JP2001340773A - 揺動選別型籾摺選別機の籾摺ロール間隙制御装置 - Google Patents

揺動選別型籾摺選別機の籾摺ロール間隙制御装置

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JP2001340773A
JP2001340773A JP2000162724A JP2000162724A JP2001340773A JP 2001340773 A JP2001340773 A JP 2001340773A JP 2000162724 A JP2000162724 A JP 2000162724A JP 2000162724 A JP2000162724 A JP 2000162724A JP 2001340773 A JP2001340773 A JP 2001340773A
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hulling
roll gap
paddy
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Toshiyuki Matsumoto
松本  俊行
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Iseki Agricultural Machinery Mfg Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】揺動選別型籾摺機において、揺動選別板から籾
摺ロールに所定脱ぷ率の穀粒を還元する。 【解決手段】籾センサ48により揺動選別板15の揺下
側15dにおける籾仕切板19の近傍の籾層と混合米層
との境界を検出する。次いで、籾センサ48の検出境界
値と基準境界値とを比較し、検出境界値が基準境界値よ
り高く還元穀粒の脱ぷ率が低い場合には、籾摺ロール
7,7のロール間隙を閉調節し、また、検出境界値が基
準境界値より低く還元穀粒の脱ぷ率が高い場合には、籾
摺ロール7,7のロール間隙を開調節し、籾センサ48
の検出境界値を基準境界値に復帰させるように籾摺ロー
ル7,7のロール間隙を関連的に制御する。穀粒水分の
違いや品種の違いにより籾摺ロール7,7での脱ぷ率が
変化しても、揺動選別板15から所定脱ぷ率の穀粒を籾
摺ロール7,7に還元することができて、玄米の二度摺
りによる損傷を防止しながら、能率的に籾摺作業をする
ことができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、揺動選別型籾摺
選別機の籾摺ロール間隙制御装置の改良に関する。
【0002】
【従来技術】籾摺ロール駆動用モータの検出負荷電流値
と基準負荷電流値とを比較して、籾摺ロールのロール間
隙を開閉制御し、所定の脱ぷ率を維持しながら籾摺をす
るロール間隙制御装置がある。
【0003】
【発明が解決しようとする問題点】従来の負荷電流値基
準により籾摺ロールのロール間隙を制御する技術を、揺
動選別型の籾摺選別機に実施し、一定の基準負荷電流値
によりロール間隙を制御すると、穀粒水分の違いや品種
の違いにより脱ぷ率が変化し、揺動選別板から籾摺ロー
ルに還元される還元穀粒の脱ぷ率が高低に変化する。従
って、還元穀粒の脱ぷ率が高くなると、玄米の二度摺り
による損傷が発生したり、あるいは、脱ぷ率が低下する
と籾摺能率が低下するという不具合が生じていた。
【0004】そこで、この発明はこのような不具合を解
消しようとするものである。
【0005】
【問題を解決するための手段】このような技術的課題を
解決するためのこの発明の技術手段は、籾摺ロール7,
7を有する籾摺部1及び揺動選別板15を有する揺動選
別部3を具備する籾摺選別機において、揺動選別板15
の揺下側15dにおける籾仕切板19の近傍に籾層と混
合米層との境界部を検出する籾センサ48を設け、籾セ
ンサ48の検出境界値を一定に保つように籾摺ロール
7,7のロール間隙を開閉制御することを特徴とする。
【0006】
【作用及び効果】籾センサ48により揺動選別板15の
揺下側15dにおける籾仕切板19の近傍の籾層と混合
米層との境界を検出する。しかして、籾センサ48の検
出境界値と基準境界値とを比較し、検出境界値が基準境
界値より高く還元穀粒の脱ぷ率が低い場合には、籾摺ロ
ール7,7のロール間隙を閉調節し、また、検出境界値
が基準境界値より低く還元穀粒の脱ぷ率が高い場合に
は、籾摺ロール7,7のロール間隙を開調節し、籾セン
サ48の検出境界値を基準境界値に復帰させるように籾
摺ロール7,7のロール間隙を関連的に制御する。
【0007】前記のように、揺動選別板15の揺下側1
5dにおける籾仕切板19の近傍に設けた籾センサ48
により籾層と混合米層との境界値を検出して、籾摺ロー
ル7,7のロール間隙制御をするので、穀粒水分の違い
や品種の違いにより籾摺ロール7,7での脱ぷ率が変化
しても、揺動選別板15から所定脱ぷ率の穀粒を籾摺ロ
ール7,7に還元することができて、玄米の二度摺りに
よる損傷を防止しながら、能率的に籾摺作業をすること
ができる。
【0008】 〔発明の詳細な説明〕
【0009】
【発明の実施の形態】以下、図面に示すこの発明の実施
例の形態について説明する。まず、図1乃至図3に基づ
いて籾摺選別機の全体構成について説明する。籾摺選別
機は、籾摺部1,摺落米を風選する摺落米風選部2,風
選後の混合米を籾・玄米に分離選別する揺動選別部3,
混合米揚穀機4,玄米揚穀機5等により構成しいる。
【0010】籾摺部1は、籾ホッパ6,籾摺ロ−ル7,
7を内装している籾摺室8等で構成し、籾摺落米風選部
2は、摺落米風選箱9,摺落米風選路10,粃受樋1
1,摺落米受樋12,吸引フアン13,排塵筒14等で
構成している。図2は籾摺ロール7,7のロール間隙を
開閉調節する周知の構成を示すもので、ロール間隙調節
モータ46を正転あるいは逆転することにより、ロール
間隙調節手段47を介して籾摺ロ−ル7,7のロール間
隙が開閉調節される。
【0011】なお、籾摺ロール7,7の側面に温度によ
り色の変化する温度感知シール52を貼っておき、籾摺
ロールの適正負荷か異常負荷かを判定するようにしても
よい。籾摺ロールは表面がゴムで構成されているため、
一定の適正な圧力状態では脱ぷ率も安定し、高温にもな
らず耐久性も向上するが、籾摺ロールに圧力を駆け過ぎ
ると、籾摺ロールが高温となり、脱ぷ率及び負荷電流値
も5分程度で圧力を駆ける前の状態に低下する。
【0012】しかして、籾摺ロールのロール間隙制御の
実行中において、一定以上の負荷を駆けてロール間隙制
御をすると、籾摺ロールが異常高温となり、脱ぷ率及び
負荷電流値も次第に低下する。そこで、ロール間隙が過
剰に閉調節されて、籾摺ロールの偏摩耗や、寿命が大幅
に低下するという不具合が発生する。
【0013】前記の温度感知シール52の変色をオペレ
ータが発見したり、あるいは、センサにより検出するこ
とにより、前記不具合を早期に発見し防止することがで
きる。次に、図3に基づき揺動選別部3について説明す
る。
【0014】揺動選別板15,15,…の板面には選別
用の凹凸を形成し、縦方向の一側を高い供給側15a、
他側を低い排出側15bとし、横方向の一側を高い揺上
側15c、他側を低い揺下側15dとして、揺動選別板
15の縦・横2方向ともに傾斜した構成とし、揺動選別
板15を揺動装置により、横方向斜め上下に往復揺動す
る構成である。
【0015】摺落米受樋12に落下選別された混合米
が、混合米揚穀機4,混合米ホッパ24,分配供給樋1
6及び分配ケース17を経て、揺動選別板15の供給側
15aの供給口に供給される構成である。揺動選別板1
5に供給された混合米は、粒形の大小,比重の大小,摩
擦係数の大小等により選別され、比重の重い小形の玄米
は揺上側15cに偏流分布し、玄米に比較して大きく比
重の軽い籾は揺下側15dに偏流分布し、また、その中
間部には分離しない籾・玄米の混合米が偏流分布して選
別される。しかして、このように選別された穀粒は揺動
選別板15の排出側15bに対向して設けている玄米仕
切板18及び籾仕切板19で仕切り取り出される構成で
ある。
【0016】取り出された玄米は玄米取出樋20,玄米
流路21,玄米揚穀機5を経て機外に取り出され、ま
た、混合米は混合米取出樋22,混合米流路23,摺落
米受樋12,混合米揚穀機4,混合米ホッパ24,分配
供給樋16,分配ケース17を経由して、揺動選別板1
5に供給され再選別される。また、籾は籾取出樋25,
籾流路26,籾揚穀機27を経由して籾摺部1に揚穀還
元されて、再度籾摺される構成である。
【0017】なお、揺動選別板15の揺下側15dを図
5に示すように構成してもよい。揺動選別板15におけ
る揺下側15dで且つ排出側15b部位に、下層の玄米
の揺下側15dへの流下を防止する玄米流下防止板51
を設ける。しかして、揺下側15dの籾層の最下層に沈
下している玄米は、玄米流下防止板51に受け止められ
て揺動運動により揺上側15cに揺寄せられ、上層の籾
は玄米流下防止板51を乗り越えて揺下側15dに流下
し、籾・玄米の分離性能を向上させることができる。
【0018】揺動選別板15の排出側に対向配置したね
じ棒で構成している仕切板移動調節手段28により、玄
米仕切板18を横方向に移動調節自在に支持して、仕切
板調節モ−タ29を正逆転すると、玄米仕切板18は横
方向に往復移動する構成であり、最揺上側移動位置及び
最揺下側移動位置には、仕切板原点スイッチ(揺上側)
33,仕切板原点スイッチ(揺下側)34を設けて、そ
の移動を停止する構成である。
【0019】揺動選別板15の排出側15b上方には、
籾・玄米判別センサ30を配置し、ねじ棒で構成しいる
センサ移動手段31により籾・玄米判別センサ30を横
方向に移動調節自在に支持して、センサ調節モ−タ32
を正逆転すると、籾・玄米判別センサ30が横方向に往
復移動する構成である。なお、籾・玄米判別センサ30
の最揺上側位置への移動を検出するセンサ原点スイッチ
(揺上側)35、及び、籾・玄米判別センサ30の最揺
下側位置への移動を検出するセンサ原点スイッチ(揺下
側)36を設けて、その移動を停止する構成としてい
る。
【0020】図4に示すように、CPUを内蔵した制御
部41には、籾・玄米判別センサ30,仕切板原点スイ
ッチ(揺上側)33,仕切板原点スイッチ(揺下側)3
4,センサ原点スイッチ(揺上側)35,センサ原点ス
イッチ(揺下側)36,主モ−タ42の負荷電流値を検
出する負荷電流センサ44,揺動選別板15の籾仕切板
19の近傍にあって籾層と混合米層との境界を検出する
籾センサ48,籾供給調節弁43の開閉度を検出する籾
供給調節弁開度センサ49及び運転スイッチ45を接続
している。
【0021】また、制御部41には、出力インタ−フエ
イス(図示省略),駆動回路を経由して、仕切板調節モ
−タ29,センサ調節モ−タ32,ロール間隙調節モー
タ46,主モ−タ42および表示部50を、夫れ夫れ接
続している。次に、制御部41の制御内容について説明
する。
【0022】(1)制御がスタートすると、運転スイッ
チ45のON・OFF入力の有無を検出し、運転スイッ
チ45がONのときには、籾摺ロール7,7の初期間隙
設定制御を実行する。初期間隙設定制御は、例えば、次
のようにして実行される。まず、ロール間隙を開調節し
て、負荷電流センサ44の検出負荷電流値が変化しなく
なると、籾摺ロール7,7の非接触と判定して開調節を
停止し、次いで、ロール間隙を閉調節し負荷電流センサ
44が負荷電流値の増加を検出すると、籾摺ロール7,
7の微接触と判定して閉調節を停止し、次いで、ロール
間隙を所定時間にわたり開調節して、所定の初期間隙
(例えば、1mm)に調節設定する。
【0023】(2)ロ−ル間隙の初期設定制御が終了す
ると、次いで、負荷電流値基準によるロール間隙の開閉
制御に移行する。本制御に移行すると、所定時間(例え
ば、5分)の作業安定待ち行程に移行し、その間は籾摺
ロール7,7のロール間隙開閉調節を停止し、ロール間
隙を固定状態として籾摺作業をする。
【0024】前記所定時間が終了すると、籾供給調節弁
開度センサ49で籾供給調節弁43の弁開度を検出して
制御部41に送り、籾供給調節弁43の当該弁開度に対
応する基準負荷電流値を算出決定する。次いで、負荷電
流センサ44の検出負荷電流値と基準負荷電流値を比較
して、検出負荷電流値が基準負荷電流値より高い(ある
いは、低い)場合には、ロール間隙調節モータ46を所
定時間開側(あるいは閉側)に調節し、検出負荷電流値
を基準負荷電流値に復帰するように関連的なロール間隙
制御を実行する。また、検出負荷電流値が基準負荷電流
値の範囲内であれば、制御指令を出さず、そのままのロ
ール間隙を維持しながら籾摺作業を継続する。
【0025】(3)次に、玄米仕切板18の仕切位置制
御内容について説明する。本制御が開始すると、籾・玄
米判別センサ30は最揺上側15c位置から所定距離づ
つ揺下側15dに移動し、次いで、所定時間停止して分
布穀粒の電圧値を検出し、検出電圧値と基準籾電圧値と
比較して籾・玄米の別を判定しデータを記憶部に格納す
る。次いで、所定時間内の検出籾粒数と基準籾粒数とを
比較し、検出籾粒数が多い(あるいは少ない)ときに
は、籾・玄米判別センサ30を揺上側15c(あるいは
揺下側15d)へ所定距離移動しつつ、籾・玄米の境界
検出作業を継続し、検出籾粒数が基籾粒数になつた位置
を籾・玄米の分布境界検出位置とする。
【0026】次いで、籾・玄米の境界検出位置に対する
玄米仕切板4の仕切位置を所定の計算式により算出し、
玄米仕切板18を仕切位置へ移動し、玄米仕切板18で
籾の混入しない位置で玄米を仕切り、機外に取り出す。 (4)次に、籾センサ48による籾摺ロール7,7のロ
ール間隙制御について説明する。
【0027】この実施例は、揺動選別板15の籾仕切板
19の近傍に籾層と混合米層との境界を検出する籾セン
サ48を設け、揺動選別板15から籾摺ロール7,7に
還元される還元穀粒の脱ぷ率を常に一定に保つように、
籾摺ロール7,7のロール間隙制御をするものである。
【0028】籾摺ロール7,7駆動用の主モータ42の
負荷電流値により籾摺ロール7,7のロール間隙を制御
する従来装置にあっては、一定の基準値によりロール間
隙の制御をすると、穀粒水分の違いや品種の違いにより
脱ぷ率が変化する。しかして、揺動選別板15から籾摺
ロール7,7への還元穀粒の脱ぷ率が高くなると、玄米
を二度摺りして損傷させたり、あるいは、還元穀粒の脱
ぷ率が低下すると籾摺能率が低下するという不具合があ
った。この実施例はこのような問題点を解決しようとす
るものである。
【0029】次に、制御内容を説明する。籾摺ロール
7,7の前記ロ−ル間隙の初期設定制御が終了すると、
籾センサ48によるロール間隙制御に移行する。本制御
に移行すると、所定時間(例えば、5分)の作業安定待
ち籾摺行程に移行し、その間は籾摺ロール7,7のロー
ル間隙の開閉調節を停止し、ロール間隙を固定状態とし
て籾摺作業をする。
【0030】前記所定時間が終了すると、籾供給調節弁
開度センサ49により籾供給調節弁43の弁開度を検出
し制御部41に入力する。次いで、籾供給調節弁43の
当該弁開度に対応する基準境界値を所定の計算式により
算出する。次いで、籾センサ48の検出境界値と基準境
界値とを比較して、検出境界値が基準境界値より高く脱
ぷ率が低い(あるいは、低く脱ぷ率が高い)場合には、
ロール間隙調節モータ46を所定時間閉側(あるいは開
側)に調節して、ロール間隙を閉調節し、検出境界値を
基準境界値へ復帰するように関連的なロール間隙の制御
を実行する。また、検出境界値が基準境界値の範囲内で
あれば、制御指令を出さず、そのままのロール間隙を維
持しながら籾摺作業を継続する。
【0031】なお、揺動選別板15に対して籾センサ4
8を揺上側15cあるいは揺下側15dに移動調節する
構成として、揺動選別板15の揺下側15dにおける籾
と混合米との境界位置を検出し、籾センサ48の検出境
界位置が揺下側15dになり揺下側15dの脱ぷ率が高
くなると、ロール間隙を開調節し、揺上側15cになり
脱ぷ率が低くなると、ロール間隙を閉調節する構成とし
てもよい。
【0032】前記のように籾摺ロール7,7のロール間
隙制御をするので、穀粒水分の違いや品種の違いにより
籾摺ロール7,7での脱ぷ率が変化しても、揺動選別板
15から所定の脱ぷ率の穀粒を籾摺ロール7,7に還元
することができ、玄米の二度摺りによる損傷を防止しな
がら、能率的に籾摺作業をすることができる。
【0033】(5)次に、籾摺ロール7,7のロール間
隙制御の他の実施例について説明する。籾摺ロール7,
7の前記ロ−ル間隙初期設定制御が終了し、次いで、所
定時間(例えば、5分)の作業安定待ち籾摺行程に移行
し、その後に負荷電流値基準等によりロール間隙の自動
制御に移行するものにおいて、ロール間隙の初期間隙設
定制御における籾摺ロール7,7の接触時からロール間
隙の開調節をして初期間隙設定がされる時間T1を記憶
し、次に、手動によってロール間隙開調節時間(+T2)
あるいは閉調節時間(−T2)を記憶し、合計した(T1±T
2)時間を、作業者の指定ロール間隙開調節時間とし、制
御部41に記憶しておく。
【0034】しかして、次回籾摺作業時からは、籾摺ロ
ール7,7の初期間隙設定におけるロール間隙開調節時
間を前記指定ロール間隙開調節時間により、ロール間隙
の初期間隙設定制御を行なうものである。従来のロール
間隙の初期設定制御は、籾摺ロールの摩耗状態や籾の性
状とは無関係に一定時間によるロール間隙の開調節をし
て初期ロール間隙を設定していた。従って、実際の安定
籾摺作業時のロール間隙と初期間隙設定時のロール間隙
とが大きく違う場合があり、玄米が損傷したり、あるい
は、籾摺ロールの偏摩耗の原因となっていた。しかし、
前記のようにしてロール間隙の初期間隙設定制御をロー
ルの摩耗状態や籾の性状にあった手動による調整を加味
させることにより、次回の作業からは早期に安定した初
期間隙設定がなされ、このような不具合を解消すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】全体の切断側面図
【図2】要部の切断側面図
【図3】要部の斜視図
【図4】ブロック図
【図5】要部の斜視図
【符号の説明】
1…籾摺部、2…摺落米風選部、3…揺動選別部、4…
混合米揚穀機、5…玄米揚穀機、6…籾ホッパ、7…籾
摺ロール、8…籾摺室、9…摺落米風選箱、10…摺落
米風選路、11…粃受樋、12…摺落米受樋、13…吸
引フアン、14…排塵筒、15…揺動選別板、16…分
配供給樋、17…分配ケース、18…玄米仕切板、19
…籾仕切板、20…玄米取出樋、21…玄米流路、22
…混合米取出樋、23…混合米流路、24…混合米ホッ
パ、25…籾取出樋、26…籾流路、27…籾揚穀機、
28…仕切板移動調節手段、29…仕切板調節モ−タ、
30…籾・玄米判別センサ、31…センサ移動手段、3
2…センサ調節モ−タ、33…仕切板原点スイッチ(揺
上側)、34…仕切板原点スイッチ(揺下側)、35…
センサ原点スイッチ(揺上側)、36…センサ原点スイ
ッチ(揺下側)、41…制御部、42…主モ−タ、43
…籾供給調節弁、44…負荷電流センサ、45…運転ス
イッチ、46…ロール間隙調節モータ、47…ロール間
隙調節手段、48…籾センサ、49…籾供給調節弁開度
センサ、50…表示部、51…玄米流下防止板。52…
温度感知シール。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 籾摺ロール7,7を有する籾摺部1及
    び揺動選別板15を有する揺動選別部3を具備する籾摺
    選別機において、揺動選別板15の揺下側15dにおけ
    る籾仕切板19の近傍に籾層と混合米層との境界部を検
    出する籾センサ48を設け、籾センサ48の検出境界値
    を一定に保つように籾摺ロール7,7のロール間隙を開
    閉制御することを特徴とする揺動選別型籾摺選別機の籾
    摺ロール間隙制御装置。
JP2000162724A 2000-05-31 2000-05-31 揺動選別型籾摺選別機の籾摺ロール間隙制御装置 Pending JP2001340773A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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