JP2001340724A - 圧縮空気の冷却方法およびアフタークーラと油水分離装置付エアドライヤー - Google Patents

圧縮空気の冷却方法およびアフタークーラと油水分離装置付エアドライヤー

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JP2001340724A JP2000200148A JP2000200148A JP2001340724A JP 2001340724 A JP2001340724 A JP 2001340724A JP 2000200148 A JP2000200148 A JP 2000200148A JP 2000200148 A JP2000200148 A JP 2000200148A JP 2001340724 A JP2001340724 A JP 2001340724A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 機器によりドレンの発生量に大きな違いがあ
ったが、各機器を一律に油水分離装置に接続していた。
また、ドライヤーでのドレンの発生が特に多かった
が、その特異性を生かしたドレン処理をおこなっていな
かった。 更に、ドライヤーより発生したドレンをアフ
タークーラの冷却水に使用する技術は、冷却されたドレ
ンを供給することで冷却効率としては良かったが、汚れ
たドレンは、通過する機器を汚し、目詰まりをおこさ
せ、腐食させるという課題も抱えていた。加えて、各機
器を個々に分離しての設置は、設置場所として広い面積
を必要とした。 【解決手段】 水冷式のアフタークーラ10A、10B
と冷凍式のドライヤー30A、30Bと油水分離装置5
0A、50Bを一体に構成し、ドライヤー30A、30
Bで発生したドレンを油水分離装置50A、50Bに送
り、油水分離装置50A、50Bで処理した清水を冷却
水としてアフタークーラ10A、10Bに送る構成とし
た。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、圧縮空気の冷却方
法およびアフタークーラと油水分離装置付エアドラーイ
ヤーに関する技術であって、更に詳細に述べると、アフ
タークーラとドライヤーと油水分離装置を一体にするこ
とで、ドライヤーで発生したドレンは必ず油水分離の処
理を行い、処理した清水はアフタークーラに送って冷却
水とする、圧縮空気の冷却方法およびアフタークーラと
油水分離装置付エアドライヤーの技術に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来の、圧縮空気の冷却方法およびアフ
タークーラとドライヤーと油水分離装置の位置関係とし
ては、各々の機器を個々に分離して設置しているのが一
般的であった。 この場合、エアコンプレッサで作り出
された圧縮空気が、アフタークーラやドライヤーを通過
する際に発生したドレンは、エアタンクやエアフィルタ
ー等の他の機器から発生したドレンと共に、全て油水分
離装置に送り込まれ、処理された清水をそのまま河川等
に排出していた。
【0003】この場合、エアドライヤーより発生したド
レンをそのままアフタークーラの冷却水に使用するとい
う技術は存在していたが、油水分離装置で処理した後の
清水をアフタークーラの冷却水に使用するという技術は
無かった。 また、アフタークーラとドライヤーと油水
分離装置を一体にして配置しようとする技術もなかった
し、ドライヤーより発生するドレン処理の重要性を認識
していた訳でもなかった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来の、圧縮空気の冷却方法およびアフタークーラ
とドライヤーと油水分離装置の関係としては、以下に示
すような課題があった。
【0005】第一に、エアタンクやアフタークーラやド
ライヤーやエアフィルター等、機器によりドレンの発生
量に大きな違いがあったが、全てのドレンを発生する機
器を一律に油水分離装置に接続していた。 従って、ド
レン発生の少ない機器にも無駄な接続をしている可能性
があった。
【0006】第二に、ドライヤーでのドレンの発生が特
に多かったが、その特異性を生かしたドレン処理をおこ
なっていなかった。
【0007】第三に、ドライヤーより発生したドレンを
アフタークーラの冷却水に使用する技術は、冷却された
ドレンを供給することで冷却効率としては良かったが、
汚れたドレンによって通過する機器を汚したり、目詰ま
りをおこさせたり、腐食させるという課題も抱えてい
た。
【0008】第四に、アフタークーラとエアドライヤー
と油水分離装置等の機器を個々に分離して設置するとい
うことは、設置場所として広い面積を必要とし、場所の
確保を十分配慮する必要があった。本発明はこのような
課題を解決することを目的としている。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、圧縮空気をア
フタークーラ10A、10Bとドライヤー30A、30
Bの順に乾燥させ、その際に前記ドライヤー30A、3
0Bで発生したドレンを油水分離装置50A、50Bに
送って清水とし、前記清水を前記アフタークーラ10
A、10Bに送って圧縮空気を冷却し、その後に排水す
ることを特徴とし、更には、前記ドライヤー30A、3
0Bは冷凍式であり、前記ドライヤー30A、30Bと
前記アフタークーラ10A、10Bと前記油水分離装置
50A、50Bを何等の形で上下に配置することで一体
に構成したことを特徴とすることによって、上記課題を
解決した。
【0010】また、本発明は、水冷式のアフタークーラ
10A、10Bと冷凍式のドライヤー30A、30Bと
油水分離装置50A、50Bを一体に構成し、前記ドラ
イヤー30A、30Bで発生したドレンを前記油水分離
装置50A、50Bに送り、前記油水分離装置50A、
50Bで処理した清水を冷却水として前記アフタークー
ラ10A、10Bに送る構成としたことを特徴とし、更
には、前記ドライヤー30A、30Bで発生した前記ド
レンを前記油水分離装置50A、50Bに送るドレン配
管121A、121B、123A、123B、125
A、125B、127A、127Bに、圧縮空気と前記
ドレンを同時に排出するドレントラップ124A、12
4Bを配設したことを特徴とし、更には、前記ドライヤ
ー30Aからのドレン配管121A、123A、125
A、127Aの前記ドレントラップ124Aの下流にチ
ェック弁126Aを設け、前記アフタークーラ10Aで
発生したドレンを前記油水分離装置50Aに送るドレン
配管111A、113A、115A、117Aを設け、
前記ドレン配管111A、113A、115A、117
Aには圧縮空気と前記ドレンを同時に排出するドレント
ラップ114Aとチェック弁116Aを記載の順に配設
したことを特徴とし、更には、前記油水分離装置50A
で処理した前記清水は、前記アフタークーラ10A内で
蛇管11Aを経由することを特徴とし、更には、前記ア
フタークーラ10Bと前記油水分離装置50Bを前記ド
ライヤー30Bの上に配置したことを特徴とし、更に
は、前記アフタークーラ10B内を通過する圧縮空気
は、ドレンが発生しても下部に自然に落下していくよう
に形成された蛇管11Bを経由することを特徴とするこ
とによって、上記課題を解決した。
【0011】
【発明の実施の形態】本願発明による、圧縮空気の冷却
方法およびアフタークーラと油水分離装置付エアドライ
ヤーの実施の形態を図面と共に詳細に説明する。ここ
で、図1は、本願発明の第一実施形態を示した図であ
り、図2は、本願発明の第二実施形態を示した図であ
る。
【0012】通常、圧縮空気は、具体的に図示してはい
ないが、エアコンプレッサによって作られる。 この場
合、圧縮空気は、エアタンクやアフタークーラ10A、
10Bやドライヤー30A、30Bやエアフィルター等
に貯蔵されたり各種の処理をされながらこれらの機器を
通過した後、必要に応じて各種のアクチュエータに供給
される。
【0013】また、圧縮空気がエアタンクやアフターク
ーラ10A、10Bやドライヤー30A、30Bやエア
フィルター等の各種の機器を通過する際には、油等の各
種の異物を含んだドレンを発生させる。 一般に、発生
したドレンは、油水分離装置50A、50Bによって清
水と油を含む異物に分離し、清水だけを河川等に排出す
ることで、河川等の汚染を防止するように配慮してい
る。
【0014】一方、エアタンクやアフタークーラ10
A、10Bやドライヤー30A、30Bやエアフィルタ
ー等の各種の機器を通過する際に発生するドレンの量
は、各機器の特質によって差があり、特に、ドライヤー
30A、30Bでのドレンの発生が顕著であり、ドレン
全体の90%近くをドライヤー30A、30Bで発生す
るということも珍しいことではない。
【0015】この様な状況の下で、ドライヤー30A、
30Bで発生したドレンを確実に油水分離の処理をする
ということは特に大切なことであり、場合によっては、
ドライヤー30A、30Bで発生したドレンだけでも確
実に油水分離の処理をすると装置全体のドレン処理が成
されたと言い切ることが出来る場合もある。
【0016】加えて、最近では、空圧機器としてのエア
モータやエアシリンダー等のアクチュエータの作動不良
を防止する意味からも、確実に乾燥した圧縮空気が要望
され、その要望に答える意味からも、アフタークーラ1
0A、10Bを配設した装置も多くなってきている。
【0017】そこで、本発明では、以上の状況を考慮し
て、圧縮空気の冷却方法とアフタークーラと油水分離装
置付エアドライヤーを提案している。 以下に、圧縮空
気の冷却方法およびアフタークーラと油水分離装置付エ
アドライヤーの具体的な内容を示す。
【0018】(第一実施形態)図1は、本願発明の第一
実施形態を示した図である。 この場合、1Aはアフタ
ークーラと油水分離装置付エアドライヤーであり、アフ
タークーラ10Aとドライヤー30Aと油水分離装置5
0Aより構成され、アフタークーラ10Aと油水分離装
置50Aの上部にドライヤー30Aが配置しているとい
う構成になっている。
【0019】また、下部に一体となって配置しているア
フタークーラ10Aと油水分離装置50Aの四隅には、
脚50Azが形成されていて、地面に直接接した状態と
なっている。 一方、上部に配設しているドライヤー3
0Aの四隅には、脚30Azが形成されていて、アフタ
ークーラ10Aと油水分離装置50Aに接した状態とな
っている。
【0020】ここで、アフタークーラ10A全体は密閉
された状態になっていて、入口10Aaには、具体的に
図示していないが、コンプレッサから圧縮空気を流す圧
縮空気配管101Aが接続し、出口10Abには、ドラ
イヤー30Aに至る圧縮空気配管102Aが接続してい
る。 また、アフタークーラ10Aの内部には圧縮空気
を冷却するための冷却水を通す蛇管11Aが配設され、
その入口側には後で述べる油水分離装置50Aからの清
水配管131Aが接続し、その出口側には清水を排出す
るための清水配管132Aが接続している。
【0021】尚、アフタークーラ10Aの下部には圧縮
空気が冷却され露化されることで発生したドレンが滞留
している。 そこで、アフタークーラ10Aの下部にド
レン配管111Aを接続し、以下、ドレン配管111A
には、流路を開閉する弁112Aと、ドレン配管113
Aと、ドレンと圧縮空気を同時に排出するドレントラッ
プ114Aと、ドレン配管115Aと、アフタークーラ
10A下部からのドレンの流出だけを通すチェック弁1
16Aと、ドレン配管117Aを接続し、ドレン集合管
141Aを経由してアフタークーラ10Aで発生したド
レンを油水分離装置50Aに送り込むことが出来る様に
構成されている。
【0022】一方、アフタークーラ10Aと油水分離装
置50Aの上部に構成されているドライヤー30Aに
は、圧縮空気を通過させる為にアフタークーラ10Aか
らの圧縮空気配管102Aと各種のアクチュエータに至
る圧縮空気配管103Aを接続している。
【0023】この場合、ドライヤー30Aは冷凍式であ
り、圧縮空気が冷却され露化されることで発生したドレ
ンが滞留している。 そこで、ドライヤー30Aにドレ
ン配管121Aを接続し、以下、ドレン配管121Aに
は、流路を開閉する弁122Aと、ドレン配管123A
と、ドレンと圧縮空気を同時に排出するドレントラップ
124Aと、ドレン配管125Aと、ドライヤー30A
側からのドレンの流出だけを通すチェック弁126A
と、ドレン配管127Aを接続し、ドレン集合管141
Aを経由してドライヤー30Aで発生したドレンを油水
分離装置50Aに送り込むことが出来る様に構成されて
いる。
【0024】最後に、アフタークーラ10Aとドライヤ
ー30Aの両方の機器で発生したドレンをドレン集合管
141Aを経由して送り込まれている油水分離装置50
Aでは、下部から上部に向かって、入口50Aaと空間
部50Abと油吸着材51が収納されている部分と空間
部50Acと出口50Adを形成し、入口50Aaには
ドレン集合管141Aが接続し、出口50Adには清水
配管131Aが接続している。 尚、清水配管131A
は、途中でドライヤー30Aを経由して清水が冷却され
るようになっている。 但し、清水配管131Aについ
ては、必ずしもドライヤー30Aを経由させる必要性は
無い。 この場合、清水配管131Aはアフタークーラ
10Aに接続し、冷却水として使用された後、排出され
るようになっている。
【0025】また、油吸着材51が収納されている部分
に関しては、油吸着材51としては、繊維状の原反から
細断してチップ状にしたものが用いられる。 ここで、
空間部50Ab、50Acと油吸着材51が収納されて
いる部分の境界には、穴のあいたパンチングプレートが
装着されている。
【0026】更に、油吸着材51が収納されている中間
部には、油吸着材51の入口50Aa側が汚れることで
ドレンの通りが悪くなり、そのことによって油吸着材5
1が片側(出口50Ad側)に圧縮されて油吸着の機能
が低下するのを防止し、せめて一部の油吸着材51だけ
でも油吸着の機能が働いているように、中間多孔板52
を配設している。
【0027】本発明による、圧縮空気の冷却方法および
アフタークーラと油水分離装置付エアドライヤーは、前
述したように構成されており、以下に、その動作につい
て説明する。
【0028】先ず、エアコンプレッサで作り出された圧
縮空気は、圧縮空気配管101Aを経由してアフターク
ーラ10Aに送り込まれる。 ここで、アフタークーラ
10Aでは、蛇管11A内部を通る清水によって冷却さ
れる。 この様に圧縮空気が冷却し露化されることで、
アフタークーラ10Aの下部にドレンが発生し、その一
方、乾燥した圧縮空気が圧縮空気配管102Aを経由し
てドライヤー30Aに送り込まれるようになっている。
【0029】次に、ドライヤー30Aに送り込まれた圧
縮空気は、冷凍によって露化することでドレンを発生さ
せ、その一方、一層乾燥した圧縮空気が各種のアクチュ
エータに供給可能となっている。
【0030】尚、ドライヤー30Aで圧縮空気より露化
することで発生したドレンは、ドレン配管121Aと弁
122Aとドレン配管123Aとドレントラップ124
Aとドレン配管125Aとチェック弁126Aとドレン
配管127Aを経由し、アフタークーラ10Aで圧縮空
気より露化することで発生したドレンは、ドレン配管1
11Aと弁112Aとドレン配管113Aとドレントラ
ップ114Aとドレン配管115Aとチェック弁116
Aとドレン配管117Aを経由し、両機器で発生したド
レンはドレン集合管141Aを経由して油水分離装置5
0Aに送り込まれる。
【0031】ここで、油水分離装置50Aに送り込まれ
たドレンは、空間部50Abからパンチングプレートを
経由し、油吸着材51が収納されている部分に到達す
る。この場合、油吸着材51は、ドレンに存在している
油を中心とする異物を吸着するが、油吸着材51が収納
されている部分のほぼ中間の位置に中間多孔板52が配
設されていることで、入口50Aa側の油吸着材51が
ドレンによって目詰まりをおこしても油吸着材51が圧
縮される部分は中間多孔板52迄の半分だけで済み、残
り半分の油吸着材51は、かなり長期の間当初の状態を
保ち、油吸着の機能を果たすことが出来る。
【0032】最後に、油水分離装置50Aで処理された
清水は、出口50Adとアフタークーラ10Aの間を接
続している清水配管131Aによって冷却水としてアフ
タークーラ10Aに送り込まれる。 この場合、清水配
管131Aは、途中でドライヤー30Aを経由して冷却
される場合も考えられる。 一方、アフタークーラ10
A内部では、冷却水としての清水は、蛇管11Aを通過
することで、アフタークーラ10A内の圧縮空気を冷却
することで乾燥させ、最終的には、清水配管132Aよ
り排出される。
【0033】(第二実施形態)図2は、本願発明の第二
実施形態を示した図である。 この場合、1Bはアフタ
ークーラと油水分離装置付エアドライヤーであり、アフ
タークーラ10Bとドライヤー30Bと油水分離装置5
0Bより構成され、ドライヤー30Bの上部にアフター
クーラ10Bと油水分離装置50Bが配置しているとい
う構成になっている。
【0034】ここで、アフタークーラ10Bには、具体
的に図示していないが、コンプレッサからの圧縮空気配
管101Bと、ドライヤー30Bに至る圧縮空気配管1
02Bが接続している。 また、アフタークーラ10B
の内部では、蛇管11Bが圧縮空気配管101Bと圧縮
空気配管102Bに接続し、蛇管11Bの外側に冷却水
を通すことで、コンプレッサからの圧縮空気を冷却し乾
燥させるようになっている。
【0035】この場合、第一実施形態と大きく違う点
は、第一実施形態では、蛇管11Aに冷却水を流してい
たのに対し、第二実施形態では、蛇管11Bに圧縮空気
を流すことである。 即ち、第一実施形態では、アフタ
ークーラ10Aの下部にドレンが溜まるのに対し、第二
実施形態では、ドレンは圧縮空気と一緒に、蛇管11B
から圧縮空気配管102Bを経由してドライヤー30B
に送り込まれるようになっている。
【0036】以上の状況により、蛇管11B内で圧縮空
気より露化することで発生したドレンが、容易にドライ
ヤー30Bに送り込むことが出来るように、蛇管11B
の形状や位置関係としては、蛇管11B内でドレンが発
生しても下部のドライヤー30Bに自然に落下していく
ものであることが望ましい。 即ち、蛇管11Bは、上
部から下部に圧縮空気が流れるように位置している。
【0037】また、アフタークーラ10Aの内部では、
蛇管11Bの内部を通過する圧縮空気が冷却されるよう
に、油水分離装置50Bで処理された清水が清水配管1
31Bによってアフタークーラ10Aの下部から蛇管1
1Bの外側に供給され上部から清水配管132Bによっ
て排出されるように構成されている。
【0038】更に、ドライヤー30Bにおける圧縮空気
の冷却と乾燥、ドライヤー30Bにおけるドレンの発生
と処理、油水分離装置50Bでの油水分離の処理に関し
ては、第一実施形態に同じと考えて良い。
【0039】尚、上部に配設しているアフタークーラ1
0Bと油水分離装置50Bには脚が無いが、有ってもか
まわない。 また、油水分離装置50Bの入口50Ba
と出口50Bdは、油水分離装置50Bの側面に形成さ
れているが、第一実施形態と同じ下部と上部でもかまわ
ない。
【0040】本発明による、圧縮空気の冷却方法および
アフタークーラと油水分離装置付エアドライヤーは、前
述したように構成されており、以下に、その動作につい
て説明する。
【0041】第二実施形態の動作で第一実施形態と大き
く異なる点は、アフタークーラ10Bの部分であり、圧
縮空気は、圧縮空気配管101Bからアフタークーラ1
0B内の蛇管11Bを通り圧縮空気配管102Bを経由
してドライヤー30Bに送り込まれている。 従って、
アフタークーラ10Bで発生したドレンは、圧縮空気と
共にドライヤー30Bに送り込まれるようになってい
る。 また、アフタークーラ10Bでの冷却水は、圧縮
空気の通る蛇管11Bの外周を冷却するようになってい
る。 尚、ドライヤー30Bと油水分離装置50Bに関
しては、位置は第一実施形態と異なるが動作については
概ね同じであるので省略する。
【0042】この様にして、第一実施形態と第二実施形
態の他に、位置関係から見た他の応用例としては、以下
のことが言える。 即ち、アフタークーラ10A、10
Bとドライヤー30A、30Bと油水分離装置50A、
50Bについては、一体であれば、いずれかが単独で下
部に位置している構成も、いずれか二つが下部に位置し
ている構成も、または、全部が同一の平面上にある構成
も考えられる。
【0043】また、アフタークーラ10A、10Bに関
しては、蛇管11A、11Bを使っての冷却の仕方と油
水分離装置50A、50Bの清水の排出の仕方を併せて
の二つの方式は、第一実施形態と第二実施形態のどちら
に使用してもかまわないし、他の応用例にも使用可能で
ある。
【0044】他に、ドライヤー30A、30Bに関して
は、冷凍式のものを示しているが、中空糸による隔膜式
のものや乾燥剤によるものでもかまわないし、これらの
方式は、第一実施形態と第二実施形態のどちらに使用し
てもかまわないし、他の応用例にも使用可能である。
【0045】更に、油水分離装置50A、50Bに関し
ては、油吸着材による方式を示しているが、他の濾過に
よるものや密度差によるものや化学的な手段や電気分解
によるもの等でもかまわないし、これらの方式は、第一
実施形態と第二実施形態のどちらに使用してもかまわな
いし、他の応用例にも使用可能である。
【0046】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
により、下記のような効果をあげることができる。
【0047】第一に、ドレンの発生量が最大のドライヤ
ーに関しては、発生したドレンは自動的に油水分離の処
理をされるように油水分離装置に接続していて、常に清
水だけが排出される環境に優しいエアドライヤーとなっ
た。
【0048】第二に、アフタークーラを常設することに
より、より乾燥度の高い圧縮空気を供給することが可能
となった。第三に、ドライヤーで発生したドレンを、油
水分離の処理をして清水としてからアフタークーラに供
給することにより、冷却効率の高い、汚れや目詰まりや
腐食の心配のない冷却水として使用することが可能とな
った。
【0049】第四に、アフタークーラとドライヤーと油
水分離装置を一体に構成することにより、時には上下に
構成することにより、設置面積が小さくなり、場所の選
択が容易となった。
【図面の簡単な説明】
【図1】本願発明の第一実施形態を示した図
【図2】本願発明の第二実施形態を示した図
【符号の説明】
1A・・・・・・アフタークーラと油水分離装置付エア
ドライヤー 1B・・・・・・アフタークーラと油水分離装置付エア
ドライヤー 10A・・・・・アフタークーラ 10Aa・・・・入口 10Ab・・・・出口 10B・・・・・アフタークーラ 11A・・・・・蛇管 11B・・・・・蛇管 30A・・・・・ドライヤー 30Az・・・・脚 30B・・・・・ドライヤー 30Bz・・・・脚 50A・・・・・油水分離装置 50Aa・・・・入口 50Ab・・・・空間部 50Ac・・・・空間部 50Ad・・・・出口 50Az・・・・脚 50B・・・・・油水分離装置 50Ba・・・・入口 50Bb・・・・空間部 50Bc・・・・空間部 50Bd・・・・出口 51・・・・・・油吸着材 52・・・・・・中間多孔板 101A・・・・圧縮空気配管 101B・・・・圧縮空気配管 102A・・・・圧縮空気配管 102B・・・・圧縮空気配管 103A・・・・圧縮空気配管 103B・・・・圧縮空気配管 111A・・・・ドレン配管 112A・・・・弁 113A・・・・ドレン配管 114A・・・・ドレントラップ 115A・・・・ドレン配管 116A・・・・チェック弁 117A・・・・ドレン配管 121A・・・・ドレン配管 121B・・・・ドレン配管 122A・・・・弁 122B・・・・弁 123A・・・・ドレン配管 123B・・・・ドレン配管 124A・・・・ドレントラップ 124B・・・・ドレントラップ 125A・・・・ドレン配管 125B・・・・ドレン配管 126A・・・・チェック弁 126B・・・・チェック弁 127A・・・・ドレン配管 127B・・・・ドレン配管 131A・・・・清水配管 131B・・・・清水配管 132A・・・・清水配管 132B・・・・清水配管 141A・・・・ドレン集合管

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 圧縮空気をアフタークーラ(10A、1
    0B)とドライヤー(30A、30B)の順に乾燥さ
    せ、その際に前記ドライヤー(30A、30B)で発生
    したドレンを油水分離装置(50A、50B)に送って
    清水とし、前記清水を前記アフタークーラ(10A、1
    0B)に送って圧縮空気を冷却し、その後に排水するこ
    とを特徴とする圧縮空気の冷却方法。
  2. 【請求項2】 前記ドライヤー(30A、30B)は冷
    凍式であり、前記ドライヤー(30A、30B)と前記
    アフタークーラ(10A、10B)と前記油水分離装置
    (50A、50B)を何等の形で上下に配置することで
    一体に構成したことを特徴とする請求項1に記載の圧縮
    空気の冷却方法。
  3. 【請求項3】 水冷式のアフタークーラ(10A、10
    B)と冷凍式のドライヤー(30A、30B)と油水分
    離装置(50A、50B)を一体に構成し、前記ドライ
    ヤー(30A、30B)で発生したドレンを前記油水分
    離装置(50A、50B)に送り、前記油水分離装置
    (50A、50B)で処理した清水を冷却水として前記
    アフタークーラ(10A、10B)に送る構成としたこ
    とを特徴とするアフタークーラと油水分離装置付エアド
    ライヤー。
  4. 【請求項4】 前記ドライヤー(30A、30B)で発
    生した前記ドレンを前記油水分離装置(50A、50
    B)に送るドレン配管(121A、121B、123
    A、123B、125A、125B、127A、127
    B)に、圧縮空気と前記ドレンを同時に排出するドレン
    トラップ(124A、124B)を配設したことを特徴
    とする請求項3に記載のアフタークーラと油水分離装置
    付エアドライヤー。
  5. 【請求項5】 前記ドライヤー(30A)からのドレン
    配管(121A、123A、125A、127A)の前
    記ドレントラップ(124A)の下流にチェック弁(1
    26A)を設け、前記アフタークーラ(10A)で発生
    したドレンを前記油水分離装置(50A)に送るドレン
    配管(111A、113A、115A、117A)を設
    け、前記ドレン配管(111A、113A、115A、
    117A)には圧縮空気と前記ドレンを同時に排出する
    ドレントラップ(114A)とチェック弁(116A)
    を記載の順に配設したことを特徴とする請求項4に記載
    のアフタークーラと油水分離装置付エアドライヤー。
  6. 【請求項6】 前記油水分離装置(50A)で処理した
    前記清水は、前記アフタークーラ(10A)内で蛇管
    (11A)を経由することを特徴とする請求項3ないし
    請求項5いずれか1項に記載のアフタークーラと油水分
    離装置付エアドライヤー。
  7. 【請求項7】 前記アフタークーラ(10B)と前記油
    水分離装置(50B)を前記ドライヤー(30B)の上
    に配置したことを特徴とする請求項3または請求項4に
    記載のアフタークーラと油水分離装置付エアドライヤ
    ー。
  8. 【請求項8】 前記アフタークーラ(10B)内を通過
    する圧縮空気は、ドレンが発生しても下部に自然に落下
    していくように形成された蛇管(11B)を経由するこ
    とを特徴とする請求項7に記載のアフタークーラと油水
    分離装置付エアドライヤー。
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