JP2001340169A - ベッド - Google Patents

ベッド

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JP2001340169A
JP2001340169A JP2000168624A JP2000168624A JP2001340169A JP 2001340169 A JP2001340169 A JP 2001340169A JP 2000168624 A JP2000168624 A JP 2000168624A JP 2000168624 A JP2000168624 A JP 2000168624A JP 2001340169 A JP2001340169 A JP 2001340169A
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leg
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JP2000168624A
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Tetsuo Furuya
哲男 古谷
Hiroaki Imataka
広晃 今高
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Kokuyo Co Ltd
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Kokuyo Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】頭部側本体フレームに設けた背ボトムと脚部側
本体フレームに設けた脚ボトムとを連動させる際に、機
構的な連動構造を通じて単一の駆動手段によってそれら
を同期駆動できるようにし、その際に構造の複雑化も極
力避けることができるようにしたベッドを提供する。 【解決手段】脚部側本体フレーム1Bに、脚ボトム3を
駆動する駆動手段5を設け、この駆動手段5の駆動力を
連動機構6を介して背ボトム2に伝達し得るように構成
した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、介護用等として特
に好適に利用可能なベッドに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、自力で起き上がれない人やそ
の介護者を支援するために、本体フレームに起倒可能に
背ボトムを設け、この背ボトムを起立させることによっ
て寝ている人の上半身を起こし、食事を採ること等がで
きるようにしたベッドが開発されている。
【0003】しかしながら、例えば背ボトムを起立させ
る過程で、脚ボトムが水平姿勢のままであると、ベッド
に寝ている人の体が滑り台を滑るようにして脚方向にず
れてしまう。
【0004】そこで、このずれを防止するために、この
種のベッドには、頭部側本体フレームに背ボトムを起倒
可能に設けるだけでなく、脚部側本体フレームにも脚ボ
トムを起倒可能に設け、これら両ボトムを連動駆動する
ことによって、背ボトムが起立動作を行うときに同時に
脚ボトムも寝ている人の膝を持ち上げる位置に移動でき
るようにしたものが考えられている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな構成を採用するにあたって、各々のボトムを別個の
駆動手段によって駆動するようにすると、誤操作によ
り、各々のボトムが勝手な動きをしたときに、利用者に
予期しない姿勢をとらせる恐れがあり、またアクチュエ
ータを個々に設けることによって構造の複雑化、重量増
加及びコスト高を招くという問題もある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記の問題点を解消する
ために、本発明は、両ボトムを機構的に関連づけて基本
的に単一の駆動手段によって同期駆動を行えるように
し、その際に構造の複雑化も極力避け得るようにしたベ
ッドを提供しようとするものである。
【0007】
【発明の実施の形態】そのために、本発明のベッドは、
ベッド本体が、頭部側本体フレーム及び脚部側本体フレ
ームを備え、頭部側本体フレームに背ボトムが、また脚
部側本体フレームに脚ボトムが、それぞれ動作可能に付
帯されて、それら両ボトムが連動機構を介して連動可能
に接続されているものにおいて、前記脚部側本体フレー
ムに、脚ボトムを駆動する駆動手段を設け、この駆動手
段の駆動力を連動機構を介して背ボトムに伝達し得るよ
うに構成していることを特徴とする。
【0008】このような構成のものであれば、背ボトム
と脚ボトムが連動機構を介して機械的に連結されるた
め、制御を的確なものにして誤動作や誤操作の恐れを有
効に低減することができる。しかも、駆動手段が共用化
されるので、軽量化やコストダウンにも資することがで
きる。その上、駆動手段を脚部側本体フレームに設ける
と、重量や構造のバランスがとり易くなる。すなわち、
頭部側本体フレームには、後述するように腹部の圧迫を
避けるために背ボトムに複雑な動きを与える場合がある
など、リンク等が比較的多く組み込まれるのが通例であ
る。したがって、頭部側本体フレームに駆動手段を設け
るよりも、脚部側本体フレームに駆動手段を設けた方
が、機構部品の分散化、ひいては重量の分散化、構造体
としての安定化を図り易いものとなる。
【0009】駆動手段の具体的な実施の態様としては、
脚部側本体フレームに設けた回転部材と、この回転部材
を回転駆動するアクチュエータとを具備し、この回転部
材の回転端側を介して脚ボトムが駆動されるものを挙げ
ることができる。
【0010】このような回転部材が存在すれば、脚ボト
ムに倒れ位置から一旦持ち上がった後再度倒れ位置に向
かう上下動作を好適に行わせることができ、これにより
寝ている人の背を起こすときの位置ずれを有効に防止す
ることができる。
【0011】連動機構の具体的な実施の態様としては、
頭部側本体フレームに設けた回転部材と、この回転部材
の回転端側と前記脚部側本体フレームの回転部材の回転
端側とを連結するリンク部材とを具備し、この頭部側本
体フレームの回転部材の回転端側を介して背ボトムが駆
動されるようにしているものが挙げられる。
【0012】このような回転部材が存在すれば、背ボト
ムに、前記回転部材を介して倒伏位置から次第に脚ボト
ムより離れつつ起立位置に移行する動作を好適に行わせ
ることができるので、動力伝達部材としての役割を兼ね
つつ、寝ている人の背を起こすときの腹部の圧迫感を取
り除く効果を同時に奏させることができる。
【0013】背ボトムと頭部側本体フレームとの間で指
挟み等が生じることを防ぐためには、頭部側本体フレー
ムの回転部材とリンク部材との間に、背ボトムに上向き
荷重が作用することによって回転部材にリンク部材との
拘束を解除して背ボトムを持ち上げる方向に移動する動
作を許容する開放部を設けていることが望ましい。
【0014】このベッドの取扱いの便を有効に向上させ
るためには、頭部側本体フレームと脚部側本体フレーム
とが、分離可能に連結されていることが好ましい。
【0015】
【実施例】以下、本発明の一実施例を、図面を参照して
説明する。
【0016】図1及び図2に示す本実施例のベッドは、
介護用のもので、ベッド本体1を、長手方向の中央部を
境にして頭部側本体フレーム1Aと脚部側本体フレーム
1Bとに分離可能に構成し、それら本体フレーム1A、
1B間を接続することによって展開状態とし、本体フレ
ーム1A、1B同士を図2に示すように分離し、背合わ
せに立て掛けて重ね合わせることによって収納状態とし
得るようにしたものである。
【0017】各本体フレーム1A、1Bは、図1〜図3
に示すように、対をなす縦フレーム部11と横フレーム
部12、13とを平面視枠体状をなすように組み合わせ
て構成したものである。脚部側本体フレーム1Bには、
下向きに開口する切欠状の凹部14aを有するブラケッ
ト14が頭部側本体フレーム1Aに向けて突出させて設
けてあり、対する頭部側本体フレーム1Aには、このブ
ラケット14の凹部14aを掛け止めることのできる凸
部たるピン15が側方に向けて水平に突出させて設けて
ある。そして、両本体フレーム1A、1B同士を図3に
示す如く山折りとなるように突き合わせた状態で、前記
ピン15に上方からブラケット14の凹部14aを係わ
り合わせ、その状態で両本体フレーム1A、1Bを図4
に示すほぼ水平位置にまで降下させることによって、脚
部側本体フレーム1Bのブラケット14の上面14bを
頭部側本体フレーム1Aの横フレーム部12の下面12
aに衝き当てさせ、それ以上の降下を防止して両本体フ
レーム1A、1B間の水平連結姿勢を維持するようにし
ている。
【0018】ところで、図1及び図5に示すように、各
本体フレーム1A、1Bの横フレーム12にはそれぞれ
互いに衝き合う位置の近傍に前記横フレーム部12のカ
バーとしての役割を担う腰ボトム15が固定して設けて
あり、その腰ボトム15の隣接位置に、それぞれ背ボト
ム2或いは脚ボトム3を起倒可能に取り付けている。
【0019】背ボトム2は、枠体状をなすボトム本体2
1の上に板状の床材22を配置して構成されるもので、
反持ち上げ端21a側の端部付近から図5に示すように
ブラケット23を介して迫り出した位置に第1移動点a
を設定するとともに、この第1移動点aよりも持ち上げ
端21b側へ偏位した位置に第2移動点bを設定してい
る。頭部側本体フレーム1Aには、脚部側本体フレーム
1Bとの衝き合わせ端近傍に下向きの突出部16が設け
てあり、第1移動点aと突出部16との間は第1リンク4
1を介して接続され、第2移動点bと頭部側本体フレー
ム1Aの反衝き合わせ端21bの近傍位置との間は第2
リンク42を介して接続されている。そして、前記第1
リンク41を取付軸c回りに回転させて第1移動点aを
持ち上げ端21bに向かって移動させ、また第2リンク
42を取付軸d回りに回転させて第2移動点bをほぼ上
方へ移動させることによって、背ボトム2を図5→図6→
図7のように次第に脚ボトム3から遠ざけつつ起立させ
得るようにしている。
【0020】一方、脚ボトム3は、図1及び図5に示す
ように、膝付近で互いに軸e回りに連結された膝上ボト
ム3A及び膝下ボトム3Bからなる。これら膝上、膝下
ボトム3A、3Bは何れも、枠体状をなすボトム本体3
1の上に板状の床材32を配置して構成されるもので、
図5及び図7に示す倒れ位置で膝上、膝下ボトム3A、
3Bがほぼ面一となり、図6に示す持ち上がり時に膝上
ボトム3Aが反連結端3a1側を取り付けられている取
付軸f回りに回転し、これに伴い膝下ボトム3Bが反連
結端3b1側を前記膝上ボトム3Aの支点である取付軸
fに近づく方向へ移動させて、全体として次第に山折り
状態に変形するように構成されている。
【0021】そして、脚部側本体フレーム1Bに、脚ボ
トム3を駆動する駆動手段5を設け、この駆動手段5の
駆動力を連動機構6を介して背ボトム2に伝達し得るよ
うにしている。
【0022】駆動手段5は、脚部側本体フレーム1Bに
回転可能に設けた回転部材51と、この回転部材51を
回転駆動するアクチュエータ52とを具備するものであ
る。回転部材51は、水平軸51cを介して取り付けら
れたアーム状のもので、直立姿勢を越えて前傾、後傾し
得る動作領域を与えられており、その一方の回転端51
a側をローラ51r等を介して膝上ボトム3Aの下面を
押し上げ得る位置に配置している。また、アクチュエー
タ52は、基端を脚部側本体フレーム1Bの腰ボトム15
付近から垂下させて設けたブラケット17に水平軸52
a1を介して取り付けられたアクチュエータ本体52a
と、このアクチュエータ本体52aに駆動されて伸縮す
るロッド52bとを具備しているもので、このロッド5
2bの先端52b1を前記回転部材51の他方の回転端
51b側に軸51dを介して取り付け、この回転部材5
1を前傾姿勢と後傾姿勢の間で駆動し得るようにしてい
る。
【0023】また、連動機構6は、前記第1リンク41
を本発明の頭部側本体フレーム1Aに設けられる回転部
材として利用するとともに、この第1リンク41の回転
端41a側と前記脚部側本体フレーム1Bの回転部材5
1の回転端51b側との間を平板状のリンク部材61に
よって連結し、このリンク部材61を介して、アクチュ
エータ52の駆動力を背ボトム2に伝達し得るようにし
たものである。リンク部材61の一端61aと回転部材
51の回転端51b側との間は、この実施例の場合、前
述した軸51dを利用して連結されている。また、リン
ク部材61の他端61bと第1リンク41の回転端41
aとの間は、該リンク部材61の他端61b側に設けた
長手方向の長孔61cと、記述した第1リンク41を背
ボトム2に取り付けている第1移動点a上の軸(図示せ
ず)との凹凸の係わり合いによって連結している。すな
わち、この長孔61cと第1移動点aの軸とは、背ボト
ム2に上向き荷重が作用したときに第1リンク41がリ
ンク部材61に対し相対移動して背ボトム2の持ち上げ
方向への移動を許容する本発明の開放部Xを構成してい
る。
【0024】すなわち、アクチュエータ52のロッド5
2bが縮退し、リンク部材6が図中右方向へ移動すると
きは、図5→図6→図7に示すように、回転部材51が
頭部側を前としたときに前傾姿勢から直立姿勢を越えて
後傾姿勢にまで移動し、この結果、脚ボトム3に倒れ位
置から一旦山形に持ち上がった後再度倒れ位置に向かう
上下動作を与えるとともに、第1リンク41が図中右方
向に回転して背ボトム2を倒伏位置から次第に脚ボトム
3から離れつつ起立位置に向かう動作を与えるようにな
っている。逆に、ロッド52が伸長したときは、図7→
図6→図5に示すように上記とは逆の動作を与えるよう
になっている。つまり、背ボトム2が水平位置から起立
位置の間(図6の位置)にあるときに脚ボトム3の山が
最高位に達するように設定してある。
【0025】以上のようにして、本実施例のベッドは、
背ボトム2と脚ボトム3を連動機構6を介し機械的に連
結して同期駆動するようにしているため、各ボトム2、
3を別個に駆動する場合に比べて、同期を的確なものに
でき、これにより誤動作や誤操作の恐れを有効に低減す
ることが可能となる。しかも、駆動手段5が両ボトム
2、3に共用化されるので、別個に駆動手段を設ける場
合に比べてベッド全体の軽量化やコストダウンにも資す
ることができる。その上、この実施例のものは、腹部の
圧迫を避けるために背ボトム2に反脚ボトム側に遠ざけ
ながら起立させる動作を与えており、そのためにリンク
41、42などが頭部側本体フレーム1Aに組み込まれ
て構成されているが、駆動手段5を脚部側本体フレーム
1Bに設けているので、頭部側本体フレーム1Aとの間
で機構部品の分散化、ひいては構造の平易化、重量の分
散化、構造体としての安定化を的確に図れたものになっ
ているものである。
【0026】特に、この実施例の駆動手段5は、脚部側
本体フレーム1Bに設けた回転部材51と、この回転部
材51をロッド52aの伸縮によって回転駆動するアク
チュエータ52とを具備し、この回転部材51の一方の
回転端51a側において脚ボトム3を駆動するようにし
ているので、極力少ない部品点数で脚ボトム3の有効な
駆動を行わせることができ、その上、この回転部材51
の直立姿勢を越えた前傾、後傾動作を利用して、脚ボト
ム3の複雑な上下動作をも有効に実現することができる
ので、複雑なリンク機構等を不要にすることができる。
【0027】また、連動機構6を、頭部側本体フレーム
1Aに設けた回転部材たる第1リンク41と、この第1リ
ンク41の回転端41a側と前記脚部側本体フレーム1
Bの回転部材51の回転端51b側とを連結するリンク
部材61とを具備し、頭部側本体フレーム1Aの第1リ
ンク41の回転端41a側を介して背ボトム2を駆動す
るようにしているため、簡素な構成によって連動状態を
有効に実現することができる上に、両本体フレーム1
A、1B間の連結若しくは連結解除の際にリンク部材6
1の着脱のみを行えば済むように構成することができる
ので、組立、分解の便も有効に向上させることができ
る。
【0028】また、このような第1リンク41は、回転
部材51からリンク部材61を介して動力伝達を受ける
ときに好適な動力伝達部材となるだけでなく、背ボトム
2に倒伏位置から次第に脚ボトム3より離れつつ起立位
置に移行する動作を与える上でも好都合であるので、こ
の第1リンク41は、両ボトム2、3間の適切な連動状
態の確保と、背ボトム2の動作を通じてベッド使用者の
腹部圧迫感を解消することによる良好な使い勝手の確保
とを両立させる上で極めて有用なものとなり得る。
【0029】さらに、頭部側本体フレーム1Aの第1リ
ンク41とリンク部材61との間に、背ボトム2に上向
き荷重が作用することによって第1リンク41にリンク
部材61との拘束を解除して背ボトム61を持ち上げる
方向に移動する動作を許容する開放部Xを設けているの
で、背ボトム2と頭部側本体フレーム1Aとの間で指挟
み等が生じることを防いで安全性を有効に向上させるこ
とが可能となる。
【0030】加えて、この実施例のベッドは、上記のよ
うに両ボトム2、3が連動するものでありながら、本体
フレーム1A、1B間を選択的に連結、分離可能として
いるため、このベッドの保管、移送時等における取扱い
の便を有効に向上させることが可能となる。
【0031】なお、各部の具体的な構成は、上述した実
施例のみに限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸
脱しない範囲で種々変形が可能である。
【0032】
【発明の効果】本発明は、以上説明したような形態で実
施され、以下に記載される効果を奏する。
【0033】すなわち、本発明のベッドは、頭部側本体
フレームに設けた背ボトムと脚部側本体フレームに設け
た脚ボトムとが連動機構を介して連動可能に接続されて
いるものにおいて、脚部側本体フレームに、脚ボトムを
駆動する駆動手段を設け、この駆動手段の駆動力を連動
機構を介して背ボトムに伝達し得るようにしたものであ
る。
【0034】このため、背ボトム及び脚ボトムの連動状
態を確実なものにして信頼性を有効に向上させることが
でき、また、機構部品をベッド全体に好適に分散して重
量や組込スペース等の面でバランスのとれた安定度の高
いベッドを提供することができる。
【0035】特に、駆動手段を、脚部側本体フレームに
回転部材を設け、この回転部材をアクチュエータで回転
駆動して回転部材の回転端側を介して脚ボトムを駆動す
るように構成しておけば、簡素な構造を通じて脚ボトム
に所要の動作を有効に付与することができる。したがっ
て、脚ボトムが倒れ位置から一旦持ち上がった後再度倒
れ位置に向かう上下動作を付与する場合にも極めて有用
なものとなり得る。
【0036】連動機構を、頭部側本体フレームに回転部
材を設け、この回転部材の回転端側と前記脚部側本体フ
レームの回転部材の回転端側とをリンク部材を介して連
結することによって構成しておけば、簡素な構成によっ
て連動状態を実現することができる上に、両本体フレー
ム間の連結若しくは連結解除の際の組立、分解の便も有
効に向上させることができる。
【0037】また、このような回転部材は、アクチュエ
ータの動力を背ボトムに伝える際の動力伝達部材となる
だけでなく、背ボトムに倒伏位置から次第に脚ボトムよ
り離れつつ起立位置に移行する動作を与える際にも有効
に利用することができ、これにより構造の複雑化を極力
招くことなく、使用者の腹部の圧迫感を解消して使い勝
手に優れたベッドを構成することができる。
【0038】さらに、頭部側本体フレームの回転部材と
リンク部材との間に拘束連鎖を解除する開放部を設けて
おけば、背ボトムと頭部側本体フレームとの間で指等が
機械的に挟みつけられることを防止することができるの
で、このベッドの安全性を有効に向上させることが可能
となる。
【0039】本発明は、以上のような構成であるから、
特に頭部側本体フレームと脚部側本体フレームとを分離
可能として取扱いの便の向上を図っているベッドにおい
て極めて有用なものとなり得る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を一部省略して示す斜視図。
【図2】同実施例の分解斜視図。
【図3】同実施例の連動機構部分を示す模式的な側断面
図。
【図4】図4に対応した作用説明図。
【図5】同実施例の縦断面図。
【図6】図5に対応させてベッドの機能を示す作用説明
図。
【図7】図5に対応させてベッドの機能を示す作用説明
図。
【符号の説明】
1…ベッド本体 1A…頭部側本体フレーム 1B…脚部側本体フレーム 2…背ボトム 3…脚ボトム 5…駆動手段 6…連動機構 41…回転部材(第1リンク) 41a…回転端 51…回転部材 51b…回転端 52…アクチュエータ 61…リンク部材 X…開放部

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ベッド本体が、頭部側本体フレーム及び脚
    部側本体フレームを備え、頭部側本体フレームに背ボト
    ムが、また脚部側本体フレームに脚ボトムが、それぞれ
    動作可能に付帯されて、それら両ボトムが連動機構を介
    して連動可能に接続されているものであって、 前記脚部側本体フレームに、脚ボトムを駆動する駆動手
    段を設け、この駆動手段の駆動力を連動機構を介して背
    ボトムに伝達し得るように構成していることを特徴とす
    るベッド。
  2. 【請求項2】駆動手段が、脚部側本体フレームに設けた
    回転部材と、この回転部材を回転駆動するアクチュエー
    タとを具備し、この回転部材の回転端側を介して脚ボト
    ムが駆動されることを特徴とする請求項1記載のベッ
    ド。
  3. 【請求項3】脚ボトムは、背ボトムが倒伏位置から起立
    位置に移行する間に倒れ位置から一旦持ち上がった後再
    度倒れ位置に向かう上下動作を行うものであることを特
    徴請求項2記載のベッド。
  4. 【請求項4】連動機構が、頭部側本体フレームに設けた
    回転部材と、この回転部材の回転端側と前記脚部側本体
    フレームの回転部材の回転端側とを連結するリンク部材
    とを具備し、この頭部側本体フレームの回転部材の回転
    端側を介して背ボトムが駆動されることを特徴とする請
    求項2又は3記載のベッド。
  5. 【請求項5】背ボトムが、前記回転部材を介して倒伏位
    置から次第に脚ボトムより離れつつ起立位置に移行する
    動作を与えられてることを特徴とする請求項4記載のベ
    ッド。
  6. 【請求項6】頭部側本体フレームの回転部材とリンク部
    材との間に、背ボトムに上向き荷重が作用することによ
    って回転部材にリンク部材との拘束を解除して背ボトム
    を持ち上げる方向に移動する動作を許容する開放部を設
    けていることを特徴とする請求項4又は5記載のベッ
    ド。
  7. 【請求項7】頭部側本体フレームと脚部側本体フレーム
    とが、分離可能に連結されていることを特徴とする請求
    項1、2、3、4、5又は6記載のベッド。
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