる。第2の配線5は、層間絶縁層3に
配設されたビアホール3Hを通して第1の配線2に電気
的に接続されている。
【0032】この第2の配線5と同様に、第2の裏面配
線15は、薄付けの無電解めっき層15Aと、この無電
解めっき層15A上に積層された厚付けの電解めっき層
5Bとで形成されている。第2の裏面配線15は、層間
絶縁層13に配設されたビアホール13Hを通して第1
の裏面配線12に電気的に接続されている。
【0033】[第1のめっき触媒核除去方法及び第1の
配線基板の製造方法]本発明の実施の形態に係る配線基
板10の第1の製造方法を図2乃至図10を使用して説
明する。なお、本発明に係る「めっき触媒核除去方法」
は本発明の実施の形態に係る配線基板10の製造方法に
より具現化されるので、この配線基板10の製造方法と
併せてその説明を行う。
【0034】(1)まず最初に、コア基板1を準備する
(図1参照。)。本発明の実施の形態に係る配線基板1
0においては、コア基板1の表面上に第1の配線2とし
て、裏面上に第1の裏面配線12としてそれぞれCu配
線を形成するので、コア基板1には例えばガラスエポキ
シ系樹脂基板が採用されている。
【0035】(2)図2に示すように、コア基板1の表
面上の第1層目配線層に第1の配線2を形成し、コア基
板1の裏面上の第1層目裏面配線層に第1の裏面配線1
2を形成する。第1の配線2及び第1の裏面配線12は
サブトラクティブ法又はアディティブ法により形成する
ことができる。ここで、サブトラクティブ法は、コア基
板1の表面上及び裏面上に銅箔をラミネートし、銅箔上
にフォトリソグラフィ技術で形成したエッチングマスク
を形成し、このエッチングマスクを使用して銅箔に所定
のパターンニングを行う(所定の配線パターンを形成す
る)ことにより第1の配線2及び第1の裏面配線12を
形成する方法である。アディティブ法は、コア基板1の
表面上及び裏面上に無電解めっき用接着材層を形成し、
この無電解めっき用接着材層の表面を粗面化し、この無
電解めっき用接着材層の表面上にCuめっきにより第1
の配線2及び第1の裏面配線12を形成する方法であ
る。無電解めっき用接着材層は、例えばスクリーン印刷
により形成され、所定の配線パターンに対応するパター
ンで形成することができるので、Cuめっきを行った時
点で所定の配線パターンを有する第1の配線2及び第1
の裏面配線12を形成することができる。また、スルー
ホール配線6は、コア基板1にスルーホールを形成した
後に、このスルーホール内壁に例えばCuめっきを行う
ことにより形成することができる。
【0036】なお、本発明の実施の形態に係る配線基板
10においては、コア基板1の表面上及び裏面上に配線
を形成する場合を説明しているが、本発明は、これに限
定されるものではなく、例えばコア基板1の表面上だけ
に配線を形成する場合にも適用することができる。
【0037】(3)図3に示すように、コア基板1の全
面において、第1の配線2上に層間絶縁層3を形成し、
第1の裏面配線12上に層間絶縁層13を形成する。層
間絶縁層3、13のそれぞれは、例えば熱圧着ラミネー
トにより形成することができ、例えばエポキシ系樹脂を
主成分とする絶縁樹脂の場合には、20μm〜60μm
の膜厚で形成することができる。第1の配線2と層間絶
縁層3との間、第1の裏面配線12と層間絶縁層13と
の間のそれぞれの密着性や接着性を向上するために、第
1の配線2の表面、第1の裏面配線12の表面には予め
粗面化処理を行うことが好ましい。この粗面化処理に
は、下記3種類の方法が有効である。第1の方法は、め
っき条件を適宜選択し、第1の配線2の表面上、第1の
裏面配線12の表面上にそれぞれ針状の無電解めっき層
を形成する方法である。第2の方法は、第1の配線2の
表面、第1の裏面配線12の表面のそれぞれを酸化処理
(黒化処理)して微細な凹凸形状を生成し、この凹凸形
状を維持したまま還元処理(ホルムアルドヒト処理等)
を行う方法である。第3の方法は、第1の配線2の表
面、第1の裏面配線12の表面のそれぞれをエッチング
液に接触させ、短時間の表面エッチングを行うことによ
り、Cuの結晶界面を露出させて凹凸形状を形成する方
法である。
【0038】(4)図4に示すように、第1の配線2の
所定領域上において層間絶縁層3にビアホール(接続
孔)3Hを形成し、第1の裏面配線12の所定領域上に
おいて層間絶縁層13にビアホール13Hを形成する。
ビアホール3H、13Hはいずれも例えばレーザ加工で
形成することが好ましい。レーザ加工には、炭酸ガス
(CO、CO)レーザ、エキシマレーザ等の気体レー
ザや、YAGレーザ等の固体レーザを実用的に使用する
ことができる。ビアホール3H、13Hのそれぞれの直
径が50μm以上の場合には、大出力を得ることができ
る炭酸ガスレーザを使用することが好ましい。ビアホー
ル3H、13Hのそれぞれの直径が50μm以下の場合
には、短波長でかつ集光性に優れたYAGレーザを使用
することが好ましい。
【0039】(5)ビアホール3H、13Hのそれぞれ
の内部の樹脂残査の除去並びに層間絶縁層3、13のそ
れぞれの表面の粗面化処理を少なくとも目的として、過
マンガン酸やクロム酸を使用したスミア処理を行う。
【0040】(6)図5に示すように、ビアホール3H
の内壁を含む層間絶縁層3の表面上にめっき触媒核4を
形成し、さらに加えてビアホール13Hの内壁を含む層
間絶縁層13の表面上にめっき触媒核14を形成する。
めっき触媒核4、14のそれぞれには特に安価なPdを
実用的に使用することができる。また、めっき触媒核
4、14のそれぞれには、貴金属イオン、パラジウムコ
ロイド等も実用的に使用することができる。
【0041】ここで、層間絶縁層3の表面上にめっき触
媒核4を形成し、層間絶縁層13の表面上にめっき触媒
核14を形成する工程は、本発明に係る「樹脂上にめっ
き触媒核を形成する工程」の一具体例に対応するもので
ある。
【0042】(7)次に、セミアディティブ法による第
2の配線5及び第2の裏面配線15の形成方法を説明す
る。なお、本発明の実施の形態に係る配線基板10の製
造方法においては、このセミアディティブ法により第2
の配線5及び第2の裏面配線15を形成するが、本発明
は、この方法に限定されるものではなく、めっき法とエ
ッチング法とを併用して第2の配線5及び第2の裏面配
線15を形成してもよい。
【0043】図6に示すように、ビアホール3Hから露
出する第1の配線2の表面上及びビアホール3Hの内壁
を含む層間絶縁層3の表面上にめっき触媒核4を利用し
て薄付けの無電解めっき層5Aを形成し、さらに加えて
ビアホール13Hから露出する第1の裏面配線12の表
面上及びビアホール13Hの内壁を含む層間絶縁層13
の表面上にめっき触媒核14を利用して薄付けの無電解
めっき層15Aを形成する。この無電解めっき層5A、
15Aのそれぞれには、CUST−2000(日立化成
工業株式会社製、商品名)、CUST−201(日立化
成工業株式会社製、商品名)等の市販の無電解めっき液
を実用的に使用することができる。無電解めっき層5
A、15Aのそれぞれは、次工程において電気めっきが
行える厚さ、例えば0.1μm〜1.0μm程度の厚さ
で形成すればよい。
【0044】(8)図7に示すように、第2の配線5の
形成領域及びビアホール3Hの領域を除き、無電解めっ
き層5Aの表面上にマスク7を形成し、第2の裏面配線
15の形成領域及びビアホール13Hの領域を除き、無
電解めっき層15Aの表面上にマスク17を形成する。
マスク7、17のそれぞれには、例えばPMER P−
LA900PM(東京応化株式会社 商品名)等の液状
レジストや、HW−425(日立化成工業株式会社 商
品名)、RY−3025(日立化成工業株式会社商品
名)等のドライフィルムを実用的に使用することができ
る。マスク7は第2の配線5の電解めっき層(5B)と
同等の膜厚か又はそれよりも厚い膜厚で形成することが
好ましい。同様に、マスク17は第2の裏面配線15の
電解めっき層(15B)と同等の膜厚か又はそれよりも
厚い膜厚で形成することが好ましい。
【0045】(9)図8に示すように、マスク7で規定
された領域内において無電解めっき層5Aの表面上に電
解めっき層5Bを形成し、マスク17で規定された領域
内において無電解めっき層15Aの表面上に電解めっき
層15Bを形成する。電解めっき層5B、15Bのそれ
ぞれには、例えば通常プリント配線基板で使用されてい
る硫酸銅電解めっき法、ピロリン酸電解めっき法等を実
用的に使用することができる。電解めっき層5B、15
Bは、回路導体として使用することができる厚さ、例え
ば1μm〜100μm程度の厚さ、さらに好ましくは5
μm〜50μm程度の厚さで形成することができる。な
お、電解めっき層5B、15Bのそれぞれを形成した後
には、マスク7及び17の剥離を容易にするために、電
解めっき層5B及びマスク7の表面、電解めっき層15
B及びマスク17の表面に各々表面研磨処理を行っても
よい。
【0046】なお、めっき触媒核4上に無電解めっき層
5A、電解めっき層5Bのそれぞれを形成する工程、め
っき触媒核14上に無電解めっき層15A、電解めっき
層15Bのそれぞれを形成する工程は、いずれも本発明
に係る「めっき触媒核の一部の領域上にめっき層を形成
する工程」又は「めっき触媒核の一部の領域上にめっき
により配線を形成する工程」の一具体例に対応するもの
である。
【0047】(10)マスク7及び17を除去する(レ
ジスト剥離を行う。)。マスク7及び17の除去には、
例えばアルカリ性剥離液、市販のレジスト剥離液を実用
的に使用することができる。
【0048】(11)引き続き、マスク7の除去された
領域において露出する、配線間となる不必要な無電解め
っき層5Aを電解めっき層5Bをマスクとして化学エッ
チング液でエッチング除去し、同様に、マスク17の除
去された領域において露出する、配線間となる不必要な
無電解めっき層15Aを電解めっき層15Bをマスクと
して化学エッチング液でエッチング除去する。不必要な
無電解めっき層5Aの除去により、無電解めっき層5A
及びその上層の電解めっき層5Bから第2の配線5を形
成することができ、不必要な無電解めっき層15Aの除
去により、無電解めっき層15A及びその上層の電解め
っき層15Bから第2の裏面配線15を形成することが
できる。
【0049】(12)図10に示すように、無電解めっ
き層5Aが除去された領域において第2の配線5間の層
間絶縁層3の表面上のめっき触媒核4(の残査)を酸化
処理してめっき触媒核4Aを形成し、同様に、無電解め
っき層15Aが除去された領域において第2の裏面配線
15間の層間絶縁層13の表面上のめっき触媒核14
(の残査)を酸化処理してめっき触媒核14Aを形成す
る。酸化処理には、酸素(O)プラズマ処理、加熱処
理等を使用することもできるが、製造工程の簡便さの点
から酸化剤によるウエット処理を実用的に使用すること
ができる。この酸化剤には、めっき触媒核4A及び14
Aの還元反応の標準電極電位よりも反応の標準電極電位
が高い酸化剤を使用することが好ましい。めっき触媒核
4、14のそれぞれにPdを使用する場合において、酸
化剤には、過マンガン酸塩、クロム酸塩、過酸化水素、
過塩素酸塩、塩素酸塩、亜塩素酸塩、ペルオキソ酸塩の
うち少なくともいずれか1つを主成分とする酸化剤(酸
化剤溶液)を実用的に使用することができる。
【0050】なお、めっき触媒核4を酸化処理してめっ
き触媒核4Aを形成する工程、めっき触媒核14を酸化
処理してめっき触媒核14Aを形成する工程は、いずれ
も本発明に係る「めっき触媒核の他の一部の領域を酸化
する工程」の一具体例に対応するものである。
【0051】(13)そして、酸化処理により生成され
ためっき触媒核4A、14Aのそれぞれを溶解除去する
ことにより、前述の図1に示す配線基板10を形成する
ことができる。基本的にめっき触媒核4A、14Aのそ
れぞれはイオン半径が大きい割に小電荷であることから
柔らかい酸である。従って、めっき触媒核4A、14A
のそれぞれの溶解除去には柔らかい塩基若しくはハロゲ
ンを含む溶液を使用することが好ましい。具体的には、
シアン化合物、沸酸塩、臭化水素、酸塩、塩酸塩、ヨウ
化水素酸塩、チオ硫酸塩、チオシアン化合物、エチレン
ジアミン四酢酸(EDTA )、エチレンジアミン、グ
リシンのうち少なくともいずれか1つを主成分とするめ
っき触媒除去液を実用的に使用することができる。
【0052】ここで、めっき触媒核4A、14Aのそれ
ぞれを溶解除去する工程は、本発明に係る「酸化された
めっき触媒核の他の一部の領域を溶解除去する工程」の
一具体例に対応するものである。
【0053】また、上記めっき触媒核4、14のそれぞ
れの酸化処理並びに酸化されためっき触媒核4A、14
Aのそれぞれの溶解除去を繰り返し行うことにより、層
間絶縁層3の不必要なめっき触媒核4の残査、層間絶縁
層13の不必要なめっき触媒核14の残査の除去効果を
高めることができる。
【0054】また、図示しないが、第2の配線5及び第
2の裏面配線12を形成した後に、耐食性の向上等を目
的として、第2の配線5の表面上、第2の裏面配線12
の表面上にNiめっき層、Auめっき層等のめっき層を
形成することができる。
【0055】(14)以上の各工程を順次行うことによ
り、本発明の実施の形態に係る配線基板10を完成させ
ることができる。
【0056】このような本発明の実施の形態に係る第1
のめっき触媒核除去方法においては、めっき触媒核4を
利用して層間絶縁層3上の一部の領域に無電解めっき層
5A及び電解めっき層5Bを形成した後に、層間絶縁層
3上の他の一部の領域の不必要なめっき触媒核4を酸化
し(めっき触媒核4Aとして)溶解除去することによ
り、めっき触媒核4の残査を確実に取り除くことができ
る。同様に、めっき触媒核14を利用して層間絶縁層1
3上の一部の領域に無電解めっき層15A及び電解めっ
き層15Bを形成した後に、層間絶縁層13上の他の一
部の領域の不必要なめっき触媒核14を酸化し(めっき
触媒核14Aとして)溶解除去することにより、めっき
触媒核14の残査を確実に取り除くことができる。従っ
て、めっき触媒核4、14の残査に起因する層間絶縁層
3、13の絶縁特性の劣化、めっき触媒核4、14の残
査に再度めっき層が形成されること(例えばNi降りや
Au降り)による第2の配線5間や第2の裏面配線15
間の短絡を防止することができる。
【0057】さらに、このような本発明の実施の形態に
係る第1の配線基板10の製造方法においては、上記め
っき触媒核除去方法で得られる効果に加えて、めっき触
媒核4、14の残査に起因する層間絶縁層3、13の絶
縁特性の劣化、めっき触媒核4、14の残査に再度めっ
き層が形成されることによる第2の配線5間、第2の裏
面配線15間の短絡を防止することができるので、製造
上の歩留まりを向上することができる。
【0058】[第2のめっき触媒核除去方法及び第2の
配線基板の製造方法]本発明の実施の形態に係る配線基
板10の第2の製造方法を説明する。この第2の製造方
法は、層間絶縁層3の表面上の残査としてのめっき触媒
核4、層間絶縁層13の表面上の残査としてのめっき触
媒核14のそれぞれを、めっき触媒除去液により、酸化
処理を行うことなく、直接除去する方法である。ここ
で、めっき触媒除去液には、例えば沸酸、塩酸、臭化水
素酸、ヨウ化水素酸、沸酸塩、塩酸塩、臭化水素酸塩、
ヨウ化水素塩のうち少なくともいずれか1つを主成分と
するめっき触媒除去液を実用的に使用することができ
る。
【0059】この種のめっき触媒除去液を使用する場
合、溶液中の溶存酸素が多い方が(酸素分子を多く含有
させる方が)めっき触媒核4、14のそれぞれの除去反
応速度を速めることができる。従って、ディップ式を採
用してめっき触媒核4、14のそれぞれの除去を行う場
合には、エアーレーションを併存させることにより、め
っき触媒核4及び14の除去速度を速くすることができ
る。
【0060】このような本発明の実施の形態に係る第2
のめっき触媒核除去方法においては、本発明の実施の形
態に係る第1のめっき触媒核除去方法で得られる効果に
加えて、めっき触媒核4及び14の残査を酸化する工程
をなくし、めっき触媒核4及び14の残査をめっき触媒
除去液により直接的に除去することができるので、工程
数を減少することができる。
【0061】さらに、本発明の実施の形態に係る第2の
配線基板10の製造方法においては、本発明の実施の形
態に係る第1の配線基板10の製造方法で得られる効果
に加えて、めっき触媒核4及び14の残査を酸化する工
程をなくし、めっき触媒核4及び14の残査をめっき触
媒除去液により直接的に除去することができるので、製
造工程数を減少することができる。
【0062】[実施例、比較例並びに実施例の効果]次
に、上記本発明の実施の形態に係るめっき触媒核除去方
法並びに配線基板10の製造方法の具体的な第1の実施
例乃至第4の実施例と、比較例とを説明し、併せて双方
の相違点を説明する。
【0063】第1の実施例:本発明の実施の形態の第1
の実施例に係る配線基板10の製造方法は、上記第1の
配線基板10の製造方法の具体例であり、以下の通りで
ある。
【0064】(1)まず最初に、コア基板1の表面上及
び裏面上に厚さ18μmのCu箔を貼り合わせ、合計厚
さ0.2mmのガラス布基材エポキシ銅張積層板、例え
ばMCL−E−679(日立化成工業株式会社製 商品
名)を準備する。このガラス布基材エポキシ銅張積層板
において、不必要な個所(配線以外の箇所)のCu箔を
エッチングにより除去し、コア基板1の表面上に第1の
配線2及び裏面上に第1の裏面配線12を形成する(前
述の図2参照。)。さらに、コア基板1の所定領域にお
いて、スルーホールを形成し、第1の配線2と第1の裏
面配線12との間を電気的に接続するスルーホール配線
6を形成する。
【0065】(2)上記第1の配線2の表面及び第1の
裏面配線12の表面に防錆処理を行う。この防錆処理に
は、例えばMEC etch BOND CZ−810
0(メック株式会社製 商品名)を使用し、液温35
℃、スプレー圧0.15MPaの条件においてスプレー
噴霧処理を行い、第1の配線2の表面、第1の裏面配線
12の表面のそれぞれに約3μm程度の粗さの凹凸を形
成し、引き続き、例えばMEC etch BOND
CZ−8300(メック株式会社製 商品名)を使用
し、液温25℃、浸漬時間20秒の条件において浸漬さ
せる処理を使用することができる。
【0066】(3)第1の配線2の表面上を含むコア基
板1の表面上、第1の裏面配線12の表面上を含むコア
基板1の裏面上にそれぞれ絶縁性接着剤、例えばBL−
9700(日立化成工業株式会社製 商品名)を40μ
m程度の厚さで塗布し、170℃、60分間の加熱によ
りこの絶縁性接着剤から層間絶縁層3、13のそれぞれ
を形成する(図3参照。)。
【0067】(4)例えば炭酸ガスインパクトレーザ穴
あけ機L−500(住友重機工業株式会社製 商品名)
を使用し、層間絶縁層3に直径80μmのビアホール3
Hを形成し、層間絶縁層13に同直径のビアホール13
Hを形成する(図4参照。)。
【0068】(5)引き続き、液温70℃の、過マンガ
ン酸カリウム65g/リットルと水酸化ナトリウム40
g/リットルとの混合水溶液に2分間浸漬させ、スミア
処理を行うと同時に、層間絶縁層3、13のそれぞれの
表面に微少な凹凸を形成する。
【0069】(6)Pd溶液、例えばHS−202B
(日立化成工業株式会社製 商品名)に液温25℃、1
5分間浸漬させ、層間絶縁層3の表面上にめっき触媒核
4を形成するとともに、層間絶縁層13の表面上にめっ
き触媒核14を形成する(図5参照。)。
【0070】(7)例えばCUST−201(日立化成
工業株式会社製、商品名)を使用し、液温25℃、30
分間の条件において無電解Cuめっき処理を行い、0.
3μmの厚さの無電解めっき層5A及び同厚さの無電解
めっき層15Aを形成する(図6参照)。無電解めっき
層5Aは、ビアホール3Hから露出する第1の配線2の
表面上及びビアホール3Hの内壁を含む層間絶縁層3の
表面上にめっき触媒核4を利用して形成される。無電解
めっき層15Aは、ビアホール13Hから露出する第1
の裏面配線12の表面上及びビアホール13Hの内壁を
含む層間絶縁層13の表面上にめっき触媒核14を利用
して形成される。
【0071】(8)無電解めっき層5A、15Aのそれ
ぞれの表面上にドライフィルムフォトレジスト、例えば
RY−3025(日立化成工業株式会社 商品名)をラ
ミネートし、電解めっきを行う箇所(第2の配線5の形
成領域、第2の裏面配線15の形成領域)を遮蔽したフ
ォトレジストマスクを使用し、紫外線による露光処理、
現像処理を順次行い、無電解めっき層5A上にマスク
(めっきレジストマスク)7を形成するとともに、無電
解めっき層15A上に同様のマスク17を形成する(図
7参照。)。
【0072】(9)電解めっき溶液として硫酸銅液を使
用し、液温25℃、電流密度1.0A/dmの条件に
おいて、マスク7で規定された領域内の無電解めっき層
5Aの表面上に20μm程度の厚さの電解Cuめっき層
からなる電解めっき層5Bを形成し、マスク17で規定
された領域内の無電解めっき層15Aの表面上に同厚さ
の電解Cuめっき層からなる電解めっき層15Bを形成
する(図8参照。)。電解めっき層5Bの幅寸法と電解
めっき層5B間の離間寸法、並びに電解めっき層15B
の幅寸法と電解めっき層15B間の離間寸法(ラインア
ンドスペース)は、例えばいずれも30μm程度に設定
されることが好ましい。
【0073】(10)アルカリ過マンガン酸水溶液、例
えばMLB−495(メルテックス株式会社製 商品
名)を使用し、液温70℃、10分間の条件において少
なくともマスク7及び17を浸漬させ、このマスク7及
び17を除去する。
【0074】(11)酸性溶媒、例えばMLB−790
(メルテックス株式会社製 商品名)を使用し、液温7
0℃、5分間の条件において、配線間となる不必要な無
電解めっき層5A及び無電解めっき層15Aを浸漬させ
て中和処理を行う。この後、アンモニウム系アルカリC
uエッチング液、例えばAプロセス液(メルテックス株
式会社製 商品名)を使用し、室温、1分間の条件にお
いて、少なくとも無電解めっき層5A及び無電解めっき
層15Aを浸漬させ、この無電解めっき層5A及び無電
解めっき層15Aをエッチング除去する(図9参
照。)。なお、この後に、流水により洗浄処理を行う。
【0075】この不必要な無電解めっき層5A及び無電
解めっき層15Aを除去することにより、コア基板1の
表面上に第2の配線5を形成することができ、コア基板
1の裏面上に第2の裏面配線15を形成することができ
る。
【0076】(12)例えば液温40℃、10分間の条
件において、酸化剤、例えば5重量%の過酸化水素水溶
液にコア基板1を浸漬させ、不必要な無電解めっき層5
Aを除去した領域の層間絶縁層3の表面上のめっき触媒
核4の残査を酸化してめっき触媒核4Aとし、同様に不
必要な無電解めっき層15Aを除去した領域の層間絶縁
層13の表面上のめっき触媒核14の残査を酸化してめ
っき触媒核14Aとする(図10参照。)。
【0077】(13)引き続き、例えば液温40℃、1
0分間の条件において、めっき触媒除去液、例えば10
重量%のチオ硫酸ナトリウム溶液にコア基板1を浸漬さ
せ、酸化処理しためっき触媒核4Aを除去するととも
に、酸化処理しためっき触媒核14Aを除去する。
【0078】上記一連の工程が終了すると、本発明の実
施の形態の第1の実施例に係る配線基板10を完成させ
ることができる。
【0079】第2の実施例:本発明の実施の形態の第2
の実施例に係る配線基板10の製造方法は、第1の実施
例に係る配線基板10の製造方法において、酸化処理さ
れためっき触媒核4A及び14Aの除去条件を代えた場
合を説明するものである。
【0080】(1)すなわち、コア基板1の層間絶縁層
3の表面上の不必要な無電解めっき層5Aを除去して第
2の配線5を形成し、層間絶縁層13の表面上の不必要
な無電解めっき層15Aを除去して第2の裏面配線15
を形成した後に、例えば液温40℃、10分間の条件に
おいて、酸化剤、例えば5重量%の過酸化水素水溶液に
コア基板1を浸漬させ、層間絶縁層3の表面上のめっき
触媒核4の残査を酸化してめっき触媒核4Aとし、同様
に層間絶縁層13の表面上のめっき触媒核14の残査を
酸化してめっき触媒核14Aとする(図10参照。)。
【0081】(2)引き続き、例えば液温40℃、10
分間の条件において、めっき触媒除去液、例えば16重
量%の臭化水素酸溶液にコア基板1を浸漬させ、酸化処
理しためっき触媒核4Aを除去するとともに、酸化処理
しためっき触媒核14Aを除去する。
【0082】上記一連の工程が終了すると、本発明の実
施の形態の第2の実施例に係る配線基板10を完成させ
ることができる。
【0083】第3の実施例:本発明の実施の形態の第3
の実施例に係る配線基板10の製造方法は、上記第2の
配線基板10の製造方法の具体例であり、上記第1の実
施例に係る配線基板10の製造方法のめっき触媒核4の
残査及びめっき触媒核14の残査の除去条件を代えた場
合を説明するものである。
【0084】すなわち、コア基板1の層間絶縁層3の表
面上の不必要な無電解めっき層5Aを除去して第2の配
線5を形成し、層間絶縁層13の表面上の不必要な無電
解めっき層15Aを除去して第2の裏面配線15を形成
した後に、例えば液温40℃、10分間の条件におい
て、エアーレーションを行いつつ、めっき触媒除去液、
例えば48重量%の臭化水素酸溶液にコア基板1を浸漬
させ、めっき触媒核4、14のそれぞれの残査を酸化処
理を行うことなく直接的に除去する。
【0085】上記一連の工程が終了すると、本発明の実
施の形態の第3の実施例に係る配線基板10を完成させ
ることができる。
【0086】第4の実施例:本発明の実施の形態の第4
の実施例に係る配線基板10の製造方法は、上記第3の
実施例に係る配線基板10の製造方法のめっき触媒核4
の残査及びめっき触媒核14の残査の除去条件を代えた
場合を説明するものである。
【0087】すなわち、コア基板1の層間絶縁層3の表
面上の不必要な無電解めっき層5Aを除去して第2の配
線5を形成し、層間絶縁層13の表面上の不必要な無電
解めっき層15Aを除去して第2の裏面配線15を形成
した後に、例えば液温40℃、10分間の条件におい
て、エアーレーションを行いつつ、めっき触媒除去液、
例えば36重量%の塩酸溶液にコア基板1を浸漬させ、
めっき触媒核4、14のそれぞれの残査を酸化処理を行
うことなく直接的に除去する。
【0088】上記一連の工程が終了すると、本発明の実
施の形態の第4の実施例に係る配線基板10を完成させ
ることができる。
【0089】比較例:本発明の実施の形態の第1及び第
2の実施例に係る配線基板10の製造方法は、めっき触
媒核4及び14の残査を酸化した後にめっき触媒除去液
で除去する方法であり、第3及び第4の実施例に係る配
線基板10の製造方法は、めっき触媒核4及び14の残
査を直接的にめっき触媒除去液で除去する方法である
が、比較例はこのようなめっき触媒核4及び14の残査
を除去しないで製造された配線基板である。
【0090】第1乃至第4の実施例と比較例との相違
点:図11に、上記本発明の実施の形態の第1乃至第4
の実施例に係る配線基板10、比較例に係る配線基板の
それぞれにおいて、配線間の絶縁特性の測定結果、めっ
き触媒核の残査量の測定結果並びに樹脂上のNi降りの
有無の観測結果を示す。
【0091】配線間の絶縁特性とは、第2の配線5間、
第2の裏面配線15間の絶縁特性であり、この絶縁特性
は抵抗値で表すことができる。比較例に係る配線基板の
抵抗値(絶縁特性)は2.5×10Ωであるのに対し
て、上記第1乃至第4の実施例に係る配線基板10の抵
抗値は8.0×1012Ω〜3.0×1013Ωであ
り、第1乃至第4の実施例に係る配線基板10の抵抗値
は5桁以上高い値を得ることができる。
【0092】めっき触媒核の残査量とは、層間絶縁層3
の表面上のめっき触媒核4の残査量又は層間絶縁層13
の表面上のめっき触媒核14の残査量、すなわちPdの
残査量である。図11に示す残査量は、層間絶縁層3又
は13部分を切断し、20%王水に5時間浸漬させ、原
子吸光にて単位面積当たりのPd残査量を測定する方法
で得られた結果である。比較例に係る配線基板のPdの
残査量は2.0μg/cmであるのに対して、上記第
1乃至第3の実施例に係る配線基板10のPdの残査量
はゼロ、第4の実施例に係る配線基板10のPdの残査
量は0.1μg/cmと微量であり、上記第1乃至第
4の実施例に係る配線基板10はPdの残査を殆ど除去
することができる。
【0093】Ni降りの有無の観測とは、第2の配線5
の表面上、第2の裏面配線15の表面上のそれぞれに耐
食性等を目的としてNiめっき層を形成した場合に、こ
のNiめっき層が本来形成したくない第2の配線5間の
層間絶縁層3の表面上、第2の裏面配線15間の層間絶
縁層13の表面上のそれぞれに存在するか否かを観測す
ることである。Niめっき層は以下の手順で形成され
る。まず、液温60℃の酸性脱脂溶液Z−200(ワー
ルドメタル社製 商品名)に配線基板10を1分間浸漬
させ、引き続き50g/リットルの過硫酸ソーダ溶液に
1分間浸漬させ、引き続き10体積%の硫酸に室温にお
いて1分間浸漬させる。次に、メルプレートアクチベー
タ(メルテックス株式会社製 商品名)に室温において
5分間浸漬させる。次に、無電解ニッケル−リン合金め
っき溶液、例えばNIPS−100(日立化成工業株式
会社製 商品名)に液温90℃、10時間の条件におい
て浸漬させ、第2の配線5の表面上及び第2の裏面配線
15の表面上に形成する。Ni降りの有無はこの後に観
測される。
【0094】図11に示すように、比較例に係る配線基
板においては層間絶縁層(樹脂)上の全面にNi降りが
観測されたが、上記第1乃至第4の実施例に係る配線基
板10においては、層間絶縁層3、13のそれぞれの表
面上にNi降りは観測されなかった。
【0095】(その他の実施の形態)本発明は上記実施
の形態によって記載したが、この開示の一部をなす論述
及び図面はこの発明を限定するものであると理解すべき
ではない。この開示から当業者には様々な代替実施の形
態、実施例及び運用技術が明らかとなろう。
【0096】例えば、上記実施の形態は、「樹脂」とし
ての層間絶縁層3、13上にめっき触媒核4、14を形
成し、このめっき触媒核4、14の不必要な残査を除去
する方法について説明したが、本発明は、コア基板1を
「樹脂」として、第1の配線2、第1の裏面配線12又
はスルーホール配線6をめっき層として形成するための
めっき触媒核を形成し、このめっき触媒核の不必要な残
査を除去してもよい。
【0097】さらに、上記実施の形態は、コア基板1の
表面上に第1の配線2及び第2の配線5の2層配線を有
し、コア基板1の裏面上に第1の裏面配線12及び第2
の裏面配線15の2層配線を有する場合を説明したが、
本発明は、1層配線、3層配線若しくは3層以上の多層
配線を有する場合等に適用することができる。
【0098】このように、本発明はここでは記載してい
ない様々な実施の形態等を含むことは勿論である。した
がって、本発明の技術的範囲は上記の説明から妥当な特
許請求の範囲に係る発明特定事項によってのみ定められ
るものである。
【0099】
【発明の効果】本発明によれば、配線間の絶縁特性を向
上することができ、又配線間の短絡を防止することがで
きるめっき触媒核除去方法を提供することができる。
【0100】さらに、本発明は、配線間の絶縁特性を向
上することができ、又配線間の短絡を防止することがで
き、かつ工程数を減少することができるめっき触媒核除
去方法を提供することができる。
【0101】さらに、本発明は、配線間の絶縁特性を向
上することができ、又配線間の短絡を防止することがで
き、製造上の歩留まりを向上することができる配線基板
の製造方法を提供することができる。
【0102】さらに、本発明は、配線間の絶縁特性を向
上することができ、又配線間の短絡を防止することがで
き、製造上の歩留まりを向上することができ、かつ工程
数を減少することができる配線基板の製造方法を提供す
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係る配線基板の要部の断
面構造図である。
【図2】本発明の実施の形態に係る配線基板の工程断面
図である。
【図3】図2に続く配線基板の工程断面図である。
【図4】図3に続く配線基板の工程断面図である。
【図5】図4に続く配線基板の工程断面図である。
【図6】図5に続く配線基板の工程断面図である。
【図7】図6に続く配線基板の工程断面図である。
【図8】図7に続く配線基板の工程断面図である。
【図9】図8に続く配線基板の工程断面図である。
【図10】図9に続く配線基板の工程断面図である。
【図11】本発明の実施の形態に係る配線基板の効果を
説明するための図である。
【符号の説明】
1 コア基板 2 第1の配線 3,13 層間絶縁層 3H,13H ビアホール 4,14,4A,14A めっき触媒核 5 第2の配線 5A,15A 無電解めっき層 5B,15B 電解めっき層 6 スルーホール配線 7,17 マスク 10 配線基板 12 第1の裏面配線 15 第2の裏面配線
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 伊藤 豊樹 茨城県下館市大字小川1500番地 日立化成 工業株式会社総合研究所内 Fターム(参考) 4K022 AA22 AA37 AA42 BA08 BA32 BA35 CA06 CA08 CA15 CA17 CA21 CA22 CA23 CA29 DA01 5E343 AA02 AA12 CC33 CC37 CC38 CC46 CC71 DD33 DD43 DD76 EE16 EE17 ER01 ER02 GG14

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 樹脂表面に形成されためっき触媒核を酸
    化し、酸化されためっき触媒核を溶解除去するめっき触
    媒核除去方法。
  2. 【請求項2】 前記めっき触媒核は、パラジウムである
    ことを特徴とする請求項1に記載のめっき触媒核除去方
    法。
  3. 【請求項3】 前記めっき触媒核は、めっき触媒核の還
    元反応の標準電極電位よりも反応の標準電極電位が高い
    酸化剤を使用して、酸化されることを特徴とする請求項
    2に記載のめっき触媒核除去方法。
  4. 【請求項4】 前記めっき触媒核は、過マンガン酸塩、
    クロム酸塩、過酸化水素、過塩素酸塩、塩素酸塩、亜塩
    素酸塩、ペルオキソ酸塩のうち少なくともいずれか1つ
    を主成分とする酸化剤を使用して、酸化されることを特
    徴とする請求項2に記載のめっき触媒核除去方法。
  5. 【請求項5】 前記酸化されためっき触媒核は、シアン
    化合物、沸酸塩、臭化水素、酸塩、塩酸塩、ヨウ化水素
    酸塩、チオ硫酸塩、チオシアン化合物、エチレンジアミ
    ン四酢酸、エチレンジアミン、グリシンのうち少なくと
    もいずれか1つを主成分とするめっき触媒除去液を使用
    して、溶解除去されることを特徴とする請求項2に記載
    のめっき触媒核除去方法。
  6. 【請求項6】 樹脂表面に形成されためっき触媒核を、
    沸酸、塩酸、臭化水素酸、ヨウ化水素酸、沸酸塩、塩酸
    塩、臭化水素酸塩、及びヨウ化水素酸塩のうちから選択
    された1種以上を含むめっき触媒核除去液で除去するめ
    っき触媒核除去方法。
  7. 【請求項7】 前記めっき触媒核は、酸素分子を含有さ
    せためっき触媒除去液を使用して、溶解除去されること
    を特徴とする請求項6に記載のめっき触媒核除去方法。
  8. 【請求項8】 少なくとも下記工程を備えたことを特徴
    とする配線基板の製造方法。 (1)樹脂上にめっき触媒核を形成する工程 (2)前記めっき触媒核の一部の領域上にめっきにより
    配線を形成する工程 (3)前記めっき触媒核の他の一部の領域を酸化する工
    程 (4)前記酸化されためっき触媒核の他の一部の領域を
    溶解除去する工程
  9. 【請求項9】 少なくとも下記工程を備えたことを特徴
    とする配線基板の製造方法。 (1)樹脂上にめっき触媒核を形成する工程 (2)前記めっき触媒核の一部の領域上にめっきにより
    配線を形成する工程 (3)沸酸、塩酸、臭化水素酸、ヨウ化水素酸、沸酸
    塩、塩酸塩、臭化水素酸塩、ヨウ化水素塩のうち少なく
    ともいずれか1つを主成分とするめっき触媒除去液を使
    用して、前記めっき触媒核の他の一部の領域を溶解除去
    する工程
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