JP2001340408A - エアーマッサージ機 - Google Patents

エアーマッサージ機

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JP2001340408A
JP2001340408A JP2001095403A JP2001095403A JP2001340408A JP 2001340408 A JP2001340408 A JP 2001340408A JP 2001095403 A JP2001095403 A JP 2001095403A JP 2001095403 A JP2001095403 A JP 2001095403A JP 2001340408 A JP2001340408 A JP 2001340408A
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air
air cell
massage machine
treatment
installation
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JP2001095403A
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English (en)
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Masaharu Iwamatsu
正治 岩松
Nobuhiko Takeshita
暢彦 竹下
Kiyoshi Kinoshita
木下  清
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Original Assignee
LIVING TECHNOLOGY KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】従来のエアーマッサージ機とは異なる指圧的な
マッサージ感を与え、同時にマッサージ効果にも優れる
エアーマッサージ機を提供する。 【解決手段】設置部材上に設置された、エアーの給排気
により膨張収縮するエアーセルを給排気することにより
被施療部をマッサージするようにしたエアーマッサージ
機であって、エアーセルが、膨張時において、施療側部
分と設置側部分とが異なる非対称形状を有し、施療側面
積/設置側面積の比率が1/2以下であり、かつ施療側
面積が400cm2以下である非対称型エアーセルであ
る。上記エアーセル表面には、好ましくは、線状の折り
目を設けて、エアーを排気した際にエアーセルが該折り
目に沿って折り畳まれ、扁平に収縮するようにさせるこ
とができる。また、エアーセルは、好ましくは、その設
置側面に、設置部に適合した形状を有する剛性体を有す
ることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、従来のマッサージ
機とは異なる指圧的マッサージ感を与え、かつ、効果的
なマッサージができる、マット型や椅子型などのエアー
マッサージ機に関する。
【0002】
【従来の技術】所謂エアーマッサージ機は、マット型、
又は椅子型などがあり、機械式マッサージ機と異なり、
より柔らかく、かつマッサージ効果に優れるため近年流
行し始めている。このエアーマッサージ機は、通常、複
数のエアーセルを、マッサージすべき首、肩、腰、脚な
どの人体の被施療部位に当たるように設置し、これらの
エアーセルを所定の順序で膨張、収縮させてマッサージ
するものである。
【0003】これらのエアーセルによるマッサージは、
エアーセルの膨張収縮を通じての圧迫、解放を繰り返
す、所謂ミルキングやローリングのメカニズムにより、
効果的なマッサージができる。特に、マットタイプの場
合には、ときには、ヒーターを合わせて設置することに
より、寝具としても使用され、好評を得ている。
【0004】これらの従来のエアーマッサージ機の場合
には、特開平11−19148号公報や特開平11−3
47082号公報に見られるように、エアーセルは、全
体として、扁平形状、又は円柱状などの形状を有し、エ
アーを注入した場合には、エアーセルは、その膨張時に
おいて、施療側部分及び設置側部分のいずれも扁平な形
状を有していた。このため、従来のマッサージ機による
場合、施療部には、面積の大きなエアーセルで押圧され
るため、マッサージの感じは、いまひとつシャープ感が
なく、物足りなさを感じることが多かった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、上記
エアーマッサージ機におけるエアーセルの形状として、
新規な形状を採用することにより、従来のエアーマッサ
ージ機とは異なる指圧的マッサージ感を与え、同時にマ
ッサージ効果にも優れるエアーマッサージ機を提供する
ことにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明者は、上記課題を
解決するために種々検討を重ねた結果、本発明を完成す
るに到った。即ち、本発明は、設置部材上に設置され、
エアーの給排気により膨張収縮するエアーセルを有し、
該エアーセルを制御手段により給排気することにより被
施療部をマッサージするようにしたエアーマッサージ機
であって、前記エアーセルが、膨張時において、施療側
部分と設置側部分とが異なる非対称形状を有し、施療側
面積/設置側面積の比率が1/2以下であり、かつ施療
側面積が400cm2以下である非対称型エアーセルで
あることを特徴とするエアーマッサージ機にある。
【0007】上記のように、従来のエアーセルの形状
は、施療側部分と設置側部分とは同じ形状を有し、かつ
施療側面積/設置側面積の比率が1であり、施療側面積
も大きいエアーセルであった。一方、本発明で使用され
るエアーセルの形状は、施療側部分と設置側部分とは非
対称の形状を有し、施療部側面積/設置部側面積の比率
と施療部側面積がそれぞれ上記した所定値以下であると
いう極めて異質な形状をしている。
【0008】本発明における上記のような形状のエアー
セルを使用するマッサージ機の場合、後記する実施例に
おいて示されるように、従来のエアーマッサージ機と異
なり、指圧的であり、かつ効果的なマッサージ感をもた
らすことが見出された。特に、上記形状を有するエアー
セルを肩部、腰部又は尻部のマッサージに適用した場合
には、良好なマッサージ効果が得られる。
【0009】更に、本発明のマッサージ機の場合には、
エアーセルの形状は、設置側面積が、施療側面積よりも
大きいために設置側を堅固に固定することができ、その
ためエアーセル全体が安定し、人体への施療部に対して
安定した押圧力を与えることができる。特に、エアーセ
ルの施療側部分の形状が頂点や頂線の尖端形状の場合に
は、施療側面積が小さいために不安定になるため、設置
側面積が大きいことによる安定性が重要であり、これに
より本発明では、安定的、効果的なマッサージ効果が得
られる。
【0010】
【発明の実施の形態】以下に、本発明について更に詳し
く説明をする。図1は、本発明を適用した一例のマット
式エアーマッサージ機の模式図を示す。図1において、
マット式エアーマッサージ機は、マット本体1と、エア
ー供給装置2を有している。マット本体1とエアー供給
装置2とは、エアーホース3によって接続されており、
エアー供給装置2から供給されるエアーをマット本体1
内のエアー分配器4に送り込んでいる。
【0011】マット本体1の外側材料は、ファブリック
などで被覆されており、人体がマットに接触した場合の
感覚を程よいものにしている。また、エアー供給装置2
には、エアーポンプや電気制御回路(いずれも図示して
ない)が内臓されており、これにより、エアーの供給時
間や供給位置などを制御している。エアー分配器4に
は、複数個の吐出弁(図示していない)が配置されてお
り、かかる吐出弁を制御することにより、吐出弁からエ
アーが吐出されるようになっている。エアー分配器4の
吐出弁より吐出されたエアーは、シングルホース5又は
ダブルホース6のエアー供給ホースに送り込まれる。
【0012】エアー供給ホースの先には、三角錐エアー
セル7や三角柱エアーセル8などのエアーセルが接続さ
れており、これらのエアーセルは、送り込まれてきたエ
アーによって膨張する。この場合、エアー供給ホースを
ダブルホース6のように、その先端部を二つ又は三つに
分岐することによって、同時に複数個のエアーセルを膨
張させることができる。図1の場合には、三角錐エアー
セル7が、人体の被施療部である両肩部にあたるよう
に、また、三角柱エアーセル8が、人体の被施療部であ
る腰部にあたるように設置されている。
【0013】エアーセルは、送り込まれたエアーが密封
し漏れないようにし、かつ、適度の弾力性を持たせるた
めの適宜の材料で製作される。例えば、ナイロン生地の
表面にウレタンシートをラミネート加工した生地などが
使用される。また、エアーセルには、エアーの給排口
(図示されていない)が設置され、かかる給排口を通じ
てエアーセルにエアーを吸入、排気して、エアーセルの
膨張、収縮を繰り返しできるようにされている。
【0014】本発明でエアーセルの形状は重要であり、
エアーセルは、膨張時において、人体と直接又は間接的
に接触して、人体の被施療部に押圧力を与える施療側部
分と、それに対向し、設置部材に設置される設置側部分
とは異なった非対称構造を有する。また、本発明におけ
るエアーセルでは、施療側面積/設置側面積の比率は、
1/2以下であり、かつ施療側面積は、400cm2
下にせしめる。上記のなかでも、施療側面積/設置側面
積の比率は、好ましくは、1/10以下、特には1/1
00以下にせしめるのが好ましい。また、施療側面積
は、好ましくは、100cm2以下、特に好ましくは、
10cm2以下にせしめるのが適切である。特に、施療
側は、施療側面積が極めて小さい点や線である尖端形状
をなしているのが好ましい。一方で、エアーセルの設置
側面積は、好ましくは、50cm2以上、特に好ましく
は、100cm2以上にせしめるのが適切である。更
に、エアーセルの施療側から設置側までの厚みは、好ま
しくは、5〜20cm、特には、8〜16cmの場合が
好ましい。本発明で、上記に該当するエアーセルの形状
としては、三角錐、四角錐、五角錐などの多角錐形状、
円錐、楕円錐、三角柱、台形柱などが例示される。
【0015】図2及び図3には、本発明で使用されるエ
アーセルの形状の一例であり、図2は、三角錐エアーセ
ルであり、図3は、三角柱エアーセルである。図2及び
図3において、左側は、いずれもエアーセルにエアーが
供給されていない収縮時の形状であり、右側は、エアー
セルにエアーが供給され膨張時の形状である。収縮時に
おいては、扁平形状になっており、マット本体内に平板
状に収めることができる。
【0016】一方、膨張時においては、図2のエアーセ
ルは、その右側の図面に示めされるように三角錐の形状
をなしている。三角錐は、好ましくは、正三角錐、二等
辺三角錐などの形状が選ばれる、上記したような施療側
面積/設置側面積の比率及び施療側面積を有するように
設計される。三角錐としては、底辺の大きさが好ましく
は、5〜20cm、高さが好ましくは、5〜20cmで
あるものが例示される。三角錐エアーセルの場合には、
例えば、図1のように、三角錐エアーセルの頂部が、好
ましくは、人体の肩や腰の部分に当たるように、設置部
材上に2個を並列に設置することにより、三角錐エアー
セルの頂部が、人体の背骨を中心として、左右均一に、
かつ同時期又は交互に人体の被施療部に当り押圧力を加
えるために、より指圧的なマッサージ効果を向上させる
ことができる。一方、三角錐エアーセルの設置側部分の
形状は平面であるため、設置部材に対して堅固に設置す
ることができるのでエアーセル全体が安定し、人体の被
施療部に対して、安定した押圧力を与えることができ
る。
【0017】また、図3のエアーセルは、膨張時におい
て、その右側の図面に示されるように三角柱の形状をな
している。三角柱は、上記したような施療側面積/設置
側面積の比率及び施療側面積を有するように設計され
る。三角柱としては、底辺の面積が好ましくは、200
〜1000cm2、高さが好ましくは、5〜20cmで
あるものが例示される。三角柱の場合には、人体の被施
療部に対して、2組の平面を組み合わせた山形の線状の
頂辺が直線状に接触するため押圧力を確実に、かつ指圧
的に被施療部に伝えることができ、人体へのストレッチ
効果を向上させ、効果的なマッサージができる。一方、
三角柱エアーセルは、上記三角錐エアーセルの場合と同
様に、その設置側部分の形状は平面であるため、設置部
材に対して堅固に設置することができるのでエアーセル
全体が安定し、人体の被施療部に対して、安定した押圧
力を与えることができる。
【0018】図4は、本発明の上記図3に示される三角
柱形状のエアーセル(図4の右図)が人体の尻部に当る
ように設置された場合において、人体の施療部に押圧力
をあたえている様子を、従来の扁平なエアーセル(図4
の左図)との比較においてそれぞれが、模式的に示した
ものである。
【0019】この場合、従来のエアーセルは、2枚のフ
ィルムを張り合わせた扁平状のものであるため、膨張時
には、中央部のふくらみが最も大きく、両端部に向かっ
て徐々に膨らみが小さくなる。このため、上記中央部に
当る人体の被施療部は比較的強く押圧されるものの、中
央部から両端部に向かうにつれて押圧力は小さくなり、
中央から離れた部分は十分なマッサージがなされない。
また、エアーセルの中央部によるマッサージ感も施療側
面積が大きいため、今一つシャープ感がなく指圧効果が
小さい。更に、エアーセルの設置側部分は、施療側部分
と同じ形状をしているため、エアーセルが設置部材に堅
固に設置できないため、エアーセル全体が不安定にな
り、人体への被施療部に対して安定した押圧力を与える
ことができない。
【0020】これに対して、本発明の三角柱エアーセル
の場合には、上記したように、2組の平面を組み合わせ
た山形の線状の頂辺が直線状に接触するため押圧力を確
実に、かつ指圧的に被施療部に伝えることができ、人体
へのストレッチ効果を向上させ、効果的なマッサージが
できる。一方、三角柱エアーセルは、上記三角錐エアー
セルの場合と同様に、その設置側部分の形状は平面であ
るため、設置部材に対して堅固に設置することができる
のでエアーセル全体が安定し、人体の被施療部に対し
て、安定した押圧力を与えることができる。
【0021】本発明の上記非対称型エアーセルを備えた
マッサージ機は、種々の変形及び改良を加えることがで
きるが、例えば、エアーセルの表面に線状の折り目を設
けて、エアーを排気した際にエアーセルが該折り目に沿
って折り畳まれ、扁平に収縮するようにさせることがで
きる。かくすることにより、収縮時にはエアーセルが極
めて扁平になるため、エアーセルを膨張させた場合との
膨張―収縮の落差を大きくし、マッサージの「圧迫―開
放」効果が向上する。同時に、収縮時にエアーセルが極
めて扁平に折り畳めることは、収縮時の凹凸感を極力小
さくできるため、マッサージを実施しない場合、これを
椅子や寝具として使用するときにその快適性を向上させ
ることができる。
【0022】エアーセルの表面に線状の折り目を設ける
場合、折り目のパターンや折り目を設ける方法は適宜に
選ばれるが、図5は、エアーセルが三角錐の場合の好ま
しいパターンを示す。図5の左側の図は、エアーセルを
真上から見た場合で、膨張時のエアーセルであり、三角
錐のエアーセルは、10、12、13、14の4つの頂
点を有する。
【0023】かかるエアーセルにおいて、頂点13、1
4の中点aと頂点10とを結ぶ直線状の折り目と、頂点
12、13、14を有する底面の重心点(中心点)gと
頂点12、13、14の各頂点とを結ぶ直線状の折り目
が設けられる。これらの折り目は、図5において、点線
で示される。これらの折り目は、エアーセルの合わせ目
から形成したり、折り目部分をラミネート処理するなど
により形成できる。
【0024】上記のように線状の折り目を設けた場合、
エアーセルの収縮時においては、図5の右側の図に示さ
れるように、上記した重心点が収縮Iによって三角錐の
内側になるように折り畳まれるか(図5における右側上
部の図)、または、重心点gが収縮IIによって三角錐の
下側になるように折り畳まれる。いずれにおいても、三
角錐は、線状の折り目に沿って容易に極めて扁平に折り
畳まれ、収縮することができる。
【0025】さらに、本発明のマッサージ機における非
対称型エアーセルは、その設置側面に、かかる設置部に
適合した形状を有する剛性体をもたせることができる。
ここで、設置部の表面形状に適合した形状とは、設置部
表面が平面状の場合には、平板状を意味し、設置部表面
が湾曲状の場合には、湾曲状体を意味する。また、剛性
体とは、容易には撓まない特性を意味する。かくするこ
とにより、エアーセルの膨張時においてエアーセルの設
置部分が球面状にならず、設置部の表面形状に適合した
形状にでき、エアーセルは設置部と密着して接触するた
め、安定してエアーセルを固定することができる。
【0026】図6は、エアーセルが三角錐であり、設置
部表面形状17が平面状の場合において、セルを横から
見た場合を示し、その右側の図は、エアーセルの設置側
面が、平面状の設置部表面17の形状に適合する平板状
の剛性体18を有するエアーセルであり、左側の図は、
かかる剛性体を有しないエアーセルを示す。
【0027】図6において、設置側面に剛性体を有しな
い左側のエアーセルは、図に示されるように、膨張時に
その設置側面も球面状に膨らんでしまうため、その使用
時に上方よりエアーセルに荷重が加わったとき、エアー
セル全体が左右にふらつき、不安定になる。一方、設置
側面に剛性体を有する右側のエアーセルの場合には、上
方より荷重が加わってもエアーセルは安定して荷重を受
け止めることができる。その結果、荷重が左右に分散し
ない、より効率のよいマッサージ効果を得ることができ
る。
【0028】エアーセルの設置側面に設置側面に適合し
た剛性体をもたらしめる方法としては、適宜の方法が採
用できる。好ましくは、エアーセルの設置側面の内部を
2重構造にせしめて、その内部に厚みが好ましくは0.
1〜5mmの剛性体を挿入したり、また、エアーセルの
設置側部分を剛性体にて形成することにより行われる。
剛性体としては、厚紙、ダンボール、木材、合成樹脂ま
たは鋼材を材料とするのが好ましい。
【0029】表1は、本発明の一態様である上記した膨
張時において、三角錐エアーセルや三角柱エアーセルを
設置したマット式マッサージ機を使用し、8人の被験者
に対してそれぞれのマッサージ効果の程度を調査した結
果である。ここで使用された、三角錐エアーセルは、正
三角錐の形状を有し、底面積が170cm2、高さが1
6cmであった。三角柱エアーセルは、底面が13cm
×40cmの長方形を有し、高さが15cmであり、断
面の底辺が13cmで、高さが15cmの2等辺三角形
を有していた。また、比較として使用した従来の扁平型
のエアーセルは、膨張時において、長辺が15cm、短
辺が12cmの楕円形の断面を有し、長さが45cmの
エアーセルであった。
【0030】また、マッサージ機は、エアー量が約35
リットル/分、密閉圧が約0.5kgf/cm2、送風
間隔として、吸気2秒、保持2秒、排気2秒により、室
温にて運転した。
【0031】試験に当っては、被施療対象部位として、
肩部、腰部、尻部の3ヶ所を選定し、各々の場合、三角
錐エアーセルは、2個使用し、これを間隔をおいて設置
し、またそれ以外のエアーセルは、いずれも1個使用
し、各被試験者が、一番好ましい被施療対象部位に当接
するようにセットし、各5分間マッサージすることによ
り行った。表1における被試験者の判断は、それぞれ以
下の内容を表す。 ◎ :非常によい、○ :良い、△: 普通、×:悪い
【0032】
【表1】
【0033】表1からわかるように、被試験者により若
干の個人差があるものの、本発明の三角錐エアーセル及
び三角柱エアーセルは、比較例のエアーセルに比較し
て、極て良好なマッサージ効果が行なわれていることが
わかる。特に、三角錐エアーセルは、肩部及び腰部のマ
ッサージにおいて、いずれの被試験者も良好なマッサー
ジ効果が得られたとし、また、三角柱エアーセルは、尻
部のマッサージにおいて、いずれの被試験者も良好なマ
ッサージ効果が得られたとしていることがわかる。
【0034】本発明において、上記の非対称形状を有す
るエアーセルは、従来の扁平型のエアーセルと組み合わ
せて、また、本発明の異なる非対称型のエアーセルと組
み合わせて、更にはそれ単独で、マット又は椅子の設置
部材に設置することにより使用される。その場合、本発
明のエアーセルは、非施療部である人体の肩部、腰部又
は尻部に接するように設置することにより、効果的なマ
ッサージが得られる。また、本発明では、上記の本発明
におけるエアーセルを設置部材上に移動可能に設置し、
異なった背丈を有する人などの場合、効果的なマッサー
ジを得るためにエアーセルを任意の位置に移動させ、か
つマジックテープ(登録商標)や機械的手段を使用して
そこに固定できるように設置することもできる。
【0035】以上、本発明のエアーマッサージ機につい
て、その代表的例をもって説明したが、本発明はかかる
例示されたものに制限されて解釈されるものではないこ
とはもちろんである。
【0036】
【発明の効果】本発明のエアーマッサージ機で使用され
るエアーセルは、膨張時において、施療側部分と設置側
部分とが異なる非対称形状を有し、施療側面積/設置側
面積の比率と施療側面積がそれぞれ上記した所定値以下
であるという極めて異質な形状をしており、極端な場
合、施療部側が点状又は線状の尖端形状をなしているの
で、指圧的な特異のマッサージ感をもたらし、特に、肩
部、腰部及び尻部のマッサージに適用した場合には、ス
トレッチ効果をあたえ、良好なマッサージ効果が得られ
る。
【0037】また、本発明のマッサージ機のエアーセル
の形状は、設置側面積が、施療側面積よりも大きいため
に設置側を堅固に固定することができ、そのためエアー
セル全体が安定し、人体への施療部に対して安定した押
圧力を与えることができる。特に、施療側の形状が尖端
形状の場合には、施療側の面積が小さいために不安定に
なり易いが、本発明によれば極めて安定的なマッサージ
効果がもたらされる。
【0038】更に、本発明の非対称型エアーセルの表面
に線状の折り目を設けて、エアーを排気した際にエアー
セルが該折り目に沿って折り畳まれ、扁平に収縮するよ
うにさせることにより、収縮時にはエアーセルが極めて
扁平になるため、エアーセルを膨張させた場合との落差
を大きくし、マッサージの「圧迫―開放」効果を向上さ
せうる。同時に、収縮時にエアーセルが極めて扁平に折
り畳めることは、収縮時の凹凸感を極力小さくできるた
め、マッサージを実施しない場合、これを椅子や寝具と
して使用する場合にその快適性を向上させることができ
る。
【0039】さらに、本発明のマッサージ機における非
対称型エアーセルは、その設置側面に、かかる設置部に
適合した形状を有する剛性体をもたせることにより、そ
の使用時においてエアーセルの上方より荷重が加わって
もエアーセルは安定して荷重を受け止めることができ、
その結果、荷重が左右に分散しない、より効率のよいマ
ッサージ効果を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一例のマット式エアーマッサージ機の
模式図である。
【図2】本発明で使用されるエアーセルの形状の一例で
ある、三角錐エアーセルの概略図である。
【図3】本発明で使用されるエアーセルの形状の一例で
ある、三角柱エアーセルの概略図である。
【図4】エアーセルが人体の尻部に当るように設置され
た場合において、従来の扁平なエアーセル(図4の左
図)と、本発明の三角柱形状のエアーセル(図4の右
図)とのそれぞれが、人体の施療部に押圧力を与えてい
る様子を模式的に示したものである。
【図5】エアーセルの表面に線状の折り目を設けて、エ
アーを排気した際にエアーセルが該折り目に沿って折り
畳まれ、扁平に収縮するようにさせる例であり、エアー
セルが三角錐の場合を真上から見たものである。
【図6】非対称型エアーセルが、その設置側面に、かか
る設置部に適合した形状を有する剛性体を有する例であ
る。
【符号の説明】
1:マット本体 2:エアー供給装置
3:接続ホース 4:エアー分配器 5:シングルホース
6:ダブルホース 7:三角錐エアーセル 8:三角柱エアーセル
9:従来型エアーセル 10,12,13,14:三角錐エアーセルの頂点 a:頂点13、14の中点 g:頂点12、13、14を有する底面の重心点(中心
点) 16:膨張時のエアーセルの形状 17:設置
部の表面形状 18:剛性体

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】設置部材上に設置され、エアーの給排気に
    より膨張収縮するエアーセルを有し、該エアーセルを制
    御手段により給排気することにより被施療部をマッサー
    ジするようにしたエアーマッサージ機であって、前記エ
    アーセルが、膨張時において、施療側部分と設置側部分
    とが異なる非対称形状を有し、施療側面積/設置側面積
    の比率が1/2以下であり、かつ施療側面積が400c
    2以下である非対称型エアーセルであることを特徴と
    するエアーマッサージ機。
  2. 【請求項2】前記非対称型エアーセルの施療側部分の形
    状が点状又は線状である請求項1に記載のエアーマッサ
    ージ機。
  3. 【請求項3】前記非対称型エアーセルが、施療側に頂点
    又は頂線を向け、設置側に底面を向けた、三角錐または
    三角柱の形状を有する請求項1又は2に記載のエアーマ
    ッサージ機。
  4. 【請求項4】前記非対称型エアーセルが、線状の折り目
    を有し、エアーを排気した際に該折り目に沿って扁平に
    折り畳まれて収縮するようにされた請求項1、2又は3
    に記載のエアーマッサージ機。
  5. 【請求項5】前記非対称型エアーセルが、その設置側面
    に、設置部に適合した形状を有する剛性体を有する請求
    項1、2、3又は4に記載のエアーマッサージ機。
  6. 【請求項6】前記非対称型エアーセルの施療側部分が、
    人体の肩部、腰部又は尻部に接するように配置された請
    求項1〜5のいずれか一つに記載のエアーマッサージ
    機。
  7. 【請求項7】前記非対称型エアーセルが、設置部材上で
    移動可能であり、かつその任意の位置に固定できるよう
    にした請求項1〜6のいずれか一つに記載のエアーマッ
    サージ機。
  8. 【請求項8】前記エアーマッサージ機の設置部材が、椅
    子又はマットである請求項1〜7のいずれか一つに記載
    のエアーマッサージ機。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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KR101618102B1 (ko) 2015-07-02 2016-05-04 조석철 마사지 기구
KR20200056780A (ko) * 2018-11-15 2020-05-25 주식회사 보국전자 공기압을 이용한 마사지 매트

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