JP2001340284A - 内視鏡 - Google Patents

内視鏡

Info

Publication number
JP2001340284A
JP2001340284A JP2000164906A JP2000164906A JP2001340284A JP 2001340284 A JP2001340284 A JP 2001340284A JP 2000164906 A JP2000164906 A JP 2000164906A JP 2000164906 A JP2000164906 A JP 2000164906A JP 2001340284 A JP2001340284 A JP 2001340284A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
endoscope
frequency
power supply
frequency current
treatment instrument
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2000164906A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4388204B2 (ja
Inventor
Tsuruo Hatori
鶴夫 羽鳥
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Olympus Corp
Original Assignee
Olympus Optical Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Olympus Optical Co Ltd filed Critical Olympus Optical Co Ltd
Priority to JP2000164906A priority Critical patent/JP4388204B2/ja
Publication of JP2001340284A publication Critical patent/JP2001340284A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4388204B2 publication Critical patent/JP4388204B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Surgical Instruments (AREA)
  • Endoscopes (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】本発明は高周波処置具の使用に際して術者の操
作性を極力妨げない内視鏡を提供することを目的とす
る。 【解決手段】本発明は、チャンネル内に挿通される高周
波処置具22によって体腔内部位を高周波電流で処置す
るようにした内視鏡1において、内視鏡の操作部3上に
高周波処置具22に高周波電流を給電するための電気端
子15を設ける共に、高周波電源装置に接続される高周
波電流供給用アクティブコードを上記操作部3から延出
されるライトガイドケーブル5に内に配設し、上記電気
端子15に高周波電流を供給するようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、挿入部に形成した
処置具挿通用チャンネルを通じて、体腔内に高周波処置
具を挿入し、高周波処置を行なうようにした内視鏡に関
する。
【0002】
【従来の技術】近年、低侵襲であることから、内視鏡を
利用して体腔内部位の外科手術を行なうことが多くなっ
てきた。この場合、手術用の処置具は内視鏡の処置具挿
通用チャンネルに挿通して体腔内に誘導される。
【0003】高周波電流によって体腔内の組織部位の切
除・切開あるいは止血等の処置を行なう場合、高周波処
置具が用いられる。高周波処置具としては、高周波スネ
ア、高周波凝固子等、処置目的に応じて種々の形式のも
のが提供されている。特開昭62−94147号公報に
は高周波スネア(電気メス)の例が示されている。
【0004】高周波処置具の手元側端には体腔内の手術
部位に高周波電流を供給するための給電端子が設けら
れ、この給電端子に内視鏡周辺装置の高周波電源から単
独で延びる給電コード(アクティブケーブル)が直接に
接続される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、内視鏡の操
作部にはライトガイドケーブルが接続されており、ま
た、内視鏡にはライトガイドケーブルの他にも様々なケ
ーブル類が接続されている。例えば、接眼部に装着され
るTVカメラヘッドのケーブル、内視鏡の灌流用チャン
ネルに接続される送水用チューブや吸引チューブなどが
ある。さらに、高周波処置具を使用する場合には、処置
具の手元部にある給電端子に接続される給電コードが加
わる。
【0006】内視鏡の操作部周辺は、内視鏡や処置具等
の操作を集中的に行なう領域であるにも拘わらず、本
来、様々な多くのケーブル類が配設されている。特に、
高周波処置具を使用する場合には、高周波電源から延び
る給電コードが加わり、これらのケーブル類が入り乱れ
て術者の内視鏡や処置具の円滑な操作を妨げる原因にな
っていた。
【0007】本発明は上記問題点に着目してなされたも
ので、高周波処置具の使用に際して術者の操作性を極力
妨げない内視鏡を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1に対応する発明
は、体腔内の観察部位を挿入部の先端部から照明して観
察すると共に、上記挿入部に内装され、この挿入部の先
端と上記挿入部の基端に設けられた操作部においてそれ
ぞれ開口するチャンネル内に挿通される高周波処置具に
よって体腔内部位を高周波電流で処置するようにした内
視鏡において、上記操作部上に高周波処置具に高周波電
流を給電するための電気端子を設ける共に、一端が高周
波電源装置に接続される高周波電流供給用アクティブコ
ードを上記操作部から延出される照明光伝達用ケーブル
に配設し、上記高周波電流供給用アクティブコードの他
端を上記電気端子に接続したことを特徴とするものであ
る。
【0009】請求項2に対応する発明は、請求項1に対
応する発明において、照明光伝達用ケーブルの延出先端
部を分岐し、片方のケーブル部に光源接続用コネクター
を設け、他方のケーブル部に上記高周波電流供給用アク
ティブコードの他端を接続した高周波電源接続用コネク
ターを設けたことを特徴とするものである。
【0010】高周波処置具を作用させるための上記高周
波電流供給用アクティブコードが内視鏡周辺に単独で露
出して引き回されることがないので、高周波処置具の使
用に際して術者の操作性を極力妨げないようになる。
【0011】
【発明の実施の形態】(第1実施形態)図1〜4を参照
して本発明の一実施形態に係る内視鏡について説明す
る。
【0012】図1中、符号1は内視鏡を示す。内視鏡1
は、長尺な挿入部2と、挿入部2の基端に設けられた操
作部3とを備え、操作部3には接眼部4が設けられてい
る。操作部3には可撓性のライトガイドケーブル(照明
光伝達用ケーブル)5が接続されている。
【0013】上記挿入部2内には内視鏡画像を伝達する
イメージガイドファイバー(図示せず)と、照明光を伝
達するライトガイドファイバー(図示せず)と、生検等
の処置を行うための処置具が挿通される処置具挿通用チ
ャンネルを形成するチューブ(図示せず)が配設されて
いる。
【0014】上記イメージガイドファイバーは挿入部2
から操作部3の接眼部4にわたって内装されており、挿
入部先端に設けられた観察窓から見た視野像を接眼部4
に伝達する。上記ライトガイドファイバーは挿入部2か
ら操作部3を経てライトガイドケーブル5にわたり延長
してそれらに内装されている。
【0015】図2で示すように、ライトガイドケーブル
5の延出先端には周辺装置の内視鏡用光源装置(図示せ
ず)に接続するための光源コネクタ6が設けられてい
る。光源コネクタ6を内視鏡用光源装置に接続すること
により、その光源の光がライトガイドファイバーを通じ
て挿入部先端に設けられた照明窓に送られ、その照明窓
から観察視野内に向けて出射される。
【0016】上記操作部3の外装カバー7における先端
側上部には上記処置具挿通用チャンネルの基端が開口す
るチャンネル開口部11が形成されている(図3参
照)。
【0017】また、処置具挿通用チャンネルの先端は挿
入部先端に開口されており、その先端開口から処置具挿
通用チャンネルに挿通されてきた処置具を前方へ突き出
せるようになっている。処置具挿通用チャンネルの先端
開口部には前方へ突き出す処置具の向きを変える起上機
構を設けても良い。
【0018】上記チャンネル開口部11にはシリンジ等
が接続可能なルアーロック形状の口金12が設けられて
いる。
【0019】また、図2及び図3で示すように、口金1
2には上記チャンネルに送水しながら、そのチャンネル
に処置具を挿通させるための送水/処置具挿通用アダプ
ター13が接続可能である。
【0020】また、操作部3の基端側上方部位には、給
電用電気端子(高周波電流端子)15が設けられてい
る。この電気端子15には高周波電流供給用アクティブ
コードを構成する給電用電線16が接続されている。こ
の給電用電線16はその一端が上記電気端子15に接続
され、給電用電線16の他端側部分が操作部3内を経て
上記ライトガイドケーブル5内に配設され、さらに、ラ
イトガイドケーブル5の延出先端部途中から分岐する可
撓性の電源ケーブル17内に導かれている。電源ケーブ
ル17の延出先端には周辺装置の内視鏡用高周波電源装
置(図示せず)に接続するための電源コネクタ18が設
けられている。電源コネクタ18を内視鏡用高周波電源
装置に接続することにより、給電用電線16は高周波電
源に接続される。
【0021】上記電気端子15には図2で示すように、
接続コード20が着脱自在に接続されるようになってい
る。接続コード20はその一端に上記電気端子15に接
続するコネクタ21を設け、他端に高周波処置具22の
接続端子に接続するコネクタ23が設けてある。
【0022】高周波処置具22としては高周波スネアや
高周波凝固子等が用いられるが、ここでは高周波凝固子
である。この形式の場合、高周波処置具22は、処置具
挿通用チャンネルに挿通できる電気的絶縁性の挿入チュ
ーブ25に給電線を内装してなり、挿入チューブ25の
先端に高周波凝固部26を設け、挿入チューブ25の基
端に給電用接続端子27を設けてある。高周波凝固部2
6は上記給電線を介して給電用接続端子27に接続され
ている。
【0023】尚、高周波スネアの場合は、内視鏡のチャ
ンネルに挿通されるチューブと、このチューブの手元側
端に設けられた手元部と、上記チューブに挿通された導
電ワイヤの先端に接続される高周波スネアワイヤとを備
えてなり、手元部には給電用接続端子(プラグ)が設け
られる。
【0024】次に、上記チャンネル開口部11の口金1
2に対して選択的に装着される上記送水/処置具挿通用
アダプター13について説明する。図2及び図3は送水
/処置具挿通用アダプター13を内視鏡1の口金12に
取り付けた状態を示している。また、図3中で示す如
く、内視鏡取付側を先端側、処置具挿入側を手元側と称
す。
【0025】送水/処置具挿通用アダプター13は筒状
の本体31を有しており、この本体31の手元側端部に
は弁体32が設けられ、本体31の先端側には固定部3
3が設けられている。
【0026】上記本体31はポリフェニルスルフォン等
の電気的絶縁性の硬質な部材によって作られ、この本体
31には長手方向に沿って貫通する処置具挿通路35が
形成されている。本体31の中途上側壁には本体軸方向
に略垂直な方向に突き出す送水用口金36が設けられて
いる。送水用口金36には上記処置具挿通路35と連通
すると共にその処置具挿通路35の軸方向に略垂直な方
向に延びる送水路37が形成されている。送水用口金3
6の突出先端にはフランジ部38が設けられていて、図
示しないシリンジなどの器具を着脱自在に装着できるよ
うになっている。
【0027】本体31の手元側端にはフランジ部41が
設けられている。フランジ部41には上記弁体32が着
脱自在に取り付けられている。弁体32はシリコンゴム
などの電気的絶縁性の弾性部材によって略円筒状に形成
されており、その先端側端内周面には上記フランジ部4
1に係合可能な溝部42を形成し、この溝部42を上記
フランジ部41に弾性的に係合させるようになってい
る。弁体32の手元側端部には処置具を密に挿通する挿
入口としてのスリット43が設けられている。
【0028】上記送水/処置具挿通用アダプター13の
固定部33は以下の如く構成されている。すなわち、固
定部33はステンレス等の金属からなる略筒状の接続部
材45と、接続部材45に外装され、同じくステンレス
等の金属からなる略筒状の固定ネジ部材46を含み、こ
の固定ネジ部材46の外周面を露出しないように覆うポ
リフェニルスルフォン等の電気的絶縁性の硬質部材から
なるキャップ状の固定カバー47で覆ってなる固定つま
み48と、接続部材45に外装され、軸方向に弾性変形
するばね座金等の弾性部材49と、シリコンゴム等の電
気的絶縁性の弾性部材からなるシール部51とによって
構成されている。
【0029】上記接続部材45はその手元側端部が上記
本体31にねじ込み接着等の手段で固定されている。ま
た、接続部材45の先端側外周面は内視鏡1の口金12
のルアーテーパ内周面と嵌合可能なルアーテーパ部52
として形成されている。
【0030】上記ルアーテーパ部52の手元側には円環
状に突出したストッパー部53が設けられている。ま
た、上記固定ネジ部材46は略円筒状に形成されるが、
その先端側内周面には内視鏡1のルアーテーパ形式の口
金12に形成された係合部54と係合可能なネジ部55
が設けられている。
【0031】上記固定ネジ部材46の手元側内周には上
記接続部材45の外径よりも若干大き目の内径を有する
係合部56が形成されており、この係合部56は上記接
続部材45にその軸周りに回動自在に嵌合されている。
【0032】上記固定ネジ部材46のネジ部55と上記
係合部56の間にはそのネジ部55の内径よりも大きな
内径を有する固定部内空部57が形成され、その側壁部
には固定部内空部57の内径と略同等の長さで、上記弾
性部材49が挿入可能なスリット59が軸方向に垂直に
開口されている。上記弾性部材49は係合部56と上記
ストッパー部53の間に位置している。弾性部材49の
外径は固定ネジ部材46のねじ部55の内径よりも大き
い。
【0033】また、係合部56には軸方向に貫通した穴
61が少なくとも1つ設けられている。なお、穴61は
丸穴でも接続部材45の軸回りに沿ったU字状の穴でも
それ以外の形状であっても良い。
【0034】また、上記固定つまみ48の固定カバー4
7外周面は手元側に向ってその径が小さくなっていくよ
うなテーパ形状に形成されている。
【0035】上記シール部51は略円筒状の部材からな
り、インサート成形などの方法で固定つまみ48に一体
的に組み付けられ、固定ネジ部材46の先端から先端側
部分が突き出すように設けられている。上記シール部5
1はアダプター13を内視鏡1の口金12に取り付けた
状態で、少なくともルアーテーパ形式の口金12が突出
している側の端面65に接する長さを有している。ま
た、シール部51の先端部分の外径はルアーテーパ形式
の口金12に位置する外装カバー7の部分の内径よりも
小さく形成されている。
【0036】そして、固定つまみ48のネジ部55と、
内視鏡1側のルアーテーパ形式の口金12の係合部54
を嵌合させた状態で、固定つまみ48を回転させていく
と、固定つまみ48はルアーテーパ形式口金12の方へ
引き込まれていき、係合部56とストッパー部53の間
隔の幅は狭くなっていく。これによって、弾性部材49
は軸方向に潰され、その反力により、係合部56を介し
て固定つまみ48が手元側へ、ストッパー部53を介し
てルアーテーパ部52が先端側へそれぞれ押圧される。
【0037】次に、内視鏡1を使用する時の作用につい
て説明する。前述のチャンネル開口部11の口金12に
送水/処置具挿通用アダプター13を装着する。そし
て、図2で示すように、送水/処置具挿通用アダプター
13から内視鏡1の処置具挿通用チャンネルに高周波凝
固子形式の高周波処置具22を挿入する。高周波処置具
22の先端は挿入部2の先端より前方へ突き出ている。
【0038】高周波処置具22の給電用接続端子27
と、内視鏡1の電気端子15に接続コード20を接続す
る。これによって、接続コード20を介して高周波処置
具22の給電用接続端子27に内視鏡1に組み込まれた
給電用電線16が電気的に接続される。
【0039】ライトガイドケーブル5の光源コネクタ6
を内視鏡用光源装置に接続し、ライトガイドケーブル5
の延出先端部途中から分岐する電源ケーブル17の電源
コネクタ18を内視鏡用高周波電源装置に接続する。
【0040】高周波電源装置のスイッチをONにする
と、アクティブ電流は、電源コネクタ18に入力され、
さらに給電用電線16と接続コード20を介して、高周
波処置具22の給電用接続端子27に入力される。
【0041】上記送水/処置具挿通用アダプター13を
装着した場合、その送水用口金36に図示しないシリン
ジなどの器具を装着して内視鏡1のチャンネルに送水等
を行なうことができる。
【0042】本実施形態では接続コード20を使って高
周波処置具22の給電用接続端子27に接続する例を示
したが、高周波処置具22の接続端子27を直接に内視
鏡1の高周波電気端子15に接続する形式であってもよ
いことは言うまでもない。
【0043】また、ライトガイドケーブル5の延出先端
部途中からケーブルを二股に分岐して、分岐した一方の
ケーブル部の先端に光源コネクタ6を設け、他方のケー
ブル部の先端に電源コネクタ18を接続するようにした
が、光源コネクタ6に接続端子を設け、この接続端子に
高周波電源装置に通じる電源ケーブルを接続するように
してもよい。
【0044】上記実施形態では内視鏡1のチャンネル開
口部11の口金12に対して送水/処置具挿通用アダプ
ター13を装着し、その送水/処置具挿通用アダプター
13を通じて内視鏡1の処置具挿通用チャンネルに高周
波処置具を挿通するようにしたが、内視鏡1の口金12
に送水/処置具挿通用アダプター13を装着せずに内視
鏡1のチャンネル開口部11に対して直接に高周波処置
具を挿入するようにしてもよい。
【0045】上記送水/処置具挿通用アダプター13
は、上記固定つまみ48の係合部56と上記ストッパー
53の間には弾性部材49が介在している構成であるた
め、固定つまみ48をルアーテーパ口金12の係合部5
4にねじ込んでいくと、ネジ部55とルアーテーパ口金
12の係合部54およびルアーテーパ部52とルアーテ
ーパ口金12同士の押圧力が働くため、アダプター13
及びルアーテーパ口金12が共にステンレス等の、硬度
が高く変形しにくい材料で形成されていても、内視鏡1
に対してルアーテーパ部52及び固定つまみ48が不用
意に回転せずに確実に固定することが可能となる。
【0046】また、固定ネジ46の側面には固定部内空
部57の内径と略同等の長さで、弾性部材49が挿入可
能なスリット59が軸方向に垂直に設けられているた
め、ネジ部55の内径よりも大きな外径のばね座金等の
弾性部材49、すなわち、より大きな弾性力を有する弾
性部材49を固定部内空部57に挿入できる。その結
果、ネジ部55とルアーテーパ口金12の係合部54お
よびルアーテーパ部52とルアーテーパ口金12同士の
押圧力を大きくすることができるため、内視鏡1に対し
てルアーテーパ部52及び固定つまみ48が不用意に回
転せずにアダプター13が確実に固定される。
【0047】また、術者は固定つまみ48を図4で示す
ようにつまむが、上記固定つまみ48の外周面は手元側
に向ってその径が小さくなっていくようなテーパ形状に
形成されているので、術者にとっての固定つまみ48の
操作性が向上する。
【0048】また、係合部56には軸方向に貫通した少
なくとも1つの穴61が設けられている。これによる
と、アダプター13を洗浄する際に洗浄液はネジ部55
とルアーテーパ部52の隙間71から固定部内空部57
に入り穴61から抜けていくので、洗浄液が通りやすく
確実に洗浄可能である。
【0049】また、シール部51の外径はルアーテーパ
口金12の外装カバー66の内径よりも小さいので、ア
ダプター13を内視鏡1に取り付ける際、シール部51
の先端が外装カバー66の角72に接触して変形するこ
とがない。また、シール部51の先端が端面65に押し
つけられても、外装カバー66の内面73に付勢され、
大きく変形することがない。そのため、アダプター13
の着脱を繰り返しても変形によるシール部51の切れな
どを防ぐことができる。本発明は上記の実施形態のもの
に限定されるものではない。また、内視鏡と併用される
高周波処置具としては以下のようなものであってもよ
い。
【0050】1.可撓性のシースと、このシースの管路
内に挿通され、手元側においての進退操作が可能な導電
性操作ワイヤと、この操作ワイヤの先端に取り付けられ
上記シースの先端部において被切開組織を把持してその
把持部を上記シースの先端に引き付ける進退自在なスネ
アワイヤと、上記操作ワイヤの後端に接続され上記操作
ワイヤを押し引きしてスネアワイヤを作動する操作部
と、この操作部に設けられた高周波電源接続用プラグ
と、このプラグから操作部の部材及び上記操作ワイヤを
介して上記スネアワイヤに高周波を通電するための導電
手段とを具備した高周波スネア。
【0051】2.可撓性のシースと、このシース内に進
退自在に挿通され挿通され、手元側においての進退操作
が可能な導電性の操作ワイヤと、この操作ワイヤの先端
に連結され上記シースの先端部において生体組織を掴み
取るための一対の採取カップと、上記シースの後端に接
続され上記操作ワイヤを押し引きして上記採取カップを
開閉動作させる操作部と、この操作部に設けられた高周
波電源接続用プラグと、このプラグから操作部の部材及
び挿入部内の部材を介して上記鉗子カップに高周波を通
電するための導電手段とを具備した内視鏡用高周波生検
具。
【0052】3.可撓性のシースと、このシースの管路
内に進退自在に挿通された導電性操作ワイヤと、この操
作ワイヤの先端に取り付けられたナイフワイヤと、上記
操作ワイヤの後端に接続され上記操作ワイヤを押し引き
して上記ナイフワイヤを上記シース先端部に対して突没
動作させる操作部と、この操作部に設けられた高周波電
源接続用プラグと、このプラグから操作部の部材及び上
記操作ワイヤを介して上記ナイフワイヤに高周波を通電
するための導電手段とを具備した内視鏡用高周波ナイ
フ。
【0053】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、通
常はアクティブコードの大部分が内視鏡の構造物に組み
込まれるため、アクティブコードが独立して術野に引き
回されることがなく、高周波処置具の使用に際して術者
の操作性を妨げない。このことで、不用意にケーブル類
が足に引っかかる等のトラブルも減り、内視鏡を容易に
使用することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係る内視鏡の側面図。
【図2】上記内視鏡を使用する場合の形態の説明図。
【図3】上記内視鏡のチャンネル開口部に装着された送
水/処置具挿通用アダプターの縦断面図。
【図4】上記送水/処置具挿通用アダプターの固定つま
みを従者が摘んだ状態の説明図。
【符号の説明】
1…内視鏡、2…挿入部、3…操作部、5…ライトガイ
ドケーブル(照明光伝達用ケーブル)6…光源コネク
タ、11…チャンネル開口部、12…口金、15…給電
用電気端子(高周波電流端子)、16…給電用電線、1
7…電源ケーブル、18…電源コネクタ、20…接続コ
ード、22…高周波処置具、27…給電用接続端子。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】体腔内の観察部位を挿入部の先端部から照
    明して観察すると共に、上記挿入部に内装され、この挿
    入部の先端と上記挿入部の基端に設けられた操作部にお
    いてそれぞれ開口するチャンネル内に挿通される高周波
    処置具によって体腔内部位を高周波電流で処置するよう
    にした内視鏡において、 上記操作部上に高周波処置具に高周波電流を給電するた
    めの電気端子を設ける共に、一端が高周波電源装置に接
    続される高周波電流供給用アクティブコードを上記操作
    部から延出される照明光伝達用ケーブルに配設し、上記
    高周波電流供給用アクティブコードの他端を上記電気端
    子に接続したことを特徴とする内視鏡。
  2. 【請求項2】請求項1において、照明光伝達用ケーブル
    の延出先端部を分岐し、片方のケーブル部に光源接続用
    コネクターを設け、他方のケーブル部に上記高周波電流
    供給用アクティブコードの他端を接続した高周波電源接
    続用コネクターを設けたことを特徴とする内視鏡。
JP2000164906A 2000-06-01 2000-06-01 内視鏡 Expired - Fee Related JP4388204B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000164906A JP4388204B2 (ja) 2000-06-01 2000-06-01 内視鏡

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000164906A JP4388204B2 (ja) 2000-06-01 2000-06-01 内視鏡

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2001340284A true JP2001340284A (ja) 2001-12-11
JP4388204B2 JP4388204B2 (ja) 2009-12-24

Family

ID=18668461

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000164906A Expired - Fee Related JP4388204B2 (ja) 2000-06-01 2000-06-01 内視鏡

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4388204B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN102217974A (zh) * 2011-06-14 2011-10-19 深圳市安保科技有限公司 一种手持式阴道检查和微创性治疗宫颈疾病的手术器械

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN102217974A (zh) * 2011-06-14 2011-10-19 深圳市安保科技有限公司 一种手持式阴道检查和微创性治疗宫颈疾病的手术器械

Also Published As

Publication number Publication date
JP4388204B2 (ja) 2009-12-24

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7347860B2 (en) Endoscope for high-frequency treatment
US7527624B2 (en) Electrical probe for microsurgery
US6425907B1 (en) Ultrasonic medical instrument
US8906014B2 (en) Medical instrument with endoscope
US5047043A (en) Resecting device for living organism tissue utilizing ultrasonic vibrations
US7303561B2 (en) High-frequency tool for endoscope
US6893441B2 (en) Urological electrosurgical resectoscope
US8016821B2 (en) Living body tissue harvesting apparatus
JPH07265329A (ja) 穿刺高周波処置具
JPH07323001A (ja) 内視鏡
US20100241118A1 (en) High frequency treatment instrument
JPH0426092Y2 (ja)
CN112261913A (zh) 用于组织凝结的系统和方法
JPH0416649Y2 (ja)
US11957400B2 (en) Resectoscope systems and methods
JPH119610A (ja) 内視鏡用焼灼具
JP2528223B2 (ja) 内視鏡用高周波切開具
JP4388204B2 (ja) 内視鏡
JPH03195547A (ja) 内視鏡用高周波切除具
JP2000254134A (ja) 処置装置
JP2000254146A (ja) 内視鏡治療装置及びその高周波処置具
JP2005168927A (ja) 高周波ナイフ
JP2006087609A (ja) 生体組織採取装置
WO2023132221A1 (ja) 電極付き内視鏡システム
US20230240743A1 (en) Electrosurgical forceps comprising a suction device

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20060609

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20090904

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20090908

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20091002

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121009

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131009

Year of fee payment: 4

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees