JP2001339863A - 二次電池の残容量の演算方法 - Google Patents

二次電池の残容量の演算方法

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JP2001339863A
JP2001339863A JP2000159917A JP2000159917A JP2001339863A JP 2001339863 A JP2001339863 A JP 2001339863A JP 2000159917 A JP2000159917 A JP 2000159917A JP 2000159917 A JP2000159917 A JP 2000159917A JP 2001339863 A JP2001339863 A JP 2001339863A
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Eiichiro Hashimoto
栄一郎 橋本
Toru Mizuta
徹 水田
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Sanyo Electric Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 充電効率があらかじめ記憶している値からず
れても、正確に残容量を演算する。 【解決手段】 二次電池の残容量を演算する方法は、電
池を満充電して、あるいは、電池温度と放電電流と電池
電圧から実測残容量を検出し、充放電電流と充電効率の
積を積算して演算残容量を検出し、検出した実測残容量
と演算残容量を比較する。演算残容量が実測残容量より
も大きいときには、その差に相当して充電効率を低下
し、演算残容量が実測残容量よりも小さいときは、その
差に相当して充電効率を増加する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は電池の充放電から残
容量を演算する方法に関する。
【0002】
【従来の技術】充放電される二次電池は、充放電する電
流値を積算して残容量を演算できる。この方法は、充電
電流と充電効率の積の積算値を残容量に加算し、放電電
流の積算値を減算して残容量を演算する。充電効率は、
充電する電池の温度と残容量で変化する。温度が高くな
ると充電効率は低下する。残容量はほぼ50%で充電効
率が最大となり、残容量が0または100%に近付くと
充電効率が低下する。充放電の電流から残容量を正確に
演算するために、温度と残容量で充電効率を最適な値に
変更している。表1は、ニッケル−水素電池の温度と残
容量に対する充電効率を示すテーブルである。このテー
ブルの充電効率は、電池の残容量を演算する回路のメモ
リに記憶される。演算回路は、電池の温度と残容量をパ
ラメターとして、テーブルとして記憶している充電効率
を特定し、特定された充電効率から残容量を演算する。
【0003】
【表1】
【0004】
【発明が解決しようとする課題】温度や残容量で充電効
率を最適値に特定して残容量を演算する方法は、比較的
正確に残容量を演算できる。しかしながら、このテーブ
ルに記載される充電効率と、実際の電池の充電効率を、
常に完全に一致させることは極めて難しい。充電効率の
誤差を皆無にはできないので、充放電する電流を積算し
て残容量を演算するとき、誤差が累積されて正確に残容
量を演算するのが難しくなる。原理的には、充電効率を
より正確な値としてテーブルに記憶させて、残容量の累
積誤差を少なくできる。ただ実際には、充電効率をさら
に正確な値とすることは極めて難しい。それは、温度や
残容量のみでなく、他のパラメター、たとえば充電電流
や劣化の程度等によっても、充電効率が変化するからで
ある。したがって、充電効率を誤差なく正確にテーブル
として記憶することは、実際にはほとんど不可能であ
る。
【0005】本発明は、充電効率があらかじめ記憶して
いる値からずれても、正確に残容量を演算できる二次電
池の残容量の演算方法を提供することを目的に開発され
たものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1の演算
方法は、二次電池の充電電流と充電効率の積を積算し
て、電池の残容量を演算するもので、電池を満充電して
実測残容量を検出し、充放電電流と充電効率の積を積算
して演算残容量を検出する。本明細書において「演算残
容量」は、充電電流と放電電流を演算して算出した残容
量を意味する。ただ、演算された演算残容量は、必ずし
もバッテリー本来の正確な残容量とは一致しない。バッ
テリー本来の残容量を特定の条件で検出した値が「実測
残容量」である。実測残容量は、たとえば、バッテリー
を満充電するときに正確に検出できる。満充電されたバ
ッテリーの実測残容量は100%である。したがって、
バッテリーを満充電して実測残容量を検出し、検出した
実測残容量を演算した演算残容量に比較する。演算残容
量が実測残容量よりも大きいときには、その差に相当し
て充電効率を低下させる。演算残容量が実測残容量より
も小さいときは、その差に相当して充電効率を増加す
る。たとえば、演算残容量が101%で、実測残容量が
100%であるときは充電効率を1%少なく補正し、演
算残容量が99%で実測残容量が100%であるときに
は、充電効率を1%増加するように補正して、その後の
演算残容量を演算する。
【0007】本発明の請求項2の残容量の演算方法は、
電池温度と放電電流と電池電圧から実測残容量を検出す
る。特定の実測残容量、たとえば、残容量が0%、20
%、80%となるときの電池温度と放電電流と電池電圧
を、あらかじめ測定してメモリに記憶しておく。電池温
度と放電電流と電池電圧がメモリに記憶される値になる
と、メモリの記憶値から実測残容量を検出する。さら
に、充放電電流と充電効率の積を積算して演算残容量を
検出する。検出した実測残容量と演算残容量を比較す
る。演算残容量が実測残容量よりも大きいときには、そ
の差に相当して充電効率を低下する。演算残容量が実測
残容量よりも小さいときは、その差に相当して充電効率
を増加する。この方法は、温度と放電電流と電池電圧に
対する残容量をテーブルとして記憶して、温度と放電電
流と電池電圧をテーブルの記憶値に比較して実測残容量
を検出することができる。
【0008】本発明の請求項1または請求項2の二次電
池の残容量の演算方法は、電池の残容量と温度に対する
充電効率をテーブルとして記憶して、演算残容量と実測
残容量の差で、テーブルとして記憶される全体の充電効
率を増減することができる。
【0009】また、本発明の請求項1または2の残容量
の演算方法は、電池の残容量と温度に対する充電効率を
関数として記憶することができる。演算残容量と実測残
容量の差で、関数として記憶される充電効率を増減す
る。
【0010】本発明の請求項1の演算方法は、電池電圧
がピーク電圧となり、あるいはピーク電圧からΔV低下
するまで充電して電池を満充電して実測残容量を検出す
ることができる。また、電池温度が設定温度になり、あ
るいは、電池温度が上昇する温度勾配が設定値になるま
で充電して電池を満充電して実測残容量を検出すること
ができる。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施例を図面に基
づいて説明する。ただし、以下に示す実施例は、本発明
の技術思想を具体化するための電池の残容量の演算方法
を例示するものであって、本発明は残容量の演算方法を
以下のものに特定しない。
【0012】図1は、本発明の残容量の演算方法を実施
する回路図である。この図は、ハイブリッドカーや電気
自動車に搭載されて自動車を走行させる走行制御回路5
のブロック図である。ハイブリッドカーは、エンジンで
発電機を駆動して電池群を充電する機構を搭載してい
る。電気自動車は、エンジンを搭載しないので、回生制
動するときにのみモーターや発電機で発電して電池群を
充電する。
【0013】この図に示す走行制御回路5は、自動車を
走行させるモーター2に電力を供給するバッテリー1
と、このバッテリー1とモーター2および発電機3との
間に接続しているインバータ4と、バッテリー1の残容
量を演算してインバータ4を制御する制御回路5と、バ
ッテリー1の温度が高くなると冷却する冷却機構6とを
備えている。制御回路5は、バッテリー1の残容量を演
算する容量検知部5Aと、残容量をパラメターとしてイ
ンバータ4を制御してバッテリー1の充放電を制御する
充放電制御部5Bとを備える。冷却機構6は、バッテリ
ー1に冷却空気を送風するファン7と、このファン7を
回転させる電圧にバッテリー電圧を降圧するダウンコン
バータ8と、ダウンコンバータ8を制御するファンコン
トローラー9とを備える。
【0014】バッテリー1は、直列または並列に接続し
ている複数のモジュール電池を備える。モジュール電池
は、複数の二次電池を直列または並列に接続している。
二次電池は、ニッケル−水素電池、ニッケル−カドミウ
ム電池、リチウムイオン二次電池等の充電できる電池で
ある。
【0015】モジュール電池は、電池温度を検出する温
度センサー(図示せず)を電池の表面に固定している。
温度センサーは、制御回路5の容量検知部5Aに電池の
温度信号を出力する。容量検知部5Aは、温度センサー
から入力される信号から、電池が満充電されたかどうか
を判別する。温度センサーは、モジュール電池を構成し
ている全ての電池の表面に固定され、あるいは、いずれ
かの電池の表面に固定される。複数の温度センサーは互
いに直列に接続される。直列に接続された複数の温度セ
ンサーは、バッテリー全体の温度を検出する信号を容量
検知部5Aに出力する。ただ、各々の温度センサーから
独立して、温度信号を容量検知部5Aに出力することも
できる。複数の温度信号が入力される容量検知部5A
は、入力される温度を平均し、あるいは、いずれかの温
度信号を優先して、バッテリー温度を検出する。
【0016】温度センサーは、温度で電気抵抗が変化す
る素子であるPTC、サーミスタ、バリスタ等が使用で
きる。PTCは、電池温度が設定温度よりも高くなると
電気抵抗が急激に増加するので、電池の温度が設定温度
になる温度領域において、温度変化を正確に検出でき
る。温度センサーに使用できるサーミスタやバリスタ
は、全ての温度範囲において、リニアに近い状態で電気
抵抗が変化する。したがって、これ等の温度センサーを
使用すると、広い温度範囲において、電池の温度変化を
正確に検出できる。
【0017】インバータ4は、バッテリー1の充電電流
と充放電を制御する。インバータ4は、制御回路5の充
放電制御部5Bに制御されて、バッテリー1を充放電す
る電流を制御する。インバータ4が、バッテリー1の放
電電流を大きくすると、モーター2の出力が大きくな
り、自動車を走行させる馬力が増加する。自動車が回生
制動するとき、インバータ4は、モーター2を発電機と
し、あるいは、モーター2と別に設けられた発電機3が
バッテリー1が充電する電流を制御する。充電電流を大
きくすると自動車の制動力が大きくなる。発電機3の回
転トルクが充電電流に比例して大きくなるからである。
【0018】充放電制御部5Bは、バッテリー1の残容
量が設定された範囲となるようにインバータ4を制御し
て、バッテリー1の充放電電流を制御する。充放電制御
部5Bは、自動車を加速する信号が入力されると、バッ
テリー1の放電電流を増加させる。自動車を制動する信
号が入力されると、バッテリー1の充電電流を増加させ
る。ただ、充放電制御部5Bは、バッテリー1の残容量
が設定された範囲となるように、インバータ4を制御す
る。ハイブリッドカーはエンジンで回転される発電機3
を搭載しているので、バッテリー1の残容量が設定値よ
りも少なくなると、エンジンで発電機3を駆動してバッ
テリー1を充電する。充放電制御部5Bは、容量検知部
5Aからバッテリー1の残容量が設定値よりも少なくな
ったことを示す信号が入力されると、インバータ4を制
御してバッテリー1を充電する。
【0019】容量検知部5Aは、バッテリー1を充放電
させる電流を積算してバッテリー1の残容量を演算す
る。充電するときに残容量を増加させて、放電すると減
少させる。充電時の増加量は、充電電流と充電効率の積
を積算した値とし、放電時の減少量は、放電電流の積算
値となる。ただ、充放電電流の積算値から演算されたバ
ッテリー1の演算残容量は、必ずしもバッテリー1の本
来の残容量とは正確には一致しない。充電効率が、バッ
テリー1を充電する状態によって大幅に変動するからで
ある。演算残容量をより正確に演算するために、容量検
知部5Aは、バッテリー1が特定の状態になるときに実
測残容量を検出して、演算残容量と充電効率を補正す
る。
【0020】充電効率は、検出された実測残容量を演算
残容量に比較して補正される。演算に使用する充電効率
が、実際にバッテリー1を充電するときの値よりも大き
いとき、演算された演算残容量は実測残容量よりも大き
くなる。反対に、演算に使用する充電効率が、実際にバ
ッテリー1を充電するときの値よりも小さいとき、演算
された演算残容量は実測残容量よりも小さくなる。演算
に使用する充電効率が、実際の値に等しいとき、演算残
容量は実測残容量に等しくなる。したがって、演算残容
量を実測残容量に比較して充電効率を補正できる。
【0021】実測残容量は、残容量を特定の値とすると
き、たとえば、100%、0%、20%、80%とする
状態で検出される。バッテリー1を満充電して、実測残
容量が100%になったことを検出できる。バッテリー
1の満充電は、ニッケル−水素電池とニッケル−カドミ
ウム電池においては、バッテリー1のピーク電圧、また
は、ピーク電圧からΔV低下することで検出できる。リ
チウムイオン二次電池においては、電池電圧で満充電を
検出できる。また、電池の種類を問わず、電池温度を設
定温度に比較し、あるいは、電池温度が上昇する勾配を
設定値に比較して満充電を検出することもできる。
【0022】実測残容量が、0%、20%、80%にな
ったことは、電池温度と放電電流と電池電圧に基づいて
検出する。特定の残容量になったことを検出するため
に、容量検知部5Aは、たとえば、表2ないし表4に示
すように、温度と放電電流と電池電圧に対する特定残容
量のテーブルをメモリに記憶している。電池の温度と放
電電流と電池電圧を検出し、検出した値に基づいて、テ
ーブルの記憶値からバッテリー1の実測残容量が特定の
値になったことを判定する。これらの表に示すテーブル
は、バッテリー1として、ニッケル−水素電池12セル
を直列に接続したものを使用している。
【0023】
【表2】
【0024】
【表3】
【0025】
【表4】
【0026】容量検知部5Aがテーブルの記憶値から実
測残容量を検出するフローチャートを図2に示す。この
フローチャートは以下のステップで実測残容量を検出す
る。 [n=1のステップ]バッテリー1の放電電流を検出す
る。 [n=2のステップ]バッテリー1の電圧を検出する。 [n=3のステップ]バッテリー1の温度を検出する。 [n=4のステップ]検出した電流と電圧をパラメター
として、バッテリー1の残容量がテーブルに記憶される
実測残容量であるかどうかを判定する。バッテリー1の
実測残容量が特定の残容量でないとき、n=1のステッ
プにジャンプする。 [n=5のステップ]検出した電流と電圧と温度から、
バッテリー1の残容量が特定の残容量であるとき、バッ
テリー1の実測残容量を特定の残容量として検出する。
【0027】容量検知部5Aは、図3のフローチャート
で演算残容量を演算する。 [n=1のステップ]バッテリー1に流れる電流(I)
が+かどうか、すなわち電流(I)の方向で充電と放電
を識別する。 [n=2のステップ]バッテリー1の電流(I)が+で
放電していると、このステップにおいて、放電電流
(I)を時間(t)で積分した放電容量を、残容量から
減算する。このステップにおける残容量の単位はAhで
ある。 [n=3のステップ]バッテリー1の電流(I)が−で
充電していると判定されると、このステップにおいて、
充電電流(I)と充電効率(η)の積を時間(t)で積
分した充電容量を、残容量にプラスする。充電効率
(η)は、残容量と電池温度によって変化する。したが
って、容量検知部5Aは、残容量と電池温度に対する充
電効率(η)を、表1のテーブルのように記憶してお
り、充電しているときの電池の残容量と温度から最適な
充電効率(η)を選択して、充電容量を演算する。ただ
し、容量検知部5Aは、表1のテーブルではなくて、残
容量と電池温度に対する充電効率を関数として記憶し、
残容量と温度から充電効率を特定することもできる。こ
のステップにおける式において、電流(I)は−である
ので、式においては残容量から充電容量を減算している
が、実際には+される。このステップにおける残容量も
Ahである。 [n=4のステップ]残容量/総充電容量を算出し、こ
れに100を掛けて、総充電容量に対する残容量、すな
わち相対残容量を算出する。ここで演算された演算残容
量は相対残容量であるから単位は%となる。
【0028】バッテリー1は、充電と放電とが繰り返さ
れるので、図3のフローチャートを、所定の周期で繰り
返して、容量検知部5Aが残容量を演算する。容量検知
部5Aがバッテリー1の残容量を演算する周期は、電流
の変化する時間を考慮して最適値とする。たとえば、自
動車のバッテリー1の残容量を演算する容量検知部5A
は、1msec〜1sec、好ましくは10msec〜
500msec、さらに好ましくは50msec〜50
0msecの周期で、図3のフローチャートを繰り返し
て残容量を演算する。残容量を検出する周期を短くし
て、残容量をより正確に検出でき、反対に周期を長くす
ると、容量検知部に処理速度の遅い演算素子を使用でき
る。
【0029】容量検知部5Aは、電池の残容量が特定の
値になって、実測残容量が検出されたときに、検出され
た実測残容量を演算残容量に比較し、演算残容量と実測
残容量の差で充電効率を補正する。充電効率は、図4に
示すフローチャートで、以下のステップで補正される。 [n=1のステップ]実測残容量(X%)を検出する。
実測残容量が検出できないときは、最後のステップにジ
ャンプして充電効率を補正しない。バッテリー1は、特
定の残容量のときにかぎって、実測残容量(X%)を検
出できるので、実測残容量を検出できないときは、最後
のステップにジャンプする。 [n=2のステップ]実測残容量(X%)が検出される
と、実測残容量(X%)が0かどうかを判定し、実測残
容量(X%)が0であると、n=4のステップにジャン
プして、演算残容量を0%とする。 [n=3のステップ]検出された実測残容量(X%)が
0でないと、このステップで充電効率(η)を補正す
る。充電効率(η)は、図に示す式で補正される。この
式は、たとえば、検出された実測残容量(X%)が10
0%で、演算残容量が101%であると、充電効率
(η)の値を1%下げる。たとえば、容量検知部5Aが
表1に示す充電効率をテーブルとして記憶していると
き、表5に示すように、充電効率を1%少なくなるよう
に補正し、以後、この充電効率(η)で演算残容量を演
算する。 [n=4のステップ]充電効率(η)を補正した後、演
算された演算残容量を検出した実測残容量(X%)に補
正する。実測残容量(X%)は、演算残容量に比較して
実際のバッテリー1の正しい残容量に近いので、演算残
容量を実測残容量(X%)に補正する。
【0030】
【表5】
【0031】容量検知部5Aは、バッテリー1の残容量
が実測残容量(X%)を検出できる値になるごとに、図
4のフローチャートで充電効率(η)と演算残容量とを
正しく補正する。
【0032】
【発明の効果】本発明の二次電池の残容量の演算方法
は、充電効率があらかじめ記憶している値からずれて
も、正確に残容量を演算できる特長がある。それは、本
発明の二次電池の残容量の演算方法が、電池を満充電し
て、あるいは、電池温度と放電電流と電池電圧から実測
残容量を検出すると共に、充放電電流と充電効率の積を
積算して演算残容量を検出しており、検出した実測残容
量と演算残容量を比較し、演算残容量が実測残容量より
も大きいときには、その差に相当して充電効率を低下
し、演算残容量が実測残容量よりも小さいときは、その
差に相当して充電効率を増加しているからである。本発
明の残容量の演算方法は、検出した実測残容量と演算残
容量を比較して、これらの差で充電効率を補正するの
で、極めて簡単に充電効率を正確な値として、残容量を
正確に演算できる。
【0033】さらに、本発明の請求項3の残容量の演算
方法は、温度と放電電流と電池電圧に対する残容量をテ
ーブルとして記憶しているので、このテーブルの記憶値
に基づいて、極めて簡単に実測残容量を検出できる。
【0034】さらに、本発明の請求項4の残容量の演算
方法は、電池の残容量と温度に対する充電効率をテーブ
ルとして記憶しているので、演算残容量と実測残容量の
差で、テーブルとして記憶される全体の充電効率を増減
して、極めて簡単に充電効率を正確な値にできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例の残容量の演算方法を実施する
回路を示すブロック図
【図2】容量検知部が実測残容量を検出する工程を示す
フローチャート図
【図3】容量検知部が演算残容量を演算する工程を示す
フローチャート図
【図4】容量検知部が充電効率を補正する工程を示すフ
ローチャート図
【符号の説明】
1…バッテリー 2…モーター 3…発電機 4…インバータ 5…制御回路 5A…容量検知部 5
B…充放電制御部 6…冷却機構 7…ファン 8…ダウンコンバータ 9…ファンコントローラー
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2G016 CA03 CB12 CB22 CB32 CC01 CC03 CC04 CC13 CC27 CC28 5G003 AA07 BA01 CA17 DA07 EA05 FA06 GB06 GC05 5H030 AA00 AA10 AS08 FF22 FF42 FF43 FF44

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 充電電流と充電効率の積を積算して、電
    池の残容量を演算する方法において、 電池を満充電して実測残容量を検出し、充放電電流と充
    電効率の積を積算して演算残容量を検出し、検出した実
    測残容量と演算残容量を比較し、 演算残容量が実測残容量よりも大きいときには、その差
    に相当して充電効率を低下し、演算残容量が実測残容量
    よりも小さいときは、その差に相当して充電効率を増加
    することを特徴とする二次電池の残容量の算出方法。
  2. 【請求項2】 充電電流と充電効率の積を積算して、電
    池の残容量を演算する方法において、 電池温度と放電電流と電池電圧から実測残容量を検出
    し、充放電電流と充電効率の積を積算して演算残容量を
    検出し、検出した実測残容量と演算残容量を比較し、 演算残容量が実測残容量よりも大きいときには、その差
    に相当して充電効率を低下し、演算残容量が実測残容量
    よりも小さいときは、その差に相当して充電効率を増加
    することを特徴とする二次電池の残容量の算出方法。
  3. 【請求項3】 温度と放電電流と電池電圧に対する残容
    量をテーブルとして記憶しており、テーブルの記憶値に
    も基づいて、検出した温度と放電電流と電池電圧から実
    測残容量を検出する請求項2に記載される二次電池の残
    容量の演算方法。
  4. 【請求項4】 電池の残容量と温度に対する充電効率を
    テーブルとして記憶しており、演算残容量と実測残容量
    の差で、テーブルとして記憶される全体の充電効率を増
    減する請求項1または2に記載される二次電池の残容量
    の演算方法。
  5. 【請求項5】 電池の残容量と温度に対する充電効率を
    関数として記憶しており、演算残容量と実測残容量の差
    で関数として記憶される充電効率を増減する請求項1ま
    たは2に記載される二次電池の残容量の演算方法。
  6. 【請求項6】 電池電圧がピーク電圧となり、あるいは
    ピーク電圧からΔV低下するまで充電して電池を満充電
    して実測残容量を検出する請求項1に記載される二次電
    池の残容量の演算方法。
  7. 【請求項7】 電池温度が設定温度になり、あるいは、
    電池温度が上昇する温度勾配が設定値になるまで充電し
    て電池を満充電して実測残容量を検出する請求項1に記
    載される二次電池の残容量の演算方法。
JP2000159917A 2000-05-30 2000-05-30 二次電池の残容量の演算方法 Pending JP2001339863A (ja)

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