JP2001342141A - 水棲動物・陸棲動物用薬剤及び飼料 - Google Patents

水棲動物・陸棲動物用薬剤及び飼料

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JP2001342141A
JP2001342141A JP2000103537A JP2000103537A JP2001342141A JP 2001342141 A JP2001342141 A JP 2001342141A JP 2000103537 A JP2000103537 A JP 2000103537A JP 2000103537 A JP2000103537 A JP 2000103537A JP 2001342141 A JP2001342141 A JP 2001342141A
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aquatic
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Kiyoshi Goto
清 後藤
Mari Aikawa
真理 相川
Haruhisa Wago
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GOTOO YOSHOKU KENKYUSHO KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明の目的は、従来のものに比べ、遙かに
超える免疫機能の活性化をもたらし、魚類の白血球、甲
殻類の血球、陸棲動物の白血球にも作用して非特異的生
体防御能を増強するとともに、抗体産生にまで関与して
特異的生体防御機能をも活性化することができる水棲動
物・陸棲動物用薬剤並びに該薬剤を添加した飼料を提供
する。 【構成】 グラム陽性細菌に由来する細菌のうち、少な
くとも1種類の細菌の細胞壁成分から得られるペプチド
グリカンとタイコ酸の二つの物質を、相乗効果を示す有
効成分として含有することにより、免疫賦活及び/又は
感染症の予防・治療効果を発現することを特徴とする水
棲動物・陸棲動物用薬剤、並びに該薬剤を、魚類・甲殻
類飼育用の飼料に添加したことを特徴とする水棲動物・
陸棲動物用飼料。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明が属する技術分野】本発明は、水棲動物用及び/
又は陸棲動物用として適する薬剤並びに該薬剤を添加し
た飼料に関する。特に、養殖用の魚類・甲殻類又は畜産
用・ペット用の動物における免疫賦活並びに感染症の予
防及び治療に著効を示す薬剤と、この薬剤を添加した飼
料に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、魚類や甲殻類の増養殖漁業、並び
に養豚等の畜産業やペット動物飼育が著しく発展した
が、それに伴ってウイルス病や細菌病が多発し、大きな
経済的被害をもたらしている。例えば、養殖魚における
ウイルス病については、ブリ、カンパチなどのイリドウ
イルス感染症及びエビ類の急性ウイルス血症(PAV)
による被害が大きく、細菌病についてはブリの連鎖球菌
症、類結節症、アユの冷水病、シュードモナス病、ヒラ
メのエドワジェラ感染症、ウナギのパラコロ病などによ
る被害が大きい。更に、養豚等の畜産動物や犬・ネコ等
のペットにおけるウイルス病については、豚コレラ、イ
バラキ病、アカバネ病、マレック病などによる被害、ま
た細菌病では大腸菌症、サルモネラ症、パスツレラ症等
の感染症による被害が大きい。
【0003】上記の魚類および甲殻類等の水棲動物にお
ける細菌病やウイルス病に対する治療薬としては、細菌
病に対しては治療薬として抗生物質や合成抗菌剤が用い
られている。また、魚類及び甲殻類の免疫機能の活性化
と感染症の予防を目的として、ビフィズス菌由来のペプ
チドグリカン(特公平6−25067号公報)やスエヒ
ロタケ由来のβ−1.3−グルカン(特公平6−656
49号公報)などの多糖類を利用することが既に知られ
ている。更に、ラクトコッカス・ガルビエ(Lactococcu
s garviae:旧種名エンテロコッカス・セリオリシー
ダ)のホルマリン不活化死菌体が、ブリの連鎖球菌症の
予防を目的としたワクチンとして市販されている。ま
た、陸棲動物たる豚、牛、鶏、山羊等の畜産動物や犬、
ネコ等のペット動物における細菌病やウイルス病に対す
る治療薬として、抗生物質、合成抗菌剤及びワクチンが
用いられており、更に、陸棲動物の免疫機能の活性化と
感染症の予防を目的として、ビタミンE、ビタミンC、
β−1.3−グルカン、ペプチドグリカン等を用いるこ
とが既に知られている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記のような細菌病の
治療薬としては抗生物質や合成抗菌剤が使用されている
が、これら抗菌性物質に対する耐性菌が出現しているこ
とから、十分な治療効果が得られていない。また、治療
薬としての薬剤が魚類や家畜等の食用動物に残留するこ
とによる公衆衛生上の問題が生じており、抗菌性物質に
依存しない魚病対策・畜産動物病対策の確立が強く望ま
れている。
【0005】養殖魚類・甲殻類に病気が多発する背景に
は、狭い環境で過密に飼育されることによる免疫機能の
低下が挙げられる。さらに、ウイルス病については、ブ
リ、カンパチなどのイリドウイルス感染症及びエビ類の
急性ウイルス血症(PAV)による被害が大きいが、そ
のためのワクチンや治療薬は未だ市販されるに至ってい
ない。このような現状に鑑みて、養殖魚類・甲殻類や畜
産動物等が本来的に備えている免疫機能を活性化するこ
とが感染症予防において最も必要とされている。これま
でに、魚類及び甲殻類の免疫機能の活性化と感染症の予
防を目的として、ビフィズス菌由来のペプチドグリカン
(特公平6−25067号公報)やスエヒロタケ由来の
β−1.3−グルカン(特公平6−65649号公報)
などの多糖類を利用することが既に知られている。しか
し、抗菌性物質に依存しない魚病対策の確立、免疫機能
の活性化の必要性という点では、より強力に免疫機能を
活性化する感染症予防薬の開発が強く望まれている。さ
らに、ラクトコッカス・ガルビエのホルマリン不活化死
菌体が、ブリの連鎖球菌症の予防を目的としたワクチン
として市販されている。しかし、上記のワクチンはラク
トコッカス・ガルビエをホルマリンによって不活化した
菌体そのもので、これを経口投与して特異抗体を産生さ
せることにより、当該菌による感染症のみを予防するも
のであるが、当該菌以外の感染症は予防できないという
欠点がある。現実の養殖場では、魚類等が感染する多数
の病原菌やウイルスが同時に常時存在しているので、特
定の病気だけを阻止してもすぐに他の病原菌が活発にな
って感染してしまい、養殖魚等の健康維持という要請か
らは意味が少ないものである。しかも、そのワクチン効
果は1〜3ヶ月程度しか持続しないため実用性に難点が
ある。このワクチンを注射法又は浸漬法によって投与す
ることも可能であるが、その場合にも効果持続期間は6
ヶ月〜12ヶ月程度であるため、養殖魚等を出荷するま
での間に2回以上にわたってワクチン投与を行う必要が
あり、薬剤コスト及び作業手間の増加を来すので、やは
り実用性に乏しいという欠点があった。更に、サケ、マ
ス用ワクチンとしては、抗原にオイルアジュバントを加
えることによってワクチン効果を高める方法が行なわれ
ている。しかし、オイルアジュバントはワクチン効果を
高める反面、重大な欠点として、魚体に傷跡を残した
り、成長阻害の原因となる特徴を持っている。そのた
め、ワクチンのアジュバントとして副作用のない有効な
アジュバントの開発が強く望まれている。
【0006】更には、グラム陽性細菌のうちある種の細
菌由来のペプチドグリカンや該細菌の細胞破砕物を単独
で又は二つ以上を混合した薬剤も提案されている(特開
平6−181656号、特開平6−22705号、特公
平6−25067号、特許第2526733号)。しか
し、これらの薬剤は各種病原菌やウイルスに非特異的に
幅広く効果が期待されたが、実際はその免疫賦活力や病
気の予防・治療効果が著しく弱かったため投与コストの
割に実益が見られず、やはり養殖業の実用性には乏しい
ものである。
【0007】一方、陸棲動物たる豚等の畜産動物や犬・
ネコ等のペット動物の飼育に当たっても、病気が多発す
る背景には、狭い環境で過密に飼育されることによる免
疫機能の低下が挙げられる。さらに、ウイルス病につい
ては、豚コレラ、イバラキ病、アカバネ病、マレック病
等の感染症や細菌病については、大腸菌症、サルモネラ
症、パスツレラ症等による被害が大きいが、そのための
ワクチンや治療薬は開発・市販されてはいるが、それを
使用するための労力、経済的負担がきわめて大きくなっ
ている。このような現状に鑑みて、豚等の陸棲動物が本
来的に備えている免疫機能を活性化することが感染症予
防において最も必要とされている。これまでに、家畜用
動物における免疫機能の活性化と感染症の予防を目的と
して、ペプチドグリカン、ビタミンE、ビタミンC、β
−1.3−グルカンなどの免疫賦活物質を利用すること
が既に知られている。しかし、抗菌性物質に依存しない
陸棲動物病対策の確立、免疫機能の活性化の必要性とい
う点では、実際はその免疫賦活力や病気の予防・治療効
果が著しく弱かったため投与コストの割に実益が見られ
ないため、より強力に免疫機能を活性化する感染症予防
薬剤の開発が強く望まれている。
【0008】本発明者は鋭意研究の結果、今日まで全く
知られていなかった、グラム陽性菌に由来する菌体の細
胞破砕物を分画して得られる細胞壁成分のうち、ペプチ
ドグリカンとタイコ酸の二つの物質を組み合わせること
により、水棲動物・陸棲動物における免疫機能に対し相
乗作用が著しく効果的な混合物を得ることに成功した。
即ち、グラム陽性菌に由来する菌体として、好ましくは
ラクトコッカス属、ストレプトコッカス属、ノカルジア
属又はミコバクテリウム属に由来する細菌のうち、少な
くとも1種類の細菌の細胞壁成分から得られるペプチド
グリカンとタイコ酸の二つの物質の混合物が、効果的な
免疫相乗作用を示すこと、更に、魚類・甲殻類等の水棲
動物並びに豚等の陸棲動物に対して該混合物を投与した
場合に、該混合物を構成する物質を各々単独投与するこ
とでは認められなかった免疫相乗作用が誘導され、非特
異的生体防御能並びに抗体産生にまで関与する特異的生
体防御能が共に活性化され、感染症を著しく効果的に予
防することを新たに知得した。
【0009】本発明は、上記二つの物質の混合物を、相
乗効果を示す有効成分として含有する水棲動物用及び陸
棲動物用の薬剤、並びに該薬剤を含有する飼料を提供す
るものであり、従来におけるペプチドグリカン単独投与
等の場合とは効力の点で全く異なる。しかも、従来のも
のに比べ、遙かに超える免疫機能の活性化をもたらし、
魚類・陸棲動物の白血球及び甲殻類の血球に作用し、貪
食活性、補体活性、リゾチーム活性、抗ウイルス物質の
産生、フェノールオキシダーゼ活性などの非特異的生体
防御能を増強するとともに、抗体産生にまで関与して特
異的生体防御機能も活性化することができるので、抗菌
性物質に依存することなく養殖場・畜産場における全て
の感染症を予防・治療し、かつ魚体等の著しい生育向上
をもたらすと同時に、少ない投与回数で作業の効率化・
低コストを実現することを目的とするものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記課題を達成するた
め、請求項1記載の本発明に係る水棲動物・陸棲動物用
薬剤は、グラム陽性細菌に由来する細菌のうち、少なく
とも1種類の細菌の細胞壁成分から得られるペプチドグ
リカンとタイコ酸の二つの物質を、相乗効果を示す有効
成分として含有することにより、免疫賦活及び/又は感
染症の予防・治療効果を発現することを特徴とする。
【0011】請求項2記載の本発明に係る水棲動物・陸
棲動物用薬剤は、請求項1記載の水棲動物・陸棲動物用
薬剤であって、該細菌がラクトコッカス属、ストレプト
コッカス属、ノカルジア属又はミコバクテリウム属に由
来する細菌であることを特徴とする。
【0012】請求項3記載の本発明に係る水棲動物・陸
棲動物用薬剤は、請求項1又は2記載の水棲動物・陸棲
動物用薬剤であって、該細菌の種類がラクトコッカス・
ガルビエ(Lactococcus garviae)であることを特徴と
する。
【0013】請求項4記載の本発明に係る水棲動物・陸
棲動物用飼料は、請求項1乃至3記載の水棲動物・陸棲
動物用薬剤を、魚類・甲殻類飼育用の飼料に添加したこ
とを特徴とする。
【0014】請求項5記載の本発明に係る水棲動物・陸
棲動物用飼料は、請求項1乃至3記載の水棲動物・陸棲
動物用薬剤を、家畜・ペット飼育用の飼料に添加したこ
とを特徴とする。
【0015】請求項6記載の本発明に係る水棲動物・陸
棲動物用薬剤は、請求項1乃至3記載の水棲動物・陸棲
動物用薬剤を、ワクチンのアジュバントとして用いるこ
とを特徴とする水棲動物・陸棲動物用薬剤。
【0016】
【発明の実施の形態】本発明において使用することがで
きる細胞成分の混合物質は、グラム陽性細菌に由来する
細菌の細胞壁成分を構成する物質のうち、ペプチドグリ
カン、タイコ酸を含むものである。また、該グラム陽性
細菌としては、好ましくはラクトコッカス属、ストレプ
トコッカス属、ノカルジア属又はミコバクテリウム属の
うちのいずれか1種類以上の細菌を使用するものであ
る。更に好ましくはラクトコッカス・ガルビエを使用す
るものである。
【0017】該細胞壁成分として使用するペプチドグリ
カン、タイコ酸は、上述の菌体を公知の方法で培養し、
培養後の菌体を公知の方法、例えば、機械的破砕処理、
酵素による破砕処理又はそれらの併用処理(特開平6−
181656号公報記載)を行なったのち、これを分画
処理することにより得られる。例えば、ラクトコッカス
・ガルビエをブレインハートインヒュージョンブイヨン
培地で30゜C、16〜24時間振盪培養した後、卵白
リゾチーム0.01%〜0.05%を加え、30゜Cで
12〜48時間酵素による細胞破砕処理を行なうことに
より不溶性残留物としてのペプチドグリカン(以下略し
て「PG」ともいう。)とグリセロールタイコ酸(以下
略して「GT」ともいう。)を遊離状態の破砕物として
得る。GTの一部はPGと結合しているので、そのまま
一部結合状態の破砕物として用いてもよいが、ほぼ全部
を遊離状態とするには上記不溶性残留物を蒸留水に懸濁
した後、トリクロル酢酸で抽出するなどの処理により、
PGとGTの精製破砕物を得ることができる。
【0018】而して、分画処理した該細胞壁成分のうち
から、免疫機能の活性化および感染症の予防のために必
要なペプチドグリカンとグリセロールタイコ酸の精製物
を得るものである。魚類・甲殻類等の水棲動物に用いる
場合、このペプチドグリカンを5〜95%重量とし、ま
たグリセロールタイコ酸を5〜95%重量の割合で混合
したものを魚類・甲殻類の体重1kg当たりの1日量と
して0.01〜100mgを飼料等に混合して投与する
ことが望ましく、0.05〜50.0mgを飼料等に混
合して投与することがより望ましい。
【0019】更に、養豚等の陸棲動物に用いる場合は、
該ペプチドグリカンとグリセロールタイコ酸の精製物の
場合、ペプチドグリカンを5〜95%重量とし、またグ
リセロールタイコ酸を5〜95%重量の割合で混合した
ものを、豚等の陸棲動物の体重1kg当たりの1日量と
して0.01〜100mgを飼料等に混合して投与する
ことが望ましく、0.05〜50.0mgを飼料等に混
合して投与することがより望ましい。
【0020】本発明の対象となる水棲動物のうち魚類に
は、ブリ、カンパチ、スズキ、トラフグ、ヒラメ、ウナ
ギ、アユ、ニジマス、コイ、金魚等、全ての海水魚類及
び淡水魚類を含む。甲殻類には、クルマエビ、コウライ
エビ、ウシエビ、ヨシエビ、ガザミ、モズクガニ等、全
てのエビ類、カニ類を含む。いずれの水棲動物の場合
も、養殖用又は観賞用等の飼育目的を問わない。
【0021】また、本発明の対象となる陸棲動物には、
豚、牛、山羊、羊、鶏、野鳥、犬、ネコ、猿、ハムスタ
ー、その他全ての人工飼育される陸棲動物を含み、畜産
用又は観賞用等の飼育目的を問わない。
【0022】感染症とは、魚類・甲殻類におけるイリド
ウイルス病、神経壊死症、ラブドウイルス病、伝染性造
血器壊死症、クルマエビ類の急性ウイルス血症、類結節
症、連鎖球菌症、ビブリオ病、エドワジェラ症、シュー
ドモナス病、滑走細菌症、冷水病、水カビ病、白点病
等、全てのウイルス、細菌、真菌及び寄生虫感染症をい
う。また、陸棲動物類における感染症とは、豚コレラ、
イバラキ病、アカバネ病、マレック病、大腸菌症、サル
モネラ症、パスツレラ症等をいう。
【0023】本発明に係る飼料としては、特にその種類
が限定されるものではなく、粉末飼料、固形飼料、ドラ
イペレット飼料、モイストペレット飼料(以下「MP飼
料」という)、エクストルーダ調製飼料(以下「EP飼
料」という)、生餌など、魚類・甲殻類等の水棲動物及
び人工飼育の陸棲動物に使用される飼料であればどのよ
うな飼料にも適用することができる。
【0024】
【実施例】〈ラクトコッカス・ガルビエ由来のPG及び
GTの調製〉ラクトコッカス・ガルビエをブレインハー
トインヒュージョンブイヨン培地で30゜C、24時間
振盪培養して生菌数濃度約10/mlとしたものに、
卵白リゾチーム0.05%重量部を加え、30゜Cで約
48時間酵素による細胞破砕処理をすることによって不
溶性残留物としてのペプチドグリカンとグリセロールタ
イコ酸等を含む物質を得た。なお、注射法で使用する場
合は、上記物質から細胞破砕物以外の不純物を除去する
ため、上記公知の方法により精製分離して細胞破砕物質
を抽出して用いることができる。
【0025】上記の方法で調製されたラクトコッカス・
ガルビエの細胞壁成分より、相乗効果を示す有効成分と
して、遊離状態及び/又は一部結合状態のPGとGTと
の混合物質を含有した、各種水棲動物並びに陸棲動物に
おける免疫賦活及び感染症の予防・治療効果を発現する
薬剤を得た。
【0026】而して、下記実施例1は水棲動物用として
用いる場合の実施例を示すもので、菌数10/g濃度
に調製したラクトコッカス・ガルビエの細胞破砕物を分
画処理した後のペプチドグリカンとグリセロールタイコ
酸とを、混合比80:20に調製した薬剤(以下「実施
形態品1」という。)を用いて、魚体重1kg当たり1
日量10gを規定量として飼料に配合して経口投与し
た。また、下記実施例2は、ワクチン注射法により該薬
剤をアジュバント(以下「実施形態品2」という。)と
して使用する場合の実施例を示すもので、菌数濃度10
〜10/ml相当から得られる細胞破砕物質として
のPGとGTを含むアジュバント液を、魚体重1kg当
たり1回につき0.1ml〜5mlの割合で抗原と混合
して接種することを標準とした。
【0027】更に、下記実施例3は陸棲動物用として用
いる場合の実施例を示すもので、菌数10/g濃度に
調製したラクトコッカス・ガルビエの細胞破砕物を分画
処理した後のペプチドグリカンとグリセロールタイコ酸
とを、混合比80:20に調製した薬剤(以下「実施形
態品3」という。)を用いて、豚の体重1kg当たり1
日量1gを規定量として飼料に配合して経口投与した。
【0028】実施例1 実施形態品1と、対照品たるビフィズス菌由来のペプチ
ドグリカン単体物(以下「単独PG」という)とを経口
投与用により性能比較を行った。なお、単独PGの濃度
・投与量はともに、ビフィズス菌の菌数10/g相当
から得られるPGを含むものにつき1日量として魚体重
1kg当たり10gを規定量とした。
【0029】この実施例における配合比を表1に示す。
【表1】
【0030】実施例1では二種類の試験方法に分けて魚
の飼育試験を行った。試験方法1では、薬剤を対象魚に
投与後、人為的に病原菌を対象魚に接種して感染実験を
行い、特異抗体産生及び非特異的生体防御能の性能比較
を行なった。また試験方法2では、上記試験方法1と同
様の方法で薬剤を対象魚に投与後、人為的な病原菌の接
種をせずに、3ヶ月に渡りごく一般的な養殖現場で行わ
れている飼育方法に従って飼育を行い、対象魚の成長度
及び非特異的生体防御能の性能比較を行なった。
【0031】〈試験方法1〉 試験魚:平均体重200gのハマチ(当歳魚)を各試験
区に100尾ずつ分養した。 試験期間:7月1日〜8月20日の50日間。 試験区:第1区は、実施形態品1を上記表1の配合で経
口投与した実施品区。第2区は、単独PGを上記表1の
配合で経口投与した対照区。第3区は、何らの免疫賦活
剤・感染症予防薬を添加しないMP飼料を上記表1の配
合で投与した対照試験区。 投与法:上記第1区〜第2区では、試験開始より5日間
は上記薬剤の添加飼料を投餌し、6日以降はすべて第3
区と同じMP飼料のみを投餌して50日間観察した。 人為的攻撃:試験開始日から数えて20日目に、第1区
〜第3区の全区の試験魚に対し、次の方法により病原菌
接種による人為的攻撃を実施した。ラクトコッカス・ガ
ルビエ生菌の菌数10/ml注射液を1尾当たり0.
1mlづつ腹腔内注射を行なって、人為的に連鎖球菌症
に感染させる状況を作り出した。その後30日間に渡っ
て試験魚の斃死数と斃死原因を調べた。そして最後に生
き残った試験魚は、すべて血液を採取して抗体の有無に
関し、公知の試験方法である間接赤血球凝集反応による
確認を実施した。
【0032】その結果を表2に示した。即ち、本発明に
係るペプチドグリカンとグリセロールタイコ酸とを混合
した第1区においては各有効成分の相乗効果が生じた結
果、第2区の単独PGのみ、第3区の無投与区の各対照
区に比べ、非特異的生体防御能において、非常に優れた
性能を有していることが証明された。
【0033】
【表2】
【0034】なお、魚種を代えて、カンパチ、シマアジ
について、上記と同条件で投与テストを実施したが、い
ずれの魚種でも表2とほぼ同様の結果が得られた。更
に、ラクトコッカス・ガルビエ菌に代えて、ノカルジア
属、ストレプトコッカス属、ミコバクテリウム属のそれ
ぞれに属する細菌由来のペプチドグリカン及びタイコ酸
を混合含有せしめたものを使用して、上記と同条件で経
口投与テストを実施したが、いずれの病原菌の場合も、
非特異的生体防御能において、単独PG又は薬剤無投与
の対照区に比べて格段の優れた結果を得ており、顕著な
差が認められた。
【0035】〈試験方法2〉 試験魚:平均体重200gのハマチ(当歳魚)を各試験
区1,000尾ずつ分養した。 試験期間:7月1日〜10月1日の93日間。 試験区:第1区は、実施形態品1を上記表1の配合で経
口投与した実施品区。第2区は、単独PGを上記表1の
配合で経口投与した対照区。第3区は、何らの免疫賦活
剤・感染症予防薬を添加しないMP飼料を上記表1の配
合で投与した対照区。 投与法:上記第1区〜第2区では、試験開始より5日間
は上記薬剤の添加飼料を投餌し、6日以降はすべて第3
区と同じMP飼料のみを投餌して、93日間観察した。 飼育法:人為的には連鎖球菌症その他の感染状況を作り
出さず、通常の飼育を行ない、魚病が発生した場合に当
該感染魚から菌分離して薬剤感受性を調べ、その都度適
切な投薬治療を行なった。 その結果は表3に示す通りであった。即ち、本発明に係
るペプチドグリカンとグリセロールタイコ酸との混合物
による第1区においては各有効成分の相乗効果が生じた
結果、第2区の単独PGのみ、第3区のMP飼料のみを
投与した各対照区に比べ、魚の成長および非特異的生体
防御能のいずれの点においても、非常に優れた性能を有
していることが証明された。
【0036】
【表3】
【0037】なお、魚種を代えて、カンパチ、シマアジ
について、上記と同条件で経口投与テストを実施した
が、いずれの魚種でも表3とほぼ同様の結果が得られ
た。更に、ラクトコッカス・ガルビエ菌に代えて、ノカ
ルジア属、ストレプトコッカス属、ミコバクテリウム属
のそれぞれに属する細菌由来のペプチドグリカン及びタ
イコ酸を混合含有したものを使用して、上記と同条件で
経口投与テストを実施したが、単独PG又は薬剤無投与
の対照区に比べ、魚の成長および非特異的生体防御能の
いずれの点においても、格段の優れた結果を得ており、
顕著な差が認められた。
【0038】実施例2 次に、ワクチン注射法によりアジュバントとして使用し
た場合における特異抗体産生に関し、実施形態品2と、
対照品たるラクトコッカス・ガルビエ由来の不活化死菌
体の単体物「ILG」との性能比較試験を行なった。
【0039】〈注射液の調製〉本試験で使用する実施例
の注射液は、前記実施形態品2の範囲において次の方法
により調製した。ラクトコッカス・ガルビエの精製死菌
体液の濃度を死菌数10/mlとし、また同菌の細胞
破砕物からペプチドグリカン及びグリセロールタイコ酸
を分離精製してほぼ遊離状態としたものを取り出し、約
菌数10/mlに相当するペプチドグリカン及びグリ
セロールタイコ酸を含有するアジュバント液を調製し
た。次いで、死菌体液とアジュバント液の割合を約1:
1に混合した注射用ワクチン液を調製した。
【0040】また、本試験で使用する不活化死菌体の単
体物「ILG」は、前記のラクトコッカス・ガルビエの
死菌体液のみを使用し、精製死菌体液の濃度を死菌数1
/mlとなるように調製し注射用ワクチン液とし
た。
【0041】〈試験方法〉 試験魚:平均体重100gのハマチ稚魚を各試験区に1
0,000尾ずつ。 試験期間:6月15日〜翌年10月14日までの16ヶ
月間。 飼育方法:8m×8m×8mの金網いけすを使用し、1
基当たり2,500尾づつ、各区4基構成で飼育した。
飼料は全区においてEP飼料のみを使用した。試験開始
日の6月15日に第1区及び第2区の全試験魚に対して
試験魚1尾当たり0.5mlの上記ワクチン液を腹腔
内接種した後は通常の養殖方法による飼育を行った。魚
病が発生した場合は発病魚から菌分離を行って薬剤感受
性を調べた上、適切な治療薬を投与して治療した。斃死
魚は全て回収してその斃死原因を調べた。原因不明死は
その他の原因に含めた。飼育開始後、6ヶ月目、12ヶ
月目、16ヶ月目に各100尾づつの生存魚を対象に血
液を採取し、特異抗体の有無を調べた。生存魚は飼育期
間終了時に魚体重を測定した。 試験区:第1区は、試験用ワクチン液を注射した試験
区。第2区は、ILGワクチン液を注射した対照区。第
3区は、ワクチン接種を行なわない対照区。
【0042】試験の結果は表4に示す通りであった。本
発明に係るペプチドグリカンとグリセロールタイコ酸と
の混合薬剤を用いた第1区においては、各有効成分の相
乗効果が生じた結果、ラクトコッカス・ガルビエの不活
化死菌体のみを接種した第2区に比べ、特異抗体産生力
および非特異的生体防御能のいずれの点においても、非
常に優れた性能を有していることが証明された。これを
比較項目別に見ると、第1区では、6ヶ月目、12ヶ月
目、16ヶ月目の全てのチェック時点で、試験魚の98
%以上において特異抗体が産生され且つ維持されてお
り、ラクトコッカス・ガルビエによる連鎖球菌症の斃死
は皆無であった。また、類結節症等の他の魚病の発生も
極めて少なく、最終的な歩留まりは92%と抜群の生存
率であり、かつ、試験終了時における平均魚体重も他区
に比べて抜群の成長度であった。
【0043】第2区では、産生された特異抗体が6ヶ月
目、12ヶ月目までは90%以上の試験魚において保持
されていたが、12ヶ月目以降には急速に該抗体を消失
した試験魚が増加し連鎖球菌症の感染魚が急増した。そ
のため、試験期間終了直前の9月にはEM(連鎖球菌症
用治療薬)の投与を必要とした。また、類結節症その他
の魚病の感染に対しては目立った効果が見られず、最終
的な歩留まりは80%にも満たない程度の生存率であ
り、かつ、試験終了時における平均魚体重も第1区に比
べてかなり低いものであった。
【0044】第3区では、全ての病気について発症率が
高く、治療薬の投与が最も多かったにもかかわらず、最
終的な歩留まりは59%にすぎない生存率であり、か
つ、試験終了時における平均魚体重も試験区中最も低い
ものであった。
【0045】
【表4】
【0046】なお、魚種を代えて、カンパチ、シマアジ
について、上記と同条件でワクチン接種テストを実施し
たが、いずれの魚種でも表4とほぼ同様の結果が得られ
た。更に、ラクトコッカス・ガルビエ菌に代えて、ノカ
ルジア属、ストレプトコッカス属、ミコバクテリウム属
のそれぞれに属する細菌由来のペプチドグリカン及びタ
イコ酸を混合含有せしめたものを使用して、上記と同条
件でワクチン接種テストを実施したが、いずれの病原菌
の場合も、特異抗体産生能力又は非特異的生体防御能の
いずれの点においても、ラクトコッカス・ガルビエの死
菌体を単独で使用する対照区並びに薬剤を無投与の対照
区に比べて格段の優れた結果を得ており、顕著な差が認
められた。更に、抗原として使用したラクトコッカス・
ガルビエに代え、Pasteurella pisci
cida、Vibrio anguillarum、E
dwardsiella tarda、Nocardi
a seriolae、Mycobacterium s
pのホルマリン不活化死菌体をそれぞれ抗原として使用
し、該死菌体の単独使用と、該死菌体に実施形態品2で
あるアジュバント液を混合した本発明品をハマチに接種
して、上記と同条件による比較テストを実施した。その
結果、いずれの抗原の場合も特異抗体産生能力又は非特
異的生体防御能のいずれの点においても、該死菌体単独
接種区と比べて本発明品は格段の優れた結果を得てお
り、顕著な差が認められた。
【0047】実施例3 次に、養豚場の豚飼育において本発明品を適用した際の
実施例を示す。実施形態品3と、対照品たるビフィズス
菌由来のペプチドグリカン単体物(以下「単独PG」と
いう)とを経口投与用により性能比較を行った。なお、
単独PGの投与における濃度・投与量はともに、菌数1
/gの濃度のものにつき1日量として豚の体重1k
g当たり1gを規定量とした。この実施例における配合
比を表5に示す。
【0048】
【表5】
【0049】実施例3における試験方法では、薬剤を対
象豚に投与後、30日間に渡りごく一般的な養豚現場で
行われている飼育方法に従って飼育を行い、対象豚の貪
食活性の性能比較を行なった。
【0050】〈試験方法3〉 試験魚:平均体重10kgの子豚を各試験区に10頭ず
つ分養した。 試験期間:30日間。 試験区:第1区は、実施形態品3を上記表5の配合で投
与した実施品区。第2区は、単独PGを上記表5の配合
で投与した対照区。第3区は、何らの免疫賦活剤・感染
症予防薬を添加しない豚用飼料を上記表5の配合で投与
した対照試験区。 投与法:上記第1区及び第2区では、試験開始より10
日間は上記薬剤を添加した飼料を投餌した。試験開始よ
り30日後に各試験区の豚より血液を採取し、白血球を
分離してそれに含まれるマクロファージの貪食活性を調
べた。
【0051】その結果は表6に示す通りであり、ペプチ
ドグリカンとグリセロールタイコ酸とを混合含有する第
1区の本発明の実施品では有効成分の相乗効果が生じて
おり、第2区の単独PG、第3区薬剤無投与の各対照区
に比べ、非特異的生体防御能において非常に優れた性能
を有していることが確認された。
【0052】
【表6】
【0053】なお、動物の種類を代えて、鶏、犬につい
て、上記と同条件で経口投与テストを実施したが、いず
れの動物でも表6とほぼ同様の結果が得られた。更に、
ラクトコッカス・ガルビエ菌に代えて、ノカルジア属、
ミコバクテリウム属のそれぞれに属する細菌由来のペプ
チドグリカン及びタイコ酸を混合含有せしめたものを使
用して、上記と同条件で経口投与テストを実施したが、
いずれの病原菌の場合も、該細菌に対する非特異的生体
防御能のにおいて、単独PGを使用する対照区並びに薬
剤無投与の対照区に比べて格段の優れた結果を得てお
り、顕著な差が認められた。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) A61K 39/39 A61K 47/42 4C085 47/42 A61P 31/04 171 4C087 A61P 31/04 171 43/00 171 43/00 171 C12N 1/20 E C12N 1/20 (C12N 1/20 //(C12N 1/20 C12R 1:01) C12R 1:01) (C12N 1/20 (C12N 1/20 C12R 1:46) C12R 1:46) (C12N 1/20 (C12N 1/20 C12R 1:365) C12R 1:365) (C12N 1/20 (C12N 1/20 C12R 1:32) C12R 1:32) A61K 37/02 (72)発明者 和合 治久 埼玉県狭山市大字下奥富883番地 株式会 社ゴトー養殖研究所内 Fターム(参考) 2B005 GA01 GA02 GA03 GA04 GA06 MB02 MB07 2B150 AA01 AA02 AA03 AA05 AA06 AA07 AA08 AA10 AA20 AB10 AC01 AC07 DA54 DC13 DC23 DD11 DD20 DD22 DD26 4B065 AA01X AA36X AA38X AA49X CA10 CA24 CA43 4C076 AA30 BB01 CC06 EE41 FF67 4C084 AA01 AA02 BA03 CA04 MA02 MA05 NA14 ZC612 ZC752 4C085 AA38 FF19 4C087 AA01 AA02 BC16 BC29 BC61 MA02 NA14 ZC61 ZC75

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】グラム陽性細菌に由来する細菌のうち、少
    なくとも1種類の細菌の細胞壁成分から得られるペプチ
    ドグリカンとタイコ酸の二つの物質を、相乗効果を示す
    有効成分として含有することにより、免疫賦活及び/又
    は感染症の予防・治療効果を発現することを特徴とする
    水棲動物・陸棲動物用薬剤。
  2. 【請求項2】請求項1記載の水棲動物・陸棲動物用薬剤
    であって、該細菌がラクトコッカス属、ストレプトコッ
    カス属、ノカルジア属又はミコバクテリウム属に由来す
    る細菌であることを特徴とする水棲動物・陸棲動物用薬
    剤。
  3. 【請求項3】請求項1又は2記載の水棲動物・陸棲動物
    用薬剤であって、該細菌の種類がラクトコッカス・ガル
    ビエ(Lactococcus garviae)であることを特徴とする
    水棲動物・陸棲動物用薬剤。
  4. 【請求項4】請求項1乃至3記載の水棲動物・陸棲動物
    用薬剤を、魚類・甲殻類飼育用の飼料に添加したことを
    特徴とする水棲動物・陸棲動物用飼料。
  5. 【請求項5】請求項1乃至3記載の水棲動物・陸棲動物
    用薬剤を、家畜・ペット飼育用の飼料に添加したことを
    特徴とする水棲動物・陸棲動物用飼料。
  6. 【請求項6】請求項1乃至3記載の水棲動物・陸棲動物
    用薬剤を、ワクチンのアジュバントとして用いることを
    特徴とする水棲動物・陸棲動物用薬剤。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2006068077A1 (ja) * 2004-12-20 2006-06-29 Scientific Feed Laboratory Co., Ltd. 新型レンサ球菌症用魚病ワクチン
JP2011502972A (ja) * 2007-11-02 2011-01-27 インターベツト・インターナシヨナル・ベー・ベー 魚類ワクチン
JP2011518559A (ja) * 2008-04-24 2011-06-30 エウォス、イノベーション、アクティーゼルスカブ 機能性飼料組成物

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JP2011502972A (ja) * 2007-11-02 2011-01-27 インターベツト・インターナシヨナル・ベー・ベー 魚類ワクチン
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